特定非営利活動法人 岡山NPOセンター
一、自己紹介
二、財団設立への流れ
三、財団設立までの背景
本日お話しさせていただく内容
こんにちは。
石原達也と申します。
NPO法人岡山NPOセンターにて、
今年度より事業担当のプログラムオフィ
サーをさせていただいております。
学生時代に学生だけのNPO法人を設立して本格的に
「NPO業界」入りしてから、はや十一年。
大学ボランティアセンターにおいてのキャリアから数
えるとNPO支援歴も十年となりました。
熱しやすく冷めにくい魔法瓶的な性格の岡山生まれ
双子座AB型でわさびアレルギーの三十五歳独身で
す。
また、鳥取にてNPO法人遠足計画の代表
もさせていただいており、NPOの広報支
援や子どもの遊び場、コミュニティカフェ
等の事業に取り組んでおります。
先日、縁あって雑誌「ソトコト」の特集にて紹介いた
だきました。
なんで
ボランティアやNPOって、
特別な感じなのか。
なんで良いことなのに、避けられているのか?
お金の問題?時間の問題?人の問題?
少数派のまま、少数派のことにしている問題
社会課題に
向かえば向かうほど、
社会と遠く離れていく。
どんなイイコトも、
知らなければ、
ないのと同じ。
私たちは、何のためにコミュニケーションするのか
社会課題も知らなければ、ないのと同じ
NPOが活躍する社会より、
NPOがいなくても幸せな社会に。
ミッション「豊かな市民社会の実現」
NPO法成立を実現するべく、県内の市民団体が結集し、
1998年前身団体設立。完全な民間組織。
NPOの事務・経営支援(有償自主サービス:相談、講座、代行)、
寄付基金の運営(サポート基金、ろうきん)、政策提言・調査事業、
CSR支援、協働支援、SB/CB支援、中山間支援 etc.
年間事業規模約60,000千円(平時30,000千円)職員11名(平時6名)
これからのよのなか。
前拙
-81,236
これからの
人口。
1990年
2010年
2035年
2020年の岡山県、人口 約186万人。(2010年→2020年)
こども 約27万→約21万人働く人 約119万→約108万高齢者 約49万→約57万
岡山県各市町村の65歳以上の高齢者全体の免許保有率(岡山県警2011年12月/2010年国勢調査発表人口)
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
岡山県男女別65歳以上の高齢者の免許保有率(岡山県警2011年12月/2010年国勢調査発表人口)
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
男
女
岡山県男女別65歳以上の高齢者の免許保有率(岡山県警2011年12月/2010年国勢調査発表人口)
[
女性]
65歳以上免許保有率
[男性] 65歳以上免許保有率
A.お金を払って買い物を頼む。助けられながら暮らしてい
く?
B.商店がある街に移って暮らしていく ?
問い①
-1,766億円
これからの
お金。
高齢者と子どもの予算(岡山県)
29,277,020 26,563,630 24,377,810
62,568,420
75,612,370
61,822,140
0
10,000,000
20,000,000
30,000,000
40,000,000
50,000,000
60,000,000
70,000,000
80,000,000
H22 H23 H24
岡山県当初予算推移
子ども関連(千円) 高齢者関連(千円)
トマト銀行さんの預金と貸出
預金943億増 貸出金490億増 貸出/預金-3%
7,940 8,070 8,225 8,883
6,278 6,291 6,320 6,768
0
1,000
2,000
3,000
4,000
5,000
6,000
7,000
8,000
9,000
10,000
H20 H21 H22 H23
トマト銀行
預金(億円) 貸出金(億円)
中国銀行さんの預金と貸出
預金2634億増 貸出金66億減 貸出/預金-3%
50,515 51,661 52,247 53,149
34,339 33,459 33,234 34,273
0
10,000
20,000
30,000
40,000
50,000
60,000
H20 H21 H22 H23
中国銀行
預金(億円) 貸出金(億円)
小学校の耐震工事に1億円必要です。しかし、全校生徒は5人。
A.公共事業で工事しますか?
B.寄付をしますか?
C.工事をしませんか?
問い②
30.8%
これからの
生活。
お金を得るため 48.2%社会の一員 15.5%才能を発揮する 9.4%生きがいを 22.6%
Q.働く目的は何か?
(国民生活に関する世論調査・平成23年10月)
※前回比較「お金を得るために働く」低下(51.6%→48.2%)「生きがいをみつける」 上昇(20.0%→22.6%)
性別で見ると,「これからは心の豊かさ」・・・女性の割合が高い「まだ物の豊かさ」・・・男性の割合が高い
心の豊かさ 61.4%まだ物の豊かさ 31.0%
Q.これからは心の豊かさか,まだ物の豊かさか?
(国民生活に関する世論調査・平成23年10月)
※前回比較「同じようなもの」低下(62.4%→57.7%)「悪くなっていく」上昇(26.7%→30.8%)
良くなっていく 8.7%同じようなもの 57.7%悪くなっていく 30.8%
Q.生活は、これから先どうなっていくと思うか?
(国民生活に関する世論調査・平成23年10月)
これからの社会の不安・課題、私達はこれまでと同じでよいのでしょうか?
A. 今まで通りNPOの支援。
B. NPOの枠を超える。
問い③
*人口減少。少子多老。*税収減。社会保障費増。*インフラ補修増。*多様な仕事→暮らし→課題
→NPOはその解決に挑めるか
※「持続可能性」(サスティナビリティ Sustainability)
私のくらしは将来も、今のまま持続できるのか?経済も資源も増えることが前提の社会からの脱却。
人口構造が変化し、働く人が少なくなる…経済の持続
住む人がなくなり、コミュニティが崩壊する…集落の持続
観る人や演じる人がなく、忘れられていく…文化の持続
地域の課題解決は誰のために、誰がするのか?
地域づくりは、行政だけ・NPOだけの問題ではない。そもそも、行政やNPOだけでできることは、本当にどれだけあるのか?
「じぶんたちの暮らし」を守るため。続けるため。誰かがやってくれる? きっとどうにかなる? じぶんだけは大丈夫?
周りに問題はない? 困っている人なんていない?
5年後、10年後を考えた「事業計画」は?
中間支援組織は、どことどこの中間にいるのか?
NPOの取り組みが起こる場所• 認知と平準化がすすまないため行政制度でカバーできず、
• 収益が見込めないので企業も参入しない。
行政サービスの
範囲・射程
企業の商品・サービス
社会課題
NPOの活躍範囲
課題があるから
活動がある。
組織のために、活動はあるのではない。
活動のために、活動はあるのではない。
社会のステージを変え、
つながりで
解決を実現する社会に。
課題を明らかにし、足りないものと資源を把握し、
解決のためのつながりをデザインする。
誰もが課題解決に関わる当事者社会に!
社会の後押し=市民公益税制
認定NPO法人、公益法人への寄付が税額控除になる。最大4割。
意欲ある若手で勉強会
世の中良くする秘密結社【ものりす】
20~30代の若手呼びかけ人
発起人募集をよびかけ
530人の発起人を集め設立
子どもから大人まで
あたらしい
「流れ」
をつくる。
多様な人とイベント
誰もが社会を変えることに参加でき、
誰もが希望を形にでき、
誰もが未来を考えられる仕組み。
一般財団法人
みんなでつくる財団おかやま
市民、企業、行政と一緒に、誰もが課題解決に参加できる社会をつくるためのツール。
財団は社会のステージを変える「機能」。
佐賀の市民ファンド
*今日のねらい:公益財団をつくるために、どう寄附を集めるか。
*現状:市民ファンドが必要だという人が集まり、どうつくるかを話し合っている。新しい公共の予算がなくなるので、次年度要求に向けて提案をするギリギリの時期。
*佐賀に市民ファンドはいるのか?:小規模法人50%。一部の法人が大きな収入という偏りのある状況。なぜ自立ができないか?→(1)人材、(2)資金 →資金があれば人材は確保できる。→事業収益を得るのは難しい。 →寄附 →市民ファンドが有効→寄付で1億で好きにできるお金が生まれる可能性がある。
*参考事例:京都地域創造基金→ポータル+認証機構
*佐賀県CSO推進機構+さが市民活動サポートセンターが中心。
【質疑応答】
*融資ではなく助成なのか? →寄付の仲介。助成。
*どういって資金を活用するのか? →危機度の高い社会課題
*手数料的なものはどうするのか? →メニューによって
*小さな団体しか支援しないのか? →課題の解決が重要
*多様な立場の人を巻き込むしかけをどうするか?
*みんなでつくるという考えが大事ではないか?
ご参加ありがとうございました。