海岸侵食の現状と課題 - MLIT...海岸侵食の現状と課題 平成18年2月22日 国土交通省河川局海岸室 資料2 1 海岸侵食災害と危険性 2,395ha 160ha／年

海岸侵食の現状と課題

平成１８年２月２２日

国土交通省河川局海岸室

資料２

1

海岸侵食災害と危険性

２,３９５ｈａ

１６０ｈａ／年

堆積

侵食

約７０年 　　約１５年

　　　　昭和５３年明治中期 　平成４年

５,０５９ｈａ

７２ｈａ／年

５０５９ｈａ

○今後予想される侵食量（１６０ha／年を想定）

○砂礫海岸における侵食速度の変化

※出典：田中茂信、小荒井衛、深沢満(1993)：地形図の比較による全国の海岸線変化，海岸工学論文集 第40巻(1993)

2

海岸侵食災害と危険性

○砂浜は、沖で波を砕き、岸での波を弱める。

砂浜の有無による打ち上げ高の違い（比較実験）

砂浜の消失は越波の増大、海水の浸入を招く。

3

海岸侵食の主な原因

○海岸侵食の主な原因としては

・沿岸構造物による沿岸漂砂の連続性の阻止・防波堤等による波の遮蔽域の形成・砂利採取や河川構造物に伴う河川からの供給砂の減少・天然ガス採取や地下水の過剰くみ上げによる地盤沈下 等

供給土砂の減少に伴う海岸侵食

海岸の土砂収支の模式図

沿岸漂砂の連続性の阻止に伴う海浜変形

出典：日本の海岸侵食、宇多高明、１９９７年

4

1947年（昭和22年）

1974年（昭和49年）

1983年（昭和58年）

1999年（平成11年）

海川青海川 田海川 早川姫川

海岸と河口の変遷

姫川河口付近

5

1975S50撮影

1999H11撮影

2002H14撮影

1990H2撮影

1963S38撮影

1950S25撮影

阿武隈川河口付近

6

1947年（昭和22年）

1962年（昭和37年）

1970年（昭和45年）

1984年（昭和59年）

1993年（平成5年）

2001年（平成13年）

大井川河口付近

7

1962年(昭和37年)

大淀川

1962年(昭和37年)

大淀川

1971年(昭和46年)

大淀川

1971年(昭和46年)

大淀川

1986年(昭和61年)

大淀川

1986年(昭和61年)

大淀川

2000年(平成12年)

大淀川宮崎空港

宮崎港

2000年(平成12年)

大淀川宮崎空港

宮崎港

大淀川河口付近