CLUB 少林寺拳法部 このコーナーでは東洋大学スポーツ新聞 編集部の学生記者が部活動を紹介。 少林寺拳法は日本発祥の拳法であり、柔道や空手と同じ「武道」です。しかし、決して強さだけを求めているわけではありません。少林寺拳法を通して、相手を思いやる人間力の成長のため、日々努力しています。大会でも実際に相手と「格闘」するのではなく、単独や団体などの「演武」を披露し、技のキレや難易度を点数化して競います。この競技は相手と戦うわけではないので一見、地味と思われるかもしれません。しかし、演武の蹴りや突きは「真似」ではなく、実際に仲間に「当てる」のです。投げや受け身も本気で行うため、試合会場には選手が地面に衝突する「ドスン」という音が響きます。さらに気合いの声も凄まじく、次々と繰り広げられる演武に圧倒されます。東洋大学少林寺拳法部は、秋の少林寺拳法全日本学生大会でも男女段外の部で、加藤・水澤ペア(ともに法律学科1 年)が優勝するなど、輝かしい成績を誇っている名門。今年度創部45 周年を迎えました。部員は大学から少林寺拳法を始めた人がほとんどで、女性も多く大会などで活躍しています。運動が苦手な人でも自分のペースで習得でき、護身術として女性にもオススメです。勝ち負けを競うスポーツとはちょっと違った「技の美しさ」をもつ少林寺拳法。感謝の心や礼儀を重んじながら練習に励んでいる、彼ら“拳士”にこれから注目してみても面白いと思います。(社会文化システム学科2 年久保井明宏さん)「人づくりの行」で真の強さを今回は 学生記者の スポ 東だより 東洋大学にまつわるスポーツの話題をまとめてお届け TOYO Sports Topics 陸上競技部女子長距離部門を新設 2012年本格スタート 東洋大学では2011年4月、「陸上競技部女 子長距離部門」を設置する予定。 板倉キャンパ スを練習本拠地とし、監督には本学陸上競技部 出身で1993年3月に経済学部経済学科を卒 業、1993年4月~2002年3月まで実業団チーム (ヤクルト)で活躍した永井聡氏を迎える。 2011 年度からスカウト活動を開始し、2012年 4月から 本格始動の予定。今後、学生の受入、住環境 の整備、施設・設備の整備等を行っていく。 近年、スポーツにおいては、選手のコンディシ ョンやパフォーマンスに対する食事・栄養の関わ りが注目されている。 生命科学部のある板倉キ ャンパスに 本 拠 地を置く意 図 のひとつとして、 「生命」「環境」「食」をテーマとする同学部にお いて、とくに「食」を主軸とする「食環境科学科」 との関わりがある。 教員・学生が、栄養の観点か ら献立づくりに関わるなど、教育研究活動の“具 体的実践の場”としての展開も見据え、運動と食 の関係性を理解する競技者・指導者のエキスパ ートを育成していく計画だ。 硬式野球部・鹿沼主将が 日本学生野球協会から表彰 アイススケート部ホッケー部門の 選手および卒業生らが ユニバーシアード冬季競技大会に派遣 1月27日(木)~2月6日(日)に、トルコ・エルズルムにて 開催された第 25回ユニバーシアード冬季競技大会のアイ スホッケー日本代表選手団に、アイススケート部ホッケー部 門に所属する選手 6名、および実業団で活躍する卒業生 3名が選出された。また、本学卒業生であり、現在本学チ ームのコーチを務めている任田大泰氏も、日本代表選手団 の役員として派遣された。 1月11日(火)に硬式野球部鹿沼圭佑主将(経 営学科 4年)が、学生野球協会表彰選手として日本 学生野球協会から表彰された。これは全国の各野 球連盟が今春の卒業予定者の部員を対象に学業 と野球を両立させていることを条件に推薦するもの。 山田辰男さんがダブルダッチ国際大会で 準優勝獲得! 2010年 12月5日(日)にアメリカ・ニューヨークで開 催されたダブルダッチの国際大会「ダブルダッチ・ホリ デークラシック」ADVANCED FUSIONー“BEST OF SHOW”の部門で、山田辰男さん(健康スポーツ 学科 3年)が所属するチーム「BEAST」が準優勝に 輝いた。「これからもダブルダッチを続け、日本での普 及に貢献したい」(山田さん)。 監督就任予定の永井 聡氏(左)と陸上競技部長の塩田 徹 経済学部准教授(右)。 偶然にも双方が、板倉キャンパスのある群馬県の出身。 13 TOYO UNIVERSITY NEWS