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オープンデータディ2017(講演)

Mar 20, 2017

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Page 1: オープンデータディ2017(講演)

オープンデータディ2017 in 三島

誰でも分かるさあ、地域を見てみよう!

2017 年 3 月 4 日Code for Numazu 代表

市川 博之

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自己紹介 市川博之(ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ株式会社) 東京在住、 Code for Numazu 代表として月数回静岡に帰省し活動中。

Code for Numazu 2

ファシリテーション型コンサルティングに強みを持つファームでコンサルタント業務に従事。現在は大手製造業にて製造基幹システム開発のプロジェクトマネージメントを担当中。

前職ではカーナビのエンジニアとしてアジア各地で企画・開発に従事。地図や交通に関しての知見を得る。(写真は、香港発のカーナビの発表会)

ハッカソン(プログラムコンテスト)で多数の優勝履歴有。トヨタをはじめ生駒市や会津若松市など自治体主催のコンテストでも受賞。

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オープンデータの基本知識

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          ・透明性・信頼性の向上          ・市民参加・公民協働の推進          ・経済の活性化・行政の効率化

1.  オープンデータの基本知識 – 背景行政の透明性を高める市民と一緒に地域・経済に価値を出す

人口減少 税金増えない

インフラ維持大変

行政サービス減らせない

オープンデータ

市民企業 行政

今までの行政がすべてのサービスを行うことに無理が生じている。

オープンデータの登場市民

企業

行政

サービスAサービスB・サービスXXX

サービス AサービスB・サービスXXX新サービス1地域課題解決

「膨大な」サービス提供

行政が一括管理

行政データ未活用

市民の要望増やせない①お金がかかる、新規に出来ない

②見える化によって効果を発揮

行政、市民、企業様々な組み合わせでサービスを提供

市民自ら、地域課題に対して解決サービスを作ることができる!

公民協業を通じ、市民がより地域に参加。その一歩目がオープンデータである。

③市民の力を活用市民自治への道筋

有るのに出来ないサービスもある

④行政、市民、企業トータルで  地域運営することが可能になる

ビジネスチャンスもある。地域の産業育成。

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1.  オープンデータの基本知識 オープンガバナンスとは行政側のオープン化と、市民側の積極的な課題解決への関与をもって達成する、社会全体の新しい統治プロセス体系 オープンデータは、オープンガバナンスを通じて活用される。行政 市民

公開共に活動協働【能動的に取り組む】・データの公開・行政のできることを提供・地域に資することは何か検討

行政: × 「できません」「担当ではないです」 → ○「共に解決する」「共に活動する」市民: × 「やってください」「お願いします」  → ○「共に解決する」「共に活動する」

【積極的に取り組む】・データによる行政の確認・地域の見える化・市民が、課題解決できること検討

見える化対話対話

共に活動課題解決 地域発展

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1.  オープンデータの基本知識No. 法案・指針 方針

1 Web サイト等による行政情報の提供・利用促進に関する基本的指針

・「行政機関の保有する情報の公開に関する法律 」に基づき開示した情報 及び当該情報と同様の取扱いが可能と考えられる同種の情報で、反復 継続的に開示請求が見込まれるものについては、原則として Web サイト による提供を図る

2 官民データ活用推進基本法12/7 に成立

・国・自治体・民間企業が保有するデータを効果的に活用し、自立的で個性豊かな 地域社会の形成、新事業の創出、国際競争力の強化などを目指す・必要に応じて既存の法制度の改正も進める。首相には、関係行政機関の長に 勧告できる権限も付与。都道府県に対して「官民データ活用推進基本計画」の 策定を義務付けたほか、市町村には努力義務を課した。

日本国内でも、政府の取り組みが加速しています。

民間企業の協力も進んでいます!No. 企業名 詳細

1 トヨタ自動車 静岡市とトヨタは、オープンデータで世界標準仕様を打ち出した。車両運行状況をやりとりできる API で配信されるリアルタイムの災害、道路規制情報でルート検索。

2 東京メトロ 公共交通機関として初めて運行状況や列車位置情報を公開し、リアルタイムに配信。

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1.  オープンデータの基本知識 オープンデータは自治体・民間が公開する次の特徴をもつデータです。「①コンピュータで利用できる」スマフ、 PC等で利用できる形式じゃ。紙や、 HTML のデータではダメ!インターネットで入手可能にするのじゃ。

「②再利用・再配布できる」ライセンスは、再配布や譲渡を制限せず、修正もできること!ですね!色々加工して配布できなきゃ!「③誰でも利用可能である」人種、団体、データの使い道で利用の制限差別をしちゃだめよ。制限無く誰でも利用可能にしなきゃ。

CC by 4.0 表示 クレジット表示すること条件とし、改変、営利目的での二次利用も許可される

CC by SA 4.0 表示 -継承 クレジットを表示し、改変時は CC by SA 4.0 で公開する条件に、営利目的での二次利用も許可される。

データのライセンス(仕様許諾)の表示クリエイティブコモンズがよく使われます。自治体のデータを確認してみましょう。

誰でも、どこでも、同じものが使えるんだね。みんなの知識や経験を共有できるんだね。

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1.  オープンデータの基本知識 オープンデータの利用用途には大きく2つあります。

アイデアや課題解決の裏づけに利用する。統計データなどの行政の基礎データは、そもそも市民が考えている課題が、本当に課題なのか、アイデアで解決できるターゲット数が本当に存在するのか確認する際に必要となります。

課題解決のための仕組みに利用する。課題解決時には、既存のデータだけでなく、新しいデータが必要になることもある。民でもできるのか、公の力が必要なのか確認し、データを作る効果があると判断したなら、一緒に協力して課題解決に向かう。必要かどうかお互い確認し協働で作成するデータ

すべての基盤となる確認、比較に必要なデータ

次のページで具体的な流れをお話しするよ

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1.  オープンデータの基本知識オープンデータの利用方法

課題かな? オープンデータで調べよう!課題でない事が明確に!

課題だった! 解決に向かった検討しよう! こういうデータが必要かもこういう取り組みが必要かも

公民連携

地域団体仮説の検証アイデアの明確化 課題の解決強みを伸ばす

本日のワークショップの範囲

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オープンデータ活用とシビックテック

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2. オープンデータ活用とシビックテック シビックテック( CivicTech )って何?

シビック(市民の)とテック(テクノロジー)をあわせた用語です。「テクノロジーを活用しながら自分たちの身のまわりの課題を自分たちで解決していこう」という考え方です。Code for America で、「行政サービスをスマホのように使いやすく」というキャッチフレーズから始まり現在は、地域の課題解決まで自然と発展してきました。

シビックテック活動を、日本に取り入れているのがCode for Numazu を含む各地域の Code for 団体となります。

地域課題

地域にある課題を

市民がテクノロジーを利用して解決!

地域課題地域課題

地域課題

身近なことから、自分たちの出来ることを続けていくこと。

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2. オープンデータ活用とシビックテックどんな活動ができるの?オープンデータを使った観光アプリ

地域文化・情報・歴史をデータ化

地域の課題をデータで解析!

AI を使って行政サービスの効率化

地域のベースとなる地図情報作成

子供、高齢者の見守りシステム

シビックプライドを高める地域の再発見

公民連携での地域づくり!

何でもできるからこそ、整理が必要です。

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Code for Numazu 13

2. オープンデータ活用とシビックテック 領域ごとに分けた活動スタイル!今日はこれをご紹介。

効率化利益重視課題解決重視

費用は民間が主体

費用は自治体が主体

【ビジネス領域の CivicTech】人々の役に立つ仕組みを作り利益を出して人を幸せにする

事例: Rally

【自分の課題を熱意を持って解決】CivicTech で住みやすい社会を!

事例:のとノットアローン、てくぬま

【公民協働】一緒に力を合わせ課題解決しよう!

事例:ちばレポ

【公→民へ】税金のかかっていた行政分野を民でスマートに!

事例:除雪 IoT 、積雪情報 API (会津)

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2. 【公民協働】 事例:ちばレポ 「費用は自治体が主体  ×  課題解決重視」 仕組みの紹介

特徴新しいバージョンは、オープンソース。他地区でも利用できるようになる。観光地の情報なども住民から募集し、オープンデータにつなげている。

【ちばレポ」(住民からのコメントを受け付ける仕組み)リアルタイムに市民の意見を取り入れることができない。→ 道路維持業務のために  調査車を走らせられない。→ 公園や街の修復箇所も  常には把握できない。【行政だけではリソースが足りない】

課題

住民ベンチの脚が折れてる

舗装が剥げてる 道路に穴が!

写真と緯度経度情報でお知らせ

優先度を確認し結果を住民に連絡

ちばレポを使い相互対話しながら自分たちの街を効率よくメンテナンス

行政だけで行うとコストが莫大にかかることを公民協働で対応することにより解決をはかる。道路わきの草が生えている箇所の草刈を住民に募集をかけたり、更なる対話にも利用。ちばレポは進化を続ける。

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Code for Numazu 15

2. 【公→民へ】 事例:除雪 IoT (会津) 「費用は自治体が主体  ×  効率化利益重視」 仕組み紹介

特徴一般企業が、自治体だけではなかなかできなかった見える化を推進。公共事業の形で、地元企業にも市民にも有効な仕組みを実現。Google 地図上にない、林道もオープンデータを使うことで解決。

山間部、林道などの除雪状況、除雪車両の位置把握ができない。商用地図に現地の詳細地図もない。

OpenStreetMapコミュニティデザイニウム(開発)

除雪業者

課題

除雪車両の位置情報把握システム

林道の道路データを整備GPS/SORACOM利用したリアルタイム位置範囲システム開発

除雪車へ取り付け

公の負担(目視や聞き込み)

民の技術で課題をよりよく解決

地域の産業育成、先進技術の獲得利益

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2. 【自分の課題を熱意を持って解決】事例:のとノットアローン 「費用は民間が主体  ×  課題解決重視」 仕組み紹介

特徴行政も巻き込み、イベント情報をオープンデータとして利用ソースコードもオープン化、どの地域の方々も利用できるお金ではない、自分たちのことだから、自分たちでやる。

自治体

主婦 Code forKanazawa

地域の団体

能登地方、子育てを始めたばかり引っ越したばかりの人たち 「子どもといけるイベントが  いつあるのか知りたい」 「どこに何があるのか知りたい」 「相談できるところをしりたい」を何とか解決したい

課題

地域の課題を地域の人たちが中心となって解決

のとノットアローンの完成奥能登地方(輪島市、珠洲市、能登町、穴水町)の子育て応援情報を集約。子育て向けのイベント、マップ、相談の機能を実現。「のとノットアローン」の基本理念・自分たちで自分たちのための子育て応援アプリを作ります。・地域で孤立してるかもしれない子育て世代に向けた情報発信を行います。・子育てを応援したい人たちの活動情報を集約して発信します。

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2. 【ビジネス領域の CivicTech】 事例  Rally 「費用は民間が主体  ×  効率化利益重視」 仕組み紹介

各地個別で開発されていたアプリを、イベント単位に費用を得るモデルに。

特徴地元のインターン生と一緒に、地元に残るような取り組みを続けている。みんなの役に立つものを作り、地域に還元するビジネスモデル。

Rally に登録ユーザーイベントで利用

動線DB動線データの見える化で観光地商店街解析もできる

スタンプラリーを通じて地域の再発見。観光地のオープンデータも活用可能。

基本部分は無料(期間、人数は制限あり)

追加部分は有料

Page 18: オープンデータディ2017(講演)

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2. オープンデータ活用とシビックテック – まとめ それぞれの領域のよさがある。どの領域についても関係者が、自分事として進める意思があることが大事。

形だけ真似ても駄目。仏造って魂こめずでは、効果がない。 関係者と「共に」進めていく。地域に「共に」暮らす人たちで一つ一つ解決していく。 課題かどうか判断する、可視化する、共通の視点で捉えるためにオープンデータの利用、グラレコや見える化を並行して進める。

結果として、オープンデータが必要であれば、課題解決に利用すればいい。

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地域で活動を続ける

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3. 地域で活動を続ける – 多様性の尊重 色々なメンバーが集まることが地域にとって意味をもちます。 青色の絵の具では、青色の絵しかかけません。油絵の具では、油絵しかかけません。今後の地域というキャンバスには、多様性という画材と、個性という色で未来を描くことが必要になるでしょう。

多様性を受け入れること、自ら相手の場所に行き、話を聞くことを進めると地域コミュニティが繋がり、「地域の見える化→活動の連鎖」につながります。

No. 多様性の種類 例1 地域 沼津、三島、裾野、御殿場、富士、伊豆の国、伊豆、伊東、熱海

長泉、清水・・・たくさんの市町村     → 広域という多様性愛鷹、茶畑、宇佐美、広小路、大仁・・・ → 地区という多様性

2 産官学 自治体職員、企業家、サラリーマン、自営業者、学者、先生、主婦、学生、子供・・・ → 職業・産業の多様性

3 世代 お爺さん、お婆さん、お父さん、お母さん、お兄さん、お姉さん、孫、赤ちゃん→ 年齢・親子・家族の多様性

4 団体 消防団、福祉団体、教育団体、商店街、PTA、街づくり団体、JC・・・→ 活動の多様性

「誰でも参加できる」一人一人が価値観を尊重を感じられ、問題解決に関わっているような場づくり。自分自身が地域に参加している意識。

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3. 地域で活動を続ける – 継続性「地域住民が発言できる場所があるだけで             地域自治できている安心感ができる」 積極的に互いの意見を言える場を育成 一度きりのイベントにしない。回数を続けることが効果がある。

地域ファシリテーター育成次世代を担うシビックハッカーの育成

人間中心設計を取り入れる推進・促進役 未来の地域 人間本位のコミュニティ

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3. 地域で活動を続ける – 継続性「 Close な組織にしない」 事前にアジェンダを公開し期待値コントロールする。 オープンな状態を作り、参加者にも自分がテーマにあうか考える余裕を造る。 特定世代、グループに偏らない情報公開を考える。 グラレコや、見える化議論の取り方を広める。

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さあ、今日から始めよう。第一歩として、今日は地域の見える化していきましょう。今日のつながりから

広域で見えてくるもの各地で見えてくるもの            しっかりと財産にしましょう。

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Thanks! 三島市役所さん

開催のご協力、場所のご提供をいただきありがとうございます! 各自治体の方々、本日は本当にありがとうございます!

普段、住民の皆さんも複数の職員さんと話す機会はなかなかないと思います。自治体同士の繋がりができること楽しみにしております。 参加者の方々

本当に、色々な場所からお集まりいただきありがとうございます!今日はめいっぱい、見える化を感じ取ってください。 東部 IT 推進協議会さん

お昼ご飯ありがとうございます!