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GoProの魅力
HERO7 お よび HERO8 は、 4K に対応した鮮明な動画の撮影や、1200 万画素以上の有効画素数を誇る写真が撮影できる。改良されたアルゴリズムにより、これまで以上の細密さで、クールなアクションが撮影できる。
アグレッシブな動きにも、確実に対応。ハウジングなしでも優れた耐久性と水深10m までの防水性を発揮。どんな冒険にも連れ出せる。
撮影者の動きを予測し、カメラのブレを補正することで、非常になめらかなプロ仕様の映像を撮影できる。水中や強風のときなど、ジンバルが使用できないシーンでも活用できる。
4Kにも対応した高精細・高画質な動画と写真
優れた耐久性+防水性
ビデオ・写真・タイムラプスのメイン撮影モードを搭載しており、いずれも操作は簡単。目的やシーンに合わせて使い分ければ撮影の幅がさらに広がる。
多彩な撮影モード
ビデオ安定化機能HyperSmooth
POINT1
POINT2
POINT3POINT4
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GoPro HERO
7
/8 Black
の基本を知ろう
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GoPro HERO
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/8 Black
の基本を知ろう
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Keyword
GoPro HERO 7/8 Black の基本を知ろうChapter 1Section
底面部
背面 側面
❻ステータスライト カメラの起動・終了や撮影時に点灯する。
❼タッチスクリーン 被写体を映し出したり、タッチ操作で各種設定を行える背面液晶。
❽バッテリードア バッテリーと microSD カードスロット、USB-C ポートを保護するカバー。
❾ドアラッチ バッテリードアが開かないようにロックする。❿microSDカードスロット
撮影した動画や写真を記録・保存する microSD カードを挿入する。
⓫ USB-Cポート 付属の USB-C ケーブルを接続するときに使う。
⓬バッテリー GoPro の電源となる蓄電池。
⓭マウントフィンガー マウントやアクセサリーを取り付けるときに使う。
⓮スピーカー 動画再生時に音声を発する。
HERO8の各部名称1
各部名称
GoProの各部名称と役割を確認しよう01
GoPro HERO7 Black(以降HERO7)、GoPro HERO8 Black(以降HERO8)の各部名称を覚えよう。GoProの操作はとてもシンプル。複雑な機能の設定を必要としないため、機械に抵抗がある人でもスムーズに操作できる。優れた機能を安心して使いこなすために、ボタンやライトの位置と役割を知っておくことが大切だ。
前面・上面
❶シャッターボタン 撮影を開始・停止するボタン。
❷ステータスライト カメラの起動・終了や撮影時に点灯する。
❸ステータススクリーン 各種情報を表示する液晶画面。
❹モードボタン カメラの起動・終了、カメラモードの切り替えに使う。
❺マイク 動画撮影時の録音に使う。
❻
❾
❽❿
⓫
⓮
⓭
⓬❼
❷
❹
❺
❶
❸
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GoPro HERO
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/8 Black
の基本を知ろう
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GoPro HERO
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/8 Black
の基本を知ろう
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Keyword
GoPro HERO 7/8 Black の基本を知ろうChapter 1Section
撮影画面を上から下にスワイプすると、GoPro本体の設定画面になる。上部のアイコンでGoProの接続状態、中央の丸いアイコンで基本的な設定のオン・オフ、下部のアイコン「ユーザー設定」で詳細な設定の変更が可能だ。
■設定画面の詳細
音声コントロール音 声 コ マ ン ド を使って GoPro をコントロールできる
(→ P.106)。
画面ロックタッチ機能が無効にし、偶発的な設定変更を防ぐ。
グリッド撮 影 画 面 にグ リ ッ ド が表示される。HERO8 の みの機能。
方向ロックカ メ ラ を 好き な 方 向に 回 転 さ せて、タップでロ ッ ク す る
( → P.183)。HERO8 の みの機能。
電子音起 動 時 や 撮 影 開始・終了時などに鳴 る、 電 子 音 のオ ン・ オ フ の 切り 替 え が で き る
(→ P.176)。
ユーザー設定GoPro 本 体の詳細な設定ができる。
QuikCapture電源オフの状態でシャッターボタンを押すと録画が始まり、もう一度押すと録画が停止して電源がオフになる(→ P.177)。
追加するショートカットの場所をタップする❸。
右側に表示された使用可能なショートカットをスクロールして、目的の機能を選ぶ❹。
GPS がオンになっている。
カメラが GoPro アプリに接続されている。
自動アップロードがオンで準備完了になっている。
カメラが GoPro アプリとに接続されていない。
自動アップロードがオンになっているが準備ができていない。
カメラが GoPro アプリとペアリングされていない。
自動アップロードがオフになっている。
GPS がオフになっている。
GPS が利用できない。
GPS GoPro アプリ 自動アップロード
HERO8の画面詳細4HERO7とHERO8では各画面の構成が多少異なる。まずはじめに、HERO8の撮影画面・設定画面の詳細について解説する。
HERO8では画面上のショートカットを使用すると、カメラの撮影設定に1回のタップですばやくアクセスできる。各モードには独自の初期設定のショートカットがあり、最もよく使用する設定に変更ができる。プリセットごとにショートカットを設定する方法を紹介する。
■撮影画面
■画面上のショートカットのカスタマイズ
撮影モード(ビデオ、写真、タイムラプス)
残りの録画時間/写真の枚数
カスタマイズ可能 な 画 面 上 のショートカットよ く 使 う 設 定を登録すると、タ ッ プ 1 回 で画面を開くことができる。
撮影設定プリセットや撮影に必要な細かい設定をする。
バッテリーステータス
撮影設定を開き、調節するプロセットの横にあるペンアイコンをタップする❶。
「画面上のショートカット」まで下にスクロールする❷。
●❶
●❸
●❹
●❷
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Keyword
GoProで撮影しようChapter 2Section
GoPro
で撮影しよう
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GoPro
で撮影しよう
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HERO8で動画を撮影する2HERO8では、動画撮影のために「標準(初期設定)」「アクティビティ」「シネマティック」「スローモーション」の4つのビデオプリセットが用意されている。それぞれ適した分野があり、撮影シーンによって使い分けよう。
■ビデオプリセット一覧
標準 汎用性が高く、あらゆる用途の録画に適しているプリセット。1080p(1920×1080)、60fpsで撮影される。レンズには広角が設定されている。
アクティビティ お気に入りのアクティビティで最高の臨場感あふれる瞬間を撮影できるプリセット。2.7K(2704×1524)、60fps、レンズはSuperViewに設定される。
シネマティック クリアな4K高解像度ビデオを30fpsで撮影するプリセット。リニアデジタルレンズを使用することで、魚眼効果をなくし、ドラマティックな映画のような印象を与える。
スローモーション 速い動きを追うショットに最適なプリセット。1080pの映像を240fpsで録画。再生中は標準速度の8倍まで減速するため、肉眼では見ることのできない見事なディテールをとらえることができる。
HERO8の撮影手順1
撮影モード/プリセット/ショートカット
HERO8で撮影しよう01HERO8の撮影モードにはシーンによって使い分けができるプリセットが用意されている。撮影に最適なモードと設定を簡単に切り替えることができるので、それぞれの特徴を覚えて直感的に操作できるようにしよう。
撮影画面を右または左にスワイプして、メイン撮影モードを選ぶ。ここでは「ビデオ」を選択❶。
プリセットリストが表示される。上下にスクロールして使用するプリセットを選び、タップする❸。プリセットの設定がすべてロックされ準備が完了。
選択したメイン撮影モードが表示される❷。撮影画面から撮影設定をタップする❸。
撮影画面に戻ったら、シャッターボタンを押して撮影を開始する。メイン撮影モードが「ビデオ」の場合、撮影画面の上部に録画時間がカウントされる❹。
●❶
●❷
●❸●❹
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Keyword
GoProで撮影しようChapter 2Section
GoPro
で撮影しよう
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GoPro
で撮影しよう
2HERO7では、動画撮影のために「ビデオ」「ループ」の2つのビデオ撮影モードが用意されている。
HERO7で動画を撮影する2
変更したい設定をタップする❺。選択した内容は水色で表示され、選択した他の設定と互換性がないオプションは、グレーで表示される。設定が完了し、撮影画面に戻ったら、シャッターボタンを押して撮影を開始する。
ビデオ動画を最大4K の解像度で撮影する。初期設定では、アスペクト比 4:3、視野角(FOV)は広角の1440p60 ビデオ(1920×1440 ピクセル、60fps)で、ビデオ安定化機能と自動光量調整が「自動」に設定されている。
ループ継続で録画を行い、残したい瞬間だけを保存する。例えば、釣りなどで何かが起こるのを待っているときに使用したり、車載カメラなど何も起こらないかもしれないときに使用する。初期設定ではループの間隔は 5分に設定されている。
■ビデオ撮影モード一覧
●❺
HERO7の撮影手順1
撮影モードアイコン/設定変更
HERO7で撮影しよう03HERO7の撮影モードにはビデオ2種類、写真3種類、タイムラプス4種類の計9種類が搭載されている。HERO8に比べて、シンプルな操作で撮影モードを切り替えることができる。
右または左にスワイプして、メイン撮影モードを選ぶ。ここでは「ビデオ」を選択❶。
使用可能なビデオ撮影モードがすべて表示される❸。リストから撮影モードを選びタップする。また、このときに左右にスワイプすると、メイン撮影モードが切り替わる。
「撮影モードアイコン」❷をタップする。
その他の設定を調節する場合は、撮影画面から撮影設定をタップする❹。
●❶
●❷
●❸
●❹
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Keyword
GoPro の便利な機能を設定しようChapter 3Section
GoPro
の便利な機能を設定しよう
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GoPro
の便利な機能を設定しよう
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操作手順2
撮影画面で下部の「カメラ設定」をタップし、「RES/FPS」をタップする❶。
中段左側の数字をタップすると解像度を設定できる❷。右上の数字をタップしてアスペクト比を「4:3」「16:9」から選び❸、下部から任意の解像度をタップする❹。
設定画面から、「RES/FPS」をタップする❷。
上から二段目の数字をタップすると解像度が設定できる❸。一段目の数字をタップしてアスペクト比を選ぶ。
プリセット画面から、ペンアイコンをタップする❶。
■HERO7の場合
■アプリの場合
■HERO8の場合
プレビュー画面の「カメラ設定」から「解像度」をタップして❶、任意の解像度を選ぶ❷。
●❶
●❶
●❶
●❷
●❷
●❷
●❸
解像度はシーンで使い分ける1
解像度
動画の品質を設定しよう「解像度」01
ここでいう解像度とは、画像を構成する画素(ピクセル)数を表しており、解像度が高いほど鮮明な動画になる。HERO7・HERO8ともに、4K(3840×2160ピクセル)まで対応している。撮影する時間や被写体に応じて使い分けよう。
解像度が高くなれば、フレームレート(P.66)が制限されるのも大きな特徴。フレームレートが低くなると動画のなめらかさが損なわれるため、動きの激しい被写体や、スローモーションビデオの撮影には不向き。逆に遠くのものを美しく映すことができるため、背景までこだわりたい風景動画などに使用しよう。
拡大すると粗が目立つが、SNS などにアップする場合などには十分な画質。フレームレートが高めに設定できるので、動きの激しい映像にもおすすめ。
背景までくっきりと収められ、奥行きのある空間を撮影するのに向いている。ただし、容量が大きく、フレームレートも低くなるのでシーンを選んで使おう。
■1080
■4K
●❸
●❹
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Keyword
GoPro の便利な機能を設定しようChapter 3Section
GoPro
の便利な機能を設定しよう
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GoPro
の便利な機能を設定しよう
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操作手順2
LiveBurstの編集方法3
プ リ セ ッ ト 画 面 か ら、「LiveBurst」のペンアイコンをタップする❶。
GoPro をアプリに接続し、アプリのホーム画面で下にスワイプする。直近に撮影されたデータからスマートフォンにコピーされる❶。
「現在のフレーム」をタップすると、画面に表示されているショットが抜き出される❺。「ビデオクリップの作成」をタ ッ プ す る と、 連写全体をつなげたショートビデオが作成される❻。
設定画面から、「メガピクセル」をタップする❷。
下記の右から 2 番目のアイコンをタップし❷、全面に、撮影したメディアを表示させる。中からLiveBurst で撮った写真をタップする❸。
「アプリに保存」「写真に保存」「シェア」から任意の保存方法を選ぶ❼。
「12MP」「8MP」 か ら任意の解像度をタップする❸。
全面で表示されたら、右上のアイコンをタップする❹。
●❶
●❶
●❷
●❷
●❸
●❸
❺
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LiveBurstから完璧なショットを抜き出す1
LiveBurst
連続撮影でショートビデオを作ろう「LiveBurst」23
LiveBurst (ライブバースト) は、撮影の前後 1.5 秒を 90 枚の静止画として記録する機能。完璧なショットを抜き出すか、3 秒間の4Kショートビデオとしてシェアするか、自由に選択できる。
LiveBurstで写真を撮影するために、「メガピクセル」から「8MP」または「12MP」の解像度を選択する。8MP(初期設定)は、ほとんどのスマートフォンに対応している。12MPは、最新のハイエンドスマートフォンにのみ対応している。自分が使っているスマートフォンに合わせて、選択しよう。
90 枚の連写全体をつなげてショートビデオとして共有したり、連写の中から 1 枚を抜き出して保存できる。
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GoPro の撮影を楽しもうChapter 4Section
GoPro
の撮影を楽しもう
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GoPro
の撮影を楽しもう
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性格などをよく見て、ボールや木の棒などのおもちゃを使ってあげる。いきいきと遊んでいる様子がよくわかる動画が撮れる。
クリップでGoPro をいろんなところに固定できるフレックスクランプを使って撮影。木の棒に付けると、犬が大きく口を開けてくわえにくる迫力あるシーンが撮れる。
GoPro は本体のみでも水深 10mまで防水なので、愛犬が水の中で遊んでいる様子や、水を舐めようとする様子も手軽に撮影できる。
■おもちゃを使って撮影
Jaws フレックスクランプ
■水中で撮影する
表情を撮る/おもちゃ/水中/犬の目線
愛犬との日々05
砂浜で走り回る愛犬を撮影。犬の視点に高さを合わせてあげることで、よりきちんと表情をとらえることができる。動きの速い場合は、できる限り画面から外れないよう、レンズ(画角)を「広角」にしておくのがおすすめ。
撮影するシチュエーションを変えることで、さまざまな表情をみせてくれる。どうすれば犬が喜んでくれるのかを考えてあげるといい表情が撮影できる。
愛犬を表情豊かに撮影する1愛犬の表情を豊かに撮るには、まずは一緒に楽しんであげることが大事。いきなりGoProを向けると警戒する犬もいるので、犬が夢中になるような遊びをして、GoProを気にしなくなったところで撮影をしよう。
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GoPro の撮影を楽しもうChapter 4Section
GoPro
の撮影を楽しもう
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GoPro
の撮影を楽しもう
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朝日を望む姿を撮影。GoPro を高い位置から撮影することで、GoPro 特有の魚眼を利用して地平線まで写すことができる。
GoPro を低い位置から撮影することで、その場にいる臨場感を表現することができる。
旅する自分を後ろから撮影する2GoProで後ろから自撮りすることで、客観的写真を撮ることができる。周囲の風景と自分の姿が一緒に写り、旅行中にどのような場所に行ったのかが鮮明に記録できる。
旅の記録06
GoPro を低い位置に置き、ボイス機能を使って撮影。「GoPro連写」と言い、ビープ音とともに助走をつけてジャンプすることがコツ。
GoPro を真下の写真に置いてシャンプ写真を撮影。普通に鳥居を背景に撮ると単調になってしまうが、GoPro を置く位置を工夫することでおもしろい写真が撮れる。
ジャンプした一瞬をブレずに撮影する1旅行の思い出をダイナミックな写真で表現したいときは、連写機能を駆使してジャンプ写真に挑戦してみよう。連写モードで連写レートを1秒間に30枚撮影に設定することで、シャンプした一瞬もブレることなくくっきりと撮影できる。また広角レンズを活かすことで、旅した街並みや風景もほぼすべて写真に収めることができる。
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GoPro のこうしたい!解決 Q&AChapter 6Section
GoPro
のこうしたい!解決Q&A
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GoPro
のこうしたい!解決Q&A
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一般から、「日付」をタップする❶。
一般から、「日付形式」をタップする❸。
現在の日付を西暦から設定する❷。
セットアップ時に選択した言語に基づいて自動的に設定される。手動で変更することもできる❹。
プ レ ビ ュ ー 画 面か ら「 カ メ ラ のユーザー設定」をタップし、「日付と時刻の設定」をタ ッ プ す る。 スマートフォンの日付・時刻の設定がGoPro に 反 映 される。
日付と日付形式を設定する2
バッテリーを長時間外していると時間がズレてしまうことがあるので、必要に応じてセットしよう。ズレたままの設定で使い続けると、記録されるデータ情報に誤りが生じるので注意しよう。
ONEPOINT 日付・時間の設定をおろそかにしていると
■アプリの場合
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撮影画面を上から下にスワイプし❶、「ユーザー設定」❷をタップする。
一般から、「時間」❹をタップする。
ユーザー設定から、「一般」❸をタップする。
時刻を「午前」「午後」「24 時間」から選び、その後、時間を設定する❺。完了したらチェックマークをタップする❻。
時刻を正しく設定する1
時間/日付/日付形式
日付・時刻をセットしたい01
GoProの日付・時刻は、購入して最初の初期設定(P.21)で設定するが、それ以降でも手動で変更ができる。また、アプリではスマートフォンの時刻をGoProに反映させることができる。
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