キリングループの成長戦略 · 本日のご説明内容 1. キリングループの概要 2. 経営の根幹 csvの取り組み 3.今後の成長戦略と...

キリングループの成長戦略

2018年12月7日キリンホールディングス株式会社

本日のご説明内容 1. キリングループの概要 2. 経営の根幹 CSVの取り組み

3. 今後の成長戦略と株主価値最大化への取り組み 4. 株価の推移と株主還元

1. キリングループの概要

3 Copyright © KIRIN HOLDINGS COMPANY, LIMITED . All rights reserved

会社概要

代表取締役社長

磯崎功典いそざきよしのり

商号設立年月日資本金単元株式数本社所在地従業員数（連結）グループ会社数時価総額証券コード

※従業員数・グループ会社数は2018年9月30日現在 ※時価総額は、2018年11月30日付終値（ 2,665 円）に基づき算出

キリンホールディングス株式会社 1907年（明治40年）2月23日 1,020億円 100株東京都中野区中野4-10-2 30,484人連結子会社:169社持分法適用関連会社:22社 2兆4,358億1,000万円 2503


グループ構成

キリンホールディングス(

持株会社)

日本綜合飲料キリン㈱

キリンビールキリンビバレッジメルシャン

海外綜合飲料ライオンミャンマー・ブルワリー

医薬・バイオケミカル協和発酵キリン、協和発酵バイオ

他39社他 7社計50社

他84社他 4社計90社

計49社他47社

その他小岩井乳業他1社計2社


事業領域の拡大 1888 1907 1928

酒類事業

清涼飲料事業

医薬事業

1971 1986 1990

麒麟麦酒株式会社創立「キリンビール」発売

輸入ワイン・ウィスキー販売開始

「キリン一番搾り」販売開始

2006

メルシャンに資本参加

2007

腎性貧血治療剤「エスポー」発売

協和発酵キリン設立

「キリンレモン」発売

「午後の紅茶」発売

2018


酒類・飲料事業の海外展開

1907年～ 2015年～日本

オセアニア

1998年～

フィリピンサンミゲル・ビール

2002年～

ミャンマー


バランスのとれた事業構成

1兆 8,637億円

日本綜合飲料

海外綜合飲料

医薬・バイオケミカル

1,946 億円

日本綜合飲料

海外綜合飲料


2017年売上収益 2017年事業利益

2. 経営の根幹 CSVの取り組み


Creating Shared Value 社会的価値と経済的価値の両立による共通価値の創造（マイケル・ポーター）企業が事業を営む地域社会の経済条件や社会状況を改善しながら、自らの競争力を高めること＝企業と社会のトレード・オフ解消マネジメントの３つの役割： ①自社に特有の使命を果たす ②働く人を活かす ③社会の問題の解決に貢献する（ピーター・ドラッカー）

CSVとは

CSR CSV

コンプライアンス

利潤の追求

経済的価値

社会的価値大

小

大小


キリングループのCSVストーリーキリングループは、

「健康」「地域社会」「環境」という３つの社会課題に取り組み、

お客様と共に幸せな未来をめざしていきます。


ガバナンス

キリンの強みユニークな事業構成イノベーション

酒類・飲料事業


事業

技術力マーケティング力価値創造基盤


経済的価値と社会的価値の創出

ROE EPS 健康

環境

経済的価値社会的価値

地域社会への貢献

イノベーションから生まれた商品・サービスを通じて経済的価値・社会的価値を同時に高め、

企業価値を向上させる


イノベーションの実績

1990年

2001年 2003年 2009年 2009年

ネスプⓇ

2001年 2003年 2009年 2017年

機能系カテゴリー

ノンアルコールビールテイスト

プラズマ乳酸菌


価値創造事例

地域社会健康環境

国産ホップ日本ワインレインフォレスト

プラズマ乳酸菌容器軽量化水資源保護など

キリン、小岩井乳業、協和発酵バイオが２０１０年～共同研究を行っている乳酸菌（理化学研究所が保有するLactococcus lactis JCM 5805）

プラズマサイトイド樹状細胞から命名プラズマサイトイド樹状細胞は、日々の健康管理に非常に重要

２０１２年～ヨーグルト、飲料などの商品を展開

プラズマ乳酸菌とは？

15


プラズマ乳酸菌の特徴一部だけではなく免疫細胞全体を活性化することが出来る


添加未添加

プラズマ乳酸菌によって確認された効果(全て学会で発表) １．インフルエンザ・風邪に関するリスクが低減２．肌バリア機能が向上

プラズマ乳酸菌はインナーバリアを強化して、身体の内外の脅威から守ることが証明された。

３．運動後の疲労や体調が改善

プラズマ乳酸菌の効果


ホップの国内生産

単位：t ■2005年～2015年各社生産量推移

2005年: 497 t

2015年: 270 t

キリン

B社 A社

キリン推計


ホップの国内生産 ■ホップ生産者と生産量の減少 ■生産者の高齢化

横手市ホップ生産者の年齢構成(2016年) ピーク時 (1989年)

2016年

生産者数 133戸 50戸生産量 142ｔ 47ｔ

横手ホップ生産者数・生産量：ピーク時の約3分の1 ホップ生産者年齢構成比：60歳以上が76％を占める。このままの状態が続けば、更なるスピードで生産量が減り、地域の資源である「ホップ」が地域から消えてしまう危機に陥っている。

秋田県横手市におけるホップ生産者数と生産量


クラフトビール市場の拡大

日本ビアジャーナリスト協会調べ

クラフトブルワリー数推移

16年 17年

314

253

20,000

25,000

30,000

35,000

40,000

45,000

50,000

16年 17年 18年予測

37,000 38,000

45,000

キリンビール予測

(KL) クラフトビール市場推移

■クラフトブルワリーが全国各地で続々と誕生 ■クラフトビール市場は引き続き成長する見通し

ブルワリー所在地 46都道府県

18年


造り手の感性と創造性（クリエイティビティ）が楽しめるビール

クラフトビールのエッセンス

革新性・多様性・感性・コミュニティ

クラフトビールとは


国産ホップ産業の育成

産地の地域創生クラフトビール産業育成を通した

地域創生

クラフトカテゴリー浸透を梃子にしたビール評価基準の変革とゲームチェンジ

CSVイニシアチブ

社会的価値

キリンの価値

長年培ってきたクラフツマンシップ、技術力、ネットワーク戦略を支えるキリンの資産

クラフトビール×国産ホップの取り組み


キリンビールの取り組み

①ホップ農家に対する積極的な支援 ②国産ホップの価値化・ブランド化の推進

■生産地域の活性化に向けた取り組みの実践 ■良質な国産ホップの安定調達と、国産ホップならではの特徴あるビールづくりによって、ビール市場の魅力化と活性化を図る

3. 今後の成長戦略と株主価値最大化への取り組み


引き続き2016年中計の定量目標と利益の達成を目指すと同時に、株主価値最大化に向けて取り組む

2018年株主価値の最大化に向けた取組み

2016年中計

中核となる事業領域での収益性向上によるROE、EPS向上

既存の事業領域にとらわれない価値創造

2018年度の経営方針


株主価値最大化への取り組み

収益性の高い事業へグループの成長を牽引する事業へ

既存事業の利益成長 1

事業の強みを活かしたシナジー創出 2

資本コストを意識した財務戦略、将来リスクを低減する非財務戦略 3

キリンビールライオン酒類ミャンマー・ブルワリーキリンビバレッジ協和発酵キリン

長期的視点での成長ドライバーの創出・育成


既存事業の利益成長キリンビールにおけるマーケティングの改革絞りの効いたマーケティングによる販売費の「コスト」から「投資」への転換を実現。

投資するブランドの

絞り込み

マーケティング効果最大化

お客様主語のマーケティング

注力ブランドの絞り込み注力ブランドへの継続投資ブランド価値向上につながりにくい販促策、エクステンション品の削減

徹底したお客様ニーズ分析新商品上市・広告投入の厳格化デジタルマーケティングの活用広告と連動した店頭づくり


キリンビール社のマーケティング(4つの瞬間)

情報に接触する

購入する使用し評価する

店頭イメージ

お客様との “距離”に応じたメッセージを伝え

る店頭づくり

繋がりを求める

味へのこだわりを

訴求

貴重な飲用体験の場として、料飲店でのブランディングも強化

イメージ

接点が増えるコンテンツ制作

お客様がブランドに接する“瞬間”を捉えたマーケティングにより昨年のリニューアル後、「一番搾り」は好調が持続


今後の取り組みについてキリンビール本麒麟を中心にビール類の販売数量達成を目指す

本麒麟発売から5か月の出荷実績比較では、過去10年のキリンビール新商品で売上No.1。 6月に790万箱へ上方修正した通期目標を、870万箱に再上方修正。

※発売時(3月)の目標は510万箱

昨年のリニューアル以降「一番搾り」缶の販売数量は、 8月まで13ヶ月連続で前年増と、好調に推移。

一番搾り

3Q前年比 +9% 一番搾り計缶


2018年12月期第3四半期決算（億円） 2018年 3Q実績 2017年 3Q実績対前年増減売上収益 14,207 13,553 654 4.8%

事業利益 ※1 1,472 1,490 △17 △1.1%

税引前四半期利益 1,987 1,907 79 4.2% 親会社の所有者に帰属する四半期利益 1,289 2,172 △882 △40.6%

2018年 3Q実績 2017年 3Q実績対前年増減平準化EPS（円） 122 125 △3 △2.4%

■定量目標 ※1 事業の経常的な業績を測る利益指標として、売上収益から売上原価並びに販売費及び一般管理費を控除して算出

2月から1,000億円を上限とした自己株式取得を実施し、 9月までに取得完了


今後の取り組みについて海外綜合飲料への為替影響を、好調なキリンビール等で

カバーし、引き続き通期連結事業利益計画の達成を目指す。

（億円） 2018年計画 2017年実績対前年増減売上収益 19,600 18,637 963 5.2%

事業利益 1,960 1,946 14 0.7% 親会社の所有者に帰属する当期利益 1,550 2,420 △870 △35.9%

2018年計画 2017年実績対前年増減 ROE 16.0% 29.1% - - 平準化EPS（円） 157 151 6 4.0%

■定量目標


資本コストを意識した財務戦略、将来リスクを低減する非財務戦略

・1株あたり利益に対する配当性向30%以上を目安とした配当を実施・中計目標を上回る平準化EPSの成長達成を目指す・株主価値の最大化に向けて、資本コストを意識した財務戦略を進める

0

25

50

75

0

30

60

90

120

150

180平準化EPS（円）配当（円）

2015 2016 2017 2018計画 EPS中計目標 ※年平均成長率6%以上

平準化 EPS

配当

48円 46円 39円 38円

157円 151円

117円

年平均成長率10.3%

139円

4. 株価の推移と株主還元


0.6

0.8

1.0

1.2

1.4

1.6

1.8

2.0

2.2

2.4

株価の推移（2015年～2018年11月30日）

2015年 2016年 2017年 2018年

1,466.5円

日経平均 17,408.7円

2,665円

日経平均 22351.06円


配当金の推移

23.00 25.00

27.00 29.00

36.00 38.00 38.00 39.00

46.00 48.00

20

30

40

50

2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 予2018

・2018年度年間配当額 48.00円/株を予定

※1株当たり利益に対する連結配当性向30%以上 ※過去無配・減配なし


株主総利回り（Total Shareholders Return)

2014 2015 2016 2017 株価 1,497円 1,648円 1,902円 2,405円 1株当たり配当 - 38円 39円 46円 1株当たり累計受取配当 - 38円 77円 123円株価上昇額 - 151円 405円 1,343円 1株当たりTSR 絶対額 189円 482円 1,466円率 12.6% 32.2% 97.9%

・参考指標 ※株式を購入してこれまで得た配当と売却した時のキャピタルゲインを合計したもの

※2014年度末の終値で投資した場合の、2017年度以降の期末時点での値です


株主優待 1,000株以上の株主様(3,000円相当) 100株以上の株主様(1,000円相当)

ビールセット合計12本

ソフトドリンク詰合せセット

オリジナルTシャツ&タオルマフラー

ワインセット

キリンシティお食事券

ビールセット合計4本オリジナルタオルマフラー

ソフトドリンク詰合せセットキリンシティお食事券

キリン飲酒運転根絶募金

1,000株以上の株主様からは3,000円、 100株以上の株主様からは1,000円をお預かりし、公益財団法人交通遺児等育成基金へ寄付

共通

実施時期：毎年1回(お申込み：3月～4月、お届け：4月～6月)

※2017年12月末株主様にご用意したご優待品。

この資料は投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資の最終決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 This material is intended for informational purposes only and is not a solicitation or offer to buy or sell securities or related financial instruments.

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