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IBM System Storage EXN3000 ストレージ拡張ユニット 取り付けとセットアップの入門 GC88-8133-03 (英文原典:GC52-1345-03)
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Apr 03, 2020

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IBM System Storage

EXN3000 ストレージ拡張ユニット取り付けとセットアップの入門

GC88-8133-03(英文原典:GC52-1345-03)

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お願い:

本製品およびオプションに電源コード・セットが付属する場合は、それぞれ専用のものになっていますので他の電気機器には使用しないでください。

特記事項

本書において、IBM 製品、またはサービスについて言及または説明する場合があります。しかし、このことは、すべての国においてこのような製品、またはサービスが利用可能であることを必ずしも示すものではありません。

IBM、IBM ロゴおよび ibm.com は、世界の多くの国で登録された International Business Machines Corp. の商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれ IBM または各社の商標である場合があります。現時点での IBMの商標リストについては、www.ibm.com/legal/copytrade.shtml をご覧ください。

DATA ONTAP、NetApp、および Network Appliance は、米国およびその他における NetApp, Inc の商標または登録商標です。

他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標です。

お客様の環境によっては、資料中の円記号がバックスラッシュと表示されたり、バックスラッシュが円記号と表示されたりする場合があります。

 

原典: GC52-1345-03

IBM System Storage

EXN3000 Storage Expansion Unit

Installation and Setup Instructions

発行: 日本アイ・ビー・エム株式会社

担当: トランスレーション・サービス・センター

第1刷 2012.12

© Copyright IBM Corporation 2009, 2012.

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目次最初にお読みください . . . . . . . . . vEXN3000 ストレージ拡張ユニットの概要 . . . . vi

取り付けとセットアップの入門 . . . . . 1EXN3000 の開梱 . . . . . . . . . . . . . 1IBM 19 インチ・ラックへのレールの取り付け . . . 1EXN3000 のラックへの取り付け . . . . . . . . 4EXN3000 への電源の接続 . . . . . . . . . . 5拡張用 FC/SAS ブリッジまたはファブリック接続された MetroCluster システム . . . . . . . . . 6

ストレージ拡張ユニットのシェルフ ID の設定 . . . 6EXN3000 のケーブル接続 . . . . . . . . . . 7代替制御パス (ACP) 機能 . . . . . . . . . 7シングル・コントローラーの NAS 構成 (iSCSI 構成) のケーブル接続 . . . . . . . . . . . 8高可用性 NAS 構成 (iSCSI 構成) のケーブル接続 . . . . . . . . . . . . . . . . 10ファブリック接続された MetroCluster 構成のケーブル接続 . . . . . . . . . . . . . . 12

システムのブート . . . . . . . . . . . . 12

© Copyright IBM Corp. 2009, 2012 iii

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最初にお読みください

本書には、IBM® System Storage® EXN3000 ストレージ拡張ユニットの取り付けとセットアップの手順が記載されています。拡張ユニットは、本書または他の資料で シェルフ と言われる場合もあります。

他の N シリーズのストレージ拡張ユニットとの比較など EXN3000 について詳しくは、「IBM System

Storage EXN3000 ストレージ拡張ユニット ハードウェアとサービスのガイド」をご覧ください。

SAS ケーブル接続および代替制御パス (ACP) ケーブル接続について詳しくは、「IBM System Storage N

series Universal SAS and ACP Cabling Guide」をご覧ください。

EXN3000 および関連トピックについて詳しくは、以下の資料および Web サイトをご覧ください。

v IBM System Storage N series Introduction and Planning Guide

v IBM Environmental Notices and User Guide

v IBM System Storage N シリーズ・サポート Web サイト www.ibm.com/storage/support/nseries/

安全上の注意の確認

セットアップを続行する前に、本システムに付属の資料に記載されている、安全上の注意を必ず検討してください。安全上の注意について検討し、本書の手順を実行するまで、ケーブルをシステム、アダプター、または電源コンセントに接続しないでください。

サポートが必要ですか?

システムをセットアップする際に問題が発生した場合は、IBM サービスおよびサポートに連絡して支援を依頼してください。詳しくは、以下の IBM System Storage N シリーズ・サポート Web サイトでもご覧になれます。

www.ibm.com/storage/support/nseries/

IBM N シリーズ・サポート Web サイトについて

IBM System Storage N シリーズのサポート Web サイトにアクセスして、N シリーズのサポートに関するWeb コンテンツを利用するには、ユーザー登録が必要です。N シリーズ・サポート Web サイトのコンテンツの構成およびサイトへのアクセス方法を理解するには、以下の一般公開されている Web ページをご覧ください。

www.ibm.com/storage/support/nseries/

この Web ページには、N シリーズ製品の他の重要情報とともに AutoSupport に関する情報へのリンクもあります。

ソフトウェア要件

ご使用のストレージ・システムは、以下のソフトウェア要件を満たしている必要があります。

v Data ONTAP 7.x リリース: Data ONTAP 7.3.6 またはそれ以降のバージョンの 7.x リリース・ファミリー

© Copyright IBM Corp. 2009, 2012 v

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N3400 および N3600 ストレージ・システムは、 Data ONTAP 7.3.4 またはそれ以降のバージョンの 7.x

リリース・ファミリーを使用できます。

v Data ONTAP 8.x リリース: Data ONTAP 8.0.2P3 またはそれ以降のバージョンの 8.x リリース・ファミリー

N3400 ストレージ・システムは、 Data ONTAP 8.0.2 またはそれ以降のバージョンの 8.x リリース・ファミリーを使用できます。

取り付けには以下のものをご用意くださいv #2 のプラス・ドライバー

v マイナス・ドライバー

v 帯電防止および静電気の放電用 (ESD) リスト・ストラップ、およびアース線

EXN3000 のホット・アド

EXN3000 は、以下の場合にホット・アドできます。

v 既存の SAS HBA または内蔵 SAS ポートを備えたサポート対象の任意のストレージ・システム内のコントローラーに直接的にホット・アドする。

v 構成によっては、同じスタック内で異なるストレージ拡張ユニット・モデルを混在させることができます。

注: 同じストレージ拡張ユニット内での IOM3 と IOM6 の混在はサポートされません。

EXN3000 のホット・アドについて詳しくは、「IBM System Storage N series EXN3000 Hardware and

Service Guide」をご覧ください。

EXN3000 ストレージ拡張ユニットの概要EXN3000 ストレージ拡張ユニットを理解するために、以下の図を参照してください。

�1� シェルフ電源 LED �3� シェルフ・アクティビティー LED

�2� シェルフ障害 LED �4� 2 桁のシェルフ ID のデジタル・モニター

exn300001

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2

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4

図 1. ベゼルありの正面図

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�1� 操作パネル �3� シェルフ ID 変更用タブ

�2� 左方取り付けタブ �4� 右方取り付けタブ

注: ディスク・ドライブのベイには、左上の 0 から始まり右下の 23 まで水平に番号が付けられています。

図 2. ベゼルなしの正面図

図 3. 背面図

最初にお読みください vii

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�1� AC 障害 LED �7� ACP ポート

�2� ファン障害 LED �8� SAS ポート

�3� 電源 LED �9� 入出力用のブランク

�4� DC 障害 LED �10� 入出力モジュール

�5� 電源機構 (それぞれ 2 個の内蔵ファン付き) �11� スロット・マップ・ラベル

�6� IOM 障害 LED

注意:

v 2 つの電源機構を持つディスク・シェルフは、 viiページの図 3 のスロット・マップ・ラベル �11� に図示されているように電源機構ユニット (PSU1 と PSU4) の場所を占有します。

v 入出力モジュールの ACP ポートと SAS ポートは、円形および正方形のポートで表されます (入出力ポートではありません)。

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取り付けとセットアップの入門

本書記載の手順で、EXN3000 ストレージ拡張ユニットの取り付けおよびセットアップを行います。

EXN3000 の開梱以下の手順で EXN3000 を開梱します。

重要: システムが既に組み立てられ、ラック内でケーブル接続された状態で配送された場合は、使用環境に該当する N シリーズ・ストレージ・システムの「取り付けとセットアップの入門」をご覧ください。

注: 箱の内容は、購入されたモデルによって異なる場合があります。

1. EXN3000 (2857-003) の出荷パッケージに、以下の品目が同梱されていることを確認してください。

v EXN3000 ストレージ拡張ユニット 1 台

v IBM レール・キット 1 個

v 静電気の放電用 (ESD) リスト・ストラップ 1 個

v 資料 1 セット

v 電源コード 2 本または 4 本 (SATA HDD モデルは 2 本、SAS HDD モデルは 4 本)

v 注文に応じた各種データ・ケーブル

注意:装置を持ち上げる場合には、安全に持ち上げる方法に従ってください。

exn32006

LIFTING HAZARDCAUTION

To reduce the weight of the

disk shelf, remove the

power supplies and IOMs

before lifting.

110 lbs (49.9 kg)

注意:

フルに搭載された EXN3000 の重量は 49.9 kg です。EXN3000 を持ち上げてラックに入れる作業は 3 人で行ってください。装置の重量を減らし、移動しやすくするには、電源機構と入出力モジュール (IOM) を取り外します。その際に、再取り付けに備えて、各コンポーネントの位置をメモしておきます。重量を軽くする目的で、ディスク・ドライブやドライブ・ブランク・カバーを取り外さないでください。装置をラックに取り付けた後、電源機構と IOM

を再度挿入してください。

2. 装置の両側に装着されている組み込みハンドルを使用して、箱から EXN3000 を取り外します。装置をテーブルに置きます。

IBM 19 インチ・ラックへのレールの取り付け以下の手順で EXN3000 を置く用のレールを取り付けます。

注: 先に進む前に、本書全体をお読みください。

© Copyright IBM Corp. 2009, 2012 1

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1. それぞれのレールについている 4 つのレール調整ねじを緩めます (ただし、外さないようにします)。

2. 3ページの図 5 の図を参照してください。 ラックの正面で、右側のレールをラックの適切な EIA 位置に取り付けます (2 つの位置決めピンが正しくはまっていることを確認してください)。レールの底部が下部 EIA 境界とぴったり合う必要があります。

図 4. ラックへのレールの取り付け

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注: 各 EXN3000 は、取り付けるとそれぞれ 4U のスペースを占有します。

銀色の M5 なべねじ 2 つを、H6 と H10 の穴に差し込み、レールをラック前部に取り付けます。これらのねじをドライバーで締め付けます。

3. ラックの背面で、ステップ 2 の場合と同じ EIA 位置にレールを配置します (位置決めピンが正しくはまっていることを確認してください)。銀色の M5 なべねじ 2 つを、H5 と H11 の穴に差し込み、レールをラックに取り付けます。これらのねじをドライバーで締め付けます。

4. 取り付けるレール上の 4 つのレール調整ねじを締め付けます。

5. プラス・ドライバーを使用して、 4ページの図 6 に記載されているように、2 つの M5 プラス皿ねじ�1� で、背面固定プレートをレールに取り付けます。

図 5. レールの位置決めガイド

取り付けとセットアップの入門 3

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6. 左側のレールに対してステップ 2 から 5 を繰り返します。

7. 追加でラックに取り付ける各 EXN3000 に対してステップ 1 から 6 を繰り返します。各 EXN3000 に対し必ず 4U のスペースを確保してください。

EXN3000 のラックへの取り付け以下の手順で EXN3000 をラックに取り付けます。

exn32006

LIFTING HAZARDCAUTION

To reduce the weight of the

disk shelf, remove the

power supplies and IOMs

before lifting.

110 lbs (49.9 kg)

注意:

フルに搭載された EXN3000 の重量は 49.9 kg です。EXN3000 を持ち上げてラックに入れる作業は 3 人で行ってください。装置を軽くし移動しやすくするため、電源機構と IOM を取り外します。この時、再取り付けのために、各コンポーネントの場所を確認しておいてください。重量を軽くする目的で、ディスク・ドライブやドライブ・ブランク・カバーを取り外さないでください。装置をラックに取り付けた後、電源機構と IOM を再度挿入してください。

1. EXN3000 の正面ベゼルを取り外します。

2. ラックの正面から EXN3000 をレール上に置き、装置前部の取り付け金具がラックのフレーム・レールと同一平面上になるまで、EXN3000 を中へスライドします。

3. ラックの前部で、銀色の M5 なべねじ 4 つを使用して、ねじを H5 と H11 の穴からシステム装置のブラケットおよびラック・フレーム・レールに通し、ねじ付きレール・ナットで締めて、EXN3000 をラックに固定します。マイナス・ドライバーを使用してねじを締め付けます。

4. 5ページの図 7 に示されているように、ラックの背面から、銀色の M5 なべねじ �1� を使用して、シャーシの背面を各レールの固定プレートに取り付けます。

exn300005

1

図 6. 固定プレートの取り付け

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EXN3000 への電源の接続以下の手順で電源を EXN3000 に接続します。

1. ストレージ拡張ユニットの電源機構のスイッチがすべて、オフの位置であることを確認します。

2. 電源コードを各 EXN3000 に接続し、電源コード・リテーナーで所定の場所に固定します。システム左側の電源機構は、必ず、システム右側の電源機構とは別個の AC 給電部に接続してください。これで予備電源が確保されます。

注意:

v ディスク・ドライブのタイプによって、EXN3000 の電源機構の数は、2 つまたは 4 つです。

– 15k SAS ディスク・ドライブ付きの EXN3000 には、4 つの電源コンセントを使用する必要があります。

– 7.2k SATA ディスク・ドライブ付きの EXN3000 には、2 つの電源コンセントを使用する必要があります。

v EXN3000 ストレージ拡張ユニットには、追加のアースは不要です。

3. ストレージ拡張ユニットの電源を入れて、ディスク・ドライブが回転するのを待ちます。

exn3000061

図 7. 固定プレートへのシャーシの取り付け

取り付けとセットアップの入門 5

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拡張用 FC/SAS ブリッジまたはファブリック接続された MetroCluster システム

FC/SAS ブリッジ・ハードウェアについては、「IBM System Storage N series Introduction and Planning

Guide」および「ATTO FibreBridge 6500N Installation and Operations Manual」を参照してください。本書、およびすべての N シリーズの資料は、IBM N シリーズのサポート Web サイトにあります。このWeb サイトのアクセス方法およびナビゲート方法については、 vページの『IBM N シリーズ・サポートWeb サイトについて』 を参照してください。

ストレージ拡張ユニットのシェルフ ID の設定各 SAS ストレージ拡張ユニットには、ストレージ・システム全体で固有のシェルフ ID が必要です。

EXN3000 ストレージ拡張ユニットの有効なシェルフ ID は、00 から 98 です。

注: N3400 システムおよび N3600 システムでは、内蔵シェルフの ID に 00 が事前設定されているため、N3400 構成または N3600 構成における EXN3000 の有効なシェルフ ID は 01 から 98 です。

ストレージ・システムに SAS とファイバー・チャネル (FC) のストレージ拡張ユニットがある場合は、ストレージ拡張ユニットのシェルフ ID は、SAS と FC 間で固有である必要はありません。(FC 拡張ユニットのシェルフ ID は、各 FC ループ内で常に固有にする必要があります。SAS 拡張ユニットのシェルフID は、N3400 システムまたは N3600 システムの内蔵シェルフの ID も含め、ストレージ・システム内のその他すべての SAS 拡張ユニットに対して常に固有にする必要があります。)

各ストレージ拡張ユニットのシェルフ ID が固有であることを目視確認します。固有でない場合、以下に記載されているようにシェルフ ID を設定してください。詳しくは、「IBM System Storage EXN3000 ストレージ拡張ユニット ハードウェアとサービスのガイド」をご覧ください。

1. 正面ベゼルを取り外していない場合は、取り外します。

2. LED 上部の U 字型のタブ �1� を、最初の桁が明滅するまで押したままにします。

3. 正しい番号が表示されるまで、タブを押します。

4. 2 番目の桁に対して、ステップ 2 および 3 を繰り返します。

5. 2 番目の数字の明滅が停止するまで、タブを押したままにします。

両方の数字が明滅を開始し、約 5 秒後に操作パネルの障害 LED が点灯します。

6. ストレージ拡張ユニットのシェルフ ID が有効になるように、ストレージ拡張ユニットの電源を一度オフにしてから再度オンにします (パワー・サイクル)。

7. 正面ベゼルを元どおりに取り付けます。

図 8. 拡張ユニットのシェルフ ID タブ

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EXN3000 のケーブル接続以下の手順で EXN3000 をケーブル接続します。

EXN3000 入出力モジュールの ACP ポートと SAS ポートは、円形および正方形のポートで表されます(入出力ポートではありません)。SAS とファイバー・チャネル・ストレージ拡張ユニットとの比較、およびEXN3000 の詳細については、「IBM System Storage EXN3000 ストレージ拡張ユニット ハードウェアとサービスのガイド」をご覧ください。

重要:

v HBA を使用する場合は、ストレージ・システムをケーブル接続する前に HBA を取り付けておく必要があります。

v 必ず、SAS 接続用のケーブル接続を最初に行い、その後で ACP 接続用のケーブル接続を行ってください。

1. N シリーズ・コントローラーをケーブル接続します。

EXN3000 に接続する N シリーズ・ストレージ・システム用の「取り付けとセットアップの入門」を参照してください。

2. ストレージ拡張ユニットをケーブル接続します。

8ページの『シングル・コントローラーの NAS 構成 (iSCSI 構成) のケーブル接続』 および 10ページの『高可用性 NAS 構成 (iSCSI 構成) のケーブル接続』 で、2 つの一般的な構成におけるケーブル接続の手順が示されています。

注: 上記構成の説明にある、スタック内の 最初 のディスク・シェルフおよび 最後のディスク・シェルフの意味は、「最初」とは SAS スタック内で一番近く、N シリーズ・コントローラーに最初に接続するシェルフのことで、「最後」とはスタック内終端のシェルフのことです。

SAS および ACP のケーブル接続規則、およびケーブル接続構成の詳細については、「IBM System

Storage N series Universal SAS and ACP Cabling Guide」をご覧ください。

代替制御パス (ACP) 機能ストレージの可用性と安定性を最大化するため、EXN3000 ストレージ拡張ユニットを使用するストレージ・システムでは ACP 機能をオプションで使用できます。ACP は、Data ONTAP を有効化してEXN3000 ストレージ・サブシステムを管理および制御するプロトコルです。ACP ではデータ・パスとは別個のネットワークが使用されるため、データ・パスで何らかの割り込みが検出される場合でも、独立してリカバリーを実行できます。

ACP 機能を使用する場合は、EXN3000 の ACP ポートにケーブル接続し、EXN3000 を各 N シリーズ・ストレージ・システム・コントローラーの専用のネットワーク・インターフェースに接続する必要があります。システムのセットアップ時に、ACP パラメーターを構成して ACP 機能を使用可能にします。ストレージ・システムに ACP 専用の内蔵ネットワーク・インターフェースがない場合は、システムのセットアップ時にいずれか 1 つのネットワーク・インターフェースを専用化します。

ACP ケーブル接続の標準規則は、すべての N シリーズ・ストレージ・システムに適用され、「IBM

System Storage N series Universal SAS and ACP Cabling Guide」に記載されています。

重要: ACP ケーブル接続には、CAT6 イーサネット LAN ケーブルが必要です。

取り付けとセットアップの入門 7

Page 16: EXN3000 ストレージ拡張ユニット 取り付けとセッ …...最初にお読みください 本書には、IBM ®System Storage EXN3000 ストレージ拡張ユニットの取り付けとセットアップの手順が記

ACP の機能、構成、および有効化については「Data ONTAP Storage Management Guide for 7-Mode」に記載されています。

注: ストレージ・システムの最初のセットアップ時に ACP 機能の使用を選択しない場合でも、後で ACP

をケーブル接続しセットアップを再実行して ACP を有効化することによって、ACP 機能を使用できます。

シングル・コントローラーの NAS 構成 (iSCSI 構成) のケーブル接続ここでは、4 ポート SAS を持つ 2 つの HBA を使用してシングル・コントローラーの NAS 構成 (iSCSI

構成) をケーブル接続し、2 つのスタックの拡張ユニットを二重パス接続でサポートする方法を図示しています。

1. 図 9 に示すように、SAS ポートをデイジー・チェーンで接続します。

2. 9ページの図 10 に示すように、最初のシェルフをケーブル接続します。

図 9. SAS ポートのデイジー・チェーン

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3. 図 11 に示すように、最後のシェルフをケーブル接続します。

4. 10ページの図 12 に示すように、ACP をケーブル接続します。

図 10. 最初のシェルフのケーブル接続

図 11. 最後のシェルフのケーブル接続

取り付けとセットアップの入門 9

Page 18: EXN3000 ストレージ拡張ユニット 取り付けとセッ …...最初にお読みください 本書には、IBM ®System Storage EXN3000 ストレージ拡張ユニットの取り付けとセットアップの手順が記

高可用性 NAS 構成 (iSCSI 構成) のケーブル接続ここでは、4 ポート SAS を持つ 2 つの HBA を使用してアクティブ/アクティブ (高可用性) NAS 構成(iSCSI 構成) をケーブル接続し、2 つのスタックの拡張ユニットをマルチパス接続でサポートする方法を図示しています。

1. 図 13 に示すように、SAS ポートをデイジー・チェーンで接続します。

2. 11ページの図 14 に示すように、最初のシェルフをケーブル接続します。

図 12. ACP ケーブル接続

図 13. SAS ポートのデイジー・チェーン

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3. 図 15 に示すように、最後のシェルフをケーブル接続します。

4. 12ページの図 16 に示すように、ACP をケーブル接続します。

図 14. 最初のシェルフのケーブル接続

図 15. 最後のシェルフのケーブル接続

取り付けとセットアップの入門 11

Page 20: EXN3000 ストレージ拡張ユニット 取り付けとセッ …...最初にお読みください 本書には、IBM ®System Storage EXN3000 ストレージ拡張ユニットの取り付けとセットアップの手順が記

ファブリック接続された MetroCluster 構成のケーブル接続

ファブリック接続された MetroClusters への HA ペアの取り付け、ホット・アド、および変換、ならびにFC/SAS ブリッジの交換については、「Configuring a MetroCluster with SAS disk shelves and FibreBridge

6500N」および「ATTO FibreBridge 6500N Installation and Operations Manual」を参照してください。本書、およびすべての N シリーズの資料は、IBM N シリーズのサポート Web サイトにあります。このWeb サイトのアクセス方法およびナビゲート方法については、 vページの『IBM N シリーズ・サポートWeb サイトについて』 を参照してください。

システムのブート初めてストレージ・システムをブートする際の手順については、N シリーズ・ストレージ・システムに付属の「取り付けとセットアップの入門」をご覧ください。

ACP 機能を使用する場合、セットアップ時に ACP 機能を使用可能にできます。セットアップ・ワークシートおよびその他のセットアップ情報については、「Data ONTAP Software Setup Guide for 7-Mode」を参照してください。

図 16. ACP ケーブル接続

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