▲WVC事務局長今別府氏 ▲第2回ネッピー杯開会式風景 ▲第2回ネッピー杯大会風景 ▲第1回大会優勝チーム:赤兎馬 ▲ビーチサッカー大会風景 ▲事務局吉永氏 ▲薩摩川内新春フットサル大会 オープンの部優勝 ESTRELA FC ▲薩摩川内新春フットサル大会 ミックスの部優勝 CHE.R.RY かごしまフットサル事情 ットサルは、老若男女が楽しめるスポーツ。鹿児島でも例に漏れず、多くの愛好者がフットサルを楽しんでいます。 スポーツウェアメーカーKOUNCE-Japan(コンス・ジャパン)として、多くのフットサル大会をサポートさせてもらっていますが、 今回は「地域振興」をテーマに南大隅地域と薩摩川内地域のケースを取り上げ取材しました。 南大隅は、『ネッピー杯フットサル大会』を主催し、『ビーチサッカー大会』を南大隅青年団と共催したフットサルチームWVC事務局長今別府裕一氏。 薩摩川内は、『薩摩川内新春フットサル大会』を主催した薩摩川内フットサル連盟事務局吉永成寿氏にインタビューを試みました。 KAGO SHIMA SATSUMASENDAI MINAMI OOSUMI フ Case of 薩摩川内 Case of 南大隅 Case of 薩摩川内 Case of 南大隅 大会を催そうと思ったきっかけは何ですか?吉永氏(以下:吉)ーフットサルはフロアで競技するのがベストだと思いますが、薩摩川内のリーグは通常、人工芝のピッチで行なっています。薩摩川内には良いアリーナがあるので、年に1度はフロアでの大会を開催したいという事と、多くのチームにフットサルの楽しさを伝えることが出来たらいいな、という想いからです。市外からのチームエントリーにも力を入れ、交流ができれば更に嬉しい事だと思います。大会を通じて得た事は何ですか?吉:まずは、参加チーム、チーム代表者、大会関係者へ感謝の気持ちを申し上げたいです。前日の会場設営も各チームが率先して動いていただいたおかげで、予定時間内で無事に催行出来ました。もちろん、大会当日も色々と手伝っていただきましたし、薩摩川内の土地柄か、多くの方に快くご協力いただけた事を嬉しく思い、感謝しています。また、ポスター告知などを通して、「フットサルの1DAY大会が開催される」ということを地域の多くの方々(フットサルに関係していない人達にも)に知ってもらえた事は大変、効果がありました。薩摩川内フットサル界の課題は何ですか?吉:現在私共は、薩摩川内のフットサル界を通常4人で運営しています。4人で出来る事は限られていますので、今後幅広い活動の為に運営スタッフが増えたら嬉しいです。薩摩川内フットサル界の今後の展望を教えてください。吉:2008年に鹿児島県フットサル連盟へ正式加入する事ができ、08 ー09 年の登録チームは8チームでした。09 ー10 年(2009年4月開幕予定)は9チームになる予定ですが、まだまだ増える可能性はあると思っています。リーグ登録チームの増加、そして着実にリーグのレベルアップを地域をあげて図りたいと思っています。大会を催そうと思ったきっかけは何ですか?今別府氏(以下:今)ー地域振興ですね。南大隅町は、高齢化率が高いということが今の現状にあります。若者が少なくなることは、寂しいこと… そんな少ない中でも、交流人口の増加の為に南大隅の良さを知ってもらいたい。色々なことを考えると、1番大事なことは、「情報発信」だと思います。それには何が必要か・・・若者が集う風景が浮かんできたわけで… 。若い世代が集まるために必要なことは「楽しみ」が基本だと思い、3年前に「30 歳」という年齢に達して、今から出来る事、経験を重ねた今だから出来る事を考え、辿り着いた場所が「フットサル」でした。WVC小田会長と森副会長、私(事務局長)の3人で、まず自分達が「楽しみ」ながら、南大隅でフットサル大会を開催して、ココに人を集めたい。そして対外的な大会と、地元の職域大会で、活気に満ちた町にしたい。それが、当初からの目標でした。大会を通じて得た事は何ですか?今:大会を開催して、「人の繋がり」これが一番得られた事ですね。各種団体や協賛各社、そして、参加頂いている各チームの皆さん、本当にいろんな繋がりを作れたことが「楽しく」「おもしろい」ことだと感じています。KOUNCEの代表昇氏との繋がりもできましたしね。フットサル大会と、ビーチサッカー大会を開催することにより、チームとしての結束も見えてきましたし、何より南大隅のアピールに繋がったことが1番だと思ってます。南大隅フットサル界の課題は何ですか?今:認知度ですかね。サッカーは人気のスポーツですが、南大隅では、フットサルというスポーツは、まだ赤ん坊のような存在だと思います。これからは、目標とする地域に根ざしたスポーツとして、少ない人数で気軽にできるスポーツとして、認知度を高めたいです。その為にも大会の継続性と、情報発信が重要なものと考えています。知ってもらって初めて「判断」してもらえる訳ですから。南大隅フットサル界の今後の展望を教えてください。今:地域によるリーグや、大会を開催したいですね。子供から高齢者まで、ボールひとつ・少ない人数でもできるスポーツとして、ちょっとした広場があれば、フットサルしてる人がいる風景って夢ですね。大隅半島の南地域の拠点づくりとして活動していきたいです。その為にも、主催大会を通して、地域を越えた「人の繋がり」を大事にしていきたいと思います。競技色の強くならない程度に、気軽にどこでもできるスポーツが「フットサル」の良さだと思います。フットサルから始まる… ☆第2回ネッピー杯のキャッチコピーにしましたが、何が始まっていくか。それはフットサルを愛するあなたの胸に!南大隅町は、大隅半島の南部にあり、三方を海に囲まれた半島の先端の町で、九州本島最南端の佐多岬を有する。 薩摩半島の北西部に位置し、みどり豊かな山々や湖、地形の変化の美しい甑島、各地の温泉など、多種多様な自然環境を有する。 取材/ インタビュー後記 遠藤保仁(旧桜島町出身)、前園真聖(東郷町出身)、大迫勇也(旧加世田市出身)。新旧問わず、 鹿児島県出身選手のプロサッカー選手の共通点は、地方で生まれ育った選手が多い事。実 は、フットサル界も競技レベルからは想像し難いですが、競技人口(個人登録者数)は、全国 有数なのです。冒頭文でも述べた様に、フットサルは老若男女が楽しめるスポーツ。競技レ ベル云々で語れる以外の大きな魅力があります。元来、鹿児島県フットサル界の発展の為に は、全国で通用する強豪クラブや有望選手の出現が手っ取り早いのかもしれません。しか し、地方振興とフットサル。南大隅と薩摩川内のケースを取材させていただき、フットサルの 魅力とその原点を改めて教えていただけた様な気がします。鹿児島のスポーツ組織は、その ほとんどがボランティアで、自分の時間や労力を費やしての運営活動。目的を共有し、フット サルと地域活性の想いがあるからこそ出来る事。両地域の運営スタッフに敬意を表すると共 に、今後とも、KOUNCE-Japanとして出来る限りのサポートをさせていただき、少しでも両地 域の発展に貢献させていただきたいと願う取材でした。 www.kounce-japan.com