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2020年12月発行 第39号
2P 連載企画「スタッフインタビュー第2弾」
3P 2P続き、外来総合案内係のお知らせ
4P センター通信Vol.22
5P 地域連携室からのお知らせ
6P 外来診療案内、お知らせ、編集後記
い な よ う
**************病院理念***************
私たちは地域の方々に愛され
安心して利用できる病院を目指します
*************************************
2020.11.3 関野医師 胎内市から表彰を授与されるシーン
「長年にわたり認知症医療に携わり地域医療及び福祉の向上に尽力されたことによるもの」
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菅
原
康
洋
~ 私 の 流 儀 ~
『地域の皆さまに黒川病院を知ってもらいたい』そんな思いで出発する職員紹
介。今号は、第2弾として、元ボクサーという異色の経歴を持つ社会復帰病棟
看護師の菅原康洋にインタビューしました。
(以下、縦書き、菅原:S、司会:M)
社 会 復 帰 病 棟
M:では、まず出身地をお願いし
ます。
S:千葉県鎌ヶ谷市です。東武
アーバンパークラインの馬込沢駅
が最寄駅です。
鎌ヶ谷には日本で一番小さいと言
われている大仏様があります。ま
た、梨が美味しいです。何にもな
いところなんですが、帰省した際
にスタバが出来ていて、ああ発展
したなと(笑)
M:この仕事を選んだ理由を教え
て下さい。
S:兄、姉、母と全員看護師なん
です。ただ、小さい頃の記憶では
母が夜勤やらで忙しく自分が看護
師になるとは思ってなかったんで
すが・・・。
やはり本能的に引き付けられてこ
の道を選びました‼
衝撃の事実
元プロボクサーの経歴を
持つ男!
M:看護師になる前に、ボクサーだっ
たということですが?
S:中学~23歳頃までやってまし
た。階級はフライ級ですが、リミット
が50.8㎏で、減量は大変でした。
当時ジムにフライ級のチャンピオンが
いて何故か皆フライ級を選んでいて、
自分も流されて選んじゃいました。
ボクサーにとって減量とは?
M:減量時はどんなことをして試合に
合わせたんですか?
S:当時、計画性が無く減量には苦労
しました。直前の2週間前まで何もせ
ず、気付いたら10㎏近く落とさな
きゃいけなくて。食事は朝起きてチロ
ルチョコを4等分に包丁で切って、お
腹が減ったら1欠片を口の中でゆっく
りゆっくり溶かしながら食べるだけな
んです。
水分も飲まないようにして口に含むだ
けで飲まないようにしてました。サウ
ナで水抜きなんかもして、走りこん
で、ジムで追い込んで。そのころ、大
学も通っていたんですが、パルスイー
トをティッシュに広げて舐めながら授
業を受けたりしてました。危険なので
絶対マネしないで下さい。
ボクシングを始めたきっかけは?
M:ボクシングを始めたきっかけは何だった
んですか?
S:中学の頃、好きな女の子がボクシング
ファンだったのがきっかけですね。ただそれ
だけです。
M:その頃から行動力があったんですね。ど
うして辞めたんですか?
S:やめたのは看護師になる前に会社員に
なったんですが、仕事も忙しくなりボクサー
としてのモチベーションが保てなくなり引退
しました。
一人息子
新之助くん
M:小さいお子さん(新之助く
ん)はかわいいですか?
S:(名前の通り)お米のように白く、素朴
な顔立ちとモッチモチで短い脚(笑)
家族で岩船鮮魚センターやプラントへ行って
楽しんでいます。
M:コロナが終息したら、どこへ行きたいで
すか?
S:寺泊で海鮮を食べたいです。
あとは、やっぱり東京とか遊びに行きたいで
すね。(次ページへ)
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看護師としての流儀
M:この仕事をしていて良かったと思う瞬
間はどんな時ですか?
S:患者さんの笑顔を見れた時が嬉しいで
す。いろいろな笑顔があるじゃないです
か。笑った笑顔だったり、何かを成遂げた
時に出る笑顔だったり、嬉しい時に自然と
あふれる笑顔だったり、その人らしさを見
れた時に、いいなと感じることがありま
す。
M:逆につらいと思う瞬間はありますか?
S:まだ慣れない土地ということもあり、
方言や訛りが解らない時があって、何を言
いたいのかが分からないことがあるんで
す。でも、患者さんも皆優しいし、もっと
コミュニケーションがとれればなあと日々
痛感しています。でも、患者さんが伝えた
かったことを他のスタッフに教えてもらっ
たりして助けてもらっています。
M:この仕事において、今後の目標を教え
て下さい。
S:患者さんやスタッフから信頼される看
護師になるのが今の目標です!
M:最後に今後の抱負をお願いします。
S:この地域で育ち生活している人の生活
価値観を理解できるようになり、話の分か
る男になりたいです。
社会復帰病棟
看 護 師
菅原 康洋
日々のトレーニングはかかさない!
M:今はまっていることはあります
か?
S:体幹トレーニングを日課としてやっていま
す。
特に自分がやっているのは、脊柱起立筋を鍛え
てます。これをすることで腰痛予防になるので
是非試してみてください。
意外な一面
転職するなら?
M:もし、転職するならどんな仕事
をしたいですか?
S:ずばりコーヒー屋さんです。高
校卒業後に渋谷のカフェでバイトをしていて、
コーヒーが好きになりました。それから自分で
生の豆を焙煎する機械を買って家で焙煎して、
その豆を挽いて飲むのが毎日の楽しみでした。
今は流石に焙煎まではしませんが、挽いて飲ん
でます。ちなみに中条駅前にある「珈琲舎ぐ
れ」という店で豆を買っています。やっぱり今
の仕事もそうですが、人と関わることが好きな
んだと思います。
なぜ、黒川病院を選んだのか?
M:黒川病院を選んだ理由があれ
ば教えて下さい。
S:妻の地元が胎内市で出産を機に引っ越して
きました。元々精神科で勤務していたので近く
で精神科病院を探していたら黒川病院があって
選びました。自然豊かなところにも
惹かれましたね!まさか、熊や猿が
い
る
と
は
思
い
ま
せ
ん
で
し
た
が・・・。
~外来総合案内係について~
新型コロナウイルス感染対策して、十月一
日より外来患者さんの健康チェック、入院患
者ご家族への案内などを外来看護師が玄関口
にて行っています。
この外来総合案内係については、外来診察
の時間に看護師が玄関口に立って、来院され
た方全員に健康チェックをしています。
~正面玄関・待合室・書類記入席について~
①正面玄関の下駄箱の位置が以前は玄関から入って左手にあり
ましたが、現在は正面自動ドアから入って左右に設置しまし
た。靴を履き替える時の為の椅子も設置しましたので、是非ご
利用下さい。
②③ソーシャルディスタンスを保つため、椅子の間は間隔を空
けています。隣の方との距離を保つようご協力お願い致しま
す。
④問診票・面会者チェック票記入席を設置しました。
④ 書類記入席
③ 廊 下
② 待合室
① 正面玄関
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センター通信 Vol.22
早いものでもう師走。今年は1年を通して新型コロナウィルスに振り回された年となりましたが、来年こそは終息
し、新しい生活様式と共に穏やかな1年であって欲しいと願うばかりです。寒くなると換気の回数も減り、手洗いも
億劫になりがちですが、自分だけでなく周りの人たちを守るためにも、継続して取り組んでいきたいものです。
それでは最近のセンターの活動を報告させて頂きます。
認知症講演会を開催しました!!
胎内市と共催で、災害が起きた時の認
知症の人への支援のあり方をテーマに、
矢吹知之先生をお招きして、認知症講演
会を開催しました。
コロナ禍での、感染防止策を講じなが
らの開催となりましたが、大きな混乱も
なく、当日は153名の参加がありまし
た。矢吹先生からは東日本大震災でのご
経験をもとに講演頂き、シンポジウムで
はシンポジストの方々の立場でのお話を
伺う事ができ、とても勉強になりまし
た。
街あるき声かけ見守り模擬訓練を開催しました!!
胎内市と共催で始めて今年で4年目。
今回は胎内市築地地区で開催しました。
当日は天候も良く、絶好の訓練日和。
感染防止策を講じながら、多くの住民の
方が参加されました。訓練に向けた研修
会や当日の訓練の様子からも地域コミュ
ニティの繋がりの強さを感じられまし
た。また最後に、警察や消防、黒川病院
の河内看護部長から講評を頂き、警察か
らは「行方不明になったら時間との闘
い、一刻も早く警察へ連絡をして欲し
い」との助言を頂きました。
~お知らせ~ 物忘れ外来の受診予約、入院相談、その他認知症に関する相談等を行っています。
若年性認知症支援コーディネーターも配置されていますので、お気軽にご相談ください。
お問合せ先: 認知症疾患医療センター TEL0254-47-2640
担当相談員:宮下・高橋(恵)・髙橋(佑)まで
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地域連携室からのお知らせ
☆退院前訪問指導のご紹介
必要に応じて、入院中から病院のスタッフがご自宅や退院後利用予定の施設などへ訪問させて
いただき、退院後も患者さんが安心して生活を送っていただけるように、家屋内外の状況把
握、自宅での生活指導、施設見学などを行います。訪問する職種は看護師や精神保健福祉士、
作業療法士などさまざまです。
またケアマネジャーや保健師など、地域の支援者と待ち合わせて同席して頂き、退院後の生活
についてイメージを共有させて頂く場合もあります。退院後の生活に不安がある方は、主治
医、病棟看護師、精神保健福祉士にお気軽にご相談ください。
※交通費は自己負担となります。
☆退院前訪問指導を実施したケースをご紹介
お金があると飲酒してしまい、食事も摂らず生活も不規則になっていました。また、人にお金
を借りたり、店に借金をすることもありました。そのため飲酒についての治療を目的に入院し
ました。
入院後、薬物療法やアルコールプログラムに参加し治療をしています。
本人、家族、主治医、行政職員、担当看護師,精神保健福祉士でケア会議を開催しました。そ
こで、退院後の生活について話し合い、入院前の住居に戻るのは難しいとなり、グループホー
ムの利用、就労関係の施設利用を目指すことになりました。
本人は、新しい場所で今までと違う生活がはじまることは理解していますが、どんな場所なの
か、どんな生活なのかという想像ができず、不安になりました。そこで、本人、担当看護師、
精神保健福祉士とで、グループホームと就労施設に2回に分けて、退院前訪問指導を実施しま
した。行政職員とも訪問先で待ち合わせて退院後の生活を見据えてみんなで見学しました。
退院前訪問を利用し、入院中に退院後に利用する施設等を見学することで、初めて利用する不
安の軽減や、生活のイメージづくりに役立てたようです。
50代 男性 アルコール依存症
お問い合わせ
0254(47)2422 【代表】
黒川病院 地域生活支援課 地域連携室
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来 外 診 療 案 内
この『くろかわらばん』は、数名の作成担当者が、地域の皆さまに対し、黒川病院を発信
していくことを目標に、約3ヶ月という日数をかけ発行されます。企画構成は、年間テーマ
を定め一貫性を持った内容になっておりますし、見やすいようにとの想いから、文字だけで
はなく写真を使い、暗く堅い印象にならないよう、色やデザインにも気がくばられていま
す。私は『くろかわらばん』の作成に携わり4年が過ぎましたが、この度、任期満了に伴い
交代することとなりました。地域の皆さまには是非『くろかわらばん』を手にとっていただ
けたら幸いに存じます。 (担当:T)
発行:医療法人白日会 黒川病院
〒959‐2805
新潟県胎内市下館字大開1522番地
電 話:0254‐47‐2422
FAX:0254‐47‐3181
HP: http://www.hakujitsukai.com
診察日 月~金(初診、再診)
第 1・第 3 土 曜 日(再 診 の
み)
ただし、出張等により変更と
なる場合がございます。
受付時間 午 前 8 : 30 ~ 11 : 00
午後 13:30~
診療時間 午前9:00~12:00 午
後 14:00~16:00
精神科担当医
診察室 時間 月 火 水 木 金 土
1 AM 三上 ― ― ― 三上
2
AM 宮本 ー 宮本 ー ー *
AMのみ
・宮本
・三上
・松井
PM ー ー 宮本 ー ー
3 AM ー 関野 ー 関野 関野
5 AM 小熊 ー 小熊 ー 小熊
6 AM ー 松井 松井 松井 ー
内科担当医
7 AM ー 吉田 ー ー ー ー
し お ら せ
◎年末年始の休診について
2020年12月31日(木)~2021年1月3日(日)まで休診とさせて頂きます。
洗濯交換、入院費のお支払いは可能ですので、宜しくお願い致します。
◎外来総合案内係からのお願い
・診察の際はマスク着用の上、検温・手指消毒をお願いします。
・待合室では、間隔を空けてお座りいただき、飲食は控えて下さい。
・もし、来院前に熱などの症状がある場合は事前にご連絡をお願いします。
・冬でも換気を行っていますので、暖かい服装でお越しください。
集 編 後 記
~入院患者さんご家族の皆様へ~
健康保険証の確認をさせて頂きますの
で、お支払いの際に窓口にてご提示くだ
さい。ご協力お願い致します。