− 265 − 5 BK-25SF 棒端色:赤色 被覆:塩基性 BK-51SF 棒端色:緑色 被覆:塩基性 BK-54SF 棒端色:黒色 被覆:塩基性 BK-54SH 棒端色:白色 被覆:塩基性 BK-55SF 棒端色:青色 被覆:塩基性 BK-G241 棒端色:黒色 被覆:塩基性 鋳鉄金型直盛用 BK-25SF、-51SF、-54SF、-54SH、-55SF、-G241は鋳鉄母 材に直接肉盛することを可能にした硬化肉盛溶接棒です。 溶着金属の1層目では希釈により鋳鉄母材のCが吸収され靭性 のあるオーステナイト組織になりますが、2~3層目からは硬いマ ルテンサイト組織となりすぐれた耐摩耗性を示します。なお、鋳 鉄母材に直接肉盛するように設計されていますので、鋳鉄用の ニッケルまたは鉄ニッケル系溶接棒による下盛は特に必要あり ません。 用 途 各種鋳鉄金型の直接肉盛溶接。 BK-55SFは硬さが高いので、盛刃などの肉盛に適します。 BK-51SFは盛刃の下盛材、ダイフェースの肉盛に適しています。 BK-25SF、BK-54SF、BK-54SHは絞り型のダイフェース面、ビード部の肉盛に 適しています。 BK-G241はフレームハード鋳鉄(GM241)の肉盛溶接に適しています。 作業要領 ①特に予熱は必要としません。 ②溶接ビードは80~120mmで止め、必ず各ビード毎にピーニングを行って下さい。 ③母材の希釈を少なくするために適正電流を使用し、アーク長はできるだけ短く保 持し、ストレートビードで溶接して下さい。 溶接棒は使用前に200~300℃で30~60分間再乾燥して下さい。 硬化肉盛用(被覆アーク溶接棒)− 266 − 5 ■溶着金属の硬さ(鋳鉄母材に直接肉盛、溶接のまま) 銘 柄 1層目(HV) 2層目(HV) 3層目(HV) BK-25SF 190~220 160~190 160~190 BK-51SF 380~410 470~530 480~520 BK-54SF 220~310 450~510 370~410 BK-54SH 190~250 430~530 460~550 BK-55SF 480~540 600~650 650~700 BK-G241 210~310 440~520 370~420 ■適正電流(ACまたはDC+) 棒 径(mm) 銘 柄 2.6 3.2 4.0 5.0 棒 長(mm) BK-25SF − 350 350 − BK-51SF 350※ 400※ BK-54SF 300 350 400 400※ BK-54SH 300※ 400※ − BK-55SF − 400 BK-G241 300※ 350※ 400※ 400※ 電流範囲(A) BK-25SF − 80~120 110~150 − BK-51SF 80~110 100~130 BK-54SF 70~90 90~110 110~130 140~160 BK-G241 BK-54SH − BK-55SF − 80~110 110~140 ■包装形態 棒 径(mm) 小包装質量(kg) 大包装質量(kg) 2.6 2 20 3.2 4.0 5.0 5 20 硬化肉盛用(被覆アーク溶接棒)