平成23年度後学期・理農工 生徒指導論 01 富田英司 愛媛大学教育学部 1
平成23年度後学期・理農工生徒指導論
01
富田英司
愛媛大学教育学部
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本日の内容
• 受講要件
• 生徒指導とは
• 授業概要:到達目標,単位の認定方法
• 連絡事項:PCの活用,参考書
• 生徒指導観の形成
–コミュニケーション・ワーク
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この授業を受けるための大前提
• 教師を本気で目指していること
–我が国は質の高い教員を切望
•教員養成課程の維持には莫大な予算が必要
–教師になりたいということが前提
• 専門家養成のための授業内容
–教師として必要な資質に関する授業内容
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1956「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」
• 教育委員会の職務として「生徒指導に関すること」が規定された。
「生徒指導とは、生徒児童幼児の健康、性格、社会性、公民性及び余暇利用等に関し、教師の行う生活指導、躾をいう。」
1988 生徒指導資料第20集(文部省)
「一人一人の個性の伸長を図りながら、同時に社会的な資質や能力・態度を育成し、さらに将来において社会的に自己実現できるような資質・態度を形成していくための指導・援助であり、個々の生徒の自己指導能力の育成を目指す」
生徒指導とは
生徒指導の7側面
①学業指導
②個人的適応指導
③社会性・公民性指導
④道徳性指導
⑤進路指導
⑥健康・安全指導
⑦余暇指導
生徒指導の行われる場面三つの領域と一つの時間
◦ 各教科
◦ 道徳
◦ 特別活動
◦ 総合的な学習の時間
キャリア教育
授業の特徴• テーマ
–「キャリア教育」
–「適応(いじめ・不登校)」
–「コミュニケーション力」・・・自己基盤と関連
•書く力の育成を通した自己構築
• 理想とする教師像
–子どもの言動から,その背後にある人間関係のネットワークを読み取る力のある教師
–他者と協同し,楽しみながら学ぶ教師
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到達目標(1) 生徒指導の定義と役割について説明する
ことができる。
(2) キャリア教育や不適応,個に応じた指導
に関する現状と対策について説明することができる。
(3) 児童・生徒の声に耳を傾け,一人の人間
として向かい合おうとする態度を形成する。
(4) 生徒指導の基礎になるコミュニケーション力を獲得する。
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単位の認定方法 他
成績評価における得点の配分
– 授業への積極的参加 30%
– 提出物 30%
– テスト等 40%
評価の条件
○出席3分の2以上 ○テストを受けること
オフィスアワー:月曜5限と水曜2限
本館3F/305
Eメール:[email protected]
出席:黒のボールペン等にて自署
PC等を活用した学習
• HPから資料をダウンロード– http://www.edupsych.ed.ehime-u.ac.jp
– http://www.slideshare.net/EijiTomida
• Office2007以降のファイルを読む方法– “office online”で検索→「ダウンロード」
– Office互換機能パックをインストール
• ツイッター
• 修学支援システム– 携帯またはPCメールに転送設定をしておくこと
– 大学のメールは平日は毎日チェックすること
• PDAやPCを授業中にも活用してください→授業のスライドを授業中にDLして書き込み
→分からない語はすぐ調べる9
生徒指導観の形成(1)
• A4の用紙を縦に使ってください.
–一番上に学生番号と氏名を横書きに
–スペースを上から3等分して使ってください
• 一番上のスペース
–あなたはどのような教師を目指しますか
–あなたの人格上の目標を書いてください
•例)どのように生徒と接するか,など
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生徒指導観の形成(2)
• 小学校~高校までの担任の顔と名前を思い出す
– どの先生に人間として影響を受けましたか?
– その先生は人間としてどのようなところが尊敬できますか
• 意見交換– 最低3人の他の受講生と意見交換 → シートに記入
– 意見交換の方法
①挨拶,②自己紹介,③依頼,④意見交換,⑤お礼
※目が合ったら話しかける,立ち止まらない,ゆっくり動く,ゆっくり丁寧に話す,はっきり話すこと
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本日の課題
• 次回からは
–生徒指導概念の変遷
–キャリア教育
• 課題
–教科書をまだ買っていない人は購入
–教科書の目次を見て範囲を把握する
–「生徒指導提要」第1章をよむ
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