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取扱代理店
2017.10. 15-2 (WF)
www.unite- inc.com
CM001JIS Q 14001
JSAE 764
本 社
福 岡 営 業 所
〒410-0315 静 岡 県 沼 津 市 桃 里 1 1 2 - 2 TEL:055-967-2185(代) FAX:055-967-3601〒810-0073 福 岡 県 福 岡 市 中 央 区 舞 鶴 3 - 7 - 1 3 TEL:092-735-7274(代) 大 禅 ビ ル FAX:092-735-0717
2017
ユナイトM F防水工法
改質アスファルトによる機械固定式絶縁工法
MECHANICAL FASTENING
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33
■主な実績
1)※下地の状況等により適用できます。2)軽歩行の塗装は骨材入りのユナイトコート(ノンスリップ)を使用します。
防 水 層 の 用 途
非歩行軽歩行歩行駐車場改修新築断熱押 え
ボード等コンクリート露出
○ ○ ○(塗装)
○(塗装)
備 考
露出単層
露出複層
押え単層
押え複層軽 歩 行
駐 車 場
改 修
断熱露出
断熱押え
UMF-35N
○ ○ ○(塗装)
○(塗装)
UMF-40N
○ ○ ○(塗装)
○(塗装)
UMF-40NL
○ ○ ※ ○(塗装)
○(塗装)
ユナイトコンパウンド併用UMF-55NH
○ ○ ※ ○(塗装)
○(塗装)
UMF-60NF
○ ○ ※ ○(塗装)
○(塗装)
UMF-65NF
○ ○ ※ ○(塗装)
○(塗装)
UMF-65NFL
○ ○ ※ ○(塗装)
○(塗装)
自着層付きシートUMF-60NC
○ ○ ○UMF-35W○ ○ ○UMF-40W○ ○ ○UMF-50W
○ ○ ※ ○ ステップボード使用UMF-35LB○ ○ ○ ○ 押え層はアスコン
使用UMF-35PH
○ ○ ○ ○UMF-40PH
○ ○ ○(塗装)
○(塗装)
下地調整
UMF-35NR
○ ○ ○(塗装)
○(塗装)
UMF-40NR
○ ○ ○(塗装)
○(塗装)
UMF-40NRL
○ ○ ○ ※ ○(塗装)
○(塗装)
UMF-35NA
○ ○ ○ ※ ○(塗装)
○(塗装)
UMF-40NA
○ ○ ○ ※ ○(塗装)
○(塗装)
UMF-40NAL
○ ○ ○ ※ ○(塗装)
○(塗装)
UMF-60NA
○ ○ ○ ○UMF-35WA○ ○ ○ ○UMF-40WA○ ○ ○ ○UMF-50WA
防 水 仕 様
ユナイトMF工法はさまざまな防水バリエーションに対応できます。下表は標準的な防水仕様ですが、この他にも防水材料のグレードや仕上げ材料の選択が可能です。改修防水工事の場合は、下地の状況に応じた下地調整が可能です。
4
▲ ショッピングセンター
▲ 学校
▲ 団地棟改修工事
▲ 老人福祉施設▲ マンション
▲ 公共住宅▲ 工場棟
施工年月 工事名称 工事場所 防水仕様
2012
1 雇用促進住宅幸田宿舎屋上防水改修工事 愛知県額田郡 UMF-60NF3 豊田市立朝日小学校南棟外壁剥落対策及び屋上防水修繕 愛知県豊田市 UMF-40NRL3 特別養護老人ホーム豊前サンビレッジ 福岡県豊前市 UMF-35NR8 ベルコート横浜屋上改修工事 神奈川県横浜市 UMF-35NR
10 ロイヤルホームセンター新守山店屋上防水改修工事 愛知県名古屋市 UMF-35PH12 NECパーソナルコンピューター㈱ B棟屋上防水改修工事 山形県米沢市 UMF-40NR(P)
2013
1 姪浜北住宅5・8・9棟 福岡県福岡市 UMF-40NR3 県立前橋西高等学校教室棟屋上防水改修工事 群馬県前橋市 UMF-40NRL3 介護老人保健施設みずほケアセンター新築工事 静岡県浜松市 UMF-40N4 平成24年度青葉女子学園庁舎等屋上防水層補修工事 宮城県仙台市 UMF-35NR5 佐賀地方家庭裁判所唐津支部庁舎 佐賀県唐津市 UMF-60NC
10 花泉郵便局屋上防水改修工事 岩手県一関市 UMF-40NR11 JR秋田宮田寮1号屋根防水改良工事 秋田県秋田市 UMF-40NR(P)12 ジャンボプラス駐車場新築工事 静岡県浜松市 UMF-40PH
2014
2 白河拘置支所外壁補修及び屋上防水補修工事 福島県白河市 UMF-35NR2 新潟大学医歯学総合病院アメニティモール新築駐車場工事 新潟県新潟市 UMF-35PH2 静岡県立清流館高等学校 静岡県焼津市 UMF-40N2 プレーゲあしたか新設工事 静岡県沼津市 UMF-40NA5 国民宿舎両神荘屋根改修工事 埼玉県秩父郡 UMF-40NRL8 日本郵政武蔵野寮 東京都武蔵野市 UMF-35NR9 美川図書館新築工事 石川県白山市 UMF-40NL
11 本城西団地22号棟 福岡県北九州市 UMF-60NA
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UNITE MF
5
2 3 4 5 6MF アンカー
UMF-35
MF アンカー
UMF-40
MF アンカー
UMF-40LG
MF アンカー
ユナイトコンパウンド1.2kg/m2
MF アンカー
UMF-25F
MF アンカー
UMF-25F
MF アンカー
UMF-25F
MF アンカー
1仕 様 記 号
UMF-35N
UMF-40N
UMF-40NL(スレートチップ)
UMF-55NH(熱工法併用)
UMF-60NF
UMF-65NF
UMF-65NFL(スレートチップ)
UMF-60NC(粘着層付きシート併用)
UMF-35
プライマー S0.2kg/m2
UMF-40
プライマー S0.2kg/m2
UMF-40LG
プライマー S0.2kg/m2
エミールーフ
プライマー S0.2kg/m2
UMF-25F
プライマー S0.2kg/m2
UMF-25F
プライマー S0.2kg/m2
UMF-25F
プライマー S0.2kg/m2
UMF-25F
UH-15A
仕上塗料(別途)
仕上塗料(別途)
仕上塗料(別途)
ユナイトコンパウンド1.2kg/m2
エミールーフ
UMF-35
UMF-40
UMF-40LG
ハイタックシートUH-32
UMF-35
ユナイトコンパウンド1.0kg/m2
仕上塗料(別途)
UMF-35 仕上塗料(別途)
仕上塗料(別途)
仕上塗料(別途)
仕上塗料(別途)
仕上塗料(別途)プライマー S0.2kg/m2
部位
平 場
立上り
平 場
立上り
平 場
立上り
平 場
立上り
平 場
立上り
平 場
立上り
平 場
立上り
平 場
重さ(kg/m2)
厚さ(mm)
3.5
3.7
4.0
4.2
4.0
4.2
6.5
7.9
6.0
6.2
6.5
6.7
6.5
6.7
5.7
4.9
3.8
4.0
4.1
4.3
4.8
5.0
7.3
8.5
6.8
7.0
7.1
7.3
7.8
8.0
7.0
5.9立上り
防水仕様
露出単層
露出複層
露出単層防水 UMF-35N 施工例 露出複層防水 UMF-55NH 施工例 露出複層防水 UMF-60NF 施工例 露出複層防水 UMF-60NC 施工例
6
* UMF-55NH平場のユナイトコンパウンド1.2kg/m2は、エミールーフラップ部接合用の使用量を含む。
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UNITE MF
7
2 3 4MF アンカー
UMF-35(密着張り)
MF アンカー
UMF-40(密着張り)
MF アンカー
UMF-25F
UMF-35
プライマー S0.2kg/m2
UMF-40
プライマー S0.2kg/m2
UMF-40LG
プライマー S0.2kg/m2
1仕 様 記 号
UMF-35W
UMF-40W
UMF-50W
UMF-35NR
UMF-40NR
UMF-40NRL(スレートチップ)
UMF-35
プライマー S0.2kg/m2
UMF-40
プライマー S0.2kg/m2
UMF-25F
プライマー S0.2kg/m2
下地調整(別途)
下地調整(別途)
下地調整(別途)
絶縁シート(押え層 別途)
押え層(別途)
絶縁シート(押え層 別途)
押え層(別途)
UMF-25F
絶縁シート(押え層 別途)
押え層(別途)
MF アンカー
UMF-35(密着張り)
MF アンカー
UMF-40
MF アンカー
UMF-40LG
仕上塗料(別途)
部位
平 場
立上り
平 場
立上り
平 場
立上り
平 場
立上り
平 場
立上り
平 場
立上り
重さ(kg/m2)
厚さ(mm)
3.7
3.7
4.2
4.2
5.2
5.2
3.9
4.0
4.3
4.3
6.1
6.2
3.5
3.7
4.0
4.2
4.0
4.2
3.8
4.0
4.1
4.3
4.8
5.0
防水仕様
押え単層
押え複層
露出単層
2 3 41仕 様 記 号 部位 重さ(kg/m2)
厚さ(mm)防水仕様
MF アンカー
UMF-35
MF アンカー
UMF-40
UMF-35PH
UMF-40PH
UMF-35
プライマー S0.2kg/m2
UMF-40
プライマー S0.2kg/m2
ラップ部上掛け(メルトベース)
仕上塗料(別途)
ラップ部上掛け(メルトベース)
仕上塗料(別途)
押え層(別途)
押え層(別途)
平 場
立上り
平 場
立上り
3.7
3.7
4.2
4.2
3.9
4.0
4.3
4.3
押え単層
2 3 41仕 様 記 号 部位 重さ(kg/m2)
厚さ(mm)防水仕様
* 立上り部を露出とする場合はUMF-35,40または40LGとする。
* 立上り部に押え層を設ける場合は別途とする。*ラップ部上掛けはユナイトコンパウンドの使用も可。*アスコン層打設時の注意事項は、施工要領書で必ず確認して下さい。
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MF アンカー
UMF-35UMF-35LB
UMF-35
プライマー S0.2kg/m2
ボンド SF0.3kg/m2
仕上塗料(別途)
ステップボード平 場
立上り
14.19.8
4.03.7軽歩行
2 3 41仕 様 記 号 部位 重さ(kg/m2)
厚さ(mm)防水仕様
◆ 既存下地の調整
押えコンクリート◆ 仕上げモルタルの浮き部は撤去を原則とし、軽度の場合はエポキシ樹脂の注入を行います。◆ 立上り部のレンガブロック積み部は原則として撤去して下さい。◆ 突き出した既存目地は撤去し、樹脂モルタルで埋め平滑にして下さい。◆ 水溜まり部は樹脂セメント等で修復し、極端な段差も勾配調整をして下さい。
◆ 「ふくれ」やラップ部のはく離箇所はトーチバーナーやユナイトボンドSFで修復します。◆ 表層の脱落砂は清掃します。脱落砂が多い場合は状況により高圧水洗を行って下さい。◆ 立上り部や排水溝部は原則として撤去します。劣化度が低い場合は樹脂モルタルや下地調整
活性剤(ベースコート)で下地調整して下さい。
砂付きルーフィング
合成高分子系シート◆ 既存防水層の「ふくれ」や接合部の口開きは既存防水層に適合した接着剤で修復します。◆ 立上り部や排水溝部は原則として撤去して下さい。劣化度が低い場合は樹脂モルタル等で下
地調整をして下さい。
◆ 浮き下地からのはく離箇所は極力撤去して下さい。ウレタン塗膜防水
軽歩行用防水 UMF-35LB 施工例
駐車場防水 UMF-35PH 施工例
8
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UNITE MF
9
ポリウレタン系断熱材 30mm
UMF-35
ポリウレタン系断熱材 30mm
UMF-40
ポリウレタン系断熱材 30mm
UMF-40LG
ポリウレタン系断熱材 30mm
UMF-25F
2
MF アンカー
UMF-35
MF アンカー
UMF-40
MF アンカー
UMF-25F
1仕 様 記 号
UMF-35NA
UMF-40NA
UMF-40NAL(スレートチップ)
UMF-60NA
UMF-35WA
UMF-40WA
UMF-50WA
ボンド SF0.3kg/m2(点張り)
ボンド SF0.3kg/m2(点張り)
ボンド SF0.3kg/m2(点張り)
ボンド SF0.3kg/m2(点張り)
UMF-35
プライマー S0.2kg/m2
プライマー S0.2kg/m2
プライマー S0.2kg/m2
プライマー S0.2kg/m2
プライマー S0.2kg/m2
UMF-40
プライマー S0.2kg/m2
UMF-25F
プライマー S0.2kg/m2
部位
平 場
立上り
平 場
立上り
平 場
立上り
平 場
立上り
平 場
立上り
平 場
立上り
平 場
立上り
重さ(kg/m2)
8.5
厚さ(mm)
34.0
34.5
34.5
5.5
3.7 4.0
5.8
4.2 4.3
6.5
4.2 5.0
36.5
7.06.2
5.539.0
4.03.7
5.939.5
4.34.2
8.040.2
6.45.2
防水仕様
露出単層
露出複層
押え単層
押え複層
3 4 5 6 7UMF-35 MF アンカー 仕上塗料(別途)
仕上塗料(別途)
UMF-40
仕上塗料(別途)
UMF-40LG
MF アンカー
MF アンカー
仕上塗料(別途)
仕上塗料(別途)
仕上塗料(別途)
UMF-25F
UMF-35
ハイタックボンド0.3kg/m2
押え層(別途)
ハイタックボンド0.3kg/m2
押え層(別途)
UMF-25F
ポリスチレン系断熱材35mm
ポリスチレン系断熱材35mm
テープ W(両面粘着テープ)
押え層(別途)
絶縁クロス 押え層(別途)
押え層(別途)絶縁クロス
ポリスチレン系断熱材35mm 絶縁クロス 押え層(別途)
MF アンカー
仕上塗料(別途)
UMF-35 仕上塗料(別途)
露出断熱防水 UMF-35NA 施工例露出断熱防水 サイドラップ 施工図
露出断熱防水 エンドラップ 施工図
10
◆ サイドラップ施工手順① 水下側にMFシートを置く② サイドをアンカー固定する③ 断熱材の溶損を防ぐため養生シート(テープA200W)又は
養生板等を用意する④ MFシートを拡げながらサイドラップを溶着する⑤ サイドラップを溶着した後、養生シート(テープA)又は養
生板等を移動させ次工程のサイドラップ接合時に順次転用する
⑥ もう一方のサイドをアンカー固定する
◆ エンドラップ施工手順① エンドラップを補強するためMFシートの下に裁断したテー
プV(250×900mm)を短辺方向に100mm重なるよう敷き込む
② MFシートサイドラップを張り合わせた後、敷き込んだテープV100mm部分をMFシートと溶着する
③ エンドの中央部とサイドをMFアンカーで固定する④ 上から被さるMFシートのサイドラップ(100mm幅)を溶
着する⑤ サイドをMFアンカーで固定する⑥ エンドラップの張り合わせは敷き込んだテープV(150mm)
を先に溶着し、MFシート同士を接合(150mm幅)させる
* UMF-60NAの上層シートUMF-35をUH-32に変更可。その場合、仕様記号はUMF-60NACとする。
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防水シートUMFシートは強靱な合成繊維不織布を使用し、耐候性に優れた改質アスファルトを積層した防水シートで長期間にわたり防水性能を維持します。
◆ UMF-35 (厚さ)3.5mm、単層、複層用
◆ UMF-40 (厚さ)4.0mm、単層用
◆ UMF-40LG (厚さ)4.0mm、単層用(スレートチップ砂)
◆ UMF-25F (厚さ)2.5mm、複層用(両面にフィルムを積層)
◆ ハイタックシートUH-32 (厚さ)3.2mm、粘着層付き・単層用
◆ ハイタックシートUH-15A (厚さ)1.5mm、下張り用粘着層付きシート
◆ ハイタックシートUH-20A (厚さ)2.0mm、断熱仕様コーナー用粘着層付きシート
◆ エミールーフUE (厚さ)2.0mm、下張り用改質アスファルトシート
MFアンカー・プレート防水層のラップ部を下地に固定する金具です。防水層の厚さ、引抜き強度により長さを選定します。
◆ 手打ち開脚型アンカー Y530、Y650、Y660(一般RC用)◆ 手打ちたたき込み型アンカー Y675、Y6100(断熱防水用)◆ 自動連続釘打ち機用アンカー AK830、AK835、AK840(一般RC用)◆ MFプレートA、B
下地処理材◆ ユナイトプライマーS 改質アスファルト系プライマー◆ ユナイトベースコート アスファルト系下地調整材◆ ユナイトレベラー ポリマーセメント系仮防水用下地調整材◆ ユナイトプライマーE ゴムアスファルト系水性プライマー
接着剤・その他◆ ユナイトボンドSF ブチルゴムを主成分に特殊アスファルトを配合した常温型の接着剤です。◆ ユナイトハイタックボンド ポリスチレン系断熱材を張付ける接着剤です。◆ ユナイトコーチング ゴムアスファルト系のシール材で端末部の処理に使用します。◆ ユナイトリアスコートA ゴムアスファルト系水性エマルジョンタイプの塗膜防水材です。
補強用テープ◆ ユナイトテープV トーチ溶融型の補強テープ◆ ユナイトテープVT 片面粘着型の補強テープ◆ ユナイトテープA 断熱仕様の養生テープ◆ ユナイトテープW ポリスチレン系断熱材貼付け用
ユナイトコンパウンド・メルトベース◆ ユナイトコンパウンドは厳選したアスファルトに特殊合成樹脂を添加
し、高性能に改質した溶融型の特殊コンパウンドです。 高温時でも軟化流動を起こさず、低温でも柔軟性を保持し、下地への接
着力に優れています。◆ メルトベースは特殊コンパウンドを圧延シート化してロール状にしたも
ので、トーチバーナー等により容易に溶かすことができます。
断熱材◆ ポリウレタン系断熱材は両面に面材を有しており、防水層の下に設置し
て使用します。◆ ポリスチレン系断熱材は耐荷重性に優れており、押え層を設ける場合、
防水層の上に設置して使用します。
ユナイトコート◆ アクリル系エマルション型の塗料で耐水性、耐候性、密着性に優れ防水
層を美しく仕上げ、保護します。(シルバー、カラー)骨材を配した軽歩行用のノンスリップタイプもあります。
※高日射反射率塗料のユナイトコート遮熱クールグレーと自己洗浄タイプのユナイトファインクール (ホワイト・グレー・グリーン)もあります。
ユナイトベント・ユナイトドレン◆ ユナイトベント SS は耐久性に優れたステンレス製の脱気筒です。下地
からの湿気を外部へ抜き、優れた脱気効果を発揮します。断熱材を用いた仕様にはベント SS コア付を使用します。
◆ ユナイトドレンは鉛製の絶縁用ドレンで既設ドレンに差し込み使用します。下地の形状によくなじみ、防水層下の湿気を排出します。
縦型の L タイプと横型の LS タイプがあります。(キャップは別売り)
ステップボード◆ 無機質繊維の基材表面に砂粒を固着し、アスファルトマスチックを裏打
ちした保護成型板で防水層上の軽歩行板として使用します。
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13
製品一覧表 ■アンカー固定割り付け例
[標準仕様]
14
※ 断熱仕様の場合、パラペット周辺は( の範囲)UH-20A又はテープVTを立上部に100mm、平場部に350mm以上張り付ける。 (架台や臭気筒回りなども同様に納める)※粘着シートを張り付けた平場部周辺はUMFシートをトーチ溶着させ、現場条件等によりパラペット際をアンカーで固定する。 顎下など入隅際に固定できない場合は、状況に応じて固定位置を変える。
種 類 製 品 名 称 規 格 ・ 荷 姿 用 途
防水シート
UMF-35UMF-25FUMF-40UMF-40LGユナイトハイタックシートUH-32ユナイトハイタックシートUH-15AユナイトハイタックシートUH-20AユナイトエミールーフUE
3.5mm×1m×8m (30kg/本)2.5mm×1m×8m (24kg/本)4.0mm×1m×8m (33kg/本)4.0mm×1m×8m (38kg/本)3.2mm×1m×8m (31kg/本)1.5mm×1m×16m (26kg/本)2.0mm×1m×15m (32kg/本)2.0mm×1m×16m (37kg/本)
改質アスファルト系防水シート
補強用テープ
ユナイトテープVユナイトテープA(200W・330W)ユナイトテープVT(480W)ユナイトテープW
2.5mm×250mm×8m1.6mm×200・330mm×16m2.0mm×480mm×15m1.0mm×200mm×15m
立上りコーナー、ドレン周辺部補強用断熱養生用他露出断熱仕様コーナー部(受注品)ポリスチレン系断熱材貼付け用
プライマー ユナイトプライマーSユナイトプライマーE
16kg/缶17kg/缶
ゴムアスファルト系プライマーゴムアスファルト系水性プライマー
接着剤他ユナイトボンドSFユナイトハイタックボンドユナイトリアスコートA
20kg/缶18kg/箱(内ビニール袋)20kg/ポリペール缶
ブチルゴムアス系接着剤アクリル酸エステル系接着剤ゴムアスファルト系塗膜防水材
溶融用コンパウンドユナイトコンパウンドユナイトメルトベース
25kg/紙袋3mm×250mm×10m・1.5mm×150mm×20m
張付け用コンパウンド補強用溶融型成型シート
断熱材硬質ウレタンフォーム(PU)ポリスチレンフォーム(PS)
605mm×910mm(厚さ25mm〜50mm)910mm×910mm又は910mm×1820mm
(厚さ25mm〜50mm)
露出断熱用押え断熱用
仕上塗料(水性)
ユナイトコート シルバー・カラーユナイトコート カラー(ノンスリップ)ユナイトコート 遮熱クールグレーユナイトファインクール
15kg/缶18kg/缶15kg/缶20kg/缶
露出防水仕上げ材高日射反射率塗料(標準色)高日射反射率塗料(自己洗浄タイプ)
仕上げ材 軽歩行用 ステップボード 6mm×500mm×500mm(2.5kg/枚)軽歩行用成型保護板
(ライトグレー、グリーン、ブラウン)
下地調整材 ユナイトベースコートユナイトレベラー
23kg/缶主剤18kg/缶 硬化剤14kg/箱(7kg×2袋)
アスファルト系下地調整材ポリマーセメント系仮防水用下地調整材
端末部処理材 ユナイトコーチングユナイトコーチング(カートリッジ)
10kg/缶330ml×30本入り
防水端末処理材
固定用釘 RC 用
開脚型アンカー
Y530Y650Y660
5.0φ×30L 100本入り6.0φ×50L 50本入り6.0φ×60L 50本入り 手打ち固定釘
たたき込み型アンカー
Y675Y6100
6.0φ×75L 50本入り(ステンレス)6.0φ×100L 100本入り(スチール)
自動釘打ち機アンカー
AK830AK835AK840
3.5φ×30L 100本入り3.5φ×35L 100本入り3.5φ×40L 100本入り
AK845(45L)・AK850(50L)もあります。その他サイズはお問い合わせ下さい。
固定用プレート MFプレートAMFプレートB
45φ×5.5φ×1.2mm 100枚入り45φ×7.0φ×1.2mm 100枚入り
固定用プレート
開孔用ドリル MFドリルキング 5.3φ 穿孔用ドリル
脱気用器材 ユナイトベントSSユナイトベントSS(コア付)
190φ×191H190φ×191H
平場用脱気筒(ステンレス製)断熱用脱気筒(ステンレス製)
改修工事用ドレン縦型 ユナイトLドレン φ40mm〜φ100mm 5mm間隔 140L(400角ツバ付き)鉛製
横型 ユナイトLSドレン φ40mm〜φ100mm 10mm間隔 ジャバラ付き
縦型、横型 ドレンキャップ 鋳鉄製
絶縁クロス ユナイト絶縁クロス 1m×100m 13kg/本 押え断熱USD工法用
絶縁シート ユナイト絶縁フィルム 0.15mm×1m×100m 12kg/本 コンクリート押え保護シート
[断熱仕様]
10045
500500
300以上 密着部
パラペット
MFアンカー・プレート
500500
350以上 密着部
MFアンカー・プレート
350mm以上の範囲はUH-20AかテープVT(粘着層付)を使用
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施工手順
露出工法の標準的な施工手順を下図に示します。1 下地の確認
固定釘引抜き強度の測定
施工に先立ち下地に対する固定釘の引抜き強度を確認して下さい。特に既存防水層がある場合にはRC下地か、また断熱材の有無を明確に把握します。これにより固定釘の種類と長さを選定します。
2 下地調整密着部のプライマーS塗布
極端な目地部の段差、不陸部分は樹脂セメント等で調整して下さい。改修時の立上り部や排水溝部の既存防水層は原則として撤去して下さい。旧防水層のふくれは切開後修復して下さい。ユナイトプライマーSは密着部となる立上りから平場部300mm以上の範囲に塗布します。塗布量は0.2kg/m2
です。入隅部は滞留しないように注意して下さい。
3 ドレン部・出入り隅部役物回りの補強張り
ドレン回りはメルトベースをトーチバーナで溶融しコテで押さえ下地によく馴染ませます。鉛製ドレンを使用する場合は部分接着とし下地湿気の通気路を確保して下さい。出入隅部や入隅コーナー部はテープ Vで補強します。トーチバーナーで十分に溶融し下地へよく密着させます。架台等役物回りも同様に処理します。
7立上り部のシート張り付け
立上り部は一般のトーチ工法接着張りと同様の施工要領で施工します。浮きがないように入念に張り付けて下さい。特に入隅部は浮きがないように、一方から追い込むようによく転圧して仕上げます。
4平場部シートの割り付け
水勾配に逆らわないように水下側からドレン振り分けで張りあげていくシートの配置とします。シートを拡げしわのないように修正し、サイドラップはラップ線に沿って100mm重ねます。エンドラップは150mm重ねて下さい。割り付け後約半分(4m)を巻き返し施工に入ります。ポイントはラップ部を溶着接合してから反対側をアンカー固定することです。
5 シートラップ部の下地への固定
予備孔の開孔〜打込み
アンカーの打込みマーカーラインに沿って500mm間隔でシートを固定します。アンカーの引抜き強度により打込みピッチが異なりますので注意して下さい。ハンマードリルで予備孔を開けます。穴径、深さは用いる固定釘により異なりますがRC下地用標準アンカー(Y-530)の場合はφ5.3mmのドリルを使用し径5.5mm、深さ35mm程度です。切粉を取除きプレートをセットし、ハンマーで打込みます。
自動連続釘打ち機
自動連続釘打ち機(コンストラクションツール)はエアー圧力により連続的に下地へ固定が可能で面積の大きい防水施工に威力を発揮します。アンカーの位置へのマーキングは手動打込み方式と同様に行って下さい。専用コンプレッサー、サブタンクをセットし規定圧力を確認。プレートをコンストラクションツール先端にセットしエアー漏れを生じないように垂直に打込みます。RC下地専用の標準釘はφ3.5mm、長さ30mm(AK830)等を使用します。マガジンには60発の装填が可能です。
8 脱気筒の設置押え金物の取り付け
UMF工法は絶縁工法のため下地よりの湿気は全面に分散するため部分的なふくれは発生しません。UMF工法の脱気筒の設置は防水下地の飽和湿気の排除を目的としており、設置にあたっては設計者、元請けとご相談下さい。防水層端末部は所定の金物で押えユナイトコーチングやシーリング材処理をして下さい。
9 防水層接合部の検査ユナイトコートの塗布
保護塗装に先立って防水層接合部を点検して下さい。絶縁工法のため接合部の水密性がポイントとなります。ヘラを差込み接合の不良個所はハンドバーナー等で修正します。特にシートの3枚重ね部やコーナー入隅部は入念に確認して下さい。ユナイトコートは2回塗りが原則です。開缶後、十分かく拌してから使用して下さい。塗布量は0.4〜0 . 5kg/m 2が目安です。(40LGは0.3〜0.4kg/m2)刷毛やローラーに充分塗料を含浸させてからしごくようにして塗布します。軽歩行用の骨材入りコートの場合は1.2〜1.5kg/m2です。
6 ラップ部の接合
トーチバーナー
ラップ部のみをトーチで張付けていきます。下側のシートは表面のアスファルトが軽く溶ける程度にあぶります。上側のシートは裏面をあぶり溶融アスファルトが5mm程度はみでるように施工して下さい。ローラー転圧すると接合性はさらに向上します。エンドラップは表面砂を軽く埋め殺してから上層シートを溶融し接合します。3枚重ね部は三角カットし入念に接合して下さい。
コンストラクションツール自動連続釘打ち機
① 自動釘打ち機専用コンプレッサーをセットします。打込圧力は1.1〜1.3MPa程度です(躯体によって最適圧力の微調整が必要)。電源は単相100V、容量は15A以上で使用します。
② エアーホースの圧力が0.65MPa以上になってからコンストラクションツール(CT)につなぎます。
③ CTのマガジンに専用アンカーピンをセット(60本まで可)し、ノーズアダプターの鼻先磁石に専用プレートをセットします。
④ CTをUMFシートの所定打込箇所に直角に向けて接し、強く押さえて安全装置のタッチローブを解除してトリガーを引きます。
注1. コンストラクションツールの使用はRC躯体に限定されます。注2. 使用にあたっては保護メガネを使用してください。注3. 作業の前後には、必ずエアー取り入れ口よりオイルを注油してください。注4. 作業終了時には、エアータンクの水抜きを行ってください。注5. 絶対にエアーホースをつないだまま、手渡ししたり、人に向けたりしないでく
ださい。重大な事故につながる恐れがあります。注6. コンプレッサーは型式によってサブタンクを使うタイプもあります。
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※�このツールは弊社が平成9年に初めて機械固定工法用に導入したものです。
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施工に先立ち下地に対する固定釘の引抜き強度を測定し、固定ピッチを設定します。
1. 下地にハンマードリル(φ5.3mmのドリルを装着)で予備孔を開けます。固定釘を差し込みハンマーで打ち込んだ時に釘の頭が引抜試験機のフックに掛かるように深さを調整して下さい。自動釘打ち機を使用する場合は、予備孔は必要ありません。
2. 引抜試験機のMAX指示針(赤針)をゼロにセットし頂部のハンドルをねじ込みながら、固定釘を引き抜いていきます。
3. 引き抜き強度が上がるにつれ、指示針(黒針)が最大値に達した段階でMAX指示針(赤針)が停止し最大値を示し、指示針(黒針)は低下します。
下地の条件や既存防水層(断熱層を含む)の厚さにより固定釘の種類を選定します。下表を参照して下さい。
固定釘引抜き強度の測定
固定釘の選定
適用下地 タイプ仕 様 予 備 孔
アンカー品番 材質 ドリル径 最小埋込み深さMF プレートの種類
RC
打込み開脚釘
Y530 CS 5.3 〜 5.4mm 20mm
35mm
プレート AY650Y660 CS 6.4mm 24mm プレート B
プレート B
連続自動用 AK830 他 CS 不 要 プレート A
建築物の屋上防水層に作用する風圧力は建築基準法施行令第82条5及び平成12年告示第1454、1458号により次のように定められています。
W = q × Cf W:風圧力(N/m2)q:速度圧(N/m2) Cf:風力係数 ※q=0.6×Er2×Vo2
Er=1.7×(屋根高さ/地表面粗度450m)0.2
Vo=基準風速(都内23区、大阪市、福岡市他34m/s)
上記の式から風圧力を計算すると右表のようになります。MFシートはこの風圧力を上回る強度で下地に固定し防水層の飛散を防止する必要があります。仮にRC下地の固定釘の引き抜き強度が1本当り4900N/本で、1m2当りの打ち込み本数を2本/m2とした場合、各部位の安全率は右下表のようになります。
【計算例】 建物の高さが30mで一般部を2本/m2のアンカーで固定した 場合の安全率は
2(本/m2)÷ ×100=580(%)となります。
UMF工法では一般平場部は2本/m2(500mmピッチ)でアンカー固定します。固定位置は、アンカー固定割り付け例をご覧下さい。
MF アンカーの打込みピッチ
1700(N/m2)4900(N/本)
各部位の風圧力 W(N/m2)
建物高さh(m)
102030
109014401700
140018402180
188024802920
部 位
一般部 周辺部 コーナー部
各部位の風圧力に対する安全率(%)
建物高さ(m)
30
部 位
一般部周辺部
コーナー部
アンカーの引抜き強度(N/ 本)
4900
m2 当り風圧力に耐える本数
0.340.440.59
施工時アンカー
本数
2
安全率(%)
580450340
試験法:JIS A-6013
項 目 UMF-35 UMF-40 UMF-40LG
長さ(m)幅 (cm)厚さ(mm)
8.0100
3.5
8.0100
4.0
8.0100
4.0
153121
165130
169140
57 65
63 78
57 69
39 48
42 57
49 58
− 0.2 + 0.3
− 0.2 + 0.3
− 0.3 + 0.3
− 15℃ − 15℃ − 15℃
引張強度(N/cm)
長手幅
伸び(%)
長手幅
引裂き強度(N)
長手幅
寸法安定性(%)
長手幅
折り曲げ性能(℃)
UMF シートの構造 UMF シート代表性状
シートの接合強度は各種の接合方法ともJIS規格値をクリヤーしシール性(水密性)試験も合格しています。
接合性試験とシール性能
ラップ部の接合強度とシール性
接合部の接合方法
トーチ工法
熱工法(ユナイトコンパウンド)
長手幅
長手幅
102107103101
100103101 98
5 個中 5 個合格5 個中 5 個合格5 個中 5 個合格5 個中 5 個合格
部位接合強度(N/cm) シール性
室内養生(7日間)水中浸せき(7日間)2.0N/cm2×hair
接合性試験(せん断)
JIS 規格 50N/cm 以上
ユナイトMF工法は試験施工以来、現在までに約30年を経過致しました。施工は北海道から九州まで、全国にわたり、これまで300万m2以上の実績があります。施工後、10年経過した物件の追跡調査を行い、シート性能、ラップ部の接合性能、固定釘の引抜き強度や腐食状態を調査した一例を右表に示します。耐久性、耐候性に優れた改質アスファルトシート系は長期間、その性能を維持するとともに、固定釘の引抜き強度や固定釘やプレートの腐食など異常な変化はみられません。
UMF 工法の耐久性実績
UMF 工法の耐久性
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Y675Y6100 CS 6.4mm打込み
たたき込み型
(注) アンカー引抜強度4900N/本は仮の数値でありRC下地の引抜強度基準値ではありません。
露出防水層には下記のような現象が見られることがありますが、防水性能に支障はありません。1. 雨水が滞留し易い箇所に汚泥、塵埃、花粉、黄砂、苔類等の堆積した
場合の乾燥湿潤の繰り返しによる表層のひび割れや剥離。2. ルーフィング接合部よりはみ出したアスファルトに生じるひび割れ。
3. 表層砂に含有される鉄分による錆。4. 仕上塗料の経年による自然な変色や退色、ひび割れ、減耗。
定期的な塗り替えをお奨めします。5. 防水層端末シール材の経年によるひび割れや減耗。
定期的な打ち替えをお奨めします。
試 験 項 目 施工直後 施工1年後 施工3年後 施工10年後シート性能
引張強さ(N/cm)
長手 146 172 160 159幅 132 155 144 133
伸び率(%)
長手 62 54 52 56幅 75 57 62 69
接合性能
シール性能2.0N/cm2 × h
(air)トーチ 合格 合格 合格 合格
接合強さ(N/cm) トーチ 105 107 117 106
固定釘の状態
引抜き強度 N 5090 4900 5040 5090釘 径 mm 5.02 4.99 5.00 5.00プレート状態 …… 良好 良好 白さび軽微 白さび軽微
防 水 層 外 観 良好 良好 良好 良好