保健政策部 保健政策部 健康推進課...2015.04 目黒区健康福祉部保健予防課長 2016.04 福祉保健局少子社会対策部事業推進担当課長 2018.04...

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健康寿命とは「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義されます。今後、再生医療、遺伝子治療など、医療技術の進歩によりますます平均寿命の延伸が予測される中、平均寿命の伸びを上回る健康寿命の延伸は、生涯にわたる個人の生活の質を向上させるとともに、社会保障費の軽減にもつながります。

福祉保健局保健政策部では、「健康寿命の延伸」を目指して、地域・職域における健康づくり・生活習慣病・がん予防対策を支援するとともに、難病やウイルス肝炎などの疾病対策、受動喫煙防止対策、自殺対策など幅広く保健施策に取り組んでいます。また、社会保障の充実・安定のため、国民健康保険制度や後期高齢者医療制度の健全な運営支援を行っています。

保健政策部は、保健政策課、健康推進課、疾病対策課、医療助成課および国民健康保険課の5課体制であり、また事業所として多摩や島しょ地区の6保健所を所管しています。管理職では保健政策部長、健康推進課長、疾病対策課長が医師であり、保健政策課、健康推進課、疾病対策課にも係長級(課長代理)の医師が配置されています。各課の医師は、専門知識を活用して、新規事業の企画・調整、計画の策定、医療費助成の審査、区市町村や関係機関への指導や助言などの業務に従事しています。また保健師、管理栄養士などの専門職、事務職員とも連携し、「福祉・健康都市東京」の充実に向けて取り組んでいます。

誰もが健やかでこころ豊かに活躍できるように

2020年東京オリンピック・パラリンピックを契機に公衆衛生の向上を東京都では、2020 年東京オリンピック・パラリンピックを控え、感染症対策の強化、

保健所サービスの充実、受動喫煙防止対策の充実など様々な施策に取り組んでいます。東京都の公衆衛生医師が一丸となって、大会終了後に健康に関するレガシーを残し、都民誰もがいきいきと豊かに暮らせるまち東京の実現を夢見て日々業務に従事しています。

東京都におけるがん対策のうち、一次予防を行うがん検診の普及啓発を主に担当しています。

国および東京都では死亡率減少効果のある 5 つのがん検診(肺がん・異がん・大腸がん・乳がん・子宮頸がん)の実施・普及を目指しています。

しかしながら、都内では国の示す科学的根拠に基づくがん検診とは異なった検診が行われている例もあります。そこで、東京都では各がんの検診機関向け、または自治体関係者向けの講習会を開催しがん検診に対する正しい知識を付与するとともに、時には自治体へ直接訪問することにより改善を目指しています。

科学的根拠に基づくがん検診

希望者へのメッセージ臨床研修修了直後に入職したため、自分でも仕事が続けられるか不安でしたが、新たに

公衆衛生医師になった方向けの講習会や研修会も定期的に開催していただいていることもあり、大変心強く、公衆衛生分野の経験が無い方でも心配は無用です。公衆衛生医師と一口に言っても様々な業務があり、各専門医の先生の経験を活かし、活躍できる部署が必ずあります。ぜひ私たちと一緒に仕事をしてみませんか。

このパンフレットをご覧になられている先生は、公衆衛生医師に多少なりともご興味がおありになる先生かと存じます。仮にご縁があり入職していただいた場合、来年から貴方の働く職場は病院の中ではなくなります。

都庁・各保健所・保健センターで勤務するだけではなく、医師会、医療機関、企業、官公庁、自治体と共同して働くこととなり、東京都の東西南北全てがあなたの職場となります。

あなたの職場は東京都全域です

「健康寿命の延伸」、これは、東京都の健康増進計画である「東京都健康推進プラン21(第二次改定)」の総合目標の1つです。都民全体の健康寿命を延ばすためには、どのようなことをすればよいと思いますか?医療機関に来る患者を確実に治療するだけで大丈夫でしょうか?例えば、初期の糖尿病は、なぜ受診という行動変容に結びつきにくいのでしょうか。定期的に受診する行動が死亡率減少に結びつくにもかかわらず、まだまだ受診率が低いがん検診など、多くの都民に「健康への第一歩」を進めてもらいたいことがまだまだ沢山残っています。健康推進課では日々知恵を絞り、職員一丸となってこのような健康づくりに取り組んでいます。

日本公衆衛生学会総会で全国を巡る

希望者へのメッセージ

様々な職場で経験した事例をまとめて学会発表し、そこで多くの事例を吸収して今後の業務に生かすのは公衆衛生医師も同様です。私は可能な限り日本公衆衛生学会総会に参加するよう心掛け、北は秋田から南は鹿児島まで、様々な都市を巡ることができました。演題準備は大変ですが、新たな知識の吸収と各地の名産に舌鼓みを打てる喜びがその苦労を弾き飛ばします。

東京都の公衆衛生医師になると、様々な区や都の保健所、本庁などに異動し、それぞれの職場で感染症対策、健康づくり、精神保健、母子保健など、種々の経験を積むことができます。その中で、皆さんが「面白い!」と感じる分野にきっと出会えるはずです。私もこれまでの職場で、感染症対策や健康づくりなど、心踊る経験を何度もしています。あなたの希望を叶える現場が東京都の公衆衛生医師には用意されています。是非、私たちと共に都民の健康増進を支える仕事をしてみませんか。

1300万人を超える都民全体の健康寿命を延ばしたい!

難病は、原因が不明で治療法が確立されておらず、長期の療養を必要とします。東京都では、国と共に医療費助成や療養生活の支援を行っていますが、都独自の施策も展開しています。例えば、医療費助成制度では、国に先駆けて対象疾病を拡大しており、国から指定されない疾病についても助成しています。また、難病拠点病院と難病医療協力病院の指定等により、早期診断から在宅療養生活までの切れ目のない医療提供体制の構築も目指しています。

疾病対策課では、難病以外にもウイルス肝炎対策、献血移植対策、被爆者援護なども担当しており、幅広く都民の生命と健康を守る仕事に携われます。

希望者へのメッセージ東京都の公衆衛生は、都政や区政といった、行政で仕事ができるのが魅力です。私は入

都して約 16 年間、保健センター、保健所、区役所、都庁等に着任し、健康教育、感染症疫学調査、医療費助成認定作業などの業務から、新たな健診方法の導入、計画作成、区市町村支援事業の構築などの政策的な業務まで、様々なものに取り組んできました。人口や予算規模も様々で、地域の社会資源に応じた柔軟な事業展開を求められ、調整が困難なこともありましたが、多職種と連携することで、課題を達成してきました。公衆衛生は決して一人ではできません。だからこそ、その達成感も大きいと実感しています。

先生方が興味をお持ちの健康課題に取り組めるのは、そして解決できるフィールドは、もしかしたら公衆衛生にあるかもしれません。東京都には多くの仲間や先輩がいます。是非、一緒に働きませんか?

難病患者等への支援

左から、中島丈晴 成田友代 鈴木祐子 中坪直樹

profile

鈴木 祐子2002.04 葛飾区高砂保健センター医務担当係長2005.04 教育庁学務部学校健康推進課学校保健係担当係長2006.04 福祉保健局保健政策部健康推進課課務担当係長2008.04 南多摩保健所感染症対策担当係長2009.04 国立保健医療科学院派遣2010.04 豊島区池袋保健所 長崎健康相談所長2012.04 多摩小平保健所保健対策課長2015.04 目黒区健康福祉部保健予防課長2016.04 福祉保健局少子社会対策部事業推進担当課長2018.04 福祉保健局保健政策部疾病対策課長ひとこと:ねこ好きです

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中島 丈晴2017.04 文京保健所予防対策課予防対策主査2018.04 福祉保健局保健政策部保健政策課課長代理 (健康危機管理担当)健康推進課兼務

趣味:東京観光

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中坪 直樹2003.04 墨田区向島保健センター保健医療主査2006.04 多摩立川保健所保健対策課感染症対策担当係長 健康危機管理担当係長兼務2007.04 多摩立川保健所企画調整課健康危機管理担当係長2008.04 福祉保健局健康安全部感染症対策課課務担当係長2010.04 国立保健医療科学院派遣2011.04 北区健康福祉部保健予防課結核感染症係長2012.04 荒川区健康部保健予防課長2013.04 荒川区健康部健康推進課長2015.04 練馬区健康部保健予防課長2017.04 福祉保健局保健政策部健康推進課長趣味:鉄道旅行

保健政策部 保健政策部 健康推進課

保健政策部 健康推進課 保健政策部 疾病対策課

「健康寿命の延伸」を目指して都民一人ひとりが主体的に取り組む健康づくりそして、健康を支える社会環境の整備を進めています。

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