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WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

Oct 15, 2020

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Page 1: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

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Page 3: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

No. 銘柄名 規格単位 会社名 成分名 承認区分 算定薬価 算定方式 補正加算等 ページ

1 イフェクサーSRカプセル37.5mgイフェクサーSRカプセル75mg

37.5mg1カプセル75mg1カプセル

ファイザー ベンラファキシン塩酸塩 新有効成分含有医薬品

160.80円270.70円

類似薬効比較方式(Ⅰ)

外国平均価格調整(引き下げ)

内117 精神神経用剤(うつ病・うつ状態用薬)

2

2 トラクリア小児用分散錠32mg 32mg1錠 アクテリオンファーマシューティカルズ ジャパン

ボセンタン水和物 新剤型・新用量医薬品

4,577.00円 類似薬効比較方式(Ⅰ)

小児加算(A=5%)外国平均価格調整(引き上げ)

内219 その他の循環器官用薬(肺動脈性肺高血圧症用薬)

4

3 ピートルチュアブル錠250mgピートルチュアブル錠500mg

250mg1錠500mg1錠

キッセイ薬品工業 スクロオキシ水酸化鉄 新有効成分含有医薬品

214.20円314.30円

類似薬効比較方式(Ⅰ)

外国平均価格調整(引き上げ)

内219 その他の循環器官用薬(透析中の慢性腎臓病患者における高リン血症の改善用薬) 6

4 ムルプレタ錠3mg 3mg1錠 塩野義製薬 ルストロンボパグ 新有効成分含有医薬品

16,107.60円 類似薬効比較方式(Ⅰ)

内339 その他の血液・体液用薬(待機的な観血的手技を予定している慢性肝疾患患者における血小板減少症の改善用薬)

8

5 マリゼブ錠12.5mgマリゼブ錠25mg

12.5mg1錠25mg1錠

MSD オマリグリプチン 新有効成分含有医薬品

559.20円1,045.10円

類似薬効比較方式(Ⅱ)

内396 糖尿病用剤(2型糖尿病用薬)10

6 エクメット配合錠LDエクメット配合錠HD

1錠1錠

ノバルティスファーマ

ビルダグリプチン/メトホルミン塩酸塩

新医療用配合剤

87.70円87.70円

新医療用配合剤の特例

内396 糖尿病用剤(2型糖尿病用薬)12

7 カプレルサ錠100mg 100mg1錠 アストラゼネカ バンデタニブ 新有効成分含有医薬品

7,836.40円 類似薬効比較方式(Ⅰ)

外国平均価格調整(引き上げ)

内429 その他の腫瘍用薬(根治切除不能な甲状腺髄様癌用薬) 14

8 ミティキュアダニ舌下錠3,300JAUミティキュアダニ舌下錠10,000JAU

3,300JAU1錠10,000JAU1錠

鳥居薬品 なし(コナヒョウヒダニ抽出エキス及びヤケヒョウヒダニ抽出エキスを含有する舌下錠)

新有効成分含有医薬品

66.40円201.20円

類似薬効比較方式(Ⅰ)

内449 その他のアレルギー用薬(ダニ抗原によるアレルギー性鼻炎に対する減感作療法用薬)

16

9 ヴィキラックス配合錠 1錠 アッヴィ オムビタスビル水和物/パリタプレビル水和物/リトナビル

新有効成分含有医薬品・新医療用配合剤

26,801.20円 類似薬効比較方式(Ⅰ)

外国平均価格調整(引き上げ)

内625 抗ウイルス剤(セログループ1(ジェノタイプ1)のC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善用薬)

18

10 イーケプラ点滴静注500mg 500mg5mL1瓶 ユーシービージャパン

レベチラセタム 新投与経路医薬品

1,978円 類似薬効比較方式(Ⅰ)

外国平均価格調整(引き上げ)

注113 抗てんかん剤(てんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)の治療に対するレベチラセタム経口製剤の代替療法用薬)

20

11 ライゾデグ配合注 ペンフィルライゾデグ配合注 フレックスタッチ

300単位1筒300単位1キット

ノボ ノルディスクファーマ

インスリン デグルデク(遺伝子組換え)/インスリン アスパルト(遺伝子組換え)

新医療用配合剤

1,551円2,322円

新医療用配合剤の特例

注249 その他のホルモン剤(抗ホルモン剤を含む。)(インスリン療法が適応となる糖尿病用薬) 22

12 リュープリンPRO注射用キット22.5mg

22.5mg1筒 武田薬品工業 リュープロレリン酢酸塩 新剤型医薬品 105,039円 規格間調整 注249 その他のホルモン剤(抗ホルモン剤を含む。)(前立腺癌、閉経前乳癌用薬) 24

13 コパキソン皮下注20mgシリンジ

20mg1mL1筒 武田薬品工業 グラチラマー酢酸塩 新有効成分含有医薬品

5,617円 類似薬効比較方式(Ⅰ)

注399 他に分類されない代謝性医薬品(多発性硬化症の再発予防用薬) 26

14 ヨンデリス点滴静注用0.25mgヨンデリス点滴静注用1mg

0.25mg1瓶1mg1瓶

大鵬薬品工業 トラベクテジン 新有効成分含有医薬品

49,307円197,698円

原価計算方式 外国平均価格調整(引き上げ)

注429 その他の腫瘍用薬(悪性軟部腫瘍用薬)28

15 オクトレオスキャン静注用セット

1セット 富士フイルムRIファーマ

ペンテトレオチド、塩化インジウ

ム(111In)

新有効成分含有医薬品

115,464円 原価計算方式 注430 放射性医薬品(神経内分泌腫瘍の診断におけるソマトスタチン受容体シンチグラフィ用薬) 30

16 アレルゲンスクラッチエキス陽性対照液「トリイ」ヒスタミン二塩酸塩

2mL1瓶 日本たばこ産業 ヒスタミン二塩酸塩 新剤型・新用量医薬品

7,966円 類似薬効比較方式(Ⅰ)

注729 その他の診断用薬(体外診断用医薬品を除く。)(アレルゲンによる皮膚反応の陽性対照用薬)

32

17 スピオルトレスピマット28吸入

28吸入1キット 日本ベーリンガーインゲルハイム

チオトロピウム臭化物水和物/オロダテロール塩酸塩

新有効成分含有医薬品・新医療用配合剤

4,256.90円 類似薬効比較方式(Ⅰ)

外225 気管支拡張剤(慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎、肺気腫)の気道閉塞性障害に基づく諸症状の緩解用薬)

34

18 ゼビアックスローション2% 2%1g マルホ オゼノキサシン 新有効成分含有医薬品

82.20円 類似薬効比較方式(Ⅰ)

外263 化膿性疾患用剤(表在性皮膚感染症、ざ瘡(化膿性炎症を伴うもの)用薬) 36

19 ロコアテープ 10cm x 14cm1枚 大正製薬 エスフルルビプロフェン/ハッカ油

新有効成分含有医薬品・新医療用配合剤

45.90円 既収載品(ラセミ体)を光学分割した新薬の特例

外264 鎮痛、鎮痒、収斂、消炎剤(変形性関節症における鎮痛・消炎用薬)

38

品目数 成分数内用薬 14 9注射薬 9 7外用薬 3 3

計 26 19

薬効分類

新医薬品一覧表(平成27年11月26日収載予定)

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Page 4: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1

薬 効 分 類 117 精神神経用剤(内用薬)

成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩

新薬収載希望者 ファイザー(株)

販 売 名 (規格単位)

イフェクサーSRカプセル37.5mg(37.5mg1カプセル) イフェクサーSRカプセル75mg(75mg1カプセル)

効能・効果 うつ病・うつ状態

主な用法・用量

通常、成人にはベンラファキシンとして1日37.5mgを初期用量とし、1週後

より1日75mgを1日1回食後に経口投与する。なお、年齢、症状に応じ1日2

25mgを超えない範囲で適宜増減するが、増量は1週間以上の間隔をあけて1日

用量として75mgずつ行うこと。

算 定

算定方式 類似薬効比較方式(Ⅰ)

比 較 薬

成分名:デュロキセチン塩酸塩

会社名:塩野義製薬(株) 販売名(規格単位) 薬価(1日薬価)

サインバルタカプセル20mg 173.50円 (20mg1カプセル) (347.00円)

注)新薬創出・適応外薬解消等促進加算の対象品目

補正加算 なし

規格間比 サインバルタカプセル20mgと同30mgの規格間比:0.7514

外国調整 (調整前) (調整後)

75mg1カプセル 347.00円 → 270.70円

算定薬価 37.5mg1カプセル 160.80円 75mg1カプセル 270.70円(1日薬価:270.70円)

外 国 価 格 新薬収載希望者による市場規模予測 37.5mg1カプセル

米国 9.599ドル 1,123.10円※

独国 1.301ユーロ 178.20円 仏国 0.324ユーロ 44.40円 外国平均価格 111.30円

75mg1カプセル

米国 10.757ドル 1,258.60円※

英国 0.789ポンド 143.60円

独国 2.366ユーロ 324.10円 仏国 0.629ユーロ 86.20円 外国平均価格 184.60円

(注1)為替レートは平成26年10月~平成27年9月の平均

(注2)外国の価格に大きな開きがあるので、調整した外国

平均価格を用いている(※は最低価格の3倍を上回

るため対象から除いた。)

最初に承認された国(年月):

スイス(1997年6月)

予測年度 予測本剤投与患者 予測販売金額 (ピーク時) 9年度 63万人 320億円

製造販売承認日 平成27年 9月28日 薬価基準収載予定日 平成27年11月26日

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Page 5: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

薬価算定組織における検討結果のまとめ 算定方式 類似薬効比較方式(Ⅰ) 第一回算定組織 平成27年10月15日

最 類 似 薬 選 定 の 妥 当 性

新薬 最類似薬

成分名 ベンラファキシン塩酸塩 デュロキセチン塩酸塩

イ.効能・効果 うつ病・うつ状態 左に同じ

ロ.薬理作用 セロトニン、ノルアドレナリン 再取り込み阻害作用

左に同じ

ハ.組成及び 化学構造

ニ.投与形態 剤形 用法

内用 カプセル剤 1日1回

左に同じ

左に同じ

左に同じ

補 正 加 算

画期性加算 (70~120%) 該当しない

有用性加算(Ⅰ) (35~60%)

該当しない

有用性加算(Ⅱ) (5~30%)

該当しない

市場性加算(Ⅰ) (10~20%) 該当しない

市場性加算(Ⅱ) (5%)

該当しない

小児加算 (5~20%)

該当しない

先駆導入加算 (10%)

該当しない

当初算定案に対する新 薬収載希望者の不服意 見の要点

上記不服意見に対する 見解

第二回算定組織 平成 年 月 日

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Page 6: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-2

薬 効 分 類 219 その他の循環器官用薬(内用薬) 成 分 名 ボセンタン水和物

新薬収載希望者 アクテリオンファーマシューティカルズジャパン(株)

販 売 名 (規格単位)

トラクリア小児用分散錠32mg(32mg1錠) 注)医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議の評価に基づく開発要請品目

効能・効果 肺動脈性肺高血圧症

主な用法・用量 通常、乳児、幼児又は小児には、ボセンタンとして1回2mg/kgを1日2回朝

夕、用時、少量の水に分散させ経口投与する。ただし、最大投与量は1回120m

g、1日240mgとする。

算定方式 類似薬効比較方式(Ⅰ)

比 較 薬

成分名:ボセンタン水和物

会社名:アクテリオンファーマシューティカルズジャパン(株)

販売名(規格単位) 薬価(1日薬価) トラクリア錠62.5mg 4,495.00円

(62.5mg1錠) (11,169.20円)

注)新薬創出・適応外薬解消等促進加算の対象品目

※算定に当たっては、比較薬の日本における実使用量の平均値に基づく1日薬価と本剤の国内臨床

試験での平均投与量に基づく1日薬価を合わせた。

補正加算 小児加算(A=5%)

(加算前) (加算後) 32mg1錠 3,802.30円 → 3,992.40円

外国調整 (調整前) (調整後) 32mg1錠 3,992.40円 → 4,577.00円

算定薬価 32mg1錠 4,577.00円(1日薬価:13,444.90円)

外 国 価 格 新薬収載希望者による市場規模予測

32mg1錠 独国 58.76ユーロ 8,050.10円

仏国 36.02ユーロ 4,934.70円

外国平均価格 6,492.40円

(注)為替レートは平成26年10月~平成27年9月の平均

最初に承認された国(年月):

欧州(2009年7月)

予測年度 予測本剤投与患者数 予測販売金額 (ピーク時)

7年度 1.0千人 25億円

製造販売承認日 平成27年 9月 28日 薬価基準収載予定日 平成27年11月26日

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薬価算定組織における検討結果のまとめ

算定方式 類似薬効比較方式(Ⅰ) 第一回算定組織 平成27年10月15日

最類似薬選定の妥当性

新薬 最類似薬

成分名 ボセンタン水和物 左に同じ

イ.効能・効果 肺動脈性肺高血圧症

肺動脈性肺高血圧症(WHO機能分

類クラスⅡ、Ⅲ及びⅣ)

全身性強皮症における手指潰瘍の

発症抑制(ただし手指潰瘍を現在有

している、または手指潰瘍の既往歴

のある場合に限る)

ロ.薬理作用 エンドセリン受容体拮抗作用 左に同じ

ハ.組成及び 化学構造

左に同じ

ニ.投与形態 剤形 用法

内用 錠剤 1日2回

左に同じ 左に同じ 左に同じ

画期性加算

(70~120%)該当しない

有用性加算(Ⅰ)

(35~60%) 該当しない

有用性加算(Ⅱ)

(5~30%) 該当しない

市場性加算(Ⅰ)

(10~20%) 該当しない

市場性加算(Ⅱ)

(5%) 該当しない

小児加算

(5~20%)

該当する(A=5(%))

本剤は、小児を対象に国内で臨床試験が実施されており、小児に係る用法

及び用量が明示的に含まれていること、比較薬は小児加算を受けていないこ

とから加算の要件に該当する。加算率については、日本人小児患者における

本剤の安全性及び有効性のデータが限られていること等から、5%が妥当で

あると判断した。

先駆導入加算

(10%)

当初算定案に対する新薬収載希望者の不服意見の要点

上記不服意見に対する見解

第二回算定組織 平成 年 月 日

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新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-3

薬 効 分 類 219 その他の循環器官用薬 (内用薬) 成 分 名 スクロオキシ水酸化鉄

新薬収載希望者 キッセイ薬品工業(株)

販 売 名 (規格単位)

ピートルチュアブル錠250mg(250mg1錠) ピートルチュアブル錠500mg(500mg1錠)

効能・効果 透析中の慢性腎臓病患者における高リン血症の改善

主な用法・用量 通常、成人には、鉄として1回250mgを開始用量とし、1日3回食直前に経口

投与する。以後、症状、血清リン濃度の程度により適宜増減するが、 最高用量は

1日3,000mgとする。

算定方式 類似薬効比較方式(Ⅰ)

比 較 薬

成分名:炭酸ランタン水和物 会社名:バイエル薬品(株)

販売名(規格単位) 薬価(1日薬価) ホスレノールチュアブル錠250mg 199.60円

(250mg1錠) (1,197.60円)

注)新薬創出・適応外薬解消等促進加算の対象品目

補正加算 なし

規格間比 ホスレノールチュアブル錠250mgと同500mg:0.5533

外国調整 (調整前) (調整後)

250mg1錠 199.60円 → 214.20円

算定薬価 250mg1錠 214.20円(1日薬価:1,285.20円)

500mg1錠 314.30円

外 国 価 格 新薬収載希望者による市場規模予測 500mg1錠

米国 11.40ドル 1,333.80円※

英国 1.99ポンド 362.20円

独国 4.31ユーロ 590.50円 外国平均価格 476.40円

(注1)為替レートは平成 26年 10 月~平成 27年 9月の平均

(注2)外国の価格に大きな開きがあるので、調整した外

国平均価格を用いている。(※は最低価格の3倍

を上回るため対象から除いた。)

最初に承認された国(年月):

米国(2013年11月)

予測年度 予測本剤投与患者数 予測販売金額

(ピーク時) 9年度 4.5万人 120億円

製造販売承認日 平成27年9月28日 薬価基準収載予定日 平成27年11月26日

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薬価算定組織における検討結果のまとめ

算定方式 類似薬効比較方式(Ⅰ) 第一回算定組織 平成27年10月15日

最類似薬選定の妥当性

新薬 最類似薬

成分名 スクロオキシ水酸化鉄 炭酸ランタン水和物

イ.効能・効果 透析中の慢性腎臓病患者における

高リン血症の改善

慢性腎臓病患者における高リン血

症の改善

ロ.薬理作用 Feイオンとリン酸イオンの結合 Laイオンとリン酸イオンの結合

ハ.組成及び 化学構造

酸化水酸化鉄(Ⅲ)、スクロース

及びデンプンの混合物 La2(CO3)3・xH2O (x=主として4 )

ニ.投与形態 剤形 用法

内用 チュアブル 1日3回経口投与(食直前)

左に同じ 左に同じ 1日3回経口投与(食直後)

加 算

画期性加算

(70~120%)該当なし

有用性加算(Ⅰ)

(35~60%) 該当なし

有用性加算(Ⅱ)

(5~30%) 該当なし

市場性加算(Ⅰ)

(10~20%) 該当なし

市場性加算(Ⅱ)

(5%) 該当なし

小児加算

(5~20%) 該当なし

先駆導入加算

(10%) 該当なし

当初算定案に対する新薬収載希望者の不服意見の要点

上記不服意見に対する見解

第二回算定組織 平成 年 月 日

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新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-4

薬 効 分 類 339 その他の血液・体液用薬(内用薬) 成 分 名 ルストロンボパグ

新薬収載希望者 塩野義製薬(株)

販 売 名 (規格単位) ムルプレタ錠3mg(3mg1錠)

効能・効果 待機的な観血的手技を予定している慢性肝疾患患者における血小板減少症の改善

主な用法・用量 通常、成人にはルストロンボパグとして3mgを1日1回、7日間経口投与

算定方式 類似薬効比較方式(Ⅰ)

比 較 薬

成分名:エルトロンボパグ オラミン 会社名:ノバルティスファーマ(株)

販売名(規格単位) 薬価(1日薬価) レボレード錠12.5mg 2,684.60円

(12.5mg1錠) (16,107.60円) 注)新薬創出・適応外薬解消等促進加算の対象品目

※1日薬価は投与期間を新薬(7日)に合わせて、血小板回復に必要な通常最大総量(525mg)

に基づき算定

補正加算 なし

外国調整 なし

算定薬価 3mg1錠 16,107.60円(1日薬価:16,107.60円)

外 国 価 格 新薬収載希望者による市場規模予測

なし

最初に承認された国(年月) : 日本

予測年度 予測本剤投与患者数 予測販売金額

(ピーク時) 5年度 5.7千人 11億円

製造販売承認日 平成27年9月28日 薬価基準収載予定日 平成27年11月26日

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Page 11: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

薬価算定組織における検討結果のまとめ

算定方式 類似薬効比較方式(Ⅰ) 第一回算定組織 平成27年10月15日

最類似薬選定の妥当性

新薬 最類似薬

成分名 ルストロンボパグ エルトロンボパグ オラミン

イ.効能・効果 待機的な観血的手技を予定してい

る慢性肝疾患患者における血小板

減少症の改善

慢性特発性血小板減少性紫斑病

ロ.薬理作用 トロンボポエチン受容体刺激作用 左に同じ

ハ.組成及び 化学構造

ニ.投与形態 剤形 用法

内用 錠剤 1日1回

左に同じ 左に同じ 左に同じ

正 加 算

画期性加算

(70~120%)該当しない

有用性加算(Ⅰ)

(35~60%) 該当しない

有用性加算(Ⅱ)

(5~30%) 該当しない

市場性加算(Ⅰ)

(10~20%) 該当しない

市場性加算(Ⅱ)

(5%) 該当しない

小児加算

(5~20%) 該当しない

先駆導入加算

(10%) 該当しない

当初算定案に対する新薬収載希望者の不服意見の要点

上記不服意見に対する見解

第二回算定組織 平成 年 月 日

WIC-11

Page 12: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-5

薬 効 分 類 396 糖尿病用剤(内用薬)

成 分 名 オマリグリプチン

新薬収載希望者 MSD(株)

販 売 名 (規格単位)

マリゼブ錠12.5mg (12.5mg1錠)

マリゼブ錠25mg(25mg1錠)

効能・効果 2型糖尿病

主な用法・用量 通常、成人にはオマリグリプチンとして25mgを1週間に1回経口投与。

算 定

算定方式 類似薬効比較方式(Ⅱ)

比 較 薬 過去6年間の薬理作用類似薬の最低1日薬価:149.30円

規格間比 ザファテック錠100mgと同50mgの規格間比:0.90220

補正加算 なし

外国調整 なし

算定薬価 12.5mg1錠 559.20円

25mg1錠 1,045.10円 (1日薬価:149.30円)

外 国 価 格 新薬収載希望者による市場規模予測 なし

最初に承認された国 : 日本

予測年度 予測本剤投与患者数 予測販売金額

(ピーク時) 10年度 87万人 372億円

製造販売承認日 平成27年 9月 28日 薬価基準収載予定日 平成27年11月26日

WIC-12

Page 13: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

薬価算定組織における検討結果のまとめ 算定方式 類似薬効比較方式(Ⅱ) 第一回算定組織 平成27年10月15日

最 類 似 薬 選 定 の 妥 当 性

新薬 最類似薬

成分名 オマリグリプチン トレラグリプチンコハク酸塩

イ.効能・効果 2型糖尿病 左に同じ

ロ.薬理作用 ジペプチジルペプチダーゼ4阻害作用

左に同じ

ハ.組成及び 化学構造

ニ.投与形態 剤形 用法

内用 錠剤 1週間に1回

左に同じ 左に同じ 左に同じ

補 正 加 算

画期性加算 (70~120%) 該当しない

有用性加算(Ⅰ) (35~60%)

該当しない

有用性加算(Ⅱ) (5~30%)

該当しない

市場性加算(Ⅰ) (10~20%) 該当しない

市場性加算(Ⅱ) (5%)

該当しない

小児加算 (5~20%)

該当しない

先駆導入加算 (10%)

該当しない

当初算定案に対する新 薬収載希望者の不服意 見の要点

上記不服意見に対する 見解

第二回算定組織 平成 年 月 日

WIC-13

Page 14: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-6

薬 効 分 類 396 糖尿病用剤(内用薬)

成 分 名 ビルダグリプチン/メトホルミン塩酸塩

新薬収載希望者 ノバルティスファーマ(株)

販 売 名 (規格単位)

エクメット配合錠LD(1錠)

(1錠中、ビルダグリプチン/メトホルミン塩酸塩として50mg/250mgを含有)

エクメット配合錠HD(1錠)

(1錠中、ビルダグリプチン/メトホルミン塩酸塩として50mg/500mgを含有)

効能・効果

2型糖尿病

ただし、ビルダグリプチン及びメトホルミン塩酸塩の併用による治療が適切と判断され

る場合に限る。

主な用法・用量 通常、成人には1回1錠(ビルダグリプチン/メトホルミン塩酸塩として50mg/250mg又は50mg/500mg)を1日2回朝、夕に経口投与する。

算 定

算定方式

新医療用配合剤の特例

エクメット配合錠LDの算定に当たって、(「自社品の薬価」×0.8+「他社品

のうち最も低い薬価」)に比べ、(「自社品の薬価」+「他社品のうち最も高い薬

価」)×0.8の方が低い額となったが、ビルダグリプチン単剤(エクア錠50m

g)の薬価を下回ったため、本剤の薬価はエクア錠50mgの薬価と同額とした。

比 較 薬

成分名:①ビルダグリプチン、②メトホルミン塩酸塩

会社名:①ノバルティスファーマ(株)、②大日本住友製薬(株)

販売名(規格単位) 薬価(1日薬価)

①エクア錠50mg(50mg1錠) 87.70円(175.40円)

②メトグルコ錠250mg(250mg1錠) 10.20円(20.40円) 注)メトグルコ錠は新薬創出・適応外薬解消等促進加算の対象品目

補正加算 なし

外国調整 なし

算定薬価 エクメット配合錠LD 1錠 87.70円(1日薬価:175.40円)

エクメット配合錠HD 1錠 87.70円

(参考:エクメット配合錠LDに対応する先発医薬品単剤2剤(エクア錠50mg、

メトグルコ錠250mg)の合計1日薬価195.80円)

外 国 価 格 新薬収載希望者による市場規模予測

なし 最初に承認された国: 日本

予測年度 予測本剤投与患者数 予測販売金額 (ピーク時) 10年度 63万人 325億円

製造販売承認日 平成27年 9月 28日 薬価基準収載予定日 平成27年11月26日

WIC-14

Page 15: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

薬価算定組織における検討結果のまとめ

算定方式 新医療用配合剤の特例 第一回算定組織 平成27年10月15日

最 類 似 薬 選 定 の 妥 当 性

新薬 最類似薬

成分名 ビルダグリプチン/ メトホルミン塩酸塩

①ビルダグリプチン ②メトホルミン塩酸塩

イ.効能・効果

2型糖尿病

ただし、ビルダグリプチン及びメトホルミン塩酸塩の併用による治療が適切と判断される場合に限る。

①2型糖尿病 ②2型糖尿病

ただし、下記のいずれかの治療で十分な効果が得られない場合に限る。 (1) 食事療法・運動療法のみ (2) 食事療法・運動療法に加えてス

ルホニルウレア剤を使用

ロ.薬理作用 ジペプチジルペプチダーゼ4阻害作

用/インスリン抵抗性改善作用

①ジペプチジルペプチダーゼ4阻害作用

②インスリン抵抗性改善作用

ハ.組成及び 化学構造

ビルダグリプチン/メトホルミン塩酸塩

①ビルダグリプチン②メトホルミン塩酸塩

ニ.投与形態 剤形 用法

内用 錠剤 1日2回

①左に同じ ②左に同じ 左に同じ 左に同じ 左に同じ 1日2~3回

補 正 加 算

画期性加算 (70~120%) 該当しない

有用性加算(Ⅰ) (35~60%)

該当しない

有用性加算(Ⅱ) (5~30%)

該当しない

市場性加算(Ⅰ)

(10~20%) 該当しない

市場性加算(Ⅱ)

(5%) 該当しない

小児加算

(5~20%) 該当しない

先駆導入加算 (10%)

該当しない

当初算定案に対する新 薬収載希望者の不服意 見の要点

上記不服意見に対する 見解

第二回算定組織 平成 年 月 日

NNH

O H

OH

CN

NNH

O H

OH

CN

WIC-15

Page 16: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-7

薬 効 分 類 429 その他の腫瘍用薬(内用薬) 成 分 名 バンデタニブ

新薬収載希望者 アストラゼネカ(株)

販 売 名 (規格単位) カプレルサ錠100mg(100mg1錠)

効能・効果 根治切除不能な甲状腺髄様癌

主な用法・用量 1回300mgを1日1回経口投与

算定方式 類似薬効比較方式(Ⅰ)

比 較 薬

成分名:レンバチニブメシル酸塩 会社名:エーザイ(株)

販売名(規格単位) 薬価(1日薬価) レンビマカプセル10mg 9,354.20円 (10mg1カプセル) (11,318.60円)

補正加算 なし

外国調整 (調整前) (調整後)

100mg1錠 5,244.90円 → 7,836.40円

算定薬価 100mg1錠 7,836.40円 (1日薬価:16,911.00円)

※算定に当たっては、臨床試験での平均投与量に基づく1日薬価を合わせた。

外 国 価 格 新薬収載希望者による市場規模予測 100mg1錠 米国 257.42ドル 30,118.10円※ 英国 83.33ポンド 15,166.10円 独国 104.05ユーロ 14,254.90円 仏国 51.88ユーロ 7,107.60円 外国平均価格 12,176.20円

(注1)為替レートは平成 26年 10 月~平成 27年 9月の平均

(注2)外国の価格に大きな開きがあるので、調整した外

国平均価格を用いている。(※は最低価格の3倍

を上回るため対象から除いた。)

最初に承認された国(年月):

米国(2011年4月)

予測年度 予測本剤投与患者数 予測販売金額 (ピーク時)

2年度 53人 1億円

製造販売承認日 平成27年9月28日 薬価基準収載予定日 平成27年11月26日

WIC-16

Page 17: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

薬価算定組織における検討結果のまとめ

算定方式 類似薬効比較方式(Ⅰ) 第一回算定組織 平成27年10月15日

最類似薬選定の妥当性

新薬 最類似薬

成分名 バンデタニブ レンバチニブメシル酸塩

イ.効能・効果 根治切除不能な甲状腺髄様癌 根治切除不能な甲状腺癌

ロ.薬理作用 腫瘍細胞増殖抑制、血管新生抑制 左に同じ

ハ.組成及び 化学構造

ニ.投与形態 剤形 用法

内用 錠剤 1日1回

左に同じ カプセル剤 左に同じ

加 算

画期性加算

(70~120%)該当しない

有用性加算(Ⅰ)

(35~60%) 該当しない

有用性加算(Ⅱ)

(5~30%) 該当しない

市場性加算(Ⅰ)

(10~20%) 該当しない

市場性加算(Ⅱ)

(5%) 該当しない

小児加算

(5~20%) 該当しない

先駆導入加算

(10%) 該当しない

当初算定案に対する新薬収載希望者の不服意見の要点

上記不服意見に対する見解

第二回算定組織 平成 年 月 日

WIC-17

Page 18: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-8

薬 効 分 類 449 その他のアレルギー用薬(内用薬)

成 分 名 なし(コナヒョウヒダニ抽出エキス及びヤケヒョウヒダニ抽出エキスを含有する舌下錠)

新薬収載希望者 鳥居薬品(株)

販 売 名 (規格単位)

ミティキュアダニ舌下錠3,300JAU(3,300JAU1錠) ミティキュアダニ舌下錠10,000JAU(10,000JAU1錠)

効能・効果 ダニ抗原によるアレルギー性鼻炎に対する減感作療法

主な用法・用量 通常、成人及び12歳以上の小児には、投与開始後1週間は、3,300JAU

を1日1回1錠、投与2週目以降は、10,000JAUを1日1回1錠、舌下

にて1分間保持した後、飲み込む。

算定方式 類似薬効比較方式(Ⅰ)

比 較 薬

成分名:なし(コナヒョウヒダニエキス原末及びヤケヒョウヒダニエキス原末を含

有する舌下錠) 会社名:塩野義製薬(株)

販売名(規格単位) 薬価(1日薬価) アシテアダニ舌下錠300単位(IR) 201.20円(201.20円)

規格間比 アシテアダニ舌下錠300単位(IR)と同100単位(IR)の 規格間比:0.9995

補正加算 なし

外国調整 なし

算定薬価 3,300JAU1錠 66.40円

10,000JAU1錠 201.20円(1日薬価:201.20円)

外 国 価 格 新薬収載希望者による市場規模予測

なし 最初に承認された国(年月):

デンマーク(2015年9月)

予測年度 予測本剤投与患者数 予測販売金額 (ピーク時)

7年度 14万人 50億円

製造販売承認日 平成27年 9月 28日 薬価基準収載予定日 平成27年11月26日

WIC-18

Page 19: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

薬価算定組織における検討結果のまとめ

算定方式 類似薬効比較方式(Ⅰ) 第一回算定組織 平成27年10月15日

最類似薬選定の妥当性

新薬 最類似薬

成分名 なし(コナヒョウヒダニ抽出エキス

及びヤケヒョウヒダニ抽出エキス

を含有する舌下錠)

なし(コナヒョウヒダニエキス原末

及びヤケヒョウヒダニエキス原末を

含有する舌下錠)

イ.効能・効果 ダニ抗原によるアレルギー性鼻

炎に対する減感作療法 左に同じ

ロ.薬理作用 特異的減感作作用 左に同じ

ハ.組成及び 化学構造 コナヒョウヒダニ抽出エキス及びヤ

ケヒョウヒダニ抽出エキス

コナヒョウヒダニエキス原末及びヤ

ケヒョウヒダニエキス原末

ニ.投与形態 剤形 用法

内用 舌下錠 1日1回舌下投与

左に同じ 左に同じ 左に同じ

画期性加算

(70~120%)該当しない

有用性加算(Ⅰ)

(35~60%) 該当しない

有用性加算(Ⅱ)

(5~30%) 該当しない

市場性加算(Ⅰ)

(10~20%) 該当しない

市場性加算(Ⅱ)

(5%) 該当しない

小児加算

(5~20%) 該当しない

先駆導入加算

(10%) 該当しない

当初算定案に対する新薬収載希望者の不服意見の要点

上記不服意見に対する見解

第二回算定組織 平成 年 月 日

WIC-19

Page 20: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-9

薬 効 分 類 625 抗ウイルス剤(内用薬) 成 分 名 オムビタスビル水和物/パリタプレビル水和物/リトナビル

新薬収載希望者 アッヴィ合同会社

販 売 名 (規格単位)

ヴィキラックス配合錠(1錠) (1錠中、オムビタスビル/パリタプレビル/リトナビルとして12.5mg/75mg/50mgを含有)

効能・効果 セログループ1(ジェノタイプ1)のC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変における

ウイルス血症の改善

主な用法・用量 通常、成人には1日1回2錠(オムビタスビルとして25mg、パリタプレビルと

して150mg及びリトナビルとして100mg)を食後に経口投与し、投与期間

は12週間とする。

算定方式 類似薬効比較方式(Ⅰ)

比 較 薬

成分名:①ダクラタスビル塩酸塩/②アスナプレビル

会社名:①、②ブリストル・マイヤーズ(株)

販売名(規格単位) 薬価(1日薬価) ①ダクルインザ錠60mg 9,186.00円

(60mg1錠) (18,372.00円)注)

②スンベプラカプセル100mg 3,280.70円

(100mg1カプセル) (13,122.80円)注)

※ 投与期間はいずれも24週。①は1日1回、②は1日2回投与。

注)1日薬価は投与期間を新薬(12週)に合わせて算出

補正加算 なし

外国調整 (調整前) (調整後) 1錠 15,747.40円 → 26,801.20円

算定薬価 1錠 26,801.20円(1日薬価:53,602.40円)

外 国 価 格 新薬収載希望者による市場規模予測

1錠 米国 547.521ドル 64,060.00円

英国 191.667ポンド 34,883.40円

独国 303.482ユーロ 41,577.00円

仏国 232.820ユーロ 31,896.30円

外国平均価格 43,104.20円

(注)為替レートは平成26年10月~平成27年9月の平均

最初に承認された国(年月):

スイス(2014年11月)

予測年度 予測本剤投与患者数 予測販売金額 (ピーク時)

2年度 1.4万人 608億円

製造販売承認日 平成27年9月28日 薬価基準収載予定日 平成27年11月26日

WIC-20

Page 21: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

薬価算定組織における検討結果のまとめ

算定方式 類似薬効比較方式(Ⅰ) 第一回算定組織 平成27年10月15日

最類似薬選定の妥当性

新薬 最類似薬

成分名 オムビタスビル水和物/パリタプ

レビル水和物/リトナビル

①ダクラタスビル塩酸塩

②アスナプレビル

イ.効能・効果 セログループ1(ジェノタイプ1)

のC型慢性肝炎又はC型代償性肝

硬変におけるウイルス血症の改善

①②左に同じ

ロ.薬理作用 HCV NS5A 複製複合体阻害作用/

HCV NS3-4A プロテアーゼ選択的阻

害作用/活性物質代謝拮抗作用

①HCV NS5A 複製複合体阻害作用

②HCV NS3-4A プロテアーゼ選択的阻

害作用

ハ.組成及び 化学構造

ニ.投与形態 剤形 用法

内用 錠剤 1日1回

①左に同じ ②左に同じ 左に同じ カプセル剤 左に同じ 1日2回

正 加 算

画期性加算

(70~120%)該当しない

有用性加算(Ⅰ)

(35~60%) 該当しない

有用性加算(Ⅱ)

(5~30%) 該当しない

市場性加算(Ⅰ)

(10~20%) 該当しない

市場性加算(Ⅱ)

(5%) 該当しない

小児加算

(5~20%) 該当しない

先駆導入加算

(10%) 該当しない

当初算定案に対する新薬収載希望者の不服意見の要点

耐性変異を有する患者における有効性について、ハーボニー配合錠と

本剤で大きな違いはないこと、ハーボニー配合錠が投与禁忌の重度の腎

機能障害患者や併用注意とされている制酸剤を使用している患者にも本

剤は使用可能であり、臨床上有用であることから、ハーボニー配合錠を

最類似薬とすることと、既存治療に対する有用性加算を希望する。

上記不服意見に対する見解

第二回算定組織 平成27年10月26日

ハーボニー配合錠を最類似薬とする主張の妥当性は充分ではない。 また、既存の類似薬と直接比較した成績はなく、カルシウム拮抗剤との

併用禁忌等といった類似薬にはない本剤の留意点もあるなど、治療方法の改善が客観的に示されているとは考え難い。 ⇒ 当初算定案どおりとする。

WIC-21

Page 22: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-注-1

薬 効 分 類 113 抗てんかん剤(注射薬)

成 分 名 レベチラセタム

新薬収載希望者 ユーシービージャパン(株)

販 売 名 (規格単位) イーケプラ点滴静注500mg(500mg5mL1瓶)

効能・効果 一時的に経口投与ができない患者における、下記の治療に対するレベチラセタム

経口製剤の代替療法

てんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)

主な用法・用量

〈レベチラセタムの経口投与から本剤に切り替える場合〉

通常、レベチラセタム経口投与と同じ1日用量及び投与回数にて、1回量を15

分かけて点滴静脈内投与する。

〈レベチラセタムの経口投与に先立ち本剤を投与する場合〉

成人:通常、成人にはレベチラセタムとして1日1000mgを1日2回に分け、

1回量を15分かけて点滴静脈内投与する。

小児:通常、4歳以上の小児にはレベチラセタムとして1日20mg/kgを1

日2回に分け、1回量を15分かけて点滴静脈内投与する。ただし、体重

50kg以上の小児では、成人と同じ用法・用量を用いること。

算 定

算定方式 類似薬効比較方式(Ⅰ)

比 較 薬

成分名:レベチラセタム 会社名:ユーシービージャパン(株)

販売名(規格単位) 薬価(1日薬価) イーケプラ錠500mg(500mg1錠) 237.60円(475.20円)

注)新薬創出・適応外薬解消等促進加算の対象品目

剤形間比 アレビアチン錠100mgとアレビアチン注250mgの剤形間比:4.1575

補正加算 なし

外国調整 (調整前) (調整後) 500mg5mL1瓶 989円 → 1,978円

算定薬価 500mg5mL1瓶 1,978円 (1日薬価 3,956円)

外 国 価 格 新薬収載希望者による市場規模予測 500mg5mL1瓶 米国 56.044ドル 6,557円※ 英国 12.731ポンド 2,317円 独国 20.063ユーロ 2,749円 外国平均価格 3,377円

(注1)為替レートは平成26年10月~平成27年9月の平均 (注2)外国の価格に大きな開きがあるため、調整した

外国平均価格を用いている。(※は他の2ヵ国の

平均の2倍超えのため、平均の2倍値を採用。)

最初に承認された国(年月):

欧州(2006年3月)

予測年度 予測本剤投与患者数 予測販売金額 (ピーク時)

10年度 3.1万人 5.5億円

製造販売承認日 平成26年 7月 4日 薬価基準収載予定日 平成27年11月26日

WIC-22

Page 23: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

薬価算定組織における検討結果のまとめ 算定方式 類似薬効比較方式(Ⅰ) 第一回算定組織 平成27年10月15日

最 類 似 薬 選 定 の 妥 当 性

新薬 最類似薬

成分名 レベチラセタム 左に同じ

イ.効能・効果

一時的に経口投与ができない患者

における、下記の治療に対するレベチ

ラセタム経口製剤の代替療法

てんかん患者の部分発作(二次性全

般化発作を含む)

てんかん患者の部分発作(二次

性全般化発作を含む)

ロ.薬理作用 抗痙攣作用(シナプス小胞たん白質

2A(SV2A)との結合によるてんか

ん発作抑制作用)

左に同じ

ハ.組成及び 化学構造

左に同じ

ニ.投与形態 剤形 用法

注射

注射剤

1 日2回静脈内投与

内用 錠剤 1日2回経口投与

補 正 加 算

画期性加算

(70~120%)該当しない

有用性加算(Ⅰ)

(35~60%) 該当しない

有用性加算(Ⅱ)

(5~30%) 該当しない

市場性加算(Ⅰ)

(10~20%) 該当しない

市場性加算(Ⅱ)

(5%) 該当しない

小児加算

(5~20%) 該当しない

先駆導入加算 (10%)

該当しない

当初算定案に対する新薬収載希望者の不服意見の要点

上記不服意見に対する見解

第二回算定組織 平成 年 月 日

WIC-23

Page 24: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

新医薬品の薬価算定について

整理番号 15-11-注-2

薬 効 分 類 249 その他のホルモン剤(抗ホルモン剤を含む。)(注射薬)

成 分 名 インスリン デグルデク(遺伝子組換え)/インスリン アスパルト(遺伝子組換え)

新薬収載希望者 ノボ ノルディスク ファーマ(株)

販 売 名 (規格単位)

ライゾデグ配合注 ペンフィル (300単位1筒) ライゾデグ配合注 フレックスタッチ (300単位1キット) (1筒/キット中、インスリン デグルデク(遺伝子組換え)/インスリン アスパルト(遺伝子組換え)

として210単位/90単位を含有)

効能・効果 インスリン療法が適応となる糖尿病

主な用法・用量通常、成人では、初期は1回4~20単位を1日1~2回皮下注射。

症状及び検査所見に応じて適宜増減するが、維持量は通常1日4~80単位。

算 定

算定方式 新医療用配合剤の特例 「自社品の薬価の合計の0.8倍」により算定(①及び②ともに自社品がある。)

比 較 薬

成分名:①インスリン デグルデク(遺伝子組換え) ②インスリン アスパルト(遺伝子組換え)

会社名:①、② ノボ ノルディスク ファーマ(株)

販売名(規格単位) 薬価(1日薬価) ①トレシーバ注 ペンフィル(300単位1筒) 1,847円(100円※)トレシーバ注 フレックスタッチ(300単位1キット) 2,619円

②ノボラピッド注 ペンフィル(300単位1筒) 1,669円(152円※) ノボラピッド注 フレックスペン(300単位1キット) 2,351円

ノボラピッド注 フレックスタッチ(300単位1キット) 2,385円 ノボラピッド注 イノレット(300単位1キット) 2,211円 注)①及び②ともに新薬創出・適応外薬解消等促進加算の対象品目

※1日薬価は各単剤併用の臨床試験を基に算出し、年間販売量で加重平均している。

補正加算 なし

キット特徴部分の原材料費

300単位1キット 1,551円 → 2,322円

外国調整 なし

算定薬価

300単位1筒 1,551円(1日薬価:202円※) 300単位1キット 2,322円 ※1日薬価は本剤の臨床試験を基に算出している。

(参考)

ライゾデグ配合注ペンフィルに対応する先発医薬品単剤(①及び②)の合計1日薬価:252円)

外 国 価 格 新薬収載希望者による市場規模予測

なし

最初に承認された国(年月):

メキシコ(2012年10月)

予測年度 予測本剤投与患者 予測販売金額

(ピーク時)

3年度 14万人 74億円

製造販売承認日 平成24年12月25日 薬価基準収載予定日 平成27年11月26日

WIC-24

Page 25: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

薬価算定組織における検討結果のまとめ

算定方式 新医療用配合剤の特例 第一回算定組織 平成27年10月15日

最 類 似 薬 選 定 の 妥 当 性

新薬 最類似薬

成分名

インスリン デグルデク(遺伝子組換え)/ インスリン アスパルト(遺伝子組換え)

① インスリン デグルデク(遺伝子組換え)

② インスリン アスパルト(遺伝子組換え)

イ.効能・効果 インスリン療法が適応となる糖尿病

①、② 左に同じ

ロ.薬理作用 インスリン受容体刺激作用/血糖降下作用

①、② 左に同じ

ハ.組成及び 化学構造

インスリン デグルデク(遺伝子組換え)/ インスリン アスパルト(遺伝子組換え)

①インスリン デグルデク(遺伝子組換え)

②インスリン アスパルト(遺伝子組換え)

ニ.投与形態 剤形 用法

注射 注射剤 1日1~2回 皮下注射

① 左に同じ ② 左に同じ

左に同じ 左に同じ

1日1回 毎食直前 皮下注射 皮下注射

画期性加算

(70~120%) 該当しない

有用性加算(Ⅰ)

(35~60%) 該当しない

有用性加算(Ⅱ)

(5~30%) 該当しない

市場性加算(Ⅰ)

(10~20%) 該当しない

市場性加算(Ⅱ)

(5%) 該当しない

小児加算

(5~20%) 該当しない

先駆導入加算

(10%) 該当しない

当初算定案に対する新薬収載希望者の不服意見の要点

上記不服意見に対する見解

第二回算定組織 平成 年 月 日

WIC-25

Page 26: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-注-3

薬 効 分 類 249 その他のホルモン剤(抗ホルモン剤を含む。)(注射薬)

成 分 名 リュープロレリン酢酸塩

新薬収載希望者 武田薬品工業(株)

販 売 名 (規格単位) リュープリンPRO注射用キット22.5mg(22.5mg1筒)

効能・効果 前立腺癌、閉経前乳癌

主な用法・用量 通常、成人には24 週に1 回リュープロレリン酢酸塩として22.5mgを皮下

に投与する。

算定方式 規格間調整

比 較 薬

成分名:リュープロレリン酢酸塩

会社名:武田薬品工業(株)

販売名(規格単位) 薬価 リュープリンSR注射用キット11.25mg 72,978円 (11.25mg1筒)

規格間比 リュープリン SR 注射用キット11.25mgとリュープリン注射用キット

3.75mgの規格間比:0.525386

外国調整 なし

算定薬価 22.5mg1筒 105,039円

外 国 価 格 新薬収載希望者による市場規模予測 なし(同一規格の製剤は、外国で販売されていない)

【参考】

(45mg1筒)

米国 8,403.49ドル 983,208円

(30mg1筒)

独国 877.03ユーロ 120,153円

仏国 688.47ユーロ 94,320円 (注)為替レートは平成26年10月~平成27年9月の平均

最初に承認された国(年月):

フィンランド(2007年6月)

予測年度 予測本剤投与患者数 予測販売金額 (ピーク時)

10年度 14万人 301億円

製造販売承認日 平成27年9月28日 薬価基準収載予定日 平成27年11月26日

WIC-26

Page 27: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

薬価算定組織における検討結果のまとめ

算定方式 規格間調整 第一回算定組織 平成27年10月15日

最類似薬選定の妥当性

新薬 最類似薬

成分名 リュープロレリン酢酸塩 左に同じ

イ.効能・効果 前立腺癌、閉経前乳癌 左に同じ

ロ.薬理作用 抗アンドロゲン作用 左に同じ

ハ.組成及び 化学構造

左に同じ

ニ.投与形態 剤形 用法

注射 注射剤 24週に1 回

左に同じ 左に同じ 12週に1回

加 算

画期性加算

(70~120%)該当しない

有用性加算(Ⅰ)

(35~60%) 該当しない

有用性加算(Ⅱ)

(5~30%) 該当しない

市場性加算(Ⅰ)

(10~20%) 該当しない

市場性加算(Ⅱ)

(5%) 該当しない

小児加算

(5~20%) 該当しない

先駆導入加算

(10%) 該当しない

当初算定案に対する新薬収載希望者の不服意見の要点

上記不服意見に対する見解

第二回算定組織 平成 年 月 日

O

HN

Hi s-Trp-S er-Ty r-D-Leu-Leu-Arg-P roO

HNH

C H 3.

H3C CO2H

WIC-27

Page 28: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

新医薬品の薬価算定について

整理番号 15-11-注-4

薬 効 分 類 399 他に分類されない代謝性医薬品(注射薬)

成 分 名 グラチラマー酢酸塩

新薬収載希望者 武田薬品工業(株)

販 売 名 (規格単位)

コパキソン皮下注20mgシリンジ(20mg1mL1筒) 注)医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議の評価に基づく開発要請品目

効能・効果 多発性硬化症の再発予防

主な用法・用量 通常、成人にはグラチラマー酢酸塩として20mgを1日1回皮下に投与する。

算 定

算定方式 類似薬効比較方式(Ⅰ)

比 較 薬

成分名:インターフェロンベータ-1a(遺伝子組換え)

会社名:バイオジェン・アイデック・ジャパン(株)

販売名(規格単位) 薬価(1日薬価) アボネックス筋注用シリンジ30μg 40,213円(5,745円)

(30μg0.5mL1筒) 注)新薬創出・適応外薬解消等促進加算の対象品目

補正加算 なし

キット特徴部分の原材料費

20mg1mL1筒 5,604円 → 5,617円

外国調整 なし

算定薬価 20mg1mL1筒 5,617円(1日薬価:5,617円)

外 国 価 格 新薬収載希望者による市場規模予測

【参考】

20mg1mL1筒

米国 244.42ドル 28,597円※

英国 18.36ポンド 3,341円

独国 55.62ユーロ 7,620円

仏国 29.72ユーロ 4,071円

外国平均価格 5,011円 (注1)為替レートは平成26年10月~平成27年9月の平均

(注2)外国の価格に大きな開きがあるので、調整した外国平

均価格を用いている(※は最低価格の3倍を上回るため対

象から除いた。)

最初に承認された国(年月):

イスラエル(1996年11月)

予測年度 予測本剤投与患者 予測販売金額

(ピーク時)

10年度 2.1千人 43億円

製造販売承認日 平成27年9月28日 薬価基準収載予定日 平成27年11月26日

WIC-28

Page 29: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

薬価算定組織における検討結果のまとめ

算定方式 類似薬効比較方式(Ⅰ) 第一回算定組織 平成27年10月15日

最 類 似 薬 選 定 の 妥 当 性

新薬 最類似薬

成分名 グラチラマー酢酸塩 インターフェロンベータ-1a(遺伝子組換え)

イ.効能・効果 多発性硬化症の再発予防 左に同じ

ロ.薬理作用 免疫調節作用 症状進行抑制作用(T細胞サプレッサー機能改善/インターフェロンγ産生抑制作用)

ハ.組成及び 化学構造 L-グルタミン酸、L-アラニン、

L-チロシン、L-リシンから構成される平均分子量5,000~9,000のポリペプチド混合物

166個のアミノ酸からなる糖

蛋白質

ニ.投与形態 剤形 用法

注射 注射剤 1日1回 皮下投与

左に同じ 左に同じ 週1回 筋肉内投与

正 加

画期性加算

(70~120%) 該当しない

有用性加算(Ⅰ)

(35~60%) 該当しない

有用性加算(Ⅱ)

(5~30%) 該当しない

市場性加算(Ⅰ)

(10~20%) 該当しない

市場性加算(Ⅱ)

(5%) 該当しない

小児加算

(5~20%) 該当しない

先駆導入加算

(10%) 該当しない

当初算定案に対する新薬収載希望者の不服意見の要点

上記不服意見に対する見解

第二回算定組織 平成 年 月 日

WIC-29

Page 30: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-注-5

薬 効 分 類 429 その他の腫瘍用薬(注射薬)

成 分 名 トラベクテジン

新薬収載希望者 大鵬薬品工業(株)

販 売 名 (規格単位)

ヨンデリス点滴静注用0.25mg(0.25mg1瓶) ヨンデリス点滴静注用1mg(1mg1瓶)

効 能 ・ 効 果 悪性軟部腫瘍

主な用法・用量 通常、成人にはトラベクテジンとして1回1.2mg/m2(体表面積)を24

時間かけて点滴静注し、少なくとも20日間休薬する。これを1サイクルとし

て、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。

算 定

算定方式 原価計算方式

原価計算

0.25mg1瓶 1mg1瓶

製品総原価 21,777円 87,316円

営業利益 4,117円 (流通経費を除く価格の15.9%)

16,508円 (流通経費を除く価格の15.9%)

流通経費 1,889円

(消費税を除く価格の6.8%)

出典:「医薬品産業実態調査報告書」

(厚生労働省医政局経済課)

7,575円 (消費税を除く価格の6.8%)

出典:「医薬品産業実態調査報告書」

(厚生労働省医政局経済課)

消費税 2,223円 8,912円

外国調整 (調整前) (調整後)

0.25mg1瓶 30,006円 → 49,307円

1mg1瓶 120,311円 → 197,698円

算定薬価 0.25mg1瓶 49,307円 1mg1瓶 197,698円

外 国 価 格 新薬収載希望者による市場規模予測

0.25mg1瓶

英国 363.00ポンド 66,066円 独国 681.07ユーロ 93,307円 外国平均価格 79,687円

1mg1瓶

英国 1,366.00ポンド 248,612円

独国 2,723.46ユーロ 373,114円 外国平均価格 310,863円

(注)為替レートは平成26年10月~平成27年9月の平均

最初に承認された国(年月):

欧州(2007年9月)

予測年度 予測本剤投与患者数 予測販売金額 (ピーク時) 10年度 420人 11億円

製造販売承認日 平成27年 9月28日 薬価基準収載予定日 平成27年11月26日

WIC-30

Page 31: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

薬価算定組織における検討結果のまとめ 算定方式 原価計算方式 第一回算定組織 平成27年10月15日

原価計算方式を採用する妥当性

新薬 類似薬がない根拠

成分名 トラベクテジン 類似の効能・効果、薬理作用、

組成及び化学構造等を有する既収載品がなく、新薬算定上最類似薬はないと判断した。

イ.効能・効果 悪性軟部腫瘍

ロ.薬理作用 ヌクレオチド除去修復機構阻害

ハ.組成及び 化学構造

ニ.投与形態 剤形 用法

注射 注射剤 24時間かけて点滴静注し、少なくとも20日間の休薬

営業利益率 平均的な営業利益率(15.9%)(注)×100%=15.9%

(注)出典:「産業別財務データハンドブック」(日本政策投資銀行)

当初算定案に対する新 薬収載希望者の不服意 見の要点

上記不服意見に対する 見解

第二回算定組織 平成 年 月 日

WIC-31

Page 32: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-注-6

薬 効 分 類 430 放射性医薬品(注射薬)

成 分 名 ペンテトレオチド、塩化インジウム(111In)

新薬収載希望者 富士フイルムRIファーマ(株)

販 売 名 (規格単位)

オクトレオスキャン静注用セット(1セット) 注)医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議の評価に基づく開発要請品目

効 能 ・ 効 果 神経内分泌腫瘍の診断におけるソマトスタチン受容体シンチグラフィ

主な用法・用量 通常、成人には本品111MBqを静脈内投与し、4時間後及び24時間後にガンマカメラを用いてシンチグラムを得る。必要に応じて、48時間後にもシンチグラムを得る。投与量は、患者の状態により適宜増減する。 必要に応じて、断層像を追加する。

算 定

算定方式 原価計算方式

原 価 計 算

製品総原価 83,798円

営業利益 15,843円 (流通経費を除く価格の15.9%)

流通経費 7,270円

(消費税を除く価格の6.8%)

出典:「医薬品産業実態調査報告書」(厚生労働省医政局経済課)

消費税 8,553円

外国調整 なし

算定薬価 1セット 115,464円

外 国 価 格 新薬収載希望者による市場規模予測 【参考】 1セット 米国 3,405.60ドル 398,455円

外国平均価格 398,455円

(注)為替レートは平成26年10月~平成27年9月の平均

最初に承認された国(年月):

チェコ(1994年2月)

予測年度 予測本剤投与患者数 予測販売金額 (ピーク時) 3年度 5.0千人 5.8億円

製造販売承認日 平成27年9月28日 薬価基準収載予定日 平成27年11月26日

WIC-32

Page 33: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

薬価算定組織における検討結果のまとめ 算定方式 原価計算方式 第一回算定組織 平成27年10月15日

原価計算方式を採用する妥当性

新薬 類似薬がない根拠

成分名 ペンテトレオチド、塩化インジウム(111In)

類似の効能・効果、薬理作用、組成及び化学構造等を有する既収載品がなく、新薬算定上最類似薬はないと判断した。

イ.効能・効果

神経内分泌腫瘍の診断におけるソマトスタチン受容体シンチグラフィ

ロ.薬理作用 ソマトスタチン受容体結合作用

ハ.組成及び 化学構造

111InCl3

ニ.投与形態 剤形 用法

注射

注射薬

静脈内投与

営業利益率 平均的な営業利益率(15.9%)(注)×100%=15.9%

(注)出典:「産業別財務データハンドブック」(日本政策投資銀行)

当初算定案に対する新 薬収載希望者の不服意 見の要点

上記不服意見に対する 見解

第二回算定組織 平成 年 月 日

WIC-33

Page 34: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-注-7

薬 効 分 類 729 その他の診断用薬(体外診断用医薬品を除く。)(注射薬) 成 分 名 ヒスタミン二塩酸塩

新薬収載希望者 日本たばこ産業(株)

販 売 名 (規格単位)

アレルゲンスクラッチエキス陽性対照液「トリイ」ヒスタミン二塩酸塩 (2mL1瓶) 注)医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議の評価に基づく開発公募品目

効能・効果 診断

アレルゲンによる皮膚反応の陽性対照

主な用法・用量 通常乱刺(プリック)又は切皮(スクラッチ)法により皮膚面に出血しない程度に

傷をつけ、本剤1滴を滴下し、アレルゲン検査時の陽性対照とする。

算定方式 類似薬効比較方式(Ⅰ)

比 較 薬

成分名:なし(コナヒョウヒダニエキス及びヤケヒョウヒダニエキスを含有する液剤)

会社名:鳥居薬品(株)

販売名(規格単位) 薬価 スクラッチダニアレルゲンエキス「トリイ」 7,966円

100,000JAU/mL

(1mL1瓶)

補正加算 なし

外国調整 なし

算定薬価 2mL1瓶 7,966円

外 国 価 格 新薬収載希望者による市場規模予測

なし

最初に承認された国(年月) :スイス(1985年9月)

予測年度 予測本剤投与患者数 予測販売金額 (ピーク時)

8年度 6.2万人 0.14億円

製造販売承認日 平成27年9月28日 薬価基準収載予定日 平成27年11月26日

WIC-34

Page 35: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

薬価算定組織における検討結果のまとめ

算定方式 類似薬効比較方式(Ⅰ) 第一回算定組織 平成27年10月15日

最類似薬選定の妥当性

新薬 最類似薬

成分名 ヒスタミン二塩酸塩

なし(コナヒョウヒダニエキス及び

ヤケヒョウヒダニエキスを含有する

液剤)

イ.効能・効果 診断

アレルゲンによる皮膚反応の陽性

対照

診断

アレルギー性疾患のアレルゲンの

確認

ロ.薬理作用 アレルギー反応 左に同じ

ハ.組成及び 化学構造

コナヒョウヒダニエキス及びヤケヒ

ョウヒダニエキス

ニ.投与形態 剤形 用法

注射 注射剤 1滴を滴下

左に同じ 左に同じ 左に同じ

加 算

画期性加算

(70~120%)該当しない

有用性加算(Ⅰ)

(35~60%) 該当しない

有用性加算(Ⅱ)

(5~30%) 該当しない

市場性加算(Ⅰ)

(10~20%) 該当しない

市場性加算(Ⅱ)

(5%) 該当しない

小児加算

(5~20%) 該当しない

先駆導入加算

(10%) 該当しない

当初算定案に対する新薬収載希望者の不服意見の要点

上記不服意見に対する見解

第二回算定組織 平成 年 月 日

WIC-35

Page 36: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-外-1

薬 効 分 類 225 気管支拡張剤(外用薬)

成 分 名 チオトロピウム臭化物水和物/オロダテロール塩酸塩

新薬収載希望者 日本ベーリンガーインゲルハイム(株)

販 売 名 (規格単位)

スピオルトレスピマット28吸入(28吸入1キット)

(1吸入中、チオトロピウムとして2.5μg及びオロダテロールとして2.5μgを含

有)

効能・効果 慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎、肺気腫)の気道閉塞性障害に基づく諸症状の緩解(長

時間作用性吸入抗コリン剤及び長時間作用性吸入β2刺激剤の併用が必要な場合)

主な用法・用量 通常、成人には1回2吸入(チオトロピウムとして5μg及びオロダテロールとして5μg)を1日1回吸入投与する。

算 定

算定方式 類似薬効比較方式(Ⅰ)

比 較 薬

成分名:ウメクリジニウム臭化物/ビランテロールトリフェニル酢酸塩

会社名:グラクソ・スミスクライン(株)

販売名(規格単位) 薬価(1日薬価)

アノーロエリプタ7吸入用 1,997.20円(285.30円)

(7吸入1キット)

補正加算 なし

キット特

徴部分の

原材料費

28吸入1キット 3,777.20円 → 4,256.90円

外国調整 なし

算定薬価 28吸入1キット 4,256.90円 (1日薬価:304.10円)

外 国 価 格 新薬収載希望者による市場規模予測

なし 最初に承認された国: 日本

予測年度 予測本剤投与患者数 予測販売金額 (ピーク時) 10年度 32万人 217億円

製造販売承認日 平成27年 9月 28日 薬価基準収載予定日 平成27年11月26日

WIC-36

Page 37: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

薬価算定組織における検討結果のまとめ

算定方式 類似薬効比較方式(Ⅰ) 第一回算定組織 平成27年10月15日

最 類 似 薬 選 定 の 妥 当 性

新薬 最類似薬

成分名 チオトロピウム臭化物水和物/ オロダテロール塩酸塩

ウメクリジニウム臭化物/ ビランテロールトリフェニル酢酸塩

イ.効能・効果

慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎,肺気腫)の気道閉塞性障害に基づく諸症状の緩解

(長時間作用性吸入抗コリン剤及び長時間作用性吸入β2刺激剤の併用が必要な場合)

左に同じ

ロ.薬理作用 抗コリン作用(持続型)/

β2受容体刺激作用(選択性)(持続型) 左に同じ

ハ.組成及び 化学構造

チオトロピウム臭化物水和物/ オロダテロール塩酸塩

ウメクリジニウム臭化物/ ビランテロールトリフェニル酢酸塩

ニ.投与形態 剤形 用法

外用 吸入剤 1日1回

左に同じ 左に同じ 左に同じ

補 正 加 算

画期性加算 (70~120%) 該当しない

有用性加算(Ⅰ) (35~60%)

該当しない

有用性加算(Ⅱ) (5~30%)

該当しない

市場性加算(Ⅰ)

(10~20%) 該当しない

市場性加算(Ⅱ)

(5%) 該当しない

小児加算

(5~20%) 該当しない

先駆導入加算 (10%)

該当しない

当初算定案に対する新 薬収載希望者の不服意 見の要点

上記不服意見に対する 見解

第二回算定組織 平成 年 月 日

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Page 38: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-外-2

薬 効 分 類 263 化膿性疾患用剤(外用薬)

成 分 名 オゼノキサシン

新薬収載希望者 マルホ(株)

販 売 名 (規格単位)

ゼビアックスローション2%(2%1g)

効能・効果

<適応菌種> オゼノキサシンに感性のブドウ球菌属、アクネ菌 <適応症> 表在性皮膚感染症、ざ瘡(化膿性炎症を伴うもの)

主な用法・用量 本剤の適量を1日1回、患部に塗布する。なお、ざ瘡に対しては洗顔後、患部に塗布する。

算 定

算定方式 類似薬効比較方式(Ⅰ)

比 較 薬

成分名:ナジフロキサシン

会社名:大塚製薬(株)

販売名(規格単位) 薬価(1日薬価)

アクアチムローション1%(1%1mL) 41.10円(164.40円)

補正加算 なし

外国調整 なし

算定薬価 2%1g 82.20円 (1日薬価:164.40円)

外 国 価 格 新薬収載希望者による市場規模予測

なし 最初に承認された国: 日本

予測年度 予測本剤投与患者数 予測販売金額 (ピーク時) 10年度 86万人 16億円

製造販売承認日 平成27年 9月 28日 薬価基準収載予定日 平成27年11月26日

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Page 39: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

薬価算定組織における検討結果のまとめ

算定方式 類似薬効比較方式(Ⅰ) 第一回算定組織 平成27年10月15日

最 類 似 薬 選 定 の 妥 当 性

新薬 最類似薬

成分名 オゼノキサシン ナジフロキサシン

イ.効能・効果

<適応菌種>

オゼノキサシンに感性のブドウ球菌属、アクネ菌

<適応症>

表在性皮膚感染症、ざ瘡(化膿性炎症を伴うもの)

<適応菌種> 本剤に感性のブドウ球菌属、アクネ菌 <適応症> ざ瘡(化膿性炎症を伴うもの)

ロ.薬理作用 核酸(DNA)合成阻害作用 左に同じ

ハ.組成及び 化学構造

ニ.投与形態 剤形 用法

外用 ローション剤 1日1回

左に同じ 液剤 1日2回

補 正 加 算

画期性加算 (70~120%) 該当しない

有用性加算(Ⅰ) (35~60%)

該当しない

有用性加算(Ⅱ) (5~30%)

該当しない

市場性加算(Ⅰ)

(10~20%) 該当しない

市場性加算(Ⅱ)

(5%) 該当しない

小児加算

(5~20%) 該当しない

先駆導入加算 (10%)

該当しない

当初算定案に対する新 薬収載希望者の不服意 見の要点

上記不服意見に対する 見解

第二回算定組織 平成 年 月 日

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Page 40: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-外-3

薬 効 分 類 264 鎮痛、鎮痒、収斂、消炎剤(外用薬) 成 分 名 エスフルルビプロフェン/ハッカ油

新薬収載希望者 大正製薬(株)

販 売 名 (規格単位) ロコアテープ(10cm×14cm1枚)

効能・効果 変形性関節症における鎮痛・消炎

主な用法・用量 1日1回、患部に貼付する。

算定方式 既収載品(ラセミ体)を光学分割した新薬の薬価算定

比 較 薬

成分名:①フルルビプロフェン、②dl-カンフル 会社名:①トクホン(株)/三笠製薬(株)、②小堺製薬(株)

販売名(規格単位) 薬価(1日薬価)

①ヤクバンテープ40mg(10cm×14cm1枚) 20.60円(39.40円※) ゼポラステープ40mg(10cm×14cm1枚) 17.50円

②「純生」dl-カンフル(1g) 7.20円(14.40円)

※年間販売量で加重平均した額。特例算定により×0.8(1日薬価:31.50円)とした。

補正加算 なし

外国調整 なし

算定薬価 10cm×14cm1枚 45.90円(1日薬価:45.90円)

外 国 価 格 新薬収載希望者による市場規模予測

なし

最初に承認された国(年月) : 日本

予測年度 予測本剤投与患者数 予測販売金額 (ピーク時)

10年度 89万人 37億円

製造販売承認日 平成27年9月28日 薬価基準収載予定日 平成27年11月26日

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Page 41: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

薬価算定組織における検討結果のまとめ 算定方式 類似薬効比較方式(Ⅰ) 第一回算定組織 平成27年10月15日

最類似薬選定の妥当性

新薬 最類似薬

成分名 エスフルルビプロフェン/ハッカ

油 フルルビプロフェン

イ.効能・効果 変形性関節症における鎮痛・消炎

下記疾患並びに症状の鎮痛・消炎

変形性関節症、肩関節周囲炎、腱・

腱鞘炎、腱周囲炎、上腕骨上顆炎(テ

ニス肘等)、筋肉痛、外傷後の腫脹・

疼痛

ロ.薬理作用 抗炎症/鎮痛作用 左に同じ

ハ.組成及び 化学構造

ニ.投与形態 剤形 用法

外用 貼付剤 1日1回

左に同じ 左に同じ 1日2回

画期性加算

(70~120%) 該当しない

有用性加算(Ⅰ)

(35~60%) 該当しない

有用性加算(Ⅱ)

(5~30%)

該当する(A=10(%)) ロ.高い有効性等:内容(高い有効性):②-1a (1p)

示し方(ランダム化比較試験):②-2a (1p)= 1×2 =2p]

本剤は、フルルビプロフェン貼付剤に対して国内第Ⅲ相臨床試験により

主要評価項目として設定された椅子から立ち上がるときの膝の痛みの評価

において優越性が検証されているため、高い有効性が示されたと判断する。

市場性加算(Ⅰ)

(10~20%) 該当しない

市場性加算(Ⅱ)

(5%) 該当しない

小児加算

(5~20%) 該当しない

先駆導入加算

(10%) 該当しない

当初算定案に対する新薬収載希望者の不服意見の要点

本剤はNSAIDとハッカ油を有効成分とした配合剤であり、NSAIDsの比較薬をロキソプロフェンにすることに加え、ハッカ油に対応する比較薬も合わせて選定することを希望する。

上記不服意見に対する見解

第二回算定組織 平成27年10月26日 比較薬をロキソプロフェンとすることは適当でないが、ハッカ油に

対応するdl-カンフルを合わせて選定する。これに伴い、本剤のエ

スフルルビプロフェンの部分はラセミ体の特例で算定することが妥当

であると判断する。 なお、配合剤として評価した場合、単剤に対する優越性は基本的な

条件となるため、有用性加算には該当しないと判断する。

⇒ 当初算定案を変更する。

(最類似薬 フルルビプロフェン、dl-カンフル/有用性加算 該当しない

算定薬価 45.90円)

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Page 42: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

ビルダグリプチン

エクア錠50mg(平成22年1月)ビルダグリプチン

2型糖尿病

通常、成人には、ビルダグリプチンとして50mgを1日2回朝、夕に経口投与する。なお、患者の状態に応じて50mgを1日1回朝に投与することができる。

メトホルミン塩酸塩

メトグルコ錠250mg(平成22年1月)/メトグルコ錠500mg(平成24年8月)

メトホルミン塩酸塩

2型糖尿病

通常、成人にはメトホルミン塩酸塩として1日500mgより開始し、1日2〜3回に分割して食直前又は食後に経口投与する。維持量は効果を観察しながら決めるが、通常1日750〜1,500mgとする。なお、患者の状態により適宜増減するが、1日最高投与量は2,250mgまでとする。

単剤の主な効能・効果

単剤の主な用法・用量(2型糖尿病、成人に係るもの)

エクメット配合錠LD/エクメット配合錠HD(ノバルティスファーマ(株))

2型糖尿病

「通常、成人には1回1錠(ビルダグリプチン/メトホルミン塩酸塩として50mg/250mg又は50mg/500mg)を1日2回朝、夕に経口投与する。」

1 内用

平成27年11月薬価収載予定の新薬のうち14日ルールの例外的な取扱いをすることについて(案)

※単剤の効能・効果はいずれも「2型糖尿病」が含まれ、「ビルダグリプチンとメトホルミン塩酸塩」の併用療法は、いずれも1年以上の臨床使用経験があると認められる。

番号投与経路

配合剤の販売名(処方日数制限)

配合成分(一般名)

主な効能・効果

用法・用量単剤の販売名(承認時期)

単剤の有効成分(一般名)

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Administrator
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Page 43: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

参考

新医薬品の処方日数制限の取扱いについて

平成22年10月27日

中 医 協 了 承

○ 新医薬品については、薬価基準収載の翌月の初日から1年間は、 原則、

1回14日分を限度として投与することとされているところである。 しかしな

がら、当該処方日数制限を行うことが不合理と考えられる下記のような場合

は例外的な取扱いとする。

① 同様の効能・効果、用法・用量の既収載品の組合せと考えられる新医療

用配合剤など、有効成分にかかる効能・効果、用法・用量について、実質的

に、既収載品によって1年以上の臨床使用経験があると認められる新医薬

品については、新医薬品に係る処方日数制限を設けないこととする。

② 疾患の特性や、含有量が14日分を超える製剤のみが存在しているとい

った製剤上の特性から、1回の投薬期間が14日を超えることに合理性があ

り、かつ、投与初期から14日を超える投薬における安全性が確認されてい

る新医薬品については、薬価基準収載の翌月から1年間は、処方日数制

限を、製剤の用法・用量から得られる最少日数に応じた日数とする。

○例外的な取扱いとする新医薬品は、個別に中医協の了承を得ることとす

る。

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Page 44: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

保険医が投薬することができる注射薬

(処方せんを交付することができる注射薬)

及び

在宅自己注射指導管理料の対象薬剤の追加について

第1 対象薬剤の現状

1 患者が在宅で使用する注射薬については、療養上必要な事項について適切な注意

及び指導を行った上で、保険医が投薬することができる注射薬(処方せんを交付す

ることができる注射薬)として、定められている(参考1)。

例)インスリン製剤

在宅中心静脈栄養法用輸液

自己連続携行式腹膜潅流用潅流液

インターフェロンアルファ製剤

インターフェロンベータ製剤

アダリムマブ製剤 等

2 その上で、自己注射をすることができる薬剤については、

・ 患者の利便性の向上という利点

・ 病状の急変や副作用への対応の遅れという問題点

等を総合的に勘案して、長期にわたって頻回の注射が必要な薬剤ごとに、「1」

保険医が投薬できる注射薬の中から

・ 欠乏している生体物質の補充療法や、生体物質の追加による抗ホルモン作

用・免疫機能の賦活化等を目的としており、注射で投与しなければならない

ものであって、

・ 頻回の投与又は発作時に緊急の投与が必要なものであり、外来に通院して

投与し続けることは困難と考えられるもの

について限定的に認めている(参考2)。

例)インスリン製剤

インターフェロンアルファ製剤

インターフェロンベータ製剤

アダリムマブ製剤 等

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Administrator
スタンプ
Page 45: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

第2 対象薬剤の追加

1 ポリペプチド混合物である「グラチラマー酢酸塩製剤」について、多発性硬化症に

対する治療として使用するものであるが、外来に通院して投与し続けることは困難

な者等もいると考えられるため、保険医が投薬できる注射薬に加えるとともに、在

宅自己注射指導管理料の対象薬剤に追加する。

2 在宅自己注射については、「在宅自己注射を実施するに当たっての留意事項」(保

医発第0427002号 平成17年4月27日)に留意して実施することとする。

<グラチラマー酢酸塩製剤>

【販売名】

コパキソン皮下注20mgシリンジ

【効能・効果】

多発性硬化症の再発予防

【用法】

通常、成人にはグラチラマー酢酸塩として20mgを1日1回皮下に投与する。

【薬理作用】

免疫調節作用

【主な副作用】

注射直後反応(血管拡張、胸痛、呼吸困難、動悸又は頻脈) 等

【承認状況】

平成27年9月薬事承認

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Page 46: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

(参考1) ◎ 保険医療機関及び保険医療養担当規則(昭和 32年厚生省令第 15号)(抄) 第二十条 医師である保険医の診療の具体的方針は、前十二条の規定によるほか、次に掲げるところによるものとする。 一 (略) 二 投薬 イ~へ (略) ト 注射薬は、患者に療養上必要な事項について適切な注意及び指導を行い、厚生労働大臣の定める注射薬に限り投与することができることとし、その投与量は、症状の経過に応じたものでなければならず、厚生労働大臣が定めるものについては当該厚生労働大臣が定めるものごとに一回十四日分、三十日分又は九十日分を限度とする。

三~七 (略)

◎ 高齢者の医療の確保に関する法律の規定による療養の給付等の取扱い及び担当に関する基準(昭和 58 年厚生省告示第 14号) 第二十条 医師である保険医の診療の具体的方針は、第十二条から前条までの規定によるほか、次に掲げるところによるものとする。

一・二 (略) 三 投薬 イ~へ (略) ト 注射薬は、患者に療養上必要な事項について適切な注意及び指導を行い、別に厚生労働大臣の定める注射薬に限り投与することができることとし、その投与量は、症状の経過に応じたものでなければならず、別に厚生労働大臣が定めるものについては当該別に厚生労働大臣が定めるものごとに一回十四日分、三十日分又は九十日分を限度とする。

四~八 (略)

◎ 療担規則及び薬担規則並びに療担基準に基づき厚生労働大臣が定める掲示事項等(平成 18 年厚生労働省告示第 107号) 第十 厚生労働大臣が定める注射薬等 一 療担規則第二十条第二号ト及び療担基準第二十条第三号トの厚生労働大臣が定める保険医が投与する

ことができる注射薬 インスリン製剤、ヒト成長ホルモン剤、遺伝子組換え活性型血液凝固第 VII 因子製剤、乾燥濃縮人血液凝固第Ⅹ因子加活性化第Ⅶ因子製剤、乾燥人血液凝固第 VIII因子製剤、遺伝子組換え型血液凝固第Ⅷ因子製剤、乾燥人血液凝固第Ⅸ因子製剤、遺伝子組換え型血液凝固第Ⅸ因子製剤、活性化プロトロンビン複合体、乾燥人血液凝固因子抗体迂回活性複合体、性腺刺激ホルモン放出ホルモン剤、性腺刺激ホルモン製剤、ゴナドトロピン放出ホルモン誘導体、ソマトスタチンアナログ、顆粒球コロニー形成刺激因子製剤、自己連続携行式腹膜灌流用灌流液、在宅中心静脈栄養法用輸液、インターフェロンアルファ製剤、インターフェロンベータ製剤、ブトルファノール製剤、ブプレノルフィン製剤、抗悪性腫瘍剤、グルカゴン製剤、グルカゴン様ペプチド-1受容体アゴニスト、ヒトソマトメジンC製剤、人工腎臓用透析液(在宅血液透析を行っている患者(以下「在宅血液透析患者」という。)に対して使用する場合に限る。)、血液凝固阻止剤(在宅血液透析患者に対して使用する場合に限る。)、生理食塩水(在宅血液透析患者に対して使用する場合及び本号に掲げる注射薬を投与するに当たりその溶解又は希釈に用いる場合に限る。)、プロスタグランジン I2製剤、塩酸モルヒネ製剤、エタネルセプト製剤、注射用水(本表に掲げる注射薬を投与するに当たりその溶解又は希釈に用いる場合に限る。)ペグビソマント製剤、スマトリプタン製剤、クエン酸フェンタニル製剤、複方オキシコドン製剤、ベタメタゾンリン酸エステルナトリウム製剤、リン酸デキサメタゾンナトリウム製剤、メタスルホ安息香酸デキサメタゾンナトリウム製剤、プロトンポンプ阻害剤、H2遮断剤、カルバゾクロムスルホン酸ナトリウム製剤、トラネキサム酸製剤、フルルビプロフェンアキセチル製剤、メトクロプラミド製剤、プロクロルペラジン製剤、臭化ブチルスコポラミン製剤、グリチルリチン酸モノアンモニウム・グリシン・L-システイン塩酸塩配合剤、アダリムマブ製剤、エリスロポエチン(在宅血液透析又は在宅腹膜灌流を行っている患者のうち腎性貧血状態にあるものに対して使用する場合に限る。)、ダルベポエチン(在宅血液透析又は在宅腹膜灌(かん)流を行っている患者のうち腎性貧血状態にあるものに対して使用する場合に限る。)、テリパラチド製剤、アドレナリン製剤、ヘパリンカルシウム製剤、オキシコドン塩酸塩製剤、アポモルヒネ塩酸塩製剤、セルトリズマブペゴル製剤、トシリズマブ製剤、メトレレプチン製剤、アバタセプト製剤、pH4 処理酸性人免疫グロブリン(皮下注射)製剤、電解質製剤、注射用抗菌薬、エダラボン製剤(筋萎縮性側索硬化症患者に対して使用する場合に限る。)及びアスホターゼ アルファ製剤

二 (略)

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Page 47: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

(参考2)

◎ 特掲診療料の施設基準等

第四 在宅医療

六 在宅自己注射指導管理料,注入器加算,間歇注入シリンジポンプ加算及び注入器

用注射針加算に規定する注射薬

別表第九に掲げる注射薬

別表第九 在宅自己注射指導管理料,注入器加算,間歇注入シリンジポンプ加算及び注

入器用注射針加算に規定する注射薬

インスリン製剤

性腺刺激ホルモン製剤

ヒト成長ホルモン剤

遺伝子組換え活性型血液凝固第Ⅶ因子製剤

遺伝子組換え型血液凝固第Ⅷ因子製剤

遺伝子組換え型血液凝固第Ⅸ因子製剤

乾燥濃縮人血液凝固第X因子加活性化第VII因子製剤

乾燥人血液凝固第Ⅷ因子製剤

乾燥人血液凝固第Ⅸ因子製剤

顆粒球コロニー形成刺激因子製剤

性腺刺激ホルモン放出ホルモン剤

ソマトスタチンアナログ

ゴナドトロピン放出ホルモン誘導体

グルカゴン製剤

グルカゴン様ペプチド-1受容体アゴニスト

ヒトソマトメジンC製剤

インターフェロンアルファ製剤

インターフェロンベータ製剤

エタネルセプト製剤

ペグビソマント製剤

スマトリプタン製剤

グリチルリチン酸モノアンモニウム・グリシン・L-システイン塩酸塩配合剤

アダリムマブ製剤

テリパラチド製剤

アドレナリン製剤

ヘパリンカルシウム製剤

アポモルヒネ塩酸塩製剤

セルトリズマブペゴル製剤

トシリズマブ製剤

メトレレプチン製剤

アバタセプト製剤

pH4処理酸性人免疫グロブリン(皮下注射)製剤

アスホターゼ アルファ製剤

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(参考3)在宅自己注射を実施するに当たっての留意事項

保医発第0427002号 平成17年4月27日

患者に対する注射は、医師等の有資格者が実施することが原則であるが、在宅自己

注射を実施するに当たっては、以下の点に留意すること。

(1)在宅自己注射に係る指導管理は、当該在宅自己注射指導管理料の算定の対象である

注射薬の適応となる疾患の患者に対する診療を日常の診療において行っており、十

分な経験を有する医師が行うこと。

(2) 在宅自己注射の導入前には、入院又は週2回若しくは3回以上の外来、往診若し

くは訪問診療により、医師による十分な教育期間を取り、十分な指導を行うこと。

(3)かかりつけ医師と異なる医師が在宅自己注射に係る指導管理を行う場合には、緊急

時の対応等について当該かかりつけ医師とも十分な連携を図ること。

(4)在宅自己注射の実施に伴う廃棄物の適切な処理方法等についても、併せて指導を行

うこと。

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Page 49: WIC-1WIC-3 新医薬品の薬価算定について 整理番号 15-11-内-1 薬効分類 117 精神神経用剤(内用薬) 成 分 名 ベンラファキシン塩酸塩 新薬収載希望者

1

2

仮想投与回数(日数)(B)

標準的費用(A×B)

070560xx97x0xx 46.93回 421,901円 175,570円

070560xx97x1xx 119.66回 1,075,743円 730,092円

070560xx99x0xx 21.34回 191,847円 75,967円

070560xx99x1xx 66.46回 597,475円 400,879円

050180xx97xx0x 4.13回 4,507円 2,545円

110280xx991x0x 8.23回 10,577円 8,169円

トラクリア錠62.5㎎ボセンタン水和物

62.5㎎1錠 4,495円全身性強皮症に伴う皮膚潰瘍

通常、成人には、投与開始から4週間は、ボセンタンとして1回62.5mgを1日2回朝夕食後に経口投与する。投与5週目から、ボセンタンとして1回125mgを1日2回朝夕食後に経口投与する。なお、用量は患者の症状、忍容性などに応じ適宜増減するが、最大1日250mgまでとする。

8,990円/回

イグザレルト錠10㎎イグザレルト錠15㎎

リバーロキサバン

10㎎1錠15㎎1錠

383円545.60円

深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症の治療及び再発抑制

通常,成人には深部静脈血栓症又は肺血栓塞栓症発症後の初期3週間はリバーロキサバンとして15mgを1日2回食後に経口投与し,その後は15mgを1日1回食後に経口投与する.

1,091円/日

ムルプレタ錠3mgルストロンボパグ

3mg1錠 16,107.60円

待機的な観血的手技を予定している慢性肝疾患患者における血小板減少症の改善

通常、成人にはルストロンボパグとして3 mgを1 日1 回、7 日間経口投与する。

16,108円/回「待機的な観血的手技を予定している慢性肝疾患患者における血小板減少症の改善」は、対象DPCが特定できないため、全包括診断群分類の包括範囲薬剤費を用いて判定を行った。

ピートルチュアブル錠250mgピートルチュアブル錠500mg

スクロオキシ水酸化鉄

250mg1錠500mg1錠

214.20円314.30円

透析中の慢性腎臓病患者における高リン血症の改善

通常、成人には、鉄として1回250mgを開始用量とし、1日3回食直前に経口投与する。以後、症状、血清リン濃度の程度により適宜増減するが、 最高用量は1日3,000mgとする。

1,285円/日

全ての診断群分類番号

050180 静脈・リンパ管疾患

新規に薬価収載された医薬品等については、DPC/PDPSにおける診療報酬点数表に反映されないことから、一定の基準に該当する医薬品等を使用した患者については、包括評価の対象外とし、次期診療報酬改定までの間、出来高算定することとしている。

平成27年8月24日及び9月24日に新たに効能が追加された医薬品並びに平成27年11月26日に薬価収載を予定している医薬品等のうち以下に掲げるものは、上記基準に該当する。よって、これらの薬剤を使用した患者であって当該薬剤に対応する出来高算定対象診断群分類に該当するものについては、次期診療報酬改定までの間、出来高算定することとしてはどうか。

平均在院日数を加味した1入院当たり標準的費用 包括範囲薬剤

の84%tile値

1回投与当たりの標準的な費用

(A)用 法 用 量規格単位 薬 価 効能効果成分名

出来高算定対象診断群分類

銘 柄 名

DPCにおける高額な新規の医薬品等への対応について

070560 全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患

110280 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全

○ 前年度に使用実績のない医薬品等は、当該医薬品等の標準的な使用における薬剤費(併用する医薬品を含む)の見込み額が、使用していない症例の薬剤費の84%tileを超えること。

○ 包括評価の対象外とするか否かは、個別DPC(診断群分類)毎に判定するものとする。

中医協 総-3

27.11.18

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仮想投与回数(日数)(B)

標準的費用(A×B)

100020xx97x1xx 59.46回 1,005,528円 415,444円

100020xx99x1xx 28.03回 474,015円 174,499円

060295xx97x0xx 26.26回 1,407,599円 159,087円

060295xx97x1xx 23.61回 1,265,553円 161,799円

060295xx99x0xx 11.86回 635,724円 51,282円

060295xx99x1xx 11.36回 608,923円 113,856円

010230xx97x00x 22.76回 90,039円 69,180円

010230xx99x00x 7.27回 28,760円 14,634円

010230xx99x01x 18.94回 74,927円 70,774円

110080xx01x1xx 1.00回 105,039円 56,814円

110080xx02x1xx 1.00回 105,039円 101,974円

110080xx9902xx 1.00回 105,039円 101,664円

110080xx9903xx 1.00回 105,039円 7,619円

090010xx01x3xx 1.00回 105,039円 44,198円

090010xx02x3xx 1.00回 105,039円 36,965円

090010xx03x2xx 1.00回 105,039円 23,673円

090010xx03x3xx 1.00回 105,039円 16,315円

090010xx04xxxx 1.00回 105,039円 29,050円

090010xx99x2xx 1.00回 105,039円 59,375円

090010xx99x30x 1.00回 105,039円 103,754円

リュープリンPRO注射用キット22.5mg

リュープロレリン酢酸塩

22.5mg1筒 105,039円 前立腺癌 閉経前乳癌

通常、成人には24 週に1回リュープロレリン酢酸塩として22.5mg を皮下に投与する。

105,039円/回

110080 前立腺の悪性腫瘍090010 乳房の悪性腫瘍

イーケプラ点滴静注500mg

レベチラセタム

500mg5mL1瓶 1,978円

一時的に経口投与ができない患者における、下記の治療に対するレベチラセタム経口製剤の代替療法

てんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)

〈レベチラセタムの経口投与から本剤に切り替える場合〉通常、レベチラセタム経口投与と同じ1日用量及び投与回数にて、1回量を15分かけて点滴静脈内投与する。〈レベチラセタムの経口投与に先立ち本剤を投与する場合〉成人:通常、成人にはレベチラセタムとして1日1000㎎を1日2回に分け、1回量を15分かけて点滴静脈内投与する。小児:通常、4歳以上の小児にはレベチラセタムとして1日20mg/kgを1日2回に分け、1回量を15分かけて点滴静脈内投与する。ただし、体重50kg以上の小児では、成人と同じ用法・用量を用いること。

3,956円/日

カプレルサ錠100mg バンデタニブ 100mg1錠 7,836.40円根治切除不能な甲状腺髄様癌

通常、成人にはバンデタニブとして1回300mgを1日1回、経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。

7,836円/回

ヴィキラックス配合錠

オムビタスビル水和物/パリタプレビル水和物/リトナビル

1錠 26,801.20円

セログループ1(ジェノタイプ1)のC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善

通常、成人には1日1回2錠(オムビタスビルとして25mg、パリタプレビルとして150mg及びリトナビルとして100mg)を食後に経口投与し、投与期間は12週間とする。

53,602円/日

060295 慢性C型肝炎

銘 柄 名 成分名 規格単位 薬 価

100020 甲状腺の悪性腫瘍

効能効果 用 法 用 量1回投与当たりの標準的な費用

(A)

010230 てんかん

出来高算定対象診断群分類

平均在院日数を加味した1入院当たり標準的費用 包括範囲薬剤

の84%tile値

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仮想投与回数(日数)(B)

標準的費用(A×B)

3

仮想投与回数(日数)(B)

標準的費用(A×B)

「悪性軟部腫瘍」は、対象DPCが特定できないため、全包括診断群分類の包括範囲薬剤費を用いて判定を行った。

ヨンデリス点滴静注用0.25mgヨンデリス点滴静注用1mg

トラベクテジン

0.25mg1瓶1mg1瓶

49,307円197,698円

悪性軟部腫瘍

通常、成人にはトラベクテジンとして 1回1.2mg/m2(体表面積)を 24 時間かけて点滴静注し、少なくとも 20日間休薬する。これを1サイクルとして、投与を繰り返す。なお患者の状態により適宜減量する。

395,396円/日

オクトレオスキャン静注用セット

ペンテトレオチド、塩化インジウム(111In)

1セット 115,464円

神経内分泌腫瘍の診断におけるソマトスタチン受容体シンチグラフィ

通常、成人には品111MBqを静脈内投与し、4時間後及び24時間後にガンマカメラを用いてシンチグラムを得る。必要に応じて、48時間後にもシンチグラムを得る。投与量は、患者の状態により適宜増減する。必要に応じて、断層像を追加する。

115,464円/回

全ての診断群分類番号

「神経内分泌腫瘍の診断におけるソマトスタチン受容体シンチグラフィ」は、対象DPCが特定できないため、全包括診断群分類の包括範囲薬剤費を用いて判定を行った。

全ての診断群分類番号

銘 柄 名 成分名 規格単位 薬 価 効能効果 用 法 用 量1回投与当たりの標準的な費用

(A)

出来高算定対象診断群分類

平均在院日数を加味した1入院当たり標準的費用 包括範囲薬剤

の84%tile値

本剤は類似薬効比較方式(Ⅰ)により薬価が算定され、類似薬が「インターフェロン」であったことから、010090 多発性硬化症の「インターフェロン」による分岐を選択する。

1回投与当たりの標準的な費用

(A)

出来高算定対象診断群分類

平均在院日数を加味した1入院当たり標準的費用 包括範囲薬剤

の84%tile値

 平成27年11月26日に薬価収載を予定している医薬品のうち、類似薬効比較方式により薬価が設定され、かつ、当該類似薬に特化したDPCが既に設定されている以下に掲げるものは、当該DPCにおいて算定することとしてはどうか。

コパキソン皮下注20mgシリンジ

グラチラマー酢酸塩

20mg1mL1筒 5,617円多発性硬化症の再発予防

通常、成人にはグラチラマー酢酸塩として20mgを1日1回皮下に投

与する。

銘 柄 名 成分名 規格単位 薬 価 効能効果 用 法 用 量

5,617円/回

010090 多発性硬化症

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※(参考)現行のいわゆる「高額薬剤判定」の運用方法について

○ 新たに保険収載・効能追加となった高額薬剤については、医療の技術革新の導入

が阻害されないよう、一定の基準に該当する薬剤を使用した患者については、当

該薬剤の十分な使用実績データが収集され DPC包括評価が可能となるまでの期間、

包括評価の対象外としている(以下、当該対応を「高額薬剤判定」という。)。

○ 「高額薬剤判定」は、包括評価の対象外となる薬剤および当該薬剤が使用される

診断群分類を告示するいわゆる「高額薬剤告示」への追加および診断群分類の定

義(傷病名・手術・処置等)を定める「定義告示」への追加の2つの作業からな

り、新薬の薬価収載に合わせ、年4回実施している(なお、緊急に薬価収載され

た新薬については、必要に応じて追加的な判定作業を実施する)。

○ 高額薬剤判定の具体的な作業は次の通り。

【高額薬剤告示への追加】

○ 新たに保険適用される以下の医薬品について、その効能・効果から当該医

薬品を使用する可能性のある 診断群分類(14桁コード)を抽出する。

① 新薬

② 効能効果・用法用量の一部変更(薬事・食品衛生審議会で審査・報告

されたもの)

③ 事前評価済公知申請

○ 各診断群分類について、該当医薬品を入院初日から退院まで添付文書に記

載された用法・用量に従って投与した場合の投与回数(仮想投与回数)か

ら、当該医薬品の1入院あたり薬剤費を算出する。

○ 当該1入院あたりの薬剤費が、各診断群分類で使用されている1入院あた

り薬剤費の 84%tile値を超えている場合、当該医薬品を高額薬剤として指

定する。

【定義告示への追加】

○ 類似薬効比較方式で算定された新薬であり、当該算定の際の比較薬が該当

する診断群分類の定義テーブルにおいて分岐として定義されている場合

は、当該新薬を定義テーブルに追加する。

中医協 総-3(一部抜粋)

2 5 . 1 2 . 2 5

WIC-52

HTTSM
楕円
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再生医療等製品の保険償還価格の算定について

類 別 ヒト細胞加工製品(ヒト体性幹細胞加工製品)

一般的名称 ヒト(同種)骨髄由来間葉系幹細胞

収載希望者 JCRファーマ(株)

販 売 名 (規格単位)

テムセルHS注(10.8mL1袋)

効能・効果

又 は 性 能 造血幹細胞移植後の急性移植片対宿主病

主な用法・用量

又は使用方法

通常、体重1kg当たりヒト間葉系幹細胞として 1 回2×106個を、1バッ

グ当たり生理食塩液18mLで希釈して、4mL/分を目安に緩徐に点滴静注

する。1週間に2回、投与間隔は3日以上とし、4週間投与する。なお、症状

の程度に応じて、さらに1週間に1回、4週間投与することができる。

算定方式 原価計算方式

計 算

製品総原価 630,445円

営業利益 119,193円

(流通経費を除く価格の15.9%)

流通経費

54,695円 (消費税を除く価格の6.8%)

出典:「医薬品産業実態調査報告書」

(厚生労働省医政局経済課)

消費税 64,347円

外国調整 なし

算定薬価 10.8mL1袋 868,680円

外 国 価 格 収載希望者による市場規模予測

なし 最初に承認された国(年月):

日本(2015年9月)

予測年度 予測本剤投与患者数 予測販売金額

(ピーク時)

6年度 260人 35億円

製造販売承認日

平成27年 9月18日 薬価基準収載予定日 平成27年11月26日

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Administrator
スタンプ
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薬価算定組織における検討結果のまとめ 算定方式 原価計算方式 第一回算定組織 平成27年10月15日

原価計算方式を採用する妥当性

新再生医療等製品 類似薬がない根拠

一般的名称 ヒト(同種)骨髄由来間葉系幹細胞 本剤と同様の効能・効果、薬理作

用、組成及び化学構造等を有する既収載品はないことから、新薬算定最類似薬はないと判断した。

イ.効能・効果 造血幹細胞移植後の急性移植片対

宿主病

ロ.薬理作用 免疫調節作用

ハ.組成及び 化学構造

健康成人骨髄液から分離した有核

細胞を拡大培養して得られるヒト

間葉系幹細胞

ニ.投与形態 剤形 用法

注射

注射剤

1週間に2回、投与間隔は3日以上と

し、4週間投与

営業利益率 平均的な営業利益率(15.9%)(注)×100%=15.9%

(注)出典:「産業別財務データハンドブック」(日本政策投資銀行)

当初算定案に対する収載希望者の意見の要点

本製品の原価計算における製造経費等について、薬価算定組織において再

度説明を受けた上で確認することとし、収載希望者より本製品の製造工程、

生産設備等に関する説明がなされた。

上記意見に対する見解 第二回算定組織 平成27年10月26日

収載希望者の説明も踏まえ、計上費用の妥当性が判断された。

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販売名 テムセルHS注

使用目的本品は、健康成人骨髄液から分離した有核細胞を拡大培養して得られる

ヒト間葉系幹細胞を構成細胞とし、医薬品と同様に薬理的作用による治療効果を期待して、点滴で静脈に投与される再生医療等製品である。

主な使用方法

主な有用性

○ 急性GVHDの一次治療としては副腎皮質ステロイド剤による治療が確立されているが、一次治療不応例や再燃例に対する標準的な二次治療は治療選択肢が限られている。

○ 国内臨床試験の成績に基づき、以下の内容を踏まえ、本製品は一定の有効性が示されたと評価されている。・ 副腎皮質ステロイド剤で治療効果が得られない急性GVHDに対する確立された初期治療がないこと。

・ 国内臨床試験において、本品を投与することで「28日間以上継続するCR」を達成した被験者が認められたこと。

・ 「28日間以上継続するCR」を達成した被験者の割合は、既存の二次治療薬に劣らない成績を示していること。

○ なお、本品は副腎皮質ステロイド剤で十分な治療効果が得られない患者に対して使用することとされている。

承認条件

1.緊急時に十分対応できる医療施設において、造血幹細胞移植に関する十分な知識・経験を持つ医師のもとで、臨床検査による管理等の適切な対応がなされる体制下で本品を使用すること。

2.再審査期間中は、本品を使用する症例全例を対象として使用成績調査を実施し、必要に応じ適切な措置を講ずること。

製品概要

出典:審査報告書、企業データ

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(参考)移植片対宿主病の病態 移植片対宿主病について

○ 移植片対宿主病(graft-versus-host disease: GVHD)は、輸血や同種移植を

受けた後に、移植片に含まれるドナー由来の免疫細胞がレシピエントの皮膚、

肝臓、消化管等の組織を異物として認識し、免疫応答により傷害することで

発症する移植後合併症のひとつである。

○ 造血幹細胞移植は、白血病等の造血器腫瘍に対する大量化学療法・放射線

療法の併用療法や、再生不良性貧血等の血液・造血器疾患の治療のために施

行されるが、移植後早期に皮疹、黄疸、下痢を特徴とする急性 GVHD が発症

することがある。

○ 学会による全国調査によれば、我が国における同種造血幹細胞移植は 3,500から 3,600 件程度実施されており※1、※2、治療が原則として必要となるグレ

ードⅡ以上の急性 GVHD(発症率 34.0%※3)の患者は、1,200 人程度と推

定される。 既存治療について

○ 学会のガイドラインによれば、急性 GVHD に対する初期治療薬は、一次治

療として副腎皮質ステロイド剤とされているが、約半数では無効であり、一

次治療不応例や再燃例に対し、二次治療としてステロイドパルス療法や抗ヒ

ト胸腺細胞ウサギ免疫グロブリン、シクロスポリン、タクロリムス等の免疫

抑制剤の投与が記載されている。

○ しかし、二次治療では過度の免疫抑制による感染症の併発等も多く、2 年時

点の非再発死亡率は 56.3%に達すること※4から、一次治療不応又は再燃の急

性 GVHD に対する標準的な二次治療は治療選択肢が限られているとされてい

る。

※1 日本における造血細胞移植.平成 25 年度 全国調査報告書.日本造血細胞移植データセンター/日本

造血細胞移植学会

※2 日本における造血細胞移植.平成 26 年度 全国調査報告書.日本造血細胞移植データセンター/日本

造血細胞移植学会

※3 日本造血細胞移植学会.平成 20 年度全国調査報告書.日本造血細胞移植学会データセンター.名古

屋.2009

※4 Biol Blood Marrow Transplant 2013; 19: 1183-89

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TAGYL
楕円
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再生医療等製品に係る保険適用決定区分及び価格(案)

販売名 ハートシート Aキット

ハートシート Bキット

保険適用希望企業 テルモ株式会社

※医薬品医療機器法第 23 条の 26 に基づく条件及び期限付承認(期限:5 年)

○ 保険償還価格

販売名 償還価格 類似機能区分 外国平均価

格との比

ハートシート

Aキット 6,360,000 円 原価計算方式 -

ハートシート

Bキット 1,680,000 円 原価計算方式 -

販売名 決定区分 主な使用目的

ハートシート

Aキット C2

(新機能・

新技術)

下記の基準のすべてを満たす、薬物治療や侵襲的治

療を含む標準治療で効果不十分な虚血性心疾患による

重症心不全の治療。

<対象とする心不全の状態>

・NYHA心機能分類がⅢ又はⅣ度

・安静時における左室駆出率が35%以下

ハートシート

Bキット

中医協 総-4-2

27.11.18

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2

ハートシートAキット

算定方式 原価計算方式

製品総原価 5,389,054円

営業利益

331,810円

(流通経費を除く価格の5.8%)

出典:「医療機器産業実態調査報告書【医療機器製造販売業・卸売業】」

(厚生労働省医政局経済課)

流通経費 167,924円

(企業希望額)

消費税 471,103円

外国価格調整 -

算定価格 6,360,000円

(有効数字4桁目を四捨五入)

ハートシートBキット

算定方式 原価計算方式

原 価 計

製品総原価 1,386,638円

営業利益

85,377円

(流通経費を除く価格の5.8%)

出典:「医療機器産業実態調査報告書【医療機器製造販売業・卸売業】」

(厚生労働省医政局経済課)

流通経費 83,504円

(企業希望額)

消費税 124,442円

外国価格調整 -

算定価格 1,680,000円

(有効数字4桁目を四捨五入)

推定適用患者数

123 人/5年

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3

関連技術料

D417 組織試験採取、切採法

1 皮膚、筋肉(皮下、筋膜、腱及び腱鞘を含み、心筋を除く)500 点

K539 心膜切開術 9,420 点

留意事項案

(1)本品は、関連学会の定める「ヒト(自己)骨格筋由来細胞シートの使用要件

等の基準について」に従って使用された場合に限り算定できる。

(2)本品は、虚血性心疾患による重症心不全患者で、薬物治療や侵襲的治療を含

む標準治療では効果不十分として上記基準に定めるハートチームによる適応

判定が行われ、かつ、根治療法として心臓移植以外に治療手段がないと考え

られる症例に対して使用した場合に算定できる。

[参考]

○ 企業希望価格

販売名 償還価格 類似機能区分 外国平均価格

との比

ハートシート

Aキット 6,790,000 円 原価計算方式 -

ハートシート

Bキット 2,420,000 円 原価計算方式 -

○ 諸外国におけるリストプライス

販売名 アメリカ

合衆国 連合王国 ドイツ フランス

オースト

ラリア

外国平均

価格

ハートシート

Aキット 販売実績なし -

ハートシート

Bキット 販売実績なし -

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販売名 ハートシート

使用目的

本品は、虚血性心疾患で重症心不全となった患者の治療を目的として、患者自身から採取した骨格筋に含まれる骨格筋芽細胞を培養した後に、専用容器に充てんして凍結保存したものを医療機関においてシート状に調製し、患者の心臓表面に5枚を移植して使用する再生医療等製品である。

主な使用方法

主な有用性

承認条件

薬物治療や侵襲的治療(冠動脈バイパス術や弁形成など)を含む標準治療で効果不十分であり、心機能の進行性の低下が想定されるような虚血性心疾患による重症心不全患者を対象とした国内治験において、心プールシンチグラフィ検査による左室駆出率は7例のうち5例で移植前の状態を維持されていたこと、心エコーによる左室駆出率の改善傾向や運動耐容能等を総合的に評価して、少なくとも4例では有効性が示唆されたこと等から、本品の一定の有効性が期待された。

製品概要

出典:審査報告書、企業データ

左室機能と容積の変化(心エコー)

1. 緊急時に十分対応できる医療施設において、重症心不全及び開胸手術に関する十分な知識・経験を持つ医師のもとで、臨床検査による管理等の適切な対応がなされる体制下で本品を使用すること。

2. 条件及び期限付き承認後に改めて行う本品の製造販売承認申請までの期間中は、本品を使用する症例全例を対象として製造販売後承認条件評価を行うこと。

NYHA心機能分類

NYHA I

NYHA II

NYHA III

NYHA IV

Baselin

e

NYHA I

NYHA II

NYHA III

NYHA IV

13

weeks

NYHA I

NYHA II

NYHA III

NYHA IV

26

weeks

2

4

1 7

T01-01 T01-03 T02-01 T03-01

T01-04 T02-02 T01-05

Bキット

Aキット

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IHHVE
楕円
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1

中医協 総-4-2参考

2 7 . 1 1 . 1 8

ヒト(自己)骨格筋由来細胞シートの使用要件等の基準について

ヒト(自己)骨格筋由来細胞シートは世界で初めて自家細胞を使用した製品で、2012 年

から 2 年間にわたる治験においてその有効性と安全性が評価された。本品の適応は、虚血

性心疾患で左室の収縮機能が低下しており、最大限の内服治療を行っているにもかかわら

ず心不全状態が持続し、標準的な治療(冠動脈バイパス手術、僧帽弁形成術、左室形成術、

心臓再同期療法、経皮的冠動脈インターベンションなど)を施しているにもかかわらず心

不全の悪化が危惧される患者に適用する場合に限るとされている。

ヒト(自己)骨格筋由来細胞シートの使用にあたっては、その有効性及び安全性を十分

に理解し、虚血性心疾患患者の治療に対する十分な知識・経験を有する医師及び施設にお

いて、適切な症例を選択して用いられるように必要な措置を講じることが義務づけられて

いる。

このため、日本心臓血管外科学会が中心となって、関連3学会(日本循環器学会、日本

再生医療学会、日本胸部外科学会)が連携し、厚生労働省の新医療機器使用要件等基準策

定事業において“ヒト(自己)骨格筋由来細胞シート使用の施設基準および実施医基準”

を策定した。ヒト(自己)骨格筋由来細胞シートは、本基準に基づいて使用されなければ

ならないので、ここにその考え方と基準を示す。

1)実施施設基準

(1)実施施設基準策定の考え方

ヒト(自己)骨格筋由来細胞シートの使用目的は薬物治療や侵襲的治療を含む標準

治療で効果不十分な虚血性心疾患による重症心不全の治療である。他に治療方法がな

く、かつ重症心不全の標準的治療によっても心不全の増悪が危惧される患者を対象と

すると想定すると、先ず術前に心機能評価が的確に行えることが必要で、かつ既存の

様々な治療法が検討された上で、それでは対応困難であるという条件下に行われなけ

ればならない。また本治療法が、本邦では循環器疾患領域で初の再生医療等製品の一

般臨床使用であることを勘案すると、単に虚血性心疾患であるからといって安易に使

用するものでなく、厳密な適応判定が可能で、不整脈や感染症などの合併症に的確に

対応でき集学的治療が行える施設での使用が望ましいと考える。施設条件においては、

本品が他に治療法のない場合の選択肢の一つであるという位置づけから考えて、重症

心不全患者の治療経験のみならず、植込型補助人工心臓または心臓移植手術の経験が

豊富な施設で行われるべきである。以上の観点から実施施設の基準を以下のとおり定

める。

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(2)設備機器条件

以下のすべてを満たす施設であること。

① 虚血性心疾患患者の術前の診断が的確に行え、術後の心機能を評価できるような

エコー、CT(64列以上)、MRIなどの設備を有していること。

② 手術室及び本シート調製に必要な設備(安全キャビネット、CO2 インキュベータ

ー、薬品保冷庫、遠心機、顕微鏡等)を備えた細胞培養センター(CPC)を有して

いること。CPC は医薬品医療機器等法の薬局等構造設備規則又は再生医療等安全性

確保法に基づく細胞培養加工施設の構造設備に関する基準に則った設備であること。

(3)人員条件

以下のすべてを満たす施設であること。

① 循環器専門医、心臓血管外科専門医、再生医療認定医、臨床培養士が存在するこ

と。

② これらの医師等は、製造販売業者が企画する研修を受講していること。

(注)この研修会では、本品使用の適応、骨格筋採取法、シート調製方法、シート移

植方法、周術期管理、合併症に対する対策を含めること。手術方法の研修として、

ビデオによる手術説明、機器を用いた Hands-onコースを含めること。

(4)その他実施施設条件

以下のすべてを満たす施設であること。

① 植込型補助人工心臓実施施設であること。

② ハートチーム(循環器内科医と心臓外科医を含むものを言う)による心臓移植を

含む重症心不全患者の治療方針を決定するカンファレンスを定期的に開催している

施設であること。

③ 以下の心エコー及び CT/MRIを含む画像診断の要件を満たす施設であること。

・心エコー:循環器科領域の超音波専門医を最低1名有する

・CT/MRI:日本磁気共鳴専門技術者及び放射線診断専門医を最低1名ずつ有する

④ 当該治療に係る周術期管理を安全に施行できる ICU 病棟を有し、日本集中治療医

学会専門医が最低1名存在する施設であること。

⑤ 本製品の安全性と有効性を評価するため、製造販売業者が実施する製造販売後調

査等に協力し画像データなどの情報提供に同意を示す施設であること。

2)実施医基準

(1)実施医基準策定の考え方

本品の適応が、他に治療方法がなくかつ重症心不全の標準的治療によっても心不全

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の増悪が危惧される患者を対象とすることを勘案すれば、上記実施基準をみたす施設

に常勤する心臓血管外科専門医であることが必要である。また、単に虚血性心筋症患

者であるからといって安易に適応するものでなく、循環器内科医と心臓外科医を含む

ハートチームによる厳密な適応判定や合併する障害に適切に対処できる能力が必要で

ある。

(2)学会資格

心臓血管外科専門医であること。

(3)実施医の研修義務

実施医は製品販売業者の企画する研修会での研修を終了していること。

3)基準の見直し

ヒト(自己)骨格筋由来細胞シート関連学会協議会は、全例調査の解析結果をもとに

実施医・実施施設基準を随時見直す。

平成 27年 11月 13日

ヒト(自己)骨格筋由来細胞シート関連学会協議会

委員長 松居 喜郎

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