アカウント情報連携システム V4L01 (Account Agent Enterprise) 操作マニュアル(一般ユーザー編) 富士通株式会社 株式会社富士通ソフトウェアテクノロジーズ 2013 年 5 月
アカウント情報連携システム
V4L01
(Account Agent Enterprise)
操作マニュアル(一般ユーザー編)
富士通株式会社
株式会社富士通ソフトウェアテクノロジーズ
2013年 5月
Account Agent Enterprise
操作マニュアル(一般ユーザー編)
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はじめに
この度は、本製品をお買い求めいただきまして、まことにありがとうございます。
本書では Account Agent Enterprise の使用方法について説明しています。
2013年 5月
■ 高度な安全性が要求される用途への使用について
本ソフトウェアは、一般事務用、パーソナル用、家庭用、通常の産業等の一般的用途を想定して
開発・設計・製造されているものであり、原子力施設における核反応制御、航空機自動飛行制御、
航空交通管制、大量輸送システムにおける運行制御、生命維持のための医療用機器、兵器シス
テムにおけるミサイル発射制御など、極めて高度な安全性が要求され、仮に当該安全性が確保さ
れない場合、直接生命・身体に対する重大な危険性を伴う用途(以下「ハイセイフティ用途」という)
に使用されるよう開発・設計・製造されたものではありません。
お客様は本ソフトウェアを必要な安全性を確保する措置を施すことなくハイセイフティ用途に使
用しないでください。また、お客様がハイセイフティ用途に本ソフトウェアを使用したことにより発生
する、お客様または第三者からのいかなる請求または損害賠償に対しても富士通株式会社、株式
会社富士通ソフトウェアテクノロジーズおよびその関連会社は一切責任を負いかねます。
本ソフトウェアはインターネットへのサービスを提供する用途のためには設計・製造されておりま
せん。インターネットに接続しない環境(イントラネット内)で使用するか、インターネットに接続して
使用する場合は、運用環境によりセキュリティ侵害対策を構築した上でご使用下さい。
Windows Microsoft、Windows、Windows Server、Windows Vista、Active Directoryは、米
国 Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標または商標です。
Account Agentは株式会社富士通ソフトウェアテクノロジーズの登録商標です。
その他のすべての商標は、それぞれの所有者に帰属します。
Copyright 2013 FUJITSU SOFTWARE TECHNOLOGIES LIMITED.
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■ 表記の約束
本書では以下の略称を使用しています。
名称 略称
アカウント情報連携システム または
Account Agent Enterprise
AAE
Microsoft® Active Directory® Active Directory または
AD
Microsoft® Exchange Server 2010 Exchange
Microsoft® SharePoint® Server 2010 SharePoint
Microsoft® Lync™ Server 2010 Lync
ユーザーがログインするフォレスト アカウントフォレスト
Exchange/SharePoint/Lyncが存在するフォレスト リソースフォレスト
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目次
1. ユーザー向け機能.............................................................................................................5
2. Account Agent Enterprise へのログイン .......................................................................5
3. コンピュータの管理 .........................................................................................................7
3.1. PCのコンピュータ名を確認する .............................................................................8
3.2. コンピュータを作成する ..........................................................................................9
3.3. ドメインに参加する ................................................................................................ 11
3.4. コンピュータ名を変更する .................................................................................... 15
3.5. コンピュータを削除する ....................................................................................... 17
4. メール転送先の設定 ...................................................................................................... 19
4.1. メール転送先を設定する ....................................................................................... 19
4.2. メール転送先を解除する ....................................................................................... 20
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1. ユーザー向け機能 Account Agent Enterprise(以下、AAE)のユーザー向け機能は以下の通りです。
機能 説明
コンピュータ管理 Active Directoryにユーザーが使用するコンピュータを登録します。
PCのリプレース時など、PCをドメインに参加させる場合に使用します。
メール転送先設定 メールの転送先を設定/解除します。
メールボックスにメールを残したまま転送するかどうかも指定できます。
以下に AAEへのログイン方法と各機能の使用方法について説明します。
2. Account Agent Enterprise へのログイン AAEのWeb画面へアクセスするための URLはシステム管理者にお問い合わせください。
ログイン画面を以下に示します。
項目 説明
ユーザーID ドメインアカウントのユーザーIDを記入します。
パスワード ドメインアカウントのパスワードを指定します。
ログイン ユーザーID/パスワード入力後、クリックしてください。
ログインしているドメインと AAE がインストールされているドメインが同じかどうかで、ユーザ
ーIDの指定方法が異なります。
ドメインが同じ場合、ユーザーIDのみを指定します。
ドメインが違う場合、[ドメイン名]¥[ユーザーID]形式で指定します。
どちらの形式で指定するかはシステム管理者に確認してください。
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ユーザーIDとパスワードは必ず入力してください。ユーザーIDまたはパスワードが入力され
ていない場合、以下のエラーメッセージが表示されます。
ユーザーID、パスワードの組み合わせが不正な場合、以下のエラーメッセージが表示されま
す。正しいユーザーID、パスワードの組み合わせを指定してください。
ユーザーID、パスワードの組み合わせが正しい場合、AAEのトップ画面が表示されます。
No 項目 説明
① トップ画面 トップ画面を表示します(上記の画面)。
② ログアウトボタン AAEからログアウトし、ログイン画面を表示します。
③ ヘルプダウンロード 本操作マニュアルをダウンロードします。
④ コンピュータを管理する コンピュータの管理画面を表示します。
⑤ メール転送先を設定する メール転送先画面を表示します。
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3. コンピュータの管理 以下の説明は、ユーザーがログインするドメイン(アカウントフォレスト)と Exchange/
SharePoint/Lyncのドメイン(リソースフォレスト)が同一の場合のみ有効です。
アカウントフォレストとリソースフォレストが違う場合、AAEでコンピュータを作成してもドメインに
参加できません。ドメインへの参加方法はシステム管理者に確認してください。
PCを Active Directory ドメイン(以下、単にドメイン)に参加させることで、Windowsの統合
認証により Exchange、SharePoint、Lyncの認証を一元化できます。AAEを使用して ADへ
コンピュータオブジェクト(以後、単にコンピュータ)を登録しておくことにより、エンドユーザーの
権限で PCをドメインに参加することができるようになります。
お使いの PCをドメインへ参加する流れは以下の通りです。
① PCのコンピュータ名を確認する
② ①で確認したコンピュータ名のコンピュータを、AAEを使用して ADに登録する
③ ドメインへ参加する
以下に①~③の操作手順、および、コンピュータ名の変更、コンピュータの削除方法につい
て説明します。また、ドメイン参加後にコンピュータ名を変更する方法についても説明します。
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3.1. PC のコンピュータ名を確認する
PCのコンピュータ名の確認方法を以下に示します。以下ではWindows 7の画面で説明しま
すが、他のバージョンでも同様です。
① スタートメニュー→「コンピュータ」を右クリックし、プロパティをクリックします。
② 「コンピュータ名、ドメイン名およびワークグループの設定」の「コンピュータ名」を控えま
す。
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3.2. コンピュータを作成する
コンピュータを作成する手順は以下の通りです。
① メニュー「コンピュータを管理する」をクリックし、個別メンテナンス管理画面を表示します。
② 新規作成ボタンをクリックし、個別メンテナンス新規作成画面を表示します。
③ ご使用の PC のコンピュータ名を「コンピュータ名」欄に入力し、「新規作成」ボタンをクリッ
クします。確認ダイアログが表示されるので、「OK」ボタンをクリックします。
コンピュータ名に使用できる文字は「A-Z」「a-z」「0-9」「-」です。
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④ 実行状況確認画面が表示されます。処理が完了すると自動的に実行結果確認画面が表
示されます。
⑤ 正しく処理できたことを確認します。
コンピュータ名が別の方によって使用されている場合、以下のエラーになります。別のコンピ
ュータ名で登録してください。また、登録したコンピュータ名に合わせて、PC のコンピュータ名も
変更してください。
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3.3. ドメインに参加する
Active Directoryへコンピュータを登録すると、PCをドメインに参加できるようになります。
既に別のドメインに参加している場合、あらかじめ既存ドメインから離脱してください。既存ドメイ
ンからの離脱方法についてはシステム管理者に確認してください。
以下の手順に従って、ドメインに参加してください。以下では Windows 7 の画面で説明しま
すが、他のバージョンでも同様です。
① スタートメニュー→「コンピュータ」を右クリックし、プロパティをクリックします。
② 「コンピュータ名、ドメイン名およびワークグループの設定」の「設定の変更」をクリックしま
す。
③ 「コンピュータ名」タブの「変更」ボタンをクリックします。
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④ 「所属するグループ」のラジオボタンからドメインを選択し、ドメイン名を入力します。ドメイ
ン名を入力後、「OK」ボタンをクリックします。
入力するドメイン名はシステム管理者にご確認ください。
⑤ 「Windows セキュリティ」ダイアログが表示されるのでユーザー名、パスワードを入力し、
「OK」ボタンをクリックします。
入力するユーザー名、パスワードは AAEにログインする際に指定したものと同じです。
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⑥ 「コンピュータ名/ドメイン名の変更」ダイアログが表示されます。ドメインに参加できたこ
とを確認し、「OK」ボタンをクリックします。
⑦ 再起動を促すメッセージが表示されるので、「OK」ボタンをクリックします。
⑧ 「閉じる」ボタンをクリックし、「システムのプロパティ」ダイアログを閉じます。
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⑨ 再起動を促すメッセージが表示されるので、「今すぐ再起動」ボタンをクリックします。
⑩ PC 再起動後、ログオン画面でドメインのユーザー名、パスワードを入力し、ドメインにロ
グインします。
入力するユーザー名、パスワードは AAEにログインする際に指定したものと同じです。
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3.4. コンピュータ名を変更する
作成済みのコンピュータ名を変更する場合は以下の手順で操作してください。
① メニュー「コンピュータを管理する」をクリックし、個別メンテナンス管理画面を表示します。
② 「検索」ボタンをクリックし、自分が管理者となっているコンピュータを表示します。
③ コンピュータの「変更」リンクをクリックし、個別メンテナンス変更画面を表示します。
④ コンピュータ名を修正し、「変更」ボタンをクリックします。確認ダイアログが表示されるの
で、「OK」ボタンをクリックします。
コンピュータ名に使用できる文字は「A-Z」「a-z」「0-9」「-」です。
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⑤ 実行状況確認画面が表示されます。処理が完了すると自動的に実行結果確認画面が表
示されます。
⑥ 正しく処理できたことを確認します。
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3.5. コンピュータを削除する
不要となったコンピュータは以下の手順で削除してください。
間違えて現在使用しているコンピュータを削除してしまうと、Windows にログオンできなくなる
可能性があります。また、コンピュータを一度削除すると、同じ名前で再登録し直しても正常な状
態となりませんので十分にご注意ください。
① メニュー「コンピュータを管理する」をクリックし、個別メンテナンス管理画面を表示します。
② 「検索」ボタンをクリックし、自分が管理者となっているコンピュータを表示します。
③ 削除するコンピュータの「削除」リンクをクリックします。確認ダイアログが表示されるので、
本当に削除してもよいか再度確認したうえで「OK」ボタンをクリックします。
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④ 正しく削除されたことを確認します。
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4. メール転送先の設定 メール転送先を設定すると、Exchangeのメールボックスに届いたメールを別のメールサーバ
ーに転送できます。
4.1. メール転送先を設定する
① メニュー「メール転送先を管理する」をクリックし、メール転送設定画面を表示します。
② 転送先のメールアドレスと、転送するメールをメールボックスに残すかどうか指定します。
設定完了後、「更新」ボタンをクリックします。確認ダイアログが表示されるので、「OK」ボ
タンをクリックします。
「メールボックスにメールを残す」を選択すると、すべての受信メールが Exchangeのメールボッ
クスに残ります。メールボックス容量が制限値に達するとそれ以上受信できなくなりますので、
Exchangeに溜まったメールを長期間削除できない場合は選択しないでください。
なお、メールボックス容量が制限値に近づいた場合に Exchange より通知メッセージが届きま
すが、この通知メッセージは転送設定をしていても転送されません。
③ メール転送先が正しく更新されたことを確認します。
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4.2. メール転送先を解除する
① メニュー「メール転送先を管理する」をクリックし、メール転送設定画面を表示します。
② 転送先メールアドレスを空欄にし、「更新」ボタンをクリックします。確認ダイアログが表示
されるので、「OK」ボタンをクリックします。
「メールボックスにメールを残す」はチェックしてもしなくても構いません。
③ メール転送先が正しく更新されたことを確認します。