「TFSで実現する分散アジャイル開発」 TFS ユーザーズ勉強会

TFSで実現する分散アジャイル開発

株式会社 NTTデータ柴山洋徳 2011/11/4

Copyright © 2011 NTT DATA CORPORATION

自己紹介柴山洋徳（Twitter:shibao800）

株式会社NTTデータ認定プロジェクトマネージャ

仕事

CCPM/TOC コンサルティング

組織変革コンサルティング

社内システム開発のスクラムマスター

社内システム開発のプロダクトオーナー

社内アジャイルコーチ Copyright © 2011 NTT DATA CORPORATION

http://www.flickr.com/photos/conchur/3358169824/

プロローグ：アジャイル立つ


悪夢の始まり

社内システム開発のユーザ部門責任者

開発は別組織の別部隊

インドは素晴らしい（らしい）

アジャイルっておいしいの？


流れないウォーターフォール

インド人にとって慣れないウォーターフォール

大幅な遅延，眠らない開発

モチベーションダウン


http://www.flickr.com/photos/denise_mayumi/2269480944/


ピボットポイント

「お前プロジェクトマネージャやれ」

でも，「当初の予定通りに開発してね」

残された時間は4ヶ月



アジャイルとの邂逅

Scrumをベースにプロセスを徹底的に整備

インド開発拠点の自治化

プロダクトオーナー＆スクラムマスター


http://www.flickr.com/photos/yto/5101830991/


山場を越えて

当初の計画通りに開発を完了

スモールスタート・スモールサクセス

開発メンバのやる気と自信

アジャイルっておいしい

http://www.flickr.com/photos/alvarolopez/2257656186/


みんな幸せ Happy End

Fin ? Copyright © 2011 NTT DATA CORPORATION

まだだ！まだ終わらんよ！

To Be Continued Copyright © 2011 NTT DATA CORPORATION

第一章：アジャイルの亡霊

http://www.flickr.com/photos/alexandernilssen/3103869801/


終わらない開発

新規開発からエンハンス開発へ移行

特定顧客向けの派生開発の立ち上げ

チームの拡大

アジャイルっておいしいままなの？

http://www.flickr.com/photos/runfreefall/903725838/


http://www.flickr.com/photos/lawley/4918643/

自動化されていないテスト


統一されていない環境

http://www.flickr.com/photos/horiavarlan/4273913228/


お約束のあれ


新たな試練


第二章： Team Foundation Serverの鼓動

http://www.flickr.com/photos/qmnonic/4794257439/


導入において重要なこと

ゴールの共有

対立構図の解消

スモールスタート・スモールサクセス

制約と非制約の混合アプローチ


ゴールの共有 http://www.flickr.com/photos/alistairmcmillan/171605775/

どんな世界を目指すのか？

自己組織化を促す

わくわく感を持つ Copyright © 2011 NTT DATA CORPORATION

定期ワークショップの開催

Continuous Deliveryの勉強会

Visual Studio ALMのデモ動画試聴会

毎週半日をワークショップの時間に


対立構図の解消 http://www.flickr.com/photos/xtrah/5670936962/

導入したい人・もの vs チームから

コンテキスト・問題 vs チームへ

自律的カイゼンを促す Copyright © 2011 NTT DATA CORPORATION

http://www.flickr.com/photos/mako_side_b/2337300578/

構成管理

TFS Buffet


http://www.flickr.com/photos/sneakerdog/319088191/

スモールスタート・サクセス


モチベーションのハイプカーブ

未来への期待

現実問題

成功体験

好循環

動機

時間


モチベーションのハイプカーブ

未来への期待

現実問題

成功体験

好循環

動機

時間


ステップ戦略

開発環境 ⇒ テスト環境 ⇒ Scrum環境

まずは，日本で．上手くいったらインドへ

各スプリントで何か一つを取り入れる

http://www.flickr.com/photos/foilman/


開発環境

構成管理，CIをTFSへ一番最初に移行

TFSサーバはインドに配置．専用線で日本から

開発者環境はVMイメージを作成して配布


構成管理

2.4DEV

MAIN

Bra

nch

RELEASE

Bra

nch

V2.4 (start)

V2.3

Production

Release 2.3.1.0

RI

V2.3 Hotfix1 FI R

I

V2.4

Development

Production /

Release

flow of merges (changes)

flow of merges (changes)

Bra

nch

3.0DEV

V3.0 (start)

Bra

nch

Bra

nch

Japan Team

India Team

HOT FIX

Bra

nch

Release 2.3.1.1

RI

FI

Release 2.4.0.0

RI

Bra

nch

Release 2.4.0.1

The two DEV

branches are

created as

sequential tasks,

but as one unit of

work.

FI

FI

RI

RI

CI / Nightly Builds

(Early validation)

Nightly Build

(Early Validation)

The two Production

branches are

created as

sequential tasks,

but as one unit of

work. Copyright © 2011 NTT DATA CORPORATION

テスト環境

Test Manager & TFS

受け入れテストから自動化

出力データ，DBの状態，UI画像の正解比較

受け入れテスト実行環境はHype-Vで管理


テスト自動化

クライアント側

サーバ側

Visual Studio 2010

ブラウザ

自動化コード実行自動化パラメータ一覧

正解データと出力結果を比較（XML/SQL/IMG）

PsExec

事前処理実行

1

4

5

2

3

6 事後処理実行

結果データ出力（XML/SQL/IMG）


http://www.flickr.com/photos/perspective/67620969/

どっちをとるか？のジレンマ

常に正解は一つではない

TOC的アプローチ

制約と非制約の混合アプローチ


テスト戦略

単体テストの自動化 vs 受け入れテストの自動化

ビジネス価値最大化の制約は何か？

エンハンス開発なら「受け入れテスト」が制約

既存の受け入れテストをパワーをかけて自動化

単体は開発対象となったスプリントで自動化


リスクベースドテスト

各フィーチャをビジネス価値付け

ビジネス価値低下のリスクを算出

リスクの高いものからテスト自動化

スプリント毎にインドと日本で分担

テストプランニングミーティング


リスクベースドテスト


さあ，回していこう


第三章：分散アジャイルを駆ける

http://www.flickr.com/photos/58782395@N03/5518988345/


ツール vs アナログ

http://www.flickr.com/photos/finklez/5561579362/


http://www.flickr.com/photos/finklez/5561579362/

対立ではなく，組み合わせ

チームの成熟度にもよる

立ち上げ初期はアナログを推奨

ツール vs アナログ


ツールの高度な透明性

アナログでは見えない事もある

気付かない事に気づくきっかけ

本来やるべきことに集中できる

http://www.flickr.com/photos/dany13/6306491150/


毎日いつでも誰でもすぐに見える

チームの外からも見える

人間の感覚に訴える

http://www.flickr.com/photos/williamhook/4742869256/

アナログの直感的な透明性


プロダクトバックログ


プランニングポーカー


スプリントバックログ


スプリント中のモニタリング


バーンダウンチャート


デモレビュー


振り返り


現場はどう変わったのか


エピローグ： Continuous Deliveryを継ぐ者

http://www.flickr.com/photos/nicmcphee/250890495/


http://www.flickr.com/photos/calharding/2715242329/

ユーザーストーリーで一貫したトレーサビリティ

分散チームの相互進捗共有

ソフトウェア品質のオープン化

より高い透明性


http://www.flickr.com/photos/mattlucht/6206975319/

従来の半分のリリース期間

高いテスト自動化率の実現

Continuous Deliveryの基盤

迅速なリリース


Continuous Delivery の実現を目指して

Fin. TFS , Team Foundation ServerおよびVisual Studio は、米国 Microsoft CORPORATIONの米国およびその他の国における登録商標または商標です。

その他、記載されている会社名、商品名、サービス名等は、各社の商標または登録商標です。


「TFSで実現する分散アジャイル開発」 TFS ユーザーズ勉強会

Technology