1 子どものためのICT/プログラミングスクール 2011年4月からのあゆみ 2012年1月 TENTO 代表 草野 真一
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子どものためのICT/プログラミングスクール
2011年4月からのあゆみ
2012年1月
TENTO 代表 草野 真一
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とは?
• 小学4年~中学生対象のICT/プログラミングスクール
• 2011年4月にスタート
• 2時間程度の講座を毎週開催
• 子どもを対象に定期的にICT/プログラミング講座を行う機関は日本ではじめて(現在もほかにはない)
以前の状況(現況)
• 子どもがプログラミングに接する機会は、ワークショップ形式のイベントに限られていた
• 学校のパソコン授業やパソコンスクールの子ども部門ではMicrosoft Officeを学習
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ほんとにそれで
いいんだろうか?
海外の状況 • アメリカ、欧州、インド、韓国などには子ども
が定期的にICT機器にふれ、学習する機関がある
• インドでは小学卒業時、一定のプログラミング技術が備わっている
• 日本には「プログラミングとはなにか」を伝える場所すらない!
→ないならつくればいい!!!
カリキュラム
1 HTML
・覚えれば自分の力で即座に発表できる
・自分がおこなった操作に対してフィードバックがすぐさま得られる(トライ&エラーの習慣)
・ソースの概念が自然に理解できる
・Javascript(最初の言語)への移行がスムーズ
2 インターネットやシステムにたいする理解
・ コンピュータのしくみ
(CPU、メモリ、ハードディスク)
・ネットワークのしくみ
(IPアドレスとクライアント/サーバ)
・ソーシャルメディアとはなにか?
(チュニジアの革命の事例の紹介)
プリントなどを用意し、自分で答えを検索
の今後
• Javascriptでブラウザ上のゲームを完成
• 「自分のプログラム」を考える
(以上、3月のカンファレンスで発表)
• Javaとオブジェクト指向の理解
• Androidアプリの作成
彼らが求めるかぎり
提供したいと考えています!
の方法
• 大人むけのプログラミング・メソッドは参考にしかならない
• とにかくたのしい/おもしろいが重要
→TENTO独自の方法の確立
2012年5月、Rutles社より
「12歳からのHTML5/Javascript」
出版予定
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の目標
デザイン型人材の育成
• 野村総研が2011年に提出した「求められる人材像」
• スーツ(ビジネスパーソン)とギーク(エンジニア)が活躍する場を提供、イノベーションを起こす
(例) スティーブ・ジョブズ(Apple) マーク・ザッカーバーグ(Facebook) ラリー・ペイジ(Google)
… しかし野村総研は
デザイン型の育成は難しい
と正直に
認めているのであった…!
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デザイン型人材は……
• ICTとプログラミングを十分に使いこなす知識をもち、その応用を考える
• 発想力をもち、それを語るスキル(言語化能力)に長けている
• コミュニケーション・スキル
• プレゼンテーション・スキル
• エンジニアの進化型
展開 寺子屋モデル
こどもたちが学習する場所である
「寺」を借り、講師と機材が移動する
2012年は東京で講座開催 方法論は5月発売の書物とともに
全国にシェアしていきたい