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Tekla Structures リリースノート 製品バージョン 21.0 3 月 2015 ©2015 Tekla Corporation
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Tekla Structures 21.0リリースノーツ...1 Tekla Structures 21.0リリースノ ーツ 利用上のヒント:...

Aug 02, 2020

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TeklaStructuresリリースノート

製品バージョン 21.03 月 2015

©2015 Tekla Corporation

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目次

1 Tekla Structures 21.0 リリースノーツ.......................................................51.1 プロジェクトの設定.............................................................................................................61.2 Tekla Model Sharing ...........................................................................................................71.3 Tekla Warehouse – Tekla Structures の内容を共有する新しい方法..........................91.4 スナップの改良点.................................................................................................................91.5 オブジェクトのハイライトの改良点..............................................................................101.6 作図オブジェクトの改良点.............................................................................................. 101.7 打ち継ぎと現場打ちコンクリート部材オブジェクトの改良点................................. 101.8 折れ梁の分割.......................................................................................................................141.9 モデルでのカスタム部材の追加と移動..........................................................................141.10 ボルトとボルト付けされた部材の干渉チェック..........................................................151.11 鉄筋の形状管理の改良点.................................................................................................. 151.12 オーガナイザーの改良点.................................................................................................. 161.13 タスク管理の改良点.......................................................................................................... 201.14 新しい図面プロパティダイアログボックスと自動ビューレベルプロパテ

ィの処理...............................................................................................................................211.15 一般図の隣接鉄筋の改良点.............................................................................................. 281.16 寸法の改良点.......................................................................................................................281.17 マークの改良点...................................................................................................................291.18 図面オブジェクトの新しいカスタム表示......................................................................321.19 図面リストの改良点.......................................................................................................... 331.20 図面ビューの改良点.......................................................................................................... 341.21 新しい図面プレビューと印刷.......................................................................................... 341.22 図面内の参照モデルの改良点.......................................................................................... 351.23 新しい参照モデルリスト.................................................................................................. 361.24 IFC の改良点........................................................................................................................ 411.25 Tekla Structures と Tekla Structural Designer 間での統合....................................... 431.26 テンプレート属性の変更点.............................................................................................. 431.27 詳細オプションの変更点.................................................................................................. 451.28 コンポーネントカタログで使用できる新しいコンポーネントと拡張機能.............471.29 コンクリートコンポーネントと鉄筋コンポーネントの改良点................................. 481.30 2015 年 7 月まで Windows Server 2003 をサポートする Tekla マルチユ

ーザーサーバー...................................................................................................................491.31 製品ガイドの追加と改良.................................................................................................. 49

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2 Tekla Structures 21.0 の主な修正点........................................................ 50

3 Fixes Released in Tekla Structures 21.0..................................................52

4 免責条項........................................................................................................ 66

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1 Tekla Structures 21.0 リリースノーツ

利用上のヒント: テクラユーザーアシスタンスで、目次を使用してリリースノーツを参照することも、PDF としてリリースノーツをダウンロードすることもできます。Tekla Structures バージョン 21.0 は、多くの新機能と修正が含まれたメインリリースです。

未完成のモデルは、現在利用している Tekla Structures バージョンを使用して完成させることをお勧めします。

お使いのコンピューターに複数の異なるバージョンの Tekla Structuresを共存させることができます。 以前のバージョンの Tekla Structures で作成したモデルは、Tekla Structures 21.0 を使用して開くことができます。 Tekla Structures 21.0 でモデルを作成または保存した場合、以前のバージョンの Tekla Structures では開くことができません。

Tekla Structures セットアップにより、Tekla Structures 21.0 用の新しいサブフォルダが作成されます。Tekla Structures 21.0 をインストールするには、Windows の管理者権限が必要です。

Tekla Structures 21.0 では、.NET Framework 4.5.1 を使用します。.NETFramework 4.5.1 がまだインストールされていない場合は、TeklaStructures と共にコンピュータにインストールされます。 .NETFramework 4.5.1 は、Microsoft Download Center からインストールすることもできます。

Open API 展開の改良点については、Tekla Open API スタートアップパッケージに含まれている Tekla Open API リリースノーツを参照してください。 Tekla OpenAPI スタートアップパッケージは、Tekla エクストラネットで入手できます。

互換性

インストール

Tekla Open APIリリースノーツ

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 5

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拡張ツールを使用して、Tekla Structures の機能を拡張できます。 これらのツールは、迅速に開発および強化できます。 拡張ツールのヘルプは、テクラユーザーアシスタンスの拡張ツールのページから利用できます。 拡張ツールは、TeklaWarehouse で参照およびダウンロードできます(ログインが必要)。

1.1 プロジェクトの設定Tekla Structures 21.0 では、新しい blank project を Tekla Warehouse と共に使用することで、独自のプロジェクトを最初から簡単に設定できます。 さまざまな内容が事前定義された既存の環境から不要な内容を削除してプロジェクトを開始する必要はなくなりました。

blank project は、パラメトリックプロファイルや未定義の材質など、汎用的な内容だけが含まれた Tekla Structures 環境です。blank project を使用して、地域、企業、またはプロジェクト固有の設定、ツール、情報を収集できます。 blank projectは、Tekla Structures ソフトウェアのインストールに含まれています。構築を開始するか、独自のプロジェクト設定を使用するには、Tekla Structures の起動時に[環境]リストで blank project を選択します。

拡張ツール

Blank project

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 6 プロジェクトの設定

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Tekla Warehouse を使用すると、内容を blank project にダウンロードしてインストールできます。 たとえば、すべての Tekla Structures 環境および製造元固有のコレクションで、プロファイル、材質、ボルト、鉄筋、コンポーネント、ツール、テンプレートをダウンロードしてインストールし、ニーズに合った組み合わせを作成できます。プロジェクトからプロジェクトフォルダまたは企業フォルダへの移動を開始する前、またはプロジェクトからモデルフォルダへの移動中、Tekla Warehouse から内容をダウンロードまたはインストールできます。

1.2 Tekla Model SharingTekla Structures 21.0 では、共同作業の新しい方法として、Tekla Model Sharingを使用できます。Tekla Model Sharing では、Tekla Structures モデル内でグローバルなコラボレーションモデリングを行うことができます。 場所やタイムゾーンが異なる複数のチームメンバーが、同時に同じモデルで自由に作業できるようになりました。 TeklaModel Sharing を使用すると、ローカルでモデルの作業を行って変更をグローバルに共有できます。Tekla Model Sharing では、次のことが可能です。• 他のユーザーを共有モデルに招待する• 他のユーザーの共有モデルに参加する• モデルの変更を共有するTekla Model Sharing では、ユーザーが自分のコンピュータまたはネットワークドライブにモデルのローカルバージョンを保存します。モデルデータは、Tekla により提供される Microsoft Azure クラウドサービスを使用してインターネット経由で共有および同期されます。 モデルが共有されるときは、クラウドベースの共有サービスに接続されます。 そのとき、共有サービスに書き出すことで変更を簡単に共有できます。 他のユーザーが変更を加えたモデルを更新する場合、共有サービスから変更を読み込んでそれを行います。変更はインターネット経由で共有されますが、共有サービスに常に接続している必要はありません。 変更を書き出すときと読み込むときだけオンラインであればよいのです。 これにより、インターネット接続が常に利用できるとは限らない場合でもオフラインで作業できます。

Tekla Model Sharing の使用を開始するには、以下の前提条件を満たす必要があります。• インターネット接続

モデル共有操作を実行するには、Tekla Model Sharing サービスへの接続を確立する必要があります。

TeklaWarehouse か

らの内容のダウンロード

前提条件

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 7 Tekla Model Sharing

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• テクラアカウントすべての共有操作には認証が必要です。認証は、テクラアカウントのユーザー名、パスワード、組織を使用して行われます。

• ライセンスすべての共有操作には、有効な Tekla Model Sharing ライセンスが必要です。会社が有効な保守契約を結んでいる場合、無料の Tekla Model Sharing 評価版ライセンスをリクエストできます。詳細については、「Tekla モデルシェアリング」と「テクラアカウント」を参照してください。

モデルデータは Tekla Model Sharing サービスに保存されます。 モデルの変更を共有サービスに送信したり、共有サービスから別のユーザーによるモデルの変更を取得するには、次の操作を行います。• 書き出し• 読み込み

他のユーザーの変更を読み込むと、共有モデルの更新が増分パッケージとして提供されます。 これは、読み込みを行うと、共有サービスから取得されたデータがコンピュータ上のデータと結合されることを意味します。共有サービス自体には中央のモデルがなく、モデルのベースラインと増分更新で構成されるモデルインスタンスしか存在しない点に注意してください。 共有サービスでモデルを開いたり、ファイルにアクセスすることはできません。

Tekla ModelSharing サービ

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 8 Tekla Model Sharing

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目的 操作モデルの共有を開始し、他のユーザーをモデルに招待する

[ファイル] --> [共有] --> [共有の開始] 、または をクリックします。

モデルの変更を共有サービスに送信する [ファイル] --> [共有] --> [アウト] 、または をクリ

ックします。モデルの変更を共有サービスから取得する [ファイル] --> [共有] --> [イン] 、または をクリッ

クします。他のユーザーの共有モデルに参加する

[ファイル] --> [共有] --> [共有モデル] をクリックする

か、 をクリックします。共有モデルで他のユーザーの役割や操作を確認する

[ファイル] --> [共有] --> [ユーザー] をクリックする

か、 をクリックします。

1.3 Tekla Warehouse – Tekla Structures の内容を共有する新しい方法Tekla Structures 21.0 では、Tekla Warehouse を使用して、コラボレーションを行ったり、Tekla Structures の内容を保存および共有したりできます。

Tekla Warehouse では、Tekla Structures モデルで使用できるさまざまな内容に 1か所からアクセスできます。Tekla Structures 21.0 では、[ファイル]メニューに[Tekla Warehouse を開く]コマン

ドが追加され、[一般]ツールバーに ボタンが追加されました。これらを使用して、Tekla Warehouse にアクセスできます。Tekla Warehouse の詳細については、Tekla Warehouse を開き、[About]をクリックしてください。

1.4 スナップの改良点Tekla Structures 21.0 では、モデルビューでクリップ平面を使用するときに、モデルオブジェクトのクリッピングされた断面の点や線にスナップできるようになりました。

参照モデルでは、角にのみスナップできます。線に沿ってスナップすることはできません。スナップシンボルは青みがかったグレーです。

Tekla ModelSharing の操作

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 9 Tekla Warehouse – Tekla Structures の内容を共有する新しい方法

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1.5 オブジェクトのハイライトの改良点工場溶接を作成して製品を形成するときや、部材に鉄筋を追加するときに、結果を確認しやすくなりました。

• 溶接の作成後、製品と工場溶接がハイライトされるようになりました。 溶接のハイライトと製品のハイライトは、ビューまたはオブジェクトを選択するとクリアされます。

• 鉄筋の作成後、補強部材と鉄筋がハイライトされるようになりました。 鉄筋のハイライトと補強部材のハイライトは、ビューまたはオブジェクトを選択するとクリアされます。

1.6 作図オブジェクトの改良点直接変更を使用して、補助点、補助線、補助円、補助平面を変更できるようになりました。

直接変更ハンドルと寸法の矢印をドラッグすることで、次のことを簡単に実行できます。

• 作図オブジェクトの移動

• 補助線の長さと方向の変更

• 補助円の半径の変更

• 補助平面の寸法と回転の変更

1.7 打ち継ぎと現場打ちコンクリート部材オブジェクトの改良点Tekla Structures 21.0 では、打ち継ぎの作成と操作の新しい方法が導入され、既存の方法が改善されました。

Tekla Structures 21.0 では、現在の作業平面に対して垂直のポリラインの打ち継ぎを作成する際に使用できる新しいコマンドが導入されました。 ポリラインの打ち継ぎは複数の点を通り、開くことも閉じることもできます。

ポリラインの打ち継ぎの作成

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 10 オブジェクトのハイライトの改良点

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四角形のポリラインの打ち継ぎを定義する際にピックする点について、次のオプションがあります。• 四角形の対角線上にある 2 つの角• 四角形の中心と 1 つの角• 四角形の 3 つの角• 四角形の 1 辺の中点と 2 つの角これらのオプションは、 [モデリング] --> [打ち継ぎの作成] --> [複数の点] をクリックしたとき、または[現場打ちコンクリート部材ツール]ツールバーの[複数の点を使用して打ち継ぎを作成]ボタンをクリックしたときに表示されるツールバーで使用できます。

打ち継ぎを作成する既存のコマンドは、[現場打ちコンクリート部材ツール]ツールバーに新しいボタンとして追加されており、 [モデリング] --> [打ち継ぎの作成] でのコマンド名が変更されています。

• [点を 1 つ挿入]が[1 点] になりました。

• [点の挿入]が[2 点] になりました。これらのコマンドを使用すると、無効な打ち継ぎ(現場打ちコンクリート部材を完全には 2 分割しない打ち継ぎなど)を作成できなくなります。

1 つまたは 2 つの点を使用した打ち継ぎの作成

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 11 打ち継ぎと現場打ちコンクリート部材オブジェクトの改良点

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無効な打ち継ぎを作成しようとすると、別の打ち継ぎコマンドを使用するよう促すメッセージがステータスバーに表示されます。

打ち継ぎが、現場打ちコンクリート部材と現場打ちコンクリート部材オブジェクトに適応するようになりました。 これは、現場打ちコンクリート部材または現場打ちコンクリート部材オブジェクトの形状や位置を変更した場合、それに応じて打ち継ぎが変更することを意味します。Tekla Structures 21.0 で、現場打ちコンクリート部材または現場打ちコンクリート部材オブジェクトに適応していない打ち継ぎが含まれた以前のモデルを開いた場合、打ち継ぎは自動的には適応しません。 現場打ちコンクリート部材の打ち継ぎが適応するように、Tekla Structures 21.0 で部材を変更する必要があります。 [ツール] --> [オプション] で、[現場打ちコンクリート部材と打ち継ぎ]スイッチをオフにし、再度オンにすることで、打ち継ぎを適応させることもできます。

モデルで現場打ちコンクリート部材管理機能が無効になっている場合、打ち継ぎは適応しません。

打ち継ぎが現場打ちコンクリート部材オブジェクト内に常に維持されるようになりました。 これは、現場打ちコンクリート部材オブジェクトの外側にはみ出した打ち継ぎや、現場打ちコンクリート部材の一部分しか分割していない打ち継ぎを誤って作成できなくなることを意味します。直接変更を使用して、打ち継ぎの中間点を追加および削除できるようになりました。 [直接変更]をオンにすると、打ち継ぎを変更する際に使用できるセグメント中点ハンドルがすべての打ち継ぎに表示されます。 また、打ち継ぎの端部や角を打ち継ぎ内の新しい位置にドラッグすることもできます。

現場打ちコンクリート構造に対する打ち継ぎの

適応性

打ち継ぎの変更操作の変更点

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 12 打ち継ぎと現場打ちコンクリート部材オブジェクトの改良点

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打ち継ぎの以前の線ハンドルと面ハンドルは削除されたため、Tekla Structures21.0 では使用できなくなりました。

[選択]ツールバーに、[現場打ちコンクリート部材打ち継ぎ部の選択]選択スイッチ

の新しいアイコン が追加されました。 選択スイッチの機能は以前と同じです。

打ち継ぎが無効の場合(打ち継ぎによって現場打ちコンクリート部材オブジェクトが完全には 2 分割されず、再モデリングする必要がある場合)に見分けやすくなりました。 デフォルトでは、無効な打ち継ぎは Tekla Structures のモデルビューに赤で表示されます。適切な初期化ファイルで新しい詳細オプションXS_INVALID_POUR_BREAK_COLOR を使用することで、無効な打ち継ぎの色を変更できます。レポートで新しいテンプレート属性の IS_POUR_BREAK_VALID を使用して、無効な打ち継ぎを見つけることもできます。 テンプレート属性IS_POUR_BREAK_VALID は、打ち継ぎが有効な場合は値 1 を返し、打ち継ぎが無効な場合は 0 を返します。

以前のモデルを開いているときやモデリング中に、無効な打ち継ぎを特定できます。

特定のモデルの現場打ちコンクリート部材機能のオン/オフを一時的に切り替えるオプションが、次のように変更されました。

Tekla Structures 20.1 以前

Tekla Structures 21.0

[ツール] --> [オプション]のオプション

[現場打ちコンクリート部材と打ち継ぎの無効化]がデフォルトでオフになる

[現場打ちコンクリート部材と打ち継ぎ]がデフォルトでオンになる

xs_user.[ユーザー名]ファイルでの設定

DPOU• 0 に設定すると、現場

打ちコンクリート部材が有効になる

PAPB• 1 に設定すると、現場

打ちコンクリート部材が有効になる

打ち継ぎの選択

無効な打ち継ぎの検出

現場打ちコンクリート部材と打ち継ぎの無効化

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 13 打ち継ぎと現場打ちコンクリート部材オブジェクトの改良点

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Tekla Structures 20.1 以前

Tekla Structures 21.0

• 1 に設定すると、現場打ちコンクリート部材が無効になる

• 0 に設定すると、現場打ちコンクリート部材が無効になる

Tekla Structures 21.0 では、連続する材質の表示でのソリッド現場打ちコンクリート部材オブジェクトとソリッド部材の堅牢性が向上しました。 これにより、たとえば、報告される現場打ちコンクリート部材の体積と面積の精度が向上します。また、現場打ちコンクリート部材オブジェクトや連続する材質の部材縁端が、モデルと図面でより正確に表示されます。

現場打ちコンクリート部材機能の信頼性と堅牢性が向上しました。これにより、現場打ちコンクリート部材オブジェクトを含むモデルを開くときに、アプリケーションエラーが発生しなくなります。

1.8 折れ梁の分割Tekla Structures 21.0 では、モデルで折れ梁を分割できます。

[編集] --> [分割] コマンドを使用して、直線部材や曲がり部材と同様に折れ梁を分割できます。分割後、以下が正しいことを確認することをお勧めします。

• 分割された折れ梁の位置と方向の設定

• 分割された折れ梁に関連するコンポーネント

1.9 モデルでのカスタム部材の追加と移動Tekla Structures 21.0 では、直接変更を使用して、コンポーネントカタログからカスタム部材をモデルに追加したり、モデルで既存のカスタム部材を移動および回転したりできます。

追加したカスタム部材は、1 つまたは 2 つの入力点を持つことができます。 カスタム部材は、Tekla Structures で作成することも、Tekla Warehouse などからインポートまたはダウンロードすることもできます。カスタム部材の直接変更では、座標軸、回転ハンドル、位置寸法を新しい位置に簡単にドラッグできます。この方法で、カスタム部材の位置と回転の変更や調整を行います。

現場打ちコンクリート部材オブジェクトの表示

とレポート

現場打ちコンクリート部材オブジェクトを含む

モデルを開く

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 14 折れ梁の分割

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1.10 ボルトとボルト付けされた部材の干渉チェックTekla Structures 21.0 では、ボルトとボルト付けされた部材の間に発生した干渉をモデルで検索できます。

これを行うには、干渉チェックマネージャを使用して干渉を検索する前に、干渉チェックの設定を変更します。

1. [ツール] --> [オプション] --> [オプション] をクリックします。

2. [オプション]ダイアログボックスの[干渉チェックを実行する]ページを選択します。

3. [ボルトとボルト付けされた部材の干渉チェック]リストで、[はい]を選択します。

4. [OK]をクリックします。

Tekla Structures では、ボルトの実際の寸法を使用し、ボルト付けされた部材のプロファイルの実際の形状(丸めなど)と比較してボルトがチェックされます。

1.11 鉄筋の形状管理の改良点[鉄筋の形状管理]に[予定フィールド]ボタンが追加されました。 このボタンをクリックすると、[予定フィールド]ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスを使用して、[鉄筋の形状管理]のメインダイアログボックスに表示され

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 15 ボルトとボルト付けされた部材の干渉チェック

Page 16: Tekla Structures 21.0リリースノーツ...1 Tekla Structures 21.0リリースノ ーツ 利用上のヒント: テクラユーザーアシスタンスで、目次を使用してリリースノーツ

る使用可能な予定フィールドの追加、削除、変更、順序調整ができます。 また、予定フィールドを元のデフォルト値にリセットすることもできます。使用可能な一連の予定フィールドを変更した場合、既存の形状の更新時に、存在しなくなった古い予定フィールドが消去されることに注意してください。 そのため、既存のどの形状でも使用されていないことが確かである場合を除き、デフォルトのフィールドは削除しないことをお勧めします。新しい予定フィールドには任意の名前を付けることができます。 Tekla Structuresでは、このフィールドは、DIM_xxx または ANG_xxx (+xxx は予定フィールド名)という名前で報告されます。 ANG_prefix を使用すると、値が角度寸法であることが求められるため、ラジアンから度数に変換されます。

1.12 オーガナイザーの改良点Tekla Structures 21.0 では、オーガナイザーのユーザーインターフェイスが改良されました。

1. [設定]ボタンの場所が変更されました。

2. グループ化、同一の行の結合、エクスポートの各オプションのメニューを開く

新しいボタン が追加されました。

3. [同一の行の結合]は、同じプロパティ値が含まれた行を結合する新機能です。

4. 製品およびキャストユニットに属するオブジェクトを表示できるようになりました。

5. ビューを再読み込みするボタンが追加されました。

6. 展開/折りたたみ機能のボタンが追加されました。

7. プロパティ値を計算するためのオプションが、オブジェクトブラウザーの右下隅に表示されるようになりました。

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 16 オーガナイザーの改良点

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8. [カテゴリー]では、レポート用に選択されているプロジェクトが黒いアイコンで示されるようになりました。

• 同じプロパティ値が含まれた行を 1 行に結合できるようになりました。 行を結合すると、オブジェクトブラウザーに、結合された行の数が表示される[個

数]列が表示されます。 行を結合するには、新しい ボタンをクリックし、[同一の行の結合]を選択します。結合した行について、列に単一のプロパティ値を表示するか、結合した行の値

の合計を表示するかを[設定] で定義できます。 たとえば、単一の重量値が0.899 トンで、重量の合計が 4.493 トンであるとします。 合計を表示するには、[列]でプロパティを見つけ、[結合した行の結果を表示]オプションを選択します。

• 製品およびキャストユニットに属するオブジェクトを表示できるようになり

ました。 オブジェクトを表示するには、 をクリックします。• 計算されたプロパティ値を表示するときに、[結果]リストに合計値のオプショ

ンが含まれるようになりました。 [行]リストで、すべての行の値を計算するか、選択した行の値を計算するかを選択できます。これまでと同様に、オブジェクトブラウザーには、結果の計算に使用可能なプロパティの計算値がデフォルトで表示されます。 このようなプロパティの計

算値を表示しない場合は、[設定] に移動して、[集計行に結果を表示]オプションをオフにします。 以前のオプション名は、[値を計算する]でした。

• [設定] では、プロパティ列の単位を設定する ボタンが追加されまし

た。 このボタンは、 ボタンに代わるものです。

• [設定] で、DATE プロパティの精度を[日付]と[日付と時刻]のどちらにするかを選択できるようになりました。

オブジェクトブラウザーでのオブジェクトプロ

パティの表示

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 17 オーガナイザーの改良点

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• [設定] で、デフォルトのプロパティテンプレートを設定できるようになりました。 テンプレートリストからテンプレートを選択し、[既定値に設定]をクリックします。 デフォルトテンプレートには、チェックマーク が付けられます。 [既定値に設定]ボタンは、デフォルトテンプレートを開いているときは表示されません。 テンプレートリストから別のテンプレートを選択すると、ボタンが再び表示されます。

• モデル内で特定のカテゴリーのオブジェクトをハイライトも選択もしないことを指定できるようになりました。 [カテゴリー]でカテゴリーを選択し、カテゴリーの下部のリストから[モデル内にハイライトも選択もありません]を選択します。

• カスタムカテゴリーの内容を設定するためのルールに新しいオプションが追加されました。 ルールオプションを表示するには、[自動オブジェクトの内容]ボタンをクリックします。

カテゴリーの表示

カテゴリーの作成

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 18 オーガナイザーの改良点

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• カテゴリーの内容で使用できるモデルをリストで使用できます。 1 つまたは複数のモデルを選択して、モデルのオブジェクトをカテゴリーに自動的に追加できます。 たとえば、参照モデルだけを選択して、そのオブジェクトをカテゴリーに含めることができます。 [モデルリスト]ボタンをクリックすると、そのカテゴリーで使用されるモデルを示すダイアログボックスが開きます。

• カテゴリーのルールでオーガナイザーのフィルターを作成できるようになりました。 [オブジェクトグループ]ボタンをクリックして、TeklaStructures で[オブジェクトグループ - オーガナイザー]フィルターダイアログボックスを開きます。 フィルターを保存すると、カテゴリーのルールのフィルターリストでそのフィルターを使用できるようになります。カテゴリーを作成する前に、オーガナイザーのフィルターを個別に作成することもできます。 たとえば、選択フィルターを作成する場合は、フィ

ルター設定で をクリックし、フィルタータイプとして[オーガナイザー]を選択します。 これらのフィルターは、カテゴリーのルールのフィルターリストでも使用できます。

カテゴリーに手動でまたは自動的に追加するオブジェクトの最上位の製品をカテゴリーに含めるには、[モデルに製品レベルの最上位を含めます]オプションを選択します。

• 一度に複数のカテゴリーに対して[プロパティ別でのツリーの作成]コマンドを使用することで、プロパティ別にサブカテゴリーツリー構造を作成できるようになりました。 カテゴリーにオブジェクトを含める必要はありません。 空のカテゴリーに対してこのコマンドを使用すると、カテゴリーのルールだけが保存されます。 以前は、一度に作成できるのは 1 つのカテゴリーのツリー構造に限られ、カテゴリーにオブジェクトを含める必要がありました。

• IFC モデルの Location Breakdown Structure (LBS)を、オーガナイザーの配置カテゴリーに IFC カテゴリーとしてインポートできるようになりました。 こ

カテゴリーのインポート

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 19 オーガナイザーの改良点

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れを行うには、[カテゴリー]でプロジェクトを右クリックし、[新規 IFC プロジェクト]を選択します。 IFC カテゴリーは、配置カテゴリーの下部にインポートされます。

• オーガナイザーにインポートするカテゴリーの名前が既存のカテゴリーと同じである場合、次のオプションがあります。• カテゴリーをインポートし、既存のカテゴリーを置き換えることができま

す。• カテゴリーをインポートしないことを選択できます。• カテゴリーをインポートしながら、既存のカテゴリーを保持できます。

既存のカテゴリーと同じ名前のカテゴリーをインポートした場合は、カテゴリー名に連番が追加されます。

一部のオブジェクトタイプは、オーガナイザーから除外することができます。 これらのオブジェクトタイプは、ExcludedTypesFromOrganizer.xaml ファイルにリストされています。このファイルは、共通環境ではデフォルトで\system\ProjectOrganizerData フォルダにあります。 場所は環境によって異なることがあります。 除外されたオブジェクトタイプは、オブジェクトブラウザーに表示されず、カテゴリーにも含まれません。ExcludedTypesFromOrganizer.xaml ファイルを変更して、オブジェクトタイプを含めるか除外することができます。 ファイルを変更する前に、モデルフォルダの下の\ProjectOrganizerData フォルダにコピーすることをお勧めします。\ProjectOrganizerData フォルダは、デフォルトではモデルフォルダに存在しないため、場合によっては作成する必要があります。ExcludedTypesFromOrganizer.xaml ファイルに行を追加したり削除したりしないでください。オーガナイザーがファイルを使用できなくなります。

1.13 タスク管理の改良点プロジェクトのスケジュール全体をガントチャートに適合させることができるよ

うになりました。 これを行うには、 をクリックし、[プロジェクトに合わせる]を選択します。 これにより、ガントチャートの適切なタイムスケールオプションが自動的に選択され、プロジェクトのスケジュール全体がガントチャートに表示されます。

タスク管理の[確定した開始]と[確定した開始および終了]の設定は、オブジェクトをタスクに追加したり、タスクからオブジェクトを削除したりしたときに、タスクの期間の計算に影響します。• スケジュールモードとして[確定した開始および終了]を使用した場合、オブジ

ェクトをタスクに追加すると生産効率が向上しますが、タスクの期間はそのまま維持されます。

オブジェクトタイプの除外

ガントチャートへのプロジェクトのスケジュー

ルの適合

タスクスケジュールの定義

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 20 タスク管理の改良点

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• スケジュールモードとして[確定した開始]を使用した場合、オブジェクトをタスクに追加すると、タスクの期間が延長されます。

ガントチャートで、[確定した開始および終了]スケジュールモードを使用するタスクを延長および短縮できるようになりました。 また、タスクリストでタスクを短縮および延長することも、[タスク情報]ダイアログボックスの[スケジュール]タブで、タスクの[終了予定日]と[予定の長さ]を変更することもできます。

新規シナリオを作成したときに、タスク管理によってシナリオという名前が自動的に付けられるようになりました。 複数のシナリオを作成した場合は、タスク管理名前に連番が追加されます。 新しいシナリオにはタスクがありません。 別のシナリオから新しいシナリオにタスクをコピーできます。

タスク管理で、開いているシナリオがハイライトされるようになりました。

一度に複数のタスクの個別オブジェクトの予定日を計算できるようになりました。

これを行うには、タスクリストでタスクを選択し、 をクリックします。これまでと同様に、[タスク情報]ダイアログボックスの[オブジェクト]タブで、一度に 1 つのタスクに対してこれを実行することもできます。

1.14 新しい図面プロパティダイアログボックスと自動ビューレベルプロパティの処理Tekla Structures 21.0 では、図面プロパティおよびビュープロパティダイアログボックスとプロパティの処理方法が一新されました。

• 製品図、単品図、キャストユニット図を設定するための図面プロパティおよびビュープロパティダイアログボックスは、含まれている設定は以前と同じですが、外観が一新されました。 図面レベルの一般図プロパティダイアログボックスは以前と同じです。

• 新しいプロパティダイアログボックスでは、ダイアログボックスのすべてのオプションがオプションツリーにまとめられているため、ナビゲーションがより簡単で直感的になっています。 オプションツリーでオプションをクリックすると、関連する内容が同じダイアログボックス内のパネルに表示されます。以前のバージョンの Tekla Structures では、図面プロパティダイアログボックスでオプションボタンをクリックすると、別のサブダイアログボックスが開いていました。

• [ビュープロパティ]ダイアログボックスにも、オプションボタンではなくオプションツリーがあります。 新しい[ビュープロパティ]ダイアログボックスは、一般図のビューも含め、すべての図面ビューで使用されます。

新規シナリオの作成

開いているシナリオのハイライ

タスクの個別オブジェクトの日

付の計算

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 21 新しい図面プロパティダイアログボックスと自動ビューレベルプロパティの処理

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• 単品図、製品図、キャストユニット図を作成および更新するときに、オブジェクトプロパティ、寸法作成方法、寸法スタイルがビューごとに個別に制御されるようになり、ビューごとに異なる設定を使用できます。

• 特に、新しい寸法作成方法([形状]や[全体]など)を使用すると、寸法の作成と配置をより細かく制御できます。 これらの新しい方法は単品図でも機能します。

• 自動ビューレベルプロパティと自動寸法は、バージョン 19.1 から特定のモデルテンプレートで既に使用できましたが、デフォルトで有効化されるようになりました。

• 以前の機能やダイアログボックスを使用する場合は、*.ini ファイルで詳細オプション XS_USE_OLD_DRAWING_CREATION_SETTINGS を TRUE に設定します。 ただし、Tekla では以前の機能とダイアログボックスの保守は行っていません。 つまり、カスタム表示や自動ビューレベルプロパティなどの新機能は以前のダイアログボックスでは使用できません。

単品図、製品図、キャストユニット図のプロパティダイアログボックスには、 図面固有とビュー固有の 2 種類のプロパティが含まれています。次の図面固有のプロパティは図面全体に適用されます。• 図面名• 図面タイトル• 図面レイアウト• ユーザー定義情報• 保護設定• 一部の部分詳細プロパティと断面図プロパティ

新しいプロパティダイアログボ

ックス

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 22 新しい図面プロパティダイアログボックスと自動ビューレベルプロパティの処理

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ビュー固有の自動プロパティは、図面を作成する前に、作成済みのビューごとに個別に定義できます。 たとえば、あるビューにはマークを表示し、別のビューには仕上げ材を表示することができます。 複数の上面ビューやさまざまな方向からの複数の端部ビューなど、必要な数だけビューを作成できます。作成する図面ビューと使用するプロパティを指定するには、次の図に示すパスに従ってください。1. [ビューの作成]をクリックし、作成するビューと、作成するビューで使用する

ビュープロパティを選択します。

自動ビューレベルプロパティと

ビューの作成

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 23 新しい図面プロパティダイアログボックスと自動ビューレベルプロパティの処理

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2. ビュープロパティを変更したり、新しいプロパティを作成したりする必要がある場合は、[ビュープロパティ]をクリックし、ビュー属性や、寸法、フィルター、マーク、オブジェクトのプロパティなど、ビュープロパティを変更します。 後で使用できるように、これらのプロパティを保存します。

3. 必ず、[上書き保存]を使用してビュープロパティを保存してください。そうしないと、変更内容が保存されません。

ビューごとの自動寸法では、多くの寸法作成オプションを使用して、作成する図面ビューごとに寸法を完全に制御できます。 ビューごとの自動寸法は、単品図、製品図、およびキャストユニット図で使用できます。ビューごとの寸法作成では、定義した寸法作成ルールに基づいて寸法が作成されます。 寸法作成対象、寸法を配置する位置、寸法の作成順序、および各寸法に使用する設定を定義できます。 たとえば、形状や孔の寸法を作成できます。以下に、寸法作成の進め方について簡単に説明します。1. 図面プロパティのオプションツリーで[ビューの作成]をクリックすると、作成

するビューと使用するビュープロパティを選択できます。

ビューごとの寸法作成

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 24 新しい図面プロパティダイアログボックスと自動ビューレベルプロパティの処理

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2. 目的のビューの行を選択し、[ビュープロパティ]をクリックします。3. オプションツリーで[寸法]をクリックします。

[寸法内容のルール]で、[行の追加]をクリックしてルールを追加できます。 次に、[採寸タイプ]列で使用する寸法作成ルールを選択し、[プロパティ]列で目的の寸法作成ルールのプロパティファイルを選択します。

4. [ルールの編集]をクリックすると、選択したルールを変更したり、新しいルールを作成したりできます。[寸法作成ルールのプロパティ]ダイアログボックスで、寸法を作成する対象、寸法の作成方法、寸法の原点とするオブジェクト、寸法を配置する位置を選択し、寸法記号プロパティを選択できます。

[寸法記号プロパティ]リストには、開いている図面の[寸法記号プロパティ]ダイアログボックス( [寸法] --> [寸法記号プロパティ] )で保存したプロパティファイルが表示されます。 ここでこれらのプロパティを読み込むことができます。 たとえば、寸法で特殊なフォントや色を使用したり、別の寸法値書式を使用したりできます。

寸法作成ルールのプロパティの詳細については、Dimensioning ruleproperties を参照ください。

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 25 新しい図面プロパティダイアログボックスと自動ビューレベルプロパティの処理

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[寸法]パネルで、採寸タイプとして[統合された寸法]を選択すると、[寸法内容プロパティ]ダイアログボックスが表示されます。 保存済みの寸法記号プロパティもここで読み込むことができます。

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 26 新しい図面プロパティダイアログボックスと自動ビューレベルプロパティの処理

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5. ルールのプロパティを設定したら、[上書き保存]をクリックして変更したルールファイルを保存するか、ルールファイルに別の名前を付けて、[名前を付けて保存]をクリックします。

6. [閉じる]をクリックして、[寸法]パネルに戻ります。7. 寸法作成ルールの適切な寸法内容プロパティファイルが選択されていること

を確認します。8. [ビュープロパティ]ダイアログボックスの上部にあるボックスにビュープロ

パティの一意の名前を入力し、[名前を付けて保存]をクリックします。

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 27 新しい図面プロパティダイアログボックスと自動ビューレベルプロパティの処理

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これで、[ビューの作成]パネルの[ビュープロパティ]列で、変更して保存したビュープロパティを選択できるようになります。 これらのビュープロパティには、先ほど保存した寸法内容プロパティが含まれています。寸法作成ワークフローの例については、Example: Creating automatic overall andhole dimensions on view level を参照してください。

1.15 一般図の隣接鉄筋の改良点一般図で、[隣接鉄筋プロパティ]と[隣接鉄筋マークプロパティ]が、[鉄筋プロパティ]および[鉄筋マークプロパティ]から分離されました。 隣接鉄筋プロパティと隣接鉄筋マークプロパティに新しいオプションボタンとサブダイアログボックスが追加されました。

1.16 寸法の改良点寸法注記の保存済みのプロパティを他の注記にも使用できるようになりました。以前は、注記ごとにプロパティを個別に作成する必要がありました。

• 形状、全体、フィルターなど、ビューベースの寸法作成方法が単品図でも機能するようになりました。 ルールの作成で、単品の寸法を作成するときには、[寸法の原点]リストで新しい[現在の部材]オプションを選択する必要があります。

• 以前は、ビューレベルの寸法作成で表示フィルターと断面図のデプスが適切に考慮されませんでした。 寸法作成時に、表示フィルターと断面図のデプスが考慮されるようになりました。

• 以前は、自動寸法を使用して図面でビューの寸法を再設定すると、手動寸法が消えていました。 現在、手動寸法は自動寸法から完全に独立しているので、自動寸法を使用してビューの寸法を再設定しても、手動寸法が図面に保持されます。

寸法注記

ビューレベルの寸法作成

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 28 一般図の隣接鉄筋の改良点

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• [変更]ボタンを図面レベルで使用したときに、ボタンが適切に機能するようになりました。 たとえば、図面レベルで寸法作成ルールを変更し、ルールを保存して[変更]をクリックした場合、図面の寸法が正しく再設定されます。

1.17 マークの改良点マークの最大検索距離マークの[最大距離]設定が追加されました。 指定された距離の範囲内にマークの場所が見つからない場合、その距離にマークが配置されます。 この設定は、一般図のビュープロパティダイアログボックスで開くことができる、[マーク配置]プロパティダイアログボックスで使用できます。また、図面プロパティレベルでも使用できます。 この改良は、部材、ボルト、隣接部材、仕上げ材、ジョイント、鉄筋、および隣接鉄筋のマークに影響します。次の図は、四角形のプレートの外側に配置された梁のマークを示しています。

最大距離を 15 mm に設定すると、梁の近くにマークが配置されます。

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 29 マークの改良点

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デフォルト値は 0 です。この場合、最大距離は設定されません。

製品の上への部材マークの配置メイン部材の上ではなく、製品の上に部材マークを配置できるようになりました。• 図面ビューフィルターを作成し、

XS_USE_ASSEMBLY_EXTREMA_IN_MARK_PLACING ( [ツール] --> [オプション] --> [詳細オプション] --> [マーク: 一般] )の値として、フィルターの名前を入力する必要があります。次の例では、フィルター条件として部材名を使用しています。

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 30 マークの改良点

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図面を(再)作成するとマークの配置が変更されます。次の図は、元の配置を示しています。

次の図は、変更後の配置を示しています。

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 31 マークの改良点

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• これは製品またはキャストユニットのメイン部材でのみ使用でき、副部材では使用できません。サポートされるマーク配置タイプを次に示します。

1.18 図面オブジェクトの新しいカスタム表示Tekla Warehouse からダウンロードできる新しいカスタム表示を使用して、さまざまな図面オブジェクトの表示設定を変更できるようになりました。 カスタム表示は、ビューレベルおよびオブジェクトレベルで制御できます。カスタム表示をダウンロードすると、そのカスタム表示の対象となるオブジェクトタイプのプロパティダイアログボックスで、[カスタム表示]タブを使用できるようになります。次のオブジェクトタイプでは、カスタム表示がサポートされます。

• 溶接と溶接マーク

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 32 図面オブジェクトの新しいカスタム表示

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• 部材と部材マーク

• 隣接部材と部材マーク

• 基準線

• テキスト(オブジェクトレベルで制御)

• アソシエートマーク(オブジェクトレベルで制御)

次の例では、カスタム表示の[溶接されたソリッド]を使用して、図面に溶接されたソリッドが描画されています。

1.19 図面リストの改良点[図面リスト]に[ロック元]列が追加されました。 [ロック元]列には、図面をロックしたユーザーが表示されます。 ユーザーが Tekla アカウントにログインしている場合は、アカウント名が表示されます。 それ以外の場合は、ユーザー名が表示されます。

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 33 図面リストの改良点

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1.20 図面ビューの改良点• 断面マークと部分詳細マークに現在の図面の名前を追加できるようになりま

した。

• 円弧断面図および断面マークが含まれているビューに、円弧断面図のビュー平面とビュー境界が表示されるようになりました。 通常の断面図と同様に、ビュー平面とビュー境界をドラッグできます。 円弧断面図の境界内にあるすべての部材が表示されます。

1.21 新しい図面プレビューと印刷Tekla Structures 21.0 では、図面をリアルタイムプレビューできます。 プレビューした図面は、PDF ファイルとして出力することも、プロットファイルとして保存することもできます。また、選択したプリンターで印刷することもできます。 複数枚の印刷もサポートされています。 [図面の印刷]ダイアログボックスで、図面の色を線の太さにマッピングすることもできます。

• 印刷を開始するには、[図面リスト]からプレビューおよび印刷する図面を選択し、右クリックして[図面の印刷]を選択します。

また、[図面リスト]から図面を選択し、 [ファイル] --> [印刷] --> [図面の印刷]を選択して、印刷を開始することもできます。

• 使用できる印刷設定は、選択した印刷オプション ([PDF ファイル]、[プリンター]、または[プロットファイル])によって異なります。

• ダイアログボックスの上部にある[前]ボタンと[次]ボタンを使用して、選択した複数の図面を参照できます。

断面マーク要素と部分詳細マーク要素の図面名

円弧断面図

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 34 新しい図面プレビューと印刷

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• [線の太さ]タブで必要な線の太さを定義できます。

• 印刷には、用紙サイズと図面サイズに影響する 2 つの設定ファイル(PaperSizesForDrawings.dat と DrawingSizes.dat)が必要です。Printing configuration files を参照してください。 印刷機能と共にインストールされるこれらのファイルには、デフォルト値が指定されています。 ほとんどの場合、デフォルト値が適切です。

• 以前の印刷機能に戻し、Tekla Structures の定義されたプリンターを使用できます。 これを行うには、 [ツール] --> [オプション] --> [詳細オプション] -->[印刷] で、XS_USE_OLD_PLOT_DIALOG を TRUE に設定します。 この詳細オプションを使用すると、[プリンターカタログ]ダイアログボックスを使用できます。 以前の機能を使用するには、Tekla Structures の定義されたプリンターが設定されている必要があります。Printing drawings using Tekla Structuresprinter instances を参照してください。

• 印刷には制限事項がいくつかあります。詳細については、Printing drawingsを参照してください。

1.22 図面内の参照モデルの改良点図面の参照モデルリストが改良され、リストに表示されるオブジェクトの数が減りました。 以前はリストに多数のオブジェクトが含まれていました。現在は、図面に含めるモデルを簡単に選択できるようになり、ビューでのオブジェクトの表示/非表示と表示設定をオブジェクトレベルで維持できます。

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 35 図面内の参照モデルの改良点

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1.23 新しい参照モデルリスト

Tekla Structures 21.0 では、まったく新しい方法で参照モデルのインポートを処理できます。 新しい[参照モデル]リストは新しいサイドパネルにあります。参照モデル管理も一新され、簡単かつシンプルになりました。 [再分割]コマンドが削除されました。また、参照モデルファイルと形式でレポートとフィルターがサポートされていれば、レポートフィールドとフィルターを自動的に使用できます。 一般図でも参照モデルが使いやすくなりました。サイドパネルは、以前の[参照モデルプロパティ]ダイアログボックスに代わるものであり、[参照モデルの挿入]コマンドが[ファイル]メニューから削除されました。

新しい参照モデルを挿入するには、次のようにします。1. Tekla Structures モデルを開きます。

2. Tekla Structures モデルビューの右上隅にある[モデルリスト] ボタンをクリックして、[参照モデル]リストを開きます。

3. [参照モデル]リストで[モデルの追加]ボタンをクリックして、新しい参照モデルを挿入します。[モデルの追加]ダイアログボックスで、参照モデルをインポートする際に使用する設定を定義します。

TeklaStructures モデルでの新しい参照モデルの追加

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 36 新しい参照モデルリスト

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• 上部にあるボックスでファイル名を入力または選択することで、事前定義されたインポートプロパティを読み込むことができます。

• 参照モデルファイルを参照することも、Windows エクスプローラーからモデルをドラッグすることもできます。 一度に複数のモデルをドラッグできます。

• モデルをインポートするときに、[参照モデル]リストでモデルをグループに追加できます。また、モデルを目的のグループにドラッグしてモデルグループを後で変更することもできます。グループは、[新規グループ]ボタンを使用して作成できます。 一度に複数のモデルをドラッグできます。

• モデルを配置する際に[モデル座標]と[作業平面]のどちらを使用するかを選択できます。

• X、Y、Z の各ボックスで原点の座標を定義することも、モデルで原点をピックすることもできます。

• 参照モデルの希望の縮尺を定義できます。• [回転]ボックスに必要な値を入力して、Z 軸を基準にモデルを回転させること

ができます。

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 37 新しい参照モデルリスト

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• 後で使用できるように、参照モデルのインポートプロパティをプロパティファイルに保存できます。 上部のボックスにインポートプロパティの名前を入力し、[上書き保存]をクリックします。保存された参照モデルのインポートプロパティファイルのファイル名拡張子は、.rmip.json です。 プロパティファイルは、現在の Tekla Structures モデルフォルダの下の\attributes フォルダに保存されます。

• モデルをインポートするときに、モデルを再分割する必要はなくなりました。再分割は自動的に実行されます。 .dgn、.prp、.skp、.step、.iges の各ファイル形式では、再分割はサポートされていません。

• 次の形式でモデルを追加できます。• AutoCAD ファイル.dxf• AutoCAD ファイル.dxf• MicroStation ファイル.dgn、.prp• Cadmatic ファイル.3dd• IFC ファイル.ifc、.ifczip、.ifcxml• Tekla コラボレーションファイル.tczip• IGES ファイル.igs、.iges• STEP ファイル.stp、.STEP• PDF ファイル.pdf• SketchUp ファイル.skp

• グループの前にある小さな矢印アイコンをクリックすると、グループに含まれているモデルを表示できます。

参照モデルの表示と変更

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 38 新しい参照モデルリスト

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• [参照モデル]リストで参照モデルをクリックすると、3D ビューでモデルをハイライトできます。

• [参照モデル]リストでモデルをダブルクリックすると、3D ビューに参照モデルを表示し、サイドパネルに詳細を表示できます。

• 目のアイコン は、グループ、参照モデル、レイヤリスト、および個々のレイヤで使用できます。 目のアイコンを使用して、3D モデルでグループ、モデル、レイヤを非表示にすることができます。 オブジェクトを非表示にする

と、目のアイコンが に変更されます。 リストで目のアイコンをクリックすることで、非表示オブジェクトを再度表示できます。 グループまたはレイヤリストに非表示オブジェクトと表示オブジェクトの両方が含まれている場

合は、グループまたはレイヤリストの目のアイコンが に変更されます。

• [参照モデル]リストの上部にある[更新]ボタン をクリックすると、すべての参照モデルを更新できます。 最新でないすべてのモデルが再度読み込ま

れます。 参照モデルが見つからない場合、警告記号 が表示されます。 参照モデルをダブルクリックしてサイドパネルで詳細を開くと、個々のモデルの[更新]ボタンが使用できるようになります。

• [参照モデル]リストで、参照モデルの横の[ロック]ボタンをクリックすると、そのモデルをロックできます。 モデルをロックすると、ユーザー定義情報以外は変更できなくなります。 たとえば、モデルを移動することはできません。リストでモデルの上にポインタを移動すると、[ロック]ボタンが表示されます。

モデルのロックを解除するには、[ロック]ボタンをもう一度クリックします。

• [ロック]ボタンの横の[削除]ボタンをクリックすると、参照モデルを削除できます。 レイヤとグループも同様に削除できます。

• [参照モデル]のサイドパネルセクションでデータを変更し、[変更]ボタンをクリックすると、参照モデルの詳細を変更できます。

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 39 新しい参照モデルリスト

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• [コード]、[タイトル]、[フェーズ]、[詳細]の値は、standard プロパティファイルには保存できません。

• [レイヤ]行の末尾にある小さな矢印をクリックすると、レイヤのリストを開くことができます。

• [レイヤ]行または個々のレイヤのタイトル行にある目のアイコン を使用して、参照モデルのレイヤの表示/非表示を切り替えることができます。

• objects.inp ファイルで参照モデルに指定されたユーザー定義情報が、[ユーザー定義情報]リストに表示されます。 [ユーザー定義情報]行の末尾にある小さな矢印をクリックしてリストを開きます。 値を入力するか、リストから値を選択します。

デフォルトでは、objects.inp は..\ProgramData\Tekla Structures\<version>\environments\common\inp にあります。 変更したobjects.inp ファイルを企業フォルダまたはプロジェクトフォルダに保存しておくこともできます。

[変更確認]機能を使用して、Tekla Structures 内の古い参照モデルと新しい参照モデルの間の変更を確認できます。1. 参照モデルの新しいバージョンがあるモデルを開き、[参照モデル]リストで参

照モデルをダブルクリックして詳細を開きます。2. [変更確認]セクションに移動し、同じ参照モデルの新しいバージョンをインポ

ートします。3. 1 つまたはすべてのオプション([変更]、[追加]、[未変更]、[削除済み])をクリッ

クし、[ビューの更新]をクリックしてモデルの変更内容を表示します。次の例では、新しいバージョンのモデルで柱が 1 本削除されており、削除された柱が赤でマークされています。

参照モデルのレイヤ

参照モデルのユーザー定義情報

参照モデル間の変更の確認

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 40 新しい参照モデルリスト

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1.24 IFC の改良点Tekla Structures 21.0 では、IFC エクスポートが改良されています。• IFC エクスポートのパフォーマンスが向上し、IFC へのエクスポートが大幅に

高速化されています。• IFC 出力ファイルと関連するログファイルが、モデルフォルダの下の\IFC サ

ブフォルダにデフォルトで保存されるようになりました。• [IFC にエクスポート]ダイアログボックスの[詳細設定]タブが、 [オブジェクト

タイプ]、[プロパティセット]、[その他]の 3 つの領域に整理されました。• [詳細設定]タブに[現在のビューの色を使用]設定が追加されました。

[現在のビューの色を使用]を選択した場合、エクスポートされたオブジェクトは、[オブジェクト表現]ダイアログボックスで定義された[オブジェクトグループ]の色と透明度の設定を使用して定義した色になります。 [現在のビューの色を使用]を選択しない場合、エクスポートされたオブジェクトでは、プロパティダイアログボックスでオブジェクトに設定されているクラスの色が使用されます。

• エンティティタイプとプロパティセット固有のプロパティセットファイルを表示する[表示]ボタンが、[詳細設定]タブの[プロパティセット]領域に移動されました。

• デフォルトのプロパティセット([プロパティセット: デフォルト]または最小限のプロパティセット([プロパティセット: 最小])をエクスポートできるようになりました。 [最小]オプションを選択すると、buildingSMART IFC 標準で要求される最小限のプロパティセットがエクスポートされます。

• 部材のユーザー定義情報ダイアログボックスの[パラメーター]タブに、[荷重支持]プロパティが追加されました。エクスポートされたオブジェクトのユーザー定義情報 LOAD_BEARING を定義するには、[荷重支持]プロパティを[はい]に設定します。 デフォルト値は[はい]です。 荷重支持以外のすべてのオブジェクトでは、このプロパティを[いいえ]に設定します。

IFC エクスポート

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 41 IFC の改良点

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• [プロパティセットの定義]ダイアログボックスに、[精度]プロパティが追加されました。 精度を調整できる場合、IFC ファイルのサイズをさらに最適化できます。

• [プロパティセットの定義]ダイアログボックスに、測定タイプとして[プラスの長さ]オプションと[個数]オプションが追加されました。

• IfcElementAssembly に加え、IfcRailing、IfcRamp、IfcRoof、IfcStair として、製品とキャストユニットをエクスポートできるようになりました。

• IfcPropertySetConfigurations_AISC.xml ファイルで、プロパティセットと、[Steel fabrication view]で定義されたプロパティがサポートされるようになり、Tekla Structures で使用できるようになりました。 Tekla Structuresの制限により、提供できないプロパティもあります。

• 副部材の IfcDiscreteAccessory タイプのオブジェクトと、ボルト孔のIfcOpeningElement タイプのオブジェクトにも、プロパティセットのプロパティを追加できるようになりました。

変換時のエラーを表示する[IFC オブジェクトの変換]ダイアログボックスに、変換結果の概要が追加されました。

IFC オブジェクトコンバータ

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 42 Tekla Structures と Tekla Structural Designer 間での統合

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1.25 Tekla Structures と Tekla Structural Designer 間での統合Tekla Structures バージョン 21.0 では、Tekla Structures と Tekla StructuralDesigner の間でモデルを渡すことができるため、どちらでもモデルを更新できます。Tekla Structural Designer を使用すると、RC の建物や鉄骨の建物を設計できます。梁、柱、スラブなどの実際のオブジェクトが使用されます。 転送される情報は、形状、断面サイズ、等級、属性付きデータなどの物理情報です。Tekla Structural Designer は、コードベースのモデリングツールであり、構造設計者が構造のコード準拠設計の確立や計算とスキーマ設計の計算などを行うことができます。 すべての設計/コードデータは、常に Tekla Structural Designer 内に保持されます。Tekla Structural Designer では、構造を解析し、さまざまな国際基準に合わせて構造を設計します。Tekla Structures では、Tekla Structural Designer インテグレーターを使用してモデルをインポートおよびエクスポートできます。操作を開始するには、TeklaStructures で [ファイル] --> [Tekla Structural Designer] --> [インポート元]/[エクスポート先] を選択します。 インポートまたはエクスポートを初めて実行するときには、インテグレーターをダウンロードしてインストールするために、TeklaWarehouse に転送されます。最初のモデルは、プロジェクトのニーズに応じて Tekla Structures または TeklaStructural Designer で開始することができます。 何回もインポートおよびエクスポートを行って、効率的な変更管理機能を使用できます。 2 つのアプリケーション間でモデルが統合されると、変更が更新され、前回の統合操作の後に行われた変更がモデル内で維持されます。Tekla Structural Designer と Tekla Structures は、.cxl ニュートラルファイル形式のファイルを受け入れて生成します。 .cxl ファイル形式は、アプリケーションがTekla Structural Designer をリンクできるようにする XML ベースのニュートラルファイルです。

1.26 テンプレート属性の変更点Tekla Structures 21.0 では、新しいテンプレート属性が追加され、既存のテンプレート属性が改良されています。

• VOLUME_NET_ONLY_CONCRETE_PARTS: キャストユニットにあるコンクリート部材のソリッドごとに体積が表示されます。 断面積が手動で定義されたプロファイルを部材が使用している場合、計算で無視されます(VOLUME_ONLY_CONCRETE_PARTS と比較)。

• WEIGHT_NET_ONLY_CONCRETE_PARTS: キャストユニットの重量が表示されます。 キャストユニットにあるコンクリート部材のソリッドごとに重量が計

新しいテンプレート属性

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 43 テンプレート属性の変更点

Page 44: Tekla Structures 21.0リリースノーツ...1 Tekla Structures 21.0リリースノ ーツ 利用上のヒント: テクラユーザーアシスタンスで、目次を使用してリリースノーツ

算されます。 断面積が手動で定義されたプロファイルを部材が使用している場合、計算で無視されます(WEIGHT_ONLY_CONCRETE_PARTS と比較)。

• IS_POUR_BREAK_VALID: 無効な打ち継ぎを見つける際に使用します。

• 新しいテンプレート属性の CHANGES、LOCKED_BY、IS_LOCKED、IS_FROZEN、IS_ISSUED を使用して、情報の変更、ロック、フリーズ、[図面リスト]から図面レポートへの発行を行うことができるようになりました。 IS_LOCKED、IS_FROZEN、および IS_ISSUED は、false の場合は値 0 を返し、true の場合は 1 を返します。CHANGES と LOCKED_BY はテキストフィールドです。

HOLE.DIAMETER図面の HOLE.DIAMETER 属性で、表示されている孔だけが考慮されるようになりました。

Tekla Structures インストールの中空スラブとサンドイッチパネルのカスタムレポート属性以下のカスタム属性は、以前は拡張機能として提供されていましたが、 TeklaStructures インストールに含まれるようになりました。• CUSTOM.HC_GROSS_AREA: 式 L*B で計算される総面積です。L はスラブの最

大長を表し、B はスラブを薄くカットする前の元の中空スラブの断面の幅を表します。

• CUSTOM.HC_INSUL_CUT_L: 断熱材の縁端がスラブの外側縁端と重なっていない場所で断熱材の縁端に沿って測定された断熱材カットの直線部分の全長です。

• CUSTOM.HC_NET_AREA: 中空スラブの純面積です。 この属性では、開口部の貫通は計算されません。

• CUSTOM.HC_OPENINGS_L: スラブのすべての開口部の全周長です。 周長は、開口部の「形状の境界」に沿って測定されます。

• CUSTOM.HC_RECESSES_L: (スラブ厚を完全には貫通しない)へこみの全周長です。 周長は、へこみの「形状の境界」に沿って測定されます。

• CUSTOM.HC_SAWINGS_END_L: スラブの斜め端部鋸引きの直線部分の全長です。 フックなし端部は鋸引き全長に含まれません。

• CUSTOM.HC_SAWINGS_END_N: 個々の鋸引き線の総数です。

• CUSTOM.HC_SAWINGS_SIDE: スラブの中心軸に対して平行の鋸引きの全長です。

• CUSTOM.WALL_CORNER_AREA: 壁の曲がり角のファサード面積です。 曲がり角は、角の有効な面積値を取得するために、BEC-2010 モデリングルールに従ってモデリングする必要があります。

• CUSTOM.WALL_GROSS_AREA: 壁の総面積です。

変更されたテンプレート属性

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 44 テンプレート属性の変更点

Page 45: Tekla Structures 21.0リリースノーツ...1 Tekla Structures 21.0リリースノ ーツ 利用上のヒント: テクラユーザーアシスタンスで、目次を使用してリリースノーツ

• CUSTOM.WALL_NET_AREA: 壁の純面積です。 壁の内側や壁の外側境界にある開口部はすべて除外されます。

• CUSTOM.WALL_OPENINGS_AREA: 壁の内側や壁の外側境界にあるすべての開口部の総面積です。

• CUSTOM.WALL_OPENINGS_N: 壁の内側や壁の外側境界にある開口部の総数です。

1.27 詳細オプションの変更点XS_USE_OLD_DRAWING_CREATION_SETTINGS• 以前の図面機能や、以前の図面ビュープロパティダイアログボックスとサブダ

イアログボックスを使用するには、新しい詳細オプションXS_USE_OLD_DRAWING_CREATION_SETTINGS を TRUE に設定します。 この以前のアプローチでは、新しいビューレベルのアプローチのようにビューごとに別々ではなく、図面レベルとビューレビューの両方で図面オブジェクトプロパティを定義できます。 デフォルトでは、この詳細設定は使用されず、 ..\ProgramData\Tekla Structures\<version>\environments\common フォルダにある env_global_default.ini ファイルで rem とマークされています。詳細については、「XS_USE_OLD_DRAWING_CREATION_SETTINGS」を参照してください。

XS_EXCLUDED_PARTS_IN_ORIENTATIONAL_NUMBERING• 新しい詳細オプション

XS_EXCLUDED_PARTS_IN_ORIENTATIONAL_NUMBERING ( [ツール] --> [オプション] --> [詳細オプション] --> [ナンバリング] )は、方向ナンバリング設定と共に使用できます。 目的の部材の名前は、スペースで区切って入力できます。 ワイルドカードも使用できます。 類似した部材は、方向が異なり、方向設定が[ナンバリング設定]ダイアログボックスで選択されている場合、同じようにナンバリングされます。詳細については、「XS_EXCLUDED_PARTS_IN_ORIENTATIONAL_NUMBERING」を参照してください。

XS_INVALID_POUR_BREAK_COLOR• Tekla Structures がモデルビューで無効な打ち継ぎに使用する色を定義するに

は、適切な初期化ファイルで新しい詳細オプションXS_INVALID_POUR_BREAK_COLOR を使用します。

詳細については、「XS_INVALID_POUR_BREAK_COLOR」を参照してください。XS_USE_ASSEMBLY_EXTREMA_IN_MARK_PLACING

新しい詳細設定

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 45 詳細オプションの変更点

Page 46: Tekla Structures 21.0リリースノーツ...1 Tekla Structures 21.0リリースノ ーツ 利用上のヒント: テクラユーザーアシスタンスで、目次を使用してリリースノーツ

• この新しい詳細オプションは、メイン部材の上ではなく、製品の上に部材マークを配置します。 図面ビューフィルターを作成し、この詳細オプションの値としてそのフィルターの名前を入力する必要があります。 次に、 [ツール] -->[オプション] --> [詳細オプション] --> [マーク: 一般] で、詳細オプションXS_USE_ASSEMBLY_EXTREMA_IN_MARK_PLACING の値としてフィルター名を追加します。

• これは製品またはキャストユニットのメイン部材でのみ機能し、副部材では機能しません。サポートされる引出し線タイプを次に示します。

詳細については、「マークの改良点ページ 29」を参照してください。

XS_REBAR_REVERSE_END_SYMBOLS• XS_REBAR_REVERSE_END_SYMBOLS ( [ツール] --> [オプション] --> [詳細オ

プション] --> [コンクリート詳細設計] )は、鉄筋の端部記号を別の方向に反転させる際に使用します。 値 TRUE を使用したときに、鉄筋が短かすぎたため、この詳細オプションの機能が変更されました。 新しい値の TRUEANDEXTENDを使用すると、鉄筋が長めに描画されるようになりました。詳細については、「XS_REBAR_REVERSE_END_SYMBOLS」を参照してください。

ビューのセンタリングに使用する詳細オプション• 詳細オプション XS_DISABLE_VIEW_CENTERING_ASSEMBLY、

XS_DISABLE_VIEW_CENTERING_GA、XS_DISABLE_VIEW_CENTERING_MULTI、およびXS_DISABLE_VIEW_CENTERING_SINGLE では、[詳細オプション]ダイアログボックスで通知されなくても、Tekla Structures を再起動する必要がありました。 これらの詳細オプションで、Tekla Structures を再起動する必要はなくなりました。

フォルダパスのパス区切り文字としてのセミコロン次の詳細オプションで、フォルダパスのセミコロン区切りリストがサポートされるようになりました。• DAK_BMPPATH• XS_INP

変更された詳細オプション

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 46 詳細オプションの変更点

Page 47: Tekla Structures 21.0リリースノーツ...1 Tekla Structures 21.0リリースノ ーツ 利用上のヒント: テクラユーザーアシスタンスで、目次を使用してリリースノーツ

• XS_TEMPLATE_DIRECTORY• XS_TEMPLATE_DIRECTORY_SYSTEM以前は、これらの詳細オプションでサポートされるフォルダパスは 1 つに限られていました。XS_INP は、独自の\inp フォルダを使用する環境で役立ちます。 \Common\inpを XS_INP パスに含め、現在の環境の\inp フォルダから重複するファイルを削除できるようになりました。フォルダパスを定義する方法の例を次に示します。"set XS_INP=%XSDATADIR%\environments\japan\inp\"-->"set XS_INP=%XSDATADIR%\environments\japan\inp\;%XSDATADIR%\environments\common\inp\"

次の詳細オプションは削除されました。• XS_ORIENT_POLYGON_PLATE_COORDSYS• XS_NO_SPLASH• XS_NO_CSK_MARK

1.28 コンポーネントカタログで使用できる新しいコンポーネントと拡張機能Tekla Structures のコンポーネントカタログに、次のコンポーネントが追加されました。• RC 階段 (95)

Tekla Structures コンポーネントカタログで、次の拡張機能を使用できるようになりました。• 床レイアウト• 溶接金網• 溶接金網(領域別)• 壁パネル鉄筋

削除された詳細オプション

コンポーネントカタログの新しいコンポーネン

トコンポーネントカタログの新し

い拡張機能

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 47 コンポーネントカタログで使用できる新しいコンポーネントと拡張機能

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1.29 コンクリートコンポーネントと鉄筋コンポーネントの改良点次のコンポーネントのグループが更新され、新しいオプションが追加されました。• アンカー(10)• 壁-壁接合(12)• ハンチとリセス(82)• トラス梁(88)• トラス梁(89)• コンクリ-ト柱-梁(110)• コンクリート柱-梁(111)• コンクリート梁-梁 (112)• 埋込み材(1008)• プレキャストブロック (1028)• コンクリート杭基礎 (1030)

[辺と角鉄筋 (62)]では、パネル/スラブの縁端間の距離が非常に短いために、U 型鉄筋で必要なかぶり厚が得られない場合に、U 型鉄筋ではなくあばら筋が作成されるようになりました。 あばら筋のタイプを設定するための新しいオプションも用意されています。

• [正方形柱 (83)]のユーザーインターフェイスが再構成されました。• 以前の[ピクチャー]タブが[主筋]タブになりました。• 以前の[主筋]タブが[鉄筋の両端]タブになりました。• 以前の[主筋プロパティ]タブは削除されました。 情報が[主筋]タブと[側

面鉄筋]タブに移動されました。• 以前の[あばら筋属性]タブは削除されました。 情報が[あばら筋]タブに移

動されました。• [鉄筋の両端]タブの内容が再配置されました。

• 柱の面ごとに異なるかぶり厚を設定できるようになりました。 上部鉄筋と下部鉄筋の側面かぶり厚は、あばら筋のかぶり厚から計算されます。

• 閉じたあばら筋を中間リンクとして使用できるようになりました。

[下部詳細]、[左ディテール]、[右ディテール]、[上部詳細]の各タブで、連続勾配を設定できるようになりました。

辺と角鉄筋 (62)

正方形柱 (83)

サンドイッチパネルの窓

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 48 2015 年 7 月まで Windows Server 2003 をサポートする Tekla マルチユーザーサーバー

Page 49: Tekla Structures 21.0リリースノーツ...1 Tekla Structures 21.0リリースノ ーツ 利用上のヒント: テクラユーザーアシスタンスで、目次を使用してリリースノーツ

1.30 2015 年 7 月まで Windows Server 2003 をサポートするTekla マルチユーザーサーバーマルチユーザーサーバー 2.301s の現在のバージョンが、Windows Server 2003 でサポートされる最後のバージョンとなります。Microsoft は、2015 年 7 月 14 日にWindows Server 2003 のサポートを終了することを発表しました。そのため、Tekla も Windows Server 2003 でのマルチユーザーサーバーのサポートを終了する予定です。Windows Server 2003 がサポートされなくなるので、Windows Server 2003 のすべてのユーザーは、2015 年 7 月までに、Tekla マルチユーザーサーバーワークステーションを新しい Windows オペレーティングシステムにアップグレードすることをお勧めします。サポートされるオペレーティングシステムは次のとおりです。• Microsoft Windows 7• Microsoft Windows 8• Microsoft Windows 8.1• Microsoft Windows Server 2008• Microsoft Windows Server 2008 R2• Microsoft Windows Server 2012• Microsoft Windows Server 2012 R2Tekla では、2015 年 7 月 14 日以降にリリースされる製品が Windows Server 2003で正しく動作することや、Tekla サービスチームが Windows Server 2003 に関連する問題を解決するためのツールを用意することを保証いたしません。

1.31 製品ガイドの追加と改良Tekla Structures の製品ガイドが次のように改善されました。• 鉄骨ジョイントプロパティが『鉄骨部材リファレンスガイド』から切り離さ

れ、 『鉄骨ジョイントガイド』という独自のガイドが作成されました。• 『詳細設計ガイド』が再構成され、一部が書き直されました。

Tekla Structures 21.0 リリースノーツ 49 製品ガイドの追加と改良

Page 50: Tekla Structures 21.0リリースノーツ...1 Tekla Structures 21.0リリースノ ーツ 利用上のヒント: テクラユーザーアシスタンスで、目次を使用してリリースノーツ

2 Tekla Structures 21.0 の主な修正点

補助円へのスナップ• 補助円と補助線の交点へのスナップが正しく機能するようになりました。

TT108744• 補助円の一部のセグメントにスナップできないことがありました。 この不具

合は修正されました。TT102429

ズームのキーボードショートカット• アクティブウィンドウでズームインする Page Up、ズームアウトする Page

Down の各キーボードショートカットが再び機能するようになりました。TT106308

鉄筋形状カタログ• 鉄筋形状カタログを使用して、円形鉄筋、ポリゴン鉄筋、および円形螺旋鉄筋

を作成できるようになりました。TT78451

オブジェクト表現設定の変更• [オブジェクト表現]ダイアログボックスで設定を変更し、[変更]をクリックし

ても、それに応じてモデルビューが更新されませんでした。 この不具合は修正されました。TT103868

モデルビューでのテキストの表示• モデルビューのクリップ平面で、部材ラベルや、解析鉄筋、部材、または節点

の番号がクリッピングされず、非表示にもなりませんでした。 この不具合は修正されました。TT103256

モデリング

Tekla Structures 21.0 の主な修正点 50 製品ガイドの追加と改良

Page 51: Tekla Structures 21.0リリースノーツ...1 Tekla Structures 21.0リリースノ ーツ 利用上のヒント: テクラユーザーアシスタンスで、目次を使用してリリースノーツ

• 以前は、モデルビューに表示される解析鉄筋、部材、節点の番号のフォントサイズが大きすぎました。 この不具合は修正されました。TT103486

現場溶接部材の罫書き• NC ファイルの罫書きを作成するときに、ポリゴンの作成で現場溶接部材も考

慮されていました。 そのため、現場溶接ポリゴンが不要なときに不要なポリゴンが作成されました。これは、工場の作業現場で混乱を招く可能性があり、他の同一部材に異なるマークが付けられる原因にもなっていました。 [罫書き設定]で、[現場溶接部材をマーク]を[はい]または[いいえ]に設定することで、現場で溶接される部材の罫書きを作成するかどうかを選択できるようになりました。TT107871

S3DAdvanced• フィッティングによって折れ梁が短くなった場合に、図面ビューとモデルビュ

ーで中心線も短縮されるようになりました。TT102168

カスタムコンポーネント• カスタムコンポーネントエディタで式を変更すると、値がもう一度即座に更新

されます。TT106273

タスク管理• [タスク管理]で、[非稼働日]ダイアログボックスにすべての言語の文字が正し

く表示されるようになりました。TT108355

インポート、エクスポート、互

換性

ツールとコンポーネント

Tekla Structures 21.0 の主な修正点 51 製品ガイドの追加と改良

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3 Fixes Released in TeklaStructures 21.0

Defectnumbe

r

Developmentarea

Description

107153

Licensing

When using a borrowed license, there was an applicationerror when starting Tekla Structures. This has now beenfixed.

97246 Modeling

Previously, right-clicking on the handle for adding a grid lineor the handle for adding a reinforcing bar incorrectly addeda grid line or a reinforcing bar. This does not happenanymore.

98889 Modeling

If you now select Re-use old numbers in numbering settings,assign the same family numbers when you renumber afterusing the Clear Numbers command.Previously, Tekla Structures assigned a new set of familynumbers on every second re-numbering action.

99348 Modeling

Previously, part outlines were drawn for cast-in-place partswith any object representation option. This has now beenfixed.

100548

Modeling

Previously, when you created a new model using a modeltemplate, you could not control access to the model usingthe privileges.inp file. This has now been fixed.

100852

Modeling

In slanted model views where the view plane only touchedthe grid planes a little, the grid lines where sometimesshown outside the grid planes. Now the grid lines are shownonly at the actual intersections of the grid and view planes.

101448

Modeling

The Ortho tool now works in the sketch editor even whenthe focus is not in the Cross Section Sketch Editor View, butfor example in the Enter a Numeric Location dialog box.

Fixes Released in Tekla Structures 21.0 52 製品ガイドの追加と改良

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Defectnumbe

r

Developmentarea

Description

102018

Modeling

If you ran numbering after deleting an edge chamfer,sometimes there was an application error. This has now beenfixed.

102395

Modeling

Sometimes exact cuts at flange level caused a solid cutfailure in Tekla Structures 20.0 and newer. This has now beenfixed.

102594

Modeling

In some cases where the solid creation failed for clashingsolid objects, the clashing volume was not correctlyhighlighted with a magenta box in the model when youselected a clash in the Clash Check Manager dialog box. Thishas now been fixed.

102745

Modeling

Some keyboard shortcuts, for example F1, did not work if amodel view was not active. This has now been fixed.

102861

Modeling

The Find Distant Objects command did not work for objectsthat were very far from the global origin (further than 1*1011

mm). This has now been fixed.104071

Modeling

The cross section variable information in the Profile Editor isnow checked and refreshed correctly.

104701

Modeling

Rebar Shape Manager has been changed so that it does notanymore show the warning message about missing rules forcircular, circular spiral and curved bars, which do not bydefault have any rules.

104921

Modeling

When Tekla Structures shows concrete structures ascontinuous, the structures with only one part and multipleparts now have the same color when you used the ShadedWireframe representation option for parts.

105595

Modeling

You can now inquire from the surface treatment allproperties of the cast unit to which this surface treatmentbelongs.

105598

Modeling

Tekla Structures now indicates on the status bar when itstarts numbering reinforcement or welds after numberingparts. Previously Tekla Structures displayed a messageNumbering parts... even when it had completed thepart numbering.

106081

Modeling

When using direct modification, dimension arrowheads nowagain stay visible after resizing a part.

107546

Modeling

In some cases, Tekla Structures automatically selected thecheck boxes of the dX, dY, and dZ coordinates when copyingor moving objects even if the coordinate values had notbeen changed. This has now been fixed.

Fixes Released in Tekla Structures 21.0 53 製品ガイドの追加と改良

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Defectnumbe

r

Developmentarea

Description

107783

Modeling

Previously, when you pressed the middle mouse button inthe sketch editor, there was an application error. This hasnow been fixed.

109546

Modeling

Surface treatments are now selected in the model wheneveryou select the assembly or cast unit to which they have beenadded.

83763 Drawings

Previously some of the part marks were upside down eventhough the parts were symmetrical. This has now been fixed,and part marks are correctly oriented.

89664 Drawings

The Adjust location command did not work with taperedreinforcing bars. This has now been fixed.

91297 Drawings

In view-level dimensioning in drawing update, unnecessarydimensions for invisible objects were been created in sectionviews. This has now been fixed.

94591 Drawings

Moving drawing views to another drawing no longer deletesthe user-defined attributes of the view.

95792 Drawings

The neighbor part reinforcing bars now get correctproperties when the neighbor parts are changed fromneighbor parts to ordinary parts and vice versa.

101737

Drawings

Drawing snapshot text is now light gray in all color modes.

102675

Drawings

The section view depth defined in drawing properties is nowalways taken into account during section view creation, alsowhen using view-level dimensioning.

103467

Drawings

Modifying a drawing view updated marks even if the userdid not change anything in the view properties. This has nowbeen fixed.

103469

Drawings

Sometimes dimensions disappeared when the Modifybutton was clicked in drawing view properties. This has nowbeen fixed.

103484

Drawings

There were several problems in opening drawings using theOpen next/Open previous buttons in the Drawing List if thedrawings needed an update or numbering. This has nowbeen fixed so that if a drawing is not up-to-date, TeklaStructures skips that drawing and opens the next one.

103867

Drawings

The user-defined bolt symbol table could not find the correctsymbol for all bolt sizes that were defined in the table. Thishas now been fixed.

104008

Drawings

Tekla Structures is now more strict when it opens drawingfiles. The drawing must have been created from the current

Fixes Released in Tekla Structures 21.0 54 製品ガイドの追加と改良

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Defectnumbe

r

Developmentarea

Description

model for Tekla Structures to open it. This prevents errors inmulti-user scenarios.

104167

Drawings

Sometimes part marks disappeared in drawing update. Thishas now been fixed.

104473

Drawings

In cases where numbering caused cloning when cloningdialog was visible, cloning would fail. This has now beenfixed.

104609

Drawings

Modifying a drawing view updated marks even if the userdid not change anything in the view properties. This has nowbeen fixed.

104745

Drawings

In some cases, some reference objects of reference modelswere missing from drawings. This has now been fixed.

104859

Drawings

Plate side marks were not always shown even if thedimension pointed to a plate. This has now been fixed.

104875

Drawings

If the cloned part was higher than the original part, theExpand shortened parts to fit command did not workcorrectly in cloning. This has now been fixed.

105038

Drawings

Rotating views caused some dimensions to be createdincorrectly. This has now been fixed.

105054

Drawings

Reference object appearance settings were not appliedwhen Modify was clicked in the view-level property dialog.This has now been fixed.

105341

Drawings

In the View creation dialog box, recreation of drawing is nolonger forced if you change view titles, or if you change theproperties of a view that is set to Off.

105478

Drawings

Bolt extrema was calculated incorrectly in intelligent updateof drawing view extrema. This has now been fixed.

105846

Drawings

Sometimes Tekla Structures deleted a manually added boltmark when you created a new section view. This has nowbeen fixed.

106099

Drawings

The Neighbor reinforcement and Neighbor reinforcementmarks buttons were missing from the General arrangementdrawing properties dialog box. The buttons have now beenadded.

106116

Drawings

Snapping to the extension line intersection did not workcorrectly in drawings. In some cases, it caused an applicationerror. This has now been fixed.

106124

Drawings

If the value for the Include single-parts option in the Layoutproperties of the drawing was changed from No to Yes, theviews were added, but the value was not updated, it was stillNo in the dialog box. This has now been fixed.

Fixes Released in Tekla Structures 21.0 55 製品ガイドの追加と改良

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Defectnumbe

r

Developmentarea

Description

106493

Drawings

If a template that contains rotated text was added to a partmark, it got an incorrect frame. This has now been fixed.

106530

Drawings

Sometimes extra lines with reference line color were drawnin skewed concrete parts. This has now been fixed.

106947

Drawings

In some cases, when editing graphical objects manually, theassociativity was not updated correctly, causing thegraphical object to be associated to the original creationpoints. This has now been fixed.

107157

Drawings

When using view-based dimensioning, new section viewsand detail views now use dimensioning rules from theapplied view properties. When you create views by selectingareas in a drawing view, dimensioning from the parent viewis still used.

107322

Drawings

The bolt mark center-to-center distance worked incorrectly ifthere were several bolted parts visible in the view. Now thevalue is not shown at all in those cases.

107465

Drawings

Sometimes polybeam centerline was too short. Thathappened if the sections were almost parallel. That caused,for example, that the beam was not shown correctly in asection view in a drawing. This has now been fixed.

107474

Drawings

Selection highlight was not correctly updated in drawingswhen you selected objects with Ctrl + click. This has nowbeen fixed.

107554

Drawings

Deleted marks came back in different view when you addednew view in drawings. This has now been fixed.

107181

Drawings

Weld length was incorrectly shown in both sides of the weldmark if the weld mark was positioned on the left side of theweld insertion point. This has now been fixed.

108227

Drawings

Merged reinforcement marks were not copied when youused the Copy to new sheet command. This has now beenfixed.

108289

Drawings

When changing drawing layout settings from drawing levelto Align section views with main views, the views were notplaced correctly. This has now been fixed.

108334

Drawings

When trying to recreate a general arrangement drawing, theerror message 'Can not load drawing to update' wasdisplayed instead of the status bar message telling thatgeneral arrangement drawings cannot be updated and haveto be recreated. This has now been fixed, and the correctmessage is displayed on the status bar.

108392

Tekla Structures did not show all dimensions if the user hadset XS_USE_LONG_POINTS_IN_DIMENSIONING to TRUE

Fixes Released in Tekla Structures 21.0 56 製品ガイドの追加と改良

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Defectnumbe

r

Developmentarea

Description

and used integrated dimensioning. Now this has been fixedand all dimensions are shown.

108417

Drawings

Views were incorrectly placed in an assembly drawing if thepart was a column and you had chosen model orientation forthe views. This has now been fixed.

108477

Drawings

In assembly drawings, dimensions were sometimes removedfrom the included single-part views when the assemblydrawing was cloned or updated. This has now been fixed.

108483

Drawings

In some cases, some parts of assemblies were missing fromdrawings. This has now been fixed.

108796

Drawings

When the Adjust location command was used for a meshreinforcing bar, the reinforcing bar was shown incorrectly insome cases. This has now been fixed.

106043

Templates andReports

Dimensions were incorrect in a pull-out picture of areinforcing bar mesh that was not a bent mesh. This has nowbeen fixed.

107092

Templates andReports

Now the actual length of the above line weld(WELD_ACTUAL_LENGTH1) reports 0 if the above line weldsize is 0 (WELD_SIZE1).

107542

Templates andReports

In Template Editor, you can now use local times. By defaultthe Time, Date and Date&Time are in the global time zone.Now the Meaning list in Value Field Properties contains threenew options: Time local, Date local, Date&Time local.

98491 Import,ExportandInteroperability

Studs had nuts and washers visible in exported IFC files. Thishas now been fixed, and they are no longer part of theexported stud.

98647 Import,ExportandInteroperability

When exporting contour plates to SDNF format the platenumbers were not unique. They were -1, 0, -1, 0, etc. This hasnow been fixed.

102483

Import,ExportandInteroperability

Now plates with full chamfer definition can be exported asextrusion format.

102886

Import,Exportand

FEM import of STAAD files now works correctly.

Fixes Released in Tekla Structures 21.0 57 製品ガイドの追加と改良

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Defectnumbe

r

Developmentarea

Description

Interoperability

108475

Import,ExportandInteroperability

Using CUSTOM.* properties in IFC property sets no longercauses parts to get exported into incorrect locations in IFC.

109472

Import,ExportandInteroperability

Previously, there was an application error when exportingcut round tubes to NC files. This has now been fixed.

104356

Analysis&Design

Previously, when you pressed the Shift key and selected oneof the load commands on the Analysis --> Loads menu, theproperties dialog box did not open. This has now been fixed.

107550

Analysis&Design

Many possible error situations that occur in analysisdatabase operations are now written more accurately topersistent log files.

40330 ToolsandComponents

You can now define welds for Round joining plates (124).

46757 ToolsandComponents

In Weld preparation (44), welding now works correctly. Thecomponent works faster than before.

54503 ToolsandComponents

In Bolted gusset (11) and Tube gusset (20), the clip angle isnow created at the center of the gusset plate. Previously, theclip angle was not placed correctly if you entered some valuefor the corner angle of the gusset plate.

60488 ToolsandComponents

You can now define a finish for anchor rods when using U.S.Base plate (1047).

69894 ToolsandComponents

In Shear plate simple (146) you can now define a gapbetween the secondary part web and a single shear tab.

70897 ToolsandComponents

In End plate (144), the Bolts tab now has an option forcreating plates on the web position.

Fixes Released in Tekla Structures 21.0 58 製品ガイドの追加と改良

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Defectnumbe

r

Developmentarea

Description

72027 ToolsandComponents

Concrete stairs (65) now creates the first step correctly whena bottom extension is created but no foot is created.Previously, the component created the first step with awrong angle.

75017 ToolsandComponents

Bracing wrap around (46) now correctly sets the materialgrade for primary and secondary angles.

76011 ToolsandComponents

Column with stiffeners S (187) and Column with stiffeners(188) now create and weld shear tabs correctly when doublerplates are used.

76314 ToolsandComponents

Central gusset (169) now creates rectangular gusset platescorrectly.

80014 ToolsandComponents

In Purlin connections (11), slots are now applied correctly.

84877 ToolsandComponents

Concrete stairs (65) now creates the inside chamfer along thehorizontal right ridge correctly. Previously, the chamferdimension values were swapped.

86131 ToolsandComponents

Stairwells and elevator shafts (90) now correctly loads valuesfrom the attribute files of the Concrete stairs (65)component. Previously some of the values were hard-codedand they could not be changed.

86656 ToolsandComponents

Two sided clip angle (117) now correctly applies the Pos_Novalues to L profiles.

87928 ToolsandComponents

In Bolted gusset (11), part offsets are now applied correctly.

89513 ToolsandComponents

The calculation for Sloping Slab Drainage has been changed.The input contour plate can now have chamfer properties ford1 and d2.

91883 Toolsand

In Wraparound gusset cross (60), the erection clearance nowworks with a connection plate too.

Fixes Released in Tekla Structures 21.0 59 製品ガイドの追加と改良

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Defectnumbe

r

Developmentarea

Description

Components

92436 ToolsandComponents

Heavy brace (165) now creates stiffeners correctly without agap between the gusset plate and the stiffener.

93508 ToolsandComponents

When you select a reinforcing bar size in components, youcan now select in the Select Reinforcing Bar dialog box eitherthe Main bar or the Tie or stirrup option.

93953 ToolsandComponents

In Beam to beam stub (135), the top exterior flange plate isnow created correctly.

93955 ToolsandComponents

In Beam to beam stub (135), the plates are now welded tothe secondary beam.

93958 ToolsandComponents

In Beam to beam stub (135), the bottom backing plate is nowcreated in the correct position.

93960 ToolsandComponents

In Beam to beam stub (135), the stub stiffeners are nowcontrolled by secondary beam outer flanges.

96740 ToolsandComponents

Clip angle (116) now has settings for defining welds.

96839 ToolsandComponents

Automated Reinforcement Layout - columns (57) can now beused with both the cast-in-place columns and the precastcolumns.

96892 ToolsandComponents

In Stiffened end plate (27), slotted holes are now created inthe correct plates.

97734 ToolsandComponents

The values of the COMMENT and REVISION user-definedattributes are now shown in Object Browser.

Fixes Released in Tekla Structures 21.0 60 製品ガイドの追加と改良

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Defectnumbe

r

Developmentarea

Description

101571

ToolsandComponents

In Two sided clip angle (143), it is now possible to change theassembly prefix and assembly start number of weld backingbars.

101618

ToolsandComponents

Round column reinforcement (82) does not create stirrupsanymore when all spacing values are zero. Previously, thecomponent created stirrups with incorrect geometry.

101620

ToolsandComponents

Round column reinforcement (82) can now create stirrupgroups with maximum of 500 spacings. Previously, it waspossible to create only 100 spacings.

102637

ToolsandComponents

In Bolted moment connection (134), the secondary beamnow remains the main part of the assembly when flangeworkshop bolts are used.

102754

ToolsandComponents

Offshore (9) now creates welds correctly when usingAutoConnection rules. Previously, the component alwayscreated welds even if it should not have created them.

103159

ToolsandComponents

In Hss Brace Special (66), it is now possible to add one bolton the vertical side. Previously, if you added only one bolt,the connection did not create any bolts.

103303

ToolsandComponents

Lifting anchor (80) now creates anchors in correct positionswhen the anchors are rotated or skewed.

103474

ToolsandComponents

In Shear plate tube column (189), all plate edges are nowchamfered correctly also when secondary beams aresomewhat sloped.

103676

ToolsandComponents

In Bolted gusset (11), the gusset plate does not clash withthe secondary beam anymore.

103913

ToolsandComponents

In Base plate (1004) and Web stiffened base plate (1016), theleveling plate now follows the anchor rod position.

103930

Toolsand

In Tube splice (6), you can now define the finish on the Partstab.

Fixes Released in Tekla Structures 21.0 61 製品ガイドの追加と改良

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Defectnumbe

r

Developmentarea

Description

Components

103942

ToolsandComponents

You can now define the Finish property for all parts in Fulldepth (184).

103945

ToolsandComponents

In Column splice (132), the name, material, position numberand finish properties are now available for all parts on theParts tab.

103952

ToolsandComponents

In Bolted gusset (11), you can now define the finish propertyfor parts on the Gusset, Brace conn, Stiffeners and Anglebolts tabs.

103953

ToolsandComponents

The finish property in now available for all parts in the Tubegusset (20) connection.

103965

ToolsandComponents

You can now define the Finish property for all parts createdin Base plate (1004).

103989

ToolsandComponents

Stiffened base plate (1014) now correctly sets the partposition number (Pos_No) and name to web plates.

104099

ToolsandComponents

When connecting a beam to a column flange in the End plate(144) connection, the stiffeners are now always created nearthe connection. Previously, the stiffener placementdepended on the 180-degree rotation of the column.

104223

ToolsandComponents

LS Brace Col End Pl (24) now correctly creates the primaryslot even if the secondary parts are not in the same location.

104279

ToolsandComponents

In End plate (144) and Shear plate simple (146), slotted holesare now created correctly according to the bolt direction.

104470

ToolsandComponents

Copes or notches on flanges are now created correctly to PEBmembers in Shear plate simple (146).

Fixes Released in Tekla Structures 21.0 62 製品ガイドの追加と改良

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Defectnumbe

r

Developmentarea

Description

104984

ToolsandComponents

In U.S. Base plate (1047), the holes in the cast plate nowcorrectly follow offsets.

105783

ToolsandComponents

Cuts are now created in the correct positions in hollow coreprofiles.

106090

ToolsandComponents

In Concrete stairs (65), it is now possible to add anti-skid as asubassembly.

106290

ToolsandComponents

In Bolted gusset (11) part cuts and offsets now workcorrectly.

106366

ToolsandComponents

In Stiffened end plate (27) and Partial stiff end plate (65),there is now an option on the Parts tab to select that theshear plate is created in full width so that there is no gapbetween the plate and the beam web. When you select thisoption, the rounding value in XS_STANDARD_STIFFENER_WIDTH_TOLERANCE is not used.

106439

ToolsandComponents

In Task Manager, task dependencies were not correctlydisplayed when you changed the order of tasks. This hasnow been fixed.

106457

ToolsandComponents

In Railings (S77), it is now possible to extend the handrail onthe start and end stanchions.

106698

ToolsandComponents

In Diagonal splice (53), there is now a new bolt option forrectangular hollow sections on the Parameters tab.

106704

ToolsandComponents

In Concrete foundation (1030) there are new options forcreating extra bends in the starter bars on the Picture tab.On the Parts tab there is a new option for creatingreinforcing bars as a loose part. If the reinforcing bars arecreated as a loose part, they are not attached to anyassembly.

106738

Toolsand

In Seating (30), is it now possible to create a round platebetween the wind braces.

Fixes Released in Tekla Structures 21.0 63 製品ガイドの追加と改良

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Defectnumbe

r

Developmentarea

Description

Components

106770

ToolsandComponents

Using Clip angle (141) welded on a column automaticallycreates a cope on the bottom flange. Previously, adding aflange cut reduced the cope but did not remove the entirebottom flange. This has now been fixed. The entire bottomflange is now removed.

106771

ToolsandComponents

In Brace corner simple (49), the tension brace angle is nowattached to the bracing correctly.

106777

ToolsandComponents

Starter bars for pillar (86) and Starter bars for footing (87)now create stirrups correctly. Previously, the handles of thestirrup group were in the wrong positions so that the stirrupgroup could not be ungrouped.

106841

ToolsandComponents

Concrete stairs (65) now creates the landing in the correctposition when stairs are created with the Two points - Noption.

107358

ToolsandComponents

When defining boundary boxes for locations in Organizer,the default for the center of gravity is now based on themain part.

107853

ToolsandComponents

Seating (30) now applies offsets for the stiffeners at the mainpart correctly.

107971

ToolsandComponents

Corbels and recesses (82) now creates corbels as concreteobjects.

108203

ToolsandComponents

Stub (28) now applies the offsets of the stiffeners correctly.Previously, the offset of the stiffeners in the column was notcorrect and also the width of all stiffeners was affected bythe offset of the stiffeners at the secondary part.

108318

ToolsandComponents

Tensioner (7) now places all parts correctly. Previously, whenthe column was rotated, the connection did not touch thecolumn.

108350

Toolsand

In Seating (30), the image of the option to define the gapsbetween the stiffeners and main part flanges has beenimproved on the Picture tab to better show the dimensionsthat are defined.

Fixes Released in Tekla Structures 21.0 64 製品ガイドの追加と改良

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Defectnumbe

r

Developmentarea

Description

Components

108357

ToolsandComponents

In Stiffener end plate (27) and Partial stiff end plate (65) youcan now define Class for End plate and Front plate on theParts tab.

109202

ToolsandComponents

In Round joining plates (124), welds can now be extended.

Fixes Released in Tekla Structures 21.0 65 製品ガイドの追加と改良

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