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SR-266 0 表紙...3 据付工事の前にこの「安全のために必ずお守りください。」をよくお読みのうえ、据え付けてください。 ここに示した注意事項は「

Sep 18, 2020

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総 目 次

安全上のご注意................................................................ 3

1.機器選定.................................................................. 9

1.1 機器構成 ..............................................................................10

1.2 設備設計上の制約条件 ..................................................................10

1.3 設備設計上の注意事項 ..................................................................11

1.4 据付場所の選定 ........................................................................19

2.製品仕様..................................................................23

2.1 かべかけ (1 型 ) ........................................................................24

3.据付・施工上の注意事項....................................................35

3.1 室内ユニットの共通項目 ................................................................36

3.2 かべかけ (1 型 ) ........................................................................38

3.3 膨張弁キット ..........................................................................54

3.4 ドレンアップキット .....................................................................60

4.応用機能..................................................................69

4.1 ワイヤードリモコン ....................................................................70

4.2 多機能リモコンの機能選択 ..............................................................73

4.3 多機能リモコンの点検メニュー ..........................................................94

4.4 多機能リモコンの渡り配線廃止について .................................................100

4.5 その他の注意事項 .....................................................................102

4.6 ワイヤレスリモコン・受光部キット .....................................................103

4.7 蓄熱コントローラー ...................................................................108

4.8 室内プリント板上からの各種運転 .......................................................111

4.9 室内プリント板上からの信号取り出し ...................................................117

5.オプション部品...........................................................121

5.1 オプション部品構成 ...................................................................122

5.2 エアーフィルター (防カビ・交換用 ) ....................................................123

5.3 ドレンアップキット ...................................................................124

5.4 リモコンスイッチ .....................................................................126

5.5 鍵付リモコンケース ..................................................................127

5.6 共通制御オプション部品 ...............................................................128

6.参考資料.................................................................129

6.1 風の到達距離 .........................................................................130

6.2 NC 線図 ...............................................................................131

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3

●据付工事の前にこの「安全のために必ずお守りください。」をよくお読みのうえ、据え付けてください。

●ここに示した注意事項は「 」・「 」に区分していますが、誤った据え付けをした時に、死亡や重傷

などの重大な結果に結び付く可能性が大きいものを特に「 」の欄にまとめて掲載しています。しかし、

「 」の欄に掲載した事項でも、状況によっては重大な結果に結び付く可能性があります。いずれも安全に

関する重要な内容を掲載していますので、必ずお守りください。

●据付工事完了後、試運転を行い、異常がないことを確認するとともに、取扱説明書にそってお客様に使用方法、

お手入れの方法を説明してください。据付点検要領書および取扱説明書はお客様で保管頂くように依頼してくだ

さい。

安全上のご注意

取り扱いを誤ると、使用者が死亡または重傷を負う可能性が想定できる場合を示します。

取り扱いを誤ると、使用者が傷害を負う可能性または物的障害の発生が想定できる場合を示します。

強制事項を示します。安全アース端子付きの機器の場合、使用者に必ずアース線を接続するように指示する表示です。

強制事項を示します。特定しない一般的な使用者の行為を指示する表示です。

禁止事項を示します。

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● 据付工事は製品付属の据付点検要領書に従って確実に行ってください。据付点検要領書の記載と異なる据付工事を

し、据え付けに不備があると、水漏れ・感電・火災・室内ユニット落下によるケガの原因になります。

● 可燃性ガスの発生や流入などの恐れがある場所には据え付けないでください。発火・火災の原因になります。

● 据え付けは室内ユニットの質量に十分耐える場所に確実に行ってください。強度不足や取り付けが不完全な場合

は、室内ユニットの落下によるケガの原因になります。

● 室内ユニットの上に乗ったり、物を載せないでください。落下によるケガの原因になります。

● 冷媒漏れチェックは確実に行ってください。冷媒は不燃性・非毒性・無臭性の安全冷媒(フルオロカーボン)を使用

していますが、万一、フルオロカーボンが漏れて火気に触れると有毒ガスが発生する原因になります。また、フル

オロカーボンは空気より比重が重いため、床面付近をおおい、酸素欠乏の原因になります。

● 本製品は不燃性の冷媒R410A専用機です。据え付けおよび修理・移設の際に、R410A以外の物質を混入させない

でください。他の冷媒や空気・酸素・プロパン・アルコールなどの可燃性物質が混入しますと爆発・火災・ケガ

の原因になります。

● 据え付けの際は、圧縮機を運転する前に、確実に冷媒配管を取り付けてください。修理・移設・廃棄の際は、圧縮機

を停止してから冷媒配管を取り外してください。冷媒配管が取り付けられておらず、阻止弁が開放状態で圧縮機を

運転すると空気などを吸引し、冷凍サイクル内が異常高圧となり爆発・火災・ケガなどの原因になります。

● ろう付け作業前には必ず周囲の可燃物を排除してから、ろう付け作業をしてください。火災の原因になります。

また、冷媒を取り扱う場合には、必ず革手袋を着用してください。万一、冷媒が直接手などに掛かると凍傷を負う

恐れがあります。

● 油・蒸気・有機溶剤・腐食ガス(アンモニア・硫黄化合物・酸など)の多いところや、酸性やアルカリ性の溶液など

を頻繁に使うところで使用すると、腐食による冷媒漏れ・感電・著しい性能の低下・故障の原因になります。

● 圧力スイッチなどの保護装置を改造(短絡など)して運転を行った場合、発煙・火災・破裂の原因になります。

● 小部屋へ据え付ける場合は、万一、冷媒が漏れても限界濃度を超えないように対策してください。限界濃度を超えな

い対策については、販売店と相談してください。万一、冷媒が室内に漏れた場合、その濃度が許容値を超えるよう

な小部屋では窒息などの危険があり、許容値を超えない対策が必要です。詳細は技術資料、JRA GL-13:2011(http://

www.jraia.or.jp/index.html)をご覧ください。

● 新冷媒の採用に伴い冷凍機油も変更しており、水分・酸化皮膜・油脂などの不純物の影響を受けやすくなります。据

付工事のときに水分・ゴミ・従来の冷媒や冷凍機油などが冷凍サイクル内に混入しないよう行ってください。不純物

が膨張弁などの部品にかみ込み、運転ができなくなることがあります。

● 既設冷媒配管内の洗浄について

(1)洗浄には不燃性・非毒性の洗浄液を使用してください。可燃性の洗浄液を使用しますと、爆発や火災の原因とな

ります。

(2)密閉した場所での作業は、酸欠の恐れがありますので、十分な換気をしながら実施ください。また、洗浄液は、

火気に触れるなどして高温状態となりますと、有毒ガスが発生する原因になります。

(3)洗浄液は、洗浄後に必ず回収してください。フロン類をみだりに大気中に放出することは法律により禁じられて

います。

● 室内ユニットドレン配管は、腐食性ガスなどが発生する排水溝に直接いれないでください。室内に有毒ガスが流入

し、中毒などの原因になります。

室内ユニットの据え付けについて

● 室内ユニット本体の据え付けは逆勾配(反ドレンボス側への下り勾配)をつけないでください。水漏れの原因になるこ

とがあります。

● フレアナットを締めすぎないでください。フレアナットを締め付けすぎると、経年でフレアナットが割れ、冷媒漏れ

が発生することがあります。規定の締付トルクで締め付けを行ってください。

● ドレンホースは確実に排水するよう、配管してください。不確実な場合は屋内に浸水し、家財などを濡らす原因にな

ることがあります。

● 製品の運搬は、一人で行わないでください。製品によってはPPバンドによる梱包を行っていますが、危険ですので運

搬の手段に使用しないでください。熱交換器フィン表面で切傷する場合がありますので、素手で触れないでください。

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● パッケージエアコンの電源を、大量の電力を使用する機器(リフト・コンテナクレーン・電鉄用整流器・インバー

ター電源装置・アーク炉・電気炉・大型の誘導電動機・大型の開閉器など)と同一の電源トランスから配電する場

合および大量の電力を使用する機器の電源線とパッケージエアコンの電源線同士が近接している場合は、機器の消

費電力の急激な変動や開閉器の作動により、極稀にパッケージエアコンの電源線に誘導サージ電圧が発生し、パッ

ケージエアコンが正常に運転されない場合が発生する恐れがあります。事前に現地での電源状況を把握され、当該

の恐れのある場合は、パッケージエアコンに接続する電源線へのサージの重畳を防止(電源線の接続元の変更・配

線引き回し方法の見直し・サージ抑制機器の取り付けなど)してください。

● 電気工事は「電気設備に関する技術基準」・「内線規程(JEAC8001)(最新のもの)」に従って施工し、必ず専用回路

を使用してください。製品に付属している据付点検要領書の記載と異なる電気工事をし、電源回路容量不足や施工

不備があると、感電・火災の原因になります。

● 各ユニット間の配線は所定のケーブルを使用してください。ケーブルの誤選定は感電・火災の原因になります。

● 端子接続部にケーブルの外力が伝わらないようにケーブルを確実に固定してください。固定が不完全な場合は、発

熱・火災の原因になります。

● 配線の端子は規定トルクにて確実に締め付けてください。端子の締め付けが不完全な場合は、端子接続部の発熱・

感電・火災の原因になります。

● アースの接続はD種接地工事により電気工事士の方が行ってください。室内外ユニットのアースを取り付けない

と、感電など思わぬ事故につながります。アース線はガス管・水道管・避雷針・電話のアース線などに接続しない

でください。アースが不完全な場合は、感電の原因になります。

● 漏電遮断器(高調波対応品)は、必ず設置してください。取り付けられていないと感電・火災の原因になります。

● 電気配線作業や点検などでサービスカバーを開けるときには電源を完全に切ってから行ってください。感電の原因

になります。

● 現地配線施工時は、ネズミなどの小動物に現地配線がかじられることのないよう配慮し、施工してください。配線

をかじられると火災の原因になります。

● 電気工事をするには資格が必要ですので、資格のあるお店に依頼してください。ご自分で電気工事をされ不備があ

ると、感電や火災の原因になります。

● サービスコネクターを取り扱う際には、必ず電源を切ってからにしてください。感電の原因になります。

● 端子台への配線接続後は、必ずコードクランプで結束してください。また、配線は配線通し口内に確実に収納して

ください。実行しないと配線噛みにより発火事故の原因になります。

室内ユニットの電気工事について

● ドレンアップキットの据付工事は据付点検要領書に従って確実に行ってください。

据え付けに不備があると結露・水漏れ・感電・火災・ドレンアップキット落下による原因になることがあります。

● ドレンアップキットの取り扱いは注意して行ってください。あやまって床などに落とした場合、ドレンポンプなど

の故障の原因となることがあります。

● ドレンアップキットのドレン配管は確実に排水するよう付属のドレン立ち上げ配管を使用し、配管施工してくださ

い。不確実な場合は、屋内に浸水し、家財などを濡らす原因になることがあります。[特に、バンド位置・接着剤

塗布にご注意ください。]

オプション部品の据え付けについて

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● 配線の接続は確実に行ってください。配線接続が不完全な場合は、接続部の発熱・火災・感電の原因になります。

● 配線接続部にケーブルの外力が伝わらないように、ケーブルは確実に固定してください。固定が不完全な場合は、

発熱や火災の原因になります。

● 電気配線作業や点検などでサービスカバーを開けるときには、電源を完全に切ってから行ってください。感電の原

因となります。

オプション部品の電気工事について

安全に関するご注意■エアコンの使用対象について

●この製品ガイドブックに掲載のエアコンは、対人専用の冷暖房機器です。OA機器・電子機器の冷却用には、専用の空

調機をご使用ください。

◎食品・動植物・精密機器・美術品などの保存などの特殊用途には使用しないでください。品質低下などの原因にな

ることがあります。

◎車両、船舶の空調機用などとしては使用しないでください。水漏れ・漏電の原因となります。

■ご使用に際して

 ●ご使用の前に「取扱説明書」をよくお読みのうえ、正しくご使用ください。

■据え付けに際して

 ●漏電遮断器(高調波対応品)は、必ず設置してください。取り付けられていないと感電・火災の原因になることがあります。

●据え付けは販売店または専門業者に依頼してください。ご自分で工事され、不備があると水漏れ・感電・火災の原因

になります。

●小部屋に据え付ける場合は、冷媒漏えい時の限界濃度を超えない対策が必要です。この製品ガイドブックに掲載のエ

アコンに使用している冷媒は、それ自体は無毒・不燃性の安全な冷媒ですが、万一、室内に冷媒が漏れた場合、その

濃度が許容値を超えるような小部屋では、窒息などの危険がありますので、許容値を超えない対策が必要です。

■ご使用場所について

●可燃性ガスの漏れる恐れや引火物のあるところへは据え付けないでください。可燃性ガスの発生・流入・滞留の恐れ

がある場所やカーボン繊維や金属粉が浮遊する場所では火災の原因になることがあります。

●繊維やほこりや食品の微細粉の浮遊する場所では、フィルターおよび熱交換器への目づまり・ドレン水のつまりを起

こし水漏れの原因となることがあります。

■経年劣化に係る安全上の表示について

家庭用(家庭に設置される可能性がある)エアコンは、長期使用製品安全表示制度に基づき、長期使用時の注意喚起を促す

本体表示が電気用品安全法により平成21年4月1日以降義務付けられました。

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ヒートポンプ暖房の特性

■暖房能力の表示について

 本製品ガイドブックに表示してある暖房能力値(kW)は、日本工業規格(JIS B 8616)に定められている外気温度 7℃、

室内温度 20℃で運転した場合を示し、暖房能力は外気温度が下がるにつれて低下します。したがって、外気温度が低す

ぎて暖房能力が不足する場合は、ほかの暖房器具と併用してお使いください。

■自動霜とり装置について

 外気温が低く、湿度が高いときは、室外側の熱交換器に霜がつき、そのままでは暖房能力も下がります。この霜を取

り除くため、「自動霜とり装置」の働きで、約 3 ~ 10 分ほど暖房運転を停止して霜とりを行い、霜とり終了後ふたたび

温風を吹き出します。

■天井が高い場合について

 天井が高い場所では暖気が天井にこもりますので、サーキュレーターを併設してください。

■暖まるまでの時間について

 ヒートポンプ式エアコンは、お部屋全体を暖める温風循環方式ですので、暖房運転を開始してから暖まるまでしばら

く時間がかかります。

運転音について

 運転音の値は反響の少ない無響音室などの部屋で測定した定格運転時の値(A スケール)を示します。実際の据え付け

状態では、周囲の騒音や反響を受け表示値より大きくなるのが普通ですので、据え付け時には十分ご注意ください。また、

運転開始時や暖房時の除霜運転中などに冷媒の状態が変動すると、冷媒の流れる音により本製品ガイドブックに示す表

示値よりも大きくなる場合があります。

油の雰囲気内でのご使用

 油の飛沫や蒸気のたちこめる場所(例:調理場や機械工場など)への据え付けは避けてください。油が熱交換器に付着し、

熱交換不良による霜の発生・合成樹脂部品の変形破損・熱交換器の腐食・断熱材のはく離などをひきおこすことがあります。

高湿度でのご使用

●吸い込みまたは周囲空気の温度・湿度がおよそ乾球 27℃、相対湿度 80%程度を超える高温高湿度の雰囲気にて長時間

冷房運転されますと、室内ユニットの外板への結露や露が落下する場合があります。また、梅雨時期に新築された家

屋などでは天井内が高湿となり、室内ユニット外表面に結露が生じやすくなります。このような場合は、外表面に断

熱材の追加などが必要です。

●厨房の近くや湿気の多い場所へ設置することは避けてください。冷房時に製品に結露しやすくなります。

酸性またはアルカリ性雰囲気でのご使用

 酸性またはアルカリ性雰囲気 ( 温泉地帯の硫化ガスの多い場所や燃焼器の排気を吸い込む場所 ) など、一般の雰囲気

と異なる場合には熱交換器などに腐食を起こす恐れがありますので、設置を避けてください。

エアコンのお手入れ

 エアコンを数シーズンご使用になりますと、内部が汚れ、性能が低下します。通常のお手入れとは別に、専門のサー

ビスマンが実施する保守契約(有償)をお勧めします。

機器選定時のご注意

自家発電機をご使用になる場合

 空調機の電源供給源として自家発電機をご使用になる場合、空調機に供給される電圧は、仕様電圧± 10%以内として

ください。電圧がこの範囲外の場合や、電源波形がいちじるしく乱れている場合には、空調機が正常に運転しない場合

があります。また、e-LINE 接続の場合で、自家発電機の周波数の偏差 ( ずれ ) が大きいと、伝送に異常が発生する可能

性があります。異常が発生した場合には、出力電圧の周波数調整などを実施していただく必要がありますので、お買い

上げの店へお問い合わせください。

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MEMO

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9

1.機器選定

1. 機器選定 ................................ 9

1.1 機器構成 ............................. 10

 1 製品外観 ............................ 10

 2 型式の読み方 ........................ 10

 3 シリーズ構成 ........................ 10

1.2 設備設計上の制約条件 ................. 10

 1 使用温度範囲 ........................ 10

1.3 設備設計上の注意事項 ................. 11

 1 共通事項 ............................ 11

 2 冷媒漏えい時の安全確保について ...... 11

 3 室内ユニットの耐油性向上対応について ... 17

1.4 据付場所の選定 ....................... 19

 1 室内ユニット共通事項 ................ 19

 2 かべかけ (1 型 ) ..................... 21

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1.機器選定

10

機器選定

1.1 機器構成

1.機器選定 1.2 設備設計上の制約条件

(注)AP 後の数字は容量 (冷房能力 (kW × 10)) を示しています。

●室内ユニット

かべかけRPK-AP22~112K1

① タイプ区分後の“AP”は冷媒の種類 (R410A 冷媒 )

を示します。

② 冷房能力を示す数値は kW × 10 倍で表示していま

す。

かべかけ

冷媒種類①

冷房能力②

シリーズ

RPK AP 112 K

モデル№

1

1 製品外観

2 型式の読み方

 組み合わせられる室外ユニットによって異なりますので、下記のそれぞれの製品ガイドブックをご参照くだ

さい。

資 料 名 資料番号

店舗・オフィス用エアコン室外ユニット製品ガイドブック SR-208P

ビル用マルチエアコン室外ユニット

製品ガイドブック

冷暖同時 /切換型

DS3,DG1 型 SR-248

DS2,DG 型 SR-214

DS1 型 SR-150

DSR1,DGR 型 SR-249

リニューアル型 DSR 型 SR-151

1 使用温度範囲

3 シリーズ構成

容 量(相当馬力 )

22 型(0.8)

28 型(1.0)

36 型(1.3)

40 型(1.5)

45 型(1.8)

50 型(2.0)

56 型(2.3)

63 型(2.5)

71 型(2.8)

80 型(3.0)

90 型(3.3)

112 型(4.0)

標準機 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎

膨張弁機外 (※)取り付けタイプ(受注対応)

◎ ◎ ◎ - - - - - - - - -

◎モデルチェンジ

ヒーターレス機のみとなります。ヒーター付機はありません。

容 量(相当馬力 )

22 型(0.8)

28 型(1.0)

36 型(1.3)

膨張弁キット (※) ◎

◎モデルチェンジ

(※)・必ずかべかけ<膨張弁機外取り付けタイプ>と<膨張弁キット>をセットでご使用ください。

  ・かべかけ室内ユニットおよび膨張弁キットの新旧互換性はありません。新型かべかけ <膨張弁機外取り付けタイプ >は、

   必ず新型膨張弁キットとの組み合わせでご使用ください。

22 ~ 45 型 50 ~ 112 型

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11

1.機器選定 1.3 設備設計上の注意事項

機器選定

2 冷媒漏えい時の安全確保について 

■冷媒流動音

 ホテル・寝室・病院などの暗騒音が低い部屋でのご使用の際、冷媒流動音が聞こえやすくなることがあり

ます (異常ではありません )。特にこのような場所へ、かべかけ型の室内ユニットを設置する場合には、「か

べかけ<膨張弁機外取り付けタイプ>」に「膨張弁キット」を併せてご使用ください。

(注 )膨張弁機外取り付けタイプでも、起動時・室内ユニット運転台数変化時・暖房除霜時など、過渡的に

流動音が発生する場合があります。

■暖房サーモオフ中の室温上昇

 暖房時、サーモオフ中の室内ユニットからわずかに温風が出ることがあります (異常ではありません )。

また、同様に室外ユニットが暖房運転している場合には、停止している室内ユニットからも暖気が漏れ出す

ことがあります (異常ではありません )。上記により、気密性の高い小部屋などは室温が上がることがあり

ますのでご注意ください。暖房サーモオフ中の温風防止については、室外ユニットの機能選択によりファン

を間欠運転することができます。

(1)はじめに

マルチ形パッケージエアコンに使用している冷媒 (R410A) は、それ自体は無毒不燃性の安全な冷媒です

が、万一、室内に漏れた場合、その濃度が許容値を超えるような小部屋では窒息などの危険があり、許

容値を超えない対策が必要です。(社 )日本冷凍空調工業会では、「マルチ形パッケージエアコンの冷媒

漏えい時の安全確保のための施設ガイドライン」(JRA GL-13) を定めています。以下に、その要点につ

いてご紹介するとともに冷媒濃度の確認手順と対応についてご説明します。

図1

■冷媒漏えいに関する注意事項

1 共通事項

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1.機器選定

12

1.3 設備設計上の注意事項

機器選定

(2) 限界濃度と冷媒濃度の確認手順

 下記のフローに従い、確認を行ってください。

図 2 冷媒漏えい対応フローチャート

冷媒配管系統の見直しを行う

YES

NO

NO

NO

NONO

NO

NO

NO

NO

NO

NO

地下の最下層階の居室

全冷媒量/居室容積≦QLMV

QLMV<全冷媒量/居室容積≦ODL

全冷媒量/居室容積≦RCL

RCL<全冷媒量/居室容積≦QLMV

換気、安全遮断弁、警報の※対策の内、一つ以上を採用する

漏えい冷媒に対する特別な対応を必要としない

QLMV<全冷媒量/居室容積≦ODL

換気、安全遮断弁、警報の対策の内、二つ以上を採用する

建物に設置された最大充てんシステムの冷媒量地下の最下層階のフロア全体の容積

≦QLMV

冷媒漏えい対応完了

地下の最下層階に漏えい冷媒が流入すると予測される場所に機械換気を行う。

※主に病院など自力で避難が困難な人々の用に供する所や、ドアの開放による換気が期待できない場合は警報装置を唯一の安全措置として使用することはできない。

NO

空調システムの選定

選定OK(特別な対応不要)

YES システム内の全冷媒充てん量(kg)居室容積(m3)

≦RCL居室の容積を大きくするか、または空調システムの室外機容量もしくは冷媒配管長の見直しを行い、全冷媒充てん量の削減を行うこと

冷媒を用いた対人空調を目的としたマルチ形パッケージエアコンであって、以下の各項全てに該当する。(a)システムヘの冷媒充てん量≦150kg(b)室内機の定格冷房能力<室外機の定格冷房能力の25%(c)室内機に圧縮機を搭載していない場合。(d)居室に室内機の容量に相当するサイズの配管のみが設置 される場合。(e)居室床面積<250m2

YES

特定システムの許容冷媒充てん量と必要な対策

YES

YES

YES

YES

YES

YES

YES

YES

YES

居室の容積を大きくするか、または空調システムの

室外ユニット容量もしくは冷媒配管長の見直しを

行い、全冷媒充てん量の削減を行うこと

室内ユニットの定格冷房能力<室外ユニットの定格冷房能力の25%

室内ユニットに圧縮機を搭載していない場合。

居室に室内ユニットの容量に相当するサイズの配管のみが設置

Yes

No

No

Yes

Yes

No

安全等級A1の冷媒を用いた対人空調を目的としたマルチ形

No

No

No

No

No

No

No

No

No

Yes

Yes Yes

Yes

Yes

Yes

Yes

Yes

YesYes

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13

1.機器選定 1.3 設備設計上の注意事項

機器選定

(現地での配管長さや配管径

に応じて追加する冷媒)

(出荷時の冷媒充てん量)

限界濃度

R410A冷媒の限界濃度を表1に示します。

(単位:kg/m3)

安全等級 冷媒の種類 RCL QLMV ODL 備考

A1 R410A 0.39 0.42 0.42 HFC

表1 冷媒の種類とその許容濃度と限界

<用語説明>

・RCL(Refrigerant Concentration Limit:密閉空間での冷媒限界濃度)

ISO/DIS 817により定められた冷媒の許容濃度で、急性毒性・酸欠および可燃性によるリスクを低減す

るために規定される空気中の冷媒の最大濃度。

・QLMV(Refrigerant Quantity Limit with Minimum Ventilation:最低限の換気を伴う空間での冷媒限界

濃度)

 0.0032㎡(0.8m幅のドア下部と床面との4mmのすき間)の開口部が設けられた居室において、全充てん冷

媒量が漏れてもRCLに達しない最大濃度(ISO 5149に規定)。

・ODL(Oxygen Deprivation Limit:酸素欠乏となる冷媒限界濃度)

ISO/DIS 817により定められた、酸素不足による生理学的異常を生じないように決められた冷媒濃度。

冷媒濃度の確認手順

(a)システムに充てんされる全冷媒量を算出します。

 室外ユニット1系統の冷媒充てん量(㎏) + 追加冷媒充てん量(㎏) = 冷媒設備の全冷媒充てん量(kg)

1つの冷媒設備で、2つ以上の冷媒系統に分割され、それぞれが独立している場合は、それぞれの冷媒充てん量を採用します。

(b)居室容積を算出します。

ここでの居室容積は、壁・床・天井で囲われた空間で、相当の時間、人が存在する空間とし、天井裏

空間およびアクセスフロア下の空間を含まないものとするが、床吹き出しを行うような通気性のある

床の場合には床下の空間を含めることができます。また、図3に示すように室内ユニット形態により

天井空間と天井空間を共有する居室を含めることができます。ただし、メッシュ天井など通気性が高

い天井材の場合は、天井裏空間と天井裏空間を共有する居室を含めることはできません。

図 3 居室の定義

天井裏空間 冷媒配管

室内機

アクセスフロア下の空間

居 室

室内ユニット

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1.機器選定

14

1.3 設備設計上の注意事項

機器選定

天井

天井裏

冷媒配管① 天井埋込形室内機 ② 天井いんぺい形室内機

④ 床置形室内機

③ 露出形室内機

防火区画

アクセスフロア 039650-00J00

居室B居室 A

①天井カセット形 ②天井埋込形

 ③露出形④床置形

室内ユニット形態 居室容積*

①天井カセット形 居室A+天井裏空間

②天井埋込形 居室A+B+天井裏空間

③露出形 居室A

④床置形 居室B

(c)冷媒濃度がRCL以下になっていることを確認します。(下記式)

冷媒濃度(kg/m3) = システムに充てんされた全冷媒量(kg) ÷ 居室容積(m

3) ≦ RCL(限界濃度)

図 4 室内ユニット形態と居室容積

* 床吹き出しを行うような通気性のあるアクセスフロアは容積算定対象に加えることが可能です。

(3)RCL(限界濃度)を超えた場合の対応(JRA GL-13:2011対応)

 ・特定システムの範囲

次ページの表2に記載するA1冷媒を用いた対人空調を目的としたマルチ形パッケージエアコンのシステム

において、以下の各項(a~e)すべてに該当する場合(以下「特定システム」という。)には、その冷媒濃

度により、冷媒漏えい時の安全対策の設置により対応できます。(次ページ表2参照)

なお、以下の各項が一つでも該当しない場合は、次ページの「特定システムに該当しない場合」に従っ

てください。

a)システムの冷媒充てん量が、150kgを超えない場合。

b)少なくとも一つの室内ユニットの定格冷房能力が室外ユニットの定格冷房能力の25%未満の場合。

c)室内ユニットに圧縮機を搭載していない場合。

d)居室に室内ユニットの容量に相当するサイズの配管のみが設置される場合。

e)室内ユニットを設置した最も小さい居室床面積が250m2未満の場合。

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15

1.機器選定 1.3 設備設計上の注意事項

機器選定

 ・特定システムに該当する場合(項番①~⑦は、下表2に対応)

①地下最下層階かつ冷媒濃度がRCL以下 ⇒冷媒漏えいに対する特別な安全対策を必要としない。

②地下最下層階かつRCL<冷媒濃度≦QLMV ⇒冷媒漏えいに対する安全対策が一つ必要。

③地下最下層階かつQLMV<冷媒濃度≦ODL ⇒冷媒漏えいに対する安全対策が二つ必要。

④地下最下層階かつODL<冷媒濃度 ⇒居室容積を大きくするか、または空調システムの室外ユ

                    ニット容量もしくは冷媒配管長の見直しを行い、全冷媒充て

                    ん量の削減を行い、①~③のいずれかになるようにする。

 ・特定システムに該当しない場合 (項番⑧ ,⑨は、下表 2に対応 )

居室容積を大きくするかまたは、空調システムの室外ユニット容量もしくは冷媒配管長の見直しを行い、

全冷媒充てん量の削減を行い、RCL 以下になるようにする。(13 ページの表 1参照 )

⑧冷媒濃度が RCL 以下        ⇒冷媒漏えいに対する特別な安全対策を必要としない。

⑨冷媒濃度が RCL を超える場合    ⇒居室容積を大きくするかまたは、空調システムの室外ユニッ

                   ト容量もしくは冷媒配管長の見直しを行い、全冷媒充てん量 

                   の削減を行い、RCL 以下になるようにする。

冷媒濃度

システム   

特定システム

地下最下層以外「不要」(上記⑤)

「2」(上記⑦)

地下最下層「不要」(上記①)

「1」

(上記②)

「見直し要」

(上記④)

特定システムでない「不要」

(上記⑧)

「見直し要」(上記⑨)

表2 R410A冷媒での冷媒濃度による冷媒漏えいに対する安全対策要否

(注記)表中の「不要」は、冷媒漏えいに対する特別な安全対策を必要としない場合を示します。

表中の「1」は、冷媒漏えいに対する安全対策が一つ必要な場合を示します。

表中の「2」は、冷媒漏えいに対する安全対策が二つ必要な場合を示します。

表中の「見直し要」は、居室容積を大きくするか、空調システムの室外ユニット容量もしく

は冷媒配管長の見直しを行い、全冷媒充てん量の削減を行い、RCL以下になるようにします。

 ・冷媒漏えいに対する安全対策とは換気(機械換気/自然換気)・警報・安全遮断弁のことを指します。

  詳細はJRA GL-13:2011をご確認ください。

RCL QLMV(=ODL)

⇒冷媒漏えいに対する特別な安全対策を必要としない。

⇒冷媒漏えいに対する安全対策が一つ必要。

⇒冷媒漏えいに対する安全対策が二つ必要。

⑤地下最下層階でない居室かつ冷媒濃度≦QLMV

⑥地下最下層階でない居室かつQLMV<冷媒濃度≦ODL

⑦地下最下層階でない居室かつODL<冷媒濃度

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1.機器選定

16

1.3 設備設計上の注意事項

機器選定

039658-00J00

機械換気の場合の換気量(m3/h)

0 10250

200

150

100

50

0

居室容積(m3 )

0 10 20 30マルチ形パッケージエアコンシステムの全冷媒充てん量(kg)

40 50 60 70 80 90 100 110 120 130 140 150

RCL QLMV=ODL

図6 特定システムの許容冷媒充てん量と必要な安全対策(R410A 冷媒)

<地下の最下層階の場合>

図5 特定システムの許容冷媒充てん量と必要な安全対策(R410A 冷媒)

<地下の最下層階以外の場合>

( )

換気、安全遮断弁又は警報の対策の内、一つ以上が必要

換気、安全遮断弁又は警報の対策の内、二つ以上が必要

全冷媒量の削減が必要(システムの見直しが必要)

特別な対策必要なし

250

200

150

100

50

0

機械換気の場合の換気量(m3/h)QLMV=ODL

居室容積(m3 )

0

0 10 15

10 20 30マルチ形パッケージエアコンシステムの全冷媒充てん量(kg)

40 50 60 70 80 90 100 110 120 130 140 150

20

25

26 = 10RCL

機械換気の場合の排気量は冷媒充填量、居室容積によらず  以上あればよい

10―RCL

039656-00J00

換気、安全遮断弁または警報の安全対策の内、一つ以上が必要

換気、安全遮断弁または警報の安全対策の内、二つ以上が必要

特別な対策必要なし

全冷媒量の削減が必要(システムの見直しが必要)

機械換気の場合の換気量(㎥/h)

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17

1.機器選定 1.3 設備設計上の注意事項

機器選定

 かべかけ型室内ユニットは樹脂部品を多く使用しているため、油の付着による樹脂部品の破損が懸念され、

最悪の場合、部品が落下し重大事故を引き起こす恐れがあります。また、油が熱交換器に付着し、熱交換不良

による霧の発生・熱交換器の腐食・断熱材の剥離などの原因となることがあります。

かべかけ型室内ユニットの、油が浮遊する雰囲気への設置検討の際には、以下に示す内容を必ず守ってください。

 ○機械 (切削 )油の飛沫や蒸気の立ちこめる場所 (例:機械工場 )へは設置しないでください。

 ○油煙 (オイルミスト )がこもる厨房では、厨房用てんつりをご使用ください。

 ○中華料理店・焼肉店・お好み焼き店などの客席で、油煙 (オイルミスト )が浮遊するような環境 (注:厨

房ではない ) でのご使用は極力さけていただくか、厨房用てんつりのご使用、またはダクトによる空調で

油の飛沫を直接吸い込まない場所への空調機の設置をご検討ください。やむを得ない場合には、標準仕様

品ではなく、下記の耐油性向上仕様品を選定ください。

(1)耐油性向上仕様品 ( 受注対応品 )

項目

機種仕 様 備 考

かべかけRPK-AP**K1RPK-AP**KH1

製品荷重分散用部品追加などオイルガードフィルター(受注対応品)を併せてご使用ください。

3 室内ユニットの耐油性向上対応について

ご注意

耐油性向上仕様品は、上記の機械 ( 切削 ) 油の飛沫や蒸気の立ちこめる場所や、油煙 ( オイルミスト )

がこもる厨房では使用できません。

(注 1) 厨房でご使用される場合は必ず厨房用てんつりをお選びください。

(注 2) 本仕様では、室内ユニットに付着した油の影響による樹脂部品の破損などに対する耐性を向上させる

ものですが、保証期間を延長するものではありません。

(注 3) オイルガードフィルターについて

・1セット 24 枚入り (12 回分 )になります。

・油煙による室内ユニット内の汚れを減少させることが目的であり、店内に発生する油煙を捕集する

ものではありません。必ず定期的に点検を行い、汚れがある場合は、故障の原因になりますので早

めに交換を行ってください。(交換の目安は 2週間~ 1ヵ月 )

(2)対応方法

耐油性向上仕様品は受注対応品となりますので、ご要求の都度見積りとなります。日立アプライアンス

株式会社各支店までお問い合わせください。

(3)リニューアル時のご注意

リニューアル時は、既設の室内ユニットの油による汚れ具合を確認してください。油汚れがひどい場合は、

標準仕様品の選定は控えて耐油性向上仕様品をご使用ください。( 極端に油汚れがひどい場合は、ご使用

を避けてください。)

近年の製品は、軽量化・リサイクル性を考慮し、樹脂製部品も従来に比べ多用していますので、油に対す

る耐力が低下している場合があります。

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1.機器選定

18

1.3 設備設計上の注意事項

機器選定

(4)据付時のご注意

①この製品は国内一般空調用です。食品・動植物・精密機器・美術品の保存など特殊用途には使わないでく

ださい。

②次のような場所への設置はしないでください。ガスや油の飛沫が周囲に溜まると発火・火災、機器の変形・

腐食・破損の原因になります。

〇油(機械油も含む)や粉末などの飛沫や蒸気の多い場所 〇温泉地などの硫化ガスの多い場所 

③次のような場所への設置はしないでください。腐食の原因となることがあります。

〇海岸地帯の塩分の多い場所 〇酸性またはアルカリ性の雰囲気の場所 

④プラスチック製品成形機などで使用される離型用シリコンガスなどが浮遊する場所へは設置しないでくだ

さい。シリコンガスなどが熱交換器フィン表面に付着すると、フィン表面が撥水状態になりドレン水がドレ

ンパン外に飛散し水漏れの原因になったり、飛散した水分が電気品箱内に浸入し電気品が破損する原因とな

ります。

⑤電磁波を発生する医療機器などを使用するときは、エアコンの誤動作防止に注意してください。電磁波の

発信面が室内ユニットの電気品箱・リモコンコード・多機能リモコンに直接向かない位置に据え付けてくだ

さい。

〇電磁波の空中伝播の影響を避けるため、電磁波を発信する機器やラジオなどはエアコンより少なくとも

3m以上離してください。

⑥動植物に直接風があたる場所には設置しないでください。動植物に悪影響を及ぼす原因となることがありま

す。

⑦据え付け面(壁 )は鉛直な平らな面とし、据付点検要領書に記載のねじ規定数量で確実に固定してください。

据え付け面が波打っていたり、固定が確実にされていないと、樹脂部分に過大な応力がかかり、破損の原因

になります。

⑧製品本体に冷媒や冷凍機油がかかった場合は、きれいに拭き取ってください。破損の原因になります。

(5)その他制約事項

末永くご使用いただくため、定期的なメンテナンスを十分に実施していただくようお願いいたします。

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19

1.機器選定 1.4 据付場所の選定

機器選定

(1)病院などの電磁波を発生する医療機器を使用される場所に据え付ける場合には、下記の点にご注意くだ

さい。

①電磁波放射器の発信面が直接室内ユニット本体の電気品箱・リモコンケーブル・多機能リモコンに対

向しない位置に据え付けてください。

②ノイズの空中伝播の影響を避けるため、電磁波を発信する機器との距離は少なくとも 3m 以上離してく

ださい。また、ラジオなどの発信機が近くにありますと、雑音が入る可能性がありますので、これら

の機器とは少なくとも 3m 以上離してください。

③パッケージエアコンの電源を、大量の電力を使用する機器(リフト・コンテナクレーン・電鉄用整流器・

インバーター電源装置・アーク炉・電気炉・大型の誘導電動機・大型の開閉器など)と同一の電源ト

ランスから配電する場合や大量の電力を使用する機器の電源線とパッケージエアコンの電源線同士が

近接している場合は、機器の消費電力の急激な変動や開閉器の作動により、極稀にパッケージエアコ

ンの電源線に誘導サージが発生し、パッケージエアコンが正常に運転されない場合が発生する恐れが

あります。事前に現地での電源状況を把握され、当該の恐れのある場合は、パッケージエアコンに接

続する電源線へのサージ重畳を防止(電源線の接続元の変更・配線引回し方法の見直し・サージ抑制

機器の取り付けなど)してください。

④室内ユニットの電源にノイズが発生している場合には、ノイズフィルターを取り付けるなどの処理が

必要です。

⑤多機能リモコンを鉄製の箱に、また、ケーブルを鉄製のコンジットパイプに収納し、シールドするよ

うにしてください。

(2)油の飛沫や蒸気のたちこめる場所 (厨房・機械工場など )へのパッケージエアコンの選定。

油が交換器に付着し、熱交換不良による霧の発生・熱交換器の腐食・断熱材の剥離などを引き起こしま

す。また、プラスチック部品は変形・破損することがあります。特に化粧パネルは、歪んで本体に取り

付けると油と応力の相互作用によりパネルが割れます。したがって、厨房用エアコンやオールフレッシュ

を選定願います。

(3)室内ユニットを特殊環境 ( 油が浮遊する雰囲気…例:中華料理店・焼肉店・お好み焼き店などの客席 ) に

設置する場合については、標準機を使用することができません。詳しくは17ページ記載の「3室内ユニッ

トの耐油性向上対応について」の項をご参照ください。

(4)有機溶剤(シンナーやベンジン)の蒸気の立ちこめる場所(例:塗装場・クリーニング工場など)への

据え付けは避けてください。合成樹脂部品が溶解破損します。

(5)酸性またはアルカリ性雰囲気など一般の雰囲気と異なる場合には、熱交換器などの腐食をおこしますの

で、耐食処理製品(注文品)を使用する必要があります。

(6)可燃性ガスの発生・流入・滞留・漏れの恐れのある場所は避けてください。

(7)冷房運転中、室内ユニットに吸込空気の温度・湿度がおよそ乾球 27℃、相対湿度 80%程度を超える高湿

度の雰囲気にて長時間運転されますと、外板やパネルへの結露や露落下する場合があります。また、天

井内が高湿度となる場合、室内ユニット外表面に結露が生じやすくなります。このような場合は、外表

面に断熱材の追加が必要です。

外表面に断熱材(独立発泡ポリエチレンフォーム)を追加する場合は、下図を参考にしてください。

●左図は目安であり、通常 JIS 露付き試験条件 DB27℃、WB24℃(およそ 78% RH)以内での使用については、断熱材追加の必要はありません。

● 温度条件が想定できない場合は、天井内空気温度 35℃、室内ユニット吹出空気温度 5℃を参考に、追加断熱材必要厚さを決定してください。

天井内空気相対湿度に対する追加断熱材必要厚さ

1 室内ユニット共通事項

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1.機器選定

20

1.4 据付場所の選定

機器選定

(8) 室内外連絡配管を室内へ設置した場合、配管よりチュルチュルと言う冷媒の流れる音がする場合があり

ます。このような場合は、配管へ断熱材 (例 :グラスウール 20mm 厚など )を追加して防音してください。

(9) 冷暖房時の風の到達距離を十分考慮して室内温度が均一になるような場所を選んでください。

(10) 吹出空気や吸込空気の流れのさまたげとなるもの ( 蛍光灯・間仕切りなど ) が近くにない場所を選んで

ください。

(11) 室内ユニットを据え付ける天井や壁は丈夫ですか。また、化粧パネルを据え付ける天井面は平らですか。

(12) ドアまたは窓の近くで高湿度の外気と接する恐れのない場所を選んでください。露が室内ユニット本体

につき、露の落下につながります。

(13) 酸性またはアルカリ性雰囲気などの一般の雰囲気と異なる場合には熱交換器などの腐食を起こしますの

で、耐食処理製品 (注文品 )を使用する必要があります。

(14) 天井が高い場所では暖気が天井にこもりますので、サーキュレーターの併設をご指導ください。( 冷暖

房兼用型のみ ) 多機能リモコンにより設定する「暖房サーキュレーター機能」を利用することもできま

す。

(15) 温度を検知して作動する警報器・制御装置などにエアコンの吹出空気が直接当たるような位置に設置す

ることは避けてください。警報器・制御装置などの誤動作の原因になります。

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21

1.機器選定 1.4 据付場所の選定

機器選定

(1)室内ユニットの周囲には、据え付けサービス時の作業性と安全性を考慮して、下図のサービススペース

を確保してください。

(2)冷暖房時の風の到達距離を十分考慮して室内温度が均一になるような場所を選んでください。

(3)吹出空気や吸込空気の流れの邪魔となるもの (蛍光灯や間仕切りなど )が近くにない場所を選んでくださ

い。ワイヤレスリモコンを使用する場合、蛍光灯の影響により、受光部が信号を受けにくくなりますので、

室内ユニット本体と照明はできるだけ離してください。(1m以上 )

(4)壁面の強度は十分ですか。

…強度が不足していると振動や騒音を発生させることがあります。

(5)壁面は垂直かつ平面ですか。

(6)室内ユニットはなるべく高い位置に設置してください。

…低い位置ですと、冷房時に冷気が下方によどみやすくなります。また、人に直接冷気があたりやすく、

不快を感じる場合があります。

(7)ドアまたは天井の近くで高湿度の外気と接する恐れのない場所を選んでください。露が本体についたり、露

の落下につながります。

(8)温度を検知して作動する警報機や制御装置などにエアコンの吹出空気が直接当たるような位置にエアコン

を設置することは避けてください。警報機や制御装置などの誤動作の原因になります。

室内ユニットは次のような場所を選んで据え付けてください。

2 かべかけ (1 型 )

( 単位 :㎜ )

店舗 /オフィス用

(9)同時ツイン・同時トリプル・同時フォーの場合、2台 (ツインタイプ)・3台 (トリプルタイプ)・4台 (フォー

タイプ )の室内ユニットは 1つの部屋に据え付けられ、同一条件で運転されるこ

とが必要です。2 台 ( ツインタイプ )・3 台 ( トリプルタイプ )・4 台 ( フォータイプ ) の室内ユニットが

間仕切りで区分されたり、家具やカーテンで仕切られた場合には、室内の温度条件が相違しますので運

転が不具合になることがあります。また、据付場所を選定する場合のみならず、据付後も室内の改装や

家具の配置変更には注意してください。

( 単位 :mm)

●図象は 22 ~ 36 型を示します。

型名 a b

22 ~ 45 型 150 100

50 ~ 112 型 100 200

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MEMO

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2.製品仕様

2. 製品仕様 ................................ 23

2.1 かべかけ (1 型 ) ....................... 24

 1 仕様表 .............................. 24

 2 寸法図 .............................. 28

 3 電気配線図 .......................... 30

 4 プリント基板コネクター配置図 ........ 33

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2.製品仕様

24

製品仕様

2.1 かべかけ (1 型 )

1 仕様表

型名 (相当馬力 ) 22 型 (0.8 ) 28 型 (1.0 ) 36 型 (1.3 ) 40 型 (1.5 )

室内ユニット型式 ヒーターレス RPK-AP22K1 RPK-AP28K1 RPK-AP36K1 RPK-AP40K1

多機能リモコン型式 PC-ARF1,PC-ARFV PC-ARF1,PC-ARFV PC-ARF1,PC-ARFV PC-ARF1,PC-ARFV

電源 - AC1 φ 200V AC1 φ 200V AC1 φ 200V AC1 φ 200V

運転性能

冷房性能

冷房能力 kW 2.2 2.8 3.6 4.0

消費電力 kW 0.02 0.02 0.02 0.05

運転電流 A 0.2 0.2 0.2 0.3

力率 % 85 85 85 85

始動電流 (終了最大 ) A - - - -

暖房性能

暖房能力 kW 2.5 3.2 4.0 4.8

消費電力 kW 0.02 0.02 0.02 0.05

運転電流 A 0.2 0.2 0.2 0.3

力率 % 85 85 85 85

始動電流 (終了最大 ) A - - - -

騒音(H急-急-強-弱 ) dB(A) 39-35-32-30 39-35-32-30 39-35-32-30 46-40-36-33

外装色(近似値) - ホワイト (6.8PB 9.21/0.49) ホワイト (6.8PB 9.21/0.49) ホワイト (6.8PB 9.21/0.49) ホワイト (6.8PB 9.21/0.49)

外形寸法 (幅×奥行×高さ) mm 790 × 230 × 300 790 × 230 × 300 790 × 230 × 300 900 × 230 × 300

梱包寸法 (幅×奥行×高さ) mm 860 × 361 × 303 860 × 361 × 303 860 × 361 × 303 970 × 361 × 303

冷房装置 冷媒の種類 - R410A R410A R410A R410A

送風装置

機外静圧 Pa 0 0 0 0

風量 (H 急-急-強-弱 ) m3/min 10-8-7-6.5 10-8-7-6.5 10-8-7-6.5 14-11-9-7.5

モータ出力(極数) kW 0.04(8) × 1 0.04(8) × 1 0.04(8) × 1 0.04(8) × 1

モータ電源 - DC 280V DC 280V DC 280V DC 280V

空気吸込口 - 上面 上面 上面 上面

空気吹出口 - 正面下方 正面下方 正面下方 正面下方

風向可変装置 - 垂直自動、水平手動 垂直自動、水平手動 垂直自動、水平手動 垂直自動、水平手動

エアーフィルター - ポリプロピレン製 (防カビ )ポリプロピレン製 (防カビ )ポリプロピレン製 (防カビ )ポリプロピレン製 (防カビ )

運転調整

空気温度調節装置 電子式温度調節器 電子式温度調節器 電子式温度調節器 電子式温度調節器

運転表示灯 (燈色 ) 点灯ー正常、点滅ー故障 点灯ー正常、点滅ー故障 点灯ー正常、点滅ー故障 点灯ー正常、点滅ー故障

液晶表示部 設定温度、時間 設定温度、時間 設定温度、時間 設定温度、時間

運転スイッチ 送風、冷暖房、ドライ運転 送風、冷暖房、ドライ運転 送風、冷暖房、ドライ運転 送風、冷暖房、ドライ運転

保護装置送風機インターナルサーモ ℃ -/-(OFF/ON) -/-(OFF/ON) -/-(OFF/ON) -/-(OFF/ON)

操作回路用ヒューズ A 5 5 5 5

ドレン配管サイズ - VP16 おす VP16 おす VP16 おす VP16 おす

配 ガス配管サイズ mm φ 12.7( フレアナット付 ) φ 12.7( フレアナット付 ) φ 12.7( フレアナット付 ) φ 12.7( フレアナット付 )

管 液配管サイズ mm φ 6.35( フレアナット付 ) φ 6.35( フレアナット付 ) φ 6.35( フレアナット付 ) φ 6.35( フレアナット付 )

製品質量 kg 10 10 10 11

梱包質量 kg 12 12 12 13

配線容量

室内電室源外方別式

漏電遮断器定格電流 A 5 5 5 5

手元開閉器定格電流 A 30 30 30 30

手元開閉器ヒューズ容量 A 5 5 5 5

電源配線太さ mm2 2 2 2 2

操作回路配線太さ mm2 0.75 0.75 0.75 0.75

■標準タイプ

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2.製品仕様

25

製品仕様

2.1 かべかけ (1 型 )

型名 (相当馬力 ) 45 型 (1.8 ) 50 型 (2.0 ) 56 型 (2.3 ) 63 型 (2.5 )

室内ユニット型式 ヒーターレス RPK-AP45K1 RPK-AP50K1 RPK-AP56K1 RPK-AP63K1

多機能リモコン型式 PC-ARF1,PC-ARFV PC-ARF1,PC-ARFV PC-ARF1,PC-ARFV PC-ARF1,PC-ARFV

電源 - AC1 φ 200V AC1 φ 200V AC1 φ 200V AC1 φ 200V

運転性能

冷房性能

冷房能力 kW 4.5 5.0 5.6 6.3

消費電力 kW 0.05 0.04 0.04 0.06

運転電流 A 0.3 0.3 0.3 0.4

力率 % 85 85 85 85

始動電流 (終了最大 ) A - - - -

暖房性能

暖房能力 kW 5.0 5.6 6.3 7.5

消費電力 kW 0.05 0.04 0.04 0.06

運転電流 A 0.3 0.3 0.3 0.4

力率 % 85 85 85 85

始動電流 (終了最大 ) A - - - -

騒音(H急-急-強-弱 ) dB(A) 46-40-36-33 42-40-38-33 42-40-38-33 47-43-39-35

外装色(近似値) - ホワイト (6.8PB 9.21/0.49) ホワイト (7.3G 8.3/0.2) ホワイト (7.3G 8.3/0.2) ホワイト (7.3G 8.3/0.2)

外形寸法 (幅×奥行×高さ) mm 900 × 230 × 300 1150 × 245 × 333 1150 × 245 × 333 1150 × 245 × 333

梱包寸法 (幅×奥行×高さ) mm 970 × 361 × 303 1193 × 388 × 292 1193 × 388 × 292 1193 × 388 × 292

冷房装置 冷媒の種類 - R410A R410A R410A R410A

送風装置

機外静圧 Pa 0 0 0 0

風量 (H 急-急-強-弱 ) m3/min 14-11-9-7.5 15-14-13-10 15-14-13-10 18-15-13-10

モータ出力(極数) kW 0.04(8) × 1 0.04(8) × 1 0.04(8) × 1 0.04(8) × 1

モータ電源 - DC 280V DC 280V DC 280V DC 280V

空気吸込口 - 上面 上面 上面 上面

空気吹出口 - 正面下方 正面下方 正面下方 正面下方

風向可変装置 - 垂直自動、水平手動 垂直自動、水平手動 垂直自動、水平手動 垂直自動、水平手動

エアーフィルター - ポリプロピレン製 (防カビ )ポリプロピレン製 (防カビ )ポリプロピレン製 (防カビ )ポリプロピレン製 (防カビ )

運転調整

空気温度調節装置 電子式温度調節器 電子式温度調節器 電子式温度調節器 電子式温度調節器

運転表示灯 ( 燈色 ) 点灯ー正常、点滅ー故障 点灯ー正常、点滅ー故障 点灯ー正常、点滅ー故障 点灯ー正常、点滅ー故障

液晶表示部 設定温度、時間 設定温度、時間 設定温度、時間 設定温度、時間

運転スイッチ 送風、冷暖房、ドライ運転 送風、冷暖房、ドライ運転 送風、冷暖房、ドライ運転 送風、冷暖房、ドライ運転

保護装置送風機インターナルサーモ ℃ -/-(OFF/ON) -/-(OFF/ON) -/-(OFF/ON) -/-(OFF/ON)

操作回路用ヒューズ A 5 5 5 5

ドレン配管サイズ - VP16 おす VP16 おす VP16 おす VP16 おす

配 ガス配管サイズ mm φ 12.7( フレアナット付 ) φ 12.7( フレアナット付 ) φ 12.7( フレアナット付 ) φ 12.7( フレアナット付 )

管 液配管サイズ mm φ 6.35( フレアナット付 ) φ 6.35( フレアナット付 ) φ 6.35( フレアナット付 ) φ 6.35( フレアナット付 )

製品質量 kg 11 17 17 18

梱包質量 kg 13 20 20 21

配線容量

室内電室源外方別式

漏電遮断器定格電流 A 5 5 5 5

手元開閉器定格電流 A 30 30 30 30

手元開閉器ヒューズ容量 A 5 5 5 5

電源配線太さ mm2 2 2 2 2

操作回路配線太さ mm2 0.75 0.75 0.75 0.75

Page 26: SR-266 0 表紙...3 据付工事の前にこの「安全のために必ずお守りください。」をよくお読みのうえ、据え付けてください。 ここに示した注意事項は「

2.製品仕様

26

製品仕様

2.1 かべかけ (1 型 )

型名 (相当馬力 ) 71 型 (2.8 ) 80 型 (3.0 ) 90 型 (3.3 ) 112 型 (4.0 )

室内ユニット型式 ヒーターレス RPK-AP71K1 RPK-AP80K1 RPK-AP90K1 RPK-AP112K1

多機能リモコン型式 PC-ARF1,PC-ARFV PC-ARF1,PC-ARFV PC-ARF1,PC-ARFV PC-ARF1,PC-ARFV

電源 - AC1 φ 200V AC1 φ 200V AC1 φ 200V AC1 φ 200V

運転性能

冷房性能

冷房能力 kW 7.1 8.0 9.0 11.2

消費電力 kW 0.07 0.07 0.09 0.09

運転電流 A 0.5 0.5 0.6 0.6

力率 % 85 85 86 86

始動電流 (終了最大 ) A - - - -

暖房性能

暖房能力 kW 8.5 9.0 10.0 12.5

消費電力 kW 0.07 0.07 0.09 0.09

運転電流 A 0.5 0.5 0.6 0.6

力率 % 85 85 86 86

始動電流 (終了最大 ) A - - - -

騒音(H急-急-強-弱 ) dB(A) 49-43-40-36 49-43-40-36 51-49-46-41 51-49-46-41

外装色(近似値) - ホワイト (7.3G 8.3/0.2) ホワイト (7.3G 8.3/0.2) ホワイト (7.3G 8.3/0.2) ホワイト (7.3G 8.3/0.2)

外形寸法 (幅×奥行×高さ) mm 1150 × 245 × 333 1150 × 245 × 333 1150 × 245 × 333 1150 × 245 × 333

梱包寸法 (幅×奥行×高さ) mm 1193 × 388 × 292 1193 × 388 × 292 1193 × 388 × 292 1193 × 388 × 292

冷房装置 冷媒の種類 - R410A R410A R410A R410A

送風装置

機外静圧 Pa 0 0 0 0

風量 (H 急-急-強-弱 ) m3/min 19-17-14-12 19-17-14-12 22-19-17-15 22-19-17-15

モータ出力(極数) kW 0.04(8) × 1 0.04(8) × 1 0.04(8) × 1 0.04(8) × 1

モータ電源 - DC 280V DC 280V DC 280V DC 280V

空気吸込口 - 上面 上面 上面 上面

空気吹出口 - 正面下方 正面下方 正面下方 正面下方

風向可変装置 - 垂直自動、水平手動 垂直自動、水平手動 垂直自動、水平手動 垂直自動、水平手動

エアーフィルター - ポリプロピレン製 (防カビ )ポリプロピレン製 (防カビ )ポリプロピレン製 (防カビ )ポリプロピレン製 (防カビ )

運転調整

空気温度調節装置 電子式温度調節器 電子式温度調節器 電子式温度調節器 電子式温度調節器

運転表示灯 (燈色 ) 点灯ー正常、点滅ー故障 点灯ー正常、点滅ー故障 点灯ー正常、点滅ー故障 点灯ー正常、点滅ー故障

液晶表示部 設定温度、時間 設定温度、時間 設定温度、時間 設定温度、時間

運転スイッチ 送風、冷暖房、ドライ運転 送風、冷暖房、ドライ運転 送風、冷暖房、ドライ運転 送風、冷暖房、ドライ運転

保護装置送風機インターナルサーモ ℃ -/-(OFF/ON) -/-(OFF/ON) -/-(OFF/ON) -/-(OFF/ON)

操作回路用ヒューズ A 5 5 5 5

ドレン配管サイズ - VP16 おす VP16 おす VP16 おす VP16 おす

配 ガス配管サイズ mm φ 15.88( フレアナット付 ) φ 15.88( フレアナット付 ) φ 15.88( フレアナット付 ) φ 15.88( フレアナット付 )

管 液配管サイズ mm φ 9.52( フレアナット付 ) φ 9.52( フレアナット付 ) φ 9.52( フレアナット付 ) φ 9.52( フレアナット付 )

製品質量 kg 18 18 18 18

梱包質量 kg 21 21 21 21

配線容量

室内電室源外方別式

漏電遮断器定格電流 A 5 5 5 5

手元開閉器定格電流 A 30 30 30 30

手元開閉器ヒューズ容量 A 5 5 5 5

電源配線太さ mm2 2 2 2 2

操作回路配線太さ mm2 0.75 0.75 0.75 0.75

Page 27: SR-266 0 表紙...3 据付工事の前にこの「安全のために必ずお守りください。」をよくお読みのうえ、据え付けてください。 ここに示した注意事項は「

2.製品仕様

27

製品仕様

2.1 かべかけ (1 型 )

型名 (相当馬力 ) 22 型 (0.8 ) 28 型 (1.0 ) 36 型 (1.3 )

室内ユニット型式 ヒーターレス RPK-AP22KH1 RPK-AP28KH1 RPK-AP36KH1

多機能リモコン型式 PC-ARF1,PC-ARFV PC-ARF1,PC-ARFV PC-ARF1,PC-ARFV

電源 - AC1 φ 200V AC1 φ 200V AC1 φ 200V

運転性能

冷房性能

冷房能力 kW 2.2 2.8 3.6

消費電力 kW 0.02 0.02 0.02

運転電流 A 0.2 0.2 0.2

力率 % 85 85 85

始動電流 (終了最大 ) A - - -

暖房性能

暖房能力 kW 2.5 3.2 4.0

消費電力 kW 0.02 0.02 0.02

運転電流 A 0.2 0.2 0.2

力率 % 85 85 85

始動電流 (終了最大 ) A - - -

騒音(H急-急-強-弱 ) dB(A) 39-35-32-30 39-35-32-30 39-35-32-30

外装色(近似値) - ホワイト (6.8PB 9.21/0.49) ホワイト (6.8PB 9.21/0.49) ホワイト (6.8PB 9.21/0.49)

外形寸法 (幅×奥行×高さ) mm 790 × 230 × 300 790 × 230 × 300 790 × 230 × 300

梱包寸法 (幅×奥行×高さ) mm 860 × 361 × 303 860 × 361 × 303 860 × 361 × 303

冷房装置 冷媒の種類 - R410A R410A R410A

送風装置

機外静圧 Pa 0 0 0

風量 (H 急-急-強-弱 ) m3/min 10-8-7-6.5 10-8-7-6.5 10-8-7-6.5

モータ出力(極数) kW 0.04(8) × 1 0.04(8) × 1 0.04(8) × 1

モータ電源 - DC 280V DC 280V DC 280V

空気吸込口 - 上面 上面 上面

空気吹出口 - 正面下方 正面下方 正面下方

風向可変装置 - 垂直自動、水平手動 垂直自動、水平手動 垂直自動、水平手動

エアーフィルター - ポリプロピレン製 (防カビ )ポリプロピレン製 (防カビ )ポリプロピレン製 (防カビ )

運転調整

空気温度調節装置 電子式温度調節器 電子式温度調節器 電子式温度調節器

運転表示灯 ( 燈色 ) 点灯ー正常、点滅ー故障 点灯ー正常、点滅ー故障 点灯ー正常、点滅ー故障

液晶表示部 設定温度、時間 設定温度、時間 設定温度、時間

運転スイッチ 送風、冷暖房、ドライ運転 送風、冷暖房、ドライ運転 送風、冷暖房、ドライ運転

保護装置送風機インターナルサーモ ℃ -/-(OFF/ON) -/-(OFF/ON) -/-(OFF/ON)

操作回路用ヒューズ A 5 5 5

ドレン配管サイズ - VP16 おす VP16 おす VP16 おす

配 ガス配管サイズ mm φ 12.7( フレアナット付 ) φ 12.7( フレアナット付 ) φ 12.7( フレアナット付 )

管 液配管サイズ mm φ 6.35( フレアナット付 ) φ 6.35( フレアナット付 ) φ 6.35( フレアナット付 )

製品質量 kg 10 10 10

梱包質量 kg 12 12 12

配線容量

室内電室源外方別式

漏電遮断器定格電流 A 5 5 5

手元開閉器定格電流 A 30 30 30

手元開閉器ヒューズ容量 A 5 5 5

電源配線太さ mm2 2 2 2

操作回路配線太さ mm2 0.75 0.75 0.75

■膨張弁機外取り付けタイプ

Page 28: SR-266 0 表紙...3 据付工事の前にこの「安全のために必ずお守りください。」をよくお読みのうえ、据え付けてください。 ここに示した注意事項は「

2.製品仕様

28

製品仕様

2.1 かべかけ (1 型 )

 ● RPK-AP40,45K1

 ● RPK-AP22 ~ 36K1

2 寸法図

(単位:mm)

(単位:mm)

■標準タイプ

Page 29: SR-266 0 表紙...3 据付工事の前にこの「安全のために必ずお守りください。」をよくお読みのうえ、据え付けてください。 ここに示した注意事項は「

2.製品仕様

29

製品仕様

2.1 かべかけ (1 型 )

 ● RPK-AP50 ~ 112K1

 ● RPK-AP22 ~ 36KH1

(単位:mm)

(単位:mm)

( 無響室にて測定で膨張弁キット下方 1m の

位置で 38d B程度 ) がありますので、 廊下天井裏など室内に音が洩れない場所に設置してください。

■膨張弁機外取り付けタイプ

Page 30: SR-266 0 表紙...3 据付工事の前にこの「安全のために必ずお守りください。」をよくお読みのうえ、据え付けてください。 ここに示した注意事項は「

2.製品仕様

30

製品仕様

2.1 かべかけ (1 型 )

3 電気配線図

工場出荷時は、ワイヤレスに設定してあります。

感電の恐れあり、アース線をはずさないでください。

電気部品の点検を始める前には、運転を停止し、必ず全ての電源スイッチを切ってください。

警 告

ディップスイッチ類の設定(  がスイッチの位置を示します。)設定は必ず電源OFFの状態で行ってください。電源ONの状態で設定操作を行っても、設定内容が無効となります。

スイッチ基板(PWB2)

SW1

DSW3

DSW2DSW9

RSW2

RSW1

SW2DSW5

DSW6

OFF1

ON

2OFF1

ON

2

端子台(TB2)の1,2に200Vをかけた場合の復旧方法

補助設定(DSW7)

復旧時出荷時

冷媒系統 号機番号記入欄

設定した号機番号・冷媒系統を記入してください。点検時に役立ちます。

※DSW7は室内制御基板(PWB1) に搭載されております。  スイッチの位置は室内ユニット の配線図をご確認ください。

工場出荷時は、全てOFFに  してあります。

オプション設定(DSW9,2)ワイヤード・ワイヤレス切替(SW2)

DSW24321ワイヤレス

ワイヤードON

OFF

DSW921

DD0005394

室内外伝送切替(SW1)工場出荷時は、2線に設定してあります。e-LINE接続時は、必ず3線に設定してください。また、室外ユニット側もあわせて設定してください。2線3線

OFF21

0 28

19

45

3

67

1の桁10の桁

6

ON

543

DSW6 RSW1

マイナスドライバを溝に差込み設定

合わせ位置

室内ユニットを0号機、1号機、2号機・・・と名付けて号機設定してください。工場出荷時は、すべて0に設定してあります。 (DSW6:10の桁) (RSW1: 1の桁)

号機設定(DSW6・RSW1)(スイッチ色:赤)

合わせ位置

マイナスドライバを溝に差込み設定

RSW2DSW5

3 4 5 6

10の桁 1の桁

7 6

3

5 4

9 1

8 20

1 2OFF

ON

冷媒系統設定(DSW5・RSW2)(スイッチ色:黄)室内ユニットを0号機、1号機、2号機・・・と名付けて号機設定してください。工場出荷時は、すべて0に設定してあります。 (DSW5:10の桁) (RSW2: 1の桁)

1.誤配線し200Vをかけると  ヒューズが切れます。2.端子台への配線を正規に修正  してください。3.DSW7のNo.1ピンをONにして  ください。  (1回だけ復旧   できます。)

配置図

■標準タイプ ● RPK-AP22 ~ 45K1

Page 31: SR-266 0 表紙...3 据付工事の前にこの「安全のために必ずお守りください。」をよくお読みのうえ、据え付けてください。 ここに示した注意事項は「

2.製品仕様

31

製品仕様

2.1 かべかけ (1 型 )

 ● RPK-AP50 ~ 112K1

工場出荷時は、ワイヤレスに設定してあります。

感電の恐れあり、アース線をはずさないでください。

電気部品の点検を始める前には、運転を停止し、必ず全ての電源スイッチを切ってください。

警 告

ディップスイッチ類の設定(  がスイッチの位置を示します。)設定は必ず電源OFFの状態で行ってください。電源ONの状態で設定操作を行っても、設定内容が無効となります。

スイッチ基板(PWB2)

SW1

DSW3

DSW2DSW9

RSW2

RSW1

SW2DSW5

DSW6

OFF1

ON

2OFF1

ON

2

端子台(TB2)の1,2に200Vをかけた場合の復旧方法

補助設定(DSW7)

復旧時出荷時

冷媒系統 号機番号記入欄

設定した号機番号・冷媒系統を記入してください。点検時に役立ちます。

※DSW7は室内制御基板(PWB1) に搭載されております。  スイッチの位置は室内ユニット の配線図をご確認ください。

工場出荷時は、全てOFFに  してあります。

オプション設定(DSW9,2)ワイヤード・ワイヤレス切替(SW2)

DSW24321ワイヤレス

ワイヤードON

OFF

DSW921

DD0005394

室内外伝送切替(SW1)工場出荷時は、2線に設定してあります。e-LINE接続時は、必ず3線に設定してください。また、室外ユニット側もあわせて設定してください。2線3線

OFF21

0 28

19

45

3

67

1の桁10の桁

6

ON

543

DSW6 RSW1

マイナスドライバを溝に差込み設定

合わせ位置

室内ユニットを0号機、1号機、2号機・・・と名付けて号機設定してください。工場出荷時は、すべて0に設定してあります。 (DSW6:10の桁) (RSW1: 1の桁)

号機設定(DSW6・RSW1)(スイッチ色:赤)

合わせ位置

マイナスドライバを溝に差込み設定

RSW2DSW5

3 4 5 6

10の桁 1の桁

7 6

3

5 4

9 1

8 20

1 2OFF

ON

冷媒系統設定(DSW5・RSW2)(スイッチ色:黄)室内ユニットを0号機、1号機、2号機・・・と名付けて号機設定してください。工場出荷時は、すべて0に設定してあります。 (DSW5:10の桁) (RSW2: 1の桁)

1.誤配線し200Vをかけると  ヒューズが切れます。2.端子台への配線を正規に修正  してください。3.DSW7のNo.1ピンをONにして  ください。  (1回だけ復旧   できます。)

配置図

Page 32: SR-266 0 表紙...3 据付工事の前にこの「安全のために必ずお守りください。」をよくお読みのうえ、据え付けてください。 ここに示した注意事項は「

2.製品仕様

32

製品仕様

2.1 かべかけ (1 型 )

 ● RPK-AP22 ~ 36KH1

工場出荷時は、ワイヤレスに設定してあります。

感電の恐れあり、アース線をはずさないでください。

電気部品の点検を始める前には、運転を停止し、必ず全ての電源スイッチを切ってください。

警 告

ディップスイッチ類の設定(  がスイッチの位置を示します。)設定は必ず電源OFFの状態で行ってください。電源ONの状態で設定操作を行っても、設定内容が無効となります。

スイッチ基板(PWB2)

SW1

DSW3

DSW2DSW9

RSW2

RSW1

SW2DSW5

DSW6

OFF1

ON

2OFF1

ON

2

端子台(TB2)の1,2に200Vをかけた場合の復旧方法

補助設定(DSW7)

復旧時出荷時

冷媒系統 号機番号記入欄

設定した号機番号・冷媒系統を記入してください。点検時に役立ちます。

※DSW7は室内制御基板(PWB1) に搭載されております。  スイッチの位置は室内ユニット の配線図をご確認ください。

工場出荷時は、全てOFFに  してあります。

オプション設定(DSW9,2)ワイヤード・ワイヤレス切替(SW2)

DSW24321ワイヤレス

ワイヤードON

OFF

DSW921

DD0005394

室内外伝送切替(SW1)工場出荷時は、2線に設定してあります。e-LINE接続時は、必ず3線に設定してください。また、室外ユニット側もあわせて設定してください。2線3線

OFF21

0 28

19

45

3

67

1の桁10の桁

6

ON

543

DSW6 RSW1

マイナスドライバを溝に差込み設定

合わせ位置

室内ユニットを0号機、1号機、2号機・・・と名付けて号機設定してください。工場出荷時は、すべて0に設定してあります。 (DSW6:10の桁) (RSW1: 1の桁)

号機設定(DSW6・RSW1)(スイッチ色:赤)

合わせ位置

マイナスドライバを溝に差込み設定

RSW2DSW5

3 4 5 6

10の桁 1の桁

7 6

3

5 4

9 1

8 20

1 2OFF

ON

冷媒系統設定(DSW5・RSW2)(スイッチ色:黄)室内ユニットを0号機、1号機、2号機・・・と名付けて号機設定してください。工場出荷時は、すべて0に設定してあります。 (DSW5:10の桁) (RSW2: 1の桁)

1.誤配線し200Vをかけると  ヒューズが切れます。2.端子台への配線を正規に修正  してください。3.DSW7のNo.1ピンをONにして  ください。  (1回だけ復旧   できます。)

配置図

■膨張弁機外取り付けタイプ

Page 33: SR-266 0 表紙...3 据付工事の前にこの「安全のために必ずお守りください。」をよくお読みのうえ、据え付けてください。 ここに示した注意事項は「

2.製品仕様

33

製品仕様

2.1 かべかけ (1 型 )

■標準タイプ

 ● RPK-AP22 ~ 45K1

■膨張弁機外取り付けタイプ

 ● RPK-AP22 ~ 36KH1

CN14

CN17A

CN8CN5A

CN19A

CN19B

CN18

CN7

PCN550

PCN500

HA

DSW7

CN3

THM5 THM4 THM2THM3 THM1

CN11

CN2

SW1

DSW3

DSW2DSW9

RSW2

RSW1

SW2

DSW5

DSW6

CN18

CN19

CN5H

PWB1

CN17ACN19ACN7

CN10 CN3

CN5B

HAPCN550

CN17B

CN14CN8 THM2THM3THM4 THM1THM5

CN2

CN11

CN19B

CN18

PCN500

DSW7

CN10H

CN5H

SW1

DSW3

DSW2DSW9

RSW2

RSW1

SW2

DSW5

DSW6

CN18

CN19

 ● RPK-AP50 ~ 112K1

4 プリント基板コネクター配置図

CN14

CN17A

CN8CN5A

CN19A

CN19B

CN18

CN7

PCN550

PCN500

HA

DSW7

CN3

THM5 THM4 THM2THM3 THM1

CN11

CN2

SW1

DSW3

DSW2DSW9

RSW2

RSW1

SW2

DSW5

DSW6

CN18

CN19

CN5H

Page 34: SR-266 0 表紙...3 据付工事の前にこの「安全のために必ずお守りください。」をよくお読みのうえ、据え付けてください。 ここに示した注意事項は「

MEMO

Page 35: SR-266 0 表紙...3 据付工事の前にこの「安全のために必ずお守りください。」をよくお読みのうえ、据え付けてください。 ここに示した注意事項は「

3.据付・施工上の注意事項

3. 据付・施工上の注意事項 .................. 35

3.1 室内ユニットの共通項目 ............... 36

 1 室外ユニット・室内ユニットの組み合わせについて . 36

 2 吊りボルトの設置 .................... 36

 3 ディップスイッチの設定について ...... 37

3.2 かべかけ (1 型 ) ....................... 38

 1 室外ユニット・室内ユニットの組み合わせについて . 38

 2 搬入について ........................ 38

 3 据え付けの前に ...................... 38

 4 据付場所の選定・サービススペース .... 38

 5 万一のガス漏れ時における室内の

   冷媒ガス濃度について ................ 38

 6 据付工事 ............................ 39

 7 別売多機能リモコンの取り付けは ...... 44

 8 冷媒配管工事 ........................ 44

 9 ドレン配管工事 ...................... 46

 10 配線工事 ............................ 47

 11 試運転 .............................. 53

3.3 膨張弁キット ......................... 54

 1 仕様 ................................ 54

 2 室内ユニットとの組み合わせについて .. 54

 3 搬入について ........................ 54

 4 据え付けの前に ...................... 54

 5 据付工事 ............................ 54

 6 冷媒配管工事 ........................ 56

 7 配線工事 ............................ 59

3.4 ドレンアップキット ................... 60

 1 搬入据付工事 ........................ 60

 2 配管工事 ............................ 63

 3 配線工事 ............................ 64

 4 試運転・ひき渡し .................... 67

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3.据付・施工上の注意事項

36

据付・施工上の注意事項

3.1 室内ユニットの共通項目

1 室外ユニット・室内ユニットの組み合わせについて

ビル用マルチ

2 吊りボルトの設置

 室外ユニットに対する室内ユニット組み合わせ台数と組み合わせ容量は、その室外ユニットの容量によって

選定されます。ビル用マルチエアコン室外ユニット製品ガイドブックを参照し、組み合わせ台数と組み合わせ

容量がともに満足するように設定してください。

木造・簡易鉄筋の場合 鉄筋の場合

● 小屋梁 (はり・平屋建て )または 2階梁 (2 階建て )を強度メンバーとしてください。

● 室内ユニット吊り下げには丈夫な角材を用いてください。梁間が 90cm 以下の場合= 6cm 角以上の角材梁間が 180cm 以下の場合= 9cm 角以上の角材

(1) 吊り下げ箇所は強固な構造にしてください。また、ダクターなどを利用すると吊り下げが容易です。

(2) 吊りボルトは耐震など必要に応じ、振れ止め用耐震支持部材にて補強を行ってください。吊りボルトと振れ止

め用耐震支持部材は M10 を使用してください。(現地手配 )

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3.据付・施工上の注意事項

37

据付・施工上の注意事項

3.1 室内ユニットの共通項目

3 ディップスイッチの設定について

(1) ディップスイッチの設定は必ず室内・室外ユニット共に電源がオフの状態で行ってください。片方のユニット

または両ユニット共に電源オンのままで操作しても設定内容は無効となります。

(2) ディップスイッチの取付位置を下図に示します。

スイッチカバーを外してスイッチの設定を行った後は、再びスイッチカバーを取り付けてください。

(3) 号機設定

室内ユニットは自動アドレスにより号機設定するため、設定の必要はありません。号機を固定指定したい場合

は、プリント板上のロータリースイッチ (RSW1) とディップスイッチ (DSW6) により設定してください。集中制

御をする場合は、室内ユニットの号機を設定する必要があります。

(6) 号機番号と冷媒系統の記入

スイッチカバーの表面に貼り付けてあるステッカー「室内ユニットディップスイッチの設定」

に号機番号と冷媒系統の記入欄があります。スイッチ基板上のロータリースイッチ (RSW1) と

ディップスイッチ (DSW6) により号機設定した場合は、この号機番号記入欄に番号を記入して

おいてください。また、ロータリースイッチ (RSW2) とディップスイッチ (DSW5) により、冷

媒系統を設定した場合は、冷媒系統も記入してください。後々のサービスの時、役にたちます。

(5) となりユニット区別の設定

ワイヤレスリモコン使用時、となりユニット区別の設定をする場合には、ディップスイッ

チ (DSW2) の 3 番を ON 側に設定してください。(となりユニット区別の設定をしない場

合にはディップスイッチ (DSW2) の 3 番を、OFF 側のままでご使用ください。)また、“と

なりユニット区別運転”設定ユニットに付属するワイヤレスリモコンは必ず bモードに

設定してください。(b モードの設定方法につきましては、ワイヤレスリモコンに付属の

据付点検要領書を参照してください。)

(注)受光部キット(PC-ALHZF)を使用する場合には、室内ユニット側での設定は不要です。

受光部キット側でとなり区別設定をしてください。設定方法につきましては、受光

部キットに付属の据付点検要領書を参照してください。

(4) 冷媒系統の設定

複数の室内外ユニットセットを 1本の連絡線で運転する場合、室内外ユニットの冷媒系統 No. をプリント板上

のロータリースイッチ (RSW2) とディップスイッチ (DSW5) により設定してください。

● 22~ 4 5 型の場合 ● 50 ~ 112 型の場合 ●スイッチ基板 22 ~ 112 型共通

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3.据付・施工上の注意事項

38

据付・施工上の注意事項

3.2 かべかけ(1型)

2 搬入について

3 据え付けの前に

1 室外ユニット・室内ユニットの組み合わせについて…「3.1 室内ユニットの共通項目」(36 ページ)に記載してありますので、ご参照ください。

名称個数

使用箇所 使用方法22~45型 50~112型

室内ユニットに付属

壁取付金具 1 1 ユニット据付用

40 ~ 42 ページ≪工事要領≫の項参照木ねじ (4 × 25 ℓ ) 6 8

壁取付金具の壁固定用

木ねじ (4 × 40 ℓ ) 2 4

配管押さえ - 1 配管固定用 43 ページ≪配管接続位置≫の項参照

保冷パイプ 1 1 配管保温用57 ページ「 6 冷媒配管工事」の項参照

( 注 ) ワイヤレスリモコン (PC-LH3B) を使用する場合は、下記の点に注意してください。

① 室内ユニット本体に標準で内蔵されている受光部を使用する場合は、組み合わせユニットおよびシス

テムに制約があります。1対 1のシングルタイプ・個別ツイン・個別トリプル・個別フォータイプ・ファ

ミリーマルチ・ビル用マルチのみ使用可能です。ただし、ワイヤードとワイヤレスの 2リモコン操作

や複数台同時運転に対応する場合などには使用できません。

② 同時ツイン・同時トリプル・同時フォーなどでワイヤレスリモコンを使用する場合は、別売の受光部キッ

ト (PC-ALHZF) を使用して組み合わせてください。

留意事項

室内ユニットには下記部品は付属していません。別売品をお買い求めください。●リモコンスイッチ●分岐管および室内間渡り線●膨張弁機外取付タイプの場合は、必ず別売品の膨張弁キットをお買い求めの上、必ず合わせてご使用ください。

4 据付場所の選定・サービススペース…「1.4 据付場所の選定」(19~21ページ)に記載してありますので、ご参照ください。

5 万一のガス漏れ時における室内の冷媒ガス濃度について…「1.3 設備設計上の注意事項」(11~18ページ)に記載してありますので、ご参照ください。

(1) できるだけ梱包のまま据付位置まで搬入してください。

(2) 室内ユニットを平らに置いた際に上に物をのせないでください。

(1) 下記部品が室内ユニット本体および梱包内部に付属されていますので、据え付けの前にご確認ください。

(2) 室内ユニット本体の中には絶対に異物を入れないでください。据え付けの前に必ず異物の混入がないことを

確認してください。

(3) 室内ユニットからの吹出空気を上下方向に制御する羽根はオートルーバー機構を採用していますので、無理

に手で動かしますと故障の原因になりますので、絶対に手で動かさないでください。

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39

据付・施工上の注意事項

3.据付・施工上の注意事項 3.2 かべかけ(1型)

6 据付工事

≪壁取付金具寸法と室内ユニット位置≫

● 22~ 36型 壁面据付位置

(*1):RPK-AP22KH1 ~ AP36KH1

< 膨張弁機外取付タイプ >は、配管から冷媒流動音が発生する場合がありますので、左背面方向からの配

管取り出しは極力避け、右背面方向から配管を取り出してください。

(*1)

( 単位:mm)

(*1)

( 注 ) 据付板の中央と室内ユニットの中央は一致していませんのでご注意ください。下図に従って取り付

けてください。

● 40・45 型 壁面据付位置

( 単位:mm)

(1) 壁取付金具寸法と室内ユニット寸法との関係を下図に示します。

(壁取付金具は付属品です。)

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3.据付・施工上の注意事項

40

据付・施工上の注意事項

3.2 かべかけ(1型)

≪工事要領≫

(1) 間柱を利用する場合

● 板壁やコンクリート壁などに壁取付金具を直接取り付ける場合は、約2000Nの荷重に耐えることを確認してく

ださい。

● 配管用の穴は 22 ~ 45 型は直径 65 ㎜、50 ~ 112 型は直径 80 ㎜のホールコアドリルを使用すると便利です。

● 壁取付金具は下図のように柱または間柱 1本のみになる取り付けは絶対にしないでください。

● 壁取付金具に対して柱または間柱は偏った荷重分布にならないように位置調整してください。

● 壁取付金具はドレンホース取り出し側が下がりぎみとなるように取り付けてください。(排水用勾配 )

● 配管用穴は外側に下がりぎみに開けてください。

●22~45型の場合

4 本以上のねじで固定

してください。

● 50 ~ 112 型の場合

● 50 ~ 112 型 壁面据付位置( 単位:mm)

ご注意

壁取付金具取り付けの

際は、ドレン配管排水

口方向に 2~ 3mm 下げ

て取り付けてくださ

い。

5 本以上のねじで固定してください。

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41

据付・施工上の注意事項

3.据付・施工上の注意事項 3.2 かべかけ(1型)

(2) コンクリート壁やブロック壁などに直接取り付ける場合

下図の例のように市販のプラグを使って、壁取付金具を壁に直接固定してください。下穴径や埋め込み深

さなどは、ご準備いただいたプラグメーカーの指定寸法を守ってください。プラグのサイズは左表のサイ

ズを使用してください。

(3) 室内ユニット据え付けの準備

22 ~ 45 型、50 ~ 112 型は下カバーを下記の要領で取り外すことができます。

下カバーは 、 部を押しつつ手前に引いて取り外します。

プラグサイズ 使用数

22 ~ 45 型 50 ~ 112 型

M4 ~ M5 4 5

(5) 室内ユニット下部を取り付けます。

室内ユニット下部の固定爪を壁取付金具の切欠部にはめ込みます。

(4) 室内ユニットの取り付け

室内ユニットの上部を壁取付金具上部固定金具に引っ掛けます。

室内ユニット上部に冷媒や冷凍機油が付着すると破損し、落下の原因になります。

(冷媒や冷凍機油が付着した場合は、きれいにふきとってください。)

注意室内ユニットの取り付けは二人で行ってください。一人で行うと室内ユニットの落下によるケ

ガの原因になります。

ご注意

底面を手前に引っ張って壁取付金具の切欠部に固定爪が引っ

掛かっていることを確認してください。引っ掛けが不完全で

すと、室内ユニットの振動が大きくなることがあります。

室内ユニットを外す際には、底面にある PUSH の

部分を押し上げながら手前に引くと、爪が据付板

より外れます。

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3.据付・施工上の注意事項

42

据付・施工上の注意事項

3.2 かべかけ(1型)

 (6) フラットパネル (前面パネルの開閉部 )の取り外し

  ● 22~ 4 5 型の場合

(7) フラットパネル (前面パネルの開閉部 )の取り外し

 ● 50 ~ 112 型の場合

①右図の矢印の位置 (左右 2ヵ所 )をつかみ、フラットパネ

ルを引き上げます。

②フイルターを持ち上げツメを外した後、下に下げます。

③両手でフラットパネルを開ききったところで、右側のアー

ムの奥を外側に押して軸を外した後、少し広げながら手前に

引いてください。

(注 )フラットパネルは必ず両手で着脱してください。

④フラットパネルを取り付けるときは、フラットパネルの左右アー

ムの軸部を前面パネルのガイド部に沿って穴に入るまでしっかり

と差し込んでください。その後、フイルターを持ち上げツメにはめ、

固定してください。

①右図の矢印の位置 (左右 2ヵ所 )をつかみ、フラットパネル

を引き上げます。

②フイルターを持ち上げツメを外した後、下に下げます。

③両手でフラットパネルを開ききったところで、右側のアーム

の奥を外側に押して軸を外した後、少し閉じながら手前に引

いてください。

( 注 ) フラットパネルは必ず両手で着脱してください。

④フラットパネルを取り付けるときは、フラットパネル

の左右アームの軸部を前面パネルのガイド部に沿って

穴に入るまでしっかりと差し込んでください。その後、

フイルターを持ち上げツメにはめ、固定してください。

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43

据付・施工上の注意事項

3.据付・施工上の注意事項 3.2 かべかけ(1型)

≪配管接続位置≫

(単位 :㎜ )

配管の取り出しは、背面直引き・下側・左側面・右側面の4方向にできます。<膨張弁機外取付タイプ>は、配

管から冷媒流動音が発生する場合がありますので、左背面方向からの配管取り出しは極力避け、右背面方向から

配管を取り出してください。

(1)背面直引きまたは右側面の場合には、冷媒引出配管を下図のように曲げ直してください。

(注) ① 配管の曲げ直しや整形時は、

配管をねじらないように注意

してください。

② 配管を曲げる場合、根元を

しっかり押さえてください。

g

ガス側 液 側

配管径 a b c g 配管径 d e f h

22 ~ 36 型 φ 12.7 395 107 288 243 φ 6.35 450 107 343 188

40・45 型 φ 12.7 395 107 288 262 φ 6.35 450 107 343 207

50 ~ 63 型 φ 12.7 480 141 339 471 φ 6.35 540 141 399 418

71 ~ 112 型 φ 15.88 480 141 339 471 φ 9.52 540 141 399 418

●かべかけ (標準 )

●かべかけ (膨張弁機外取り付けタイプ )

ガス側 液 側

配管径 a b c g 配管径 d e f h

22 ~ 36 型 φ 12.7 395 107 288 243 φ 6.35 450 107 343 188

(2)室内ユニットの配管施工方向は現地の施工場所に合わせて決定してください。

この部分を切り取り、

エッジが残らないよ

う処理してください。

●右配管の場合

ボディー右側面配管接続

口の溝を基準に切り取り

を行ってください。

●右側面配管の場合

配管通し部は、ボディー

右側面の場合と同様の要

領で、溝を基準に切り取

りを行ってください。(室

内ユニットを壁に取り付

ける前に作業ください。)

●左側面配管の場合

( 単位 :㎜ )

●40・45型の場合                 ●50~112型の場合

壁埋め込みで配管施工する場合、配管位置は次のとおりとなります。

(単位 :㎜ )●22~36型の場合

留意事項

< 膨張弁機外取付タイプ > は、配管から冷媒流動音が発

生する場合がありますので、左背面方向からの配管取り

出しは極力避け、右背面方向から配管を取り出してくだ

さい。

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3.据付・施工上の注意事項

44

据付・施工上の注意事項

3.2 かべかけ(1型)

(1) 別売多機能リモコンの取り付けは、別売多機能リモコンに付属の据付点検要領書を参照してください。

7 別売多機能リモコンの取り付けは

8 冷媒配管工事

(2) 冷媒配管太さ

(1) 冷媒配管長さ

室外ユニットの組み合せによっては許容値が異なりますので、室外ユニットの据付点検要領書またはカタロ

グ・技術資料を参照してください。

①室内ユニットに接続する配管径は下記によってください。

(注 )RPK-AP22KH1 ~ AP36KH1< 膨張弁機外取付タイプ >の場合

①冷媒配管工事時には必ず別売膨張弁キットも据え付ける必要があります。取付作業・接続配管サイズ・

追加冷媒封入量・接続台数については膨張弁キット側の据付点検要領書も確認ください。

②膨張弁キット~室内ユニット間の液配管は標準機よりも温度が下がりますので使用環境に応じて追加

断熱作業をお願いします。

寸法型名

冷媒配管外径 (mm)

ガス側 液 側

RPK-22 ~ 63 型 φ 12.7 φ 6.35

RPK-71 ~ 112 型 φ 15.88 φ 9.52

●かべかけ (標準 )

寸法型名

冷媒配管外径 (mm)

ガス側 液側 (注 )

RPK-22 ~ 36 型 φ 12.7 φ 6.35

●かべかけ (膨張弁機外取付タイプ )

(3) 使用する配管について

①冷媒配管は現地で調達してください。

②配管内壁は水分やほこりなどのない、きれいな銅管を使用してください。

③新冷媒の採用に伴い冷凍機油も変更しており、水分・酸化皮膜・油脂などの不純物の影響を受けやすくなり

ます。据付工事のときに水分・ゴミ・従来の冷媒や冷凍機油などが冷凍サイクル内に混入しないよう行って

ください。不純物が膨張弁などの部品にかみ込み、運転ができなくなることがあります。

④冷媒配管の切断には必ずパイプカッターを使用し、接続の前には窒素またはエアーブローし、管内のほこり

を吹きはらってください。(ノコギリや砥石などの切粉の多量に発生する道具類の使用は避けてください。)

壁を通す時、管端

は必ずキャップを

してください。

キャップまたは

ビニール袋を巻き

付けます。

配管を直接地面に

置かないこと キャップまたは

ビニール袋を巻

き付けます。

キャップまたはビニール袋

ゴム

バンド

雨が

入る

●冷媒配管施工時の注意事項(事例)

冷媒配管工事・真空引き・冷媒封入の詳細要領は室外ユニットに付属の据付点検要領書を参照してください。

( 注 ) 膨張弁機外取り付けタイプは、

接続する室外ユニットによって

室内ユニットと膨張弁キットま

での配管径が異なりますので、

「3.3 6 冷媒配管工事」(56ペー

ジ )をご確認ください。

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45

据付・施工上の注意事項

3.据付・施工上の注意事項 3.2 かべかけ(1型)

(4) 配管接続

室内ユニットの配管接続は下記により行ってください。

①配管先端のフレア形状は右図により行ってください。

②フレアナットは製品付属のJIS B8607適合品を使用してください。

③フレア加工部に傷・切粉付着・変形・段差・扁平などがないか確認してください。

④フレア締め付けの際は、フレアナット締付前にパイプとフレアのシート面に冷凍機油を薄く塗布して必ずダブ

ルスパナで規定の締付トルクで締め付けてください。シート面以外には冷凍機油を塗布しないでください。

液側配管、ガス側配管の順にフレア締め付けを行うと作業が容易です。作業後、ガス漏れのないことを確認し

てください。

フレア形状

配管径別拡管寸法 (単位:㎜ )

配管サイズφ d

      +0 φ A 寸法   -0.4

6.35(1/4") 9.1

9.52(3/8") 13.2

12.7(1/2") 16.6

15.88(5/8") 19.7

締付トルク  (JIS B8607)

配管サイズ 締付トルク

φ 6.35(1/4") 14 ~ 18N・m

φ 9.52(3/8") 34 ~ 42N・m

φ 12.7(1/2") 49 ~ 61N・m

φ 15.88(5/8") 68 ~ 82N・m

フレア外面

には塗布し

ないこと

⑤現地配管を埋設する場合、埋設した配管の途中に継手 (エルボ・ソケットなど )がある場合は接続箇所の点

検が容易になるように点検口などを設けてください。

⑥配管は、地震などの外力によって破損しないよう耐震支持を実施してください。

⑦配管を支持する場合は、熱応力が発生しないよう軸方向に逃げを設けてください。

⑧配管は壁や天井などの強度的に弱い部材に接触させないでください。配管振動による異音の原因となります。

⑨気密試験を実施してください。試験要領は室外ユニットに付属の据付点検要領書を参照してください。

⑩フレア接続部に付属の断熱材を巻き、断熱材に水などがかからないように外側からテーピングをして保冷し

てください。また、現地冷媒配管は液側、ガス側それぞれに別々に断熱材付配管を使用ください。

〈室内配管接続部の断熱要領〉

フレア接続部を付属の保冷パイプで巻き、テーピングしてください。

〈配管を左側より取り出す場合〉

下記の①または②により配管接続を行ってください。

①右図のように、1人が室内ユニットを支えて、1人が配管接続作業を行う 2人作業を

 推奨します。

②室内ユニットを壁に取り付ける前に L 字形配管を準備して取り付けてください。左背面配管接続を行う場合

 は、43 ページの≪配管接続位置≫に記載の寸法を参照してください。

注意 室内ユニットが壁取付金具から外れないようご注意ください。

注意フレアナットを締めすぎないでください。フレアナットを締め付けすぎると、経年でフレアナットが割れ、冷媒漏れが発生することがあります。指定の締付トルクで締め付けを行ってください。

( 注 ) 冷凍機油は現地調達品です。メーカー :出光興産 (株)名 称 : エーテル油 FVC68D

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3.据付・施工上の注意事項

46

据付・施工上の注意事項

3.2 かべかけ(1型)

( 注 ) ●ドレン水の流れをよくするためにドレン接続側を下げて室内ユニットを据え付けてください。

(水平面に対して 2~ 3㎜ )

●左側冷媒配管でドレン配管も同じ左側の壁貫通穴を通して据え付ける場合には、ドレンボス位置を

右側から左側へ変更して室内ユニットも左側を下げて据え付けてください。右側のままですと室内

ユニットは右側に下げる必要がありますが、壁貫通穴までのドレン配管の勾配が確保できずに排水

不具合を起こす可能性があります。

(3)右図によりドレン配管を接続してください。

①塩ビ管 VP16 以上を準備してください。

②ドレンホースの途中が持ち上がったり、波を打たないようにしてください。

③ドレンホースとドレン配管接続口はテープにて確実にテーピングしてください。

④塩ビ管接続後は、確実に断熱してください。

(4)ドレン配管は他の汚水・排水系統と直結しないで別配管にしてください。

(5) 後にドレン水が流れるか、コップなどを使用して水を流してみてください。

(6)室内を通るドレン配管には、必ず市販の断熱材を巻いてください。

9 ドレン配管工事

注意● ドレンホースは確実に排水するよう、配管してください。不確実な場合は、屋内に浸水し、家財などを濡らす原因になることがあります。

警告● 室内ユニットドレン配管は、腐食性ガスなどの発生する排水溝に直接いれないでください。室内に有毒ガ

スが流入し、中毒などの原因となります。

(1) ドレン配管位置を下図に示します。標準の背面直引きの他、左側面または右側面取り出しができます。

43 ページの≪配管接続位置≫を参照してください。

(単位:㎜ )

(2)ドレン配管を左側とする場合、ドレンホース位置を右側から左側へ変更してください。この時、左側ドレン排

水口にキャップがしてありますので取り外し、右側へ取り付けてください。固い場合は、ペンチを使って回し

ながら抜いてください。(室内ユニットを壁に取り付ける前に作業してください。)

モーター・サーミスターなどの電気品には水をかけないようご注意ください。

●22~36型       ●40・45型           ●50~112型

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47

据付・施工上の注意事項

3.据付・施工上の注意事項 3.2 かべかけ(1型)

10 配線工事

(1) 配線容量 店舗 /オフィス用 ビル用マルチの場合は 49 ページを参照してください。

膨張弁機外取付タイプの場合、室内ユニットには必ず別売膨張弁キットが必要です。配線作業については、

膨張弁キット側の据付点検要領書もご確認ください。

室内ユニットの配線容量は次ページの表により決めてください。室外ユニットの配線容量は室外ユニットに

付属している据付点検要領書を参照してください。室外ユニットのディップスイッチの設定が必要な場合が

あります。

なお、下図のリモコンはワイヤードリモコン使用時の接続を示します。

シングルタイプ:室外ユニットに電源を取り e-LINE 方式とする場合(e方式) e 方式(e-LINE)の場合

シングルタイプ:室外ユニットと室内ユニットに電源をとる場合(C方式)

シングルタイプ:室外ユニットだけに電源をとる場合(B方式)

(室内外渡り配線が 75m 以下 )

● 室内ユニット 1台接続の場合

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3.据付・施工上の注意事項

48

据付・施工上の注意事項

3.2 かべかけ(1型)

ツイン・トリプル・フォータイプの場合:室外ユニットだけに電源をとる場合(B方式)

(室内外渡り配線が 75m 以下 )

●室内ユニット複数台接続の場合 (下図リモコン配線例は個別運転でリモコン 1台で運転する場合を示します。

その他のリモコンの配線例は「(2) 配線接続位置」の (5) リモコン結線図を参照してください。)

ツイン・トリプルタイプの場合:室外ユニットに電源を取りe-LINE方式とする場合(e方式) e 方式(e-LINE)の場合

ツイン・トリプル・フォータイプ・室内ユニット5台以上の場合:室外ユニットと室内ユニットに電源をとる場合(C方式)

( 注 ) 室内ユニットが 5台以

上となる場合はC方式

で施工してください。

(注 )1.e 方式を行う場合、室内ユニットと室外ユニットの制御基板上のスイッチの設定変更が必要です。

2.e 方式の渡り配線は、総長 80m 以下にしてください。

3.室内ユニット 5台以上の接続は対応可能な室外ユニットが限られます。接続の可不可は据え付ける

室外ユニット付属の据付点検要領書を参照してください。

                     ○ :対応可 × :対応不可

個別運転 同時運転

H-LINK Ⅱ e-LINE H-LINK Ⅱ e-LINE

B 方式 C方式 e方式 B方式 C方式 e方式

シングル ( 室内 1台+室外 1台 ) ○ ○ ○ ー ー ー

ツイン (室内 2台+室外 1台 ) ○ ○ ○ ○ ○ ○

トリプル ( 室内 3台+室外 1台 ) ○ ○ × ○ ○ ○

フォー (室内 4台+室外 1台 ) ○ ○ × ○ ○ ×

室内 5台以上+室外 1 台 × ○ × × × ×

● 配線接続の注意事項

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49

据付・施工上の注意事項

3.据付・施工上の注意事項 3.2 かべかけ(1型)

型名・形状 漏電

遮断器

定格電流

(A)

手元開閉器 配線容量 (㎜2)

シリーズ

室外

ユニット

型名

定格

電流

(A)

ヒューズ

容量

(A)

電源

配線

室内・室外渡り配線 e-LINE

配線⑥

室内間

渡り

動力配線

室内渡り

e-LINE

配線

アース線

リモコン

ケーブル

⑩B,e 動力④ B,C 操作

回路⑤C室内① C室内② C室内② C室内③ 20m まで 20m まで

シングル 40 ~ 160型 5 30 5 2.0 2.0 0.75以上 2.0 - - 2.0 0.75

ツイン・トリプル・フォー

80 ~ 160型 10 30 10 2.0 2.0 0.75以上 2.0 2.0 2.0 2.0 0.75

224 ~ 335型 10 30 10 2.0 3.5 0.75以上 3.5 2.0 2.0 3.5 0.75

配線こう長が 20m を超える場合は室外ユニットの据付点検要領書を参照してください。

配線容量は必ず同一冷媒配管系統を一つの分岐回路として下表により決めてください。各々に漏電遮断器(ELB)・

手元開閉器を設けてください。

ビル用マルチ

配線系統

[冷暖切換システム ] [ 冷暖同時システム ]

ワイヤードリモコンまたは受光部キット (PC-ALHZF) を使用する場合は次の設定が、必要になります。

(「かべかけ」に内蔵の受光部とワイヤレスリモコンを組み合わせて使用する場合には下記 1.2 の設定は不要です。)1.「 3 ディップスイッチの設定について」(37 ページ )に示すスイッチ基板の SW2

スイッチを右図のように「ワイヤード」に設定してください。2. 端子台 (TB2) の A・B へリモコンケーブルを接続してください。

スイッチ基板(配線済 )

SW2ワイヤードワイヤレス

変更

■がスイッチの位置を示します。

室内ユニット配線容量(単相機)

室  内ユニット合計容量

電源アース線太さ(D 種接地工事)

⑭(mm2)

操作回路連絡配線太さ

⑮(mm2)

リモコンケーブル(mm2)

ELB( 漏電遮断器)⑪

S( 手元開閉器)⑫ 小配線太さ⑬

(mm2)

配線こう長(m)定格電流

(A)スイッチ容量 (A)

ヒューズ容量 (A)

7A 以下 15 15 15 2.0 21

2.02 芯ケーブル0.75 ~ 1.25

0.7510A 以下 2030

20 3.5 26

15A 以下 30 30 5.5 27

配線こう長は室内ユニットを直列に電源配線で接続した場合の値を示します。(電圧降下を 2%以内とし

た場合を示します。)配線こう長が上表の値を超える場合は内線規程に従い、配線太さを見直してください。

(注 )1. 漏電遮断器は ELB フレーム番号 EX-30(5kA)・EX-50B(10kA)・EX-50C(35kA) から選定し、定格感度電流は 30mA としてください。(3極品ですので、単相で使用する場合には、左右極を使用してください。)なお、ELB は高感度高速形 (動作時間 0.1 秒以内 )を選定してください。パッケージエアコン近くに設ける※印分岐回路の過電流遮断器には、必ず手元開閉器とは別に漏電遮断器を併設してください。

2.H-LINK に使用する連絡配線は 0.75 ~ 1.25 ㎜2 の 2 芯ケーブル (型式 :VCTF・VCT・CVV・MVVS・VVR・VVF)、または 2芯ツイストペアケーブル (型式 :KPEV・KPEV-S 相当品 )を使用してください。また、配線総長は 1000m 以下としてください。H-LINK システム以外でかつ 100m 以下の場合に使用する連絡配線は、上記の 2芯ケーブルまたは 2芯ツイストペアケーブル以外の配線でも使用できます。

3.リモコン配線は、2芯ツイストペアケーブル (型式 :KPEV・KPEV-S 相当品 )を使用してください。また、配線総長は 500m 以下としてください。総延長 30m 以下の場合は、ツイストペアケーブル以外の配線(0.3 ㎜2 )でもかまいません。

4.e-LINE 接続方式 (e 方式 )とした場合の渡り配線⑥、⑧の総長は 80m 以下としてください。( 店舗 /オフィス用 )

5. 配線太さ・漏電遮断器 (ELB)・手元開閉器の選定は「電気設備に関する技術基準」および「内線規程(JEAC8001)( 新のもの )」に従ってください。

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3.据付・施工上の注意事項

50

据付・施工上の注意事項

3.2 かべかけ(1型)

● 配線の端子は確実に締め付けてください。端子の締め付けが不完全な場合は、端子接続部の発熱・火災・感電の原因になります。

● 端子接続部にケーブルの外力が伝わらないようにケーブルを確実に固定してください。固定が不完全な場合は、発熱や火災の原因にな

ります。

● 配線の端子が電気箱壁面に触れないように取り付けてください。端子が壁面に近いと漏電遮断器の作動、端子接続部の発熱・火災や感電の原因になります。

(2) 配線接続位置

① 室内ユニットの端子台部の結線は下図のようになっています。

(現地結線側 )

( 現地結線側 )

●22~45型 ● 50 ~ 112 型

端子台端子ねじ部の締付トルクは下表に従ってください。

ねじサイズ 締付トルク(N・m)

電源線 M4 1.0 ~ 1.3

多機能リモコン・操作回路連絡線 M3.5 0.8 ~ 0.9

・ e-LINE接続する場合は、室内外の制御基板の伝送方式を変更する必要があります。

伝送方式を変更する場合、スイッチ基板上にあるSW1スイッチを“3線”の方へ変

更してください。室外ユニット側の設定については各室外ユニットの据付点検要領

書を参照してください。

・ e-LINE 接続した場合は、集中制御・H-LINK などの対応はできませんのでご注意

ください。

② 店舗 / オフィス用 の場合は結線方法を <従来方式 >と <e-LINE 方式 > のいずれかを選択することができ

ます。出荷時は <従来方式 >に設定されています。

スイッチ基板上のSW1

3 線の方へスイッチを切り換えてください。

3線 2線

端子台締付時の

ご注意● 端子間を離してください。

(絶縁テープまたはスリーブを付

けてください。)

● 電気品箱との距離を確保してく

ださい。

③ 室内ユニットへの結線は電気配線図および下図を参照して実施してください。

④ 連絡配線 (室内ユニット端子台 1,2) に誤って 200V を印加した場合の処置について

室内ユニット端子台 1,2 に誤って 200V を印加した場合は、プリント板上の伝送回路に入っているヒュー

ズが切れます。この場合は、端子台への配線を正規に接続しなおした後、プリント板上の DSW7 の No.1 ピ

ンを ON としてください。ヒューズにて切断された伝送回路を復旧できます。(再度誤って室内ユニット端

子台 1,2 に 200V を印加した場合は復旧できません。)

(注 )室内ユニット端子台の A,B

に 200V を印加した場合は

復旧できません。

(1) 配線は必ず記号を合わせて結線してください。

(2) 室内間渡り電源配線は、同一室外ユニットに接続された室内ユニット間のみに結線してください。

(3) 端子台 A・B・1・2に室内主電源配線を結線すると、プリント板が破損しますのでご注意ください。

●膨張弁機外取付タイプの場合

 室内ユニット側の電源を入れる前に、必ず別売膨張弁キットの取付工事を完了させてください。

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51

据付・施工上の注意事項

3.据付・施工上の注意事項 3.2 かべかけ(1型)

⑤ リモコン結線図

1 個別運転設定でリモコンを個別に取り付ける場合 2 個別運転設定でリモコン 1台で運転する場合

3 同時運転設定の場合室内ユニット型式が AP 型の場合

4 冷媒系統にまたがる場合のリモコン接続例

 ●店舗 /オフィス用およびビル用マルチの場合

 ●ワイヤレスリモコン使用の場合

  「かべかけ」内蔵受光部をワイヤレスリモコンで使用する場合はスイッチ基板の設定は不要です。

(出荷時ワイヤレス設定 )

1 個別運転設定でリモコンを個別に取り付ける場合 ( 注 )リモコングループ制御 (1台のリモ

コンで複数台運転 )にて使用する

場合は、ワイヤードリモコンまた

は受光部キットが必要となります。

●ワイヤードリモコン使用の場合

ワイヤードリモコンまたは受光部キットを使用する場合は、スイッチ基板の SW2 スイッチを下図のように

「ワイヤード」に設定してください。

スイッチ基板

SW2

ワイヤード

ワイヤレス

 がスイッチの位置を示します。

●室内同時運転は 4台 までとしてください。

リモコン渡りは不要です。

( 注 )個別・同時運転設定には、室外ユニット側のディップスイッチの設定が必要となります。詳しくは室外

ユニットの据付点検要領書に従ってください。また、室外ユニットによっては、個別運転設定ができな

い機種もありますので、室外ユニットの据付点検要領書でご確認ください。

 ●ビル用マルチの場合

1 リモコンを個別に取り付ける場合 2 リモコン 1台で運転する場合

3 冷媒系統にまたがる場合のリモコン接続例

スイッチ基板

SW2

ワイヤード

ワイヤレス

 がスイッチの位置を示します。

 ●店舗 /オフィス用の場合

留意事項

●下記の項目に該当する場合には、リモコン渡り配線が必要となりますのでご注意ください。

a) 下記機能をリモコンスイッチ取付ユニット以外 (子機 )に設定する場合

①遠方発停 1・2・3、②電源発停 1・2、③ HA 対応、④リモコン禁止、

⑤集中制御機器でのグループ設定

b) ツイン・トリプル・フォーシステムの複数セットを 1つのリモコンスイッチで使用する場合

c) リモコンスイッチからアドレス変更を行う場合

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3.据付・施工上の注意事項

52

据付・施工上の注意事項

3.2 かべかけ(1型)

電気箱ふた用ねじを外し、電気箱ふたの上部を手前

に引き出して電気箱ふたを取り外してください。こ

の際、スイッチカバーは外さないでください。

端子台に現地配線作業を行ってくだ

さい。

配線実施後、電気箱ふたの上側をはめ、ねじ止め用の穴位置を合わせてから下側をはめこむ要領で電気箱ふ

たを取り付けてねじ止めしてください。

①室内ユニットの配線接続口を下図に示します。

(3)配線接続口

●22~45型の場合

( フロントパネルを外した状態 )

●膨張弁機外取り付けタイプの場合

①室内ユニットの膨張弁用ケーブルと配線接続作業を下図に示します。端子台結線方

法は室内ユニットの据付点検要領書に従ってください。

(22 ~ 36 型 : かべかけ (膨張弁機外取り付けタイプ ))

②制御基板 (PWB1) 上に接続された膨張弁用ケーブルのコネクター (CN33) が、下図の

ように電気品箱裏側の空間にテープで固定されています。このコネクターに別売膨張

弁キット付属の延長ケーブルのコネクターを取り付けてください。コネクター接続後、

付属の配線カバーでコネクター接続を覆い、コードバンドで固定します。

③別売膨張弁キット付属の延長ケーブルは、冷媒配

管に沿わせてテーピングで固定してください。この

際、誤動作防止のため、電源配線と膨張弁キット用延

長ケーブル・室内外間操作回路連絡配線は、冷媒配管

をはさんで反対側の位置にくるように固定してくださ

い。

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53

据付・施工上の注意事項

3.据付・施工上の注意事項 3.2 かべかけ(1型)

11 試運転…室内ユニットに付属の据付点検要領書をご参照ください。

● 50 ~ 112 型の場合 ( フロントパネルを外した状態 )

電気箱ふた用ねじを外し、電気箱ふたの右上部の引っ掛

け部を外すように取り外してください。

このスイッチカバーを外さないでください。

端子台に現地配線作業を行ってください。配

線実施後、電気箱ふた取り付け、ねじで固定

してください。

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3.据付・施工上の注意事項

54

据付・施工上の注意事項

3.3 膨張弁キット

1 仕様

3 搬入について

4 据え付けの前に

(1) できるだけ梱包のまま据付位置まで搬入してください。(2) 搬入の際、膨張弁キットの上に物を載せないでください。

(1) 下記部品が室内ユニット本体および梱包内部に付属されていますので、据え付け前にご確認ください。

項 目 内     容

定格電源 DC12V(室内ユニットより供給)

使用環境条件設置場所 屋内 (天井内など)

  ※屋外設置はできません。

質量 1.5kg

(注)

冷房運転中、雰囲気温度・湿度がおよそ乾球 27℃、相対湿度 80%程度を

超える高温高湿度の雰囲気にて長時間運転されますと、キャビネットへ

の結露や露落下する場合があります。また、梅雨時期に新築された家屋

などでは天井内が高湿となり、室内ユニット外表面に結露が生じやすく

なります。このような場合には、外表面に断熱材の追加などが必要です。

2 室内ユニットとの組み合わせについて

(1) 膨張弁キットに対する室内ユニット組み合わせ台数は、右表の内容で組み合わせてください。

※ 膨張弁機外取り付けタイプのかべかけのみ

膨張弁キット

型式

室内ユニット

接続可能

台  数組み合わせ容量

EV-AP36H1 1 22 ~ 36 型 ※

名称 個数 使用箇所 使用方法

膨張弁

キット

付属

断熱材 2 冷媒配管接続部断熱用59 ページ (4) 配管接続

コードバンド 6 断熱材固定用

配線カバー 1 中継コネクター保護用室内ユニット据付点検要領書参照

コードバンド 1 配線カバー結束

5 据付工事

(1) 据え付けについて① 病院などの電磁波を発生する医療機器を使用される場所に据え付ける場合には、下記の点にご注意くださ

い。(a) 電磁波放射器の発信面が直接室内ユニット本体の電気品箱に対向しない位置に据え付けてください。(b) 電磁波を発信する機器との距離は少なくとも 3m 以上離してください。(c) 室内ユニットの電源にノイズが発生している場合には、ノイズフィルターを取り付けるなどの処置が

必要です。② 可燃性ガスの発生・流入・滞留・漏れの恐れのある場所は避けてください。③ 天井内が高湿となる場合、膨張弁キット外壁に結露が生じやすくなります。このような場合は、外壁に断

熱材の追加が必要です。

(2) 据付場所① 膨張弁キットの据付方法については、天井内寸法より次ページのパターンから選択可能です。各場合の位

置関係で外形図を参照し、据付位置を決めてください。② 配管への接続は、ラベル内の矢印表示に従い、室内側・室外側の方向を確認して接続してください。③ 室内ユニット本体から膨張弁キット本体までの距離は、配管および配線長で3~5mとしてください。また、

室内ユニットと膨張弁キットの高低差は 2m 以内としてください。④ 天井裏の丈夫な位置を選定し据え付けてください。膨張弁キットの質量に耐える強度をもっていないと、

騒音や振動を発生することがあるので避けてください。⑤ 室内ユニットの周囲には、機械の点検・保守が容易にできるように、各据付方法でのスペースを確保して

ください。また、天井板を外さないで膨張弁キットを取り外すことができるような点検口などが必要です。⑥ 冷媒配管の接続に便利な場所に据え付けてください。⑦ 厨房の近くや湿気の多い所に設置することは避けてください。冷房時、製品に結露しやすくなります。こ

のような場合、断熱材を増すなどの処置が必要です。⑧ 有機溶剤 (シンナーやベンジン )の雰囲気のたちこめる場所 (例:塗装所・クリーニング工場など )への

据付は避けてください。合成樹脂部品が溶解破損します。⑨ 可燃性ガスの発生・流入・滞留のおそれのある場所や、カーボン繊維の浮遊する場所への据え付けは避け

てください。⑩ 本膨張弁キットからは、冷媒流動音が発生する場合 (無響室にて測定で、膨張弁キット下方の位置で

38dB 程度 )がありますので、廊下天井裏など室内に音が漏れない場所に設置してください。⑪ 天井材は、石膏ボードなどの防音効果の高いものを使用してください。

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55

据付・施工上の注意事項

3.据付・施工上の注意事項 3.3 膨張弁キット

(3) 据付要領

(単位:㎜)

※天井内寸法が 264mm 以上ある場合は、必ず推奨の据付方法で膨張弁キットを据え付けてください。

※強度の弱い板材や石膏ボードに取り付けると振動や騒音を生じる場合があるので避けてください。

※本体吊り下げ後に天井内での配管・配線接続作業が必要となります。したがって据付場所選定後、配管引

出方向を決定し、特に天井が既設の場合は、本体を吊り下げる前に配管・配線接続位置まで配管・配線工

事を行っておいてください。

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3.据付・施工上の注意事項

56

据付・施工上の注意事項

3.3 膨張弁キット

(1) かべかけ 膨張弁機外取り付けタイプと膨張弁キットを接続する場合の冷媒配管径と冷媒封入量

かべかけ 膨張弁機外取り付けタイプと膨張弁キットを接続する場合は、膨張弁キット~室内ユニット間の

現地液配管分の冷媒封入量の計算が通常の計算と異なります。

現地液配管分の冷媒封入量を計算する際、膨張弁キットまでの液配管分の追加封入量と、膨張弁キット~室

内ユニット間の液配管分の追加封入量を分けて計算してください。

膨張弁キット (EV-AP36H1) 接続例

a,b は接続される室外ユニットにより異なりま

す。また、室内ユニットおよび膨張弁キットの接

続可能台数も接続される室外ユニットにより異な

ります。詳細は下表をご確認ください。

かべかけ(膨張弁外取り付けタイプ)と

膨張弁キット:RPK-AP KH1型+ EV-AP36H1

区分 対象型式

膨張弁キット~室内ユニット間

液配管径

膨張弁キット~室内ユニット間追加冷媒量

室内ユニット接続制限

a b

セットフリー

iZ,iZR

高効率タイプGSR 型 RAS-AP224 ~ 690GSR   φ 9.52mm ※ 0.05 表④

GS 型 RAS-AP224 ~ 1350GS   φ 9.52mm ※ 0.05 表④

標準タイプ

RAS-NPFS1 型

RAS-NP140,160FS1   φ 9.52mm ※ 0.05 表⑥

RAS-NP960 ~ 1180FS1   φ 9.52mm ※ 0.05 表⑥

RAS-NPFS2 型

RAS-NP140,160FS2   φ 9.52mm ※ 0.05 表⑤

RAS-NP224 ~ 1180FS2   φ 9.52mm ※ 0.05 表⑥

RAS-NPFS3 型

RAS-NP224 ~ 900FS3   φ 9.52mm ※ 0.05 表⑥

RAS-NPFSR2型

RAS-NP140,160FSR2   φ 9.52mm ※ 0.05 表⑤

RAS-APFS 型

RAS-AP1240 ~ 1350FS   φ 9.52mm ※ 0.05 表⑥

RAS-APFS1 型

RAS-AP1240 ~ 1350FS1   φ 9.52mm ※ 0.05 表⑥

フレックスマルチ

冷暖同時/切換型

高効率タイプ

DG 型 RAS-AP140 ~ 1000DG   φ 9.52mm ※ 0.05 表③

DG1 型 RAS-AP140 ~ 1000DG1 φ 6.35mm 0.011 表①

標準タイプ

DS 型 RAS-AP224 ~ 1500DS   φ 9.52mm ※ 0.05 表③

DS1 型 RAS-AP224 ~ 1500DS1   φ 9.52mm ※ 0.05 表③

DS2 型 RAS-AP224 ~ 1500DS2   φ 9.52mm ※ 0.05 表③

DS3 型 RAS-AP224 ~ 1500DS3 φ 6.35mm 0.011 表①

リニューアル型

高効率タイプ

DGR 型 RAS-AP140 ~ 1000DGR φ 6.35mm 0.011 表①

標準タイプ

DSR 型 RAS-AP224 ~ 1180DSR   φ 9.52mm ※ 0.05 表③

DSR1型

RAS-AP224 ~ 1180DSR1 φ 6.35mm 0.011 表①

セットフリー iZ-M MS 型 RAS-AP224 ~ 335MS   φ 9.52mm ※ 0.05 表②

※膨張弁キット~室内ユニット間液配管接続の際は、膨張弁ユニットとの接続部および室内ユニットとの接続部をレデューサ(現地準備品) にてφ 6.35 にサイズダウンしてください。

6 冷媒配管工事

● 膨張弁キットの銘板に示す向き (室内ユニット側・室外ユニット側 )を守り、液配管に取り付けてください。

● 室内ユニットおよび組み合わせる室外ユニット付属の据付点検要領書またはカタログや技術資料をご参照ください。

● 室内ユニットと膨張弁キットは高低差 2m 以内としてください。

冷媒配管工事・真空引き・冷媒封入の詳細要領は室外ユニットに付属の据付点検要領書を参照してください。

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57

据付・施工上の注意事項

3.据付・施工上の注意事項 3.3 膨張弁キット

制限事項 (下記に示す値以下 )

型式室内ユニット 大接続台数

(推奨接続台数 )※ 1膨張弁キット大接続台数 ※ 2

膨張弁キット~室内ユニット間の総配管長 ※ 3

冷媒 大追加封入量 ※ 4

RAS-AP140DG1/DGR 8(5)[台]

( 制約なし)

30[m]

28.0[kg]RAS-AP160DG1/DGR 9(5)[台]

RAS-AP224DG1/DS3/DGR/DSR1 13(8)[台]40[m]

RAS-AP280DG1/DS3/DGR/DSR1 16(10)[台]

RAS-AP335DG1/DS3/DGR/DSR1 19(10)[台] 60[m] 36.0[kg]

RAS-AP400DG1/DS3/DGR/DSR1 23(16)[台] 70[m]40.0[kg]

RAS-AP450DG1/DS3/DGR/DSR126(16)[台] 80[m]

RAS-AP500DG1/DS3/DGR/DSR1

51.0[kg]RAS-AP560DG1/DS3/DGR/DSR1 33(18)[台]

120[m]RAS-AP615DG1/DS3/DGR/DSR1 36(20)[台]

RAS-AP690DG1/DS3/DGR/DSR1 40(26)[台]

RAS-AP730DG1/DS3/DGR/DSR1 43(26)[台]

150[m]

63.0[kg]

RAS-AP800DG1/DS3/DGR/DSR1 47(32)[台]

RAS-AP850DG1/DS3/DGR/DSR1 50(32)[台]

RAS-AP900DG1/DS3/DGR/DSR1 53(32)[台]

180[m]RAS-AP950DG1/DS3/DGR/DSR1 56(32)[台]

RAS-AP1000DG1/DS3/DGR/DSR1 59(32)[台]

RAS-AP1090DS3/DSR1

64(38)[台] 200[m]

RAS-AP1120DS3/DSR1

RAS-AP1180DS3/DSR1

RAS-AP1250DS3

RAS-AP1320DS3

RAS-AP1360DS3

RAS-AP1400DS3

RAS-AP1450DS3

RAS-AP1500DS3

《表①》

《表②》

制限事項 (下記に示す値以下 )

型式室内ユニット 大接続台数

※ 1膨張弁キット大接続台数 ※ 2

膨張弁キット~室内ユニット間の総配管長 ※ 3

冷媒 大追加封入量 ※ 4

RAS-AP224MS

10[台] 8[台]-

( 制約なし)13.5[kg]RAS-AP280MS

RAS-AP335MS

《表③》

制限事項 (下記に示す値以下 )

型式室内ユニット 大接続台数

※ 1膨張弁キット大接続台数 ※ 2

膨張弁キット~室内ユニット間の総配管長 ※ 3

冷媒 大追加封入量 ※ 4

RAS-AP140DG 8[台]

( 制約なし)

20[m]

28.0[kg]RAS-AP160DG 9[台]

RAS-AP224DG/DS2/DSR/DS1/DS 13[台]

RAS-AP280DG/DS2/DSR/DS1/DS 16[台]

RAS-AP335DG/DS2/DSR/DS1/DS 19[台] 36.0[kg]

RAS-AP400DG/DS2/DSR/DS1/DS 23[台]40.0[kg]

RAS-AP450DG/DS2/DSR/DS1/DS26[台]

RAS-AP500DG/DS2/DSR/DS1/DS 30[m]

51.0[kg]RAS-AP560DG/DS2/DSR/DS1/DS 33[台]

40[m]

RAS-AP615DG/DS2/DSR/DS1/DS 36[台]

RAS-AP690DG/DS2/DSR/DS1/DS 40[台]

RAS-AP730DG/DS2/DSR/DS1/DS 43[台]

63.0[kg]

RAS-AP800DG/DS2/DSR/DS1/DS 47[台]

RAS-AP850DG/DS2/DSR/DS1/DS 50[台]

RAS-AP900DG/DS2/DSR/DS1/DS 53[台]

RAS-AP950DG/DS2/DSR/DS1/DS 56[台] 50[m]

RAS-AP1000DG/DS2/DSR/DS1/DS 59[台]

60[m]RAS-AP1090DS2/DSR/DS1/DS

64[台]

RAS-AP1120DS2/DSR/DS1/DS

RAS-AP1180DS2/DSR/DS1/DS

70[m]RAS-AP1250DS2/DS1/DS

RAS-AP1320DS2/DS1/DS

RAS-AP1360DS2/DS1/DS

80[m]RAS-AP1400DS2/DS1/DS

RAS-AP1450DS2/DS1/DS

RAS-AP1500DS2/DS1/DS 90[m]

( ※ 1) 接続可能台数には、接続室内ユニットの機種・容量・使用環境・据付場所により、留意事項があります。選定にあたっては必ず室外ユニットの技術資料をご確認ください。

(※ 2) 室内ユニット接続台数の内数となります。(※ 3) 膨張弁キット~室内ユニット間の配管長の総和となります。(※ 4) 冷媒追加封入量の計算方法は室外ユニットの技術資料をご覧ください。

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3.据付・施工上の注意事項

58

据付・施工上の注意事項

3.3 膨張弁キット

制限事項 (下記に示す値以下 )

型式室内ユニット 大接続台数

※ 1

膨張弁キット

大接続台数 ※ 2

膨張弁キット~室内ユニット

間の総配管長 ※ 3

冷媒 大

追加封入量 ※ 4

RAS-AP224GS/GSR 13[台]

8[台]

( 制約なし)

28.0[kg]RAS-AP280GS/GSR

16[台]RAS-AP335GS/GSR 36.0[kg]

RAS-AP400GS/GSR

20[台] 20[台]

40.0[kg]RAS-AP450GS/GSR

RAS-AP504GS/GSR

51.0[kg]RAS-AP560GS/GSR

RAS-AP630GS/GSR

RAS-AP690GS/GSR 27[台] 27[台]

RAS-AP730GS 29[台] 29[台]

63.0[kg]

RAS-AP800GS 31[台] 31[台]

RAS-AP850GS32[台] 32[台]

RAS-AP900GS

RAS-AP960GS34[台] 34[台]

RAS-AP1010GS

RAS-AP1070GS38[台] 38[台]

RAS-AP1130GS

RAS-AP1180GS42[台] 42[台]

RAS-AP1240GS

RAS-AP1300GS46[台] 46[台]

RAS-AP1350GS

《表④》

制限事項 (下記に示す値以下 )

型式室内ユニット 大接続台数

※ 1

膨張弁キット

大接続台数 ※ 2

膨張弁キット~室内ユニット

間の総配管長 ※ 3

冷媒 大

追加封入量 ※ 4

RAS-NP140FS1 8[台]8[台]

( 制約なし)

15.0[kg]RAS-NP160FS1 9[台]

RAS-NP224FS2/FS3 13[台]

8[台] 22.0[kg]RAS-NP280FS2/FS316[台]

RAS-NP335FS2/FS3

RAS-NP400FS2/FS3

20[台] 20[台] 34.0[kg]

RAS-NP450FS2/FS3

RAS-NP504FS2/FS3

RAS-NP560FS2/FS3

RAS-NP630FS2/FS3

RAS-NP690FS2/FS3 27[台] 27[台]

52.0[kg]

RAS-NP730FS2/FS3 29[台] 29[台]

RAS-NP800FS2/FS3 31[台] 31[台]

RAS-NP850FS2/FS3

32[台] 32[台]

RAS-NP900FS2/FS3

RAS-NP960FS1/FS2

RAS-NP1010FS1/FS2

RAS-NP1070FS1/FS2

RAS-NP1130FS1/FS2

RAS-NP1180FS1/FS2

RAS-AP1240FS/FS1

RAS-AP1300FS/FS163.0[kg]

RAS-AP1350FS/FS1

《表⑤》

(※ 1) 接続可能台数には、接続室内ユニットの機種・容量・使用環境・据付場所により、留意事項があります。選定にあたっては必ず室外ユニットの技術資料をご確認ください。

(※ 2) 室内ユニット接続台数の内数となります。(※ 3) 膨張弁キット~室内ユニット間の配管長の総和となります。(※ 4) 冷媒追加封入量の計算方法は室外ユニットの技術資料をご覧ください。

《表⑥》

制限事項 (下記に示す値以下 )

型式室内ユニット 大接続台数

※ 1

膨張弁キット

大接続台数 ※ 2

膨張弁キット~室内ユニット

間の総配管長 ※ 3

冷媒 大

追加封入量 ※ 4

RAS-NP140FS2/FSR2 8[台]8[台]

( 制約なし)10.0[kg]

RAS-NP160FS2/FSR2 9[台]

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59

据付・施工上の注意事項

3.据付・施工上の注意事項 3.3 膨張弁キット

室内ユニットの配管接続は下記により行ってください。① 配管先端のフレア形状は右図により行ってください。

●膨張弁キット液側配管接続口に取り付けのフレアナット (φ 6.35) を取り外してください。取り外したフレアナットは不要です。

② フレアナットは製品付属の JIS B8607 適合品を使用してください。③ フレア加工部に傷・切粉付着・変形・段差・扁平などがないか確認してください。④ フレア締め付けの際は、フレアナット締付前にパイプとフレアのシート面に

冷凍機油を薄く塗布して必ずダブルスパナで規定の締付トルクで締め付けてください。シート面以外には冷凍機油を塗布しないでください。液側配管、ガス側配管の順にフレア締め付けを行うと作業が容易です。作業後、ガス漏れのないことを確認してください。

⑤ 天井が 27℃ /RH80%を超えると思われる場合は、接続部の断熱材に厚さ 5mm ~10mm 程度の断熱材を巻いてください。断熱材表面に結露する場合があります。

⑥ 現地配管を埋設する場合、埋設した配管の途中に継手(エルボ・ソケットなど)がある場合は接続箇所の点検が容易になるように

点検口などを設けてください。⑦ 配管は、地震などの外力によって破損しないよう

耐震支持を実施してください。⑧ 配管を支持する場合は、熱応力が発生しないよう

軸方向に逃げを設けてください。⑨ 配管は壁や天井など強度的に弱い部材に接触させ

ないでください。配管振動による異音の原因となります。

⑩ 気密試験を実施してください。要領は室外ユニットに付属の据付点検要領書を参照してください。

⑪ フレア接続部に付属の断熱材を巻き、断熱材に水などがかからないように外側からテーピングをして保冷してください。また、現地冷媒配管は液側、ガス側それぞれに別々に断熱材付配管を使用ください。その際、膨張弁キットの延長ケーブルは付属の断熱材の内側を通さないでください。冷媒配管の配管断熱との間にすき間が生じ結露する恐れがあります。また、膨張弁キット~室内ユニット間の液配管は標準機よりも温度が下がりますので使用環境に応じて追加断熱作業をしてください。

メーカー :出光興産 (株 )名 称 : エーテル油 FVC68D

7 配線工事

(1) 配線接続

配管径別拡管寸法

締付トルク

配管サイズ 締付トルク

φ 6.35(1/4") 14 ~ 18N・m

φ 9.52(3/8") 34 ~ 42N・m

配管サイズφ d

    +0 A 寸法 -0.4

6.35(1/4") 9.1

9.52(3/8") 13.2

(4) 配管接続 フレア形状

(単位:㎜)

注意フレアナットを締めすぎない。フレアナットを締め付けすぎると経年でフレアナットが割れ、冷媒漏れが発生することがあります。指定の締付トルクで締め付けを行ってください。

フレア外面

には塗布し

ないこと

①室内ユニットの膨張弁用ケーブルと配線接続作業を下図に示します。端子台結線方

法は室内ユニットの据付点検要領書に従ってください。

(22 ~ 36 型 : かべかけ (膨張弁機外取り付けタイプ ))

②制御基板 (PWB1) 上に接続された膨張弁用ケーブルのコネクター (CN33) が、下図の

ように電気品箱裏側の空間にテープで固定されています。このコネクターに別売膨張

弁キット付属の延長ケーブルのコネクターを取り付けてください。コネクター接続後、

付属の配線カバーでコネクター接続を覆い、コードバンドで固定します。

③別売膨張弁キット付属の延長ケーブルは、冷媒配管

に沿わせてテーピングで固定してください。この際、

誤動作防止のため、電源配線と膨張弁キット用延長

ケーブル・室内外間操作回路連絡配線は、冷媒配管を

はさんで反対側の位置にくるように固定してくださ

い。

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3.据付・施工上の注意事項

60

据付・施工上の注意事項

3.4 ドレンアップキット

1 搬入据付工事

(1)適応機種

(2)構成部品

下記部品が梱包内部に同梱されていますので、据え付け前にご確認ください。

(3)据え付けに必要な部品 (現地でご準備ください。)

ドレンアップキット型式 DUPK-NP112K2

適用エアコン (室内ユニット )機種 かべかけ (22 ~ 112 型 ) ドレン入口配管直径 VP13

ドレンアップ高さ (㎜ ) 1,000( 注 1) ドレン出口配管直径 VP20

電源 単相 200V50/60Hz 安全装置(dB) フロートスイッチ

消費電力 14.1/12.9(W) 運転音(dB) 25

運転電流 0.19/0.17(A) 製品質量 (㎏ ) 3.2

絶縁 E種 (注)ドレンアップキット底面よりドレン管までの高さ

№ 部品名 略図 (mm) 員数 使用箇所

① ドレンアップ本体 1

② 中継ハーネス 1 信号線接続用

③ 電源線 1 電源線接続用

④ 断熱筒 1 ドレンホース結露防止用

⑤ 断熱材 1 塩ビ管結露防止用

⑥ 断熱材 1 軟質ドレン管接続部結露防止用

⑦ クランプ金具 1 ⑫軟質ドレン管固定用

⑧ クランプ金具 2 ⑨軟質ソケット固定用

⑨ 軟質ソケット 1エアコンドレンホース -

ドレンアップキットとの中継用

⑩ ドレンホース 1エアコン -

ドレンアップキットとの接続用

⑪ 塩ビ管 1エアコンドレンホース -

⑨軟質ソケットとの中継用

⑫ 軟質ドレン管 1 ドレン立ち上げ配管用

⑬ ねじ・座金 1 カバー固定用

⑭ ねじ 5 据付板固定用

⑮ パンタイ 4 ②中継ハーネス・③電源線まとめ用

⑯ 据付用型紙 1 本体位置決め用

⑰ 据付点検要領書 1

1. 据え付けに必要な工具

プラスドライバー・マイナスドライバー・糸ノコ・カッターなど

2. 据え付け必要な部品

・VP20 塩ビ管

※右図を参照にドレン配管を準備してください。

・断熱筒

・排水配管断熱材

・ビニールテープ (灰色 )

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61

据付・施工上の注意事項

3.据付・施工上の注意事項 3.4 ドレンアップキット

(5) 据え付け前の準備

ドレンアップキットの準備

カバー・ドレンアップ本体を据付板と分離してください。

1. カバー固定ねじ 1本を外し、カバーを下げ

ながら前に引いて分離します。

2. ドレンアップ本体固定ねじ 2本を外し、

ドレンアップ本体を上に分離します。

室内ユニットの工事要領などは室内ユニット付属の据付説明書をご覧ください。

(6) 室内ユニットの準備

1. 室内ユニット据付板の取り付け

据付板を室内ユニット据付説明書に従って取り付けた

後、水準器で水平度を確認してください。

2. 左、右配管取出方向を決め、脇カバーの配管取出口を

カッターなどで切り取ってください。

必ず室内ユニットを先に据え付けてください。

1. 室内ユニットのドレンホースを外して⑩ドレンホースを

取り付けてください。

2. ⑩ドレンホースに⑪塩ビ管塩ビ用接着剤で接続してください。

1. 室内ユニットについているドレンホースを外して

排水口キャップに付け換えてください。

2. 排水口キャップを外したドレンホース⑩ドレン

ホースを取り付けてください。

●左取り付けの場合

●右取り付けの場合

(4) ドレン位置・揚程・サービススペース

ドレンアップキットはエアコンの左右取付可能です。

下図は左取り付けを示します。

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3.据付・施工上の注意事項

62

据付・施工上の注意事項

3.4 ドレンアップキット

排水口キャップの付け替え

ドレン配管を左側とする場合、ドレンホース位置を右側から左側へ変更してください。この時、左側ドレン排水口にキャップがしてありますので取り外し、右側へ取り付けてください。

(7) 据付板の取り付け

1. 室内ユニットを据え付けてください。

2. ⑯据付用型紙の室内ユニット部を切り取って

室内ユニットの据付位置に合わせてテープなど

で固定してください。

3. 室内ユニットに取り付けた⑪塩ビ管の長さを

室内ユニット側面に合わせて、パイプカッター

などでカットしてください。

4. ドレンアップキットの据付板の固定位置を型

紙に合わせ決めてください。決まりましたら

型紙を取り除いてください。

・木造などの場合は⑭ねじを 4ヵ所以上取り

付けてください。

・コンクリートの場合は市販のアンカー (M8)

を使用してボルトで取り付けてください。

5. ドレンアップ本体を据付板に取り付けて、固

定ねじで締め付けてください。

6. プリント基板カバーを外してください。

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63

据付・施工上の注意事項

3.据付・施工上の注意事項 3.4 ドレンアップキット

2 配管工事

(1)ドレンアップキットの取り付けおよびドレン配管要領

1. ドレンアップキットを右取り付けする場合は、ドレンプ

ラグと断熱筒を付け換えてください。

・左取り付けの場合は付け換えの必要はありません。

2. 右取り付けの場合は、室内ユニットの⑪塩ビ管に⑧クラ

ンプ金具と⑨軟質ソケットを差し込み、ドレンアップ本

体のドレンソケットの長さ合わせ位置に合わせてクラン

プ金具を締め付けてください。左取り付けの場合は、室

内ユニットの⑩ドレンホースの接続口に⑧クランプ金具

を取り付け、ドレンアップ本体のドレンソケットにドレ

ンホースを直接差し込んでクランプ金具を締め付けてく

ださい。

ドレンソケット接続部には、接着剤を使用しないでください。接着剤を使用した場合、ドレンパン ( 水槽 ) からの水漏れの原因になることがあります。

3. 右取り付けの場合は、下図に示す通り⑤断熱材をドレンホースの⑪塩ビ管(貼付寸法)に合わせてカット

し、貼り付けてください。

4. 右取り付け、左取り付け共に④断熱筒をドレンホースに入る

所まで挿入してください。

・断熱筒の片側にはスリットが入っています。スリット側を

ドレンアップキット側にしてください。

・ドレンホースの長さに合わせて断熱筒をカットしてください。

5. 断熱筒と②中継ハーネス、③電源線をテープ止めしてください。

6. 出口配管を接続してください。

・⑫軟質ドレン管と天井内の現地ドレン配管は、必ず塩ビ用接着剤を用いて接続してください。

・ドレンアップキットの接続部は、⑦クランプ金具で締め付けて⑥断熱材を巻いてください。

注意

●出口配管部品は現地調達です。

●ドレン配管は必ず断熱を行ってください。

●ドレン配管横引き部は必ず下り勾配 (1/100 以上 )を付け、空気だまりのないようにしてください。

●横引きが長い場合は途中に支持金具を設け、配管の波打ちを防止してください。

●集中配管の場合

集中配管する場合

は本機への逆流が

絶対にないように

するための右図の

要領で工事してく

ださい。

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3.据付・施工上の注意事項

64

据付・施工上の注意事項

3.4 ドレンアップキット

3 配線工事

(1)前面パネルの取り外し方法

配線工事を行う前に本体 (室内ユニット )の前面パネルを取り外してください。

●22~45型の場合

1. 右図の位置にあるブッシュ (22 ~ 36:2 個・40・45:3 個 ) を外してから、ねじ

を外してください。

2. 前面パネルの下側を手前に静かに引き、横羽根に注意しながら外してください。

つぎに前面パネルをわずかに上に上げると、前面パネルの上部突起部 (4 ヵ所 )

がボディの爪から外れ、手前に取り外すことができます。

(注 )・上部長穴 (4 ヵ所 )の爪を外す際には、パチンと音がしますが

上部の爪が外れる音でパネルに支障はありません。

・上部長穴が外し難い場合は、マイナスドライバーを使用し爪

の引っ掛けを外してください。

・前面パネルを取り外す時に前面パネルをたたかないでくださ

い。ボディが破損します。

● 50 ~ 112 型の場合

1. 右図の位置にあるブッシュ 3個を外してからねじを外してください。

2. フラットパネル (前面パネルの開閉部 )を開けてエアーフィルター

を外してください。(本体据付点検要領書を参照 )

3. 前面パネルの下側中央部 (2 ヵ所 )を手前に引き、爪を外します。

4. 吹出口にある 2枚の横羽根に注意しながら外してください。つぎに

前面パネルを上げると、前面パネル上部長穴 (4 ヵ所 )がボディの

爪から外れ、手間に取り外すことができます。

(注 )・上部長穴 (4 ヵ所 )の爪を外す際には、パチンと音がしますが

上部の爪が外れる音でパネルに支障はありません。

・下側中央部および上部長穴が外し難い場合は、マイナスドライ

バーを使用し爪の引っ掛けを外してください。

・前面パネルを取り外す時に前面パネルをたたかないでください。

ボディが破損します。

(2)中継ハーネス・電源配線の取り付け

ドレンアップキット異常時にエアコンを停止させる配線ですので、必ず接続してください。

警告 電源を切った状態で接続してください。

(注)・ドレンアップキットの電源は必ず入れてください。電源が入っていない場合、エアコンが異常停止し、運転ができません。

・ドレンアップキットのプリント基板 ASSY のスライドスイッチ(SS1)がポジション P2( 出荷時の設定 )になっていることを確認してください。

・中継ハーネスは延長できません。・接続方式の詳細は、エアコン ( 室内ユニット )の据付点検要領書を参照してください。

●エアコン (室内ユニット )の接続方式の違いにより、電源配線の接続方法が異なりますので、以下の内容

 を参考に電源配線を行ってください。

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65

据付・施工上の注意事項

3.据付・施工上の注意事項 3.4 ドレンアップキット

1. エアコン (室内ユニット )の電気品箱用ねじ・電気品箱ふた用ねじを外し、電気品箱カバーおよび電気品

箱ふたを取り外してください。

3. ②中継ハーネスは室内ユニット配管スペースにはわせてください。

4. ②中継ハーネスをドレンアップキットのプリント基板 ASSY コネクター (X6A) に接続してください。

5. ③電源線をドレンアップキットのプリント基板 ASSY コネクター (X1A) に接続してください。

6. ドレンアップキットにアース線 (現地準備品銅線径 2mm2 以上 )をアース接続ねじで固定してください。

アース線の接続には、丸型厚着端子を使用してください。

・配線は、所定の電線を使い確実に接続し、端子部に外力が加わらないように固定して

ください。

・端子ねじの締め付けには、適正ドライバーを使用してください。小さいサイズのドラ

イバーはねじ頭部を傷め、適正な締め付けができません。

・端子ねじを締め付け過ぎるとねじを破損する可能性があります。

・端子ねじの締付トルクは右表を参照してください。

《アース線配線時のご注意》

2. エアコン (室内ユニット )プリント板の CN14 端子への②中継ハーネスコネクターを接続してください。

(すべての配線を取り外す必要はありません。)

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3.据付・施工上の注意事項

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据付・施工上の注意事項

3.4 ドレンアップキット

7. ⑮パンタイで②中継ハーネスを締め付けてください。

8. ドレンアップキットのプリント基板 ASSY 上にあるスライドスイッチ (SS1) が P2 側に、(SS2 )が P1 側に設

定されていることを確認し、プリント基板を取り付けてください。

9. ⑮パンタイで②中継ハーネス、③電源線、アース線 (現地準備品 )を締め付けてください。

10. ②中継ハーネスの余り分を室内ユニット配管スペース内に束ねて、⑮パンタイで締め付けて収納してくださ

い。

11. ③電源線をエアコン(室内ユニット)の端子台 (TB1) に接続してください。ただし、室外ユニットと室内ユ

ニットを別電源を取り使用する場合 (店舗 /オフィス用のC方式およびビル用マルチ )には、プルボックス

を使用して別電源を取ってください。(下図 )

12. アース線を接続してください。

・D種接地工事は必ず行ってください。

・接地抵抗値は、100 オーム以下にしてください。

13. 下記ディップスイッチ設定を行ってください。ディップスイッチの設定方法は、本体 (室内ユニット )据付

点検要領書をご参照ください。

14. 配線工事が完了した後、64 ページの「(1)前面パネルの取り外し方法」と逆の手順で前面パネルを取り付

けてください。

・エアコン (室内ユニット )のプリント板上の DSW2 の№ 1ピンを下図のように ON に設定してください。

《ディップスイッチ設定》

注意

ディップスイッチの設定は確実に行ってください。本設定を行っていない場合、フロートスイッチ (異常用 )が作動していない状態でもエアコン (室内ユニット )停止信号 (01 アラーム )を発報し、エアコン (室内ユニット )の運転ができない状態になります。

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67

据付・施工上の注意事項

3.据付・施工上の注意事項 3.4 ドレンアップキット

4 試運転・ひき渡し

 ●排水確認

 ・ポンプが作動し排水することを確認してください。

 ・排水時配管から水漏れがないことを確認してください。

(1) 試運転

注意 電源が入っていないことを確認してください。

 ●異常停止確認

1. エアコンを運転状態にしてください。

2. フロートスイッチ (異常用 )を持ち上げて、エアコンが

停止し 01 アラームが発報することを確認してください。

注意 ドレンアップキットに水をかけないでください。

3. 確認後前面カバーを元どおり取り付けてください。

4. 室内ユニットを元どおり組み立ててください。

(2) カバーの取り付け

1. ドレンアップ本体の前面カバーをはずし、水位がドレンパン全体の約半分の位置になるまで注水してくだ

さい。

2. ドレンアップキットの電源を入れ、ドレンアップメカが

正常に作動するか、またドレン水の流れはスムーズか確

認してください。

1. カバー配管取出口をカッターなどで切り取ってください。

2. 下図の要領でカバーを取り付けて固定ねじ・座金で固定してください。

カバーを左右 2ヵ所で固定する場合は、⑬ねじ・座金 1本使用して固定してください。

(3)工事完了後のチェック

工事完了後、以下に示す項目を再度チェック願います。

チェック項目 チェック欄

室内ユニットおよびドレンアップキットは傾いていませんか。

ドレン配管は確実に接続されていますか。水漏れの恐れはありませんか。

ドレン配管は下り勾配になっていますか。(1/100 以上 )

ドレンホースの断熱は確実ですか。

誤配線はありませんか。

エアコン本体試運転後冷房運転を行い、ドレンアップキットの動作音の確認をしてください。

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3.据付・施工上の注意事項

68

据付・施工上の注意事項

3.4 ドレンアップキット

(4) 運転時のご注意

注意ドレンアップキットの電源は必ず入れてください。電源が入っていない場合、エアコンが異常停止し運転ができません。

①冷房運転中運転用フロートスイッチでポンプは運転停止を繰り返します。

②冷房運転停止後、残流ドレンが排出されますので、すぐに電源を切らないでください。

③電源を切る場合は運転停止後、必ず 5分以上待ってください。電源を切らない場合は残流運転約 20 分後ド

レンポンプが停止します。

④安全回路が作動した場合、エアコンの運転は停止します。(01 アラーム発報 )

⑤冷房運転中、エアコン内部またはドレンアップキット内部から水がもれるときは、すぐに運転を停止して

ください。ドレン出口がつまっていたり、安全回路が正常に作動していない恐れがありますので、お買い上

げの販売店のご連絡ください。

⑥シーズンオフなど長期間に渡って使用しない時は、ドレンパン (水槽 )の水抜き栓よりドレン水を抜いて

ください。

(5) 動作説明

(6) 保守点検のお願い

ドレンアップキットを長時間使用しますと、ドレンパン内にごみや泥などが溜まり故障の原因となります。

このため、定期的な保守・点検を行ってください。保守・点検の際はは必ずエアコンの電源を「切り」にし

てから行ってください。

定期的な保守・点検を必要とする部品:ドレンパン (水槽 )[ 清掃の目安 1回/ 1年 ]

注意エアコン (室内ユニット )の熱交換器を洗浄した際は、真水にエアコンのフィン・ドレンパンとドレンアップキットのドレンパン (水槽 )の汚れを落とすとともに洗浄液を確実に洗い流してください。洗浄液が残っていると、ドレンパン (水槽 )が割れて水漏れの原因になることがあります。

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4.応用機能

4.応用機能 ...............................69

4.1 ワイヤードリモコン ...................70

 1 多機能リモコン (PC-ARF1,PC-ARFV).....70

  1-1 システム構成 ...................70

  1-2 配線要領 .......................71

  1-3 機能選択の設定方法 .............72

4.2 多機能リモコンの機能選択 .............73

 1 機能選択設定項目 ....................74

 2 機能選択項目の説明 ..................79

 3 機種表示機能 ........................90

 4 室内ユニットの入出力設定 ............91

 5 リモコンサーモ設定機能 ..............93

4.3 多機能リモコンの点検メニュー .........94

 1 点検メニューの設定方法 ..............94

4.4 多機能リモコンの渡り配線廃止について ...100

 1 多機能リモコンの渡り配線廃止について ...100

4.5 その他の注意事項 .....................102

 1 コントロールタイマー (PSC-A80T) の接続 ...102

 2 リモコン別機能一覧表 ................102

 3 受光部キット (PC-ALHZF) 使用時のご注意 ...102

4.6 ワイヤレスリモコン・受光部キット .....103

 1 ワイヤレスリモコン(PC-LH3B)・

受光部キット (PC-ALHZF) ...103

  1-1 システム構成 ...................103

  1-2 機能選択 .......................105

4.7 蓄熱コントローラー ...................108

 1 システム構成 ........................108

 2 配線要領  ..........................108

 3 機能選択 ............................109

4.8 室内プリント板上からの各種運転 .......111

 1 遠方発停機能 ........................111

 2 電源発停機能 1 .....................114

 3 電源発停機能 2.......................114

 4 ルームサーモ接続機能 ................115

 5 冷暖切換機能 ........................116

4.9 室内プリント板上からの信号取り出し ...117

 1 HA 制御..............................117

 2 運転信号の取り出し  ................118

 3 警報信号の取り出し ..................118

 4 暖房信号の取り出し ..................118

 5 暖房サーモオン信号の取り出し  ......118

 6 冷房信号の取り出し ..................119

 7 冷房サーモオン信号の取り出し ........119

 8 全熱交換器信号の取り出し ............119

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4.応用機能

70

4.1 ワイヤードリモコン

応用機能

(2)多機能リモコン2個による運転システム

多機能リモコンを追加して2個の多機能リモコンで、室内ユニットを複数台(最大16台)を同時に制御するこ

とができます。

多機能リモコン2個による複数台同時運転システムは下図のとおりです。

①結線要領

●同一冷媒配管系統の室内ユニット複数台同時運転

●複数冷媒配管系統の室内ユニット複数台同時運転

1 - 1 システム構成

(1)多機能リモコンによる複数台同時運転方法

多機能リモコン1個で、複数台(最大16台)を同時制御することができます。

(蓄熱システムの場合は、室内ユニット1台ごとに別売の多機能リモコンが1個必要です。)

なお、運転モード(送風・冷房・暖房の選択、風量設定、温度調節の設定、運転/停止設定など)は一括設定とな

り、各室内ユニットごとに設定することはできません。ただし、サーモオン/サーモオフ制御・除霜運転・保

護装置などは個々の室内ユニットごとに作動します。

①室内ユニット複数台同時運転のシステムは下図のとおりです。●同一冷媒配管系統の室内ユニット複数台同時運転

●複数冷媒配管系統の室内ユニット複数台同時運転

(注)1.冷媒系統が異なれば、室内ユニットのアドレスが重複してもかまいません。

2.複数冷媒配管系統の室内ユニット複数台同時運転する場合、室外ユニットからの試運転はできません。

3.ガスヒートポンプエアコンで、ガス会社遠隔監視と複数冷媒配管系統の室内ユニット複数台同時運転は

併用できません。

1 多機能リモコン(PC-ARF1,PC-ARFV)

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71

応用機能

4.応用機能 4.1 ワイヤードリモコン

②親子リモコン

「4.2 1 機能選択設定項目」のNo.52(77ページ)に従い、一方の多機能リモコンを「親設定」、もう一方の

多機能リモコンを「子設定」にしてください。設定後、一旦室内ユニットの電源を遮断し、再投入してくださ

い。

ご注意

1. 2個の多機能リモコンで複数台の室内ユニットを制御した場合、各室内ユニットごと、個別に運転モード・風量・温度調節など設定することはできません。

2.多機能リモコンはどの室内ユニットに接続しても構いません。ただし、1つの室内ユニットに接続できる多機能リモコンは最大で2個までです。

3.室内ユニット間のリモコン渡り配線は、各ユニット内で電源などの200V電圧線とは併走させないよう、要所をバンドなどで固定してください。室内ユニット外でも同様に、200V電圧線とは併走させないで、30cm以上離すか、専用の金属電線管内に入れ電線管の片端をアースしてください。

□はケーブル長(m)を示します。(□=2,3,5,8,10,15,20,30,50,75,100)30(m)以上は受注生産品となります。発注先:最寄りの日立アプライアンス(株)各支店

●別売延長ケーブル(型式 PRC -□ K)

1 - 2 配線要領

ご注意

1.ケーブルは 0.3 ~ 0.75mm2のケーブルを使用してください(総配線長 30m まで )。総配線長が 30mを超える場合は、ツイストペアケーブル (1P - 0.75mm2) をご使用ください (総配線長 500m まで )。

2.リモコンケーブルおよび室内ユニット間の渡り配線用ケーブルは、電源配線と30cm 以上離して配線してください。やむを得ず 30cm 以内に配線する場合は、ケーブルを鉄製の電線管に入れ電線管の片端をD種接地してください。本処置をしない場合、電源ノイズの影響により、エアコンが誤動作したり、故障が発生する場合があります。

3.複数台の室内ユニットを同時制御する場合、冷媒系統と室内ユニットアドレスの設定を行ってください。特に複数冷媒系統の室内ユニットを同時制御する場合、冷媒系統と室内ユニットアドレスの設定をどちらも行わないと、アドレス重複により伝送異常となります。

4.多機能リモコン~室内ユニットの配線作業、および室内ユニットのアドレス設定については、室内ユニット付属の据付点検要領書をご参照ください。

5.多機能リモコンのケーブル貫通部分にすき間がある場合は、ビニールテープなどで補修して、すき間のないようにしてください。水滴や虫がリモコンケースに入り、故障の原因となります。

6. 2リモコン(親子リモコン )で制御する場合は、前項「 1-1(2)②親子リモコン」の手順に従って、多機能リモコンの機能選択で親 /子の設定をしてください。この場合、設定後、一旦多機能リモコンに接続されている全室内ユニットの電源を遮断してください。

7.コントロールタイマーと併用することはできません。

ご注意

配線作業は、必ず室内ユニットの電源を遮断した状態で行ってください。電源を投入したまま作業を行うと室内プリント板や多機能リモコンの故障の原因となります。

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4.応用機能

72

4.1 ワイヤードリモコン

応用機能

●試運転メニューの入りかた

<運転操作画面 > <試運転メニュー画面 >

運転操作画面 (エアコン停止中 )で『メニュー』と

『戻る』を同時に 3秒押し続けます。

機能選択と入出力設定は、試運転メニューより設定できます。

1 - 3 機能選択の設定方法

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73

応用機能

4.応用機能 4.2 多機能リモコンの機能選択

●機能選択と入出力設定

⑦ はい を選択して『決定』を押すと設定を確認して、

試運転メニューを表示します。

いいえ を選択した場合、④に戻ります。

① 通常モード中(エアコン停止中)に『メニュー』と『戻る』を同時に 3秒以上押します。

試運転メニューを表示します。

② 試運転メニューで 機能選択 または 入出力 を選択し

て『決定』を押します。

③ 『 』を押して、設定対象の室内ユニットを選択し

て『決定』を押します。

多機能リモコンに接続している室内ユニットが 1 台の場合は表示しません。( ④を表示します。)

機能選択の場合

④『△▽』を押して設定する項目を選択します。

⑤『 』を押すと設定内容が変化します。

入出力設定の場合

④『△▽』を押して設定する項目を選択します。

⑤『 』を押すと設定内容が変化します。

⑥ 設定を確定する場合、『決定』を押すと確認画面を表示し

ます。

⑧ 試運転メニューで『戻る』を押すと通常モードに戻ります。

(機能選択の場合を示します。)

他のユニットに対して設定を行う場合は、④と⑤を設定中に『戻る』を押すと③に戻ります。

(多機能リモコンに接続している室内ユニットが1台の場合は、①の試運転メニューを表示します。)

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4.応用機能

74

4.2 多機能リモコンの機能選択

応用機能

1 機能選択設定項目

№ 項目 機能選択名個別

設定設定 機  能

1 b1 暖房設定温度補正解除 ○

00: 通常 (設定温度+ 4℃ )

01: 解除 (設定温度 )

02: 設定温度+ 2℃

2 b2 暖房サーキュレーター機能 ○00: 暖房サーキュレーター機能 無効

01: 暖房サーキュレーター機能 有効

3 b3 圧縮機3分オフガード ○使用しません

(00 のまま使用してください )

4 b4 フィルターサイン時間 ○

00: フィルターサイン時間 200 時間 (かべかけ機標準 )

01: フィルターサイン時間 100 時間

02: フィルターサイン時間 1,200 時間

03: フィルターサイン時間 2,500 時間

04: フィルターサイン 表示なし 

5 b5 運転モード固定 ×00: 運転モード固定機能 無効

01: 運転モード固定機能 有効

6 b6 設定温度固定 ×00: 設定温度固定機能 無効

01: 設定温度固定機能 有効

7 b7 冷専固定 ×00: 冷専固定機能 無効

01: 冷専固定機能 有効

8 b8 冷暖自動機能 ×00: 冷暖自動機能 無効

01: 冷暖自動機能 有効

9 b9 風量固定 ×00: 風量固定機能 無効

01: 風量固定機能 有効

10 bA 予備 ×「--」固定

使用しません

11 bb 冷房設定温度補正 ○

00: 標準 (補正なし )

01: 設定温度- 1℃

02: 設定温度- 2℃

12 bC 予備 -使用しません

(00 のまま使用してください )

13 bd 予備 -使用しません

(00 のまま使用してください )

14 bE 予備 -使用しません

(00 のまま使用してください )

15 C1 予備 -使用しません

(00 のまま使用してください )

16 C2 予備 -「--」固定

使用しません

17 C3 HA機能 ○00:HA 機能 無効

01:HA 機能 有効

18 C4 暖房時ドレンポンプ運転 ○使用しません

(00 のまま使用してください )

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75

応用機能

4.応用機能 4.2 多機能リモコンの機能選択

№ 項目 機能選択名個別

設定設定 機  能

19 C5 室内ファン増速 ○使用しません

(00 のまま使用してください )

20 C6 暖房サーモオフ時増速 ○使用しません

(00 のまま使用してください )

21 C7 圧縮機3分オフガード解除 ○00: 圧縮機 3分オフガード解除機能 無効

01: 圧縮機 3分オフガード解除機能 有効

22 C8 リモコンサーモ ○

00: 室内吸込サーミスターで制御

01: リモコンサーモで制御

02: 室内吸込サーミスターとリモコンサーモの平均値で制御

23 C9 予備 -「--」

固定使用しません

24 CA 予備 -「--」

固定使用しません

25 Cb 強制停止論理選択 ×00: 強制停止入力 A接点対応

01: 強制停止入力 B接点対応

26 CC 予備 ×使用しません

(00 のまま使用してください )

27 Cd ドライ運転温湿度センサー選択 ○使用しません

(00 のまま使用してください )

28 CE 予備 -使用しません

(00 のまま使用してください )

29 CF ルーバースイング範囲変更 ○

00: 標準 (7 段稼動 )

01: ドラフト防止 (下 2段カット )( 暖房・送風時のみ有効 )

02: 使用しません

30 d1 電源発停1 ○00: 電源発停 1機能 無効

01: 電源発停 1機能 有効

31 d2 予備 - 「--」 使用しません

32 d3 電源発停2 ○00: 電源発停 2機能 無効

01: 電源発停 2機能 有効

33 d4 冷房吹出空気温度低下防止 ○00: 冷房吹出空気温度低下防止機能 無効

01: 冷房吹出空気温度低下防止機能 有効

34 d5 暖房吹出空気温度低下防止 ○00: 暖房吹出空気温度低下防止機能 無効

01: 暖房吹出空気温度低下防止機能 有効

35 d6 省エネ室温制御 ○00: 省エネ室温制御機能 無効

01: 省エネ室温制御機能 有効

36 d7 昇降グリル降下距離 ○使用しません

(00 のまま使用してください )

37 E1

換気モード

(全熱交換器の場合)

(エコノフレッシュの場合)

○使用しません

(00 のまま使用してください )

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4.応用機能

76

4.2 多機能リモコンの機能選択

応用機能

№ 項目 機能選択名個別

設定設定 機  能

38 E2給気風量アップ運転

(全熱交換器の場合)○

使用しません

(00のまま使用してください)

39 E3加湿器付(表示のみ)

(全熱交換器の場合)○

使用しません

(00のまま使用してください)

40 E4予冷・予熱時間

(全熱交換器の場合)○

使用しません

(00のまま使用してください)

41 E5加湿器取り付け時の

室内ファン残留運転○

使用しません

(00のまま使用してください)

42 E6冷房停止時の

室内ファン残留運転○

00:冷房停止時の 室内ファン残留運転 無効

01:冷房停止時の 室内ファン残留運転 60[分 ]

02:冷房停止時の 室内ファン残留運転 120[分 ]

43 E7給排気ファン風量固定解除

(エコノフレッシュの場合)○

使用しません

(00のまま使用してください)

44 E8 暖房サーモオフ時ファン減速 ○00:暖房サーモオフ時ファン減速機能 無効

01:暖房サーモオフ時ファン減速機能 微風

45 E9 予備 - 使用しません(00のまま使用してください)

46 EA 予備 × 使用しません(00のまま使用してください)

47 Eb 冷房サーモオフ時ファン減速 ○

00:冷房サーモオフ時ファン減速 無効

01:冷房サーモオフ時ファン減速 弱風

02:冷房サーモオフ時ファン減速 微風

48 EC 冷房時強制サーモオン停止 ○00:冷房時強制サーモオン停止機能 無効

01:冷房時強制サーモオン停止機能 有効

49 Ed 予備 -使用しません

(00のまま使用してください)

50 EE 風速自動モード ○00:風速自動モード機能 無効

01:風速自動モード機能 有効

51 F1 切タイマー自動設定 ×

00:切タイマー自動設定機能なし

01:切タイマー 1時間自動設定

02:切タイマー 2時間自動設定

23: 切タイマー 23時間自動設定

24:切タイマー 24時間自動設定

0A:切タイマー 0.5時間自動設定

0B:切タイマー 1.5時間自動設定

0C:切タイマー 40分自動設定

0D:切タイマー 45分自動設定

0E:切タイマー 50分自動設定

0F:切タイマー 55分自動設定

52 F2 多機能リモコン親子設定 ×00: 親設定

01: 子設定

53 F3 設定温度自動復帰 ×00: 設定温度自動復帰 無効

01: 設定温度自動復帰 有効

2リモコン時は設定しないでください

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応用機能

4.応用機能 4.2 多機能リモコンの機能選択

№ 項目 機能選択名個別

設定設定 機  能

54 F4 自動復帰時間 ×

00:30 分 ( 出荷時設定 )

01:15 分

02:60 分

03:90 分

55 F5 冷房自動復帰温度 ×

19: 冷房自動復帰温度 19℃

20: 冷房自動復帰温度 20℃

25: 冷房自動復帰温度 25℃ ( 出荷時設定 )

29: 冷房自動復帰温度 29℃

30: 冷房自動復帰温度 30℃

56 F6 暖房自動復帰温度 ×

17: 暖房自動復帰温度 17℃

18: 暖房自動復帰温度 18℃

21: 暖房自動復帰温度 21℃ ( 出荷時設定 )

29: 暖房自動復帰温度 29℃

30: 暖房自動復帰温度 30℃

57 F7 リモコン停止遅延機能 ×00: リモコン停止遅延機能 無効

01: リモコン停止遅延機能 有効

58 F8 操作ロック「運転モード」 ×00: スイッチ操作 有効

01: スイッチ操作 無効 ( 出荷時設定 )

59 F9 操作ロック「設定温度」 ×00: スイッチ操作 有効

01: スイッチ操作 無効 ( 出荷時設定 )

60 FA 操作ロック「風量」 ×00: スイッチ操作 有効

01: スイッチ操作 無効 ( 出荷時設定 )

61 Fb 操作ロック「風向」 ×00: スイッチ操作 有効

01: スイッチ操作 無効 ( 出荷時設定 )

62 FC 設定温度冷房下限値 ×

00: 標準冷房温度範囲

01: 冷房下限値+ 1℃

02: 冷房下限値+ 2℃

09: 冷房下限値+ 9℃

10: 冷房下限値+ 10℃

63 Fd 設定温度暖房上限値 ×

00: 標準暖房温度範囲

01: 暖房上限値- 1℃

02: 暖房上限値- 2℃

11: 暖房上限値- 9℃

12: 暖房上限値- 10℃

64 FE 予備 -使用しません

(00 のまま使用してください)

65 FF 予備 -使用しません

(00 のまま使用してください)

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4.応用機能

78

4.2 多機能リモコンの機能選択

応用機能

ご注意

上表の個別設定の欄に「×」が付いている機能選択項目は 、アドレス系統を「すべて」とした時のみ設定状態の変更ができます 。

№ 項目 機能選択名個別

設定設定 機  能

66 H1 予備 - 「--」 使用しません

67 H2 ホットスタート表示/非表示 ×00: 表示

01: 非表示

68 H3 予備 - 「--」 使用しません

69 H4 予備 - 「--」 使用しません

70 H5 予備 × 「--」 使用しません

71 J1 温度表示 × 

00: 無効

01: 有効

72 J2 予備 ×「--」

固定使用しません

73 J3

運転ランプ色

(PC-ARF1,PC-ARFV上の

運転ランプ色)

×00: 緑

01: 赤

74 J4 予備 - 「--」 使用しません

75 J5 出荷時設定の連絡先表示 ×00: 表示

01: 非表示

76 J6エラー音

(PC-ARFVのみ)×

00:1 回

01: 連続

77 J7 予備 - 「--」 使用しません

78 J8 エコ運転 ×00: 無効

01: 有効

79 J9 予備 - 「--」 使用しません

80 JA 予備 -使用しません

(00 のまま使用してください)

81 Jb 予備 -使用しません

(00 のまま使用してください)

82 K1 強制清掃 × 

使用しません

(00 のまま使用してください)

83 K2 ホコリ回収サイン間隔設定 × 

使用しません

(00 のまま使用してください)

84 K3 強制清掃間隔設定 × 

使用しません

(00 のまま使用してください)

85 K4 予備 ×使用しません

(00 のまま使用してください)

86 K5 人感センサー感度 ×使用しません

(00 のまま使用してください)

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応用機能

4.応用機能 4.2 多機能リモコンの機能選択

(4) フィルターサイン時間 (b4)

フィルターサインの表示時間は、出荷時に機種別に設定してあります。

出荷時の設定時間運転で、フィルターサイン (多機能リモコンの液晶表示部に フィルタ 表示 )を表示します

が、フィルターの汚れ具合などにより、下表のように変更することができます。

フィルターサイン

表示時間

約 200 時間

(かべかけ機標準 )約 100 時間 約 1,200 時間 約 2,500 時間 表示なし

設定状態00

( 出荷時設定 )01 02 03 04

(1) 暖房設定温度補正解除 (b1)

多機能リモコンの温度調節による温度設定 (表示値 )と室内ユニット空気吸込部の温度 (作動温度 )を一致さ

せるときに設定します。(設定を「01」とすることにより解除できます。)

本機能は、室内ユニットの空気吸込部のサーミスターを外して、室内ユニット外の所へ移動した場合などに利

用します。

(2) 暖房サーキュレーター機能 (b2)

出荷時のエアコンの標準設定においては、暖房サーモオフ時は、自動的に吹出空気風量が“弱”となり、冷風

感を与えないプログラムにしてあります。

しかし、このため、エアコンの据付位置や部屋の構造によっては室内温度の分布が悪くなり、例えば、「床面

の温度が低いのに、天井近くは高い」などの状態になることがあります。このような場合、本機能をご利用く

ださい。

本機能を設定することにより、暖房サーモオフ時も、吹出空気風量を設定風量に保つようプログラムすること

ができます。この場合には、室内の空気の動きは同じでサーキュレーター機能を果たしますので、室内温度の

分布が良くなります。オートルーバー機能がある場合は暖房サーモオフ時も設定したとおりにオートルーバー

が動作します。

(3) 圧縮機 3分オフガード (b3)

本機能を解除する場合は、(21) 項を参照ください。

表 暖房時室温制御設定温度

設定状態 室温制御設定温度

 00 ( 標準 ) リモコン設定温度 (表示値 )+ 4℃

 01 リモコン設定温度 (表示値 )

 02 リモコン設定温度 (表示値 )+ 2℃

ご注意

“冷風感“や温度分布の不満は、お客様の感覚に関わることですので、この機能をご利用のときは、

お客様のご意見を良く聞いて設定していただくようお願いします。

2 機能選択項目の説明

(注)補正後の設定温度の上限値は 、下記のとおりです 。

インバーターマルチ機:34℃

中温エアコン:29℃

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4.応用機能

80

4.2 多機能リモコンの機能選択

応用機能

(5) 運転モード固定 (b5)

運転モードを変更したくない場合に、機能を 「 有効 」に設定します。

設定された運転モードに固定され、多機能リモコンより操作、遠方入力を加えても運転モードは変わりません。

(6) 設定温度固定 (b6)

設定温度を変更したくない場合に、機能を 「有効 」に設定します。

設定された設定温度に固定され、多機能リモコンより操作を加えても設定温度は変わりません。

(7) 冷専固定 (b7)

冷暖房兼用型に接続して、冷房専用型と同じように動作をさせたい場合に、機能を 「有効 」に設定します。

この設定を行うと、多機能リモコンより暖房および冷暖自動の設定ができなくなります。

(8) 冷暖自動機能 (b8)

冷暖自動モードを選びたい場合に、機能を 「有効 」に設定します。

『運転切換』スイッチを押すと、冷暖自動モードが選択できるようになります。ただし、冷房専用型に接続し

ている場合や、機能選択設定で冷房設定を 「有効 」に設定している場合は、冷暖自動機能を 「有効 」に設定し

ていても、冷暖自動モードは選択できません。

(9) 風量固定 (b9)

風量を変更したくない場合に、機能を 「有効 」 に設定します。

設定された風量に固定され、多機能リモコンより操作を加えても風量は変わりません。

(10) 予備 (bA)

(11) 冷房設定温度補正 (bb)

多機能リモコンの設定温度 (表示値 )より低い温度条件でサーモオン /サーモオフの制御をしますので 、冷

房運転時間を長くすることができます。

(12) 予備 (bC)

(13) 予備 (bd)

(14) 予備 (bE)

(15) 予備 (C1)

(16) 予備 (C2)

表 冷房時室温制御設定温度

設定状態 室温制御設定温度

 00 ( 標準 ) 多機能リモコン設定温度 (表示値 )

 01 多機能リモコン設定温度 (表示値 )- 1℃

 02 多機能リモコン設定温度 (表示値 )- 2℃

(注)補正後の設定温度の下限値は 、19℃となります。

(17) HA機能 (C3)

エアコンのアダプター (JEM-A) 標準 HA 端子付テレコントローラーを接続して制御をする場合に、この機能を

「有効 」に設定してください。

HA制御については、117 ページを参照してください。

(18) 暖房時ドレンポンプ運転 (加湿器取付時 ) (C4)

本機では使用しません。

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81

応用機能

4.応用機能 4.2 多機能リモコンの機能選択

(29) ルーバースイング範囲変更 (CF)

ルーバーのオートスイング範囲を変更することができます。

設定状態 スイング範囲 用途

00 7 段稼動 標準

01 下 2 段カット ドラフト防止

02 使用しません -

(注 1)設定を変更した場合には 、設定を有効とするために電源の再投入するか、オートスイングにて 1往復以上させてください。

(注 2)設定 01 の下 2段カットは、暖房と送風時のみ有効となります。

(19) 室内ファン増速 (C5)

本機では使用しません。

(20) 暖房サーモオフ時増速 (C6)

本機では使用しません。

(21) 圧縮機 3分オフガード解除 (C7)

圧縮機が頻繁に運転、停止を繰り返すことを防止するために設定してあります。一度運転すると最低 3分間

は圧縮機は停止しません。この機能を 「有効 」にすることにより圧縮機 3分オフガードを解除することがで

きます。

(22) リモコンサーモ (C8)

吸込サーミスターの代わりに、多機能リモコンに内蔵しているサーミスター (リモコンサーモ )により制御

する場合に、この機能を「01」または「02」に設定します。この機能を「01」または「02」に設定した場合

でも、リモコンサーモが故障などにより、検出温度が異常な場合は、自動的に室内ユニットの吸込サーミスター

に切り換わります。

詳細は、93 ページを参照してください。

(23) 予備 (C9)

(24) 予備 (CA)

(25) 強制停止論理選択 (Cb)

室内ユニットに入力する強制停止信号について、信号入力用の接点の論理を選択することができます。設定

状態と接点の論理の対応は以下のようになっています。

(26) 予備 (CC)

(27) ドライ運転温湿度センサー選択 (Cd)

本機では使用しません。

(28) 予備 (CE)

ご注意

保護装置作動時、または運転停止スイッチを押した場合は、圧縮機はただちに停止します。

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4.応用機能

82

4.2 多機能リモコンの機能選択

応用機能

(31)予備 (d2)

(32) 電源発停2(復電時、停電後の自動再運転機能) (d3)

本機能を「有効」に設定すると、運転中に2秒を超える停電が発生し、その後の電源復電で、エアコンが自動的

に再運転します。

なお、標準製品は0~2秒間までは、運転モードなどのすべての運転条件を考慮し、復電後自動的に再運転し

ます。(圧縮機再始動は、最高2秒間の停電時間プラス3分ガード後)本機能を人のいない状況下でご使用にな

る場合は、防災監視などを十分に考慮したシステムとして使用してください。

(33) 冷房吹出空気温度低下防止 (d4)

冷房運転時、サーモオン/サーモオフの条件を変更し 、吹出温度の低下を防止します 。これにより、冷風感

を防止することができます 。

< サーモオフ条件 >

 ①冷房運転 (ドライ運転含む )かつ

 ②室内吹出空気温度≦ 11℃ が 3分間継続

  (吹出温度が低ければ 、サーモオフする)

<サーモオン条件 >

 ①室内吹出空気温度> 13℃ かつ

 ②室内吸込空気温度によりサーモオン

  (吹出温度が低いときは 、サーモオンしない)

(34) 暖房吹出空気温度低下防止 (d5)

多機能リモコンの表示よりも実際の風量を下げて、暖房時の吹出温度低下を防止することができます。

1. 停電による電源の入 /切でもユニットが運転 /停止します 。停止中に停電しても 、電源復電後、ユ

ニットが再運転します 。

2. フレックスマルチ・セットフリー iZ,iZ-R,iZ-M,iZ-T,FCHT,FSHT シリーズ・寒さ知らずは、圧縮

機ホットスタート制御 (電源投入後 、一定時間通電しないと運転できない制御 )により、本機能

は使用できません 。

1. 停止中に停電が発生した場合は、復電後も停止したままです。

2. フレックスマルチ・セットフリー iZ,iZ-R,iZ-M,iZ-T,FCHT,FSHT シリーズ・寒さ知らずは、ホッ

トスタート制御 (電源投入後 、一定時間通電しないと運転できない制御 )により、長時間のサー

モオフ時など圧縮機の温度が一定時間まで達していない場合 、復電後自動的に再運転しない場合

があります 。

多機能リモコン

表示風量H急風 (HH2) 急風 (Hi) 強風 (Me) 弱風 (Lo)

実際の風量 急風 (HH1) 強風 (Me) 弱風 (Lo) 弱風 (Lo)

風量テーブル

大  ←  風量  →  小

HH2 HH1 Hi Me Lo

(30) 電源発停1(電源投入時、自動運転機能) (d1)

本機能を 「有効 」に設定すると、電源の入 /切によりエアコンが運転 /停止します。本機能を人のいない状

況下でご使用になる場合は、防災監視などを十分考慮したシステムとして使用してください。

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83

応用機能

4.応用機能 4.2 多機能リモコンの機能選択

(35) 省エネ室温制御 (d6)

外気温度により負荷が小さいことを感知した場合 、設定温度を省エネ方向へ自動的にスライドします。

(36) 昇降グリル降下距離 (d7)

本機では使用しません。

(37) 換気モード (E1)                                        

本機では使用しません。

(38) 給気風量アップ運転 (E2)                                    

本機では使用しません。

(39) 加湿器付 (表示のみ ) (E3)

本機では使用しません。

(40) 予冷・予熱時間 (E4)                                      

本機では使用しません。

(41) 加湿器取り付け時の室内ファン残留運転 (E5)

本機では使用しません。

(42) 冷房停止時の室内ファン残留運転 (E6)

冷房運転停止時に室内ファンの微風運転を継続し (設定により 60 分または 120 分 )、室内ユニット内の結露

を防止しながら乾燥させることにより、カビや異臭の発生を防ぐ効果があります 。

(43) 給排気ファン風量固定解除 (エコノフレッシュの場合 ) (E7)

本機では使用しません。

(44) 暖房サーモオフ時ファン減速 (E8)

暖房サーモオフ時に室内ファンを減速運転することにより冷風感を防止することができます 。

設定状態サーモオフ時のファン運転状態

00 弱風運転

01 微風運転

(45) 予備 (E9)

(46) 予備 (EA)

(47) 冷房サーモオフ時ファン減速 (Eb)

冷房サーモオフ時に室内ファンを減速運転することにより 、サーモオフ時のにおい拡散や 、湿度アップを防

止できます 。

(48) 冷房時強制サーモオン停止 (EC)

冷房運転停止時に、強制的にサーモオンさせてから運転を停止します 。熱交換器をドレン水で洗浄した状態

で保持できるため、異臭の発生を防止できます 。

(49)予備 (Ed)

(50)風速自動モード (EE)

室内が設定温度に近くなった場合に 、室内風量を自動的に下げて能力を調整し 、無駄な運転を防止します 。

設定状態サーモオフ時のファン運転状態

00 設定風量で運転

01 弱風運転

02 微風運転

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4.応用機能

84

4.2 多機能リモコンの機能選択

応用機能

(52) 多機能リモコン親子設定 (F2)

多機能リモコン 2個により同一室内ユニットを制御する場合に設定します。一方の多機能リモコンを

「親 (=00)」、もう一方の多機能リモコンを 「子 (=01)」に設定してください。

設定状態 切タイマー設定時間

00 機能無効

01 1 時間

02 2 時間

03 3 時間

… …22 22 時間

23 23 時間

24 24 時間

0A 0.5 時間

0B 1.5 時間

OC 40 分

OD 45 分

OE 50 分

OF 55 分

集中制御機器・遠方発停・コントロールタ

イマーから運転した場合は、本機能設定を

設定していても切タイマーは設定されませ

ん。

(51) 切タイマー自動設定 (F1)

切タイマー自動設定機能とは、多機能リモコンから運転した場合、自動的に切タイマーが設定される機能で

す。切タイマー自動設定運転中には、切タイマーの取り消しとタイマー設定時間の変更はできません。ただし、

停止すると切タイマーは取り消されます。

設定状態と切タイマー設定時間との関係は以下のとおりです。

(53) 設定温度自動復帰  (F3)

本機能を「有効」に設定すると、温度変更から一定時間 ((54) 自動復帰時間 )変更がない場合 、設定温度が

自動的に自動復帰温度 ((55) 冷房自動復帰温度、(56) 暖房自動復帰温度 )に戻り、無駄な運転を防止します 。

設定しておくと、設定温度を高すぎたり低すぎたりさせないようになり、省エネ効果を生む機能です。

ただし、運転モードが冷暖自動設定または集中制御機器でリモコン禁止設定している場合、設定温度は自動

復帰しません。

【動作例】:冷房自動復帰温度 25[℃ ] の場合

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85

応用機能

4.応用機能 4.2 多機能リモコンの機能選択

(55) 冷房自動復帰温度 (F5)

運転モードが送風・冷房・ドライ選択時の自動復帰温度を設定します。

設定状態と冷房自動復帰温度との関係は以下のとおりです。

(54) 自動復帰時間 (F4)

設定温度を自動復帰する時間を設定します。

設定状態と自動復帰時間との関係は以下のとおりです。

設定状態 設定温度自動復帰時間

00 30 分 ( 出荷時設定 )

01 15 分

02 60 分

03 90 分

設定状態 自動的に復帰する設定温度

19 設定温度 19℃

20 設定温度 20℃

… …

25 設定温度 25℃ ( 出荷時設定 )

… …

29 設定温度 29℃

30 設定温度 30℃

(56) 暖房自動復帰温度 (F6)

運転モードが暖房選択時の自動復帰温度を設定します。

設定状態と暖房自動復帰温度との関係は以下のとおりです。

(57) リモコン停止遅延機能 (F7)

多機能リモコンの誤操作などで停止させたくない場合に使用します。

本機能を「有効」に設定すると、多機能リモコンの操作で「運転 /停止」スイッチを 3秒以上長押しした場

合に停止します。

なお、運転の操作は変わりません 。

設定状態 自動的に復帰する設定温度

17 設定温度 17℃

18 設定温度 18℃

… …

21 設定温度 21℃ ( 出荷時設定 )

… …

29 設定温度 29℃

30 設定温度 30℃

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4.応用機能

86

4.2 多機能リモコンの機能選択

応用機能

(58) 操作ロック「運転モード」 (F8)

(59) 操作ロック「設定温度」 (F9)

(60) 操作ロック「風量」 (FA)

(61) 操作ロック「風向」(Fb)

[(58)~ (61)共通 ]

誤操作やいたずら防止用に、多機能リモコンから各スイッチの操作を制限する場合、本機能を「01」に設定し

ます。出荷状態はすべてのスイッチが「01」設定です。

本機能「01」設定時、『 ▽』スイッチと『戻る』スイッチを同時に 3秒以上長押しすると、 多機能リモコンに

が表示して、各スイッチの操作ができなくなります。

表示中に『 ▽』スイッチと『戻る』スイッチを同時に 3秒以上長押しすると が消灯して、各スイッチの

操作が可能になります 。

本機能は多機能リモコン単体の操作を制限するもので 、集中制御装置から操作を行った場合、集中制御装置

の指令に従います。

(62) 設定温度冷房下限値 (FC)

運転モードが送風・冷房・ドライ時の設定温度を低くしすぎないよう設定温度の下限値を制限します。

設定温度範囲を制限する事により冷やし過ぎを防止し、省エネ効果を生む機能です。

設定状態と設定温度冷房下限値との関係は以下のとおりです。

※標準機の場合

設定状態 設定の意味設定温度の下限値

(送風・冷房・ドライ )※

00 標準値 19℃

01 下限値+1℃ 20℃

02 下限値+2℃ 21℃

… … …

09 下限値+9℃ 28℃

10 下限値+ 10℃ 29℃

多機能リモコンの設定温度

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87

応用機能

4.応用機能 4.2 多機能リモコンの機能選択

(63) 設定温度暖房上限値 (Fd)

運転モードが暖房時の設定温度を高くしすぎないよう設定温度の上限値を制限します。設定温度範囲を制限

する事により暖め過ぎを防止し、省エネ効果を生む機能です。

設定状態と設定温度暖房上限値との関係は以下のとおりです。

※標準機の場合

設定状態 設定の意味設定温度の上限値

(暖房 )※

00 標準値 30℃

01 上限値- 1℃ 29℃

02 上限値- 2℃ 28℃

… … …

09 上限値- 9℃ 21℃

10 上限値- 10℃ 20℃

多機能リモコンの設定温度

(64) 予備 (FE)

(65) 予備 (FE)

(66) 予備 (H1)

(67) ホットスタート表示 /非表示 (H2)

本機能を「非表示」にすると、運転制御が圧縮機の予熱中、またはホットスタート状態を示す

ホットスタート を表示しません。

(68) 予備 (H3)

(69) 予備 (H4)

(70) 予備 (H5)

(71) 温度表示 (J1)

簡単操作で一時的にセンサー温度表示を行う機能です。

本機能を「有効」に設定すると、運転温度設定状態で多機能リモコンの「 ▽」スイッチを押すとセンサー温

度を 5秒間表示します。表示するセンサー温度は以下のとおりです。

●リモートセンサー使用時はリモートセンサーと吸込空気温度の平均値を表示します。

●リモートセンサー未使用時は機能選択設定 C8(サーモ選択)設定内容により以下のとおりになります。

 ①設定「00」の場合、吸込空気温度を表示します。

 ②設定「01」の場合、多機能リモコンのリモコンサーモ温度を表示します。

 ③設定「02」の場合①・②の平均値を表示します。

(注)表示するセンサー温度が-9℃以下の場合は、-9℃を表示します。

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4.応用機能

88

4.2 多機能リモコンの機能選択

応用機能

設定 運転ランプの色

00 緑

01 赤

設定 日立 AP 連絡先

00 表示する

01 表示しない

(72) 予備 (J2)

(73) 運転ランプ色 (PC-ARF1,PC-ARFV 上の運転ランプ色 ) (J3)

運転中に点灯する運転ランプの色を変更することができます。PC-ARF1,PC-ARFV 上の運転ランプ色を変更する

ことはできますが、室内ユニットの運転ランプの色は変更することはできません。

(注)アラーム中の運転ランプは赤色点滅になります。

(74) 予備 (J4)

(75) 出荷時設定の連絡先表示 (J5)

連絡先表示を操作した際に、出荷時設定(日立アプライアンス㈱空調修理コールセンター)を表示する /表示

しないを選択できます。

(76) エラー音〔PC-ARFV のみ〕(J6)

空調機でアラームが発生した際に、多機能リモコンでブザーを鳴らしてアラームをお知らせします。

この時のブザー音を 1回 /連続を選択できます。

(注)メニュー項目のガイド音量設定が「消」の場合、エラー音は発生しません。

(77) 予備 (J7)

(78) エコ運転 (J8)

空調機運転中に多機能リモコンの「運転・停止」ボタン操作により運転した際、設定温度を自動的に自動復

帰温度 ((55) 冷房自動復帰温度、(56) 暖房自動復帰温度 )設定することで無駄な運転を防止します。

ただし、運転モードが冷暖自動設定または集中制御機器でリモコン禁止設定している場合には設定温度は変

化しません。

設定 エラー音 備 考

00 1 回 アラーム発生直後 1回のみ

01 連続 アラーム発生中はエラー音を継続

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89

応用機能

4.応用機能 4.2 多機能リモコンの機能選択

(79) 予備 (J9)

(80) 予備 (JA)

(81) 予備 (Jb)

(82) 強制清掃 (K1)

本機では使用しません。

(83) ホコリ回収サイン間隔設定 (K2)

本機では使用しません。

(84) 強制清掃間隔設定 (K3)

本機では使用しません。

(85) 予備 (K4)

(86) 人感センサー感度(K5)

本機では使用しません。

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4.応用機能

90

4.2 多機能リモコンの機能選択

応用機能

多機能リモコンから、室外ユニットの機種を表示することができます。

(1) 点検メニューを表示する

通常状態で運転中または停止中に 「 」スイッチと 「 」スイッチを同時に 3秒以上押してください。多機能リモコンが点検メニューを表示します。

(2) 機種表示モードにする

点検メニュー表示で「△▽」スイッチを押して機種表示を選択します。この状態で「決定」スイッチを

押すと多機能リモコンが機種表示モードになります。

(3) 機能の表示

①機種表示モードになると、多機能リモコンと接続している室内ユニットについて、以下の情報を順次

表示します。

(a) 冷媒系統とアドレス

(b) 室外ユニットの機種コード

多機能リモコンから複数の室内ユニットをグループ設定している場合、以下のように室内ユニットご

とに上記 (a) ~ (b) を表示します。

 多機能リモコンに接続している室内ユニットについて、上記表示が完了すると自動的に点検メニュー

に戻ります。

②冷媒系統とアドレス表示

多機能リモコンに接続されている室内ユニットの冷媒系統、アドレスを一覧表示します。表示対象の

室内ユニットは反転表示します。

③機種コード表示

 室外ユニットの機種コードは画面左下に表示します。

表示文字 機 種

b店舗インバーター機種

(個別運転機(シングル機含む))

F店舗インバーター機種 (※)

(同時運転機(シングル機含む))

マルチ機種(冷暖兼用・冷房専用)

U設備用エアコン(リモコン定速型)

テンプクリーンエアコン(標準)

C 冷専機種

L 全熱交換器

U1 テンプクリーンエアコン (中温 )

o1

産業用中温エアコン、

設備用エアコン (セパレート型 )

( リモコンインバーター型 )

大型ゆかおき

E 上記以外の機種

3 機種表示機能

※旧型(2010年4月以前)の室外ユニットと組み合わせの場合は「P」を表示します。

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91

応用機能

4.応用機能 4.2 多機能リモコンの機能選択

室内ユニットプリント板から、外部入出力信号として入力 2点 (CN3)、出力 3点 (CN7・CN8) が準備されて

います。出荷状態の設定を変更する場合、以下の手順で設定の変更をしてください。

入出力設定モードの切り換え

① 通常モード中(エアコン停止中)に「メニュー」スイッチ

と「戻る」スイッチを同時に 3秒以上押します。

試運転メニューを表示します。

② 試運転メニューで 入出力 を選択して「決定」スイッチを押します。

③ 「△▽ △ ▽ 」スイッチを押して、設定対象の室内ユニット

を選択して「決定」スイッチを押します。

入出力信号を割り付けるポート、入出力信号コードが表示

されます。表示されるコードと入出力との関係は下表を参

照してください。

設定 入 力 出 力

00 未設定 未設定

01 ルームサーモ ( 冷房 ) 運転

02 ルームサーモ ( 暖房 ) アラーム

03 遠方発停 1 冷房

04 遠方発停 2( 運転 ) 冷房サーモオン

05 遠方発停 2( 停止 ) 暖房

06強制停止後リモコン禁止

暖房サーモオン

07 遠方冷暖切換 全熱交

08 昇降グリル入力 昇降グリル出力

出荷状態

コネクター番号 コネクターの端子番号 出荷時の設定

入力 CN3

1 番 -2 番 遠方発停 1

2 番 -3 番強制停止後

リモコン禁止

出力CN7

1 番 -2 番 運転

1番 -3 番 警報

CN8 1 番 -2 番 暖房サーモオン

表示と入出力設定コネクターとの関係

ポート 設定対象ポート 備 考

入力 1室内ユニットプリント板CN3 の 1-2

入力 2室内ユニットプリント板CN3 の 2-3

出力 1室内ユニットプリント板CN7 の 1-2

出力 2室内ユニットプリント板CN7 の 1-3

出力 3室内ユニットプリント板CN8 の 1-2

4 室内ユニットの入出力設定

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4.応用機能

92

4.2 多機能リモコンの機能選択

応用機能

⑦ はい を選択して「決定」スイッチを押すと設定を確認して、試運転メニューを表示します。いいえ を選択した場合、④に戻ります。

⑥ 設定を確定する場合「決定」スイッチを押すと確認画面を

表示します。

⑧ 試運転メニューで「戻る」スイッチを押すと通常モードに

戻ります。 ( 機能選択の場合を示します。)

他のユニットに対して設定を行う場合は④・⑤設定中「戻る」スイッチを押すと③に戻ります。

(多機能リモコンに接続している室内ユニットが 1台の場合は、①の試運転メニューを表示します。)

⑤「

▽」スイッチを押すごとにより入出力コードが下記のよう

に切り換わります。ポートに割り付ける入出力信号を選択して

ください。

④「△▽」スイッチを押すことによりポートの選択が下記のよ

うに切り換わります。入出力信号を割り付けるポートを選択

してください。

」スイッチを押した時

「▽」スイッチを押した時

「 ▽」スイッチを押した時

」スイッチを押した時

ご注意

1.機能選択設定の対象となる室内ユニットは、多機能リモコンと接続している室内ユニットの中からのみ選択でき

ます。

2.すべて の場合は、全室内ユニット同一設定であることを表します。

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93

応用機能

4.応用機能 4.2 多機能リモコンの機能選択

(1) リモコンサーモの選択

多機能リモコンの機能選択設定で、C8 の項目 「00」 ~ 「02」 を設定することにより、下記のようになります。

「00」 設定… 室内ユニットの吸込温度サーミスターによる温度制御

「01」 設定… リモコンサーモによる温度制御

「02」 設定… 室内ユニットの吸込温度サーミスターとリモコンサーモの平均値で制御

 

     

機能選択設定方法については、「 1 点検メニューの設定方法」(94 ページ)を参照してください。

室内ユニットの吸込空気サーミスターの代わりに、多機能リモコン内部にあるサーミスター (リモコン

サーモ )を用いて室温制御をします。

1.リモコンサーモにて室内温度制御を行っている場合でも、室内ユニットの吸込温度サーミスターに

関係する保護制御(着霜防止など)については、室内ユニットの吸込温度サーミスターの温度を用いま

す。

2.リモコンサーモにて室内温度制御を行っている場合、リモコンサーモの故障などにより、検出温度

が異常になった場合、自動的に室内ユニットの吸込温度サーミスターによる制御に切り換えます。

3.リモコンサーモ機能を使用される場合は、下記を考慮して据付場所を選定してください。

● 部屋の平均的な温度が検知できる場所

● 直射日光が当たらない場所

● 近くに熱源がない場所

● ドアの開閉などによる外気の影響を受けない場所

4.多機能リモコン2個を親子で使用している場合、リモコンサーモ機能が使えるのは「親リモコン」のみ

です。

5.リモートセンサー使用時は機能しません。

 (リモートセンサー優先。ただし、外気処理エアコンは除く)

5 リモコンサーモ設定機能

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4.応用機能

94

4.3 多機能リモコンの点検メニュー

応用機能

●点検メニュー項目一覧

項 目 機 能 説 明

点検1 エアコンのセンサーデータなどの状態を監視して表示します。

点検2 アラーム発生直前のエアコンのセンサーデータなどを表示します。

異常履歴表示過去に発生した異常の発生年月日・時分・アラームコードを表示します。

最大 30 件まで履歴を記憶します。

機種表示 エアコンの機種コード・製造番号を表示します。

室内外基板診断 エアコンのプリント板を診断して結果を表示します。

自己診断 多機能リモコンの診断を実施します。

●点検メニューの入りかた

<運転操作画面 > <点検メニュー画面 >

運転操作画面で『メニュー』と『ガイド』を同時に

3秒押し続けます。

1 点検メニューの設定方法

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95

応用機能

4.応用機能 4.3 多機能リモコンの点検メニュー

●点検 1・点検 2

①運転操作画面で『メニュー』と『ガイド』を同時に 3秒

以上押し続けます。

点検メニュー画面を表示します。

②点検メニューで 点検 1 (または 点検 2 )を選択し

て『決定』を押します。

③『△▽ 』を押して、設定対象の室内ユニットを選択

して『決定』を押します。

多機能リモコンに接続している室内ユニットが 1台の場

合は表示しません。(④を表示します)

④『△▽』を押すと、点検データの表示が切り換わります。

No. 表示項目 データ名称1 b1 設定温度2 b2 吸込空気温度3 b3 吹出空気温度4 b4 室内熱交換器液管 (凍結 )温度5 b5 リモートセンサー温度6 b6 外気温度7 b7 室内熱交換器ガス管温度8 b8 暖房蒸発温度9 b9 制御情報10 bA 圧縮機上温度11 bb リモコンサーモ温度12 bC 予備 (本機では使用しません )13 C1 室内ユニットマイコン出力状態14 C2 室外ユニットマイコン出力状態15 d1 ユニット停止理由16 E1 異常発生回数17 E2 室内ユニット瞬時停電回数

●点検モード 1の表示項目とデータ

No. 表示項目 データ名称18 E3 伝送エラー(室内ユニット-多機能リモコン間)回数19 E4 インバーター異常発生回数20 F1 オートルーバー状態21 H1 吐出 (高圧 )圧力22 H2 吸入 (低圧 )圧力23 H3 制御情報24 H4 運転周波数25 J1 室内ユニット容量26 J2 室外ユニット機種コード27 J3 冷媒系統 (その 1)28 J4 冷媒系統 (その 2)29 L1 室内ユニット膨張弁開度30 L2 室外ユニット膨張弁開度 131 L3 室外ユニット膨張弁開度 232 L4 室外ユニット膨張弁開度 B33 P1 圧縮機電流35 q1 制御情報

No. 表示項目 データ名称1 q1 吸込空気温度2 q2 吹出空気温度3 q3 室内熱交換器液管 (凍結 )温度4 q4 外気温度5 q5 室内熱交換器ガス管温度6 q6 暖房蒸発温度7 q7 制御情報8 q8 圧縮機上温度

●点検モード 2の表示項目とデータ

No. 表示項目 データ名称9 q9 吐出 (高圧 )圧力10 qA 吸入 (低圧 )圧力11 qb 制御情報12 qC 運転周波数13 qd 室内ユニット膨張弁開度14 qE 室内ユニット膨張弁開度 115 qF 圧縮機電流

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4.応用機能

96

4.3 多機能リモコンの点検メニュー

応用機能

 異常履歴表示は、点検メニューより設定できます。

①『メニュー』と『ガイド』を同時に 3秒以上押します。

点検メニューを表示します。

②点検メニューで 異常履歴表示 を選択して『決定』を

押します。

③『△▽』を押すことで異常履歴表示が切り換わります。

④異常履歴を消去する場合『決定』を押すと確認画面を表

示します。

はい を選択して『決定』を押すと異常履歴を消去して、

③に戻ります。

いいえ を選択した場合、③に戻ります。

●異常履歴表示

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97

応用機能

4.応用機能 4.3 多機能リモコンの点検メニュー

●室内外基板診断

①通常モード中(エアコン停止中)に『メニュー』と

『ガイド』を同時に 3秒以上押します。

点検メニューを表示します。

②点検メニューで 室内外基板診断 を選択して『決定』

を押します。

③『△▽ △ ▽』を押して、設定対象の室内ユニットを選択

して『決定』を押します。

多機能リモコンに接続している室内ユニットが 1台の場

合はそのまま室内外基板診断画面を表示します。

④室内外基板診断

『決定』を押すと、画面が右図のように切り換わり、

診断を開始します。

⑤診断結果

診断が終わりますと画面が右図のように切り換わり、診

断結果を表示します。診断結果一覧表を以下に示します。

⑥診断結果の表示中に『戻る』を押すと③に戻ります。ま

た、診断結果の表示中に『メニュー』を押すと①の点検

メニューに戻ります。

室内プリント板 室外プリント板

00 正常 00 正常

01 吸込空気温度サーミスター異常 07 対室外伝送異常

02 吹出空気温度サーミスター異常 F4 49FC入力故障

03 凍結温度サーミスター異常 F5 63H2入力故障

04 リモートサーミスター異常 F6 室外保護検出回路異常

05 ガス管温度サーミスター異常 F7 相検出異常

06 ふく射温度サーミスター異常 F8 インバーター伝送異常

08 対セントラルステーション伝送異常 FA 高圧圧力センサー異常

0A EEPROM 異常 Fb 圧縮機上温度サーミスター異常

0b ゼロクロス FC 低圧圧力センサー異常

EE 自己診断中伝送異常 (多機能リモコン⇔室内 ) Fd 暖房蒸発温度サーミスター異常

FF 外気温度サーミスター異常    

●診断結果一覧表

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4.応用機能

98

4.3 多機能リモコンの点検メニュー

応用機能

 多機能リモコンの診断や EEPROM( 多機能リモコン内部の記憶素子 )のクリアを行います。

●自己診断

①通常モード中(エアコン停止中)に『メニュー』と

『ガイド』を同時に 3 秒以上押し続けます。

点検メニュー画面を表示します。

②点検メニューで 自己診断 を選択して『決定』を

押します。

③処理を選択します。

・診断を開始する場合『ガイド』を押します。

・EEPROM をクリアする場合『▽』と『ガイド』を

同時に押します。

→ EEPROM クリア処理⑮ (次ページ )へ。

④液晶チェック

『決定』を押すと、画面が右図のように切り換わります。

⑤バックライトチェック

『決定』を押すと、バックライトの明るさが段階的に切

り換わります。

⑥コントラストチェック

『決定』を押すと、液晶表示のコントラストが段階的に

切り換わります。

⑦運転ランプチェック

『決定』を押すと、運転ランプが赤2回、緑2回点灯します。

⑧スイッチ入力チェック

各スイッチ(9個)を1個ずつ押してください。

スイッチを押す度にⒶ部の表示がカウントアップしま

す。

(注 )スイッチを押す順番はどのような順番でもかまいま

せん。スイッチを 2個以上同時に押すとカウントさ

れません。

⑨スピーカチェック

『決定』を押すと、ビープ音が段階的に切り換わり、鳴

ります。(PC-ARF1 ではビープ音は鳴りません。)

⑩伝送チェック

多機能リモコンが自動的に伝送回路のチェックを開始し

ます。

03:バックライトチェック

04:コントラストチェック

05:運転ランプチェック

07:スピーカチェック

08:伝送チェック

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99

応用機能

4.応用機能 4.3 多機能リモコンの点検メニュー

⑪リモコンサーモチェック

右図Ⓐ部にリモコンサーモの検出温度を表示します。

⑫時計チェック

年月日時刻が「2012.03.04 12:34」から

「2008.01.01 00:00」に切り換わります。

⑬ EEPROM チェック

・EEPROM をクリアしない。

 『ガイド』を押します。

 ・EEPROM をクリアする。

 『決定』を押すか、15秒放置した場合、EEPROM の

  データをクリアします。この際、右図のⒶ部に数字 

 が表示されます。この数字が「999」の場合、

 EEPROM の故障です。

(注 )Ⓐ部の表示が「999」の場合、次のチェックに移りません。

⑭数秒経過すると自己診断処理を終了して、多機能リモコンが自動的に再起動します。

⑮ EEPROM をクリアします。

多機能リモコンが自動的に EEPROM クリア処理を始めま

す。

⑯数秒経過すると自己診断処理を終了して、多機能リモコンが自動的に再起動します。

EEPROM 処理

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4.応用機能

100

4.4 多機能リモコンの渡り配線廃止について

応用機能

1 多機能リモコンの渡り配線廃止について

 同時ツイン・同時トリプル・同時フォー機では多機能リモコンの渡り配線を不要とすることができます。

 ただし、多機能リモコン渡り配線の廃止時には、

下記の制約事項があります。

(1) 下記機能は多機能リモコン取付ユニット (親機 )

のみ設定可能です。

①遠方発停 1,2,3     ②電源発停 1,2

③ HA 対応        ④リモコン禁止

(2) 下記の接続はできません。

①渡り配線廃止接続の親機同士の接続は

 できません。

複数の冷媒系統の室内ユニットを 1台の

多機能リモコンで制御する場合、従来ど

おりすべての室内ユニットにリモコン渡

り配線を接続してください。

②渡り配線廃止接続の親機と渡り配線あり

 室内ユニットとの接続はできません。

複数の冷媒系統の室内ユニットを 1台の

多機能リモコンで制御する場合、従来ど

おりすべての室内ユニットにリモコン渡

り配線を接続してください。

③渡り配線廃止接続の子機に多機能リモコン

 の接続はできません。

2リモコン制御をする場合、子リモコンは

親機に接続してください。

④かべかけ内蔵受光部が存在するときは、

 リモコン渡り配線廃止はできません。

親機 親機子機 子機 子機子機

親機 子機 親機 子機機

親機

かべかけ

ワイヤレスリモコン

ワイヤレスリモコン

ワイヤレスリモコン

親機

子機 子機親機 親機機 子機親 親

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101

応用機能

4.応用機能 4.4 多機能リモコンの渡り配線廃止について

(3) 多機能リモコンからのアドレス変更はできません。

(4) e-LINE 接続の場合は、子機側の動作に遅れが発生します (5 ~ 10 秒程度 )。

(5) 風量調整 4段 (H 急-急-強-弱 )と風量調整 3段 (急-強-弱 )の室内ユニットを接続する場合、多機能

リモコンは風量調整 4段室内ユニットへ接続してください。風量調整 3段室内ユニットへ接続すると、多機

能リモコンに「H急風」が表示されず、選択できません。

(6) 集中制御機器を接続する場合には、下記の制限事項があります。制限事項が守られていない状態で運用しま

すと、正常動作しませんのでご注意ください。

① 制限事項はありません。

ただし、多機能リモコンあるいは受光部キットを接続していない室内ユニットは、集中制御機器側で状態を

確認すると常にリモコン全禁止表示となります。

② 多機能リモコンあるいは受光部キットを接続している室内ユニットをリモコングループの親機に設定 (構

成 )する必要があります。設定を誤った場合、集中制御機器からそのリモコングループへの制御ができませ

ん。

③ 多機能リモコンあるいは受光部キットを接続していない室内ユニットを認識できないため、リモコン渡り配

線を不要とすることはできません。リモコン渡り配線をする必要があります。

渡り配線をしないで接続した場合、以下のいずれかの動作になります。

 a. 集中制御機器が多機能リモコンあるいは受光部キットを接続していない室内ユニットの接続を認識で

きません。

 b. 集中制御機器からそのリモコングループへの制御ができません。

製品名称 製品型式 制限事項

セントラルステーションPSC-A64S1

PSC-5S②

ワンタッチコントローラー PSC-A16RS1 ①

セントラルステーション適温適所 EZ PSC-A64GT1 ②

セントラルステーション WebPSC-A128WEB2

PSC-A128WEBC1③ b

セントラルステーション適温適所 DX PSC-A128WX1 ①

LN アダプター P HARC70-P1 ③aただし、多機能リモコンを接続していない室内ユニットは、集中制御機器側で状態を確認すると常にリモコン全禁止表示となります。LN アダプター P BOX HARC-BX

サービスチェッカー PSH-2 ①

遠隔監視システム

HARC40

③bただし、監視のみで運用する場合は、制限はありません。

HC-A8WEB

HC-A64WEB

(注1)集中制御機器の併用は不可能となります。

(注2)特注品については別途ご確認願います。

(注3)集中制御機器からは「H急風」設定はできません。

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4.応用機能

102

4.5 その他の注意事項

応用機能

・コントロールタイマーと、多機能リモコンまたは多機能リモコンと併用はできません。

・コントロールタイマーと受光部キットとの併用は可能です。

1 コントロールタイマー (PSC-A80T) の接続

2 リモコン別機能一覧表

(1) 多機能リモコン(PC-ARF1,PC-ARFV)との併用の場合、多機能リモコンを親設定にしてください。

(2) 多機能リモコン(PC-ARF1,PC-ARFV)との併用の場合、同一リモコン線上にコントロールタイマーを接続

することはできません。(多機能リモコンとコントロールタイマーを併用できないためです。)

(3) 設定温度冷房下限値および設定温度暖房上限値(機能選択)は使用できません。ワイヤレスリモコンから

は設定温度上下限範囲外が設定できます。

(4) 設定温度固定(機能選択)は使用できません。ワイヤレスリモコンから運転モードを変更した場合、多機

能リモコンに表示している設定温度になります。

(5) 2個の多機能リモコンまたは受光部キットを接続する場合、応急運転中は外部入力による運転モードの

変更を行わないでください。

(6) ワイヤレスリモコンは、PC-LH3Bをご使用ください。

3 受光部キット (PC-ALHZF) 使用時のご注意

室内ユニット-リモコン

リモコン種類風量調整

4段

1:1

本体内蔵受光部 ○

PC-P1H1,PC-AR,PC-AR1,PC-ARH,PC-ARF受光部キット(PC-ALHZ)

×

PC-ARFV,PC-ARF1 ○

受光部キット(PC-ALHZF) ○

1リモコン複数台運転(※)

PC-P1H1,PC-AR,PC-AR1,PC-ARH,PC-ARF受光部キット(PC-ALHZ)

×

PC-ARFV,PC-ARF1 ○

受光部キット(PC-ALHZF) ○

親子リモコン(2リモコン)

(※)

PC-P1H1,PC-AR,PC-AR1,PC-ARH,PC-ARF受光部キット(PC-ALHZ)

×

PC-ARFV,PC-ARF1 ○

受光部キット(PC-ALHZF) ○

混在

PC-ARF1,PC-ARFVと受光部キット(PC-ALHZF)の混在

その他 ×

リモコンレス - ○

※ 本体内蔵受光部は、1リモコン複数台運転および親子リモコンでは使用できません。

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103

応用機能

4.応用機能 4.6 ワイヤレスリモコン・受光部キット

ワイヤレスリモコンで複数台(最高16台)を一斉に制御することができます。この場合、受光部キットは最大2台までしか接続できません。本実施要領は、右図のように複数台の室内ユニットを一つの部屋に設置した場合にのみにご利用ください。

異なった部屋に設置した室内ユニットで実施

した場合、室内ユニットの電源切り忘れなど

が生じますので、使用しないでください。

<施工要領>配線作業やディップスイッチの設定などは、すべて電源を切ってから実施してください。

(1)受光部キットの設置複数台(最大16台)のユニットをワイヤレスリモコンで同時運転・停止する場合は操作用のユニットのみ受光部キットを使用し、他は標準室内ユニットをご使用ください。なお、受光部キットが複数必要な場合でも、設置可能な受光部キットは最大で2台です。

結線要領 ●同一冷媒配管系統の室内ユニット複数台同時運転

 ●複数冷媒配管系統の室内ユニット複数台同時運転

受光部キットを2台接続する場合は、親子リモコン設定が必要です。「4.6 1 -2 機能選択 ●機能選択設定」

(106ページ)を参考にディップスイッチ(DSW1)で親子設定してください。

1 - 1 システム構成

 ワイヤレスリモコンによる複数台同時運転〔ワイヤレスリモコン(機能の選択)使用の場合〕

1 ワイヤレスリモコン(PC-LH3B)・ 受光部キット(PC-ALHZF)

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4.応用機能

104

4.6 ワイヤレスリモコン・受光部キット

応用機能

(2) 室内ユニット間の結線を下図のように実施してください。

● PC-ALHZF の場合

(3) 接続したリモコンケーブルは、各室内ユニット内で電源などの 200V 電圧線とは併走させないよう、要所を

バンドなどで固定してください。ユニット外でも同様で、200V 電圧線とは併走させず 30cm 以上離すか、専

用の金属電線管内に入れて電線間の片側をアースしてください。

(4) 各室内ユニットプリント板上のスイッチを下図のように確実に設定してください。

ご注意

試運転または運転時、上記スイッチの設定が正しく行われていないと室内号機設定異常となり、

受光部キットの運転 LED(赤色)が点滅し、運転できなくなります。

スイッチの設定

号機・冷媒系統用スイッチ

・ 10 の位は、6ピンのディップスイッチで設定します。10 の位が 1 の場合は 1 ピン、2 の場合は 2 ピンという具合に、10 の位の数字に合わせてディップスイッチの当該ピンのみを ON にします。

・1 の位は、10 極(0 ~ 9)のロータリースイッチで設定します。

(注)1. 旧型室外ユニットを接続する場合は、号機・冷媒系統とも 0~ 15 までとしてください。

  2.e-LINE 接続の場合は、号機は 0~ 15 までとしてください。

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105

応用機能

4.応用機能 4.6 ワイヤレスリモコン・受光部キット

● PC-LH3B の場合

①ワイヤレスリモコン付属の据付点検要領書を参照し試運転をしてください。

② ワイヤレスリモコンからの試運転は2時間で終了します。2時間経過後にタイマーランプ(緑色)が0.5秒

点灯/0.5秒消灯の周期で点滅を継続している場合は、アラームが発生していた可能性があります。室内

ユニットを運転してアラーム状態を確認してください。室内ユニットを再度停止するとタイマーランプ

は消灯します。

1 -2 機能選択

●となりユニット区別設定方法

(1) 受光部キット側の設定 (PC-ALHZF)

(2) ワイヤレスリモコン側の設定 (PC-LH3B)

(a) ワイヤレスリモコンの 「入 」 スイッチと 「切 」スイッチを同時に 3秒以上押します。ワイヤレスリモコン

の液晶表示部に「b」の文字が表示されれば、「となりユニット区別 」が設定された状態です。

(b) ワイヤレスリモコンの 「入 」スイッチと 「切 」スイッチを同時に 3秒以上押します。

ワイヤレスリモコンの液晶表示部に「A」の文字が表示されれば、「となりユニット区別」設定が解除さ

れた状態です。

①受光部キットを隣合わせで 2台設置した場合、ワ

イヤレスリモコンからの信号が両方に送信される

ことがあります。各受光部キットを 1 台ごとに確

実に運転操作させるために、「となりユニット区別

運転」モード設定して、となりの受光部キットに

干渉させないようにすることができます。右図の

ように受光部キット A,B、2 台が隣合わせで設置さ

れているとき、受光部キット Bを「となりユニット区別運転」モード設定ユニットとします。

②となりユニット区別運転モードの設定方法について

受光部キット B( となり区別設定ユニット )の受光部キットディップスイッチ (DSW1) の 2 番を ON 側に設定し

ます。

③となりユニット区別運転モードの解除方法について

受光部キットディップスイッチ (DSW1) の 2 番を OFF 側に設定し、となり区別運転を解除します。

警告

受光部キットのディップスイッチなどの設定は電源を完全に切ってから行ってください。感電の原

因になります。

ご注意

下記の場合は、となりユニット区別運転は

できません。

(1) 複数台同時運転モード設定時

(2) 室内ユニットが同時ツイン機の場合

ご注意

● “となりユニット”区別設定が必要です。本取付要領書を参照してください。

● 必ず元電源を切ってから次の作業を実施してください。

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4.応用機能

106

4.6 ワイヤレスリモコン・受光部キット

応用機能

●応急運転機能

すぐに運転したいが、電池切れなどでワイヤレスリモコンが使えない…。

こんなときは、応急運転スイッチを使って運転してください。応急運転スイッチは、ワイヤレスリモコンで運転

操作ができなかったときに使用するスイッチです。

なお、運転内容は、冷房運転と暖房運転の 2種類です。

ご注意

ディップスイッチの設定は、すべての電源を遮断してから行ってください。

(1) 別売受光部キットには下図に示すスイッチがあります。

① ベースを取り外してください。② ねじ (2 ヵ所 )を取り外しケース

を外してください。

出荷時ディップスイッチ (DSW1)

(2) スイッチ「冷房」、「暖房」は応急運転用スイッチです。ワイヤレスリモコンの電池切れなどの時に、強制

的に運転したい場合に使用します。

スイッチ「冷房」: 1 回押すと冷房運転を開始します。もう一度押すと停止します。

スイッチ「暖房」: 1 回押すと暖房運転を開始します。もう一度押すと停止します。

(1) 別売受光部キットには上図に示すスイッチがあります。

(2) ディップスイッチ (DSW1) は機能選択用です。機能選択が必要な場合は、下表に従いディップスイッチを設

定してください。

オプションディップスイッチ (DSW1)

機  能1 2 3 4 5 6

親 / 子設定 ○ × × × × × 2リモコンシステムで使用する際に親リモコン(OFF設定)/子リモコン(ON設定)を切り換えます。

隣ユニット区別 × ○ × × × × ONに設定するとワイヤレスリモコンのBモード(となりユニット区別)に対応します。

応急運転無効 × × × ○ × × ONに設定すると応急運転スイッチが無効になります。

○ :ON × :OFF

留意事項

多機能リモコンまたは集中機器から機能選択を行う場合、下記の設定にご注意ください。(1) 設定温度冷房下限値および設定温度暖房上限値の設定は使用できません。ワイヤレスリモコンからは

設定温度上下限範囲外が設定できます。

(2) 設定温度固定は使用できません。ワイヤレスリモコンから運転モードを変更した場合、多機能リモコ

ンに表示している設定温度になります。

ご注意

応急運転中は受光部キットの表示部 ランプ (黄色 )が 0.5 秒点灯 /0.5 秒消灯の周期で点滅表示し

ます。

ご注意

ディップスイッチ設定後、ケースを取り付ける時にはコード取出位置に注意して作業してください。

受光部のディップスイッチにより、一部の機能選択を設定することができます。

●機能選択設定

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107

応用機能

4.応用機能 4.6 ワイヤレスリモコン・受光部キット

●機能選択設定内容

 2個の多機能リモコンまたは受光部キットで、室内ユニット複数台 (最大 16 台 ) を同時に制御することができ

ます。

(2) 親子リモコンの設定

2個の受光部キットを接続する場合は、前ページの「●機能選択設定 」 に従い、一方の受光部キッ

トを 「親設定 」、もう一方を 「子設定 」にしてください。また、多機能リモコンと受光部キットを

親子設定する場合は、多機能リモコンを「親設定」にしてください。設定後、一旦室内ユニットの

電源を遮断し、再投入してください。

ご注意

1.2個のワイヤレスリモコンで複数台の室内ユニットを制御した場合、室内ユニットごとに、個別

に運転モード・風量・温度調節など設定することはできません。

2.受光部キットは、どの室内ユニットに接続してもかまいません。ただし、1台の室内ユニットに

接続できる受光部キットは最大で2個までです。

3.室内ユニット間のリモコン渡り配線は、各ユニット内で電源などの200V電圧線とは併走させな

いよう、要所をバンドなどで固定してください。室内ユニット外でも同様に、200V電圧線とは

併走させないで、30cm以上離すか、専用の金属電線管内に入れ電線管の片端をアースしてくだ

さい。

4.ワイヤードリモコンと親子設定する場合は、多機能リモコン(PC-ARF1,PC-ARFV)を使用してくだ

さい。

 なお、ワイヤードリモコンを「親設定」にしてください。

 ●複数冷媒配管系統の室内ユニット複数台同時運転

(1) 多機能リモコンまたは受光部キット 2個による複数台同時運転システムは下図のとおりです。

●同一冷媒配管系統の室内ユニット複数台同時運転

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4.応用機能

108

4.7 蓄熱コントローラー

応用機能

蓄熱コントローラー 1台で、複数台(最大16台)を同時に制御することができます。

ご注意

1.蓄熱コントローラーはどの蓄熱ユニットに接続しても構いません。ただし、1つの蓄熱ユニットに接続できる蓄熱コントローラーは1台です。

2.蓄熱ユニット間のリモコン渡り配線は、各ユニット内で電源配線や他の信号線と併走させないよう、要所をバンドなどで固定してください。蓄熱ユニット外でも同様に、電源配線や他の信号線と併走させないで、30㎝以上離すか、専用の金属電線管内に入れ電線管の片側をアース(D種接地)してください。

( 渡り配線の中は必ず

1台としてください。)

□はケーブル長(m)を示します。(□=2,3,5,8,10,15,20,30,50,75,100)30(m)以上は受注生産品となります。発注先:最寄りの日立アプライアンス(株)各支店

●別売延長ケーブル(型式 PRC -□ K)

ご注意

1.ケーブルはツイストペアケーブル (1P - 0.75mm2) をご使用ください (総配線長 500m まで )。その他の

ケーブルを使用した場合 、 ノイズなどの影響による誤動作の原因となります。ただし、総配線長が 30m 以下の

場合、その他のケーブル(0.3mm2 以上)も使用可能です。

2.すべての信号用ケーブルは、電源配線や他の信号線と併走させないでください。併走させる場合は、30cm 以上

離すか、鉄製の電線管に入れ電線管の片端をアース (D 種接地 )してください。本処置をしない場合、電源ノイ

ズの影響により、エアコンが誤動作したり、故障が発生する場合があります。

3. 複数台の蓄熱ユニットを同時制御する場合、冷媒系統アドレス・蓄熱ユニットアドレスの設定を行なってくだ

さい。同時制御する場合、冷媒系統設定・蓄熱ユニットアドレスのどちらも行なわない場合、アドレス重複に

より伝送異常となります。

4.リモコンケースのケーブル貫通部分にすき間がある場合は、ビニールテープなどで補修してすき間のないようにし

てください。水滴や虫がリモコンケースに入り、故障の原因となります。

5.渡り配線の中は複数台の蓄熱コントローラーは接続できません。必ず1台の蓄熱コントローラーとしてください。

ご注意

配線作業は、必ず室内ユニットの電源を遮断した状態で行ってください。電源を投入したまま作業を行うと室内プリント板や多機能リモコンの故障の原因となります。

1 システム構成

2 配線要領

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109

応用機能

4.応用機能 4.7 蓄熱コントローラー

設定項目

設定項目の選択

「設定選択▽△」スイッチを押して、設定する項目を選択します。

(例)b2:蓄 熱 運 転モード固定を選択した場合

設定内容の変更

設定内容

「決定/点検」スイッチを押すごとに、設定内容が変化します。

(例)01:蓄熱暖房モード固定を設定した場合

※設定項目とその内容については、下表を参照願います。

他項目の設定をする場合

取り付けベースに設定内容記入用の銘板が貼り付けてありますので、必ず設定内容を記入してください。

機能選択の設定は一括設定です。蓄熱ユニットごとの個別設定はできません。

(5)蓄熱運転の設定蓄熱運転をする場合は、「運転/停止」スイッチを押して、運転ランプを点灯してください。

運転ランプを消灯した場合、蓄熱運転中のユニットは蓄熱運転を停止します。蓄熱運転時間外に、蓄熱コントローラーからの機能選択設定を実施してください。

(1)運転状態の確認 運転ランプ(赤色)が消灯していることを確認してく

ださい。点灯している場合は、「運転/停止」スイッチを押してください。スイッチを押すことにより、機能選択項目の設定状態が切り換わります。コード設定状態については下表を参照してください。

(2)機能選択設定画面への切り換え 「決定/点検」スイッチと「取消/リセット」スイッチを

同時に3秒以上押してください。機能選択の設定画面に切り換わります。

(3)機能選択項目と設定状態の変更 機能選択の設定状態表示に切り換わると右図のよう

な表示に切り換わります。 ①機能選択項目がコードで表示されます。ここで

 「▽設定選択」または「設定選択△」スイッチを押す と、機能選択項目b1 ~ b3)が切り換わります。 また、「決定/点検」スイッチを押すことにより、 能選択項目の設定状態が切り換わります。コード 設定状態については下表を参照してください。

(4)機能選択設定画面の解除 (3)項の状態で「取消/リセット」スイッチを押すと

通常状態に戻ります。

ご注意

ご注意

ご注意

●機能選択項目と設定内容

項目 機能選択名 設定・機能

b1 蓄熱利用開始延期モード 00:設定なし01:蓄熱利用開始延期1時間02:蓄熱利用開始延期2時間03:蓄熱利用開始延期3時間04:蓄熱利用開始延期4時間05:蓄熱利用開始延期5時間(蓄熱運転終了時刻からの時間です。)

b2 蓄熱運転モード固定 00:無効(外気温度にて蓄熱運転モードを自動判定します。)01:蓄熱暖房モード固定02:蓄熱冷房モード固定

b3 蓄熱モード判定温度補正(上記b2が00設定の場合のみ)

00:温度補正なし01:温度補正+202:温度補正-2

3 機能選択

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4.応用機能

110

4.7 蓄熱コントローラー

応用機能

(3) 遠方発停 3( 切り忘れ防止 )

遠方発停 2と同一の設定をしてください。ビル遠方制御装置からの信号により、運転している室内ユニットを

停止することができます。停止している室内ユニットに、この信号が入力されても停止のままとなります。停

止入力を CN3 の 1 番 -2 番に設定した場合の基本シーケンスならびにタイムチャートを下図に、また主な必要

部品を「 4.8 1 遠方発停機能 」 の表(114 ページ)に示します。

ご注意

1. 電源投入後、約 10 秒間は機器のイニシャライズをするため、信号の検出はできません。この間での信号切換 (運転⇔停止 )はやめてください。

2. 本機能には多機能リモコンが必要です。3. リモコン渡り内に複数の室内ユニットがある場合は、いずれかの室内ユニット 1台に信号を

入力してください。4. 同時ツイン・同時トリプル・同時フォーのリモコン渡り配線廃止接続の場合は、親機に信号

を入力してください。

ご注意

1. 電源投入後、約 10 秒間は機器のイニシャライズをするため、信号の検出はできません。この間での信号切換 (運転⇔停止 )はやめてください。

2. 本機能には多機能リモコンが必要です。3. リモコン渡り内に複数の室内ユニットがある場合は、いずれかの室内ユニット 1台に信号を

入力してください。4. 同時ツイン・同時トリプル・同時フォーのリモコン渡り配線廃止接続の場合は、親機に信号

を入力してください。

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111

応用機能

4.応用機能 4.8 室内プリント板上からの各種運転

1 遠方発停機能

 ビル遠方制御装置から空調機を自動的に運転・停止させる機能であり、ビル遠方制御装置からの信号の種類に

より次の 4 種類を選択できます。出荷時は、遠方発停 1 用入力が、CN3 の 1 番 -2 番に、また、強制停止後リモ

コン禁止入力がCN3の2番-3番に設定されています。他の機能を使用する場合は、「4.2 1 機能選択設定項目」(74

ページ )・「4.2 1 -3 機能選択の設定方法 ●機能選択と入出力設定」(73 ページ )・「4.2 4 室内ユニットの入出力設定」(91 ページ )により設定を変更してください。

(1) 遠方発停 1( レベル信号入力 )

ビル遠方制御装置からの信号がレベル信号 (オンまたはオフ )の場合の遠方発停機能であり、遠方発停 1入力

をCN3の1番-2番に設定した場合の基本シーケンスおよびタイムチャートを下図に、また、主な必要部品を「 4.8

1 遠方発停機能 」 の表(114 ページ)に示します。

(2) 遠方発停 2( パルス信号入力 )

ビル遠方制御装置からの信号がパルス信号の場合の遠方発停機能であり、運転入力を CN3 の 2 番 -3 番に、停

止入力を CN3 の1番 -2 番に設定した場合の基本シーケンスならびにタイムチャートを下図に、また主な必要

部品を「 4.8 1 遠方発停機能 」 の表(114 ページ)に示します。

ご注意

1. 電源投入後、約 10 秒間は機器のイニシャライズをするため、信号の検出はできません。この間での信号切換 (運転⇔停止 )はやめてください。

2. 本機能には多機能リモコンが必要です。3. リモコン渡り内に複数の室内ユニットがある場合は、いずれかの室内ユニット 1台に信号を入力し

てください。4. 同時ツイン・同時トリプル・同時フォーのリモコン渡り配線廃止接続の場合は、親機に信号を入力

してください。

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4.応用機能

112

4.8 室内プリント板上からの各種運転

応用機能

(3) 遠方発停 3( 切り忘れ防止 )

遠方発停 2と同一の設定をしてください。ビル遠方制御装置からの信号により、運転している室内ユニッ

トを停止することができます。停止している室内ユニットに、この信号が入力されても停止のままとなり

ます。停止入力を CN3 の 1 番 -2 番に設定した場合の基本シーケンスならびにタイムチャートを下図に、

また、主な必要部品を本項「 4.8 1 遠方発停機能 」(114 ページ)の表に示します。

ご注意

1. 電源投入後、約 10 秒間は機器のイニシャライズをするため、信号の検出はできません。この間での信号切換 (運転⇔停止 )はやめてください。

2. 本機能には多機能リモコンが必要です。3. リモコン渡り内に複数の室内ユニットがある場合は、いずれかの室内ユニット 1台に信号を

入力してください。4. 同時ツイン・同時トリプル・同時フォーのリモコン渡り配線廃止接続の場合は、親機に信号

を入力してください。

ご注意

1. 電源投入後、約 10 秒間は機器のイニシャライズをするため、信号の検出はできません。この間での信号切換 (運転⇔停止 )はやめてください。

2. 本機能には多機能リモコンが必要です。3. リモコン渡り内に複数の室内ユニットがある場合は、いずれかの室内ユニット 1台に信号を

入力してください。4. 同時ツイン・同時トリプル・同時フォーのリモコン渡り配線廃止接続の場合は、親機に信号

を入力してください。

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113

応用機能

4.応用機能 4.8 室内プリント板上からの各種運転

(4) 強制停止後リモコン禁止機能 (レベル信号入力 )

ビル遠方制御装置からの信号により、運転している室内ユニットを停止し、さらに手元リモコンからの再運転

を禁止することができます。強制停止後リモコン禁止入力を CN3 の 2 番 -3 番に設定した場合の基本シーケン

スならびにタイムチャートを下図に、また主な必要部品を「 4.8 1 遠方発停機能 」 の表(114 ページ)に示し

ます。

本機能において、多機能リモコンからのオプション設定「4.2 2 機能選択設定項目 (25) 強制停止論理選択」(81

ページ ) により、B 接点に対応することができます。B 接点対応に設定した場合のタイムチャートを下図に示し

ます。

ご注意

1. 電源投入後、約 10 秒間は機器のイニシャライズをするため、信号の検出はできません。この間での信号切換 (運転⇔停止 )はやめてください。

2. 本機能には多機能リモコンが必要です。3. 強制停止後、リモコン禁止中に以下による発停はできません。

・遠方発停・ワイヤレスリモコン使用時に集中機器からの発停

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4.応用機能

114

4.8 室内プリント板上からの各種運転

応用機能

主な必要部品の仕様

品  名 メーカー・仕様 備  考

補助リレー (X1,X2) オムロン(株)製ミニパワーリレー型式 MY1F(または2F)相当品電圧100Vまたは200V

切換スイッチ (SS2,SS3) 市販品・手動スイッチ

3P コネクターコード制御応用補助システム部品 型式 PCC-1A( 日本圧着端子製型式 XARP-3 コネクター部に接続 )

コード付コネクターの5本セット品

コード(ユニット内 )

低電圧部 0.3mm2 市販品 12V以下

100V/200V 部 0.5 ~ 0.75mm2 市販品

コード(ユニット外 )

低電圧部 0.5 ~ 0.75mm2 市販品 12V以下

100V/200V 部 2mm2 市販品

結線および基本注意事項

① CN3コネクターの配線はできるだけ短くし、また、200Vまたは100Vラインとは併走させないよう注意し、

30cm以上離してください。(交差はかまいません。)

やむを得ず併走させる場合には、低電圧配線または100V/200V配線のいずれかに金属電線管(片端をアースす

る)を敷設するか、低電圧線側にシールド線(シールド線の片端をアースする)を用いるなどの耐ノイズ処置

を実施してください。配線長さは70mまでとしてください。

② 遠方接点スイッチによる自動運転は無人運転となりますので、「4.9 3 警報信号の取り出し」(118 ページ )に

よる監視の他、安全のため、パッケージエアコン用漏電遮断器の取り付け、室内ユニット近くへの煙感知器

の取り付けをご指導ください。

2 電源発停機能1 (電源投入時、自動運転機能)

 本機能を人のいない状況下でご使用になる場合は、防災監視などを十分考慮したシステムとしてご使用願いま

す。電源の入 /切によりユニットを運転 /停止させる場合は、「4.2 2 機能選択項目の説明 (30) 電源発停1(電

源投入時、自動運転機能)」(82 ページ )に従い電源発停 1の機能選択設定をしてください。

(注)停電による電源入/切でもユニットが運転/停止します。停止中に停電した場合、復電後再運転します。

本機能には多機能リモコンが必要です。

同時ツイン・同時トリプル・同時フォーの渡り配線廃止接続の場合は、親機にのみ設定してください。

3 電源発停機能2 (停電時、復電後の自動再運転機能)

 本機能を人のいない状況下でご使用になる場合は、防災監視などを十分考慮したシステムとしてご使用願いま

す。2 秒を超える停電後の復電で自動運転させる場合は、「4.2 2 機能選択項目の説明 (32) 電源発停 2(復電時、

停電後の自動再運転機能)」(82 ページ )に従い電源発停 2の機能選択設定をしてください。

 なお、標準製品は瞬時停電 0 ~約 2 秒間までは、運転入りを含めたすべての運転モードを記憶し、復電後再運

転します。( 圧縮機再始動は最高 2 秒の瞬時停電時間プラス 3 分ガード後 ) 基本動作は上記「4.8 2 電源発停機

能 1」と同じですが、前回電源オフ時運転していた場合のみ運転します。

(注)電源オフ時に停止中であれば停止したままです。本機能は多機能リモコンを一旦接続して、設定してくださ

い。同時ツイン・同時トリプル・同時フォーの渡り配線廃止接続の場合は、親機にのみ設定してください。

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115

応用機能

4.応用機能 4.8 室内プリント板上からの各種運転

●結線および基本注意事項

 「4.8 1 遠方発停機能 」(114 ページ )での結線および基本注意事項の他、次の点もご注意ください。

ご注意

1.サーモスタットは水銀スイッチなどを使用した、入切の動作時にバタつきを起こしやすいものは使用しないでください。

2.サーモスタットのディファレンシャルは1.5deg以上のものを使用してください。3.サーモスタットの取付場所が適当でないと、高圧遮断装置が作動したり頻繁に運転/停止を繰り返したりしますので、下記内容を守ってください。①サーモスタットは製品の吸込空気温度を正しく検知する位置に取り付ける。②サーモスタットは製品の吹き出し風が直接当たるような場所には取り付けない。

4.ルームサーモを使用する場合は、ルームサーモ(冷房)とルームサーモ(暖房)の両方を各入力に設定してください。(片方のみルームサーモで運転することはできません。)

5.外気処理エアコンはルームサーモ接続機能を使用できません。

(注)サーモスタットは接点負荷 DC12V

数 mA を開閉可能なものを選定し

てください。

4 ルームサーモ接続機能

 吸込用サーミスターの代わりにルームサーモなどの接点により圧縮機の運転/停止をする場合、CN3コネクター

をルームサーモ入力に設定してください。ルームサーモ(冷房 )入力をCN3の 2番 -3番に、ルームサーモ(暖房 )

入力を CN3 の 1 番 -2 番に設定した場合の基本シーケンスを下図に、主な必要部品を下表に示します。

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4.応用機能

116

4.8 室内プリント板上からの各種運転

応用機能

5 冷暖切換機能

 外部より接点信号を入力することにより、冷房 / 暖房モードの切り換えをする場合は、73 ページの「4.2 1 -3

機能選択の設定方法 ●機能選択と入出力設定」に従い、多機能リモコンより CN3 を遠方冷暖切換用に設定してく

ださい。この信号はオン→オフ・オフ→オンの立上がり・立下がり検出です。リモコン操作との関係は後押し優先

となります。

 遠方冷暖切換入力を CN3 の 1 番 -2 番に設定した場合の基本シーケンスとタイムチャートを下図に示します。

ご注意

1. 本機能には多機能リモコンが必要です。

2. コネクターなどの部品については「 4.8 1 遠方発停機能 」(114 ページ )を参照してください。3. リモコン渡り内に複数の室内ユニットがある場合は、いずれかの室内ユニット 1台に信号を入力し

てください。4. 同時ツイン・同時トリプル・同時フォーのリモコン渡り配線廃止接続の場合は、親機に信号を入力

してください。

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117

応用機能

4.応用機能 4.9 室内プリント板上からの信号取り出し

(1) システム構成

(2) 室内ユニットの設定

エアコンのアダプター (JEM-A) 標準 HA 端子付テレコントローラーを接続して制御をする場合に、この機能を

「有効 」に設定してください。

(3) 制御可能な項目

  ①運転/停止

  ②運転/停止状態監視

ご注意

1.HA制御と遠方発停機能の併用はできません。

2.HA制御をする場合は、手元多機能リモコンが必要です。リモコンレスではHA制御はできません。

3.テレコントローラーを使用される場合について

●電話工事関連資格について

電話の取り付けにモジュラージャックが使用されている場合は、モジュラージャックより下流で

は不要です。その他の場合は、1回線ではアナログ3種以上、2回線ではアナログ2種以上が必要で

す。

●テレコントローラーによる自動運転は無人運転となりますので、安全のため「4.9 3 警報信号の取り出し」(118 ページ)による監視の他、パッケージ用漏電ブレーカーの取り付け、室内ユニッ

ト付近への煙感知器の取り付けを指導してください。

4.リモコン渡り内に複数の室内ユニットがある場合は、いずれかの室内ユニット1台に信号を入力して

ください。

5.リモコン渡り配線廃止接続の場合は、親機に信号を入力してください。

1 HA制御

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4.応用機能

118

4.9 室内プリント板上からの信号取り出し

応用機能

「4.2 機能選択と入出力設定」(73 ページ )・「4.2 4 室内ユニットの入出力設定」(91 ページ )に従い、CN7、

CN8 の出力内容の設定をすることにより、下記の 2 から 8 のうち最大 3個まで同時に出力することができ

ます。信号の取り出しは必ず別売の遠方制御アダプター (PSC-5RA) を使用してください。配線長さは 70m ま

でとしてください。

 なお、出荷時は 2 ・ 3 ・ 5 が設定されています。

 運転指令 (サーモによる圧縮機停止に無関係 )を取

り出す場合に利用します。運転出力を CN7 の 1 番 -2 番

に設定した場合の取り出し要領を右図に示します。補

助リレーの接点 (RYa) は運転指令で閉となります。遠

方操作時の信号の確認、新鮮空気取入用の送風機のイ

ンターロックなどに利用できます。

 運転信号は保護装置作動状態時は、補助リレーの接

点 (RYa) は開となります。

 保護装置作動状態の信号を取り出す場合に利用しま

す。

 なお、多機能リモコンの伝送異常状態は含まれません。

警報出力を CN7 の 1 番 -3 番に設定した場合の取り出し

要領を右図に示します。補助リレーの接点 (RYa) は警報

(保護装置作動状態 )で閉となります。

 暖房運転指令を取り出す場合に利用します。(サーモ

による圧縮機停止に無関係 )暖房出力を CN7 の 1 番 -3

番に設定した場合の取り出し要領を右図に示します。

 補助リレーの接点 (RYa) は暖房指令で閉となります。

 暖房運転時のサーモオン信号を取り出す場合に利用し

ます。暖房運転時のサーモオン出力を CN8 の 1 番 -2 番

に設定した場合の取り出し要領を右図に示します。補助

リレーの接点 (RYa) は暖房運転サーモオン時、閉となり

ます。サーキュレーターや加湿器の運転に利用できます。

2 運転信号の取り出し

3 警報信号の取り出し

4 暖房信号の取り出し

5 暖房サーモオン信号の取り出し

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119

応用機能

4.応用機能 4.9 室内プリント板上からの信号取り出し

 冷房運転を取り出す場合に利用します。(サーモに

よる圧縮機停止に無関係 )冷房出力を CN7 の 1 番 -3 番

に設定した場合の取り出し要領を右図に示します。補

助リレーの接点 (RYa) は冷房指令で閉となります。

 冷房運転時のサーモオン信号を取り出す場合に利用

します。冷房サーモオン出力を CN7 の 1 番 -3 番に設定

した場合の取り出し要領を右図に示します。補助リレー

の接点 (RYa) は冷房運転サーモオン時、閉となります。

 多機能リモコンにて換気運転をした場合、出力しま

す。

 全熱交換器出力を CN7 の 1 番 -3 番に設定した場合の

取り出し要領を右図に示します。

(注)エコノフレッシュの場合は、ファン運転信号の取

り出しとなります。

ご注意

取り出し要領図は汎用のリレーを使った場合の例です。別売の遠方制御アダプター(PSC-5RA)を使用する際は、2011・2012 テクニカルハンドブック「店舗・オフィス&ビル用マルチⅡ」設計・施工編の「3 編制御 2.14 遠方制御アダプター」(795 ~ 802 ページ )に従い接続してください。

8 全熱交換器信号の取り出し

7 冷房サーモオン信号の取り出し

6 冷房信号の取り出し

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MEMO

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5.オプション部品

5.オプション部品 .........................121

5.1 オプション部品構成 ...................122

 1 オプション部品リスト ................122

5.2 エアーフィルター (防カビ・交換用 ) ....123

 1 寸法図・仕様表 ......................123

5.3 ドレンアップキット ...................124

 1 寸法図・仕様表 ......................124

 2 電気配線図 ..........................125

5.4 リモコンスイッチ .....................126

 1 多機能リモコン ......................126 

 2 ワイヤレスリモコン ..................126

5.5 鍵付リモコンケース ...................127

 1 寸法図・仕様表 ......................127

5.6 共通制御オプション部品 ...............128

 1 リモートセンサー ....................128

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5.オプション部品

122

オプション部品

1 オプション部品リスト

(注 )1. エアーフィルター (防カビ )は室内ユニットに標準で搭載しているものの交換用です。エアコン 1台分 (2 枚 ) が1 セットとなります。

2. 膨張弁機外取り付けタイプの場合は、必ずご使用ください。また、「ドレンアップキット」との併用はできません。本製品は、膨張弁機外取り付けタイプ (22 ~ 36 型 ) の専用部品です。

3.「受光部キット (別置きタイプ )」は、照明よりできるだけ離して (1m 以上 )据え付けてください。(照明の影響で動作しにくくなります。)

4. 1 台のワイヤレスリモコンで新型「かべかけ」を複数台同時運転する場合、従来機と同様に「受光部キット (別置タイプ )」が必要です。「受光部キット (別置タイプ )」は風量 4段切り換えに対応している PC-ALHZF を使用してください。

5.「鍵付リモコンケース」に収納する多機能リモコンのケーブルは壁埋め込み取り付けとし、JIS ボックスを使用してください。(ケーブル露出取り付けはできません。)

型名 (相当馬力 )

品 名

22 型 (0.8) ~36 型 (1.3)

40 型 (1.5),45 型 (1.8)

50 型 (2.0) ~112 型 (4.0)

ページ

フィルターエアーフィルター (防カビ・交換用 )( 注 1)

F-36LPK1 F-45LPK1 F-112LPK1 123

補助 ドレンアップキット (ホワイト ) DUPK-NP112K2 124

リモコン

多機能リモコン PC-ARF1,PC-ARFV( 音声ガイド付き ) 126

受光部キット (別置きタイプ )( 注 3)(注 4) PC-ALHZF( シルキーホワイト ) -

ワイヤレスリモコン用 (単方向 ) PC-LH3B 126

鍵付リモコンケース ( 注 5) PC-KL3 127

共通制御オプション

リモートセンサー THM-R2A 128

膨張弁キット (注 2) EV-AP36H1 - -

5.1 オプション部品構成

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123

オプション部品

5.オプション部品

1 寸法図・仕様表

5.2 エアーフィルター(防カビ・交換用)

(1) エアーフィルター  F-36LPK1,F-45LPK1,F-112LPK1

 ●仕様表

  ●寸法図 (単位:mm)

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5.オプション部品

124

オプション部品

(1) ドレンアップキット  DUPK-NP112K2

 ●寸法図(単位:mm)

5.3 ドレンアップキット

1 寸法図・仕様表

●仕様表

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125

オプション部品

5.オプション部品

(単位:mm) ●電気配線図

 ●動作説明

5.3 ドレンアップキット

2 電気配線図

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5.オプション部品

126

オプション部品

(単位:mm)

5.4 リモコンスイッチ

1 多機能リモコン

2 ワイヤレスリモコン(単位:mm)

  ● PC-ARF1 / PC-ARFV

  ● PC-LH3B

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127

オプション部品

5.オプション部品

1 寸法図・仕様表

(単位:mm)

5.5 鍵付リモコンケース

(1) 鍵付リモコンケース  PC-KL3

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128

オプション部品

5.6 共通制御オプション部品5. オプション部品

室内のお好みの位置の温度を感知して、運転します。

かべかけの吸込温度センサーは、空気吸込口にありますから、天井の高い位置の温度を感知して、作

動してしまいます。リモートセンサーは、人の居住域に近い位置の温度を感知して運転することができま

すので、より快適感が高まります。(コード長さ 8m)

(1)リモートセンサーは室内プリント板の THM4[ リモート ]コネクターに接続してください。

(2)コード長さが不足のときは市販品の 2芯ケーブル(0.3mm2)以上を使用して延長接続してください

(最大 15m)。延長する場合は半田付などで確実に接続し、接続部を絶縁してください。

(3)リモートセンサーによるサーモオフは次によります。

使用上のご注意

取付要領

室内ユニットのプリント板の THM4[ リモート ]コネクターにリモートセンサーを取り付け、リモートセ

ンサーの制御をします。

1 リモートセンサー

適用機種

多機能リモコン使用のヒートポンプ機種および冷房専用機種

プリント板接続コネクター

ディップスイッチ設定

冷房運転時 暖房運転時

[リモート] 設定不要

吸込温度 +室温 ≧ 設定 +2

吸込温度 +室温≦ 設定

2

2 となるまで運転します。

となるまで運転します。 吹出温度が 60℃以上では風量を 1段

アップします。

(ただし、吸込温度が 38℃以上では

サーモオフとなります。)

  ● THM-R2A

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6.参考資料

6.参考資料 ............................... 129

6.1 風の到達距離 ......................... 130

 1 かべかけ(1型) ..................... 130

6.2 NC 線図 .............................. 131

 1 かべかけ(1型) ..................... 131

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6.参考資料

130

参考資料

かべかけ (1 型 )1

6.1 風の到達距離

       項目型式

到達距離(m)

到達距離における風速(m/sec)

急風量(m3/min)

RPK-AP22K1 / RPK-AP22KH1 3.5 0.3 10

RPK-AP28K1 / RPK-AP28KH1 3.5 0.3 10

RPK-AP36K1 / RPK-AP36KH1 3.5 0.3 10

RPK-AP40K1 4.5 0.3 14

RPK-AP45K1 4.5 0.3 14

RPK-AP50K1 4.7 0.3 15

RPK-AP56K1 4.7 0.3 15

RPK-AP63K1 5.5 0.3 18

RPK-AP71K1 6.0 0.3 19

RPK-AP80K1 6.0 0.3 19

RPK-AP90K1 6.5 0.3 22

RPK-AP112K1 6.5 0.3 22

(50/60Hz)

(注)1. 到達距離とは、製品吹出口から斜め下降の距離です。2. 測定結果は、無風空間で吹出空気に対する障害物がない状態でのものであり、

実際の据付状態では、上記の値と異なることが普通です。3. 風速の測定は、アネモマスター(日本科学工業株式会社製)を使用しました。

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131

参考資料

6.参考資料

かべかけ (1 型 )1

6.2 NC 線図

●標準タイプ

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6.参考資料

132

参考資料

6.2 NC 線図

●膨張弁機外取り付けタイプ

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MEMO

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MEMO

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