Sharing of Free Works and Free Processes 自由な作品と自由なプロセスのシェア 2012.06.23 シェア研究会『クリエイティビティのシェア』 NPO法人クリエイティブ・コモンズ・ジャパン http://creativecommons.jp 株式会社ディヴィデュアル http://dividual.jp ドミニク・チェン Dominick Chen @dominickchen
Sharing of Free Works and Free Processes 自由な作品と自由なプロセスのシェア2012.06.23 シェア研究会『クリエイティビティのシェア』
NPO法人クリエイティブ・コモンズ・ジャパンhttp://creativecommons.jp
株式会社ディヴィデュアルhttp://dividual.jp
ドミニク・チェン Dominick Chen@dominickchen
自己紹介
• NPO法人クリエイティブ・コモンズ・ジャパン理事 2004~
• ライセンス&ドキュメンテーションの翻訳
• 企業、教育機関のライセンス採用コンサルティング
• シンポジウム、ワークショップ、ソフトウェア開発
• 株式会社ディヴィデュアル 共同創業 取締役 2008~
• ウェブサービス開発/企画/運営
@dominickchen
「創造の循環」についての書籍を上梓
• 『フリーカルチャーをつくるためのガイドブック / クリエイティブ・コモンズによる創造の循環』2012.05.25(フィルムアート社) 公式ページ
TypeTrace ver. 1.0 StandAlonePlayer/Editor [OSX]
Process-oriented Word Processor
Free / Open Culture
フリー / オープンカルチャー
『FREE=自由』 & 『FREE=無料』
≠
『FREE=自由』 & 『FREE=無料』
∞
現行の法的ルール
パブリックドメイン(公有の領域)
著作権保護(私有の領域)
OR
クリエイティブ・コモンズ:自由度の設計
中間領域(共有の領域)
作品 X
未来の作品 E
過去の作品 A
過去の作品 B
過去の作品 C
未来の作品 F
未来の作品 G
過去の作品 Aの一部
過去の作品 Bの一部
過去の作品 Cの一部
作品 Xの一部
作品 Xの一部
作品 Xの一部
現在過去 未来
作品 X
未来の作品 E
過去の作品 A
過去の作品 B
過去の作品 C
未来の作品 F
未来の作品 G
過去の作品 Bの一部
過去の作品 Cの一部
現在過去 未来
© ©
作品 Xの一部
作品 Xの一部
作品 Xの一部
過去の作品 Aの一部
15 Copyright term.svg, BY: Vectorization: Clorox (diskussion), Original image: Tom Bell. URL: http://en.wikipedia.org/wiki/File:Copyright_term.svg CC:BY-SA 3.0 unported
権利者の利益 > 社会の利益
作品 X
未来の作品 E
過去の作品 A
過去の作品 B
過去の作品 C
未来の作品 F
未来の作品 G
過去の作品 Aの一部
過去の作品 Bの一部
過去の作品 Cの一部
作品 Xの一部
現在過去 未来
© ©
cc
作品 Xの一部
cc
作品 Xの一部
cc
Sharing Free Works
「自由」な作品のシェア
フリー・カルチャー・ライセンスの定義
•フリーカルチャーの作品が担保する自由1. 作品を利用し、上演する自由2. 作品を習作し、その情報を応用する自由3. 複製を頒布する自由4. 派生作品を頒布する自由
•フリーカルチャーの作品の定義
a. ソースデータの公開b. 自由なファイル形式の使用c. 技術的な制限の禁止d. 追加の制限やその他の制約の禁止
http://freedomdefined.org/Definition/ja
FREE : 作品の利用者に自由度を与えること
• 作品をただ読んだり、聴いたり、見たりするだけではなく、
• 作品を改変、拡張、補完、改造することを
• 万人に対して、あらかじめ許可しておく。
なんのために?• 作者へのフィードバックを最大化するため
• 作品を複製してシェアすること、
• 作者にとっての最大の失敗は「売れないこと」ではなく「知られないこと」
• 反応=意見+批判は次の制作のソースになる
• 改変(リミックス)作品は作者にとっての生態系を生み出す
コミュニケーションとしての創造行為
• 作品を「オープンにする」こと
• 作者のコミュニケーションに他者を「招待」するための利己的なデザイン
• 万人に対して、あらかじめ許可しておく。
• 他者のために善意で行う利他的な行動というよりは
• 作品をシェアすることは、自身の創造=学習が進化するためのコミュニケーションの起点
作品 X
作品 K
作品 C
作品 E
作品 G
作品 J
作品 O
作品 I
作品 H
時間軸
作品 A
作品 B
作品 F
作品 D
作品 P
作品 M
作品 N
作品 L
作品 X
作品 K
作品 C
作品 E
作品 G
作品 J
作品 O
作品 I
作品 H
時間軸
作品 A
作品 B
作品 F
作品 D
作品 P
作品 M
作品 N
作品 L
作品 X
作品 K
作品 C
作品 E
作品 G
作品 J
作品 O
作品 I
作品 H
時間軸
作品 A
作品 B
作品 F
作品 D
作品 P
作品 M
作品 N
作品 L
法/ライセンス/規範
インタフェースDRM | API
履歴/バージョニング
ソースデータ
歴史
アフォーダンス
作品
法/ライセンス/規範
インタフェースDRM | API
履歴/バージョニング
ソースデータ
歴史
アフォーダンス
作品
許可
作品の操作
プロセスの学習
作品の改変最終的な表現
作品の利用者のためのクリエイティビティのシェアをデザインする
継承されるためのインタフェース
“AudioVisualMixer for INTOINFINITY”Produced by Creative Commons Japan & APPLIYA STUDIO, Developed by Kensuke SEMBO & Ages5&Up
Some Rights Reserved, Creative Commons x Dublab
Sharing Free Processes
「自由」なプロセスのシェア
Versioning processes of Software
ソフトウェアのバージョニングのプロセス
Editing processes on Wikipedia
ウィキペディアの編集プロセス
Processes of writing creative text
創造的な文章の執筆プロセス
TypeTrace ver. 1.0 StandAlonePlayer/Editor [OSX]
Process-oriented Word Processor
デジタル時代の生原稿 : TypeTrace旧来の生原稿 : 原稿用紙
《タイプトレース道~舞城王太郎之巻》 東京都写真美術館『文学の触覚』展
《タイプトレース道~舞城王太郎之巻》 東京都写真美術館『文学の触覚』展2007年12月15日~2008年2月17日
「デジタル時代の文章って、活字であって、どこか無機質な感じがしますが、TypeTraceで書いた文章を再生すると、なんだか書き手のぬくもりとか、そういったものが伝わってきます」林信行(ITジャーナリスト)
「戦慄しました。叫ぼう、感電するほどの喜びを、みたいな気分になりました」昼行灯亭的妄想糜爛numewo.exblog.jp
「タイプ音とともにゆっくりタイプされた字は大きく、速くタイプされた字は小さく映し出され、まるで小説家の息づかいを感じるようです」夜になっても遊びつづけろhttp://strangler.exblog.jp/7054738/
「カタカタと散発的に奏でられる打鍵の音の向こうに、不在の「作家」の存在が確かに感じられた」ヨニスムヒビhttp://sakuramomij ix .blog119.fc2.com/blog-entry-8.html
「このソフトウェアは文学の歴史を変える」舞城王太郎(第16回三島由紀夫賞受賞,第131回芥川賞候補)
Record/Stop
Pause Rec
Play/Pause
PlaybackSpeed
Font
Time Difference Effect
Fullscreen
TimeSlider
TypeTrace Basic UI
Name
Recorded DateSearch
Time Length
TypeTrace Chapter Records
Title
typetrace.jp
プロセスを含めてどう評価するか
• 「RT」や「いいね!」だけでは足りない
• 「何を作ったか」と同時に、「そこから何が生まれたか」を評価すること
• クリエイティビティのシェア:
• 次世代に価値を継承すること
• そのことを最大化するためのデザインを行い、実践する
• 世界+日本の事例を集めたケーススタディ集
• 無償PDFダウンロード(CCライセンス)付き
CCライセンスによる文化のオープンソース化
公式ページ
CCライセンスによる文化のオープンソース化
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• 無償PDFダウンロード(CCライセンス)付き公式ページ
Sharing of Free Works and Free Processes 自由な作品と自由なプロセスのシェア2012.06.23 シェア研究会『クリエイティビティのシェア』
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ドミニク・チェン Dominick Chen@dominickchen