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インストールガイド - 日本語 FUJITSU Software ServerView Suite ServerView Operations Manager V7.20 Installating ServerView Operations Manager Software under Linux (Operations Manager, Update Manager, Event Manager) 20182月版
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ServerView Operations Manager - Installation under Linuxmanuals.ts.fujitsu.com/file/12313/sv-install-linux-jp.pdf · Linux 環境におけるServerView データベースの詳細は、85

Oct 18, 2019

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インストールガイド - 日本語

FUJITSU Software ServerView Suite

ServerView Operations Manager V7.20Installating ServerView Operations Manager Software under Linux(Operations Manager, Update Manager, Event Manager)

2018年2月版

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DIN EN ISO 9001:2008 に準拠した 認証を取得高い品質とお客様の使いやすさが常に確保されるように、

このマニュアルは、DIN EN ISO 9001:2008

基準の要件に準拠した品質管理システムの規定を

満たすように作成されました。

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Apache Tomcat、Tomcat、Apache、Apache の羽根、Apache Tomcat プロジェクトのロゴは、Apache Software Foundation の商標です。

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目次

1 はじめに 61.1 本マニュアルの対象者および目的 71.2 技術的要件 7

1.2.1 最終段階での変更や修正 71.2.2 管理コンソール 71.2.3 中央管理用サーバ(CMS) 8

1.3 ServerView データベース 81.4 OS に依存したパッケージ 91.5 旧版からの変更点 101.6 ServerView Suite リンク集 101.7 ServerView Suite のマニュアル 121.8 表記規則 121.9 製品名称の表記 14

2 PRIMERGY サーバ管理 182.1 アーキテクチャ 182.2 管理用サーバ へのインストール 212.3 管理対象サーバへのインストール 22

3 ServerView Operations Manager のインストール 233.1 ServerView Operations Managerのコンポーネント 233.2 Tomcat Web サーバ 25

3.2.1 起動および使用ポート 263.2.2 ロールベースのユーザ管理 273.2.3 認証の管理 27

3.3 Web ブラウザ 283.4 システムの変更点 283.5 要件 29

3.5.1 管理ステーション 293.5.2 管理コンソール 48

3.6 権限 503.7 インストールチェックリスト 503.8 Operations Managerソフトウェアのインストール 53

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目次

3.8.1 言語設定 543.8.2 ApacheDS ディレクトリサービスの管理者ユーザ「svuser」 553.8.3 暗号スイートの設定 553.8.4 インストール 573.8.5 ディレクトリサービスのパラメータ 653.8.6 アップデートインストール 713.8.7 インストールされたOperations Managerパッケージ 72

3.9 Operations Manager を運用する場合に使用可能なサービス 743.10 ServerView Operations Manager での SNMPv3 の使用 753.11 Operations Manager ソフトウェアのアンインストール 763.12 構成パラメータの変更 783.13 診断データの収集 793.14 トラブルシューティング 80

3.14.1 パッケージの削除に失敗する 803.14.2 システムのクリーンアップ 813.14.3 PostgreSQL サーバが起動しない 823.14.4 ServerView Operations Managerがデータベースサーバに接続できない 823.14.5 PAM構成が有効なシステム 833.14.6 Tomcat が正しく動作しない 83

4 ServerView データベース 854.1 構成ファイル 854.2 ServerView データベースへの接続中断 864.3 pgAdmin3の構成例 864.4 ServerViewデータベースの管理 874.5 ServerView データベースのバックアップ 884.6 ServerView データベースのリストア 884.7 ServerViewデータベースのエクスポート/インポート 894.8 リモートデータベースサーバの ServerView データベース 90

4.8.1 インストール 904.8.2 アップデートインストール 914.8.3 アンインストール 924.8.4 ServerViewデータベースのバックアップ 924.8.5 データベースサーバの切り替え 92

4.9 エラー診断 934.9.1 unixODBC Manager 934.9.2 インストール/アンインストール中のエラー 934.9.3 ServerView データベースのアンインストール 94

Installation under Linux 4

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目次

4.9.4 システムの動作が遅い 944.9.5 PostgreSQL の状態の確認 944.9.6 PostgreSQLの起動と停止 944.9.7 Operations Managerの再起動 95

4.10 負荷分散の変更 96

5 Fujitsu Technology Solutions Software エンドユーザライセンス契約書 98

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1 はじめにServerView Operations Manager(略して Operations Manager)は、FujitsuServerView Suite の無償のサーバ管理モジュールです。Windows および Linux(SUSE および Red Hat)で実行される業界標準サーバ、またはハイパーバイザ(VMware ESXi、または Hyper-V)を使用する仮想マシン(VM)のホストとして動作するサーバの集中管理に使用されます。

1 つまたは複数の中央管理用サーバですべての物理サーバと仮想サーバを標準化した方法で管理します。中央管理用サーバには、一般的な Web ブラウザと JavaRuntime Environment が搭載された、ネットワーク内の任意のワークステーションからアクセスできます。

Operations Manager は、プロセッサ、RAM、ハードディスク、ファン、電源などの重要なハードウェアコンポーネントを含めた個々のシステムを管理します。消費電力を監視して制御し、パフォーマンスと使用率のデータを分析して、サーバ構成を更新します。

Operations Manager のセキュリティコンセプトには、役割ベースのユーザ管理が含まれおり、3 つのコンセプトを基礎としています。

l LDAP ディレクトリサービス(Lightweight Directory Access Protocol)によるグローバルユーザ管理

l 役割ベースのアクセス制御(RBAC)

l 中央認証サービス(CAS)に基づくシングルサインオン(SSO)

RBAC では、タスク指向の権限プロファイルを各役割に割り当てることにより、ユーザのセキュリティコンセプトとユーザの企業構造を合わせて調整することができます。

SSO によって、認証は 1 回だけで済みます。正常に認証されると、すべてのServerView コンポーネントへのアクセスが付与されます。再度サインオンする必要はありません。

Operations Manager によるサーバ管理は、サーバネットワークを総合的に管理するオペレータにとって重要な利点があります。

l サーバのフェールセーフによる、生産性の向上

l IT インフラストラクチャの自動監視機能によるコストの削減

l サーバは柔軟に拡張でき、Operations Manager は条件が変更されても簡単に調整可能

l シンプルなエラー分析によるダウンタイムの短縮

l エネルギー効率を確保し、可能な場合はサーバを無人操作

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1.1 本マニュアルの対象者および目的

l エラー発生時の対応時間を短縮

l ネットワークコンポーネントおよびそのリソースを効率的に使用することで、総所有コスト(TCO)を削減

l 分かりやすいデータ表示、高機能なユーザインタフェース、支援的ヘルプシステムによる高い操作性

1.1 本マニュアルの対象者および目的本マニュアルは、ハードウェアおよびソフトウェアについての十分な専門知識をお持ちのシステム管理者、ネットワーク管理者、およびサービス技術者を対象としています。本マニュアルには、OSごとのOperations Managerの使用に関する要件や、ServerView Operations Manager、ServerView アップデートマネージャ、およびServerView イベントマネージャのインストールについて記載されています。

1.2 技術的要件

1.2.1 最終段階での変更や修正

技術的要件の最終段階での変更や修正は、ServerView Suite DVD 2 に収録されている Readme ファイルに記載されています。以下のオプションがあります。

ServerView Operations Managerl DVD で、SVSSoftware – Software – ServerView – Linux – ServerView_S2

ディレクトリに移動します。

l DVD を起動して、Welcome ダイアログで「ServerView SoftwareProducts」を選択します。Web ブラウザウィンドウで、「ServerView」 -「Operations Manager」 - 「Info」の順に選択します。

1.2.2 管理コンソール

l http にアクセスできる標準的な PC/LANl Microsoft Windows、Internet Explorer 10/11 または Mozilla Firefox

16/17 以降。l ディストリビューションでリリースされたデフォルトの Web ブラウザがインス

トールされている SUSE/Red Hat Linuxl Java Runtime Environment(JRE)V1.8.x

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1.3 ServerView データベース

1.2.3 中央管理用サーバ(CMS)

ハードウェアl PRIMERGY サーバl PRIMEQUEST の場合のみ : PRIMEQUEST サーバl プロセッサのコア数:2以上l メモリ:4GB以上l 100 MB LANl 空きディスク容量:100 GB以上l ディスプレイ 1280x1024(推奨、最小 1024 x 768)

ソフトウェアl SUSE(SLES 11): SP3 および SP4l Red Hat Enterprise Linux 6.6/6.7l Red Hat Enterprise Linux 7.1/7.2

データベース(ローカルとリモート)l PostgreSQL 9.2(ServerView パッケージに同梱)

Java Runtime Environmentl Java Runtime Environment(JRE)V1.8.x

1.3 ServerView データベースOperations Manager では、SQL データベースが使用されます。OperationsManager ソフトウェアには、このデータベースが必要です。PostgreSQL は、データベース管理システムとして使用されます。

Operations Manager バージョン 4.80 以降では、ServerView データベースをリモートデータベースサーバに別個にインストールできます。詳細については、90 ページの リモートデータベースサーバの ServerView データベースを参照してください。

このインストールソフトウェアには、PostgreSQL データベース管理システムが同梱されています。Operations Manager ソフトウェアをインストールすると、PostgreSQL が自動的にインストールされます。すでにインストールされているPostgreSQL データベース管理システムの動作が、これによって影響を受けることはありません。PostgreSQL の管理には、pgAdmin3(Linux 専用)を使用できま

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1.4 OS に依存したパッケージ

バージョン 1.8.x を使用してください。

Linux 環境におけるServerView データベースの詳細は、85 ページの ServerViewデータベースを参照してください。

1.4 OS に依存したパッケージインストールされているオペレーティングシステムによっては、各種 ServerViewコンポーネント(Operations Manager および ServerView RAID Manager)に追加のパッケージをインストールする必要があります。

OS に依存するパッケージの詳細な一覧は、29 ページの 要件にあります。

関連するオペレーティングシステムをアップデートすると、パッケージのバージョンの指定が変わることがあります。

ServerView Agents に必要な追加パッケージについては、『ServerViewAgents for Linux』インストールガイドに記載されています。

SLES 11SuSE SLES 11の場合、必要なrpmパッケージを追加インストールするには、「Software」– 「Install or delete software」から「YaST」を選択して実施します。YaSTは、依存関係の修正とインストールソースの選択もできます。

Red Hat (RHEL5、RHEL6 および RHEL7)必要な rpm パッケージを追加インストールする場合、Gnome ツールバー(RedHat 5 の場合「アプリケーション」項目、RedHat 6 の場合「システム」 -「管理」項目)で使用可能な「ソフトウェアの追加/削除」機能を使用して行います。これらのツールは、あるパッケージにまだインストールされていない他のパッケージに依存関係との依存関係がある場合に自身を検出します。足りないパッケージがリストされるので、インストールするかどうかを確定できます。

インストールは、rpm コマンドを使用して、DVD またはマウントした DVD イメージ(例 : RHEL5-Server-20070208.0-i386-DVD.iso -t iso9660 -o loop/mnt)から行うことができます。

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1.5 旧版からの変更点

1.5 旧版からの変更点本版のマニュアルは ServerView Operations Manager V7.20 に適用され、オンラインマニュアル『ServerView Operations Manager V7.11 - InstallingServerView Operations Manager Software under Linux』(2015 年 12 月版)の更新版です。

このマニュアルでは、以下の変更と追加について主に説明します。

l 技術的要件が更新されました(7 ページの 技術的要件を参照)。

l 「バージョン 7.10 では、ServerView Operations Manger が SNMPv3 をサポートします。」が更新されました。新しい75 ページの ServerViewOperations Manager での SNMPv3 の使用の項を参照してください。「ServerView Suite 製品での SNMPv3 の使用」の説明も参照してください。

l サポートされる Linux ディストリビューションの要件の自動インストールをサポートします。57 ページの インストールを参照してください。

l ServerView Application Server が使用する暗号スイートおよび SSL プロトコルは ServerView Operations Manager のインストール中に設定できます。55ページの 暗号スイートの設定を参照してください。

l ServerView Deployment Manager はサポートされなくなりました。

l 統合ロールベースのアクセス制御(uRBAC)によって、追加の ActiveDirectory サーバを構成できます (57 ページの インストールと65 ページのディレクトリサービスのパラメータを参照)。

1.6 ServerView Suite リンク集ServerView Suite リンク集により、富士通は ServerView Suite およびPRIMERGY サーバに関するさまざまなダウンロードや詳細情報を提供します。

ServerView Suite には、以下のトピックに関するリンクがあります。

l サポートデスクl マニュアルl 製品情報l セキュリティ情報l ソフトウェアのダウンロード

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1.6 ServerView Suite リンク集

ダウンロードには以下が含まれます。o ServerView Suite の現在のソフトウェアステータスおよびその他の

Readme ファイル。o ServerView Update Manager により PRIMERGY サーバをアップデー

トする場合、および ServerView Update Manager Express により個々のサーバをローカルでアップデートする場合の、システムソフトウェアコンポーネント(BIOS、ファームウェア、ドライバ、ServerView エージェントおよび ServerView Update Agent)の情報ファイルおよびアップデートセット。

o ServerView Suite のすべてのドキュメントの最新バージョン。ダウンロードは富士通 Web サーバから無償で入手できます。

PRIMERGY サーバには、以下のトピックに関するリンクがあります。

l サポートデスクl マニュアルl 製品情報l スペアカタログ

ServerView Suite リンク集へのアクセスServerView Suite のリンク集にアクセスする方法はいくつかあります。

1. ServerView Operations Manager から

l 開始ページまたはメニューバーで「ヘルプ」–「リンク」を選択します。

2. 富士通マニュアルサーバの ServerView Suite のオンラインドキュメントの開始ページから

次のリンクを使用して、オンラインドキュメントの開始ページにアクセスします。

http://manuals.ts.fujitsu.com

l 左側の選択リストで「x86 Servers」を選択します。l 右側で、「選択されたマニュアル」の「PRIMERGY ServerView Links」を

クリックします。

3. ServerView Suite DVD 2 からl PRIMERGY ServerView Suite DVD 2 の開始ウィンドウで、

「ServerView Software Products」を選択します。l メニューバーで「Links」を選択します。

ServerView Suite リンク集の開始ページが開きます。

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1.7 ServerView Suite のマニュアル

1.7 ServerView Suite のマニュアルマニュアルはインターネットから無料でダウンロードできます。インターネットのオンラインドキュメントは、 http://manuals.ts.fujitsu.comの「x86 Servers」リンクをクリックすると入手できます。

ServerView Suite にあるマニュアルの概要およびファイル構造については、ServerView Suite サイトマップを参照してください(ServerView Suite –ServerView Suite マニュアルアップデートリスト)。

1.8 表記規則この マニュアルでは以下の表記規則を使用します:

表記 説明データの損失やデバイスの損傷の可能性があるリスクを表示します。

追加関連情報とヒントを表示します。

太字 インターフェイス要素の名前を示します。等間隔表示

パスおよびファイル名など、出力やシステム要素を示します。

太字の

等間隔

表示

キーボードを使用して入力するテキストを示します。

青字の文字列

関連するトピックへのリンクを示します。

ピンク字の文字列

既に表示したリンクを示します。

<abc> 実際の値と置き換える必要がある変数を示します。[abc] オプション(構文)を示します。[key] キーボード上のキーを示します。大文字のテキストを入力する場合、

[Shift] キーを指定します。たとえば、A を入力する場合 [SHIFT] + [A] を押します。2 つのキーを同時に押す場合は、2 つのキーをプラス記号で連結して示します。

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1.8 表記規則

マニュアルおよび実際の画面ServerView Suiteの画面はシステムに依存しているため、表示される詳細はシステムによって異なる場合があります。また、システム固有の差異は、メニューオプションとコマンドに関連している場合があります。画面は予告なく変更となる場合があります。その場合は各画面のヘルプを参照して下さい。

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1.9 製品名称の表記

1.9 製品名称の表記本書では、テキストで使用される製品名称を次のように略して表記します。

Windows Server 2016

Windows Server 2012 および 2012 R2

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1.9 製品名称の表記

Windows Server 2008 および 2008 R2

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1.9 製品名称の表記

Linux

仮想化ソフトウェア

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1.9 製品名称の表記

コンポーネント名

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2.1 アーキテクチャ

2 PRIMERGY サーバ管理

2.1 アーキテクチャServerView Operations Manager のアーキテクチャは、管理コンソール、管理用サーバ(CMS)、監視対象サーバに基づいています。

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2.1 アーキテクチャ

管理コンソール

ブラウザベースのコンソールでサーバを管理でき、指定したデータを表示することができます。ブラウザとして以下を使用できます。

l Internet Explorer または Mozilla Firefox がインストールされている Microsoft Windows

l ディストリビューションでリリースされたデフォルトの Web ブラウザがインストールされている SUSE/Red Hat Linux

Java Runtime Environment のインストールも必要です。

中央管理用サーバ(CMS)

管理用サーバ(CMS)には、ServerView Operations Manager のインストールが必要です。Virtual IO-Manager などの ServerViewSuite のオプションコンポーネントも管理用サーバにインストールされ、Operations Manager に統合されます。

中央管理用サーバ(および ServerView Operations Manager とそのコンポーネント)は、Windows または Linux の仮想マシン(VM)でも実行できます。

ServerView Suite および iRMC のグローバルユーザ管理はそれぞれ、すべての中央管理用サーバ(CMS)/iRMC のユーザを LDAPディレクトリサービスのディレクトリに一元的に保存します。これにより、ユーザを中央サーバで管理することができます。そのため、ユーザは、ネットワークのこのサーバに接続されるすべてのCMS および iRMC で使用できます。

ServerView Suite は現在、以下のディレクトリサービスをサポートしています。

l ApacheDSl Microsoft Active Directory

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2.1 アーキテクチャ

ServerView Operations Manager のインストール時には、ServerView の内部ディレクトリサービス(ApacheDS)を選択するオプションがあります。ServerView でのディレクトリサービスの使用について、詳細は『ServerView でのユーザ管理』マニュアル(12 ページの ServerView Suite のマニュアルを参照)を参照してください。

ServerView が作成して使用するデータは、SQL Server 内の SQLデータベースに保存されます。以下の SQL Server が ServerViewOperations Manager のインストールに含まれます。

l Windows Server:SQL Server 2014 Expressl Linux Server:PostgreSQL

ただし、Windows 環境では他の Microsoft SQL Server データベースを使用することができます。

管理用サーバには Java Runtime Environment が必要です。

ServerView Operations Manager のインストール手順については、次のマニュアルを参照してください。

l Installing ServerView Operations Manager Software underWindows

l Installing ServerView Operations Manager Software underLinux

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2.2 管理用サーバ へのインストール

管理対象サーバ

管理対象サーバには ServerView エージェント、ServerView CIMプロバイダ、または ServerView Agentless Service をインストールする必要があり、これによって中央管理用サーバに情報を提供します。ServerView RAID Manager および ServerView Updateエージェントも管理対象サーバにインストールする必要があります。

仮想マシン(VM)への ServerView エージェントのインストールはリリースされていません。

l ServerView エージェントは Windows、Linux、CitrixXenServer で使用できます。

l ServerView CIM プロバイダは Windows、Linux、VMwareESXi で使用できます。

ServerView Operations Manager は現在、VMware ESXi 向け ServerView CIM プロバイダのみをサポートします。

CIM プロバイダのインストール手順については、次のマニュアルを参照してください。

l ServerView Agents for Windowsl ServerView Agents for Linuxl Installing ServerView ESXi CIM Providerl ServerView CIM Providers for Windows, Linux, and VMware

ESXi

2.2 管理用サーバ へのインストールOperations Manager(ServerView Update Manager と ServerView EventManagerを含む)を管理用 サーバ にインストールすることができます。 これにより、PC また はノート型パソコンで標準的な Web ブラウザを使用してサーバを監視できま す。

Operations Manager は、次のオペレーティングシステムにインストールできます。

l Windowsl SUSE Linuxl Red Hat Linux

Operations Manager は ServerView Suite DVD 2 に格納されています。

Installation under Linux 21

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2.3 管理対象サーバへのインストール

Linux環境におけるインストールは、スクリプトベースで行われます。このインストールにより、Operations Manager、アップデートマネージャ、イベントマネージャがインストールされます。インストールについては、23 ページの ServerViewOperations Manager のインストールの章で説明しています。23 ページのServerView Operations Manager のインストール

2.3 管理対象サーバへのインストール監視対象サーバには、以下のコンポーネントをインストールする必要があ ります。これらは、管理用サーバに情報を供給するオペレーティングシステム固有のプログラムで、情報を中央管理用サーバに供給します :

l ServerView Agents、CIM プロバイダ、または ServerView AgentlessService

ServerView Agents は Windows、Linux、Citrix XENServer で使用できます。CIM プロバイダは Windows、Linux、VMware ESXi で使用できます。インストールについては、インストールおよびユーザガイド『ServerViewAgents for Windows』、『ServerView Agents for Linux』、『ServerViewCIM Providers for Windows, Linux, and VMware ESXi』を参照してください。

ServerView Agentless Service は Windows および Linux で使用できます。このインストールについては、『ServerView Agentless Management』の概要に記載されています。

ServerView System Monitor は自動的にインストールされ(ServerViewAgents インストールによる)、サーバでローカルにサーバ情報のモニタとチェックを行うことができます。詳細は、『ServerView System Monitor』ユーザガイドを参照してください。

l ServerView Update エージェント

アップデート管理機能によって管理対象サーバを最新に維持するには、ServerView Update Agent を管理対象サーバにインストールする必要があります。この方法の詳細は、『ServerView Update Management』ユーザガイドを参照してください。

管理用サーバでの追加インストール

ServerView RAID ManagerServerView RAID Manager を使用すると、ハードディスクを管理できます。ServerView RAID Managerがインストールされていない場合、RAIDドライブおよび状態は確認できません。インストールについては、『RAID Management』ユーザガイドに記載されています。

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3.1 ServerView Operations Managerのコンポーネント

3 ServerView Operations Manager のインストール本章では、Linux 環境において Operations Manager を管理用サーバにインストールする方法について説明します。Operations Manager をイン ストールすると、Operations Manager、イベントマネージャ、およびアップデートマネージャがインストール されます。

必要なソフトウェアは ServerView Suite DVD 2 に格納されています。

3.1 ServerView Operations Managerのコンポーネント

ServerView Operations Manager のインストールServerView Operations Managerをインストールすると以下のServerViewコンポーネントも同時にインストールされます。

ServerView Configuration ManagerServerView Configuration Managerによって、システムに応じた構成ファイルを監視対象サーバに作成できます。(ServerView エージェントがインストールされているサーバのみサポートされます)。

ServerView アーカイブマネージャアーカイブマネージャによって、システムおよび運用データを記録し、保存することができます。その後データを確認したり評価することができます。

ServerView インベントリマネージャインベントリマネージャによって、1つ以上の監視対象サーバのデータを取得して画面に表示します。Operations Managerからデータをエクスポートし、様々なフォーマット(CSV、ODBCなど)で保存することができます。

ServerView パフォーマンスマネージャパフォーマンスマネージャによって、特定のサーバのコンポーネントのパフォーマンスを監視することができます。パフォーマンスマネージャはルールに従って実施されます。作成されたルールはどのサーバに対しても実行することができます。

ServerView スレッシュホールドマネージャスレッシュホールドマネージャによって、1 つ以上の監視対象サーバ とそのサーバ上で稼動するあらゆる仮想マシンを、しきい値に基づい て管理用サーバ

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3.1 ServerView Operations Managerのコンポーネント

から監視することができます。

ServerView Remote Management FrontendServerView リモートマネージメントは、Webベースのワーク環境を提供してサーバのリモート管理を可能にします。

ServerView アップデートマネージャのインストールServerView アップデートマネージャ をインストールすると、以下のServerViewOperations Managerコンポーネントもインストールされます。

アップデートマネージャアップデートマネージャ によって、管理用サーバを介し、すべてのドメインに対してソフトウェアをインストールおよびアップ デートすることができます。

リポジトリマネージャリポジトリマネージャ によって、アップデートされたリポジトリを管理することができます。

ダウンロードマネージャダウンロードマネージャは、ご使用のサーバ用のファームウェア、BIOS、ドライバ、および ServerView エージェントの最新のものを適宜入手することができます。

設定設定メニューによって、アップデートマネージャ のためのグローバルなパラメータを設定することができます。

ServerView イベントマネージャのインストールイベントマネージャをインストールすると、以下のServerView OperationsManagerコンポーネントもインストールされます。

アラームモニタアラームモニタは、選択されたサーバおよびサーバグループへの入力アラームをすべてOperations Managerのメインウィンドウに表示します。

アラーム設定アラーム構成コンポーネントによって、アラームの取り扱いを設定できます。アラームのルール、フィルタのルール、一般的なルールを設定できます。

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3.2 Tomcat Web サーバ

3.2 Tomcat Web サーバ使用する Web サーバは Tomcat です。Tomcat に必要なファイルは、ServerViewOperations Manager のインストール時に自動的にインストールされます。Tomcat は、スタンドアロンサービス ServerView ApplicationService として設定されます。

サービスを開始または停止できます。次のコマンドを使用します。

/etc/init.d/sv_tomee start|stop

月に一度 Tomcat の再起動を有効または無効にできます。デフォルトでは無効に設定されています。月に一度 Tomcat の再起動を有効にする場合は、ChangeComputerDetails.sh コマンドを呼び出します。

ChangeComputerDetails.sh コマンドは、/opt/fujitsu/ServerView/svom/ServerView/Tools ディレクトリにあります。

月に一度 Tomcat の再起動を有効にする場合は、次の手順に従います。

1. ChangeComputerDetails.sh があるディレクトリに移動します

cd /opt/fujitsu/ServerViewSuite/svom/ServerView/Tools

2. ChangeComputerDetails.sh を実行します

sh ChangeComputerDetails.sh

3. 「Do you want to restart Tomcat once a month?(月に一度 Tomcat を再起動しますか?)」と尋ねられたら「yes」と入力します。

Tomcat のアクセスログの自動削除ログファイル localhost_access_log.<YYYY-MM-DD>.log は <installation_path>/tomee/logs ディレクトリに書き込まれます。毎日別のログが作成されます。前のバージョンでは、ログは削除されませんでした。

Tomcat 内に自動削除が実装されています。<installation_path>/tomee/svconfディレクトリにある設定ファイル sv-com-config.xml では、以下のパラメータについて説明されています。

<ns0:fileNamePrefix>localhost_access_log.</ns0:fileNamePrefix>ファイル名のプレフィクスの一覧。削除するファイルやチェックするファイルを修飾します。デフォルトは、「localhost_access_log.」というエントリが 1つだけ含まれるリストです。

<ns0:testInterval>12:00</ns0:testInterval>テスト間隔。分単位で測定されます。テスト間隔は、1 分から 24 時間まで指定できます。削除されるファイルの動作は、指定する値によって異なります。

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3.2 Tomcat Web サーバ

数字 [1..1439]Tomcat の開始とともにファイルチェックが開始され、指定した時間間隔で繰り返されます。

時間 [hh:mm]時間間隔は 24 時間で、ファイルチェックは毎日指定した時刻に行われます。(hh の値は 00 ~ 23 です。)デフォルトは 12:00 で、ファイルチェックは毎日正午に行われます。

<ns0:maxAge>10080</ns0:maxAge><!-- one week -->分単位で設定できるログファイルの最長保存期間です。fileNamePrefix リストのエントリに一致するファイルのうち、この値よりも古いものは削除されます。デフォルトは 10080(7日) です。設定ファイルに値が指定されていない場合は、4320 という値(3 日)が使用されます。

3.2.1 起動および使用ポート

Operations Manager の起動アドレスは https で始まります。

ポート 使用対象

3169 http(このポートにアクセスしようとすると、Operations Manager バージョン V4.92 以前は自動的にポート 3170にリダイレクトされます)

3170 https(ファイアウォールのポートのロックを解除する必要があります)TLSv1.1、TLS v1.2、SSLv2Hello がサポートされています。

3171 アップデート管理(ファイアウォールのポートのロックを解除して、アップデート管理を許可する必要があります。)

3172 アップデート管理(ファイアウォールのポートのロックを解除して、アップデート管理を許可する必要があります。)ServerView ステータスガジェットと管理用サーバ間の通信(ファイアウォールのポートのロックを解除する必要があります。)

3173 ServerView RAID Manager

1473 ServerView のディレクトリサービス(ApacheDS)の非 SSL ポート

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3.2 Tomcat Web サーバ

ポート 使用対象

1474 ApacheDS がディレクトリサービスとして設定されている場合は LDAPS

9212 PostgreSQL データベースサーバ(Linuxのみ)

9363 Operations Manager が XEN デーモンへの接続に使用します

16509, 16514 KVM サービスが使用します詳細なセキュリティ情報については、ホワイトペーパー『高セキュリティPRIMERGY サーバ管理』を参照してください。

Operations Manager は、情報を収集するために、サーバブラウザおよび管理対象サーバで指定される、サブネットのすべてのネットワークノードの以下のポートにアクセスします。

ポート 使用対象

80 Citrix

135 Hyper-V

161 SNMP

443 VMware

623 BMC(iRMC)

3172 ServerView Remote Connector

5988 VMware

5989 VMware

9363 XEN(SLES 11 以下)

16509 KVM、XEN(SLES 12)

16514 KVM、XEN(SLES 12)

3.2.2 ロールベースのユーザ管理

Tomcat では、ロールベースのユーザ管理も可能です。証明書の管理についての詳細は、『ServerView でのユーザ管理』ユーザガイドを参照してください。

3.2.3 認証の管理

Web ブラウザは、Tomcat Web サーバとの通信に常に HTTPS 接続(つまり、セキュア SSL 接続)を使用します。そのため、Tomcat Web サーバは、Web ブラウ

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3.3 Web ブラウザ

ザで自身を認証するための証明書(X.509 証明書)を必要とします。X.509 証明書には、Tomcat Web サーバ自体と、Tomcat Web サーバの公開鍵の識別に必要な情報がすべて含まれています。

証明書の管理についての詳細は、『ServerView でのユーザ管理』ユーザガイドを参照してください。

3.3 Web ブラウザデータを表示するにはWebブラウザが必要です。そのため、Web ブラウザを持つ他のコンピュータに LAN 経由でデータを送信すれば、どのコンピュータでも表示させることができます。ブラウザは HTML V3.2 および Javascript V1.1 を解釈できる必要があります。

Web サーバへのアクセスに問題がある場合は、ブラウザで以下のいずれかの設定を行ってください。

l ブラウザにおけるプロキシの使用のアクセスオプションを完全に無効にする。l Web サーバが稼動するホストに対してプロキシが使用されないようにIPアドレ

スを適切な位置に入力して指定します。

3.4 システムの変更点ServerView Operations Manager はユーザ svuser とグループ svgroup を作成します。ほぼすべてのプロセスがこれらの ID で開始されます。

デフォルトで、Operations Manager は固有のディレクトリサービスApacheDS をインストールします。パスワードを ApacheDS で変更することはできません。

ローカルでのみ、スクリプト ChangeComputerDetails.sh を使用して変更できます。78 ページの 構成パラメータの変更を参照してください。

PostgreSQLサーバにはユーザ「postgpls」が作成されます。

定期的なデータサーバの動作により、cronジョブが作成されます。

データベースサーバへのODBCアクセスにより、ODBCマネージャの構成ファイルが追加されます。

snmptrap の場合、構成ファイル /etc/snmp/snmptrapd.conf を変更して以下のイベントを含めます。

disableAuthorization yes

ignoreAuthFailure yes

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3.5 要件

3.5 要件

64 ビットシステムのディストリビューションには、32 ビットと 64 ビットの両方のアーキテクチャ用の多くのパッケージが含まれます。32 ビットパッケージは、プラットフォームによって別個に区別されます。SLES システムのパッケージ名のファイル拡張子は 32bitです。RHEL システムのパッケージのアーキテクチャ部分は、i386、i586、i686 のいずれかの値になります。

3.5.1 管理ステーション

l Tomcat Web サーバ

Tomcat Web サーバは、ServerView Operations Manager ソフトウェアをインストールすると、インストールされます。Operations Manager を起動すると、該当サービスが自動的に開始されます。

バージョン V5.00 より前は、httpd サービスが必要でした。V5.00 以降は、httpd サービスは必要ありません。

l ネットワーク構成

hostname および hostname -f コマンドには、有効な名前を付ける必要があります。ネットワーク構成は、さまざまな方法で設定することができます。/etc/hosts にサーバとそのドメイン名を入力した場合、多くの構成に対してこの条件が満たされます。

111.22.33.44 myserver.mydomain

/etc/hosts には、ローカルホストとIPアドレス「127.0.0.1」を入力し、ServerViewがデータベースサーバにアクセスできるようにする必要があります。

ServerView Operations Manager V5.30 では、中央管理用サーバの完全修飾ホスト名が、Operation Manager の正常な動作のための決め手となります。通常、完全修飾ホスト名は、ホストの名前にドメイン名をプラスし たものです。しかし、ネットワーク設定によっては、単にホスト名だけで、ドメイン名がプラスされない場合もあります。

Installation under Linux 29

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3.5 要件

完全修飾ホスト名を使用して、以下から中央管理用サーバへのアクセスを許可するネットワーク設定を使用する必要があります。o 中央管理用サーバ自体o 監視している任意のサーバo 管理対象ノードo MMB、iRMC などの HW 管理ボード

l Java Runtime Environment

以下のコマンドでインストールされているかどうか確認できます。

rpm -q jre

ServerView Suite DVD2 から Java Runtime Environment パッケージをインストールします。

1. ServerView Suite DVD 2をドライブに入れます。2. 端末を開き、マウントされたディレクトリに切り替えます。3. 次のディレクトリに移動します。

SVSSoftware – Software – Other_Tools – Java – Linux

4. Linux用パッケージを以下のコマンドで解凍します。

sh jre-<version>-linux-i586-rpm.bin

5. ライセンス契約書に同意します。6. 解凍した rpm ファイルをインストールします。

管理コンソールとして管理用サーバも使用している場合、Java プラグインをアクティブにし、プラットフォームによっては 64 ビット版 JRE をインストールする必要があります。

l ServerView Operations Manager でサポートされていないディストリビューションでは SELinux を無効にします。

SELinux は RHEL6 および RHEL7 でサポートされています。

これらのディストリビューションでは、SELinux をデフォルトポリシーを使用して「enforcing」に設定できます。

残りのサポートされるディストリビューションでは、SELinux を「disabled」に設定してください。

l ルート/スーパーユーザアクセス

ServerView Operations Managerでは、ユーザ「postgpls」が作成されます。「Postgpls」と「root」では、スーパーユーザアクセスが必要です。ユーザ「postgpls」は、スーパーユーザでなければ呼び出すことができないため安全です。

Installation under Linux 30

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3.5 要件

l ディレクトリアクセス権

ディレクトリ /tmp は、すべてに対して読み取り/書き込み/実行権限を持っている必要があります。

l プラットフォームのパッケージマネージャを使用して、足りないパッケージをインストールします。これは SLES プラットフォームの Yast と、メニューバーの「Add/Remove Software」と、RHEL プラットフォームの YUM です。これらのプラットフォームは、暗黙的にすべての依存関係を解決します。YUM の構成方法については、46 ページの YUM の構成を参照してください。

以下のコマンドでパッケージがインストールされているかどうか確認できます。

rpm -q <package name>

RHEL 64 ビットシステムでは、以下のコマンドを使用してパッケージのアーキテクチャを表示する必要がありますのでご注意ください。

rpm -q --queryformat “%{NAME} %{ARCH}”

RHEL 64 プラットフォームの場合、通常、パッケージのアーキテクチャは、ドットでパッケージ名と区切られています。この構文 name.arch は、パッケージマネージャで直接使用できます。

Installation under Linux 31

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3.5 要件

各プラットフォームのパッケージの必要条件

RHEL 5.11 32 ビットl compat-libstdc++-33l curll e2fsprogs-libsl glibcl gzipl keyutils-libsl krb5-libsl libgccl libidnl libselinuxl libsepoll libtermcapl libxml2l net-snmpl openldap-clients.i686l openssll unixODBCl unixODBC-libsl zlib

l 特殊機能の前提条件

DeskView インターフェース : curl

RHEL/KVM 監視 : libvirt

Installation under Linux 32

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3.5 要件

RHEL 5.11 64 ビットl compat-libstdc++-33.i386l curl.i386l e2fsprogs-libs.i386l glibc.i686l gzip.x86_64l keyutils-libs.i386l krb5-libs.i386l libgcc.i386l libidn.i386l libselinux.i386l libsepol.i386l libtermcap.i386l libxml2.i386l net-snmp.x86_64l openldap-clients.x86_64l openssl.i686l perl-Net-SSLeay

l perl-Socket-SSL

l unixODBC.i386l unixODBC-libs.i386l zlib.i386l 特殊機能の前提条件

DeskView インターフェース : curl.i386

RHEL/KVM 監視 : libvirt.x86_64

Installation under Linux 33

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3.5 要件

RHEL 6.4 32 ビットl compat-libstdc++-33l cyrus-sasl-libl glibcl gzipl keyutils-libsl krb5-libsl libcom_errl libcurll libgccl libidnl libselinuxl libssh2l libstdc++l libtool-ltdll libxml2l ncurses-libsl net-snmpl nsprl nssl nss-softokn-freebll nss-utill openldapl openldap-clients.i686l openssll perl-Net-SSLeayl perl-Socket-SSLl unixODBCl zlib

l 特殊機能の前提条件

DeskView インターフェース : curl

RHEL/KVM 監視 : libvirt-client

Installation under Linux 34

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3.5 要件

RHEL 6.4 64 ビットl compat-libstdc++-33.i686l cyrus-sasl-lib.i686l glibc.i686l gzip.x86_64l keyutils-libs.i686l krb5-libs.i686l libcom_err.i686l libcurl.i686l libgcc.i686l libidn.i686l libselinux.i686l libssh2.i686l libstdc++.i686l libtool-ltdl.i686l libxml2.i686l ncurses-libs.i686l net-snmp.x86_64l nspr.i686l nss.i686l nss-softokn-freebl.i686l nss-util.i686l openldap.i686l openldap-clients.x86_64l openssl.i686l perl-Net-SSLeayl perl-Socket-SSLl unixODBC.i686l zlib.i686l 特殊機能の前提条件

DeskView インターフェース : curl.x86_64

RHEL/KVM 監視 : libvirt-client.x86_64

Installation under Linux 35

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3.5 要件

RHEL 6.5 32 ビットl compat-libstdc++-33l cyrus-sasl-libl glibcl gzipl keyutils-libsl krb5-libsl libcom_errl libcurll libgccl libidnl libselinuxl libssh2l libstdc++l libtool-ltdll libxml2l ncurses-libsl net-snmpl nsprl nssl nss-softokn-freebll nss-utill openldapl openldap-clients.i686l openssll perl-Net-SSLeayl perl-Socket-SSLl policycoreutils-pythonl unixODBCl zlibl 特殊機能の前提条件

DeskView インターフェース : curl

RHEL/KVM 監視 : libvirt-client

Installation under Linux 36

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3.5 要件

RHEL 6.5 64 ビット :l compat-libstdc++-33.i686l cyrus-sasl-lib.i686l glibc.i686l gzip.x86_64l keyutils-libs.i686l krb5-libs.i686l libcom_err.i686l libcurl.i686l libgcc.i686l libidn.i686l libselinux.i686l libssh2.i686l libstdc++.i686l libtool-ltdl.i686l libxml2.i686l ncurses-libs.i686l net-snmp.x86_64l nspr.i686l nss.i686l nss-softokn-freebl.i686l nss-util.i686l openldap.i686l openldap-clients.x86_64l openssl.i686l perl-Net-SSLeayl perl-Socket-SSLl policycoreutils-pythonl unixODBC.i686l zlib.i686l 特殊機能の前提条件

DeskView インターフェース : curl.x86_64

RHEL/KVM 監視 : libvirt-client.x86_64

Installation under Linux 37

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3.5 要件

RHEL 6.6 32 ビットl compat-libstdc++-33l cyrus-sasl-libl glibcl gzipl keyutils-libsl krb5-libsl libcom_errl libcurll libgccl libidnl libselinuxl libssh2l libstdc++l libtool-ltdll libxml2l ncurses-libsl net-snmpl nsprl nssl nss-softokn-freebll nss-utill openldapl openldap-clients.i686l openssll perl-Net-SSLeayl perl-Socket-SSLl policycoreutils-pythonl unixODBCl zlibl 特殊機能の前提条件

DeskView インターフェース : curl

RHEL/KVM 監視 : libvirt-client

Installation under Linux 38

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3.5 要件

RHEL 6.6 64 ビット :l compat-libstdc++-33.i686l cyrus-sasl-lib.i686l glibc.i686l gzip.x86_64l keyutils-libs.i686l krb5-libs.i686l libcom_err.i686l libcurl.i686l libgcc.i686l libidn.i686l libselinux.i686l libssh2.i686l libstdc++.i686l libtool-ltdl.i686l libxml2.i686l ncurses-libs.i686l net-snmp.x86_64l nspr.i686l nss.i686l nss-softokn-freebl.i686l nss-util.i686l openldap.i686l openldap-clients.x86_64l openssl.i686l perl-Net-SSLeayl perl-Socket-SSLl policycoreutils-pythonl unixODBC.i686l zlib.i686l 特殊機能の前提条件

DeskView インターフェース : curl.x86_64

RHEL/KVM 監視 : libvirt-client.x86_64

Installation under Linux 39

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3.5 要件

RHEL 6.7 32 ビットl glibc

l gzip

l keyutils-libs

l krb5-libs

l libcom_err

l libcurl

l libgcc

l libselinux

l libstdc++

l libtool-ltdl

l libxml2

l ncurses-libs

l net-snmp

l nss-softokn-freebl

l openldap-clients

l openssl-libs

l pcre

l perl-Net-SSLeay

l perl-IO-Socket-SSL.noarch

l policycoreutils-python

l unixODBC

l xz-libs

l zlib

l 特殊機能の前提条件

DeskView インターフェース : curl

RHEL/KVM 監視 : libvirt-client

Installation under Linux 40

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3.5 要件

RHEL 6.7 64 ビット :l glibc.i686

l gzip.x86_64

l keyutils-libs.i686

l krb5-libs.i686

l libcom_err.i686

l libcurl.i686

l libgcc.i686

l libselinux.i686

l libstdc++.i686

l libtool-ltdl.i686

l libxml2.i686

l ncurses-libs.i686

l net-snmp.x86_64

l nss-softokn-freebl.i686

l openldap-clients.x86_64

l openssl-libs.i686

l pcre.i686

l perl-Net-SSLeay

l perl-IO-Socket-SSL.noarch

l policycoreutils-python

l unixODBC.i686

l xz-libs.i686

l zlib.i686

l 特殊機能の前提条件

DeskView インターフェース : curl

RHEL/KVM 監視 : libvirt-client

Installation under Linux 41

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3.5 要件

RHEL 7.0/RHEL7.1 64 ビット :l glibc.i686

l gzip.x86_64

l keyutils-libs.i686

l krb5-libs.i686

l libcom_err.i686

l libcurl.i686

l libgcc.i686

l libselinux.i686

l libstdc++.i686

l libtool-ltdl.i686

l libxml2.i686

l ncurses-libs.i686

l net-snmp.x86_64

l nss-softokn-freebl.i686

l openldap-clients.x86_64

l openssl-libs.i686

l pcre.i686

l perl-Net-SSLeay

l perl-IO-Socket-SSL.noarch

l policycoreutils-python

l unixODBC.i686

l xz-libs.i686

l zlib.i686

l 特殊機能の前提条件

DeskView インターフェース : curl

RHEL/KVM 監視 : libvirt-client

Alarm Manager のビジュアルポップアップ : xorg-x11-apps

Installation under Linux 42

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3.5 要件

SLES11 SP2 32 ビットl cyrus-sasl

l glibc

l gzip

l keyutils-libs

l krb5

l libcom_err2

l libcurl4

l libgcc46

l libidn

l libldap-2_4-2

l libltdl7

l libopenssl0_9_8

l libstdc++33

l libstdc++46

l libxml2

l net-snmp

l openldap2-client

l perl-Net-SSLeayl perl-Socket-SSLl termcap

l unixODBC

l zlib

l 特殊機能の前提条件

DeskView インターフェース : curl

RHEL/KVM 監視 : libvirt

Installation under Linux 43

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3.5 要件

SLES11 SP2 64 ビットl cyrus-sasl-32bitl glibc-32bitl gzipl keyutils-libs-32bitl krb5-32bitl libcom_err2-32bitl libcurl4-32bitl libgcc46-32bitl libidn-32bitl libldap-2_4-2-32bitl libltdl7-32bitl libopenssl0_9_8-32bitl libstdc++33-32bitl libstdc++46-32bitl libxml2-32bitl net-snmpl openldap2-clientl perl-Net-SSLeay

l perl-Socket-SSL

l termcap-32bitl unixODBCl unixODBC-32bitl zlib-32bitl 特殊機能の前提条件

DeskView インターフェース : curl

RHEL/KVM 監視 : libvirt

Installation under Linux 44

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3.5 要件

SLES11 SP3 32 ビットl cyrus-sasll glibcl gzipl keyutils-libsl krb5l libcom_err2l libcurl4l libgcc_s1l libidnl libldap-2_4-2l libltdl7l libopenssl0_9_8l libstdc++33l libstdc++6l libxml2l net-snmpl openldap2-clientl perl-Net-SSLeayl perl-Socket-SSLl termcapl unixODBCl zlibl 特殊機能の前提条件

DeskView インターフェース : curl

RHEL/KVM 監視 : libvirt

Installation under Linux 45

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3.5 要件

SLES11 SP3 64 ビットl cyrus-sasl-32bitl glibc-32bitl gzipl keyutils-libs-32bitl krb5-32bitl libcom_err2-32bitl libcurl4-32bitl libgcc_s1-32bitl libidn-32bitl libldap-2_4-2-32bitl libltdl7-32bitl libopenssl0_9_8-32bitl libstdc++33-32bitl libstdc++6-32bit

l libxml2-32bitl net-snmpl openldap2-clientl perl-Net-SSLeayl perl-Socket-SSLl termcap-32bitl unixODBCl unixODBC-32bitl zlib-32bitl 特殊機能の前提条件

DeskView インターフェース : curl

RHEL/KVM 監視 : libvirt

l YUM の構成

/etc/yum.repos.d に構成ファイルを提供して、RHEL ディストリビューションの DVD または ISOファイルを YUM に認識させる必要があります。

1. 通常、RHEL ディストリビューションの DVD または ISOファイルを/media/RHEL xxx xxx xx(複数空白を含む)ディレクトリにマウントされます。YUM ではこのようなパスを処理できません。そのため、次のようにします。

ln -s ‘/media/RHEL xxx xxx xx’ /tmp/instmedia

Installation under Linux 46

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3.5 要件

ln -s '/media/RHEL_6.2 x86_64 Disc 1' /tmp/instmedia

シェルの自動入力拡張によって、RHEL ISO のパス名に、空白の前に\ が挿入されます。必ず削除してください。

2. RHEL DVD/ISO ファイルには、複数の YUM リポジトリが含まれます。使用する場合は、YUM 構成ファイルに各リポジトリを指定する必要があります。メインリポジトリは、Server ディレクトリ内にあります。通常、必要なのはこれだけです。

/etc/yum.repos.d ディレクトリに rheldistro.conf ファイルを作成し、以下の内容を指定します。

RHEL5 の例[instserver]

name=RHEL 5.x iso image / directory Server

baseurl=file:///path/to/local/repo

enabled=1

gpgcheck=0

[instvt]

name=RHEL 5.x iso image directory VT

baseurl=file:/tmp/instmedia/VT

enabled=1

gpgcheck=0

DVD/ISO ファイルの VT ディレクトリには、必要な virtlib パッケージが含まれます。

RHEL6 の例[instserver]

name=RHEL 6.2 iso image Server

baseurl='file:///path/to/local/repo'

enabled=1

gpgcheck=0

Installation under Linux 47

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3.5 要件

3. YUM 構成をテストします

yum list unixODBC

以下のように出力されます。

l すべての SLES / 32 ビットおよび RHEL / 32 ビットの unixODBCl RHEL / 64 ビットの unixODBC.i686 と unixODBC.x86_64l SLES / 64 ビットの unixODBC と unixODBC-32bit

3.5.2 管理コンソール

Web ブラウザ(Linux)ディストリビューションでリリースされたデフォルトの Web ブラウザ

Javaプラグインは必ず有効にしてください。

Javaプラグインを管理コンソールにインストールしていない場合、以下の手順に従ってインストールします。

1. 端末ウィンドウを開きます。2. ServerView Suite DVD 2 からJava Runtimeシステムをインストールします。

「Java Runtime」を参照してください。3. プラグイン用のリンクを設定します。

ブラウザのプラグインディレクトリを確認します。o RHEL 5 の場合は、これは通常次のディレクトリです。

/usr/lib/<browser_name>/plugins または

/opt/lib/<browser_name>/plugins または

/usr/lib/mozilla/plugins または

/usr/lib/browser-plugins

RHEL6 の場合、プラグインディレクトリは、/usr/lib/mozilla/plugins です。

SLES11 の場合、プラグインディレクトリは、/usr/lib/browser-pluginsです。

o ディレクトリの検索は、以下のコマンドで実行できます。

rpm -ql <browser_name> | grep plugins

o プラグインディレクトリに移動します :

cd <plugin_directory>

Installation under Linux 48

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3.5 要件

o プラグインのパス名を見つけます。libjavaplugin_oji.so へのリンクがある場合は、削除します。

rpm -ql jre | grep libnpjp2.so

o リンクを設定します。例 :

ln -s /usr/java/<jre1.8.0_51>/lib/i386/libnpjp2.solibnpjp2.so

64 ビットシステムにブラウザプラグインを設定する場合には、次の説明手順も必要となります。

ブラウザのプラグインディレクトリを確認します。o SLES 11 64 ビットの場合、プラグインディレクトリは通常

/usr/lib64/browser-plugins です。o RHEL 5 および RHEL 6 の場合、プラグインディレクトリは

/usr/lib64/mozilla/plugins です。o 指定したディレクトリが存在しない場合は、作成してください。o Java Runtime Environment 64 ビットがインストールされていることを確

認します。以下を実行します。

rpm -qa --queryformat '%{Name}-%{VERSION}.%{ARCH}\n' |grep jre

アーキテクチャの拡張子は x86_64 です。o プラグインディレクトリに移動します :

cd <plugin_directory>

o プラグインのパス名を見つけます。libjavaplugin_oji.so へのリンクがある場合は、削除します。

rpm -ql jre | grep libnpjp2.so

o リンクを設定します。例 :

ln -s /usr/java/<jre1.8.0_51>/lib/amd64/libnpjp2.solibnpjp2.so

Web ブラウザ(Windows)l Internet Explorer 10 /11l Mozilla Firefox 16/17 以上。

ServerView Operations Manager は、Java クラッシュが原因で、Mozilla Firefox 37 より後のバージョンでは必ずしも正しく動作しません。

Installation under Linux 49

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3.6 権限

3.6 権限インストールや設定を行うには、管理者権限が必要です。スーパーユーザの「root」でサーバにログオンしてください。

3.7 インストールチェックリストWeb ブラウザ

No. チェック項目

設定

1 サポートバージョン

Windows にサポートされる Web ブラウザは以下の通りです。

l Internet Explorer 10 /11l Mozilla Firefox 16/17 以上。

Linux にサポートされる Web ブラウザは以下の通りです。

l ディストリビューションでリリースされたデフォルトの Webブラウザです。

2 信頼済みサイト

Internet Explorerを使用してSVOMに接続する場合、「信頼済みサイト」にSVOMのURLを設定します。

1. Internet Explorerを起動します。

2. 「ツール」–「インターネット オプション」の順に選択します。

3. 「セキュリティ」タブをクリックして「ローカルイントラネット」または「信頼済みサイト」を選択します。

4. 「サイト」をクリックして、ServerView OperationsManager がインストールされているサーバの URL を入力します。

3 プロキシ設定

プロキシサーバを経由してSVOMにアクセスすることはできません。プロキシサーバを経由しないよう、Web ブラウザを設定します。

4 32 ビット/64ビット

OS と同じアーキテクチャ(32 ビット Linux には 32 ビットFirefox、64 ビット Linux には 64 ビット Firefox)の Firefox を使用できます。

テーブル 1: Web ブラウザのチェックリスト

Installation under Linux 50

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3.7 インストールチェックリスト

Java Runtime Environment(JRE)

No. チェック項目

設定

1 サポートバージョン

V1.8.x

JRE はサーバ側(SVOM をインストールするサーバ)と、クライアント側(Web ブラウザで SVOM にアクセスする端末)の両方にインストールされている必要があります。

2 32 ビット/64 ビット

OS と同じアーキテクチャ(32 ビット Linux には 32 ビットJRE、64 ビット Linux には 64 ビット JRE)の JRE を使用できます。

3 Java プラグイン(Windowsのみ)

「次世代の Java Plug-in を有効にする」にチェックを入れます。この項目は、デフォルトではチェックが入っています。

1. Java コントロールパネルを開きます。

2. 「詳細」タブを選択します。

3. 「設定」–「Java Plug-in」を開きます。

4. 「次世代の Java Plug-in を有効にする」にチェックが入っていることを確認します。

4 セキュリティの設定

セキュリティ設定を以下のように設定します。

1. Java コントロールパネルを開きます。

2. 「詳細」タブを選択します。

3. 「設定」–「セキュリティ」–「混合コード(サンドボックス内実行 vs. 信頼済み)セキュリティー検証」を開きます。

4. 「有効 - 警告を表示せずに、保護をかけて実行する」にチェックします。

5 シンボリックリンク(Linux のみ)

Linux上で、Firefoxを使用してSVOMにアクセスする場合、プラグイン用のシンボリックリンクを作成する必要があります。29ページの 要件を参照してください。

テーブル 2: JRE のチェックリスト

Installation under Linux 51

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3.7 インストールチェックリスト

OSの環境設定

No. チェック項目

設定

1 名前解決 SVOM をインストールしたサーバの名前解決ができるように設定します。サーバ側(SVOM をインストールするサーバ)と、クライアント側(Web ブラウザで SVOM にアクセスする端末)の両方で、名前解決ができるように設定されている必要があります。

以下のコマンドを実行して、正常に名前解決が行われていることを確認します。

l Windows:tracert <サーバのコンピュータ名>.<DNSサフィックス>

l Linux:traceroute <サーバのコンピュータ名>.<DNSサフィックス>

2 ネットワークポート

SVOM では一部のネットワークポートを使用します。SVOM に必要なポートは、26 ページの 起動および使用ポートに記載されています。

3 ホスト名 SVOMをインストールするサーバのホスト名(ネットワーク上のコンピュータ名)及びDNSサフィックスに、アンダースコア(“_”)が含まれていないことを確認します。ホスト名及びDNSサフィックスに、アンダースコアが含まれているサーバに、SVOMをインストールして使用することはできません。

4 SQL インスタンス(Windowsのみ)

SVOM に同梱の SQL Server を使用せずに、自身で用意したSQL Server を使用する場合、SVOM をインストールする前に適切な SQL Server インスタンスをセットアップするひつ王があります。

重要: ローカル SQL Server の詳細は 、リモート SQL Server の詳細は を参照してください。

5 ActiveDirectory

事前にActive Directoryがセットアップされて、SVOMをインストールするサーバから接続可能な状態になっていることを確認します。また、SVOMをインストールするサーバ自身にActiveDirectoryをインストールする場合、SVOMよりも先にActiveDirectoryをインストールします。

Active Directory の設定の詳細については、『ServerView でのユーザ管理』ユーザガイドを参照してください。

6 ネットワークドライブ

インストール先にネットワークドライブを指定することはできません。

Installation under Linux 52

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3.8 Operations Managerソフトウェアのインストール

No. チェック項目

設定

7 ターミナルサーバ(Windowsのみ)

ターミナルサービスやリモートデスクトップサービスがインストールされた環境では、通常の方法でSVOMをインストールすることはできません。

8 hostsファイル(Linuxのみ)

localhost が 127.0.0.1 に名前解決されるように設定します。/etc/hosts で設定されます。

9 SELinux(Linuxのみ)

SVOM でサポートされていないディストリビューションではSELinux を無効にします。

テーブル 3: OS 設定のチェックリスト

アップデートインストール

No. チェック項目 設定

1 アップデート元のバージョン

アップデートインストールは、バージョン 7.11.04 以降からのみ可能です。

テーブル 4: アップデートインストールのチェックリスト

3.8 Operations ManagerソフトウェアのインストールOperations Manager(Operations Manager、イベントマネージャ、およびアップデートマネージャ)と、データベース管理システムPostgreSQLは、Linux環境(SuSEとRed Hat)でインストールすることができます。

ServerView データベースをリモートデータベースサーバにインストールできます。詳細については、90 ページの リモートデータベースサーバの ServerView データベースを参照してください。

インストール中、以下のメッセージが表示されますが動作に影響はありません。

l warning: commands will be executed using /bin/sh

l warning: waiting to reestablish exclusive database lock

インストールはスクリプトベースです。インストールプロセスのログファイル(install.log または upgrade.log)は、/var/log/fujitsu/ServerViewSuite/ServerView ディレクトリに保存されます。

Installation under Linux 53

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3.8 Operations Managerソフトウェアのインストール

l 複数のバージョンの ServerView Operations Manager をお持ちの場合は、必ず最新バージョンの ServerView Operations Manager をインストールしてください。

l Operations Manager の新しいバージョンがインストール済みの場合、ダウングレードインストールは実行できません。ダウングレードするには、最初に既存の Operations Manager をアンインストールしてください。

l ServerView Operations Manager のインストールには、ランレベル 3または ランレベル 5 を使用してください。ランレベル 1(シングルモード)はサポートしていません。

l ServerView Linux エージェントと ServerView Operations Managerを同じサーバにインストールするとき、Operations Manager が Linuxエージェントより先にインストールされている場合、サーバはServerView Operations Manager に自動的には登録されません。

システムを再起動するか、または次のコマンドを実行してください。/usr/bin/sv_services stop/usr/bin/sv_services start

l ServerView Operations Manager を正常に動作させるには、/etc/hosts の localhost 行の定義が必要です。localhost 行の定義は削除しないでください。

l ServerView 関連のファイルを編集/追加/削除すると、動作に影響を及ぼす可能性があります。このマニュアルに記載されている操作以外のいかなる操作も絶対に行わないでください。

l Red Hat 6.6, 6.7 および 7.0 の場合、compat-libstdc++-33 ライブラリは ServerView Operations Manager のインストール時に自動的にインストールされます。ただし、ServerView Operations Manager をアンインストールしても compat-libstdc++-33 ライブラリはアンインストールされません。

3.8.1 言語設定

Operations Manager の言語を設定できます。したがって、次のことが可能です。

l -l | --lang オプションを指定して、スクリプトベースのインストールを呼び出します。

l 言語オプションと -q オプションを指定しないでスクリプトを呼び出すと、言語を問い合わせるためにメッセージが表示されます。

Installation under Linux 54

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3.8 Operations Managerソフトウェアのインストール

3.8.2 ApacheDS ディレクトリサービスの管理者ユーザ「svuser」

この項は、ApacheDS ディレクトリサービスが使用されている場合にのみ該当します。これは Linux 上の ServerView Operations Manager の場合のデフォルトです。

管理者ユーザ svuser は、ServerView Operations Manager のインストール時にApacheDS データベースに作成されます。

以前のバージョンでは、常にデフォルトパスワード 「admin」 でインストールされていましたが、ServerView Operations Manager バージョン 5.50 では、ダイアログベースのインストール中にユーザ 「svuser」 のパスワードを指定できます。コマンド ChangeComputerDetails.sh を実行して、いつでもパスワードを変更できます。

ディレクトリサービス ApacheDS のこのユーザ svuser は、ServerViewOperations Manager の新規インストール時に作成されるオペレーティングシステムアカウント svuser とは異なることに注意してください。

svuser のパスワードは空文字列にはできません。

3.8.3 暗号スイートの設定

ServerView Application Server が使用する暗号スイートおよび SSL プロトコルは ServerViewOperations Manager のインストール中に設定できます( 57 ページのインストールを参照)。次

の 3 つの定義済みの構成セットを使用できます :

• Modern (最強の暗号スイートセット)

• Intermediate

• Old (最弱の暗号スイートセット)

これらの 3 つの暗号スイートセットは、Mozilla のドキュメント

https://wiki.mozilla.org/Security/Server_Side_TLS に定義されるModern/Intermediate/Oldセットに相当します。Modern 設定が最もセキュアです。SSL プロトコルの最新バージョン

TLSv1.2 のみ許可します。そのため、脆弱性スキャンをエラーなしでパスします。Intermediate構成セットは、TLSv1.2、TLSv1.1、TLSv1.0 を許可します。ServerView Operations Manager に接続可能なクライアントが SSL プロトコルバージョンSSLv3 のみ許可する場合は、Old 構成

セットを選択してください。それ以外は接続を確立できません。このセットは、最弱の暗号ス

イートセットで、TLSv1.2、TLSv1.1、TLSv1.0、SSLv3 のみ許可します。デフォルトでは、

Intermediate セットが構成されます。

暗号スイートとSSL プロトコルの構成は、<SVOM インストールディレクトリ

>/tomee/conf/server.xml コンフィグレーションファイルに格納されます。

Installation under Linux 55

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3.8 Operations Managerソフトウェアのインストール

ServerView Operations Manager をインストールした後に、server.xml コンフィグレーションファイ

ルを編集して暗号スイートとプロトコルの構成を変更できます。ポート3170 の <Connector>セクションでは、ciphers 属性で許可する暗号スイートを定義でき、sslEnabledProtocols 属性で使用するプロトコル SSLv2Hello、TLSv1、TLSv1.1、TLSv1.2 など を指定することもできま

す。

server.xml ファイルを変更した後、/etc/init.d/sv_tomee サービスを再起動する必要があります。

server.xml コンフィグレーションファイルでは、許可する暗号スイートは IANA命名法で指定さ

れる一方、提供されるMozilla ページの特定の暗号スイートの暗号テーブルは、OpenSSL 暗号デジグネータを使用します。ただし、Mozilla のドキュメントの暗号名等価テーブルに、対応

するOpenSSL および IANA暗号名 上記リンクを参照 が記載されています。

https://docs.oracle.com/javase/8/docs/technotes/guides/security/SunProviders.html#SupportedCipherSuites の Cipher Suites(SunJSSEProvider)には 2 つのテーブルがあり、暗号スイートがサポートする Javaバージョンが記載されています。Java 8 を使用する場合は、この点に関する制限はありません。

Installation under Linux 56

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3.8 Operations Managerソフトウェアのインストール

3.8.4 インストール

インストールは、install.sh スクリプトを用いて行います。

次の手順に従います。

1. ServerView Suite DVD 2をドライブに入れます。2. 端末を開き、マウントされたディレクトリに切り替えます。3. 次のディレクトリに移動します。

SVSSoftware – Software – ServerView – Linux – ServerView_S2

4. 以下のコマンドでインストールを開始します。

./install.sh <option>

オプションを指定しない場合、Operations Managerソフトウェア一式は、デフォルトでインストールされます。

<option> には、以下を指定できます。

-OMOperations Manager(下記の注意を参照)のみインストールされます。

-UMOperations Managerとアップデートマネージャ(V4.91以降)がインストールされます。

-EMイベントマネージャのみがインストールされます。

-l | --lang [en | ja]インストール言語(英語または日本語)を選択します。

--baseServerViewBase パッケージをインストールします。ServerView データベースをリモートデータベースサーバにインストールする場合にこのオプションを使用します。90 ページの リモートデータベースサーバの ServerView データベースを参照してください。

--remotedbserver | --RDBSServerViewPostgresql パッケージと ServerViewDB パッケージをインストールします。ServerView データベースをリモートデータベースサーバにインストールする場合にこのオプションを使用します。90 ページの リモートデータベースサーバの ServerView データベースを参照してください。

-q | --quietサイレントインストールが開始されます。

-f | --force強制インストールが行われます。

Installation under Linux 57

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3.8 Operations Managerソフトウェアのインストール

このオプションを設定すると、個々のパッケージのうちのいずれか1つのインストールができなくても、インストールが続行されます。通常は、インストールは中止されます。このオプションの使用には注意してください。

-i | --installdir <directory>RPMパッケージが入っているディレクトリを指定します。

-i <CD_root>/RPMS

-v | --verbose| --debugインストール中、ログファイルに追加情報が書き込まれます。

--snmp-community <community>デフォルトでは、SNMPコミュニティは「public」に設定されています。実際のコミュニティが 「public」以外の場合、実際に合わせて値を設定します。

--ipaddr <IP_address>デフォルトでは、管理用サーバのローカル IPアドレスが最初に検出されます。管理用サーバに複数の IP アドレスを使用している場合は、別の IP アドレスを設定できます。

--ipchangecheck [yes|no]デフォルトでは、ServerListService サービスによる、管理用サーバ の IPアドレスの変更をチェックするかどうかを指定します。「no」を選択してこの機能を無効にできます。デフォルト IP アドレス以外の IP アドレスを指定した場合は、必ず「no」を設定してください。

--chgtrap [yes|no]アップグレードのインストール時に接続変更通知の設定を変更します。すべてのサーバに対して有効に変更するには、「yes」を指定してください。

--fqhostname <hostname>サーバの完全修飾名。通常、この名前は拡張されてドメイン名が含まれます。ネットワークの設定によっては、ドメイン名を含めずにサーバ名のみを指定することもできます。

-d|--ds-dialogユーザ認証とユーザ承認は、同じ「外部」ディレクトリサービス(ActiveDirectory など)で管理されます。

-r|--rds-dialogServerView Operations Manager(ApacheDS)の「内部」ディレクトリサービスがロール割り当ての管理に使用されます。「外部」ディレクトリサービス(Active Directory)は、ユーザ認証(統合 RBAC 管理)の管理にのみアクセスされます。

Installation under Linux 58

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3.8 Operations Managerソフトウェアのインストール

この場合、ServerView Operations Manager をインストールすると、ディレクトリサーバ ApacheDS が自動的にインストールされます。

ディレクトリサーバのパラメータをさらに指定できます。78 ページの 構成パラメータの変更を参照してください。

スクリプトを起動できない場合は、/bin/bash install.sh で呼び出してください。

「q」を入力して、「yes」を選択して確定し、ライセンス表示を閉じます。

l 引数として言語を指定しなかった場合は、次のダイアログが表示されます。

Which language?

Please enter en (for English) or ja (for Japanese):

目的の言語を入力します。

l 検出された OS バージョンがサポートされる場合、特別なダイアログで、手動または自動で要件をインストールできます。このダイアログは、言語を指定した後に表示されます。

Starting prerequisites check...

Detected OS: <OS_version>

Dependencies directory: deps-rules/<os_dir>

Checking installed packages...

Processing main.deps

Do you want to run shell to perform manual install of therequired packages? (y/N)

o 次のダイアログは、要件の手動インストールを実行する場合(y(yes))のみ表示されます。

Executing shell: /bin/bash

When you exit (using ^D or exit command), theinstallation will continue.

You can find the list of required packages in/tmp/dependencies_list_554

o 次のダイアログは、要件の自動インストールを実行する場合(N(No))のみ表示されます。

If needed, please provide here any special options foryum (leave blank if not needed):

*** WARNING ***

Installation under Linux 59

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3.8 Operations Managerソフトウェアのインストール

Next, the control is going to be handed over to thesystem specific tool which will install the requiredpackages.

Please make sure all the required resources for thepackage management system are available, i.e., networkconnection is functional, CD/DVD is mounted, etc.

Hit ^C to stop the installation or return to continue.

Processing main.deps

Executing: yum -y install compat-libstdc++-33.i686 cyrus-sasl-lib.i686 glibc.i686 gzip.x86_64 keyutils-libs.i686krb5-libs.i686 libcom_err.i686 libcurl.i686 libgcc.i686libidn.i686 libselinux.i686 libssh2.i686 libstdc++.i686libtool-ltdl.i686 libxml2.i686 ncurses-libs.i686 net-snmp.x86_64 nspr.i686 nss.i686 nss-softokn-freebl.i686nss-util.i686 openldap.i686 openldap-clients.x86_64openssl.i686 perl-Net-SSLeay perl-IO-Socket-SSLpolicycoreutils-python unixODBC.i686 zlib.i686 -- Is thisokay? (Y/n)

デフォルト値は Y(yes)です。

l 自動的に決定されるパラメータは、Enter キーで確定できます。

l 「--fqhostname」オプションまたは「–ipaddr」オプションを指定しなかった場合、非サイレントインストールでは、次のダイアログが表示されます。

Fully-qualified hostname: xxx.yyy.zzz (or sometimes onlyxxx)

ok? (yes|no):

IP address:<IP address>

ok? (yes|no):

サーバの完全修飾名と IP アドレスは、自動的に決定されます。

l IP アドレスの指定後に次のダイアログが表示され、ServerView ApplicationServer が使用する暗号スイートおよび SSL プロトコルを指定できます。

Select cipher suites and SSL protocols used by ServerViewApplication Server.Modern settings are the most secure, butit can happen that older Java versions will not work.Legacysettings should work with the oldest browsers and Javaversions.

Choose security mode:

> Modern (m)

Installation under Linux 60

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3.8 Operations Managerソフトウェアのインストール

> Intermediate(i)

> Old (o)

Security mode: (m|i|o)?:

Modernは最もセキュアなモードですが、以前の Java バージョンが動作しなくなることがあ

ります。Old は、最も古いWeb ブラウザおよび Java バージョンでのみ動作します。デフォル

トでは、Intermediate セットが構成されます。

l 次のダイアログで、提供されたアドレスを /etc/hosts ファイルに追加できます。

You must specify an IP address from the following list:

<IP address1>

<IP address2>

<IP address3>

IP address?:<IP address1>

IP address: <IP address1>, ok? (yes|no):yes

According to documentation (chapter 3, page 32) file"/etc/hosts" should contain ip address and hostname binding.

/etc/hosts ファイルの内容 :

127.0.0.1 localhost localhost.localdomain localhost4localhost4.localdomain4

::1 localhost localhost.localdomain localhost6localhost6.localdomain6

Is proper entry present in the file? (yes|no)?:no

Do you want to add entry to "/etc/hosts" file (yes|no)?:yes

Entry added.

l 次のダイアログで、ディレクトリサービスのタイプを選択できます。

ServerView needs a directory server to authenticate user.

Please note: You can use an already existing externaldirectory server from your environment (Active directory) orlocal directory server installed with ServerView (ApacheDS).

Choose type of Directory Service.

>> Local directory server installed with ServerView (ads)

External existing directory server:

> with authorization on remote directory server. RequiresLDIF import there. (ad)

Installation under Linux 61

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3.8 Operations Managerソフトウェアのインストール

> with authorization on local directory server. No LDIFimport necessary (adr)

Directory Service (ads|ad|adr)?:<directory service>

o 次のダイアログは、ユーザ認証とユーザ承認にディレクトリサービスApacheDS(Directory Service (ads/ad/adr) ?: ads)/(デフォルト)を使用する場合のみ表示されます。

apacheds アカウント ‘svuser’ にパスワードを指定する必要があります。

Echo is off during password input.

Password:

Please repeat password:

ApacheDS ディレクトリサービスの管理者ユーザ svuser に付与するパスワードを指定します。このパスワードは、後で ApacheDS の管理作業に必要になるので、忘れないでください。

svuser のパスワードは空文字列にはできません。

o 次のダイアログは、ユーザ認証に Unified RBAC(Directory Service(ads/ad/adr) ?: adr) - Active Directory Service、ユーザ承認にApacheDS ディレクトリサービスを使用する場合のみ表示されます。

uRBAC Part 1 : ローカル ApacheDS の構成

apacheds アカウント ‘svuser’ にパスワードを指定する必要があります。

Echo is off during password input.

Password:

Please repeat password:

Please remember the password.You need it foradministration of apacheds.

uRBAC Part 2:collecting details of the existing DirectoryService.

Specify parameters for directory service used for userauthentication.

Host?:<hostname>|<IP adress>

Host specified: <hostname>, ok? (yes|no):yes

SSL (yes|no; recommended: yes)?:yes

SSL specified: yes, ok? (yes|no):yes

Port (often: 636)?:<port>

Port specified: <port>, ok? (yes|no):yes

Installation under Linux 62

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3.8 Operations Managerソフトウェアのインストール

Domain?: DOMAIN

Domain specified:DOMAIN, ok? (yes|no):yes

Base DN?:DC=DOMAIN,DC=local

Base DN specified: DC=DOMAIN,DC=local,ok?(yes|no):yes

User Search Base (example:CN=Users,DC=my_domain,DC=local)?:CN=Users,DC=DOMAIN,DC=local

User Search Base specified: CN=Users,DC=DOMAIN,DC=local,ok? (yes|no):yes

Group Search Base (press RETURN for default)?:<GROUP_SEARCHBASE>

Group Search Base specified:<GROUP_SEARCHBASE>, ok?(yes|no):

User Search Filter (example:sAMAccountName=%u)?:sAMAccountName=%u

User Search Filter specified: sAMAccountName=%u, ok?(yes|no):yes

User?:<ds_username>

User specified: svadmin, ok? (yes|no):yes

Echo is off during password input.

Password:

Please repeat password:

Starting check on access to "primary" directory service.

Access to the "primary" directory service successful.

Check on access to "primary" directory service finished.

Do you want to configure SECONDARY directory service(yes|no)?:

o 次のダイアログは、ユーザ承認に 2 つ目のディレクトリサービスを設定する場合 (Do you want to configure SECONDARY directory service(yes|no)?:yes)のみ表示されます。

Specify parameters for SECONDARY directory service.

Host?:<hostname>|<IP adress>

Host specified: <hostname>, ok? (yes|no):

SSL (yes|no; recommended: yes)?:

Port (often: 636)?: <port>

Installation under Linux 63

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3.8 Operations Managerソフトウェアのインストール

Port specified:<port>, ok? (yes|no):

Domain?:<DOMAIN>

Domain specified: <DOMAIN>, ok? (yes|no):

Base DN?: <BASE_DN>

Base DN specified: <BASE_DN>, ok? (yes|no):

User Search Base (example: CN=Users,DC=my_domain,DC=local)?: <USER_SEARCHBASE>

User Search Base specified: <USER_SEARCHBASE>,DC=<DOMAIN>,DC=local, ok? (yes|no):

Group Search Base (press RETURN for default)?:<GROUP_SEARCHBASE>

Group Search Base specified:<GROUP_SEARCHBASE>, ok?(yes|no):

User Search Filter (example:sAMAccountName=%u)?:<user_searchfilter>

User Search Filter specified:<user_searchfilter>, ok?(yes|no):

User?:<ds_username>

User specified: <ds_username>, ok? (yes|no):

Echo is off during password input.

Password:

Please repeat password:

Use a LDAP backup server (yes|no)?:

Do you want to configure a warning for the case of ausers password expiry? (yes|no)

ApacheDS ディレクトリサービスの管理者ユーザ svuser に付与するパスワードを指定します。このパスワードは、後で ApacheDS の管理作業に必要になるので、忘れないでください。

svuser のパスワードは空文字列にはできません。

Directory Service チェックが失敗した場合は、上の正しいパラメータを選択できます。正しいパラメータを提供できない、または確認できない場合、インストールは続行されますが、ChangeComputerDetails.sh スクリプトを後で実行する必要があります。

Installation under Linux 64

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3.8 Operations Managerソフトウェアのインストール

パラメータは、ChangeComputerDetails.sh スクリプトを実行すればいつでも変更できます。インストール後に ChangeComputerDetails.sh スクリプトを使用してパラメータを変更する方法は、78 ページの 構成パラメータの変更の項に記載されています。

3.8.5 ディレクトリサービスのパラメータ

ServerView Operations Manager では、ユーザ認証とユーザ承認の情報を格納するディレクトリサービスを使用します。

デフォルトで、Operations Manager は固有のディレクトリサービス ApacheDSをインストールします。OpenDJ の代わりに、ユーザ自身のディレクトリサービスを使用することもできます。現在サポートされているのは Microsoft ActiveDirectory Service のみです。

この場合、ServerView User and Security コンセプトでは、次のオプションを提供します。

l ユーザ認証とユーザ承認は、同じ「外部」ディレクトリサービス(ActiveDirectory)で管理されます。詳細は、『ServerView でのユーザ管理』ユーザガイドを参照してください。

l 「統合 RBAC 管理」では、ServerView Operations Manager(ApacheDS)の「内部」ディレクトリサービスがロール割り当ての管理に使用されます。「外部」ディレクトリサービス(Active Directory など)は、ユーザ認証(統合RBAC 管理)の管理にのみアクセスされます。統合 RBAC の詳細は、『ServerView でのユーザ管理』ユーザガイドを参照してください。

Operations Manager のインストール中に、ServerView ユーザ管理で上のストラテジのどれを使用するか指定でき、さらに Active Directory サービスの詳細なパラメータを指定できます。

install.sh スクリプトを使用したインストール2 つの方法から選択できます。つまり、ダイアログを起動するか、コマンドラインですべてのパラメータを指定します。

ダイアログの起動デフォルトでは、ダイアログは表示されません。コマンドラインでオプションを指定すると、起動されます。

install.sh -d|--ds-dialog

ユーザ認証とユーザ承認は、同じ「外部」ディレクトリサービス(ActiveDirectory など)で管理されます。

install.sh -r|--rds-dialog

ServerView Operations Manager(ApacheDS)の「内部」ディレクトリサービスがロール割り当ての管理に使用されます。「外部」ディレクトリサービス

Installation under Linux 65

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3.8 Operations Managerソフトウェアのインストール

(Active Directory)は、ユーザ認証(統合 RBAC 管理)の管理にのみアクセスされます。

この場合、ServerView Operations Manager をインストールすると、ディレクトリサーバ ApacheDS が自動的にインストールされます。

どちらの場合も、ディレクトリサービス用のパラメータを入力するダイアログが表示されます。ダイアログは次のようなものです。

ServerView needs a directory server to authenticate user.

Please note: You can use an already existing external directoryserver from your environment (Active directory) or localdirectory server installed with ServerView (ApacheDS).

Choose type of Directory Service.

>> Local directory server installed with ServerView (ads)

External existing directory server:

> with authorization on remote directory server. Requires LDIFimport there. (ad)

> with authorization on local directory server. No LDIF importnecessary (adr)

Directory Service (ads|ad|adr)?:

Specify parameters for directory service used for userauthentication:

Host?:

Port?

Use a LDAP backup server (yes|no)?:

回答が「yes」の場合、以下のパラメータが表示されます。

LDAP backup server?:

SSL (yes|no; recommended: yes)?:

Base DN?:

User Search Base (e.g. CN=Users)?:

Group Search Base (press RETURN for default)?:

User Search Filter (e.g. sAMAccountName=%u)?:

User?:

Password?:

Do you want to configure a warning for the case of a user'spassword expiry? (yes|no):

Installation under Linux 66

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3.8 Operations Managerソフトウェアのインストール

「yes」を選択すると以下のダイアログが呼び出され、LDAP パスワードポリシー適用(LPPE)のパラメータを入力できます。

以下のパラメータの最初の 3 つを設定すると LPPE が有効になります(デフォルトでは無効)。4 番目のパラメータは任意です。LPPE は、ユーザ認証を妨げる、さまざまなログイン例外を処理します。詳細は、『ServerView でのユーザ管理』のマニュアルを参照してください。

Domain Distinguished Name (Example: dc=example,dc=com)

Number of days a password is valid (e.g.: 90)?:

Number of days a user is warned before the password expiry(e.g.: 30)?:

Do you want to specify an URL to which the user will beredirected in order to change the password? (yes|no)?:

「yes」を選択すると、以下のプロンプトが表示されます。

URL to which the user will be redirected in order to changethe password?:

上記の各パラメータについて、以下のように入力を確定する必要があります(例)。

Host?: xxxxx

Host specified: xxxxx , ok? (yes|no): no

Host?: xxxxxy

Host specified: xxxxxy, ok? (yes|no): yes

次に、以下のパラメータが表示されます。

コマンドラインインターフェースコマンドラインインターフェースを使用して次のパラメータを指定できます(同じディレクトリサービス(Active Directory)内で管理されるユーザ認証およびユーザ承認の場合は -- ds、Unified RBAC の場合は --rds):

install.sh --[r]ds-host <hostname>--[r]ds-port <port> --[r]ds-backup <yes|no>

--[r]ds-backup-host <backup host name>

--[r]ds-ssl <yes|no> --[r]ds-basedn <dn>

--[r]ds-user <username> --[r]ds-password <password>

--[r]ds-user-searchbase <searchbase>

--[r]ds-group-searchbase <searchbase>

--[r]ds-user-searchfilter <user search filter>

--[r]ds-domain <Domain Distinguished Name>

Installation under Linux 67

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3.8 Operations Managerソフトウェアのインストール

--[r]ds-val-days <days>

--[r]ds-warn-days <days>

--[r]ds-pw-url <URL>

パラメータ

--[r]ds-host <hostname>ディレクトリサービスが動作しているサーバの完全修飾名。完全修飾名とは、ネットワークにおいてシステムを指定する明確な名前です。この名前を常に適切に解決することが重要です。これは、DNS または NIS サーバを使用するか、管理端末のホストファイルに適切な入力を行うことにより行うことができます。適切な名前解決が行えるかどうか分からない場合は、ここでシステムの IP アドレスを入力できます。

--[r]ds-port <port>ディレクトリサービスにアクセスするために使用されるポート番号。デフォルトでは、LDAP の場合はポート 389、LDAPS(SSL 経由の LDAP)の場合はポート 636 が使用されます。

--[r]ds-backup <yes|no>LDAP バックアップサーバが使用される(yes)か、使用されない(no)かを指定できます。回答が「yes」の場合、以下のパラメータを設定できます。

--[r]ds-backup-host <backup host name>ディレクトリサービスのバックアップが実行される完全修飾サーバ名。

--[r]ds-ssl <yes | no>SSL 暗号化によりデータ転送を保護するために、デフォルトでは 使用する(推奨) が有効です。

TLS v1.1、TLS v1.2、SSLv2Hello プロトコルはサポートされています。

この接続によって転送されるユーザパスワードは別途暗号化されないので、ディレクトリサービスへの接続を必ず保護することを推奨します。ただし、Microsoft Active Directory では標準で SSL 暗号化を提供しないので、この目的のために Linux サーバシステムに証明書をインストールする必要があります。詳細は、『ServerView でのユーザ管理』マニュアルの「CMS および管理対象ノードでの SSL 証明書の管理」と「ServerView ユーザ管理の MicrosoftActive Directory への統合」の項を参照してください。

--[r]ds-basedn <dn>ServerView 認証データのベースディレクトリ(例 :OU=application,DC=fujitsu,DC=com)ここで、Active Directory の任意のディレクトリを指定できます。Operations Manager セットアップ手続きで認証データをインポートするための LDIF ファイルが生成されるので、ActiveDirectory の場合は、Operations Manager のインストール後に認証データを手動でインポートしてください。Unified RBAC のユーザとロールは自動的にイン

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3.8 Operations Managerソフトウェアのインストール

ポートされます。詳細については、『ServerView でのユーザ管理』ユーザガイド(「ServerView ユーザ管理の Microsoft Active Directory への統合」の項)を参照してください。

--[r]ds-user <username>データへの読み取りアクセスを行うユーザ ID。このユーザ IDで は、基本的な読み取り権のみを持たせてください。このパスワードはテキストファイルに保存されるので、簡単な読み取りアクセス権を持つユーザのみ選択してください。ユーザ ID は、Active Directory のユーザアカウントの設定で「ユーザログオン名」に表示されるように、USERNAME@DOMAIN という形式で指定します。

--[r]ds-password <password>ディレクトリサーバへの読み取りアクセス用のパスワード。

--[r]ds-user-searchbase <searchbase>ディレクトリサーバのユーザ検索の開始ポイント(例 : CN=Users,DC=fujitsu,DC=com)

--[r]ds-group-searchbase <searchbase>ディレクトリサーバ内のグループ検索の開始点。(例: CN=Users,DC=fujitsu,DC=com)

--[r]ds-user-searchfilter <user search filter>ユーザを検索するためのフィルタ(例:sAMAccountName=%u)

--[r]ds-domain <Domain Distinguished Name>LPPE 設定のベースディレクトリ(例: dc=example,dc=com)

--[r]ds-val-days <days>パスワードが有効な日数(例: 90)。

--[r]ds-warn-days <days>パスワードが失効する前、ユーザに警告が通知される日数(例: 30)。

--[r]ds-pw-url <URL>オプション。パスワードを変更するためにユーザがリダイレクトされる URL(例: https://www.myurl.com)。

設定ファイルのパラメータファイル /etc/fujitsu/ServerViewSuite/ServerView/global.conf には、ActiveDirectory サービスの設定用のパラメータが含まれます。ディレクトリサービスのパラメータを手作業で変更しないください。スクリプト install.sh のパラメータまたはダイアログとして、インストール/アップグレードのときに指定します。スクリプト ChangeComputerDetails.sh を呼び出していつでも変更できます。

2 つ目のディレクトリサービスの設定のためのパラメータ名は、Active Directoryサービスの設定用のパラメータ名に対応しています。また、2が 2 つ目のディレクトリサービスに添付されます(COM_DS_HOST2 など)。

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3.8 Operations Managerソフトウェアのインストール

COM_DS_SERVERディレクトリサービスタイプ: Active Directory Service または ApacheDS(値: apacheds または ad)

COM_DS_HOSTディレクトリサービスが動作しているサーバの完全修飾名。完全修飾名とは、ネットワークにおいてシステムを指定する明確な名前です。この名前を常に適切に解決することが重要です。これは、DNS または NIS サーバを使用するか、管理端末のホストファイルに適切な入力を行うことにより行うことができます。適切な名前解決が行えるかどうか分からない場合は、ここでシステムの IP アドレスを入力できます。

COM_DS_PORTディレクトリサービスにアクセスするために使用されるポート番号。デフォルトでは、LDAP の場合はポート 389、LDAPS(SSL 経由の LDAP)の場合はポート 636 が使用されます。

COM_DS_SSLSSL 暗号化によりデータ転送を保護するために、デフォルトでは 使用する(推奨) が有効です。

TLS v1.1、TLS v1.2、SSLv2Hello プロトコルはサポートされています。

この接続によって転送されるユーザパスワードは別途暗号化されないので、ディレクトリサービスへの接続を必ず保護することを推奨します。ただし、Microsoft Active Directory では標準で SSL 暗号化を提供しないので、この目的のために Linux サーバシステムに証明書をインストールする必要があります。詳細は、『ServerView でのユーザ管理』マニュアルの「CMS および管理対象ノードでの SSL 証明書の管理」と「ServerView ユーザ管理の MicrosoftActive Directory への統合」の項を参照してください。

COM_DS_BASE_DNServerView 認証データのベースディレクトリ(例 :OU=application,DC=fujitsu,DC=com)ここで、Active Directory の任意のディレクトリを指定できます。Operations Manager セットアップ手続きで認証データをインポートするための LDIF ファイルが生成されるので、ActiveDirectory の場合は、Operations Manager のインストール後に認証データを手動でインポートしてください。Unified RBAC のユーザとロールは自動的にインポートされます。詳細については、『ServerView でのユーザ管理』ユーザガイド(「ServerView ユーザ管理の Microsoft Active Directory への統合」の項)を参照してください。

COM_DS_USERデータへの読み取りアクセスを行うユーザ ID。このユーザ IDで は、基本的な読み取り権のみを持たせてください。このパスワードはテキストファイルに保存されるので、簡単な読み取りアクセス権を持つユーザのみ選択してください。ユー

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3.8 Operations Managerソフトウェアのインストール

ザ ID は、Active Directory のユーザアカウントの設定で「ユーザログオン名」に表示されるように、USERNAME@DOMAIN という形式で指定します。

COM_DS_USER_SEARCHBASEディレクトリサーバのユーザ検索の開始ポイント(例 : CN=Users,DC=fujitsu,DC=com)

COM_DS_GROUP_SEARCHBASEディレクトリサーバ内のグループ検索の開始点。(例: CN=Users,DC=fujitsu,DC=com)

COM_DS_SEARCHFILTERユーザを検索するためのフィルタ(例:sAMAccountName=%u)

COM_DS_DOMAINLPPE 設定のベースディレクトリ(例: dc=example,dc=com)

COM_DS_VAL_DAYSパスワードが有効な日数(例: 90)。

COM_DS_WARN_DAYSパスワードが失効する前、ユーザに警告が通知される日数(例: 30)。

COM_DS_PW_URLオプション。パスワードを変更するためにユーザがリダイレクトされる URL(例: https://www.myurl.com)。

3.8.6 アップデートインストール

l アップデートインストールは、Operations Manager バージョン6.00.06 からのみサポートされています。

l アップデートインストールを実行するとき、Postgresql を停止しないでください。アップデートインストールが正常に実行されません。

アップグレードインストールの場合、Postgresql構成ファイルであるpostgresql.conf、pg_hba.conf、pg_ident.conf に対するユーザ固有の変更が引き継がれることはありませんので、これらの変更を再度行う必要があります。

アップグレードプロセスのログファイル(upgrade.log)は、/var/log/fujitsu/ServerViewSuite/ServerView ディレクトリに保存されています。

リモート ServerView データベースを使用している場合のアップデートインストールの方法については、91 ページの アップデートインストールを参照してください。

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3.8 Operations Managerソフトウェアのインストール

スクリプトベースのアップグレードアップグレードインストールは、install.sh スクリプトで行います。次の手順に従います。

1. ServerView Suite DVD 2をドライブに入れます。2. 端末を開き、マウントされたディレクトリに切り替えます。3. SVSSoftware – Software – ServerView – Linux – ServerView S2 ディレク

トリに移動します4. 以下のコマンドでインストールを開始します。

./install.sh <option>

オプションを指定しない場合、Operations Managerは、デフォルトの状態でアップデートされます。

<option> に指定できます。57 ページの インストールを参照してください。

ApacheDS ディレクトリサービスを使用した、ServerView Operations Managerインストールの非サイレントアップグレードでは、ApacheDS の管理者ユーザsvuser のパスワードを変更するかどうかを確認されます。変更に同意すると、「svuser」 の古いパスワードの入力を求められます。正しいパスワードを指定すると、新しいパスワードの入力を求められます。

SVOM 6.10 以前のバージョンからアップグレードする場合、常に svuser のパスワードを指定するよう要求されます。

ServerView Operations Manager バージョン V6.10 以前の非サイレントアップグレードでは、ApacheDS ユーザ svuser のパスワードを指定する必要があります。また、以前のバージョンで使用していたパスワードの指定も必要です(デフォルトは admin)。

svuser のパスワードは空文字列にはできません。

3.8.7 インストールされたOperations Managerパッケージ

インストール可能なパッケージは、ServerView Suite DVD 2 のSVSSoftware/RPMS ディレクトリ内に格納されています。インストールにより、以下の rpm パッケージがインストールされます。

ServerViewBaseOperations Manager と、Operations Manager 固有のWebサーバインスタンス用の構成ファイルです。

ServerViewPostgresqlPostgreSQLデータベースサーバ用のパッケージ。Operations Managerバージョン4.71とそれ以降のバージョンには、別のPostgreSQLデータベースサー

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3.8 Operations Managerソフトウェアのインストール

バーが搭載されています。

ServerViewPostgresql パッケージでは、PostgreSQL 用に postgplsと呼ばれるユーザが設定されます。データベースプロセスは、このユーザ上で実行されます。このユーザは、ServerViewPostgresql ファイルの所有者であり、スーパーユーザアクセスが必要です。ServerViewPostgresql で設定された PostgreSQL データベースサーバは、TCP/IP ポート 9212 を使用します。

ServerViewDBServerView データベース用のパッケージです。

ServerViewTomeeTomcat Web サーバ用のパッケージです。

ServerViewCommonOperations Manager とイベントマネージャで使用するライブラリとファイルです。

ServerView_S2アップデートマネージャとイベントマネージャはインストールせずにOperations Managerをインストールするためのパッケージです。

ServerViewUpdateManagerアップデートマネージャをインストールするためのパッケージです。

ServerViewEventManagerイベントマネージャのインストール用パッケージです。

ServerViewOperationsManager他のパッケージに対する依存性を含む仮想パッケージです。

ServerViewConnectorServiceOperations Managerにリモート接続するためのパッケージです。

ServerViewBase、ServerViewPostgresql、ServerViewDB、ServerViewTomee、ServerViewCommon の各パッケージは、常にインストールされます(リモート DB のみがインストールされている場合、パッケージ ServerViewBase、ServerViewPostgresql、ServerViewDB のみがインストールされます)。デフォルトで、データベース管理システムを含む Operations Manager ソフトウェア全体がインストールされます。データベース管理システムは、デフォルトでは/opt/fujitsu/ServerViewSuite/Postgresql ディレクトリにインストールされます 。

Installation under Linux 73

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3.9 Operations Manager を運用する場合に使用可能なサービス

3.9 Operations Manager を運用する場合に使用可能なサービス動作中の Operations Manager では、以下のサービスがご利用いただけます。

l /etc/init.d/sv_watchdogdl /etc/init.d/sv_tomeel /etc/init.d/sv_downloaddl /etc/init.d/sv_updatedl /etc/init.d/sv_inventorydl /etc/init.d/sv_fwdserverl /etc/init.d/sv_exportdl /etc/init.d/sv_archivdl /etc/init.d/sv_serverlistservicel /etc/init.d/sv_bmcservicel /etc/init.d/sv_vmel /etc/init.d/sv_DBServerl /etc/init.d/sv_postgresqll /etc/init.d/srvmagt_scs

すべてのサービスの停止/開始/再起動次のコマンドで、すべてのサービスを停止、開始、再起動できます。

/usr/bin/sv_services stop | start | restart [サービス]

サービス追加オプションを指定すると、以下のサービスだけが停止します。

-withPostgresサービス /etc/init.d/sv_postgresql

-withTomeeサービス /etc/init.d/sv_tomee

-withSCSサービス /etc/init.d/srvmagt_scs

サービスの個別停止以下のコマンドを使用すると、上記の順でServerViewサービスは停止します。

<Service> stop

Installation under Linux 74

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3.10 ServerView Operations Manager での SNMPv3 の使用

以下のコマンドを使用すると、すべてのサービスが停止されたかどうか確認できます。

ps ax | grep SV

実行中のサービスは、kill(kill -9)で終了することができます。子サービスも、このコマンドで終了してください。

サービスの個別起動

<Service> start

サービスの起動は停止とは逆の順番で行います(上記リストを参照)。

サービスのウォッチドッグServerListService などの各 ServerView サービスでは、スタートアップ時に pidファイルが作成され、終了時に削除されます。ウォッチドッグは pid ファイルの存在を確認し、存在する場合はプロセスが実行中かどうかを確認します。実行されていない場合は、サービスを再起動します。

監視対象のすべてのサービスは、ファイル/etc/fujitsu/ServerViewSuite/ServerView/sv_watchdogdrc で設定されます。ウォッチドッグが起動するときに、存在しないサービスを一覧表示できます。サービスが起動されるとすぐに監視されます。pid ファイルの正確な場所が、各サービスについてこの設定ファイル内に記録されます。

ウォッチドッグ自体は、初期化スクリプト /etc/init/sv_watchdogd であり通常のサービスです。これは開始するすべての ServerView サービスの最後のものです。

ウォッチドッグは全体的なサービス処理スクリプト /usr/bin/sv_services に統合されています。したがって、ウォッチドッグはその他すべてのサービスと共に暗黙的に開始/停止されます。

Virtual-IO Manager 製品がインストールされている場合、スクリプト/usr/bin/sv_services も VIOM のサービスを処理します。

3.10ServerView Operations Manager での SNMPv3 の使用ServerView Operations Manager V7.10 では SNMPv3 がサポートされます。SNMPv3 には、新しい形式の SNMP メッセージ、セキュリティの問題、アクセス制御、SNMP パラメータのリモート設定を備えた新しいフレームワークが導入されています。SNMPv3 を使用するには、管理対象ノードおよび中央管理用サーバで特定の準備を行う必要があります。

Installation under Linux 75

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3.11 Operations Manager ソフトウェアのアンインストール

中央管理用サーバの ServerView Operations Manager と管理対象ノードのServerView Agents との間で SNMP バージョン 3 を使用して通信を行うには、通信エンドポイントで共通ユーザを設定する必要があります。

管理対象ノードと中央管理用サーバを設定している場合は、ServerViewOperations Manager で SNMPv3 を有効にできます。SNMPv3 を ServerViewOperations Manager で有効にするには、2 つの方法があります。

「V3 Setting」設定ウィンドウを使用する

snmpd.conf コンフィグレーションファイルを使用する

中央管理用サーバおよび管理対象ノードや技術的要件の詳細については、「ServerView Suite 製品での SNMPv3 の使用」の概要を参照してください。

3.11Operations Manager ソフトウェアのアンインストールWebコンポーネントをアンインストールした後に、このコンポーネントの旧バージョンをインストールする場合、あらかじめキャッシュをすべて削除しておく必要があります。

リモート ServerView データベースを使用している場合のアンインストール方法については、92 ページの アンインストールを参照してください。

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3.11 Operations Manager ソフトウェアのアンインストール

l データベースのバックアップファイルは、/var/fujitsu/ServerViewSuite/ServerViewDB ディレクトリにあります。必要のないファイルはすべて削除してください。

l Operations Manager をアンインストールする前に、『パフォーマンスマネージャ』ユーザガイドの説明に従って、パフォーマンスマネージャのすべてのレポート設定を削除するようにしてください。削除しない場合、Operations Manager の再インストール後に、OperationsManager とエージェント間に矛盾が生じます。これらのレポートを使用する Operations Manager インストールが他にないかどうかを、削除する前に確認してください。

l Virtual-IO Manager または Installation Manager がまだシステムにインストールされている場合は、最初にアンインストールするように求められます。

l アンインストールの実行中に停止しないでください。処理が完了するまでお待ちください。

l Red Hat 7.0 の場合、compat-libstdc++-33 ライブラリはServerView Operations Manager のインストール時に自動的にインストールされます。ただし、ServerView Operations Manager をアンインストールしても compat-libstdc++-33 ライブラリはアンインストールされません。

/opt/fujitsu/ServerViewSuite/ServerView/scripts および /usr/binディレクトリにある UninstallServerView.sh スクリプトを使用して、ソフトウェアをアンインストールします。

デフォルトでは、データベース管理システムを含むOperations Manager一式がアンインストールされます。

構文

UninstallServerView.sh <option>

<option> には、以下を指定できます。

-OMOperations Managerがアンインストールされます。アップデートマネージャもアンインストールされます。

-UMアップデートマネージャのみがアンインストールされます。

-EMイベントマネージャのみがアンインストールされます。

-v | --verbose | --debugログファイルに追加情報が書き込まれます。

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3.12 構成パラメータの変更

-f | --forceアンインストールを強制します。

このオプションが設定されていると、個々のパッケージのいずれか 1 つがアンインストールに失敗しても、アンインストールが続行されます。

-q | --quietコンソール出力が生成されません。

アンインストールが完了してもファイル /etc/cron.d/pg_CrontabEntry が存在する場合は、削除してください。

3.12構成パラメータの変更中央管理用サーバの完全修飾ホスト名または IP アドレスが変わった場合は、ChangeComputerDetails.sh コマンドを呼び出して、ServerView OperationsManager を設定し直すことができます。

ServerView Operations Manager によって使用されているディレクトリサービスを変更したい場合は、ChangeComputerDetails.sh を呼び出して変更できます。

ChangeComputerDetails.sh コマンドは、/opt/fujitsu/ServerViewSuite/svom/ServerView/Tools で使用できます。

ホスト名を変更する場合は、サーバリストから管理対象サーバを 削除してからもう一度追加します。そうしないと、古いホスト名がサーバリストに残ったままになります。

Active Directory サービスの完全修飾ホスト名、IP アドレス、または ActiveDirectory サービスのパラメータ以外のパラメータを変更する場合は、次の手順に従います。

ServerView Operations Manager の構成パラメータは、/etc/fujitsu/ServerViewSuite/ServerView/global.conf ファイルに保存されています。構成パラメータの変更が必要な場合には、注意して行ってください。

(SNMPコミュニティの変更や COM_SNMP_COMMUNITY パラメータの変更を目的とした)構成パラメータの変更は、インストール中またはインストール後に行うことができます。この手順では、パラメータ COM_SNMP_COMMUNITY およびCOM_IPCHANGECHECK のみ変更してください。

l インストール中の変更

次の手順に従います。

1. ServerViewBase パッケージをインストールします。

sh install.sh --base

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3.13 診断データの収集

2. vi などで /etc/fujitsu/ServerViewSuite/ServerView/global.conf ファイルを編集します。

3. 他のすべてのパッケージをインストールします。

sh install.sh

部分的にインストールする場合、該当するオプション -OM(OperationsManager)、-UM(アップデートマネージャ)または -EM (イベントマネージャ)を追加します。

l インストール後の変更

次の手順に従います。

1. ServerViewサービスをすべて停止します。

/usr/bin/sv_services stop

2. vi などで /etc/fujitsu/ServerViewSuite/ServerView/global.conf ファイルを編集します。

3. 再設定します。

/usr/bin/configure-ServerView.sh

4. ServerViewサービスをすべて起動します。

/usr/bin/sv_services start

SNMPコミュニティを変更した場合、以下のスクリプトを実行してください。

/opt/fujitsu/ServerViewSuite/ServerView/scripts/configure/20-SVDBClient.sh

COM_IPAddress または COM_IPCHANGECHECK パラメータを変更した場合は、次のスクリプトも実行する必要があります。

PACKAGE=ServerViewCommon;/usr/bin/configure-ServerView.sh

両方とも同じ行に入力してください。

3.13診断データの収集管理サーバに Operations Manager をインストールした後、スクリプトcmscollect.sh をディレクトリ/opt/fujitsu/ServerViewSuite/svom/ServerView/Tools で使用できます。このスクリプトで、各種診断データ(ServerView Operations Manager によって使用される Web サーバ、ServerView Services、ログファイルに関する情報など)を収集できます。診断のために、このファイルを Fujitsu カスタマサービスデスクに送ることができます。

Installation under Linux 79

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3.14 トラブルシューティング

データを収集するには、次の手順に従います。

1. /opt/fujitsu/ServerViewSuite/svom/ServerView/Tools ディレクトリに移動します。

2. 収集を開始するには、以下のコマンドを入力します。

sh cmscollect.sh

収集結果は、/var/log/fujitsu/ServerViewSuite ディレクトリのファイルcmscollect.tar.gz に保存されます。

3.14トラブルシューティング

3.14.1 パッケージの削除に失敗する

Operations Manager パッケージをアンインストールできないことがあります。各種パッケージの依存性により、以下の順番でアンインストールする必要があります。

1. ServerViewOperationsManager2. ServerViewUpdateManager3. ServerView_S24. ServerViewEventManager5. ServerViewCommon6. ServerViewTomee7. ServerViewDB8. ServerViewPostgresql9. ServerViewBase

10. ServerViewConnectorService(ただしこのパッケージは、Server ViewAgent がインストールされていると、必要とされる場合があります。)

以下のコマンドを使用して、アンインストールするパッケージに依存している他のパッケージがあるかどうか確認することができます。

rpm -q --whatrequires <package>

依存パッケージがある場合、以下のコマンドを用いて、まずこれらのパッケージをアンインストールします。

rpm -e <package>

エラーメッセージが出る場合、以下のコマンドを用いて、パッケージをアンインストールします。

rpm -e --noscripts <package>

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3.14 トラブルシューティング

3.14.2 システムのクリーンアップ

インストール/アンインストールプロセスが、最後まで実行されないことがあります。これによりいくつかのパッケージがシステムに残る場合があります。これらのパッケージをシステムから消去するには、まず依存パッケージをすべてアンインストールしてから、問題のあるパッケージをアンインストールします(80 ページのパッケージの削除に失敗するを参照)。

その後、以下のディレクトリを削除してください。

l /etc/fujitsu/ServerViewSuite/Postgresqll /etc/fujitsu/ServerViewSuite/ServerViewl /opt/fujitsu/ServerViewSuite/Postgresqll /opt/fujitsu/ServerViewSuite/ServerViewl /opt/fujitsu/ServerViewSuite/ServerViewDBl /opt/fujitsu/ServerViewSuite/UpdateManagerl /opt/fujitsu/ServerViewSuite/tomeel /opt/fujitsu/ServerViewSuite/apachedsl /opt/fujitsu/ServerViewSuite/svcommonl /opt/fujitsu/ServerViewSuite/svoml /opt/fujitsu/ServerViewSuite/web

これによって、アーカイブおよび定期アーカイブの削除と、タスクのエクスポートも行われる場合があります。

l /usr/bin/UninstallServerView.shl /usr/bin/setServerViewEnviron*l /usr/bin/configure-ServerView.sh

以下のディレクトリには、インストールおよびアンインストール用のログファイルが入っています。これらのファイルは保存しておくことができます。

l /var/log/fujitsu/ServerViewSuite/ServerViewl /var/log/fujitsu/ServerViewSuite/ServerViewDBl /opt/fujitsu/ServerViewSuite/tomeel /var/log/fujitsu/ServerViewSuite/vmel /var/fujitsu/ServerViewSuite/ServerViewDB(このファイルが必要かどうか

判断してください。

Installation under Linux 81

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3.14 トラブルシューティング

3.14.3 PostgreSQL サーバが起動しない

l /opt/fujitsu/ServerViewSuite/Postgresql/pgsql ディレクトリの initlogファイルとサーバログファイル serverlog にエラーメッセージが含まれているかどうか確認します。

l /tmp ディレクトリが、すべてに対して読み取り/書き込み/実行権限を持っているかどうか確認します。

l 次のコマンドを実行して、古い PostgreSQL サーバが動作していないことを確認します。

ps ax | grep -i postgres

古い PostgreSQL プロセスが動作している場合は、停止を試行してください。何をしても停止しない場合は、kill コマンドでプロセスを終了してから、

/tmp/.s.PGSQL.9212.* ファイルを削除します。

l 古い PostgreSQL プロセスが動作していない場合は、/tmp/.s.PGSQL.9212.* ファイルがないかどうか確認します。ある場合は、削除します。

インストールがうまくいかない

l 「which: no java ...」というメッセージが表示されてインストールスクリプトが停止した場合は、パス変数に Java のパスを入力します。

例java が /usr/java/jre1.8.0-51/bin ディレクトリにある場合は、exportPATH=$PATH:/usr/java/jre1.8.0-51/bin を実行してから、インストールスクリプトを実行します。

l ServerViewDB のインストールに失敗した場合は、PostgreSQL が動作しているかどうか確認します。動作していない場合は、82 ページの PostgreSQLサーバが起動しないに記載されている手順を実行してください。

3.14.4 ServerView Operations Managerがデータベースサーバに接続できない

ServerView Operations Manager がデータベースサーバに接続できない場合は、以下のファイルで関連するメッセージを参照できます。

/opt/fujitsu/ServerViewSuite/web/cgi-bin/ServerView/common/SVDBServer.log

または

/opt/fujitsu/ServerViewSuite/web/cgi-bin/ServerView/common/SVDBTrace*.log

Installation under Linux 82

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3.14 トラブルシューティング

As well as in the log files of Postgresql located in:

/opt/fujitsu/ServerViewSuite/Postgresql/pgsql/data/pg_log

/etc/hosts ファイルに、IP アドレスが「127.0.0.1」の localhost のエントリがあるかどうか確認します。

3.14.5 PAM構成が有効なシステム

l インストールの失敗、またはデータベースのバックアップ失敗l システムの更新

PAM(Pluggable Authentication Modules:プラグ可能認証モジュール)が有効な状態でOSを更新した後、ServerView Operations Managerが動作しなくなる場合があります。

この場合は、PAM構成を確認します。ユーザ「postgpls」と「root」をスーパーユーザで呼び出すことができるかどうかを確認します。

3.14.6 Tomcat が正しく動作しない

ごくまれに、ServerView Operations Manager によって使用される Web サーバが起動してプロセスが実行中であるにもかかわらず、正しく動作していない場合があります。たとえば、グラフィカルユーザインターフェースが正しく起動しないことがあります。

考えられる理由の 1 つとして、必要な TCP ポートがすべて検出されていない可能性があります。

通常、ログファイル <installation_path>/tomee/logs/localhost_access_log.<YYYY-MM-DD>.log に次のような情報が記録されます。

l Java 例外や、場合によってはポートを含む URL(例 : Bad URLpath:rh/jndi/rmi://samnaun_rh:1401/jmxconnector)が示される。

l バインドに失敗して、TCP 接続はすでに使用されていることが示される。/etc/init.d/sv_tomee restart コマンドで Tomcat を再起動するとよい場合があります。ただし、まれにシステムのリブートが必要な場合があります。

状況をさらに分析する場合は、以下を入力できます。

/opt/fujitsu/ServerViewSuite/tomee/bin/portcheck -v -f

/opt/fujitsu/ServerViewSuite/tomee/bin/jbports >/tmp/ports_v2>&1

for port in $(cat /tmp/ports_v | grep read | cut -d" " -f3); donetstat -antp | grep $port;

done

Installation under Linux 83

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3.14 トラブルシューティング

これにより、SVOM に必要なポートを使用するすべてのプロセスが一覧表示されます。ポートがバインドされているだけで実際には要求を待つように開いていない場合、netstat コマンドで表示されず、開くことができない状態のままとなります。

ServerView Operations Manager によって使用される Web サーバの問題の詳細については、以下の場所にある Tomcat のログファイルを参照してください。

<installation_path>/tomee/logs

Installation under Linux 84

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4.1 構成ファイル

4 ServerView データベースServerView データベースに代わって、SQL データベースが使用されます。Linux環境においては、データベース管理システムPostgreSQLが使用されています。Operations Managerでは同梱されている、PostgreSQLを使用します。Operations Manager のインストール時に ServerViewPostgresql パッケージによってインストールされます。

インストール後、PostgreSQL に関する説明が以下のディレクトリに保存されます。

l /opt/fujitsu/ServerViewSuite/Postgresql/pgsql/share/docl /opt/fujitsu/ServerViewSuite/Postgresql/pgsql/share/man

PostgreSQL の詳細については、http://www.postgresql.org を参照してください。

4.1 構成ファイルディレクトリ /opt/fujitsu/ServerViewSuite/Postgresql/pgsql/data/opt/fujitsu/ServerViewSuite/Postgresql/pgsql/data ディレクトリには、PostgreSQL 用に以下の構成ファイルが格納されています。

l postgresql.conf

このファイルには、ServerView データベースへのアクセスを許可されたユーザの最大数、使用されるポート番号(デフォルトポート:9212)、インストールパスを含む、個々のオプションのデフォルト値が設定されています。

l pg_hba.conf

このファイルには、データベースへのアクセス許可について定義されています。ログオンを許可されたシステム、各システムに対するアクセス許可に加え、どのシステムがどのデータベースにアクセスできるかが指定されています。

アップグレードインストールでは、これらの各ファイルの最新状況は、/var/fujitsu/ServerViewSuite/ServerViewDB ディレクトリに保存されます。これらのファイルの全履歴は、/etc/fujitsu/ServerViewSuite/Postgresql ディレクトリに保存されます。

ディレクトリ /etc/fujitsu/ServerViewSuite/ServerView/etc/fujitsu/ServerViewSuite/ServerView ディレクトリには、構成ファイルglobal.conf があり、グローバル設定が定義されています。このファイルはServerViewBaseパッケージのインストール中に作成されます。

Installation under Linux 85

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4.2 ServerView データベースへの接続中断

4.2 ServerView データベースへの接続中断ServerView データベースへの接続が、LAN の問題などが原因で中断した場合、次の処理が実行されます。

l 「ServerView Services」サービスと、「ServerView Download Service」サービス(ある場合)が停止します。

l メッセージ(下図を参照)がファイル /var/log/messages に書き込まれます。

l Operations Manager が実行中の場合は、次の画面が表示されます。

図 1: エラーメッセージ

ServerView データベースへの接続がリストアされたら、「ServerViewServices」と「ServerView Download Service」の各サービスを再起動する必要があります。

以下のコマンドでサービスを開始します。

/usr/bin/sv_services start -withPostgres

4.3 pgAdmin3の構成例データベースの管理を行う場合、Linux 環境では pgAdmin3 を使用することができます。Linux システムから、ServerViewデータベースのデータにアクセスできるようにするには、構成ファイルの各種設定を行う必要があります。

postgresql.conf構成ファイルでは、listen_addresses のエントリにより、PostgreSQL データベースサーバへのアクセス許可がローカルサーバのみ、またはリモートサーバの指定ができます。このエントリは、あらかじめ localhost が設定されています。Operations Managerを使用する場合、リモートシステムからもアクセスが可能のため、この設定で十分です。

pgAdmin3 を用いて、リモートシステムから ServerView データベースのデータにアクセスするには、listen_addresses=’*’ を指定してください。

Installation under Linux 86

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4.4 ServerViewデータベースの管理

pg_hba.confIP1 行においては、次のように、ServerView データベースにアクセスできるシステムを入力します。

# IP1: allow all users on the client <Client IP address>

host all postgpls <IP address/network> <Access method>

<IP address/network>CIDR表記でIPアドレスとネットマスクを指定します。例えば、172.20.143.89/32 は 1 つのシステムを意味しますが、172.20.143.0/24 はネットワーク内の全システム(172.20.143)がデータベースにアクセスできることを意味します。

<Access method>認証を「trust」と指定します。

4.4 ServerViewデータベースの管理Linux環境でServerViewデータベースを管理する場合、以下のツールをご利用いただけます。

l psql ツール

CLI は、提供されるデータベース管理システム PostgreSQL の一部です。

ServerView データベースはデータベースユーザ svuser の下でセットアップされます。以下でツールが起動できます:

/opt/fujitsu/ServerViewSuite/Postgresql/pgsql/bin/psql -p 9212 -U svuser -d ServerViewDB

l pgAdmin3

PostgreSQL を管理するためのグラフィカルツールです。このツールはhttp://www.pgadmin.org/download で入手可能です。

pgAdmin3 の説明は、http://www.pgadmin.org/docs/ を参照してください。

PostgreSQL の管理には、pgAdmin3(Linux 専用)を使用できます。このソフトウェアは、http://www.pgadmin.org からダウンロードできます。 バージョン 1.8.x を使用してください。

このバージョンを使用して、ServerView データベースを管理する場合、インストール後、データベース管理システム PostgreSQL において適切なアクセス設定を行う必要があります(86 ページの pgAdmin3の構成例を参照)。

Installation under Linux 87

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4.5 ServerView データベースのバックアップ

postgpls または svuser を接続ダイアログに入力します。構成例の中で該当するエントリを調整してください。

l phpPgAdmin

PostgreSQL を管理するための Web ベースのグラフィカルツールです。

このツールは http://phppgadmin.sourceforge.net で入手可能です。

4.5 ServerView データベースのバックアップデフォルトでは、ServerViewデータベースは、1週間に1回の割り合いで、1日に1回バックアップされます。定期的なバックアップに関するこれらの設定は、crontabテーブル /etc/cron.d/pg_CrontabEntry に含まれており、crontab コマンドで調整することができます。

設定に関係なく、バックアップは週に 1 回しか作成されません。

pg_dump コマンドはバックアップに使用します。その後、作成されたバックアップファイルは、gzip プログラムで圧縮されます。

また、ディスクエラーが発生してもバックアップが行えるよう、ServerViewデータベースの保存は外部媒体にしてください。バックアップは定期的に行ってください。これには、tar、cpio、backup など、アーカイブプログラムを使用します。ServerViewデータベースのバックアップは、/var/fujitsu/ServerViewSuite/ServerViewDB/backup ディレクトリに保存されます。

4.6 ServerView データベースのリストアエラーが発生した場合、バックアップからServerViewデータベースを修復することができます。エラーが発生したデータベースを修復前に削除しないでください。

バックアップファイルは、

/var/fujitsu/ServerViewSuite/ServerViewDB/backup

ServerView データベースをバックアップからリストアするには、次の手順に従います。

1. ServerView サービスを停止します。

/usr/bin/sv_services stop

2. 定期バックアップを無効化します。

mv /etc/cron.d/pg_CrontabEntry /tmp

Installation under Linux 88

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4.7 ServerViewデータベースのエクスポート/インポート

3. ServerView データベースをインポートします。

gzip -cd /var/fujitsu/ServerViewSuite/ServerViewDB/backup/ServerViewDB_<type>.gz |/opt/fujitsu/ServerViewSuite/Postgresql/pgsql/bin/psql -p 9212 -d ServerViewDB -U svuser

<type>には、バックアップタイプ(週次または日次)を入力します。

Week_<week number><week number> は、週次バックアップを行う週の数です。

Monday, ..., Sunday日次バックアップの曜日です。

4. 定期バックアップを有効化します。

mv /tmp/pg_CrontabEntry /etc/cron.d

5. ServerView サービスを開始します。

/usr/bin/sv_services start

4.7 ServerViewデータベースのエクスポート/インポート診断のために ServerView データベースをサービスセンターに送信する場合などに、pg_dump コマンドを使用して ServerView データベースをエクスポートできます。バックアップファイルには、データベースのユーザデータ、スクリプト、SQL文が含まれます。

データベースをエクスポートするには、以下のように pg_dump コマンドを使用します。

/opt/fujitsu/ServerViewSuite/Postgresql/pgsql/bin/pg_dump -p9212 -U svuser ServerViewDB --clean | gzip ><directory>/ServerViewDB_<name>.gz

<directory>データベースバックアップのディレクトリ。

<name>バックアップのユーザ識別子のオプションの仕様。

ServerView データベースを動作中にインポートするには、次の手順に従います。

1. ServerView サービスを停止します。

/usr/bin/sv_services stop

2. ServerView データベースをインポートします。

gzip -cd /var/fujitsu/ServerViewSuite/ServerViewDBbackup/ServerViewDB_<type>.gz |

Installation under Linux 89

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4.8 リモートデータベースサーバの ServerView データベース

/opt/fujitsu/ServerViewSuite/Postgresql/pgsql/bin/psql -p9212 -d ServerViewDB -U svuser

3. ServerView サービスを開始します。

/usr/bin/sv_services start

4.8 リモートデータベースサーバの ServerView データベースServerView Operations Manager バージョン4.80 以降では、ServerView データベースをリモートデータベースサーバにインストールできます。以下の各項 では、リモートデータベースサーバおよび管理用サーバ へのイン ストール、更新インストール、アンインストールに必要な手順について説明 します。

4.8.1 インストール

リモートデータベースサーバへのインストールリモートデータベースサーバの場合、以下の手順を行います。

1. パッケージ ServerViewBase、ServerViewPostgresql、ServerViewDB を以下のコマンドでインストールします。

./install.sh --remotedbserver

または

./install.sh --RDBS

パッケージがインストールされています。ServerView データベースは、ServerViewDB パッケージのインストール中に作成されるのではなく、管理用サーバ でイ ンストールが行われている場合に限り作成されます。

管理用サーバ へのインストール管理用サーバの場合、以下の手順を行います。

1. 以下のコマンドで、ServerViewBase パッケージをインストールします。

./install.sh --base

2. ServerViewBase パッケージをインストールすると、構成ファイルglobal.conf も /etc/fujitsu/ServerViewSuite/ServerView ディレクトリにインストールされます。

このファイルを開き、以下のエントリにリモートデータベースサーバのIPアドレスを入力します。

export COM_DB_SERVER="127.0.0.1"

Installation under Linux 90

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4.8 リモートデータベースサーバの ServerView データベース

例:

export COM_DB_SERVER="111.22.33.77"

3. 以下のコマンドを用いて、必要な追加パッケージをインストールします。

./install.sh

オプションを指定しない場合、すべてのパッケージがインストールされます。詳細については、72 ページの インストールされたOperations Managerパッケージを参照してください。パッケージを個別にインストールする場合、該当するオプションを指定してください。詳細については、57 ページの インストールを参照してください。

ServerViewDB パッケージのインストール中、ServerViewデータベースは、リモートデータベースサーバで作成されます。

4.8.2 アップデートインストール

アップデートインストールを開始する前に、管理用サーバの ServerView の全サービスを停止してください。以下のコマンドを入力すると 停止します。

/usr/bin/sv_services stop

次の手順に従います。

1. ServerViewデータベースをリモートデータベースサーバにアップデートインストールするには、以下のコマンドを入力します。

./install.sh --remotedbserver

または

./install.sh --RDBS

2. (中央管理サーバで)次のコマンドを使用してサービスを開始します。

/usr/bin/sv_services start

管理用サーバにアップデートインストールするには、以下のコマンドを入力します。

./install.sh

これで、Operations Managerソフトウェアがすべてアップデートされます。個々のコンポーネントをアップデートインストールする場合は、該当するオプションを指定します。詳細については、57 ページの インストールを参照してください。

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4.8 リモートデータベースサーバの ServerView データベース

4.8.3 アンインストール

アンインストールする場合は、まず管理用サーバのOperations Managerソフトウェアをアンインストールし、次にリモートデータベースサーバのServerViewデータベースをアンインストールします。

アンインストールについては、76 ページの Operations Manager ソフトウェアのアンインストールに記載されています。

4.8.4 ServerViewデータベースのバックアップ

デフォルトでは、リモートデータベースサーバのServerViewデータベースは、毎日バックアップされます。また、管理用サーバでも1日1回バックアップされます。

ServerViewデータベースのバックアップは、/var/fujitsu/ServerViewSuite/ServerViewDB/backup ディレクトリに保存されます。

4.8.5 データベースサーバの切り替え

ローカルデータベースサーバからリモートデータベースサーバへの切り替えリモートデータベースサーバを前項で説明されているとおりインストールします。管理用サーバで、次のコマンドを実行します。

/opt/fujitsu/ServerViewSuite/ServerView/scripts/change-DB.sh --remote <リモートサーバの IP アドレス>

リモートデータベースサーバからローカルデータベースサーバへの切り替え管理用サーバで、次のコマンドを実行します。

/opt/fujitsu/ServerViewSuite/ServerView/scripts/change-DB.sh --local

データベースサーバを切り替えたら、元のリモートデータベースサーバにあるOperations Manager をアンインストールできます。

Installation under Linux 92

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4.9 エラー診断

4.9 エラー診断

4.9.1 unixODBC Manager

Operations Managerソフトウェアとデータベース管理システムPostgreSQLは、unixODBC Managerがインストールされていなければ、インストールすることはできません(29 ページの 要件も参照)。

4.9.2 インストール/アンインストール中のエラー

インストールインストールプロセスは、ログファイルにログされます。デバッグ情報を受け取るには、install.sh にオプション -v を指定します。

インストール中にエラーが発生した場合、そのエラーが表示され、これまでのアクションがすべて取り消されます。データベース管理システム PostgreSQL のログファイルが以下に保存されます。

l /opt/fujitsu/ServerViewSuite/Postgresql /pgsql/initlogl /opt/fujitsu/ServerViewSuite/Postgresql /pgsql/data/serverlogl /var/log/fujitsu/ServerViewSuite/ServerView/install.logl /var/log/fujitsu/ServerViewSuite/ServerView/upgrade.logl /var/log/fujitsu/ServerViewSuite/ServerViewDB/ServerView_Debug/

ServerViewError.logl /opt/fujitsu/ServerViewSuite/ServerView/tomee/logs/svom/catalina.lo

gログファイル /opt/fujitsu/ServerViewSuite/Postgresql/pgsql/data/pg_log/*.log を用いてエラーを解決できる場合は、インストールを再開できます。

インストール後に ServerView Operations Manager によって使用される Webサーバの起動やアクセスができない場合は、<installation_path>/tomee/logs/localhost_access_log.<YYYY-MM-DD>.log ファイルを用いて診断を行える場合があります。

エラーを解決できない場合、診断のため、上に記載したログファイルをサービスセンターに送信します。

問題点の診断により不要となった場合、 古いフ ァ イルは、/opt/fujitsu/ServerViewSuite/Postgresql/pgsql/data/pg_log ディレクトリから削除することができます。

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4.9 エラー診断

アンインストールアンインストールプロセスは、/var/log/fujitsu/ServerViewSuite/ServerView/uninstall.log ファイルにログされます。

4.9.3 ServerView データベースのアンインストール

ServerViewデータベースがブロックされた場合、ServerViewデータベースとデータベース管理プログラムをアンインストールすることはできません。この問題を解決するには、PostgreSQL(PostgreSQL管理用プログラムなど)にアクセスできる外部プログラムをすべて停止します。

4.9.4 システムの動作が遅い

使用中のシステムの動作が遅いと判断した場合、ServerViewデータベースの索引を再構築することができます。これは、REINDEX コマンドを使用して行われます。このコマンドの説明は、以下のディレクトリに格納されている PostgreSQL ドキュメントに記載されています。

l /opt/fujitsu/ServerViewSuite/Postgresql/pgsql/share/docl /opt/fujitsu/ServerViewSuite/Postgresql/pgsql/share/man

4.9.5 PostgreSQL の状態の確認

データベース管理システムの状態を確認しなければならない場合、次のコマンドを使用します。

/etc/init.d/sv_postgresql status

4.9.6 PostgreSQLの起動と停止

データベース管理システムを手動で停止または起動したり、すでに作動中のデータベース管理システムを再起動する場合、以下のコマンドを使用します。

PostgreSQLの起動

/etc/init.d/sv_postgresql start

PostgreSQLの停止

/etc/init.d/sv_postgresql stop

SLES 11 における起動の問題は、以下の手順で解決できます。

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4.9 エラー診断

1. スタートメニューから YaST を起動します。2. 「System」を選択し、「Run-Level Editor」をクリックします。「Run-Level

Editor: Services」画面が表示されます。3. 「Expert Mode」を選択します。4. リストから「sv_postgresql」サービスを選択します。5. 「Service will be installed in following run levels:」においては、レベル3と

5を有効にします。6. 「Set/Reset」をクリックし、「Enable the service」を選択します。7. 設定を保存し、「Finish」をクリックします。Red Hat システムの場合、「システム」–「管理」–「サーバー設定」–「サービス」において利用可能なプロダクト「サービスの設定」を使用してください。

実行中のPostgreSQLの再起動

/etc/init.d/sv_postgresql restart

4.9.7 Operations Managerの再起動

Linuxシステム動作中にOperations Managerを再起動することができます。次の手順に従います。

/usr/bin/sv_services restart -withPostgres -withTomee -withSCS

以下のサービスは、追加オプションを使用して開始されます。

l サービス /etc/init.d/sv_postgresql:

-withPostgres

l サービス /etc/init.d/sv_tomee:

-withTomee

l サービス /etc/init.d/srvmagt_scs:

-withSCS

Installation under Linux 95

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4.10 負荷分散の変更

4.10負荷分散の変更ServerViewでは、システム負荷または並列実行ジョブ数を変更することができます。

以下のサービスでは、並列実行数を ini ファイルで定義できるジョブが開始されます。

ArchiveService <scripts>/ServerView/SnmpArchive/SVArchiveServer.ini

ExportService <scripts>/ServerView/SnmpExport/ExportServer.ini

InventoryService <scripts>/ServerView/SnmpInventory/SVInventoryServer.ini

<scripts>: directory /opt/fujitsu/ServerViewSuite/web/cgi-bin

これらの各構成ファイルには、「GLOBALS」セクションに変数「ConcurrentJobsAllowed」があります。ここで与えられた番号は、開始される並列実行ジョブの数を示しています。

例すべてのサーバに対してアーカイブの採取を有効とします。管理可能な100台のサーバがサーバリストに記載されます。SVArchiveServer.ini において、ConcurrentJobsAllowed を 30 と設定した場合、常時最大 30 台のサーバが同時にアーカイブが採取されます。ジョブを開始した30台のサーバのうち、1台のアーカイブの採取が終了すると、別のサーバのアーカイブの採取が開始されます。これは、100台のサーバすべてのアーカイブの採取が終了するまで繰り返されます。

「ConcurrentJobsAllowed」 に対する現在のデフォルト値は、以下のとおりです。

SVArchiveServer.ini 30DownloadServer.ini 30ExportServer.ini 100SVInventoryServer.ini 10

Operations Manager ソフトウェアをアップグレードすると、ConcurrentJobsAllowed パラメータの値はデフォルト値にリセットされます。

Installation under Linux 96

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4.10 負荷分散の変更

1. 「ConcurrentJobsAllowed」の数を変更する前に:

「ConcurrentJobsAllowed」の数を変更する前に、各サービスのジョブで実行されているものがないことを確認してください。「ArchiveService」、 「DownloadService」、「ExportService」 の場合、これはタブ設定の各GUIで確認することができます。タスクの状態を表す青色の矢印が表示されている場合、サーバに対してジョブが実行されていることを意味します。

「InventoryService」 の場合、SVSnmpInventory という名のプロセスが実行されているかどうかをプロセスリストで確認してください。Linuxでは、ps コマンドでプロセスリストを表示することができます。

2. 並列実行ジョブ数を削減することによる効果

並列実行ジョブ数を削減すると、以下の2つの効果があります。システム負荷が軽減される一方で、サーバグループの処理で必要とされるジョブ時間が増加します。

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5 Fujitsu Technology Solutions Software エンドユーザライセンス契約書1. 契約書の対象1.1 本契約書においては「本ソフトウェア」は、Fujitsu Technology Solutions のソフトウェア製品データシートにオブジェクトコード、バージョン、仕様が記載されているソフトウェアを意味します。

本ソフトウェアは、機械可読命令、印刷された文書類、使用を許諾された関連マテリアルからなります。

1.2 本ソフトウェアを御使用になる前にこの契約書を注意してお読みください。本契約書のライセンス条件に同意されない場合、ユーザは本ソフトウェアの使用を許可されませんので、必ず本ソフトウェアのすべてのコピーとすべての付属品目を購入証明書とともに直ちにライセンサー/ サブライセンサー ( Fujitsu TechnologySolutions かまたはユーザに本ソフトウェアを提供した再販業者) に返送してください。代金を全額返却いたします。

1.3 本ソフトウェアの使用には、該当するライセンス料の適正な支払いを必要とします。本ソフトウェアを使用することで、ユーザは本契約書の条件に拘束されることに同意したことになります。

1.4 Fujitsu Technology Solutions は、ソフトウェア海賊行為への対策として、将来いつでも、追加のソフトウェアライセンスキーやライセンス証明書を付加する権利を保有します。

1.5 サードパーティーソフトウェアサプライヤーからのソフトウェアコンポーネントで納品品目に含まれているものは、別個のライセンス契約の対象となります。そのライセンス契約書は本ソフトウェアに付属しているか、お求めがあれば FujitsuTechnology Solutions が伝送します。

2. エンドユーザライセンス2.1 Fujitsu Technology Solutions は、ユーザに対し、購入されたライセンス口数に相当するワークステーションで本ソフトウェアを使用する非独占的かつ譲渡不能のライセンスを付与します。ライセンスを追加購入しない限り、本ソフトウェアを、ライセンスが付与されたワークステーションの最大数を超えて使用したり、指定されたタイプ以上のハードウェアで使用することはできません。

著作権情報およびその他の所有者情報と共に本ソフトウェアの複製または一部の複製を適切に記録する場合、保存の目的でバックアップコピーを作成することが許可されます。

2.2 本ソフトウェアをコピー、修正、または頒布してはいけません。さらに、本ソフトウェアのリコンパイル、リエンジニアリング、変換、改訂、コンパイル、修正を行ってはいけません。本契約書により明示的に許可される場合を除き、強制的な

Installation under Linux 98

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法的規制により、関連するハードウェアを販売せずに本ソフトウェアのサブライセンスを付与したり、本ソフトウェアを付与、貸与、リース、譲渡してはなりません。

2.3 プログラムアップグレードとして本ソフトウェアを取得した場合、新しいバージョンの本ソフトウェアをインストールすることにより、古いバージョンのソフトウェアの使用に関するユーザのライセンスは自動的に終了します。古いバージョンのソフトウェアの一部をアップグレードバージョンに置き換えない場合、古いバージョンのままのソフトウェアの一部も置き換えるか、他の何らかの手段で無効にするか終了させるまで、古いバージョンのライセンスが有効なままとなります。

2.4 Fujitsu Technology Solutions の各ソフトウェアデータシートに規定のない限り、ソフトウェアのバージョンまたはリリースのライセンスで、新しいリリース(アップデート)、新しいバージョン(アップグレード)、またはソフトウェアのテクニカルサポートサービスに対していかなる権利も付与されません。新しいリリースおよび新しいバージョンを含むまたは含まない、補助的なソフトウェアサポート契約および保守サービス、および追加のテクニカルサポートサービスは、直接 Fujitsu Technology Solutions から、または認定ソフトウェア再販業者から、別途購入できます。

3. ダウンロードネットワークまたは同様の配布パスを経由して Fujitsu Technology Solutions によって提供されるソフトウェアの場合、以下の追加条件が適用されます。

Fujitsu Technology Solutions からダウンロードにて提供されるすべての製品は、選択し、使用可能にし、第三者から提供される製品の場合は変更なしに提供されます。ただし、ユーザの目的でユーザのシステムにダウンロード可能なマテリアルの最新バージョンおよび有用性の確保については、ユーザが全面的に責任を負うものとします。ユーザの責任でソフトウェアをダウンロードしてください。FujitsuTechnology Solutions は、特に送信エラーやダウンロードプロセス中に発生した問題(回線障害、接続障害、サーバ障害、データ障害など)ではない限り、いかなる賠償責任も負いません。

Fujitsu Technology Solutions の Web サイトは、Fujitsu Technology Solutionsが所有する 1 つ以上のオフィスのある国に対してのみ、操作および管理されます。Fujitsu Technology Solutions は、上記以外の国以外の場所で、ソフトウェアおよびドキュメントを Fujitsu Technology Solutions の Web サイトからダウンロードすることについても責任を負いません。ユーザが国外からFujitsu TechnologySolutions のウェブサイトにアクセスされる場合は、ユーザは現地の法規を順守する全面的責任があります。Fujitsu Technology Solutions は、本ソフトウェアや文書類をFujitsu Technology Solutions のウェブサイトからダウンロードすることが違法と見なされている国において、そのようなダウンロードを行うことを明示的に禁じます。

4. 著作権このライセンス条項で明示的にユーザに許可されていない限り、すべての権利とライセンス、およびソフトウェア(ソフトウェアの一部を含む)に関するすべての財

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産権と使用権は、完全に Fujitsu Technology Solutions およびそのサードパーティライセンサにあります。

本ライセンス条項では、Fujitsu Technology Solutions またはそのサードパーティライセンサのブランド、ロゴ、または商標の使用を許可しません。また、FujitsuTechnology Solutions のブランド、ロゴ、または商標に一見類似する他のいかなるブランドの使用も許可しません。本ソフトウェアまたは Fujitsu TechnologySolutions に関するブランド、ロゴ、または商標のいずれにおいても、またいかなる使用においても、Fujitsu Technology Solutions による明示的な許可が必要です。

5. ソフトウェアが再販業者に販売および納品された場合のライセンサの保証および責任の放棄ソフトウェアを認定再販業者(以下「再販業者」)から直接入手した場合、ソフトウェアをインストールおよび使用する権利は、ライセンシであるユーザと各再販業者の間で交わされた追加のソフトウェアライセンス条件に従属します。

認定ソフトウェア再販売の場合はすべて、ソフトウェアは再販業者より直接ライセンシーにサブライセンスされ、利用可能にされます。その場合、FujitsuTechnology Solutions は、ソフトウェアライセンスの取得に関する限り、ライセンシーであるユーザと再販業者との間のソフトウェアライセンス契約の契約当事者ではありません。そのため、再販業者との契約に基づいてのみ、ソフトウェアライセンスに関連する法的権利を主張することができます。ただし、いかなる場合においても、ライセンシへのラインセスのそれぞれの範囲がこの契約書の 1、2、3、4の項に規定されるように、ライセンス契約の範囲を超えることはありません。

強制的な法的規制に従い、特に、エンドユーザのライセンス契約の規制に関して、およびライセンスの再販業者への要求に関して排除できない責任および保証に対して設けられた規制に従い、Fujitsu Technology Solutions はこの契約において、本ソフトウェアのすべての保証を放棄します。

同様に理由で、Fujitsu Technology Solutions は、サードパーティの権利、およびソフトウェアの市場性および特定の目的のためのその適合性の暗黙的な保証を侵害する、すべての責任/要求を放棄します。この責任の放棄は、Fujitsu TechnologySolutions による意図的または悪意のある行為の場合は適用されません。

このエンドユーザライセンス契約書において、Fujitsu Technology Solutions はいかなる種類の明示的または暗示的な保証も許可しません。

6. シェアウェア、フリーウェア、およびオープンソースソフトウェアのコンポーネントに関する責任の放棄6.1 本ソフトウェアは、富士通テクノロジー・ソリューションズがサードパーティーから受け取ったフリーウェアまたはシェアウェアを含むことがあります。Fujitsu Technology Solutions はそうしたフリーウェアまたはシェアウェアの使用に対しライセンス料を支払っていません。したがって、ライセンシにフリーウェアまたはシェアウェアの使用に関するライセンス料が課されることはありません。そのためユーザは、Fujitsu Technology Solutions がこのようなフリーウェアまたはシェアウェアコンポーネントに関する保証を許可しないこと、および各フリーウェ

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アまたはシェアウェアの所有権、配布、使用に関して責任を取らないことを認識したうえで受諾するものとします。

6.2 本ソフトウェアには、「オープンソースモデル」に準拠して開発されたオープンソフトウェアコンポーネント、および GPL(General Public License :http://www.gnu.org/copyleft/gpl.html)の契約条件、または頒布時の各オープンソフトウェアコンポーネントに当てはまる、その他の標準オープンソース標準ライセンス条件に基づいて、独占的に配布されるオープンソフトウェアコンポーネントが含まれることがあります。ユーザは、このようなオープンソフトウェアコンポーネントの使用許可は、上記 GPL 条件またはオープンソフトウェアコンポーネントに含まれる他の条件によってのみ規定されることを認識し、これを受諾するものとします。Fujitsu Technology Solutions は、納品されたオープンソフトウェアコンポーネントに対してライセンス料もその他のいかなる報酬も受け取りません。Fujitsu Technology Solutions またはサードパーティがオープンソフトウェアコンポーネントに関する報酬を受け取る場合は、追加の納品品目およびサービスに対してのみ代金を受け取ります。

オープンソフトウェアコンポーネントの開発および配布は性質が特殊であるため、Fujitsu Technology Solutions は明示的または暗示的にこのようなコンポーネントの責任を負わず、このようなオープンソフトウェアコンポーネントの、特に仕様抜け、機能不足、プログラミングエラー、その他の機能不良について、いかなる種類の保証も行いません。

7. 責任限定7.1 Fujitsu Technology Solutions もそのサプライヤも、運用の中断、利益または売上の損失、データの損失、資金の損失の結果およびこれらに関連して発生した派生的または間接的な損害に対して一切の責任を負いません。Fujitsu TechnologySolutions およびそのサプライヤは、保証権、契約、不法行為、その他の法理論によりこのような要求が主張される場合を除き、追加の付随的または派生的費用、または本ソフトウェアを保有、販売、使用、または使用できない結果発生したいかなる種類のその他の損失、コストまたは費用に対して責任を負いません。

7.2 契約違反または、強制法規により除外されていない、または完全に除外できない Fujitsu Technology Solutions 側のその他の行為や過失の結果生じた直接的損害に対して Fujitsu Technology Solutions が負う責任は、250,000.00 ユーロ未満に限定されます。直接的損害に対する他の一切の賠償責任は免責されるものとします。Fujitsu Technology Solutions の軽微な過失の結果生じた損害は、適用法規の許容する範囲まで免責されるものとします。

7.3 本契約による責任の制限や除外は、Fujitsu Technology Solutions が適用される法律に従って強制賠償責任を行使する場合、およびこのような責任を最高額に制限できない場合(人体的損傷に関する責任、製品の責任または不正な誤った情報など)の破損には適用されません。

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8. 輸出規制コンポーネント、およびこれらのコンポーネントの性質や目的により、本ソフトウェアおよび付属するドキュメントの輸出は、正式なまたは規制機関の承認を受けなければなりません。本ソフトウェアが輸出を目的とする場合、すべての関連するすべての輸出規制を順守するために必要なすべての承認および許可を取得しなければなりません。

本ソフトウェアが、核兵器、化学兵器、生物兵器、ミサイル技術に関連して使用されると考えられる根拠がある場合、本ソフトウェアを輸出できないことがあります。さらにユーザは、米国の適用輸出規制((特に、Table of Denial Orders/U.S.輸出否認命令表、Denied Persons Lists輸出否認者リスト(DPL)) 、E.U. の輸出規制 ((特にEU Terrorist List テロリストリスト)、またはドイツの輸出当局や他のいずれかの国の管轄当局より公布される該当する警告に記載されている企業または人物に対し、本ソフトウェアを引き渡してはならず、間接的に引き渡させてもなりません。

ドイツ連邦共和国、欧州連合、アメリカ合衆国、または他の国々の適用輸出規制への違反となる場合は、いかなる情況でも富士通テクノロジー・ソリューションズはソフトウェア、パッチ、アップデート、またはアップグレードを提供する義務も、ダウンロードその他の契約上の約定を遂行するためのソフトウェアを提供する義務も負いません。

本ソフトウェアまたはその複製を輸出または再輸出する場合、これが適用される輸出法の侵害や、本契約の条項の深刻な侵害にあたることがあります。

9. その他9.1 本契約、または本契約の条項および条件に従うその他の契約の条項または条件が(一部またはすべて)無効または法的強制力がないことが判明した場合、残りの条項および条件を遵守することがいずれの契約当事者にとっても不当に困難であることが示されなくても、法的ギャップを埋めるための適用される法規制を適用していても、他のすべての条項や条件の有効性は影響を受けません。

9.2 期限が来てもユーザ/ライセンシがライセンス料を支払わない場合、およびライセンシが重要な条項や条件を遵守しない場合、Fujitsu Technology Solutions はライセンスをキャンセルする権利を有します。このようなキャンセルの場合、ユーザは直ちに所有するソフトウェアのすべての複製を返却し、(ソフトウェアの複製の)完全な返却を確認するか、書面により、これらの複製を破棄したことを確認します。

9.3 ユーザも Fujitsu Technology Solutions も、義務不履行の理由が、不可抗力のため当事者の管理外である場合、各当事者のこのような義務不履行に対して責任を負いません。

9.4 これらのライセンスの条項および条件に対するすべての変更および修正は、書面にて行われた場合のみ有効です。

10. 適用法10.1 これらのライセンスの条項および条件は、ドイツ共和国の法律によって管理されます。

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10.2 10.1 項の規定に法的強制力がない場合、これらのライセンスの条項と条件は、本ソフトウェアを入手する国の法律によって管理されますが、以下の場合は例外とします。1) オーストラリアの場合、このライセンスの条項と条件は業務契約が締結されている国または主権のある領土の法律によって管理されます。2)アルバニア、アメリカ、ベラルーシ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、クロアチア、チェコ共和国、グルジア、ハンガリー、カザフスタン、キルギス、マケドニア旧ユーゴスラビア共和国(FYROM)、モルダビア、ポーランド、ルーマニア、ロシア、スロバキア、スロバニア、ウクライナおよびユーゴスラビア連邦共和国の場合、このライセンスの条項と条件はドイツ共和国の法律によって管理されます。3)イギリス(グレート・ブリテン)の場合、これらのライセンス条項および条件に関するすべての論争は、英国の法律によって管理され、英国裁判所が独占的な裁判権を持ちます。4)カナダでは、このライセンスの条項と条件は、オンタリオ州の法律によって管理されます。5)アメリカ合衆国、プエルトリコ、中華人民共和国の場合、このライセンスの条項と条件は、アメリカ合衆国ニューヨーク州の法律によって管理されます。

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