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SAP サークル ~「要センサ交換」と「較正許容範囲外」アラートの対処方法~ 監修:東京女子医科大学 糖尿病センター 講師 三浦 順之助 先生 センサ使用期限(6日)前にセンサの交換が必要になってしまうことは ありませんか? 「較正許容範囲外」アラートが発生したこの時点で 次の較正を成功させることが重要です。 「較正許容範囲外」アラートが2回連続で発生すると下記の通り、「要センサ交換」アラートが発生し、 センサ交換が必要になります。 センサの交換に関連するアラート 「 較正許容範囲外 」アラートの発生を防ぐためには、次ページの「CHECK POINT! 」をご確認ください。 較正を行う際のCHECK POINT! 信頼性の高い測定を行うためのCHECK POINT! * 要センサ交換」アラートは、上記以外でも、センサが正常に作動していないこと、あるいはセンサの挿入が不十分であることを機器 が検出した際に発生します。 ポンプの画面表示 アラートが発生する理由 対処方法 較正用に入力した血糖値がセンサ により測定されている値と大きく 異なる場合に表示されます。 15分以上時間をおき、血糖変動 が安定していることを確認してから 再度血糖自己測定を行い、較正を 実施してください。 ポンプの画面表示 アラートが発生する理由 1 対処方法 「較正許容範囲外」アラートが2連続で発生した場合に表示され ます。 * 新しいセンサに交換する必要が あります。
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SAPサークルSAPサークル ~「要センサ交換」と「較正許容範囲外」アラートの対処方法~ 監修:東京女子医科大学 糖尿病センター 講師

Dec 29, 2019

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Page 1: SAPサークルSAPサークル ~「要センサ交換」と「較正許容範囲外」アラートの対処方法~ 監修:東京女子医科大学 糖尿病センター 講師

適切なセンサ挿入部位(皮膚に張りがあり皮下組織が十分にある部位)を選択することが重要です。

1. 適切なセンサ挿入部位を選択しましょうSAPサークル~「要センサ交換」と「較正許容範囲外」アラートの対処方法~監修:東京女子医科大学 糖尿病センター 講師   三浦 順之助 先生

センサ使用期限(6日)前にセンサの交換が必要になってしまうことはありませんか?

「較正許容範囲外」アラートが発生したこの時点で次の較正を成功させることが重要です。

「較正許容範囲外」アラートが2回連続で発生すると下記の通り、「要センサ交換」アラートが発生し、センサ交換が必要になります。

センサの交換に関連するアラート

「較正許容範囲外」アラートの発生を防ぐためには、次ページの「CHECK POINT!」をご確認ください。

■ 較正を行う際のCHECK POINT! ■ 信頼性の高い測定を行うためのCHECK POINT!

© M

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Ltd

. 201

5. A

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apan

.

ミニメド 620G システムの使用方法やよくある質問などをご紹介しています。

インスリンポンプやパーソナルCGMの使用方法、アラーム対処などのトラブルでお困りのときは下記へご連絡ください

24時間サポートライン

パソコン、スマートフォンやタブレット端末からもアクセスできます。

ミニメド620G システム専用ウェブサイト

www.medtronic-dm.jp/620g/

*「要センサ交換」アラートは、上記以外でも、センサが正常に作動していないこと、あるいはセンサの挿入が不十分であることを機器が検出した際に発生します。

販売名:メドトロニック ミニメド 600 シリーズ医療機器承認番号:22500BZX00369000販売名:メドトロニック iPro2医療機器承認番号:22300BZX00435000

販売名:パラダイム リザーバー医療機器承認番号:21800BZY10166000販売名:インスリンポンプ 注入セット医療機器認証番号:225ACBZX00013000

推奨挿入部位〈センサ挿入を避けるべき部位〉

脂肪がほとんど無い部位

〈トランスミッタを装着する際に気を付けるべきこと〉

手があたりやすい(脇腹など)場所や動きの多いところに装着しないでください

脂肪が多すぎて張りのない、またはたるんでいる部位

正常な状態ではない皮膚(皮膚が固くなっている部位、手術後などの傷がある部位など)

広範囲に薬剤を塗っている部位

衣服で締め付けられる部位、ベルトがあたる部位

就寝時に下側になる、または圧迫される部位

よく動く、または屈曲する部位(座位や運動の影響を受ける部位)

へそ周囲約5cm

注射または持続注入に頻繁に使用している部位

2. センサやトランスミッタは装着時にしっかりと固定しましょう

ポンプの画面表示 アラートが発生する理由 対処方法

較正用に入力した血糖値がセンサにより測定されている値と大きく異なる場合に表示されます。

15分以上時間をおき、血糖変動が安定していることを確認してから再度血糖自己測定を行い、較正を実施してください。

ポンプの画面表示 アラートが発生する理由

15 6

対処方法

「較正許容範囲外」アラートが2回連続で発生した場合に表示されます。*

新しいセンサに交換する必要があります。

信頼性の高い測定を行うためのCHECK POINT!

テープがはがれやすいときは余りのオーバーテープなどを活用して補強するとよいですよ。

補強例

十分な皮下脂肪があり、装着に適している部分

装着が可能なその他の部分

センサ挿入後、ニードルハブは真上にまっすぐ抜きましたか?

センサベースを押さえながらニードルハブの上部をまっすぐ引き抜きましょう。ねじったり、斜めに引き抜かないでください。*ニードルハブを斜めに引き抜くと、出血したり、センサの巻き込みの原因になることがあります。

オーバーテープは、できる限りシワやくっつきがないように丁寧に貼ってください。

測定中にセンサの浮きや抜けが起こらないようにテープ固定を適切に行ってください。

オーバーテープの貼付面同士がくっついたり、大きなシワができたりしていませんか?

オーバーテープはセンサの浮きや抜けが起こらないように固定しましたか?

しっかり固定された状態

しっかり固定されていない状態

皮膚

センサ頭頂部から一段目のくぼみにかかるように貼る

センサコネクタにかからないように貼る

オーバーテープ

3~4mm皮膚にかかるように貼る

センサベース

オーバーテープ 1のはくり紙

センサベース

センサコネクタ

ニードルハブ

補強用追加テープ

日本メドトロニック株式会社ダイアビーティス事業部〒105-0021 東京都港区東新橋2-14-1

DIB1510-05

medtronic.co.jp

Page 2: SAPサークルSAPサークル ~「要センサ交換」と「較正許容範囲外」アラートの対処方法~ 監修:東京女子医科大学 糖尿病センター 講師

測定から時間のたった血糖値を入力すると、較正に誤った値が使用される可能性があります。血糖自己測定を行った後、速やかに値を入力するようにしてください。

3. 血糖値はすぐにポンプに入力されましたか?

較正を行う際のCHECK POINT! 較正を行う際のCHECK POINT!

適切に血糖自己測定を行い、正しい値で較正を実施することが重要です。

適切な測定部位であるか確認しましょう

測定部位が十分に乾いているか確認しましょう

測定時に無理に血液を押し出したりしないようにしましょう

測定に使用するチップの有効期限が切れていないか確認しましょう

測定時の血液量*が少なくないか確認しましょう*測定器によって必要な血液量は異なります

測定時には、測定箇所が清潔かつ消毒されているか確認しましょう**果物をむいた後は、流水で手洗いをし、アルコール消毒をしましょう

上記は、「要センサ交換」アラートの発生を回避するためのポイントを抜粋して記載したものです。上記全てを実施しても、測定中のセンサの抜けや、間質液の湿潤状態等によっては、アラートが発生する可能性があります。

〈血糖自己測定時の注意点〉

〈グルコースアラート発生時の較正に関する注意〉

血糖変動の状態を確認する場合

〈ボーラスウィザード・イベントマーカから血糖値を入力する際の注意〉

×較正に適さないタイミング下記のような場合は、較正を実施しないでください。

▪トレンド矢印が2本以上表示されている場合▪食事中または食後に激しく血糖が変動している場合▪激しい運動中や運動後に激しく血糖が変動している場合▪インスリン投与直後

1. 較正は血糖変動が安定している時に実施しましたか?2. 血糖自己測定は正しく実施されましたか?

◎較正に最適なタイミング▪トレンド矢印が表示されていない場合▪血糖変動が安定している場合

グルコースアラート発生時は、血糖変動が安定していない可能性があるため、較正の実施はできる限り避けてください。測定した血糖値を較正に使用する場合は、血糖変動の状態を必ず確認してください。

 を長押しするとホーム画面に戻ります。

較正に適している血糖変動

較正に適していない血糖変動

ホーム画面の血糖変動の状態を確認し、血糖値を較正に使用するかを検討しましょう。

※高グルコースアラート発生時も下記と同じ操作になります。

〈ボーラスウィザード・イベントマーカから血糖値を入力する際〉には、事前にポンプのホーム画面で上記のCHECK POINT! 1を参考に血糖変動の傾向を確認しておきましょう。

血糖値を入力すると、較正を行うか確認するメッセージが表示されます。較正に適さないタイミングのときは、必ず「いいえ」を選択するようにしてください。

〇較正をしてもよいタイミング▪トレンド矢印が1本表示されている場合

血糖変動が安定している状態

42 3

1. 較正は血糖変動が安定している時に実施しましたか? 3ページ

2. 血糖自己測定は正しく実施されましたか? 4ページ

3. 血糖値はすぐにポンプに入力されましたか? 4ページ

信頼性の高い測定を行うためのCHECK POINT!

1. 適切なセンサ挿入部位を選択しましょう 5ページ

2. センサやトランスミッタは装着時にしっかりと固定しましょう 6ページ

イベントマーカ血糖値入力画面

ボーラスウィザード血糖値入力画面

入力した血糖値で較正を行うか確認する画面

トレンドの矢印がない

血糖変動が少しある状態

トレンド矢印が1本表示されている

血糖変動が激しい状態

トレンド矢印が2本以上表示されている

次ページのCHECK POINT!も必ず確認しましょう。

以上を全て実施しても測定の失敗が改善されない場合は、医療機関にご相談ください。

メッセージ全文を確認したら、ポンプの決定ボタン  を押します。

ポンプの下ボタン を押してメッセージ全文を確認してください。

次ページありの表示

1 2 3 4

製品を安全にご使用いただくため、必ず添付文書とユーザーガイドを合わせてご確認ください。

戻るボタン

Page 3: SAPサークルSAPサークル ~「要センサ交換」と「較正許容範囲外」アラートの対処方法~ 監修:東京女子医科大学 糖尿病センター 講師

測定から時間のたった血糖値を入力すると、較正に誤った値が使用される可能性があります。血糖自己測定を行った後、速やかに値を入力するようにしてください。

3. 血糖値はすぐにポンプに入力されましたか?

較正を行う際のCHECK POINT! 較正を行う際のCHECK POINT!

適切に血糖自己測定を行い、正しい値で較正を実施することが重要です。

適切な測定部位であるか確認しましょう

測定部位が十分に乾いているか確認しましょう

測定時に無理に血液を押し出したりしないようにしましょう

測定に使用するチップの有効期限が切れていないか確認しましょう

測定時の血液量*が少なくないか確認しましょう*測定器によって必要な血液量は異なります

測定時には、測定箇所が清潔かつ消毒されているか確認しましょう**果物をむいた後は、流水で手洗いをし、アルコール消毒をしましょう

上記は、「要センサ交換」アラートの発生を回避するためのポイントを抜粋して記載したものです。上記全てを実施しても、測定中のセンサの抜けや、間質液の湿潤状態等によっては、アラートが発生する可能性があります。

〈血糖自己測定時の注意点〉

〈グルコースアラート発生時の較正に関する注意〉

血糖変動の状態を確認する場合

〈ボーラスウィザード・イベントマーカから血糖値を入力する際の注意〉

×較正に適さないタイミング下記のような場合は、較正を実施しないでください。

▪トレンド矢印が2本以上表示されている場合▪食事中または食後に激しく血糖が変動している場合▪激しい運動中や運動後に激しく血糖が変動している場合▪インスリン投与直後

1. 較正は血糖変動が安定している時に実施しましたか?2. 血糖自己測定は正しく実施されましたか?

◎較正に最適なタイミング▪トレンド矢印が表示されていない場合▪血糖変動が安定している場合

グルコースアラート発生時は、血糖変動が安定していない可能性があるため、較正の実施はできる限り避けてください。測定した血糖値を較正に使用する場合は、血糖変動の状態を必ず確認してください。

 を長押しするとホーム画面に戻ります。

較正に適している血糖変動

較正に適していない血糖変動

ホーム画面の血糖変動の状態を確認し、血糖値を較正に使用するかを検討しましょう。

※高グルコースアラート発生時も下記と同じ操作になります。

〈ボーラスウィザード・イベントマーカから血糖値を入力する際〉には、事前にポンプのホーム画面で上記のCHECK POINT! 1を参考に血糖変動の傾向を確認しておきましょう。

血糖値を入力すると、較正を行うか確認するメッセージが表示されます。較正に適さないタイミングのときは、必ず「いいえ」を選択するようにしてください。

〇較正をしてもよいタイミング▪トレンド矢印が1本表示されている場合

血糖変動が安定している状態

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1. 較正は血糖変動が安定している時に実施しましたか? 3ページ

2. 血糖自己測定は正しく実施されましたか? 4ページ

3. 血糖値はすぐにポンプに入力されましたか? 4ページ

信頼性の高い測定を行うためのCHECK POINT!

1. 適切なセンサ挿入部位を選択しましょう 5ページ

2. センサやトランスミッタは装着時にしっかりと固定しましょう 6ページ

イベントマーカ血糖値入力画面

ボーラスウィザード血糖値入力画面

入力した血糖値で較正を行うか確認する画面

トレンドの矢印がない

血糖変動が少しある状態

トレンド矢印が1本表示されている

血糖変動が激しい状態

トレンド矢印が2本以上表示されている

次ページのCHECK POINT!も必ず確認しましょう。

以上を全て実施しても測定の失敗が改善されない場合は、医療機関にご相談ください。

メッセージ全文を確認したら、ポンプの決定ボタン  を押します。

ポンプの下ボタン を押してメッセージ全文を確認してください。

次ページありの表示

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製品を安全にご使用いただくため、必ず添付文書とユーザーガイドを合わせてご確認ください。

戻るボタン

Page 4: SAPサークルSAPサークル ~「要センサ交換」と「較正許容範囲外」アラートの対処方法~ 監修:東京女子医科大学 糖尿病センター 講師

測定から時間のたった血糖値を入力すると、較正に誤った値が使用される可能性があります。血糖自己測定を行った後、速やかに値を入力するようにしてください。

3. 血糖値はすぐにポンプに入力されましたか?

較正を行う際のCHECK POINT! 較正を行う際のCHECK POINT!

適切に血糖自己測定を行い、正しい値で較正を実施することが重要です。

適切な測定部位であるか確認しましょう

測定部位が十分に乾いているか確認しましょう

測定時に無理に血液を押し出したりしないようにしましょう

測定に使用するチップの有効期限が切れていないか確認しましょう

測定時の血液量*が少なくないか確認しましょう*測定器によって必要な血液量は異なります

測定時には、測定箇所が清潔かつ消毒されているか確認しましょう**果物をむいた後は、流水で手洗いをし、アルコール消毒をしましょう

上記は、「要センサ交換」アラートの発生を回避するためのポイントを抜粋して記載したものです。上記全てを実施しても、測定中のセンサの抜けや、間質液の湿潤状態等によっては、アラートが発生する可能性があります。

〈血糖自己測定時の注意点〉

〈グルコースアラート発生時の較正に関する注意〉

血糖変動の状態を確認する場合

〈ボーラスウィザード・イベントマーカから血糖値を入力する際の注意〉

×較正に適さないタイミング下記のような場合は、較正を実施しないでください。

▪トレンド矢印が2本以上表示されている場合▪食事中または食後に激しく血糖が変動している場合▪激しい運動中や運動後に激しく血糖が変動している場合▪インスリン投与直後

1. 較正は血糖変動が安定している時に実施しましたか?2. 血糖自己測定は正しく実施されましたか?

◎較正に最適なタイミング▪トレンド矢印が表示されていない場合▪血糖変動が安定している場合

グルコースアラート発生時は、血糖変動が安定していない可能性があるため、較正の実施はできる限り避けてください。測定した血糖値を較正に使用する場合は、血糖変動の状態を必ず確認してください。

 を長押しするとホーム画面に戻ります。

較正に適している血糖変動

較正に適していない血糖変動

ホーム画面の血糖変動の状態を確認し、血糖値を較正に使用するかを検討しましょう。

※高グルコースアラート発生時も下記と同じ操作になります。

〈ボーラスウィザード・イベントマーカから血糖値を入力する際〉には、事前にポンプのホーム画面で上記のCHECK POINT! 1を参考に血糖変動の傾向を確認しておきましょう。

血糖値を入力すると、較正を行うか確認するメッセージが表示されます。較正に適さないタイミングのときは、必ず「いいえ」を選択するようにしてください。

〇較正をしてもよいタイミング▪トレンド矢印が1本表示されている場合

血糖変動が安定している状態

42 3

1. 較正は血糖変動が安定している時に実施しましたか? 3ページ

2. 血糖自己測定は正しく実施されましたか? 4ページ

3. 血糖値はすぐにポンプに入力されましたか? 4ページ

信頼性の高い測定を行うためのCHECK POINT!

1. 適切なセンサ挿入部位を選択しましょう 5ページ

2. センサやトランスミッタは装着時にしっかりと固定しましょう 6ページ

イベントマーカ血糖値入力画面

ボーラスウィザード血糖値入力画面

入力した血糖値で較正を行うか確認する画面

トレンドの矢印がない

血糖変動が少しある状態

トレンド矢印が1本表示されている

血糖変動が激しい状態

トレンド矢印が2本以上表示されている

次ページのCHECK POINT!も必ず確認しましょう。

以上を全て実施しても測定の失敗が改善されない場合は、医療機関にご相談ください。

メッセージ全文を確認したら、ポンプの決定ボタン  を押します。

ポンプの下ボタン を押してメッセージ全文を確認してください。

次ページありの表示

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製品を安全にご使用いただくため、必ず添付文書とユーザーガイドを合わせてご確認ください。

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Page 5: SAPサークルSAPサークル ~「要センサ交換」と「較正許容範囲外」アラートの対処方法~ 監修:東京女子医科大学 糖尿病センター 講師

適切なセンサ挿入部位(皮膚に張りがあり皮下組織が十分にある部位)を選択することが重要です。

1. 適切なセンサ挿入部位を選択しましょうSAPサークル~「要センサ交換」と「較正許容範囲外」アラートの対処方法~監修:東京女子医科大学 糖尿病センター 講師   三浦 順之助 先生

センサ使用期限(6日)前にセンサの交換が必要になってしまうことはありませんか?

「較正許容範囲外」アラートが発生したこの時点で次の較正を成功させることが重要です。

「較正許容範囲外」アラートが2回連続で発生すると下記の通り、「要センサ交換」アラートが発生し、センサ交換が必要になります。

センサの交換に関連するアラート

「較正許容範囲外」アラートの発生を防ぐためには、次ページの「CHECK POINT!」をご確認ください。

■ 較正を行う際のCHECK POINT! ■ 信頼性の高い測定を行うためのCHECK POINT!

© M

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ミニメド 620G システムの使用方法やよくある質問などをご紹介しています。

インスリンポンプやパーソナルCGMの使用方法、アラーム対処などのトラブルでお困りのときは下記へご連絡ください

24時間サポートライン

パソコン、スマートフォンやタブレット端末からもアクセスできます。

ミニメド620G システム専用ウェブサイト

www.medtronic-dm.jp/620g/

*「要センサ交換」アラートは、上記以外でも、センサが正常に作動していないこと、あるいはセンサの挿入が不十分であることを機器が検出した際に発生します。

販売名:メドトロニック ミニメド 600 シリーズ医療機器承認番号:22500BZX00369000販売名:メドトロニック iPro2医療機器承認番号:22300BZX00435000

販売名:パラダイム リザーバー医療機器承認番号:21800BZY10166000販売名:インスリンポンプ 注入セット医療機器認証番号:225ACBZX00013000

推奨挿入部位〈センサ挿入を避けるべき部位〉

脂肪がほとんど無い部位

〈トランスミッタを装着する際に気を付けるべきこと〉

手があたりやすい(脇腹など)場所や動きの多いところに装着しないでください

脂肪が多すぎて張りのない、またはたるんでいる部位

正常な状態ではない皮膚(皮膚が固くなっている部位、手術後などの傷がある部位など)

広範囲に薬剤を塗っている部位

衣服で締め付けられる部位、ベルトがあたる部位

就寝時に下側になる、または圧迫される部位

よく動く、または屈曲する部位(座位や運動の影響を受ける部位)

へそ周囲約5cm

注射または持続注入に頻繁に使用している部位

2. センサやトランスミッタは装着時にしっかりと固定しましょう

ポンプの画面表示 アラートが発生する理由 対処方法

較正用に入力した血糖値がセンサにより測定されている値と大きく異なる場合に表示されます。

15分以上時間をおき、血糖変動が安定していることを確認してから再度血糖自己測定を行い、較正を実施してください。

ポンプの画面表示 アラートが発生する理由

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対処方法

「較正許容範囲外」アラートが2回連続で発生した場合に表示されます。*

新しいセンサに交換する必要があります。

信頼性の高い測定を行うためのCHECK POINT!

テープがはがれやすいときは余りのオーバーテープなどを活用して補強するとよいですよ。

補強例

十分な皮下脂肪があり、装着に適している部分

装着が可能なその他の部分

センサ挿入後、ニードルハブは真上にまっすぐ抜きましたか?

センサベースを押さえながらニードルハブの上部をまっすぐ引き抜きましょう。ねじったり、斜めに引き抜かないでください。*ニードルハブを斜めに引き抜くと、出血したり、センサの巻き込みの原因になることがあります。

オーバーテープは、できる限りシワやくっつきがないように丁寧に貼ってください。

測定中にセンサの浮きや抜けが起こらないようにテープ固定を適切に行ってください。

オーバーテープの貼付面同士がくっついたり、大きなシワができたりしていませんか?

オーバーテープはセンサの浮きや抜けが起こらないように固定しましたか?

しっかり固定された状態

しっかり固定されていない状態

皮膚

センサ頭頂部から一段目のくぼみにかかるように貼る

センサコネクタにかからないように貼る

オーバーテープ

3~4mm皮膚にかかるように貼る

センサベース

オーバーテープ 1のはくり紙

センサベース

センサコネクタ

ニードルハブ

補強用追加テープ

日本メドトロニック株式会社ダイアビーティス事業部〒105-0021 東京都港区東新橋2-14-1

DIB1510-05

medtronic.co.jp

Page 6: SAPサークルSAPサークル ~「要センサ交換」と「較正許容範囲外」アラートの対処方法~ 監修:東京女子医科大学 糖尿病センター 講師

適切なセンサ挿入部位(皮膚に張りがあり皮下組織が十分にある部位)を選択することが重要です。

1. 適切なセンサ挿入部位を選択しましょうSAPサークル~「要センサ交換」と「較正許容範囲外」アラートの対処方法~監修:東京女子医科大学 糖尿病センター 講師   三浦 順之助 先生

センサ使用期限(6日)前にセンサの交換が必要になってしまうことはありませんか?

「較正許容範囲外」アラートが発生したこの時点で次の較正を成功させることが重要です。

「較正許容範囲外」アラートが2回連続で発生すると下記の通り、「要センサ交換」アラートが発生し、センサ交換が必要になります。

センサの交換に関連するアラート

「較正許容範囲外」アラートの発生を防ぐためには、次ページの「CHECK POINT!」をご確認ください。

■ 較正を行う際のCHECK POINT! ■ 信頼性の高い測定を行うためのCHECK POINT!

© M

edtr

oni

cJap

an C

o.,

Ltd

. 201

5. A

ll R

ight

s R

eser

ved

. Pri

nted

in J

apan

.

ミニメド 620G システムの使用方法やよくある質問などをご紹介しています。

インスリンポンプやパーソナルCGMの使用方法、アラーム対処などのトラブルでお困りのときは下記へご連絡ください

24時間サポートライン

パソコン、スマートフォンやタブレット端末からもアクセスできます。

ミニメド620G システム専用ウェブサイト

www.medtronic-dm.jp/620g/

*「要センサ交換」アラートは、上記以外でも、センサが正常に作動していないこと、あるいはセンサの挿入が不十分であることを機器が検出した際に発生します。

販売名:メドトロニック ミニメド 600 シリーズ医療機器承認番号:22500BZX00369000販売名:メドトロニック iPro2医療機器承認番号:22300BZX00435000

販売名:パラダイム リザーバー医療機器承認番号:21800BZY10166000販売名:インスリンポンプ 注入セット医療機器認証番号:225ACBZX00013000

推奨挿入部位〈センサ挿入を避けるべき部位〉

脂肪がほとんど無い部位

〈トランスミッタを装着する際に気を付けるべきこと〉

手があたりやすい(脇腹など)場所や動きの多いところに装着しないでください

脂肪が多すぎて張りのない、またはたるんでいる部位

正常な状態ではない皮膚(皮膚が固くなっている部位、手術後などの傷がある部位など)

広範囲に薬剤を塗っている部位

衣服で締め付けられる部位、ベルトがあたる部位

就寝時に下側になる、または圧迫される部位

よく動く、または屈曲する部位(座位や運動の影響を受ける部位)

へそ周囲約5cm

注射または持続注入に頻繁に使用している部位

2. センサやトランスミッタは装着時にしっかりと固定しましょう

ポンプの画面表示 アラートが発生する理由 対処方法

較正用に入力した血糖値がセンサにより測定されている値と大きく異なる場合に表示されます。

15分以上時間をおき、血糖変動が安定していることを確認してから再度血糖自己測定を行い、較正を実施してください。

ポンプの画面表示 アラートが発生する理由

15 6

対処方法

「較正許容範囲外」アラートが2回連続で発生した場合に表示されます。*

新しいセンサに交換する必要があります。

信頼性の高い測定を行うためのCHECK POINT!

テープがはがれやすいときは余りのオーバーテープなどを活用して補強するとよいですよ。

補強例

十分な皮下脂肪があり、装着に適している部分

装着が可能なその他の部分

センサ挿入後、ニードルハブは真上にまっすぐ抜きましたか?

センサベースを押さえながらニードルハブの上部をまっすぐ引き抜きましょう。ねじったり、斜めに引き抜かないでください。*ニードルハブを斜めに引き抜くと、出血したり、センサの巻き込みの原因になることがあります。

オーバーテープは、できる限りシワやくっつきがないように丁寧に貼ってください。

測定中にセンサの浮きや抜けが起こらないようにテープ固定を適切に行ってください。

オーバーテープの貼付面同士がくっついたり、大きなシワができたりしていませんか?

オーバーテープはセンサの浮きや抜けが起こらないように固定しましたか?

しっかり固定された状態

しっかり固定されていない状態

皮膚

センサ頭頂部から一段目のくぼみにかかるように貼る

センサコネクタにかからないように貼る

オーバーテープ

3~4mm皮膚にかかるように貼る

センサベース

オーバーテープ 1のはくり紙

センサベース

センサコネクタ

ニードルハブ

補強用追加テープ

日本メドトロニック株式会社ダイアビーティス事業部〒105-0021 東京都港区東新橋2-14-1

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