Top Banner
事務職員採用案内 特許庁 Japan Patent Offi ce 2020
40

ÀR VM Sqx - jpo.go.jp...QR 丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分...

Jul 13, 2020

Download

Documents

dariahiddleston
Welcome message from author
This document is posted to help you gain knowledge. Please leave a comment to let me know what you think about it! Share it to your friends and learn new things together.
Transcript
Page 1: ÀR VM Sqx - jpo.go.jp...QR 丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分 丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分

QR

●丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分●丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分●銀座線/虎ノ門駅(出口5番)より徒歩3分●南北線・銀座線/溜池山王駅(出口8番)より徒歩3分

経済産業省 特許庁

文部科学省日本郵政公社

霞ヶ関ビル

JTビル

内閣府

橋新至

丸ノ内線

千代田線

南北線8番出口

アメリカ大使館

外堀通り

り通田桜

線谷比日

り通田祝

至赤坂

国会議事堂

総理官邸

合同庁舎4号館

財務省

虎ノ門駅

溜池山王駅

国会議事堂前駅

霞ヶ関駅

5番出口

経済産業省

至日

文部科学省 日本郵政  

経済産業省

霞が関ビル

内閣府合同庁舎8号館

橋新至

谷比日至

銀座線

丸ノ内線

千代田線

南北線

アメリカ大使館

外堀通り

線谷比日

至赤坂

国会議事堂

総理官邸

合同庁舎4号館

財務省

虎ノ門駅

溜池山王駅

国会議事堂前駅

霞ケ関駅

特許庁本庁舎

JTビル(審判部)

経済産業省別館(審判部)

新虎通り

虎ノ門ヒルズ

〒100-8915 東京都千代田区霞が関3-4-3連絡先/総務部秘書課任用班

TEL.03-3581-1101(内)2016TEL.03-3581-2767(直通)https://www.jpo.go.jp/[email protected]

採用情報はこちらからhttps://www.jpo.go.jp/news/saiyo/jimu/saiyo3.html

事 務 職 員 採 用 案 内

特 許 庁J a p a n P a t e n t Offi c e

2 0 2 0

“創造のチカラ”を“想像”しよう

Page 2: ÀR VM Sqx - jpo.go.jp...QR 丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分 丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分

C o n t e n t s

産業財産権制度とは

産業財産権とは組織図課室紹介研修・自己啓発人事交流職員の1週間・1日キャリアパス仕事×育児様々な経験を積まれた先輩方からのメッセージ

産業財産権とは組織図課室紹介研修・自己啓発人事交流職員の1週間・1日キャリアパス仕事×育児様々な経験を積まれた先輩方からのメッセージ

245

121416202224

245

121416202224

地方出身者からのメッセージ既卒者&社会人経験者からのメッセージ上司×部下係長・係員が語る 特許庁STYLE202010年目の同期 取材レポート1年目職員からのメッセージ2年目職員に聞いてみましたオフショット こんな感じで撮りました採用担当者からメッセージ

地方出身者からのメッセージ既卒者&社会人経験者からのメッセージ上司×部下係長・係員が語る 特許庁STYLE202010年目の同期 取材レポート1年目職員からのメッセージ2年目職員に聞いてみましたオフショット こんな感じで撮りました採用担当者からメッセージ

252627283032363839

252627283032363839

知的創造物についての権利 営業標識についての権利

特許権︵特許法︶

●知的財産権の種類

●スマートフォンの例

知的財産権知的財産権とは、知的創造活動によって生み出されたものを、創作者の財産として一定の期間保護する権利です。このうち、特許権、実用新案権、意匠権及び商標権を産業財産権といいます。

実用新案権︵実用新案法︶

意匠権︵意匠法︶

著作権︵著作権法︶

回路配置利用権

︵半導体集積回路の回路配置に関する法律︶

育成者権︵種苗法︶

営業秘密︵不正競争防止法︶

商標権︵商標法︶

商号︵会社法︑商法︶

商品等表示︑商品形態

︵不正競争防止法︶

地理的表示︵GI︶

︵特定農林水産物の名称の保護に関する法律︶

産業財産権制度の目的 産業財産権制度は、産業の発展に寄与することを目的としています。 第一の目的は、新しい技術、デザイン、商標について独占権を与え、模倣防止のために保護することによって、新たな創作意欲や研究開発を促進したり、取引上の信用を維持することです。 第二の目的は、特許庁に出願された特許情報等を一般公開することによって、他人の重複研究の無駄を省いたり、新しい研究のヒントを与えるなど、技術の更なる発展を促すことです。 産業財産権制度は、21世紀の日本にとってますます重要になっていくと考えられます。

実用新案権物品の形状、構造、組合せに関する考案を保護出願から10年例/ベルトに取付け可能なスマートフォンカバー

の形状に関する考案

商標権商品・サービスを区別するために使用するマーク(文字、図形など)を保護登録から10年(更新可能)例/電話機メーカーが自社製品の信用保持

のために製品などに表示するマーク

意匠権独創的で美感を有する物品の形状、模様、色彩等のデザインを保護登録から20年例/携帯電話機をスマートにした形状のデザイン

特許権自然法則を利用した、新規かつ高度で産業上利用可能な発明を保護出願から20年例/長寿命、小型軽量化したリチ

ウムイオン電池に関する発明

知的創造サイクル 産業財産権制度は、①開発された優れた研究成果を権利化し、②産業財産権の活用等によって研究開発の費用を回収し、③そして再び新しい研究開発に役立ててもらおうという、知的創造サイクルの原動力となっています。

審査・審判の流れ 特許庁は、世界各国から受け付けた特許、意匠、商標の出願について、厳正な審査を行い権利を付与しています。審査結果に対する不服については、地方裁判所に代わって第一審としての機能を有する審判部が、民事訴訟法に準じた厳格な手続で審理します。

研究開発(創造)

利益 出願

産業財産権

コスト回収(活用)

権利取得(保護)

特許 出願 公開 審査請求

商標 出願 公開

公開拒絶

審判

司法

知的財産高等裁判所

最高裁判所

審査

意匠 出願

独占権の付与

出願から3年以内

審査に不服がある場合

審判に不服がある場合

不服がある場合

出願から18月経過後方

産業財産権制度とはIndustrial Property Rights

2

Page 3: ÀR VM Sqx - jpo.go.jp...QR 丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分 丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分

C o n t e n t s

産業財産権制度とは

産業財産権とは組織図課室紹介研修・自己啓発人事交流職員の1週間・1日キャリアパス仕事×育児様々な経験を積まれた先輩方からのメッセージ

産業財産権とは組織図課室紹介研修・自己啓発人事交流職員の1週間・1日キャリアパス仕事×育児様々な経験を積まれた先輩方からのメッセージ

245

121416202224

245

121416202224

地方出身者からのメッセージ既卒者&社会人経験者からのメッセージ上司×部下係長・係員が語る 特許庁STYLE202010年目の同期 取材レポート1年目職員からのメッセージ2年目職員に聞いてみましたオフショット こんな感じで撮りました採用担当者からメッセージ

地方出身者からのメッセージ既卒者&社会人経験者からのメッセージ上司×部下係長・係員が語る 特許庁STYLE202010年目の同期 取材レポート1年目職員からのメッセージ2年目職員に聞いてみましたオフショット こんな感じで撮りました採用担当者からメッセージ

252627283032363839

252627283032363839

知的創造物についての権利 営業標識についての権利

特許権︵特許法︶

●知的財産権の種類

●スマートフォンの例

知的財産権知的財産権とは、知的創造活動によって生み出されたものを、創作者の財産として一定の期間保護する権利です。このうち、特許権、実用新案権、意匠権及び商標権を産業財産権といいます。

実用新案権︵実用新案法︶

意匠権︵意匠法︶

著作権︵著作権法︶

回路配置利用権

︵半導体集積回路の回路配置に関する法律︶

育成者権︵種苗法︶

営業秘密︵不正競争防止法︶

商標権︵商標法︶

商号︵会社法︑商法︶

商品等表示︑商品形態

︵不正競争防止法︶

地理的表示︵GI︶

︵特定農林水産物の名称の保護に関する法律︶

産業財産権制度の目的 産業財産権制度は、産業の発展に寄与することを目的としています。 第一の目的は、新しい技術、デザイン、商標について独占権を与え、模倣防止のために保護することによって、新たな創作意欲や研究開発を促進したり、取引上の信用を維持することです。 第二の目的は、特許庁に出願された特許情報等を一般公開することによって、他人の重複研究の無駄を省いたり、新しい研究のヒントを与えるなど、技術の更なる発展を促すことです。 産業財産権制度は、21世紀の日本にとってますます重要になっていくと考えられます。

実用新案権物品の形状、構造、組合せに関する考案を保護出願から10年例/ベルトに取付け可能なスマートフォンカバーの形状に関する考案

商標権商品・サービスを区別するために使用するマーク(文字、図形など)を保護登録から10年(更新可能)例/電話機メーカーが自社製品の信用保持のために製品などに表示するマーク

意匠権独創的で美感を有する物品の形状、模様、色彩等のデザインを保護登録から20年例/携帯電話機をスマートにした

形状のデザイン

特許権自然法則を利用した、新規かつ高度で産業上利用可能な発明を保護出願から20年例/長寿命、小型軽量化したリチ

ウムイオン電池に関する発明

知的創造サイクル 産業財産権制度は、①開発された優れた研究成果を権利化し、②産業財産権の活用等によって研究開発の費用を回収し、③そして再び新しい研究開発に役立ててもらおうという、知的創造サイクルの原動力となっています。

審査・審判の流れ 特許庁は、世界各国から受け付けた特許、意匠、商標の出願について、厳正な審査を行い権利を付与しています。審査結果に対する不服については、地方裁判所に代わって第一審としての機能を有する審判部が、民事訴訟法に準じた厳格な手続で審理します。

研究開発(創造)

利益 出願

産業財産権

コスト回収(活用)

権利取得(保護)

特許 出願 公開 審査請求

商標 出願 公開

公開拒絶

審判

司法

知的財産高等裁判所

最高裁判所

審査

意匠 出願

独占権の付与

出願から3年以内

審査に不服がある場合

審判に不服がある場合

不服がある場合

出願から18月経過後方

産業財産権制度とはIndustrial Property Rights

3

Page 4: ÀR VM Sqx - jpo.go.jp...QR 丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分 丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分

事 務 職 員 が 活 躍 す る フ ィ ー ル ド を ご 紹 介 し ま す !

 私は元々、地方自治体志望だったのですが、特許庁の説明会に参加

し、職員さんの人柄や雰囲気に惹かれ入庁を決めました。皆さんも是

非説明会に参加し、仕事内容はもちろん、特許庁の職員の方々もよく

観察してみて下さいね。

 パンフレットでは伝わらない、特許庁の魅力に出会えるはずです。

縁の下の力持ち みなさんは秘書課と聞いて何を思い浮かべますか?

 やはり人事のイメージが強いかと思います。しかし、特許庁の秘書

課では人事以外にも、職員の給与やボーナスに関する「給与」、職員

の受講する「研修」の企画運営、職員の福利厚生や服務を扱う「管

理」など、私たち職員が働く上で欠かせない様々業務を行っています。

 また、外部からの情報公開請求を対応する「情報公開推進室」や弁

理士試験の運営、制度の企画立案を行う「弁理士室」もあります。私

は現在、特許庁で約800名いる非常勤職員の採用担当をしています。

採用業務はもちろん、雇用保険の手続きや育児休業の発令など初めて

のことばかりですが、先輩方に支えられ、責任感を持って仕事をして

います。また、常勤職員の説明会や、企業のヒアリングに同行させて

いただいたりと、1年目にして様々な業務に携わることができ、日々

成長を感じています!

秘書課Yuuka Ogawa

小川 優夏01

ことがあれば上司や先輩にサポートしてもらえる環境が整っているの

で安心してください。また、難しい課題に若手職員のうちから関わる

ことができるのも魅力の一つだと思います。このパンフレットを読ん

で少しでも特許庁に興味を持ってもらえたら嬉しいです。

 皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています!

特許庁の政策・業務を支える司令塔 総務課は、知的財産権に関する施策の企画立案、職員や予算の確保

のための総合調整、各種施策の広報、特許庁所管法令の改正などを行

う、いわば「特許庁の司令塔」として機能する課です。各部課室の業

務が円滑かつ効率的に行われるよう、政策的、法的その他の観点から

広くサポートを行っています。皆さんは、特許行政がどのように運営

されているか知っていますか?出願や登録の際にユーザーに納めても

らう料金によって運営されています。また、中小企業等を対象に、料

金を軽減する制度も設けられています。私は現在、料金制度全般に関

する業務に携わっており、外部からの問合せ対応、関係部署との運用

調整等に加え、制度の見直しにも携わっています。諸外国との制度比

較やユーザーへの影響など、様々な観点から検討する必要があり、

日々奮闘しています。

 読んでみて「難しそう…」と感じた方もいると思いますが、困った

総務課Akihiro Ito

伊藤 章浩02

課室紹介

課室紹介Introduction to Divisions

組織図Organization chart

特許庁は、総務部、審査業務部、審査部、審判部から組織され、①産業財産権の適切な付与、②産業財産権施

策の企画立案、③国際的な制度調和と途上国協力の推進、④産業財産権制度の見直し、⑤中小企業・大学等に

対する支援、⑥産業財産権情報提供の拡充等、我が国産業の発展に向けた取組を積極的に進めています。

経済産業省

特 許 庁

資源エネルギー庁 総務部

審査業務部

審査第一部~四部

審判部

中小企業庁

特許庁の業務全般に関する事務の総合調整や、他の部署が所管しない業務一般を担当しています。

●秘書課 ●総務課 ●会計課 ●企画調査課●普及支援課 ●国際政策課 ●国際協力課

特許・実用新案・意匠・商標の出願受付、方式審査及び登録の事務並びに商標の審査を行っています。

●審査業務課 ●出願課 ●商標課〈商標審査部門〉

発明及び意匠の審査を以下のように分けて担当しています。審査第一部:主に物理、光学、社会基盤関係及び意匠審査第二部:主に機械関係審査第三部:主に化学関係審査第四部:主に電気、通信、情報関係

●調整課〈特許審査部門〉 ●意匠課〈意匠審査部門〉

審査官が行った拒絶査定に対する不服の審判や、特許などの無効や取消を求める審判などを裁判に類似した手続きで審理する部署です。

●審判課〈審判部門〉

H29. 4 入庁

H31. 4 入庁

4

Page 5: ÀR VM Sqx - jpo.go.jp...QR 丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分 丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分

事 務 職 員 が 活 躍 す る フ ィ ー ル ド を ご 紹 介 し ま す !

 私は元々、地方自治体志望だったのですが、特許庁の説明会に参加

し、職員さんの人柄や雰囲気に惹かれ入庁を決めました。皆さんも是

非説明会に参加し、仕事内容はもちろん、特許庁の職員の方々もよく

観察してみて下さいね。

 パンフレットでは伝わらない、特許庁の魅力に出会えるはずです。

縁の下の力持ち みなさんは秘書課と聞いて何を思い浮かべますか?

 やはり人事のイメージが強いかと思います。しかし、特許庁の秘書

課では人事以外にも、職員の給与やボーナスに関する「給与」、職員

の受講する「研修」の企画運営、職員の福利厚生や服務を扱う「管

理」など、私たち職員が働く上で欠かせない様々業務を行っています。

 また、外部からの情報公開請求を対応する「情報公開推進室」や弁

理士試験の運営、制度の企画立案を行う「弁理士室」もあります。私

は現在、特許庁で約800名いる非常勤職員の採用担当をしています。

採用業務はもちろん、雇用保険の手続きや育児休業の発令など初めて

のことばかりですが、先輩方に支えられ、責任感を持って仕事をして

います。また、常勤職員の説明会や、企業のヒアリングに同行させて

いただいたりと、1年目にして様々な業務に携わることができ、日々

成長を感じています!

秘書課Yuuka Ogawa

小川 優夏01

ことがあれば上司や先輩にサポートしてもらえる環境が整っているの

で安心してください。また、難しい課題に若手職員のうちから関わる

ことができるのも魅力の一つだと思います。このパンフレットを読ん

で少しでも特許庁に興味を持ってもらえたら嬉しいです。

 皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています!

特許庁の政策・業務を支える司令塔 総務課は、知的財産権に関する施策の企画立案、職員や予算の確保

のための総合調整、各種施策の広報、特許庁所管法令の改正などを行

う、いわば「特許庁の司令塔」として機能する課です。各部課室の業

務が円滑かつ効率的に行われるよう、政策的、法的その他の観点から

広くサポートを行っています。皆さんは、特許行政がどのように運営

されているか知っていますか?出願や登録の際にユーザーに納めても

らう料金によって運営されています。また、中小企業等を対象に、料

金を軽減する制度も設けられています。私は現在、料金制度全般に関

する業務に携わっており、外部からの問合せ対応、関係部署との運用

調整等に加え、制度の見直しにも携わっています。諸外国との制度比

較やユーザーへの影響など、様々な観点から検討する必要があり、

日々奮闘しています。

 読んでみて「難しそう…」と感じた方もいると思いますが、困った

総務課Akihiro Ito

伊藤 章浩02

課室紹介

課室紹介Introduction to Divisions

組織図Organization chart

特許庁は、総務部、審査業務部、審査部、審判部から組織され、①産業財産権の適切な付与、②産業財産権施

策の企画立案、③国際的な制度調和と途上国協力の推進、④産業財産権制度の見直し、⑤中小企業・大学等に

対する支援、⑥産業財産権情報提供の拡充等、我が国産業の発展に向けた取組を積極的に進めています。

経済産業省

特 許 庁

資源エネルギー庁 総務部

審査業務部

審査第一部~四部

審判部

中小企業庁

特許庁の業務全般に関する事務の総合調整や、他の部署が所管しない業務一般を担当しています。

●秘書課 ●総務課 ●会計課 ●企画調査課●普及支援課 ●国際政策課 ●国際協力課

特許・実用新案・意匠・商標の出願受付、方式審査及び登録の事務並びに商標の審査を行っています。

●審査業務課 ●出願課 ●商標課〈商標審査部門〉

発明及び意匠の審査を以下のように分けて担当しています。審査第一部:主に物理、光学、社会基盤関係及び意匠審査第二部:主に機械関係審査第三部:主に化学関係審査第四部:主に電気、通信、情報関係

●調整課〈特許審査部門〉 ●意匠課〈意匠審査部門〉

審査官が行った拒絶査定に対する不服の審判や、特許などの無効や取消を求める審判などを裁判に類似した手続きで審理する部署です。

●審判課〈審判部門〉

H29. 4 入庁

H31. 4 入庁

5

Page 6: ÀR VM Sqx - jpo.go.jp...QR 丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分 丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分

です。

 特許庁では年次に関係なく誰とでも自由に意見をぶつけ合うことが

出来ます。自由が故に発言への責任も求められますが、若くして責任

感溢れる仕事が出来るのも、特許庁の魅力の一つと感じています。

是非一度特許庁の説明会に足を運んでみてください。皆さんが描く自

らの将来像を特許庁で実現出来るか、一緒に考えましょう。

特許庁の屋台骨 特許庁は1990年に世界で初めて、紙ではなく電子で出願出来るシス

テムを実現しました。そして現在、年間約50万件の出願の受付から審

査、登録、審判等に至るまで、多岐に渡る業務のほぼ全てをシステム

化しています。これらは、中央省庁でもかなり大規模なシステムと言

われています。そんな世界を牽引する特許庁システムを担当するのが、

情報技術統括室です。

 室内は大きく分けて開発、企画、海外系、情報提供部門から成って

いて、最近ではAI等の先端技術を検証する部門を設けるなど、‘新し

いもの’を積極的に取り入れる体制も整っています。

 私は職員が審査に使うシステムの開発担当です。今以上に正確で迅

速な審査を実現するため、システムを通じて最大限のサポートをして

います。また法改正に合わせてシステムの改造をすることもあるので、

特許庁の最新の動向にも常にアンテナを張る必要があり、勉強の毎日

事 務 職 員 が 活 躍 す る フ ィ ー ル ド を ご 紹 介 し ま す !

総務課情報技術統括室Kanto Takahashi

髙橋 貫途03

備品、毎月振り込まれる給与や手当など、当たり前に感じていたもの

が会計課の仕事によって成り立っていることを学べました。

 会計課は係員が多く、大変なときもお互いに励まし合いながら仕事

ができるので、毎日楽しく過ごせます!皆さんと一緒に働ける日を楽

しみにしています!

適正な事務処理で特許行政を支えます 会計課では、特許行政を運営する上で必要となる予算の確保や、事

業の実施に必要な物品やサービスの調達、給与や諸手当の支給、福利

厚生や庁舎の維持・管理など多岐にわたる業務を行っています。会計

課と聞くと、計算ばかりしている地味なイメージや特許庁ならではの

仕事が出来ないと思われるかもしれません。もちろん、お金を扱う課

なので計算することはありますが、実際は各課室が行いたい事業の説

明を聞き、会計の視点から特許庁に役立つような事業になるようにア

ドバイスをすることもあります。会計課の雰囲気は若手が多く在籍し

ていることや他課室の職員や民間企業といった様々な人とも接点があ

り、日々活気があります。

 私は現在給与班に所属しており、特許庁職員約3000人分の給与・賞

与の支給、年末調整、住民税管理や、他省庁との連絡業務等を行って

います。会計課へ配属されてから、なにげなく使っているシステムや

会計課Momone Tanaka

田中 百音04

出向者や弁護士の方も在籍しています。他省庁や企業の方、専門家の先

生方など様々な分野の方々と関わりあえるのも、企画調査課の魅力のひ

とつです。

 様々な刺激を受けて日々勉強になりますし、自分の成長が実感できる

とてもやりがいのある職場です。皆さんと一緒に働くことができる日を

楽しみにしています。

知財の “ 今 ” を知り、“ 未来 ” を考える 企画調査課では、「守る」「広める」「育てる」という視点で知的財産に関す

る様々な問題について取り組んでいます。例えば、社会的に関心の高い技

術の動向調査や専門家を交えた研究に基いた施策の企画・立案、ベン

チャー企業における知財戦略の多角的な支援、知的財産活動の促進のため

に企業や大学へ知財の専門家の派遣、あるいはコンテストや説明会を実施

する等、同じ課内でもその活動は多岐にわたります。

 私は現在、企画調査課において知的財産活動に関する統計調査や、知

的財産権制度と経済との関係における様々なテーマを研究する調査に

携わっています。私の担当している「知的財産活動調査」は日本の企業、

大学、個人等に対して知的財産の活用状況等を調査する、我が国唯一の

知的財産に関する政府統計です。また「特許行政年次報告書」において統

計・資料編を作成しています。

 企画調査課には、事務系職員以外にも審査官はもちろん、庁外からの

企画調査課Mayuko Watanabe

渡邊 繭子05

け)」の企画・運営に携わっています。これらのイベントがより多く

の方々に届くために、そして参加者にとって魅力的な内容になるよう、

多くの関係者との連絡調整を行っています。

 まだまだ未熟で、慣れないことばかりですが、そんな時は上司や先

輩が優しくサポートしてくださるとてもアットホームな職場です。

 皆さんも是非一度特許庁に足を運んでみてください。皆さんと一緒

に働ける日を楽しみにしています!

中小企業を支える特許庁の営業担当 普及支援課のミッションは、日本経済を支える地域の中小企業を知

財という側面から後押しすることです。

具体的には、補助金などの支援策の企画・運営をはじめ、「特許庁の

営業マン」とも言われている「産業財産権専門官」による全国各地の

企業訪問や、セミナー等を通じた制度や支援策の普及活動を行ってい

ます。また、全国9箇所に設置された知的財産室と密に連携し、各地域

でのきめ細かな支援を図り、産業財産権制度の一層の推進を目指して

います。

 加えて、公報の発行や特許庁図書館の運営も行うなど、知財の普及

啓発を幅広く担っています。

その中で私は現在、知財活用無関心企業への裾野拡大を目的に全国各

地で行う「知財のミカタ~巡回特許庁~」と実務経験の浅い企業の知

財担当者をターゲットとした「知的財産権制度説明会(実務者向

普及支援課Tomoya Kanahara

金原 知也06

課室紹介

課室紹介 Introduction to Divisions

H29. 4 入庁

H29. 4 入庁 H31. 4 入庁

H30. 4 入庁

6

Page 7: ÀR VM Sqx - jpo.go.jp...QR 丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分 丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分

です。

 特許庁では年次に関係なく誰とでも自由に意見をぶつけ合うことが

出来ます。自由が故に発言への責任も求められますが、若くして責任

感溢れる仕事が出来るのも、特許庁の魅力の一つと感じています。

是非一度特許庁の説明会に足を運んでみてください。皆さんが描く自

らの将来像を特許庁で実現出来るか、一緒に考えましょう。

特許庁の屋台骨 特許庁は1990年に世界で初めて、紙ではなく電子で出願出来るシス

テムを実現しました。そして現在、年間約50万件の出願の受付から審

査、登録、審判等に至るまで、多岐に渡る業務のほぼ全てをシステム

化しています。これらは、中央省庁でもかなり大規模なシステムと言

われています。そんな世界を牽引する特許庁システムを担当するのが、

情報技術統括室です。

 室内は大きく分けて開発、企画、海外系、情報提供部門から成って

いて、最近ではAI等の先端技術を検証する部門を設けるなど、‘新し

いもの’を積極的に取り入れる体制も整っています。

 私は職員が審査に使うシステムの開発担当です。今以上に正確で迅

速な審査を実現するため、システムを通じて最大限のサポートをして

います。また法改正に合わせてシステムの改造をすることもあるので、

特許庁の最新の動向にも常にアンテナを張る必要があり、勉強の毎日

事 務 職 員 が 活 躍 す る フ ィ ー ル ド を ご 紹 介 し ま す !

総務課情報技術統括室Kanto Takahashi

髙橋 貫途03

備品、毎月振り込まれる給与や手当など、当たり前に感じていたもの

が会計課の仕事によって成り立っていることを学べました。

 会計課は係員が多く、大変なときもお互いに励まし合いながら仕事

ができるので、毎日楽しく過ごせます!皆さんと一緒に働ける日を楽

しみにしています!

適正な事務処理で特許行政を支えます 会計課では、特許行政を運営する上で必要となる予算の確保や、事

業の実施に必要な物品やサービスの調達、給与や諸手当の支給、福利

厚生や庁舎の維持・管理など多岐にわたる業務を行っています。会計

課と聞くと、計算ばかりしている地味なイメージや特許庁ならではの

仕事が出来ないと思われるかもしれません。もちろん、お金を扱う課

なので計算することはありますが、実際は各課室が行いたい事業の説

明を聞き、会計の視点から特許庁に役立つような事業になるようにア

ドバイスをすることもあります。会計課の雰囲気は若手が多く在籍し

ていることや他課室の職員や民間企業といった様々な人とも接点があ

り、日々活気があります。

 私は現在給与班に所属しており、特許庁職員約3000人分の給与・賞

与の支給、年末調整、住民税管理や、他省庁との連絡業務等を行って

います。会計課へ配属されてから、なにげなく使っているシステムや

会計課Momone Tanaka

田中 百音04

出向者や弁護士の方も在籍しています。他省庁や企業の方、専門家の先

生方など様々な分野の方々と関わりあえるのも、企画調査課の魅力のひ

とつです。

 様々な刺激を受けて日々勉強になりますし、自分の成長が実感できる

とてもやりがいのある職場です。皆さんと一緒に働くことができる日を

楽しみにしています。

知財の “ 今 ” を知り、“ 未来 ” を考える 企画調査課では、「守る」「広める」「育てる」という視点で知的財産に関す

る様々な問題について取り組んでいます。例えば、社会的に関心の高い技

術の動向調査や専門家を交えた研究に基いた施策の企画・立案、ベン

チャー企業における知財戦略の多角的な支援、知的財産活動の促進のため

に企業や大学へ知財の専門家の派遣、あるいはコンテストや説明会を実施

する等、同じ課内でもその活動は多岐にわたります。

 私は現在、企画調査課において知的財産活動に関する統計調査や、知

的財産権制度と経済との関係における様々なテーマを研究する調査に

携わっています。私の担当している「知的財産活動調査」は日本の企業、

大学、個人等に対して知的財産の活用状況等を調査する、我が国唯一の

知的財産に関する政府統計です。また「特許行政年次報告書」において統

計・資料編を作成しています。

 企画調査課には、事務系職員以外にも審査官はもちろん、庁外からの

企画調査課Mayuko Watanabe

渡邊 繭子05

け)」の企画・運営に携わっています。これらのイベントがより多く

の方々に届くために、そして参加者にとって魅力的な内容になるよう、

多くの関係者との連絡調整を行っています。

 まだまだ未熟で、慣れないことばかりですが、そんな時は上司や先

輩が優しくサポートしてくださるとてもアットホームな職場です。

 皆さんも是非一度特許庁に足を運んでみてください。皆さんと一緒

に働ける日を楽しみにしています!

中小企業を支える特許庁の営業担当 普及支援課のミッションは、日本経済を支える地域の中小企業を知

財という側面から後押しすることです。

具体的には、補助金などの支援策の企画・運営をはじめ、「特許庁の

営業マン」とも言われている「産業財産権専門官」による全国各地の

企業訪問や、セミナー等を通じた制度や支援策の普及活動を行ってい

ます。また、全国9箇所に設置された知的財産室と密に連携し、各地域

でのきめ細かな支援を図り、産業財産権制度の一層の推進を目指して

います。

 加えて、公報の発行や特許庁図書館の運営も行うなど、知財の普及

啓発を幅広く担っています。

その中で私は現在、知財活用無関心企業への裾野拡大を目的に全国各

地で行う「知財のミカタ~巡回特許庁~」と実務経験の浅い企業の知

財担当者をターゲットとした「知的財産権制度説明会(実務者向

普及支援課Tomoya Kanahara

金原 知也06

課室紹介

課室紹介 Introduction to Divisions

H29. 4 入庁

H29. 4 入庁 H31. 4 入庁

H30. 4 入庁

7

Page 8: ÀR VM Sqx - jpo.go.jp...QR 丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分 丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分

業省本省や民間企業からの出向者等と多様であり、日々様々な観点に

触れつつ、良い刺激を受けて過ごしています。とてもアットホームな

雰囲気です♪

 他課室との調整を通じ、国際政策課はもちろんですが、課外でも多

くの国際案件が生じていると感じますので、国際業務に興味のある皆

さん、特許庁はとてもお勧めの職場です♪皆さんにお会いできる日を

楽しみにしています。

臨場感あふれる各国との架け橋

 皆さん、なぜ特許庁では国際業務が必要だと思いますか?企業のグ

ローバル展開が進む中、海外でも知的財産権を円滑に取得し、保護・

活用される環境を整備するためです。

 国際政策課は、上記目標のもと、特に先進国・多国間との政策調和

のため特許庁の国際業務全体を見渡す部署です。海外出張や国際会合

にも多く携わり、臨場感あふれる雰囲気です!

 私は、総括担当として他課室との連絡調整、国会・議員対応、在外

勤務者とのやりとり等を担当し、課内の業務がスムーズに動くための

「潤滑油」としての役割を担っています。加えて、2020年3月に行わ

れた、知財に関する国連機関である「世界知的所有権機関(WIPO)」

の事務局長選挙にも携わり、着任前は想像することができなかった大

規模・臨場感あふれる経験をさせていただきました!!

 そんな課内の構成メンバーは、事務系職員のほかに審査官、経済産

事 務 職 員 が 活 躍 す る フ ィ ー ル ド を ご 紹 介 し ま す !

国際政策課Yukako Ishi i

石井 友佳子07

のか、なぜ売ったり買ったりしてはいけないのかを考えるきっかけを

持ってもらえるよう日々努力をしています。

 特許庁は、専門性の高い業務が多いですが、幅も広いため様々な業

務を経験することができる楽しい職場です。知的財産を通して、日本

の経済を盛り上げていきませんか?皆さんと一緒に働ける日を楽しみ

にしています!

コピー商品のない世界を目指して 私が所属している国際協力課では、新興国・途上国への協力・支援、

模倣品対策、諸外国の統計データの収集・発信、海外からの訪問者対

応など、幅広い業務を所管しています。

 中国やインド等の新興国は急速に経済発展しており、日本にとって、

ビジネスの展開先として非常に期待されています。その一方で、それ

らの国々ではコピー商品(模倣品・海賊版)の流通等、知的財産に関

する様々な課題があり、多様な施策を実施しています。

 皆さんは「コピー商品撲滅キャンペーン」を知っていますか?特許

庁では、コピー商品の撲滅や知的財産権保護の重要性を消費者に周知

するべく、平成15年度から毎年訴求対象者を変えながら、主に皆さん

のような若者に向けてメッセージを発信しています。私は現在、国際

業務がメインの課に所属しつつ、キャンペーンの担当者として広報業

務にも携わっています。1人でも多くの人になぜコピー商品がいけない

国際協力課Yuka Aoki

青木 優佳08

に相談に乗ってくれる上司がいたりと、和やかな雰囲気の中じっくり

と自らの知識を深めていくことができるため、何も心配することはあ

りません。

 特許庁は産業財産権を軸として様々な業務があり、公務員としては

珍しい専門性と多様性の中で仕事をしていくことができます。きっと

皆さんにとってやりがいのある仕事があるはずです。

産業財産権制度の基礎を支えています 方式審査室では、出願人によってなされた出願等の手続が法令に定

められた要件や形式を満たしているかの審査をしています。

 手続の要件や形式は産業財産権関連法令によって厳格に定められて

おり、出願人によってなされた手続に不備があった場合には、それを

補正すべき旨の通知を出願人に送ったり、不適法な手続については却

下処分にしたりと、高度な専門性と正確な判断が求められます。した

がって、それらの法令や方式審査の基準などとにらめっこしながら、

誤りのないように業務を行っていく必要があります。

 ここまで読むとなんか難しそうだな、と思うかもしれません。確か

に、複雑な法令や方式審査の基準を読み込み、理解し、判断していく

ことは簡単であるとはいえず、一朝一夕で得た知識では出願人の相談

に乗ることもできません。しかし、方式審査室に着任した際には必ず

指導してくれる先輩が付いてくれたり、難件に当たったときには気軽

審査業務課方式審査室Hiroki Sasaki

佐々木 大樹09

権利化のゴールを支えます

 登録室では大きく以下の2種類の業務を行っています。

 まずは設定・年金業務です。特許庁に出願された発明やロゴマーク

は、審査官により権利化の可否を審査されます。権利化してもよいと判

断されたものについて登録料が納付されると、私たちは登録原簿等に

記載(設定登録と呼んでいます)し、その後も数年ごとに権利維持のた

めの料金(年金と呼んでいます)を権利者の方に納付いただき、登録原

簿等に登録していきます。

 次に移転業務です。発明等が権利化されると、権利者はその権利を譲

渡したり、権利自体を担保として質権の契約を結んだりすることがで

きます。これら権利移転の効果は権利者が特許庁に手続をし、私たちが

登録原簿等に登録することで発生します。

 このように、私たちは出願人や権利者からなされた手続きに対応し

て業務に取り組んでいるため、ユーザーからの相談や問い合わせ対応

も多いです。中には難しい手続きをされる方もいて、まだ特許庁職員と

して日の浅い私は慣れないことも多いです。ただし、特許庁には周囲の

方に気軽に相談できる温かい雰囲気があり、さらに登録室はユーザー

と同じ目線で業務を行える職場ですから、やりがいを感じながら充実

した毎日を送っています。

 みなさんも特許行政を扱う専門性の高い職場で、一緒に働いてみま

せんか。

審査業務課登録室Ryo Tanemura

種村 瞭10

課室紹介

課室紹介 Introduction to Divisions

H29. 4 入庁

H27. 4 入庁

H28. 4 入庁

H30. 4 入庁

8

Page 9: ÀR VM Sqx - jpo.go.jp...QR 丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分 丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分

業省本省や民間企業からの出向者等と多様であり、日々様々な観点に

触れつつ、良い刺激を受けて過ごしています。とてもアットホームな

雰囲気です♪

 他課室との調整を通じ、国際政策課はもちろんですが、課外でも多

くの国際案件が生じていると感じますので、国際業務に興味のある皆

さん、特許庁はとてもお勧めの職場です♪皆さんにお会いできる日を

楽しみにしています。

臨場感あふれる各国との架け橋

 皆さん、なぜ特許庁では国際業務が必要だと思いますか?企業のグ

ローバル展開が進む中、海外でも知的財産権を円滑に取得し、保護・

活用される環境を整備するためです。

 国際政策課は、上記目標のもと、特に先進国・多国間との政策調和

のため特許庁の国際業務全体を見渡す部署です。海外出張や国際会合

にも多く携わり、臨場感あふれる雰囲気です!

 私は、総括担当として他課室との連絡調整、国会・議員対応、在外

勤務者とのやりとり等を担当し、課内の業務がスムーズに動くための

「潤滑油」としての役割を担っています。加えて、2020年3月に行わ

れた、知財に関する国連機関である「世界知的所有権機関(WIPO)」

の事務局長選挙にも携わり、着任前は想像することができなかった大

規模・臨場感あふれる経験をさせていただきました!!

 そんな課内の構成メンバーは、事務系職員のほかに審査官、経済産

事 務 職 員 が 活 躍 す る フ ィ ー ル ド を ご 紹 介 し ま す !

国際政策課Yukako Ishi i

石井 友佳子07

のか、なぜ売ったり買ったりしてはいけないのかを考えるきっかけを

持ってもらえるよう日々努力をしています。

 特許庁は、専門性の高い業務が多いですが、幅も広いため様々な業

務を経験することができる楽しい職場です。知的財産を通して、日本

の経済を盛り上げていきませんか?皆さんと一緒に働ける日を楽しみ

にしています!

コピー商品のない世界を目指して 私が所属している国際協力課では、新興国・途上国への協力・支援、

模倣品対策、諸外国の統計データの収集・発信、海外からの訪問者対

応など、幅広い業務を所管しています。

 中国やインド等の新興国は急速に経済発展しており、日本にとって、

ビジネスの展開先として非常に期待されています。その一方で、それ

らの国々ではコピー商品(模倣品・海賊版)の流通等、知的財産に関

する様々な課題があり、多様な施策を実施しています。

 皆さんは「コピー商品撲滅キャンペーン」を知っていますか?特許

庁では、コピー商品の撲滅や知的財産権保護の重要性を消費者に周知

するべく、平成15年度から毎年訴求対象者を変えながら、主に皆さん

のような若者に向けてメッセージを発信しています。私は現在、国際

業務がメインの課に所属しつつ、キャンペーンの担当者として広報業

務にも携わっています。1人でも多くの人になぜコピー商品がいけない

国際協力課Yuka Aoki

青木 優佳08

に相談に乗ってくれる上司がいたりと、和やかな雰囲気の中じっくり

と自らの知識を深めていくことができるため、何も心配することはあ

りません。

 特許庁は産業財産権を軸として様々な業務があり、公務員としては

珍しい専門性と多様性の中で仕事をしていくことができます。きっと

皆さんにとってやりがいのある仕事があるはずです。

産業財産権制度の基礎を支えています 方式審査室では、出願人によってなされた出願等の手続が法令に定

められた要件や形式を満たしているかの審査をしています。

 手続の要件や形式は産業財産権関連法令によって厳格に定められて

おり、出願人によってなされた手続に不備があった場合には、それを

補正すべき旨の通知を出願人に送ったり、不適法な手続については却

下処分にしたりと、高度な専門性と正確な判断が求められます。した

がって、それらの法令や方式審査の基準などとにらめっこしながら、

誤りのないように業務を行っていく必要があります。

 ここまで読むとなんか難しそうだな、と思うかもしれません。確か

に、複雑な法令や方式審査の基準を読み込み、理解し、判断していく

ことは簡単であるとはいえず、一朝一夕で得た知識では出願人の相談

に乗ることもできません。しかし、方式審査室に着任した際には必ず

指導してくれる先輩が付いてくれたり、難件に当たったときには気軽

審査業務課方式審査室Hiroki Sasaki

佐々木 大樹09

権利化のゴールを支えます

 登録室では大きく以下の2種類の業務を行っています。

 まずは設定・年金業務です。特許庁に出願された発明やロゴマーク

は、審査官により権利化の可否を審査されます。権利化してもよいと判

断されたものについて登録料が納付されると、私たちは登録原簿等に

記載(設定登録と呼んでいます)し、その後も数年ごとに権利維持のた

めの料金(年金と呼んでいます)を権利者の方に納付いただき、登録原

簿等に登録していきます。

 次に移転業務です。発明等が権利化されると、権利者はその権利を譲

渡したり、権利自体を担保として質権の契約を結んだりすることがで

きます。これら権利移転の効果は権利者が特許庁に手続をし、私たちが

登録原簿等に登録することで発生します。

 このように、私たちは出願人や権利者からなされた手続きに対応し

て業務に取り組んでいるため、ユーザーからの相談や問い合わせ対応

も多いです。中には難しい手続きをされる方もいて、まだ特許庁職員と

して日の浅い私は慣れないことも多いです。ただし、特許庁には周囲の

方に気軽に相談できる温かい雰囲気があり、さらに登録室はユーザー

と同じ目線で業務を行える職場ですから、やりがいを感じながら充実

した毎日を送っています。

 みなさんも特許行政を扱う専門性の高い職場で、一緒に働いてみま

せんか。

審査業務課登録室Ryo Tanemura

種村 瞭10

課室紹介

課室紹介 Introduction to Divisions

H29. 4 入庁

H27. 4 入庁

H28. 4 入庁

H30. 4 入庁

9

Page 10: ÀR VM Sqx - jpo.go.jp...QR 丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分 丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分

した日々を送ることができています。

 特許庁は、女性が結婚や出産をした後も働きやすそうな職場だなと

感じて入庁しましたが、そのとおりだったなと実感しています。皆さ

んとお会いできることを楽しみにしています。

申請人と直接接する仕事です 出願課では、出願書類の受付業務をはじめ、受け付けた書類の電子

データ化や申請人情報の登録、優先権証明書の発行、庁内で保有する

関係書類の閲覧や交付サービスなど、多岐に渡る業務が行われており、

とても高い専門性が求められます。私が所属している受理担当は、申

請人の方から提出される申請書類を一番初めに受け付ける部署です。

実際に申請人の方と接する出願課は、特許庁のいわゆる「現場」の最

前線です。出願書類だけでなく、権利登録後の書類や審判事件に関す

る書類など、多種多様な書類が提出されるため、広い知識が必要にな

ります。窓口や電話で申請人の方から問い合わせを受けることも多く、

自分の回答が特許庁としての回答になるという大きな責任を感じなが

らになりますが、とてもやりがいのある仕事です。私は入庁するまで

知的財産についての知識は何もありませんでしたが、入庁後の研修や、

職場で周りのベテランの方々が丁寧に教えてくれるため、楽しく充実

事 務 職 員 が 活 躍 す る フ ィ ー ル ド を ご 紹 介 し ま す !

出願課Shoko Ono

小野 祥子11

がありませんでしたが、周りに豊富な知識を持ち、頼りになる諸先輩

方がいるので、同じような状況の方も安心してチャレンジしてくださ

い!また、このパンフレットを手に取ってくれたみなさんも、どこで

縁があるかわからないので、興味を持ってくれたならぜひ特許庁の雰

囲気を味わってみてくださいね。

多くの国で権利を取りたいユーザーを支えます 国際出願室は、特許協力条約に基づく国際出願(PCT出願)に係る

方式審査を主に行っている部署です。他にも、受付・相談対応や国際

事務局(WIPO)との調整、各種制度のパンフレット作成なども行っ

ています。今、私が手にしているテキストを用いて、窓口や電話で手

続きをご案内したり、説明会を行うこともあります。

 PCT出願では、国際的に統一された出願書類が提出されるため、条

約や法令に基づいた処理が必要とされます。それ故に、専門的な知識

の勉強は欠かせませんが、身につけた知識を活かし、ユーザーのニー

ズに合った手続きをご案内し、喜んでもらえた時の達成感はひとしお

です。また、ユーザーと直接接点を持つ機会があるため、1つの出願

に対する研究者の情熱を感じられることも、業務の魅力です。

 就職活動をしていた時、特許庁の説明会にふと立ち寄ったことがき

っかけで興味を持ちました。私自身、大学時代は知的財産権に関わり

出願課国際出願室Maiko Hagiya

萩谷 麻衣子

出願課国際出願室Marie Yamashita

山下 茉利恵12

感し、出張の中で自らの業務がどのような役割を担っているのかを客

観的に見直す貴重な機会となりました。まだ分からない仕事に直面す

ることも多々ありますが、日々周りの上司や先輩方に助けていただき

つつ楽しく仕事をすることが出来ています。このパンフレットを読ん

だ皆さんが特許庁に興味を持っていただけたら嬉しいです!

特許審査の舵取り役を担っています 調整課は審査第一部に属しており、「世界最速・最高品質の特許審

査の実現」のために、審査結果通知の迅速性の堅持やユーザーニーズ

に応えた質の高い権利の設定、海外特許庁との連携・協力など、特許

審査にかかる各種施策の企画・立案を行う、特許審査部を総括する部

署です。私たち事務職員は、海外特許庁との調整や、出願人との面接

審査の調整などの審査周辺業務に携わり、特許審査部を総合的にサ

ポートしています。調整課の職員は約半数が特許の審査官であること

から、特許審査を身近に感じることが出来ます。また、特許審査官と

事務職員とで協力して業務を行うことが多いため、チームで仕事を

行っていることを日々感じています。

 私は現在、調整課の係員として、海外出張の手続き・室内の庶務取

りまとめ・予算管理など幅広い業務を行っています。私も一度海外出

張を経験させていただき、海外特許庁との調整の面白さや難しさを実

調整課Momoka Takeda

竹田 桃花13

むことが多いですが、経験豊富で優しい先輩方にご相談しつつ、日々

奮闘しているところです。

 特許庁は、想像以上に業務内容が多岐にわたり、刺激が多い職場で

あるため、皆さんにとって面白い!と思える仕事が見つかる場所だと

思います。

 皆さんと働けることを楽しみにしています!

特許庁の司法を担っています 審判部の役割を大きく分けると2つあります。出願に対する拒絶査

定の妥当性を判断する審査の上級審としての役割と、権利の有効性を

判断し、紛争の早期解決を図る役割です。特許庁の審判は、民事訴訟

法に準じた手続により審理・手続きが行われていて、地方裁判所に代

わる第一審としての機能があります。

 審判部は審理部門、訟務室、審判課の3つで構成されていて、私た

ち事務職員は主に訟務室、審判課に所属しています。主な業務は、審

決に対する訴訟等を扱い、知的財産高等裁判所とのやり取り等を行う

訟務業務や、審判官と連携を図りながら審判事件の事務全般を行う審

判書記官業務、審判制度の運用の取り決めを行う業務等があります。

 私は現在、審判企画室の係員として、権利者等からの問合せへの対

応、打合せの調整等、幅広い業務を行っています。特に、問合せ対応

は、法令等を画一的にあてはめることができない場面も多いため、悩

審判課Ryugo Yamazaki

山﨑 竜吾14

課室紹介

課室紹介 Introduction to Divisions

H22.4 入庁

H22. 4 入庁

H31. 4 入庁

H29.10 入庁

10

Page 11: ÀR VM Sqx - jpo.go.jp...QR 丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分 丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分

した日々を送ることができています。

 特許庁は、女性が結婚や出産をした後も働きやすそうな職場だなと

感じて入庁しましたが、そのとおりだったなと実感しています。皆さ

んとお会いできることを楽しみにしています。

申請人と直接接する仕事です 出願課では、出願書類の受付業務をはじめ、受け付けた書類の電子

データ化や申請人情報の登録、優先権証明書の発行、庁内で保有する

関係書類の閲覧や交付サービスなど、多岐に渡る業務が行われており、

とても高い専門性が求められます。私が所属している受理担当は、申

請人の方から提出される申請書類を一番初めに受け付ける部署です。

実際に申請人の方と接する出願課は、特許庁のいわゆる「現場」の最

前線です。出願書類だけでなく、権利登録後の書類や審判事件に関す

る書類など、多種多様な書類が提出されるため、広い知識が必要にな

ります。窓口や電話で申請人の方から問い合わせを受けることも多く、

自分の回答が特許庁としての回答になるという大きな責任を感じなが

らになりますが、とてもやりがいのある仕事です。私は入庁するまで

知的財産についての知識は何もありませんでしたが、入庁後の研修や、

職場で周りのベテランの方々が丁寧に教えてくれるため、楽しく充実

事 務 職 員 が 活 躍 す る フ ィ ー ル ド を ご 紹 介 し ま す !

出願課Shoko Ono

小野 祥子11

がありませんでしたが、周りに豊富な知識を持ち、頼りになる諸先輩

方がいるので、同じような状況の方も安心してチャレンジしてくださ

い!また、このパンフレットを手に取ってくれたみなさんも、どこで

縁があるかわからないので、興味を持ってくれたならぜひ特許庁の雰

囲気を味わってみてくださいね。

多くの国で権利を取りたいユーザーを支えます 国際出願室は、特許協力条約に基づく国際出願(PCT出願)に係る

方式審査を主に行っている部署です。他にも、受付・相談対応や国際

事務局(WIPO)との調整、各種制度のパンフレット作成なども行っ

ています。今、私が手にしているテキストを用いて、窓口や電話で手

続きをご案内したり、説明会を行うこともあります。

 PCT出願では、国際的に統一された出願書類が提出されるため、条

約や法令に基づいた処理が必要とされます。それ故に、専門的な知識

の勉強は欠かせませんが、身につけた知識を活かし、ユーザーのニー

ズに合った手続きをご案内し、喜んでもらえた時の達成感はひとしお

です。また、ユーザーと直接接点を持つ機会があるため、1つの出願

に対する研究者の情熱を感じられることも、業務の魅力です。

 就職活動をしていた時、特許庁の説明会にふと立ち寄ったことがき

っかけで興味を持ちました。私自身、大学時代は知的財産権に関わり

出願課国際出願室Maiko Hagiya

萩谷 麻衣子

出願課国際出願室Marie Yamashita

山下 茉利恵12

感し、出張の中で自らの業務がどのような役割を担っているのかを客

観的に見直す貴重な機会となりました。まだ分からない仕事に直面す

ることも多々ありますが、日々周りの上司や先輩方に助けていただき

つつ楽しく仕事をすることが出来ています。このパンフレットを読ん

だ皆さんが特許庁に興味を持っていただけたら嬉しいです!

特許審査の舵取り役を担っています 調整課は審査第一部に属しており、「世界最速・最高品質の特許審

査の実現」のために、審査結果通知の迅速性の堅持やユーザーニーズ

に応えた質の高い権利の設定、海外特許庁との連携・協力など、特許

審査にかかる各種施策の企画・立案を行う、特許審査部を総括する部

署です。私たち事務職員は、海外特許庁との調整や、出願人との面接

審査の調整などの審査周辺業務に携わり、特許審査部を総合的にサ

ポートしています。調整課の職員は約半数が特許の審査官であること

から、特許審査を身近に感じることが出来ます。また、特許審査官と

事務職員とで協力して業務を行うことが多いため、チームで仕事を

行っていることを日々感じています。

 私は現在、調整課の係員として、海外出張の手続き・室内の庶務取

りまとめ・予算管理など幅広い業務を行っています。私も一度海外出

張を経験させていただき、海外特許庁との調整の面白さや難しさを実

調整課Momoka Takeda

竹田 桃花13

むことが多いですが、経験豊富で優しい先輩方にご相談しつつ、日々

奮闘しているところです。

 特許庁は、想像以上に業務内容が多岐にわたり、刺激が多い職場で

あるため、皆さんにとって面白い!と思える仕事が見つかる場所だと

思います。

 皆さんと働けることを楽しみにしています!

特許庁の司法を担っています 審判部の役割を大きく分けると2つあります。出願に対する拒絶査

定の妥当性を判断する審査の上級審としての役割と、権利の有効性を

判断し、紛争の早期解決を図る役割です。特許庁の審判は、民事訴訟

法に準じた手続により審理・手続きが行われていて、地方裁判所に代

わる第一審としての機能があります。

 審判部は審理部門、訟務室、審判課の3つで構成されていて、私た

ち事務職員は主に訟務室、審判課に所属しています。主な業務は、審

決に対する訴訟等を扱い、知的財産高等裁判所とのやり取り等を行う

訟務業務や、審判官と連携を図りながら審判事件の事務全般を行う審

判書記官業務、審判制度の運用の取り決めを行う業務等があります。

 私は現在、審判企画室の係員として、権利者等からの問合せへの対

応、打合せの調整等、幅広い業務を行っています。特に、問合せ対応

は、法令等を画一的にあてはめることができない場面も多いため、悩

審判課Ryugo Yamazaki

山﨑 竜吾14

課室紹介

課室紹介 Introduction to Divisions

H22.4 入庁

H22. 4 入庁

H31. 4 入庁

H29.10 入庁

11

Page 12: ÀR VM Sqx - jpo.go.jp...QR 丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分 丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分

研修・自己啓発Training / Self-enlightenment

研 修 を 受 け た 先 輩 か ら の M e s s a g e

事務職員初任者研修

メンター制度

 Shinichiro Kubota

●久保田 真一郎 国際政策課 H22.4入庁

知的財産制度外国研修・語学留学

方式審査専門官研修

審判書記官研修

事務系職員ステップアップ研修

語学研修(英語・第二外国語・短期集中型)

係 員

初任者・2年目・3年目研修

係 長専門官

係長等研修

管理者研修(課長補佐級)

管理者研修(課長・室長級)

課長補佐・管理職上級専門官

民間派遣研修

 新規採用職員研修では、社会人としてのマナーから、国家公務員としての基礎知識、そして、特許庁職員として不可欠な産業財産行政について学びます。研修内容は、講義形式、グループワーク、合宿研修、地方研修と多岐に渡ります。

 河野君とは業務上直接の関わりはなかったので、ランチに一緒に行き色々と話をしました。しかしながら、彼が優秀な上に、周りとの関わり方も非常に上手ゆえ、アドバイスできることがあまりなかったなぁと思います(笑)とはいえ、私自身の経験(異動、留学、出向、育児等々)を伝えることで、河野君が自分のキャリアパスを考える上での一助になった(はず)と思います。今後何か迷ったり、悩んだりした際にはいつでも私のところに相談に来てくれるとメンター冥利に尽きます。

 Hayata Kawano

●河野 迅汰 国際政策課 H31.4入庁

 久保田さんからは、仕事やプライベートで上手くやっていくためのアドバイスや経験談をたくさん聞かせていただきました。その中でも特に印象に残っているのは、留学のお話です。勉強内容などの真面目なお話のみならず、現地での面白いエピソードを聞くことで刺激を頂きました(笑)メンター制度を通じて、私も久保田さんのようにキャリアパスの中で積み重ねてきたものを仕事にしっかりと生かせる職員になるんだ!という将来のビジョンが明確にすることができたと思います。

新入職員を確実に育んでいくための環境づくりの一環として、新人の状態に気を配り、新人が悩みや課題などを気軽に相談できる相手としての基本的役割を担う「メンター」を導入し、意欲と能力のある新入職員の人間力や仕事力などの形成を側面から支援しています。

研修・自己啓発

専門・スキル等研修

階層別研修

・国家公務員として 必要な基礎知識・産業財産権行政に 関する基礎知識

管理者としての能力、識見の養成

・特許庁の役割・機能及び 産業財産権行政に関する知識・企画及びプレゼンテーション の能力向上

・産業財産権に関す る法律及び条約・行政事務官として 必要な基礎的法令

企画及びプレゼンテーションの能力向上及びマネジメント能力の向上

PICK UP

現場実習の一コマ。 4泊5日の合宿研修。経済産業省(本省)の皆さんとパシャリ。

知的財産制度外国研修 Shohei Yoshinaga

吉永 尚平 普及支援課 H25.10入庁1

 海外留学の機会に恵まれ、現在は南カリフォルニア大学ロースクールに在籍して法学修士の取得を目指しています。現地では英語の壁にぶつかりながらも、米国特許法や商標法といった知的財産法のほか、企業活動と知的財産が関わるような領域にも興味を拡げて勉学に励んでいます。初めての長期海外生活で様々な文化の違いに直面する中、何よりも、自分の意見を表明して交渉や議論をする姿勢の重要性を日々体感しています。語学力や専門知識と合わせて、こうした姿勢は現地でのコミュニケーションで培われ、今後の業務でも重要なスキルの一つだと認識しています。 知的財産制度に関わる国際業務も多い特許庁に少しでも興味を持ったのであれば、本研修制度を含めた様々な研修制度を活用して、将来的に海外で活躍する姿を思い描いてみるのはいかがでしょうか?

2

1

3

4

語学留学 Masato Nakai

中井 将人 秘書課 H26.4入庁2

 僕は今、イギリスの語学学校(EJEF)に留学しています。語学学校では、日常会話からビジネス英語まで、さらにはディベートやプレゼン手法まで幅広くカリキュラムが用意されており、英語にどっぷりと浸かる充実した日々の中で自分の成長を実感しています。 ホストファミリーとの生活も楽しみの一つで、その日に学習した表現を早速会話に生かしたり、日本料理を作って夕食を囲んだりと毎日が刺激的で飽きることがありません。イギリス人はとにかく明るくて前向き!語学の習得だけでなく、現地に来たからこそ分かる文化や考え方の違いを肌で感じられることも留学の良さだと思います。 特許庁はチャレンジの機会をたくさん与えてくれ、人を育ててくれることが魅力だと思います。そんな成長のできる職場で皆さんも一緒に働きませんか?

語学研修 Rina Ishi i

石井 里菜 意匠課  H28.4入庁3

 特許庁では、英会話だけではない多岐に渡る種類の研修が用意されており、語学を学習する環境が非常に整っています。このような恵まれた研修環境を活かし、私は入庁1年目から今までに、ライティング、リーディング、国際業務のレッスンを通じて多方面から英語力をブラッシュアップしてきました。 具体的には、ライティングのレッスンでは正確な文章を簡潔に書く方法等を学び、リーディングのレッスンでは英文記事等を読むことにより英文速読の力を養いました。国際業務のレッスンでは英語での会議や交渉のスキル等を学びました。これらのレッスンを通して、業務に必要な最低限の英語力を身に着けることができたと感じています。 これからも特許庁での様々な語学研修を積極的に受講し、語学力の向上に努めたいと思います。

経済産業局派遣研修(3年目研修)Koji Yamamoto

山本 晃司 審査業務課登録室 H29.4入庁4

 私は、3年目研修の一環で、4週間に渡って関東経済産業局知的財産室にお世話になり、業務を通して知的財産の普及・啓発に関する研修を受けました。研修では、主に知財室が行っている事業や各都県への施策説明の補助を行いました。知財が活用されている様々な現場に立ち会う中で、自分たちが日頃特許庁で行っている業務の意義を実感することができ、大変貴重な時間を過ごすことができました。 研修期間中は、たくさんの人たちと出会います。私は、知財に明るい方から触れたことのない方まで、様々な人たちとの交流を通して、改めて“知財にできることは何か”を考えさせられました。仕事にも少しずつ慣れてくる3年目に、これまでの自分を振り返る良い機会にもなるでしょう。

写真中央

12

Page 13: ÀR VM Sqx - jpo.go.jp...QR 丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分 丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分

研修・自己啓発Training / Self-enlightenment

研 修 を 受 け た 先 輩 か ら の M e s s a g e

事務職員初任者研修

メンター制度

 Shinichiro Kubota

●久保田 真一郎 国際政策課 H22.4入庁

知的財産制度外国研修・語学留学

方式審査専門官研修

審判書記官研修

事務系職員ステップアップ研修

語学研修(英語・第二外国語・短期集中型)

係 員

初任者・2年目・3年目研修

係 長専門官

係長等研修

管理者研修(課長補佐級)

管理者研修(課長・室長級)

課長補佐・管理職上級専門官

民間派遣研修

 新規採用職員研修では、社会人としてのマナーから、国家公務員としての基礎知識、そして、特許庁職員として不可欠な産業財産行政について学びます。研修内容は、講義形式、グループワーク、合宿研修、地方研修と多岐に渡ります。

 河野君とは業務上直接の関わりはなかったので、ランチに一緒に行き色々と話をしました。しかしながら、彼が優秀な上に、周りとの関わり方も非常に上手ゆえ、アドバイスできることがあまりなかったなぁと思います(笑)とはいえ、私自身の経験(異動、留学、出向、育児等々)を伝えることで、河野君が自分のキャリアパスを考える上での一助になった(はず)と思います。今後何か迷ったり、悩んだりした際にはいつでも私のところに相談に来てくれるとメンター冥利に尽きます。

 Hayata Kawano

●河野 迅汰 国際政策課 H31.4入庁

 久保田さんからは、仕事やプライベートで上手くやっていくためのアドバイスや経験談をたくさん聞かせていただきました。その中でも特に印象に残っているのは、留学のお話です。勉強内容などの真面目なお話のみならず、現地での面白いエピソードを聞くことで刺激を頂きました(笑)メンター制度を通じて、私も久保田さんのようにキャリアパスの中で積み重ねてきたものを仕事にしっかりと生かせる職員になるんだ!という将来のビジョンが明確にすることができたと思います。

新入職員を確実に育んでいくための環境づくりの一環として、新人の状態に気を配り、新人が悩みや課題などを気軽に相談できる相手としての基本的役割を担う「メンター」を導入し、意欲と能力のある新入職員の人間力や仕事力などの形成を側面から支援しています。

研修・自己啓発

専門・スキル等研修

階層別研修

・国家公務員として 必要な基礎知識・産業財産権行政に 関する基礎知識

管理者としての能力、識見の養成

・特許庁の役割・機能及び 産業財産権行政に関する知識・企画及びプレゼンテーション の能力向上

・産業財産権に関す る法律及び条約・行政事務官として 必要な基礎的法令

企画及びプレゼンテーションの能力向上及びマネジメント能力の向上

PICK UP

現場実習の一コマ。 4泊5日の合宿研修。経済産業省(本省)の皆さんとパシャリ。

知的財産制度外国研修 Shohei Yoshinaga

吉永 尚平 普及支援課 H25.10入庁1

 海外留学の機会に恵まれ、現在は南カリフォルニア大学ロースクールに在籍して法学修士の取得を目指しています。現地では英語の壁にぶつかりながらも、米国特許法や商標法といった知的財産法のほか、企業活動と知的財産が関わるような領域にも興味を拡げて勉学に励んでいます。初めての長期海外生活で様々な文化の違いに直面する中、何よりも、自分の意見を表明して交渉や議論をする姿勢の重要性を日々体感しています。語学力や専門知識と合わせて、こうした姿勢は現地でのコミュニケーションで培われ、今後の業務でも重要なスキルの一つだと認識しています。 知的財産制度に関わる国際業務も多い特許庁に少しでも興味を持ったのであれば、本研修制度を含めた様々な研修制度を活用して、将来的に海外で活躍する姿を思い描いてみるのはいかがでしょうか?

2

1

3

4

語学留学 Masato Nakai

中井 将人 秘書課 H26.4入庁2

 僕は今、イギリスの語学学校(EJEF)に留学しています。語学学校では、日常会話からビジネス英語まで、さらにはディベートやプレゼン手法まで幅広くカリキュラムが用意されており、英語にどっぷりと浸かる充実した日々の中で自分の成長を実感しています。 ホストファミリーとの生活も楽しみの一つで、その日に学習した表現を早速会話に生かしたり、日本料理を作って夕食を囲んだりと毎日が刺激的で飽きることがありません。イギリス人はとにかく明るくて前向き!語学の習得だけでなく、現地に来たからこそ分かる文化や考え方の違いを肌で感じられることも留学の良さだと思います。 特許庁はチャレンジの機会をたくさん与えてくれ、人を育ててくれることが魅力だと思います。そんな成長のできる職場で皆さんも一緒に働きませんか?

語学研修 Rina Ishi i

石井 里菜 意匠課  H28.4入庁3

 特許庁では、英会話だけではない多岐に渡る種類の研修が用意されており、語学を学習する環境が非常に整っています。このような恵まれた研修環境を活かし、私は入庁1年目から今までに、ライティング、リーディング、国際業務のレッスンを通じて多方面から英語力をブラッシュアップしてきました。 具体的には、ライティングのレッスンでは正確な文章を簡潔に書く方法等を学び、リーディングのレッスンでは英文記事等を読むことにより英文速読の力を養いました。国際業務のレッスンでは英語での会議や交渉のスキル等を学びました。これらのレッスンを通して、業務に必要な最低限の英語力を身に着けることができたと感じています。 これからも特許庁での様々な語学研修を積極的に受講し、語学力の向上に努めたいと思います。

経済産業局派遣研修(3年目研修)Koji Yamamoto

山本 晃司 審査業務課登録室 H29.4入庁4

 私は、3年目研修の一環で、4週間に渡って関東経済産業局知的財産室にお世話になり、業務を通して知的財産の普及・啓発に関する研修を受けました。研修では、主に知財室が行っている事業や各都県への施策説明の補助を行いました。知財が活用されている様々な現場に立ち会う中で、自分たちが日頃特許庁で行っている業務の意義を実感することができ、大変貴重な時間を過ごすことができました。 研修期間中は、たくさんの人たちと出会います。私は、知財に明るい方から触れたことのない方まで、様々な人たちとの交流を通して、改めて“知財にできることは何か”を考えさせられました。仕事にも少しずつ慣れてくる3年目に、これまでの自分を振り返る良い機会にもなるでしょう。

写真中央

13

Page 14: ÀR VM Sqx - jpo.go.jp...QR 丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分 丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分

人事交流

特許庁では、国内外の関係機関との人事交流を積極的に行っています。

産業財産権施策を的確に推進していくためには、他の関係機関との密接な連携が必要です。このため、経済産業省を

始めとした関係省庁や独立行政法人へ多数の職員が出向しています。また、国際機関の職員として、国際出願制度や

模倣品対策等、産業財産権施策のグローバル化に対応すべく、特許庁の職員が世界各地で活躍しています。

人事交流Personnel exchanges

Fumiaki Hirai

平井 文皓在ケニア日本国大使館H21.4 入庁左:ムニャ産業・貿易・協同組合長官(当時) 中央:アウォリ・トヨタケニア会長

 残された最後の巨大経済市場「ラスト・フロンティア」筆頭格のケニアで外交

にチャレンジ。

 アフリカは貧困のイメージが根強いですが、ケニアは国民一人当たりのGDPが

約2千ドルに達し、毎年6%台の経済成長を継続していることから、ナイロビは

大都会に変貌しつつ、進出日系企業数も南アに次ぐ2位の70社以上が拠点してい

ます。

 世界の注目を集めるケニアでの日本国大使館にて、自分は経済政策と経済協力

を担っております。経済政策は、企業支援担当官として、個別企業のビジネス課

題についてケニア政府と折衝したり、経済統計・経済問題の情報収集を行ってい

ます。一方、経済協力では、ODAの案件形成・進捗管理がメインで、総電力の4

割を占める地熱発電開発やアフリカ最大のゲートウェイを目指すモンバサ経済特

区開発等を担当しています。

 経済と知財の関わりを俯瞰できるポストを用意してくれていることも特許庁を

お勧めするポイントです。

海外勤務者からMessage ~ 在 ケ ニ ア 日 本 国 大 使 館 出 向 者 か ら ~

Michio Gumisawa

桾澤 道夫四国経済産業局 地域経済部 産業技術課 知的財産室

H8.4 入庁

 私は現在、徳島県、香川県、愛媛県、高知県を管轄する四国経済産業局知的財

産室に勤務しています。主な業務は、中小企業等への知財支援です。中小企業等

のニーズに対応したメリハリのある支援を行うため、管内の中小企業等へ積極的

に訪問し、企業の皆様の「声」を聞きながら、状況に応じた支援策を提案できる

よう心がけています。国の施策が地方でどのように反映されているのか、企業、

自治体、大学等の様々な「声」を直接聞くことができるのは、知的財産室の大き

な魅力であり、やりがいを感じられるところです。

 出向はこれまでと違った環境に飛び込むことで、新しい知識、人間関係を作り

上げることができます。四国経済産業局には、企業、自治体、金融機関からの出

向者もいて、いろいろな考え方、仕事のやり方があり、会話の中から新しい視点

に気付くことは少なくありません。「変化適応能力」を鍛える機会として、刺激

的な毎日を過ごしています。皆さんも日々学びながら一緒に成長していきません

か。お会いできることを楽しみにしています。

地方出向者からMessage  ~ 四 国 経 済 産 業 局 出 向 者 か ら ~

Kazuyuki Sugita

杉田 和勇貴経済産業省 通商政策局 通商戦略室

H26.10 入庁

 趣味程度だった「地政学」を仕事にする日が来るとは…。私は現在、経済産業省

に出向しており、通商政策局通商戦略室にて、日本の提唱する「自由で開かれたイ

ンド太平洋」構想の実現に関する業務を中心に取り組んでいます。

 国内外・省内外を問わず多くの方々と連携し、通商政策のグランドデザインにつ

いて日々議論が交わされる刺激的な現場に身を置いているのですが、本当に熱く個

性的かつ魅力的な方が沢山いらっしゃるので、自然と良い影響を受けて成長できて

いると実感しております。

 また、特許庁でのお仕事は特許権や商標権などの知的財産権にフォーカスしたも

のが多い一方、出向先ではインフラから教育まで幅広くカバーしているため、より

広い視野をもって知的財産権の意義を問い直すことができる、良い機会でもありま

す。

 皆さんの入庁後も多様なキャリアパスが広がっており、人生の糧となる貴重な経

験が得られることと思いますので、特許庁職員にお気軽に話を聞いてみてください。

他省庁出向者からMessage ~ 経 済 産 業 省 出 向 者 か ら ~

Tsukasa Ichikawa

市川 司独立行政法人 中小企業基盤整備機構販路支援部 販路支援課

H11.4 入庁

 当機構は国の中小企業政策の中核的な実施機関として中小企業の成長をサポート

する機関です。ここでは特許を活用した海外展開をする中小企業に対して、知財、

海外展開に関する経営戦略策定支援や出願関係経費を助成する支援事業を担当して

いて特に事業を立ち上げる時は特許庁で培った知財や国の会計予算に関する知識が

役立ちました。最近は海外展示会での名刺交換ですら企業ロゴが現地企業に盗用さ

れるといったリスクを伴うなど知財の取扱いがシビアな時代ですが海外展開に果敢

に挑戦する支援先企業が将来ユニコーン企業に成長していくことが楽しみであり目

標です。

 当機構では中小企業、地域の支援機関はもとより、仕事でつながる機構内外すべ

ての方々を「お客様」として【尽くす】【行動する】【改善する】3つの基本姿勢

があり強く心を打たれました。また、企業と面談をしているとマーケット/規制/人

材/資金など様々な課題を抱えていて知財情報だけでなく事業環境分析に基づいた知

財戦略を構築し企業経営に組み込むことの大切さを改めて感じています。

庁外勤務者からMessage  ~ 中 小 機 構 出 向 者 か ら ~

・工業所有権情報・研修館・新エネルギー・産業技術総合開発機構・中小企業基盤整備機構・日本貿易保険 etc. . .

独立行政法人等

・経済産業省・経済産業局・内閣府・内閣官房・総務省 etc. . .

他府省庁

・在外日本国大使館(チェコ、ケニア)・国際協力機構(インドネシア)・世界知的所有権機関(ジュネーブ)・日本貿易振興機構(ニューヨーク)

海外

14

Page 15: ÀR VM Sqx - jpo.go.jp...QR 丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分 丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分

人事交流

特許庁では、国内外の関係機関との人事交流を積極的に行っています。

産業財産権施策を的確に推進していくためには、他の関係機関との密接な連携が必要です。このため、経済産業省を

始めとした関係省庁や独立行政法人へ多数の職員が出向しています。また、国際機関の職員として、国際出願制度や

模倣品対策等、産業財産権施策のグローバル化に対応すべく、特許庁の職員が世界各地で活躍しています。

人事交流Personnel exchanges

Fumiaki Hirai

平井 文皓在ケニア日本国大使館H21.4 入庁左:ムニャ産業・貿易・協同組合長官(当時) 中央:アウォリ・トヨタケニア会長

 残された最後の巨大経済市場「ラスト・フロンティア」筆頭格のケニアで外交

にチャレンジ。

 アフリカは貧困のイメージが根強いですが、ケニアは国民一人当たりのGDPが

約2千ドルに達し、毎年6%台の経済成長を継続していることから、ナイロビは

大都会に変貌しつつ、進出日系企業数も南アに次ぐ2位の70社以上が拠点してい

ます。

 世界の注目を集めるケニアでの日本国大使館にて、自分は経済政策と経済協力

を担っております。経済政策は、企業支援担当官として、個別企業のビジネス課

題についてケニア政府と折衝したり、経済統計・経済問題の情報収集を行ってい

ます。一方、経済協力では、ODAの案件形成・進捗管理がメインで、総電力の4

割を占める地熱発電開発やアフリカ最大のゲートウェイを目指すモンバサ経済特

区開発等を担当しています。

 経済と知財の関わりを俯瞰できるポストを用意してくれていることも特許庁を

お勧めするポイントです。

海外勤務者からMessage ~ 在 ケ ニ ア 日 本 国 大 使 館 出 向 者 か ら ~

Michio Gumisawa

桾澤 道夫四国経済産業局 地域経済部 産業技術課 知的財産室

H8.4 入庁

 私は現在、徳島県、香川県、愛媛県、高知県を管轄する四国経済産業局知的財

産室に勤務しています。主な業務は、中小企業等への知財支援です。中小企業等

のニーズに対応したメリハリのある支援を行うため、管内の中小企業等へ積極的

に訪問し、企業の皆様の「声」を聞きながら、状況に応じた支援策を提案できる

よう心がけています。国の施策が地方でどのように反映されているのか、企業、

自治体、大学等の様々な「声」を直接聞くことができるのは、知的財産室の大き

な魅力であり、やりがいを感じられるところです。

 出向はこれまでと違った環境に飛び込むことで、新しい知識、人間関係を作り

上げることができます。四国経済産業局には、企業、自治体、金融機関からの出

向者もいて、いろいろな考え方、仕事のやり方があり、会話の中から新しい視点

に気付くことは少なくありません。「変化適応能力」を鍛える機会として、刺激

的な毎日を過ごしています。皆さんも日々学びながら一緒に成長していきません

か。お会いできることを楽しみにしています。

地方出向者からMessage  ~ 四 国 経 済 産 業 局 出 向 者 か ら ~

Kazuyuki Sugita

杉田 和勇貴経済産業省 通商政策局 通商戦略室

H26.10 入庁

 趣味程度だった「地政学」を仕事にする日が来るとは…。私は現在、経済産業省

に出向しており、通商政策局通商戦略室にて、日本の提唱する「自由で開かれたイ

ンド太平洋」構想の実現に関する業務を中心に取り組んでいます。

 国内外・省内外を問わず多くの方々と連携し、通商政策のグランドデザインにつ

いて日々議論が交わされる刺激的な現場に身を置いているのですが、本当に熱く個

性的かつ魅力的な方が沢山いらっしゃるので、自然と良い影響を受けて成長できて

いると実感しております。

 また、特許庁でのお仕事は特許権や商標権などの知的財産権にフォーカスしたも

のが多い一方、出向先ではインフラから教育まで幅広くカバーしているため、より

広い視野をもって知的財産権の意義を問い直すことができる、良い機会でもありま

す。

 皆さんの入庁後も多様なキャリアパスが広がっており、人生の糧となる貴重な経

験が得られることと思いますので、特許庁職員にお気軽に話を聞いてみてください。

他省庁出向者からMessage ~ 経 済 産 業 省 出 向 者 か ら ~

Tsukasa Ichikawa

市川 司独立行政法人 中小企業基盤整備機構販路支援部 販路支援課

H11.4 入庁

 当機構は国の中小企業政策の中核的な実施機関として中小企業の成長をサポート

する機関です。ここでは特許を活用した海外展開をする中小企業に対して、知財、

海外展開に関する経営戦略策定支援や出願関係経費を助成する支援事業を担当して

いて特に事業を立ち上げる時は特許庁で培った知財や国の会計予算に関する知識が

役立ちました。最近は海外展示会での名刺交換ですら企業ロゴが現地企業に盗用さ

れるといったリスクを伴うなど知財の取扱いがシビアな時代ですが海外展開に果敢

に挑戦する支援先企業が将来ユニコーン企業に成長していくことが楽しみであり目

標です。

 当機構では中小企業、地域の支援機関はもとより、仕事でつながる機構内外すべ

ての方々を「お客様」として【尽くす】【行動する】【改善する】3つの基本姿勢

があり強く心を打たれました。また、企業と面談をしているとマーケット/規制/人

材/資金など様々な課題を抱えていて知財情報だけでなく事業環境分析に基づいた知

財戦略を構築し企業経営に組み込むことの大切さを改めて感じています。

庁外勤務者からMessage  ~ 中 小 機 構 出 向 者 か ら ~

・工業所有権情報・研修館・新エネルギー・産業技術総合開発機構・中小企業基盤整備機構・日本貿易保険 etc. . .

独立行政法人等

・経済産業省・経済産業局・内閣府・内閣官房・総務省 etc. . .

他府省庁

・在外日本国大使館(チェコ、ケニア)・国際協力機構(インドネシア)・世界知的所有権機関(ジュネーブ)・日本貿易振興機構(ニューヨーク)

海外

15

Page 16: ÀR VM Sqx - jpo.go.jp...QR 丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分 丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分

職員の1週間

職員の1週間1 week of staff

Yukari Miyake

三宅 結香莉 秘書課弁理士室 H29. 4 入庁

Mon.

Tue.

Wed.

Thu.

Fri.

Weekend

弁理士制度の創設120年を記念する式典に参加。なんと皇族や立法・司法の長などが出席なさるビッグイベントです!経産省からは世耕大臣(当時)が出席。この日のために数か月前から準備を始め、関係者と打合せを重ねてきました。出席者の動線などを詳細に確認の上、当日は円滑なアテンドに努めます。

ビッグイベントの成功にほっと一息ついたのも束の間、午後から日本弁理士会と打合せ。弁理士の情報が掲載されているWebページ「弁理士ナビ」をより使いやすくするため、改修の方向性を確認しました。打合せの後は議事メモを作成します。打合せ内容の記録も重要な業務の一つです。

弁理士の在り方を見直すため、VC(ベンチャーキャピタル)と意見交換。今日の議題はVCと弁理士の連携です。現場の最前線で活躍されている方のお話はとても刺激になります。時代の変化に応じた社会の在り方を模索し、適切に実行していく行政官の使命を日々感じています。

特許庁産業財産権制度問題調査研究の一環で、四国にある特許事務所を2件訪問。香川県と愛媛県を股に掛けるタイトなスケジュールでしたが、有意義な訪問となりました。出張の醍醐味の一つはご当地グルメです!お昼は香川県でうどん、夜は岡山県でカキのお好み焼きを食べました★

出張の結果を班内で情報共有。いただいた意見を踏まえて、今考えている方向性に問題はないか、今後どのように進めていくべきかを検討します。政策を考えるときは、現実との乖離が生じないよう様々な事柄を考慮する必要があります。そのためにも現場の声を聞くことは非常に重要です。

今日は朝から同僚とアスレチック遊び(^^)/特許庁は職員同士仲が良く、みんなでわいわい遊ぶことが多いです。楽しい人たちばかりなので、仕事も楽しく進めることができます!思いっきり遊んで難しくなった頭の中をリフレッシュし、また月曜からお仕事開始です

世界最速・最高品質の審査を実現するため、民間企業等(登録調査機関)の能力を活用しています。9つある機関への発注件数を決定するにあたり、各機関の価格と品質を評価します。評価結果を集計し、班員総出で入念に確認します。

弁理士、弁護士及び大学教授等、庁外の有識者(会議員)が出席する会議の場において、各機関に対する評価が適正であるか審議されます。明日の会議本番に向けて、評価結果を会議員にご説明します。頭の中をよく整理して臨みます!

ついに会議当日!自信を持って堂々と、かつ丁寧に説明します。説明が終わってほっと一息…とはいかず、会議員からの鋭いご質問に答えたり、会議のメモを取ったり、一瞬たりとも気が抜けません。会議員の承認を得て、各機関への発注件数が正式に決定されました。

会議員の承認を得られたことを室長とともに部長に報告。また、会議を通して浮上した課題及び来年度に向けた改善点を整理して共有します。部長への報告が終われば、議事録の作成や各機関との契約手続に移ります。

途上国から来訪した審査官へ向けて、「審査業務における民間活力の活用」をテーマに英語でプレゼンテーション。専門的な用語が多いため予習は必須です。途上国にとってかなり関心の高い分野のため、各国の審査官から熱のこもった質問が飛び交います!

週末は、天気が良ければ旅行や釣りに行ったり、とにかく自然の中に身を置いてリフレッシュします。この日はあいにくの空模様だったので、SNSでチェックしたおすすめの春の新作を漁りに来ました。

Yuzo Hasegawa

長谷川 裕三 調整課審査推進室 H31. 4 入庁

Mon.

Tue.

Wed.

Thu.

Fri.

Weekend

16

Page 17: ÀR VM Sqx - jpo.go.jp...QR 丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分 丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分

職員の1週間

職員の1週間1 week of staff

Yukari Miyake

三宅 結香莉 秘書課弁理士室 H29. 4 入庁

Mon.

Tue.

Wed.

Thu.

Fri.

Weekend

弁理士制度の創設120年を記念する式典に参加。なんと皇族や立法・司法の長などが出席なさるビッグイベントです!経産省からは世耕大臣(当時)が出席。この日のために数か月前から準備を始め、関係者と打合せを重ねてきました。出席者の動線などを詳細に確認の上、当日は円滑なアテンドに努めます。

ビッグイベントの成功にほっと一息ついたのも束の間、午後から日本弁理士会と打合せ。弁理士の情報が掲載されているWebページ「弁理士ナビ」をより使いやすくするため、改修の方向性を確認しました。打合せの後は議事メモを作成します。打合せ内容の記録も重要な業務の一つです。

弁理士の在り方を見直すため、VC(ベンチャーキャピタル)と意見交換。今日の議題はVCと弁理士の連携です。現場の最前線で活躍されている方のお話はとても刺激になります。時代の変化に応じた社会の在り方を模索し、適切に実行していく行政官の使命を日々感じています。

特許庁産業財産権制度問題調査研究の一環で、四国にある特許事務所を2件訪問。香川県と愛媛県を股に掛けるタイトなスケジュールでしたが、有意義な訪問となりました。出張の醍醐味の一つはご当地グルメです!お昼は香川県でうどん、夜は岡山県でカキのお好み焼きを食べました★

出張の結果を班内で情報共有。いただいた意見を踏まえて、今考えている方向性に問題はないか、今後どのように進めていくべきかを検討します。政策を考えるときは、現実との乖離が生じないよう様々な事柄を考慮する必要があります。そのためにも現場の声を聞くことは非常に重要です。

今日は朝から同僚とアスレチック遊び(^^)/特許庁は職員同士仲が良く、みんなでわいわい遊ぶことが多いです。楽しい人たちばかりなので、仕事も楽しく進めることができます!思いっきり遊んで難しくなった頭の中をリフレッシュし、また月曜からお仕事開始です

世界最速・最高品質の審査を実現するため、民間企業等(登録調査機関)の能力を活用しています。9つある機関への発注件数を決定するにあたり、各機関の価格と品質を評価します。評価結果を集計し、班員総出で入念に確認します。

弁理士、弁護士及び大学教授等、庁外の有識者(会議員)が出席する会議の場において、各機関に対する評価が適正であるか審議されます。明日の会議本番に向けて、評価結果を会議員にご説明します。頭の中をよく整理して臨みます!

ついに会議当日!自信を持って堂々と、かつ丁寧に説明します。説明が終わってほっと一息…とはいかず、会議員からの鋭いご質問に答えたり、会議のメモを取ったり、一瞬たりとも気が抜けません。会議員の承認を得て、各機関への発注件数が正式に決定されました。

会議員の承認を得られたことを室長とともに部長に報告。また、会議を通して浮上した課題及び来年度に向けた改善点を整理して共有します。部長への報告が終われば、議事録の作成や各機関との契約手続に移ります。

途上国から来訪した審査官へ向けて、「審査業務における民間活力の活用」をテーマに英語でプレゼンテーション。専門的な用語が多いため予習は必須です。途上国にとってかなり関心の高い分野のため、各国の審査官から熱のこもった質問が飛び交います!

週末は、天気が良ければ旅行や釣りに行ったり、とにかく自然の中に身を置いてリフレッシュします。この日はあいにくの空模様だったので、SNSでチェックしたおすすめの春の新作を漁りに来ました。

Yuzo Hasegawa

長谷川 裕三 調整課審査推進室 H31. 4 入庁

Mon.

Tue.

Wed.

Thu.

Fri.

Weekend

17

Page 18: ÀR VM Sqx - jpo.go.jp...QR 丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分 丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分

職員の1日

職員の1日1 day of Staff

Junichi Kawashima

川島 純一 会計課 H22.4 入庁

10:00

11:00

12:00

14:00

16:00

出勤。フレックスタイム制を利用して、始業時間を通常より30分遅い10時にしています。その時間を活用して、子どもを保育園に預けてから出勤しています。家族と過ごす朝の時間が、一日を乗り切る活力になります。

デスクワーク。特許庁の予算(特許特別会計)は、特許庁だけではなく経済産業局をはじめとする様々な官公庁において執行されています。特許庁の予算が適切に執行されるよう、それら関係機関と調整するのが私の業務です。そのため日中は、特許庁はもちろん、関係する様々な機関よりメールや電話で問合せがきます。

ランチタイム。普段は弁当男子の私ですが、今日は留学から帰国した後輩とお祝いのランチにいってきました。おいしいごはんと留学の土産話で盛り上がり、とてもリフレッシュできました。

外勤。予算の執行には財務大臣の承認が求められるケースがあります。その承認を得るため財務省担当者と調整するのも私の業務です。承認を得られるよう、資料を準備し打合せにいってきます。

チーム内で議論。財務省担当者との打合せ結果を共有しつつ、今後の対応についてチーム内で議論です。自分一人では対応が難しい場合でも、頼れる上司や部下のサポートもあり、業務をすすめていくことができます。

退庁。飲みたい気持ちをぐっと堪え、子どものお迎え当番のため早めの退庁です。仕事と育児をバランスするのは大変ですが、明日からも頑張りたいと思います!

出勤したら、まずその日のスケジュールとメールをチェックします。ベンチャー支援班の業務は打ち合わせや外勤が多いので、その日やるべきことの優先順位を付け、朝のうちにできることを進めます。

ベンチャー支援事業を委託している業者さんとの打ち合わせです。イベントの開催やウェブサイトの更新、取材の同行など、内容盛りだくさんの事業なので定期的な打ち合わせは事業をスムーズに進める上で重要です。みんなで意見を出し合っています!

楽しみにしていたランチの時間♡今日は同期とから揚げ食べ放題です(笑)。特許庁の周辺にはお店がたくさんあるので、外にランチに行くのは良いリフレッシュになります!いっぱい食べて午後も頑張ります!

ベンチャー支援班の業務だけでなく、研究班の業務も行なっています。研究班では、特許庁の政策立案の種となる調査研究を取りまとめています。調査研究は年間10テーマ前後あり、調査手法やまとめ方など、問題がないよう上司に相談・確認しながら進めます。

IPASというベンチャー支援事業の中で行っているスポットメンタリングというものもあります。知財とビジネスの専門家から、ベンチャー企業が抱える課題解決に向け知財戦略のアドバイスをしていただきます。先生のお話は私自身、とても勉強になります。

普段は家に帰る時間ですが、今日はベンチャー企業等が集まるイベントに参加し、特許庁のベンチャー支援施策を紹介しました!エネルギッシュな様々なベンチャー企業との出会いは、ベンチャー支援業務ならではの充実感があります!

Chiaki Sekizuka

関塚 千晃 企画調査課 H28.4 入庁

9:00

10:00

12:00

13:30

15:00

17:00 18:30

18

Page 19: ÀR VM Sqx - jpo.go.jp...QR 丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分 丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分

職員の1日

職員の1日1 day of Staff

Junichi Kawashima

川島 純一 会計課 H22.4 入庁

10:00

11:00

12:00

14:00

16:00

出勤。フレックスタイム制を利用して、始業時間を通常より30分遅い10時にしています。その時間を活用して、子どもを保育園に預けてから出勤しています。家族と過ごす朝の時間が、一日を乗り切る活力になります。

デスクワーク。特許庁の予算(特許特別会計)は、特許庁だけではなく経済産業局をはじめとする様々な官公庁において執行されています。特許庁の予算が適切に執行されるよう、それら関係機関と調整するのが私の業務です。そのため日中は、特許庁はもちろん、関係する様々な機関よりメールや電話で問合せがきます。

ランチタイム。普段は弁当男子の私ですが、今日は留学から帰国した後輩とお祝いのランチにいってきました。おいしいごはんと留学の土産話で盛り上がり、とてもリフレッシュできました。

外勤。予算の執行には財務大臣の承認が求められるケースがあります。その承認を得るため財務省担当者と調整するのも私の業務です。承認を得られるよう、資料を準備し打合せにいってきます。

チーム内で議論。財務省担当者との打合せ結果を共有しつつ、今後の対応についてチーム内で議論です。自分一人では対応が難しい場合でも、頼れる上司や部下のサポートもあり、業務をすすめていくことができます。

退庁。飲みたい気持ちをぐっと堪え、子どものお迎え当番のため早めの退庁です。仕事と育児をバランスするのは大変ですが、明日からも頑張りたいと思います!

出勤したら、まずその日のスケジュールとメールをチェックします。ベンチャー支援班の業務は打ち合わせや外勤が多いので、その日やるべきことの優先順位を付け、朝のうちにできることを進めます。

ベンチャー支援事業を委託している業者さんとの打ち合わせです。イベントの開催やウェブサイトの更新、取材の同行など、内容盛りだくさんの事業なので定期的な打ち合わせは事業をスムーズに進める上で重要です。みんなで意見を出し合っています!

楽しみにしていたランチの時間♡今日は同期とから揚げ食べ放題です(笑)。特許庁の周辺にはお店がたくさんあるので、外にランチに行くのは良いリフレッシュになります!いっぱい食べて午後も頑張ります!

ベンチャー支援班の業務だけでなく、研究班の業務も行なっています。研究班では、特許庁の政策立案の種となる調査研究を取りまとめています。調査研究は年間10テーマ前後あり、調査手法やまとめ方など、問題がないよう上司に相談・確認しながら進めます。

IPASというベンチャー支援事業の中で行っているスポットメンタリングというものもあります。知財とビジネスの専門家から、ベンチャー企業が抱える課題解決に向け知財戦略のアドバイスをしていただきます。先生のお話は私自身、とても勉強になります。

普段は家に帰る時間ですが、今日はベンチャー企業等が集まるイベントに参加し、特許庁のベンチャー支援施策を紹介しました!エネルギッシュな様々なベンチャー企業との出会いは、ベンチャー支援業務ならではの充実感があります!

Chiaki Sekizuka

関塚 千晃 企画調査課 H28.4 入庁

9:00

10:00

12:00

13:30

15:00

17:00 18:30

19

Page 20: ÀR VM Sqx - jpo.go.jp...QR 丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分 丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分

キャリアパス

キャリアパスCareer paths

現在の業務 審査業務課では、出願件数の統計や方式審査(出願書類の書面手続きが適法に行われているかのチェック)に関する業務の調整を行っています。その中で私は総括係員として、出願件数の統計作業や課内の庶務業務、他課室から依頼された発注のとりまとめを行っています。

係員に求められることは? ただ上司の指示を待つのではなく、主体的に行動することが大切だと感じています。ただし自分の思い込みで業務を進めてしまわないよう、上司への『報告・連絡・相談』を欠かさないようにしています。 また日々の業務をこなすのに精一杯になってしまうことも多いのですが、直接関係のない業務にもアンテナを張り、特許庁職員として学びの姿勢を忘れないように心がけています。

Miho Igarashi

五十嵐 美帆H31. 40入庁(審査業務課係員)

現在の業務 秘書課給与班では、職員の初任給決定、昇給・昇格などの俸給決定や、期末勤勉手当の支給率の決定といった職員の給与に関する業務を行っています。また、特許庁職員の処遇改善のため、毎年人事院と交渉するといったことも行っています。

係長に求められることは? 秘書課給与班では係員が作成した書類のほとんどは係長及び班長がチェックしますので、当然ながら法律及び規則等を勉強し精通することが必要になってきます。 また、個人で仕事をしている訳ではないので、班員が協力して仕事をすることで良い成果を挙げることにつながると思います。班長と係員の中間にいる係長としては、班員それぞれの意見に耳を傾けチーム内の関係がより良くなるように調整することが必要だと思います。

0

Kazuto Iyobe

伊與部 一人H19. 40入庁(審判課係員)H20. 40秘書課係員H22. 40秘書課弁理士室係員H24. 40内閣府H25. 10内閣官房H26. 40総務課広報係長H28. 4(独)工業所有権情報・研修館H30. 40秘書課給与第一係長

現在の業務 会計課管理班では、職員が日々の仕事を行うために必要な机や椅子といった備品や文房具などの消耗品を管理したり、特許庁の業務実施に必要となる様々な契約が適正なものとなるように調達内容等を確認する業務を行っています。

課長補佐に求められることは? 班員は日々、各部署からの様々な問い合わせや依頼に対応しているため、業務をスムーズに行うためには信頼して任せることが大切だと考えています。その一方で、判断に迷うことや懸案となることを班員だけが背負ってしまうことがないように日々の状況を把握しながら、どんなことも相談しやすい風通しのよい関係を築くこともとても大切だと思っています。

Mamiko Fujita

藤田 麻美子H10. 40入庁(調整課係員)H12. 40総務課係員H14. 40会計課係員H17. 40新エネルギー・産業技術総合開発機構H19. 40秘書課弁理士室試験第一係長H21. 40会計課歳入係長H23. 40会計課契約第四係長H24.100総務課業務管理係長H26.100秘書課長官付主任H28. 40秘書課総括係長H30. 40会計課管理班長

現在の業務 出願課は、出願書類等の受付と通知書等の発送など、庁のユーザーインターフェース(UI)の役割を有しています。そのためユーザーの利便性を考えつつ役所としての公平性を担保しながら、UI機能の維持・向上のため庁の政策やユーザーの要望を踏まえ、課の総合マネージメントを行っています。

管理職に求められることは? 明るく楽しい働きやすい職場を作ることですかね。そのために経験も世代も異なる課員が課のミッションをそれぞれ理解し行動することが重要であることから、明確なミッションを示すことが必要です。その上で課員と一緒に業務上のリスクを減らすことを考えていくこと。さらに問題が起きた際には、いち早く適切にリカバリーするための対応を迅速に決定し行動することが求められると思います。 簡単に言えば、風通しの良い職場を課全体で作って行きながら、必要な時にしっかりリーダシップを発揮することが管理職に求められているのではないでしょうか。

Yoshiyuki Ishi i

石井 善之S57. 40入庁(秘書課係員)H 6. 10秘書課栄典係長H 9. 70中小企業庁H11. 70方式審査第二課庶務係長H19. 4(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構H21. 40方式審査課主任方式審査専門官H22. 50総務課長補佐(指導班長)H25. 7(独)工業所有権情報・研修館総務部長代理H27. 40審査業務課長補佐(総括班長)H28. 40秘書課弁理士業務監理官H30. 70出願課特許行政サービス室長R02. 40出願課長

事務職員は、1~2年おきに行う人事異動を通じて、異なる部署で様々な経験をします。

そして産業財産権制度の専門性と、行政官としての総合力を身につけたプロフェッショナルへと成長していきます。

係員1年~7年目

係長・専門官8年~20年目

課長補佐20年目以降

課長・室長

(管理職)

20

Page 21: ÀR VM Sqx - jpo.go.jp...QR 丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分 丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分

キャリアパス

キャリアパスCareer paths

現在の業務 審査業務課では、出願件数の統計や方式審査(出願書類の書面手続きが適法に行われているかのチェック)に関する業務の調整を行っています。その中で私は総括係員として、出願件数の統計作業や課内の庶務業務、他課室から依頼された発注のとりまとめを行っています。

係員に求められることは? ただ上司の指示を待つのではなく、主体的に行動することが大切だと感じています。ただし自分の思い込みで業務を進めてしまわないよう、上司への『報告・連絡・相談』を欠かさないようにしています。 また日々の業務をこなすのに精一杯になってしまうことも多いのですが、直接関係のない業務にもアンテナを張り、特許庁職員として学びの姿勢を忘れないように心がけています。

Miho Igarashi

五十嵐 美帆H31. 40入庁(審査業務課係員)

現在の業務 秘書課給与班では、職員の初任給決定、昇給・昇格などの俸給決定や、期末勤勉手当の支給率の決定といった職員の給与に関する業務を行っています。また、特許庁職員の処遇改善のため、毎年人事院と交渉するといったことも行っています。

係長に求められることは? 秘書課給与班では係員が作成した書類のほとんどは係長及び班長がチェックしますので、当然ながら法律及び規則等を勉強し精通することが必要になってきます。 また、個人で仕事をしている訳ではないので、班員が協力して仕事をすることで良い成果を挙げることにつながると思います。班長と係員の中間にいる係長としては、班員それぞれの意見に耳を傾けチーム内の関係がより良くなるように調整することが必要だと思います。

0

Kazuto Iyobe

伊與部 一人H19. 40入庁(審判課係員)H20. 40秘書課係員H22. 40秘書課弁理士室係員H24. 40内閣府H25. 10内閣官房H26. 40総務課広報係長H28. 4(独)工業所有権情報・研修館H30. 40秘書課給与第一係長

現在の業務 会計課管理班では、職員が日々の仕事を行うために必要な机や椅子といった備品や文房具などの消耗品を管理したり、特許庁の業務実施に必要となる様々な契約が適正なものとなるように調達内容等を確認する業務を行っています。

課長補佐に求められることは? 班員は日々、各部署からの様々な問い合わせや依頼に対応しているため、業務をスムーズに行うためには信頼して任せることが大切だと考えています。その一方で、判断に迷うことや懸案となることを班員だけが背負ってしまうことがないように日々の状況を把握しながら、どんなことも相談しやすい風通しのよい関係を築くこともとても大切だと思っています。

Mamiko Fujita

藤田 麻美子H10. 40入庁(調整課係員)H12. 40総務課係員H14. 40会計課係員H17. 40新エネルギー・産業技術総合開発機構H19. 40秘書課弁理士室試験第一係長H21. 40会計課歳入係長H23. 40会計課契約第四係長H24.100総務課業務管理係長H26.100秘書課長官付主任H28. 40秘書課総括係長H30. 40会計課管理班長

現在の業務 出願課は、出願書類等の受付と通知書等の発送など、庁のユーザーインターフェース(UI)の役割を有しています。そのためユーザーの利便性を考えつつ役所としての公平性を担保しながら、UI機能の維持・向上のため庁の政策やユーザーの要望を踏まえ、課の総合マネージメントを行っています。

管理職に求められることは? 明るく楽しい働きやすい職場を作ることですかね。そのために経験も世代も異なる課員が課のミッションをそれぞれ理解し行動することが重要であることから、明確なミッションを示すことが必要です。その上で課員と一緒に業務上のリスクを減らすことを考えていくこと。さらに問題が起きた際には、いち早く適切にリカバリーするための対応を迅速に決定し行動することが求められると思います。 簡単に言えば、風通しの良い職場を課全体で作って行きながら、必要な時にしっかりリーダシップを発揮することが管理職に求められているのではないでしょうか。

Yoshiyuki Ishi i

石井 善之S57. 40入庁(秘書課係員)H 6. 10秘書課栄典係長H 9. 70中小企業庁H11. 70方式審査第二課庶務係長H19. 4(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構H21. 40方式審査課主任方式審査専門官H22. 50総務課長補佐(指導班長)H25. 7(独)工業所有権情報・研修館総務部長代理H27. 40審査業務課長補佐(総括班長)H28. 40秘書課弁理士業務監理官H30. 70出願課特許行政サービス室長R02. 40出願課長

事務職員は、1~2年おきに行う人事異動を通じて、異なる部署で様々な経験をします。

そして産業財産権制度の専門性と、行政官としての総合力を身につけたプロフェッショナルへと成長していきます。

係員1年~7年目

係長・専門官8年~20年目

課長補佐20年目以降

課長・室長

(管理職)

21

Page 22: ÀR VM Sqx - jpo.go.jp...QR 丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分 丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分

出産 1歳 3歳 6歳

現在の業務内容について教えて下さい。

齊藤 審判課で、審判書記官として、審判関連の手続書類の方式調

査、口頭審理の調整、立ち会い、調書作成、認証、審決等の書類の

送達などの業務を行っています。巡回審判で地方へ出張することも

あります。

赤木 海外で商標権を取得するための国際出願手続に関連して、本

制度を所管している国際機関(世界知的所有権機関(WIPO))と出

願人さん/代理人さんとの間に立って、出願書類等の方式審査や当

該機関との各種調整等を担当しています。

まず最初に、妊娠中の勤務について大変ではなかったですか?

齊藤 お腹が大きくなると通勤が大変で通勤緩和制度を利用させて

いただきました。2人目の妊娠中は切迫流産・切迫早産になり、自

宅安静や緊急入院したために職場の方に電話やメールで引き継ぎを

行いご迷惑をおかけしてしまいました。

復職にあたり不安はありましたか?

齊藤 育児時間を取得しながら仕事は以前と同様にできるか、仕事

と家庭が両立できるか不安でした。3度も経験した中で、家庭では

家事を夫と分担または外注し、仕事では何でも早め早めに動く、効

率化を図る等自分にあったやり方を見つけて日々行っています。

赤木 第一子・第二子が生まれた際にそれぞれ1月程度育児休暇を

取得させていただきましたが、いずれの際にも事前・事後のみなら

ず育休取得中にもチーム員の皆さんにサポートいただき、復職する

にあたって業務面であまり不安に思うことはありませんでした。

働く上で何が原動力になっていますか?

齊藤 3人の子供との時間を過ごすことが一番の原動力です。日々

成長を感じ、自分も頑張ろうという気持ちになります。また、官庁

訪問中に特許庁に興味を持ったきっかけが審判書記官の仕事だった

ので、希望していた部署で働けて責任とやりがいを感じています。

赤木 私は育児休暇の取得も"気づき"の良い契機の一つとなりまし

たが、子どもをはじめ家族の存在は、働く上で大きな原動力となっ

ていることは間違いないですね。業務にも家族にも全力で向き合う

ことで、生活にメリハリがついたように感じています。

最後に、学生に向けてのメッセージをお願いします!

齊藤 私は民間企業から転職しているのですが、特許庁は育児・介

護などの制度が利用しやすい「風土」があり、とても理解のある職

場だと思います。仕事もやりがいのある様々な分野で活躍でき、自

分なりのワークライフバランスが実現できると思います。

赤木 特許庁では、男性でも育児休暇を取得される方が増えている

ように感じています。職場はもちろん、家庭においても刺激的で充

実した生活を送ることができる環境が整っている特許庁で、皆さん

と一緒に働けることを楽しみにしております!

仕事×

育児

国際意匠・商標出願室 H22.4入庁赤木 伸悟 Shingo Akagi

仕事×育児両立の極意教えます!

“育児をしながら働く”そんな自分の未来を想像したことはありますか!? 今回は、仕事と育児の両立を支える支援制度を活用しながら、いきいきと仕事×育児を実現中の職員に語ってもらいました。

審判課 H19.4入庁齊藤 葉月 Hazuki Saito

子どもを起こさないようにそっと起床。身支度を整えてから、洗濯物の片付けや朝食の準備などをします。

通勤緩和

健康診査及び保健指導のための職務専念義務免除

産前休暇 産後休暇

保育時間

育児参加のための休暇

育児休業

育児短時間勤務

育児時間

超過勤務の免除

超過勤務及び深夜勤務の制限

早出遅出勤務

6:00

子どもが起きたら朝食の時間。朝はとにかく時間勝負のため、子どもが好きなごはんでグズグズ時間を短縮。

7:15登庁し、まずはスケジュールとメールの確認。勤務時間が限られているため、どの仕事からしていくか、優先順位を意識するようにしています。

9:30午後は打合せ。今日は方式審査の質を向上させるための取り組みについての実績報告や意見交換を行いました。

14:00

歩きたい盛りの子どもの探検に付き合い、たっぷり時間をかけて帰宅。帰宅してからはバタバタなので、帰りのお散歩の時間を大切にしています。

17:45 21:30

朝食の後片付けや保育園の準備をして出勤。保育園への送りは、フレックス制度を利用している夫におまかせ。

8:25 お昼休みは30分に短縮しています。時間が短いのでランチは庁内の食堂で済ませることが多いです。午後の業務にむけ、先輩と一緒にお肉を補給。

12:00

育児時間を利用し退庁。帰宅中は、電車の中で携帯からメールチェックをしています。

16:00

お風呂をすませた後に夕食です。「おいしっ」と笑顔で食べてくれるのが嬉しいです。夕食の後は、お気に入りのおもちゃを出してご機嫌。

19:15

小田桐 志穂 Shiho Odagiri

審査業務部課 方式審査室 H21.4入庁

働くお母さんの1日

仕事と育児の両立のための主な支援制度と利用可能期間

妊娠中健康診査及び

保健指導のための職務専念義務免除

妊娠中

通勤緩和 1時間を限度として勤務しないことを認める制度

出産する場合

産前・産後休暇男性職員のみ

育児参加のための休暇男性職員のみ

育児参加のための休暇

妻の産前産後期間中に5日の範囲内で取得可

妻の出産に伴う付き添い等を行う場合、2日の範囲内で取得可

小学校入学前の子どもを看護する場合

子の看護休暇

3歳未満の子どもを養育する場合

育児休業

生後1年未満の子を養育する場合保育時間

1日2回子の送迎等を行うことができる休暇 年5日間取得可能

2時間を限度として勤務しないことを認める制度

小学校入学前の子どもを看護する場合

育児時間

小学校就学の子を持つ場合早出遅出勤務

1日の勤務時間を変更せずに、始業・就業時刻の変更ができる制度。

女性職員男性職員男女共通

出産日前後一定期間勤務しないことを認める制度

子を養育するため、一定期間休業することを認める制度

子の看護休暇

子どもを寝かしつけた後は、食器洗いや洗濯などの家事タイム。子どもが夜泣きをするので、家事の後は私も早めに寝るようにしています。

22

Page 23: ÀR VM Sqx - jpo.go.jp...QR 丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分 丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分

出産 1歳 3歳 6歳

現在の業務内容について教えて下さい。

齊藤 審判課で、審判書記官として、審判関連の手続書類の方式調

査、口頭審理の調整、立ち会い、調書作成、認証、審決等の書類の

送達などの業務を行っています。巡回審判で地方へ出張することも

あります。

赤木 海外で商標権を取得するための国際出願手続に関連して、本

制度を所管している国際機関(世界知的所有権機関(WIPO))と出

願人さん/代理人さんとの間に立って、出願書類等の方式審査や当

該機関との各種調整等を担当しています。

まず最初に、妊娠中の勤務について大変ではなかったですか?

齊藤 お腹が大きくなると通勤が大変で通勤緩和制度を利用させて

いただきました。2人目の妊娠中は切迫流産・切迫早産になり、自

宅安静や緊急入院したために職場の方に電話やメールで引き継ぎを

行いご迷惑をおかけしてしまいました。

復職にあたり不安はありましたか?

齊藤 育児時間を取得しながら仕事は以前と同様にできるか、仕事

と家庭が両立できるか不安でした。3度も経験した中で、家庭では

家事を夫と分担または外注し、仕事では何でも早め早めに動く、効

率化を図る等自分にあったやり方を見つけて日々行っています。

赤木 第一子・第二子が生まれた際にそれぞれ1月程度育児休暇を

取得させていただきましたが、いずれの際にも事前・事後のみなら

ず育休取得中にもチーム員の皆さんにサポートいただき、復職する

にあたって業務面であまり不安に思うことはありませんでした。

働く上で何が原動力になっていますか?

齊藤 3人の子供との時間を過ごすことが一番の原動力です。日々

成長を感じ、自分も頑張ろうという気持ちになります。また、官庁

訪問中に特許庁に興味を持ったきっかけが審判書記官の仕事だった

ので、希望していた部署で働けて責任とやりがいを感じています。

赤木 私は育児休暇の取得も"気づき"の良い契機の一つとなりまし

たが、子どもをはじめ家族の存在は、働く上で大きな原動力となっ

ていることは間違いないですね。業務にも家族にも全力で向き合う

ことで、生活にメリハリがついたように感じています。

最後に、学生に向けてのメッセージをお願いします!

齊藤 私は民間企業から転職しているのですが、特許庁は育児・介

護などの制度が利用しやすい「風土」があり、とても理解のある職

場だと思います。仕事もやりがいのある様々な分野で活躍でき、自

分なりのワークライフバランスが実現できると思います。

赤木 特許庁では、男性でも育児休暇を取得される方が増えている

ように感じています。職場はもちろん、家庭においても刺激的で充

実した生活を送ることができる環境が整っている特許庁で、皆さん

と一緒に働けることを楽しみにしております!

仕事×

育児

国際意匠・商標出願室 H22.4入庁赤木 伸悟 Shingo Akagi

仕事×育児両立の極意教えます!

“育児をしながら働く”そんな自分の未来を想像したことはありますか!? 今回は、仕事と育児の両立を支える支援制度を活用しながら、いきいきと仕事×育児を実現中の職員に語ってもらいました。

審判課 H19.4入庁齊藤 葉月 Hazuki Saito

子どもを起こさないようにそっと起床。身支度を整えてから、洗濯物の片付けや朝食の準備などをします。

通勤緩和

健康診査及び保健指導のための職務専念義務免除

産前休暇 産後休暇

保育時間

育児参加のための休暇

育児休業

育児短時間勤務

育児時間

超過勤務の免除

超過勤務及び深夜勤務の制限

早出遅出勤務

6:00

子どもが起きたら朝食の時間。朝はとにかく時間勝負のため、子どもが好きなごはんでグズグズ時間を短縮。

7:15登庁し、まずはスケジュールとメールの確認。勤務時間が限られているため、どの仕事からしていくか、優先順位を意識するようにしています。

9:30午後は打合せ。今日は方式審査の質を向上させるための取り組みについての実績報告や意見交換を行いました。

14:00

歩きたい盛りの子どもの探検に付き合い、たっぷり時間をかけて帰宅。帰宅してからはバタバタなので、帰りのお散歩の時間を大切にしています。

17:45 21:30

朝食の後片付けや保育園の準備をして出勤。保育園への送りは、フレックス制度を利用している夫におまかせ。

8:25 お昼休みは30分に短縮しています。時間が短いのでランチは庁内の食堂で済ませることが多いです。午後の業務にむけ、先輩と一緒にお肉を補給。

12:00

育児時間を利用し退庁。帰宅中は、電車の中で携帯からメールチェックをしています。

16:00

お風呂をすませた後に夕食です。「おいしっ」と笑顔で食べてくれるのが嬉しいです。夕食の後は、お気に入りのおもちゃを出してご機嫌。

19:15

小田桐 志穂 Shiho Odagiri

審査業務部課 方式審査室 H21.4入庁

働くお母さんの1日

仕事と育児の両立のための主な支援制度と利用可能期間

妊娠中健康診査及び

保健指導のための職務専念義務免除

妊娠中

通勤緩和 1時間を限度として勤務しないことを認める制度

出産する場合

産前・産後休暇男性職員のみ

育児参加のための休暇男性職員のみ

育児参加のための休暇

妻の産前産後期間中に5日の範囲内で取得可

妻の出産に伴う付き添い等を行う場合、2日の範囲内で取得可

小学校入学前の子どもを看護する場合

子の看護休暇

3歳未満の子どもを養育する場合

育児休業

生後1年未満の子を養育する場合保育時間

1日2回子の送迎等を行うことができる休暇 年5日間取得可能

2時間を限度として勤務しないことを認める制度

小学校入学前の子どもを看護する場合

育児時間

小学校就学の子を持つ場合早出遅出勤務

1日の勤務時間を変更せずに、始業・就業時刻の変更ができる制度。

女性職員男性職員男女共通

出産日前後一定期間勤務しないことを認める制度

子を養育するため、一定期間休業することを認める制度

子の看護休暇

子どもを寝かしつけた後は、食器洗いや洗濯などの家事タイム。子どもが夜泣きをするので、家事の後は私も早めに寝るようにしています。

23

Page 24: ÀR VM Sqx - jpo.go.jp...QR 丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分 丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分

大阪府出身

愛知県出身

職員からのメッセージ

Norio Takahashi

高橋 憲夫

先輩から教わって大切にしていること。   皆さんは商品を手にするときにデザインって気になりませんか?本物が欲しかったのにそれが偽物だったらがっかりするし、権利者(企業等)は消費者からの信用を失いかねません。こんな事を防ぐために工業製品等のデザインを保護する意匠法があり権利者の利益を守っています。現在私は、意匠課・意匠部門の事務の総合調整や庶務に関する業務を担当し、意匠審査業務の支え役として、日々やりがいを持って仕事をしています。また、これまでは、知的財産権の手続きに関する業務、庁舎の維持管理に関する業務、職員の給与支給に関する業務など様々な業務に従事してきました。どんな部署でも自分に課せられた課題は様々あり、良い経験ができた仕事、正直キツいなぁと思った仕事もありました。これまで諸先輩から教わり、自分でも心がけていることは、どんな業務にも様々に関わる人がいるので、相手の立場に立って物事を考えられるようにすること、周りの方々へ感謝することです。

どんな部署に配属されても良い経験ができます! 特許庁に入庁してどんな仕事に従事したいですか?知的財産権の手続きに関する業務?国際関連の業務?特許庁の組織運営を支える業務?入庁してからは、沢山の人と関わりながら様々な課題をクリアして、経験を積み重ねて行くことと思います。仕事ですから楽しいと思える事ばかりではありませんが、特許庁は、頼れる経験豊富な上司、気軽に相談できてアドバイスをくれる先輩、一緒に知恵を絞ってくれたり、時に愚痴を聞いてくれる同僚、頼もしい後輩がいて、人との関わり、繋がりを大切にしている職場です。また、ワークライフバランスを大切にし、お互いを尊重し合える土壌のある職場です。是非、入庁をお待ちしております。

Yuki Miura  

三浦 有紀

Sayo Usuba

薄葉 紗世

Daisuke Nakajima

中島 大介

様 々 な 経 験 を 積 ま れ た 先 輩 方 か ら の メ ッ セ ー ジ 地 方 出 身 者 か ら の メ ッ セ ー ジ

職員からのメッセージ ~多様な人材が活躍できる職場です~

S60.04 入庁(秘書課)S60.04 登録課H02.04 電子計算機業務課H09.04 秘書課H12.04 工業所有権総合情報館H13.04 (独)工業所有権総合情報館H14.10 資源エネルギー庁H17.04 秘書課H19.04 情報技術統括室H21.04 人事院H23.07 秘書課H28.04 総務課H30.04 秘書課R02.04 現在(秘書課調査官)

審査業務課登録室H22.4入庁

秘書課弁理士室H30.4入庁

S61.05 入庁(秘書課)S61.05 資料整備課S63.07 特許情報企画課H02.04 商標課H05.07 調整課H09.04 公報課H12.01 方式審査第一課H15.04 出願支援課H18.10 総務課H20.04 意匠課H22.04 会計課H25.04 (独)工業所有権情報・研修館H26.04 秘書課H29.04 会計課H31.04 現在(意匠課総括班長)

現在の業務について   秘書課弁理士室に配属されて2年になりました。秘書課弁理士室は、弁理士制度に関する企画及び立案から、その施策の実施に関する総合調整、弁理士試験及び特定侵害訴訟代理業務試験の実施等を行っており、特に試験の実施等の業務は他の部署では見られない珍しい業務を行っています。 配属されてからの2年間で、試験の運営等に携わったり、弁理士法等にかかる業務に携わったり、様々な業務を経験しました。日頃の業務の中で、弁理士法だけでなく、様々な法律に触れる機会が多く、毎日が勉強です。業務を行う中で、法律的なところで分からないことや、仕事で困ったことがあると周囲の方々がサポートしてくれて、温かい職場だなと感じています。

就職時に地方だからこそ苦労したこと、工夫したこと  職場見学等のイベントは東京でしか行われないので、上京して参加していました。 説明会等の日程を調べて、効率的に参加できる日程でホテルを予約し、東京滞在中に様々なイベントに参加するようにしていました。

学生に伝えたいメッセージ  私は、大学卒業までを関西で過ごし、就職を機に東京に来ました。業務説明会に参加した際に職場の雰囲気の良さが伝わってきたことが、特許庁を志望するようになった大きな理由です。関西から東京に出て、就職活動をするのは、体力的にも費用の面でも中々大変でした。東京での就職活動は大変でしたが、「なんとかなるやろ」と楽観的に考えて、東京で就職することに決めました。上京したての頃は、言葉も文化も色々違って驚くこともありましたが、同期や先輩方にいろいろ教えていただき、東京にも慣れて楽しく過ごしています。東京で就職するか悩んでいる方もいらっしゃるともいますが、なんとかなります。楽観的に考えて頑張ってください。

現在の業務について   私は現在、登録専門官として、商標の設定登録業務に携わっています。主な業務は、不備のある登録料納付書の内容を確認し、その不備を解消し登録させるべく出願人や代理人に通知したり、電話での問い合わせに対応することです。私は法学部出身ではありませんが、方式専門官研修を受講したり、諸先輩方にアドバイスをいただきながら、日々新たな知識を身につけ、業務に励んでいます。

就職時に地方だからこそ苦労したこと、工夫したこと  お目当ての官庁の説明会が行われる日程に合わせて1週間ほど上京しました。せっかく上京しているので、その間は参加できそうなものがあれば、希望の有無に関わらず参加していました。勘の良い方はもうお気づきだと思いますが、正直な話、私はこの上京中に特許庁の説明会の日程を知りました。いざ参加してみると、これがかなりの好印象!私の中で、特許庁がランク外からまさかの第一希望に躍り出て、そして現在に至るわけです。人生、まさに出会いとタイミングが大切ですね!地方だとどうしても関東圏の省庁の情報は少ないと思います。だからこそ、上京された際はフットワークを軽く、フル稼働でいろいろな説明会等に参加されることをお勧めします。百聞は一見にしかずですよ!

学生に伝えたいメッセージ  特許庁入庁の決め手、それは特許庁の業務内容にあったように思います。当時の私は、省庁の業務というのは、あれダメこれダメと規制することがメインだと感じていました。そんな中で特許庁の業務は、頑張る企業や個人事業主を後押しする、明るく前向きなものに感じられました。また、地元を離れても、地元の企業を応援する業務に携わることができるというのも魅力的でした。実際入庁してみて、やはりその判断は正しかったと思っています。そして業務だけでなく、そこで働いている方々の人柄も◎。業務中はさることながら、業務外でも面倒見の良い方ばかりで、私もしょっちゅう上司や先輩に飲みに連れて行ってもらいました。おかげで、東京で一人寂しい夜を過ごすことは少なかったように思います。それから、何でも相談できる同期の存在も大きかったですね。東京での就職は不安も多いと思いますが、皆さんならきっと大丈夫。一緒に働ける日を楽しみにしています!

私が伝えたいこと  特許庁に入庁して30年以上になりますが、やはり重要なのは「人の繋がり」だと感じています。現在でも出向中に一緒に仕事をした他府省の方々に色々教えを請うたり、逆に聞かれればわかることを教えたりしています。 このように、私たちが仕事を進める上で大切なことそれは、「コミュニケーション(会話)」ということ。 自分一人で悩まず周りにいる上司・先輩・同僚と会話をすることが大切です。今は分からないことはインターネットを利用して調べたりすることが多くあるかと思います。 でも、その答えが本当に正しいでしょうか?答えはその状況によって変わります。その状況が分かるのは上司・先輩・同僚であり、会話をする中で正しい答を導き出すことが出来ます。 このような会話を怠らないことが「仕事の効率化」につながる事になります。だからといって、何でも最初から聞けば良いというわけでもありません。会話をする際にも自分の疑問点を整理して会話することが非常に重要です。分からないことは仕事以外のことでも積極的に質問しましょう。この職場にはそれに応えてくれる上司、先輩、同僚がいます。会話力を高めることで会話の質が高まって相手との信頼関係も向上していきます。まぁ時には無駄話も重要な会話です。

どのような人材に期待しているか   よく言うような「アンテナが高い人」でしょうか、官庁訪問するにせよ特許庁のみに絞ること無くあらゆる官庁を研究し、いろいろな視点で研究しそれで特許庁を選んでくれていると言うことがわかる人が良いです。そのような方であれば採用後も物事を考えるときには多角的視点で考えることができると思います。我々も学生の方々から見られているので意識してこのような人と一緒に働きたいと思って貰えるように日々努力をしています。

24

Page 25: ÀR VM Sqx - jpo.go.jp...QR 丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分 丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分

大阪府出身

愛知県出身

職員からのメッセージ

Norio Takahashi

高橋 憲夫

先輩から教わって大切にしていること。   皆さんは商品を手にするときにデザインって気になりませんか?本物が欲しかったのにそれが偽物だったらがっかりするし、権利者(企業等)は消費者からの信用を失いかねません。こんな事を防ぐために工業製品等のデザインを保護する意匠法があり権利者の利益を守っています。現在私は、意匠課・意匠部門の事務の総合調整や庶務に関する業務を担当し、意匠審査業務の支え役として、日々やりがいを持って仕事をしています。また、これまでは、知的財産権の手続きに関する業務、庁舎の維持管理に関する業務、職員の給与支給に関する業務など様々な業務に従事してきました。どんな部署でも自分に課せられた課題は様々あり、良い経験ができた仕事、正直キツいなぁと思った仕事もありました。これまで諸先輩から教わり、自分でも心がけていることは、どんな業務にも様々に関わる人がいるので、相手の立場に立って物事を考えられるようにすること、周りの方々へ感謝することです。

どんな部署に配属されても良い経験ができます! 特許庁に入庁してどんな仕事に従事したいですか?知的財産権の手続きに関する業務?国際関連の業務?特許庁の組織運営を支える業務?入庁してからは、沢山の人と関わりながら様々な課題をクリアして、経験を積み重ねて行くことと思います。仕事ですから楽しいと思える事ばかりではありませんが、特許庁は、頼れる経験豊富な上司、気軽に相談できてアドバイスをくれる先輩、一緒に知恵を絞ってくれたり、時に愚痴を聞いてくれる同僚、頼もしい後輩がいて、人との関わり、繋がりを大切にしている職場です。また、ワークライフバランスを大切にし、お互いを尊重し合える土壌のある職場です。是非、入庁をお待ちしております。

Yuki Miura  

三浦 有紀

Sayo Usuba

薄葉 紗世

Daisuke Nakajima

中島 大介

様 々 な 経 験 を 積 ま れ た 先 輩 方 か ら の メ ッ セ ー ジ 地 方 出 身 者 か ら の メ ッ セ ー ジ

職員からのメッセージ ~多様な人材が活躍できる職場です~

S60.04 入庁(秘書課)S60.04 登録課H02.04 電子計算機業務課H09.04 秘書課H12.04 工業所有権総合情報館H13.04 (独)工業所有権総合情報館H14.10 資源エネルギー庁H17.04 秘書課H19.04 情報技術統括室H21.04 人事院H23.07 秘書課H28.04 総務課H30.04 秘書課R02.04 現在(秘書課調査官)

審査業務課登録室H22.4入庁

秘書課弁理士室H30.4入庁

S61.05 入庁(秘書課)S61.05 資料整備課S63.07 特許情報企画課H02.04 商標課H05.07 調整課H09.04 公報課H12.01 方式審査第一課H15.04 出願支援課H18.10 総務課H20.04 意匠課H22.04 会計課H25.04 (独)工業所有権情報・研修館H26.04 秘書課H29.04 会計課H31.04 現在(意匠課総括班長)

現在の業務について   秘書課弁理士室に配属されて2年になりました。秘書課弁理士室は、弁理士制度に関する企画及び立案から、その施策の実施に関する総合調整、弁理士試験及び特定侵害訴訟代理業務試験の実施等を行っており、特に試験の実施等の業務は他の部署では見られない珍しい業務を行っています。 配属されてからの2年間で、試験の運営等に携わったり、弁理士法等にかかる業務に携わったり、様々な業務を経験しました。日頃の業務の中で、弁理士法だけでなく、様々な法律に触れる機会が多く、毎日が勉強です。業務を行う中で、法律的なところで分からないことや、仕事で困ったことがあると周囲の方々がサポートしてくれて、温かい職場だなと感じています。

就職時に地方だからこそ苦労したこと、工夫したこと  職場見学等のイベントは東京でしか行われないので、上京して参加していました。 説明会等の日程を調べて、効率的に参加できる日程でホテルを予約し、東京滞在中に様々なイベントに参加するようにしていました。

学生に伝えたいメッセージ  私は、大学卒業までを関西で過ごし、就職を機に東京に来ました。業務説明会に参加した際に職場の雰囲気の良さが伝わってきたことが、特許庁を志望するようになった大きな理由です。関西から東京に出て、就職活動をするのは、体力的にも費用の面でも中々大変でした。東京での就職活動は大変でしたが、「なんとかなるやろ」と楽観的に考えて、東京で就職することに決めました。上京したての頃は、言葉も文化も色々違って驚くこともありましたが、同期や先輩方にいろいろ教えていただき、東京にも慣れて楽しく過ごしています。東京で就職するか悩んでいる方もいらっしゃるともいますが、なんとかなります。楽観的に考えて頑張ってください。

現在の業務について   私は現在、登録専門官として、商標の設定登録業務に携わっています。主な業務は、不備のある登録料納付書の内容を確認し、その不備を解消し登録させるべく出願人や代理人に通知したり、電話での問い合わせに対応することです。私は法学部出身ではありませんが、方式専門官研修を受講したり、諸先輩方にアドバイスをいただきながら、日々新たな知識を身につけ、業務に励んでいます。

就職時に地方だからこそ苦労したこと、工夫したこと  お目当ての官庁の説明会が行われる日程に合わせて1週間ほど上京しました。せっかく上京しているので、その間は参加できそうなものがあれば、希望の有無に関わらず参加していました。勘の良い方はもうお気づきだと思いますが、正直な話、私はこの上京中に特許庁の説明会の日程を知りました。いざ参加してみると、これがかなりの好印象!私の中で、特許庁がランク外からまさかの第一希望に躍り出て、そして現在に至るわけです。人生、まさに出会いとタイミングが大切ですね!地方だとどうしても関東圏の省庁の情報は少ないと思います。だからこそ、上京された際はフットワークを軽く、フル稼働でいろいろな説明会等に参加されることをお勧めします。百聞は一見にしかずですよ!

学生に伝えたいメッセージ  特許庁入庁の決め手、それは特許庁の業務内容にあったように思います。当時の私は、省庁の業務というのは、あれダメこれダメと規制することがメインだと感じていました。そんな中で特許庁の業務は、頑張る企業や個人事業主を後押しする、明るく前向きなものに感じられました。また、地元を離れても、地元の企業を応援する業務に携わることができるというのも魅力的でした。実際入庁してみて、やはりその判断は正しかったと思っています。そして業務だけでなく、そこで働いている方々の人柄も◎。業務中はさることながら、業務外でも面倒見の良い方ばかりで、私もしょっちゅう上司や先輩に飲みに連れて行ってもらいました。おかげで、東京で一人寂しい夜を過ごすことは少なかったように思います。それから、何でも相談できる同期の存在も大きかったですね。東京での就職は不安も多いと思いますが、皆さんならきっと大丈夫。一緒に働ける日を楽しみにしています!

私が伝えたいこと  特許庁に入庁して30年以上になりますが、やはり重要なのは「人の繋がり」だと感じています。現在でも出向中に一緒に仕事をした他府省の方々に色々教えを請うたり、逆に聞かれればわかることを教えたりしています。 このように、私たちが仕事を進める上で大切なことそれは、「コミュニケーション(会話)」ということ。 自分一人で悩まず周りにいる上司・先輩・同僚と会話をすることが大切です。今は分からないことはインターネットを利用して調べたりすることが多くあるかと思います。 でも、その答えが本当に正しいでしょうか?答えはその状況によって変わります。その状況が分かるのは上司・先輩・同僚であり、会話をする中で正しい答を導き出すことが出来ます。 このような会話を怠らないことが「仕事の効率化」につながる事になります。だからといって、何でも最初から聞けば良いというわけでもありません。会話をする際にも自分の疑問点を整理して会話することが非常に重要です。分からないことは仕事以外のことでも積極的に質問しましょう。この職場にはそれに応えてくれる上司、先輩、同僚がいます。会話力を高めることで会話の質が高まって相手との信頼関係も向上していきます。まぁ時には無駄話も重要な会話です。

どのような人材に期待しているか   よく言うような「アンテナが高い人」でしょうか、官庁訪問するにせよ特許庁のみに絞ること無くあらゆる官庁を研究し、いろいろな視点で研究しそれで特許庁を選んでくれていると言うことがわかる人が良いです。そのような方であれば採用後も物事を考えるときには多角的視点で考えることができると思います。我々も学生の方々から見られているので意識してこのような人と一緒に働きたいと思って貰えるように日々努力をしています。

25

Page 26: ÀR VM Sqx - jpo.go.jp...QR 丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分 丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分

総務課 情報技術統括室H26.10入庁

Toshitaka Namiki

並木 俊貴

現在の業務について 現在の業務は、特許庁が所有する情報システムの調達業務です。情報システムとは広い表現ですが、具体的には出願者の使用する電子出願システムや審査官の使用する検索システムなどがあります。 これらのシステムを調達するため、「仕様書」の作成、「入札公告」の実施、「技術審査」の実施を主な業務としております。「仕様書」とは、特許庁がどのようなシステムを求めているのか記載された書類です。「入札公告」とは、世間の各業者に向けての告知です。「技術審査」とは、公告を見て名乗りを上げた業者が、仕様書を満たすシステムを実現できるのか判断する審査のことです。 システムは複雑な点も多いですが、多くの方と協力しつつ、上記の業務を行い特許庁のシステムを調達しています。

既卒者&社会人経験者だからこそ出来たこと、工夫したこと 私の場合、前職が金融機関であったため、その経験からコストを意識して各業務に取り組むようにしています。省庁は、収益を追求する組織ではありませんが、無駄遣いも避けなければなりません。そのため、掛かるコストと提供するサービスのバランスを意識するように心掛けています。

既卒者&社会人経験者にメッセージ! 既卒者の方や社会人経験者の方は、新卒の方とは異なる経験を有している点にメリットがあると思います。新卒の方に比べ不利であるイメージを持っている方もいるかもしれませんが、全くそんなことはないので、自分なりのロジックを組み自信を持って臨んでもらえればと思います。 また、説明会等の雰囲気と職場の雰囲気が違うのではないかと不安を感じるところもあるかと思いますが、人として魅力的な上司や先輩方が沢山おります。入庁後も入庁前に感じた雰囲気とズレは無く、長く働ける職場であると実感しています。 様々な省庁がある中で、特許庁を選んでもらえれば幸いです。皆様と一緒に働ける日を楽しみにしています。

現在の業務について 特許庁における業務の流れを一定の書き方に従って記述した、業務可視化資料の管理を行っています。特許庁の業務は複雑で、大規模なシステムが関わり合っています。業務可視化資料の整備によって、システム開発の要件定義の際に、対象とする業務の範囲はどこか、また、その前後にはどのような業務の流れがあるのかを明確にすることができ、システム開発の効率化・網羅性を目指し品質を高めています。特許庁の業務は、法制度改正により見直しが必要になることも多いため、膨大かつ複雑な業務可視化資料の維持管理に難しさを感じる事もありますが、様々な業務を資料管理の面から知ることができ、学びが多くやりがいを感じています。

既卒者&社会人経験者だからこそ出来たこと、工夫したこと 誰かに何かを伝えるという機会は社会人になると圧倒的に多くなるので、資料作成などのアウトプットは前職での経験が役に立ったなと感じました。また他の職場を経験している分、客観的な視点で物事を見ることも忘れないようにと心がけています。

既卒者&社会人経験者にメッセージ! 前職は民間企業の総合職として働いていましたが、自分の将来を考えた際にこの先もずっと働き続けるといったイメージが沸かなかったため、結婚を機に特許庁への転職を決めました。転職して驚いたのは、働くお母さんの多さです。男女問わず仕事と家庭を両立されている方々が多くいる環境に安心でき、私自身も出産し、昨年の春に職場復帰しました。仕事と育児の両立は大変ではありますが、恵まれた職場環境のおかげで充実した日々を送ることができ、特許庁に転職して良かった、これからも長く働いていきたいなと感じています。転職を悩んでいる方々、特許庁は人も制度も業務の幅も充実しているので、興味を持っていただけたら嬉しいです。

既 卒 者 ・ 社 会 人 経 験 者 か ら の メ ッ セ ー ジ

総務課情報技術統括室H27.11入庁

Ayako Tanahashi

棚橋 彩子

職員からのメッセージ ~多様な人材が活躍できる職場です~

──現在の業務内容を教えてください。肥後 世界知的所有権機関(WIPO)や国際協力機構(JICA)と協力して、開発途上国における知財制度整備や知財人材育成支援に関する取り組みを行っています。具体的には、日本の特許庁の職員をイベント等に派遣するための調整を行っています。

──業務のやりがいは?肥後 入庁後半年ほどで、日本開催の国際会合に携わる経験をすることが出来ました。当日まではバタバタと様々な準備に追われますが、無事に終えたときにはとても達成感を感じることができました。

──班としての今後の目標狩野 開発途上国において日系企業が知財制度を利用しやすい環境を実現することです。その国に合った効果的な支援は何か、持続的な発展に繋がるか、日系企業に裨益するか、インテリジェンスを蓄積し戦略的な支援を構築できる部隊になることが目標です。

──肥後さんに期待することはなんですか?狩野 持ち前の素直さやユーモアはそのままに、積極的に業務を経験して強みを身につけていって欲しいです。

座 談 会 上司×部下

2秘書課研修班

──現在の業務内容を教えてください。皆川 様々な部署や機関と連携をして、特許庁全体の研修を企画、検討しています。また、海外留学へ行く職員の手続や民間派遣(インターン)手続きなども行っています。分からないこと等は、目の前に座っている班長に相談しながら日々業務を行っています!

──業務のやりがいは?皆川 専門性を求められる特許庁では、研修は無くてはならないものです。そのような研修を企画・検討できることにやりがいを感じますし、研修が役に立ったというご意見をいただけた時には達成感を覚えます。

──班としての今後の目標坂元 研修はとても重要ではありますが、なかなか皆さん集中して受講するのが大変です。研修の効果は最大に、研修生・講師の負担は最小限に、いかに工夫をして実施するかが目標です。そんな苦労の元に研修が開催されていますので、皆さんも頑張ってください!

──皆川さんに期待することはなんですか?坂元 多方面の部署の人と仕事をする機会があり、また研修生との交流もあるので、仕事で繋がった人との縁を今後に活かして欲しいです。ゆったり優しい物腰と裏腹に、素早い行動力が持ち味なので、多くの部署で経験を積み更なる飛躍を期待します。

●上司:坂元 健二 Kenji Sakamoto H3.4入庁(写真右)●部下:皆川 加奈 Kana Minagawa H27.4入庁(写真左)

1国際協力課海外協力班●上司:狩野 裕己 Yuki Kano H22.10入庁(写真右)●部下:肥後 さくら Sakura Higo H31.4入庁(写真左)

26

Page 27: ÀR VM Sqx - jpo.go.jp...QR 丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分 丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分

総務課 情報技術統括室H26.10入庁

Toshitaka Namiki

並木 俊貴

現在の業務について 現在の業務は、特許庁が所有する情報システムの調達業務です。情報システムとは広い表現ですが、具体的には出願者の使用する電子出願システムや審査官の使用する検索システムなどがあります。 これらのシステムを調達するため、「仕様書」の作成、「入札公告」の実施、「技術審査」の実施を主な業務としております。「仕様書」とは、特許庁がどのようなシステムを求めているのか記載された書類です。「入札公告」とは、世間の各業者に向けての告知です。「技術審査」とは、公告を見て名乗りを上げた業者が、仕様書を満たすシステムを実現できるのか判断する審査のことです。 システムは複雑な点も多いですが、多くの方と協力しつつ、上記の業務を行い特許庁のシステムを調達しています。

既卒者&社会人経験者だからこそ出来たこと、工夫したこと 私の場合、前職が金融機関であったため、その経験からコストを意識して各業務に取り組むようにしています。省庁は、収益を追求する組織ではありませんが、無駄遣いも避けなければなりません。そのため、掛かるコストと提供するサービスのバランスを意識するように心掛けています。

既卒者&社会人経験者にメッセージ! 既卒者の方や社会人経験者の方は、新卒の方とは異なる経験を有している点にメリットがあると思います。新卒の方に比べ不利であるイメージを持っている方もいるかもしれませんが、全くそんなことはないので、自分なりのロジックを組み自信を持って臨んでもらえればと思います。 また、説明会等の雰囲気と職場の雰囲気が違うのではないかと不安を感じるところもあるかと思いますが、人として魅力的な上司や先輩方が沢山おります。入庁後も入庁前に感じた雰囲気とズレは無く、長く働ける職場であると実感しています。 様々な省庁がある中で、特許庁を選んでもらえれば幸いです。皆様と一緒に働ける日を楽しみにしています。

現在の業務について 特許庁における業務の流れを一定の書き方に従って記述した、業務可視化資料の管理を行っています。特許庁の業務は複雑で、大規模なシステムが関わり合っています。業務可視化資料の整備によって、システム開発の要件定義の際に、対象とする業務の範囲はどこか、また、その前後にはどのような業務の流れがあるのかを明確にすることができ、システム開発の効率化・網羅性を目指し品質を高めています。特許庁の業務は、法制度改正により見直しが必要になることも多いため、膨大かつ複雑な業務可視化資料の維持管理に難しさを感じる事もありますが、様々な業務を資料管理の面から知ることができ、学びが多くやりがいを感じています。

既卒者&社会人経験者だからこそ出来たこと、工夫したこと 誰かに何かを伝えるという機会は社会人になると圧倒的に多くなるので、資料作成などのアウトプットは前職での経験が役に立ったなと感じました。また他の職場を経験している分、客観的な視点で物事を見ることも忘れないようにと心がけています。

既卒者&社会人経験者にメッセージ! 前職は民間企業の総合職として働いていましたが、自分の将来を考えた際にこの先もずっと働き続けるといったイメージが沸かなかったため、結婚を機に特許庁への転職を決めました。転職して驚いたのは、働くお母さんの多さです。男女問わず仕事と家庭を両立されている方々が多くいる環境に安心でき、私自身も出産し、昨年の春に職場復帰しました。仕事と育児の両立は大変ではありますが、恵まれた職場環境のおかげで充実した日々を送ることができ、特許庁に転職して良かった、これからも長く働いていきたいなと感じています。転職を悩んでいる方々、特許庁は人も制度も業務の幅も充実しているので、興味を持っていただけたら嬉しいです。

既 卒 者 ・ 社 会 人 経 験 者 か ら の メ ッ セ ー ジ

総務課情報技術統括室H27.11入庁

Ayako Tanahashi

棚橋 彩子

職員からのメッセージ ~多様な人材が活躍できる職場です~

──現在の業務内容を教えてください。肥後 世界知的所有権機関(WIPO)や国際協力機構(JICA)と協力して、開発途上国における知財制度整備や知財人材育成支援に関する取り組みを行っています。具体的には、日本の特許庁の職員をイベント等に派遣するための調整を行っています。

──業務のやりがいは?肥後 入庁後半年ほどで、日本開催の国際会合に携わる経験をすることが出来ました。当日まではバタバタと様々な準備に追われますが、無事に終えたときにはとても達成感を感じることができました。

──班としての今後の目標狩野 開発途上国において日系企業が知財制度を利用しやすい環境を実現することです。その国に合った効果的な支援は何か、持続的な発展に繋がるか、日系企業に裨益するか、インテリジェンスを蓄積し戦略的な支援を構築できる部隊になることが目標です。

──肥後さんに期待することはなんですか?狩野 持ち前の素直さやユーモアはそのままに、積極的に業務を経験して強みを身につけていって欲しいです。

座 談 会 上司×部下

2秘書課研修班

──現在の業務内容を教えてください。皆川 様々な部署や機関と連携をして、特許庁全体の研修を企画、検討しています。また、海外留学へ行く職員の手続や民間派遣(インターン)手続きなども行っています。分からないこと等は、目の前に座っている班長に相談しながら日々業務を行っています!

──業務のやりがいは?皆川 専門性を求められる特許庁では、研修は無くてはならないものです。そのような研修を企画・検討できることにやりがいを感じますし、研修が役に立ったというご意見をいただけた時には達成感を覚えます。

──班としての今後の目標坂元 研修はとても重要ではありますが、なかなか皆さん集中して受講するのが大変です。研修の効果は最大に、研修生・講師の負担は最小限に、いかに工夫をして実施するかが目標です。そんな苦労の元に研修が開催されていますので、皆さんも頑張ってください!

──皆川さんに期待することはなんですか?坂元 多方面の部署の人と仕事をする機会があり、また研修生との交流もあるので、仕事で繋がった人との縁を今後に活かして欲しいです。ゆったり優しい物腰と裏腹に、素早い行動力が持ち味なので、多くの部署で経験を積み更なる飛躍を期待します。

●上司:坂元 健二 Kenji Sakamoto H3.4入庁(写真右)●部下:皆川 加奈 Kana Minagawa H27.4入庁(写真左)

1国際協力課海外協力班●上司:狩野 裕己 Yuki Kano H22.10入庁(写真右)●部下:肥後 さくら Sakura Higo H31.4入庁(写真左)

27

Page 28: ÀR VM Sqx - jpo.go.jp...QR 丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分 丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分

座談会

この特許庁パンフレットを読まれている皆さんは、社会人になることへの不安を感じていますか?特許庁職員の業務内容、キャリアパス、職場環境やワークライフバランス…実際に働いてみないと、なかなか想像できないことかと思います。そんな皆さんの不安を少しでも解消できるように、現在の業務内容、休日の過ごし方など幅広く特許庁でのライフスタイルを語ってもらいました!

調整課H14.4入庁

Koki Sato

佐藤 康喜調整課H22.4入庁

Nanae Yoshida

吉田 奈々恵国際意匠・商標出願室H27.4入庁

Momoko Mizutani

水谷 桃子情報技術統括室H31.4入庁

Daiki Fuji i

藤井 大暉

まずは、皆さんの現在の業務を教えてください。佐藤 総括担当として、主に、課の予算の要求・執行管理、文書管理、職員の勤怠管理、物品等の調達、他課との連絡調整等を担当しています。これら業務に関連して、多様な発注が舞い込んでくるので、課内に展開・調整・とりまとめといったサイクルを繰り返し行っています。吉田 出願人から提出されたDNA関連の配列表のデータ加工と、そのデータを日米欧の三極特許庁で交換する業務を行っています。提出された配列表が世界標準に則っているか、また配列表の提出がない場合に本来提出必須である案件が含まれていないかを確認するのが主な業務です。水谷 マドリッド協定議定書(マドプロ)に基づく商標の国際登録制度を利用して、海外の出願人が日本国で商標権を取る際に必要となる書類の方式審査などを行っています。国内代理人や海外代理人からの問い合わせも多く、刺激的な毎日を送っています。藤井 特許庁では、ペーパーレス化が進み、出願申請や方式審査、実体審査など様々な業務についてシステムを導入しています。その中でも、私は受付システムを担当しており、既存システムの保守・運用やシステム障害時の対応や、システムを使用している職員の要望をもと

に改善提案をおこなっています。出向経験について教えてください。佐藤 これまでに二度の出向を経験しました。一度目は内閣府。公共サービス改革、調達改革の事務局を担当し、各省庁との折衝、国会対応などそれまでに経験してこなかった業務に従事することができました。二度目は独法の中小企業基盤整備機構。中小企業等の販路開拓支援、海外展開支援などを担当しました。国内から海外まで出張も多く、濃密な二年間を経験しました。いずれの経験も行政官として歩んでいく上で大きな糧となっています。職員としての“やりがい”や印象に残った仕事を教えてください。吉田 特許情報企画室でJ-PlatPatの企画に携わったことです。世間に浸透していた旧サービスを廃止し新たにJ-PlatPatを立ち上げるのは、ある種時代の節目ともいえる大きなプロジェクトであり、これに取り組めたことは非常に貴重な経験だったと感じています。J-PlatPatという略称と、ユーザーが「ぷらっと」寄って、情報を「ぱっと」見つけられる、というキャッチフレーズを室員全員で考えたこともまた思い出深いです。水谷 先方知財庁より「指定国官庁としての実務を教えてほしい」との要望を受け、ラオスへ出張させていただいたことです。ラオス知財

庁は規模が小さい分、各々の職員が業務の全体像をよく把握していたことが印象に残っています。目先の細かい業務に留まらず、広い視野を持ちつつ業務に取り組むことの困難さを学ぶ良い機会になりました。若手でも海外出張などに挑戦させてもらえる点も特許庁の良さの一つです。藤井 特許庁では、多岐にわたる業務を処理する、複雑で大規模な情報システムが稼働しています。その中で、情報技術統括室は専門的な知識を身に付けることができ、庁外の方々と連携して仕事をすることもあるので、日々刺激を受けています。また、自分が経験していない業務についてもシステムの勉強をしていく中で学ぶことができ、とてもやりがいのある部署であると感じています。仕事をする上で心がけていることや必要なことはありますか?佐藤 テレワーク(在宅勤務)ができるくらい執務環境が整っていて、職員同士が顔を合わせなくとも、話さなくとも仕事を進めることができてしまう時代になっています。ただ、仕事は人と人との関係の上で成り立っているので、円滑に進めるためには対面でのコミュニケーションは相変わらず重要で、そこが疎かにならないよう心がけています。吉田 私自身は文系出身ですが、先にお話ししたとおりDNA関連の業務に携わっていることから理系の専門知識を要する場面が多々あり、あっという間に自分の限界を迎えます。そのため、この道専門の審査官と連携することで、日々の業務を行っています。どの部署にいってもそうですが、自分一人で出来る仕事は多くなく、他の職員との連携、人脈はとても大事だとひしひしと感じています。水谷 方式審査をしていると、ともすると個人プレーのようになりがちなので、積極的に周囲の先輩方に相談をさせてもらっています。一人で袋小路に入ってしまったとき、経験豊富な先輩方に情報共有をし

ただけで即座に問題が解決することも多々あり、結果的に迅速かつ正確な方式審査につながっているように思います。藤井 積極的にコミュニケーションを取ることを心掛けています。業務に携わる上で、まだわからないことが多く、周りの方々に助けていただく機会が多いので報告・連絡・相談は怠らないようにしています。上司と常にコミュニケーションを取ることで、ミスを減らすこともでき業務を円滑に進めることができると考えています。休日の過ごし方は?佐藤 休日はほぼ子供に合わせた生活をしています。習い事の送り迎えや、空いた時間には公園で一緒に運動するなど、心地よい疲労感とともに楽しい休日を過ごしています。とはいえ、サッカー観戦という自分の趣味もあり、息子を伴ってスタジアムに行くこともあります。吉田 家族で食事や買い物に出かけるのが定番です。保育園に通う子どもがおりますが、平日は時間に追われて子どもとゆっくり向き合う時間が持てないので、休日には家事を放り投げてでも子どもと過ごす時間を大切にしています。水谷 サウナにハマっているので、都内のサウナを巡っています。水風呂の温度にもこだわりがあるので、事前のリサーチはかかせません…。無論、サウナ後のビールもセットで♡笑 日々の疲れが吹き飛びます。藤井 特許庁の同期や大学の友達と一緒に過ごすことが多いです。普段の過ごし方は、飲み会が多いですが、社会人になってから遠出をする機会が減ってきたので、連休があるときは旅行をしてリフレッシュすることもあります。今後の目標について教えてください。佐藤 政府が掲げる「働き方改革」の下、今までと同じような感覚で仕事をしていてはいけないと思っています。決められた時間の中でいかに生産性の高い仕事をしていくか、当たり前のことではありますが、改めて真摯に向き合っていかなければならない課題と認識していて、それを実行していくことが目標です。吉田 DNA配列表の提出に関する世界標準の改訂を控え、これに付随するユーザー向けサービスも大きく変わります。私はこの対応窓口として、どのようにユーザーに説明を行っていくか、またいかに庁内外を混乱させることなく移行できるか。大きなミッションですが、責任感を持って取り組んでいきたいです。水谷 特許庁には子育てや介護等をしながらでも働きやすい環境が整っているので、第一にはワークライフバランスを維持しながら働き続けたいです。業務の観点では、マドプロ関連で様々な角度からの業務に携わることで、いつの日かマドプロの「プロ」のようになれたらと考えています。藤井 情報技術統括室が目標として掲げている「安定稼働」を実現していくためにも、今以上にシステムのことだけでなく、特許庁の業務について知識を深めていく必要があると感じています。そのために、精進を重ね、様々な経験や意見を取り入れ今後に役立てていきたいです。

特許庁 STYLE

2020

係長・係員が語る

28

Page 29: ÀR VM Sqx - jpo.go.jp...QR 丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分 丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分

座談会

この特許庁パンフレットを読まれている皆さんは、社会人になることへの不安を感じていますか?特許庁職員の業務内容、キャリアパス、職場環境やワークライフバランス…実際に働いてみないと、なかなか想像できないことかと思います。そんな皆さんの不安を少しでも解消できるように、現在の業務内容、休日の過ごし方など幅広く特許庁でのライフスタイルを語ってもらいました!

調整課H14.4入庁

Koki Sato

佐藤 康喜調整課H22.4入庁

Nanae Yoshida

吉田 奈々恵国際意匠・商標出願室H27.4入庁

Momoko Mizutani

水谷 桃子情報技術統括室H31.4入庁

Daiki Fuji i

藤井 大暉

まずは、皆さんの現在の業務を教えてください。佐藤 総括担当として、主に、課の予算の要求・執行管理、文書管理、職員の勤怠管理、物品等の調達、他課との連絡調整等を担当しています。これら業務に関連して、多様な発注が舞い込んでくるので、課内に展開・調整・とりまとめといったサイクルを繰り返し行っています。吉田 出願人から提出されたDNA関連の配列表のデータ加工と、そのデータを日米欧の三極特許庁で交換する業務を行っています。提出された配列表が世界標準に則っているか、また配列表の提出がない場合に本来提出必須である案件が含まれていないかを確認するのが主な業務です。水谷 マドリッド協定議定書(マドプロ)に基づく商標の国際登録制度を利用して、海外の出願人が日本国で商標権を取る際に必要となる書類の方式審査などを行っています。国内代理人や海外代理人からの問い合わせも多く、刺激的な毎日を送っています。藤井 特許庁では、ペーパーレス化が進み、出願申請や方式審査、実体審査など様々な業務についてシステムを導入しています。その中でも、私は受付システムを担当しており、既存システムの保守・運用やシステム障害時の対応や、システムを使用している職員の要望をもと

に改善提案をおこなっています。出向経験について教えてください。佐藤 これまでに二度の出向を経験しました。一度目は内閣府。公共サービス改革、調達改革の事務局を担当し、各省庁との折衝、国会対応などそれまでに経験してこなかった業務に従事することができました。二度目は独法の中小企業基盤整備機構。中小企業等の販路開拓支援、海外展開支援などを担当しました。国内から海外まで出張も多く、濃密な二年間を経験しました。いずれの経験も行政官として歩んでいく上で大きな糧となっています。職員としての“やりがい”や印象に残った仕事を教えてください。吉田 特許情報企画室でJ-PlatPatの企画に携わったことです。世間に浸透していた旧サービスを廃止し新たにJ-PlatPatを立ち上げるのは、ある種時代の節目ともいえる大きなプロジェクトであり、これに取り組めたことは非常に貴重な経験だったと感じています。J-PlatPatという略称と、ユーザーが「ぷらっと」寄って、情報を「ぱっと」見つけられる、というキャッチフレーズを室員全員で考えたこともまた思い出深いです。水谷 先方知財庁より「指定国官庁としての実務を教えてほしい」との要望を受け、ラオスへ出張させていただいたことです。ラオス知財

庁は規模が小さい分、各々の職員が業務の全体像をよく把握していたことが印象に残っています。目先の細かい業務に留まらず、広い視野を持ちつつ業務に取り組むことの困難さを学ぶ良い機会になりました。若手でも海外出張などに挑戦させてもらえる点も特許庁の良さの一つです。藤井 特許庁では、多岐にわたる業務を処理する、複雑で大規模な情報システムが稼働しています。その中で、情報技術統括室は専門的な知識を身に付けることができ、庁外の方々と連携して仕事をすることもあるので、日々刺激を受けています。また、自分が経験していない業務についてもシステムの勉強をしていく中で学ぶことができ、とてもやりがいのある部署であると感じています。仕事をする上で心がけていることや必要なことはありますか?佐藤 テレワーク(在宅勤務)ができるくらい執務環境が整っていて、職員同士が顔を合わせなくとも、話さなくとも仕事を進めることができてしまう時代になっています。ただ、仕事は人と人との関係の上で成り立っているので、円滑に進めるためには対面でのコミュニケーションは相変わらず重要で、そこが疎かにならないよう心がけています。吉田 私自身は文系出身ですが、先にお話ししたとおりDNA関連の業務に携わっていることから理系の専門知識を要する場面が多々あり、あっという間に自分の限界を迎えます。そのため、この道専門の審査官と連携することで、日々の業務を行っています。どの部署にいってもそうですが、自分一人で出来る仕事は多くなく、他の職員との連携、人脈はとても大事だとひしひしと感じています。水谷 方式審査をしていると、ともすると個人プレーのようになりがちなので、積極的に周囲の先輩方に相談をさせてもらっています。一人で袋小路に入ってしまったとき、経験豊富な先輩方に情報共有をし

ただけで即座に問題が解決することも多々あり、結果的に迅速かつ正確な方式審査につながっているように思います。藤井 積極的にコミュニケーションを取ることを心掛けています。業務に携わる上で、まだわからないことが多く、周りの方々に助けていただく機会が多いので報告・連絡・相談は怠らないようにしています。上司と常にコミュニケーションを取ることで、ミスを減らすこともでき業務を円滑に進めることができると考えています。休日の過ごし方は?佐藤 休日はほぼ子供に合わせた生活をしています。習い事の送り迎えや、空いた時間には公園で一緒に運動するなど、心地よい疲労感とともに楽しい休日を過ごしています。とはいえ、サッカー観戦という自分の趣味もあり、息子を伴ってスタジアムに行くこともあります。吉田 家族で食事や買い物に出かけるのが定番です。保育園に通う子どもがおりますが、平日は時間に追われて子どもとゆっくり向き合う時間が持てないので、休日には家事を放り投げてでも子どもと過ごす時間を大切にしています。水谷 サウナにハマっているので、都内のサウナを巡っています。水風呂の温度にもこだわりがあるので、事前のリサーチはかかせません…。無論、サウナ後のビールもセットで♡笑 日々の疲れが吹き飛びます。藤井 特許庁の同期や大学の友達と一緒に過ごすことが多いです。普段の過ごし方は、飲み会が多いですが、社会人になってから遠出をする機会が減ってきたので、連休があるときは旅行をしてリフレッシュすることもあります。今後の目標について教えてください。佐藤 政府が掲げる「働き方改革」の下、今までと同じような感覚で仕事をしていてはいけないと思っています。決められた時間の中でいかに生産性の高い仕事をしていくか、当たり前のことではありますが、改めて真摯に向き合っていかなければならない課題と認識していて、それを実行していくことが目標です。吉田 DNA配列表の提出に関する世界標準の改訂を控え、これに付随するユーザー向けサービスも大きく変わります。私はこの対応窓口として、どのようにユーザーに説明を行っていくか、またいかに庁内外を混乱させることなく移行できるか。大きなミッションですが、責任感を持って取り組んでいきたいです。水谷 特許庁には子育てや介護等をしながらでも働きやすい環境が整っているので、第一にはワークライフバランスを維持しながら働き続けたいです。業務の観点では、マドプロ関連で様々な角度からの業務に携わることで、いつの日かマドプロの「プロ」のようになれたらと考えています。藤井 情報技術統括室が目標として掲げている「安定稼働」を実現していくためにも、今以上にシステムのことだけでなく、特許庁の業務について知識を深めていく必要があると感じています。そのために、精進を重ね、様々な経験や意見を取り入れ今後に役立てていきたいです。

特許庁 STYLE

2020

係長・係員が語る

29

Page 30: ÀR VM Sqx - jpo.go.jp...QR 丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分 丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分

特許庁への志望理由●日本の技術者を支援したいと思ったからです。大学時代、理系の友人たちが研究のことを楽しそうに話すのを聞いて、新しいものを生み出せる人たちが今後も活躍できる社会にしたい、そのためのお手伝いをしたい、と思い志望しました。●採用説明会に参加した際、職員と直接話す機会があり、その人柄に惹かれたのがきっかけです。こんな人たちと一緒に自分も仕事をしたいと感じ、官庁訪問を決めました。●資源の乏しい日本において、知的財産はこれまでの経済成長を支え続けてきましたが、今後の成長戦略では更に重要な位置づけとされていくことを知り、それを支える産業財産権制度に携わりたいと感じたからです。●当時の採用担当の説明がお上手だったので、それに釣られてそのまま来てしまいました(笑)。 でも「日本にとって知財はとても重要」その点に共感したことは今でも変わりません。●大学の同級生に特許庁の受験を勧められました。理由は職場の雰囲気が良く、長く働けて労働環境が良さそうとのことでした。実際に自分の目で確かめ、採用担当者の熱意や同期の雰囲気にも惹かれ、特許庁に決めました。

入庁してから現在までの仕事内容(キャリアパス)●入庁後企画調査課に配属され、その後は国際政策課、経済産業省アジア大洋州課への出向、大学院留学を経て、現在はまた国際政策課と、国際系のキャリアパスを歩んでいると思います。●総括業務、出願受付、契約事務などのほか、システム分野の業務にも多く携わってきました。専門的な業務もありますが、研修制度も充実しており、ベテラン職員からは学びやすい雰囲気があるのでもっと勉強したいと思えるような経験をさせていただいています。●会計業務に多く携わってきたが、審査基準の策定や審査業務支援事業、また、出向先ではコンテンツ産業の支援業務も担当しました。知財制度というベースはありつつも、大変幅広く様々な経験を積むことができると感じています。

●一日中パソコンの前にいる仕事から、国外出張によく行くなど、色々ありました。それぞれの場面で学ぶことは多いので、日々勉強です。●自分の思い描くキャリアパスを形成しようと強い意志を持つことが大切だと思っています。人員配置は庁内全体の状況により、実際自分の思い通りにはならないものですが、振り返ると全て良い経験として捉えられるのは、特許庁の良さでもあると思います。

特許庁職員としてやりがいを感じたことは?●現職では、普通に生活していたら経験できないであろうEPA等の条文作成業務に携わっており、醍醐味を感じています。法律や条約の知識も必要ですし、日々英語に触れるので、毎日勉強させていただいています。●国内出願の受付業務をしていたときには、出願人や代理人から問い合わせや確認を受けることが多くありましたが、案内した手続きの不備や疑問点が解消して感謝をされたときにはとてもやりがいを感じました。●経済産業省へ出向した際、多くのコンテンツ関連企業と対話する機会を得たが、彼らが知財戦略をいかに重要視しているかを感じた一方いち企業だけでは知財を守り切れない部分も非常に多いことを実感し、国の支援の重要性を改めて考えるきっかけになりました。●制度利用者の方々と接する機会が多いのが特徴の一つかなと思っています。直接お問い合わせを受ける時は、少しでもお役に立てるようにという気持ちになります。●アフリカ政策対話を担当させてもらえた経験です。アジェンダ作成や幹部の資料調整、会場準備全般を任されました。開催前はプレッシャーも感じ、四六時中仕事の事を考えていましたが、無事開催できた後の達成感は得がたいものでした。

入庁してから感じた特許庁に対してのギャップは?●良い意味でラフな人も多く、仕事しやすい環境だと思いました。公務員ってもっときっちりしていると思っていたので。それと、思っていた以上に、忙しいです(笑)。(注:部署によります)●雰囲気の良さそうな職場だとは思っていましたが、入庁した当時は不安も感じていました。実際に働いてみると面倒見がよくて温かい人が多く、想像以上にアットホームで働きやすい職場でした。●「知的財産」という言葉からかなりお堅いイメージでしたが、働いている人は明るく優しい方が多く、楽しく業務に当たることができ、とても働きやすい職場だと感じました。また、業務の幅も想像していた以上に広く、様々な経験を積むことができると感じました。

●入庁してから特に大きなギャップは感じませんでしたが、出向や留学で外に出てみると、色々違いを感じることはありました。●よくパンフレットに書かれていますが、ギャップがないことがギャップです。今でも、当時採用担当者に説明されていた通りのあたたかい組織だなと思います。唯一、同期が10年目でも仲が良いという点がギャップです。

係長になってみての変化を教えてください●自分で考えて動く、ということを以前より意識するようになったと思います。優秀な後輩たちに負けないよう、気を引き締めて職務にあたる毎日です。●自分で考えて判断したり、決められる仕事の範囲が広くなったと感じています。その分、学ばなければならないことや、様々な場面で責任も増えたと思いますが、やりがいも感じています。●仕事に対する主体性という面では明確な違いを感じます。業務に対する責任感も強く感じるようになり負担も増しましたが、その分、自らの判断で新しい取り組みへチャレンジできるような楽しみも増えました。●まだまだ、勉強中なのでえらそうなことは言えませんが、何かをやってもらうようなときは、まず自分が率先してやって、それを見せる、ことを心がけています。

どういう後輩、部下と働きたいですか?●素直で前向きな方だと最高です!いつでも相談や質問をしてほしいと思いますし、声を掛けやすい先輩・上司に私もなりたいと思っています。●何か仕事をするときに相手の立場になって考えられる人、責任感があって普段から楽しく仕事に取り組める人と一緒に働きたいです。●明るく元気で、自ら考え、何事にも前向きに取り組んでくれるような方と働きたいです。これらはよく言われるようなことですが、実際に働き始めてから、本当に重要なことだと感じるようになりました。自分もこのような人になりたいです。笑

●自分は迷うことが多いので、後輩の意見を聞くときがよくあります。情けないですが相談に乗ってくれる、後輩、部下だとありがたいです(笑)。

みなさんにとって、同期の存在はどのように感じていますか?●転勤や育休で全員が一同にそろうことはあまりなくなりましたが、それでも久しぶりにみんなに会うと落ち着きます。困ったら色々相談できる、心を許せる存在です!●それぞれがとても個性が強いのに、それでいて何かの時には一体感があって、仕事でもプライベートでも協力しあえる頼りになる存在です。●入庁当時は分からないことや不安なことが多い中、お互いを支え合えるとても重要な存在でした。特許庁は他の職場と比較しても同期の仲が大変良いと思うので、この素晴らしい文化を大切にしたいです。●最初は特に何も感じてませんでしたが、今では苦楽をともにした戦友ですかね。10年間同じ立場でつきあいが継続している関係なんて他ではありませんから。代えがたいモノはあります。

特許庁を目指す方へメッセージをお願いします。●デザイン経営プロジェクト(私も参加していますが、楽しいです!)を立ち上げるなど、自らも変化しようとしている職場ですので、やる気があればいろんなことにチャレンジできると思います。皆さんと近い将来、一緒に働けるのを楽しみにしています!●特許庁は、風通しがよくて温かい雰囲気のある職場だと思います。少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ実際に説明会に足を運んでみてください。一緒に働けることを楽しみにしています!●仕事の内容について合う合わないは個人差があるのでなんとも言えませんが、職場環境の面で言ったらこれほどよい会社は他には無いです、と言える程によい会社です。入庁10年目には、特許庁にしてよかったなときっと感じると思います。●行政機関は多種多様ありますが、特許庁はそれなりに個性的な部類の一つだと思います(笑)。自分も気づけば10年目、フレッシュな皆様とお仕事できることを楽しみにしてます!

10年目の同期─取材レポート─

入庁

座談会

こんにちは!事務職員として入庁5年目、レポーターの平松です。

この度、平成23年度に入庁し、10年目を迎える

仲良し同期の皆さんに取材をしてきました!

特許庁への志望理由から、係長になってみての変化、

同期の存在についてなど、いろいろと語っていただきましたので、

早速レポートしたいと思います。

(後列左より)深沢 貴浩 Takahiro Fukasawa  出願課国際出願室

大熊 隆史 Takashi Ookuma総務課情報技術統括室

川添 康一郎 Koichiro Kawazoe経済産業省出向

打越 文洋 Fumihiro Uchikoshi 内閣府出向

下田 勝洋 Katsuhiro Shimoda 調整課

(前列左より)小林 龍 Ryu Kobayashi 会計課

吉野 彩 Aya Yoshino 国際政策課

狩野 裕己 Yuki Kano 国際協力課

小出 拓弥 Takuya Koide 会計課

30

Page 31: ÀR VM Sqx - jpo.go.jp...QR 丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分 丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分

特許庁への志望理由●日本の技術者を支援したいと思ったからです。大学時代、理系の友人たちが研究のことを楽しそうに話すのを聞いて、新しいものを生み出せる人たちが今後も活躍できる社会にしたい、そのためのお手伝いをしたい、と思い志望しました。●採用説明会に参加した際、職員と直接話す機会があり、その人柄に惹かれたのがきっかけです。こんな人たちと一緒に自分も仕事をしたいと感じ、官庁訪問を決めました。●資源の乏しい日本において、知的財産はこれまでの経済成長を支え続けてきましたが、今後の成長戦略では更に重要な位置づけとされていくことを知り、それを支える産業財産権制度に携わりたいと感じたからです。●当時の採用担当の説明がお上手だったので、それに釣られてそのまま来てしまいました(笑)。 でも「日本にとって知財はとても重要」その点に共感したことは今でも変わりません。●大学の同級生に特許庁の受験を勧められました。理由は職場の雰囲気が良く、長く働けて労働環境が良さそうとのことでした。実際に自分の目で確かめ、採用担当者の熱意や同期の雰囲気にも惹かれ、特許庁に決めました。

入庁してから現在までの仕事内容(キャリアパス)●入庁後企画調査課に配属され、その後は国際政策課、経済産業省アジア大洋州課への出向、大学院留学を経て、現在はまた国際政策課と、国際系のキャリアパスを歩んでいると思います。●総括業務、出願受付、契約事務などのほか、システム分野の業務にも多く携わってきました。専門的な業務もありますが、研修制度も充実しており、ベテラン職員からは学びやすい雰囲気があるのでもっと勉強したいと思えるような経験をさせていただいています。●会計業務に多く携わってきたが、審査基準の策定や審査業務支援事業、また、出向先ではコンテンツ産業の支援業務も担当しました。知財制度というベースはありつつも、大変幅広く様々な経験を積むことができると感じています。

●一日中パソコンの前にいる仕事から、国外出張によく行くなど、色々ありました。それぞれの場面で学ぶことは多いので、日々勉強です。●自分の思い描くキャリアパスを形成しようと強い意志を持つことが大切だと思っています。人員配置は庁内全体の状況により、実際自分の思い通りにはならないものですが、振り返ると全て良い経験として捉えられるのは、特許庁の良さでもあると思います。

特許庁職員としてやりがいを感じたことは?●現職では、普通に生活していたら経験できないであろうEPA等の条文作成業務に携わっており、醍醐味を感じています。法律や条約の知識も必要ですし、日々英語に触れるので、毎日勉強させていただいています。●国内出願の受付業務をしていたときには、出願人や代理人から問い合わせや確認を受けることが多くありましたが、案内した手続きの不備や疑問点が解消して感謝をされたときにはとてもやりがいを感じました。●経済産業省へ出向した際、多くのコンテンツ関連企業と対話する機会を得たが、彼らが知財戦略をいかに重要視しているかを感じた一方いち企業だけでは知財を守り切れない部分も非常に多いことを実感し、国の支援の重要性を改めて考えるきっかけになりました。●制度利用者の方々と接する機会が多いのが特徴の一つかなと思っています。直接お問い合わせを受ける時は、少しでもお役に立てるようにという気持ちになります。●アフリカ政策対話を担当させてもらえた経験です。アジェンダ作成や幹部の資料調整、会場準備全般を任されました。開催前はプレッシャーも感じ、四六時中仕事の事を考えていましたが、無事開催できた後の達成感は得がたいものでした。

入庁してから感じた特許庁に対してのギャップは?●良い意味でラフな人も多く、仕事しやすい環境だと思いました。公務員ってもっときっちりしていると思っていたので。それと、思っていた以上に、忙しいです(笑)。(注:部署によります)●雰囲気の良さそうな職場だとは思っていましたが、入庁した当時は不安も感じていました。実際に働いてみると面倒見がよくて温かい人が多く、想像以上にアットホームで働きやすい職場でした。●「知的財産」という言葉からかなりお堅いイメージでしたが、働いている人は明るく優しい方が多く、楽しく業務に当たることができ、とても働きやすい職場だと感じました。また、業務の幅も想像していた以上に広く、様々な経験を積むことができると感じました。

●入庁してから特に大きなギャップは感じませんでしたが、出向や留学で外に出てみると、色々違いを感じることはありました。●よくパンフレットに書かれていますが、ギャップがないことがギャップです。今でも、当時採用担当者に説明されていた通りのあたたかい組織だなと思います。唯一、同期が10年目でも仲が良いという点がギャップです。

係長になってみての変化を教えてください●自分で考えて動く、ということを以前より意識するようになったと思います。優秀な後輩たちに負けないよう、気を引き締めて職務にあたる毎日です。●自分で考えて判断したり、決められる仕事の範囲が広くなったと感じています。その分、学ばなければならないことや、様々な場面で責任も増えたと思いますが、やりがいも感じています。●仕事に対する主体性という面では明確な違いを感じます。業務に対する責任感も強く感じるようになり負担も増しましたが、その分、自らの判断で新しい取り組みへチャレンジできるような楽しみも増えました。●まだまだ、勉強中なのでえらそうなことは言えませんが、何かをやってもらうようなときは、まず自分が率先してやって、それを見せる、ことを心がけています。

どういう後輩、部下と働きたいですか?●素直で前向きな方だと最高です!いつでも相談や質問をしてほしいと思いますし、声を掛けやすい先輩・上司に私もなりたいと思っています。●何か仕事をするときに相手の立場になって考えられる人、責任感があって普段から楽しく仕事に取り組める人と一緒に働きたいです。●明るく元気で、自ら考え、何事にも前向きに取り組んでくれるような方と働きたいです。これらはよく言われるようなことですが、実際に働き始めてから、本当に重要なことだと感じるようになりました。自分もこのような人になりたいです。笑

●自分は迷うことが多いので、後輩の意見を聞くときがよくあります。情けないですが相談に乗ってくれる、後輩、部下だとありがたいです(笑)。

みなさんにとって、同期の存在はどのように感じていますか?●転勤や育休で全員が一同にそろうことはあまりなくなりましたが、それでも久しぶりにみんなに会うと落ち着きます。困ったら色々相談できる、心を許せる存在です!●それぞれがとても個性が強いのに、それでいて何かの時には一体感があって、仕事でもプライベートでも協力しあえる頼りになる存在です。●入庁当時は分からないことや不安なことが多い中、お互いを支え合えるとても重要な存在でした。特許庁は他の職場と比較しても同期の仲が大変良いと思うので、この素晴らしい文化を大切にしたいです。●最初は特に何も感じてませんでしたが、今では苦楽をともにした戦友ですかね。10年間同じ立場でつきあいが継続している関係なんて他ではありませんから。代えがたいモノはあります。

特許庁を目指す方へメッセージをお願いします。●デザイン経営プロジェクト(私も参加していますが、楽しいです!)を立ち上げるなど、自らも変化しようとしている職場ですので、やる気があればいろんなことにチャレンジできると思います。皆さんと近い将来、一緒に働けるのを楽しみにしています!●特許庁は、風通しがよくて温かい雰囲気のある職場だと思います。少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ実際に説明会に足を運んでみてください。一緒に働けることを楽しみにしています!●仕事の内容について合う合わないは個人差があるのでなんとも言えませんが、職場環境の面で言ったらこれほどよい会社は他には無いです、と言える程によい会社です。入庁10年目には、特許庁にしてよかったなときっと感じると思います。●行政機関は多種多様ありますが、特許庁はそれなりに個性的な部類の一つだと思います(笑)。自分も気づけば10年目、フレッシュな皆様とお仕事できることを楽しみにしてます!

10年目の同期─取材レポート─

入庁

座談会

こんにちは!事務職員として入庁5年目、レポーターの平松です。

この度、平成23年度に入庁し、10年目を迎える

仲良し同期の皆さんに取材をしてきました!

特許庁への志望理由から、係長になってみての変化、

同期の存在についてなど、いろいろと語っていただきましたので、

早速レポートしたいと思います。

(後列左より)深沢 貴浩 Takahiro Fukasawa  出願課国際出願室

大熊 隆史 Takashi Ookuma総務課情報技術統括室

川添 康一郎 Koichiro Kawazoe経済産業省出向

打越 文洋 Fumihiro Uchikoshi 内閣府出向

下田 勝洋 Katsuhiro Shimoda 調整課

(前列左より)小林 龍 Ryu Kobayashi 会計課

吉野 彩 Aya Yoshino 国際政策課

狩野 裕己 Yuki Kano 国際協力課

小出 拓弥 Takuya Koide 会計課

31

Page 32: ÀR VM Sqx - jpo.go.jp...QR 丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分 丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分

1年目職員からのメッセージ

こ れ か ら の日 本 を 支 え る明 る い 力

入庁間もない1年目職員に、現在の業務について、志望動機、学生時代のこと etc… リアルな心境を語ってもらいました。

秘書課R2.4入庁

Mariko Takagishi

高岸 真梨子

―現在の業務内容は? 弁理士の懲戒関係が主な業務です。具体的には、委員になっていただく先生とメールのやりとりをしています。とはいっても、今は資料や弁理士法を読んで勉強しているところです。日々新たなことを知るので、毎日新鮮な気持ちで働いています。

―筆記試験や面接試験の対策は? 筆記試験は問題集を解いて練習していました。試験勉強を始めた時期が遅かったので、重要論点にしぼるなど緩急をつけたことも大事でした。面接は自分のことを振り返ってよく知っておくと、質問に対応しやすいと思います!

―職場の雰囲気はどうですか? 初歩的なことでも聞きやすい雰囲気です。今はまだ何をするにも疑問がいっぱいなので、逐一近くにいる先輩方に質問してなんとか業務に取り組んでいます。入庁するまではとても不安でしたが、今は大変ながらも楽しいです。

秘書課R2.4入庁

Yuji Nakajo

仲條 雄司

―現在の業務内容は?職員の給与・賞与支給に関する業務を行っています。職員の生活に直接関わる仕事のため責任は重いですが、先輩方に支えられながら日々業務に取り組んでいます。

―なぜ特許庁に決めたのか?職員の人柄の良さに惹かれたためです。説明会に何度も参加する中で、一緒に働きたいという気持ちが強くなっていきました。また、産業財産権という軸を持ちながら様々な業務を経験できるという点に魅力を感じたことも理由の一つです。

―学生時代に熱中していたことは?筋トレです。大学4年の時には5ヶ月で約15kgの減量を行い、フィジークという競技の大会に出場しました。惜しくも入賞を逃したので、またいつかリベンジしようと考えています。

総務課R1.10入庁

Shota Minamoto

源 翔太

―現在の業務内容は?室内の意見の取りまとめ、有識者による審議会の段取り等の総括業務だけでなく、制度の根幹をなす法令改正の業務や法令改正に関するお問い合わせ等の業務にも携わっています。

―学生時代に熱中していたことは?カメラです。特に、人を撮るポートレートが好きで、休日はカメラ友達と写真を撮るために遠出したりしました。時には、撮影依頼やHP掲載依頼を受けることもあり、学生ながら貴重な体験もさせていただきました。

―筆記試験や面接試験の対策は?筆記試験対策は、「なぜそうなるのか」というロジックを理解しながら過去問をひたすら解くこと、そして面接対策は、「面接」ではなく「会話のキャッチボール」ということを念頭に置きつつ練習することです。

総務課R2.4入庁

Mami Kobayashi

小林 真実

―現在の業務内容は?庁内全体の意見のとりまとめ、業務の割り振り等総括業務を行っています。専門的な部署が多い特許庁の中では数少ないとりまとめ業務に携わることで、庁内の政策や現状を把握する必要性を強く感じています。

―職場の雰囲気はどうですか?上司や先輩方が常に気にかけてくださり、とても働きやすい環境です。少し忙しい部署ではありますが、そういった働きやすい環境は長く仕事をするうえで重要な要素だと感じています。

―就活生へメッセージ!実際に特許庁へ入庁し、説明会等で感じていた通り特許庁は暖かい雰囲気で魅力のあふれる省庁だと思います!就活生の皆様も、自分の直感を信じて就職先を選んでもらえれば間違いないと思います。公務員試験は長期戦ですが、応援しております!

Shunta Kobayashi

小林 竣大

総務課 情報技術統括室R2.4入庁

会計課R2.4入庁

Satoshi Hasegawa

長谷川 聡

―現在の業務内容は? 特許情報の普及施策に関連して、施策の企画に必要な調査業務や関係部署との調整業務に携わっています。庁内はもちろん、特許情報の利用者である外部の方々と関わる機会も多く、日々気を引き締めながら業務を行っております。

―学生時代に熱中していたことは? ボランティア活動です。この活動では、日頃ではあまり接点がない方々とも一緒に活動する良い機会になりました。入庁後も多種多様な職種の方と関わらせて頂くことは多いですが、学生時代のボランティア経験が活きている気がします。

―職場の雰囲気はどうですか? 仕事に真剣に取り組みながらも、明るい雰囲気の中お仕事をさせて頂いております。常に、1年目職員の自分のことを気にかけてくださいますし、右も左も分からない状態であっても、すぐに相談できる環境がありますので、不安なく業務を行えております。

企画調査課R2.4入庁

Kosuke Fujimoto

藤本 康輔

普及支援課R1.10入庁

Yuki Akashi

明石 友貴

会計課R2.4入庁

Momoko Saito

齋藤 桃子

―現在の業務内容は? 特許庁における資金の運用やお金の流れを整理する業務を実施しています。日々会計課で学んでいる事は部署異動しても活きることばかりなので、積極的に様々な会計業務にチャレンジしていきたいです。

―なぜ特許庁に決めたのか? 国家公務員でありながらサービスを必要とする方々の声を直接聞き、より多くの人の暮らしを豊かにする施策へと繋げることができることや、女性でもチャレンジしやすい環境が整っていることに魅力を感じ、特許庁に決めました。

―学生時代に熱中していたことは? 合唱に熱中していました。合唱の最大の魅力は「歌」の可能性を無限大に広げてくれることです。歌は1人でも歌えますが、歌う仲間が増えればハモったり、音域の幅を変えたり、曲に彩りを与えてくれます。高校や大学の合唱部の友人とは今でもよく会います。

職員からのメッセージ

―現在の業務内容は?会計課の給与班に勤めています。給与班という名前からわかるように、特許庁職員の給与支給に関する業務をしています。1つの誤りで皆さんの給与が変わってしまうので、大変責任のある業務ですが緊張感を持って楽しく取り組めています。

―なぜ特許庁に決めたのか?説明会に参加したときの職員の方の雰囲気が良かったからです。1人の方が説明をしている時に、別の方が笑顔でうなずきながら聞いていたのが印象的でした。実際に入庁してからも職員の方の印象は変わらず、優しく明るい方が多くとても良い雰囲気です!

―就活生へメッセージ! 勉強をずっとしていると息が詰まることもあるかと思うので、外出はなかなか出来ませんが適宜息抜きをして目標に向けて頑張ってください!昨今の状況でとても不安な想いもあるかと思いますが、皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています!!

―現在の業務内容は?私の部署では、技術動向調査を行っています。最先端の技術を対象にして、出願傾向や市場情報を調査し、将来展望を分析するものです。また、外注先の多くの方々と協力し、調査を進めています。良い報告書を作成できるよう日々、精進していきます。

―筆記試験や面接試験の対策は? 筆記試験では午前に文章理解、数的処理を行い、午後に専門や知識系の勉強をするように心がけていました。また、問題集を何周もし、模擬試験は必ず復習していました。面接対策では大学のキャリアセンター、予備校などを活用し、実践的な練習をしました。

―就活生へメッセージ! 公務員試験はあきらめないことが重要だと思います。私は途中で挫けそうになったこともありましたが、最後まであきらめずに自分を信じてやってきた結果、公務員になることができたと思います。皆さんもあきらめず、悔いの残らないように頑張ってください。

―現在の業務内容は?中小企業に対する補助金の交付等の補助事業業務に携わっています。業務内容は、出願制度全般の知識から会計的な知識まで幅広い知識が必要で学ぶことがたくさんあるので、毎日やりがいを感じながら職務に励んでいます。

―なぜ特許庁に決めたのか? 「身の回りの当たり前のモノに隠れている知財に携われる」ということに関心を持ったこと、「職場の雰囲気、職員の人柄」に惹かれたこと、の2点が最終的に特許庁に決めた理由の9割です!あとの1割は東京に対する関西人の憧れです。

―筆記試験や面接試験の対策は? とにかく勉強仲間と協力して対策することだと思います。筆記試験と面接試験の両方において、自分じゃ気づかないところを知らせてくれます。具体的なことを言えば、筆記はとにかく過去問です。(笑)

32

Page 33: ÀR VM Sqx - jpo.go.jp...QR 丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分 丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分

1年目職員からのメッセージ

こ れ か ら の日 本 を 支 え る明 る い 力

入庁間もない1年目職員に、現在の業務について、志望動機、学生時代のこと etc… リアルな心境を語ってもらいました。

秘書課R2.4入庁

Mariko Takagishi

高岸 真梨子

―現在の業務内容は? 弁理士の懲戒関係が主な業務です。具体的には、委員になっていただく先生とメールのやりとりをしています。とはいっても、今は資料や弁理士法を読んで勉強しているところです。日々新たなことを知るので、毎日新鮮な気持ちで働いています。

―筆記試験や面接試験の対策は? 筆記試験は問題集を解いて練習していました。試験勉強を始めた時期が遅かったので、重要論点にしぼるなど緩急をつけたことも大事でした。面接は自分のことを振り返ってよく知っておくと、質問に対応しやすいと思います!

―職場の雰囲気はどうですか? 初歩的なことでも聞きやすい雰囲気です。今はまだ何をするにも疑問がいっぱいなので、逐一近くにいる先輩方に質問してなんとか業務に取り組んでいます。入庁するまではとても不安でしたが、今は大変ながらも楽しいです。

秘書課R2.4入庁

Yuji Nakajo

仲條 雄司

―現在の業務内容は?職員の給与・賞与支給に関する業務を行っています。職員の生活に直接関わる仕事のため責任は重いですが、先輩方に支えられながら日々業務に取り組んでいます。

―なぜ特許庁に決めたのか?職員の人柄の良さに惹かれたためです。説明会に何度も参加する中で、一緒に働きたいという気持ちが強くなっていきました。また、産業財産権という軸を持ちながら様々な業務を経験できるという点に魅力を感じたことも理由の一つです。

―学生時代に熱中していたことは?筋トレです。大学4年の時には5ヶ月で約15kgの減量を行い、フィジークという競技の大会に出場しました。惜しくも入賞を逃したので、またいつかリベンジしようと考えています。

総務課R1.10入庁

Shota Minamoto

源 翔太

―現在の業務内容は?室内の意見の取りまとめ、有識者による審議会の段取り等の総括業務だけでなく、制度の根幹をなす法令改正の業務や法令改正に関するお問い合わせ等の業務にも携わっています。

―学生時代に熱中していたことは?カメラです。特に、人を撮るポートレートが好きで、休日はカメラ友達と写真を撮るために遠出したりしました。時には、撮影依頼やHP掲載依頼を受けることもあり、学生ながら貴重な体験もさせていただきました。

―筆記試験や面接試験の対策は?筆記試験対策は、「なぜそうなるのか」というロジックを理解しながら過去問をひたすら解くこと、そして面接対策は、「面接」ではなく「会話のキャッチボール」ということを念頭に置きつつ練習することです。

総務課R2.4入庁

Mami Kobayashi

小林 真実

―現在の業務内容は?庁内全体の意見のとりまとめ、業務の割り振り等総括業務を行っています。専門的な部署が多い特許庁の中では数少ないとりまとめ業務に携わることで、庁内の政策や現状を把握する必要性を強く感じています。

―職場の雰囲気はどうですか?上司や先輩方が常に気にかけてくださり、とても働きやすい環境です。少し忙しい部署ではありますが、そういった働きやすい環境は長く仕事をするうえで重要な要素だと感じています。

―就活生へメッセージ!実際に特許庁へ入庁し、説明会等で感じていた通り特許庁は暖かい雰囲気で魅力のあふれる省庁だと思います!就活生の皆様も、自分の直感を信じて就職先を選んでもらえれば間違いないと思います。公務員試験は長期戦ですが、応援しております!

Shunta Kobayashi

小林 竣大

総務課 情報技術統括室R2.4入庁

会計課R2.4入庁

Satoshi Hasegawa

長谷川 聡

―現在の業務内容は? 特許情報の普及施策に関連して、施策の企画に必要な調査業務や関係部署との調整業務に携わっています。庁内はもちろん、特許情報の利用者である外部の方々と関わる機会も多く、日々気を引き締めながら業務を行っております。

―学生時代に熱中していたことは? ボランティア活動です。この活動では、日頃ではあまり接点がない方々とも一緒に活動する良い機会になりました。入庁後も多種多様な職種の方と関わらせて頂くことは多いですが、学生時代のボランティア経験が活きている気がします。

―職場の雰囲気はどうですか? 仕事に真剣に取り組みながらも、明るい雰囲気の中お仕事をさせて頂いております。常に、1年目職員の自分のことを気にかけてくださいますし、右も左も分からない状態であっても、すぐに相談できる環境がありますので、不安なく業務を行えております。

企画調査課R2.4入庁

Kosuke Fujimoto

藤本 康輔

普及支援課R1.10入庁

Yuki Akashi

明石 友貴

会計課R2.4入庁

Momoko Saito

齋藤 桃子

―現在の業務内容は? 特許庁における資金の運用やお金の流れを整理する業務を実施しています。日々会計課で学んでいる事は部署異動しても活きることばかりなので、積極的に様々な会計業務にチャレンジしていきたいです。

―なぜ特許庁に決めたのか? 国家公務員でありながらサービスを必要とする方々の声を直接聞き、より多くの人の暮らしを豊かにする施策へと繋げることができることや、女性でもチャレンジしやすい環境が整っていることに魅力を感じ、特許庁に決めました。

―学生時代に熱中していたことは? 合唱に熱中していました。合唱の最大の魅力は「歌」の可能性を無限大に広げてくれることです。歌は1人でも歌えますが、歌う仲間が増えればハモったり、音域の幅を変えたり、曲に彩りを与えてくれます。高校や大学の合唱部の友人とは今でもよく会います。

職員からのメッセージ

―現在の業務内容は?会計課の給与班に勤めています。給与班という名前からわかるように、特許庁職員の給与支給に関する業務をしています。1つの誤りで皆さんの給与が変わってしまうので、大変責任のある業務ですが緊張感を持って楽しく取り組めています。

―なぜ特許庁に決めたのか?説明会に参加したときの職員の方の雰囲気が良かったからです。1人の方が説明をしている時に、別の方が笑顔でうなずきながら聞いていたのが印象的でした。実際に入庁してからも職員の方の印象は変わらず、優しく明るい方が多くとても良い雰囲気です!

―就活生へメッセージ! 勉強をずっとしていると息が詰まることもあるかと思うので、外出はなかなか出来ませんが適宜息抜きをして目標に向けて頑張ってください!昨今の状況でとても不安な想いもあるかと思いますが、皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています!!

―現在の業務内容は?私の部署では、技術動向調査を行っています。最先端の技術を対象にして、出願傾向や市場情報を調査し、将来展望を分析するものです。また、外注先の多くの方々と協力し、調査を進めています。良い報告書を作成できるよう日々、精進していきます。

―筆記試験や面接試験の対策は? 筆記試験では午前に文章理解、数的処理を行い、午後に専門や知識系の勉強をするように心がけていました。また、問題集を何周もし、模擬試験は必ず復習していました。面接対策では大学のキャリアセンター、予備校などを活用し、実践的な練習をしました。

―就活生へメッセージ! 公務員試験はあきらめないことが重要だと思います。私は途中で挫けそうになったこともありましたが、最後まであきらめずに自分を信じてやってきた結果、公務員になることができたと思います。皆さんもあきらめず、悔いの残らないように頑張ってください。

―現在の業務内容は?中小企業に対する補助金の交付等の補助事業業務に携わっています。業務内容は、出願制度全般の知識から会計的な知識まで幅広い知識が必要で学ぶことがたくさんあるので、毎日やりがいを感じながら職務に励んでいます。

―なぜ特許庁に決めたのか? 「身の回りの当たり前のモノに隠れている知財に携われる」ということに関心を持ったこと、「職場の雰囲気、職員の人柄」に惹かれたこと、の2点が最終的に特許庁に決めた理由の9割です!あとの1割は東京に対する関西人の憧れです。

―筆記試験や面接試験の対策は? とにかく勉強仲間と協力して対策することだと思います。筆記試験と面接試験の両方において、自分じゃ気づかないところを知らせてくれます。具体的なことを言えば、筆記はとにかく過去問です。(笑)

33

Page 34: ÀR VM Sqx - jpo.go.jp...QR 丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分 丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分

国際政策課R2.4入庁

Asa Namiki

並木 亜彩

―現在の業務内容は? 国際会合などの開催に合わせ、現地での各種手配(移動手段や通訳者の確保等)や出張スケジュールの管理を担当し、その会合の開催における根本的な部分からサポートをしています。

―学生時代に熱中していたことは? 海外へ行くことです。スイスへホームステイしていた時は、鉄道にのり1人で国内をあちこちまわっていました。山を歩いている途中で道に迷い、3時間かけてバス停にたどり着き知らない町からなんとか帰ってきたこともあります・・・。

―筆記試験や面接試験の対策は? 筆記試験は、初めのうちからまんべんなく、計画的に勉強を進めておくと余裕を持てます。面接試験は、取り繕わず、自分の思いや自分らしさをきちんと表現できるよう練習しておくことが大切だと思います。

普及支援課R2.4入庁

Kaito Toda

戸田 海斗

―現在の業務内容は?産業財産権に関する中小企業等支援や地域振興に関する施策を実施しています。また、全国9箇所にある経済産業局等に設置されている知的財産室との連絡調整も行っています。

―なぜ特許庁に決めたのか?職員の雰囲気の良さです。採用担当の方々をはじめ、職員の方々がとても明るく親しみやすかったため、説明会やイベントに参加することが楽しく、その度に「こんな方々と一緒に働きたい」という思いが強くなりました。

―学生時代に熱中していたことは?学園祭実行委員の活動です。規模が大きかったため、人々との関わりも多く、たくさんの経験ができました。中でも、最近有名になったアイドルグループの学園祭ライブをマネジメントできたことは大きな思い出です。

国際協力課R1.10入庁

Dai Katsumata

勝又 大

審査業務課R2.4入庁

Gennosuke Kataoka

片岡 絃之介

―現在の業務内容は? 現在所属する総括班では課内の取りまとめや庶務の仕事を担当しています。具体的には、出願件数の統計情報の取得や、審査業務課に所属されている方の庶務手続きを行っています。

―なぜ特許庁に決めたのか? 一目惚れです!特許庁含め様々な職種の説明会に参加した中で、初めて特許庁の説明会に参加した時に、職員や職場の雰囲気、業務内容などすべてにおいて心からここで働きたいと思えたからです!

―筆記試験や面接試験の対策は? とにかく勉強することだと思います!公務員試験はスタートラインがほぼ一緒で誰もが平等に戦うことができる場所です。誰もが不安に感じると思いますが、その不安を断ち切るぐらい努力をする。努力は裏切らない!

国際協力課R2.4入庁

Hinako Akashi

明石 日南子

調整課R2.4入庁

Yuto Ito

伊藤 祐人

―現在の業務内容は? 特許審査に関わり、企画立案や審査部の総合的なサポート、臨時事務補助職員の方々の管理など幅広い業務を行っています。各部署との連絡や調整も業務としてありますが、柔軟な対応かつ慎重さが求められている気がします。

―職場の雰囲気はどうですか? みなさん仕事に全力で集中しながらも、時には笑いが起こるようなアットホームな職場だと思っています。わからないことだらけで質問することも多いですが、とても丁寧に教えてくださり、非常に恵まれた環境だと思っています。

―就活生へメッセージ! 公務員試験は本当に長期戦で、心が折れてしまいそうになる時もあるかと思いますが、気を張りすぎず適度に休んで頑張ってください!もう少しの辛抱です。辛くても継続することで必ず報われますよ!一緒に働けることを楽しみにしています!

審査業務課R2.4入庁

Teppei Shimura

志村 哲平

―現在の業務内容は? 特許を取得する際に必要となる特許料の納付書を確認し、登録、不備等があれば適宜指示を出します。また、ある条件を満たした出願人の特許料を軽減、免除する減免制度を扱っています。

―学生時代に熱中していたことは? 高校2年生から大学3年生まで組んでいたアコースティックバンドの活動です。ライブハウスや路上でのライブを経験し、人前で歌う精神力やバンドメンバー内のチームワークの高まりを感じながら、日々活動していました。

―筆記試験や面接試験の対策は? 筆記試験の勉強は毎日。午前と午後に教養科目と専門科目を分けて勉強していました。面接対策としては、大学のキャリアセンターなどで模擬面接を行い、話すことに慣れるようにしました。

調整課審査推進室R2.4入庁

Taisei Onishi

大西 泰生

審判課R2.4入庁

Kano Tomioka

富岡 花野

調整課R2.4入庁

Kanon Koizumi

小泉 華穏

―現在の業務内容は?特許庁からWIPOに出向されている方の派遣延長手続を主に行っています。また、途上国支援のためのイベントや国際会議の進捗表の作成等も行っています。

―なぜ特許庁に決めたのか? 幼い頃から海外に行く機会が多く、海外で日本の技術・製品が高く評価されていることに興味を持ちました。その中で、日本の技術がより評価されるよう、それらを守る仕事がしたいと思うようになり、特許庁で働きたいと思いました。

―職場の雰囲気はどうですか? 先輩方は皆さんとても優しく、明るく働きやすい雰囲気です。わからないことがあっても、質問しやすい職場だと思います。コロナの影響でテレワークになった際も、沢山気にかけてくださり、ありがたく感じています。

―現在の業務内容は?特許庁が新興国との知財協力をより強固なものにできるよう、主に会談開催に向けた調整等を行っています。国外で勤務をされている特許庁職員の方と連絡をとったり、外国の方と直に接する機会も多く、様々な人とかかわれることが魅力です。

―なぜ特許庁に決めたのか? きっかけはこのパンフレットをたまたま手に取ったことでした。実際に説明会に参加してみると、パンフレットに書いてあったとおり、職員の方々がとても魅力的で、自分もこの人たちと一緒に働いてみたいと思い、特許庁を志望しました。

―就活生へメッセージ! 公務員試験ってやることも多く長期戦でとても大変ですよね。特に、今年は試験日程が変わったりと、不安に思うことが多々あると思います。そんなときはこのパンフレットを見てモチベーションをあげていきましょう!体調に気をつけて最後まで頑張ってください!

職員からのメッセージ

―現在の業務内容は?日本の審査官の海外派遣や、海外の審査官の受け入れをコーディネートする業務を通して、特許庁の国際交流をサポートしています。

―学生時代に熱中していたことは?紅茶や緑茶、ハーブなどの茶葉を販売するアルバイトです。接客は苦手でしたが、敬語や立ち振る舞い、苦手なことにトライし続ける大切さを学びました。お茶の世界を知ることができて良い経験になりました。

―筆記試験や面接試験の対策は?筆記試験は、ひたすら問題集を回転させてました。面接試験は「笑顔でハキハキ前向きな回答」をとにかく意識してました。志望理由をさまざまな点から深掘りしました(なぜ特許庁?なぜ理学部なのに事務職員?など)。

―現在の業務内容は?先行技術調査を行う機関との連絡・調整を担当しています。近年の出願件数の増加に対応すべく、調査機関と連携し、審査官の負担を軽減することで世界最速・最高品質の審査の実現を目指しています。

―なぜ特許庁に決めたのか? 海外旅行に行った際、自分の好きなスニーカーの模倣品が多く出回っていることを知り、この現状を変えたいと考えたのがきっかけです。また、説明会に訪れた際に職員の方々の活気あふれる雰囲気に魅了され、特許庁に決めました。

―職場の雰囲気はどうですか?説明会で感じた雰囲気と同様に、明るく活気のある職場です。職員の方々はフランクな方が多く、悩んでいたらすぐに声をかけてくれるので働きやすい環境だと感じています。

―現在の業務内容は? 審判課の総括係として、審判部内の窓口的な業務を主に行っています。審判部内はもちろん、他課とのやりとりも多く、特許庁各課の業務内容についても知ることができるのでとても勉強になります。

―学生時代に熱中していたことは? 高校・大学の7年間、競技かるたに取り組んできました。全国各地で行われる大会に出場したり、学外の練習にも積極的に参加したりしていました。競技かるたを通して、立場や年代を問わず、様々な人と関わることができたのがとても良い思い出です。

―就活生へメッセージ! まずは色々な職場を見て、自分が働きたいと感じる職場を見つけてみてください。私自身、「特許庁で働きたい」という強い気持ちで就職活動を乗り越えることができました。皆さんと特許庁でお会いできたら、とても嬉しく思います。応援しています!!

34

Page 35: ÀR VM Sqx - jpo.go.jp...QR 丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分 丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分

国際政策課R2.4入庁

Asa Namiki

並木 亜彩

―現在の業務内容は? 国際会合などの開催に合わせ、現地での各種手配(移動手段や通訳者の確保等)や出張スケジュールの管理を担当し、その会合の開催における根本的な部分からサポートをしています。

―学生時代に熱中していたことは? 海外へ行くことです。スイスへホームステイしていた時は、鉄道にのり1人で国内をあちこちまわっていました。山を歩いている途中で道に迷い、3時間かけてバス停にたどり着き知らない町からなんとか帰ってきたこともあります・・・。

―筆記試験や面接試験の対策は? 筆記試験は、初めのうちからまんべんなく、計画的に勉強を進めておくと余裕を持てます。面接試験は、取り繕わず、自分の思いや自分らしさをきちんと表現できるよう練習しておくことが大切だと思います。

普及支援課R2.4入庁

Kaito Toda

戸田 海斗

―現在の業務内容は?産業財産権に関する中小企業等支援や地域振興に関する施策を実施しています。また、全国9箇所にある経済産業局等に設置されている知的財産室との連絡調整も行っています。

―なぜ特許庁に決めたのか?職員の雰囲気の良さです。採用担当の方々をはじめ、職員の方々がとても明るく親しみやすかったため、説明会やイベントに参加することが楽しく、その度に「こんな方々と一緒に働きたい」という思いが強くなりました。

―学生時代に熱中していたことは?学園祭実行委員の活動です。規模が大きかったため、人々との関わりも多く、たくさんの経験ができました。中でも、最近有名になったアイドルグループの学園祭ライブをマネジメントできたことは大きな思い出です。

国際協力課R1.10入庁

Dai Katsumata

勝又 大

審査業務課R2.4入庁

Gennosuke Kataoka

片岡 絃之介

―現在の業務内容は? 現在所属する総括班では課内の取りまとめや庶務の仕事を担当しています。具体的には、出願件数の統計情報の取得や、審査業務課に所属されている方の庶務手続きを行っています。

―なぜ特許庁に決めたのか? 一目惚れです!特許庁含め様々な職種の説明会に参加した中で、初めて特許庁の説明会に参加した時に、職員や職場の雰囲気、業務内容などすべてにおいて心からここで働きたいと思えたからです!

―筆記試験や面接試験の対策は? とにかく勉強することだと思います!公務員試験はスタートラインがほぼ一緒で誰もが平等に戦うことができる場所です。誰もが不安に感じると思いますが、その不安を断ち切るぐらい努力をする。努力は裏切らない!

国際協力課R2.4入庁

Hinako Akashi

明石 日南子

調整課R2.4入庁

Yuto Ito

伊藤 祐人

―現在の業務内容は? 特許審査に関わり、企画立案や審査部の総合的なサポート、臨時事務補助職員の方々の管理など幅広い業務を行っています。各部署との連絡や調整も業務としてありますが、柔軟な対応かつ慎重さが求められている気がします。

―職場の雰囲気はどうですか? みなさん仕事に全力で集中しながらも、時には笑いが起こるようなアットホームな職場だと思っています。わからないことだらけで質問することも多いですが、とても丁寧に教えてくださり、非常に恵まれた環境だと思っています。

―就活生へメッセージ! 公務員試験は本当に長期戦で、心が折れてしまいそうになる時もあるかと思いますが、気を張りすぎず適度に休んで頑張ってください!もう少しの辛抱です。辛くても継続することで必ず報われますよ!一緒に働けることを楽しみにしています!

審査業務課登録室R2.4入庁

Teppei Shimura

志村 哲平

―現在の業務内容は? 特許を取得する際に必要となる特許料の納付書を確認し、登録、不備等があれば適宜指示を出します。また、ある条件を満たした出願人の特許料を軽減、免除する減免制度を扱っています。

―学生時代に熱中していたことは? 高校2年生から大学3年生まで組んでいたアコースティックバンドの活動です。ライブハウスや路上でのライブを経験し、人前で歌う精神力やバンドメンバー内のチームワークの高まりを感じながら、日々活動していました。

―筆記試験や面接試験の対策は? 筆記試験の勉強は毎日。午前と午後に教養科目と専門科目を分けて勉強していました。面接対策としては、大学のキャリアセンターなどで模擬面接を行い、話すことに慣れるようにしました。

調整課審査推進室R2.4入庁

Taisei Onishi

大西 泰生

審判課R2.4入庁

Kano Tomioka

富岡 花野

調整課R2.4入庁

Kanon Koizumi

小泉 華穏

―現在の業務内容は?特許庁からWIPOに出向されている方の派遣延長手続を主に行っています。また、途上国支援のためのイベントや国際会議の進捗表の作成等も行っています。

―なぜ特許庁に決めたのか? 幼い頃から海外に行く機会が多く、海外で日本の技術・製品が高く評価されていることに興味を持ちました。その中で、日本の技術がより評価されるよう、それらを守る仕事がしたいと思うようになり、特許庁で働きたいと思いました。

―職場の雰囲気はどうですか? 先輩方は皆さんとても優しく、明るく働きやすい雰囲気です。わからないことがあっても、質問しやすい職場だと思います。コロナの影響でテレワークになった際も、沢山気にかけてくださり、ありがたく感じています。

―現在の業務内容は?特許庁が新興国との知財協力をより強固なものにできるよう、主に会談開催に向けた調整等を行っています。国外で勤務をされている特許庁職員の方と連絡をとったり、外国の方と直に接する機会も多く、様々な人とかかわれることが魅力です。

―なぜ特許庁に決めたのか? きっかけはこのパンフレットをたまたま手に取ったことでした。実際に説明会に参加してみると、パンフレットに書いてあったとおり、職員の方々がとても魅力的で、自分もこの人たちと一緒に働いてみたいと思い、特許庁を志望しました。

―就活生へメッセージ! 公務員試験ってやることも多く長期戦でとても大変ですよね。特に、今年は試験日程が変わったりと、不安に思うことが多々あると思います。そんなときはこのパンフレットを見てモチベーションをあげていきましょう!体調に気をつけて最後まで頑張ってください!

職員からのメッセージ

―現在の業務内容は?日本の審査官の海外派遣や、海外の審査官の受け入れをコーディネートする業務を通して、特許庁の国際交流をサポートしています。

―学生時代に熱中していたことは?紅茶や緑茶、ハーブなどの茶葉を販売するアルバイトです。接客は苦手でしたが、敬語や立ち振る舞い、苦手なことにトライし続ける大切さを学びました。お茶の世界を知ることができて良い経験になりました。

―筆記試験や面接試験の対策は?筆記試験は、ひたすら問題集を回転させてました。面接試験は「笑顔でハキハキ前向きな回答」をとにかく意識してました。志望理由をさまざまな点から深掘りしました(なぜ特許庁?なぜ理学部なのに事務職員?など)。

―現在の業務内容は?先行技術調査を行う機関との連絡・調整を担当しています。近年の出願件数の増加に対応すべく、調査機関と連携し、審査官の負担を軽減することで世界最速・最高品質の審査の実現を目指しています。

―なぜ特許庁に決めたのか? 海外旅行に行った際、自分の好きなスニーカーの模倣品が多く出回っていることを知り、この現状を変えたいと考えたのがきっかけです。また、説明会に訪れた際に職員の方々の活気あふれる雰囲気に魅了され、特許庁に決めました。

―職場の雰囲気はどうですか?説明会で感じた雰囲気と同様に、明るく活気のある職場です。職員の方々はフランクな方が多く、悩んでいたらすぐに声をかけてくれるので働きやすい環境だと感じています。

―現在の業務内容は? 審判課の総括係として、審判部内の窓口的な業務を主に行っています。審判部内はもちろん、他課とのやりとりも多く、特許庁各課の業務内容についても知ることができるのでとても勉強になります。

―学生時代に熱中していたことは? 高校・大学の7年間、競技かるたに取り組んできました。全国各地で行われる大会に出場したり、学外の練習にも積極的に参加したりしていました。競技かるたを通して、立場や年代を問わず、様々な人と関わることができたのがとても良い思い出です。

―就活生へメッセージ! まずは色々な職場を見て、自分が働きたいと感じる職場を見つけてみてください。私自身、「特許庁で働きたい」という強い気持ちで就職活動を乗り越えることができました。皆さんと特許庁でお会いできたら、とても嬉しく思います。応援しています!!

35

Page 36: ÀR VM Sqx - jpo.go.jp...QR 丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分 丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分

平均退庁時間を教えて下さい。また、退庁後や休日の過ごし方を教えてください。

年間有休取得日数を教えてください。また、夏季休暇の過ごし方を教えてください。

入庁してからのギャップを教えてください。

改めて思う事務職員の魅力を教えてください。

筆記試験や面接前にやっておいて良かったことがあれば教えてください。

実 家

41%一人暮らし

59%59%

Q5 住居形態を教えてください。 Q6参加してよかったイベントを教えてください。

Q10

Q7

Q8

Q9

特許庁の志望動機を教えてください。●個別業務説明会で対応してくれた職員の方のお話がとてもわかりやすく、説得力があったから。●職場の雰囲気が良さそうだと思ったから。●説明会で感じた、あ、この職場絶対いいところだ、感をとても感じたから。●産業財産権制度が面白いと感じたから。●説明会での職員さんの雰囲気がとてもよかったから。●職員の明るい人柄、多彩な業務内容に魅力を感じたから。●とにかく「人」です!

●若手でも積極的に仕事を任せてくれる。●多様な職種の人が集まっている。●上司がフレンドリーな人が多い。●部署によって繁忙期が異なる。●働きやすいし休みもとりやすい、周りもいい人たちばかりで、あまりギャップは感じなかった。

●より多くの人と関わることができる。●庶務的なことから現場の仕事まで幅広い仕事を経験できること。●班で方針を相談しあい、協力して仕事を進める点。●部署ごとに全く異なる業務ができるので、様々な経験を通じて成長できる。

●スキマ時間を利用した(電車で暗記系の科目を勉強する等)。●自己分析をしっかりすること。●それぞれの省庁で他の省庁にはない魅力を探した。●自分の面接を録画して、くせや話し方を直した

入庁2年目の事務職員17名にアンケートを行いました!

退庁後や休日の過ごし方●買い物 ●ジム ●友達と遊ぶ ●飲み会●家でのんびりetc

夏季休暇の過ごし方●海外旅行 ●帰省 ●温泉etc

若手職員へのアンケート

Q1 Q2

その他

千葉県

Q3 出身地を教えてください。 通勤時間を教えてください。Q4

アンケート

77

1時間半以内

2時間以内

130分以内

1時間以内

神奈川県

22

埼玉県

4※その他:長野県 山形県 新潟県 山口県      徳島県 宮崎県

~18時

4 6~9日

~19時前

610~12日

~20時

13~15日

~21時

静岡県

個別業務説明会

座談会

男子会・女子会、庁内見学会

36

Page 37: ÀR VM Sqx - jpo.go.jp...QR 丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分 丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分

平均退庁時間を教えて下さい。また、退庁後や休日の過ごし方を教えてください。

年間有休取得日数を教えてください。また、夏季休暇の過ごし方を教えてください。

入庁してからのギャップを教えてください。

改めて思う事務職員の魅力を教えてください。

筆記試験や面接前にやっておいて良かったことがあれば教えてください。

実 家

41%一人暮らし

59%59%

Q5 住居形態を教えてください。 Q6参加してよかったイベントを教えてください。

Q10

Q7

Q8

Q9

特許庁の志望動機を教えてください。●個別業務説明会で対応してくれた職員の方のお話がとてもわかりやすく、説得力があったから。●職場の雰囲気が良さそうだと思ったから。●説明会で感じた、あ、この職場絶対いいところだ、感をとても感じたから。●産業財産権制度が面白いと感じたから。●説明会での職員さんの雰囲気がとてもよかったから。●職員の明るい人柄、多彩な業務内容に魅力を感じたから。●とにかく「人」です!

●若手でも積極的に仕事を任せてくれる。●多様な職種の人が集まっている。●上司がフレンドリーな人が多い。●部署によって繁忙期が異なる。●働きやすいし休みもとりやすい、周りもいい人たちばかりで、あまりギャップは感じなかった。

●より多くの人と関わることができる。●庶務的なことから現場の仕事まで幅広い仕事を経験できること。●班で方針を相談しあい、協力して仕事を進める点。●部署ごとに全く異なる業務ができるので、様々な経験を通じて成長できる。

●スキマ時間を利用した(電車で暗記系の科目を勉強する等)。●自己分析をしっかりすること。●それぞれの省庁で他の省庁にはない魅力を探した。●自分の面接を録画して、くせや話し方を直した

入庁2年目の事務職員17名にアンケートを行いました!

退庁後や休日の過ごし方●買い物 ●ジム ●友達と遊ぶ ●飲み会●家でのんびりetc

夏季休暇の過ごし方●海外旅行 ●帰省 ●温泉etc

若手職員へのアンケート

Q1 Q2

その他

千葉県

Q3 出身地を教えてください。 通勤時間を教えてください。Q4

アンケート

77

1時間半以内

2時間以内

130分以内

1時間以内

神奈川県

22

埼玉県

4※その他:長野県 山形県 新潟県 山口県      徳島県 宮崎県

~18時

4 6~9日

~19時前

610~12日

~20時

13~15日

~21時

静岡県

個別業務説明会

座談会

男子会・女子会、庁内見学会

37

Page 38: ÀR VM Sqx - jpo.go.jp...QR 丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分 丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分

採用後の処遇 (令和2年4月1日現在)

給 与

各 種 手 当

採 用 実 績

採用担当者からメッセージ

勤 務 時 間 ・ 休 暇 等

行政職俸給表(一) 1級25号俸 218,640円一般職試験(大卒程度試験)

28年度

30(17)

29年度

15(8)

30年度 31年度

22(12)

令和2年度

19(7)17(7)( )内は女性数(内数)

●期末手当・勤勉手当(いわゆるボーナス):1年間に俸給等の約4.5 月分●住居手当:借家(賃貸のアパート等)に住んでいる者等に、月額最高28,000円●通勤手当:交通機関を利用している者等に、1箇月当たり最高55,000円●扶養手当:扶養親族のある者に、配偶者(月額6,500円)、子(月額10,000~15,000円)等

●勤務時間:●休  暇:

原則として、1日7時間45分で、土・日曜日及び祝日等は休みです。年20日の年次休暇(4月1日採用の場合、採用の年は15日)のほか、病気休暇、特別休暇(夏季・結婚・出産・忌引)及び介護休暇があります。

 本年は総勢95名にも及ぶ事務職員からのメッセージを掲載しましたが、特許庁の業務内容や魅力、アットホームな職場の雰囲気がしっかりと伝わったでしょうか。 1885年の専売特許条例が公布されてから本年で135年となります。 このように国の機関として歴史ある特許庁ですが、知財制度を通じた産業発展への貢献という基本理念の基、時代や国内外の社会情勢の変化、技術の発展等に柔軟に対応するため、ユーザー目線で業務に取り組んでおり、事務職員も知的財産に係る中小・ベンチャー支援や法制度の企画立案、また、地方から海外まで、多様な業務を経験しながら知的財産のスペシャリストとしての自分を高めていくことができる環境が整っています。 我々は、皆さんとお互いに協力し合いながら、共に次の世代の我が国の産業・経済の発展のために取り組んでいきたいと考えています。 多くの皆さんが、特許庁の事務職員を目指してくれることを楽しみにしています。

このパンフレットを手にとってくださった皆さん!

※上記に加え、本府省業務調整手当があわせて支給される。

オ フ シ ョ ッ ト 集   ~こんな感じで撮りました~

38

Page 39: ÀR VM Sqx - jpo.go.jp...QR 丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分 丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分

採用後の処遇 (令和2年4月1日現在)

給 与

各 種 手 当

採 用 実 績

採用担当者からメッセージ

勤 務 時 間 ・ 休 暇 等

行政職俸給表(一) 1級25号俸 218,640円一般職試験(大卒程度試験)

28年度

30(17)

29年度

15(8)

30年度 31年度

22(12)

令和2年度

19(7)17(7)( )内は女性数(内数)

●期末手当・勤勉手当(いわゆるボーナス):1年間に俸給等の約4.5 月分●住居手当:借家(賃貸のアパート等)に住んでいる者等に、月額最高28,000円●通勤手当:交通機関を利用している者等に、1箇月当たり最高55,000円●扶養手当:扶養親族のある者に、配偶者(月額6,500円)、子(月額10,000~15,000円)等

●勤務時間:●休  暇:

原則として、1日7時間45分で、土・日曜日及び祝日等は休みです。年20日の年次休暇(4月1日採用の場合、採用の年は15日)のほか、病気休暇、特別休暇(夏季・結婚・出産・忌引)及び介護休暇があります。

 本年は総勢95名にも及ぶ事務職員からのメッセージを掲載しましたが、特許庁の業務内容や魅力、アットホームな職場の雰囲気がしっかりと伝わったでしょうか。 1885年の専売特許条例が公布されてから本年で135年となります。 このように国の機関として歴史ある特許庁ですが、知財制度を通じた産業発展への貢献という基本理念の基、時代や国内外の社会情勢の変化、技術の発展等に柔軟に対応するため、ユーザー目線で業務に取り組んでおり、事務職員も知的財産に係る中小・ベンチャー支援や法制度の企画立案、また、地方から海外まで、多様な業務を経験しながら知的財産のスペシャリストとしての自分を高めていくことができる環境が整っています。 我々は、皆さんとお互いに協力し合いながら、共に次の世代の我が国の産業・経済の発展のために取り組んでいきたいと考えています。 多くの皆さんが、特許庁の事務職員を目指してくれることを楽しみにしています。

このパンフレットを手にとってくださった皆さん!

※上記に加え、本府省業務調整手当があわせて支給される。

39

Page 40: ÀR VM Sqx - jpo.go.jp...QR 丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分 丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分

QR

●丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分●丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分●銀座線/虎ノ門駅(出口5番)より徒歩3分●南北線・銀座線/溜池山王駅(出口8番)より徒歩3分

経済産業省 特許庁

文部科学省日本郵政公社

霞ヶ関ビル

JTビル

内閣府

橋新至

丸ノ内線

千代田線

南北線8番出口

アメリカ大使館

外堀通り

り通田桜

線谷比日

り通田祝

至赤坂

国会議事堂

総理官邸

合同庁舎4号館

財務省

虎ノ門駅

溜池山王駅

国会議事堂前駅

霞ヶ関駅

5番出口

経済産業省

至日

文部科学省 日本郵政  

経済産業省

霞が関ビル

内閣府合同庁舎8号館

橋新至

谷比日至

銀座線

丸ノ内線

千代田線

南北線

アメリカ大使館

外堀通り

線谷比日

至赤坂

国会議事堂

総理官邸

合同庁舎4号館

財務省

虎ノ門駅

溜池山王駅

国会議事堂前駅

霞ケ関駅

特許庁本庁舎

JTビル(審判部)

経済産業省別館(審判部)

新虎通り

虎ノ門ヒルズ

〒100-8915 東京都千代田区霞が関3-4-3連絡先/総務部秘書課任用班

TEL.03-3581-1101(内)2016TEL.03-3581-2767(直通)https://www.jpo.go.jp/[email protected]

採用情報はこちらからhttps://www.jpo.go.jp/news/saiyo/jimu/saiyo3.html

事 務 職 員 採 用 案 内

特 許 庁J a p a n P a t e n t Offi c e

2 0 2 0

“創造のチカラ”を“想像”しよう