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Questetraからセキュリティを 確保し、Google Apps Script をコールする方法 ミラクル・リナックス株式会社 2016320
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Questetraからセキュリティを確保し、Google Apps Scriptをコールする方法

Feb 11, 2017

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Page 1: Questetraからセキュリティを確保し、Google Apps Scriptをコールする方法

Questetraからセキュリティを確保し、Google Apps Script

をコールする方法

ミラクル・リナックス株式会社

2016年3月20日

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全体の関係と流れ

Questetra側の設定A)OAuthの設定 1)Scope、Consumer Key(=Client ID)、Consumer Secret(=Client Secret)の設定 2)トークンの取得B)メッセージ送信中間イベントの設定1)送信データの設定2)呼び出すGASのAPI IDを含めたアクセスURLの設定などの通信設定

Google側の設定A)QST側設定のB-2にセットする、API IDの確認B)QST側のA-1に設定するGASのScopeの確認C)QST側のA-1に設定するGASのClient IDとClient Secretの確認

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■ Questetraからセキュリティを確保し、Google Apps Scriptをコールする場合には、QST側のOAuth機能を使い、GAS側は、Google Apps Script Execution APIを設定し、GASをAPI化して、QSTからのコールを受ける。注)ただし、GAS Execution APIを利用するには、Cloud Platformの無償トライアルの設定が必要。

■ Google Apps Scriptのサンプルは、本資料の最後を参照

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Google側の設定

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前提:GASの作成

■ まずは、呼び出すGASを作成します。■ 基本的なGASの作成方法については、

➢ http://www.ka-net.org/blog/?p=6326➢ の「呼び出すスクリプトの準備」なども参照ください。

■ Questetraとの連携GASサンプルは、本資料の最後を参照ください。

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A)QST側設定のB-2にセットする、API IDの確認

■ API IDの取得は、GASの「実行可能APIとして導入」メニューを選択します。続いてAPIとして導入するかの確認画面などが表示され、導入をすすめると、最後にポップアップにて表示されますので、API IDをメモします。

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B)QST側のA-1に設定するGASのScopeの確認

■ GASの「ファイル」メニューから「プロジェクトのプロパティを選択し、プロパティのポップアップウィンドウで「スコープ」タブにて確認をします。その内容をメモします。

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C)クライアントIDとクライアントシークレットの取得(1)

1. GAS プロジェクト画面よりリソース→ Developers Console プロジェクトを選択する。

2. ポップ表示される画面の「このスクリプトが現在関連付けられているプロジェクト:」 の下のリンクをクリック

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注意)2016/3/20時点では、GASのプロジェクト名が英語でないと、 Developer Consoleの画面が表示されないため、GASのプロジェクト名は英語にしておく必要がある。

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C)クライアントIDとクライアントシークレットの取得(2)

3. Google Developers Console より「Google API を有効化し、鍵などの認証情報を取得します」を選択

4. API の検索窓で "execut" で検索し「Google Apps Script Execution API」をクリック

5. 表示された概要の画面で「有効」をクリックする。(「無効にする」がハイライトされていなければ有効)

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C)クライアントIDとクライアントシークレットの取得(3)

6. Google Developers Consoleの左メニュー「認証情報」タブを選択

7. 「認証情報を作成」ボタンをクリック

8. プルダウンメニューから「OAuthクライアントID」を選択

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C)クライアントIDとクライアントシークレットの取得(4)

9. 「アプリケーションの種類」で「ウェブアプリケーション」を選択

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10. 承認済みのJavaScriot生成先:https://developers.google.com承認済みのリダイレクトURI:https://s.questetra.net/oauth2callbackを入力。名前は、適宜変更。

C)クライアントIDとクライアントシークレットの取得(5)

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11. 最後に下部にある「作成」ボタンをクリック

12. クライアントIDとクライアントシークレットがポッポアップウィンドウで表示されます。

13. クライアントID=Consumer Key、クライアントシークレットが=Consumer Secretになるため、これらをメモしておきます。

C)クライアントIDとクライアントシークレットの取得(6)

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Questetra側の設定

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A)OAuthの設定 1)Scope、Consumer Key(=Client ID)、Consumer Secret(=Client Secret)の設定

1. メッセージ送信中間イベントのプロパティを表示させ、「セキュリティ」タブを選択

2. 「OAuth2.0で接続する」をチェック3. 「設定はこちら」ボタンをクリックする4. OAuth設定のポップアップウィンドウ

にて、「追加」ボタンをクリック5. 上部のリストから「Google」を選択。

(自動的にAuthorization Code Request URLとAccess Token Request URLが代入されます)

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A)OAuthの設定 1)Scope、Consumer Key(=Client ID)、Consumer Secret(=Client Secret)の設定

6. 名前は、任意のものを入力7. Scopeは、GASの情報で確認したスコープを入力8. Consumer Key(は、GASの情報で確認したクライアントIDを入力

9. Consumer Secretは、GASの情報で確認したクライアントシークレットを入力10. 最後に保存ボタンをクリック

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A)OAuthの設定 2)トークンの取得

1. 追加した設定の「トークンの取得」ボタンをクリック

2. GASへのアクセス許可メッセージが出て「許可」をクリック(GASを作成したユーザでGoogleでログインしている必要があります)

3. 「トークンの有無」が「○(リフレッシュトークン)」となっていればOK

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B-1)送信データ設定(1)

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1. メッセージ送信中間イベントのリクエストボディに指定する文字型データ(複数行)のデータ項目の作成。(例では、「送信データJSON」)

2. 作成したデータ項目にJSON形式の引数を代入するサービスタスクの作成。(例では、「送信JSONデータ作成」)

Excecution API へは、JSON データにて送信を行う必要があるために、送信前にサービスタスクでデータを作成する必要がある。

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B-1)送信データ設定(2)

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3. サービスタスクでJSON形式の引数を「値もしくは式」に入力

{ 'function': 'doGet', 'parameters': { "param_Code":"#{data['8']}", "param_Sup_Id":"#{data['0']}", "param_Start_Date":"#{data['1']}", "param_End_Date":"#{data['3']}", "param_Sup_Docs":"#{data['5']}", "param_Sup_Name1":"#{data['10']}", "param_Sup_Name2":"#{data['15']}", "param_Sup_Name3":"#{data['16']}", "param_Sup_User_Name":"#{data['14']}", "param_Sup_Tech_Name":"#{data['13']}", "param_Sup_Ml_Sales":"#{data['7']}", "param_Sup_Ml_Tech":"#{data['6']}", "param_ID":"#{processInstanceId}" }, 'devMode': true}

● 'function': 'doGet',のdoGetは、GAS側の関数名● "param_Code"は、GAS側への引数名● #{data['8']}は、引数の値で、QST側のデータ番号

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B-2)呼び出すGASのAPI IDを含めたアクセスURLなどの通信設定(1)

1. 「通信設定」タブを選択2. アクセスURLを

https://script.googleapis.com/v1/scripts/{API ID}:runAPI IDは、GASから取得したものを代入

3. HTTP Methodを「POST(リクエストボディを指定)」に設定

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GASの実行失敗時にエラーメッセージが返る文字型複数行データを指定しておくとデバック時に便利。

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B-2)呼び出すGASのAPI IDを含めたアクセスURLなどの通信設定(2)

1. 「リクエストボディ」タブを選択2. 「リクエストボディとして送信するプロセスデータ項目」にB)-2で作成したJSON

形式の値が入っているデータ項目を指定(例では、送信データJSON)3. 「リクエストボディのContent-Type」を「application/json」を選択

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1. 「レスポンス」タブを選択2. 「レスポンスをプロセスデータに保存する」をチェックする3. 「保存先のプロセスデータ項目」に、文字方複数行データ項目(事前に作成し

ておく)を指定する。

B-2)呼び出すGASのAPI IDを含めたアクセスURLなどの通信設定(3)

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以下のように値が返ってくる

スクリプト呼び出しレスポンス

{

"name": "doGet",

"done": true,

"response": {

"@type": "type.googleapis.com/google.apps.script.v1.

ExecutionResponse",

"result": {

"response": "{\"status\":\"OK\",\"date\":\"2016/03/20 18:58:42

JST\"}"

}

}

}

これらを実施することで、 Google API からレスポンスデータを受けられるになり、正常アクセスが行えているかを確認することができます。

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Google Apps Scriptサンプル

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{ 'function': 'doGet', 'parameters': { "param_Code":"#{data['8']}", "param_Sup_Id":"#{data['0']}", "param_Start_Date":"#{data['1']}", "param_End_Date":"#{data['3']}", "param_Sup_Docs":"#{data['5']}", "param_Sup_Name1":"#{data['10']}", "param_Sup_Name2":"#{data['15']}", "param_Sup_Name3":"#{data['16']}", "param_Sup_User_Name":"#{data['14']}", "param_Sup_Tech_Name":"#{data['13']}", "param_Sup_Ml_Sales":"#{data['7']}", "param_Sup_Ml_Tech":"#{data['6']}", "param_ID":"#{processInstanceId}" }, 'devMode': true}

<メッセージ送信中間イベントから送信されたデータ>

※引数 e には、送信データの parameters の内容がセット されます。 parameters の内容は object 形式のデータとなります。GASのコーディングの中では、以下のように参照できます。

range_B.setValue(e.param_Code); range_C.setValue(e.param_Sup_Id); range_D.setValue(e.param_Start_Date);

//Questetraから呼び出す関数を指定して、このdoGetを呼び出し

ている。

function doGet(e) {

receive_(e); //メイン関数の呼び出し

//Questetraの呼び出し元に応答(実行時間)をreturnする

var s = JSON.stringify({status: "OK" ,date: d.toLocaleString()});

return {mime:ContentService.MimeType.JSON,response: s};

}

<GAS側のコーディング>

QSTの引数をGASの参照方法

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#{data[‘0’]}は、QSTのWF内のプロセスデータ項目番号0を参照しています。

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GASのサンプル

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var SPREADSHEET_ID = "1aYxJBdi90-jajf-0ijafksdjfkaajf329ufdas"; var SHEET_NAME = "Actual"; //実績を入れるシート名var LOG_SHEET_NAME = "Log"; //Log用のシート名var d = new Date(); //更新日付用の変数

//Questetraから呼び出す関数名を指定して、このdoGetを呼び出している。function doGet(e) { receive_(e); //メイン関数の呼び出し

//Questetraの呼び出し元に応答(実行時間)をreturnする⇒JSON形式でReply var s = JSON.stringify({status: "OK" ,date: d.toLocaleString()}); return {mime:ContentService.MimeType.JSON,response: s}; }//これがメインの関数となる。function receive_(e) { var ss = SpreadsheetApp.openById(SPREADSHEET_ID); //指定したスプレッドシートのオープン var sheet = ss.getSheetByName(SHEET_NAME); //スプレッドシートのシート名を指定=sheetオブジェクト var log_sheet = ss.getSheetByName(LOG_SHEET_NAME); //スプレッドシートのログ用シート名を指定=sheetオブジェクト//更新情報をActualシートに追加挿入する //現時点の一番下の行のすぐ下に出力  var rowIndex = sheet.getLastRow() + 1; //各引数をActualシートのA〜Nカラムのレンジをオブジェクト変数の取得 var range_A = sheet.getRange('A' + rowIndex); var range_B = sheet.getRange('B' + rowIndex); var range_C = sheet.getRange('C' + rowIndex); var range_D = sheet.getRange('D' + rowIndex);    //各引数をActualシートに代入

    range_A.setValue(e.param_ID); //Questetraから渡された引数の参照

   range_B.setValue(e.param_Code);    range_C.setValue(e.param_Sup_Id);    range_D.setValue(e.param_Start_Date);}

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