PSVⅥ バイナリフォーマット仕様書1 2版...EWEB-4J-N037 バイナリフォーマット仕様書三菱Web地理情報システム構築パッケージ 1.2 版...

EWEB-4J-N037

バイナリフォーマット仕様書

三菱Web地理情報システム構築パッケージ

1.2 版

マママニニニュュュアアアルルル

はじめに

i

はじめに本書は、PreSerV Ⅵバイナリフォーマットの仕様について記載します。

ii

目次はじめに ....................................................................................................................................................i 1 概要 ...................................................................................................................................................1

1.1 機能概要.....................................................................................................................................1 1.2 関連ドキュメント ......................................................................................................................1

2 データ構成 ........................................................................................................................................2 2.1 基本構成.....................................................................................................................................2 2.2 ファイル情報部 ..........................................................................................................................3 2.3 図形情報部 .................................................................................................................................6

2.3.1 図形共通部 ..........................................................................................................................7 2.3.2 図形固有部 ..........................................................................................................................8 2.3.3 図形属性部 ........................................................................................................................10

2.4 ユーザ情報部............................................................................................................................13 2.5 角度仕様...................................................................................................................................15

3 データ詳細 ......................................................................................................................................16 3.1 表現可能な図形 ........................................................................................................................16 3.2 図形種別ごとの詳細仕様..........................................................................................................17

3.2.1 点(図形種別コード 1) ........................................................................................................17 3.2.2 線分(図形種別コード 2) ....................................................................................................18 3.2.3 ポリゴン(図形種別コード 3) .............................................................................................19 3.2.4 円(半径指定) (図形種別コード 4) ......................................................................................20 3.2.5 円(３点指定) (図形種別コード 5) ......................................................................................21 3.2.6 楕円 (図形種別コード 6)...................................................................................................22 3.2.7 円弧(半径指定) (図形種別コード 7)...................................................................................23 3.2.8 円弧(３点指定) (図形種別コード 8)...................................................................................24 3.2.9 扇形 (図形種別コード 9)...................................................................................................25 3.2.10 角丸長方形 (図形種別コード 10) ..................................................................................26 3.2.11 注釈 (図形種別コード 11) .............................................................................................27 3.2.12 シンボル (図形種別コード 12)......................................................................................28 3.2.13 画像(キー指定) (図形種別コード 13) .............................................................................29 3.2.14 画像(URL指定) (図形種別コード 14) .............................................................................30 3.2.15 グループ (図形種別コード 15)......................................................................................31 3.2.16 マルチポリゴン(図形種別コード 16) .............................................................................32 3.2.17 文字付きシンボル (図形種別コード 17)........................................................................34 3.2.18 アプリケーションライン (図形種別コード 18).............................................................36

1 概要

1

1 概要本章ではPreSerV Ⅵバイナリフォーマット(以後PSVバイナリ)の概要を記載します。

1.1 機能概要

PSVバイナリは、PreSerV for Webの図形をバイト配列で表します。図形のファイル出力時に使用されま

す。 PSVバイナリでは、PreSerV for Webが標準で表示することができる図形が対象です。

PreSerV for Web 図形

図形データファイル PSVバイナリ

PSVバイナリ

PSVバイナリ

PSVバイナリ

図 1-1 PSVバイナリ概要図 1.2 関連ドキュメント

特にありません。

2 データ構成

2

2 データ構成本章ではPSVバイナリのデータ構成を記載します。

2.1 基本構成

PSVバイナリは、ファイル情報部・図形情報部・ユーザ情報部で構成されます。 (1) ファイル情報部

ファイルの先頭に格納され、ファイル内の図形すべてに関する情報を格納します。 (2) 図形情報部

各図形の描画に必要な情報を格納します。 (3) ユーザ情報部

各図形に付加されているユーザ情報を格納します。ユーザ情報は図形情報と格納順序で対応付け

られており、各図形のユーザ情報クラス(jp.co.melco.preserv.psvArgs)の情報を格納します。ユーザ

情報が存在しない場合は省略可能です。 PSVバイナリがファイル形式の場合、ユーザ情報部の終端*1がファイルの終端となります。バイトオーダーはすべてビッグ・エンディアン*2です。 ※1）ユーザ情報部が無い場合は図形情報部の終端。 ※2）バイト以上のデータ量を記録する際に、最上位のバイトから順番に記録/送信する方式。

ファイルヘッダ

図形１図形２

図形n－１図形n

：

ユーザ情報１ユーザ情報２

ユーザ情報n－１ユーザ情報n

：ユーザ情報部

各図形のユーザ情報

図形情報部各図形の描画情報

ファイル情報部ファイル内の図形すべてに関する情報

PSVバイナリファイル

対応

図 2-1 PSVバイナリのファイル構成

2 データ構成

3

2.2 ファイル情報部

ファイル情報部は、ファイル内の全図形に対する情報を管理するエリアで、PSVバイナリで図形データフ

ァイルを作成する場合は必須の項目です。ファイル情報部のデータ項目で指定された値は、そのファイルに存在するすべての図形に適用されます。

例えば、ファイル内の図形はすべてファイル情報部で指定された空間参照系に属します。ファイル情報部に格納されるデータ項目を以下に記載します。データ項目はすべて必須で、下表の順序で

格納されます。

表 2-1 ファイル情報部のデータ項目一覧データ項目名データ型内容

ファイルヘッダ識別コード

int型4byte (600固定)

PSVバイナリのファイルヘッダを識別するコードを格納する。値は600固定とする。ファイルヘッダ識別コードは、バージョン(Ver.)と副番(Rev.)をそれ

ぞれ2桁で表わし、将来的なバージョン変更に対応するためのコー

ドである。Ver.5.0 PSVバイナリとの識別も当コードで行なう。 (例)Ver.6 Rev.1ならコードは601

図形情報部オフセット int型4byte 図形情報部の、ファイル先頭からのオフセットを格納する。オフセ

ットの単位はbyteとする。図形情報部オフセット = ファイル情報部総バイト数

ユーザ情報部オフセット int型4byte ユーザ情報部の、ファイル先頭からのオフセットを格納する。オフ

セットの単位は byte とする。ユーザ情報部が存在しない場合は 0を格納する。ユーザ情報部オフセット = ファイル情報部総バイト数 + 図形情報部総バイト数

空間参照系 int型4byte ファイル内の図形が属する空間参照系コードを格納する。格納する値の詳細は表 2-2 を参照。

境界座標(左下X座標) double型8byte 境界座標(左下Y座標) double型8byte 境界座標(右上X座標) double型8byte 境界座標(右上Y座標) double型8byte

ファイル内のすべての図形を内包する外接矩形の座標を格納する。

格納される座標の座標系と単位は、空間参照系により決定される。

(詳細は表 2-2 を参照)

予約領域 byte配列型32byte (0固定)

拡張用の予約領域。このエリアは0固定とする。

文字列エンコード short型2byte ファイル内に格納されている、文字列を表現するバイト配列のエン

コードを指定する。指定は以下の属性対応値で指定する。属性対応値内容

0 EUC(EUCJIS) 1 ShiftJIS(SJIS)

2 データ構成

4

空間参照系として指定されるコードを以下に記載します。指定した空間参照系コードにより、各図形の座

標系と単位が決定されます。下記以外のコードが格納されていた場合は、装置座標系 (40000)として処理さ

れます。 ※）ユーザ定義座標系(99999)を選択した場合、座標系の管理はユーザ側で行なう必要があります。

表 2-2 空間参照系コード一覧空間参照系

コード内容座標の単位

4301 測地座標系(日本測地系経緯度座標系) 4326 測地座標系(WGS-84経緯度座標系)

ミリ秒(0.001sec)

30161 平面直角座標系第Ⅰ系 30162 平面直角座標系第Ⅱ系 30163 平面直角座標系第Ⅲ系 30164 平面直角座標系第Ⅳ系 30165 平面直角座標系第Ⅴ系 30166 平面直角座標系第Ⅵ系 30167 平面直角座標系第Ⅶ系 30168 平面直角座標系第Ⅷ系 30169 平面直角座標系第Ⅸ系 30170 平面直角座標系第Ⅹ系 30171 平面直角座標系第ⅩⅠ系 30172 平面直角座標系第ⅩⅡ系 30173 平面直角座標系第ⅩⅢ系 30174 平面直角座標系第ⅩⅣ系 30175 平面直角座標系第ⅩⅤ系 30176 平面直角座標系第ⅩⅥ系 30177 平面直角座標系第ⅩⅦ系 30178 平面直角座標系第ⅩⅧ系 30179 平面直角座標系第ⅩⅨ系 40000 装置座標系

メートル(m)

99999 ユーザ定義座標系ユーザが定義

2 データ構成

5

データ変換ツールを用いてファイル情報部のみのバイナリファイルを生成する場合は、ファイル情報部の

各値は以下の通りです。

表 2-3 ファイル情報部のデータ項目一覧（ファイル情報部のみのファイルの場合）データ項目名データ型内容

ファイルヘッダ識別コード

int型4byte 600

図形情報部オフセット int型4byte 82（ファイル情報部総バイト数）ユーザ情報部オフセット int型4byte 0（ユーザ情報部なし、とする）空間参照系 int型4byte 99999（ユーザ定義座標系とする）境界座標(左下X座標) double型8byte 境界座標(左下Y座標) double型8byte 境界座標(右上X座標) double型8byte 境界座標(右上Y座標) double型8byte

全て0とする

予約領域 byte配列型32byte (0固定)

拡張用の予約領域。このエリアは0固定とする。

文字列エンコード short型2byte 0（EUCJIS）とする。

2 データ構成

6

2.3 図形情報部

図形情報部は、各図形の描画に必要な情報(図形情報)を管理するエリアで、この情報を元に個々の図形の

形状が決定されます。図形情報は、図形共通部・図形固有部・図形属性部に分かれており、この３つをあわ

せて一つの図形が形成されます。 (1) 図形共通部

図形の種類によらない情報で全図形に存在します。（必須） (2) 図形固有部

図形の種類にあわせた固有の情報です。（必須） (3) 図形属性部

省略可能な付加情報です。（選択）

図形１図形２

図形n－１図形n

：図形情報部

図形種別コード

座標

図形 ID レイヤ

半径

注釈文字列

開始・終了角

シンボル名称：

属性格納フラグ

縮尺係数

色情報

線情報：

図形共通部(必須)

全図形に必ず存在

図形固有部(必須)

図形固有の値を格納

図形種別ごとに

格納する値が異なる

図形属性部(選択)

図形の属性を格納

省略が可能

図形情報

図 2-2 図形情報の構成

以下に、図形情報の詳細を部位ごとに記載します。

2 データ構成

7

2.3.1 図形共通部

図形共通部は、図形の種類によらない情報を管理するエリアで、すべての図形で共通の情報です。図形共通部に格納されるデータ項目を以下に記載します。データ項目はすべて必須で、下表の順序で格

納されます。

表 2-4 図形共通部データ項目一覧データ項目名データ型内容

図形種別コード short型2byte 図形の種類を表すコードを格納する。格納する値の詳細は 3.1 節を参照。

図形 IDバイト数 short型2byte 図形 IDを示す文字列バイト配列のバイト数を格納する。図形 IDが存在しない場合は0を格納する。

図形 ID byte配列型図形 ID バイト数

byte

図形 IDを示す文字列バイト配列を格納する。文字列のエンコードは、ファイル情報部で指定したものを使用する

(詳細は表 2-1 を参照)。図形 ID は、任意の図形群に対して一意の値とする(ファイル単位で

あれば、ファイル内で一意)。レイヤバイト数 short型2byte レイヤを示す文字列バイト配列のバイト数を格納する。

レイヤが存在しない場合は0を格納する。サブレイヤが付属する場

合は、それらを含めた総バイトとする。レイヤ byte配列型

レイヤバイト数byteレイヤを示す文字列バイト配列を格納する。文字列のエンコードは、ファイル情報部で指定したものを使用する

(詳細は表 2-1 を参照)。サブレイヤを指定したい場合は、セパレート文字で文字列を区切り、

前がレイヤ、後がサブレイヤとする。セパレート文字はハット(^)とする(レイヤ文字列^サブレイヤ文字列)。セパレート文字がない場

合は、レイヤのみの指定と判断する。座標数 int型4byte 該当図形の座標数を格納する。 X座標(緯度座標) double型8byte

Y座標(経度座標) double型8byte

図形を形成する座標を格納する。X 座標(緯度)+Y 座標(経度)を１セ

ットとし、座標数分のセットが存在する。格納される座標の座標系と単位は、空間参照系により決定される(詳細は表 2-2 を参照)。 ※XY座標は、X軸は真東に向う値を正とし、Y軸は真北に向う値を

正とする（国土地理院の平面直角座標系では、X 軸は真北に向う値

が正で、Y軸は真東に向う値が正）。

2 データ構成

8

2.3.2 図形固有部

図形固有部は、図形の種類により変化する情報を管理するエリアで、半径等の特定の図形のみが持つ情

報を格納します。図形固有部に格納されるデータ項目を以下に記載します。データ項目はすべて必須ですが、図形の種類

ごとに必要なデータ項目が異なります。 ※）順序は下表の通りではありません。各図形種別の図形固有部の詳細は、3.2 節に記載します。

表 2-5 図形固有部データ項目一覧データ項目名データ型内容適用図形種別

半径（角の半径） double型8byte 該当図形の半径を格納する。単位はメートル(m)。

円(半径指定) 円弧(半径指

定)・扇形・角丸四角形サイズ short型2byte 該当図形のサイズを格納する。

単位はピクセル(px)。1未満の値は不可。点

開始角

終了角

int型4byte

該当図形の開始・終了角を格納する。単位は1/10度(0.1deg)。角度仕様は 2.5 節を参照。

円弧(半径指定)・扇形

表示幅（文字幅）

注釈・シンボル・文字付き

シンボル・画像(キー指

定)・画像(URL指定) 表示高さ（文字高さ）

double型8byte 該当図形（注釈は１文字）の表示幅・高さを格納

する。単位はメートル(m)。

注釈・画像(キー指定)・画

像(URL指定) シンボル名称文字列バイト数

short型2byte シンボル名称を示す文字列バイト配列のバイト数

を格納する。シンボル・文字付きシンボ

ルシンボル名称文字列

byte配列型シンボル名称バイト数byte

シンボル名称を示す文字列バイト配列を格納す

る。文字列のエンコードは、ファイル情報部で指

定したものを使用する(詳細は表 2-1 を参照)。半角数字が格納されていた場合は、シンボル番号

として扱う。

シンボル・文字付きシンボ

ル

画像キー(URL) バイト数

short型2byte 画像キー(URL)を示す文字列バイト配列のバイト

数を格納する。画像(キー指定) 画像(URL指定)

画像キー(URL) 文字列

byte配列型画像キー (URL) バイト数byte

画像キー(URL)を示す文字列バイト配列を格納す

る。文字列のエンコードは、ファイル情報部で指

定したものを使用する(詳細は表 2-1 を参照)。

画像(キー指定) 画像(URL指定)

注釈文字列バイト数

short型2byte 注釈文字列を示す文字列バイト配列のバイト数を

格納する。注釈

注釈文字列 byte配列型注釈文字列バイト数byte

注釈文字列を示す文字列バイト配列を格納する。

文字列のエンコードは、ファイル情報部で指定し

たものを使用する(詳細は表 2-1 を参照)。

注釈

図形数 short型2byte グループに属する図形の数を格納する。グループ X軸半径 Y軸半径

double型8byte 該当図形の半径を格納する。単位はメートル(m)。

楕円

内部ポリゴン図形数

int型4byte マルチポリゴンに属する内部ポリゴンの図形数を

格納する。マルチポリゴン

2 データ構成

9

データ項目名データ型内容適用図形種別内部ポリゴン図形座標数

int型4byte マルチポリゴンに属する内部ポリゴンの各図形の

座標数を格納する。マルチポリゴン

内部ポリゴン図形座標X

double型8byte マルチポリゴン

内部ポリゴン図形座標y

double型8byte

マルチポリゴンに属する内部ポリゴンの各図形の

座標を格納する。マルチポリゴン

注釈配置位置 int型4byte 文字付きシンボルの注釈配置位置を格納する。文字付きシンボル注釈・シンボル間

隔 double8byte 文字とシンボルの間隔を格納する。単位はメート

ル（m）文字付きシンボル

線種名称文字列バイト数

short型2byte 線種名称を示す文字列バイト配列のバイト数を格

納する。アプリケーションライン

線種名称文字列 byte配列型線種名称文字列バイト数byte

線種名称を示す文字列バイト配列を格納する。文

字列のエンコードは、ファイル情報部で指定した

ものを使用する(詳細は表 2-1 を参照)。

アプリケーションライン

2 データ構成

10

2.3.3 図形属性部

図形属性部は、各図形の詳細な形状情報を管理するエリアで、省略可能な属性情報を格納します。図形属性部は、必ず先頭に属性格納フラグが存在し、そのフラグによりどの属性が格納されているのか

を判断します。属性格納フラグは int 型 4byte で、各ビットに固定の属性が割り振られており、そのビッ

トが立っているかどうかで属性の有無を判断します。複数のビットが立っていた場合は、右(下位)のデー

タ項目から順番に属性を格納します。属性格納フラグの先頭ビットを継続フラグとし、立っていた場合は

属性格納フラグが int型4byte分継続することとします。

… 0 0 0 1 0 1 0 10

色

情

報

(線)

色

情

報

(面)

図

形

属

性

線属性

塗りつぶし属性

角度

配

置

倍率

継続フラグ

属性格納フラグ(4byte)

２0２1２2２3２4２5２6２7２

図形共通部

図形固有部

図形情報

属性格納フラグ

色情報(線)

図形属性

塗りつぶし属性

図形属性部

２0＋２2＋２4

…

図 2-3 属性格納フラグ概要

… 0 0 0 0 0 1 0 11

継続フラグ

属性格納フラグ１(4byte) 図形共通部

図形固有部

図形情報

属性格納フラグ１

属性属性属性

図形属性部

属性格納フラグ２

属性属性

… 0 0 0 0 1 0 1 10

属性格納フラグ２(4byte)

図 2-4 継続フラグ使用例

2 データ構成

11

図形属性部に格納されるデータ項目を以下に記載します(将来の拡張用で、存在するが反映されないデー

タ項目を含む)。データ項目は属性格納フラグのみ必須で、その他の属性は任意となります。属性の指定は

あらゆる図形に対して可能ですが、設定した値が反映されるかどうかは図形種別により異なります(詳細は 3.2 節を参照)。 ※）属性が設定されていなかった場合はデフォルト値が適用されます。

表 2-6 図形属性部データ項目一覧 (※1) データ項目名データ型内容デフォルト値

20色情報(線) 0xff000000 (黒)

21色情報(面)

int型 4byte

該当図形の色情報を格納する。色情報はARGB指定とし、先頭のバイトから1バイトづつア

ルファ値(A)、赤(R)、緑(G)、青(B)と格納する。アルファ値を

使用しない場合は先頭の1byteに0xffを格納する。

22図形属性 int型

4byte 該当図形の図形属性を格納する。格納する値は、図形オブジェクトの属性と同等(jp.co.melco. preserv.psvDrawContext.attrib)。値の詳細は、psvDrawContextクラスのJavaDocを参照。

3(可視性・検知

性ON)

23線属性 int型

4byte 該当図形の線属性を格納する。格納する値は、図形オブジェクトの線属性と同等(jp.co. melco.preserv.psvDrawContext.line_attrib)。値の詳細は、psvDrawContextクラスのJavaDocを参照。

0(実線・線幅1)

24塗りつぶし属性

int型 4byte

該当図形の塗りつぶし属性を格納する。格納する値は、図形オブジェクトの塗りつぶし属性と同等

(jp.co.melco.preserv.psvDrawContext.paint_attrib)。値の詳細は、psvDrawContextクラスのJavaDocを参照。

0(塗りつぶしな

し、影なし、設

定されていれば

背景色を使用) 25

角度 int型 4byte

該当図形の角度を格納する。単位は1/10度(0.1deg)。角度仕様は 2.5 節を参照。

0

26配置 short型

2byte 該当図形の配置を格納する。配置は、画像などの基準点を指定し、右図のように番号で指定する。ただし、表示サイズ上下限値が有効な場合は、「5」を中心にサイズを計算するため、座標に中心点を、配置に「5」を指定すること。

1(左下)

27倍率 double型

8byte 該当図形のシンボル倍率を格納する。この値を指定した場合、シンボルは元の大きさからの倍率で

描画サイズが決定される。倍率を指定した場合、図形固定部で指定した表示幅・高さは

適用されず、倍率が優先される。

1

※1）属性格納フラグに指定するビット位置

① ② ③

④ ⑤ ⑥

⑦ ⑧ ⑨

2 データ構成

12

表 2-6 図形属性部データ項目一覧(続き) (※) データ項目名データ型内容デフォルト値

211フォント種別

short型 2byte

該当図形のフォント種別を格納する。格納する値は、図形オブジェクトの文字フォントタイプと同

等(jp.co.melco.preserv.psvTextContext.tx_type)。値の詳細は、psvTextContextクラスのJavaDocを参照。

3(半角対応ベク

トルフォント)

213文字間隔 double型

8byte 該当図形の文字間隔を格納する。単位はメートル(m)。

0

214文字方向 short型

2byte 該当図形の文字方向を格納する。格納する値は、図形オブジェクトの文字方向と同等

(jp.co.melco.preserv.psvTextContext.tx_path)。値の詳細は、psvTextContextクラスのJavaDocを参照。

1(横書き)

215縮尺係数 double型

8byte 該当図形を形成する座標の縮尺係数を格納する。基準となる単位(詳細は表 2-2 を参照)に、縮尺係数を掛けた

単位で座標が格納されていることを示す。

1

216色情報（背景） int型

4byte 該当図形の色情報を格納する。色情報はARGB指定とし、先頭のバイトから1バイトづつア


使用しない場合は先頭の1byteに0xffを格納する。

－

217注釈文字列バイト数

short型 2byte

文字付きシンボルで使用する注釈文字列を示す文字列バイト

配列のバイト数を格納する。－

注釈文字列 byte配列注釈文字列バイト数byte

文字付きシンボルで使用する注釈文字列を示す文字列バイト

配列を格納する。文字列のエンコードは、ファイル情報部で

指定したものを使用する(詳細は表 2-1 を参照)。

注釈文字幅 double型 8byte

注釈文字高さ double型 8byte

文字付きシンボルで使用する注釈文字列の表示幅・高さを格

納する。単位はメートル(m)。

注釈文字間隔 double型 8byte

文字付きシンボルで使用する注釈文字列の文字間隔を格納す

る。単位はメートル（m）。注釈フォント種別

short型 2byte

文字付きシンボルで使用する注釈文字列のフォント種別を格

納する。格納する値は、図形オブジェクトの文字フォントタイプと同

等(jp.co.melco.preserv.psvTextContext.tx_type)。値の詳細は、psvTextContextクラスのJavaDocを参照。

218注釈色情報

(線) 0xff000000 (黒)

219注釈色情報

(面)

220注釈色情報 (背景)

int型 4byte

文字付きシンボルで使用する注釈文字列の色情報を格納す

る。線色は文字、面色は文字領域の枠、背景は文字領域の背

景色となる。色情報はARGB指定とし、先頭のバイトから1バイトづつア


使用しない場合は先頭の1byteに0xffを格納する。 ―

表示サイズ上限

int型 4byte

0（上限なし）221

表示サイズ下限

int型 4byte

「画像（キー指定・URL指定）、シンボル、文字、文字付き

シンボル」のみ設定可能。DC値（単位はピクセル）を指定。

図形情報で有効を指定した場合に表示に反映される。 0（下限なし）

表示スケール上限

int型 4byte

-1（上限なし）222

表示スケール下限

int型 4byte

表示スケール分母を指定。図形情報で有効を指定した場合に

表示に反映される。 -1（下限なし）


2 データ構成

13

2.4 ユーザ情報部ユーザ情報部は、各図形の付加情報を管理するエリアで、図形と関連付けられているユーザ情報クラス

(jp.co.melco.preserv.psvArgs)の情報を格納します。ファイル情報部で、ユーザ情報部オフセットが指定され

ていない(0が格納されている)場合は、ユーザ情報部は存在しません。ユーザ情報部は、ユーザ情報数とユーザ情報数分のキーと値のセットで構成されています。キーと値は、

ユーザ情報クラスに格納されているキーと値と同等とします。データ順により対応する図形情報が決定され

ます。

図 2-5 ユーザ情報構成

ユーザ情報部に格納されるデータ項目を以下に記載します。データ項目はユーザ情報数が必須で、ユーザ

情報数に格納されている値が１以上だった場合は他のデータ項目も必須となります。

表 2-7 ユーザ情報部データ項目一覧データ項目名データ型内容

ユーザ情報数 short型2byte 該当図形に付加されるユーザ情報のセット数(キー＋値)を格納す

る。ユーザ情報が存在しない場合は0を格納し、以降のデータ項目を省

略する。キー文字列バイト数

short型2byte キーを示す文字列バイト配列のバイト数を格納する。

キー文字列 byte配列型キー文字列バイト数byte

図形情報に付加するユーザ情報のキー文字列を格納する。文字列のエンコードは、ファイル情報部で指定したものを使用する

(詳細は表 2-1 を参照)。値文字列バイト数

short型2byte 値を示す文字列バイト配列のバイト数を格納する。

値文字列 byte配列型値文字列バイト数byte

図形情報に付加するユーザ情報の値文字列を格納する。文字列のエンコードは、ファイル情報部で指定したものを使用する

(詳細は表 2-1 を参照)。

図形情報部

ユーザ情報部

図形情報１図形情報２

図形情報n－１図形情報n

ユーザ情報１ユーザ情報２

ユーザ情報n－１ユーザ情報n

：

：

キーと対応する値

１セット

ユーザ情報数分のセットが存在

データ順で図形情報と対応

ユーザ情報数キー１文字列バイト数

キー１文字列値１文字列バイト数

値１文字列

キーn文字列バイト数キーn文字列

値n文字列バイト数値n文字列

：

ユーザ情報

2 データ構成

14

ユーザ情報の値は、String のみをサポートします。ユーザ情報の値を String 以外のオブジェクトで指定

した場合は、Object#toStringによりStringに変換されます。

グループのユーザ情報は、グループ全体に対して１つのみ指定できます。グループ内図形に個別にユーザ

情報を指定することはできません。

図 2-6 グループのユーザ情報

図形情報１図形情報２(グループ)

図形情報３ユーザ情報１ユーザ情報２ユーザ情報３

グループ内図形グループ内図形グループ内図形グループ内図形

グループ全体で、１つのユーザ情報

2 データ構成

15

2.5 角度仕様

PSVバイナリで扱う角度の仕様は、すべてX軸正方向を0として反時計回りです。

図 2-7 PSVバイナリの角度仕様

終了角度

開始角度

角度基準線 (中心座標X，中心座標Ｙ)

(座標X，座標Ｙ) 角度基準線

角度

角度

角度基準線

円弧の場合シンボルの場合

注釈の場合

3 データ詳細

16

3 データ詳細本章ではPSVバイナリの詳細なデータ仕様を記載します。

3.1 表現可能な図形

PSV バイナリとして表現可能な図形を以下に記載します。図形種別コードに 10000 以上の値を格納した

場合、ユーザ独自で作成した図形であると判断し、ユーザ独自で変換・復元を行なう必要があります。

表 3-1 PSVバイナリ図形種別一覧図形種別コード表現される図形オブジェクト復元時のクラス名

1 点 jp.co.melco.preserv.psvPointData 2 線分(ポリライン) jp.co.melco.preserv.psvPolylineData 3 ポリゴン jp.co.melco.preserv.psvPolygonData 4 円(半径指定) 5 円(３点指定)

jp.co.melco.preserv.psvCircleData

6 楕円 jp.co.melco.preserv.psvEllipseData 7 円弧(半径指定) 8 円弧(３点指定)

jp.co.melco.preserv.psvArcData

9 扇形 jp.co.melco.preserv.psvFanData 10 角丸長方形 jp.co.melco.preserv.psvRoundBoxData 11 注釈 jp.co.melco.preserv.psvFontData 12 シンボル jp.co.melco.preserv.psvSymbolData 13 画像(キー指定) 14 画像(URL指定)

jp.co.melco.preserv.psvImageSymbol

15 グループ jp.co.melco.preserv.psvGroup 16 マルチポリゴン jp.co.melco.preserv.psvMultiPolygonData 17 文字付きシンボル jp.co.melco.preserv.psvSymbolWithTextData 18 アプリケーションライン jp.co.melco.preserv.psvAppLineData

10000～ユーザ独自図形ユーザ作成クラス

3 データ詳細

17

3.2 図形種別ごとの詳細仕様

図形種別ごとの詳細仕様を以下に記載します。図形属性部については反映するデータ項目のみ記載し、記

載のないデータ項目は図形表示時に反映されません。各データ項目のデータ型・内容等の詳細は、図形共通部については 2.3.1、図形固有部については 2.3.2、

図形属性部については 2.3.3 節を参照してください。データ順は表の順番通りとし、図形共通部・図形固有

部・図形属性部の属性格納フラグは必須データ項目です。 3.2.1 点(図形種別コード1)

点のデータ詳細仕様を以下に記載します。

表 3-2 点のデータ項目一覧データ項目名 (※1) データ型備考

図形種別コード short型2byte(1固定) 図形 IDバイト数 short型2byte 図形 ID byte配列型

図形 IDバイト数byte

レイヤバイト数 short型2byte レイヤ byte配列型

レイヤバイト数byte

座標数 int型4byte(1固定) 中心点X座標 double型8byte

図形共通部

中心点Y座標 double型8byte 座標系は、ファイル情報部に指定したものに

従う。図形固有部サイズ short型2byte 単位はピクセル(px)。

属性格納フラグ int型4byte 色情報(面) 21 int型4byte 図形属性 22 int型4byte 縮尺係数 215 double型8byte 表示スケール上限 int型4byte

図形属性部

表示スケール下限 222 int型4byte 縮尺の分母


図 3-1 点の表示イメージ

中心座標

サイズ

3 データ詳細

18

3.2.2 線分(図形種別コード2)

線分のデータ詳細仕様を以下に記載します。線分に図形固有部は存在しません。

表 3-3 線分のデータ項目一覧データ項目名 (※1) データ型備考





座標数 int型4byte X１座標 double型8byte Y１座標 double型8byte

： Xn座標 double型8byte

図形共通部

Yn座標 double型8byte

座標系は、ファイル情報部に指定したものに

従う。

属性格納フラグ int型4byte 色情報(線) 20 int型4byte 図形属性 22 int型4byte 線属性 23 int型4byte 縮尺係数 215 double型8byte 表示スケール上限 int型4byte

図形属性部



図 3-2 線分の表示イメージ

座標(X1, Y1)

座標(X2, Y2)

座標(X3, Y3)

座標(X4, Y4)

3 データ詳細

19

3.2.3 ポリゴン(図形種別コード3)

ポリゴンのデータ詳細仕様を以下に記載します。ポリゴンに図形固有部は存在しません。

表 3-4 ポリゴンのデータ項目一覧データ項目名 (※1) データ型備考







図形共通部



従う。始点と終点を一致させる必要はない。

属性格納フラグ int型4byte 色情報(線) 20 int型4byte 色情報(面) 21 int型4byte 図形属性 22 int型4byte 線属性 23 int型4byte 塗りつぶし属性 24 int型4byte 縮尺係数 215 double型8byte 色情報(背景) 216 int型4byte 表示スケール上限 int型4byte

図形属性部



図 3-3 ポリゴンの表示イメージ

座標(X1, Y1)

座標(X2, Y2)

座標(X3, Y3) 座標(X4, Y4)

座標(X5, Y5)

3 データ詳細

20

3.2.4 円(半径指定) (図形種別コード4)

円(半径指定)のデータ詳細仕様を以下に記載します。

表 3-5 円(半径指定)のデータ項目一覧データ項目名 (※1) データ型備考






図形共通部


従う。図形固有部半径 double型8byte 単位はメートル(m)。


図形属性部



図 3-4 円(半径指定)の表示イメージ

半径

中心座標

3 データ詳細

21

3.2.5 円(３点指定) (図形種別コード5)

円(３点指定)のデータ詳細仕様を以下に記載します。円(３点指定)に図形固有部は存在しません。

表 3-6 円(半径指定)のデータ項目一覧データ項目名 (※1) データ型備考





座標数 int型4byte(3固定) X１座標 double型8byte Y１座標 double型8byte X2座標 double型8byte Y2座標 double型8byte X３座標 double型8byte

図形共通部

Y３座標 double型8byte


従う。


図形属性部



図 3-5 円(３点指定)の表示イメージ

座標(X1, Y1)

座標(X2, Y2)

座標(X3, Y3)

3 データ詳細

22

3.2.6 楕円 (図形種別コード6)

楕円のデータ詳細仕様を以下に記載します。

表 3-7 楕円のデータ項目一覧データ項目名 (※1) データ型備考






図形共通部


従う。 X軸半径 double型8byte 図形固有部 Y軸半径 double型8byte

単位はメートル(m)。

属性格納フラグ int型4byte 色情報(線) 20 int型4byte 色情報(面) 21 int型4byte 図形属性 22 int型4byte 線属性 23 int型4byte 塗りつぶし属性 24 int型4byte 角度 25 int型4byte 縮尺係数 215 double型8byte 色情報(背景) 216 int型4byte 表示スケール上限 int型4byte

図形属性部



図 3-6 楕円の表示イメージ

X 角度

中心座標

X軸半径 Y軸半径

Y

3 データ詳細

23

3.2.7 円弧(半径指定) (図形種別コード7)

円弧(半径指定)のデータ詳細仕様を以下に記載します。

表 3-8 円弧(半径指定)のデータ項目一覧データ項目名 (※1) データ型備考






図形共通部


従う。半径 double型8byte 単位はメートル(m)。開始角 int型4byte

図形固有部

終了角 int型4byte 単位は1/10度(0.1deg)。

属性格納フラグ int型4byte 色情報(線) 20 int型4byte 図形属性 22 int型4byte 線属性 23 int型4byte 縮尺係数 215 double型8byte 表示スケール上限 int型4byte

図形属性部



図 3-7 円弧(半径指定)の表示イメージ

開始角

終了角

X

Y

半径

中心座標

3 データ詳細

24

3.2.8 円弧(３点指定) (図形種別コード8)

円弧(３点指定)のデータ詳細仕様を以下に記載します。円弧(３点指定)に図形固有部は存在しません。

表 3-9 円弧(３点指定)のデータ項目一覧データ項目名 (※1) データ型備考





座標数 int型4byte(3固定) X１座標 double型8byte Y１座標 double型8byte

円弧の開始座標。座標系は、ファイル情報部

に指定したものに従う。 X2座標 double型8byte Y2座標 double型8byte

円弧の終了座標。座標系は、ファイル情報部

に指定したものに従う。 X３座標 double型8byte

図形共通部

Y３座標 double型8byte 円弧上の座標。座標系は、ファイル情報部に

指定したものに従う。属性格納フラグ int型4byte 色情報(線) 20 int型4byte 図形属性 22 int型4byte 線属性 23 int型4byte 縮尺係数 215 double型8byte 表示スケール上限 int型4byte

図形属性部



図 3-8 円弧(３点指定)の表示イメージ

座標(X1, Y1) (開始座標)

座標(X2, Y2) (終了座標)

座標(X3, Y3) (円弧上の座標)

3 データ詳細

25

3.2.9 扇形 (図形種別コード9)

扇形のデータ詳細仕様を以下に記載します。

表 3-10 扇形のデータ項目一覧データ項目名 (※1) データ型備考

図形種別コード short型2byte(9固定) 扇形の図形種別コード。図形 IDバイト数 short型2byte 図形 ID byte配列型





図形共通部


従う。半径 double型8byte 単位はメートル(m)。開始角 int型4byte

図形固有部

終了角 int型4byte 単位は1/10度(0.1deg)。


図形属性部



図 3-9 扇形の表示イメージ

開始角

終了角

X

Y

半径

中心座標

3 データ詳細

26

3.2.10 角丸長方形 (図形種別コード10)

角丸長方形のデータ詳細仕様を以下に記載します。

表 3-11 角丸長方形のデータ項目一覧データ項目名 (※1) データ型備考





座標数 int型4byte(2固定) 左下X座標 double型8byte 左下Y座標 double型8byte 右上X座標 double型8byte

図形共通部

右上Y座標 double型8byte


従う。

図形固有部角の半径 double型8byte 単位はメートル(m)。属性格納フラグ int型4byte 色情報(線) 20 int型4byte 色情報(面) 21 int型4byte 図形属性 22 int型4byte 線属性 23 int型4byte 塗りつぶし属性 24 int型4byte 角度 25 int型4byte 縮尺係数 215 double型8byte 色情報(背景) 216 int型4byte 表示スケール上限 int型4byte

図形属性部



図 3-10 角丸長方形の表示イメージ

右上座標

左下座標

角の半径

X

Y 右上座標

左下座標

角度

3 データ詳細

27

3.2.11 注釈 (図形種別コード11)

注釈のデータ詳細仕様を以下に記載します。

表 3-12 注釈のデータ項目一覧データ項目名 (※1) データ型備考





座標数 int型4byte(1固定) 基準点X座標 double型8byte

図形共通部

基準点Y座標 double型8byte 基準点座標は注釈の外接矩形左下座標。座標系は、ファイル情報部に指定したものに

従う。表示幅 double型8byte 表示高さ double型8byte


注釈文字列バイト数 short型2byte

図形固有部

注釈文字列 byte配列型注釈文字列バイト数byte

属性格納フラグ int型4byte 色情報(線) 20 int型4byte 色情報(面) 21 int型4byte 文字領域の枠色となる。図形属性 22 int型4byte 線属性 23 int型4byte 角度 25 int型4byte フォント種別 211 short型2byte 文字間隔 213 double型8byte 文字方向 214 short型2byte 縮尺係数 215 double型8byte 色情報(背景) 216 int型4byte 表示サイズ上限 int型4byte 表示サイズ下限 221 int型4byte

DC値（単位はピクセル）

表示スケール上限 int型4byte

図形属性部



図 3-11 注釈の表示イメージ

X

Y

基準点座標文字間隔

表示高さ

表示幅

角度

3 データ詳細

28

3.2.12 シンボル (図形種別コード12)

シンボルのデータ詳細仕様を以下に記載します。尚、基となるシンボル(シンボルファイルに設定されて

いる図形)の縦横比を変更して表示することはできません。

表 3-13 シンボルのデータ項目一覧データ項目名 (※1) データ型備考






図形共通部

基準点Y座標 double型8byte 基準点座標は、シンボルの外接矩形中心座標。


従う。表示幅 double型8byte 高さはシンボルの縦横比から自動で算出す

る。単位はメートル(m)。

シンボル名称文字列バイト数

short型2byte シンボル名称は現在未対応。シンボル番号(int型)の文字列のバイト数を指定。

図形固有部

シンボル名称文字列 byte配列型シンボル名称文字列バイト数byte

シンボル名称は現在未対応。シンボル番号(int型)の文字列を指定。

属性格納フラグ int型4byte 色情報(線) 20 int型4byte 図形属性 22 int型4byte 角度 25 int型4byte 倍率

27double型8byte 基となるシンボルからの倍率。指定されてい

た場合は表示幅より優先される。縮尺係数 215 double型8byte 表示サイズ上限 int型4byte 表示サイズ下限 221 int型4byte



図形属性部



図 3-12 シンボルの表示イメージ

縦横比の変更は不可基となるシンボル

表示幅または倍率

中心座標

角度

3 データ詳細

29

3.2.13 画像(キー指定) (図形種別コード13)

画像(キー指定)のデータ詳細仕様を以下に記載します。

表 3-14 画像(キー指定)のデータ項目一覧データ項目名 (※1) データ型備考






図形共通部

基準点Y座標 double型8byte

基準点座標は、図形属性部の「配置」により

決定（ただし、表示サイズ上下限値が有効な

場合は、画像の中心点を規準にサイズを計算

するため、基準点座標に中心点を指定し、配

置に「5」を指定すること。）。座標系は、フ

ァイル情報部に指定したものに従う。表示幅 double型8byte 表示高さ double型8byte


画像キー文字列バイト数

short型2byte

図形固有部

画像キー文字列 byte配列型画像キー文字列バイト数byte

属性格納フラグ int型4byte 図形属性 22 int型4byte 配置

26short型2byte 表示サイズ上下限が有効な場合は、「5」を指

定すること。縮尺係数 215 double型8byte 表示サイズ上限 int型4byte 表示サイズ下限 221 int型4byte



図形属性部



図 3-13 画像(キー指定)の表示イメージ（配置5）

表示幅

表示高さ基準点座標

3 データ詳細

30

3.2.14 画像(URL指定) (図形種別コード14)

画像(URL指定)のデータ詳細仕様を以下に記載します。画像(URL指定)から図形を復元した場合、シリアライズには対応できません。シリアライズを行なう場

合は、画像(キー指定)を使用する必要があります。

表 3-15 画像(URL指定)のデータ項目一覧データ項目名 (※1) データ型備考






図形共通部

基準点Y座標 double型8byte

基準点座標は、図形属性部の「配置」により

決定（ただし、表示サイズ上下限値が有効な

場合は、画像の中心点を規準にサイズを計算

するため、基準点座標に中心点を指定し、配

置に「5」を指定すること。）。座標系は、フ

ァイル情報部に指定したものに従う。表示幅 double型8byte 表示高さ double型8byte


画像URL文字列バイト数

short型2byte

図形固有部

画像URL文字列 byte配列型画像URL文字列バイト数byte

属性格納フラグ int型4byte 図形属性 22 int型4byte 配置

26short型2byte 表示サイズ上下限が有効な場合は、「5」を指

定すること。縮尺係数 215 double型8byte 表示サイズ上限 int型4byte 表示サイズ下限 221 int型4byte



図形属性部



図 3-14 画像(URL指定)の表示イメージ（配置5）

表示幅

表示高さ基準点座標

3 データ詳細

31

3.2.15 グループ (図形種別コード15)

グループのデータ詳細仕様を以下に記載します。

表 3-16 グループのデータ項目一覧データ項目名 (※1) データ型備考





座標数 int型4byte(1固定) 代表点X座標 double型8byte

図形共通部

代表点Y座標 double型8byte 代表点は、グループの外接矩形内であればど

こでも構わない。図形固有部図形数 short型2byte

属性格納フラグ int型4byte 色情報(線) 20 int型4byte 色情報(面) 21 int型4byte 図形属性 22 int型4byte 縮尺係数 215 double型8byte 色情報(背景) 216 int型4byte 表示スケール上限 int型4byte

図形属性部



グループは、上記のデータ項目の後にグループに属する図形情報が、図形固有部の図形数分続きます。

図 3-15 グループの表示イメージ

図形数(3)

グループの図形情報

グループ内図形の図形情報 (ポリゴン)

グループ内図形の図形情報 (円)

グループ内図形の図形情報 (文字)

グループ全体

の図形情報

１

２

３施設

代表点

外接矩形

3 データ詳細

32

3.2.16 マルチポリゴン(図形種別コード16)

マルチポリゴンのデータ詳細仕様を以下に記載します。マルチポリゴンとは、ポリゴンの内部に複数のポリゴンを持つ図形です。ただし以下の条件に当てはまる場合はマルチポリゴンの対象外です。・内部のポリゴンの中にさらにポリゴンを持つ場合。・内部のポリゴンどうしが重なる場合。・外部にポリゴンを持つ場合。 ※グループ図形で作成可能

表 3-17 ポリゴンのデータ項目一覧データ項目名 (※1) データ型備考







図形共通部



従う。始点と終点を一致させる必要はない。

内側ポリゴン図形数 int型4byte

図形１座標数 int型4byte X１１座標 double型8byte Y１１座標 double型8byte

： X１n座標 double型8byte Y１n座標 double型8byte


従う。内側ポリゴン間で重なりは不可。

：図形数分続く図形n座標数 int型4byte Xn１座標 double型8byte Yn１座標 double型8byte

： Xnn座標 double型8byte

図形固有部

Ynn座標 double型8byte


従う。内側ポリゴン間で重なりは不可。


図形属性部



3 データ詳細

33

座標(X1, Y1)

座標(X2, Y2)

座標(X3, Y3) 座標(X4, Y4)

座標(X5, Y5)

図 3-16 マルチポリゴンの表示イメージ

3 データ詳細

34

3.2.17 文字付きシンボル (図形種別コード17)

文字付きシンボルのデータ詳細仕様を以下に記載します。文字付シンボルとは、図 3-17のようにシンボルと文字列を組み合わせた図形です。シンボル(シンボルファイルに設定されている図形)の縦横比を変更して表示することはできません。

表 3-18 文字付きシンボルのデータ項目一覧データ項目名 (※1) データ型備考






図形共通部

基準点Y座標 double型8byte 基準点座標は、シンボルの外接矩形中心座標。


従う。表示幅 double型8byte 高さはシンボルの縦横比から自動で算出す

る。単位はメートル(m)。

シンボル名称文字列バイト数

short型2byte シンボル名称は現在未対応。シンボル番号(int型)の文字列のバイト数を指定。

シンボル名称文字列 byte配列型シンボル名称文字列バイト数byte

シンボル名称は現在未対応。シンボル番号(int型)を文字列で指定。

注釈配置位置 int型4byte シンボルに対して0：下端配置 1：上端配置

2：左端配置 3：右端配置。

図形固有部

注釈・シンボル間隔 double型8byte 単位はメートル。属性格納フラグ int型4byte 色情報(線) 20 int型4byte シンボルの色。図形属性 22 int型4byte 角度 25 int型4byte 倍率

27double型8byte 基となるシンボルからの倍率。指定されてい

た場合は表示幅より優先される。縮尺係数 215 double型8byte 注釈文字情報 217 注釈文字列の情報。注釈色情報(線) 218 int型4byte 文字列色。注釈色情報(面) 219 int型4byte 文字列領域の枠色。注釈色情報 (背景) 220

int型4byte 文字列領域の背景色。

表示サイズ上限 int型4byte 表示サイズ下限 221 int型4byte



図形属性部



3 データ詳細

35

図 3-17 文字付きシンボルの表示イメージ

縦横比の変更は不可シンボル

表示幅または倍率

中心座標角度

スマイル

注釈・シンボル間隔

注釈表示幅

注釈表示高さ注釈文字間隔

3 データ詳細

36

3.2.18 アプリケーションライン (図形種別コード18)

アプリケーションラインの詳細仕様を以下に記載します。アプリケーションラインとは、図 3-18のように、アプリケーションで定義した特定の図形の繰り返しな

どで構成されるポリライン図形です。

表 3-19 アプリケーションラインのデータ項目一覧データ項目名 (※1) データ型備考





座標数 int型4byte X1座標 double型8byte Y1座標 double型8byte


図形共通部



従う。

線種名称文字列バイト数 short型2byte 図形固有部線種名称文字列 byte配列型

線種名称文字列バイト数byte

文字列のエンコードは、ファイル情報部で指

定したものを使用する(詳細は表 2-1 を参

照)。属性格納フラグ int型4byte 色情報(線) 20 int型4byte 図形属性 22 int型4byte 線属性 23 int型4byte 縮尺係数 215 double型8byte 表示スケール上限 int型4byte

図形属性部



図 3-18 アプリケーションラインの表示イメージ

PSVⅥ バイナリフォーマット仕様書1 2版...EWEB-4J-N037 バイナリフォーマット仕様書 三菱Web地理情報システム構築パッケージ 1.2 版...

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