206 町村の施策事例集Ⅳ 「国道、鉄道、上水道」がないが「北海道」がある1 、はじめに3 つの道「国道、鉄道、上水道」がないが、他の都府県には絶対にない大きな道「北海道」があると自慢しているのが、写真文化首都を宣言した「写真の町」東川町である。中心市街地から車で旭川空港へ10 分、旭山動物園へ15 分、北海道と東北地域で第3の人口を抱える旭川市へ30 分、北海道最高峰大雪山旭岳(2291m)へは40 分、と北海道の中でも最も条件の良いところに位置していると考えている。北海道で3 つの道がないと聞くと、馬と鹿ぐらいしかいないのでは(これでは本当に馬鹿しかいない)と想像する人もいるようだが、ここ10 年間で350人程度増え、現在は人口約7、900人である。(別表1人口の推移参照)2 、「写真の町」宣言昭和60 年、元町長中川音冶と議会は「写真の町」条例を制定し、写真文化と国際交流を通じて、世界に開かれた自然と文化が調和し、潤いと活力に満ちた町づくりを目指して「写真の町」ふるさと納税を活用した「ひがしかわ株主制度」~「写真の町」東川町◀国際写真フェスティバル授賞式北海道 東 ひがし 川 か わ 町 ちょう 東川町 現 地 レ ポ ー ト ▲ 東川町を舞台に全国の頂点を目指す高校生たちの熱い闘いが繰り広げられた写真甲子園2011 町村独自のまちづくり施策