大阪ヒートアイランド対策技術コンソーシアム 認証制度セミナー 「高日射反射率塗料等の日射反射保持率と汚染促進試験」 平成２９年１月１９日 三木 勝夫 1
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大阪ヒートアイランド対策技術コンソーシアム 認証制度セミナー
「高日射反射率塗料等の日射反射保持率と汚染促進試験」
平成２９年１月１９日
三木 勝夫
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１．塗料種に注意が必要。 耐久性、汚染性を考えJIS K ５６７５ 等級から選択。
２．反射率に注意が必要。 JIS K ５６０２ 公的機関で測定値を明確に。 反射率は色、塗装系、塗装膜厚の寄与が大、注意が必要。
３．塗装後の反射率－塗装前の反射率＝反射率差が効果。 採用する色、塗装系、膜厚を考慮し最大効果を出すように。 二点校正法を参考に。
４．経年反射率の持続が重要。 反射率維持が効果の持続性につながる、二点校正法を参考に。 JSTM J ６１５１：2014 「現場における陸屋根の日射反射率の測定方法」 一般財団法人 建材試験センター発行（平成２６年９月１６日 制定）
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４．経年反射率の持続が重要「反射率維持が効果の持続性につながる」
開催日 ：２０１３年（H２５）８月１日（木） １３：３０～１５：００ 開催場所：大阪歴史博物館 ４階 第２研修室
第一回 大阪HITEC 高反射率塗膜の汚染促進試験方法SWG
第四回 大阪HITEC 汚染促進認証試験方法と認証基準 開催日 ：２０１６年（H２８）１０月７日（金） １４：００～１６：００ 開催場所 ：大阪府立環境農林水産総合研究所 ４階会議室
３年間の研究を実施した。「高日射反射率塗料等の日射反射保持率と汚染促進試験」 SWG監事４ 法人会員２ 企業１１
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明度（L＊値）と日射反射率（％）の関係（全波長域）
y = 0.8495x - 2.6388
R2 = 0.9407
y = 0.0029x2 .2149
R2 = 0.8956
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明度（L＊値）
日射反射率（％）
高日射反射率塗料 N=５１
一般塗料 N=９９
認証基準
準認証基準
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汚染促進後の日射反射保持率
JIS K 5675 １級 ２級 ３級
大阪HITEC 汚染促進試験 認証値
７０％以上
３年暴露後の日射反射保持率
大阪HITEC ３年暴露後 認証値
JIS K 5675 １級 ２級 ３級
７０％以上
大阪HITEC 汚染促進認証試験認証基準 追加
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大阪HITEC汚染促進試験方法 １．試験板の調整方法 JIS－K－５６７５ １・２・３級を表面調整した鋼板に塗料メーカーが指定した塗装系、膜厚で塗装する。 ２－１．汚染物質試験に使用する汚れ物質の種類と配合は以下の通り。 重量比 No.1 Soot 5% No.2 Dust 47% No.3 Salts 20% NO.4 Particutae Organic Matter 28% 100% 参考資料 １）各汚れ成分の組成、調整方法。２）汚染物質国内入手先。 ２－２．汚染方法 １）QUV照射 24時間 合計(3 cycles) 1 サイクル=４時間 UVB-313 0.63W/m2/nm 60℃ 4時間 水環境 50℃ その後乾燥 オーブン60℃ 1時間 ２）汚染溶液塗布条件 塗板の大きさ ７×１５cm ノズル口径 １．０mm 吹付空気圧力 ３．０Ｋｇ/cm2 塗布量(g/分) ３００cc 使用空気量 ２３０l/min 塗布時間 ３０秒 塗板と吐出口の距離 １５cm ３）汚染塗板の乾燥 試験片を直ちに６０℃で１時間乾燥させた後、室温まで放冷。 ４）汚染物質の洗浄/乾燥 洗浄条件 ノズル口径 １．０mm 吹付空気圧力 ３．０Ｋｇ/cm2 水吹付量(g/分) ３００ｃｃ 水洗時間 １０分 塗板と吐出口の距離 １５cm オーブン（60℃、1時間）室温まで放冷。 ３．評価方法 １）初期評価：反射率（JIS K ５６０２ 300～2500ｎｍ）を測定する。測定箇所３点（上部、中央部、下部）とし、平均をとる。 ２）洗浄後の評価JIS K5602（塗膜の日射反射率の求め方）に従い、日射反射率（波長範囲300～2500ｎｍ）の測定を行う。 原状試験片と促進試験後の試験片との日射反射率（波長範囲300～2500ｎｍ）を測定する。
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ASTM D7897 – 15 土研法（橘高法） 大阪HITEC
汚染前の暴露
汚染液
汚染後の洗浄
利点
QUV 340 － QUV 313
ASTM D7897–15 Carbon Black ASTM D7897–15 標準
QUV スプレー スプレー
試験が簡単で良し悪しの判断が早くできる
公的検査機関、塗料メーカーで何時からでも出来る
問題点 現時点、公的検査機関での試験は出来ない
実曝との相関が少ない
汚染促進試験方法のASTM、土研法（橘高法）、大阪HITECとの対比
備考 重防食塗料の判断基準 として採用されている
塗料メーカーの研究開発時点で活用できる
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ASTMと大阪HITECの比較 参考資料―１
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ASTM D7897-15 汚染物質組成
注：大阪HITECはASTM D7897-15 汚染物質組成の平均を採用している
参考資料－２
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日本での汚染物質入手先 参考資料－３
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米国文献より
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塗布初期
塗布 終了
乾燥 60℃ 1時間
洗浄後
JIS ３級 JIS １級
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初期 2013/8/8 2013/8/15 2013/8/23 2013/8/29 2013/9/12
2013/9/25 2013/10/24 2013/11/24 2014/4/24 2014/8/8 2015/8/8
JIS １級 白 ３年間暴露 反射率変化
１００ ９０ ８０ ７０ ６０ ５０ ４０ ３０ ２０ １０ ０
反射率 ％
波長 ｎｍ
初期
３年経過
ウエザリングセンター
２０１２～２０１５年
HITEC
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初期 崇城大学１週間 崇城大学２週間 崇城大学３週間 崇城大学４週間
崇城大学６週間 崇城大学8週間 崇城大学12週間 崇城大学25週間
JIS ３級 白 ３年間暴露 反射率変化
１００ ９０ ８０ ７０ ６０ ５０ ４０ ３０ ２０ １０ ０
反射率 ％
波長 ｎｍ
初期
３年経過
ウエザリングセンター
２０１２～２０１５年
HITEC
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