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「看護職のタバコ実態調査」 報告書 - Japanese …2013 年 「看護職のタバコ実態調査」 報告書 平成26 年6月 公益社団法人 日本看護協会 はじめに

Jul 29, 2020

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Page 1: 「看護職のタバコ実態調査」 報告書 - Japanese …2013 年 「看護職のタバコ実態調査」 報告書 平成26 年6月 公益社団法人 日本看護協会 はじめに

2013 年

「看護職のタバコ実態調査」

報告書

平成 26 年 6 月

公益社団法人 日本看護協会

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はじめに

2003 年 5 月の健康増進法施行以来、「たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約」発

効や、2006 年の禁煙治療の保険適用開始、2010 年のタバコ税増税、健康日本 21(第一次

~第二次)における受動喫煙の防止、未成年者の喫煙防止対策等の重視等、社会全体にお

ける禁煙支援環境が強化され、禁煙・分煙の取り組みは拡大してきています。 本会では 1999 年に、看護職へのタバコ対策の取り組みを公式に表明し、2001 年 7 月に

は、国内の他の保健医療福祉団体に先駆けて「たばこ対策宣言」を発出し、同年 8 月には

看護職の喫煙実態調査を実施いたしました。 2002 年には「看護職とたばこ」を発刊し、タバコの害について普及啓発・対策の強化に

努め、2004 年には「看護者たちのための禁煙アクションプラン 2004」を策定しました。

アクションプランでは「看護職の喫煙率を 2006 年までに半減する」ことを目標に掲げ、

都道府県看護協会と共に、看護職のたばこ対策行動計画や看護職のための禁煙支援ガイド

も示しました。 2006 年には、2 度目となる「看護職のたばこに関する実態調査」を実施し、喫煙率が低

下していることを確認すると共に、引き続きのタバコ対策の継続を提言し、情報の発信等

を行ってまいりました。 近年、国民全体の喫煙率が減少傾向にある中、国民の健康を支援する看護職の最新の喫

煙実態を把握し、更なる今後の対策を図るためにも、3 度目となる本調査を実施したとこ

ろ、大変、多くの方にご協力をいただくことができました。 今回の調査によって、看護職の喫煙率は全体で 7.9%となり、男女共に国民全体の喫煙率

を下回ったことが改めて明らかとなりました。これは、これまでの取り組みの成果と考え

られる一方、ニコチン依存度が高い喫煙者がいることや、保健医療施設における敷地内禁

煙や分煙の取り組みへの遵守が 100%ではないことなど、解決すべき課題が残っているこ

とも明らかとなりました。 本会では、本調査結果を元に引き続き、国民の健康を支援する看護職として、タバコの

ない社会を目指して活動してまいります。 本報告書が、看護職のみなさまの禁煙対策の一助になれば幸いです。 調査にご協力をいただきましたみなさまに、心からお礼申し上げます。

平成 26 年 6 月

公益社団法人日本看護協会

常任理事 中板 育美

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目 次

はじめに

Ⅰ.調査と結果の概要 ······················································· 03

1.調査の概要 ··························································· 03

2.結果の概要 ··························································· 05

Ⅱ.調査の目的・実施方法···················································· 013

1.調査の目的 ··························································· 013

2.調査対象・調査方法等 ·················································· 013

3.倫理的配慮 ··························································· 014

4.調査実施体制 ························································· 014

5.配付数・回収数等······················································ 014

6.用語の定義及び集計上の留意点 ·········································· 015

Ⅲ.調査結果 ······························································· 019

1.回答者の属性 ························································· 019

2.喫煙習慣・喫煙状況 ···················································· 022

3.習慣的な喫煙開始年齢 ·················································· 026

4.1日あたり喫煙本数 ···················································· 027

5.所属機関ごとの喫煙状況 ················································ 028

6.禁煙の意向 ··························································· 029

7.タバコをやめた理由 ···················································· 029

8.喫煙開始の動機························································ 030

9.起床後の最初の喫煙までの時間 ·········································· 030

10.禁煙場所での禁煙困難 ·················································· 030

11.1 日の中で最もやめにくい 1本 ·········································· 031

12.起床後数時間の喫煙 ···················································· 031

13.病気の時の喫煙························································ 031

14.ニコチン依存度························································ 032

15.同居する家族の喫煙 ···················································· 033

16.上司の喫煙状況························································ 033

17.上司の喫煙状況と本人の喫煙状況 ········································ 034

18.所属する機関の禁煙対策とその遵守状況 ·································· 035

19.タバコに関する教育の機会 ·············································· 036

20.喫煙に対する考え······················································ 037

21.喫煙の影響によって罹患や、リスクが高まる疾患の認識 ···················· 038

22.受動喫煙の影響によって罹患や、リスクが高まる疾患の認識 ················ 039

23.喫煙習慣と飲酒習慣 ···················································· 040

24.喫煙習慣と健康づくりのための身体活動・運動の実施状況 ·················· 041

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25.喫煙習慣と睡眠による休養の充足度 ······································ 041

26.喫煙習慣と入眠困難の頻度 ·············································· 042

27.喫煙習慣と夜間覚醒の頻度 ·············································· 042

28.喫煙習慣と早朝覚醒の頻度 ·············································· 043

29.喫煙習慣と不眠の有無 ·················································· 043

30.喫煙習慣と昼間の耐えられない眠気の頻度 ································ 044

31.喫煙習慣と睡眠薬・安定剤の使用状況 ···································· 044

32.喫煙習慣と 1日の平均睡眠時間 ·········································· 045

33.喫煙習慣と冬期間の状態 ················································ 046

34.喫煙習慣と過去 1か月間における楽しい日常生活 ·························· 047

35.喫煙習慣と過去 1か月間における気分の落ち込み ·························· 047

36.喫煙習慣と過去 1か月間におけるストレス ································ 048

37.喫煙習慣と過去 1か月間におけるストレス等の対処法 ······················ 049

38.喫煙習慣と過去 1か月間における 1日の平均労働時間 ······················ 050

39.喫煙習慣と過去 1か月間に取得した休日・休暇数 ·························· 050

40.夜間の勤務と喫煙······················································ 051

41.現在喫煙に関連する要因 ················································ 053

42.本会のタバコ対策の認知 ················································ 054

Ⅳ.考察 ··································································· 057

Ⅴ.今後に向けて ~本会の取り組みの方向~ ·································· 063

Ⅵ.資料 ··································································· 067

1.集計表一覧 ··························································· 067

2.調査票 ······························································· 084

検討委員会委員名簿 ························································· 088

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Ⅰ. 調査と結果の概要

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Ⅰ.調査と結果の概要

1.調査の概要

1)調査の目的

2003 年 5 月の「健康増進法」施行や、2005 年 2 月の「たばこの規制に関する世界保健機関枠

組条約」発効などにより、社会の禁煙・分煙の取り組みは拡大している。

2006 年の禁煙治療の保険適用開始、2010 年のタバコ税増税、健康日本 21(第一次~第二次)

における受動喫煙の防止、COPD 対策、禁煙希望者への禁煙支援、未成年者の喫煙防止対策等の

重視等、社会全体における禁煙支援環境が強化されてきた結果、国民の喫煙率は全体として低下

傾向にある。

そうしたなか、国民の健康を支援する看護職の喫煙状況の実態を把握し、適切な対策を講じ

ることが重要と考えられた。

看護職の喫煙状況と喫煙関連要因(労働環境、職場の禁煙・受動喫煙防止対策等の状況、夜

勤や睡眠・不眠など)を明らかにし、その調査結果を踏まえて課題や必要な対策を明確にするこ

とを、本調査の目的とした。

2)調査の実施概要

(1)対象 日本看護協会会員 5,947 人(住所不備による不達を除いた実発送数 5,819 人)

※本会会員より無作為抽出した 6,000 人(保健師・助産師・准看護師各 1,000 人、看護師 3,000

人)のうち、ほぼ同時期に実施した本会調査「2013 年看護職員実態調査」と重複して対象

者として抽出された 53 人を調査対象から除外した

(2)調査期間 平成 25 年 12 月 5 日~平成 26 年 4 月 16 日

(3)方法 自記式調査票の郵送発送・郵送回収

(4)実施体制 「看護職の喫煙等実態に関する検討委員会」を設置した。日本看護協会と日

本大学医学部総合医学研究所の共同研究として実施した

(5)調査項目 喫煙状況、ニコチン依存度、喫煙関連要因(労働環境、職場の禁煙・受動喫

煙防止対策等の状況、夜勤や睡眠・睡眠障害など)、性・年齢・職種等

(6)回収状況 回収数 3,488 件(回収率 59.9%)、有効回答数 3,483 件(有効回答率 59.9%)

(7)倫理的配慮 日本看護協会研究倫理委員会および日本大学医学部倫理委員会の承認を得て

実施した。

3)回答者の基本属性

(1)年齢 平均年齢 41.8 歳(女性 42.0 歳、男性 36.2 歳)。「20 歳代」18.1%、「30 歳代」

26.1%、「40 歳代」26.5%、「50 歳以上」28.0%、「無回答」1.3%

(2)性別 「女性」96.0%、「男性」3.5%、「無回答」0.5%

(3)職種 「保健師」15.5%、「助産師」14.4%、「看護師」52.4%、「准看護師」12.4%、

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「その他」0.8%、「働いていない」2.8%、「無回答」1.7%

(4)雇用形態 「正規職員」91.2%、「臨時職員」2.3%、「派遣社員」0.1%、「パートタイマ

ー・アルバイト」4.6%、「その他」1.2%、「無回答」0.7%

(5)職位 「管理職」4.3%、「中間管理職」22.9%、「非管理職」71.0%、「無回答」1.8%

(6)所属機関 「病院」72.7%、「市町村(直営の地域包括支援センターを含む)」6.0%、「都

道府県(県型保健所含む)」3.5%、「大学・教育研究機関」3.5%、「診療所」2.7%、

「保健所設置市・特別区」2.3%、「介護老人保健施設・介護老人福祉施設」2.3%、

「訪問看護ステーション」1.7%、「企業・事業所」0.8%、「健(検)診センター・

労働衛生機関」0.8%、「地域包括支援センター(委託)」0.2%、「その他」2.2%、

「無回答」1.2%

4)調査結果のポイント

(1)看護職の喫煙率は 7.9%(女性 7.2%、男性 29.5%)だった。国民全体の喫煙率は女性 9.0%、

男性 34.1%であり(2012 年「国民健康・栄養調査」)、今回の調査結果では、看護職の喫煙率

は男女ともに国民の喫煙率を下回っていた。

(2)タバコの害に関する認識は、肺がんやぜんそく、気管支炎、肺気腫といった呼吸器疾患や、

喉頭がん、動脈硬化、妊婦への影響などでも 7~9 割程度にとどまり、胃潰瘍(35.6%)、歯周

病(48.3%)への害を認識している者は半数以下だった。

(3)これまでに習慣的に喫煙した経験のある回答者全員(現在は喫煙していない人も含む)に、

その開始年齢をたずねたところ、20~29 歳が最も多く 66.8%だった。一方、20 歳未満も 28.3%

だった。

(4)喫煙者の 34%が中~高程度のニコチン依存度だった。

(5)看護職として患者や対象者(保健指導の対象者など)、学生などへのタバコに関する教育の

機会がある割合は、「頻繁にある」6.1%、「ときどきある」34.6%であり、合計約 41%がタバ

コに関する教育を行っていた。

(6)職場の禁煙対策として「敷地内全面禁煙」は 58.0%、「屋内全面禁煙」34.2%、「屋内喫煙場所

設置」5.2%で、これらの禁煙対策を実施しているのは全体で約 95%に上った。一方で 17.0%

は、こうした対策が「あまり守られていない」と回答した。

5)本会の今後の取り組み

(1)すべての看護職が、タバコが健康にもたらす影響について正しい知識を身につけ、看護職の

喫煙をゼロにすることを目指す。

(2)ニコチン依存者には、適切な禁煙治療・禁煙支援の必要性を啓発・推進する。

(3)看護学生の喫煙防止教育や禁煙教育のさらなる推進に取り組む。

(4)病院・診療所、公共施設などでの禁煙対策の遵守を実現する。

(5)タバコのない社会に向け、必要な情報をすべての看護職に発信する。

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1.3%

4.0%

8.2%

16.3%

7.2%

9.0%

10.5%

0% 10% 20%

保健師(n=529)

助産師(n=502)

看護師(n=1,723)

准看護師(n=416)

女性合計(n=3,344)

国民健康・栄養

調査(2012年)

JT全国たばこ喫煙

者率調査(2013年)

2.結果の概要

1)看護職の喫煙状況

喫煙率(タバコを「毎日吸う」と「ときどき吸っている」割合の合計)は、全体では 7.9%、

女性では 7.2%、男性では 29.5%だった(図1)。

(注)上記の「全体」には性別無回答者(17 人)を含む。

2)国民の喫煙率との比較

国民の喫煙率は女性 9.0%、男性 34.1%で(2012 年「国民健康・栄養調査」による)、全体と

して低下傾向にある。設問数や調査方法などが異なるため、単純には比較できないものの、今回

の調査結果では、看護職の喫煙率は国民の喫煙率を下回っていたことが明らかになった(図2)。

7.9%

29.5%

7.2%

15.4%

26.2%

15.1%

74.7%

40.2%

75.8%

2.0%

4.1%

1.9%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体(N=3,483)

男性(n=122)

女性(n=3,344)

現在喫煙 過去喫煙 習慣的喫煙無 無回答

11.1%

28.9%

43.8%

29.5%

34.1%

32.2%

0% 10% 20% 30% 40% 50%

保健師(n=9)

看護師(n=97)

准看護師(n=16)

男性合計(n=122)

国民健康・栄養

調査(2012年)

JT全国たばこ喫煙

者率調査(2013年)

図1 喫煙状況

図 2 看護職と国民の喫煙率の比較

女性喫煙率 男性喫煙率

(出典)厚生労働省『平成 24 年国民健康・栄養調査報告』(2014 年 3 月)P149 および、日本たばこ産業株式会社「2013 年 全国たばこ喫煙

者率調査」(2013 年 7 月 30 日プレスリリース)より作図

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3)年齢階級と喫煙状況

喫煙率を性別・年齢階級別にみると、女性では、40 歳代の 9.0%が最も高く、30 歳代で 6.8%、

20 歳代は 5.7%だった(図 3)。

(注)上記の「全体」には性別無回答者(17 人)を含む。

(参考)国民の年代別喫煙率

■国民健康・栄養調査(2012 年) (n = 30,016 人) ■JT 全国たばこ喫煙者率調査(2013 年) (N = 19,630 人)

7.9%

21.9%

35.3%

25.9%

44.4%

0.0%

5.7%

6.8%

9.0%

6.7%

6.7%

15.4%

15.6%

23.5%

33.3%

55.6%

33.3%

5.9%

18.9%

15.4%

17.5%

6.7%

74.7%

59.4%

35.3%

37.0%

0.0%

66.7%

86.7%

72.6%

74.1%

73.2%

86.7%

2.0%

3.1%

5.9%

3.7%

0.0%

0.0%

1.7%

1.7%

1.5%

2.5%

0.0%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体(N=3,483)

20歳代(n=32)

30歳代(n=51)

40歳代(n=27)

50歳以上(n=9)

年齢無回答(n=3)

20歳代(n=596)

30歳代(n=858)

40歳代(n=896)

50歳以上(n=964)

年齢無回答(n=30)

男性

女性

現在喫煙 過去喫煙 喫煙経験無 無回答

図 3 性別・年齢階級別喫煙状況

男性(n

=122

女性(n

=3,34

4

29.9%

39.0% 41.0%36.4%

23.8%

11.1%14.5% 13.9% 13.9%

6.3%

0%

10%

20%

30%

40%

50% 男性 女性37.6%

43.2% 43.2% 41.0%

31.9%

16.9%12.3% 11.9% 12.7% 11.9% 8.0%

2.9%

0%

10%

20%

30%

40%

50%男性 女性

(出典)厚生労働省『平成 24 年国民健康・栄養調査報告』(2014 年 3 月)

P149 より作図

(出典)日本たばこ産業株式会社「2013 年 全国たばこ喫煙者率

調査」(2013 年 7 月 30 日プレスリリース)より作図

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4)所属機関ごとの喫煙状況

現在、働いている人(3,327 人)について、所属機関ごとに喫煙率をみると、診療所 12.1%が最

も高く、介護老人保健施設・介護老人福祉施設 10.7%、病院 9.7%、訪問看護ステーション 8.9%

だった(図 4)。

9.7%

12.1%

8.9%

0.0%

10.7%

2.5%

0.0%

1.5%

0.0%

3.6%

0.0%

5.5%

10.3%

16.4%

20.9%

14.3%

15.4%

21.3%

9.3%

9.1%

6.5%

14.3%

10.7%

16.1%

13.7%

20.5%

72.0%

65.9%

75.0%

84.6%

66.7%

85.6%

89.6%

91.0%

71.4%

85.7%

81.4%

79.5%

66.7%

1.9%

1.1%

1.8%

0.0%

1.3%

2.5%

1.3%

1.0%

14.3%

0.0%

2.5%

1.4%

2.6%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

病院(n=2,418)

診療所(n=91)

訪問看護ステーション(n=56)

健(検)診センター・

労働衛生機関(n=26)

介護老人保健施設・

介護老人福祉施設(n=75)

都道府県(県型保健所含む)

(n=118)

保健所設置市・特別区(n=77)

市町村(直営の地域包括支援

センターを含む)(n=201)

地域包括支援センター

(委託)(n=7)

企業・事業所(n=28)

大学・教育研究機関(n=118)

その他(n=73)

所属無回答(n=39)

現在喫煙 過去喫煙 喫煙経験無 無回答

図 4 所属機関別喫煙状況(n=3,327)

14.3%

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5)タバコ(喫煙)の害の認識の有無

タバコの害に関する認識は、肺がんやぜんそく、気管支炎、肺気腫といった呼吸器疾患や、喉頭

がん、動脈硬化、妊婦への影響などについて7~9割にとどまった。また、胃潰瘍への認識は 35.6%、

歯周病は 48.3%と、半数以下だった(図 5)。

6)習慣的な喫煙開始年齢

これまでに習慣的に喫煙した経験のある回答者全員(現在は喫煙していない人も含む)に、その

開始年齢をたずねたところ、20~29 歳が最も多く 66.8%だった。一方、20 歳未満も 28.3%いた。

年齢別では、20 歳で開始したとする回答が 42.2%で最も多かった(図 6)。

図 6 習慣的な喫煙開始年齢(n=829)

97.7%87.9%

82.4%81.5%81.3%

76.4%72.4%72.0%

57.9%50.7%

48.3%45.0%

39.0%36.2%35.8%35.6%

32.7%19.3%18.9%

12.3%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

肺がん妊婦への影響

肺気腫ぜんそく心筋梗塞気管支炎動脈硬化喉頭がん食道がん

乳幼児突然死症候群歯周病

周産期死亡胃がん不妊症

クモ膜下出血胃潰瘍動脈瘤

肝臓がんバージャー病

乳幼児の中耳炎

20歳未満, 28.3%

20~29歳, 66.8%

30~39歳, 1.8%

40歳以上, 0.6%

無回答, 2.4%

図 5 喫煙の害の認識(N=3,483)

-8-

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-9-

7)ニコチン依存度

喫煙者(タバコを「毎日吸う」「ときどき吸う」の合計 276 人)について、ファーガストローム

ニコチン依存度(FTND)でみると、約 34%が中~高程度の依存度だった(図 7)。

ニコチン依存度が高いほど禁煙時の離脱症状が強くなり、禁煙治療の利用が推奨される。

(日本循環器学会ほか『禁煙治療のための標準手順書(第 5 版)』、厚生労働省『禁煙支援マニュア

ル(第二版)』による)。

(注1)FTND 無回答者は、FTND を判定する 6 つの質問項目のうち 1 つ以上に無回答があった者。

(注2)FTND(ファーガストロームニコチン依存度テスト)とは:

6 項目の質問によりニコチン依存度を判定する(「禁煙ガイドライン」(2010 年改訂版)参照)。我が国では 0~3

点は依存度が「低い」、4~6 点は「ふつう」、7~10 点が「高い」と 3 段階で利用されることが多い。

8)タバコに関する教育の機会の有無・頻度

看護職として患者や対象者(保健指導対象者など)、学生などへのタバコに関する教育の機会が

ある割合は、「頻繁にある」6.1%、「ときどきある」34.6%であり、合計約 41%がタバコに関する

教育を行っていた(図 8)。

56.5%

47.2%

57.9%

29.7%

27.8%

30.0%

4.3%

16.7%

2.5%

9.4%

8.3%

9.6%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体(n=276)

男性(n=36)

女性(n=240)

低(0~3点) 中(4~6点) 高(7~10点) FTND無回答

6.1% 34.6% 23.6% 35.1%

0.7%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

頻繁にある ときどきある めったにない まったくない 無回答

図 7 喫煙者のニコチン依存度(FTND)

図 8 たばこに関する教育の機会の頻度(N=3,483)

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9)所属する機関の禁煙対策とその遵守状況

所属する機関の禁煙対策をたずねたところ、「敷地内全面禁煙」が 58.0%と最も多く、「屋内全面

禁煙」34.2%、「屋内喫煙場所設置」5.2%だった(図 9・複数回答)。

以上3つの禁煙対策のいずれかを実施していると回答した者(3,314 人、全体の 95.1%)に対し

て、その禁煙対策が守られているかどうか(遵守状況)をたずねたところ、「守られている」割合

(「守られている」「ほぼ守られている」の合計)は 74.1%で、17.0%が「あまり守られていない」

と答えた(図 10・単一回答)。

58.0%

34.2%

5.2%

0.5%

0.03%

0.9%

0.8%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

敷地内を全面禁煙にしている

施設内(屋内)は全面禁煙とし、

敷地内(屋外)に喫煙所を

設置している

施設内(屋内)に

喫煙場所を設置している

職員に対する禁煙治療の

費用補助を行っている

禁煙に成功した職員に対する

褒賞(お祝い金等)がある

その他

何もしていない

38.8% 35.3% 17.0% 7.6%

1.3%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

守られている ほぼ守られている あまり守られていない わからない 無回答

図 9 所属する機関の禁煙対策【複数回答】(N=3,483)

図 10 禁煙対策の遵守状況(n=3,314)

遵守状況

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Ⅱ. 調査の目的・実施方法

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Ⅱ.調査の目的・実施方法

1.調査の目的

2003 年 5 月の「健康増進法」施行や、2005 年 2 月の「たばこの規制に関する世界保健機関枠組

条約」発効などにより、社会の禁煙・分煙の取り組みは拡大している。

2006 年の禁煙治療の保険適用開始、2010 年のタバコ税増税、健康日本 21(第一次~第二次)

における受動喫煙の防止、COPD 対策、禁煙希望者への禁煙支援、未成年者の喫煙防止対策等の重

視等、社会全体における禁煙支援環境が強化され、国民の喫煙率は全体として低下傾向にある。

そうしたなか、国民の健康を支援する看護職の喫煙状況の実態を把握し、適切な対策を講じるこ

とが重要と考えられた。

そこで、看護職の喫煙状況を明らかにするとともに、喫煙関連要因(労働環境、職場の禁煙・受

動喫煙防止対策等の状況、夜勤や睡眠・睡眠障害、飲酒等の生活習慣など)と喫煙行動の関係を踏

まえた課題や必要な対策を明確にすることを、本調査の目的とした。

2.調査対象・調査方法等

1)調査対象

2013 年 10 月時点で日本看護協会員の保健師 21,438 人、助産師 22,814 人、看護師 591,339 人、

准看護師 41,994 人から職種ごとに無作為抽出をした。対象人数は、保健師 1,000 人、助産師 1,000

人、看護師 3,000 人、准看護師 1,000 人とした(抽出率:保健師 4.7%、助産師 4.4%、看護師 0.5%、

准看護師 2.4%)。

無作為抽出された対象者のうち、ほぼ同時期に実施された日本看護協会の他調査(「2013 年看

護職員実態調査」)の対象となっている者(保健師 5 人、助産師 10 人、看護師 31 人、准看護師 8

人:計 53 人)については、調査対象から除外し、5,947 人を調査対象者とした。

3)調査期間

2013 年 12 月 5 日~2014 年 4 月 16 日

2)調査方法

自記式郵送法による質問紙調査を行った。調査対象者には、自記式調査票、返信用中封筒、調査

用小封筒を郵送し、記入した調査票を調査票小封筒に入れ密封し、さらにそれを返信用中封筒に入

れて日本看護協会宛てに郵送する方式とした。

返送のなかった対象者を同定するために返信用中封筒にはあらかじめ対象者の氏名、住所が記さ

れたラベルを貼付し、返送のなかった対象者には調査票一式を再送付した。初回の発送に加えて最

大 3 回の再発送を行った。

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4)分析方法

喫煙行動や喫煙関連要因について基本統計やχ2 検定を行った。また多重ロジスティック回帰分

析法を用いて喫煙に関連する要因を検討した。解析にあたっては、統計解析ソフトウェア「SPSS for

windows 18 (PASW Statistics 18)」を用いた。

3.倫理的配慮

倫理上の配慮として、調査の目的や結果の公表等について文書で説明し、調査票の返送をもって

同意があったものとした。調査の回答内容は、氏名・住所と連結しない形で統計的に処理した。

また本調査は、日本看護協会研究倫理委員会および日本大学医学部倫理委員会の承認を経て実施

した。

4.調査実施体制

本調査の実施にあたっては、5 名の委員から成る「看護職の喫煙等実態に関する検討委員会」を

設置し、2 回にわたり調査設計・調査結果等に関する検討を実施した。 ※検討委員名簿は巻末参照

本調査は、日本看護協会と日本大学医学部総合医学研究所が共同研究として実施した。また、調

査の集計・解析は、日本看護協会との共同研究契約に基づき、日本大学医学部総合医学研究所が実

施した。

5.配付数・回収数等

対象者 6,000 人のうち、前述のとおり本会の他調査の対象となっており、調査票の送付を取りや

めた者は 53 人であった。また、住所不備等により調査票が届かなかったのは 128 人であった。そ

のため、実際に調査票が届けられた対象者は 5,819 人であった。初回の発送に加えて最大 3 回の再

発送を行い、3,488 件の回答を得た。うち有効回答は 3,483 件だった。

・配付数 5,819 件

・回収数(率) 3,488 件(59.9%)

・有効回答数(率) 3,483 件(59.9%)

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6.用語の定義及び集計上の留意点

1)用語の定義

「現在働いている人」

「あなたは現在、主にどの免許に基づき業務を行っていますか」の設問に対し、「保健師」「助

産師」「看護師」「准看護師」「その他」と回答した者。同設問に「働いていない」と答えた

者及び「無回答」を除く。

「現在喫煙者」

「これまでにタバコを習慣的に吸ったことがある者」のうち、この 1 か月間に「毎日吸う」ま

たは「ときどき吸っている」と回答した者。

「過去喫煙者」

「これまでにタバコを習慣的に吸ったことがある者」のうち、この 1 か月間にタバコを「吸っ

ていない」と回答した者。

「喫煙経験無者」

「これまでにタバコを習慣的に吸ったことがない」と回答した者。

2)集計上の留意点

○ 割合は百分率(%)で示し、小数点第2位を四捨五入している。そのため百分率の合計が 100%

にならない場合がある。

○ 集計表中に、「年代」「性別」等の区分けをしているが、各区分に未記入データが含まれてい

るため各区分の小計と、合計の数値が異なる場合がある。

○ 本文や図表中の選択肢表記は、語句を短縮・簡略化している場合がある。

○ 平均及び標準偏差は、無回答を除外して計算している。

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Ⅲ. 調査結果

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職種 回答数 割合

保健師 539 15.5%

助産師 503 14.4%

看護師 1,825 52.4%

准看護師 432 12.4%

その他 28 0.8%

働いていない 98 2.8%

無回答 58 1.7%

合計 3,483 100.0%

年齢階級 回答数 割合

20-29歳 629 18.1%

30-39歳 910 26.1%

40-49歳 924 26.5%

50歳以上 974 28.0%

無回答 46 1.3%

合計 3,483 100.0%

雇用形態 回答数 割合

正規職員 3,035 91.2%

臨時職員 75 2.3%

派遣社員 3 0.1%

パートタイマー・アルバイト 152 4.6%

その他 39 1.2%

無回答 23 0.7%

合計 3,327 100.0%

Ⅲ.調査結果

1.回答者の属性

1)性別

有効回答数 3,483 件のうち、男性は 122 人、女性は 3,344

人、性別無回答 17 人であり、女性 96.0%、男性 3.5%であっ

た。

2)年齢

回答者の平均年齢は 41.8 歳(女性 42.0 歳、男性 36.2 歳)

であり、20~29 歳が 18.1%、30~39 歳が 26.1%、40~49 歳

が 26.5%、50 歳以上が 28.0%であった。

3)職種

回答者の職種は、保健師 15.5%、助産師 14.4%、看護師

52.4%、准看護師 12.4%、その他 0.8%、働いていない 2.8%、

無回答 1.7%であった。

看護師の割合が高値となったのは、本調査の対象者を選定

する際、看護職の構成割合を鑑みて看護師 3,000 人、保健師、

助産師、准看護師各 1,000 人を抽出したことによる。

4)雇用形態

現在働いている人に、雇用形態をたずね

た。

「正規職員」と回答した者は 91.2%、「パ

ートタイマー・アルバイト」と回答した者は

4.6%、「臨時職員」と回答した者は 2.3%で

あった。

図表 1 性別(N=3,483)

図表 2 年齢階級(N=3,483)

図表 3 職種(N=3,483)

図表 4 雇用形態(n=3,327)

性別 回答数 割合

女性 3,344 96.0%

男性 122 3.5%

無回答 17 0.5%

合計 3,483 100.0%

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31.6%23.0%

17.8%17.1%

14.6%13.0%

10.4%10.2%9.7%9.5%

7.1%7.1%6.7%5.6%5.3%4.3%

21.6%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

内科

産婦人科

整形外科

外科

消化器科

循環器科

小児科

呼吸器科

脳神経外科

泌尿器科

リハビリテーション科

眼科

耳鼻咽喉科

皮膚科

精神科

放射線科

その他

職位 回答数 割合

非管理職 2,363 71.0%

中間管理職 761 22.9%

管理職 144 4.3%

無回答 59 1.8%

合計 3,327 100.0%

職位 回答数 割合

病院 2,418 72.7%

診療所 91 2.7%

訪問看護ステーション 56 1.7%

健(検)診センター・労働衛生機関 26 0.8%

介護老人保健施設・介護老人福祉施設 75 2.3%

都道府県(県型保健所含む) 118 3.5%

保健所設置市・特別区 77 2.3%

市町村(直営の地域包括支援センターを含む) 201 6.0%

地域包括支援センター(委託) 7 0.2%

企業・事業所 28 0.8%

大学・教育研究機関 118 3.5%

その他 73 2.2%

無回答 39 1.2%

合計 3,327 100.0%

5)職位

現在働いている人に、現在の職位をたずねた。

「非管理職」と回答した者は 71.0%、「中間管理職」

と回答した者は 22.9%、「管理職」と回答した者は 4.3%

であった。

6)所属機関

現在働いている人に、所属す

る機関について質問した。

「病院」(72.7%)が最も多

く、「市町村(直営の地域包括

支援センターを含む)」(6.0%)、

「都道府県(県型保健所含む)」

(3.5%)、「大学・教育研究

機関」(3.5%)、「診療所」

(2.7%)と続いた。

「病院」もしくは「診療所」

に所属していると回答した者

に対しては、主な診療科もたず

ねた。

「内科」(31.6%)との回答

がもっとも多く、「産婦人科」

(23.0%)、「その他」(21.6%)

と続いた。

図表 5 職位(n=3,327)

図表 6 所属機関(n=3,327)

図表 7 病院・診療所所属者の主な診療科【複数回答】(n=2,509)

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7)看護職としての最終学歴

看護職としての最終学歴で最も多かったのは、「看護師 3 年課程養成所」(27.4%)であった。

さらに「保健師学校・助産師学校・保健師助産師学校(短大専攻科含む)」(26.1%)、「看護

系大学」(13.3%)と続いた。

性別 回答数 割合

准看護師課程学校・養成所(准看学校・高等学校衛生看護科) 446 12.8%

看護師 2 年課程(進学コース)学校・養成所(短期大学・養成所・

高等学校専攻科(5年1貫教育)) 428 12.3%

看護師 3 年課程養成所 954 27.4%

看護師 3 年課程短期大学 143 4.1%

看護系大学 462 13.3%

保健師学校・助産師学校・保健師助産師学校(短大専攻科含む) 909 26.1%

看護系大学院修士課程 84 2.4%

看護系大学院博士課程 21 0.6%

旧教育制度の学校 10 0.3%

無回答 26 0.7%

合計 3,483 100.0%

図表 8 看護職としての最終学歴(N=3,483)

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2.喫煙習慣・喫煙状況

習慣的喫煙経験の有無をたずねたところ、習慣的喫煙経験がある者は全体では 23.8%、女性では

22.7%、男性では 57.4%であった。

習慣的喫煙経験がある者のうち、現在タバコを「毎日吸う」者は、全体では 28.8%、女性では

26.9%、男性では 50.0%であった。現在「ときどき吸っている」者は、全体では 4.5%、女性では

4.7%、男性では 1.4%であった。「今は(この 1 か月間)吸っていない」者は、全体では 64.9%%、

女性では 66.7%%、男性では 45.7%であった。

回答数 % 回答数 % 回答数 回答数 回答数 % 回答数 % 回答数 %

総数 3,483 100.0 629 100.0 910 100.0 924 100.0 974 100.0 46 100.0

総 吸っていたことがある 829 23.8 82 13.0 258 28.4 237 25.6 247 25.4 5 10.9

数 吸っていたことがない 2,601 74.7 537 85.4 642 70.5 675 73.1 707 72.6 40 87.0

無回答 53 1.5 10 1.6 10 1.1 12 1.3 20 2.1 1 2.2

総数 3,344 100.0 596 100.0 858 100.0 896 100.0 964 100.0 30 100.0

女 吸っていたことがある 759 22.7 70 11.7 226 26.3 221 24.7 238 24.7 4 13.3

性 吸っていたことがない 2,536 75.8 517 86.7 623 72.6 664 74.1 706 73.2 26 86.7

無回答 49 1.5 9 1.5 9 1.0 11 1.2 20 2.1 0 0.0

総数 122 100.0 32 100.0 51 100.0 27 100.0 9 100.0 3 100.0

男 吸っていたことがある 70 57.4 12 37.5 32 62.7 16 59.3 9 100.0 1 33.3

性 吸っていたことがない 49 40.2 19 59.4 18 35.3 10 37.0 0 0.0 2 66.7

無回答 3 2.5 1 3.1 1 2.0 1 3.7 0 0.0 0 0.0

40-49歳 50歳以上 無回答総数 20-29歳 30-39歳

回答数 % 回答数 % 回答数 % 回答数 % 回答数 % 回答数 %

総数 829 100.0 82 100.0 258 100.0 237 100.0 247 100.0 5 100.0

毎日吸う 239 28.8 38 46.3 66 25.6 77 32.5 56 22.7 2 40.0

ときどき吸っている 37 4.5 3 3.7 10 3.9 11 4.6 13 5.3 0 0.0

今は(この1か月間)吸っていない 538 64.9 40 48.8 174 67.4 147 62.0 174 70.4 3 60.0

無回答 15 1.8 1 1.2 8 3.1 2 0.8 4 1.6 0 0.0

総数 759 100.0 70 100.0 226 100.0 221 100.0 238 100.0 4 100.0

毎日吸う 204 26.9 32 45.7 48 21.2 70 31.7 52 21.8 2 50.0

ときどき吸っている 36 4.7 2 2.9 10 4.4 11 5.0 13 5.5 0 0.0

今は(この1か月間)吸っていない 506 66.7 35 50.0 162 71.7 138 62.4 169 71.0 2 50.0

無回答 13 1.7 1 1.4 6 2.7 2 0.9 4 1.7 0 0.0

総数 70 100.0 12 100.0 32 100.0 16 100.0 9 100.0 1 100.0

毎日吸う 35 50.0 6 50.0 18 56.3 7 43.8 4 44.4 0 0.0

ときどき吸っている 1 1.4 1 8.3 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0

今は(この1か月間)吸っていない 32 45.7 5 41.7 12 37.5 9 56.3 5 55.6 1 100.0

無回答 2 2.9 0 0.0 2 6.3 0 0.0 0 0.0 0 0.0

20-29歳 30-39歳 40-49歳 50歳以上 無回答総数

図表 9 性別・年齢階級別習慣的喫煙経験の有無

図表 10 性別・年齢階級別現在の喫煙状況(タバコを習慣的に吸っていたことがある者のみ回答)

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喫煙率(現在喫煙者の割合)は、全体では 7.9%、女性では 7.2%、男性では 29.5%であった。

現在喫煙率を性・年齢階級別にみると、女性では、40 歳代の 9.0%が最も高く、年代が若くなる

につれて、30 歳代 6.8%、20 歳代 5.7%と低下傾向にあった。

(注)上記の「全体」には性別無回答者(17 人)を含む。

(注)上記の「全体」には性別無回答者(17 人)を含む。

7.9%

7.2%

29.5%

15.4%

15.1%

26.2%

74.7%

75.8%

40.2%

2.0%

1.9%

4.1%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体(N=3,483)

女性(n=3,344)

男性(n=122)

現在喫煙 過去喫煙 習慣的喫煙無 無回答

7.9%

5.7%

6.8%

9.0%

6.7%

6.7%

21.9%

35.3%

25.9%

44.4%

0.0%

15.4%

5.9%

18.9%

15.4%

17.5%

6.7%

15.6%

23.5%

33.3%

55.6%

33.3%

74.7%

86.7%

72.6%

74.1%

73.2%

86.7%

59.4%

35.3%

37.0%

0.0%

66.7%

2.0%

1.7%

1.7%

1.5%

2.5%

0.0%

3.1%

5.9%

3.7%

0.0%

0.0%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体(N=3,483)

20歳代(n=596)

30歳代(n=858)

40歳代(n=896)

50歳以上(n=964)

年齢無回答(n=30)

20歳代(n=32)

30歳代(n=51)

40歳代(n=27)

50歳以上(n=9)

年齢無回答(n=3)

女性

男性

現在喫煙 過去喫煙 喫煙経験無 無回答

図表 11 喫煙状況

図表 12 性別・年齢階級別喫煙状況

男性(n

=122

女性(n

=3,344

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回答数 % 回答数 % 回答数 回答数 回答数 % 回答数 % 回答数 %

総数 3,483 100.0 629 100.0 910 100.0 924 100.0 974 100.0 46 100.0

現在喫煙 276 7.9 41 6.5 76 8.4 88 9.5 69 7.1 2 4.3

 (再掲)毎日吸う 239 6.9 38 6.0 66 7.3 77 8.3 56 5.7 2 4.3

 (再掲)ときどき吸っている 37 1.1 3 0.5 10 1.1 11 1.2 13 1.3 0 0.0

過去喫煙 538 15.4 40 6.4 174 19.1 147 15.9 174 17.9 3 6.5

喫煙経験無 2,601 74.7 537 85.4 642 70.5 675 73.1 707 72.6 40 87.0

無回答 68 2.0 11 1.7 18 2.0 14 1.5 24 2.5 1 2.2

総数 3,344 100.0 596 100.0 858 100.0 896 100.0 964 100.0 30 100.0

現在喫煙 240 7.2 34 5.7 58 6.8 81 9.0 65 6.7 2 6.7

 (再掲)毎日吸う 204 6.1 32 5.4 48 5.6 70 7.8 52 5.4 2 6.7

 (再掲)ときどき吸っている 36 1.1 2 0.3 10 1.2 11 1.2 13 1.3 0 0.0

過去喫煙 506 15.1 35 5.9 162 18.9 138 15.4 169 17.5 2 6.7

喫煙経験無 2,536 75.8 517 86.7 623 72.6 664 74.1 706 73.2 26 86.7

無回答 62 1.9 10 1.7 15 1.7 13 1.5 24 2.5 0 0.0

総数 122 100.0 32 100.0 51 100.0 27 100.0 9 100.0 3 100.0

現在喫煙 36 29.5 7 21.9 18 35.3 7 25.9 4 44.4 0 0.0

 (再掲)毎日吸う 35 28.7 6 18.8 18 35.3 7 25.9 4 44.4 0 0.0

 (再掲)ときどき吸っている 1 0.8 1 3.1 0 0.0 0 0.0 0 0.0 0 0.0

過去喫煙 32 26.2 5 15.6 12 23.5 9 33.3 5 55.6 1 33.3

喫煙経験無 49 40.2 19 59.4 18 35.3 10 37.0 0 0.0 2 66.7

無回答 5 4.1 1 3.1 3 5.9 1 3.7 0 0.0 0 0.0

無回答総数 20-29歳 30-39歳

40-49歳 50歳以上

図表 13 性別・年齢階級別習慣的な喫煙の状況

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性・職種別に現在の喫煙状況をみると、現在喫煙している割合は、女性では保健師 1.3%、助産

師 4.0%、看護師 8.2%、准看護師 16.3%であった。

(注)上記の「全体」には性別無回答者(17 人)を含む。

7.9%

1.3%

4.0%

8.2%

16.3%

0.0%

1.0%

4.2%

11.1%

28.9%

43.8%

15.4%

7.8%

14.9%

15.8%

22.4%

10.7%

19.4%

6.3%

44.4%

25.8%

18.8%

74.7%

89.8%

79.7%

74.2%

58.4%

89.3%

79.6%

75.0%

44.4%

42.3%

25.0%

2.0%

1.1%

1.4%

1.7%

2.9%

0.0%

0.0%

14.6%

0.0%

3.1%

12.5%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体(N=3,483)

保健師(n=529)

助産師(n=502)

看護師(n=1,723)

准看護師(n=416)

その他(n=28)

働いていない(n=98)

無回答(n=48)

保健師(n=9)

看護師(n=97)

准看護師(n=16)

女性

男性

現在喫煙 過去喫煙 喫煙経験無 無回答

図表 14 性別・職種別喫煙状況

男性(n

=122

女性(n

=3,34

4

14.6%

12.5%

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3.習慣的な喫煙開始年齢

これまでにタバコを習慣的に吸っていた経験のある者 829 人のうち、習慣的に吸い始めた年齢に

記載のあった者は 809 人であった。習慣的喫煙開始年齢は、年代別では 20~29 歳が最も多く 66.8%

だった。一方、20 歳未満も 28.3%いた。

平均では 20.4 歳(標準偏差 3.3 歳)であり、20 歳で開始したとする回答が 42.2%で最も多か

った。18~22 歳に習慣的な喫煙を開始した割合は 78.2%にのぼった。

20歳未満, 28.3%

20~29歳, 66.8%

30~39歳, 1.8%

40歳以上, 0.6%

無回答, 2.4%

全体 女性 男性

習慣的な喫煙開始年齢

回答数(人)

割合(%)

累計%(%)

回答数(人)

割合(%)

累計%(%)

回答数(人)

割合(%)

累計%(%)

10歳 2 0.2 0.2 2 0.3 0.3 0 0.0 0.012歳 1 0.1 0.4 1 0.1 0.4 0 0.0 0.013歳 1 0.1 0.5 0 0.0 0.4 1 1.4 1.414歳 8 1.0 1.4 4 0.5 0.9 4 5.7 7.115歳 9 1.1 2.5 5 0.7 1.6 4 5.7 12.916歳 18 2.2 4.7 17 2.2 3.8 1 1.4 14.317歳 16 1.9 6.6 13 1.7 5.5 3 4.3 18.618歳 99 11.9 18.6 86 11.3 16.9 13 18.6 37.119歳 81 9.8 28.3 71 9.4 26.2 10 14.3 51.420歳 350 42.2 70.6 320 42.2 68.4 30 42.9 94.321歳 69 8.3 78.9 69 9.1 77.5 0 0.0 94.322歳 49 5.9 84.8 48 6.3 83.8 1 1.4 95.723歳 29 3.5 88.3 29 3.8 87.6 0 0.0 95.724歳 19 2.3 90.6 19 2.5 90.1 0 0.0 95.725歳 17 2.1 92.6 16 2.1 92.2 1 1.4 97.126歳 6 0.7 93.4 6 0.8 93.0 0 0.0 97.127歳 8 1.0 94.3 8 1.1 94.1 0 0.0 97.128歳 5 0.6 94.9 5 0.7 94.7 0 0.0 97.129歳 2 0.2 95.2 2 0.3 95.0 0 0.0 97.130歳 4 0.5 95.7 4 0.5 95.5 0 0.0 97.132歳 2 0.2 95.9 2 0.3 95.8 0 0.0 97.134歳 1 0.1 96.0 1 0.1 95.9 0 0.0 97.135歳 7 0.8 96.9 7 0.9 96.8 0 0.0 97.138歳 1 0.1 97.0 1 0.1 97.0 0 0.0 97.140歳 5 0.6 97.6 5 0.7 97.6 0 0.0 97.1無回答 20 2.4 100.0 18 2.4 100.0 2 2.9 100.0

合計 829 100.0 100.0 759 100.0 100.0 70 100.0 100.0

図表 16 習慣的な喫煙開始年齢の性別の分布(n=829)

図表 15 習慣的な喫煙開始年齢(n=829)

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4.1日あたり喫煙本数

習慣的な喫煙経験を有し、かつ現在「毎日吸う」もしくは「ときどき吸っている」と回答した者

276 人のうち、吸うときの 1 日あたりの喫煙本数の実数に記載のあった者は 256 人であった。

1 日の喫煙本数が 5 本以下と回答した者は喫煙者の 21.7%、6 本以上 10 本以下と回答したのは

39.5%、11 本~20 本以下と回答したのは 30.1%、21 本以上と回答したのは 1.4%であった。

1 日の平均喫煙本数は 10.9 本(標準偏差 5.6 本)で、性別にみると、女性は 10.6 本(標準偏差

5.5 本)、男性は平均 13.1 本(標準偏差 6.0 本)であった。また毎日吸う者の喫煙本数は平均 11.8

本(標準偏差 5.4 本)、ときどき吸う者の(吸うときの)1 日の平均喫煙本数は 5.4 本(標準偏差

2.9 本)だった。

全体 女性 男性

1日あたり喫煙本数

回答数(人)

割合(%)

累積%回答数(人)

割合(%)

累積%回答数(人)

割合(%)

累積%

1本 3 1.1 1.1 3 1.3 1.3 0 0.0 0.02本 4 1.4 2.5 4 1.7 2.9 0 0.0 0.03本 8 2.9 5.4 8 3.3 6.3 0 0.0 0.04本 5 1.8 7.2 4 1.7 7.9 1 2.8 2.85本 40 14.5 21.7 37 15.4 23.3 3 8.3 11.16本 10 3.6 25.4 9 3.8 27.1 1 2.8 13.97本 8 2.9 28.3 7 2.9 30.0 1 2.8 16.78本 7 2.5 30.8 5 2.1 32.1 2 5.6 22.210本 84 30.4 61.2 75 31.3 63.3 9 25.0 47.212本 5 1.8 63.0 5 2.1 65.4 0 0.0 47.215本 41 14.9 77.9 34 14.2 79.6 7 19.4 66.718本 1 0.4 78.3 1 0.4 80.0 0 0.0 66.720本 36 13.0 91.3 29 12.1 92.1 7 19.4 86.125本 2 0.7 92.0 0 0.0 92.1 2 5.6 91.730本 2 0.7 92.8 2 0.8 92.9 0 0.0 91.7無回答 20 7.2 100.0 17 7.1 100.0 3 8.3 100.0合計 276 100.0 100.0 240 100.0 100.0 36 100.0 100.0

全体 毎日吸う ときどき吸う

1日あたり喫煙本数

回答数(人)

割合(%)

累積%回答数(人)

割合(%)

累積%回答数(人)

割合(%)

累積%

1本 3 1.1 1.1 0 0.0 0.0 3 8.1 8.12本 4 1.4 2.5 1 0.4 0.4 3 8.1 16.23本 8 2.9 5.4 4 1.7 2.1 4 10.8 27.04本 5 1.8 7.2 3 1.3 3.3 2 5.4 32.45本 40 14.5 21.7 25 10.5 13.8 15 40.5 73.06本 10 3.6 25.4 10 4.2 18.0 0 0.0 73.07本 8 2.9 28.3 7 2.9 20.9 1 2.7 75.78本 7 2.5 30.8 6 2.5 23.4 1 2.7 78.410本 84 30.4 61.2 76 31.8 55.2 8 21.6 100.012本 5 1.8 63.0 5 2.1 57.3 0 0.0 100.015本 41 14.9 77.9 41 17.2 74.5 0 0.0 100.018本 1 0.4 78.3 1 0.4 74.9 0 0.0 100.020本 36 13.0 91.3 36 15.1 90.0 0 0.0 100.025本 2 0.7 92.0 2 0.8 90.8 0 0.0 100.030本 2 0.7 92.8 2 0.8 91.6 0 0.0 100.0無回答 20 7.2 100.0 20 8.4 100.0 0 0.0 100.0合計 276 100.0 100.0 239 100.0 100.0 37 100.0 100.0

図表 17 1 日あたり喫煙本数(性別)(n=276)

図表 18 1 日あたり喫煙本数(喫煙状況別)(n=276)

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5.所属機関ごとの喫煙状況

現在働いている人(3,327 人)について、所属機関ごとに喫煙率をみると、診療所 12.1%が最も

高く、介護老人保健施設・介護老人福祉施設 10.7%、病院 9.7%、訪問看護ステーション 8.9%で

あった。

9.7%

12.1%

8.9%

0.0%

10.7%

2.5%

0.0%

1.5%

0.0%

3.6%

0.0%

5.5%

10.3%

16.4%

20.9%

14.3%

15.4%

21.3%

9.3%

9.1%

6.5%

14.3%

10.7%

16.1%

13.7%

20.5%

72.0%

65.9%

75.0%

84.6%

66.7%

85.6%

89.6%

91.0%

71.4%

85.7%

81.4%

79.5%

66.7%

1.9%

1.1%

1.8%

0.0%

1.3%

2.5%

1.3%

1.0%

14.3%

0.0%

2.5%

1.4%

2.6%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

病院(n=2,418)

診療所(n=91)

訪問看護ステーション(n=56)

健(検)診センター・

労働衛生機関(n=26)

介護老人保健施設・

介護老人福祉施設(n=75)

都道府県(県型保健所含む)

(n=118)

保健所設置市・特別区(n=77)

市町村(直営の地域包括支援センターを含む)

(n=201)

地域包括支援センター(委託)(n=7)

企業・事業所(n=28)

大学・教育研究機関(n=118)

その他(n=73)

所属無回答(n=39)

現在喫煙 過去喫煙 喫煙経験無 無回答

図表 19 所属機関別喫煙状況(n=3,327)

14.3%

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6.禁煙の意向

現在喫煙者に「タバコをやめたいと思いますか」とたずねたところ、「やめたい」と回答した者

は 48.2%、「本数を減らしたい」と回答した者は 15.6%、「やめたくない」と回答した者は 10.5%、

「わからない」と回答した者は 22.5%であった。

7.タバコをやめた理由

過去喫煙者(538 人)に対して、タバコをやめた理由をたずねた(複数回答)。

回答が多かったものは、「健康上良くないから」(58.2%)、「美容上良くないから」(23.8%)、

「妊娠したから」(22.1%)、「職業倫理上良くないから」(11.7%)、「出産したから」(10.8%)、

「体調が悪かったから」(10.6%)であった。

48.2% 15.6% 10.5% 22.5%

3.3%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

やめたい 本数を減らしたい やめたくない わからない 無回答

58.2%

23.8%

22.1%

11.7%

10.8%

10.6%

9.3%

9.1%

8.6%

8.4%

6.9%

1.1%

0.7%

18.8%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

健康上良くないから

美容上良くないから

妊娠したから

職業倫理上良くないから

出産したから

体調が悪かったから

たばこの値段が高くなったから

職場で喫煙しづらくなったから

患者への指導上支障があるから

病気をしたから

身近な人に禁煙を勧められたから

身近な人がたばこが原因で病気になったから

身近な人がたばこが原因の病気で死亡したから

その他

図表 20 禁煙の意向(n=276)

図表 21 タバコをやめた理由【複数回答】(n=538)

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8.喫煙開始の動機

習慣的な喫煙経験を有する者(829 人)に、タバコを吸い始めた動機をたずねた(複数回答)。

回答が多かった者は、「友達が吸うため」(52.8%)、「ストレス解消のため」(44.9%)、「職

場の同僚が吸うため」(15.3%)、「親(父または母)が吸うため」(10.1%)であった。

9.起床後の最初の喫煙までの時間

現在喫煙者に、「起床後何分で最初の喫煙をしますか」とたずねたところ、「5 分以内」と回答

した者は 24.3%、「6‐30 分」と回答した者は 42.4%、「31‐60 分」と回答した者は 14.9%、「61

分以降」と回答した者は 17.8%であった。

10.禁煙場所での禁煙困難

現在喫煙者に、「駅や図書館、映画館など、喫煙を禁じられている場所で禁煙することが難しい

ですか。」とたずねたところ、「はい」と回答した者は 14.9%、「いいえ」と回答した者は 84.8%

であった。

52.8%

44.9%

15.3%

10.1%

3.0%

1.2%

11.6%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

友達が吸うため

ストレス解消のため

職場の同僚が吸うため

親が吸うため

兄弟姉妹が吸うため

テレビ・広告などで見たため

その他

24.3% 42.4% 14.9% 17.8%

0.7%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

5分以内 6-30分 31-60分 61分以降 無回答

0.4%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

はい(難しい) いいえ 無回答

図表 22 喫煙開始の動機【複数回答】(n=829)

図表 23 起床後の最初の喫煙までの時間(n=276)

図表 24 禁煙場所での禁煙困難の有無(n=276)

14.9% 84.8%

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11.1 日の中で最もやめにくい 1本

現在喫煙者に、「1 日の喫煙の中でどれが一番やめにくいですか」とたずねたところ、「起床後

の最初の 1 本」と回答した者は 31.5%、「その他の 1 本」と回答した者は 67.4%であった。

12.起床後数時間の喫煙

現在喫煙者に、「他の時間帯より、起床後数時間に多く喫煙しますか」とたずねたところ、「は

い」と回答した者は 20.3%、「いいえ」と回答した者は 79.7%であった。

13.病気の時の喫煙

現在喫煙者に、「ほとんど 1 日中、床に伏しているような病気の時でも喫煙をしますか」とたず

ねたところ、「はい」と回答した者は 26.4%、「いいえ」と回答した者は 73.6%であった。

31.5% 67.4%1.1%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

起床後の最初の1本 その他の1本 無回答

20.3% 79.7%0.0%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

はい(起床後数時間に多く喫煙する) いいえ 無回答

26.4% 73.6%0.0%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

はい(病気の時も喫煙する) いいえ 無回答

図表 25 1 日の中で最もやめにくい1本(n=276)

図表 26 起床後数時間の喫煙(n=276)

図表 27 病気の時の喫煙(n=276)

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14.ニコチン依存度

現在喫煙者(276 人)のファーガストロームニコチン依存度(FTND)をみると、約 34%が中~

高程度の依存度であった。男性は女性よりも依存度が高い傾向がみられた。

FTND の平均値は 3.02(標準偏差 2.1)であり、男女別では女性 2.9(標準偏差 2.0)、男性 3.7

(標準偏差 2.5)であった。タバコを毎日吸う者の FTND は平均 3.4(標準偏差 2.0)、ときどき吸

う者の FTND は平均 0.8(標準偏差 1.1)であった。

(注1)FTND 無回答者は、FTND を判定する 6 つの質問項目のうち一つ以上に無回答があった者。

(注2)FTND(ファーガストロームニコチン依存度テスト)とは:

6 項目の質問によりニコチン依存度を判定する(「禁煙ガイドライン(2010 年改訂版)」参照)。我が国では 0~3

点は依存度が「低い」、4~6 点は「ふつう」、7~10 点が「高い」と 3 段階で利用されることが多い。一般的には、

ニコチン依存度が高いほど禁煙時の離脱症状が強くなるため、禁煙治療の利用が推奨される(日本循環器学会ほか

『禁煙治療のための標準手順書(第 5 版)』、厚生労働省『禁煙支援マニュアル(第二版)』による)。

56.5%

47.2%

57.9%

29.7%

27.8%

30.0%

4.3%

16.7%

2.5%

9.4%

8.3%

9.6%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体(n=276)

男性(n=36)

女性(n=240)

低(0~3点) 中(4~6点) 高(7~10点) FTND無回答

55.3%

52.0%

31.2%

30.7%

5.3%

2.7%

8.2%

14.7%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

看護師(n=170)

准看護師(n=75)

低(0~3点) 中(4~6点) 高(7~10点) FTND無回答

図表 29 看護師・准看護師のニコチン依存度(FTND)

図表 28 現在喫煙者のニコチン依存度(FTND)

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15.同居する家族の喫煙

「あなたの同居する家族で、現在タバコを吸う人はいますか」とたずねた(複数回答)。

回答が多かったものは、「いない」(65.4%)、「配偶者」(19.2%)、「父親」(8.3%)、

「成人した子ども」(5.5%)、「自分の兄弟姉妹」(5.1%)であった。

16.上司の喫煙状況

「あなたの上司(管理者)はタバコを吸いますか」とたずねた。

現在働いている人を対象に解析をしたところ、上司が「毎日吸う」と回答した者は 13.2%、「と

きどき吸う」と回答した者は 4.5%、「吸わない」と回答した者は 56.0%、「わからない」と回答

した者は 22.5%であった。

65.4%

19.2%

8.3%

5.5%

5.1%

2.4%

1.0%

0.3%

1.0%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

いない

配偶者

父親

成人した子ども

自分の兄弟姉妹

母親

祖父

祖母

その他

13.2% 4.5% 56.0% 22.5%

3.4%0.3%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

毎日吸う ときどき吸う 吸わない わからない 上司はいない 無回答

図表 30 同居する家族で現在タバコを吸う人【複数回答】(N=3,483)

図表 31 上司の喫煙状況(n=3,327)

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17.上司の喫煙状況と本人の喫煙状況

現在働いている人(3,327 人)について、本人の喫煙状況と、上司の喫煙状況の関係をみた。現

在喫煙者の上司の喫煙率(「毎日吸う」「ときどき吸う」の合計)は 24.9%であり、過去喫煙者の

上司の喫煙率は 19.6%、喫煙経験無者の上司の喫煙率は 16.3%であった。

19.8%

16.1%

11.6%

25.0%

5.1%

3.5%

4.7%

1.7%

56.4%

56.0%

56.1%

48.3%

15.4%

19.4%

24.0%

21.7%

3.3%

4.8%

3.1%

3.3%

0.0%

0.2%

0.4%

0.0%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

現在喫煙

(n=273)

過去喫煙

(n=516)

喫煙経験無

(n=2,478)

無回答

(n=60)

毎日吸う ときどき吸う 吸わない わからない 上司はいない 無回答

図表 32 上司の喫煙状況と本人の喫煙状況

本人の喫煙状況

上司の喫煙状況

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18.所属する機関の禁煙対策とその遵守状況

所属する病院・診療所・機関での禁煙対策についてたずねた(複数回答)。

回答が多かったのは、「敷地内を全面禁煙にしている」(58.0%)、「施設内(屋内)は、全面

禁煙とし、敷地内(屋外)に喫煙所を設置している」(34.2%)、「施設内(屋内)に喫煙場所を

設置している」(5.2%)であった。

上記3つの禁煙対策のいずれかを実施していると回答した人(3,314 人、全体の 95.1%)に対し

て、その禁煙対策が守られているかどうか(遵守状況)を尋ねたところ(単一回答)、「守られて

いる」割合(「守られている」「ほぼ守られている」の合計)は 74.1%で、17.0%が「あまり守ら

れていない」と答えた。

58.0%

34.2%

5.2%

0.5%

0.03%

0.9%

0.8%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

敷地内を全面禁煙にしている

施設内(屋内)は全面禁煙とし、

敷地内(屋外)に喫煙所を

設置している

施設内(屋内)に

喫煙場所を設置している

職員に対する禁煙治療の

費用補助を行っている

禁煙に成功した職員に対する

褒賞(お祝い金等)がある

その他

何もしていない

38.8% 35.3% 17.0% 7.6%

1.3%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

守られている ほぼ守られている あまり守られていない わからない 無回答

図表 33 所属する機関の禁煙対策【複数回答】(N=3,483)

図表 34 禁煙対策の遵守状況(n=3,314)

遵守状況

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19.タバコに関する教育の機会

「あなた自身は、保健医療従事者として患者や対象者、学生等への「タバコ教育」(タバコに関

する教育)を行うことがありますか」とたずねた。

「頻繁にある」と回答した者は 6.1%、「ときどきある」と回答した者は 34.6%、「めったにな

い」と回答した者は 23.6%、「まったくない」と回答した者は 35.1%であった。

喫煙習慣とタバコに関する教育の機会の頻度の関係をみると、「頻繁にある」または「ときどき

ある」と回答した割合は、過去喫煙者 41.8%、喫煙経験無者 41.0%、現在喫煙者 35.9%であった。

6.1% 34.6% 23.6% 35.1%

0.7%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

頻繁にある ときどきある めったにない まったくない 無回答

図表 35 タバコに関する教育の機会の頻度(N=3,483)

1.

頻繁にある

2.

ときどき

ある

3.

めったに

ない

4.

まったく

ない

無回答 合計

現在喫煙 回答数 11 88 64 112 1 276

% 4.0 31.9 23.2 40.6 0.4 100.0

過去喫煙 回答数 41 184 131 176 6 538

% 7.6 34.2 24.3 32.7 1.1 100.0

喫煙経験無 回答数 155 912 612 907 15 2,601

% 6.0 35.1 23.5 34.9 0.6 100.0

無回答 回答数 4 20 14 29 1 68

% 5.9 29.4 20.6 42.6 1.5 100.0

合計 回答数 211 1,204 821 1,224 23 3,483

% 6.1 34.6 23.6 35.1 0.7 100.0

タバコに関する教育の機会の頻度

図表 36 喫煙習慣とタバコに関する教育の機会の頻度

喫煙習慣

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20.喫煙に対する考え

「看護職という立場上、タバコを吸うべきではないと思いますか」とたずねたところ、「はい」

と回答した者は 59.1%、「いいえ」と回答した者は 16.6%、「わからない」と回答した者は 23.2%

であった。

男女別にみると、「はい」と答えたのは、女性は 59.8%、男性は 41.0%であった。

(注)上記の「全体」には性別無回答者(17 人)を含む。

また現在喫煙者では「はい(タバコを吸うべきではない)」との回答が 41.3%、現在非喫煙者で

は、「はい(タバコを吸うべきではない)」との回答が 60.8%であった。

59.1%

59.8%

41.0%

16.6%

15.9%

33.6%

23.2%

23.1%

25.4%

1.2%

1.2%

0.0%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体(N=3,483)

女性(n=3,344)

男性(n=122)

はい(吸うべきでない) いいえ わからない 無回答

図表 37 喫煙に対する考え

1.

はい

2.

いいえ

3.

わからない 無回答 合計

現在喫煙 回答数 114 77 83 2 276

% 41.3 27.9 30.1 0.7 100.0

現在非喫煙

回答数 1,907 486 709 37 3,139

% 60.8 15.5 22.6 1.2 100.0

無回答 回答数 36 14 16 2 68

% 52.9 20.6 23.5 2.9 100.0

合計 回答数 2,057 577 808 41 3,483

% 59.1 16.6 23.2 1.2 100.0

(注1)「現在喫煙」はタバコを「毎日吸う」「ときどき吸う」者の合計。「現在非喫煙」は、「習慣的にタバコを吸

った経験を有し、今は(この 1 ヶ月間)吸っていない」と「習慣的喫煙経験がない」者の合計。

看護職という立場上、タバコを吸うべきではないと思うか

図表 38 喫煙習慣と喫煙に対する考え

喫煙習慣

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21.喫煙の影響によって罹患や、リスクが高まる疾患の認識

「喫煙の影響によって罹患しやすくなったり、リスクが高まるものは、どれだと思いますか」と

たずねた(複数回答)。

喫煙の害(リスク)に関する認識は、肺がんやぜんそく、気管支炎、肺気腫といった呼吸器疾患

や、喉頭がん、動脈硬化、妊婦への影響などについて7~9割にとどまった。また、胃潰瘍への認

識は 35.6%、歯周病は 48.3%と、半数以下であった

97.7%

81.5%

76.4%

82.4%

81.3%

72.4%

32.7%

72.0%

57.9%

35.6%

39.0%

18.9%

35.8%

19.3%

36.2%

48.3%87.9%

12.3%

50.7%45.0%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

肺がん

ぜんそく

気管支炎

肺気腫

心筋梗塞

動脈硬化症

動脈瘤

喉頭がん

食道がん

胃潰瘍

胃がん

バージャー病

クモ膜下出血

肝臓がん

不妊症

歯周病

妊婦への影響(出生時低体重など)

乳幼児の中耳炎

乳幼児突然死症候群(SIDS)

周産期死亡

図表 39 喫煙の害(リスク)の認識【複数回答】(N=3,483)

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22.受動喫煙の影響によって罹患や、リスクが高まる疾患の認識

「受動喫煙の影響によって罹患しやすくなったり、リスクが高まるものは、どれだと思いますか」

とたずねた(複数回答)。

受動喫煙の害に関する認識は、肺がんやぜんそく、気管支炎、肺気腫といった呼吸器疾患や、妊

婦への影響などについて6~9割にとどまった。また、喉頭がんへの認識は 43.4%、動脈硬化は

43.6%、胃潰瘍は 22.6%、歯周病は 22.4%と、半数以下であった

91.1%

81.5%

74.4%

62.8%

52.0%

43.6%

22.6%

43.4%

34.2%22.6%

25.5%

13.4%

22.8%

15.4%27.6%

22.4%78.8%

16.7%

50.6%37.2%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

肺がん

ぜんそく

気管支炎

肺気腫

心筋梗塞

動脈硬化症

動脈瘤

喉頭がん

食道がん

胃潰瘍

胃がん

バージャー病

クモ膜下出血

肝臓がん

不妊症

歯周病

妊婦への影響(出生時低体重など)

乳幼児の中耳炎

乳幼児突然死症候群(SIDS)

周産期死亡

図表 40 受動喫煙の害(リスク)の認識【複数回答】(N=3,483)

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23.喫煙習慣と飲酒習慣

週に何日くらいお酒(清酒、焼酎、ビール、洋酒など)を飲むかをたずねたところ、現在喫煙者

では、「毎日」14.1%、「週 5~6 日」10.5%、「週 3~4 日」10.1%、「週 1~2 日」10.5%、「月

1~3 日」11.6%、「やめた」0.7%、「ほとんど飲まない」42.4%であった。「毎日」飲酒する割

合は、現在喫煙者 14.1%、過去喫煙者 10.6%、喫煙経験無者 3.6%であった。

1.

毎日

2.

週5~6日

3.

週3~4日

4.

週1~2日

5.

月1~3日

6.

やめた

7.

ほとんど

飲まない

無回答

合計

現在喫煙 回答数 39 29 28 29 32 2 117 0 276

% 14.1 10.5 10.1 10.5 11.6 0.7 42.4 0.0 100.0

過去喫煙 回答数 57 68 53 66 99 17 178 0 538

% 10.6 12.6 9.9 12.3 18.4 3.2 33.1 0.0 100.0

喫煙経験無 回答数 93 109 191 329 569 44 1,262 4 2,601

% 3.6 4.2 7.3 12.6 21.9 1.7 48.5 0.2 100.0

無回答 回答数 6 8 4 5 14 0 29 2 68

% 8.8 11.8 5.9 7.4 20.6 0.0 42.6 2.9 100.0

合計 回答数 195 214 276 429 714 63 1,586 6 3,483

% 5.6 6.1 7.9 12.3 20.5 1.8 45.5 0.2 100.0

また「月 1~3 日」以上飲酒習慣がある者の 1 日あたり飲酒量は、現在喫煙者では、「1 合未満」

24.8%、「1 合以上 2 合未満」35.7%、「2 合以上 3 合未満」23.6%、「3 合以上 4 合未満」7.6%、

「4 合以上 5 合未満」4.5%、「5 合以上」3.8%であった。「1 合未満」の割合は、喫煙経験無者

42.4%、過去喫煙者 38.2%、現在喫煙者 24.8%であった。

図表 41 喫煙習慣と飲酒習慣

飲酒習慣

喫煙習慣

1.

1 合

未満

2.

1 合以上

2合未満

3.

2 合以上

3合未満

4.

3 合以上

4合未満

5.

4 合以上

5合未満

6.

5 合以上 無回答 合計

現在喫煙 回答数 39 56 37 12 7 6 0 157

% 24.8 35.7 23.6 7.6 4.5 3.8 0.0 100.0

過去喫煙 回答数 131 98 63 27 16 6 2 343

% 38.2 28.6 18.4 7.9 4.7 1.7 0.6 100.0

喫煙経験無 回答数 548 416 184 88 26 21 8 1,291

% 42.4 32.2 14.3 6.8 2.0 1.6 0.6 100.0

無回答 回答数 17 9 7 2 0 1 1 37

% 45.9 24.3 18.9 5.4 0.0 2.7 2.7 100.0

合計 回答数 735 579 291 129 49 34 11 1,828

% 40.2 31.7 15.9 7.1 2.7 1.9 0.6 100.0

図表 42 喫煙習慣と 1 日あたり飲酒量

1 日あたり飲酒量

喫煙習慣

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24.喫煙習慣と健康づくりのための身体活動・運動の実施状況

健康づくりのための身体活動・運動の実施状況は、現在喫煙者では、「まったくしていない」37.7%、

「めったにしていない」25.0%、「時々している」21.7%、「しばしばしている」9.1%、「毎日し

ている」5.8%であった。「毎日」または「しばしばしている」割合は、過去喫煙者 18.0%、喫煙

経験無者 16.5%、現在喫煙者 14.9%であった。

25.喫煙習慣と睡眠による休養の充足度

「いつもとっている睡眠で休養が十分にとれていると思いますか」とたずねたところ、現在喫煙

者では、「十分にとれている」13.0%、「おおむねとれている」44.9%、「あまりとれていない」

36.6%、「まったくとれていない」4.0%、「わからない」1.1%であった。「まったくとれていな

い」または「あまりとれていない」割合は、現在喫煙者 40.6%、過去喫煙者 40.0%、喫煙経験無

者 38.3%であった。

1. 毎日

している

2. しばしばしている

3. 時々

している

4. めったにしていない

5. まったく していない

無回答 合計

現在喫煙 回答数 16 25 60 69 104 2 276

% 5.8 9.1 21.7 25.0 37.7 0.7 100.0

過去喫煙 回答数 24 73 147 140 147 7 538

% 4.5 13.6 27.3 26.0 27.3 1.3 100.0

喫煙経験無 回答数 109 320 739 706 689 38 2,601

% 4.2 12.3 28.4 27.1 26.5 1.5 100.0

無回答 回答数 5 7 18 16 20 2 68

% 7.4 10.3 26.5 23.5 29.4 2.9 100.0

合計 回答数 154 425 964 931 960 49 3,483

% 4.4 12.2 27.7 26.7 27.6 1.4 100.0

1. 十分に

とれている

2. おおむねとれている

3. あまりとれて

いない

4. まったくとれ

ていない

5. わからない

無回答 合計

現在喫煙 回答数 36 124 101 11 3 1 276

% 13.0 44.9 36.6 4.0 1.1 0.4 100.0

過去喫煙 回答数 57 254 200 15 10 2 538

% 10.6 47.2 37.2 2.8 1.9 0.4 100.0

喫煙経験無 回答数 203 1,374 924 73 19 8 2,601

% 7.8 52.8 35.5 2.8 0.7 0.3 100.0

無回答 回答数 11 31 26 0 0 0 68

% 16.2 45.6 38.2 0.0 0.0 0.0 100.0

合計 回答数 307 1,783 1,251 99 32 11 3,483

% 8.8 51.2 35.9 2.8 0.9 0.3 100.0

図表 43 喫煙習慣と身体活動・運動の実施状況

身体活動・運動の実施状況

喫煙習慣

図表 44 喫煙習慣と睡眠による休養の充足度

睡眠による休養の充足度

喫煙習慣

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26.喫煙習慣と入眠困難の頻度

過去 1 か月間において、「夜、眠りにつきにくいことはありますか」とたずねたところ、現在喫

煙者では「常にある」5.4%、「しばしばある」14.1%、「時々ある」35.9%、「めったにない」

30.4%、「まったくない」13.8%であった。「常にある」または「しばしばある」割合は、現在喫

煙者 19.6%、過去喫煙者 13.4%、喫煙経験無者 11.0%であった。

27.喫煙習慣と夜間覚醒の頻度

過去 1 か月間において、「夜、眠ってから目が覚めてしまい、もう一度眠ることが困難なことが

ありますか」とたずねたところ、現在喫煙者では、「常にある」3.6%、「しばしばある」9.4%、

「時々ある」26.8%、「めったにない」39.9%、「まったくない」19.9%であった。「常にある」

または「しばしばある」割合は、現在喫煙者 13.0%、過去喫煙者 11.3%、喫煙経験無者 8.7%であ

った。

1.

まったく

ない

2.

めったに

ない

3.

時々ある

4.

しばしば

ある

5.

常にある 無回答 合計

現在喫煙 回答数 38 84 99 39 15 1 276

% 13.8 30.4 35.9 14.1 5.4 0.4 100.0

過去喫煙 回答数 98 187 179 51 21 2 538

% 18.2 34.8 33.3 9.5 3.9 0.4 100.0

喫煙経験無 回答数 471 933 895 225 61 16 2,601

% 18.1 35.9 34.4 8.7 2.3 0.6 100.0

無回答 回答数 11 27 17 8 5 0 68

% 16.2 39.7 25.0 11.8 7.4 0.0 100.0

合計 回答数 618 1,231 1,190 323 102 19 3,483

% 17.7 35.3 34.2 9.3 2.9 0.5 100.0

1.

まったく

ない

2.

めったに

ない

3.

時々ある

4.

しばしば

ある

5.

常にある 無回答 合計

現在喫煙 回答数 55 110 74 26 10 1 276

% 19.9 39.9 26.8 9.4 3.6 0.4 100.0

過去喫煙 回答数 107 201 168 51 10 1 538

% 19.9 37.4 31.2 9.5 1.9 0.2 100.0

喫煙経験無 回答数 554 1,132 670 185 40 20 2,601

% 21.3 43.5 25.8 7.1 1.5 0.8 100.0

無回答 回答数 12 27 16 9 4 0 68

% 17.6 39.7 23.5 13.2 5.9 0.0 100.0

合計 回答数 728 1,470 928 271 64 22 3,483

% 20.9 42.2 26.6 7.8 1.8 0.6 100.0

図表 45 喫煙習慣と入眠困難の頻度

入眠困難の頻度

喫煙習慣

図表 46 喫煙習慣と夜間覚醒の頻度

夜間覚醒の頻度

喫煙習慣

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28.喫煙習慣と早朝覚醒の頻度

過去 1 か月間において、「朝早く目が覚めてしまい、もう一度眠ることが困難なことがあります

か」とたずねたところ、現在喫煙者では、「常にある」2.9%、「しばしばある」7.6%、「時々あ

る」27.2%、「めったにない」38.0%、「まったくない」23.9%であった。「常にある」または「し

ばしばある」割合は、現在喫煙者 10.5%、過去喫煙者 9.1%、喫煙経験無者 7.3%であった。

1.

まったく

ない

2.

めったに

ない

3.

時々ある

4.

しばしば

ある

5.

常にある 無回答 合計

現在喫煙 回答数 66 105 75 21 8 1 276

% 23.9 38.0 27.2 7.6 2.9 0.4 100.0

過去喫煙 回答数 132 214 141 38 11 2 538

% 24.5 39.8 26.2 7.1 2.0 0.4 100.0

喫煙経験無 回答数 676 1,148 570 159 32 16 2,601

% 26.0 44.1 21.9 6.1 1.2 0.6 100.0

無回答 回答数 17 26 13 7 5 0 68

% 25.0 38.2 19.1 10.3 7.4 0.0 100.0

合計 回答数 891 1,493 799 225 56 19 3,483

% 25.6 42.9 22.9 6.5 1.6 0.5 100.0

29.喫煙習慣と不眠の有無

「入眠困難」「夜間覚醒」「早朝覚醒」のいずれかがある(「常にある」「しばしばある」の合

計)者を「不眠あり」として分析すると、全体では 17.3%が「不眠あり」であり、6 人に 1 人の割

合であった。「不眠あり」の割合は、現在喫煙者 24.6%、過去喫煙者 19.7%、喫煙経験無者 15.7%

であった。

17.3%

24.6%

19.7%

15.7%

27.9%

81.9%

75.0%

79.7%

83.3%

72.1%

0.8%

0.4%

0.6%

1.0%

0.0%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体(N=3,483)

現在喫煙(n=276)

過去喫煙(n=538)

喫煙経験無(n=2,601)

無回答(n=68)

不眠あり 不眠なし 無回答

図表 47 喫煙習慣と早朝覚醒の頻度

早朝覚醒の頻度

喫煙習慣

図表 48 喫煙習慣と不眠の有無

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30.喫煙習慣と昼間の耐えられない眠気の頻度

「昼間、眠ってはいけないときに起きていられないことはありますか」とたずねたところ、現在

喫煙者では、「常にある」0.4%、「しばしばある」5.8%、「時々ある」21.0%、「めったにない」

40.2%。「まったくない」32.6%であった。「常にある」または「しばしばある」割合は、現在喫

煙者 6.2%、過去喫煙者 5.0%、喫煙経験無者 4.6%であった。

31.喫煙習慣と睡眠薬・安定剤の使用状況

「眠るために睡眠薬や安定剤などの薬を使うことがありますか」とたずねたところ、現在喫煙者

では、「常にある」5.8%、「しばしばある」4.0%、「時々ある」8.3%、「めったにない」7.6%、

「まったくない」74.3%であった。「常にある」または「しばしばある」割合は、現在喫煙者 9.8%、

過去喫煙者 5.9%、喫煙経験無者 3.2%であった。

1.

まったく

ない

2.

めったに

ない

3.

時々ある

4.

しばしば

ある

5.

常にある 無回答 合計

現在喫煙 回答数 90 111 58 16 1 0 276

% 32.6 40.2 21.0 5.8 0.4 0.0 100.0

過去喫煙 回答数 162 230 119 24 3 0 538

% 30.1 42.8 22.1 4.5 0.6 0.0 100.0

喫煙経験無 回答数 782 1,160 530 105 14 10 2,601

% 30.1 44.6 20.4 4.0 0.5 0.4 100.0

無回答 回答数 23 25 15 5 0 0 68

% 33.8 36.8 22.1 7.4 0.0 0.0 100.0

合計 回答数 1,057 1,526 722 150 18 10 3,483

% 30.3 43.8 20.7 4.3 0.5 0.3 100.0

1.

まったく

ない

2.

めったに

ない

3.

時々ある

4.

しばしば

ある

5.

常にある 無回答 合計

現在喫煙 回答数 205 21 23 11 16 0 276

% 74.3 7.6 8.3 4.0 5.8 0.0 100.0

過去喫煙 回答数 431 42 33 15 17 0 538

% 80.1 7.8 6.1 2.8 3.2 0.0 100.0

喫煙経験無 回答数 2,199 197 118 32 50 5 2,601

% 84.5 7.6 4.5 1.2 1.9 0.2 100.0

無回答 回答数 49 8 5 2 4 0 68

% 72.1 11.8 7.4 2.9 5.9 0.0 100.0

合計 回答数 2,884 268 179 60 87 5 3,483

% 82.8 7.7 5.1 1.7 2.5 0.1 100.0

昼間の耐えられない眠気の頻度

喫煙習慣

図表 49 喫煙習慣と昼間の耐えられない眠気の頻度

睡眠薬・安定剤の使用頻度

喫煙習慣

図表 50 喫煙習慣と睡眠薬・安定剤の使用状況

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32.喫煙習慣と 1日の平均睡眠時間

1 日の平均睡眠時間について実時間でたずねたところ、現在喫煙者では、「5 時間未満」が 6.9%、

「5 時間以上 6 時間未満」が 25.0%、「6 時間以上 7 時間未満」が 37.0%、「7 時間以上 8 時間未

満」が 19.9%、「8 時間以上」が 10.9%であった。6 時間未満の割合は、現在喫煙者 31.9%、喫煙

経験無者 23.6%、過去喫煙者 23.6%であった。

5 時間未満

5 時間以上

6 時間未満

6 時間以上

7 時間未満

7 時間以上

8 時間未満8 時間以上 無回答 合計

現在喫煙 回答数 19 69 102 55 30 1 276

% 6.9 25.0 37.0 19.9 10.9 0.4 100.0

過去喫煙 回答数 27 100 205 132 67 7 538

% 5.0 18.6 38.1 24.5 12.5 1.3 100.0

喫煙経験無 回答数 107 506 1,110 609 242 27 2,601

% 4.1 19.5 42.7 23.4 9.3 1.0 100.0

無回答 回答数 6 13 25 15 9 0 68

% 8.8 19.1 36.8 22.1 13.2 0.0 100.0

合計 回答数 159 688 1,442 811 348 35 3,483

% 4.6 19.8 41.4 23.3 10.0 1.0 100.0

1 日の平均睡眠時間

図表 51 喫煙習慣と 1 日の平均睡眠時間

喫煙習慣

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33.喫煙習慣と冬期間の状態

冬期間の状態について 9 つの状態の有無をたずねた(複数回答)。

現在喫煙者では、「朝なかなか目が覚めない」(53.3%)、「夏より体重が増える」(44.2%)、

「睡眠時間が長くなる(昼寝も含む)」(27.2%)であった。

「午後に、気分や活力があきらかに一時的に落ち込む」との回答が、現在喫煙者では 8.7%に対し、

過去喫煙者では 4.6%、喫煙経験無者では 4.2%であった。

1.睡眠時間が長くなる

(昼寝も含む)

2.朝なかなか

目が覚めない

3.日中の活力が低く、

ほとんどの時間において

疲れていると感じる

4.全体的に、朝より夜に

気分が悪いと感じる

5.午後に、気分や

活力があきらかに

一時的に落ち込む

6.より多くの甘い

食べ物や炭水化物が

欲しくなる

7.甘い食べ物や炭水化物

を、より多く食べる(欲求

がある・ないに関わらず)

8.甘い食べ物が欲しく

なるが、ほとんどが

午後か夜である

9.夏より体重が

増える

現在喫煙

(n=276)

回答数 75 147 46 3 24 47 27 36 122

% 27.2 53.3 16.7 1.1 8.7 17.0 9.8 13.0 44.2

過去喫煙

(n=538)

回答数 122 301 82 6 25 119 93 63 281

% 22.7 55.9 15.2 1.1 4.6 22.1 17.3 11.7 52.2

喫煙経験無

(n=2,601)

回答数 628 1,403 381 42 109 614 475 311 1,289

% 24.1 53.9 14.6 1.6 4.2 23.6 18.3 12.0 49.6

無回答

(n=68)

回答数 17 31 6 0 2 13 7 10 24

% 25.0 45.6 8.8 0.0 2.9 19.1 10.3 14.7 35.3

合計

(N=3,483)

回答数 842 1,882 515 51 160 793 602 420 1,716

% 24.2 54.0 14.8 1.5 4.6 22.8 17.3 12.1 49.3

(注)季節的に冬期間に睡眠時間や眠気等が変化することが先行研究で明らかになっており、眠気防止のための喫煙とい

う意味で、季節性が喫煙行動に関連する可能性があるため、上記では冬期間の状態との関連を分析している。

喫煙習慣

冬期間の状態

図表 52 喫煙習慣と冬期間の状態【複数回答】

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34.喫煙習慣と過去 1か月間における楽しい日常生活

過去 1 か月間について、「いつもより日常生活を楽しく送ることができましたか」とたずねたと

ころ、現在喫煙者では、「できた」6.2%、「いつもと変わらなかった」67.0%、「できなかった」

22.5%、「まったくできなかった」4.0%であった。「まったくできなかった」または「できなか

った」割合は、現在喫煙者 26.4%、喫煙経験無者 25.0%、過去喫煙者 23.2%であった。

35.喫煙習慣と過去 1か月間における気分の落ち込み

過去 1 か月間について、「いつもより気が重くて落ち込むことはありましたか」とたずねたとこ

ろ、現在喫煙者では、「まったくなかった」8.7%、「あまりなかった」37.7%、「あった」44.2%、

「たびたびあった」9.1%であった。「たびたびあった」または「あった」割合は、現在喫煙者 53.3%、

喫煙経験無者 46.8%、過去喫煙者 44.1%であった。

1.

できた

2.

いつもと変わ

らなかった

3.

できなかった

4.

まったくでき

なかった

無回答 合計

現在喫煙 回答数 17 185 62 11 1 276

% 6.2 67.0 22.5 4.0 0.4 100.0

過去喫煙 回答数 59 350 106 19 4 538

% 11.0 65.1 19.7 3.5 0.7 100.0

喫煙経験無 回答数 265 1,633 553 96 54 2,601

% 10.2 62.8 21.3 3.7 2.1 100.0

無回答 回答数 4 43 12 1 8 68

% 5.9 63.2 17.6 1.5 11.8 100.0

合計 回答数 345 2,211 733 127 67 3,483

% 9.9 63.5 21.0 3.6 1.9 100.0

1.まったく

なかった

2.あまり

なかった 3.あった

4.たびたび

あった 無回答 合計

現在喫煙 回答数 24 104 122 25 1 276

% 8.7 37.7 44.2 9.1 0.4 100.0

過去喫煙 回答数 47 251 187 50 3 538

% 8.7 46.7 34.8 9.3 0.6 100.0

喫煙経験無 回答数 203 1,134 1,000 216 48 2,601

% 7.8 43.6 38.4 8.3 1.8 100.0

無回答 回答数 4 30 20 6 8 68

% 5.9 44.1 29.4 8.8 11.8 100.0

合計 回答数 278 1,519 1,329 297 60 3,483

% 8.0 43.6 38.2 8.5 1.7 100.0

楽しい日常生活

喫煙習慣

図表 53 喫煙習慣と過去 1 か月間に日常生活を楽しく送ることができたか

図表 54 喫煙習慣と気分の落ち込み

気分の落ち込み

喫煙習慣

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36.喫煙習慣と過去 1か月間におけるストレス

過去 1 か月間について、「不満、悩み、苦労などによるストレスがありましたか」とたずねたと

ころ、現在喫煙者では、「まったくなかった」3.3%、「あまりなかった」17.8%、「多少あった」

52.2%、「大いにあった」25.4%であった。「大いにあった」割合は、現在喫煙者 25.4%、過去喫

煙者 23.4%、喫煙経験無者 22.4%であった。

1.まったく

なかった

2.あまり

なかった

3.多少

あった

4.大いに

あった 無回答 合計

現在喫煙 回答数 9 49 144 70 4 276

% 3.3 17.8 52.2 25.4 1.4 100.0

過去喫煙 回答数 10 132 266 126 4 538

% 1.9 24.5 49.4 23.4 0.7 100.0

喫煙経験無 回答数 51 556 1,360 582 52 2,601

% 2.0 21.4 52.3 22.4 2.0 100.0

無回答 回答数 2 16 28 14 8 68

% 2.9 23.5 41.2 20.6 11.8 100.0

合計 回答数 72 753 1,798 792 68 3,483

% 2.1 21.6 51.6 22.7 2.0 100.0

図表 55 喫煙習慣とストレス

ストレス

喫煙習慣

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37.喫煙習慣と過去 1か月間におけるストレス等の対処法

過去 1 か月間の「不満、悩み、苦労、ストレス」があったときの対処法をたずねた(複数回答)。

回答の多かった対処法は、「人に話して発散する」(66.3%)、「買い物をする」(42.1%)、「寝

てしまう」(38.5%)、「のんびりする」(37.9%)であった。

喫煙習慣の有無別にストレス等の対処法をみると、現在喫煙者では、「人に話して発散する」が

62.3%で、次いで「タバコを吸う」が 56.5%であった。

66.3%42.1%

38.5%37.9%

34.1%28.6%

23.8%17.9%

14.4%13.3%

11.8%11.3%

9.6%4.9%

2.3%4.7%

2.8%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

人に話して発散する買い物をする

寝てしまうのんびりするなにか食べる

テレビを見たり、ラジオを聞いたりする趣味・スポーツに打ち込む

アルコール飲料(酒)を飲む悩みやストレスの内容の解決に積極的に取り組む

じっと耐える動物(ペット)と遊ぶ

周囲の人や専門家などに相談する計画的に休暇をとる

タバコを吸うギャンブル・勝負ごとをする

その他特になし

1.悩みやストレスの内容の

解決に積極的に取り組む

2.計画的に休暇をとる

3.人に話して発散する

4.周囲の人や専門家など

に相談する

5.趣味・スポーツに打ち込む

6.動物(ペット)と遊ぶ

7.なにか食べる

8.買い物をする

9.テレビを見たり、

ラジオを聞いたりする

10.のんびりする

11.ギャンブル・勝負ごとを

する

12.タバコを吸う

13.アルコール飲料(酒)を飲む

14.じっと耐える

15.寝てしまう

16.その他

17.特になし

現在喫煙

(n=276)

回答数 24 12 172 14 58 41 51 91 52 89 29 156 79 35 94 9 7

% 8.7 4.3 62.3 5.1 21.0 14.9 18.5 33.0 18.8 32.2 10.5 56.5 28.6 12.7 34.1 3.3 2.5

過去喫煙

(n=538)

回答数 79 57 361 61 128 65 157 233 125 166 11 2 157 71 178 29 17

% 14.7 10.6 67.1 11.3 23.8 12.1 29.2 43.3 23.2 30.9 2.0 0.4 29.2 13.2 33.1 5.4 3.2

喫煙経験無

(n=2,601)

回答数 395 262 1,739 312 629 294 964 1,111 800 1,040 35 2 373 352 1,044 121 73

% 15.2 10.1 66.9 12.0 24.2 11.3 37.1 42.7 30.8 40.0 1.3 0.1 14.3 13.5 40.1 4.7 2.8

無回答

(n=68)

回答数 5 5 37 5 13 10 15 30 18 24 4 10 13 6 24 3 2

% 7.4 7.4 54.4 7.4 19.1 14.7 22.1 44.1 26.5 35.3 5.9 14.7 19.1 8.8 35.3 4.4 2.9

合計

(N=3,483)

回答数 503 336 2,309 392 828 410 1,187 1,465 995 1,319 79 170 622 464 1,340 162 99

% 14.4 9.6 66.3 11.3 23.8 11.8 34.1 42.1 28.6 37.9 2.3 4.9 17.9 13.3 38.5 4.7 2.8

図表 56 過去 1 か月間のストレス等の対処法【複数回答】(N=3,483)

図表 57 喫煙習慣と過去 1 か月間のストレス等の対処法【複数回答】(N=3,483)

ストレス等の対処法

喫煙習慣

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38.喫煙習慣と過去 1か月間における 1日の平均労働時間

現在働いている人に、過去 1 か月間における 1 日の平均労働時間の実時間をたずねた。

現在喫煙者では、「6 時間未満」1.1%、「6 時間以上 8 時間未満」4.0%、「8 時間以上 10 時間

未満」56.8%、「10 時間以上 12 時間未満」25.6%、「12 時間以上」7.0%であった。「12 時間以

上」の割合は、現在喫煙者 7.0%、喫煙経験無者 6.2%、過去喫煙者 4.8%であった。

39.喫煙習慣と過去 1か月間に取得した休日・休暇数

現在働いている人に、過去 1 か月間に取得した休日(土日含む)・休暇数を実数でたずねた。

現在喫煙者では、「4 日未満」1.5%、「4 日以上 6 日未満」1.8%、「6 日以上 8 日未満」4.4%、

「8 日以上 10 日未満」39.2%、「10 日以上」48.0%であった。「10 日以上」の割合は、現在喫煙

者 48.0%、過去喫煙者 42.4%、喫煙経験無者 39.7%であった。

6 時間未満

6 時間以上

8 時間未満

8 時間以上

10 時間未満

10 時間以上

12 時間未満12 時間以上 無回答 合計

現在喫煙 回答数 3 11 155 70 19 15 273

% 1.1 4.0 56.8 25.6 7.0 5.5 100.0

過去喫煙 回答数 16 34 279 127 25 35 516

% 3.1 6.6 54.1 24.6 4.8 6.8 100.0

喫煙経験無 回答数 48 122 1,313 690 154 151 2,478

% 1.9 4.9 53.0 27.8 6.2 6.1 100.0

無回答 回答数 2 6 28 11 4 9 60

% 3.3 10.0 46.7 18.3 6.7 15.0 100.0

合計 回答数 69 173 1,775 898 202 210 3,327

% 2.1 5.2 53.4 27.0 6.1 6.3 100.0

4 日未満

4 日以上

6 日未満

6 日以上

8 日未満

8 日以上

10 日未満10 日以上 無回答 合計

現在喫煙 回答数 4 5 12 107 131 14 273

% 1.5 1.8 4.4 39.2 48.0 5.1 100.0

過去喫煙 回答数 13 13 31 214 219 26 516

% 2.5 2.5 6.0 41.5 42.4 5.0 100.0

喫煙経験無 回答数 83 62 183 1,060 983 107 2,478

% 3.3 2.5 7.4 42.8 39.7 4.3 100.0

無回答 回答数 3 3 5 23 24 2 60

% 5.0 5.0 8.3 38.3 40.0 3.3 100.0

合計 回答数 103 83 231 1,404 1,357 149 3,327

% 3.1 2.5 6.9 42.2 40.8 4.5 100.0

1 日の平均労働時間

喫煙習慣

図表 58 喫煙習慣と過去 1 か月間の 1 日平均労働時間

1 か月に取得した休日・休暇数

喫煙習慣

図表 59 喫煙習慣と過去 1 か月間に取得した休日・休暇数

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40.夜間の勤務と喫煙

現在働いている人に、夜間の勤務についてたずねた。

「職場に夜勤はない」または「職場に夜勤はあるが現在は夜勤をしていない(日勤のみ)」と回

答した者は 35.9%であり、何らかの夜間の勤務を行っていると回答した割合は 57.2%であった。

夜間の勤務の形態別にみると、「二交代制・変則二交代制」(全体の 29.8%)がもっとも多く、

「三交代制・変則三交代制」(19.1%)、「当直制」(3.5%)であった。

夜間の勤務の有無と、喫煙との関連を見ると、夜間の勤務がある場合の喫煙率は 10.1%であり、

ない場合の喫煙率 5.9%と比較して有意に高かった(p<0.01)。

(注1)「現在喫煙」はタバコを「毎日吸う」「ときどき吸う」者の合計。「現在非喫煙」は、「習慣的にタバ

コを吸った経験を有し、今は(この 1 ヶ月間)吸っていない」と「習慣的喫煙経験がない」者の合計。 (注2)「寮または自宅で待機」「その他」の回答は除外して分析した。

夜間の勤務の形態 回答数 割合

職場に夜勤なし 722 21.7%

現在日勤のみ 473 14.2%

三交代制・変則三交代制 636 19.1%

二交代制・変則二交代制 992 29.8%

上記以外の交代制勤務 39 1.2%

当直制 118 3.5%

夜勤専従 21 0.6%

管理夜勤 32 1.0%

管理当直 66 2.0%

寮または自宅で待機(オンコール) 90 2.7%

その他 73 2.2%

無回答 65 2.0%

合計 3,327 100.0%

5.9%

10.1%

94.1%

89.9%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

夜間の勤務なし(n=1,179)

夜間の勤務あり(n=1,867)

現在喫煙 現在非喫煙

図表 61 夜間の勤務と喫煙との関連

*p<0.01(χ2検定)

図表 60 夜間の勤務の実施状況(n=3,327)

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看護師・准看護師のみを抽出して、夜間の勤務の有無と喫煙の関連を見ると、有意な差は無かっ

た。

現在喫煙者のうち何らかの夜間の勤務がある者(200 人)に、夜勤中に喫煙するかどうか尋ねた

ところ、約 6 割は夜勤中には吸っていなかった。

10.7%

11.5%

89.3%

88.5%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

夜間の勤務なし(n=589)

夜間の勤務あり(n=1,468)

現在喫煙 現在非喫煙

38.0% 58.0%

4.0%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

吸う 吸わない 無回答

図表 63 夜勤時の喫煙状況(n=200)

N.S.(χ2検定)

図表 62 看護師・准看護師における夜間の勤務と喫煙との関連

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41.現在喫煙に関連する要因

現在喫煙を目的変数とし、性別、年齢階級、夜間の勤務の有無、飲酒習慣、運動習慣、1 日の平

均労働時間、1 か月に取得した休日・休暇数、睡眠による休養の充足度、ストレスを説明変数とし

た多重ロジスティック回帰分析を行った。解析の結果、現在喫煙と有意な関連が認められたものは、

男性(調整オッズ比 5.02、95%信頼区間 3.16-7.98)、夜勤有り(調整オッズ比 1.71、95%信頼

区間 1.23-2.37)、毎日飲酒すること(調整オッズ比 2.65、95%信頼区間 1.68-4.19)であった。

説明変数 調整オッズ比 有意確率

性別 <0.01 男性 5.02 3.16 7.98 女性 1.00年齢階級 0.16 20-29歳 1.00 30-39歳 1.41 0.92 2.17 40-49歳 1.64 1.07 2.52 50歳以上 1.38 0.87 2.18夜勤の有無 <0.01 夜勤なし 1.00 夜勤有り 1.71 1.23 2.37飲酒習慣 <0.01 まったく飲まない 1.00 週6日以下 0.92 0.69 1.24 毎日 2.65 1.68 4.19運動習慣 0.11 めったに・まったくしていない 1.13 0.77 1.67 時々 0.79 0.51 1.23 毎日・しばしば 1.001日の平均労働時間 0.58 6時間未満 1.00 6時間以上8時間未満 0.69 0.17 2.77 8時間以上10時間未満 1.18 0.35 3.95 10時間以上12時間未満 1.01 0.29 3.46 12時間以上 1.27 0.34 4.721か月に取得した休日・休暇数 0.05 4日未満 1.00 4日以上6日未満 1.73 0.39 7.77 6日以上8日未満 1.68 0.45 6.23 8日以上10日未満 2.21 0.67 7.25 10日以上 3.04 0.93 9.95睡眠による休養の充足度 0.11 十分取れている 1.00 おおむねとれている 0.60 0.38 0.95 あまりとれていない 0.58 0.36 0.95 まったくとれていない 0.84 0.37 1.92ストレス 0.71 まったくなかった 1.00 あまりなかった 0.68 0.28 1.66 多少あった 0.80 0.33 1.90 大いにあった 0.84 0.34 2.07

95%信頼区間

図表 64 現在喫煙に関連する要因の分析

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42.本会のタバコ対策の認知

日本看護協会が実施したタバコ問題の取り組み 8 項目についての理解は、「日本看護協会禁煙ポ

スター」が 25.4%、「パンフレット『看護職とたばこ』」が 15.9%、「2001 年たばこ対策宣言」

が 13.9%、「禁煙支援パンフレット『Stop Smoking!~やめた人からキレイになれる~』」が 12.5%

であった(複数回答)。

一方、「どれも知らない」と回答した者は 53.7%であった。

25.4%

15.9%

13.9%

12.5%

9.5%

7.6%

4.5%

1.5%

53.7%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

日本看護協会禁煙ポスター

パンフレット「看護職とたばこ」

2001年たばこ対策宣言

禁煙支援パンフレット「Stop Smoking!

~やめた人からキレイになれる~」

2006年禁煙キャンペーン

冊子「看護者たちの禁煙アクションプラン」

禁煙支援リーダー研修

2005年「禁煙対策特別企画展」

どれも知らない

図表 65 本会のタバコ対策の認知【複数回答】(N=3,483)

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Ⅳ. 考察

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Ⅳ.考察

1.看護職の喫煙の実態・特徴

1)性・職種により喫煙率は大きく異なっていた

・今回の調査では、看護職の喫煙率は全体では 7.9%であった。これを性別にみると、女性

7.2%、男性 29.5%であり、性別により大きな差があった。 ・性・職種別にみると、女性では保健師 1.3%、助産師 4.0%、看護師 8.2%、准看護師 16.3%

であり、職種(主にどの免許に基づき業務を行っているか)によって喫煙率には大きな

差があった。

2)看護職の喫煙率は低下し、国民の喫煙率を下回っていた

・国民の喫煙率は、既存調査によれば女性 9.0%、男性 34.1%1)、または、女性 10.5%、男

性 32.2%2)と報告されている。単純に比較はできないものの、今回の調査結果では、看

護職の喫煙率は国民の喫煙率を下回っていた。 ・看護職の喫煙率については、本会の 2006 年調査3)では、一般国民よりも高い結果とな

っていた。調査方法等に違いがあるため、一概には比較できないが、今回の調査では、

看護職の喫煙率は低下していた。 ・今後は、看護職の喫煙率の一層の低下に向けた取り組みを行い、受動喫煙から非喫煙者

を守るためにも、看護職の喫煙をゼロにしていくことが求められる。 3)看護職の習慣的喫煙開始年齢を考慮すると若年からの対策が重要

・今回の調査では、習慣的喫煙経験のあるものの習慣的喫煙開始年齢は 20 歳が 42.2%で

最も多く、平均 20.4 歳(標準偏差 3.3 歳)であった。また 18~22 歳に習慣的喫煙を開

始した割合は 78.2%、未成年での習慣的喫煙開始は 28.3%であった。また、習慣的喫煙

経験のあるものの喫煙開始の動機は「友達が吸うため」が最も多く、52.8%であった。 ・習慣的喫煙経験者の約 8 割が 18~22 歳に喫煙を開始し、約 5 割が喫煙開始の動機とし

て「友達が吸うため」を挙げていることから、看護学生時代からのタバコを吸わないた

めの教育・対策が重要と考えられた。 ・女性の習慣的喫煙開始年齢に関する、平成 22 年国民健康・栄養調査の結果をみると、

18~22 歳は 64.6%、未成年は 19.1%であった。今回の調査結果と比較すると、女性看

護職の習慣的喫煙開始年齢は、国民全体と比べて若い傾向があった。 ・したがって、看護職の禁煙対策においては、若年からのタバコを吸わないための対策が

特に重要であり、看護基礎教育を担う大学・教育機関において、入学直後から喫煙防止

教育や禁煙教育を受けられることが必要である。

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4)ニコチン依存度の高い看護職には禁煙治療の推奨が必要

・喫煙者のファーガストロームニコチン依存度(FTND)をみると、約 34.0%(女性 32.5%、

男性 44.5%)が中~高程度の依存度であった。一般的には、ニコチン依存度が高いほど、

禁煙時の離脱症状が強くなるため、禁煙治療の利用が推奨される4)5)。これら依存度の

高い喫煙者については、禁煙治療の利用が推奨されると考えられた。 ・今回の調査で、喫煙者の 48.2%は、タバコを「やめたい」と考えている。また、喫煙者

の 41.3%は「看護職という立場上、タバコは吸うべきではない」と考えている。 ・ニコチン依存度が高く、やめたくても(自力では)やめられない者に対しては、禁煙治

療も含めた禁煙支援が必要だと考えられる。禁煙治療は 2006 年から保険適用が開始され

ている。ニコチン依存度が中~高程度の喫煙者には、個人の努力による禁煙を勧めるの

ではなく、治療の必要な疾患だという認識を広め、必要な人が必要な禁煙治療や禁煙支

援を受けられるよう、すべての看護職に啓発・普及を行い、治療につなげることが必要

である。 ・喫煙者への禁煙治療の費用補助等を行っている所属機関は 0.5%に留まっていた。依存症

の治療には、周囲の理解と協力が不可欠であり、職場に置いて職員の禁煙支援が積極的

になされることが期待される。

2.喫煙する看護職の傾向

・「看護職という立場上、タバコを吸うべきでないと思いますか」の設問に、「はい」と答

えたのは、現在喫煙者では 41.3%、現在非喫煙者では 60.8%であった。「いいえ」の回

答は、現在喫煙者では 27.9%、現在非喫煙者では 15.5%であった。 ・夜間の勤務があるものは、無いものに比べて、喫煙率が有意に高かった(p<0.01、χ2

検定)。しかし、看護師・准看護師のみを抽出し分析をすると、夜間の勤務の有無と喫煙

状況に有意差は見られなかった。夜間の勤務以外の要因、例えば職種別にみて喫煙率の

低い群である「保健師」には夜間の勤務が少ない等が影響している可能性がある。 ・今後、喫煙者に対して禁煙支援のための周知・広報等を行っていく場合には、こうした

知見も考慮して、具体策を検討する必要があると考えられた。

3.看護職の役割

・看護職の 40.7%がタバコに関する教育の機会を有している(「頻繁にある」「ときどきあ

る」の合計)が、その一方、喫煙の害や受動喫煙の害の認識については、例えば胃潰瘍

(35.6%)、歯周病(48.3%)への喫煙の害を認識している者は半数以下に留まるなど、

十分な知識を有しているとは言い難い現状であった。

・多重ロジスティック回帰分析法により現在喫煙に関連する要因を検討したところ、現在

喫煙と有意な関連が認められたものは、「性別(男性)」、「夜間(夜間勤務有)」、「飲酒(毎日)」であった。

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・WHO(世界保健機関)は医療従事者の役割として、タバコの害に関する深い知識を持ち、

タバコのない社会の手本となることを求めている 6)。また ICN(国際看護師連盟)も、

看護師には「禁煙のロールモデルとなる」こと、「喫煙予防と禁煙、受動喫煙の回避を看

護通常業務の一部にする」ことや「看護教育カリキュラムの全過程にタバコと喫煙に関

する情報を組み込む」ことを求めている 7)。 ・これらも踏まえて、看護職は、地域の住民や妊産婦、患者等、必要な場面に応じて適切

な健康教育や禁煙支援、禁煙治療の推奨などを積極的に行い、タバコのない社会づくり

を目指すことが必要である。 ・そのためにも、すべての看護職は、国民の健康を支援する職種として、喫煙・受動喫煙

の害に関する認識を高め、100%をめざす必要がある。その一環として、看護職が喫煙の

害や受動喫煙の害を正しく認識できるための対策(例えば看護学生時代からの教育)が

必要と考えられた。

4.今後の必要な対策等

1)所属機関(施設)における禁煙対策の強化が期待される

・看護職の所属する機関の禁煙対策の状況をみると、「敷地内全面禁煙」58.0%、「屋内全

面禁煙」34.2%、「屋内喫煙場所設置」5.2%であり、これら 3 つの禁煙対策のいずれか

を実施している割合は全体の 95.1%にのぼった。しかし、これらの禁煙対策を行ってい

ても、それが「守られている」とする回答は 38.8%に留まった。 ・2014 年の診療報酬改定では、新設の地域包括診療料算定要件に「敷地内禁煙」が示され

た。もとより、病院や学校、官公庁等には、健康増進法第 25 条において受動喫煙防止の

措置の実施が義務付けられている。病院機能評価においても、一般急性期病院について

は「全館禁煙とその遵守」を、「精神科、療養病棟、緩和ケア病棟についても、分煙のた

めの施設・設備の整備と、受動喫煙の防止の徹底」を求めている。こうした様々な規程

等により、今後も施設等での対策が進むものと期待する。 ・しかし、これらの規制や対策は、施設ごとに確実に守られなければ意味がない。分煙・

防煙対策の遵守を推進するのは、そこで働く看護職の役割である。 ・また所属機関(施設)には、規制や対策の遵守に加えて、看護職等の職員に対する禁煙

対策が期待される。例えば、依存度の高い喫煙者には、禁煙治療の推奨などの禁煙支援

策が必要と考えられるが、「職員に対する禁煙治療の費用補助等を行っている」割合は

0.5%であり、一部の施設の取り組みに留まっていた。今後は、職場における看護職の禁

煙支援のために、禁煙治療の推奨を含めた禁煙支援策が積極的に行われることが期待さ

れる。 2)すべての看護職に対する普及・啓発が必要

・今回の調査では、「看護職という立場上、タバコを吸うべきではないと思いますか」との

設問に「はい」と答えたのは 59.1%にとどまり、「いいえ」の回答が 16.6%、「わからな

い」が 23.2%であった。今後は、国民の健康を支援する看護職として、「看護職としてタ

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バコを吸ってはならない」という認識をすべての看護職に普及していく必要があると考

えられる。 ・また、ニコチン依存は治療の必要な疾患なのであるという認識を広め、必要な人が必要

な禁煙治療や禁煙支援を受けられるよう、すべての看護職に啓発・普及を行うことが必

要である。 3)看護職の喫煙率の定期的把握が必要性

・今後も、今回と同様の調査を定期的に実施することにより、看護職の喫煙率等の動向を

把握していく必要がある。 (参考文献)

1) 厚生労働省「平成 24 年国民健康・栄養調査報告」(2014 年 3 月、http://www.mhlw.go.jp/

bunya/kenkou/eiyou/h24-houkoku.html)

2) 日本たばこ産業株式会社「2013 年全国たばこ喫煙者率調査」(2013 年 7 月 30 日プレスリリ

ース、http://www.jti.co.jp/investors/press_releases/2013/0730_01.html)

3) 日本看護協会「2006 年『看護職のたばこ実態調査』報告書」(2007 年 3 月、http://www.

nurse.or.jp/home/publication/pdf/2007/tabakohokoku.pdf)

4) 日本循環器学会ほか『禁煙治療のための標準手順書(第 5 版)』(2012 年 4 月、http://www.

j-circ.or.jp/kinen/anti_smoke_std/)

5) 厚生労働省『禁煙支援マニュアル(第二版)』(2013 年 4 月、http://www.mhlw.go.jp/ topics/

tobacco/kin-en-sien/manual2/index.html)

6) WHO「たばこ規制における医療従事者の役割(The Role of Health Professionals in Tobacco

Control)」(原著 2005 年、http://www.ncc.go.jp/jp/who/tobacco2007pro/index. html)

7) ICN 所信声明「たばこ使用と健康(Tobacco Use and Health)」(2012 年最終改訂、

http://www.nurse.or.jp/nursing/international/icn/definition/pdf/health-18.pdf)

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Ⅴ. 今後に向けて

~本会の取り組みの方向~

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Ⅴ.今後に向けて ~本会の取り組みの方向~

今回の調査で、看護職の喫煙率は国民の喫煙率を下回っていることが明らかになった。

しかし、喫煙の害に対する認識が依然として低いことなど、多くの課題が明らかとなった。

本会では、引き続き、さらなる看護職自らの喫煙率の低下を図ると共に、国民の健康を

支援する看護職の職能団体として、すべての看護職が喫煙に対する正しい知識を身につけ、

タバコのない社会を目指していく必要がある。

1.すべての看護職が、タバコが健康にもたらす影響について正しい知識を身につけ、看

護職の喫煙をゼロにすることを目指す。

○今回の調査では、看護職の喫煙率は低下していた。しかし、一方で、喫煙に関する知識

は十分ではなかった。 ○看護職には、患者等への禁煙支援やタバコが健康にもたらす影響について、正しい知識

を持ち、その普及を推進すべき役割がある。 ○「看護職としてタバコを吸ってはならない」とする認識をすべての看護職に普及し、受

動喫煙から、非喫煙者を守るためにも看護職の喫煙をゼロにすることが必要。 ○特に、健康教育等で広く国民にタバコの知識を普及する役割を担う保健師においては、

正しい知識のもと、すべての保健師がその役割を果たせることが必要。 ○職能団体として、タバコの害について、すべての看護職が積極的に正しい知識を獲得し、

役割に応じた禁煙教育・禁煙支援が行えるよう普及啓発を強化する。

2.ニコチン依存者には適切な禁煙治療・禁煙支援の必要性を啓発・推進する。

○喫煙者の中で、タバコを「やめたい」と回答した人は約半数の 48.2%に留まった。 ○ニコチン依存度が中~高程度の喫煙者には、個人の努力による禁煙を勧めるのではなく、

治療の必要な疾患であるという認識を広め、必要な人が必要な禁煙治療や禁煙支援を受

けられるよう、すべての看護職に啓発・普及を行い、治療につなげることが必要。 ○喫煙者への禁煙治療の費用補助等を行っている所属機関は 0.5%に留まっていた。必要な

人が必要な禁煙治療や禁煙支援を受けられるよう理解を広め、治療が受けられる環境や

体制の整備を求める。

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3.看護学生の喫煙防止教育や禁煙教育のさらなる推進に取り組む。

○若年(看護教育を受けている期間含)で吸い始める割合が高いことから、大学・教育機

関において、入学直後から喫煙防止教育や禁煙教育を受けられることが重要であること

の認識をさらに普及・推進する。 ○すべての看護学生が喫煙防止教育や禁煙教育を受けられる体制・環境整備の実現を求め

る。

4.病院・診療所、公共施設などでの禁煙対策の遵守を実現する。

○「敷地内全面禁煙」「屋内全面禁煙」など何らかの禁煙対策を実施しているという回答は

95%であった。しかし、「敷地内全面禁煙」「屋内全面禁煙」「屋内分煙」といった禁煙対

策が「守られている」とする回答は 38.8%に留まった。 ○保健医療福祉施設や公共施設等における「敷地内禁煙」や「施設内(屋内)禁煙」の遵

守に向け、看護職が一丸となってその励行を求められるよう、本会も要望活動や提言等、

必要な対策を行っていくことが必要である。

5.タバコのない社会に向け、必要な情報をすべての看護職に発信する。

○看護職には地域の住民や妊産婦、患者等、必要な場面に応じて、適切な健康教育や禁煙

支援、禁煙治療の推奨などを積極的に行い、タバコのない社会づくりを目指すことが求

められる。 ○「看護職としてタバコを吸ってはならない」という認識をすべての看護職に普及してい

くことが必要である。 ○今後、すべての看護職に必要な情報を届けるため、日本看護協会においても情報の発信

と工夫に努めることが必要である。 ○今後、今回と同様の調査を定期的に実施し、看護職の喫煙率等の動向を把握し、看護職

等に対して引き続き発信する。

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Ⅵ. 資料

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Ⅵ.資料

1.集計表一覧(単純集計)

(問 1)習慣的な喫煙経験の有無

回答数 %

1. ある 829 23.8

2. ない 2,601 74.7

無回答 53 1.5

合計 3,483 100.0

(問 2)習慣的喫煙経験を有する者:「習慣的喫煙開始年齢(歳)」(n=829)

平均値 20.4

中央値 20

標準偏差 3.3

最小値 10

最大値 40

回答数 %

10 歳 2 0.2

12 歳 1 0.1

13 歳 1 0.1

14 歳 8 1.0

15 歳 9 1.1

16 歳 18 2.2

17 歳 16 1.9

18 歳 99 11.9

19 歳 81 9.8

20 歳 350 42.2

21 歳 69 8.3

22 歳 49 5.9

23 歳 29 3.5

24 歳 19 2.3

25 歳 17 2.1

26 歳 6 0.7

27 歳 8 1.0

28 歳 5 0.6

29 歳 2 0.2

30 歳 4 0.5

32 歳 2 0.2

34 歳 1 0.1

35 歳 7 0.8

38 歳 1 0.1

40 歳 5 0.6

無回答 20 2.4

合計 829 100.0

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(問 3) 習慣的喫煙経験を有する者:「現在の喫煙習慣」

回答数 %

1. 毎日吸う 239 28.8

2. ときどき吸っている 37 4.5

3. 今は吸っていない 538 64.9

無回答 15 1.8

合計 829 100.0

(問 3-1)現在喫煙者:「喫煙本数(本)」(n=276)

平均値 10.9

中央値 30

標準偏差 5.6

最小値 1

最大値 30

回答数 %

1 本 3 1.1

2 本 4 1.4

3 本 8 2.9

4 本 5 1.8

5 本 40 14.5

6 本 10 3.6

7 本 8 2.9

8 本 7 2.5

10 本 84 30.4

12 本 5 1.8

15 本 41 14.9

18 本 1 0.4

20 本 36 13.0

25 本 2 0.7

30 本 2 0.7

無回答 20 7.2

合計 276 100.0

(問 3-2)現在喫煙者:「禁煙意思」

回答数 %

1. やめたい 133 48.2

2. 本数を減らしたい 43 15.6

3. やめたくない 29 10.5

4. わからない 62 22.5

無回答 9 3.3

合計 276 100.0

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(問 3-3)過去喫煙者:「タバコをやめた理由」(複数回答)(n=538)

1.健康上良くないから

2.美容上良くないから

3.妊娠したから

4.出産したから

5.病気をしたから

6.体調が悪かったから

7.タバコの値段が高く

なったから

8.職場で喫煙しづらく

なったから

9.身近な人がタバコが原因

で病気になったから

10.身近な人がタバコが原因

の病気で死亡したから

11.身近な人に禁煙を勧め

られたから

12.患者への指導上支障が

あるから

13.職業倫理上良くないから

14.その他

回答数 313 128 119 58 45 57 50 49 6 4 37 46 63 101

% 58.2 23.8 22.1 10.8 8.4 10.6 9.3 9.1 1.1 0.7 6.9 8.6 11.7 18.8

(問 4)習慣的な喫煙経験者:「タバコを吸い始めた動機」(複数回答)(n=829)

1.親が吸うため

2.友達が吸うため

3.職場の同僚が

吸うため

4.兄弟姉妹が

吸うため

5.ストレス解消のため

6.テレビ・広告などで

見たため

7.その他

回答数 84 438 127 25 372 10 96

% 10.1 52.8 15.3 3.0 44.9 1.2 11.6

(問 5)現在喫煙者:「起床後の喫煙までの時間」

回答数 %

1. 5 分以内 67 24.3

2. 6-30 分 117 42.4

3. 31-60 分 41 14.9

4. 61 分以降 49 17.8

無回答 2 0.7

合計 276 100.0

(問 6)現在喫煙者:「喫煙を禁じられている場所での禁煙が難しいか」

回答数 %

1. はい 41 14.9

2. いいえ 234 84.8

無回答 1 0.4

合計 276 100.0

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(問 7)現在喫煙者:「1 日における一番やめにくい 1 本」

回答数 %

1. 起床後の最初の 1 本 87 31.5

2. その他の 1 本 186 67.4

無回答 3 1.1

合計 276 100.0

(問 8)現在喫煙者:「起床後数時間に他の時間帯より多く喫煙するか」

回答数 %

1. はい 56 20.3

2. いいえ 220 79.7

無回答 0 0.0

合計 276 100.0

(問 9)現在喫煙者:「病気時にも喫煙するか」

回答数 %

1. はい 73 26.4

2. いいえ 203 73.6

無回答 0 0.0

合計 276 100.0

(問 10)同居する家族で喫煙する者(複数回答)(N=3,483)

1.祖父

2.祖母

3.父親

4.母親

5.配偶者

6.成人した

子ども

7.自分の

兄弟姉妹

8.その他

9.いない

回答数 35 10 289 84 670 192 176 35 2,279

% 1.0 0.3 8.3 2.4 19.2 5.5 5.1 1.0 65.4

(問 11)現在働いている人:「上司の喫煙状況」

回答数 %

1. 毎日吸う 440 13.2

2. ときどき吸う 150 4.5

3. 吸わない 1,863 56.0

4. わからない 749 22.5

5. 上司はいない 114 3.4

無回答 11 0.3

合計 3,327 100.0

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(問 12)所属施設での禁煙対策(複数回答)(n=3,483)

1.敷地内を全面禁煙にしている

2.施設内(屋内)は全面禁煙と

し、敷地内(屋外)に喫煙所を

設置している

3.敷地内(屋内)に喫煙場所を

設置している

4.職員に対する禁煙治療の

費用補助等を行っている

5.禁煙に成功した職員に対する

褒賞(お祝金等)がある

6.その他

7.何もしていない

回答数 2,020 1,191 182 16 1 32 29

% 58.0 34.2 5.2 0.5 0.03 0.9 0.8

(問 12-1)「敷地内全面禁煙」または「屋内全面禁煙」または「敷地内喫煙場所設置」の場合の対策の遵守状況

回答数 %

1. 守られている 1,286 38.8

2. ほぼ守られている 1,169 35.3

3. あまり守られていない 564 17.0

4. わからない 253 7.6

無回答 42 1.3

合計 3,314 100.0

(問 13)タバコ教育を行うことがあるか

回答数 %

1. 頻繁にある 211 6.1

2. ときどきある 1,204 34.6

3. めったにない 821 23.6

4. まったくない 1,224 35.1

無回答 23 0.7

合計 3,483 100.0

(問 14)看護職という立場上、タバコを吸うべきではないと思うか

回答数 %

1. はい 2,057 59.1

2. いいえ 577 16.6

3. わからない 808 23.2

無回答 41 1.2

合計 3,483 100.0

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(問 15)喫煙の影響によって罹患や、リスクが高まる疾患の理解(複数回答)(N=3,483)

1.肺がん

2.ぜんそく

3.気管支炎

4.肺気腫

5.心筋梗塞

6.動脈硬化症

7.動脈瘤

8.喉頭がん

9.食道がん

10.胃潰瘍

11.胃がん

12.バージャー病

13.クモ膜下出血

14.肝臓がん

15.不妊症

16.歯周病

17.妊婦への影響

(出生時低体重など)

18.乳幼児の中耳炎

19.乳幼児突然死

症候群(SID

S

20.周産期死亡

回答数3,404 2,837 2,661 2,871 2,831 2,523 1,139 2,507 2,016 1,241 1,357 658 1,248 671 1,262 1,682 3,061 428 1,765 1,567

% 97.7 81.5 76.4 82.4 81.3 72.4 32.7 72.0 57.9 35.6 39.0 18.9 35.8 19.3 36.2 48.3 87.9 12.3 50.7 45.0

(問 16)受動喫煙の影響によって罹患や、リスクが高まる疾患の理解(複数回答)(N=3,483)

1.肺がん

2.ぜんそく

3.気管支炎

4.肺気腫

5.心筋梗塞

6.動脈硬化症

7.動脈瘤

8.喉頭がん

9.食道がん

10.胃潰瘍

11.胃がん

12.バージャー病

13.クモ膜下出血

14.肝臓がん

15.不妊症

16.歯周病

17.妊婦への影響

(出生時低体重など)

18.乳幼児の中耳炎

19.乳幼児突然死

症候群(SID

S

20.周産期死亡

回答数3,172 2,837 2,590 2,187 1,812 1,520 787 1,510 1,190 786 888 468 795 535 962 780 2,745 582 1,762 1,294

% 91.1 81.5 74.4 62.8 52.0 43.6 22.6 43.4 34.2 22.6 25.5 13.4 22.8 15.4 27.6 22.4 78.8 16.7 50.6 37.2

(問 17)週に何日くらいお酒(清酒、焼酎、ビール、洋酒など)を飲むか

回答数 %

1. 毎日 195 5.6

2. 週 5-6 日 214 6.1

3. 週 3-4 日 276 7.9

4. 週 1-2 日 429 12.3

5. 月 1-3 日 714 20.5

6. やめた 63 1.8

7. ほとんど飲まない 1,586 45.5

無回答 6 0.2

合計 3,483 100.0

(問 17-1)「月 1~3 日」以上、飲酒する者の 1 日あたりの飲酒量

回答数 %

1. 1 合未満 735 40.2

2. 1 合以上 2 合未満 579 31.7

3. 2 合以上 3 合未満 291 15.9

4. 3 合以上 4 合未満 129 7.1

5. 4 合以上 5 合未満 49 2.7

6. 5 合以上 34 1.9

無回答 11 0.6

合計 1,828 100.0

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(問 18)健康づくりのための身体活動や運動を実践しているか

回答数 %

1. 毎日している 154 4.4

2. しばしばしている 425 12.2

3. 時々している 964 27.7

4. めったにしていない 931 26.7

5. まったくしていない 960 27.6

無回答 49 1.4

合計 3,483 100.0

(問 19)いつもの睡眠で休養が十分にとれているか

回答数 %

1. 十分にとれている 307 8.8

2. おおむねとれている 1,783 51.2

3. あまりとれていない 1,251 35.9

4. まったくとれていない 99 2.8

5. わからない 32 0.9

無回答 11 0.3

合計 3,483 100.0

(問 20)過去 1 か月間の入眠困難の頻度

回答数 %

1. まったくない 618 17.7

2. めったにない 1,231 35.3

3. 時々ある 1,190 34.2

4. しばしばある 323 9.3

5. 常にある 102 2.9

無回答 19 0.5

合計 3,483 100.0

(問 21)過去 1 か月間の夜間覚醒の頻度

回答数 %

1. まったくない 728 20.9

2. めったにない 1,470 42.2

3. 時々ある 928 26.6

4. しばしばある 271 7.8

5. 常にある 64 1.8

無回答 22 0.6

合計 3,483 100.0

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(問 22)過去 1 か月間の早朝覚醒の頻度

回答数 %

1. まったくない 891 25.6

2. めったにない 1,493 42.9

3. 時々ある 799 22.9

4. しばしばある 225 6.5

5. 常にある 56 1.6

無回答 19 0.5

合計 3,483 100.0

(問 23)日中の耐えられない眠気の頻度

回答数 %

1. まったくない 1,057 30.3

2. めったにない 1,526 43.8

3. 時々ある 722 20.7

4. しばしばある 150 4.3

5. 常にある 18 0.5

無回答 10 0.3

合計 3,483 100.0

(問 24)睡眠薬・安定剤を使うことがあるか

回答数 %

1. まったくない 2,884 82.8

2. めったにない 268 7.7

3. 時々ある 179 5.1

4. しばしばある 60 1.7

5. 常にある 87 2.5

無回答 5 0.1

合計 3,483 100.0

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(問 25)1日の平均睡眠時間(分)(N=3,483)

平均値 375.0

中央値 360.0

標準偏差 61.5

最小値 180.0

最大値 720.0

回答数 %

5 時間未満 159 4.6

5 時間以上 6 時間未満 688 19.8

6 時間以上 7 時間未満 1,442 41.4

7 時間以上 8 時間未満 811 23.3

8 時間以上 348 10.0

無回答 35 1.0

合計 3,483 100.0

(問 26)翌日に予定がないときの寝たい時間

回答数 %

1. 20:00-21:00 74 2.1

2. 21:00-22:15 533 15.3

3. 22:15-午前 0:30 1,841 52.9

4. 午前 0:30-1:45 743 21.3

5. 午前 1:45-3:00 236 6.8

無回答 56 1.6

合計 3,483 100.0

(問 26)予定がないときの起きたい時間

回答数 %

1. 午前 5:00-6:30 288 8.3

2. 6:30-7:45 853 24.5

3. 7:45-9:45 1,353 38.8

4. 9:45-11:00 649 18.6

5. 11:00-12:00 279 8.0

無回答 61 1.8

合計 3,483 100.0

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(問 27)冬期間の状態 (複数回答)(N=3,483)

1.睡眠時間が長くなる

(昼寝も含む)

2.朝なかなか目が覚めない

3.日中の活力が低く、ほとんど

の時間において疲れていると

感じる

4.全体的に、朝より夜に

気分が悪いと感じる

5.午後に、気分や活力が

あきらかに一時的に落ち込む

6.より多くの甘い食べ物や

炭水化物が欲しくなる

7.甘い食べ物や炭水化物を、

より多く食べる(欲求がある・

ないに関わらず)

8.甘い食べ物が欲しくなるが、

ほとんどが午後か夜である

9.夏より体重が増える

回答数 842 1,882 515 51 160 793 602 420 1,716

% 24.2 54.0 14.8 1.5 4.6 22.8 17.3 12.1 49.3

(問 28)過去 1 か月間:「いつもより日常生活を楽しく送ることができたか」

回答数 %

1. できた 345 9.9

2. いつもと変わらなかった 2,211 63.5

3. できなかった 733 21.0

4. まったくできなかった 127 3.6

無回答 67 1.9

合計 3,483 100.0

(問 29)過去 1 か月間:「いつもより気が重くて落ち込むことがあったか」

回答数 %

1. まったくない 278 8.0

2. あまりなかった 1,519 43.6

3. あった 1,329 38.2

4. たびたびあった 297 8.5

無回答 60 1.7

合計 3,483 100.0

(問 30)過去 1 か月間:「不満、悩み、苦労などによるストレスがあったか」

回答数 %

1. まったくない 72 2.1

2. あまりなかった 753 21.6

3. 多少あった 1,798 51.6

4. 大いにあった 792 22.7

無回答 68 2.0

合計 3,483 100.0

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(問 31)過去 1 か月間:「ストレス等があったときの対処法」 (複数回答)(N=3,483)

1.悩みやストレスの内容の

解決に積極的に取り組む

2.計画的に休暇をとる

3.人に話して発散する

4.周囲の人や専門家などに

相談する

5.趣味・スポーツに打ち込む

6.動物(ペット)と遊ぶ

7.なにか食べる

8.買い物をする

9.テレビを見たり、ラジオを

聞いたりする

10.のんびりする

11.ギャンブル・勝負ごとをする

12.タバコを吸う

13.アルコール飲料(酒)を飲む

14.じっと耐える

15.寝てしまう

16.その他

17.特になし

回答数 503 336 2,309 392 828 410 1,187 1,465 995 1,319 79 170 622 464 1,340 162 99

% 14.4 9.6 66.3 11.3 23.8 11.8 34.1 42.1 28.6 37.9 2.3 4.9 17.9 13.3 38.5 4.7 2.8

(問 32)現在、主にどの免許に基づき業務を行っているか

回答数 %

1. 保健師 539 15.5

2. 助産師 503 14.4

3. 看護師 1,825 52.4

4. 准看護師 432 12.4

5. その他 28 0.8

6. 働いていない 98 2.8

無回答 58 1.7

合計 3,483 100.0

(問 33)現在働いている人:「所属機関」

回答数 %

1. 病院 2,418 72.7

2. 診療所 91 2.7

3. 訪問看護ステーション 56 1.7

4. 健(検)診センター・労働衛生機関 26 0.8

5. 介護老人保健施設・介護老人福祉施設 75 2.3

6. 都道府県(県型保健所含む) 118 3.5

7. 保健所設置市・特別区 77 2.3

8. 市町村(直営の地域包括支援センターを含む) 201 6.0

9. 地域包括支援センター(委託) 7 0.2

10. 企業・事業所 28 0.8

11. 大学・教育研究機関 118 3.5

12. その他 73 2.2

無回答 39 1.2

合計 3,327 100.0

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-78-

(問 33-1)病院・診療所勤務者:「主な診療科」(複数回答)(n=2,509)

1.内科

2.呼吸器科

3.消化器科

4.循環器科

5.外科

6.整形外科

7.小児科

8.産婦人科

9.精神科

10.皮膚科

11.泌尿器科

12.眼科

13.耳鼻咽喉科

14.脳神経外科

15.放射線科

16.リハビリテーション科

17.その他

回答数 794 256 367 325 430 446 261 578 133 141 238 178 167 243 107 179 543

% 31.6 10.2 14.6 13.0 17.1 17.8 10.4 23.0 5.3 5.6 9.5 7.1 6.7 9.7 4.3 7.1 21.6

(問 34)現在働いている人:「雇用形態」

回答数 %

1. 正規職員 3,035 91.2

2. 臨時職員 75 2.3

3. 派遣社員 3 0.1

4. パートタイマー・アルバイト 152 4.6

5. その他 39 1.2

無回答 23 0.7

合計 3,327 100.0

(問 35)現在働いている人:「現在の職位」

回答数 %

1. 非管理職 2,363 71.0

2. 中間管理職 761 22.9

3. 管理職 144 4.3

無回答 59 1.8

合計 3,327 100.0

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-79-

(問 36)現在働いている人:「過去 1 か月間における 1 日平均労働時間(時間)」(n=3,327)

平均値 9.0

中央値 9.0

標準偏差 1.7

最小値 0.0

最大値 24

回答数 %

6 時間未満 69 2.1

6 時間以上 8 時間未満 173 5.2

8 時間以上 10 時間未満 1,775 53.4

10 時間以上 12 時間未満 898 27.0

12 時間以上 202 6.1

無回答 210 6.3

合計 3,327 100.0

(問 37)現在働いている人:過去 1 か月間における休日(土日を含む)・休暇数(日)(n=3,327)

平均値 9.1

中央値 9.0

標準偏差 2.8

最小値 0.0

最大値 30

回答数 %

4 日未満 103 3.1

4 日以上 6 日未満 83 2.5

6 日以上 8 日未満 231 6.9

8 日以上 10 日未満 1,404 42.2

10 日以上 1,357 40.8

無回答 149 4.5

合計 3,327 100.0

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-80-

(問 38)現在働いている人:「過去 1 か月間にヒヤリハットしたことがあるか」

回答数 %

1. まったくなかった 530 15.9

2. あまりなかった 1,539 46.3

3. あった 1,087 32.7

4. たびたびあった 73 2.2

無回答 98 2.9

合計 3,327 100.0

(問 39)現在働いている人:「夜間の勤務状況」

回答数 %

1. 職場に夜勤はない 722 21.7

2. 職場に夜勤はあるが現在は夜勤をしていない 473 14.2

3. 三交代制・変則三交代制 636 19.1

4. 二交代制・変則二交代制 992 29.8

5. 上記 3・4 以外の交代制勤務 39 1.2

6. 当直制 118 3.5

7. 夜勤専従(主として夜間のみ勤務するもの) 21 0.6

8. 管理夜勤 32 1.0

9. 管理当直 66 2.0

10. 寮または自宅で待機(緊急時の呼び出しに応じて勤務に

つくもの・オンコール体制)

90 2.7

11. その他 73 2.2

無回答 65 2.0

合計 3,327 100.0

(問 40)夜間の勤務者:「2013 年 10 月の夜勤の有無」

回答数 %

1. あり 1,607 77.7

2. まったくしていない 205 9.9

無回答 255 12.3

合計 2,067 100.0

(問 40)夜間の勤務者:「2013 年 10 月の当直の有無」

回答数 %

1. あり 370 17.9

2. まったくしていない 688 33.3

無回答 1,009 48.8

合計 2,067 100.0

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(問 40)夜間の勤務者:「2013 年 10 月の夜勤回数(回)」(n=1,626)

平均値 6.3

中央値 6.0

標準偏差 2.8

最小値 1

最大値 18

回答数 %

1 回 34 2.1

2 回 83 5.1

3 回 112 6.9

3.5 回 1 0.1

4 回 269 16.5

4.5 回 2 0.1

5 回 234 14.4

5.5 回 2 0.1

6 回 159 9.8

6.6 回 1 0.1

7 回 93 5.7

8 回 270 16.6

9 回 138 8.5

10 回 128 7.9

11 回 35 2.2

12 回 34 2.1

13 回 10 0.6

14 回 9 0.6

15 回 3 0.2

16 回 5 0.3

18 回 3 0.2

無回答 1 0.1

合計 1,626 100.0

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(問 40)夜間の勤務者:「2013 年 10 月の当直回数(回)」(n=389)

平均値 3.4

中央値 3.0

標準偏差 2.3

最小値 1

最大値 23

回答数 %

1 回 71 18.3

2 回 90 23.1

3 回 64 16.5

4 回 78 20.1

5 回 38 9.8

6 回 19 4.9

7 回 10 2.6

8 回 6 1.5

9 回 5 1.3

10 回 4 1.0

11 回 1 0.3

12 回 2 0.5

23 回 1 0.3

無回答 0 0.0

合計 389 100.0

(問 41)現在喫煙者で夜間の勤務者:「夜勤中にタバコを吸うか」

回答数 %

1. 吸う 76 38.0

2. 吸わない 116 58.0

無回答 8 4.0

合計 200 100.0

(問 42)性別

回答数 %

1. 男 122 3.5

2. 女 3,344 96.0

無回答 17 0.5

合計 3,483 100.0

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(問 43)年齢(歳)(N=3,483)

平均値 41.8

中央値 42.0

標準偏差 11.6

最小値 20

最大値 87

回答数 %

20-29 歳 629 18.1

30-39 歳 910 26.1

40-49 歳 924 26.5

50 歳以上 974 28.0

無回答 46 1.3

合計 3,483 100.0

(問 44)看護職としての最終学歴

回答数 %

1. 准看護師課程学校・養成所(准看学校・高等学校衛生看護科) 446 12.8

2. 看護師 2 年課程(進学コース)学校・養成所(短期大学・高等学校専攻科(5 年 1 貫教育)) 428 12.3

3. 看護師 3 年課程養成所 954 27.4

4. 看護師 3 年課程短期大学 143 4.1

5. 看護系大学 462 13.3

6. 保健師学校・助産師学校・保健師助産師学校(短大専攻科を含む) 909 26.1

7. 看護系大学院修士課程 84 2.4

8. 看護系大学院博士課程 21 0.6

9. 旧教育制度の学校 10 0.3

無回答 26 0.7

合計 3,483 100.0

(問 45)看護協会が行ったタバコ問題の取り組みのうち、知っているもの (複数回答)(N=3,483)

1.

2001年たばこ対策宣言

2.

冊子「看護者たちの禁煙

アクションプラン」

3.

禁煙支援パンフレット

「Stop S

mokin

g

~やめた人

からキレイになれる~」

4.

パンフレット

「看護職とたばこ」

5.

禁煙支援リーダー研修

6.

日本看護協会禁煙ポスター

7.

2005年

「禁煙対策特別企画展」

8.

2006年禁煙キャンペーン

9.

どれも知らない

回答数 485 263 434 554 158 883 53 331 1,872

% 13.9 7.6 12.5 15.9 4.5 25.4 1.5 9.5 53.7

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-84-

2.調査票

0

2013年

護職

のた

ばこ

実態

調査

調

査票

国民

の健

康支

援に

あた

看護

職の

皆さ

まの

、喫

煙に

関す

る実

態等

を把

握し

今後

の必

要な

支援

策等

を検

討し

てま

いり

ます

ぜひ

本調

査に

ご協

力く

ださ

い。

本調

査は

、看

護職

の喫

煙状

況と

その

関連

要因(

飲酒

や睡

眠等

の生

活習

慣、ス

トレ

ス、夜

勤等

の労

働環

境な

ど)

を明

らか

にし

、必

要な

支援

策等

を検

討し

てい

くた

めの

もの

です

この調査票は、日本看護協会の全会員から無作為抽出された会員の皆さま(保健師、助産

師、看護師、准看護師)にお送りしています。本調査へのご協力をお願いいたします。

■本

調査

の実

施に

あた

って

、以

下の

点に

留意

して

おり

ます

・調

査票

のご

記入

は皆

さま

の自

由意

思に

基づ

きま

す。

調査

票の

ご返

送を

もっ

て、

下記

事項

に同

意い

ただ

いた

もの

とさ

せて

いた

だき

ます

・返

送さ

れな

い場

合に

も不

利益

は生

じま

せん

・調

査票

にご

記入

いた

だい

た内

容は

すべ

て統

計的

に処

理し

ます

ので

、個

人や

施設

名が

特定

され

るこ

はあ

りま

せん

・調

査票

返信

用中

封筒

には

、予

め皆

さま

の住

所・氏

名等

が記

され

てい

ます

。こ

れは

、調

査票

未提

出の

を特

定し

、再

度調

査票

をお

送り

する

目的

のた

めだ

けに

使用

し、

それ

以外

には

使用

しま

せん

(調

査票

返送

の無

い方

には

、再

送付

を2

回程

度行

う予

定で

す)。

予め

住所

・氏

名等

が表

示さ

れた

返信

用中

筒は

、日

本看

護協

会に

て開

封の

うえ

、調

査票

を封

入い

ただ

いた

小封

筒(無

記名

)と

は別

々に

保管

いた

しま

す(下

記図

解参

照)。

した

がっ

て、

調査

票か

ら個

人が

特定

され

るこ

とは

あり

ませ

ん。

・本

調査

は、

日本

看護

協会

研究

倫理

委員

会に

よる

倫理

審査

を受

け、

承認

され

てい

ます

・本

調査

結果

は、

今後

の本

会事

業の

効果

的推

進や

政策

提言

の実

施の

ため

に活

用さ

せて

いた

だく

とと

に、

平成

26

年4

月ご

ろに

は、

調査

報告

書や

本会

広報

媒体

(ホ

ーム

ペー

ジ等

)に

よる

公表

、関

連学

会で

の発

表や

論文

投稿

を通

じて

、広

く社

会に

還元

いた

しま

す。

・調

査以

外の

目的

でデ

ータ

を使

用す

るこ

とは

ござ

いま

せん

返送

期限

:2013

年12

月20

日(金

)ま

でに

ご投

函くだ

さい

(切

手は

不要

です

■調

査票

の返

送(投

函)の

方法

につ

いて

【図

解】

①調

査票

を半

分に

小封

筒に

小封

筒を

中封

折り

、さ

らに

四つ

れ、

密封

する

(住

所・氏

名あ

り)に

折り

にす

る。

(無

記名

)。

密封

し、

投函

する

調査

実施

主体

公益

社団

法人

本看

護協

会(研

究代

表者

:常

任理

中板

育美

調査

担当

部署

公益

社団

法人

本看

護協

会 健

康政

策部

健師

課(TEL 0

3-5778-8844)

共同

研究

機関

日本

大学

医学

部総

合医

学研

究所

(研

究代

表者

:公

衆衛

生学

分野

大井

田 隆

<調

査票

等に

関す

るお

問合

せ先

日本

看護

協会

「2013

年看

護職

のた

ばこ

実態

調査

同研

究機

関:

日本

大学

医学

部総

合医

学研

究所

担当

:日

本大

学医

学部

公衆

衛生

学分

池田

真紀

TEL 0

3-3

972-8111

(内

線22

72)

(月

~金

、10時

~17時

個人

を特

定で

きな

いよ

う到

着後

別々

に保

管し

ます

調 査 票 入 れ 封 筒

1

問1

あなた

はこれ

まで

に、た

ばこ

を習慣

的に

吸って

いた

ことが

あり

ますか

1. あ

2. ない

10へ

問2

あなた

が、た

ばこ

を習慣

的に

吸い始

めた

年齢を

お書

きくだ

さい

問3

あなた

は現在

(この

1か

月間

)、たばこを

吸って

いま

すか。

1. 毎

日吸

2. ときど

き吸

ってい

3. 今は

(この

1ヶ

月間)

吸っ

ていな

問3-1)

あな

たは

通常

1日

に何

本た

ばこ

を吸

いま

すか

「ときど

き吸

う方」

は、

吸うと

きの

1日の

本数

をお答

えく

ださい

(問

3-2)

たば

こを

やめ

たい

と思

いま

すか

1. や

めた

い 2. 本

数を

減ら

した

い 3. や

めた

くな

4. わ

から

ない

(問

3-3)

今は

(こ

の1ヶ

月間

)吸

って

いな

い方

のみ

にお

聞き

しま

す。

たばこを

やめ

た理由

はな

んです

か。(

複数回

答可

1. 健

康上

良く

ない

から

2. 美

容上

良く

ない

から

3. 妊

娠し

たか

4. 出

産し

たか

5. 病

気を

した

から

6. 体

調が悪

かっ

たから

7. たば

この値

段が

高くな

った

から

8. 職場で喫

煙しづ

らく

なった

から

9. 身近

な人が

たば

こが原

因で

病気に

なっ

たから

10. 身近

な人が

たば

こが原

因の

病気で

死亡

したか

11. 身近

な人に

禁煙

を勧め

られ

たから

12. 患者等への指導上支障があるから

13. 職

業倫

理上

良く

ない

から

14. そ

の他(

問4

たばこ

を吸い

始め

た動機

は何

ですか

。(複

数回答

可)

1. 親

(父

または

母)

が吸う

ため

2. 友

達が吸

うた

3. 職場

の同僚が

吸うた

4. 兄

弟姉

妹が

吸う

ため

5. ス

トレ

ス解

消の

ため

6. テレビ

・広告

など

で見た

ため

7. そ

の他(

問5

起床後

何分で

最初

の喫煙

をし

ますか

1. 5

分以

2.

6-30

3.

31-60分

4.

61分

以降

問6

駅や

、図

書館

、映画

館など

、喫

煙を禁

じら

れてい

る場

所で禁

煙す

ること

が難

しいですか。

1. は

2. いいえ

問7

1日の喫

煙の中

でど

れが一

番や

めにく

いで

すか。

1. 起

床後

の最初の

1本

2.

その他

の1

問8

他の時

間帯よ

り、

起床後

数時

間に多

く喫

煙しま

すか

1. は

2. いいえ

問9

ほとんど

1日

中、

床に伏

して

いるよ

うな

病気の

時で

も喫煙

しま

すか。

1. は

2. いいえ

問3-3

問3-1

喫煙

習慣

・喫

煙状

況等

につ

いて

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-85-

2

問10 あ

なた

の同

居す

る家

族で

、現

在た

ばこ

を吸

う人

はい

ます

か。(

複数回答

可)

1. 祖

2. 祖

3. 父親

4. 母親

5. 配偶者(パ

ートナ

ー)

6. 成

人し

た子ど

7. 自分の

兄弟姉

8. その他

9. いない

問11

あな

たの

上司

(管

理者

)は

たば

こを

吸い

ます

か。

1. 毎

日吸

2. と

きど

き吸

3. 吸

わな

4. わ

から

ない

5. 上

司は

いな

問12 所属する病院・診療所・機関では以下のような禁煙対策を行っていますか。(

複数回答可)

1. 敷

地内

を全

面禁

煙に

して

いる

2. 施

設内

(屋

内)

は全

面禁

煙と

し、

敷地

内(屋

外)に

喫煙所を

設置し

てい

3. 施

設内

(屋

内)

に喫

煙場

所を

設置

して

いる

4. 職

員に

対す

る禁

煙治

療の

費用

補助

等を

行っ

てい

5. 禁

煙に

成功

した

職員

に対

する

褒賞

(お

祝い

金等

)が

ある

6. そ

の他

7. 何

もし

てい

ない

(問

12-1)前問で 1.~

3.に○をつけた方にお聞きします。その禁煙対策は守られていますか。

1. 守

られ

てい

る 2. ほ

ぼ守

られ

てい

る 3. あ

まり

守ら

れて

いな

4. わ

から

ない

問13 あ

なた

自身

は、保

健医

療従

事者

とし

て患

者や

対象

者、学生

等へ

の「

たば

こ教

育」(

たば

こに関す

る教

育)を

行う

ことが

あり

ますか

1. 頻

繁に

ある

2. と

きど

きあ

3. め

った

にな

4. ま

った

くな

問14 看

護職

とい

う立

場上

、た

ばこ

を吸

うべ

きで

はな

いと

思い

ます

か。

1. は

2. いいえ

3. わ

からな

問15 喫

煙の

影響

によっ

て罹

患しや

すく

なった

り、

リスク

が高

まるも

のは

、どれ

だと

思い

すか。(複数回

答可)

01. 肺

がん

02. ぜ

んそ

03. 気

管支

04. 肺

気腫

05. 心

筋梗

06. 動

脈硬

化症

07. 動

脈瘤

08. 喉

頭が

09. 食

道が

10. 胃

潰瘍

11. 胃

がん

12. バ

ージ

ャー

病 13. ク

モ膜

下出

14. 肝

臓が

15. 不

妊症

16. 歯

周病

17. 妊

婦へ

の影

響(

出生

時低

体重

など

18. 乳

幼児

の中

耳炎

19. 乳

幼児

突然

死症

候群

(SIDS)

20. 周

産期

死亡

問16 受

動喫

煙の

影響

によ

って

罹患

しや

すく

なっ

たり

、リ

スク

が高

まる

もの

は、

どれ

だと

いますか

。(複

数回答

可)

01. 肺

がん

02. ぜ

んそ

03. 気

管支

04. 肺

気腫

05. 心

筋梗

06. 動

脈硬

化症

07. 動

脈瘤

08. 喉

頭が

09. 食

道が

10. 胃

潰瘍

11. 胃

がん

12. バ

ージ

ャー

病 13. ク

モ膜

下出

14. 肝

臓が

15. 不

妊症

16. 歯

周病

17. 妊

婦へ

の影

響(

出生

時低

体重

など

18. 乳

幼児

の中

耳炎

19. 乳

幼児

突然

死症

候群

(SIDS)

20. 周

産期

死亡

ここ

から

は、

すべ

ての

方に

お聞

きし

ます

たば

こに

関す

る環

境・

考え

につ

いて

問12-1へ

3

問17 あ

なた

は週

に何

日く

らい

お酒

(清

酒、

焼酎

、ビ

ール

、洋

酒な

ど)

を飲

みま

すか

1.

毎日

2. 週

5~6日

3. 週

3~4日

4. 週

1~2日

5. 月

1~

3日

6. や

めた

(1

年以

上や

めて

いる

7. ほ

とん

ど飲ま

ない

(飲

めな

い)

(問

17-1)

前問

で1.~

5.に

○を

つけ

た方

にお

聞き

しま

す。

お酒

を飲

む日

は1日あ

たり

どれ

くらいの

量を

飲みま

すか

。清酒

に換

算した

量で

お答え

くだ

さい。

1. 1

合(180ml)

未満 2. 1合以上

2合(360ml)

未満

3. 2

合以

上3合

(540ml)

未満

4. 3

合以上

4合(720ml)未満

5. 4

合以上

5合(900ml)

未満

6. 5

合(900ml)

以上

(注

)清

酒1合

(180ml)

は、

次の

量に

ほぼ

相当

しま

す。

◎ビ

ール

・発

泡酒

:中

瓶1

本(

約500ml)

◎チ

ュウ

ハイ

(7度

):

350

ml

◎焼酎(

20度

):135

ml、

焼酎(

25度

):110

ml、

焼酎(

35度

):80ml

◎ウイス

キー

(ダブ

ル):

1杯

(60ml)

ワイン

:2杯(

240ml)

問18 あ

なた

は現

在、

健康

づく

りの

ため

の身

体活

動や

運動

を実

践し

てい

ます

か。

1. 毎

日し

ている

2. し

ばし

ばし

てい

3. 時

々し

てい

4. め

った

にして

いな

5. ま

った

くして

いな

問19 い

つも

とっ

てい

る睡

眠で

休養

が十

分に

とれ

てい

ると

思い

ます

か。

1. 十

分と

れてい

2. おおむ

ねと

れてい

3. あ

まりと

れて

いない

4. ま

った

くとれ

てい

ない

5. わから

ない

問20 夜

、眠

りに

つき

にく

いこ

とは

あり

ます

か。

1. ま

った

くない

2. め

ったにな

3. 時

々ある

4. し

ばしばあ

る 5. 常

にあ

問21 夜

、眠

って

から

目が

覚め

てし

まい

、も

う一

度眠

るこ

とが

困難

なこ

とが

あり

ます

か。

1. ま

った

くない

2. め

ったにな

3. 時

々ある

4. し

ばしばあ

る 5. 常

にあ

問22 朝

早く

目が

覚め

てし

まい

、も

う一

度眠

るこ

とが

困難

なこ

とが

あり

ます

か。

1. ま

った

くない

2. め

ったにな

3. 時

々ある

4. し

ばしばあ

る 5. 常

にあ

問23 昼

間、

眠っ

ては

いけ

ない

とき

に起

きて

いら

れな

いこ

とが

あり

ます

か。

1. ま

った

くない

2. め

ったにな

3. 時

々ある

4. し

ばしばあ

5. 常

にある

問24 眠

るた

めに

睡眠

薬や

安定

剤な

どの

薬を

使う

こと

があ

りま

すか

1. ま

った

くない

2. め

ったにな

3. 時

々ある

4. し

ばしばあ

る 5. 常

にあ

問25 1日の

睡眠

時間

は平

均し

てど

れく

らい

です

か。

平均

問 20 ~ 問 22 で は 、 過 去 1 か 月 の 間 の 、

日 勤 の 時 を 想 定 し て お 答 え く だ さ い 。

生活

習慣

(飲

酒、

運動

)に

つい

睡眠

・休

養に

つい

問17-1

Page 92: 「看護職のタバコ実態調査」 報告書 - Japanese …2013 年 「看護職のタバコ実態調査」 報告書 平成26 年6月 公益社団法人 日本看護協会 はじめに

-86-

4

問26 明

日の

予定

がな

く、1

日の好

きな時

間に

寝て、好き

な時間

に起

きても

よい

のであ

れば

何時ごろ

に寝

て、何

時ご

ろに起

きた

いと思

いま

すか。

a.寝

る時

間帯

: 1

. 2

0:00~

21:00

2. 2

1:00~

22:15

3.

22:

15~

午前

0:30

4. 午

前0:30~

1:45

5. 午

前1:45~

3:00

b.起

きる

時間帯 :

1. 午

前5:00~

6:30

2. 6:30~

7:45

3. 7:45~

9:45

4. 9:

45~

11:00

5.

11:

00~

12:00

問27 冬

のあ

いだ

、一

年の

他の

時期

と比

べる

と、(

もしある

とすれ

ば)次

のどの状

態が現

れる

傾向があ

りま

すか

。(複数

回答可

1. 睡

眠時

間が

長く

なる

(昼

寝も

含む

2. 朝

なか

なか

目が

覚め

ない

3. 日

中の

活力

が低

く、

ほと

んど

の時

間に

おい

て疲

れて

いる

と感

じる

4. 全

体的に、

朝より

夜に

気分が

悪い

と感じ

5. 午

後に

、気

分や

活力

があ

きら

かに

一時

的に

落ち

込む

6. よ

り多

くの

甘い

食べ

物や

炭水

化物

が欲

しく

なる

7. 甘

い食

べ物

や炭

水化

物を

、よ

り多

く食

べる

(欲

求が

ある

・な

いに

関わ

らず

8. 甘

い食

べ物

が欲

しく

なる

が、

ほと

んど

が午

後か

夜で

ある

9. 夏

より

体重

が増

える

問28 い

つも

より

日常

生活

を楽

しく

送る

こと

がで

きま

した

か。

1. で

きた

2. い

つも

と変

わら

なか

った

3. で

きな

かっ

た 4. ま

った

くで

きな

かっ

問29 い

つも

より

気が

重く

て落

ち込

むこ

とは

あり

まし

たか

1. ま

った

くなか

った

2. あ

まりな

かっ

3. あっ

4. たびたび

あった

問30 不

満、

悩み

、苦

労な

どに

よる

スト

レス

があ

りま

した

か。

1. ま

った

くなか

った

2. あ

まりな

かっ

3. 多少

あった

4. 大い

にあっ

問31

不満

、悩

み、

苦労

、ス

トレ

スが

あっ

たと

き、

どの

よう

に対

処し

てい

ます

か。

(複

数回

答可

1. 悩

みやストレスの内容の解決に積極的に取り組む

2. 計

画的に休

暇をと

3. 人

に話

して

発散

する

4. 周

囲の人や専門家などに相談する

5. 趣

味・

スポ

ーツ

にう

ちこ

6. 動

物(

ペッ

ト)

と遊

7. な

にか

食べ

8. 買

い物をす

9. テ

レビ

を見

たり

、ラ

ジオ

を聞

いた

りす

10. の

んび

りす

11. ギ

ャン

ブル

・勝

負ご

とを

する

12. た

ばこ

を吸

13. ア

ルコ

ール

飲料

(酒

)を

飲む

14. じ

っと

耐え

15. 寝

てし

まう

16. そ

の他

17. 特

にな

問 28 ~ 問 31 で は 、 過 去 1 か 月 の 間 の 、

こ と に つ い て お 答 え く だ さ い 。

スト

レス

につ

いて

5

問32 あ

なた

は現

在、

主に

どの

免許

に基

づき

業務

を行

って

いま

すか

1. 保

健師 2. 助

産師 3. 看

護師 4. 准

看護師 5. そ

の他( )

6. 働

いていない 問

42へ

問33 あ

なた

の所

属す

る機

関は

どれ

です

か。

あて

はま

るも

の一

つに

○を

つけ

てく

ださ

い。

1. 病

33-1

2.診

療所

33-1へ

3. 訪

問看

護ス

テー

ショ

4. 健

(検)診

センター

・労

働衛生

機関

5. 介

護老人

保健

施設・

介護

老人福

祉施

6. 都

道府

県(

県型

保健

所含

む)

7. 保

健所

設置

市・

特別

8. 市

町村

(直

営の

地域

包括

支援

セン

ター

を含

む)

9. 地

域包

括支

援セ

ンタ

ー(

委託

10. 企

業・

事業

11. 大

学・

教育

研究

機関

12. そ

の他

(問

33-1)

病院

・診

療所

にご

所属

の方

のみ

にお

聞き

しま

す。

主な

診療

科は

どれ

です

か。

(複

数回

答可

1. 内科

2. 呼

吸器科

3. 消化器

4. 循環器

5. 外科

6. 整

形外

7. 小

児科

8. 産

婦人

9. 精

神科

10. 皮

膚科

11. 泌

尿器

12. 眼

13. 耳

鼻咽

喉科

14. 脳

神経

外科

15. 放

射線

16. リ

ハビ

リテ

ーシ

ョン

17. そ

の他

問34 あ

なた

の雇

用形

態は

どれ

です

か。

1. 正

規職員

2. 臨

時職員

(雇

用期間

の定

めのあ

る人

3. 派遣社員

4. パ

ート

タイ

マー

・ア

ルバ

イト

5. そ

の他

問35 あ

なた

の現

在の

職位

は何

です

か。

1. 非

管理

職 (

スタ

ッフの

看護

師、

職位

のな

い保

健師

、専

任教

員な

ど)

2. 中

間管

理職

(看

護師長

、主

任、

都道

府県

・市

町村

の係

長等

、教

務主

任な

ど)

3. 管

理職

(看護部長、総師長、副看護部長、学部長、都道府県・市町村の課長など)

問36 過去

1か月間における

1日の平均労働時間はどのくらいですか。 平均

時間

問37 過去

1か月間に取得した休日(

土日含む)・休暇はどれくらいですか。

問38

過去1か月間に、仕事上ミスをしそうになり、ヒヤリ、ハットしたことがありましたか。

1. ま

った

くなか

った

2. あ

まりな

かっ

3. あっ

4. たびたび

あった

問39 あ

なた

は現

在、

なん

らか

の夜

間の

勤務

をし

てい

ます

か。

あて

はま

るも

の一

つに

○を

けてくだ

さい

1. 職

場に

夜勤

はな

2. 職

場に

夜勤

はあ

るが

現在

は夜

勤を

して

いな

い(

日勤

のみ

3. 三

交代

制・

変則

三交

代制

4. 二

交代

制・

変則

二交

代制

5. 上記

3・4以外の

交代

制夜勤

6. 当直制

7. 夜

勤専従(

主とし

て夜

間のみ

勤務

する

もの)

8. 管

理夜勤

9. 管理当

10. 寮

また

は自

宅で

待機

(緊

急時

の呼

び出

しに

応じ

て勤

務に

つく

もの

・オ

ンコ

ール

体制

11. そ

の他

職場

・業

務の

状況

につ

いて

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6

問40 2013年

10月

に、

あな

たは

何回

、夜

勤(

準夜

勤・

深夜

勤)、当直を

行いま

した

か。

夜勤

1.(

2. ま

った

くし

てい

ない

.

当直

1.(

2. ま

った

くし

てい

ない

.

問41 な

んら

かの

夜勤

のあ

る方

で、

現在

たば

こを

吸う

方の

みに

お聞

きし

ます

夜勤中に

たば

こを吸

いま

すか。

吸う

場合は

、通

常吸う

場所

もお答

えく

ださい

1. 吸

う(

吸う

場所

2. 吸

わな

問42 あ

なた

の性

別を

教え

てく

ださ

い。

1. 男

2. 女

問43 あ

なた

の年

齢を

教え

てく

ださ

い。

問44 あ

なた

の看

護職

とし

ての

最終

学歴

を一

つ選

んで

くだ

さい

1. 准

看護

師課

程学

校・

養成

所(

准看

学校

・高

等学

校衛

生看

護科

2. 看

護師

2年

課程

(進

学コ

ース

)学校・養

成所

(短

期大

学・養

成所

・高

等学

校専

攻科

(5

年1

貫教

育))

3. 看

護師

3年

課程養

成所

4. 看

護師

3年

課程短

期大

5. 看

護系

大学

6. 保

健師

学校

・助

産師

学校

・保

健師

助産

師学

校(

短大

専攻

科を

含む

7. 看

護系

大学

院修

士課

8. 看

護系

大学

院博

士課

9. 旧

教育

制度

の学

問45

日本看護協会は、2001

年に「看護職のたばこ対策宣言」を発表し、看護職のたばこ問題

に積極的に取り組むことを通じて、

国民の健康の保持増進に貢献する活動を行ってきました。

看護協

会が行

った

以下の

取り

組みの

うち

、あな

たが

知って

いる

ものに

○を

つけて

くだ

さい

(複数回

答可

1. 2001

年た

ばこ

対策

宣言

2. 冊

子「

看護

者た

ちの

禁煙

アク

ショ

ンプ

ラン

3. 禁

煙支

援パ

ンフ

レッ

ト「

Stop Smoking!

~や

めた

人か

らキ

レイ

にな

れる

~」

4. パ

ンフ

レッ

ト「

看護

職と

たば

こ」

5. 禁

煙支

援リ

ーダ

ー研

6. 日

本看

護協

会禁

煙ポ

スタ

7. 2005

年「

禁煙

対策

特別

企画

展」

8. 2006

年禁

煙キ

ャン

ペー

9. ど

れも

知ら

ない

質問

は以

上で

す。

協力

、ま

こと

にあ

りが

とう

ござ

いま

した

あな

た自

身の

こと

につ

いて

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検討委員会名簿

看護職の喫煙等実態に関する検討委員会

委員長 大井田 隆 日本大学医学部社会医学系公衆衛生学分野/教授

池田 真紀 日本大学医学部社会医学系公衆衛生学分野/助手

内山 真 日本大学医学部精神医学系/教授

久保田 聰美 高知県立大学 看護学部 看護学研究科/ 災害グローバルリーダー育成プログラム 特任准教授

瀬在 泉 防衛医科大学校医学教育部看護学科地域看護学講座/講師

オブザーバー 横瀬 宏美 日本大学医学部精神医学系/助手

(平成 26年 6 月現在)(五十音順、敬称略)

【事務局】

担当理事 中板 育美 公益社団法人日本看護協会/常任理事

担当部署 村中 峯子 公益社団法人日本看護協会/健康政策部長

橋本 結花 公益社団法人日本看護協会/専門職

南平 直宏 公益社団法人日本看護協会

坂田 祥 公益社団法人日本看護協会

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2013 年「看護職のタバコ実態調査」報告書

発行日 2014 年 6 月 20 日

編 集 公益社団法人 日本看護協会 健康政策部

発 行 公益社団法人 日本看護協会

〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 5-8-2

TEL 03-5778-8831(代表)

FAX 03-5778-5601(代表)

URL http://www.nurse.or.jp

※本書からの無断転載を禁じる