令和2年度 学校だより №7 はぐろ はぐろ 【学校教育目標】 郷土を愛し,未来に向かって たくましく生きる子どもの育成 コロナ禍で分かったこと 考えたこと 桜川市立羽黒小学校長 石川 義信 今回の3か月にわたる休業で「主体的に学ぶ力がついていない子どもの 姿が見えてきた。」と,問題提起される教育関係者がいらっしゃいます。そ して,それは学校側,教師側の問題であると捉えられています。私なりに 解釈しますと,これまで学校は「やらせる」ことばかりに傾いて,「自分で 考えて取り組む力」を十分に育んでくることができなかったということで はないかと思います。休業期間中,学校は,「勉強させなければ」という思 いで,プリントを作成したり,家庭訪問で声かけをしたりと,手立てを講 じてきました。しかし,こんな時こそ,自分が興味や関心をもっているこ とに取り組んだり,自分なりに復習や予習を進めたりする姿が期待される のではないでしょうか。 そこで,本校では,特に,「進んで」という言葉に着目し,子どもたちが, 生涯を通じて「必要な時に必要なことを学ぶことができる力」の基礎を身 に付けていくことができるようにしていきたいと考えました。そうすると, 「それで,どうするの。何をするの。」と問われると思います。道を拓きな がら「『子どもを育てる学校』から『子どもが育つ学校』へ」(大阪市立大空小 学校 元校長 木村泰子先生の言葉です)を意識して,少しずつ進んで行きます。 9月1日(火)からの2日間,日光・猪 4日(土)PTA奉仕作業が実施されまし 苗代方面への修学旅行に6年生全員が元気 た。まだまだ暑さ厳しい折でしたが,多くの に参加しました。バスやホテルの中,訪問 方々にご参加いただき,たいへんきれいにな 先では,徹底した感染症対策をとりながら りました。ありがとうございました。 実施しました。旅行を通して,自然の雄大 さや歴史の深さに触れたり,友達との絆を 8日(火)1校時に地震を想定した避難訓 さらに強めたりすることができました。野 練を実施しました。自分の命を自分で守る, 口英世記念館では,世界の医学者「野口英 いざというときとっさの判断ができるように 世」の生涯とすばらしい業績について知る するためです。児童は机の下に身を隠した後, とともに,感染症予防についても学ぶこと 安全な場所へ静かに速やかに避難しました。 ができました。 11日(金)に県教育委員会(県西教育事務 所)の訪問がありました。3校時に全クラス の授業を参観されました。「先生方との自然 なやりとりの中で子どもたちがのびのびと学 習に取り組んでいる姿がすばらしいです。校 舎内外の環境も美しく整っています。」とお 褒めの言葉をいただきました。 令和2年度秋季運動会 ご理解・ご協力ありがとうございました 「走れ!燃えろ!力の限り 最後は笑顔でノーサイド」のスローガンのもと,26日(土) 桜川市立羽黒小学校「令和2年度秋季運動会」を実施しました。今年度は,新型コロナ ウィルス感染予防対策のため,規模を縮小,演技種目を工夫しての午前中開催となりま したが,これまでの練習の成果を十分に発揮し,精一杯の演技をお見せすることができ たと思います。保護者の皆様,地域の皆様,制限の多い運動会の開催にあたり,ご理解 ・ご協力に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。 (羽黒小学校ホームページにてたくさんの写真を公開しています。どうぞご覧ください。) 桜川市立羽黒小学校 令和2年10月1日 創立147年