2017.8.1 2 3 第2次長門市観光基本計画を策定地域の「稼ぐ力」を引き出そう平成29 年3月、市では「第2次長門市観光基本計画」を策定しました。人口減少が続く中、本市の活性化のために欠かせない観光振興に取り組むことで、市民一丸となって交流人口の増加や地場産業の発展につなげていきましょう。■観光課観光振興係℡23 ‐1137本市における平成28 年の観光客数は、合併後最高人数となる155 万人を記録しました。今年度は、JR6社が山口県を集中的に宣伝し誘客を図る大型観光企画「幕末維新やまぐちデスティネーションキャンペーン」が開催され、平成30 年4月には仙崎地区交流拠点施設「センザキッチン」がグランドオープン、また長門湯本温泉の観光まちづくりが進み、本市の観光産業は今、大きなチャンスを迎えようとしています。このような情勢の中、交流人口を増やし、外貨を獲得するためには、さらなる観光客誘客を進め、市民・地域・事業者・関係機関がそれぞれの立場から「おもてなし」を展開し、一体となって観光推進策に取り組んでいくことが求められています。観光産業に大きなチャンスが観光の「今」どんな計画?0 50 100 150 200 118.8 114.1 115.2 120.5 155.0 観光客数 0 50 100 150 200 51.3 49.7 46.1 49.0 48.6 118.8 114.1 115.2 120.5 155.0 合併後 最多! H24 H24 H25 H25 H26 H26 H27 H27 H28 H28 (万人) (万人) 観光客数 うち 宿泊 本計画は「日本の心『やさしさ』を奏でるまち長門」を基本理念とし、平成29 年度から33 年度まで5年間の取組を推進していくために策定しました。「やさしさ」を掲げる5年間経済効果を実感できるように本計画では、本市の良さを民間事業者、地域住民、行政が市民協働で磨き上げ、観光素材を生かして経済効果に結びつけることを目指しています。「経済効果を実感できる観光振興」を基本方針として、取組を着実に実行するため、次ページのとおり3つの行動目標と9つの観光戦略を設定しました。本計画は市ホームページで見ることができます。トップページから「第2次長門市観光基本計画」で検索してください。経済効果を実感できる観光振興 農林水産・飲食・ 宿泊業など市内 産業がうるおう 観光振興を! 周遊観光の仕組みづくり 市民協働による 「おもてなし力」の強化 市民の力を観光につなげる 着地型観光の推進 1 滞在・周遊型観光の推進 2 地域の「稼ぐ力」を 引き出す観光まちづくり 3 体験・反復型観光の推進 仙崎地区交流拠点施設「センザ キッチン」を交流の拠点として、 観光情報や道路情報などのワン ストップ機能を充実させるほか、 大型クルーズ船の誘致により、 地域経済への波及と市の知名度 アップを図ります。 観光客に接する機会の多い旅館 関係者や観光・文化施設の従事 者、観光案内所やガイドのスキ ル向上や、観光客に合った旅行 プランの企画提案を行う人材を 育成します。市民協働による環 境美化活動にも取り組みます。 市民や企業参加型の新しい地域 旅の造成を目指し、観光分野に 限らず、教育・文化・スポーツ、 福祉などさまざまな分野と連携 して、観光客と市民が楽しく、 学びながら交流できるプログラ ムを検討します。 9 つの戦略で目指す エリアごとの 特色あるまちなみ整備 宿泊につながる観光客誘致 訴求力の強い情報発信 総合プロデュース機能の充実 長門温泉郷の 魅力を活かした取組 地域資源のブランド化や ブラッシュアップ 仙崎・長門湯本・俵山地区のま ちなみ整備など デジタルマーケティングを活用 した戦略的な情報発信/民間と 連携した情報発信 長門湯本温泉観光まちづくり/ 「ONSEN・ガストロノミーツーリ ズム」の推進など 県外観光客の誘致/外国人観光客 の誘致/コンベンションの誘致 長門市観光コンベンション協会 の機能強化/観光まちづくりに 向けた関係団体の合意形成など ながとの「食」や「土産物」の 魅力向上/既存素材やイベント のブラッシュアップ 観光消費を拡大させるために、 さまざまな産業を巻き込み、お もてなしを充実させます。 観光地を連動させた周遊型観光 の仕組みづくりを進め、市内全 域に経済効果を波及させます。 地域に根付いた文化を観光資源 として掘り起こし、「初めてなの に懐かしい。訪れるたびに新し い」という感覚を提供します。 3つの行動目標 最近5年間の観光客数・宿泊客数 9つの観光戦略