MEDIO iR5000/6000 ご提案書 · 2017-11-18 · 公的個人認証サービス民間活用実証事業平成27年（2015年）地域医療介護総合確保施設設備整備事業

ゆけむり医療ネットのリプレースに向けて～地域医療連携ネットワークの運用存続への課題～

電子カルテフォーラム「利用の達人」＆地域医療ネットワーク研究会合同企画導入／運用ノウハウ事例発表会

一般社団法人別府市医師会 ICT・地域医療連携室

室長田能村祐一 1

本日のAgenda

・ゆけむり医療ネットの概要

・補助金による機器整備は

「リプレイス」が必ずやって来る！

・皆で支える仕組みづくり！

・運用存続への課題と鍵

一般社団法人別府市医師会

鉄輪（かんなわ） 2

ゆけむり医療ネットの現在の接続数

地域医療資源全体数接続数率

別府

医療機関 118 ６７ 55.9％

薬局 67 ６５ 97.0％

訪問看護－ 2 －

自治体(課) －３－

日出医療機関１８７ 38.8％

杵築医療機関２３ 5 17.3%

国東医療機関２０２ 10.0%

高田医療機関１５１ 6.0%

東部医療圏

東部医療圏域の医療機関・薬局・歯科・自治体・福祉部門・保健所等の接続を目指している。


3

ゆけむり医療ネット

基幹病院

私的病院・診療所（医師会員）

インターネットへ接続できる回線

「ゆけむり医療ネット」医師会を中心とした地域医療・保健・福祉を連携する医療情報ネットワーク


在宅医療・介護

光回線

訪問看護ステーション別府市医師会

医療連携システム

（Human Bridge ）

光回線

医療情報システムの安全管理に関するガイドライン第5.0版に添った個人情報を取り扱うためのセキュリティーを備えたネットワーク接続網

光回線

WiFiルータ

調剤情報集積・参照システム

在宅医療連携システム

（Human Bridge 在宅SNS）

検査・健診データの提供

地域保健センター

光回線

高度医療機器等による

検査・治療データの提供

光回線

地域保健

地域医療

地域福祉

医療情報の参照・閲覧及び共有

在宅医療・介護現場での情報提供

一般診療・健診・介護・救急・災害などのあらゆる場面から地域医療・保健・福祉を連携する医療情報ネットワークとして患者の皆様のプライバシー保護を厳重に図りながら診療・検査・薬などから得られた多くのデータを参加施設間を結ぶネットワークで共有することにより質の高い安全な診療の提供を可能とし、地域医療に貢献することを目的としています。

地域IP-VPN網

フレッツVPN ワイド

（ＮＴＴ西日本）

1/3

4/5

67/118

薬局（薬剤師会員）

光回線

薬情報の参照・閲覧及び共有

65/67

光回線

ゆのはなメディネット（グループウェア）による重症化予防事業等の自治体との個人情報の送受信が可能

自治体

3

2 インターネット

（IPSec-VPN）

4


補助金による

「機器整備」は

「リプレイス」が

必ずやって来る！

Replace

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平成２１年（２００９年）

あじさいネット視察

（大村市医師会視察）

平成２３年（２０１１年）

「ゆけむり医療ネット」

（地域医療連携システム）開始

平成２２年（２０１０年）

「ゆけむり医療ネット」（医師会業務システム）開始

平成２３年（２０１１年）地域医療再生基金にて

地域医療連携システムへ検査・健診データ公開

平成２４年（２０１２年）平成２５年（２０１３年）

厚生労働省「処方せんの電子化に

向けた検討の実証事業」

平成２６年（２０１４年）

総務省「放送・通信分野等における

公的個人認証サービス民間活用実証事業」

平成２７年（２０１５年）地域医療介護総合確保施設設備整備事業にて

薬情報蓄積・参照システム開始

ゆけむり医療ネットの経緯

平成２７年（２０１５年）～平成２８年（２０１６）富士通研究所にて

コンテキストスイッチ技術の医療現場での実証実験

６年目

未来へ

ゆけむり医療ネットは６年目を

向かえ運用存続の岐路に

立たされている

Continue

平成２９年（２０１7年）

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【ゆけむり医療ネットの補助金の経緯】

平成２２年（２０１０年）地域診療情報連携推進事業Ｗｅｂ電子カルテシステム導入型補助金元：厚生労働省２分の１整備費約3,000万の２分の１約1,500万平成２３年（２０１１年）地域医療再生施設設備整備事業地域医療連携ネットワーク体制整備事業補助金元：大分県、厚生労働省３分の２整備費約2,600万の３分の２約1,000万平成２４年～平成２５年厚生労働省処方せんの電子化に向けた検討の実証事業

平成２６年（２０１４年）総務省放送・通信分野等における公的個人認証サービス民間活用実証事業平成２７年（２０１５年）地域医療介護総合確保施設設備整備事業補助金元：大分県整備費約3,200万の３分の２約1,078万

取得年度整備機器機能

地域医療連携システム関連機器

平成22年センターサーバ各基幹病院のゲートウェイサーバから情報を取り、一元化（ＩＤを紐づける）して表示するサーバ

平成24年ＳＮＳ機能 iＰａｄを利用し、地域医療連携システムと連動して情報を交換する仕組み。

平成24年調剤実施ビューアゆけむり医療カードを利用し、ＩＣカードをかざせば、簡易に薬情報が閲覧できる仕組み。

平成25年医師資格証認証機能地域医療連携システムへID・PWを入力しなくても医師資格証でログインできる仕組み。

平成27年薬情報集積システム薬局から調剤情報を集めて、地域医療連携システムと連携して閲覧できるようにする仕組み。

平成23年ゲートウェイサーバ心電図管理サーバ（各種連携機能等含む）

院内の医療システム（電子カルテ、画像、検査等）から情報を取り出し、センターサーバへ情報を送る。患者の公開を設定をする。

将来整備予定

ＮＦＣタグ管理システムＮＦＣタグシールによるゆけむり医療ネットを利用するシステム

予防接種管理システム診療所から情報を集めて、地域医療連携システムと連携して閲覧できるようにする仕組み。

疾病管理システム自治体からの特定健診データと検査センタ－からの検査データを集めて、地域医療連携システムと連携して閲覧できるようにする仕組み。

【ゆけむり医療ネットの整備機器と機能概要】

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皆で支える仕組みづくり！


Way

9


「ゆけむり医療ネット」を未来を見据えた

必要とされるツールへ成長させることを目標に

一致団結して向かうこと


Way～未来へ向けて～


Way

皆で支える仕組みづくり

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（話題提供）

・医療・健診を取り巻く国の施策資料


＜閣議決定＞

平成２９年６月９日

「未来投資戦略2017－Society 5.0の実現に向けた改革－」医療P39～47／344ページ

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２０１７年も・・・

「健康寿命の延伸」！

資料：首相官邸ホームページ抜粋

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2025年の地域包括ケアシステムを踏まえた多職種への活用


多職種連携は避けて通れない

ヒューマンネットワーク無ければ出来ない

ＩＣＴを利用した効率的な連携が必要！ ↓

「ゆけむり医療ネット」を活用する！ 16

大分県

東部

医療圏別府市


ゆけむり健康協議会・ゆけむり医療協議会について(仮称)

ゆけむり医療ネット Way

協議会ゆけむり医療ネット

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【行政】

東部保健所別府市

【基幹病院】（五十音順）

大分県厚生連

鶴見病院九州大学病院

別府病院国家公務員共済組合連合会

新別府病院国立病院機構

別府医療センター国立病院機構

西別府病院

【各種団体】

介護事業者健診センター・厚生連・ＯＨＣ検査センター

【各種公共団体】

教育委員会消防本部

ゆけむり健康協議会・ゆけむり医療協議会について(仮称)


【三師会】

別府市医師会別府市歯科医師会別府市薬剤師会

ゆけむり医療ネットの運用と活用について協議する会を発足する。当面は任意団体として活動する。その後は二次医療圏域まで拡大予定 18


協議会設立に向けて（案）


ゆけむり健康協議会・ゆけむり医療協議会（仮称）の種別について

協議会の種別内容

Ａ任意団体任意の団体で団体として活動をしていても実際に契約などを行う場合には、権利の主体となることができないため、団体の構成員名義で契約を交わす。また団体名義で財産を所有することもできないため、構成員の名義で所有することになる。

Ｂ特定非営利活動法人 (NPO法人)

法人活動は社会献上の17分野と法律で決められており、収益事業をして黒字になった場合、内部分配をしてはいけない非営利の法人。社会献上事業で非営利なので、税制の優遇措置、要件を満たせば助成金の分配がある。会計原則は法律で決められている。団体がNPO法人格を取得する場合、要件を満たして申請、審査、認可となり、申請して認可というものではなく、不認可か認可かが決定するまで約６か月かかる。NPO法人の17の該当活動分野「1 保険、医療または福祉の増進を図る活動」に該当

Ｃ一般社団又は財団法人

一般社団法人は、何かを行う目的として集まった人によって運営する団体。一般財団法人は、何かを行う目的として集められた財産（お金や土地）を管理し、運営するためにつくられる団体。公益を目的として営利を目的としないが、一般社団法人と一般財団法人が収益事業を行い、その利益を法人の活動経費等に充てることは何ら差し支えない。ただし、株式会社のように、営利（剰余金の分配）を目的とした法人ではないため、社員や設立者に剰余金や残余財産の分配を受ける権利を付与することはできない。

Ｄ地域医療連携推進法人

地域医療構想区域である二次医療圏を範囲として、医療法人など複数の非営利法人が参加し、都道府県知事が認定する仕組みの非営利ホールディングスカンパニー型法人制度。メリットとしては病床再編が実施できることで、地域医療連携推進法人区域内で急性期から回復期への機能転換を図り過剰病床の適正化が行えること、医師や看護師の共同研修や統一したキャリアパスの構築が可能なこと、患者情報の一元化により退院支援・退院支援の円滑化、救急患者のスムーズな受け入れが可能。医薬品・医療機器等の共同購入が可能になる。

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内容４月５月６月７月８月９月１０月１１月１２月１月２月３月

別府市へのアプローチ市長との面会各課への利用できる仕組みの抽出整

理期間

規約・運用等の整備

協議会参加団体への説明

協議会発足準備

各団体へのアプローチ歯科医師会、薬剤師会への利用できる仕組みの抽出

東部保健所へのアプローチ東部医療圏域への利用促進と協議会設立に向けての同調

東部医療圏の自治体・団体へのアプローチ各課への利用できる仕組みの抽出


協議会設立に向けて（案）

タイムスケジュール

基幹病院へのアプローチ各科への利用できる仕組みの抽出

医療機関へのアプローチ医科、歯科、薬科への利用できる仕組みの抽出（東部医療圏を含む）


別府市データヘルス計画に委員と実行委員として参加

別府地域保健運営委員会で説明

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運用存続の課題と鍵！

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運用存続の課題と鍵

費用面

運用面

イニシャルコストランニングコスト

ＨＰＫＩカード認証指紋認証

iPad & iPhone モバイルWindows

課題鍵

クラウド型へ移行ランニングコストの按分化

収入源の確保

ノートパソコンデスクトップパソコン

セキュリティー

即時性の向上と取り廻しの向上

セキュリティーを保ちながら

ログインの利便性を向上する

ランニングコスト

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ＰＨＲに向けたネットワーク接続型ポータルの機能分化について

地域ＩＰ―ＶＰＮ回線

：関所（ファイヤーウォール）

参照側薬局と在宅・介護施設及び東部医療圏の施設

別府市医師会 IPSec-VPNを受けるルータ

診療所一般病院薬局基幹病院

公開・参照側

インターネットから接続できるＩＰＳec―ＶＰＮ回線

一般利用者

診療所一般病院基幹病院別府市医師会地域保健センター

IP-VPNルータ

情報配信サービス基盤

営業支援サービス（

広告

アンケート

クーポン等）

Human Bridge EHR ゆけむり医療ネット

ＩＤ変換

ゆめカード・イオンカード・健康マイレージ買い物ポイントによる受診受診ポイントによる買い物

ＰＨＲアプリベンダー母子手帳・お薬手帳健康ポイント事業

協賛企業

ＥＨＲＰＨＲ

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http://www.google.co.jp/url?sa=i&rct=j&q=&esrc=s&source=images&cd=&cad=rja&uact=8&ved=0ahUKEwjM5OXhv8PQAhXF2LwKHUmQAaoQjRwIBw&url=http://www.paymentnavi.com/paymentnews/8178.html&psig=AFQjCNEEMfOmIG_orWIRTLaVg51X32BEGA&ust=1480149236234351

2013年の日本再興戦略では「医療・介護・予防分野でのICT 利活用を加速し、世界で最も便利で効率的なシステムを作り上げる。」と掲げており、国の補助金で各地域に地域医療ネットワークが誕生してきた。補助金の性格上、整備費には補助ができるが、運用費（ランニングコスト）に対する補助ができないため、資金繰りに困っている。今まで医療の質の向上に資する事を目標としてきた各地域の医療連携ネットワークの灯火が消えようとしている今こそ、運用費（ランニングコスト）等について補助金適正化法等の見直しと各県の担当課への周知徹底をお願いしたい。

地域医療連携ネットワークの運用存続のための要望


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