2014年3月7日 LODチャレンジJapan2013授賞式
2014年3月7日
LODチャレンジJapan2013授賞式
◆受賞者◆ 小島 功, 田中 良夫, 中村 章人, 的野 晃整
◆推薦の言葉◆ 直接は連結できない「点である放射線モニタリングポストの
情報」と「面である人口統計の情報(小地域ポリゴン及びメッシュ)」について、双方の地理空間的な関係解決を行うことでデータ間のリンクを行い、SPARQLエンドポイントとして提供している点を特に評価致しました。「面」に紐づく他ドメイン情報との更なるリンク可能性を含め、今後のデータセットの拡充にも期待致します。
Radiation – LOD:放射線モニタリングデータのGeoSPARQLエンドポイント
原子力規制庁→日本原子力研究開発機構からの委託事業 • 原研提供の環境(放射線)モニタリングデータベース
http://mapdb.jaea.go.jp/mapdb/ • 全部CSV/XML/PDF
→ ダウンロード利用しか、、
• 論理フォーマットがバラバラ
→ 名寄せとかしないと、、
なので、我々(=産業技術総合研究所)では LOD化/エンドポイント化することで
– 最新のデータを必要なだけ簡単に得られるようにする
– 他のLODと容易に連携して多様な知見を得られるようにする という提案を行っていて、本作品はその試みの1結果です。
できたこと(1) http://sfidev.geogrid.org/ をごらんください 1. 原研整備・提供の放射線のデータベース(CSV)をRDF化した
– 第一次航空機モニタリング – (LOD連携の実証のために)総務省人口統計もRDF化した
RDFS+ジオメトリ情報 (測定緯度経度、領域)
CSVによるデータ公開 &ダウンロード(現状) 航空機による空間的な測定
できたこと(2) 2. これをGeoSPARQLのエンドポイントとして実現した
GeoSPARQL:緯度経度による地理空間検索が可能
3. さらに応用を構築してみた(超遅いかつ不安定!) – 集団線量(人口X放射線量)
を求める – Google Earth上のアプリ にしてみた
(略) filter( geof:rcc8ntpp(?o, "POLYGON((140.4577154519003 37.75072448020022,140.47075910150403 37.75072448020022,140.47075910150403 37.74121639084503,140.4577154519003 37.74121639084503,140.4577154519003 37.75072448020022))"))}
NTPP=包含関係を示す A NTPP B = B A
小地域名による 検索
BBOX(矩形)による 空間検索
やりたかったができなかったこと • 検索性能が悪い、、
– Part-of 等を多用したので?問い合わせが遅い • Google Earth上のアプリで検索が数十秒~数分! →鋭意改良中
• 他のLODとのリンクが十分でない
– 本来ならGeoNamesとかしっかり使いたかった、、、
締め切り時にはできなかったが 今はできている&もうすぐできること
• ELDA LOD APIによるデータ提供(済) – WKT型のポリゴン表示対応改造を含む
• 他のモニタリングデータの取り込み(作業中) – 検索性能を上げないと、、
ありがとうございました
LODチャレンジ2013産総研チーム
小島
田中
的野 中村
Steven 高杉
播田
花坂
藤田
「環境LOD賞」とてもうれしいです。 本応募の機会を与えてくれた原子力規制庁及び日本原子力研究開発機構に感謝すると共に、これを励みに高度なデータ提供方法の社会的重要性を示すべく努力を続けたいと思います。 ♯ あまりに普通だ、、、
受賞のことば