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JICA いちおし 3 月号 (2017 年 3 月 6 ⽇発⾏) ホンジュラス ニカラグア ボリビア ジャマイカ ペルー パラグアイ チリ *国名にはリンクを張っております。あわせてご確認ください。 いちおし なんプロ ERIKO さんによるスペシャリティコーヒープロモーション! ~2 月 24 日~3 月 5 日ホンジュラスのコーヒー産地を訪問~ いちおし 超小型!たったの 130g! 日本製のポータブル超音波診断装置をホンジュラスの保健プロジェクトに 導入!! いちおし スポーツ・フォー・トゥモロー/大 学連携派遣による野球指導 いちおし Chile’s Salmon Industry の 発刊イベントの実現に向けて! ちょっと気になる話 日系 3 世チリ人若手デザイナー 日系研修での成果を イタリアミラノの照明見本市へ いちおし 障害当事者による、 障害当事者のための研修を実施 いちおし 太陽光発電設備の設置が完了! (JICA 無償資金協力:太陽光を活用 したクリーンエネルギー導入計画) いちおし 日本人とニカラグア人をスポーツで結ぶ 「ハポニカピック 2017」開催
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JICAいちおし3月号 · 環境との調和や零細沿岸漁民を含む地域コミ ュニティとの共生などが、チリのサケ養殖の発展のための今後の課題でもある。

Jul 11, 2020

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Page 1: JICAいちおし3月号 · 環境との調和や零細沿岸漁民を含む地域コミ ュニティとの共生などが、チリのサケ養殖の発展のための今後の課題でもある。

JICA いちおし 3月号(2017年 3月 6⽇発⾏)

ホンジュラス

ニカラグア

ボリビア

ジャマイカ

ペルー

パラグアイ

チリ

*国名にはリンクを張っております。あわせてご確認ください。

いちおしなんプロ ERIKO さんによるスペシャリティコーヒープロモーション!

~2 月 24 日~3月 5 日ホンジュラスのコーヒー産地を訪問~

いちおし超小型!たったの 130g!

日本製のポータブル超音波診断装置をホンジュラスの保健プロジェクトに

導入!!

いちおしスポーツ・フォー・トゥモロー/大

学連携派遣による野球指導

いちおしChile’s Salmon Industry の

発刊イベントの実現に向けて!

ちょっと気になる話日系 3 世チリ人若手デザイナー

日系研修での成果を

イタリアミラノの照明見本市へ

いちおし障害当事者による、

障害当事者のための研修を実施

いちおし太陽光発電設備の設置が完了!

(JICA 無償資金協力:太陽光を活用

したクリーンエネルギー導入計画)

いちおし

日本人とニカラグア人をスポーツで結ぶ

「ハポニカピック 2017」開催

Page 2: JICAいちおし3月号 · 環境との調和や零細沿岸漁民を含む地域コミ ュニティとの共生などが、チリのサケ養殖の発展のための今後の課題でもある。

チリ

いちおし!

Chile’s Salmon Industry の発刊イベントの実現に向けて!

チリでのサケ養殖の歴史とそれに取り組んだ日本人たちの記録を著した本、「南

米チリをサケ輸出国大国に変えた日本人たち」ダイヤモンド社が 2010 年 8 月に発刊

され、その後、Chile’s Salmon Industry(英文)が昨年出版された。

世界のサケ・マス生産量約 300 万トンの内、養殖に占める割合は約 70%となって

いて、サケ・マス養殖生産・輸出量においては、チリはノールウェに次いで世界第 2

位である。チリでのサケ・マス養殖生産は、チリサケ養殖協会に因れば、2014 年約

96 万トン、2015 年に約 84 万トンに達し、日本、米国、ブラジルが主要な輸出国で

ある。一方、2016 年に有毒藻が発生し、大量の養殖サケが斃死し、またその後の赤

潮発生によって大きな被害を被った。環境との調和や零細沿岸漁民を含む地域コミ

ュニティとの共生などが、チリのサケ養殖の発展のための今後の課題でもある。

チリ支所では、Chile’s Salmon Industry(英文)の発刊に伴い、4月下旬にサン

チアゴ市及びプエルトモント市において、2017 年日本とチリの修好 120 周年を祝い、

この本のローンチイベントを行う計画である。この本の著者の方々にチリに来ても

らい、また日本から持続性のある養殖のあり方における日本での経験を講演しても

らう専門家を招へいし、チリの行政機関、養殖生産業者、大学などを招待し、この

本の内容の普及並びにチリのサケ・マス養殖発展のためのパネルディスカッション

を行う準備を進めている。今回のイベントを通じて、関係者が一堂に集まり、今後

のチリのサケ・マス養殖の課題や目指す方向性を議論し一緒に考えていく場になれ

ばと思い、JICA のサケプロジェクトで一緒に働いた元カウンターパートたちからの

支援も得ながら、その実現に向けてチリ支所のスタッフがチャレンジしている。

(左:チリ南部の輸出用サケの加工場、左:Chile’s Salmon Industry 表紙)

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ちょっと気になる話

日系 3世チリ人若手デザイナー

日系研修での成果をイタリアミラノの照明見本市へ

木戸美津江さん(左、33 歳)は大学で建築学を専攻し建築

士として働いた後、2012 年に起業し日本の伝統文化を取り

入れたイベント会場デザインや折り紙を使用したケータ

リングビジネス、折り紙の要素を取り入れた照明器具製造

販売に取り組んできた。そんな彼女は 2016 年 5 月から半

年間、日系長期研修「日本のデザインと伝統技術」に参加

し、日本の各地で 20 種類の異なる伝統工芸を実際に見て

学んできた。その中でも特に「チリ人の祖母が作るレース

編みを想像させた」という京都の金網細工に感心を示し、

幾何学模様が美しい湯豆腐すくいからランプの傘を作成

するなど、日系研修を通して作成した作品が今南米を中心

に世界からも注目を集めている。2月下旬にはメキシコで

開催された Expo Lighting America という国際照明見本市

から招待を受け、日本で学んだ日本伝統工芸を自分の作品に反映させるまでのプロ

セスについての講演や日本伝統工芸のワークショップを行った。また4月上旬には、

チリ政府の文化芸術審議会から支援を獲得し、ミラノデザインウィーク中に開催さ

れる Ventura Lambrate(ベントゥーラ・ランブラーテ)という照明見本市への参加

が決定している。他の中南米諸国と比べて日系人口が圧倒的に少ないチリからも、

木戸さんの活動を通じて日本の伝統文化が形を変えて発信されているが、「これは

JICA の日系研修があってこそ可能となったものである」という木戸さんの感謝の言

葉に、今後も日系研修を通して多くの日系人に日本文化再発見の機会が与えられた

ら、と思うと同時に後継者不足に悩まされる日本伝統工芸界への良い刺激となるこ

とを期待している。

(http://mitsuekido.com/より)

京都の金網を使用したランプ 茶道の茶筅をイメージしたランプ

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ニカラグア

いちおし!

日本人とニカラグア人をスポーツで結ぶ「ハポニカピック 2017」開催

2020 年の東京オリンピックに向けて、日本

でもスポーツが盛り上がりを見せていますが、

ニカラグアも 2017 年 12 月に、11 回目の開催

を迎える中米スポーツ大会(約4年に1度開催)

の開催国となることから、スポーツ熱が高まっ

ています。そんな中、4月 2日(日)に、ニカ

ラグア JICA ボランティア有志と日本人会が、

運動会「ハポニカピック 2017」を開催します。

本運動会は、昨年、当国スポーツ庁配属の体

育隊員が主体となり「ハポ二カ運動会」を開催

したのが始まりです。名前は日本(スペイン語で「ハポン」)とニカラグアの頭

2 文字 を取って命名。スポーツを通して日本人とニカラグア人の友好を深めた

いという思いが込められています。

昨年の運動会は、天候にも恵まれ、在ニカラグア日本大使、ニカラグア日本人

会会長をはじめ、在留邦人、ニカラグア人の子どもから大人まで、参加者 100 名

を超す大きなイベントとなりました。日本式の開会式を行い、聖火リレー、国歌

斉唱、選手宣誓、全員でラジオ体操を行ってから各競技が開始されました。個人

競技では障害物競走や借り物競争、団体戦では玉入れやリレーなど、全 8種目の

競技が行われ、ちょっと変わった種目としては

「大声コンテスト」も行われました。閉会式で

は、大使特別賞や日本人会会長賞、JICA 所長賞

などの表彰が行われ、最後の最後まで歓喜がや

まない運動会となりました。

こうした昨年の運動会を受け、今年は青少年

活動隊員が主体となり、日本人会の協力を得な

がら、「ハポニカピック 2017」を企画していま

す。今年も日本人・ニカラグア人問わず、子どもか

らご年配の方々まで楽しめる競技を計画しており、両国のスポーツによる交流が

写真1.昨年のハポ二カ運動会。

参加者と共に。

写真 2.

パン食い競争。

写真 3.

本気のリレー。

写真 4.実行委員会

Page 5: JICAいちおし3月号 · 環境との調和や零細沿岸漁民を含む地域コミ ュニティとの共生などが、チリのサケ養殖の発展のための今後の課題でもある。

ますます深まることが期待されます。

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パラグアイ

いちおし!

障害当事者による、障害当事者のための研修を実施

3月6〜20日までの11日間、首都アスンシオンで「障害平等研修ファシリ

テーター養成講座」が開催され、パラグアイ全土で活躍する、様々な障害のある

当事者20名が参加予定です。

「障害平等研修(DET)」は、『「障害」は個人ではなく社会の側にあり、障害

者の権利と尊厳を保障するという、「障害の社会モデル」の考え方を基礎にした

発見型学習です。DET を実施する時は、障害者自身が進行役であるファシリテー

ターとなり、対話を通して、「社会の側にある障害をどうすれば取り除けるの

か?」を発見』します。

(DET フォーラム HP より抜粋http://blog.canpan.info/detforum-japan/)

講座の副講師を務めるのは、2013年にマレーシアで「DET ファシリテータ

ー養成講座」を受けて日本人初の DET ファシリテーターとなった、曽田夏記さん

(島根県出雲市出身)。その後、日本国内でも国や地方行政、一般向けなど様々

な機会に DET を実施した業績をお持ちです。主講師は、同講座を世界37カ国の

障害当事者を対象に実施してきた JICA 国際協力専門員の久野研二さん(北海道

札幌市出身)です。

パラグアイ政府は、2008年に国連障害者権利条約を批准し、2012年に

は「障害者権利庁(SENADIS)」を発足させるなど、障害者の権利保障と社会参加

の促進へ向けた取り組みを進めています。一方、インフラの未整備、一般社会の

障害者に対する理解不足から、障害者が教育、就労、保健、社会サービス等にア

クセスするには、依然として大きな障壁が立ちはだかっています。これらの状況

を改善するため、JICA は2016年9月より、個別専門家「障害者の社会参加

促進アドバイザー」を SENADIS に派遣。同庁の能力強化を通じて、障害の課題を

生活に関わる全ての分野において主流化し、国全体として障害の課題への取り組

みを推進するべく活動しています。この一貫として実施されるのが今回の養成講

座で、SENADIS の職員を中心に、障害当事者団体の代表、国・地方自治体職員な

ど、様々な分野で活躍する障害当事者が、本講座を受けてファシリテーターとな

り、それぞれの団体や地域で、障害者の権利を保障し推進する活動を実施してい

くことが目標です。

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Page 6: JICAいちおし3月号 · 環境との調和や零細沿岸漁民を含む地域コミ ュニティとの共生などが、チリのサケ養殖の発展のための今後の課題でもある。

ペルー

いちおし!

スポーツ・フォー・トゥモロー/大学連携派遣による野球指導

2 月 10 日、JICA 短期ボランティアとして近畿大学野球部員 12 名が到着し、1

ヵ月にわたる少年チームへの競技指導とペルー代表チームの強化練習に協力し

ています。

近畿大学チームは 2013 年から短期ボランティアとして毎年派遣され、ペルー

における野球の普及・振興に尽力しています。2015 年からは JICA と近畿大学間

の覚書に基づき正式に大学連携派遣となり、今回が通算 5回目の派遣となりまし

た。

日系ペルー人は、かつての苦難の時代から、野球を自らのアイデンティティを

繋ぐ特別な意味合いを持つスポーツとして愛してきました。年配の野球愛好家た

ちは、「子供たちにベースボールではなく野球を教えて欲しい」と声をそろえ、

JICA ボランティアによる指導を、礼儀、規律、しつけといった日本的な価値感

を継承する機会としても期待しています。

JICA の初代野球ボランティア派遣から 36 年間、90 年代のテロによる派遣中断

という事態も乗り越えて、これまでに長期、短期合わせて計 62 名もの JICA 野球

ボランティアがペルーに渡り競技普及に協力してきました。ペルーの野球人口も

徐々に増え、リマ市を中心に 4つのリーグに 22 のチームが所属しています。

ペルー野球連盟は、2019 年ペルー開催のパンアメリカン競技大会でのメダル

獲得と、2020 年の東京オリンピック出場に向けて代表チームの強化を進めてい

ます。そのためにも更なる競技普及で選手層を厚くすることが求められ、JICA

ボランティア達はリマ市内の球場を巡回指導し、野球の楽しさに目覚めた子供た

ちは、目を輝かせて白球を追いかけています。

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ボリビア

いちおし!

太陽光発電設備の設置が完了!

(JICA 無償資金協力:太陽光を活用したクリーンエネルギー導入計画)

ボリビアは気候変動枠組み条約及び京都議定書の批准国であり、積極的に気候

変動対策に取り組もうとしています。本事業は国立サンアンドレス大学キャンパ

ス(ラパス市内 50kW)及びビルビル国際空港(サンタクルス市内 315kW)の二か所

に太陽光発電設備を整備し、さらに技術者育成支援を行うことにより、発電能力

の向上、エネルギー源の多様化、再生可能エネルギー利用に関するボリビア国民

の意識啓発を促進していくものです。両サイトの発電設備の設置工事が 2月に完

了し、今後系統連携が実施され、運営開始となる予定です。本事業はボリビア初

となる系統連系型太陽光発電システムであり、ボリビアでの再生可能エネルギー

導入が一層促進されることが期待されます。

国立サンアンドレス大学コタコタキャンパス ビルビル国際空港(サンタクルス市内 315kW)

(ラパス市内 50kW)

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ホンジュラス

いちおし!

なんプロ ERIKO さんによるスペシャリティコーヒープロモーション!

~2月 24 日~3月 5日ホンジュラスのコーヒー産地を訪問~

モデルで定住旅行家の ERIKO さん。ホンジュラスのコーヒー農園に滞在し、ス

ペシャリティコーヒーの収穫から乾燥・焙煎に至るまでのプロセスを観ていただ

きます。

国別研修「小規模コーヒー生産者輸出競争力強化」コースで毎年 10 名のコー

ヒー関係者が日本で高品質のコーヒーを安定的に生産・保存・輸出する方法を研

修中で、現在 20 名となった帰国研修員が主体となり、マルカラ、エスペランサ、

コマヤグアなど主要コーヒー産地の特色や工夫について紹介します。

また、ERIKO さんには協力隊員と一緒に現場に入り、マイクロクレジットや生

活改善、公衆衛生、小学校教育の活動の視察や、隊員との意見交換をしていただ

く予定です。

当国のカップ・オブ・エクセレンス 2016 で 1 位になったマルカラのコーヒー

豆は日本企業に 1リブラ(約 450g)120 ドルで購入されました。現在収穫中の今

年のコーヒー。5 月に開催されるコンテストに向け、ERIKO さんのブログで日本

に向けて強く発信していただこうと思います。

ERIKO さん(なんとかしなきゃ!プロジェクトメンバー)

ERIKO さん公式ウェブサイト

http://eriko42.wixsite.com/erk-official-website

以 上

【なんとかしなきゃ!プロジェクトとは】

国際協力 NGO センター(JANIC)、国連開発計画(UNDP)駐日事務所、JICA が恊働で

取り組む、途上国の現状について知り、一人一人ができる国際協力を見つけるた

Page 9: JICAいちおし3月号 · 環境との調和や零細沿岸漁民を含む地域コミ ュニティとの共生などが、チリのサケ養殖の発展のための今後の課題でもある。

めの参加促進プロジェクトです。ウェブサイトや SNS の専用ページを通じて、さ

まざまな国際協力の情報を発信しています

http://nantokashinakya.jp/

いちおし!

超小型!たったの 130g!

日本製のポータブル超音波診断装置をホンジュラスの保健プロジェクトに導

入!!

ホンジュラスで実施中の「国家保健モデル」に基づくプライマリーヘルスケア

体制強化プロジェクト(技術協力プロジェクト)で、重さがたったの 130g しか

ない超小型の超音波診断装置 6台を 3月末に導入します。

今回導入するこの画期的な超音波診断装置は、日本の株式会社フジキンの製品

です。市販のタブレットやパソコンのモニタと接続して診断ができ、取得した画

像データは通信回線で送信することもできます。

ホンジュラスでは、中米の中でも妊産婦・新生児の死亡率が高く、「国家保健

モデル」に基づくプライマリーヘルスケア体制強化プロジェクトでは、この状況

の改善に取り組んでいます。これまで超音波診断装置での検診は医療施設でのみ

行われてきましたが、今回ポータブルタイプの超音波診断装置を導入することに

より、医療施設に来ることができない妊産婦にも巡回による検診が可能になりま

す。これによって、遠隔地に住む妊産婦にも出産についての適切な診断や情報提

供・助言ができるようになり、ホンジュラス国の保健指標の改善につながること

が期待されます。

プロジェクトHP:https://www.jica.go.jp/project/honduras/002/index.html

株式会社フジキンhttp://www-ng.fujikin.co.jp/index.html

表紙へ

以上