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JFE の砂ろ過設備 CA4130 CLEANING UP THE LIVING ENVIRONMENT JFE’s Sand filtration process BSY.2017-10- 1 -0.02.BSY.A 東京本社 〒100-0005 東京都千代田区丸の内一丁目 8 番 1 号 Tel.03-6212-0039 Fax.03-6212-0073 横浜本社 〒230-8611 神奈川県横浜市鶴見区末広町二丁目 1 番地 Tel.045-505-7476 Fax.045-505-6518 http://www.jfe-eng.co.jp JFEのアクアソリューション
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JFEのアクアソリューション JFEの砂ろ過設備®砂ろ過設備 CA4130 CLEANING UP THE LIVING ENVIRONMENT JFE’s Sand filtration process BSY.2017-10- 1 -0.02.BSY.A 東京本社

May 25, 2018

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JFEの砂ろ過設備

CA4130

CLEANING UP THE LIVING ENVIRONMENT

JFE’s Sand filtration process

BSY.2017-10- 1 -0.02.BSY.A

東京本社 〒100-0005 東京都千代田区丸の内一丁目 8番 1号 Tel.03-6212-0039 Fax.03-6212-0073横浜本社 〒230-8611 神奈川県横浜市鶴見区末広町二丁目 1番地 Tel.045-505-7476 Fax.045-505-6518

http://www.jfe-eng.co.jp

JFEのアクアソリューション

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重力式急速ろ過装置

ニュー・ハーディンジ600ろ過装置

圧力式急速ろ過装置

重力式洗浄タンク保有型急速ろ過装置

小型浄水装置アクアクリーン

小型浄水装置アクアクリーン

「小型浄水装置 アクアクリーン」は、小規模の施設を対象とした装置ですが大規模の浄水場と同様に急速ろ過方式に必要なプロセスを全て備えたオールインワンの浄水装置です。運転・停止から薬品の注入、沈澱池の排泥、急速ろ過池の洗浄に至る

まで全て自動で制御します。また、小型ではありますがメンテナンス性を犠牲にすることなく、装置中央部に点検歩廊を設け維持管理面にも配慮した設計となっています。

Sand filtration process

砂ろ過設備

砂ろ過設備は浄水処理において「固液分離」の最終プロセスに位置し、その役割は“総仕上げ”の意味からも極めて重要です。一方、処理水の品質を確保するためには、原水の水質や敷地的な制限など、それぞれの特性に対応するソリューションとして「形式の多様性」が必要です。

当社では全国それぞれの地域における水質特性、地理的特性などの多様な条件に対し、最適な設備をご提供できるよう様々な形式のろ過設備を取り揃えております。

特徴最新の知見に基づくG値、GT値の採用テーパードフロッキュレーション方式を標準装備高効率傾斜管沈降装置(溶剤レス接合品)を標準装備

各種自動回路(運転・停止、薬注、排泥、ろ過洗浄)を標準装備水量・水質・地域特性に応じたオーダーメイド設計

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形 式:凝集沈澱+重力式急速ろ過池処理量:30~ 400㎥/日用 途:除濁、色度除去、除鉄・除マンガン

アンスラサイトろ過砂支持砂利ノズルプレート

傾斜管沈降装置フロッキュレーターフラッシュミキサー

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2 3重力式急速ろ過装置

「自己逆流洗浄型」の急速ろ過池は、サイフォンを利用した流入、洗浄排水を行うのが特徴です。洗浄はポンプを使用せず浄水渠の水位差を利用して行いますが、洗浄水を確保するため6池以上の池構成が必要となります。そのため、主に中規模~大規模施設において採用が進み、現在では国内で最も普及している形式です。しかしながら、既存の施設では老朽化対策と共にクリプトスポリジウム対策に苦慮している事業体も少なくありません。とりわけ、クリプトスポリジウム対策としては洗浄後期における捨水等による対応が必要となります。当社は、この対策として微小流量域においても制御可能とするスローダウン洗浄方式を開発しました。この方式は排水サイフォンにバイパス管を設け、サイフォン管、バイパス管それぞれの管に電動式の調節弁を設置した当社オリジナルの方式です。サイズの異なる電動弁の制御により、通常流量洗浄から砂層が整層する微小流量域へとシームレスなスローダウン洗浄を行うことができる方式です。既存の施設を生かしつつ最新の知見と技術力により洗浄終了時のろ過水濁度を0.1度以下にコントロールすることが可能となりました。

圧力式急速ろ過装置

「圧力式急速ろ過装置」は、密閉槽内の圧力下でろ過を行うため、負圧を招くことなく高い損失水頭になるまでろ過を継続することができる装置です。本装置は設計の自由度は極めて高く、ポンプ等の圧力を利用するので場内の水理的な制約を受けないことや、ろ過速度や充填ろ材などを変更することで通常の固液分離に加え、吸着処理など多様な処理に対応することができる汎用性の高い装置です。また、鋼鈑製のタンクはmm単位の製作が可能で小規模から中規模まで対応が可能です。

特徴

JFE式スローダウン洗浄装置

クリプト対策 完全対応既存の構造物を改造することなく部分更新が可能主弁は通常の砂層展開域の制御用、副弁は砂の整層領域での制御用洗浄直後のろ過水濁度を0.1度以下にコントロール水温に合わせた洗浄強度の可変が可能

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5 特徴

基本装置図

処理に合わせ多様なろ材が使用可能珪砂、マンガン砂、アンスラサイト、ガーネット、粒状活性炭、イオン交換樹脂

処理に合わせた最適なろ過速度が設定可能(以下、実績値)凝集沈澱処理水(単層ろ過)凝集沈澱処理水(複層ろ過)マイクロフロック法(複層ろ過)除 鉄・除 マ ン ガ ン 処 理活 性 炭 吸 着 処 理

処理に合わせた最適な洗浄方式が設定可能表洗+水逆洗、空洗+水逆洗など

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平面図

断面図

処理水 原水 排水 洗浄水

捨水

処理水 原水 排水 洗浄水

形 式:重力式/自然平衡型名 称:自己逆流洗浄型処理量:10,000 ~ 1,000,000 ㎥ / 日用 途:除濁、色度除去、除鉄・除マンガン

形 式:圧力式処理量:10~ 10,000㎥/日用 途:除濁、色度除去、脱臭、除鉄・除マンガン

副弁

主弁

バイパス管サイフォン管(主管)

:120~ 150m/日:120~ 240m/日:120~ 150m/日:120~1,600m/日:200~ 480m/日

アンスラサイトろ過砂支持砂利ノズルプレートストレーナ

ろ過工程逆洗工程

経過時間(分)

JFE式スローダウンの効果事例

ろ過水濁度(度)

0 :00

0 . 05

0 . 04

0 . 03

0 . 02

0 . 01

00 : 30 1 : 00 1 : 30 2 : 00 2 : 30 3 : 00

洗浄終了後の濁度ピーク(最大値:0.023 度)

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14 重力式洗浄タンク保有型急速ろ過装置

「重力式洗浄タンク保有型急速ろ過装置」は、ろ過槽の上部に配置した洗浄タンクの位置エネルギーを利用して洗浄を行う装置です。このため、洗浄ポンプや洗浄水槽などが不要となり、動力制約や敷地制約がある場合に有効です。古くは電源供給の困難な地域において、損失水頭の上昇に伴い自動洗浄する形式でしたが、電源供給が当たり前の今日においては任意に洗浄が可能な自動弁や捨水工程の付加など、水質的なニーズに対応する形で進化してきました。洗浄強度は洗浄タンクの水位低下に従い暫減するスローダウンとなり、比較的懸濁物質の少ない原水が対象となります。ただし、表面洗浄装置等を付加することにより高濁度の原水にも対応可能です。

ニュー・ハーディンジ600ろ過装置「ニュー・ハーディンジ600」急速ろ過装置は、バルブ操作の無い自然平衡型のろ過池です。ろ過池は小区画(300mm)に分割されているのが特徴です。洗浄はこの小区画毎に行うことにより、洗浄時においてもろ過工程が継続できる画期的なろ過装置です。「ニュー・ハーディンジ600」急速ろ過装置は、従来の「ハーディンジ

275」と比較し、砂層の厚さを600mmとし、表面洗浄装置、捨水機構を追加することで洗浄機能を強化しています。このため、クリプトスポリジウム対策が必要な表流水を原水とする施設にも安心してご利用いただけます。

特徴

形 式:重力式/自然平衡型名 称:逆流洗浄装置移動形処理量:1,000 ~ 50,000 ㎥ / 日用 途:除濁、色度除去、除鉄・除マンガン

洗浄工程 捨水工程

クリプト対策 完全対応部分洗浄方式により洗浄動力が小さい低損失水頭(全損失水頭1,000mm)

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重力式ろ過池において最も浅い土木構造物(全高3,000mm)逆洗水槽が不要ポンプ室や配管廊などの付帯設備が不要

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基本装置図

特徴洗浄ポンプが不要で設備費用、動力費用の軽減が可能洗浄水槽が不要で設置面積の最小化が可能表洗装置を付加することで洗浄機能強化が可能

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平面図

断面図

形 式:重力式処理量:30~ 5,000㎥/日用 途:除濁、色度除去、除鉄・除マンガン

ろ過砂支持砂利

走行台

排水とい

原水渠

ポーラスプレート

浄水室

集水管

ろ層

ろ過池

クリーナボックス

逆洗弁浄水ます 浄水渠

浄水集水管

逆洗ポンプ排水ポンプ 排水ポンプ切替弁

走行台

排水とい

原水渠

ろ過池

切替弁表洗(兼捨水)ポンプ

表洗(兼捨水)ポンプ

損失水頭が設定値を超えた場合、または洗浄時間がタイムアップした場合、自動的に洗浄を開始します。①走行台移動:走行台が最初のセクションまで移動します。②洗浄開始:逆洗ポンプ、排水ポンプ、表洗(兼捨水)ポンプが起動し、切替弁が表洗 方向となり表洗と逆洗が同時に行われます。逆洗水は浄水室→ポーラスプレートを 経て砂層を洗浄し、クリーナーボックス内の集水管を介し排水といに排水されます。③表洗終了:一定時間経過後、切替弁が表洗ラインを閉じ、表洗(兼捨水)ポンプを停止 し 表洗を終了します。逆洗ポンプからの吐出は逆洗方向のみとなり逆洗を継続します。④逆洗終了:一定時間経過後、逆洗ポンプ、排水ポンプを停止し洗浄工程を終了します。

洗浄工程終了後、クリプト対策としてろ過機能を安定させるため捨水を行います。①捨水開始:切替弁を捨水側とし、表洗(兼捨水)ポンプを起動させます。 未ろ水(原水渠)側と浄水渠側の水位差とポンプの吸引力により洗浄 直後のろ過水を排水といに排水します。②捨水終了:捨水濁度が0.1度以下となる一定時間経過後、表洗(兼 捨水)ポンプを停止し捨水工程を終了させます。③走行台移動:次のセクションへと移動します。洗浄が終了したセク ションは、ろ過工程に移ります。

M P M M P M

排水

排水槽

洗浄排水管

原水

連通管

捨水

排水

原水

処理水