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Interstage Application Server V9 形式の IJServer を V8 互換モードに近い構成で動かすための設定について
2015 年 1 月 14 日 富士通株式会社
1 はじめに 1.1 ソフトウェア名称の略称について
本資料でのソフトウェア名称の略称の表記方法は、製品マニュアルに準じます。 1.2 対象製品
本資料は、以下の製品を対象としています。移行可能な製品の組み合わせについては、
移行先製品のマニュアルを参照してください。 [移行元]
Interstage Application Server Enterirpse Edition 8.0.0~V9.3.1 Interstage Application Server Standard-J Edition 8.0.0~V9.3.1 Interstage Application Server Web-J Edition 8.0.0~8.0.3 Interstage Web Server V9.0.0~V9.1.0
[移行先] Interstage Application Server Enterirpse Edition V9.0.0 以降 Interstage Application Server Standard-J Edition V9.0.0 以降 Interstage Web Server V9.0.0~V10.1.0
2 本資料の目的
Interstage Application Server V9.0.0(以降、Interstage V9)では、主に Servlet 実行環境
の変更(Tomcat4.1 から 5.5 へ)や JDBC データソースの監視機能強化のため、IJServerの環境設定で定義できる項目や、デフォルト値に変更がありました。Interstage V9 以降で
動作する IJServer を「V9 形式の IJServer」、Interstage Application Server 8.0.0(以降、
Interstage 8.0)で導入され Interstage V9 までサポートされた IJServer を「V8 互換モード
の IJServer」と呼びます。 本資料は、V8 互換モードの IJServer で運用していた J2EE アプリケーションを、V9 形
式の IJServerへ移行するお客様を対象に、V9形式の IJServerをV8互換モードの IJServerの動作により近い動作で運用するための IJServer の設定について説明するものです。
注意) 本資料の内容は J2EEアプリケーションの実行環境である IJServerに関するものです。
Java EE の実行環境である IJServer クラスタへの移行には適用できません。 Copyright 2015 FUJITSU LIMITED
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3 本資料の見方 “5 IJServer 定義ファイルのタグ一覧”の表で“V8”および“V9”列に○などの印のあ
るタグが、それぞれの形式で有効なタグです。“V8 との差異、または、 V8 と同じ動作に
するための設定”の説明を参考に設定値を決めてください。 なお、一覧上の記号(*や?など)の意味については、「リファレンスマニュアル(コマンド
編)」>“J2EE 運用コマンド”>“isj2eeadmin”>“定義ファイルについて”の、“■タ
グの見方”を参照してください。
凡例
簡略化のため、以降、V8 互換モードの IJServer を V8, V9 形式の IJServer を V9 と呼びま
す。 V8 列 ○ V8 に存在する項目。
● V8 にのみに存在する項目、または、V8 と V9 両方に存在するが差異のある
項目。 △ Itanium 版製品以外は V8 から存在する項目。 ▲ Solaris および RHEL-AS4(x86)版製品は V8 から存在する項目 V9 で追加された項目。 V9 列 ○ V9 に存在する項目
● V9 にのみ存在する項目、または、V8 と V9 両方に存在するが差異のある項
目。 △ Itanium 版製品は V9 から存在する項目 ▲ Solaris および RHEL-AS4(x86)版製品以外は V9 から存在する項目 V9 で無効になった項目。 参照先マニュアルについて
「移行ガイド」については、以下のように読み替えてください。 Interstage V9 以前のマニュアルを参照する場合
「Interstage Application Server 移行ガイド」または、 「Interstage Application Server/Interstage Web Server 移行ガイド」
Interstage V10 のマニュアルを参照する場合 「Interstage Application Server/Interstage Web Server J2EE ユーザーズガイ
ド(旧版互換)」の“移行” Interstage V11 のマニュアルを参照する場合
「Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド(旧版互換)」の“移行” 「チューニングガイド」については、以下のように読み替えてください。
Interstage V9 以前のマニュアルを参照する場合 Copyright 2015 FUJITSU LIMITED
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「Interstage Application Server チューニングガイド」または、 「Interstage Application Server/Interstage Web Server チューニングガイド」
Interstage V10 のマニュアルを参照する場合 「Interstage Application Server/Interstage Web Server J2EE ユーザーズガイ
ド(旧版互換)」の“チューニング” Interstage V11 のマニュアルを参照する場合
「Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド(旧版互換)」の“チュー
ニング” なお、読み替えが必要な個所は※で示しています。
4 IJServer の定義項目以外からの影響について アプリケーションの動作は IJServerの定義項目以外からも影響を受けます。「移行ガイド」
※を参照して、IJServer の定義項目以外の非互換や機能追加についても確認してください。 アプリケーションに関する定義項目
詳細は、以下のマニュアルを参照してください。 「移行ガイド」※
“J2EE の移行”> “J2EE アプリケーションの移行”
Interstage Application Srever V9 以前
「Interstage Application Server/Interstage Web Server 移行ガイド」
“旧機能から新機能への移行方法”> “Servlet サービス(Tomcat 5.5 ベースのサーブレット実行環境)への移行”> “Servlet サービス移行時の注意”および
“アプリケーションの非互換一覧”
Interstage Application Srever V10 以降
「Interstage Application Server/Interstage Web Server 移行ガイド」
“J2EE から Java EE への移行”> “Servlet コンテナ”> “Web アプリケーションの非互換一覧”
JDBC データソースの種類
Interstage 8.0 のデータソースでは、Interstage によるコネクションプーリングをサポ
ートしていませんでしたが、Interstage V9 のデータソースでは「Interstage のコネク
ションプーリングを使用する」がデフォルトになります。 V8 で分散トランザクション(グローバルトランザクション)を使用していなかった場
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合は、データソースの種類として明示的に“<データベース>のコネクションプーリン
グを使用する”を指定してください。 ただし、Oracle のデータソースを使用する場合、Interstage 8.0 以前の「Oracle でコ
ネクションプールを行う」と「Oracle のコネクションプーリングを使用する」では、
使用されるデータソース定義が異なります。 Oracle のコネクションプーリングや、その他のデータソースの非互換については、以
下のマニュアルを参照してください。 「移行ガイド」※
“J2EE の移行”> “J2EE アプリケーションの移行”> “データベースについて”
JDK/JRE の機能追加および非互換 詳しくは、以下のマニュアルを参照してください。 「Interstage Application Server 使用上の注意」>
“注意事項”> “JDK/JRE の注意事項”
「Interstage Application Server チューニングガイド」または、 「Interstage Application Server/Interstage Web Server チューニングガイド」> “JDK/JRE のチューニング”> “FJVM”> “FJVM でサポートされるガーベジコレクション処理”
Interstage HTTP Server の機能追加
Interstage V9 より Interstage HTTP Server が Apache HTTP Server 2.0 ベースとな
り、機能強化されています。 詳しくは、以下のマニュアルを参照してください。 「Interstage Application Server/Interstage Web Server 移行ガイド」>
“旧機能から新機能への移行方法”> “Interstage HTTP Server(Apache HTTP Server 2.0 ベース)への移行”
移行前後の IJServer への負荷の違い
サーバ集約を伴う移行の場合、IJServer に対する単位時間当たりのリクエスト回数が
が移行前より多くなり、IJServer への負荷が変わることが考えられます。 そのような場合は、単純に V8 互換モードの IJServer の設定に合わせるのではなく、
新しい環境に合わせたチューニングが必要になります。
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5 IJServer 定義ファイルのタグ一覧 <IJServer>タグ配下のタグ
タグ名 Interstage 管理コンソール画面との対応 V8 V9 V8 との差異、または、V8 と同じ動作にするための設定
IJServer* [新規作成]または[環境設定] ○ ○
Name ワークユニット名 ○ ○
Version? バージョン ○ ○
Type? IJServerタイプ ○ ○
AutomaticStart? [ワークユニット設定] の ワークユニット自動起動 ○ ○
Mode? ○ ○
User? ○ ○
StartupMonitorTime? [ワークユニット設定] の ワークユニット起動待ち時間 ○ ○
ShutdownMonitorTime? [ワークユニット設定] の プロセス強制停止時間 ● ●
以下のマニュアルを参照してください。 「Interstage Application Server/Interstage Web Server Express 移行ガイド」の “OLTP 機能の移行” > “ワークユニットの移行” > “Interstage Application Server/Interstage Web Server V9.2 での変更内
容” ApplicationRetry?
○ ○
AbnormalTerminationCounts? [ワークユニット設定] の リトライカウント ○ ○
JavaDebugStart? [ワークユニット設定] の デバッグ起動 ○ ○
CurrentDirectory? [ワークユニット設定] の カレントディレクトリ ○ ○
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DirectoryType? ○ ○
Directory? ○ ○
NumberOfRevisionDirectories? ○ ○
ProcessDegeneracy? [ワークユニット設定] の アプリケーション自動再起動失敗時の制御 ○ ○
HotDeploy? [共通定義] の HotDeployの使用 ○ ○
XmlParser? [共通定義] の 使用する XMLパーサの種別 ● ● 以下のマニュアルを参照してください。
「移行ガイド」※の
“J2EE の移行”> “J2EE アプリケーションの移行”> “IJServer の移行について” の“XML パーサの設定について”
Kind? ● ●
Directory?
○ ○
UseWebServiceContainer? [共通定義] の コンテナの Webサービス機能 ○ ○
ClassLoader?
● ●
ARM? [共通定義] の トランザクション内訳分析 △ △
ARMMode? △ △
SamplingInterval? △ △
ApplicationFileProtectionLevel? [共通定義] の アプリケーション保護レベル ○ ○
Common?
○ ○
Web? [Servletコンテナ設定]、[Webサーバコネクタ(コネクタ)設定] ● ●
Ejb? [EJBコンテナ設定] ○ ○
Datasources? [DBコネクション設定] ○ ○
Datasource* [DBコネクション設定] ● ●
SessionRecovery? [セションリカバリ設定] ○ ○
Log? [ワークユニット] > [IJServer] > [ログ定義] ○ ○
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ExecutionClasses? [ワークユニット] > [IJServer] > [実行クラス] ○ ○
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<IJServer><ClassLoader>タグ配下のタグ
タグ名 Interstage 管理コンソール画面との対応 V8 V9 V8 との差異、または、V8 と同じ動作にするための設定
ClassLoader?
○ ○
SeparationKind? [共通定義] の クラスローダの分離 ○ ○
SearchOrder? [共通定義] の クラスローダの検索順序 ○ ○
Reload? [共通定義] の クラスのオートリロード
● 以下のマニュアルを参照してください。
「移行ガイド」※の
“J2EE アプリケーションの移行”> “IJServer の移行について”
の“クラスのオートリロード機能”
Use?
●
Interval?
●
Trace? [共通定義] の クラスローダのトレース情報の出
力 ●
以下のマニュアルを参照してください。 「移行ガイド」※の “J2EE アプリケーションの移行”> “IJServer の移行について” の“クラスローダのトレース機能”
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<IJServer><Common>タグ配下のタグ
タグ名 Interstage 管理コンソール画面との対応 V8 V9 V8 との差異、または、V8 と同じ動作にするための設定
Common? [ワークユニット設定] ○ ○
ProcessConcurrency? プロセス多重度 ○ ○
ClassPaths? クラスパス ○ ○
Location*
○ ○
ApplicationClassPaths? アプリケーション固有ライブラリパス ○ ○
Location*
○ ○
PathsForApplication? パス ○ ○
Location*
○ ○
LibrariesForApplication? ライブラリパス ○ ○
Location*
○ ○
EnvironmentVariables? 環境変数 ○ ○
Variable*
○ ○
RetryCountResetTime? リトライカウントリセット時間 ● ●
以下のマニュアルを参照してください。 「移行ガイド」※の “J2EE の移行”> “J2EE アプリケーションの移行”> “IJServer の移行について” の“リトライカウントリセット契機の変更について”
JavaVersion? Javaバージョン ● ● 同じにできません。
使用している製品でサポートしているバージョンを
指定してください。
JavaCommandOptions? JavaVMオプション ○ ○ V8で指定していたJavaVMオプションの移行先製品
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での扱いについては、移行先の製品のマニュアルの、
各オプションを説明している箇所を参照して確認し
てください。
ReactivationOfProcessAtOutOfMemory? Javaヒープ/Java Permanent領域不足時の制御
▲ ▲ 以下のマニュアルを参照してください。 「移行ガイド」※の “J2EE の移行”> “J2EE の機能追加”> “Java ヒープ/Java Permanent 領域不足時の制
御” ProcessingTime?
○ ○
MaximumProcessingTime? アプリケーション最大処理時間 ○ ○
TerminateProcessModeForTimeout? アプリケーション最大処理時間超過時の制御 ○ ○
QueueCounts?
○ ○
MaxQueueCounts? 最大キューイング数 ○ ○
AlarmQueueCounts? アラーム通知を行う滞留キュー数 ○ ○
ResetAlarmQueueCounts? アラーム通知を再開する滞留キュー数 ○ ○
CommunicationBuffer?
○ ○
BufferNumber? 通信バッファ数 ○ ○
BufferSize? 通信バッファ長 ○ ○
[Windows32/64][Solaris32][Linux32/64] DistributedTransaction?
[EJB コンテナ設定] の 分散トランザクションを使
用する
○ ○
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<IJServer><Web>タグ配下のタグ
タグ名 Interstage 管理コンソール画面との対応 V8 V9 V8 との差異、または、V8 と同じ動作にするための設定
Web? [Servletコンテナ設定] ○ ○
Common? ○ ○
IPAddress? Servletコンテナの IPアドレス ○ ○
Timeout? タイムアウト ● ●
本項目は他項目との関係性があるため、単純に V8 と同じにするのでは
なく、下記マニュアルを参照して必要に応じてチューニングしてくだ
さい。 「チューニングガイド」※ の “J2EE のチューニング” > “Servlet コンテナのチューニング”>“■タイムアウト” 補足: ① V8 では Web サーバコネクタのタイムアウトも本項目で指定して
いましたが、V9 からは Web サーバコネクタのタイムアウトは別
項目として<IJServer><Web><Www><Timeout>タグで指定でき
るようになりました。 ② V8 と V9 でデフォルト値が異なります。
- V8: 480 秒 - V9: 60 秒
Ports? ポート番号 ○ ○
Number*
○ ○
Connection? 接続数 ●
本項目は他項目との関係性があるため、単純に V8 と同じにするのでは
なく、下記マニュアルを参照して必要に応じてチューニングしてくだ
さい。 「チューニングガイド」※の “J2EE のチューニング”>
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MaxConnection? 最大接続数
●
“Servlet コンテナのチューニング”>“■接続数” 補足: V8 では MaxThreads と同じ値が使われていましたが、別項目とし
て、本項目で指定できるようになりました。
ThreadConcurrency? 同時処理数 ○ ○
MinSpareThreads? 初期値
●
V8 の MaxThreads に指定していた値に従って以下のように指定して
ください。 V8 での MaxThreads 値 V9 での MinSpareThreads 値
16 未満 V8 での MaxThreads 値 16 以上 16
補足: 同時に処理するクライアントシステムからのリクエスト数の初期値
/増分値です。
MaxThreads? 最大値 ● ●
V8 で指定していた値が 2048 の場合は、2048 を指定してください。 V8 で指定していた値が 2048 未満の場合は、V8 で指定していた値+1を指定してください。
補足: 同時に処理するクライアントシステムからのリクエスト数の最大値
です。
V9 では振り分け用のスレッドを含んだ値です。V9 でのクライアン
トからのリクエストを処理する処理スレッド数の最大値は 2047 にな
ります。
MaxSpareThreads? 待機中の最大値
●
MaxThreads と同じ値を指定してください。 補足: 同時に処理するクライアントシステムからのリクエストの待機中の
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スレッド数の最大値です。V9 では待機中の処理スレッド数がこの最大
値を超えた場合、余分な処理スレッドを破棄します。V8 と同様に待機
中の処理スレッドを破棄しないようにするためには、MaxThreads と
同じ値を設定します。 Listings? ファイルの一覧表示 ○ ○ InvokerServletMapping? マッピングがなくてもサーブレットが動作する ○ ○ EnablePooling? カスタムタグプーリングの使用 ○ ○
URIEncoding? リクエスト URIのエンコーディング
●
UTF-8 を指定してください。 詳しくは下記マニュアルを参照してください。 「移行ガイド」※の “旧機能から新機能への移行方法”> “Servlet サービス(Tomcat5.5 ベースのサーブレット実行環境)への移行”> “Servlet サービス移行時の注意”> “■リクエストのエンコーディング”
UseBodyEncodingForURI? リクエストボディ処理のエンコーディングをク
エリパラメタに使用 ●
“TRUE”を指定してください。 詳しくは下記マニュアルを参照してください。 「移行ガイド」※の “旧機能から新機能への移行方法”> “Servlet サービス(Tomcat5.5 ベースのサーブレット実行環境)への移行”> “Servlet サービス移行時の注意”> “■リクエストのエンコーディング”
FileEncoding? 静的リソースにディスパッチ時のエンコーディ
ング ● デフォルト(指定なし)としてください。
JSPReload? JSPのリロード ● 下記マニュアルを参照してください。 「移行ガイド」※の “旧機能から新機能への移行方法”> “Servlet サービス(Tomcat5.5 ベースのサーブレット実行環境)へ
Mode? ●
CheckInterval? ●
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の移行”> “Servlet サービス移行時の注意”> “■JSP のリロード”
Www? [Webサーバコネクタ(コネクタ)設定] ● ●
HttpConnector?
○ ○
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<IJServer><Web><Www>タグ配下のタグ
タグ名 Interstage 管理コンソール画面との対応 V8 V9 V8 との差異、または、V8 と同じ動作にするための設定
Www? [Webサーバコネクタ(コネクタ)設定] ○ ○
AcceptedHosts? Webサーバの IPアドレス ○ ○
Address* ○ ○
VirtualHost? Webサーバのバーチャルホスト ●
V9 から複数 Web サーバ機能がサポートされました。 このため、Web サーバ毎にバーチャルホストの設定を行ってください。
Name* ●
WebServers? ●
WebServer* ●
Name? ●
VirtualHost* Webサーバのバーチャルホスト ●
Name* ●
Timeout? 送受信タイムアウト ●
本項目は他項目との関係性があるため、単純に V8 と同じにするのでは
なく、下記マニュアルを参照して必要に応じてチューニングしてくだ
さい。 「チューニングガイド」※の “J2EE のチューニング”> “Servlet コンテナのチューニング”>“■タイムアウト” 補足: V8 では<IJServer><Web><Timeout>で共通で指定していたものが
別項目として指定できるようになりました。
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AllowedMaxConnections? Servletコンテナへの接続数の制限
●
本項目は他項目との関係性があるため、単純に V8 と同じにするのでは
なく、下記マニュアルを参照して必要に応じてチューニングしてくだ
さい。 「チューニングガイド」※ >“J2EE のチューニング” >“Servlet コンテナのチューニング”>“■接続数” 補足: V8 では <IJServer><Web><ThreadConcurrency><MaxThreads> と同じ値が使われていましたが、別項目として指定できるようにな
りました。 SSLMode? コネクタと Servletコンテナ間の SSLの使用 ○ ○ SSLConfName? コネクタと Servletコンテナ間の SSL定義 ○ ○
ClientAuthorization? 接続先コネクタの制限 ●
以下のマニュアルを参照してください。 「移行ガイド」※の “旧機能から新機能への移行方法”> “Servlet サービス(Tomcat 5.5 ベースのサーブレット実行環境)への移行”> “Servlet サービス移行時の注意”> “接続先コネクタの制限”
AllowedClientCertlist? 接続先コネクタの制限 ●
AllowKeepAlive? コネクタと Servletコンテナ間の KeepAlive ○ ○
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<IJServer><Web><HttpConnector>タグ配下のタグ
タグ名 Interstage 管理コンソール画面との対応 V8 V9 V8 との差異、または、V8 と同じ動作にするための設定
HttpConnector? ○ ○
Use? ○ ○
Ports? 制御用ポート ○ ○
Number* ○ ○
AcceptedHost? アクセス許可 IPアドレス ○ ○
Address* ○ ○
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<IJServer><Ejb>タグ配下のタグ
タグ名 Interstage 管理コンソール画面との対応 V8 V9 V8 との差異、または、V8 と同じ動作にするための設定
Ejb? [EJBコンテナ設定] ○ ○
Common?
○ ○ SSL? IIOP通信の SSL使用 ○ ○ ThreadConcurrency? IIOP呼び出しの同時処理数 ○ ○
MinSpareThreads? ○ ○ MaxThreads? ○ ○ MDBThread? Message-driven Beanの同時処理数 ○ ○
MinSpareThreads? ○ ○ MaxThreads? ○ ○ IdleTimeout? ○ ○ TrafficDirector? IPCOMのメソッド負荷分散 ○ ○
LoadDistribution? ○ ○ HostName? ○ ○ RepresentationPort? ○ ○ Monitor? IPCOMによるワークユニットの稼動状態監視 ○ ○
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<IJServer><Datasources><Datasource>タグ配下のタグ
タグ名 Interstage 管理コンソール画面との対応 V8 V9 V8 との差異、または、V8 と同じ動作にするための設定
Datasource* [DBコネクション設定] ○ ○
Name データソース名 ○ ○
IsolationLevel? トランザクションアイソレーションレベル ○ ○
StatementCacheSize? Statementキャッシュサイズ ●
データベースに Oracle を使用している場合: JDBC ドライバのデフォルト値に合わせて設定してください。 データベースに Symfoware を使用している場合: 設定不要です(本項目は無視されます)。 注)Interstage V8 ではデータソースの種類として「Interstage のコネ
クションプールを使用する」をサポートしていません。「Interstageのコネクションプールを使用する」データソースを使用する場合は、
本説明は当てはまりません。 AutoCloseStatement? Statement自動クローズ ● 設定不要です。 PreviousConnectionCount? 事前コネクト数 ○ ○ MaxConnectionCount? 最大コネクション数 ○ ○ ConnectionTimeout? コネクションタイムアウト ○ ○ IdleTimeout? アイドルタイムアウト ○ ○
AbnormalReconnection? 異常時の再接続 ● ●
V8 と V9 でデフォルト値が異なります。 - V8:“FALSE”(しない) - V9:“TRUE”(する) V8 で設定を省略して運用していた場合は、明示的に“FALSE”(しな
い)を設定してください。 IntervalTime? インターバル時間 ○ ○ RetryCount? リトライ回数 ○ ○
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ConnectionUseTimeout? コネクション使用監視時間 ●
Time? ● “0”(監視しない)を設定してください。 Recovery? ●
SqlWaitTimeout? 通信待ち時間 ●
Time? ● “0”(監視しない)を設定してください。 SqlOutput? ●
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<IJServer><SessionRecovery>タグ配下のタグ
タグ名 Interstage 管理コンソール画面との対応 V8 V9 V8 との差異、または、V8 と同じ動作にするための設定
SessionRecovery? [セションリカバリ設定] ○ ○
Use? セションリカバリ ○ ○ SRS?
セションのバックアップ先 Session Registry
Serverのアドレス:ポート ○ ○
IPAddress? ○ ○ Port? ○ ○ BackupMode? バックアップの契機 ○ ○ BackupInterval? バックアップの契機 ○ ○ ResponseWaitTime? Session Registry Server からの応答待ち時間 ○ ○ ExcludeExt? セションを使用しない URLの末尾 ○ ○ Extension* ○ ○ AccessLog? アクセスログを出力する ○ ○
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<IJServer><Log>タグ配下のタグ タグ名 Interstage 管理コンソール画面との対応 V8 V9 V8 との差異、または、V8 と同じ動作にするための設定
Log? [ワークユニット] > [IJServer] > [ログ定義] ○ ○
Directory? [新規作成]または[環境設定]の
ワークユニット設定の“ログ出力ディレクトリ” ○ ○
Mode? [ログ定義] の ログファイルのロールオーバ ○ ○
Size? [ログ定義] の ログファイルのロールオーバ ○ ○
StartTime? [ログ定義] の ログファイルのロールオーバ ○ ○
Interval? [ログ定義] の ログファイルのロールオーバ ○ ○
HistorySize? [ログ定義] の 保管する世代数 ○ ○
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<IJServer><ExecutionClasses>タグ配下のタグ
タグ名 Interstage 管理コンソール画面との対応 V8 V9 V8 との差異、または、V8 と同じ動作にするための設定
ExecutionClasses? [ワークユニット] > [IJServer] > [実行クラス] ○ ○
StartupClass* [起動時実行クラス] ○ ○
Name 名前 ○ ○ ClassName 実行クラス名 ○ ○ Container? クラスを実行するコンテナ ○ ○ RelationalApplicationName? 実行順 ○ ○ CallsOption? 実行順 ○ ○ Args? 引数 ○ ○ FailureOption? 例外発生時のワークユニット起動 ○ ○ ExecuteForEachProcess? ワークユニット多重時の呼び出し ○ ○ ShutdownClass* [停止時実行クラス] ○ ○
Name 名前 ○ ○ ClassName 実行クラス名 ○ ○ Container? クラスを実行するコンテナ ○ ○ RelationalApplicationName? 実行順 ○ ○ CallsOption? 実行順 ○ ○ Args? 引数 ○ ○ ExecuteForEachProcess? ワークユニット多重時の呼び出し ○ ○
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改版履歴 版数 修正日 修正内容 1.0 2014.11.18 初版 2.0 2015.01.14 誤字修正
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