1 / 2 GALLERY HEKI 菊地匠:in Platea 2020 年 11 月 5 日(木)ー 17 日(火)ギャラリー碧 「in Platea」 2020 年 岩絵の具・紙 壁面:フレスコ 展覧会概要 この度、ギャラリー碧では足利出身作家 菊地匠の 2 回目の個展を開催いたします。 昨年に続き開催する今回の個展のタイトルは「in Platea」。これは、ラテン語で「中庭」や「通り」を表し、古代の中庭にいるような空間 を演出いたします。そのため、作家自身が作成したフレスコ画の壁を、ギャラリー内に設置、その中にさらに作品を展示するという菊地 匠ならではの特別な空間となります。すべて今回の個展のための新作で、約 15 点の作品が並びます。ぜひ、この機会にしか体験でき ないアート空間をご覧に足をお運びください。 展覧会詳細 <古代の壁画> 今回の個展で何よりも特徴的なのは、作家本人が制作したフレスコ画の壁が設置されることです。この壁画は、作家本人がローマで 観た実在する古代の壁画をもとに、作られました。前回の個展と同じく、作家にとっての「楽園」のイメージは重要なテーマでありこの壁 画も、遠い自分とは距離のある世界の象徴となっています。 今回の展示に文章を寄せてくださった小松佳代子氏はこう記しています。 「in Platea というラテン語に由来するテーマで、西洋由来の絵画技法と、ヨーロッパの思想を用いながら個展をするということ、それは、それ らとどうしようもなく隔たった「今ここ」に立つ菊地が、思考し制作することで時間的・空間的距離とは異なる地平で、「中庭」性と「通り」性