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攻めのレピュテーション・マネジメント -戦略PRで「空気」をつくる- ブルーカレント・ジャパン株式会社 代表取締役社長 本田哲也
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Fleishman hillard group DII seminar (HONDA)

Jul 07, 2015

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Page 1: Fleishman hillard group DII seminar (HONDA)

攻めのレピュテーション・マネジメント

-戦略PRで「空気」をつくる-

ブルーカレント・ジャパン株式会社

代表取締役社長 本田哲也

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第二部-1

「攻めのレピュテーション・マネージメント

~戦略PR~」

ブルーカレント・ジャパン

株式会社

代表取締役社長

本田 哲也

1

Page 3: Fleishman hillard group DII seminar (HONDA)

この12年で、消費者の選択可能情報量は637倍に!

総務省「平成18年度情報流通センサス報告書」

637倍!

はじめに 「情報洪水」の時代

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量のハードル 質のハードル

はじめに 「量のハードル」と「質のハードル」

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Page 5: Fleishman hillard group DII seminar (HONDA)

アテンション・エコノミー限界の時代ほうっておいても勝手に色を塗られる時代

消費者や利害関係者を動かすには

「企業のメッセージ」よりも「世の中の空気」が重要な時代に

レピュテーションの時代

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Page 6: Fleishman hillard group DII seminar (HONDA)

商品が売れるための「空気」ができているか?

もはや、「商品力」や「宣伝力」だけの問題ではない。

空気をつくる、という発想

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ビリーズブートキャンプ

ピロリ菌とLG21ヨーグルト

空気で売れるって?

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商品を売るためにつくり出したい空気=

「カジュアル世論」

カジュアル世論

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カジュアル世論の役割

カジュアル世論が消費者に与えるもの

商品の戦略的ポジショニング

新たな「トレンド」への気づき そのトレンドの中心としての商品

新たな「価値観」への気づき その価値観のシンボルとしての商品

新たな「問題」への気づき その問題の解決策としての商品

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HOWWHAT

戦略PR ≠ パブリシティ

WHAT商品そのものに

フォーカスしないで話題を拡げる⇒関心テーマの設定

HOWマスコミのみならず

様々な第三者メディアを活用⇒クチコミ/インフルエンサー

戦略PRとは・・・

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広告 PR

買う 広告枠を

買うか買わないか買わない

低い 信頼性が

高いか低いか高い

しやすい コントロール

しやすいかどうかしにくい

広告とPR

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「売りにつながる空気」をつくるには

「空気を読む」という視点も必要

世の中の時流や潮流の把握

「空気」をつくるために「空気」を読む

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「関心テーマ」とは・・・①対象となる商品の便益や社会に貢献できるポイント②インフルエンサーのそれぞれの立場における関心事③消費者の関心事とメリット

3つをつなぐ「架け橋」のようなもの。

①商品便益

②インフルエンサー

の関心事関心テーマ

③消費者の関心事と

メリット

戦略PR実施のキーポイント:「関心テーマ」

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◆おおやけ=「オトナになった日本人」を引きつける公共性

◆ばったり=「情報洪水の中での貴重な出会い」を演出する偶然性

◆おすみつき=「ホンモノ志向+自分だけのスタイル」を満足させる信頼性

カジュアル世論を生み出す3つの要素

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Page 15: Fleishman hillard group DII seminar (HONDA)

◆おおやけ(公共性)感 → マスコミ

◆ばったり(偶然性)感 → クチコミ

◆おすみつき(信頼性)感 → インフルエンサー

3つの要素をつくるには?

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1.「関心テーマ」設定のノウハウ:

いかに世の中の時流と商品を結びつけるか?

2.“巻き込む”ノウハウ:

いかにメディアやインフルエンサーのパワーを味方につけるか?

3.実行プログラム策定ノウハウ:

いかに「空気をつくるシナリオ」を現実のものにするか?

戦略PR実践のポイント

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・商品に寄り過ぎた戦略PRテーマを設定してしまった(話題広がらず)・商品から離れすぎた戦略PRテーマを設定してしまった(商品に落ちず)・マスコミ、クチコミ、インフルエンサーをコントロールしようとしてしまった・誤ったマスコミ、クチコミ、インフルエンサーを巻き込んでしまった・マスコミ、クチコミ、インフルエンサーへの「感謝の念」を忘れてしまった・広告やプロモーションとの連動を、誰も考えていなかった・戦略づくりは良かったが、実行時にセクショナリズムが邪魔をした・中長期的な視野を忘れ、ついつい短期的な売り上げへの貢献だけを考えてしまった

戦略PRが失敗するとき

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Page 18: Fleishman hillard group DII seminar (HONDA)

「Attention(注目)」→「Interest(興味)」→「Desire(欲求)」→「Memory(記憶)」→「Action(行動)」

「Attention(注目)」→「Interest(興味)」→ 「Search(検索)」→「Action(行動)」→「Share(共有)」

I

A I S A S

A I D M A「Interest(興味)」

「A(認知)」の前に「I(興味)」をつくる時代

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「空気」でパワーアップする、広告というラブレター

①ラブレターを渡そうとしても女性は興味なさそう(空気ができる前の広告)

②雑誌などの情報に感化されて、ちょっと気になりだす(カジュアル世論形成)

③その気になってきた女性にラブレターを渡す(カジュアル世論で広告が効きやすくなる)

「ラブレター」を渡す前に。

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Page 20: Fleishman hillard group DII seminar (HONDA)

1.ソーシャル化する戦略PR

「ばったり」が増殖し、「世の中ごと化」できるかどうかが大きな課題に。

2.コンテンツ化する戦略PR:

広告とPRの垣根は消滅し、消費者にとってレセプティブな話題かどうかが重要に。

3.グローバル化する戦略PR:

ローカルの「空気」を読んで、グローバルに「空気づくり」をすることが必要に。

戦略PR 2011年から重要になる3つのポイント

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