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電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導体(接合)素子の基礎
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エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか?...

Feb 14, 2020

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Page 1: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

電子物性工学で何を学ぶか

エネルギーバンドの概念

半導体の基礎物性

半導体(接合)素子の基礎

電子の波束とは何であったか

量子力学における電子波

電子の波動波動関数

確率波 として

シュレディンガー方程式

シュレディンガー波動方程式の導出

(exp)(exp zkykxkwtiAtiA zyx  kr

 E )(2

2

Vm

E p

kp

EH

EVm

)2

( 22

エネルギーバンドの概念(1)

自由電子(平面波)

イオン格子の周期構造

ブラッグ反射と定在波

エネルギーギャップの形成

Na結晶内周期的ポテンシャル近似

この電子に注目

自由電子

一辺 L の箱

電子波のブラッグの反射

)sin(2)exp()exp(

)cos(2)exp()exp(

sin2

a

xi

a

xi

a

xi

a

x

a

xi

a

xi

Ua

k

nd

d

S

C

ような定在波となるにより反射され次の

形成するポテンシャルの電子波は+イオンの波数

1次元結晶を考える

きく反射するをみたすと電子は大

)(ブラッグの反射条件

の電子が運動するときの中を波長格子面間隔

エネルギーバンドの概念(2)

自由電子(平面波)

イオン格子の周期構造

ブラッグ反射と定在波

エネルギーギャップの形成

エネルギーギャップの形成

なるフーリエ成分に等しく

は結晶ポテンシャルのャップつまりエネルギーギ

は次のようになるそのエネルギー差

なるネルギーを持つことに2つの状態は異なるエ

の影響を受けクーロンポテンシャルこのとき+イオンの

度は2種類の電子の確率密

g

a

CSg

g

S

C

E

U

a

x

a

x

a

xdxU

xdxUE

E

a

x

a

x

0

22

0

0

22

22

22

))(cos)((sin)2

cos(2

)(

)(sin

)(cos

エネルギーギャップ発生機構

1次元結晶における分散関係

k=Π a に注目

2つのエネルギー状態が考えられる

比較) 金属中の自由電子のエネルギー

前期に学んだモデルを思い出そう

前図1次元結晶における分散関係と比較する

逆格子空間(基礎電子物性の復習)

が定義されるとして逆格子ベクトル

整数)  (

これらを使って

なお

を定義する並進ベクトルとして逆格子空間の

      

に対してこのベクトル

整数) (

て不変であるは次の並進操作に対し結晶のすべての格子点

213132

G

vbvbvbvG

aaaV

b

V

aab

V

aab

V

aab

a

uauauauT

i

a

i

aaa

i

i

)(

222

332211

321

321

332211

結晶とフーリエ解析(基礎電子物性の復習)

思い出せ成分が関与したことを

ャルのフーリエ考えるときポテンシエネルギーギャップを

本式となるる結晶の構造解析の基この関係はX線等によ

であることが分かる

適用するとこれにフーリエ解析を

である

は電子密度結晶の並進対称性から

)exp()(

)()(

)(

riGnrn

rnTrn

rn

G

G

G=ν 1b1+ν 2b2+ν 3b3

ブリュアンゾーン

境界(点)であるがブリュアンゾーン

であるから1次元では

ギーギャップができる不連続となりエネル

のエネルギーは境界面では必ず電子ブリュアンゾーンの

となる

リュアンゾーンアンゾーン第3ブその外側が第2ブリュ

ブリュアンゾーン原点を含む領域を第1

2次元の例

アンゾーンと呼ぶ成される領域をブリュ垂直二等分する面で構

を結ぶ線分をの原点と他の逆格子点逆格子空間において

ak

aG

k

2

0

1次元結晶における分散関係

2次元結晶のブリュアン領域

有限結晶における電子状態

の電子を収める状態        

     

状態)個の異なる波数(運動        

      

において個の原子からなる結晶       

の数ンドにおける電子状態        各バ

バンドぞれ独立のエネルギー        それ

ンは界で隔離された各ゾーブリュアンゾーン境

N

N

N

2

補足説明

個態はピンを考慮すると状     2種類のス

            

      

の許される値動ベクトル      電子の波

リュアンゾーンの中       第1ブ

)子定数        (格

元結晶個の格子からなる1次で長さ

N

aL

N

L

N

LLk

k

NaLa

NL

2

12

2

4

2

0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

56個の原子で構成される1次元結晶の第1ブリュアン領域

有限2次元結晶のブリュアン領域

固体のエネルギーバンド

バンドと電気伝導性の関係を

最もエネルギーの高いバンドに注目して考える

そのバンドが電子ですべて占有されているとき (例えば一つの原子が偶数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を流さない絶縁体(半導体)となる

バンドの一部が電子で占有されているとき (例えば一つの原子が奇数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を良く流す金属となる

と考えられるのは何故か

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1 (奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消しあっている

電流=0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1(奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消されない

電界

電流=有限

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

2次元3次元では 方向によってブリュアンゾーンが異なる

エネルギーで見ると重なりが出る場合がある

面心立方格子(fcc)結晶の

第1ブリュアンゾーンを描きなさい

ヒント

fccの実格子空間を描く

代表的なミラー指数方向に注目する

fccの逆格子を描いてみる

ブリュアンゾーンの決め方を思い出す

レポート課題(次週の授業開始時まで提出)

3次元fcc結晶の第1ブリュアン領域

価電子帯と伝導帯

価電子帯

伝導帯

エネルギー

ギャップ

i 間接遷移型 d 直接遷移型

バンド間遷移による光吸収

収が観察される点ではじめて大きな吸光吸収が始まり

から穏やかな足分を補われながら運動量保存のための不

ォノンによっての場合フォトンはフが異なる状態への遷移

の変化はほとんどない遷移の際の電子状態の

いので光速度は非常に大き)の保存則を考えると運動量(

励起しつつ吸収される

電子を伝導帯へをもつ光は価電子帯の数の関係を満たす角周波

E         

ルギー保存則により光と電子準位のエネ結晶に光を照射すると

gE

k

k

k

間接遷移型

直接遷移型

シリコンは光エレクトロニクスの世界では

間接遷移型では光エネルギーのやり取りがやり難い

空間に関わる位相

波動の一般式(1次元)

)(exp)( kxtitxWave

(基礎電子物性の復習)

振幅 時間に関わる位相

有効質量 その1

 となるしたがって

 であるつまり

であるであり一方

は仕事の間に電子になされるによって時間ここで電界

 と表現しても良いを用いればエネルギー

これを群速度と呼ぶ

  で表される度は 波束としての電子の速

の電子の運動を考えるエネルギーバンド中で

FeEdtdk

teE

k

kvkdkdEteEv

EtE

kvk

dkdv

gg

kg

g

)(

)(

)(1

)(

有効質量 その2

である付近では自由電子近似で

の例ではちなみに強結合近似

えるトンの運動方程式が見と定義するとニュー

としてここで有効質量

10

2

11

)1

()(11

2

2

2

2

2

2

2

22

22

mmk

am

dk

d

m

m

Fdk

d

dt

dk

dk

d

dkdt

d

dt

dvg

有効質量図

正孔

型とよぶ型後者を前者を

両方がある帯のホールの場合との電子の場合と価電子

キャリア)が伝導帯の内の電流を運ぶもの(半導体素子では結晶

を正孔と呼ぶこの正電荷のキャリア

対して振舞うに外部の電場や磁場にを持っているかのよう+

道はあたかも正の電荷その跡に生じた空の軌持ち上げたとすると

を近からいくらかの電子起で価電子帯の上端付しかし光励起や熱励

ぶことはできない変化が無く電流を運

部から電場を加えても子帯の電子全体は外電子が満ちている価電

pn

e

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

e

he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

e

Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

dp

pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 2: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

電子の波束とは何であったか

量子力学における電子波

電子の波動波動関数

確率波 として

シュレディンガー方程式

シュレディンガー波動方程式の導出

(exp)(exp zkykxkwtiAtiA zyx  kr

 E )(2

2

Vm

E p

kp

EH

EVm

)2

( 22

エネルギーバンドの概念(1)

自由電子(平面波)

イオン格子の周期構造

ブラッグ反射と定在波

エネルギーギャップの形成

Na結晶内周期的ポテンシャル近似

この電子に注目

自由電子

一辺 L の箱

電子波のブラッグの反射

)sin(2)exp()exp(

)cos(2)exp()exp(

sin2

a

xi

a

xi

a

xi

a

x

a

xi

a

xi

Ua

k

nd

d

S

C

ような定在波となるにより反射され次の

形成するポテンシャルの電子波は+イオンの波数

1次元結晶を考える

きく反射するをみたすと電子は大

)(ブラッグの反射条件

の電子が運動するときの中を波長格子面間隔

エネルギーバンドの概念(2)

自由電子(平面波)

イオン格子の周期構造

ブラッグ反射と定在波

エネルギーギャップの形成

エネルギーギャップの形成

なるフーリエ成分に等しく

は結晶ポテンシャルのャップつまりエネルギーギ

は次のようになるそのエネルギー差

なるネルギーを持つことに2つの状態は異なるエ

の影響を受けクーロンポテンシャルこのとき+イオンの

度は2種類の電子の確率密

g

a

CSg

g

S

C

E

U

a

x

a

x

a

xdxU

xdxUE

E

a

x

a

x

0

22

0

0

22

22

22

))(cos)((sin)2

cos(2

)(

)(sin

)(cos

エネルギーギャップ発生機構

1次元結晶における分散関係

k=Π a に注目

2つのエネルギー状態が考えられる

比較) 金属中の自由電子のエネルギー

前期に学んだモデルを思い出そう

前図1次元結晶における分散関係と比較する

逆格子空間(基礎電子物性の復習)

が定義されるとして逆格子ベクトル

整数)  (

これらを使って

なお

を定義する並進ベクトルとして逆格子空間の

      

に対してこのベクトル

整数) (

て不変であるは次の並進操作に対し結晶のすべての格子点

213132

G

vbvbvbvG

aaaV

b

V

aab

V

aab

V

aab

a

uauauauT

i

a

i

aaa

i

i

)(

222

332211

321

321

332211

結晶とフーリエ解析(基礎電子物性の復習)

思い出せ成分が関与したことを

ャルのフーリエ考えるときポテンシエネルギーギャップを

本式となるる結晶の構造解析の基この関係はX線等によ

であることが分かる

適用するとこれにフーリエ解析を

である

は電子密度結晶の並進対称性から

)exp()(

)()(

)(

riGnrn

rnTrn

rn

G

G

G=ν 1b1+ν 2b2+ν 3b3

ブリュアンゾーン

境界(点)であるがブリュアンゾーン

であるから1次元では

ギーギャップができる不連続となりエネル

のエネルギーは境界面では必ず電子ブリュアンゾーンの

となる

リュアンゾーンアンゾーン第3ブその外側が第2ブリュ

ブリュアンゾーン原点を含む領域を第1

2次元の例

アンゾーンと呼ぶ成される領域をブリュ垂直二等分する面で構

を結ぶ線分をの原点と他の逆格子点逆格子空間において

ak

aG

k

2

0

1次元結晶における分散関係

2次元結晶のブリュアン領域

有限結晶における電子状態

の電子を収める状態        

     

状態)個の異なる波数(運動        

      

において個の原子からなる結晶       

の数ンドにおける電子状態        各バ

バンドぞれ独立のエネルギー        それ

ンは界で隔離された各ゾーブリュアンゾーン境

N

N

N

2

補足説明

個態はピンを考慮すると状     2種類のス

            

      

の許される値動ベクトル      電子の波

リュアンゾーンの中       第1ブ

)子定数        (格

元結晶個の格子からなる1次で長さ

N

aL

N

L

N

LLk

k

NaLa

NL

2

12

2

4

2

0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

56個の原子で構成される1次元結晶の第1ブリュアン領域

有限2次元結晶のブリュアン領域

固体のエネルギーバンド

バンドと電気伝導性の関係を

最もエネルギーの高いバンドに注目して考える

そのバンドが電子ですべて占有されているとき (例えば一つの原子が偶数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を流さない絶縁体(半導体)となる

バンドの一部が電子で占有されているとき (例えば一つの原子が奇数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を良く流す金属となる

と考えられるのは何故か

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1 (奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消しあっている

電流=0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1(奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消されない

電界

電流=有限

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

2次元3次元では 方向によってブリュアンゾーンが異なる

エネルギーで見ると重なりが出る場合がある

面心立方格子(fcc)結晶の

第1ブリュアンゾーンを描きなさい

ヒント

fccの実格子空間を描く

代表的なミラー指数方向に注目する

fccの逆格子を描いてみる

ブリュアンゾーンの決め方を思い出す

レポート課題(次週の授業開始時まで提出)

3次元fcc結晶の第1ブリュアン領域

価電子帯と伝導帯

価電子帯

伝導帯

エネルギー

ギャップ

i 間接遷移型 d 直接遷移型

バンド間遷移による光吸収

収が観察される点ではじめて大きな吸光吸収が始まり

から穏やかな足分を補われながら運動量保存のための不

ォノンによっての場合フォトンはフが異なる状態への遷移

の変化はほとんどない遷移の際の電子状態の

いので光速度は非常に大き)の保存則を考えると運動量(

励起しつつ吸収される

電子を伝導帯へをもつ光は価電子帯の数の関係を満たす角周波

E         

ルギー保存則により光と電子準位のエネ結晶に光を照射すると

gE

k

k

k

間接遷移型

直接遷移型

シリコンは光エレクトロニクスの世界では

間接遷移型では光エネルギーのやり取りがやり難い

空間に関わる位相

波動の一般式(1次元)

)(exp)( kxtitxWave

(基礎電子物性の復習)

振幅 時間に関わる位相

有効質量 その1

 となるしたがって

 であるつまり

であるであり一方

は仕事の間に電子になされるによって時間ここで電界

 と表現しても良いを用いればエネルギー

これを群速度と呼ぶ

  で表される度は 波束としての電子の速

の電子の運動を考えるエネルギーバンド中で

FeEdtdk

teE

k

kvkdkdEteEv

EtE

kvk

dkdv

gg

kg

g

)(

)(

)(1

)(

有効質量 その2

である付近では自由電子近似で

の例ではちなみに強結合近似

えるトンの運動方程式が見と定義するとニュー

としてここで有効質量

10

2

11

)1

()(11

2

2

2

2

2

2

2

22

22

mmk

am

dk

d

m

m

Fdk

d

dt

dk

dk

d

dkdt

d

dt

dvg

有効質量図

正孔

型とよぶ型後者を前者を

両方がある帯のホールの場合との電子の場合と価電子

キャリア)が伝導帯の内の電流を運ぶもの(半導体素子では結晶

を正孔と呼ぶこの正電荷のキャリア

対して振舞うに外部の電場や磁場にを持っているかのよう+

道はあたかも正の電荷その跡に生じた空の軌持ち上げたとすると

を近からいくらかの電子起で価電子帯の上端付しかし光励起や熱励

ぶことはできない変化が無く電流を運

部から電場を加えても子帯の電子全体は外電子が満ちている価電

pn

e

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

e

he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

e

Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

dp

pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 3: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

量子力学における電子波

電子の波動波動関数

確率波 として

シュレディンガー方程式

シュレディンガー波動方程式の導出

(exp)(exp zkykxkwtiAtiA zyx  kr

 E )(2

2

Vm

E p

kp

EH

EVm

)2

( 22

エネルギーバンドの概念(1)

自由電子(平面波)

イオン格子の周期構造

ブラッグ反射と定在波

エネルギーギャップの形成

Na結晶内周期的ポテンシャル近似

この電子に注目

自由電子

一辺 L の箱

電子波のブラッグの反射

)sin(2)exp()exp(

)cos(2)exp()exp(

sin2

a

xi

a

xi

a

xi

a

x

a

xi

a

xi

Ua

k

nd

d

S

C

ような定在波となるにより反射され次の

形成するポテンシャルの電子波は+イオンの波数

1次元結晶を考える

きく反射するをみたすと電子は大

)(ブラッグの反射条件

の電子が運動するときの中を波長格子面間隔

エネルギーバンドの概念(2)

自由電子(平面波)

イオン格子の周期構造

ブラッグ反射と定在波

エネルギーギャップの形成

エネルギーギャップの形成

なるフーリエ成分に等しく

は結晶ポテンシャルのャップつまりエネルギーギ

は次のようになるそのエネルギー差

なるネルギーを持つことに2つの状態は異なるエ

の影響を受けクーロンポテンシャルこのとき+イオンの

度は2種類の電子の確率密

g

a

CSg

g

S

C

E

U

a

x

a

x

a

xdxU

xdxUE

E

a

x

a

x

0

22

0

0

22

22

22

))(cos)((sin)2

cos(2

)(

)(sin

)(cos

エネルギーギャップ発生機構

1次元結晶における分散関係

k=Π a に注目

2つのエネルギー状態が考えられる

比較) 金属中の自由電子のエネルギー

前期に学んだモデルを思い出そう

前図1次元結晶における分散関係と比較する

逆格子空間(基礎電子物性の復習)

が定義されるとして逆格子ベクトル

整数)  (

これらを使って

なお

を定義する並進ベクトルとして逆格子空間の

      

に対してこのベクトル

整数) (

て不変であるは次の並進操作に対し結晶のすべての格子点

213132

G

vbvbvbvG

aaaV

b

V

aab

V

aab

V

aab

a

uauauauT

i

a

i

aaa

i

i

)(

222

332211

321

321

332211

結晶とフーリエ解析(基礎電子物性の復習)

思い出せ成分が関与したことを

ャルのフーリエ考えるときポテンシエネルギーギャップを

本式となるる結晶の構造解析の基この関係はX線等によ

であることが分かる

適用するとこれにフーリエ解析を

である

は電子密度結晶の並進対称性から

)exp()(

)()(

)(

riGnrn

rnTrn

rn

G

G

G=ν 1b1+ν 2b2+ν 3b3

ブリュアンゾーン

境界(点)であるがブリュアンゾーン

であるから1次元では

ギーギャップができる不連続となりエネル

のエネルギーは境界面では必ず電子ブリュアンゾーンの

となる

リュアンゾーンアンゾーン第3ブその外側が第2ブリュ

ブリュアンゾーン原点を含む領域を第1

2次元の例

アンゾーンと呼ぶ成される領域をブリュ垂直二等分する面で構

を結ぶ線分をの原点と他の逆格子点逆格子空間において

ak

aG

k

2

0

1次元結晶における分散関係

2次元結晶のブリュアン領域

有限結晶における電子状態

の電子を収める状態        

     

状態)個の異なる波数(運動        

      

において個の原子からなる結晶       

の数ンドにおける電子状態        各バ

バンドぞれ独立のエネルギー        それ

ンは界で隔離された各ゾーブリュアンゾーン境

N

N

N

2

補足説明

個態はピンを考慮すると状     2種類のス

            

      

の許される値動ベクトル      電子の波

リュアンゾーンの中       第1ブ

)子定数        (格

元結晶個の格子からなる1次で長さ

N

aL

N

L

N

LLk

k

NaLa

NL

2

12

2

4

2

0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

56個の原子で構成される1次元結晶の第1ブリュアン領域

有限2次元結晶のブリュアン領域

固体のエネルギーバンド

バンドと電気伝導性の関係を

最もエネルギーの高いバンドに注目して考える

そのバンドが電子ですべて占有されているとき (例えば一つの原子が偶数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を流さない絶縁体(半導体)となる

バンドの一部が電子で占有されているとき (例えば一つの原子が奇数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を良く流す金属となる

と考えられるのは何故か

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1 (奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消しあっている

電流=0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1(奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消されない

電界

電流=有限

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

2次元3次元では 方向によってブリュアンゾーンが異なる

エネルギーで見ると重なりが出る場合がある

面心立方格子(fcc)結晶の

第1ブリュアンゾーンを描きなさい

ヒント

fccの実格子空間を描く

代表的なミラー指数方向に注目する

fccの逆格子を描いてみる

ブリュアンゾーンの決め方を思い出す

レポート課題(次週の授業開始時まで提出)

3次元fcc結晶の第1ブリュアン領域

価電子帯と伝導帯

価電子帯

伝導帯

エネルギー

ギャップ

i 間接遷移型 d 直接遷移型

バンド間遷移による光吸収

収が観察される点ではじめて大きな吸光吸収が始まり

から穏やかな足分を補われながら運動量保存のための不

ォノンによっての場合フォトンはフが異なる状態への遷移

の変化はほとんどない遷移の際の電子状態の

いので光速度は非常に大き)の保存則を考えると運動量(

励起しつつ吸収される

電子を伝導帯へをもつ光は価電子帯の数の関係を満たす角周波

E         

ルギー保存則により光と電子準位のエネ結晶に光を照射すると

gE

k

k

k

間接遷移型

直接遷移型

シリコンは光エレクトロニクスの世界では

間接遷移型では光エネルギーのやり取りがやり難い

空間に関わる位相

波動の一般式(1次元)

)(exp)( kxtitxWave

(基礎電子物性の復習)

振幅 時間に関わる位相

有効質量 その1

 となるしたがって

 であるつまり

であるであり一方

は仕事の間に電子になされるによって時間ここで電界

 と表現しても良いを用いればエネルギー

これを群速度と呼ぶ

  で表される度は 波束としての電子の速

の電子の運動を考えるエネルギーバンド中で

FeEdtdk

teE

k

kvkdkdEteEv

EtE

kvk

dkdv

gg

kg

g

)(

)(

)(1

)(

有効質量 その2

である付近では自由電子近似で

の例ではちなみに強結合近似

えるトンの運動方程式が見と定義するとニュー

としてここで有効質量

10

2

11

)1

()(11

2

2

2

2

2

2

2

22

22

mmk

am

dk

d

m

m

Fdk

d

dt

dk

dk

d

dkdt

d

dt

dvg

有効質量図

正孔

型とよぶ型後者を前者を

両方がある帯のホールの場合との電子の場合と価電子

キャリア)が伝導帯の内の電流を運ぶもの(半導体素子では結晶

を正孔と呼ぶこの正電荷のキャリア

対して振舞うに外部の電場や磁場にを持っているかのよう+

道はあたかも正の電荷その跡に生じた空の軌持ち上げたとすると

を近からいくらかの電子起で価電子帯の上端付しかし光励起や熱励

ぶことはできない変化が無く電流を運

部から電場を加えても子帯の電子全体は外電子が満ちている価電

pn

e

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

e

he

m

pe

m

ne

pene

m

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m

e

Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

dp

pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 4: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

シュレディンガー波動方程式の導出

(exp)(exp zkykxkwtiAtiA zyx  kr

 E )(2

2

Vm

E p

kp

EH

EVm

)2

( 22

エネルギーバンドの概念(1)

自由電子(平面波)

イオン格子の周期構造

ブラッグ反射と定在波

エネルギーギャップの形成

Na結晶内周期的ポテンシャル近似

この電子に注目

自由電子

一辺 L の箱

電子波のブラッグの反射

)sin(2)exp()exp(

)cos(2)exp()exp(

sin2

a

xi

a

xi

a

xi

a

x

a

xi

a

xi

Ua

k

nd

d

S

C

ような定在波となるにより反射され次の

形成するポテンシャルの電子波は+イオンの波数

1次元結晶を考える

きく反射するをみたすと電子は大

)(ブラッグの反射条件

の電子が運動するときの中を波長格子面間隔

エネルギーバンドの概念(2)

自由電子(平面波)

イオン格子の周期構造

ブラッグ反射と定在波

エネルギーギャップの形成

エネルギーギャップの形成

なるフーリエ成分に等しく

は結晶ポテンシャルのャップつまりエネルギーギ

は次のようになるそのエネルギー差

なるネルギーを持つことに2つの状態は異なるエ

の影響を受けクーロンポテンシャルこのとき+イオンの

度は2種類の電子の確率密

g

a

CSg

g

S

C

E

U

a

x

a

x

a

xdxU

xdxUE

E

a

x

a

x

0

22

0

0

22

22

22

))(cos)((sin)2

cos(2

)(

)(sin

)(cos

エネルギーギャップ発生機構

1次元結晶における分散関係

k=Π a に注目

2つのエネルギー状態が考えられる

比較) 金属中の自由電子のエネルギー

前期に学んだモデルを思い出そう

前図1次元結晶における分散関係と比較する

逆格子空間(基礎電子物性の復習)

が定義されるとして逆格子ベクトル

整数)  (

これらを使って

なお

を定義する並進ベクトルとして逆格子空間の

      

に対してこのベクトル

整数) (

て不変であるは次の並進操作に対し結晶のすべての格子点

213132

G

vbvbvbvG

aaaV

b

V

aab

V

aab

V

aab

a

uauauauT

i

a

i

aaa

i

i

)(

222

332211

321

321

332211

結晶とフーリエ解析(基礎電子物性の復習)

思い出せ成分が関与したことを

ャルのフーリエ考えるときポテンシエネルギーギャップを

本式となるる結晶の構造解析の基この関係はX線等によ

であることが分かる

適用するとこれにフーリエ解析を

である

は電子密度結晶の並進対称性から

)exp()(

)()(

)(

riGnrn

rnTrn

rn

G

G

G=ν 1b1+ν 2b2+ν 3b3

ブリュアンゾーン

境界(点)であるがブリュアンゾーン

であるから1次元では

ギーギャップができる不連続となりエネル

のエネルギーは境界面では必ず電子ブリュアンゾーンの

となる

リュアンゾーンアンゾーン第3ブその外側が第2ブリュ

ブリュアンゾーン原点を含む領域を第1

2次元の例

アンゾーンと呼ぶ成される領域をブリュ垂直二等分する面で構

を結ぶ線分をの原点と他の逆格子点逆格子空間において

ak

aG

k

2

0

1次元結晶における分散関係

2次元結晶のブリュアン領域

有限結晶における電子状態

の電子を収める状態        

     

状態)個の異なる波数(運動        

      

において個の原子からなる結晶       

の数ンドにおける電子状態        各バ

バンドぞれ独立のエネルギー        それ

ンは界で隔離された各ゾーブリュアンゾーン境

N

N

N

2

補足説明

個態はピンを考慮すると状     2種類のス

            

      

の許される値動ベクトル      電子の波

リュアンゾーンの中       第1ブ

)子定数        (格

元結晶個の格子からなる1次で長さ

N

aL

N

L

N

LLk

k

NaLa

NL

2

12

2

4

2

0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

56個の原子で構成される1次元結晶の第1ブリュアン領域

有限2次元結晶のブリュアン領域

固体のエネルギーバンド

バンドと電気伝導性の関係を

最もエネルギーの高いバンドに注目して考える

そのバンドが電子ですべて占有されているとき (例えば一つの原子が偶数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を流さない絶縁体(半導体)となる

バンドの一部が電子で占有されているとき (例えば一つの原子が奇数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を良く流す金属となる

と考えられるのは何故か

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1 (奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消しあっている

電流=0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1(奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消されない

電界

電流=有限

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

2次元3次元では 方向によってブリュアンゾーンが異なる

エネルギーで見ると重なりが出る場合がある

面心立方格子(fcc)結晶の

第1ブリュアンゾーンを描きなさい

ヒント

fccの実格子空間を描く

代表的なミラー指数方向に注目する

fccの逆格子を描いてみる

ブリュアンゾーンの決め方を思い出す

レポート課題(次週の授業開始時まで提出)

3次元fcc結晶の第1ブリュアン領域

価電子帯と伝導帯

価電子帯

伝導帯

エネルギー

ギャップ

i 間接遷移型 d 直接遷移型

バンド間遷移による光吸収

収が観察される点ではじめて大きな吸光吸収が始まり

から穏やかな足分を補われながら運動量保存のための不

ォノンによっての場合フォトンはフが異なる状態への遷移

の変化はほとんどない遷移の際の電子状態の

いので光速度は非常に大き)の保存則を考えると運動量(

励起しつつ吸収される

電子を伝導帯へをもつ光は価電子帯の数の関係を満たす角周波

E         

ルギー保存則により光と電子準位のエネ結晶に光を照射すると

gE

k

k

k

間接遷移型

直接遷移型

シリコンは光エレクトロニクスの世界では

間接遷移型では光エネルギーのやり取りがやり難い

空間に関わる位相

波動の一般式(1次元)

)(exp)( kxtitxWave

(基礎電子物性の復習)

振幅 時間に関わる位相

有効質量 その1

 となるしたがって

 であるつまり

であるであり一方

は仕事の間に電子になされるによって時間ここで電界

 と表現しても良いを用いればエネルギー

これを群速度と呼ぶ

  で表される度は 波束としての電子の速

の電子の運動を考えるエネルギーバンド中で

FeEdtdk

teE

k

kvkdkdEteEv

EtE

kvk

dkdv

gg

kg

g

)(

)(

)(1

)(

有効質量 その2

である付近では自由電子近似で

の例ではちなみに強結合近似

えるトンの運動方程式が見と定義するとニュー

としてここで有効質量

10

2

11

)1

()(11

2

2

2

2

2

2

2

22

22

mmk

am

dk

d

m

m

Fdk

d

dt

dk

dk

d

dkdt

d

dt

dvg

有効質量図

正孔

型とよぶ型後者を前者を

両方がある帯のホールの場合との電子の場合と価電子

キャリア)が伝導帯の内の電流を運ぶもの(半導体素子では結晶

を正孔と呼ぶこの正電荷のキャリア

対して振舞うに外部の電場や磁場にを持っているかのよう+

道はあたかも正の電荷その跡に生じた空の軌持ち上げたとすると

を近からいくらかの電子起で価電子帯の上端付しかし光励起や熱励

ぶことはできない変化が無く電流を運

部から電場を加えても子帯の電子全体は外電子が満ちている価電

pn

e

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

e

he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

e

Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

dp

pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 5: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

エネルギーバンドの概念(1)

自由電子(平面波)

イオン格子の周期構造

ブラッグ反射と定在波

エネルギーギャップの形成

Na結晶内周期的ポテンシャル近似

この電子に注目

自由電子

一辺 L の箱

電子波のブラッグの反射

)sin(2)exp()exp(

)cos(2)exp()exp(

sin2

a

xi

a

xi

a

xi

a

x

a

xi

a

xi

Ua

k

nd

d

S

C

ような定在波となるにより反射され次の

形成するポテンシャルの電子波は+イオンの波数

1次元結晶を考える

きく反射するをみたすと電子は大

)(ブラッグの反射条件

の電子が運動するときの中を波長格子面間隔

エネルギーバンドの概念(2)

自由電子(平面波)

イオン格子の周期構造

ブラッグ反射と定在波

エネルギーギャップの形成

エネルギーギャップの形成

なるフーリエ成分に等しく

は結晶ポテンシャルのャップつまりエネルギーギ

は次のようになるそのエネルギー差

なるネルギーを持つことに2つの状態は異なるエ

の影響を受けクーロンポテンシャルこのとき+イオンの

度は2種類の電子の確率密

g

a

CSg

g

S

C

E

U

a

x

a

x

a

xdxU

xdxUE

E

a

x

a

x

0

22

0

0

22

22

22

))(cos)((sin)2

cos(2

)(

)(sin

)(cos

エネルギーギャップ発生機構

1次元結晶における分散関係

k=Π a に注目

2つのエネルギー状態が考えられる

比較) 金属中の自由電子のエネルギー

前期に学んだモデルを思い出そう

前図1次元結晶における分散関係と比較する

逆格子空間(基礎電子物性の復習)

が定義されるとして逆格子ベクトル

整数)  (

これらを使って

なお

を定義する並進ベクトルとして逆格子空間の

      

に対してこのベクトル

整数) (

て不変であるは次の並進操作に対し結晶のすべての格子点

213132

G

vbvbvbvG

aaaV

b

V

aab

V

aab

V

aab

a

uauauauT

i

a

i

aaa

i

i

)(

222

332211

321

321

332211

結晶とフーリエ解析(基礎電子物性の復習)

思い出せ成分が関与したことを

ャルのフーリエ考えるときポテンシエネルギーギャップを

本式となるる結晶の構造解析の基この関係はX線等によ

であることが分かる

適用するとこれにフーリエ解析を

である

は電子密度結晶の並進対称性から

)exp()(

)()(

)(

riGnrn

rnTrn

rn

G

G

G=ν 1b1+ν 2b2+ν 3b3

ブリュアンゾーン

境界(点)であるがブリュアンゾーン

であるから1次元では

ギーギャップができる不連続となりエネル

のエネルギーは境界面では必ず電子ブリュアンゾーンの

となる

リュアンゾーンアンゾーン第3ブその外側が第2ブリュ

ブリュアンゾーン原点を含む領域を第1

2次元の例

アンゾーンと呼ぶ成される領域をブリュ垂直二等分する面で構

を結ぶ線分をの原点と他の逆格子点逆格子空間において

ak

aG

k

2

0

1次元結晶における分散関係

2次元結晶のブリュアン領域

有限結晶における電子状態

の電子を収める状態        

     

状態)個の異なる波数(運動        

      

において個の原子からなる結晶       

の数ンドにおける電子状態        各バ

バンドぞれ独立のエネルギー        それ

ンは界で隔離された各ゾーブリュアンゾーン境

N

N

N

2

補足説明

個態はピンを考慮すると状     2種類のス

            

      

の許される値動ベクトル      電子の波

リュアンゾーンの中       第1ブ

)子定数        (格

元結晶個の格子からなる1次で長さ

N

aL

N

L

N

LLk

k

NaLa

NL

2

12

2

4

2

0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

56個の原子で構成される1次元結晶の第1ブリュアン領域

有限2次元結晶のブリュアン領域

固体のエネルギーバンド

バンドと電気伝導性の関係を

最もエネルギーの高いバンドに注目して考える

そのバンドが電子ですべて占有されているとき (例えば一つの原子が偶数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を流さない絶縁体(半導体)となる

バンドの一部が電子で占有されているとき (例えば一つの原子が奇数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を良く流す金属となる

と考えられるのは何故か

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1 (奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消しあっている

電流=0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1(奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消されない

電界

電流=有限

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

2次元3次元では 方向によってブリュアンゾーンが異なる

エネルギーで見ると重なりが出る場合がある

面心立方格子(fcc)結晶の

第1ブリュアンゾーンを描きなさい

ヒント

fccの実格子空間を描く

代表的なミラー指数方向に注目する

fccの逆格子を描いてみる

ブリュアンゾーンの決め方を思い出す

レポート課題(次週の授業開始時まで提出)

3次元fcc結晶の第1ブリュアン領域

価電子帯と伝導帯

価電子帯

伝導帯

エネルギー

ギャップ

i 間接遷移型 d 直接遷移型

バンド間遷移による光吸収

収が観察される点ではじめて大きな吸光吸収が始まり

から穏やかな足分を補われながら運動量保存のための不

ォノンによっての場合フォトンはフが異なる状態への遷移

の変化はほとんどない遷移の際の電子状態の

いので光速度は非常に大き)の保存則を考えると運動量(

励起しつつ吸収される

電子を伝導帯へをもつ光は価電子帯の数の関係を満たす角周波

E         

ルギー保存則により光と電子準位のエネ結晶に光を照射すると

gE

k

k

k

間接遷移型

直接遷移型

シリコンは光エレクトロニクスの世界では

間接遷移型では光エネルギーのやり取りがやり難い

空間に関わる位相

波動の一般式(1次元)

)(exp)( kxtitxWave

(基礎電子物性の復習)

振幅 時間に関わる位相

有効質量 その1

 となるしたがって

 であるつまり

であるであり一方

は仕事の間に電子になされるによって時間ここで電界

 と表現しても良いを用いればエネルギー

これを群速度と呼ぶ

  で表される度は 波束としての電子の速

の電子の運動を考えるエネルギーバンド中で

FeEdtdk

teE

k

kvkdkdEteEv

EtE

kvk

dkdv

gg

kg

g

)(

)(

)(1

)(

有効質量 その2

である付近では自由電子近似で

の例ではちなみに強結合近似

えるトンの運動方程式が見と定義するとニュー

としてここで有効質量

10

2

11

)1

()(11

2

2

2

2

2

2

2

22

22

mmk

am

dk

d

m

m

Fdk

d

dt

dk

dk

d

dkdt

d

dt

dvg

有効質量図

正孔

型とよぶ型後者を前者を

両方がある帯のホールの場合との電子の場合と価電子

キャリア)が伝導帯の内の電流を運ぶもの(半導体素子では結晶

を正孔と呼ぶこの正電荷のキャリア

対して振舞うに外部の電場や磁場にを持っているかのよう+

道はあたかも正の電荷その跡に生じた空の軌持ち上げたとすると

を近からいくらかの電子起で価電子帯の上端付しかし光励起や熱励

ぶことはできない変化が無く電流を運

部から電場を加えても子帯の電子全体は外電子が満ちている価電

pn

e

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

e

he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

e

Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

dp

pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 6: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

Na結晶内周期的ポテンシャル近似

この電子に注目

自由電子

一辺 L の箱

電子波のブラッグの反射

)sin(2)exp()exp(

)cos(2)exp()exp(

sin2

a

xi

a

xi

a

xi

a

x

a

xi

a

xi

Ua

k

nd

d

S

C

ような定在波となるにより反射され次の

形成するポテンシャルの電子波は+イオンの波数

1次元結晶を考える

きく反射するをみたすと電子は大

)(ブラッグの反射条件

の電子が運動するときの中を波長格子面間隔

エネルギーバンドの概念(2)

自由電子(平面波)

イオン格子の周期構造

ブラッグ反射と定在波

エネルギーギャップの形成

エネルギーギャップの形成

なるフーリエ成分に等しく

は結晶ポテンシャルのャップつまりエネルギーギ

は次のようになるそのエネルギー差

なるネルギーを持つことに2つの状態は異なるエ

の影響を受けクーロンポテンシャルこのとき+イオンの

度は2種類の電子の確率密

g

a

CSg

g

S

C

E

U

a

x

a

x

a

xdxU

xdxUE

E

a

x

a

x

0

22

0

0

22

22

22

))(cos)((sin)2

cos(2

)(

)(sin

)(cos

エネルギーギャップ発生機構

1次元結晶における分散関係

k=Π a に注目

2つのエネルギー状態が考えられる

比較) 金属中の自由電子のエネルギー

前期に学んだモデルを思い出そう

前図1次元結晶における分散関係と比較する

逆格子空間(基礎電子物性の復習)

が定義されるとして逆格子ベクトル

整数)  (

これらを使って

なお

を定義する並進ベクトルとして逆格子空間の

      

に対してこのベクトル

整数) (

て不変であるは次の並進操作に対し結晶のすべての格子点

213132

G

vbvbvbvG

aaaV

b

V

aab

V

aab

V

aab

a

uauauauT

i

a

i

aaa

i

i

)(

222

332211

321

321

332211

結晶とフーリエ解析(基礎電子物性の復習)

思い出せ成分が関与したことを

ャルのフーリエ考えるときポテンシエネルギーギャップを

本式となるる結晶の構造解析の基この関係はX線等によ

であることが分かる

適用するとこれにフーリエ解析を

である

は電子密度結晶の並進対称性から

)exp()(

)()(

)(

riGnrn

rnTrn

rn

G

G

G=ν 1b1+ν 2b2+ν 3b3

ブリュアンゾーン

境界(点)であるがブリュアンゾーン

であるから1次元では

ギーギャップができる不連続となりエネル

のエネルギーは境界面では必ず電子ブリュアンゾーンの

となる

リュアンゾーンアンゾーン第3ブその外側が第2ブリュ

ブリュアンゾーン原点を含む領域を第1

2次元の例

アンゾーンと呼ぶ成される領域をブリュ垂直二等分する面で構

を結ぶ線分をの原点と他の逆格子点逆格子空間において

ak

aG

k

2

0

1次元結晶における分散関係

2次元結晶のブリュアン領域

有限結晶における電子状態

の電子を収める状態        

     

状態)個の異なる波数(運動        

      

において個の原子からなる結晶       

の数ンドにおける電子状態        各バ

バンドぞれ独立のエネルギー        それ

ンは界で隔離された各ゾーブリュアンゾーン境

N

N

N

2

補足説明

個態はピンを考慮すると状     2種類のス

            

      

の許される値動ベクトル      電子の波

リュアンゾーンの中       第1ブ

)子定数        (格

元結晶個の格子からなる1次で長さ

N

aL

N

L

N

LLk

k

NaLa

NL

2

12

2

4

2

0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

56個の原子で構成される1次元結晶の第1ブリュアン領域

有限2次元結晶のブリュアン領域

固体のエネルギーバンド

バンドと電気伝導性の関係を

最もエネルギーの高いバンドに注目して考える

そのバンドが電子ですべて占有されているとき (例えば一つの原子が偶数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を流さない絶縁体(半導体)となる

バンドの一部が電子で占有されているとき (例えば一つの原子が奇数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を良く流す金属となる

と考えられるのは何故か

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1 (奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消しあっている

電流=0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1(奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消されない

電界

電流=有限

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

2次元3次元では 方向によってブリュアンゾーンが異なる

エネルギーで見ると重なりが出る場合がある

面心立方格子(fcc)結晶の

第1ブリュアンゾーンを描きなさい

ヒント

fccの実格子空間を描く

代表的なミラー指数方向に注目する

fccの逆格子を描いてみる

ブリュアンゾーンの決め方を思い出す

レポート課題(次週の授業開始時まで提出)

3次元fcc結晶の第1ブリュアン領域

価電子帯と伝導帯

価電子帯

伝導帯

エネルギー

ギャップ

i 間接遷移型 d 直接遷移型

バンド間遷移による光吸収

収が観察される点ではじめて大きな吸光吸収が始まり

から穏やかな足分を補われながら運動量保存のための不

ォノンによっての場合フォトンはフが異なる状態への遷移

の変化はほとんどない遷移の際の電子状態の

いので光速度は非常に大き)の保存則を考えると運動量(

励起しつつ吸収される

電子を伝導帯へをもつ光は価電子帯の数の関係を満たす角周波

E         

ルギー保存則により光と電子準位のエネ結晶に光を照射すると

gE

k

k

k

間接遷移型

直接遷移型

シリコンは光エレクトロニクスの世界では

間接遷移型では光エネルギーのやり取りがやり難い

空間に関わる位相

波動の一般式(1次元)

)(exp)( kxtitxWave

(基礎電子物性の復習)

振幅 時間に関わる位相

有効質量 その1

 となるしたがって

 であるつまり

であるであり一方

は仕事の間に電子になされるによって時間ここで電界

 と表現しても良いを用いればエネルギー

これを群速度と呼ぶ

  で表される度は 波束としての電子の速

の電子の運動を考えるエネルギーバンド中で

FeEdtdk

teE

k

kvkdkdEteEv

EtE

kvk

dkdv

gg

kg

g

)(

)(

)(1

)(

有効質量 その2

である付近では自由電子近似で

の例ではちなみに強結合近似

えるトンの運動方程式が見と定義するとニュー

としてここで有効質量

10

2

11

)1

()(11

2

2

2

2

2

2

2

22

22

mmk

am

dk

d

m

m

Fdk

d

dt

dk

dk

d

dkdt

d

dt

dvg

有効質量図

正孔

型とよぶ型後者を前者を

両方がある帯のホールの場合との電子の場合と価電子

キャリア)が伝導帯の内の電流を運ぶもの(半導体素子では結晶

を正孔と呼ぶこの正電荷のキャリア

対して振舞うに外部の電場や磁場にを持っているかのよう+

道はあたかも正の電荷その跡に生じた空の軌持ち上げたとすると

を近からいくらかの電子起で価電子帯の上端付しかし光励起や熱励

ぶことはできない変化が無く電流を運

部から電場を加えても子帯の電子全体は外電子が満ちている価電

pn

e

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

e

he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

e

Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

dp

pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 7: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

電子波のブラッグの反射

)sin(2)exp()exp(

)cos(2)exp()exp(

sin2

a

xi

a

xi

a

xi

a

x

a

xi

a

xi

Ua

k

nd

d

S

C

ような定在波となるにより反射され次の

形成するポテンシャルの電子波は+イオンの波数

1次元結晶を考える

きく反射するをみたすと電子は大

)(ブラッグの反射条件

の電子が運動するときの中を波長格子面間隔

エネルギーバンドの概念(2)

自由電子(平面波)

イオン格子の周期構造

ブラッグ反射と定在波

エネルギーギャップの形成

エネルギーギャップの形成

なるフーリエ成分に等しく

は結晶ポテンシャルのャップつまりエネルギーギ

は次のようになるそのエネルギー差

なるネルギーを持つことに2つの状態は異なるエ

の影響を受けクーロンポテンシャルこのとき+イオンの

度は2種類の電子の確率密

g

a

CSg

g

S

C

E

U

a

x

a

x

a

xdxU

xdxUE

E

a

x

a

x

0

22

0

0

22

22

22

))(cos)((sin)2

cos(2

)(

)(sin

)(cos

エネルギーギャップ発生機構

1次元結晶における分散関係

k=Π a に注目

2つのエネルギー状態が考えられる

比較) 金属中の自由電子のエネルギー

前期に学んだモデルを思い出そう

前図1次元結晶における分散関係と比較する

逆格子空間(基礎電子物性の復習)

が定義されるとして逆格子ベクトル

整数)  (

これらを使って

なお

を定義する並進ベクトルとして逆格子空間の

      

に対してこのベクトル

整数) (

て不変であるは次の並進操作に対し結晶のすべての格子点

213132

G

vbvbvbvG

aaaV

b

V

aab

V

aab

V

aab

a

uauauauT

i

a

i

aaa

i

i

)(

222

332211

321

321

332211

結晶とフーリエ解析(基礎電子物性の復習)

思い出せ成分が関与したことを

ャルのフーリエ考えるときポテンシエネルギーギャップを

本式となるる結晶の構造解析の基この関係はX線等によ

であることが分かる

適用するとこれにフーリエ解析を

である

は電子密度結晶の並進対称性から

)exp()(

)()(

)(

riGnrn

rnTrn

rn

G

G

G=ν 1b1+ν 2b2+ν 3b3

ブリュアンゾーン

境界(点)であるがブリュアンゾーン

であるから1次元では

ギーギャップができる不連続となりエネル

のエネルギーは境界面では必ず電子ブリュアンゾーンの

となる

リュアンゾーンアンゾーン第3ブその外側が第2ブリュ

ブリュアンゾーン原点を含む領域を第1

2次元の例

アンゾーンと呼ぶ成される領域をブリュ垂直二等分する面で構

を結ぶ線分をの原点と他の逆格子点逆格子空間において

ak

aG

k

2

0

1次元結晶における分散関係

2次元結晶のブリュアン領域

有限結晶における電子状態

の電子を収める状態        

     

状態)個の異なる波数(運動        

      

において個の原子からなる結晶       

の数ンドにおける電子状態        各バ

バンドぞれ独立のエネルギー        それ

ンは界で隔離された各ゾーブリュアンゾーン境

N

N

N

2

補足説明

個態はピンを考慮すると状     2種類のス

            

      

の許される値動ベクトル      電子の波

リュアンゾーンの中       第1ブ

)子定数        (格

元結晶個の格子からなる1次で長さ

N

aL

N

L

N

LLk

k

NaLa

NL

2

12

2

4

2

0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

56個の原子で構成される1次元結晶の第1ブリュアン領域

有限2次元結晶のブリュアン領域

固体のエネルギーバンド

バンドと電気伝導性の関係を

最もエネルギーの高いバンドに注目して考える

そのバンドが電子ですべて占有されているとき (例えば一つの原子が偶数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を流さない絶縁体(半導体)となる

バンドの一部が電子で占有されているとき (例えば一つの原子が奇数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を良く流す金属となる

と考えられるのは何故か

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1 (奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消しあっている

電流=0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1(奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消されない

電界

電流=有限

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

2次元3次元では 方向によってブリュアンゾーンが異なる

エネルギーで見ると重なりが出る場合がある

面心立方格子(fcc)結晶の

第1ブリュアンゾーンを描きなさい

ヒント

fccの実格子空間を描く

代表的なミラー指数方向に注目する

fccの逆格子を描いてみる

ブリュアンゾーンの決め方を思い出す

レポート課題(次週の授業開始時まで提出)

3次元fcc結晶の第1ブリュアン領域

価電子帯と伝導帯

価電子帯

伝導帯

エネルギー

ギャップ

i 間接遷移型 d 直接遷移型

バンド間遷移による光吸収

収が観察される点ではじめて大きな吸光吸収が始まり

から穏やかな足分を補われながら運動量保存のための不

ォノンによっての場合フォトンはフが異なる状態への遷移

の変化はほとんどない遷移の際の電子状態の

いので光速度は非常に大き)の保存則を考えると運動量(

励起しつつ吸収される

電子を伝導帯へをもつ光は価電子帯の数の関係を満たす角周波

E         

ルギー保存則により光と電子準位のエネ結晶に光を照射すると

gE

k

k

k

間接遷移型

直接遷移型

シリコンは光エレクトロニクスの世界では

間接遷移型では光エネルギーのやり取りがやり難い

空間に関わる位相

波動の一般式(1次元)

)(exp)( kxtitxWave

(基礎電子物性の復習)

振幅 時間に関わる位相

有効質量 その1

 となるしたがって

 であるつまり

であるであり一方

は仕事の間に電子になされるによって時間ここで電界

 と表現しても良いを用いればエネルギー

これを群速度と呼ぶ

  で表される度は 波束としての電子の速

の電子の運動を考えるエネルギーバンド中で

FeEdtdk

teE

k

kvkdkdEteEv

EtE

kvk

dkdv

gg

kg

g

)(

)(

)(1

)(

有効質量 その2

である付近では自由電子近似で

の例ではちなみに強結合近似

えるトンの運動方程式が見と定義するとニュー

としてここで有効質量

10

2

11

)1

()(11

2

2

2

2

2

2

2

22

22

mmk

am

dk

d

m

m

Fdk

d

dt

dk

dk

d

dkdt

d

dt

dvg

有効質量図

正孔

型とよぶ型後者を前者を

両方がある帯のホールの場合との電子の場合と価電子

キャリア)が伝導帯の内の電流を運ぶもの(半導体素子では結晶

を正孔と呼ぶこの正電荷のキャリア

対して振舞うに外部の電場や磁場にを持っているかのよう+

道はあたかも正の電荷その跡に生じた空の軌持ち上げたとすると

を近からいくらかの電子起で価電子帯の上端付しかし光励起や熱励

ぶことはできない変化が無く電流を運

部から電場を加えても子帯の電子全体は外電子が満ちている価電

pn

e

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

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he

m

pe

m

ne

pene

m

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m

e

Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

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pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 8: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

エネルギーバンドの概念(2)

自由電子(平面波)

イオン格子の周期構造

ブラッグ反射と定在波

エネルギーギャップの形成

エネルギーギャップの形成

なるフーリエ成分に等しく

は結晶ポテンシャルのャップつまりエネルギーギ

は次のようになるそのエネルギー差

なるネルギーを持つことに2つの状態は異なるエ

の影響を受けクーロンポテンシャルこのとき+イオンの

度は2種類の電子の確率密

g

a

CSg

g

S

C

E

U

a

x

a

x

a

xdxU

xdxUE

E

a

x

a

x

0

22

0

0

22

22

22

))(cos)((sin)2

cos(2

)(

)(sin

)(cos

エネルギーギャップ発生機構

1次元結晶における分散関係

k=Π a に注目

2つのエネルギー状態が考えられる

比較) 金属中の自由電子のエネルギー

前期に学んだモデルを思い出そう

前図1次元結晶における分散関係と比較する

逆格子空間(基礎電子物性の復習)

が定義されるとして逆格子ベクトル

整数)  (

これらを使って

なお

を定義する並進ベクトルとして逆格子空間の

      

に対してこのベクトル

整数) (

て不変であるは次の並進操作に対し結晶のすべての格子点

213132

G

vbvbvbvG

aaaV

b

V

aab

V

aab

V

aab

a

uauauauT

i

a

i

aaa

i

i

)(

222

332211

321

321

332211

結晶とフーリエ解析(基礎電子物性の復習)

思い出せ成分が関与したことを

ャルのフーリエ考えるときポテンシエネルギーギャップを

本式となるる結晶の構造解析の基この関係はX線等によ

であることが分かる

適用するとこれにフーリエ解析を

である

は電子密度結晶の並進対称性から

)exp()(

)()(

)(

riGnrn

rnTrn

rn

G

G

G=ν 1b1+ν 2b2+ν 3b3

ブリュアンゾーン

境界(点)であるがブリュアンゾーン

であるから1次元では

ギーギャップができる不連続となりエネル

のエネルギーは境界面では必ず電子ブリュアンゾーンの

となる

リュアンゾーンアンゾーン第3ブその外側が第2ブリュ

ブリュアンゾーン原点を含む領域を第1

2次元の例

アンゾーンと呼ぶ成される領域をブリュ垂直二等分する面で構

を結ぶ線分をの原点と他の逆格子点逆格子空間において

ak

aG

k

2

0

1次元結晶における分散関係

2次元結晶のブリュアン領域

有限結晶における電子状態

の電子を収める状態        

     

状態)個の異なる波数(運動        

      

において個の原子からなる結晶       

の数ンドにおける電子状態        各バ

バンドぞれ独立のエネルギー        それ

ンは界で隔離された各ゾーブリュアンゾーン境

N

N

N

2

補足説明

個態はピンを考慮すると状     2種類のス

            

      

の許される値動ベクトル      電子の波

リュアンゾーンの中       第1ブ

)子定数        (格

元結晶個の格子からなる1次で長さ

N

aL

N

L

N

LLk

k

NaLa

NL

2

12

2

4

2

0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

56個の原子で構成される1次元結晶の第1ブリュアン領域

有限2次元結晶のブリュアン領域

固体のエネルギーバンド

バンドと電気伝導性の関係を

最もエネルギーの高いバンドに注目して考える

そのバンドが電子ですべて占有されているとき (例えば一つの原子が偶数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を流さない絶縁体(半導体)となる

バンドの一部が電子で占有されているとき (例えば一つの原子が奇数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を良く流す金属となる

と考えられるのは何故か

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1 (奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消しあっている

電流=0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1(奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消されない

電界

電流=有限

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

2次元3次元では 方向によってブリュアンゾーンが異なる

エネルギーで見ると重なりが出る場合がある

面心立方格子(fcc)結晶の

第1ブリュアンゾーンを描きなさい

ヒント

fccの実格子空間を描く

代表的なミラー指数方向に注目する

fccの逆格子を描いてみる

ブリュアンゾーンの決め方を思い出す

レポート課題(次週の授業開始時まで提出)

3次元fcc結晶の第1ブリュアン領域

価電子帯と伝導帯

価電子帯

伝導帯

エネルギー

ギャップ

i 間接遷移型 d 直接遷移型

バンド間遷移による光吸収

収が観察される点ではじめて大きな吸光吸収が始まり

から穏やかな足分を補われながら運動量保存のための不

ォノンによっての場合フォトンはフが異なる状態への遷移

の変化はほとんどない遷移の際の電子状態の

いので光速度は非常に大き)の保存則を考えると運動量(

励起しつつ吸収される

電子を伝導帯へをもつ光は価電子帯の数の関係を満たす角周波

E         

ルギー保存則により光と電子準位のエネ結晶に光を照射すると

gE

k

k

k

間接遷移型

直接遷移型

シリコンは光エレクトロニクスの世界では

間接遷移型では光エネルギーのやり取りがやり難い

空間に関わる位相

波動の一般式(1次元)

)(exp)( kxtitxWave

(基礎電子物性の復習)

振幅 時間に関わる位相

有効質量 その1

 となるしたがって

 であるつまり

であるであり一方

は仕事の間に電子になされるによって時間ここで電界

 と表現しても良いを用いればエネルギー

これを群速度と呼ぶ

  で表される度は 波束としての電子の速

の電子の運動を考えるエネルギーバンド中で

FeEdtdk

teE

k

kvkdkdEteEv

EtE

kvk

dkdv

gg

kg

g

)(

)(

)(1

)(

有効質量 その2

である付近では自由電子近似で

の例ではちなみに強結合近似

えるトンの運動方程式が見と定義するとニュー

としてここで有効質量

10

2

11

)1

()(11

2

2

2

2

2

2

2

22

22

mmk

am

dk

d

m

m

Fdk

d

dt

dk

dk

d

dkdt

d

dt

dvg

有効質量図

正孔

型とよぶ型後者を前者を

両方がある帯のホールの場合との電子の場合と価電子

キャリア)が伝導帯の内の電流を運ぶもの(半導体素子では結晶

を正孔と呼ぶこの正電荷のキャリア

対して振舞うに外部の電場や磁場にを持っているかのよう+

道はあたかも正の電荷その跡に生じた空の軌持ち上げたとすると

を近からいくらかの電子起で価電子帯の上端付しかし光励起や熱励

ぶことはできない変化が無く電流を運

部から電場を加えても子帯の電子全体は外電子が満ちている価電

pn

e

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

e

he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

e

Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

dp

pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 9: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

エネルギーギャップの形成

なるフーリエ成分に等しく

は結晶ポテンシャルのャップつまりエネルギーギ

は次のようになるそのエネルギー差

なるネルギーを持つことに2つの状態は異なるエ

の影響を受けクーロンポテンシャルこのとき+イオンの

度は2種類の電子の確率密

g

a

CSg

g

S

C

E

U

a

x

a

x

a

xdxU

xdxUE

E

a

x

a

x

0

22

0

0

22

22

22

))(cos)((sin)2

cos(2

)(

)(sin

)(cos

エネルギーギャップ発生機構

1次元結晶における分散関係

k=Π a に注目

2つのエネルギー状態が考えられる

比較) 金属中の自由電子のエネルギー

前期に学んだモデルを思い出そう

前図1次元結晶における分散関係と比較する

逆格子空間(基礎電子物性の復習)

が定義されるとして逆格子ベクトル

整数)  (

これらを使って

なお

を定義する並進ベクトルとして逆格子空間の

      

に対してこのベクトル

整数) (

て不変であるは次の並進操作に対し結晶のすべての格子点

213132

G

vbvbvbvG

aaaV

b

V

aab

V

aab

V

aab

a

uauauauT

i

a

i

aaa

i

i

)(

222

332211

321

321

332211

結晶とフーリエ解析(基礎電子物性の復習)

思い出せ成分が関与したことを

ャルのフーリエ考えるときポテンシエネルギーギャップを

本式となるる結晶の構造解析の基この関係はX線等によ

であることが分かる

適用するとこれにフーリエ解析を

である

は電子密度結晶の並進対称性から

)exp()(

)()(

)(

riGnrn

rnTrn

rn

G

G

G=ν 1b1+ν 2b2+ν 3b3

ブリュアンゾーン

境界(点)であるがブリュアンゾーン

であるから1次元では

ギーギャップができる不連続となりエネル

のエネルギーは境界面では必ず電子ブリュアンゾーンの

となる

リュアンゾーンアンゾーン第3ブその外側が第2ブリュ

ブリュアンゾーン原点を含む領域を第1

2次元の例

アンゾーンと呼ぶ成される領域をブリュ垂直二等分する面で構

を結ぶ線分をの原点と他の逆格子点逆格子空間において

ak

aG

k

2

0

1次元結晶における分散関係

2次元結晶のブリュアン領域

有限結晶における電子状態

の電子を収める状態        

     

状態)個の異なる波数(運動        

      

において個の原子からなる結晶       

の数ンドにおける電子状態        各バ

バンドぞれ独立のエネルギー        それ

ンは界で隔離された各ゾーブリュアンゾーン境

N

N

N

2

補足説明

個態はピンを考慮すると状     2種類のス

            

      

の許される値動ベクトル      電子の波

リュアンゾーンの中       第1ブ

)子定数        (格

元結晶個の格子からなる1次で長さ

N

aL

N

L

N

LLk

k

NaLa

NL

2

12

2

4

2

0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

56個の原子で構成される1次元結晶の第1ブリュアン領域

有限2次元結晶のブリュアン領域

固体のエネルギーバンド

バンドと電気伝導性の関係を

最もエネルギーの高いバンドに注目して考える

そのバンドが電子ですべて占有されているとき (例えば一つの原子が偶数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を流さない絶縁体(半導体)となる

バンドの一部が電子で占有されているとき (例えば一つの原子が奇数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を良く流す金属となる

と考えられるのは何故か

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1 (奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消しあっている

電流=0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1(奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消されない

電界

電流=有限

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

2次元3次元では 方向によってブリュアンゾーンが異なる

エネルギーで見ると重なりが出る場合がある

面心立方格子(fcc)結晶の

第1ブリュアンゾーンを描きなさい

ヒント

fccの実格子空間を描く

代表的なミラー指数方向に注目する

fccの逆格子を描いてみる

ブリュアンゾーンの決め方を思い出す

レポート課題(次週の授業開始時まで提出)

3次元fcc結晶の第1ブリュアン領域

価電子帯と伝導帯

価電子帯

伝導帯

エネルギー

ギャップ

i 間接遷移型 d 直接遷移型

バンド間遷移による光吸収

収が観察される点ではじめて大きな吸光吸収が始まり

から穏やかな足分を補われながら運動量保存のための不

ォノンによっての場合フォトンはフが異なる状態への遷移

の変化はほとんどない遷移の際の電子状態の

いので光速度は非常に大き)の保存則を考えると運動量(

励起しつつ吸収される

電子を伝導帯へをもつ光は価電子帯の数の関係を満たす角周波

E         

ルギー保存則により光と電子準位のエネ結晶に光を照射すると

gE

k

k

k

間接遷移型

直接遷移型

シリコンは光エレクトロニクスの世界では

間接遷移型では光エネルギーのやり取りがやり難い

空間に関わる位相

波動の一般式(1次元)

)(exp)( kxtitxWave

(基礎電子物性の復習)

振幅 時間に関わる位相

有効質量 その1

 となるしたがって

 であるつまり

であるであり一方

は仕事の間に電子になされるによって時間ここで電界

 と表現しても良いを用いればエネルギー

これを群速度と呼ぶ

  で表される度は 波束としての電子の速

の電子の運動を考えるエネルギーバンド中で

FeEdtdk

teE

k

kvkdkdEteEv

EtE

kvk

dkdv

gg

kg

g

)(

)(

)(1

)(

有効質量 その2

である付近では自由電子近似で

の例ではちなみに強結合近似

えるトンの運動方程式が見と定義するとニュー

としてここで有効質量

10

2

11

)1

()(11

2

2

2

2

2

2

2

22

22

mmk

am

dk

d

m

m

Fdk

d

dt

dk

dk

d

dkdt

d

dt

dvg

有効質量図

正孔

型とよぶ型後者を前者を

両方がある帯のホールの場合との電子の場合と価電子

キャリア)が伝導帯の内の電流を運ぶもの(半導体素子では結晶

を正孔と呼ぶこの正電荷のキャリア

対して振舞うに外部の電場や磁場にを持っているかのよう+

道はあたかも正の電荷その跡に生じた空の軌持ち上げたとすると

を近からいくらかの電子起で価電子帯の上端付しかし光励起や熱励

ぶことはできない変化が無く電流を運

部から電場を加えても子帯の電子全体は外電子が満ちている価電

pn

e

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

e

he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

e

Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

dp

pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 10: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

エネルギーギャップ発生機構

1次元結晶における分散関係

k=Π a に注目

2つのエネルギー状態が考えられる

比較) 金属中の自由電子のエネルギー

前期に学んだモデルを思い出そう

前図1次元結晶における分散関係と比較する

逆格子空間(基礎電子物性の復習)

が定義されるとして逆格子ベクトル

整数)  (

これらを使って

なお

を定義する並進ベクトルとして逆格子空間の

      

に対してこのベクトル

整数) (

て不変であるは次の並進操作に対し結晶のすべての格子点

213132

G

vbvbvbvG

aaaV

b

V

aab

V

aab

V

aab

a

uauauauT

i

a

i

aaa

i

i

)(

222

332211

321

321

332211

結晶とフーリエ解析(基礎電子物性の復習)

思い出せ成分が関与したことを

ャルのフーリエ考えるときポテンシエネルギーギャップを

本式となるる結晶の構造解析の基この関係はX線等によ

であることが分かる

適用するとこれにフーリエ解析を

である

は電子密度結晶の並進対称性から

)exp()(

)()(

)(

riGnrn

rnTrn

rn

G

G

G=ν 1b1+ν 2b2+ν 3b3

ブリュアンゾーン

境界(点)であるがブリュアンゾーン

であるから1次元では

ギーギャップができる不連続となりエネル

のエネルギーは境界面では必ず電子ブリュアンゾーンの

となる

リュアンゾーンアンゾーン第3ブその外側が第2ブリュ

ブリュアンゾーン原点を含む領域を第1

2次元の例

アンゾーンと呼ぶ成される領域をブリュ垂直二等分する面で構

を結ぶ線分をの原点と他の逆格子点逆格子空間において

ak

aG

k

2

0

1次元結晶における分散関係

2次元結晶のブリュアン領域

有限結晶における電子状態

の電子を収める状態        

     

状態)個の異なる波数(運動        

      

において個の原子からなる結晶       

の数ンドにおける電子状態        各バ

バンドぞれ独立のエネルギー        それ

ンは界で隔離された各ゾーブリュアンゾーン境

N

N

N

2

補足説明

個態はピンを考慮すると状     2種類のス

            

      

の許される値動ベクトル      電子の波

リュアンゾーンの中       第1ブ

)子定数        (格

元結晶個の格子からなる1次で長さ

N

aL

N

L

N

LLk

k

NaLa

NL

2

12

2

4

2

0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

56個の原子で構成される1次元結晶の第1ブリュアン領域

有限2次元結晶のブリュアン領域

固体のエネルギーバンド

バンドと電気伝導性の関係を

最もエネルギーの高いバンドに注目して考える

そのバンドが電子ですべて占有されているとき (例えば一つの原子が偶数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を流さない絶縁体(半導体)となる

バンドの一部が電子で占有されているとき (例えば一つの原子が奇数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を良く流す金属となる

と考えられるのは何故か

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1 (奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消しあっている

電流=0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1(奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消されない

電界

電流=有限

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

2次元3次元では 方向によってブリュアンゾーンが異なる

エネルギーで見ると重なりが出る場合がある

面心立方格子(fcc)結晶の

第1ブリュアンゾーンを描きなさい

ヒント

fccの実格子空間を描く

代表的なミラー指数方向に注目する

fccの逆格子を描いてみる

ブリュアンゾーンの決め方を思い出す

レポート課題(次週の授業開始時まで提出)

3次元fcc結晶の第1ブリュアン領域

価電子帯と伝導帯

価電子帯

伝導帯

エネルギー

ギャップ

i 間接遷移型 d 直接遷移型

バンド間遷移による光吸収

収が観察される点ではじめて大きな吸光吸収が始まり

から穏やかな足分を補われながら運動量保存のための不

ォノンによっての場合フォトンはフが異なる状態への遷移

の変化はほとんどない遷移の際の電子状態の

いので光速度は非常に大き)の保存則を考えると運動量(

励起しつつ吸収される

電子を伝導帯へをもつ光は価電子帯の数の関係を満たす角周波

E         

ルギー保存則により光と電子準位のエネ結晶に光を照射すると

gE

k

k

k

間接遷移型

直接遷移型

シリコンは光エレクトロニクスの世界では

間接遷移型では光エネルギーのやり取りがやり難い

空間に関わる位相

波動の一般式(1次元)

)(exp)( kxtitxWave

(基礎電子物性の復習)

振幅 時間に関わる位相

有効質量 その1

 となるしたがって

 であるつまり

であるであり一方

は仕事の間に電子になされるによって時間ここで電界

 と表現しても良いを用いればエネルギー

これを群速度と呼ぶ

  で表される度は 波束としての電子の速

の電子の運動を考えるエネルギーバンド中で

FeEdtdk

teE

k

kvkdkdEteEv

EtE

kvk

dkdv

gg

kg

g

)(

)(

)(1

)(

有効質量 その2

である付近では自由電子近似で

の例ではちなみに強結合近似

えるトンの運動方程式が見と定義するとニュー

としてここで有効質量

10

2

11

)1

()(11

2

2

2

2

2

2

2

22

22

mmk

am

dk

d

m

m

Fdk

d

dt

dk

dk

d

dkdt

d

dt

dvg

有効質量図

正孔

型とよぶ型後者を前者を

両方がある帯のホールの場合との電子の場合と価電子

キャリア)が伝導帯の内の電流を運ぶもの(半導体素子では結晶

を正孔と呼ぶこの正電荷のキャリア

対して振舞うに外部の電場や磁場にを持っているかのよう+

道はあたかも正の電荷その跡に生じた空の軌持ち上げたとすると

を近からいくらかの電子起で価電子帯の上端付しかし光励起や熱励

ぶことはできない変化が無く電流を運

部から電場を加えても子帯の電子全体は外電子が満ちている価電

pn

e

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

e

he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

e

Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

dp

pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 11: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

1次元結晶における分散関係

k=Π a に注目

2つのエネルギー状態が考えられる

比較) 金属中の自由電子のエネルギー

前期に学んだモデルを思い出そう

前図1次元結晶における分散関係と比較する

逆格子空間(基礎電子物性の復習)

が定義されるとして逆格子ベクトル

整数)  (

これらを使って

なお

を定義する並進ベクトルとして逆格子空間の

      

に対してこのベクトル

整数) (

て不変であるは次の並進操作に対し結晶のすべての格子点

213132

G

vbvbvbvG

aaaV

b

V

aab

V

aab

V

aab

a

uauauauT

i

a

i

aaa

i

i

)(

222

332211

321

321

332211

結晶とフーリエ解析(基礎電子物性の復習)

思い出せ成分が関与したことを

ャルのフーリエ考えるときポテンシエネルギーギャップを

本式となるる結晶の構造解析の基この関係はX線等によ

であることが分かる

適用するとこれにフーリエ解析を

である

は電子密度結晶の並進対称性から

)exp()(

)()(

)(

riGnrn

rnTrn

rn

G

G

G=ν 1b1+ν 2b2+ν 3b3

ブリュアンゾーン

境界(点)であるがブリュアンゾーン

であるから1次元では

ギーギャップができる不連続となりエネル

のエネルギーは境界面では必ず電子ブリュアンゾーンの

となる

リュアンゾーンアンゾーン第3ブその外側が第2ブリュ

ブリュアンゾーン原点を含む領域を第1

2次元の例

アンゾーンと呼ぶ成される領域をブリュ垂直二等分する面で構

を結ぶ線分をの原点と他の逆格子点逆格子空間において

ak

aG

k

2

0

1次元結晶における分散関係

2次元結晶のブリュアン領域

有限結晶における電子状態

の電子を収める状態        

     

状態)個の異なる波数(運動        

      

において個の原子からなる結晶       

の数ンドにおける電子状態        各バ

バンドぞれ独立のエネルギー        それ

ンは界で隔離された各ゾーブリュアンゾーン境

N

N

N

2

補足説明

個態はピンを考慮すると状     2種類のス

            

      

の許される値動ベクトル      電子の波

リュアンゾーンの中       第1ブ

)子定数        (格

元結晶個の格子からなる1次で長さ

N

aL

N

L

N

LLk

k

NaLa

NL

2

12

2

4

2

0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

56個の原子で構成される1次元結晶の第1ブリュアン領域

有限2次元結晶のブリュアン領域

固体のエネルギーバンド

バンドと電気伝導性の関係を

最もエネルギーの高いバンドに注目して考える

そのバンドが電子ですべて占有されているとき (例えば一つの原子が偶数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を流さない絶縁体(半導体)となる

バンドの一部が電子で占有されているとき (例えば一つの原子が奇数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を良く流す金属となる

と考えられるのは何故か

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1 (奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消しあっている

電流=0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1(奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消されない

電界

電流=有限

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

2次元3次元では 方向によってブリュアンゾーンが異なる

エネルギーで見ると重なりが出る場合がある

面心立方格子(fcc)結晶の

第1ブリュアンゾーンを描きなさい

ヒント

fccの実格子空間を描く

代表的なミラー指数方向に注目する

fccの逆格子を描いてみる

ブリュアンゾーンの決め方を思い出す

レポート課題(次週の授業開始時まで提出)

3次元fcc結晶の第1ブリュアン領域

価電子帯と伝導帯

価電子帯

伝導帯

エネルギー

ギャップ

i 間接遷移型 d 直接遷移型

バンド間遷移による光吸収

収が観察される点ではじめて大きな吸光吸収が始まり

から穏やかな足分を補われながら運動量保存のための不

ォノンによっての場合フォトンはフが異なる状態への遷移

の変化はほとんどない遷移の際の電子状態の

いので光速度は非常に大き)の保存則を考えると運動量(

励起しつつ吸収される

電子を伝導帯へをもつ光は価電子帯の数の関係を満たす角周波

E         

ルギー保存則により光と電子準位のエネ結晶に光を照射すると

gE

k

k

k

間接遷移型

直接遷移型

シリコンは光エレクトロニクスの世界では

間接遷移型では光エネルギーのやり取りがやり難い

空間に関わる位相

波動の一般式(1次元)

)(exp)( kxtitxWave

(基礎電子物性の復習)

振幅 時間に関わる位相

有効質量 その1

 となるしたがって

 であるつまり

であるであり一方

は仕事の間に電子になされるによって時間ここで電界

 と表現しても良いを用いればエネルギー

これを群速度と呼ぶ

  で表される度は 波束としての電子の速

の電子の運動を考えるエネルギーバンド中で

FeEdtdk

teE

k

kvkdkdEteEv

EtE

kvk

dkdv

gg

kg

g

)(

)(

)(1

)(

有効質量 その2

である付近では自由電子近似で

の例ではちなみに強結合近似

えるトンの運動方程式が見と定義するとニュー

としてここで有効質量

10

2

11

)1

()(11

2

2

2

2

2

2

2

22

22

mmk

am

dk

d

m

m

Fdk

d

dt

dk

dk

d

dkdt

d

dt

dvg

有効質量図

正孔

型とよぶ型後者を前者を

両方がある帯のホールの場合との電子の場合と価電子

キャリア)が伝導帯の内の電流を運ぶもの(半導体素子では結晶

を正孔と呼ぶこの正電荷のキャリア

対して振舞うに外部の電場や磁場にを持っているかのよう+

道はあたかも正の電荷その跡に生じた空の軌持ち上げたとすると

を近からいくらかの電子起で価電子帯の上端付しかし光励起や熱励

ぶことはできない変化が無く電流を運

部から電場を加えても子帯の電子全体は外電子が満ちている価電

pn

e

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

e

he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

e

Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

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pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 12: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

比較) 金属中の自由電子のエネルギー

前期に学んだモデルを思い出そう

前図1次元結晶における分散関係と比較する

逆格子空間(基礎電子物性の復習)

が定義されるとして逆格子ベクトル

整数)  (

これらを使って

なお

を定義する並進ベクトルとして逆格子空間の

      

に対してこのベクトル

整数) (

て不変であるは次の並進操作に対し結晶のすべての格子点

213132

G

vbvbvbvG

aaaV

b

V

aab

V

aab

V

aab

a

uauauauT

i

a

i

aaa

i

i

)(

222

332211

321

321

332211

結晶とフーリエ解析(基礎電子物性の復習)

思い出せ成分が関与したことを

ャルのフーリエ考えるときポテンシエネルギーギャップを

本式となるる結晶の構造解析の基この関係はX線等によ

であることが分かる

適用するとこれにフーリエ解析を

である

は電子密度結晶の並進対称性から

)exp()(

)()(

)(

riGnrn

rnTrn

rn

G

G

G=ν 1b1+ν 2b2+ν 3b3

ブリュアンゾーン

境界(点)であるがブリュアンゾーン

であるから1次元では

ギーギャップができる不連続となりエネル

のエネルギーは境界面では必ず電子ブリュアンゾーンの

となる

リュアンゾーンアンゾーン第3ブその外側が第2ブリュ

ブリュアンゾーン原点を含む領域を第1

2次元の例

アンゾーンと呼ぶ成される領域をブリュ垂直二等分する面で構

を結ぶ線分をの原点と他の逆格子点逆格子空間において

ak

aG

k

2

0

1次元結晶における分散関係

2次元結晶のブリュアン領域

有限結晶における電子状態

の電子を収める状態        

     

状態)個の異なる波数(運動        

      

において個の原子からなる結晶       

の数ンドにおける電子状態        各バ

バンドぞれ独立のエネルギー        それ

ンは界で隔離された各ゾーブリュアンゾーン境

N

N

N

2

補足説明

個態はピンを考慮すると状     2種類のス

            

      

の許される値動ベクトル      電子の波

リュアンゾーンの中       第1ブ

)子定数        (格

元結晶個の格子からなる1次で長さ

N

aL

N

L

N

LLk

k

NaLa

NL

2

12

2

4

2

0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

56個の原子で構成される1次元結晶の第1ブリュアン領域

有限2次元結晶のブリュアン領域

固体のエネルギーバンド

バンドと電気伝導性の関係を

最もエネルギーの高いバンドに注目して考える

そのバンドが電子ですべて占有されているとき (例えば一つの原子が偶数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を流さない絶縁体(半導体)となる

バンドの一部が電子で占有されているとき (例えば一つの原子が奇数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を良く流す金属となる

と考えられるのは何故か

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1 (奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消しあっている

電流=0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1(奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消されない

電界

電流=有限

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

2次元3次元では 方向によってブリュアンゾーンが異なる

エネルギーで見ると重なりが出る場合がある

面心立方格子(fcc)結晶の

第1ブリュアンゾーンを描きなさい

ヒント

fccの実格子空間を描く

代表的なミラー指数方向に注目する

fccの逆格子を描いてみる

ブリュアンゾーンの決め方を思い出す

レポート課題(次週の授業開始時まで提出)

3次元fcc結晶の第1ブリュアン領域

価電子帯と伝導帯

価電子帯

伝導帯

エネルギー

ギャップ

i 間接遷移型 d 直接遷移型

バンド間遷移による光吸収

収が観察される点ではじめて大きな吸光吸収が始まり

から穏やかな足分を補われながら運動量保存のための不

ォノンによっての場合フォトンはフが異なる状態への遷移

の変化はほとんどない遷移の際の電子状態の

いので光速度は非常に大き)の保存則を考えると運動量(

励起しつつ吸収される

電子を伝導帯へをもつ光は価電子帯の数の関係を満たす角周波

E         

ルギー保存則により光と電子準位のエネ結晶に光を照射すると

gE

k

k

k

間接遷移型

直接遷移型

シリコンは光エレクトロニクスの世界では

間接遷移型では光エネルギーのやり取りがやり難い

空間に関わる位相

波動の一般式(1次元)

)(exp)( kxtitxWave

(基礎電子物性の復習)

振幅 時間に関わる位相

有効質量 その1

 となるしたがって

 であるつまり

であるであり一方

は仕事の間に電子になされるによって時間ここで電界

 と表現しても良いを用いればエネルギー

これを群速度と呼ぶ

  で表される度は 波束としての電子の速

の電子の運動を考えるエネルギーバンド中で

FeEdtdk

teE

k

kvkdkdEteEv

EtE

kvk

dkdv

gg

kg

g

)(

)(

)(1

)(

有効質量 その2

である付近では自由電子近似で

の例ではちなみに強結合近似

えるトンの運動方程式が見と定義するとニュー

としてここで有効質量

10

2

11

)1

()(11

2

2

2

2

2

2

2

22

22

mmk

am

dk

d

m

m

Fdk

d

dt

dk

dk

d

dkdt

d

dt

dvg

有効質量図

正孔

型とよぶ型後者を前者を

両方がある帯のホールの場合との電子の場合と価電子

キャリア)が伝導帯の内の電流を運ぶもの(半導体素子では結晶

を正孔と呼ぶこの正電荷のキャリア

対して振舞うに外部の電場や磁場にを持っているかのよう+

道はあたかも正の電荷その跡に生じた空の軌持ち上げたとすると

を近からいくらかの電子起で価電子帯の上端付しかし光励起や熱励

ぶことはできない変化が無く電流を運

部から電場を加えても子帯の電子全体は外電子が満ちている価電

pn

e

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

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he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

e

Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

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pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 13: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

逆格子空間(基礎電子物性の復習)

が定義されるとして逆格子ベクトル

整数)  (

これらを使って

なお

を定義する並進ベクトルとして逆格子空間の

      

に対してこのベクトル

整数) (

て不変であるは次の並進操作に対し結晶のすべての格子点

213132

G

vbvbvbvG

aaaV

b

V

aab

V

aab

V

aab

a

uauauauT

i

a

i

aaa

i

i

)(

222

332211

321

321

332211

結晶とフーリエ解析(基礎電子物性の復習)

思い出せ成分が関与したことを

ャルのフーリエ考えるときポテンシエネルギーギャップを

本式となるる結晶の構造解析の基この関係はX線等によ

であることが分かる

適用するとこれにフーリエ解析を

である

は電子密度結晶の並進対称性から

)exp()(

)()(

)(

riGnrn

rnTrn

rn

G

G

G=ν 1b1+ν 2b2+ν 3b3

ブリュアンゾーン

境界(点)であるがブリュアンゾーン

であるから1次元では

ギーギャップができる不連続となりエネル

のエネルギーは境界面では必ず電子ブリュアンゾーンの

となる

リュアンゾーンアンゾーン第3ブその外側が第2ブリュ

ブリュアンゾーン原点を含む領域を第1

2次元の例

アンゾーンと呼ぶ成される領域をブリュ垂直二等分する面で構

を結ぶ線分をの原点と他の逆格子点逆格子空間において

ak

aG

k

2

0

1次元結晶における分散関係

2次元結晶のブリュアン領域

有限結晶における電子状態

の電子を収める状態        

     

状態)個の異なる波数(運動        

      

において個の原子からなる結晶       

の数ンドにおける電子状態        各バ

バンドぞれ独立のエネルギー        それ

ンは界で隔離された各ゾーブリュアンゾーン境

N

N

N

2

補足説明

個態はピンを考慮すると状     2種類のス

            

      

の許される値動ベクトル      電子の波

リュアンゾーンの中       第1ブ

)子定数        (格

元結晶個の格子からなる1次で長さ

N

aL

N

L

N

LLk

k

NaLa

NL

2

12

2

4

2

0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

56個の原子で構成される1次元結晶の第1ブリュアン領域

有限2次元結晶のブリュアン領域

固体のエネルギーバンド

バンドと電気伝導性の関係を

最もエネルギーの高いバンドに注目して考える

そのバンドが電子ですべて占有されているとき (例えば一つの原子が偶数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を流さない絶縁体(半導体)となる

バンドの一部が電子で占有されているとき (例えば一つの原子が奇数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を良く流す金属となる

と考えられるのは何故か

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1 (奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消しあっている

電流=0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1(奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消されない

電界

電流=有限

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

2次元3次元では 方向によってブリュアンゾーンが異なる

エネルギーで見ると重なりが出る場合がある

面心立方格子(fcc)結晶の

第1ブリュアンゾーンを描きなさい

ヒント

fccの実格子空間を描く

代表的なミラー指数方向に注目する

fccの逆格子を描いてみる

ブリュアンゾーンの決め方を思い出す

レポート課題(次週の授業開始時まで提出)

3次元fcc結晶の第1ブリュアン領域

価電子帯と伝導帯

価電子帯

伝導帯

エネルギー

ギャップ

i 間接遷移型 d 直接遷移型

バンド間遷移による光吸収

収が観察される点ではじめて大きな吸光吸収が始まり

から穏やかな足分を補われながら運動量保存のための不

ォノンによっての場合フォトンはフが異なる状態への遷移

の変化はほとんどない遷移の際の電子状態の

いので光速度は非常に大き)の保存則を考えると運動量(

励起しつつ吸収される

電子を伝導帯へをもつ光は価電子帯の数の関係を満たす角周波

E         

ルギー保存則により光と電子準位のエネ結晶に光を照射すると

gE

k

k

k

間接遷移型

直接遷移型

シリコンは光エレクトロニクスの世界では

間接遷移型では光エネルギーのやり取りがやり難い

空間に関わる位相

波動の一般式(1次元)

)(exp)( kxtitxWave

(基礎電子物性の復習)

振幅 時間に関わる位相

有効質量 その1

 となるしたがって

 であるつまり

であるであり一方

は仕事の間に電子になされるによって時間ここで電界

 と表現しても良いを用いればエネルギー

これを群速度と呼ぶ

  で表される度は 波束としての電子の速

の電子の運動を考えるエネルギーバンド中で

FeEdtdk

teE

k

kvkdkdEteEv

EtE

kvk

dkdv

gg

kg

g

)(

)(

)(1

)(

有効質量 その2

である付近では自由電子近似で

の例ではちなみに強結合近似

えるトンの運動方程式が見と定義するとニュー

としてここで有効質量

10

2

11

)1

()(11

2

2

2

2

2

2

2

22

22

mmk

am

dk

d

m

m

Fdk

d

dt

dk

dk

d

dkdt

d

dt

dvg

有効質量図

正孔

型とよぶ型後者を前者を

両方がある帯のホールの場合との電子の場合と価電子

キャリア)が伝導帯の内の電流を運ぶもの(半導体素子では結晶

を正孔と呼ぶこの正電荷のキャリア

対して振舞うに外部の電場や磁場にを持っているかのよう+

道はあたかも正の電荷その跡に生じた空の軌持ち上げたとすると

を近からいくらかの電子起で価電子帯の上端付しかし光励起や熱励

ぶことはできない変化が無く電流を運

部から電場を加えても子帯の電子全体は外電子が満ちている価電

pn

e

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

e

he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

e

Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

dp

pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 14: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

結晶とフーリエ解析(基礎電子物性の復習)

思い出せ成分が関与したことを

ャルのフーリエ考えるときポテンシエネルギーギャップを

本式となるる結晶の構造解析の基この関係はX線等によ

であることが分かる

適用するとこれにフーリエ解析を

である

は電子密度結晶の並進対称性から

)exp()(

)()(

)(

riGnrn

rnTrn

rn

G

G

G=ν 1b1+ν 2b2+ν 3b3

ブリュアンゾーン

境界(点)であるがブリュアンゾーン

であるから1次元では

ギーギャップができる不連続となりエネル

のエネルギーは境界面では必ず電子ブリュアンゾーンの

となる

リュアンゾーンアンゾーン第3ブその外側が第2ブリュ

ブリュアンゾーン原点を含む領域を第1

2次元の例

アンゾーンと呼ぶ成される領域をブリュ垂直二等分する面で構

を結ぶ線分をの原点と他の逆格子点逆格子空間において

ak

aG

k

2

0

1次元結晶における分散関係

2次元結晶のブリュアン領域

有限結晶における電子状態

の電子を収める状態        

     

状態)個の異なる波数(運動        

      

において個の原子からなる結晶       

の数ンドにおける電子状態        各バ

バンドぞれ独立のエネルギー        それ

ンは界で隔離された各ゾーブリュアンゾーン境

N

N

N

2

補足説明

個態はピンを考慮すると状     2種類のス

            

      

の許される値動ベクトル      電子の波

リュアンゾーンの中       第1ブ

)子定数        (格

元結晶個の格子からなる1次で長さ

N

aL

N

L

N

LLk

k

NaLa

NL

2

12

2

4

2

0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

56個の原子で構成される1次元結晶の第1ブリュアン領域

有限2次元結晶のブリュアン領域

固体のエネルギーバンド

バンドと電気伝導性の関係を

最もエネルギーの高いバンドに注目して考える

そのバンドが電子ですべて占有されているとき (例えば一つの原子が偶数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を流さない絶縁体(半導体)となる

バンドの一部が電子で占有されているとき (例えば一つの原子が奇数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を良く流す金属となる

と考えられるのは何故か

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1 (奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消しあっている

電流=0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1(奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消されない

電界

電流=有限

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

2次元3次元では 方向によってブリュアンゾーンが異なる

エネルギーで見ると重なりが出る場合がある

面心立方格子(fcc)結晶の

第1ブリュアンゾーンを描きなさい

ヒント

fccの実格子空間を描く

代表的なミラー指数方向に注目する

fccの逆格子を描いてみる

ブリュアンゾーンの決め方を思い出す

レポート課題(次週の授業開始時まで提出)

3次元fcc結晶の第1ブリュアン領域

価電子帯と伝導帯

価電子帯

伝導帯

エネルギー

ギャップ

i 間接遷移型 d 直接遷移型

バンド間遷移による光吸収

収が観察される点ではじめて大きな吸光吸収が始まり

から穏やかな足分を補われながら運動量保存のための不

ォノンによっての場合フォトンはフが異なる状態への遷移

の変化はほとんどない遷移の際の電子状態の

いので光速度は非常に大き)の保存則を考えると運動量(

励起しつつ吸収される

電子を伝導帯へをもつ光は価電子帯の数の関係を満たす角周波

E         

ルギー保存則により光と電子準位のエネ結晶に光を照射すると

gE

k

k

k

間接遷移型

直接遷移型

シリコンは光エレクトロニクスの世界では

間接遷移型では光エネルギーのやり取りがやり難い

空間に関わる位相

波動の一般式(1次元)

)(exp)( kxtitxWave

(基礎電子物性の復習)

振幅 時間に関わる位相

有効質量 その1

 となるしたがって

 であるつまり

であるであり一方

は仕事の間に電子になされるによって時間ここで電界

 と表現しても良いを用いればエネルギー

これを群速度と呼ぶ

  で表される度は 波束としての電子の速

の電子の運動を考えるエネルギーバンド中で

FeEdtdk

teE

k

kvkdkdEteEv

EtE

kvk

dkdv

gg

kg

g

)(

)(

)(1

)(

有効質量 その2

である付近では自由電子近似で

の例ではちなみに強結合近似

えるトンの運動方程式が見と定義するとニュー

としてここで有効質量

10

2

11

)1

()(11

2

2

2

2

2

2

2

22

22

mmk

am

dk

d

m

m

Fdk

d

dt

dk

dk

d

dkdt

d

dt

dvg

有効質量図

正孔

型とよぶ型後者を前者を

両方がある帯のホールの場合との電子の場合と価電子

キャリア)が伝導帯の内の電流を運ぶもの(半導体素子では結晶

を正孔と呼ぶこの正電荷のキャリア

対して振舞うに外部の電場や磁場にを持っているかのよう+

道はあたかも正の電荷その跡に生じた空の軌持ち上げたとすると

を近からいくらかの電子起で価電子帯の上端付しかし光励起や熱励

ぶことはできない変化が無く電流を運

部から電場を加えても子帯の電子全体は外電子が満ちている価電

pn

e

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

e

he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

e

Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

dp

pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 15: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

ブリュアンゾーン

境界(点)であるがブリュアンゾーン

であるから1次元では

ギーギャップができる不連続となりエネル

のエネルギーは境界面では必ず電子ブリュアンゾーンの

となる

リュアンゾーンアンゾーン第3ブその外側が第2ブリュ

ブリュアンゾーン原点を含む領域を第1

2次元の例

アンゾーンと呼ぶ成される領域をブリュ垂直二等分する面で構

を結ぶ線分をの原点と他の逆格子点逆格子空間において

ak

aG

k

2

0

1次元結晶における分散関係

2次元結晶のブリュアン領域

有限結晶における電子状態

の電子を収める状態        

     

状態)個の異なる波数(運動        

      

において個の原子からなる結晶       

の数ンドにおける電子状態        各バ

バンドぞれ独立のエネルギー        それ

ンは界で隔離された各ゾーブリュアンゾーン境

N

N

N

2

補足説明

個態はピンを考慮すると状     2種類のス

            

      

の許される値動ベクトル      電子の波

リュアンゾーンの中       第1ブ

)子定数        (格

元結晶個の格子からなる1次で長さ

N

aL

N

L

N

LLk

k

NaLa

NL

2

12

2

4

2

0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

56個の原子で構成される1次元結晶の第1ブリュアン領域

有限2次元結晶のブリュアン領域

固体のエネルギーバンド

バンドと電気伝導性の関係を

最もエネルギーの高いバンドに注目して考える

そのバンドが電子ですべて占有されているとき (例えば一つの原子が偶数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を流さない絶縁体(半導体)となる

バンドの一部が電子で占有されているとき (例えば一つの原子が奇数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を良く流す金属となる

と考えられるのは何故か

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1 (奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消しあっている

電流=0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1(奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消されない

電界

電流=有限

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

2次元3次元では 方向によってブリュアンゾーンが異なる

エネルギーで見ると重なりが出る場合がある

面心立方格子(fcc)結晶の

第1ブリュアンゾーンを描きなさい

ヒント

fccの実格子空間を描く

代表的なミラー指数方向に注目する

fccの逆格子を描いてみる

ブリュアンゾーンの決め方を思い出す

レポート課題(次週の授業開始時まで提出)

3次元fcc結晶の第1ブリュアン領域

価電子帯と伝導帯

価電子帯

伝導帯

エネルギー

ギャップ

i 間接遷移型 d 直接遷移型

バンド間遷移による光吸収

収が観察される点ではじめて大きな吸光吸収が始まり

から穏やかな足分を補われながら運動量保存のための不

ォノンによっての場合フォトンはフが異なる状態への遷移

の変化はほとんどない遷移の際の電子状態の

いので光速度は非常に大き)の保存則を考えると運動量(

励起しつつ吸収される

電子を伝導帯へをもつ光は価電子帯の数の関係を満たす角周波

E         

ルギー保存則により光と電子準位のエネ結晶に光を照射すると

gE

k

k

k

間接遷移型

直接遷移型

シリコンは光エレクトロニクスの世界では

間接遷移型では光エネルギーのやり取りがやり難い

空間に関わる位相

波動の一般式(1次元)

)(exp)( kxtitxWave

(基礎電子物性の復習)

振幅 時間に関わる位相

有効質量 その1

 となるしたがって

 であるつまり

であるであり一方

は仕事の間に電子になされるによって時間ここで電界

 と表現しても良いを用いればエネルギー

これを群速度と呼ぶ

  で表される度は 波束としての電子の速

の電子の運動を考えるエネルギーバンド中で

FeEdtdk

teE

k

kvkdkdEteEv

EtE

kvk

dkdv

gg

kg

g

)(

)(

)(1

)(

有効質量 その2

である付近では自由電子近似で

の例ではちなみに強結合近似

えるトンの運動方程式が見と定義するとニュー

としてここで有効質量

10

2

11

)1

()(11

2

2

2

2

2

2

2

22

22

mmk

am

dk

d

m

m

Fdk

d

dt

dk

dk

d

dkdt

d

dt

dvg

有効質量図

正孔

型とよぶ型後者を前者を

両方がある帯のホールの場合との電子の場合と価電子

キャリア)が伝導帯の内の電流を運ぶもの(半導体素子では結晶

を正孔と呼ぶこの正電荷のキャリア

対して振舞うに外部の電場や磁場にを持っているかのよう+

道はあたかも正の電荷その跡に生じた空の軌持ち上げたとすると

を近からいくらかの電子起で価電子帯の上端付しかし光励起や熱励

ぶことはできない変化が無く電流を運

部から電場を加えても子帯の電子全体は外電子が満ちている価電

pn

e

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

e

he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

e

Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

dp

pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 16: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

1次元結晶における分散関係

2次元結晶のブリュアン領域

有限結晶における電子状態

の電子を収める状態        

     

状態)個の異なる波数(運動        

      

において個の原子からなる結晶       

の数ンドにおける電子状態        各バ

バンドぞれ独立のエネルギー        それ

ンは界で隔離された各ゾーブリュアンゾーン境

N

N

N

2

補足説明

個態はピンを考慮すると状     2種類のス

            

      

の許される値動ベクトル      電子の波

リュアンゾーンの中       第1ブ

)子定数        (格

元結晶個の格子からなる1次で長さ

N

aL

N

L

N

LLk

k

NaLa

NL

2

12

2

4

2

0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

56個の原子で構成される1次元結晶の第1ブリュアン領域

有限2次元結晶のブリュアン領域

固体のエネルギーバンド

バンドと電気伝導性の関係を

最もエネルギーの高いバンドに注目して考える

そのバンドが電子ですべて占有されているとき (例えば一つの原子が偶数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を流さない絶縁体(半導体)となる

バンドの一部が電子で占有されているとき (例えば一つの原子が奇数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を良く流す金属となる

と考えられるのは何故か

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1 (奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消しあっている

電流=0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1(奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消されない

電界

電流=有限

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

2次元3次元では 方向によってブリュアンゾーンが異なる

エネルギーで見ると重なりが出る場合がある

面心立方格子(fcc)結晶の

第1ブリュアンゾーンを描きなさい

ヒント

fccの実格子空間を描く

代表的なミラー指数方向に注目する

fccの逆格子を描いてみる

ブリュアンゾーンの決め方を思い出す

レポート課題(次週の授業開始時まで提出)

3次元fcc結晶の第1ブリュアン領域

価電子帯と伝導帯

価電子帯

伝導帯

エネルギー

ギャップ

i 間接遷移型 d 直接遷移型

バンド間遷移による光吸収

収が観察される点ではじめて大きな吸光吸収が始まり

から穏やかな足分を補われながら運動量保存のための不

ォノンによっての場合フォトンはフが異なる状態への遷移

の変化はほとんどない遷移の際の電子状態の

いので光速度は非常に大き)の保存則を考えると運動量(

励起しつつ吸収される

電子を伝導帯へをもつ光は価電子帯の数の関係を満たす角周波

E         

ルギー保存則により光と電子準位のエネ結晶に光を照射すると

gE

k

k

k

間接遷移型

直接遷移型

シリコンは光エレクトロニクスの世界では

間接遷移型では光エネルギーのやり取りがやり難い

空間に関わる位相

波動の一般式(1次元)

)(exp)( kxtitxWave

(基礎電子物性の復習)

振幅 時間に関わる位相

有効質量 その1

 となるしたがって

 であるつまり

であるであり一方

は仕事の間に電子になされるによって時間ここで電界

 と表現しても良いを用いればエネルギー

これを群速度と呼ぶ

  で表される度は 波束としての電子の速

の電子の運動を考えるエネルギーバンド中で

FeEdtdk

teE

k

kvkdkdEteEv

EtE

kvk

dkdv

gg

kg

g

)(

)(

)(1

)(

有効質量 その2

である付近では自由電子近似で

の例ではちなみに強結合近似

えるトンの運動方程式が見と定義するとニュー

としてここで有効質量

10

2

11

)1

()(11

2

2

2

2

2

2

2

22

22

mmk

am

dk

d

m

m

Fdk

d

dt

dk

dk

d

dkdt

d

dt

dvg

有効質量図

正孔

型とよぶ型後者を前者を

両方がある帯のホールの場合との電子の場合と価電子

キャリア)が伝導帯の内の電流を運ぶもの(半導体素子では結晶

を正孔と呼ぶこの正電荷のキャリア

対して振舞うに外部の電場や磁場にを持っているかのよう+

道はあたかも正の電荷その跡に生じた空の軌持ち上げたとすると

を近からいくらかの電子起で価電子帯の上端付しかし光励起や熱励

ぶことはできない変化が無く電流を運

部から電場を加えても子帯の電子全体は外電子が満ちている価電

pn

e

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

e

he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

e

Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

dp

pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 17: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

2次元結晶のブリュアン領域

有限結晶における電子状態

の電子を収める状態        

     

状態)個の異なる波数(運動        

      

において個の原子からなる結晶       

の数ンドにおける電子状態        各バ

バンドぞれ独立のエネルギー        それ

ンは界で隔離された各ゾーブリュアンゾーン境

N

N

N

2

補足説明

個態はピンを考慮すると状     2種類のス

            

      

の許される値動ベクトル      電子の波

リュアンゾーンの中       第1ブ

)子定数        (格

元結晶個の格子からなる1次で長さ

N

aL

N

L

N

LLk

k

NaLa

NL

2

12

2

4

2

0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

56個の原子で構成される1次元結晶の第1ブリュアン領域

有限2次元結晶のブリュアン領域

固体のエネルギーバンド

バンドと電気伝導性の関係を

最もエネルギーの高いバンドに注目して考える

そのバンドが電子ですべて占有されているとき (例えば一つの原子が偶数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を流さない絶縁体(半導体)となる

バンドの一部が電子で占有されているとき (例えば一つの原子が奇数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を良く流す金属となる

と考えられるのは何故か

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1 (奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消しあっている

電流=0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1(奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消されない

電界

電流=有限

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

2次元3次元では 方向によってブリュアンゾーンが異なる

エネルギーで見ると重なりが出る場合がある

面心立方格子(fcc)結晶の

第1ブリュアンゾーンを描きなさい

ヒント

fccの実格子空間を描く

代表的なミラー指数方向に注目する

fccの逆格子を描いてみる

ブリュアンゾーンの決め方を思い出す

レポート課題(次週の授業開始時まで提出)

3次元fcc結晶の第1ブリュアン領域

価電子帯と伝導帯

価電子帯

伝導帯

エネルギー

ギャップ

i 間接遷移型 d 直接遷移型

バンド間遷移による光吸収

収が観察される点ではじめて大きな吸光吸収が始まり

から穏やかな足分を補われながら運動量保存のための不

ォノンによっての場合フォトンはフが異なる状態への遷移

の変化はほとんどない遷移の際の電子状態の

いので光速度は非常に大き)の保存則を考えると運動量(

励起しつつ吸収される

電子を伝導帯へをもつ光は価電子帯の数の関係を満たす角周波

E         

ルギー保存則により光と電子準位のエネ結晶に光を照射すると

gE

k

k

k

間接遷移型

直接遷移型

シリコンは光エレクトロニクスの世界では

間接遷移型では光エネルギーのやり取りがやり難い

空間に関わる位相

波動の一般式(1次元)

)(exp)( kxtitxWave

(基礎電子物性の復習)

振幅 時間に関わる位相

有効質量 その1

 となるしたがって

 であるつまり

であるであり一方

は仕事の間に電子になされるによって時間ここで電界

 と表現しても良いを用いればエネルギー

これを群速度と呼ぶ

  で表される度は 波束としての電子の速

の電子の運動を考えるエネルギーバンド中で

FeEdtdk

teE

k

kvkdkdEteEv

EtE

kvk

dkdv

gg

kg

g

)(

)(

)(1

)(

有効質量 その2

である付近では自由電子近似で

の例ではちなみに強結合近似

えるトンの運動方程式が見と定義するとニュー

としてここで有効質量

10

2

11

)1

()(11

2

2

2

2

2

2

2

22

22

mmk

am

dk

d

m

m

Fdk

d

dt

dk

dk

d

dkdt

d

dt

dvg

有効質量図

正孔

型とよぶ型後者を前者を

両方がある帯のホールの場合との電子の場合と価電子

キャリア)が伝導帯の内の電流を運ぶもの(半導体素子では結晶

を正孔と呼ぶこの正電荷のキャリア

対して振舞うに外部の電場や磁場にを持っているかのよう+

道はあたかも正の電荷その跡に生じた空の軌持ち上げたとすると

を近からいくらかの電子起で価電子帯の上端付しかし光励起や熱励

ぶことはできない変化が無く電流を運

部から電場を加えても子帯の電子全体は外電子が満ちている価電

pn

e

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

e

he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

e

Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

dp

pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 18: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

有限結晶における電子状態

の電子を収める状態        

     

状態)個の異なる波数(運動        

      

において個の原子からなる結晶       

の数ンドにおける電子状態        各バ

バンドぞれ独立のエネルギー        それ

ンは界で隔離された各ゾーブリュアンゾーン境

N

N

N

2

補足説明

個態はピンを考慮すると状     2種類のス

            

      

の許される値動ベクトル      電子の波

リュアンゾーンの中       第1ブ

)子定数        (格

元結晶個の格子からなる1次で長さ

N

aL

N

L

N

LLk

k

NaLa

NL

2

12

2

4

2

0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

56個の原子で構成される1次元結晶の第1ブリュアン領域

有限2次元結晶のブリュアン領域

固体のエネルギーバンド

バンドと電気伝導性の関係を

最もエネルギーの高いバンドに注目して考える

そのバンドが電子ですべて占有されているとき (例えば一つの原子が偶数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を流さない絶縁体(半導体)となる

バンドの一部が電子で占有されているとき (例えば一つの原子が奇数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を良く流す金属となる

と考えられるのは何故か

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1 (奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消しあっている

電流=0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1(奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消されない

電界

電流=有限

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

2次元3次元では 方向によってブリュアンゾーンが異なる

エネルギーで見ると重なりが出る場合がある

面心立方格子(fcc)結晶の

第1ブリュアンゾーンを描きなさい

ヒント

fccの実格子空間を描く

代表的なミラー指数方向に注目する

fccの逆格子を描いてみる

ブリュアンゾーンの決め方を思い出す

レポート課題(次週の授業開始時まで提出)

3次元fcc結晶の第1ブリュアン領域

価電子帯と伝導帯

価電子帯

伝導帯

エネルギー

ギャップ

i 間接遷移型 d 直接遷移型

バンド間遷移による光吸収

収が観察される点ではじめて大きな吸光吸収が始まり

から穏やかな足分を補われながら運動量保存のための不

ォノンによっての場合フォトンはフが異なる状態への遷移

の変化はほとんどない遷移の際の電子状態の

いので光速度は非常に大き)の保存則を考えると運動量(

励起しつつ吸収される

電子を伝導帯へをもつ光は価電子帯の数の関係を満たす角周波

E         

ルギー保存則により光と電子準位のエネ結晶に光を照射すると

gE

k

k

k

間接遷移型

直接遷移型

シリコンは光エレクトロニクスの世界では

間接遷移型では光エネルギーのやり取りがやり難い

空間に関わる位相

波動の一般式(1次元)

)(exp)( kxtitxWave

(基礎電子物性の復習)

振幅 時間に関わる位相

有効質量 その1

 となるしたがって

 であるつまり

であるであり一方

は仕事の間に電子になされるによって時間ここで電界

 と表現しても良いを用いればエネルギー

これを群速度と呼ぶ

  で表される度は 波束としての電子の速

の電子の運動を考えるエネルギーバンド中で

FeEdtdk

teE

k

kvkdkdEteEv

EtE

kvk

dkdv

gg

kg

g

)(

)(

)(1

)(

有効質量 その2

である付近では自由電子近似で

の例ではちなみに強結合近似

えるトンの運動方程式が見と定義するとニュー

としてここで有効質量

10

2

11

)1

()(11

2

2

2

2

2

2

2

22

22

mmk

am

dk

d

m

m

Fdk

d

dt

dk

dk

d

dkdt

d

dt

dvg

有効質量図

正孔

型とよぶ型後者を前者を

両方がある帯のホールの場合との電子の場合と価電子

キャリア)が伝導帯の内の電流を運ぶもの(半導体素子では結晶

を正孔と呼ぶこの正電荷のキャリア

対して振舞うに外部の電場や磁場にを持っているかのよう+

道はあたかも正の電荷その跡に生じた空の軌持ち上げたとすると

を近からいくらかの電子起で価電子帯の上端付しかし光励起や熱励

ぶことはできない変化が無く電流を運

部から電場を加えても子帯の電子全体は外電子が満ちている価電

pn

e

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

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dB

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B

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B

Fd

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2

2

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exp()2

(

)exp(2

1

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11

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43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

e

he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

e

Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

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pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 19: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

補足説明

個態はピンを考慮すると状     2種類のス

            

      

の許される値動ベクトル      電子の波

リュアンゾーンの中       第1ブ

)子定数        (格

元結晶個の格子からなる1次で長さ

N

aL

N

L

N

LLk

k

NaLa

NL

2

12

2

4

2

0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

56個の原子で構成される1次元結晶の第1ブリュアン領域

有限2次元結晶のブリュアン領域

固体のエネルギーバンド

バンドと電気伝導性の関係を

最もエネルギーの高いバンドに注目して考える

そのバンドが電子ですべて占有されているとき (例えば一つの原子が偶数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を流さない絶縁体(半導体)となる

バンドの一部が電子で占有されているとき (例えば一つの原子が奇数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を良く流す金属となる

と考えられるのは何故か

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1 (奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消しあっている

電流=0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1(奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消されない

電界

電流=有限

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

2次元3次元では 方向によってブリュアンゾーンが異なる

エネルギーで見ると重なりが出る場合がある

面心立方格子(fcc)結晶の

第1ブリュアンゾーンを描きなさい

ヒント

fccの実格子空間を描く

代表的なミラー指数方向に注目する

fccの逆格子を描いてみる

ブリュアンゾーンの決め方を思い出す

レポート課題(次週の授業開始時まで提出)

3次元fcc結晶の第1ブリュアン領域

価電子帯と伝導帯

価電子帯

伝導帯

エネルギー

ギャップ

i 間接遷移型 d 直接遷移型

バンド間遷移による光吸収

収が観察される点ではじめて大きな吸光吸収が始まり

から穏やかな足分を補われながら運動量保存のための不

ォノンによっての場合フォトンはフが異なる状態への遷移

の変化はほとんどない遷移の際の電子状態の

いので光速度は非常に大き)の保存則を考えると運動量(

励起しつつ吸収される

電子を伝導帯へをもつ光は価電子帯の数の関係を満たす角周波

E         

ルギー保存則により光と電子準位のエネ結晶に光を照射すると

gE

k

k

k

間接遷移型

直接遷移型

シリコンは光エレクトロニクスの世界では

間接遷移型では光エネルギーのやり取りがやり難い

空間に関わる位相

波動の一般式(1次元)

)(exp)( kxtitxWave

(基礎電子物性の復習)

振幅 時間に関わる位相

有効質量 その1

 となるしたがって

 であるつまり

であるであり一方

は仕事の間に電子になされるによって時間ここで電界

 と表現しても良いを用いればエネルギー

これを群速度と呼ぶ

  で表される度は 波束としての電子の速

の電子の運動を考えるエネルギーバンド中で

FeEdtdk

teE

k

kvkdkdEteEv

EtE

kvk

dkdv

gg

kg

g

)(

)(

)(1

)(

有効質量 その2

である付近では自由電子近似で

の例ではちなみに強結合近似

えるトンの運動方程式が見と定義するとニュー

としてここで有効質量

10

2

11

)1

()(11

2

2

2

2

2

2

2

22

22

mmk

am

dk

d

m

m

Fdk

d

dt

dk

dk

d

dkdt

d

dt

dvg

有効質量図

正孔

型とよぶ型後者を前者を

両方がある帯のホールの場合との電子の場合と価電子

キャリア)が伝導帯の内の電流を運ぶもの(半導体素子では結晶

を正孔と呼ぶこの正電荷のキャリア

対して振舞うに外部の電場や磁場にを持っているかのよう+

道はあたかも正の電荷その跡に生じた空の軌持ち上げたとすると

を近からいくらかの電子起で価電子帯の上端付しかし光励起や熱励

ぶことはできない変化が無く電流を運

部から電場を加えても子帯の電子全体は外電子が満ちている価電

pn

e

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

e

he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

e

Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

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pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 20: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

56個の原子で構成される1次元結晶の第1ブリュアン領域

有限2次元結晶のブリュアン領域

固体のエネルギーバンド

バンドと電気伝導性の関係を

最もエネルギーの高いバンドに注目して考える

そのバンドが電子ですべて占有されているとき (例えば一つの原子が偶数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を流さない絶縁体(半導体)となる

バンドの一部が電子で占有されているとき (例えば一つの原子が奇数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を良く流す金属となる

と考えられるのは何故か

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1 (奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消しあっている

電流=0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1(奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消されない

電界

電流=有限

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

2次元3次元では 方向によってブリュアンゾーンが異なる

エネルギーで見ると重なりが出る場合がある

面心立方格子(fcc)結晶の

第1ブリュアンゾーンを描きなさい

ヒント

fccの実格子空間を描く

代表的なミラー指数方向に注目する

fccの逆格子を描いてみる

ブリュアンゾーンの決め方を思い出す

レポート課題(次週の授業開始時まで提出)

3次元fcc結晶の第1ブリュアン領域

価電子帯と伝導帯

価電子帯

伝導帯

エネルギー

ギャップ

i 間接遷移型 d 直接遷移型

バンド間遷移による光吸収

収が観察される点ではじめて大きな吸光吸収が始まり

から穏やかな足分を補われながら運動量保存のための不

ォノンによっての場合フォトンはフが異なる状態への遷移

の変化はほとんどない遷移の際の電子状態の

いので光速度は非常に大き)の保存則を考えると運動量(

励起しつつ吸収される

電子を伝導帯へをもつ光は価電子帯の数の関係を満たす角周波

E         

ルギー保存則により光と電子準位のエネ結晶に光を照射すると

gE

k

k

k

間接遷移型

直接遷移型

シリコンは光エレクトロニクスの世界では

間接遷移型では光エネルギーのやり取りがやり難い

空間に関わる位相

波動の一般式(1次元)

)(exp)( kxtitxWave

(基礎電子物性の復習)

振幅 時間に関わる位相

有効質量 その1

 となるしたがって

 であるつまり

であるであり一方

は仕事の間に電子になされるによって時間ここで電界

 と表現しても良いを用いればエネルギー

これを群速度と呼ぶ

  で表される度は 波束としての電子の速

の電子の運動を考えるエネルギーバンド中で

FeEdtdk

teE

k

kvkdkdEteEv

EtE

kvk

dkdv

gg

kg

g

)(

)(

)(1

)(

有効質量 その2

である付近では自由電子近似で

の例ではちなみに強結合近似

えるトンの運動方程式が見と定義するとニュー

としてここで有効質量

10

2

11

)1

()(11

2

2

2

2

2

2

2

22

22

mmk

am

dk

d

m

m

Fdk

d

dt

dk

dk

d

dkdt

d

dt

dvg

有効質量図

正孔

型とよぶ型後者を前者を

両方がある帯のホールの場合との電子の場合と価電子

キャリア)が伝導帯の内の電流を運ぶもの(半導体素子では結晶

を正孔と呼ぶこの正電荷のキャリア

対して振舞うに外部の電場や磁場にを持っているかのよう+

道はあたかも正の電荷その跡に生じた空の軌持ち上げたとすると

を近からいくらかの電子起で価電子帯の上端付しかし光励起や熱励

ぶことはできない変化が無く電流を運

部から電場を加えても子帯の電子全体は外電子が満ちている価電

pn

e

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

e

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m

pe

m

ne

pene

m

e

m

e

Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

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pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 21: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

有限2次元結晶のブリュアン領域

固体のエネルギーバンド

バンドと電気伝導性の関係を

最もエネルギーの高いバンドに注目して考える

そのバンドが電子ですべて占有されているとき (例えば一つの原子が偶数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を流さない絶縁体(半導体)となる

バンドの一部が電子で占有されているとき (例えば一つの原子が奇数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を良く流す金属となる

と考えられるのは何故か

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1 (奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消しあっている

電流=0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1(奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消されない

電界

電流=有限

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

2次元3次元では 方向によってブリュアンゾーンが異なる

エネルギーで見ると重なりが出る場合がある

面心立方格子(fcc)結晶の

第1ブリュアンゾーンを描きなさい

ヒント

fccの実格子空間を描く

代表的なミラー指数方向に注目する

fccの逆格子を描いてみる

ブリュアンゾーンの決め方を思い出す

レポート課題(次週の授業開始時まで提出)

3次元fcc結晶の第1ブリュアン領域

価電子帯と伝導帯

価電子帯

伝導帯

エネルギー

ギャップ

i 間接遷移型 d 直接遷移型

バンド間遷移による光吸収

収が観察される点ではじめて大きな吸光吸収が始まり

から穏やかな足分を補われながら運動量保存のための不

ォノンによっての場合フォトンはフが異なる状態への遷移

の変化はほとんどない遷移の際の電子状態の

いので光速度は非常に大き)の保存則を考えると運動量(

励起しつつ吸収される

電子を伝導帯へをもつ光は価電子帯の数の関係を満たす角周波

E         

ルギー保存則により光と電子準位のエネ結晶に光を照射すると

gE

k

k

k

間接遷移型

直接遷移型

シリコンは光エレクトロニクスの世界では

間接遷移型では光エネルギーのやり取りがやり難い

空間に関わる位相

波動の一般式(1次元)

)(exp)( kxtitxWave

(基礎電子物性の復習)

振幅 時間に関わる位相

有効質量 その1

 となるしたがって

 であるつまり

であるであり一方

は仕事の間に電子になされるによって時間ここで電界

 と表現しても良いを用いればエネルギー

これを群速度と呼ぶ

  で表される度は 波束としての電子の速

の電子の運動を考えるエネルギーバンド中で

FeEdtdk

teE

k

kvkdkdEteEv

EtE

kvk

dkdv

gg

kg

g

)(

)(

)(1

)(

有効質量 その2

である付近では自由電子近似で

の例ではちなみに強結合近似

えるトンの運動方程式が見と定義するとニュー

としてここで有効質量

10

2

11

)1

()(11

2

2

2

2

2

2

2

22

22

mmk

am

dk

d

m

m

Fdk

d

dt

dk

dk

d

dkdt

d

dt

dvg

有効質量図

正孔

型とよぶ型後者を前者を

両方がある帯のホールの場合との電子の場合と価電子

キャリア)が伝導帯の内の電流を運ぶもの(半導体素子では結晶

を正孔と呼ぶこの正電荷のキャリア

対して振舞うに外部の電場や磁場にを持っているかのよう+

道はあたかも正の電荷その跡に生じた空の軌持ち上げたとすると

を近からいくらかの電子起で価電子帯の上端付しかし光励起や熱励

ぶことはできない変化が無く電流を運

部から電場を加えても子帯の電子全体は外電子が満ちている価電

pn

e

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

e

he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

e

Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

dp

pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 22: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

固体のエネルギーバンド

バンドと電気伝導性の関係を

最もエネルギーの高いバンドに注目して考える

そのバンドが電子ですべて占有されているとき (例えば一つの原子が偶数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を流さない絶縁体(半導体)となる

バンドの一部が電子で占有されているとき (例えば一つの原子が奇数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を良く流す金属となる

と考えられるのは何故か

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1 (奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消しあっている

電流=0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1(奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消されない

電界

電流=有限

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

2次元3次元では 方向によってブリュアンゾーンが異なる

エネルギーで見ると重なりが出る場合がある

面心立方格子(fcc)結晶の

第1ブリュアンゾーンを描きなさい

ヒント

fccの実格子空間を描く

代表的なミラー指数方向に注目する

fccの逆格子を描いてみる

ブリュアンゾーンの決め方を思い出す

レポート課題(次週の授業開始時まで提出)

3次元fcc結晶の第1ブリュアン領域

価電子帯と伝導帯

価電子帯

伝導帯

エネルギー

ギャップ

i 間接遷移型 d 直接遷移型

バンド間遷移による光吸収

収が観察される点ではじめて大きな吸光吸収が始まり

から穏やかな足分を補われながら運動量保存のための不

ォノンによっての場合フォトンはフが異なる状態への遷移

の変化はほとんどない遷移の際の電子状態の

いので光速度は非常に大き)の保存則を考えると運動量(

励起しつつ吸収される

電子を伝導帯へをもつ光は価電子帯の数の関係を満たす角周波

E         

ルギー保存則により光と電子準位のエネ結晶に光を照射すると

gE

k

k

k

間接遷移型

直接遷移型

シリコンは光エレクトロニクスの世界では

間接遷移型では光エネルギーのやり取りがやり難い

空間に関わる位相

波動の一般式(1次元)

)(exp)( kxtitxWave

(基礎電子物性の復習)

振幅 時間に関わる位相

有効質量 その1

 となるしたがって

 であるつまり

であるであり一方

は仕事の間に電子になされるによって時間ここで電界

 と表現しても良いを用いればエネルギー

これを群速度と呼ぶ

  で表される度は 波束としての電子の速

の電子の運動を考えるエネルギーバンド中で

FeEdtdk

teE

k

kvkdkdEteEv

EtE

kvk

dkdv

gg

kg

g

)(

)(

)(1

)(

有効質量 その2

である付近では自由電子近似で

の例ではちなみに強結合近似

えるトンの運動方程式が見と定義するとニュー

としてここで有効質量

10

2

11

)1

()(11

2

2

2

2

2

2

2

22

22

mmk

am

dk

d

m

m

Fdk

d

dt

dk

dk

d

dkdt

d

dt

dvg

有効質量図

正孔

型とよぶ型後者を前者を

両方がある帯のホールの場合との電子の場合と価電子

キャリア)が伝導帯の内の電流を運ぶもの(半導体素子では結晶

を正孔と呼ぶこの正電荷のキャリア

対して振舞うに外部の電場や磁場にを持っているかのよう+

道はあたかも正の電荷その跡に生じた空の軌持ち上げたとすると

を近からいくらかの電子起で価電子帯の上端付しかし光励起や熱励

ぶことはできない変化が無く電流を運

部から電場を加えても子帯の電子全体は外電子が満ちている価電

pn

e

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

e

he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

e

Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

dp

pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 23: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

バンドと電気伝導性の関係を

最もエネルギーの高いバンドに注目して考える

そのバンドが電子ですべて占有されているとき (例えば一つの原子が偶数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を流さない絶縁体(半導体)となる

バンドの一部が電子で占有されているとき (例えば一つの原子が奇数個の自由電子を出す場合)

この物質は電気を良く流す金属となる

と考えられるのは何故か

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1 (奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消しあっている

電流=0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1(奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消されない

電界

電流=有限

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

2次元3次元では 方向によってブリュアンゾーンが異なる

エネルギーで見ると重なりが出る場合がある

面心立方格子(fcc)結晶の

第1ブリュアンゾーンを描きなさい

ヒント

fccの実格子空間を描く

代表的なミラー指数方向に注目する

fccの逆格子を描いてみる

ブリュアンゾーンの決め方を思い出す

レポート課題(次週の授業開始時まで提出)

3次元fcc結晶の第1ブリュアン領域

価電子帯と伝導帯

価電子帯

伝導帯

エネルギー

ギャップ

i 間接遷移型 d 直接遷移型

バンド間遷移による光吸収

収が観察される点ではじめて大きな吸光吸収が始まり

から穏やかな足分を補われながら運動量保存のための不

ォノンによっての場合フォトンはフが異なる状態への遷移

の変化はほとんどない遷移の際の電子状態の

いので光速度は非常に大き)の保存則を考えると運動量(

励起しつつ吸収される

電子を伝導帯へをもつ光は価電子帯の数の関係を満たす角周波

E         

ルギー保存則により光と電子準位のエネ結晶に光を照射すると

gE

k

k

k

間接遷移型

直接遷移型

シリコンは光エレクトロニクスの世界では

間接遷移型では光エネルギーのやり取りがやり難い

空間に関わる位相

波動の一般式(1次元)

)(exp)( kxtitxWave

(基礎電子物性の復習)

振幅 時間に関わる位相

有効質量 その1

 となるしたがって

 であるつまり

であるであり一方

は仕事の間に電子になされるによって時間ここで電界

 と表現しても良いを用いればエネルギー

これを群速度と呼ぶ

  で表される度は 波束としての電子の速

の電子の運動を考えるエネルギーバンド中で

FeEdtdk

teE

k

kvkdkdEteEv

EtE

kvk

dkdv

gg

kg

g

)(

)(

)(1

)(

有効質量 その2

である付近では自由電子近似で

の例ではちなみに強結合近似

えるトンの運動方程式が見と定義するとニュー

としてここで有効質量

10

2

11

)1

()(11

2

2

2

2

2

2

2

22

22

mmk

am

dk

d

m

m

Fdk

d

dt

dk

dk

d

dkdt

d

dt

dvg

有効質量図

正孔

型とよぶ型後者を前者を

両方がある帯のホールの場合との電子の場合と価電子

キャリア)が伝導帯の内の電流を運ぶもの(半導体素子では結晶

を正孔と呼ぶこの正電荷のキャリア

対して振舞うに外部の電場や磁場にを持っているかのよう+

道はあたかも正の電荷その跡に生じた空の軌持ち上げたとすると

を近からいくらかの電子起で価電子帯の上端付しかし光励起や熱励

ぶことはできない変化が無く電流を運

部から電場を加えても子帯の電子全体は外電子が満ちている価電

pn

e

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

e

he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

e

Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

dp

pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 24: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1 (奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消しあっている

電流=0

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1(奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消されない

電界

電流=有限

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

2次元3次元では 方向によってブリュアンゾーンが異なる

エネルギーで見ると重なりが出る場合がある

面心立方格子(fcc)結晶の

第1ブリュアンゾーンを描きなさい

ヒント

fccの実格子空間を描く

代表的なミラー指数方向に注目する

fccの逆格子を描いてみる

ブリュアンゾーンの決め方を思い出す

レポート課題(次週の授業開始時まで提出)

3次元fcc結晶の第1ブリュアン領域

価電子帯と伝導帯

価電子帯

伝導帯

エネルギー

ギャップ

i 間接遷移型 d 直接遷移型

バンド間遷移による光吸収

収が観察される点ではじめて大きな吸光吸収が始まり

から穏やかな足分を補われながら運動量保存のための不

ォノンによっての場合フォトンはフが異なる状態への遷移

の変化はほとんどない遷移の際の電子状態の

いので光速度は非常に大き)の保存則を考えると運動量(

励起しつつ吸収される

電子を伝導帯へをもつ光は価電子帯の数の関係を満たす角周波

E         

ルギー保存則により光と電子準位のエネ結晶に光を照射すると

gE

k

k

k

間接遷移型

直接遷移型

シリコンは光エレクトロニクスの世界では

間接遷移型では光エネルギーのやり取りがやり難い

空間に関わる位相

波動の一般式(1次元)

)(exp)( kxtitxWave

(基礎電子物性の復習)

振幅 時間に関わる位相

有効質量 その1

 となるしたがって

 であるつまり

であるであり一方

は仕事の間に電子になされるによって時間ここで電界

 と表現しても良いを用いればエネルギー

これを群速度と呼ぶ

  で表される度は 波束としての電子の速

の電子の運動を考えるエネルギーバンド中で

FeEdtdk

teE

k

kvkdkdEteEv

EtE

kvk

dkdv

gg

kg

g

)(

)(

)(1

)(

有効質量 その2

である付近では自由電子近似で

の例ではちなみに強結合近似

えるトンの運動方程式が見と定義するとニュー

としてここで有効質量

10

2

11

)1

()(11

2

2

2

2

2

2

2

22

22

mmk

am

dk

d

m

m

Fdk

d

dt

dk

dk

d

dkdt

d

dt

dvg

有効質量図

正孔

型とよぶ型後者を前者を

両方がある帯のホールの場合との電子の場合と価電子

キャリア)が伝導帯の内の電流を運ぶもの(半導体素子では結晶

を正孔と呼ぶこの正電荷のキャリア

対して振舞うに外部の電場や磁場にを持っているかのよう+

道はあたかも正の電荷その跡に生じた空の軌持ち上げたとすると

を近からいくらかの電子起で価電子帯の上端付しかし光励起や熱励

ぶことはできない変化が無く電流を運

部から電場を加えても子帯の電子全体は外電子が満ちている価電

pn

e

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

e

he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

e

Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

dp

pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 25: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から1(奇数)個の自由電子が供給されるとき

電子が状態を占有している

電子がその状態を占めていない

電子の速度は打ち消されない

電界

電流=有限

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

2次元3次元では 方向によってブリュアンゾーンが異なる

エネルギーで見ると重なりが出る場合がある

面心立方格子(fcc)結晶の

第1ブリュアンゾーンを描きなさい

ヒント

fccの実格子空間を描く

代表的なミラー指数方向に注目する

fccの逆格子を描いてみる

ブリュアンゾーンの決め方を思い出す

レポート課題(次週の授業開始時まで提出)

3次元fcc結晶の第1ブリュアン領域

価電子帯と伝導帯

価電子帯

伝導帯

エネルギー

ギャップ

i 間接遷移型 d 直接遷移型

バンド間遷移による光吸収

収が観察される点ではじめて大きな吸光吸収が始まり

から穏やかな足分を補われながら運動量保存のための不

ォノンによっての場合フォトンはフが異なる状態への遷移

の変化はほとんどない遷移の際の電子状態の

いので光速度は非常に大き)の保存則を考えると運動量(

励起しつつ吸収される

電子を伝導帯へをもつ光は価電子帯の数の関係を満たす角周波

E         

ルギー保存則により光と電子準位のエネ結晶に光を照射すると

gE

k

k

k

間接遷移型

直接遷移型

シリコンは光エレクトロニクスの世界では

間接遷移型では光エネルギーのやり取りがやり難い

空間に関わる位相

波動の一般式(1次元)

)(exp)( kxtitxWave

(基礎電子物性の復習)

振幅 時間に関わる位相

有効質量 その1

 となるしたがって

 であるつまり

であるであり一方

は仕事の間に電子になされるによって時間ここで電界

 と表現しても良いを用いればエネルギー

これを群速度と呼ぶ

  で表される度は 波束としての電子の速

の電子の運動を考えるエネルギーバンド中で

FeEdtdk

teE

k

kvkdkdEteEv

EtE

kvk

dkdv

gg

kg

g

)(

)(

)(1

)(

有効質量 その2

である付近では自由電子近似で

の例ではちなみに強結合近似

えるトンの運動方程式が見と定義するとニュー

としてここで有効質量

10

2

11

)1

()(11

2

2

2

2

2

2

2

22

22

mmk

am

dk

d

m

m

Fdk

d

dt

dk

dk

d

dkdt

d

dt

dvg

有効質量図

正孔

型とよぶ型後者を前者を

両方がある帯のホールの場合との電子の場合と価電子

キャリア)が伝導帯の内の電流を運ぶもの(半導体素子では結晶

を正孔と呼ぶこの正電荷のキャリア

対して振舞うに外部の電場や磁場にを持っているかのよう+

道はあたかも正の電荷その跡に生じた空の軌持ち上げたとすると

を近からいくらかの電子起で価電子帯の上端付しかし光励起や熱励

ぶことはできない変化が無く電流を運

部から電場を加えても子帯の電子全体は外電子が満ちている価電

pn

e

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

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he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

e

Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

dp

pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 26: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

2次元3次元では 方向によってブリュアンゾーンが異なる

エネルギーで見ると重なりが出る場合がある

面心立方格子(fcc)結晶の

第1ブリュアンゾーンを描きなさい

ヒント

fccの実格子空間を描く

代表的なミラー指数方向に注目する

fccの逆格子を描いてみる

ブリュアンゾーンの決め方を思い出す

レポート課題(次週の授業開始時まで提出)

3次元fcc結晶の第1ブリュアン領域

価電子帯と伝導帯

価電子帯

伝導帯

エネルギー

ギャップ

i 間接遷移型 d 直接遷移型

バンド間遷移による光吸収

収が観察される点ではじめて大きな吸光吸収が始まり

から穏やかな足分を補われながら運動量保存のための不

ォノンによっての場合フォトンはフが異なる状態への遷移

の変化はほとんどない遷移の際の電子状態の

いので光速度は非常に大き)の保存則を考えると運動量(

励起しつつ吸収される

電子を伝導帯へをもつ光は価電子帯の数の関係を満たす角周波

E         

ルギー保存則により光と電子準位のエネ結晶に光を照射すると

gE

k

k

k

間接遷移型

直接遷移型

シリコンは光エレクトロニクスの世界では

間接遷移型では光エネルギーのやり取りがやり難い

空間に関わる位相

波動の一般式(1次元)

)(exp)( kxtitxWave

(基礎電子物性の復習)

振幅 時間に関わる位相

有効質量 その1

 となるしたがって

 であるつまり

であるであり一方

は仕事の間に電子になされるによって時間ここで電界

 と表現しても良いを用いればエネルギー

これを群速度と呼ぶ

  で表される度は 波束としての電子の速

の電子の運動を考えるエネルギーバンド中で

FeEdtdk

teE

k

kvkdkdEteEv

EtE

kvk

dkdv

gg

kg

g

)(

)(

)(1

)(

有効質量 その2

である付近では自由電子近似で

の例ではちなみに強結合近似

えるトンの運動方程式が見と定義するとニュー

としてここで有効質量

10

2

11

)1

()(11

2

2

2

2

2

2

2

22

22

mmk

am

dk

d

m

m

Fdk

d

dt

dk

dk

d

dkdt

d

dt

dvg

有効質量図

正孔

型とよぶ型後者を前者を

両方がある帯のホールの場合との電子の場合と価電子

キャリア)が伝導帯の内の電流を運ぶもの(半導体素子では結晶

を正孔と呼ぶこの正電荷のキャリア

対して振舞うに外部の電場や磁場にを持っているかのよう+

道はあたかも正の電荷その跡に生じた空の軌持ち上げたとすると

を近からいくらかの電子起で価電子帯の上端付しかし光励起や熱励

ぶことはできない変化が無く電流を運

部から電場を加えても子帯の電子全体は外電子が満ちている価電

pn

e

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

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he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

e

Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

dp

pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

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Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 27: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

エネルギー E

波数 k

0 πa -πa

各原子から2(偶数)個の自由電子が供給されるとき

電子の速度は打ち消しあっている

電界

状態を移動したとしても

電子の速度分布は変わらない

電流=0

すべての電子が動いている

2次元3次元では 方向によってブリュアンゾーンが異なる

エネルギーで見ると重なりが出る場合がある

面心立方格子(fcc)結晶の

第1ブリュアンゾーンを描きなさい

ヒント

fccの実格子空間を描く

代表的なミラー指数方向に注目する

fccの逆格子を描いてみる

ブリュアンゾーンの決め方を思い出す

レポート課題(次週の授業開始時まで提出)

3次元fcc結晶の第1ブリュアン領域

価電子帯と伝導帯

価電子帯

伝導帯

エネルギー

ギャップ

i 間接遷移型 d 直接遷移型

バンド間遷移による光吸収

収が観察される点ではじめて大きな吸光吸収が始まり

から穏やかな足分を補われながら運動量保存のための不

ォノンによっての場合フォトンはフが異なる状態への遷移

の変化はほとんどない遷移の際の電子状態の

いので光速度は非常に大き)の保存則を考えると運動量(

励起しつつ吸収される

電子を伝導帯へをもつ光は価電子帯の数の関係を満たす角周波

E         

ルギー保存則により光と電子準位のエネ結晶に光を照射すると

gE

k

k

k

間接遷移型

直接遷移型

シリコンは光エレクトロニクスの世界では

間接遷移型では光エネルギーのやり取りがやり難い

空間に関わる位相

波動の一般式(1次元)

)(exp)( kxtitxWave

(基礎電子物性の復習)

振幅 時間に関わる位相

有効質量 その1

 となるしたがって

 であるつまり

であるであり一方

は仕事の間に電子になされるによって時間ここで電界

 と表現しても良いを用いればエネルギー

これを群速度と呼ぶ

  で表される度は 波束としての電子の速

の電子の運動を考えるエネルギーバンド中で

FeEdtdk

teE

k

kvkdkdEteEv

EtE

kvk

dkdv

gg

kg

g

)(

)(

)(1

)(

有効質量 その2

である付近では自由電子近似で

の例ではちなみに強結合近似

えるトンの運動方程式が見と定義するとニュー

としてここで有効質量

10

2

11

)1

()(11

2

2

2

2

2

2

2

22

22

mmk

am

dk

d

m

m

Fdk

d

dt

dk

dk

d

dkdt

d

dt

dvg

有効質量図

正孔

型とよぶ型後者を前者を

両方がある帯のホールの場合との電子の場合と価電子

キャリア)が伝導帯の内の電流を運ぶもの(半導体素子では結晶

を正孔と呼ぶこの正電荷のキャリア

対して振舞うに外部の電場や磁場にを持っているかのよう+

道はあたかも正の電荷その跡に生じた空の軌持ち上げたとすると

を近からいくらかの電子起で価電子帯の上端付しかし光励起や熱励

ぶことはできない変化が無く電流を運

部から電場を加えても子帯の電子全体は外電子が満ちている価電

pn

e

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

e

he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

e

Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

dp

pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

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FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 28: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

2次元3次元では 方向によってブリュアンゾーンが異なる

エネルギーで見ると重なりが出る場合がある

面心立方格子(fcc)結晶の

第1ブリュアンゾーンを描きなさい

ヒント

fccの実格子空間を描く

代表的なミラー指数方向に注目する

fccの逆格子を描いてみる

ブリュアンゾーンの決め方を思い出す

レポート課題(次週の授業開始時まで提出)

3次元fcc結晶の第1ブリュアン領域

価電子帯と伝導帯

価電子帯

伝導帯

エネルギー

ギャップ

i 間接遷移型 d 直接遷移型

バンド間遷移による光吸収

収が観察される点ではじめて大きな吸光吸収が始まり

から穏やかな足分を補われながら運動量保存のための不

ォノンによっての場合フォトンはフが異なる状態への遷移

の変化はほとんどない遷移の際の電子状態の

いので光速度は非常に大き)の保存則を考えると運動量(

励起しつつ吸収される

電子を伝導帯へをもつ光は価電子帯の数の関係を満たす角周波

E         

ルギー保存則により光と電子準位のエネ結晶に光を照射すると

gE

k

k

k

間接遷移型

直接遷移型

シリコンは光エレクトロニクスの世界では

間接遷移型では光エネルギーのやり取りがやり難い

空間に関わる位相

波動の一般式(1次元)

)(exp)( kxtitxWave

(基礎電子物性の復習)

振幅 時間に関わる位相

有効質量 その1

 となるしたがって

 であるつまり

であるであり一方

は仕事の間に電子になされるによって時間ここで電界

 と表現しても良いを用いればエネルギー

これを群速度と呼ぶ

  で表される度は 波束としての電子の速

の電子の運動を考えるエネルギーバンド中で

FeEdtdk

teE

k

kvkdkdEteEv

EtE

kvk

dkdv

gg

kg

g

)(

)(

)(1

)(

有効質量 その2

である付近では自由電子近似で

の例ではちなみに強結合近似

えるトンの運動方程式が見と定義するとニュー

としてここで有効質量

10

2

11

)1

()(11

2

2

2

2

2

2

2

22

22

mmk

am

dk

d

m

m

Fdk

d

dt

dk

dk

d

dkdt

d

dt

dvg

有効質量図

正孔

型とよぶ型後者を前者を

両方がある帯のホールの場合との電子の場合と価電子

キャリア)が伝導帯の内の電流を運ぶもの(半導体素子では結晶

を正孔と呼ぶこの正電荷のキャリア

対して振舞うに外部の電場や磁場にを持っているかのよう+

道はあたかも正の電荷その跡に生じた空の軌持ち上げたとすると

を近からいくらかの電子起で価電子帯の上端付しかし光励起や熱励

ぶことはできない変化が無く電流を運

部から電場を加えても子帯の電子全体は外電子が満ちている価電

pn

e

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

e

he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

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Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

dp

pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 29: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

面心立方格子(fcc)結晶の

第1ブリュアンゾーンを描きなさい

ヒント

fccの実格子空間を描く

代表的なミラー指数方向に注目する

fccの逆格子を描いてみる

ブリュアンゾーンの決め方を思い出す

レポート課題(次週の授業開始時まで提出)

3次元fcc結晶の第1ブリュアン領域

価電子帯と伝導帯

価電子帯

伝導帯

エネルギー

ギャップ

i 間接遷移型 d 直接遷移型

バンド間遷移による光吸収

収が観察される点ではじめて大きな吸光吸収が始まり

から穏やかな足分を補われながら運動量保存のための不

ォノンによっての場合フォトンはフが異なる状態への遷移

の変化はほとんどない遷移の際の電子状態の

いので光速度は非常に大き)の保存則を考えると運動量(

励起しつつ吸収される

電子を伝導帯へをもつ光は価電子帯の数の関係を満たす角周波

E         

ルギー保存則により光と電子準位のエネ結晶に光を照射すると

gE

k

k

k

間接遷移型

直接遷移型

シリコンは光エレクトロニクスの世界では

間接遷移型では光エネルギーのやり取りがやり難い

空間に関わる位相

波動の一般式(1次元)

)(exp)( kxtitxWave

(基礎電子物性の復習)

振幅 時間に関わる位相

有効質量 その1

 となるしたがって

 であるつまり

であるであり一方

は仕事の間に電子になされるによって時間ここで電界

 と表現しても良いを用いればエネルギー

これを群速度と呼ぶ

  で表される度は 波束としての電子の速

の電子の運動を考えるエネルギーバンド中で

FeEdtdk

teE

k

kvkdkdEteEv

EtE

kvk

dkdv

gg

kg

g

)(

)(

)(1

)(

有効質量 その2

である付近では自由電子近似で

の例ではちなみに強結合近似

えるトンの運動方程式が見と定義するとニュー

としてここで有効質量

10

2

11

)1

()(11

2

2

2

2

2

2

2

22

22

mmk

am

dk

d

m

m

Fdk

d

dt

dk

dk

d

dkdt

d

dt

dvg

有効質量図

正孔

型とよぶ型後者を前者を

両方がある帯のホールの場合との電子の場合と価電子

キャリア)が伝導帯の内の電流を運ぶもの(半導体素子では結晶

を正孔と呼ぶこの正電荷のキャリア

対して振舞うに外部の電場や磁場にを持っているかのよう+

道はあたかも正の電荷その跡に生じた空の軌持ち上げたとすると

を近からいくらかの電子起で価電子帯の上端付しかし光励起や熱励

ぶことはできない変化が無く電流を運

部から電場を加えても子帯の電子全体は外電子が満ちている価電

pn

e

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

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he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

e

Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

dp

pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 30: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

3次元fcc結晶の第1ブリュアン領域

価電子帯と伝導帯

価電子帯

伝導帯

エネルギー

ギャップ

i 間接遷移型 d 直接遷移型

バンド間遷移による光吸収

収が観察される点ではじめて大きな吸光吸収が始まり

から穏やかな足分を補われながら運動量保存のための不

ォノンによっての場合フォトンはフが異なる状態への遷移

の変化はほとんどない遷移の際の電子状態の

いので光速度は非常に大き)の保存則を考えると運動量(

励起しつつ吸収される

電子を伝導帯へをもつ光は価電子帯の数の関係を満たす角周波

E         

ルギー保存則により光と電子準位のエネ結晶に光を照射すると

gE

k

k

k

間接遷移型

直接遷移型

シリコンは光エレクトロニクスの世界では

間接遷移型では光エネルギーのやり取りがやり難い

空間に関わる位相

波動の一般式(1次元)

)(exp)( kxtitxWave

(基礎電子物性の復習)

振幅 時間に関わる位相

有効質量 その1

 となるしたがって

 であるつまり

であるであり一方

は仕事の間に電子になされるによって時間ここで電界

 と表現しても良いを用いればエネルギー

これを群速度と呼ぶ

  で表される度は 波束としての電子の速

の電子の運動を考えるエネルギーバンド中で

FeEdtdk

teE

k

kvkdkdEteEv

EtE

kvk

dkdv

gg

kg

g

)(

)(

)(1

)(

有効質量 その2

である付近では自由電子近似で

の例ではちなみに強結合近似

えるトンの運動方程式が見と定義するとニュー

としてここで有効質量

10

2

11

)1

()(11

2

2

2

2

2

2

2

22

22

mmk

am

dk

d

m

m

Fdk

d

dt

dk

dk

d

dkdt

d

dt

dvg

有効質量図

正孔

型とよぶ型後者を前者を

両方がある帯のホールの場合との電子の場合と価電子

キャリア)が伝導帯の内の電流を運ぶもの(半導体素子では結晶

を正孔と呼ぶこの正電荷のキャリア

対して振舞うに外部の電場や磁場にを持っているかのよう+

道はあたかも正の電荷その跡に生じた空の軌持ち上げたとすると

を近からいくらかの電子起で価電子帯の上端付しかし光励起や熱励

ぶことはできない変化が無く電流を運

部から電場を加えても子帯の電子全体は外電子が満ちている価電

pn

e

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

e

he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

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Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

dp

pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 31: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

価電子帯と伝導帯

価電子帯

伝導帯

エネルギー

ギャップ

i 間接遷移型 d 直接遷移型

バンド間遷移による光吸収

収が観察される点ではじめて大きな吸光吸収が始まり

から穏やかな足分を補われながら運動量保存のための不

ォノンによっての場合フォトンはフが異なる状態への遷移

の変化はほとんどない遷移の際の電子状態の

いので光速度は非常に大き)の保存則を考えると運動量(

励起しつつ吸収される

電子を伝導帯へをもつ光は価電子帯の数の関係を満たす角周波

E         

ルギー保存則により光と電子準位のエネ結晶に光を照射すると

gE

k

k

k

間接遷移型

直接遷移型

シリコンは光エレクトロニクスの世界では

間接遷移型では光エネルギーのやり取りがやり難い

空間に関わる位相

波動の一般式(1次元)

)(exp)( kxtitxWave

(基礎電子物性の復習)

振幅 時間に関わる位相

有効質量 その1

 となるしたがって

 であるつまり

であるであり一方

は仕事の間に電子になされるによって時間ここで電界

 と表現しても良いを用いればエネルギー

これを群速度と呼ぶ

  で表される度は 波束としての電子の速

の電子の運動を考えるエネルギーバンド中で

FeEdtdk

teE

k

kvkdkdEteEv

EtE

kvk

dkdv

gg

kg

g

)(

)(

)(1

)(

有効質量 その2

である付近では自由電子近似で

の例ではちなみに強結合近似

えるトンの運動方程式が見と定義するとニュー

としてここで有効質量

10

2

11

)1

()(11

2

2

2

2

2

2

2

22

22

mmk

am

dk

d

m

m

Fdk

d

dt

dk

dk

d

dkdt

d

dt

dvg

有効質量図

正孔

型とよぶ型後者を前者を

両方がある帯のホールの場合との電子の場合と価電子

キャリア)が伝導帯の内の電流を運ぶもの(半導体素子では結晶

を正孔と呼ぶこの正電荷のキャリア

対して振舞うに外部の電場や磁場にを持っているかのよう+

道はあたかも正の電荷その跡に生じた空の軌持ち上げたとすると

を近からいくらかの電子起で価電子帯の上端付しかし光励起や熱励

ぶことはできない変化が無く電流を運

部から電場を加えても子帯の電子全体は外電子が満ちている価電

pn

e

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

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he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

e

Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

dp

pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

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ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 32: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

i 間接遷移型 d 直接遷移型

バンド間遷移による光吸収

収が観察される点ではじめて大きな吸光吸収が始まり

から穏やかな足分を補われながら運動量保存のための不

ォノンによっての場合フォトンはフが異なる状態への遷移

の変化はほとんどない遷移の際の電子状態の

いので光速度は非常に大き)の保存則を考えると運動量(

励起しつつ吸収される

電子を伝導帯へをもつ光は価電子帯の数の関係を満たす角周波

E         

ルギー保存則により光と電子準位のエネ結晶に光を照射すると

gE

k

k

k

間接遷移型

直接遷移型

シリコンは光エレクトロニクスの世界では

間接遷移型では光エネルギーのやり取りがやり難い

空間に関わる位相

波動の一般式(1次元)

)(exp)( kxtitxWave

(基礎電子物性の復習)

振幅 時間に関わる位相

有効質量 その1

 となるしたがって

 であるつまり

であるであり一方

は仕事の間に電子になされるによって時間ここで電界

 と表現しても良いを用いればエネルギー

これを群速度と呼ぶ

  で表される度は 波束としての電子の速

の電子の運動を考えるエネルギーバンド中で

FeEdtdk

teE

k

kvkdkdEteEv

EtE

kvk

dkdv

gg

kg

g

)(

)(

)(1

)(

有効質量 その2

である付近では自由電子近似で

の例ではちなみに強結合近似

えるトンの運動方程式が見と定義するとニュー

としてここで有効質量

10

2

11

)1

()(11

2

2

2

2

2

2

2

22

22

mmk

am

dk

d

m

m

Fdk

d

dt

dk

dk

d

dkdt

d

dt

dvg

有効質量図

正孔

型とよぶ型後者を前者を

両方がある帯のホールの場合との電子の場合と価電子

キャリア)が伝導帯の内の電流を運ぶもの(半導体素子では結晶

を正孔と呼ぶこの正電荷のキャリア

対して振舞うに外部の電場や磁場にを持っているかのよう+

道はあたかも正の電荷その跡に生じた空の軌持ち上げたとすると

を近からいくらかの電子起で価電子帯の上端付しかし光励起や熱励

ぶことはできない変化が無く電流を運

部から電場を加えても子帯の電子全体は外電子が満ちている価電

pn

e

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

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he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

e

Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

dp

pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 33: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

バンド間遷移による光吸収

収が観察される点ではじめて大きな吸光吸収が始まり

から穏やかな足分を補われながら運動量保存のための不

ォノンによっての場合フォトンはフが異なる状態への遷移

の変化はほとんどない遷移の際の電子状態の

いので光速度は非常に大き)の保存則を考えると運動量(

励起しつつ吸収される

電子を伝導帯へをもつ光は価電子帯の数の関係を満たす角周波

E         

ルギー保存則により光と電子準位のエネ結晶に光を照射すると

gE

k

k

k

間接遷移型

直接遷移型

シリコンは光エレクトロニクスの世界では

間接遷移型では光エネルギーのやり取りがやり難い

空間に関わる位相

波動の一般式(1次元)

)(exp)( kxtitxWave

(基礎電子物性の復習)

振幅 時間に関わる位相

有効質量 その1

 となるしたがって

 であるつまり

であるであり一方

は仕事の間に電子になされるによって時間ここで電界

 と表現しても良いを用いればエネルギー

これを群速度と呼ぶ

  で表される度は 波束としての電子の速

の電子の運動を考えるエネルギーバンド中で

FeEdtdk

teE

k

kvkdkdEteEv

EtE

kvk

dkdv

gg

kg

g

)(

)(

)(1

)(

有効質量 その2

である付近では自由電子近似で

の例ではちなみに強結合近似

えるトンの運動方程式が見と定義するとニュー

としてここで有効質量

10

2

11

)1

()(11

2

2

2

2

2

2

2

22

22

mmk

am

dk

d

m

m

Fdk

d

dt

dk

dk

d

dkdt

d

dt

dvg

有効質量図

正孔

型とよぶ型後者を前者を

両方がある帯のホールの場合との電子の場合と価電子

キャリア)が伝導帯の内の電流を運ぶもの(半導体素子では結晶

を正孔と呼ぶこの正電荷のキャリア

対して振舞うに外部の電場や磁場にを持っているかのよう+

道はあたかも正の電荷その跡に生じた空の軌持ち上げたとすると

を近からいくらかの電子起で価電子帯の上端付しかし光励起や熱励

ぶことはできない変化が無く電流を運

部から電場を加えても子帯の電子全体は外電子が満ちている価電

pn

e

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

e

he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

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Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

dp

pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 34: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

間接遷移型

直接遷移型

シリコンは光エレクトロニクスの世界では

間接遷移型では光エネルギーのやり取りがやり難い

空間に関わる位相

波動の一般式(1次元)

)(exp)( kxtitxWave

(基礎電子物性の復習)

振幅 時間に関わる位相

有効質量 その1

 となるしたがって

 であるつまり

であるであり一方

は仕事の間に電子になされるによって時間ここで電界

 と表現しても良いを用いればエネルギー

これを群速度と呼ぶ

  で表される度は 波束としての電子の速

の電子の運動を考えるエネルギーバンド中で

FeEdtdk

teE

k

kvkdkdEteEv

EtE

kvk

dkdv

gg

kg

g

)(

)(

)(1

)(

有効質量 その2

である付近では自由電子近似で

の例ではちなみに強結合近似

えるトンの運動方程式が見と定義するとニュー

としてここで有効質量

10

2

11

)1

()(11

2

2

2

2

2

2

2

22

22

mmk

am

dk

d

m

m

Fdk

d

dt

dk

dk

d

dkdt

d

dt

dvg

有効質量図

正孔

型とよぶ型後者を前者を

両方がある帯のホールの場合との電子の場合と価電子

キャリア)が伝導帯の内の電流を運ぶもの(半導体素子では結晶

を正孔と呼ぶこの正電荷のキャリア

対して振舞うに外部の電場や磁場にを持っているかのよう+

道はあたかも正の電荷その跡に生じた空の軌持ち上げたとすると

を近からいくらかの電子起で価電子帯の上端付しかし光励起や熱励

ぶことはできない変化が無く電流を運

部から電場を加えても子帯の電子全体は外電子が満ちている価電

pn

e

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

e

he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

e

Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

dp

pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

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ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 35: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

直接遷移型

シリコンは光エレクトロニクスの世界では

間接遷移型では光エネルギーのやり取りがやり難い

空間に関わる位相

波動の一般式(1次元)

)(exp)( kxtitxWave

(基礎電子物性の復習)

振幅 時間に関わる位相

有効質量 その1

 となるしたがって

 であるつまり

であるであり一方

は仕事の間に電子になされるによって時間ここで電界

 と表現しても良いを用いればエネルギー

これを群速度と呼ぶ

  で表される度は 波束としての電子の速

の電子の運動を考えるエネルギーバンド中で

FeEdtdk

teE

k

kvkdkdEteEv

EtE

kvk

dkdv

gg

kg

g

)(

)(

)(1

)(

有効質量 その2

である付近では自由電子近似で

の例ではちなみに強結合近似

えるトンの運動方程式が見と定義するとニュー

としてここで有効質量

10

2

11

)1

()(11

2

2

2

2

2

2

2

22

22

mmk

am

dk

d

m

m

Fdk

d

dt

dk

dk

d

dkdt

d

dt

dvg

有効質量図

正孔

型とよぶ型後者を前者を

両方がある帯のホールの場合との電子の場合と価電子

キャリア)が伝導帯の内の電流を運ぶもの(半導体素子では結晶

を正孔と呼ぶこの正電荷のキャリア

対して振舞うに外部の電場や磁場にを持っているかのよう+

道はあたかも正の電荷その跡に生じた空の軌持ち上げたとすると

を近からいくらかの電子起で価電子帯の上端付しかし光励起や熱励

ぶことはできない変化が無く電流を運

部から電場を加えても子帯の電子全体は外電子が満ちている価電

pn

e

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

e

he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

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Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

dp

pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

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ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 36: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

シリコンは光エレクトロニクスの世界では

間接遷移型では光エネルギーのやり取りがやり難い

空間に関わる位相

波動の一般式(1次元)

)(exp)( kxtitxWave

(基礎電子物性の復習)

振幅 時間に関わる位相

有効質量 その1

 となるしたがって

 であるつまり

であるであり一方

は仕事の間に電子になされるによって時間ここで電界

 と表現しても良いを用いればエネルギー

これを群速度と呼ぶ

  で表される度は 波束としての電子の速

の電子の運動を考えるエネルギーバンド中で

FeEdtdk

teE

k

kvkdkdEteEv

EtE

kvk

dkdv

gg

kg

g

)(

)(

)(1

)(

有効質量 その2

である付近では自由電子近似で

の例ではちなみに強結合近似

えるトンの運動方程式が見と定義するとニュー

としてここで有効質量

10

2

11

)1

()(11

2

2

2

2

2

2

2

22

22

mmk

am

dk

d

m

m

Fdk

d

dt

dk

dk

d

dkdt

d

dt

dvg

有効質量図

正孔

型とよぶ型後者を前者を

両方がある帯のホールの場合との電子の場合と価電子

キャリア)が伝導帯の内の電流を運ぶもの(半導体素子では結晶

を正孔と呼ぶこの正電荷のキャリア

対して振舞うに外部の電場や磁場にを持っているかのよう+

道はあたかも正の電荷その跡に生じた空の軌持ち上げたとすると

を近からいくらかの電子起で価電子帯の上端付しかし光励起や熱励

ぶことはできない変化が無く電流を運

部から電場を加えても子帯の電子全体は外電子が満ちている価電

pn

e

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

e

he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

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Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

dp

pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 37: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

空間に関わる位相

波動の一般式(1次元)

)(exp)( kxtitxWave

(基礎電子物性の復習)

振幅 時間に関わる位相

有効質量 その1

 となるしたがって

 であるつまり

であるであり一方

は仕事の間に電子になされるによって時間ここで電界

 と表現しても良いを用いればエネルギー

これを群速度と呼ぶ

  で表される度は 波束としての電子の速

の電子の運動を考えるエネルギーバンド中で

FeEdtdk

teE

k

kvkdkdEteEv

EtE

kvk

dkdv

gg

kg

g

)(

)(

)(1

)(

有効質量 その2

である付近では自由電子近似で

の例ではちなみに強結合近似

えるトンの運動方程式が見と定義するとニュー

としてここで有効質量

10

2

11

)1

()(11

2

2

2

2

2

2

2

22

22

mmk

am

dk

d

m

m

Fdk

d

dt

dk

dk

d

dkdt

d

dt

dvg

有効質量図

正孔

型とよぶ型後者を前者を

両方がある帯のホールの場合との電子の場合と価電子

キャリア)が伝導帯の内の電流を運ぶもの(半導体素子では結晶

を正孔と呼ぶこの正電荷のキャリア

対して振舞うに外部の電場や磁場にを持っているかのよう+

道はあたかも正の電荷その跡に生じた空の軌持ち上げたとすると

を近からいくらかの電子起で価電子帯の上端付しかし光励起や熱励

ぶことはできない変化が無く電流を運

部から電場を加えても子帯の電子全体は外電子が満ちている価電

pn

e

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

e

he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

e

Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

dp

pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 38: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

有効質量 その1

 となるしたがって

 であるつまり

であるであり一方

は仕事の間に電子になされるによって時間ここで電界

 と表現しても良いを用いればエネルギー

これを群速度と呼ぶ

  で表される度は 波束としての電子の速

の電子の運動を考えるエネルギーバンド中で

FeEdtdk

teE

k

kvkdkdEteEv

EtE

kvk

dkdv

gg

kg

g

)(

)(

)(1

)(

有効質量 その2

である付近では自由電子近似で

の例ではちなみに強結合近似

えるトンの運動方程式が見と定義するとニュー

としてここで有効質量

10

2

11

)1

()(11

2

2

2

2

2

2

2

22

22

mmk

am

dk

d

m

m

Fdk

d

dt

dk

dk

d

dkdt

d

dt

dvg

有効質量図

正孔

型とよぶ型後者を前者を

両方がある帯のホールの場合との電子の場合と価電子

キャリア)が伝導帯の内の電流を運ぶもの(半導体素子では結晶

を正孔と呼ぶこの正電荷のキャリア

対して振舞うに外部の電場や磁場にを持っているかのよう+

道はあたかも正の電荷その跡に生じた空の軌持ち上げたとすると

を近からいくらかの電子起で価電子帯の上端付しかし光励起や熱励

ぶことはできない変化が無く電流を運

部から電場を加えても子帯の電子全体は外電子が満ちている価電

pn

e

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

e

he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

e

Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

dp

pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

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FDc

cp

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Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

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VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 39: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

有効質量 その2

である付近では自由電子近似で

の例ではちなみに強結合近似

えるトンの運動方程式が見と定義するとニュー

としてここで有効質量

10

2

11

)1

()(11

2

2

2

2

2

2

2

22

22

mmk

am

dk

d

m

m

Fdk

d

dt

dk

dk

d

dkdt

d

dt

dvg

有効質量図

正孔

型とよぶ型後者を前者を

両方がある帯のホールの場合との電子の場合と価電子

キャリア)が伝導帯の内の電流を運ぶもの(半導体素子では結晶

を正孔と呼ぶこの正電荷のキャリア

対して振舞うに外部の電場や磁場にを持っているかのよう+

道はあたかも正の電荷その跡に生じた空の軌持ち上げたとすると

を近からいくらかの電子起で価電子帯の上端付しかし光励起や熱励

ぶことはできない変化が無く電流を運

部から電場を加えても子帯の電子全体は外電子が満ちている価電

pn

e

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

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Tk

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Tk

EE

nN

n

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Tk

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g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

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11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

e

he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

e

Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

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pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

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Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

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Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 40: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

有効質量図

正孔

型とよぶ型後者を前者を

両方がある帯のホールの場合との電子の場合と価電子

キャリア)が伝導帯の内の電流を運ぶもの(半導体素子では結晶

を正孔と呼ぶこの正電荷のキャリア

対して振舞うに外部の電場や磁場にを持っているかのよう+

道はあたかも正の電荷その跡に生じた空の軌持ち上げたとすると

を近からいくらかの電子起で価電子帯の上端付しかし光励起や熱励

ぶことはできない変化が無く電流を運

部から電場を加えても子帯の電子全体は外電子が満ちている価電

pn

e

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

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Tk

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g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

e

he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

e

Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

dp

pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

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00

0

0

da

daD

npnp

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D

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Dn

nDnn

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NeN

NNVVD

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xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 41: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

正孔

型とよぶ型後者を前者を

両方がある帯のホールの場合との電子の場合と価電子

キャリア)が伝導帯の内の電流を運ぶもの(半導体素子では結晶

を正孔と呼ぶこの正電荷のキャリア

対して振舞うに外部の電場や磁場にを持っているかのよう+

道はあたかも正の電荷その跡に生じた空の軌持ち上げたとすると

を近からいくらかの電子起で価電子帯の上端付しかし光励起や熱励

ぶことはできない変化が無く電流を運

部から電場を加えても子帯の電子全体は外電子が満ちている価電

pn

e

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

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ETk

ETk

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dB

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B

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B

Fd

d

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B

Fd

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2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

e

he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

e

Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

dp

pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

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Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 42: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

模型と似ているれた水素原子のボーア

は量子力学で良く知らいることになるこれ力によって束縛されて

ーロン電荷に1個の電子がク結晶中のP不純物の正この状況は

気的に中性であるもち結晶としては電

の正電荷をよりれを除いたイオン殻は余計な電子がありそ

成してなお1個のの共有結合ボンドを構と同様に周囲と

の造がであるPは外殻電子構がとする外殻電子構造

が格子点で置換した族のリン(P)の原子シリコンの代わりに5

って考えるシリコン結晶を例にと

Si

eSi

spSi

psps

3

2232 3333

不純物準位(ドナー)

ボーア模型

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

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Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

e

he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

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Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

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pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

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VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 43: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

である状態のボーア半径は

基底でありネルギーはE水素原子のイオン化エ

結晶の誘電率であるはと弱くなるここで

でなくンシャルはそのために引力ポテ

じているの中のクーロン場を感真空中でなく結晶格子

されている電子はなって不純物に束縛ただし水素原子と異

2

0

2

0

2

0

4

2

0

2

12

44

ema

sme

Si

rere

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

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Tk

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nn

Tk

EE

nN

n

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Tk

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dB

dB

dD

B

dBe

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B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

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43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

e

he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

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Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

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pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

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ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 44: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

となる

Å      

      

は誘電率の影響を受けの半径と束縛された電子軌道化えねるぎー

準位のイオンると半導体のドナーの電子が存在するとす質量

中を有効クーロンポテンシャルの媒質の影響を受けた誘電率

][)(530

][1

)(6132

0

2

2

2

0

22

4

m

m

mea

eVm

mmeE

aE

m

d

d

dd

エネルギー

ドナー準位

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

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B

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B

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d

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B

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2

2

)2

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(

)exp(2

1

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43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

e

he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

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Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

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pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

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Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

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VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 45: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

Åとなるからでは

と計算される

Åを使うとについて

80510815

302020711

dd

dd

ameVEmmGe

ameVEmmSi

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

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c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

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ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

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(4

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233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

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g

ii

g

g

Bg

B

g

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E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

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(

)exp(2

1

)](1[

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11

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43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

e

he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

e

Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

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J

pp

dt

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pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

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Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 46: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

不純物準位(アクセプター)

位とよぶこれをアクセプター準

形成する

位を電子帯の上端に浅い準ことのできる準位が価受け取る

すなわち電子をールを放出する価電子帯の上端にはホ

いモデルで処理すればよ

捉えられているロン場に1個の正孔がの不純物原子核のクー

えると今度はにドープする場合を考をつぎに3族の不純物

e

Si

アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

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(

)exp(2

1

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)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

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21

半導体の電気伝導

2

2

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he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

dp

pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

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ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

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FDc

cp

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Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

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VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 47: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

ドナー準位

アクセプター準位

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

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Tk

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Tk

EE

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43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

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he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

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Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

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xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

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1

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tpp

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nd

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キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

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BB

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Bth

th

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2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

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dx

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少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

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dp

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00

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少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

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0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

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FDc

cp

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Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 48: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

フェルミディラック分布関数

真性半導体の状態密度D(ε)

バンドは無くても

分布関数は考える

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

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233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

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Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

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Tk

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dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

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2

2

)2

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(

)exp(2

1

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43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

e

he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

e

Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

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J

pp

dt

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pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

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E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

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0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

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0

0

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23

2

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kTeVkTeKnJ

KJ

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n

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TkmN

Tk

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Dnn

n

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M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

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00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

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ppp

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pap

NeN

NNVVD

xxDxx

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xNxN

x

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VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 49: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

キャリアー濃度(真性半導体) I

とすることができる

       

      より十分大きいからはふつう

に比例して励起されるそれが伝導帯の準位へ

除かれに比例して電子が取り価電子帯の準位からは

ャリアが形成される伝導帯や価電子帯にキを越えての熱励起で

てはバンドギャップ性半導体の結晶におい有限の温度における真

真性半導体

)exp()(

)(

)(1

Tkf

TkE

f

f

B

Bg

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

1)(

)()2

(2

1)(

2)(

2)(

v

h

h

c

e

e

h

v

e

c

Em

D

Em

D

m

kEk

m

kEk

ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

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233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

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3

2

1

2

2

)2

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(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

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dB

dB

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B

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B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

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(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

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2

2

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43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

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he

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pe

m

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m

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m

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EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

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xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

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0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

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pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

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v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

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B

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B

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Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

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n

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V

BB

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B

pnn

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B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 50: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

キャリアー濃度(真性半導体) II

2123

2

2

2123

2

2

22

22

)()2

(2

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v

h

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c

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Em

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m

kEk

m

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ようになる応する状態密度は次のとするこのとき対

ーをの上端近傍のエネルギ伝導帯の底と価電子帯

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

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233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

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EEE

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B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

E

TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

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Tk

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g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

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he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

e

Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

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pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 51: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

キャリアー濃度(真性半導体) III

となる

であるからとこれらの式の積をとる

は次のようになるル濃度同様に価電子帯のホー

分すればえられるエネルギーに関して積

分布関数の積をは状態密度とフェルミ伝導帯の電子濃度

)exp()()2

(4

)exp()2

(2)](1)[(

)exp()2

(2)()(

233

2

23

2

23

2

Tk

Emm

Tkpn

EEE

Tk

ETkmdfDp

p

Tk

ETkmdfDn

n

B

g

heB

gvc

B

vBhE

h

B

cBe

Ee

v

c

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

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Tk

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Tkpn

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3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

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nn

Tk

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dB

dB

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2

)2

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(

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11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

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e

e

he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

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Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

dp

pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

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0

02

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0

02

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00

0

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da

daD

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D

ndpa

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Dn

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p

pa

p

ppp

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NeN

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xxDxx

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x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

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Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

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VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 52: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

キャリアー濃度(真性半導体) III

していることが分かる

中に位置はギャップのほぼ真んルギーとなりフェルミエネ

      

の関係はとバンドギャップルまた化学ポテンシャ

を真性密度と呼ぶ

で定義されるっている半導体は固有の値を持

それぞれののみに依存しておりと温度積はここで

となるルギーはすなわち活性化エネ

るに指数関数的に依存すとなりキャリア数は

    

は等しいしたがって

導帯の電子の数子帯のホールの数と伝真性半導体では価電

F

e

hBg

g

ii

g

g

Bg

B

g

heB

E

m

mTkE

E

nnnp

TEnp

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TkE

Tk

Emm

Tkpn

)ln(4

3

2

1

2

2

)2

exp()()2

(2

2

2323

2

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

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43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

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h

he

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pe

m

ne

pene

m

e

m

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Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

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LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

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1

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0 h

h

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tpp

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nd

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キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

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BB

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2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

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eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

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dt

dp

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少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

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pp

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exp

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電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

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00

0

0

da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

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FDc

cp

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Fc

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Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

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VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 53: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

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Tk

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nn

Tk

EE

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n

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Tk

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dB

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2

2

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11

1)(

43

2

21

ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

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21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

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e

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m

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m

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he

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p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

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0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

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J

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pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

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1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

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x

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pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

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smD

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HeightBarrierSchottky

eEE

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FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

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2

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TkmN

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n

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M

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DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

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2

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dxdVVxx

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dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

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Jpn

TkeVn

eV

n

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pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

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キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

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nppn

B

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JJJ

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eVnn

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Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

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n

p

V

BB

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B

pnn

pnnppn

B

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B

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pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

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ドナーアクセプタ準位とフェルミ準位

ドナー準位 アクセプター準位

ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

e

he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

e

Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

dp

pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

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x

pD

pp

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dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

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0

0

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23

2

23

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kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

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00

0

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da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

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Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

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ドナー準位

アクセプター準位

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

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EfNn

Tk

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B

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)exp(2

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11

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43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

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Em

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p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

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xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

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n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

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h

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dt

nd

dt

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rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

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キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

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tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

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dx

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dx

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ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

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DD

dx

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dx

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少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

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dt

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dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

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dx

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x

pD

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dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

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2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

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0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

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n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

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0

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0

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0

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D

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p

ppp

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x

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dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

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cp

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c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

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Tk

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Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

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Tk

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JJJ

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VJV

n

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V

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p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 56: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

低温 ---- 高温

低温領域

不純物レベルからの電子励起

高温領域

真性半導体的振る舞い

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

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ETk

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21

半導体の電気伝導

2

2

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導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

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xex

x

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peRp

HallneR

BJRne

BJE

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LorentzEy

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xxEv

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n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

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1

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0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

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np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

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Einstein

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Tk

m

TkD

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th

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)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

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eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

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少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

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dJ

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少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

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電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

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VNeWeNQ

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  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

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TkmN

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n

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M

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BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

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Vd

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Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

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B

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L

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りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

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キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

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eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

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n

p

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BB

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B

pnn

pnnppn

B

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B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 57: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

キャリアー濃度(不純物半導体)

固有領域)となる(真性領域ルギーはと同じく活性化エネ

性半導体電子励起が始まり真では価電子帯からの>

ばれるとなり飽和領域と呼

ギーはゼロとなり活性化エネルでは指数関数はほぼ1

であることが分かる

ギーは域)では活性化エネルの温度領域(不純物領

      

は次式で与えられるの表現を用いれば先に求めた

      

である供給されるので電子はドナー準位から

として次の式を用いるドナー準位の分布関数

を考える励起された電子濃度型半導体の伝導帯に熱一例として

orE

ETk

ETk

EnN

Tk

ETkmNn

nn

Tk

EE

nN

n

EfNn

Tk

EEEf

nn

g

dB

dB

dD

B

dBe

d

B

Fd

d

dd

B

Fd

dd

2

2

)2

exp()2

(

)exp(2

1

)](1[

)exp(2

11

1)(

43

2

21

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

e

e

e

he

m

pe

m

ne

pene

m

e

m

e

Em

EevE

m

Eev

pevnevj

he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

z

xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

)()(

1

))(()()(

0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

dp

pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

dpE

x

pD

pp

dt

dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

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0

0

0

23

2

23

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kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

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00

0

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da

daD

npnp

ndpa

D

ndpa

nnd

Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

ndn

pap

NeN

NNVVD

xxDxx

xNxNeVV

xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 58: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

半導体の電気伝導

2

2

h

h

e

e

he

h

h

h

e

e

e

h

h

h

he

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Em

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he

mv

p

n

         

       

導電率は

          

移動度は

         

ドリフト速度は

電流密度は  

ることにするの添え字を付けて用いキャリアに対して

れの についてはそれぞ有効質量散乱時間ドリフト速度

自由正孔密度を

自由電子密度を

キャリアが存在する半導体中では2種類の金属のときと違って

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

y

zx

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xx

xex

x

R

peRp

HallneR

BJRne

BJE

BeveE

LorentzEy

yy

LorentzBev

yBz

nevJ

xxEv

enEx

n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

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1

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0 h

h

h

tpp

pprn

dt

nd

dt

pd

rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

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Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

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2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

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DD

dx

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dx

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少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

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dp

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少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

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DL

pp

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x

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222

2

2

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exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

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)2

(2

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0

0

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23

2

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KJ

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n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

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0

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NeN

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xV

dxdVVxx

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dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

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B

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Tk

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Tk

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En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

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VJV

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V

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p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 59: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

キャリアの散乱機構

に比例するき散乱頻度はほぼよって生じるこのと

方向を変える機能にてわずかにその運動シャルを遠くから感じ

ンのクーロンポテン乱  は不純物イオ不純物による電子の散

に比例する頻度は

のフォノンによる散乱のため十分低温までや運動量も小さいそ

ーるフォノンのエネルギくこれと相互作用す小さく運動量も小さ

の運動エネルギーは半導体中では自由電子金属の場合と異なり

に比例する度はしたがって散乱の頻

に比例する電子の平均速度は程度であるこのときは

平均の運動エネルギー金属の場合と異なり半導体中では電子は

に比例するフォノン密度は温度

に比例する

の密度と電子の速度散乱の頻度はフォノンされるのであるから

ノンに衝突して散乱散乱 は電子がフォ格子振動による電子の

23

23

23

21)23(

T

T

T

TTk

T

B

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

zx

y

zxy

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xx

xex

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R

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BJRne

BJE

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LorentzEy

yy

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n

1

1

(

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

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1

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0 h

h

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tpp

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dt

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キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

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Einstein

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BB

Bthth

Bth

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th

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2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

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h

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hh

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h

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1

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0

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少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

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h

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exp

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電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

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  ショットキー障壁高さ

  

eND

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n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

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DnBCM

BeC

B

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Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

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dx

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xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

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B

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pp

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L

DDLv

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りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

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キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

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En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

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n

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BB

nppnpn

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pnn

pnnppn

B

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B

Dnnnp

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pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 60: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

電流磁気効果(Hall効果)

である導体の型の判定が可能符号によって不純物半

知ることができまずキャリア密度をを測定することにより

  である型半導体であれば一方

係数というを このとき定義される 

係として また電流密度との関

つまり    

状態となる

力とつりあって平衡が先の方向の電界電荷による

これらの面には正電荷が生じる面には負電荷がこのとき

力)の力を受ける

方向に子はの磁界を加えると電方向に磁束密度

の電流が流れる

方向に密度方向に運動しでドリフト速度

の電子が電荷密度を加えるとその中の方向に電界

型半導体を考える例えば

H

H

H

zxH

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peRp

HallneR

BJRne

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みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

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i

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キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

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rnpnpnnppn

ppnnrgdt

nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

dt

dp

pgp

pg

dt

dp

n

h

h

h

hh

J

h

hJ

h

hJ

1

1)()(

1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

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dx

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x

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dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

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)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

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0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

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0

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00

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D

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x

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dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

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Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

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J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

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VJV

n

p

V

BB

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p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 61: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

みなして良いも真性の場合と同じとも

ほぼイオン化しているドナーアクセプタは不純物半導体では通常

である真性半導体では

である

           

ではとすると熱平衡状態をるのでその比例定数

度と正孔密度に比例する電子の密度は電子密の関数である消滅す

は温度とするとたり発生する電子数を単位体積単位時間あ

する発生と消滅は平衡に達

キャリアは消滅する電子と正孔は再結合し

という キャリア少数のキャリアを少数

 リアるキャリアを多数キャ半導体中に多数存在す

リアは注入されるつけた電極からもキャさらに半導体表面に

される価電子帯に電子が励起また光照射によって

発生する定の割合でキャリアは温度によって決まる一

rg

npn

grnp

r

Tgg

carrierority

carriermajority

i

)(min

)(

キャリアの発生と再結合 I

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

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キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

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Tkvmvl

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BB

Bthth

Bth

th

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2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

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少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

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h

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DL

pp

xAx

L

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電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

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WEV

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  ショットキー障壁高さ

  

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n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

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B

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整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

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Vd

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空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

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B

Dnnnp

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L

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りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

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キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

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pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

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BB

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p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 62: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

キャリアの発生と再結合 II

ことが分かる指数関数的に減少する

少数キャリアは となり注入されたつまり 

      

うになるすれば上式は次のよ

とらに比べて無視できるかはであり

      

られる変化は次のように与えキャリア密度の時間的

が入り込むに等しい電子件からするが電気的中性条

に増加は入したとすると正孔形半導体中に正孔を注例えば

合を考える少数キャリア注入の場

寿命は伸びると呼ばれキャリアの不純物準位はトラップ

きに大きな違いがあるとるキャリアの捕獲確率再結合中心に捕らわれ

結合再結合中心)を介しての特定の不純物準位(間接再結合禁制帯中

に落ち込み結合電子が価電子帯の正孔直接再結合伝導帯の

合と間接再結合がある再結合過程は直接再結

)exp(

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1

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0 h

h

h

tpp

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dt

nd

dt

pd

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nd

dt

pd

np

ppn

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

dx

dnqD

dx

dn

m

Tqk

dx

dnlqvqSJ

Jq

vl

ldx

dnvS

dxdnS

xthth

BB

Bthth

Bth

th

th

)(

)(

2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

edx

dt

dp

J

pp

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J

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h

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1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

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hh

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DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

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x

pD

pp

dt

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dx

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x

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dp

0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

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smD

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1

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0

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)(

HeightBarrierSchottky

eEE

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FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

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0

0

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23

2

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kTeVkTeKnJ

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n

n

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TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

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dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

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)(exp

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B

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B

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Tk

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Tk

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Tk

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En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

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Tk

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VJV

n

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B

pnn

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B

pn

B

Dnnnp

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pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 63: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

キャリアの流れの1次元モデル

キャリア

Vth

l l

以下の1次元キャリア移動モデルの下で拡散によって

流れる粒子数Sはどのように表わされるか

Vth

Vth

Vth

Vth キャリアの熱速度 l キャリアの平均自由行程

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

TkD

tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

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BB

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2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

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DD

dx

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少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

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少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

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電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

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  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

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B

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整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

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dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

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B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

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L

DDLv

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りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

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eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

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eVJ

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n

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V

BB

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p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 64: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

粒子の運動(ジグザグ)

散乱向きが変わる

vthで進む

平均自由行程 l

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

Tk

m

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tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

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BB

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2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

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DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

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pp

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1

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0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

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hh

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DL

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L

xApp

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0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

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HeightBarrierSchottky

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  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

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Tk

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Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

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xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

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nppn

B

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Tk

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Tk

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En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

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Tk

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V

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pnn

pnnppn

B

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B

Dnnnp

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pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 65: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

キャリアの流れ 1次元モデル

S = vth(n2 ndash n1) 2

n1 = no + l (dndx)

n2 = n0 - l (dndx)

S = -vth l (dndx)

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

Einstein

q

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tcoefficiendiffusionD

Tkvmvl

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2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

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DD

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dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

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少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

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電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

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n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

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整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

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空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

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りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

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領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

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キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

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pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

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pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

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C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 66: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

キャリアの拡散にともなう電流

成分となるは電流密度のとおけばを三次元の場合

いうこの電流を拡散電流と

るの関係式とよばれていの関係は

         

とよばれ は拡散係数係数

としたおよびここで定義により

     

が観察される密度次式で表される電流を持つキャリアならばこの粒子が電荷

は熱速度である行程はキャリアの平均自由ここで

          

に比例するはキャリアの濃度勾配子数拡散によって流れる粒

生じる動を伴うため電流がこの拡散現象は電荷移

する密度は一様になろうとあると熱運動によりキャリア密度に勾配が

xJvv

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q

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2

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

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少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

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少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

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  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

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電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

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  ショットキー障壁高さ

  

eND

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n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

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整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

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0

02

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00

0

0

da

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D

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Dn

nDnn

p

pa

p

ppp

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NeN

NNVVD

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xNxN

x

xxxxeN

VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

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Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

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Tk

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Tk

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VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 67: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

一般的な電流の式

るび正孔の拡散係数であ はそれぞれ電子およ

        

正孔による電流

        

電子による電流

うに表される流を考えると次のよドリフト電流と拡散電

he

hhh

eee

DD

dx

dpeDEpeJ

dx

dneDEneJ

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

dp

p

dxdx

dJ

edxxJxJ

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dt

dp

J

pp

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h

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1

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1

0

0

0

00

0

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

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pD

pp

dt

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dx

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x

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0

0

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2

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0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

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smD

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1

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)(

HeightBarrierSchottky

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  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

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0

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23

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KJ

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n

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TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

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DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

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dxdVVVVxxn

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dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

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eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

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JJJ

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eVnevnevJ

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Tk

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pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

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VJV

n

p

V

BB

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p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 68: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

少数キャリアの連続の式 I

という キャリアの連続の式 となるこれを 少数

          

の変化は全体としてのとなるしたがって

     

の空間変化を考慮して正孔電流密度電流が流れていれば

となる

         

  であるからとすれば  の正孔密度をであり熱平衡のとき

         

電流が0であれば

形半導体を考える例として

動く滅と拡散電流となってアは再結合による消注入された少数キャリ

dx

dJ

e

pp

dt

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少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

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h

h

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DL

pp

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dtdp

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pp

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exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

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dQC

VNeWeNQ

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HeightBarrierSchottky

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  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

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TkmN

Tk

ETkmdfDn

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DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

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dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

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B

Dnnnp

np

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りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

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EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

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VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 69: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

少数キャリアの連続の式 II

と呼ばれる距離であり拡散距離

の間に拡散するが寿命  は注入された正孔

 の値である

  におけるは   とするとなるただし

        

 の場合上式の解は

でおきかえるのかわりに3次元のときは

散方程式  というとなるこの式を 拡

          

場合には電流が拡散のみによる

        

になるを変形すると次のよう少数キャリア連続の式

hhhh

h

h

h

hh

h

DL

pp

xAx

L

xApp

dtdp

pxp

x

pD

pp

dt

dp

dx

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x

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0

0

222

2

2

0

2

2

0

00

exp

0

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

DDsD

sD

smD

sD

m

1

2)(

)(2

2

1

2

1

0

0

2

0

0

)(

)(

HeightBarrierSchottky

eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

)exp()exp(

)2

(2

)exp()2

(2)()(

0

0

0

23

2

23

2

kTeVkTeKnJ

KJ

kTVenn

n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

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x

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VVxV

dxdVVVVxxn

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xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

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VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 70: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

電子親和力

原子が電子一個を取り込んで

一価の陰イオンになるときに放

出するエネルギー

金属の仕事関数が大きい

例えばAu Mo W

金属 - n型半導体の接触界面

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

WeN

E

D

D

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1

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  ショットキー障壁高さ

  

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Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

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n

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M

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DnBCM

BeC

B

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Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

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VVxV

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dx

Vd

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dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

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L

DDLv

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Tk

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Jpn

TkeVn

eV

n

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りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

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キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

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B

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eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

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eVJ

Tk

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J

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VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 71: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

金属 - n型半導体の接触界面のエネルギーバンド

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

WeN

WEV

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FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

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KJ

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TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

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M

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DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

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dxdVVxx

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Vd

xxeN

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Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

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pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

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キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

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nppn

B

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eVnevnevJ

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eVnn

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EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

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eVJ

Tk

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Tk

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VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 72: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

空間電荷層はn型半導体中に広がるこの電荷にバランスする上で金属 表面にデルタ関数的に負の電荷を考える 半導体中の不純物密度は均一であると仮定しその密度をNDとする 界面における電界の最大値をEmとすると

V

Ne

Vd

dQC

VNeWeNQ

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E

D

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eEE

smB

FcBsmD

  ショットキー障壁高さ

  

eND

Ws

n型半導体

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

))(exp(

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)2

(2

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0

0

0

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2

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n

n

kTenkTeNn

TkmN

Tk

ETkmdfDn

Dnn

n

Dnn

M

n

DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

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00

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D

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VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

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0Tk

eVJ

Tk

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J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

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n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 73: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

い小さいので無視してよ電子電流に比べ十分に

がその値はって正孔も注入される一方順バイアスによ

を用いは比例定数れによる電流したがって電子の流

け変化して障壁の高さの変化分だバイアスを加えると

と等しい

は密度障壁を越えられる電子バイアスの無い場合

1)exp()exp(

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0

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DnBCM

BeC

B

cBe

Ee

c

整流機能の発現する機構

金属からは熱電子放出機構(リチャードソンダッシュマンの式)

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

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dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

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L

DDLv

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Tk

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Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

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eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

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0Tk

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n

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V

BB

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B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 74: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

ショットキーダイオードにおける整流特性

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

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2

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dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

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B

Dnnnp

np

BDn

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L

DDLv

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りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

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eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

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n

p

V

BB

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B

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B

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np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 75: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

p型- n型半導体の接触界面(接合)のエネルギーバンド

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

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VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

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L

DDLv

v

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eVnevJ

Jpn

TkeVn

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pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

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En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

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n

p

V

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pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 76: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

空乏層の電位分布

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

2

2

2

))((2

2

)(

0

02

)()(

0

02

)()(

00

0

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D

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VVxV

dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

v

Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

eV

n

pn

L

pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

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Tk

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Tk

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n

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V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 77: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

がえられる

 を求めるとさ を求め遷移領域の厚とこの式から

から滑らかに接続する条件 において二つの解がさらに

    

 として= において 領域では 同様に

    

  とおくとき= において 境界条件として

       

       

てるけてポアソンの式をためる二つの領域にわ座標を前図のように定

21

22

2

2

2

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dxdVVVVxxn

xxxxeN

xV

dxdVVxx

xxeN

dx

Vd

xxeN

dx

Vd

空乏層(遷移領域)の厚さ

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

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L

DDLv

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りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

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キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

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pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

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n

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B

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B

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pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 78: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

ダイオードの示す容量

空乏層の対応する空間電荷領域の基づく静電容量Cf

それぞれの領域内に正負の電荷Qが混在した状態で電荷が蓄えられる

その結果p型領域ではCDpそしてn型領域ではCDnなる静電容量を持つ

この容量を拡散容量という

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

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eVnevJ

Jpn

TkeVn

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pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

)exp(

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

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eVnevnevJ

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eVnn

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Tk

EENn

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En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

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V

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B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 79: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

pnダイオードの整流特性 その1

n

n

n

nn

n

n

n

n

B

Dnnnp

np

BDn

D

pp

nn

L

DDLv

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Tk

eVnevJ

Jpn

TkeVn

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pnp

pnn

        

りは電子の拡散速度であここで

        

は次のようになる領域に流れ込む電流領域からであるので

        

はたがってその電子数以上のものであるし底から

ンドのそのエネルギーがバ領域にある電子のうちこうした電子は

流れ込む

領域まで拡散しながら領域に発生した電子はより短いならば

その拡散距離平均自由行程より長く接合部の厚さが電子の

とする領域におけるそれを

とし孔の密度をそれぞれ領域における電子と正

)exp(

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キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

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eVnevnevJ

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eVnn

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Tk

EENn

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En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

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0Tk

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pnnppn

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B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 80: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

キャリア数 n に注目

キャリア数 p に注目

あるエネルギーレベルでのキャリア数について考える

pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

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En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

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eVpvnveJJJ

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n

p

V

BB

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p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

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pnダイオードの整流特性 その2

バランスして0になる同様に正孔の電流も

  となるとなり    

       

したがって

        

立しているつまり次の関係が成

        

        

であるから領域におけるものは

とすればそこのエネルギーを領域における伝導帯の一方

0

exp

exp

)(exp

)(exp

nppn

B

Dnnpnpn

B

Dnp

B

FDc

cp

B

Fc

cn

Dc

c

JJJ

Tk

eVnevnevJ

Tk

eVnn

Tk

EeVENn

Tk

EENn

eVEp

En

pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

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pnダイオードの整流特性 その3

となる

 

を考えると全電流は流成分同様にして正孔の電

領域に流れ込む領域からだけの電子電流が

        

 となり正味は変らないのでこのとき

          

        

存するの値に指数関数的に依は次のようにが加わると

呼び負号とするるとき逆バイアスと側に正の電圧を印加す逆に

呼ぶるとき順バイアスと側に正の電圧を印加す

えるが印加された場合を考今接合部に電圧

1exp1exp)(

1exp

)exp(

)(exp

0Tk

eVJ

Tk

eVpvnveJJJ

J

pn

Tk

eVnevJ

JJJ

Tk

eVnev

Tk

VVenevJ

VJV

n

p

V

BB

nppnpn

p

B

pnn

pnnppn

B

pn

B

Dnnnp

np

pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

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pnダイオードにおける整流特性

付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

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付 録

(追加 図面)

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

Page 85: エネルギーバンドの概念 半導体の基礎物性 半導 …yamanoya.ecs.cst.nihon-u.ac.jp/Class/H24 Web用_電子...電子物性工学で何を学ぶか? エネルギーバンドの概念

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

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順バイアス特性

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追加図面

雪崩(アバランシェ)現象

少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

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少数キャリア蓄積効果

整流特性は周波数が高くなると次のような効果のために十分機能しなくなる

nおよびpの中性領域には順バイアス時に拡散していた過剰ホールおよび電子が逆バイアス時に接合面を介して引き戻されるこのとき電流が流れる

追加図面

A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

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A バンド間直接遷移発光 D ドナーアクセプタ遷移発光

B ドナー価電子帯遷移発光 E エキシトン(励起子)価電子帯遷移発光

C 伝導帯アクセプタ遷移発光

追加図面 半導体の発光機構

キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

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キャリアの光学遷移過程 追加図面

追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

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追加図面

ヘテロ(異種)結合

に着目した

pn接合部分での発光

順バイアスになっていることに注目

半導体発光ダイオード(Light Emitting DiodeLED)

バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

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バイポーラ トランジスタ

1

n

B

C

EC

BCE

C

E

I

I

II

III

I

I

      

 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

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1

n

B

C

EC

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C

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I

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I

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 は次のようになるンで考えると電流ゲイつまりエミッタ接地

  で定義されるは  ンベース接地の電流ゲイ

が成り立つこれらの電流の間には

となるクタ電流加速された電子はコレ

ってこでの逆バイアスによタ接合に到達するそよってベースコレク

にるが大部分拡散過程た電子は一部再結合すベース領域に注入され

を使用する)ングした

ーピエミッタは高濃度ド悪い影響を与えるので(正孔電流は増幅度に

)込む(エミッタ電流らエミッタ領域へ流れ正孔がベース領域か

領域ミッタ領域からベース接合部では電子がエエミッタベース間の

逆バイアスベースコレクタ間は

順バイアスエミッタベース間は

増幅作用の原理

バイポーラトランジスタ

pn接合とバイアスの関係

トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

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トランジスタの増幅作用

エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

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エネルギーバンドで見直してみると

増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

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増幅回路とバイアスの下でのエネルギーバンド

集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

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集積化されたトランジスタへの進化

電 極

絶縁材料

npn バイポーラトランジスタ IC の例

n-Si基板

熱拡散 打ち込み ドーピング

順バイアス特性

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