グローバルな視点から見た日本の人材 育成の課題 - …6 Six Principles of Global Talent Management...

グローバルな視点から見た日本の人材育成の課題

株式会社インストラクショナル デザインATD International Network Japan理事

ATD 認定 Learning and Performance Professional CPLP中原 孝子

2

•１９４３設立

•１００カ国以上から4万人の会員

• 最先端のリソース、ベストプラクティス、ネットワーキングの機会

世界最大の人材・組織開発における研究・交流の団体

ATDとは？Association for Talent Development

3

ATDの活動

4

日本のコミュニティ活動

組織開発

タレントマネジメント ラーニングファシリテーション

リーダーシップ開発HPI

CPLP 広報

グローバル人材マネジメント

ラーニングテクノロジー

5

Six Principles of Global Talent Management効果的なグローバルタレントタレントマネジメントにおける6支柱

MIT Sloan Management Review Winter 2012 Vol. 53 No. 2 より

？調査背景にあった疑問：

「何がグローバルカンパニーにおけるタレントマネジメントの秘訣か？」

Findings ：

好業績を上げているトップカンパニーのプラクティスを単純に模倣していない 企業戦略や企業価値とタレントマネジメント実践との密接な整合が取られている

タレントマネジメントの実践は、グローバル間（Ｌｏｃａｌ， Ｇｌｏｂａｌ）相互に一貫性が保たれている

調査対象となった企業名（一部）：

ＩＫＥＡ，ＩＢＭ，ＧＥ，Ｐ＆Ｇ，Ｓａｕｄｉ Ａｒａｍｃｏ，Ｓｈｅｌｌ， ＢＴ， Ｏｒａｃｌｅ，Ｍａｔｓｕｓｈｉｔａ，Ｉｎｔｅｌｌ， Ｉｎｆｏｓｙｓ， ＧｌａｘｏＳｍｉｔｈＫｌｉｎｅ

6

Six Principles of Global Talent Management効果的なグローバルタレントタレントマネジメントにおける6支柱

MIT Sloan Management Review Winter 2012 Vol. 53 No. 2 より

今日の企業が直面している“タレントマネジメント”の課題

安定的で強固な「人財」パイプラインの確保

同時に、どんどん変化する新しいテクノロジーやグローバルマーケット、新しい競争相手にも対応できる新しい組織「能力」の確立

ベストプラクティスではなく、成功している会社に共通する6つのこと：

経営戦略との整合 一貫性 タレントマネジメントが企業文化として組み込まれていること 経営層の巻き込み グローバルニーズとローカルニーズのバランス（両方の把握） Employer ブランディングによる他企業との差別化

7

AWARD の概要と審査基準

Building talentEnterprise wideStrategically driving aTalent development culture and delivers results.

“ラーニング”が取締役レベルの経営層を含む全社的な巻き込みと役割の明確化が行われており、経営課題に対する解決策が提示され、組織戦略としての位置づけを確立していること

全従業員に対する学習機会、Ｃレベル役員の参画、組織の成長やイノベーションなど、“ラーニング”が組織文化の価値創造に貢献していること

“ラーニング”が個人、そして組織両面のパフォーマンスへの貢献と紐づけられていること；経営目標との整合、ラーニング施策の効果性や効率性、ビジネスニーズに対する研修以外の施策の成果・成功の測定が実施され、示されていること

タレントデベロップメント＆パフォーマンス部門の主導で人材育成投資が決定されていること

8

ATD BEST Award 2014 受賞組織リストより

新興国IT企業：人を育てる組織としてのブランディング戦略

9

「ラーニング」そのものだけを見るのではなく、戦略的タレントマネジメントの観点から「育成」を捉える

「ラーニング」機能・部門に求められること

10©CICOM BRAINS Inc. / Instructional Design, Inc.

能力評価 人材の採用

業績評価管理

後継者育成計画

組織開発

人材の保持

キャリアプラン

チームと個人の育成

ASTD New Face of Talent Management (Feb. 2009)  ㈱インストラクショナルデザイン翻訳

ＡＳＴＤのタレントマネジメントのフレーム

11

2014年 ATD State of Industry Report

L&D Key Indicators

1. 従業員（ＦＴＥ）一人当たりの直接教育投資額2. 従業員一人当たりの平均受講時間3. 総人件費（給与）に対する直接教育投資の％4. 収益に対する直接教育投資の％5. 利益に対する直接教育投資の％6. 研修補助金の％7. 外部サービス利用の％8. Ｌ＆Ｄスタッフ一人に対する従業員数9. Ｌ＆Ｄスタッフ一人当たりが提供した延べ受講時間10.Ｌ＆Ｄスタッフ一人当たりが提供している学習（研修）時間11.受講された学習（研修）一時間当たりのコスト12.提供した学習（研修）一時間当たりのコスト13.再利用率

$1207.7331.54時間

3.44%1.17%7.45%

10.03%27.30%

418.92人5104.42時間

585.63時間$74.36

$1798.0445.97%

12

© 2013 by The American Society for Training & Development (ASTD). All Rights Reserved.

「ラーニング」機能・部門に求められること

ＡＴＤ ラーニング&パフォーマンスプロフェッショナルコンピテンシーモデル

ナレッジマネジメント

チェンジマネジメント パフォーマンス・インプルーブメント

インストラクショナルデザイン

研修の実施

ラーニングテクノロジー

ラーニングプグラムの管理 ラーニング効果の評価

統合的なタレントマネジメント

コーチング

13

ありがとうございました。

Instructional Design, Inc.http://www.instructionaldesign.jp

6-58-1003 Ｈｏｎｃｈｏ, Naka-ku, Yokohama, 231-0023 JAPANTel: +81 45 227 5023 Fax: +81 45 22７5024 Mobile: +81 90 2917 2290

横浜市中区本町6-58 アルス桜木町エレンシア１００３電話：045-228-6316/045-227-5023 Fax:045-227-5024

Mailto: [email protected]