Top Banner
COGNOS (R) ENTERPRISE BI SERIES COGNOS SERIES 7 VERSION 3 FOR UNIX インストール ガイド THE NEXT LEVEL OF PERFORMANCE (TM) ÉCÉìÉXÉgÅ[Éã ÉKÉCÉh 19.07.2004 Cognos BI 7.3 HTML TOC ÉGÉìÉgÉäÇÃÉeÉLÉXÉgÇšì¸óÕÇμNjDzÅB HTML TOC ÉGÉìÉgÉäÇÃÉeÉLÉXÉgÇšì¸óÕÇμNjDzÅB HTML TOC ÉGÉìÉgÉäÇÃÉeÉLÉXÉgÇšì¸óÕÇμNjDzÅB Type the Title Bar text for online help Cognos Series 7 Version 3 7.3 インストール ガイド
196

IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

Mar 25, 2021

Download

Documents

dariahiddleston
Welcome message from author
This document is posted to help you gain knowledge. Please leave a comment to let me know what you think about it! Share it to your friends and learn new things together.
Transcript
Page 1: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

COGNOS(R) ENTERPRISE BI SERIESC O G N O S S E R I E S 7 V E R S I O N 3 F O R U N I X

インス トール ガイド

THE NEXT LEVELOF PERFORMANCE (TM)

ÉCÉìÉXÉgÅ[Éã ÉKÉCÉh

19.07.2004

Cognos BI

7.3

HTML TOC ÉGÉìÉgÉäÇÃÉeÉLÉXÉgÇšì¸óÕǵNjDzÅB

HTML TOC ÉGÉìÉgÉäÇÃÉeÉLÉXÉgÇšì¸óÕǵNjDzÅB

HTML TOC ÉGÉìÉgÉäÇÃÉeÉLÉXÉgÇšì¸óÕǵNjDzÅB

Type the Title Bar text for online help

Cognos Series 7 Version 3

7.3

インストール ガイド

Page 2: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

製品情報

このドキュ メン トは Cognos Series 7 Version 3 を対象と して作成されています。 また、 その後のリ リースも対象となる場合があ り ます。 こ

のドキュ メ ン トの 新バージ ョ ンに関する情報は、 Cognos サポート Web サイ ト (http://support.cognos.com) で見る こ とができます。

著作権Copyright (C) 2004 Cognos Incorporated.Architect is protected by one or more of the following U.S. Patents: 6,609,123B1; 6,611,838B1; 6,662,188B1.Cognos ReportNet is protected by one or more of the following U.S. Patents: 6,609,123B1.

このドキュ メン トの内容については正確かつ完全であるよ うに万全を期していますが、 誤植や技術的な誤りがあるかも しれません。Cognos はこのドキュ メン トの使用から生ずるいかなる損害についても責任を負いかねますので、 ご了承ください。

このドキュ メン トには発行日が記載されています。 このドキュ メ ン トに記載されている事項は、 将来予告なしに変更されるこ とがあ り ます。 製品およびこのドキュ メン トについてのあらゆる改良変更は、 次版以降に記載されます。

合衆国政府制限付権利。 本製品のソフ ト ウェアおよび付属品には制限付権利が与えられています。 米国政府による使用、 複製、 開示については、 DFARS 252.227-7013 にある Rights in Technical Data and Computer Software 条項の (C) (1) (ii)、 または 48CFR52.227-19 にある Commercial Computer Software - Restricted Rights 条項の (C) (1) および (2) に記載されている制限が適用されます。 契約者は Cognos Corporation, 15 Wayside Road, Burlington, MA 01803 です。

本ソフ ト ウェアおよびそれに関連する文書には著作権法によって保護された当社所有の情報が記載されています。 すべての著作権は当社に帰属します。 本ソフ ト ウェアの リバース エンジニア リ ングは禁止されています。 Cognos Incorporated との書面による事前の合意なしに、

本ソフ ト ウェアまたは文書の内容の一部または全部の複製、 コピー、 転用、 検索システムへの保管、 あらゆる形式および手段による送信、そして他言語への翻訳はできません。

Cognos および Cognos ロゴ マーク は、 米国またはその他の国、 あるいはその両方における Cognos Incorporated の商標です。 その他記載さ

れた各商標または登録商標は、 各社に属します。

Cognos の製品とユーザー補助に関する情報は、 www.Cognos.com を参照して ください。

Page 3: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

目次

はじめに 7Cognos Series 7 7

その他のマニュアル 9

第 1 部 : インス トール方法の決定 11

第 1 章 : インス トールのタイプ 13デフォルト インス トール 13カスタム インス トール 14アップグレード インス トール 15その他のインス トール タイプ 17

第 2 章 : Cognos Series 7 のコンポーネン ト 19次に示すコンポーネン トの一部は Windows のみで動作します。 Cognos Series 7 OLAP 19Cognos Series 7 PowerPlay Transformer Edition 23Cognos Series 7 Alerts/Notifications 24Cognos Support Accelerator 27Cognos 付属ソフ ト ウェア 27サポート ファ イル 28デフォルト設定 28

ポート 29プロセス 30本書で使用する命名規則 32

第 3 章 : バージ ョ ンの混在する環境 33バージ ョ ンの混在する環境の設定 35

第 2 部 : Cognos Series 7 のインス トールおよびテス ト 37

第 4 章 : UNIX コンポーネン トの分散インス トール 39システム要件の確認 39UNIX インス トールの準備 44UNIX でのディレク ト リ サーバーのインス トール 45Cognos Series 7 コンポーネン トのコピー 45

プロセスの停止 46HP-UX での Rock Ridge 拡張のサポート 46UNIX コンポーネン トのコピー 47

Cognos Series 7 の設定 48Configuration Manager の使用 49Web サーバーの設定 49ディレク ト リ サーバーの設定 51認証ソースの指定 53コンポーネン トの設定 53Cognos NoticeCast コンポーネン トの設定 53設定の適用 57プロセスの開始 57

さ らに作業するには 58

第 5 章 : デフォルト設定を使用した UNIX コンポーネン トのインス トール 59UNIX システム要件の確認 60UNIX インス トールの準備 64

Cognos NoticeCast 用のデータベース とデータベース ユーザーの作成 65

インス トール ガイ ド 3

Page 4: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

UNIX での Directory Server のインス トール 65Cognos Series 7 UNIX コンポーネン トのインス トール 65

プロセスの停止 66HP-UX での Rock Ridge 拡張のサポート 66Cognos コンポーネン トのインス トール 67

UNIX インス トールの終了 69Web サーバーの設定 69Cognos Series 7 Alerts/Notifications の設定の完了 72

さ らに作業するには 75

第 6 章 : Windows コンポーネン トのインス トール 77システム要件の確認 77Windows インス トールの準備 77

管理者権限の確認 78TEMP システム変数の作成 78

Cognos Series 7 Windows コンポーネン トのインス トール 78Windows コンポーネン トのインス トール 78

インス トールの完了 80認証ソースの指定 80Cognos NoticeCast Administration の設定 80

さ らに作業するには 83

第 7 章 : アップグレードのためのソフ ト ウェアのインス トール 85システム要件の確認 86UNIX インス トールの準備 90

Cognos NoticeCast のデータベースの作成 90Sun Java System Directory Server へのアップグレード 91Cognos Series 7 コンポーネン トのアップグレード 91

プロセスの停止 92HP-UX での Rock Ridge 拡張のサポート 92UNIX コンポーネン トのコピー 93

Cognos Series 7 の設定 94Configuration Manager の使用 95Web サーバーの設定 95認証ソースの指定 99コンポーネン トの設定 99Cognos NoticeCast コンポーネン トの設定 100Access Manager Server の設定 103設定の適用 104プロセスの開始 105

さ らに作業するには 106

第 8 章 : インス トールのテス ト 107Web サーバーのテス ト 107ディレク ト リ サーバーのテス ト 107Ticket サービスのテス ト 109Upfront のテス ト 110Cognos Series 7 OLAP のテス ト 111

Windows での PowerPlay Enterprise Server Administration のテス ト 111Cognos Series 7 PowerPlay Transformer Edition のテス ト 111Windows での Cognos Series 7 Alerts/Notifications のテス ト 112分散ソート処理のテス ト 112

第 3 部 : アプ リ ケーシ ョ ンのアップグレード 113

第 9 章 : アップグレードの手順 115アップグレードの計画 115

一括アップグレードの計画 115段階的アップグレードの計画 116

アップグレードの手順 116

4 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 5: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

開始前のバッ クアップについて 116アップグレード チェ ッ ク リ ス ト 117必要なファイルのチェッ ク リ ス ト 117アップグレードの説明で使用されている規定 118

サービス名とプロセス名 119

第 10 章 : サーバー アプリ ケーシ ョ ンのアップグレード 121セキュ リ ティの適用 121Upfront のアップグレード 122

Upfront データ ス ト アの編成 122Upfront データ ス ト アの展開 123カスタムの Upfront テーマのコピー (オプシ ョ ン) 125Upfront セキュ リ ティの設定 (オプシ ョ ン) 126テーマがユーザーに割り当てられているこ との確認 (オプシ ョ ン) 126

サーバー設定ファイルの更新 126すべての関連するサーバーに対する Upfront の NewsItem ゲート ウェイ URL の更新 127Cognos NoticeCast のアップグレード 128

Cognos NoticeCast ク ラ イアン ト オブジェク トのアップグレード 128Cognos NoticeCast データ ス ト アの NewsItem ゲート ウェイ URL の更新 128NoticeCast Server Administration での JDBC ド ラ イバ パスの更新 129

PowerPlay Enterprise Server のアップグレード 129PowerPlay メ タデータの移動 130PowerPlay メ タデータのアップグレード 130

Cognos Enterprise Planning の場所の確認 134さ らに作業するには 134

第 11 章 : ク ラ イアン ト アプリ ケーシ ョ ンのアップグレード 135PowerPlay for Windows 135PowerPlay for Excel 135PowerPlay Transformer 135Web ブラウザ 135カスタム マクロおよびその他のアプリ ケーシ ョ ン 136Cognos マクロ 136ロケール情報のアップグレード 136

第 12 章 : 新しいバージ ョ ンへの完全な切り替え 137以前のバージ ョ ンのコンポーネン トのアンインス トール 137ネームスペースのアップグレード 137

付録 A: Cognos Series 7 のアンインス トール 139

Cognos コンポーネン トのアンインス トール 139UNIX コンポーネン トのアンインス トール 139Windows コンポーネン トのアンインス トール 140

Sun Java System Directory Server のアンインス トール 140

付録 B: その他のインス トール タイプ 141不在モード インス トールの設定 141

Cognos コンポーネン トの不在モード コピーのセッ ト アップ 141Cognos コンポーネン トの不在設定のセッ ト アップ 143

ネッ ト ワークでのインス トール ファ イルの設定 144管理インス トールの設定 144ワークステーシ ョ ン インス トールの設定 145

ワークステーシ ョ ン インス トールの実行 146同じコンピュータに対する Cognos 製品の複数のインスタンスのインス トール 146

付録 C: PowerPlay Enterprise Server の代替アップグレード 151PowerPlay Enterprise Server のアップグレード 151

段階的アップグレードでのコンテンツのコピー 152PowerPlay Enterprise Server アプリ ケーシ ョ ンの編成 152

インス トール ガイ ド 5

Page 6: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

PowerPlay Enterprise Server アプリ ケーシ ョ ンの展開 156

付録 D: ト ラブルシューティング 159ト ラブルシューティングのリ ソース 159一般的な問題 160共通の問題 162

サンプル フォルダまたはファイルが見つからない 162サンプル ファ イルを開けない 162Ticket サービスが応答しない 163Access Manager サービスの失敗と、 認証またはアクセス権に関する問題 164デフォルト設定の後に、 JDBC ド ラ イバがク ラス パスに含まれていない 167en_US 以外のロケールを使用して DataDirect ODBC Driver Manager を UNIX で使用する

際のエラー 167携帯端末の電子メールで、 文字が正し く表示されない 168

付録 E: その他の製品とサービス 169Microsoft Data Access コンポーネン トのインス トール 169Microsoft Active Directory の設定 170Adobe Acrobat Reader のインス トール 174

付録 F: UNIX 用インス トール チェッ ク リ ス ト 175

付録 G: UNIX リ ファレンス 183

索引 189

6 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 7: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

はじめに

本書には、 印刷版とオンライン ブッ クが用意されています。 関連マニュアルについては、 「その他のマニュアル」 (p. 9) を参照して ください。

Cognos Series 7Cognos Series 7 は、 完全なエンタープライズ BI ソ リ ューシ ョ ンです。

Cognos Series 7 のインス トール ガイ ド

本書には、 次のタイプのインス トールを行う際の操作手順が説明されています。 使用するインス トール タイプを決定するには、 本書の第 1 章からお読みください。

- 新しいデフォルト インス トール。 すべてのコンポーネン トが選択され、 デフォルト設定が自動的に適用されます。 すべての Cognos コンポーネン ト とサードパーティのコンポーネン ト を 1 台のコンピュータにインス トールする と見なされます。

- 主にデフォルト インス トールを実行し、 一部に変更を加える。 1 つのコンポーネン トで使用されるポート番号など、 いくつかの項目を変更しなければならない場合があ り ます。ディ レク ト リ サーバーなどのサードパーティ コンポーネン トが別のコンピュータにある場合、 または以前のバージ ョ ンからアップグレードする場合がこれに該当します。

- 複数のコンピュータおよび複数のプラ ッ ト フォームへのコンポーネン トの分散を含むカスタム インス トール。 インス トールするコンポーネン ト を選択し、 カスタム設定によ り コンポーネン ト を設定します。

- Cognos Series 7 の以前のリ リースからのアップグレード インス トール。

また、 本書では、 Cognos Support Accelerator のインス トール手順と、 ご使用の Cognos 製品のサポートに必要なサードパーティ ソフ ト ウェアのインス トール手順についても説明しています。

本製品を有効に利用するために

本書は、 UNIX コンピュータにソフ ト ウェアをインス トールした経験のある UNIX ユーザーを対象にしています。

Cognos サポート

Cognos Support Accelerator はセキュ リ ティ保護された Web ベースのサポート サービスで、 サポート されている Cognos アプ リ ケーシ ョ ンに関する診断情報の収集と送信のプロセスが自動化されます。 Cognos サポートに新しい事例を送信する と、 Cognos サポートの分析担当者が診断情報に基づいて問題をすばやく評価して解決します。

Cognos Support Accelerator の詳細については、 “http://support.cognos.com/go/pubs/cs” を参照してください。

コンサルティング サービス

Cognos コンサルティング サービスは、 ツール、 実装サポート、 および認証プログラムを提供し、 Cognos アプ リ ケーシ ョ ンによって目標の業績を達成いたします。 カスタム サービス パッケージには、 実装支援、 プロジェク ト マネージャ、 技術設計者、 教育専門家、 専門的なプロジェク ト配布チームを含めるこ とができます。

Cognos コンサルティング サービスの詳細については、 “http://support.cognos.com/go/pubs/cs” を参照して ください。

インス トール ガイ ド 7

Page 8: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

はじめに

ト レーニング サービス

Cognos ト レーニング サービスには、 お客様が Cognos アプリ ケーシ ョ ンを構築および実装し、アプ リ ケーシ ョ ンへの投資から利益を得るための、 さまざまな ト レーニング オプシ ョ ンがあり ます。 プロジェク ト マネージャおよびエンド ユーザーのためのク ラスルームと e-Learning を含むすべての ト レーニング オプシ ョ ンは、 特定のニーズに合わせて自由にカスタマイズできます。

Cognos ト レーニング サービスの詳細については、 “http://support.cognos.com/go/pubs/cs” を参照して ください。

ご質問およびご意見

本製品の使用に関するその他の技術情報については、 Cognos サポート Web サイ ト(http://support.cognos.com) を参照して ください。

8 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 9: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

その他のマニュアル

本書では、 他のマニュアルを参照先と して示します。 参照先の一覧を次に示します。

形式

利用者の多様なニーズに応えるため、 ユーザー ガイ ド、 チュート リ アル ガイ ド、 参照ブッ ク、その他の参考資料など、 さまざまなマニュアルが用意されています。

オンライン ヘルプ

情報は、 すべてオンライン ヘルプで参照できます。 オンライン ヘルプは、 Web ブラウザの[ヘルプ] ボタン、 または Windows 製品の [ヘルプ] メニューおよび [ヘルプ] ボタンから表示できます。 また、 Windows の [スタート ] メニュー ([スタート ]、 [プログラム]、 [Cognos Series 7 Version 3]、 [マニュアル]) から表示するこ と もできます。

印刷するブッ ク

各オンライン ヘルプ システムの情報は、 オンライン ブッ ク形式 (PDF) で参照できます。 ただし、 ヘルプ システムの情報によっては、 複数のオンライン ブッ クに分かれている場合があり ます。 マニュアルを印刷する場合やマニュアル全体を検索する場合は、 オンライン ブッ クを使用します。

任意のページ、 セクシ ョ ン、 またはブッ ク全体を印刷するこ とができます。 Cognos では、Cognos ソフ ト ウェアの組織内における ト レーニング、 使用、 および保守の目的に限り、 当社が著作権を有する文書の印刷、 または電子的な形式での使用、 コピー、 および複製を行う非排他的で譲渡不可能なライセンスを供与します。

オンライン ブッ クは、 各コンポーネン トのオンライン ヘルプの導入部から参照します。

ト ピッ ク 参照先

テス ト用の製品サンプルの使用方法、 およびインストールの ト ラブルシューティング方法

『Installation Testing and Samples Setup Guide』

オンライン ブッ ク (PDF)

高度なインス トールまたは分散インス トールの計画方法

『高度なインス トールの計画ガイ ド』

オンライン ブッ ク (PDF)

コンポーネン トの設定方法 『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』

オンライン ブッ ク (PDF) および Windows ヘルプ

ビジネス インテ リ ジェンス データを編成し、Cognos 環境間で移動する方法

Deployment Manager の 『ユーザー ガイド』

オンライン ブッ ク (PDF)

Cognos Support Accelerator のインス トール方法

『Supplementary Software Installation Guide』

オンラ イン ブッ ク (PDF)

インス トール ガイ ド 9

Page 10: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

その他のマニュアル

また、 直接 Cognos の製品 CD から、 製品の readme ファ イルやインス トール ガイ ドを参照するこ と もできます。

10 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 11: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 1 部 : インス トール方法の決定

インス トール ガイ ド 11

Page 12: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

12 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 13: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 1 章 : インス トールのタイプ

Cognos 製品をインス トールする場合は、 常にコンポーネン トが選択され、 選択したコンピュータに必要なファイルがコピーされた後、 各コンポーネン トに対してプロパティが設定され、 その設定が適用されます。 インス トール タイプの違いは、 ユーザーがコンポーネン ト を選択するか、 自動的に選択されたコンポーネン ト を使用するかの違いです。

使用するインス トール タイプ

Cognos によって選択されたコンポーネン ト をそのまま使用する場合でも、 コンピュータを選択して、 サードパーティ製品のインス トールを含む、 すべての必要条件が満たされているこ とを確認する必要があ り ます。 インス トールが終わる と、 各自のデータ、 または Cognos によって提供されたサンプルを使用して、 インス トールをテス トするこ とを推奨します。

Cognos によって選択されたコンポーネン ト を変更した場合は、 さ らにいくつかの準備が必要です。 コンポーネン ト を部分的に変更した場合は、 必要に応じて設定を確認する必要があ り ます。 既存のデータ と ソフ ト ウェアを使用して完全な分散インス トールを行う場合は、 計画のためにさ らに時間をかける必要があ り ます。

以前のリ リースからアップグレードする場合は、 2 つの独立する環境を保持するか、 バージ ョンの混在する環境を運用するか、 まった く別の トポロジに変更するかなど、 さ らに多くの選択を行う必要があ り ます。

バージ ョ ンの混在する環境、 複数のサーバー グループ、 相対 URL の設定方法については、『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』 の 「共通の設定タスク」 を参照して ください。

Cognos Series 7 の以前のリ リースからのアップグレードについては、 本書で説明します。 Series 7 よ り前のバージ ョ ンからアップグレードする場合は、 初にバージ ョ ン 7.0 以降にアップグレードする必要があ り ます。

本書では、 次のインス トールについて説明しません。

- 小インス トール。 小インス トールは、 PowerPlay Transformer Edition for Windows と PowerPlay Transformer Edition for UNIX、 および PowerPlay Enterprise Server for Windows で選択できます。 小インス トールでは、 Cognos Series 7 の実行に必要なコンポーネン トのみがインス トールされ、 一般的なセキュ リ ティ機能、 モデル作成機能、 ポータル機能はインス トールされません。

- Cognos Web Services。 インス トールのタイプの詳細については、 『Cognos Web Services SDK Installation Guide』 を参照して ください。

本章の概要のセクシ ョ ンには、 それぞれの状況に も適したインス トールのタイプを選択するための情報が記載されています。 作業を始める前に、 これらのセクシ ョ ンを必ず読むよ うにして ください。

デフォルト インス トール

デフォルト インス トールを選択した場合は、 システム要件を確認し、 製品をインス トールするコンピュータを 1 台選択し、 サポート されているサードパーティ ソフ ト ウェアをインストールする必要があ り ます。 次の選択が自動的に行われます。

- 必要なすべてのファイルが 1 台のコンピュータにコピーされる

- Cognos によって選択されたデフォルト設定が使用される

- デフォルト設定が自動的に適用される

- サービス とプロセスが自動的に開始される

インス トール ガイ ド 13

Page 14: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 1 章 : インス トールのタイプ

この方法が適する場合

このインス トールは、 テス ト または評価用の環境を設定する と きに も よ く使用されます。 このインス トールでは、 デフォルトの選択が不適切になるよ うな既存の条件はあ り ません。 また、 この方法は小規模な運用環境で使用する と きに便利です。 これは、 作業を開始するための

も早くて簡単な方法です。 インス トールするコンピュータには、 すべての Cognos ソフ トウェア、 サードパーティ ソフ ト ウェア、 および必要なだけのデータ ス ト アとディ レク ト リ を格納できる十分なディ スク容量が必要になり ます。

Cognos 製品およびサードパーティ製品の以前のバージ ョ ンを使用したこ とがな く、 評価またはテス ト用にソフ ト ウェアをインス トールする場合は、 この方法を使用する と便利です。

デフォルトの設定と コンポーネン ト を確認する と、 すべてのデフォルト コンポーネン ト を使用する一方で、 一部の設定のみ変更が必要になる場合があ り ます。 デフォルト インス トールを選択しても、 いくつかのプロパティは Configuration Wizard で設定を変更できます。Configuration Wizard は、 インス トール プログラムによ り ファ イルがコピーされた後、 または Configuration Manager を実行したと きに表示されます。 こ こで必要な設定を変更した後、 設定をコンピュータに適用します。

たとえば、 既に使用しているディ レク ト リ サーバーでデフォルトのポート番号が使用されていない場合、 または基本識別名 (DN) が Cognos のデフォルト値と異なる場合は、Configuration Wizard を使用してディ レク ト リ サーバーのプロパティの該当する設定を変更できます。

注 : Cognos Series 7 Alerts/Notifications では、 デフォルト インス トール オプシ ョ ンを選択した場合でも、 いくつかの設定作業が必要になり ます。 設定の中にはユーザーが使用しているサードパーティ データベースに依存するものがあ り、 それらの値は自動的に決定されません。 Oracle、 IBM DB2、 Microsoft SQL Server、 および Informix のサード パーティ データベースがサポート されています。 使用しているデータベースのタイプに合わせて、 Cognos 製品を設定する必要があ り ます。

必要な手順の記載場所

デフォルト設定ですべてのコンポーネン ト をインス トールする方法、 または部分的な設定変更のみを行う方法については、 「デフォルト設定を使用した UNIX コンポーネン トのインス トール」 (p. 59) および 「Windows コンポーネン トのインス トール」 (p. 77) を参照して ください。

カスタム インス トール

すべての選択を行う場合は、 完全カスタム インス トールを実行します。 たとえば、 次のよ うな場合です。

- 分散環境を使用し、 コンポーネン ト とそのコピー先を選択する場合に、 カスタム インストールを実行します。

- 複数のサーバー グループを実装している場合は、 カスタム インス トール オプシ ョ ンを使用して必要なコンポーネン トのみを 1 台以上のコンピュータにインス トールできます。

複数のサーバー グループの詳細については、 『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』 を参照して ください。

このインス トール方法では、 ディ スパッチャや複数のインスタンスなどのサーバー コンポーネン ト を複数のコンピュータまたは複数のプラ ッ ト フォームにインス トールできます。 この方法では 大の柔軟性が提供されますが、 広範な知識が必要になり ます。 コンポーネン トの相互の通信のために各コンポーネン トに対して何を設定する必要があるかを理解する必要があ り ます。

このインス トール方法を使用するには、 [カスタム] インス トール タイプを選択し、 特定のコンポーネン ト を選択するこ とによ り、 1 台のコンピュータにそのコンポーネン トのみをコピーします。 その後、 インス トール プロセス中に、 2 つのオプシ ョ ンのいずれかを指定します。

- Configuration Manager を開き、 コンポーネン ト を今すぐ設定する

- インス トールを終了し、 コンポーネン ト を後で設定する

14 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 15: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 1 章 : インス トールのタイプ

すべてのコンポーネン トがインス トールおよび設定されてインス トールが完了するまで、 各コンピュータ上でこのプロセスを繰り返します。

この方法が適する場合

運用環境を設定し、 パフォーマンスを 大にする場合は、 この方法が必要になる可能性があ ります。 たとえば、 1 台のコンピュータにアプリ ケーシ ョ ン サーバー コンポーネン ト をインストールし、 別のコンピュータにゲート ウェイ と Web サーバー コンポーネン ト をインス トールする場合があ り ます。

セキュ リ ティ コンポーネン ト を分離し、 サードパーティ ディ レク ト リ サーバーをインス トールしたコンピュータ と同じコンピュータに Access Manager Server をインス トールする場合もあり ます。

管理ツールなどの特定のコンポーネン トのみを使用するユーザーに対しては、 この方法で必要な要素のみを適切な場所にインス トールするのが効率的です。 たとえば、 ローカル Windows ワークステーシ ョ ンを管理コンピュータ と して使用する と便利な場合があ り ます。

必要な手順の記載場所

この方法を選択する場合は、 まずその他の情報ソースを参照する必要があ り ます。 『高度なインス トールの計画ガイ ド』 を参照してインス トールの概略図を作成し、 インス トール チェック リ ス ト を使用して、 使用する予定のすべての設定を記録するこ とを推奨します。 インス トールを完了する方法については、 「UNIX コンポーネン トの分散インス トール」 (p. 39) を参照してください。

マルチプラ ッ ト フォーム インス トールまたは混合インス トールを実行し、 サーバー コンポーネン ト を UNIX および Windows コンピュータに分散する場合は、 本書および他のプラ ッ トフォームの各インス トール ガイ ドを読む必要があ り ます。 その他のプラ ッ ト フォームのインストール ガイ ドはパッケージに同梱されていませんが、 Cognos サポート Web サイ ト(http://support.cognos.com) からダウンロードできます。

同じコンピュータに同じ Cognos Series 7 製品の複数のインスタンスをインス トールする場合は、 「その他のインス トール タイプ」 (p. 141) を参照して ください。

アップグレード インス トール

以前のバージ ョ ンの Cognos Series 7 を使用している場合は、 Cognos 製品の一部またはすべてをバージ ョ ン 7.3 にアップグレードできます。

アップグレードする製品に対し、 次のいずれかのアップグレード方法を実行します。

- 新しいバージ ョ ンのソフ ト ウェアのみをインス トールする場合は、 ソフ ト ウェア アップグレードを行います。

- 新しいバージ ョ ンのソフ ト ウェアをインス トールし、 そのアプ リケーシ ョ ンをアップグレードする場合は、 完全アップグレードを行います。

インス トール ガイ ド 15

Page 16: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 1 章 : インス トールのタイプ

ソフ ト ウェア アップグレードまたは完全アップグレードを実行する と きは、 以前のバージ ョンと同じコンピュータに新しいバージ ョ ンをインス トールするかど うかによって一部の選択が異なり ます。

- 以前のバージ ョ ンと同じコンピュータに新しいバージ ョ ンをインス トールする場合は、アップグレードを一括して行います。

新しいソフ ト ウェアのインス トール中にサービスが一時中断されます。 アプ リ ケーシ ョ ンのアップグレード中もサービスが中断されるこ とがあ り ます。 ただし、 一度に 1 つの製品だけをアップグレードすれば、 他の製品を古いバージ ョ ンで実行しておく こ とができます。

- 以前のバージ ョ ンとは別のコンピュータに新しいバージ ョ ンをインス トールする場合は、段階的アップグレードを行います。

以前のバージ ョ ンが別の環境で実行されているので、 サービスが中断されません。 新しいバージ ョ ンのテス ト環境を作成する場合などに、 段階的アップグレードを使用します。 新しいバージ ョ ンにアップグレード してテス ト し、 問題がなければ、 運用環境にすべてのコンポーネン ト を実装します。

ソフ ト ウェア アップグレード - この方法が適する場合

ソフ ト ウェア アップグレードでは、 アップグレードする製品のソフ ト ウェアのみがインストールされます。 アプリ ケーシ ョ ンをアップグレードするかど うかにかかわらず、 次のバージ ョ ンに移行するすべての製品に対してソフ ト ウェア アップグレードを行います。

Cognos Series 7 の以前のバージ ョ ンを引き続き実行するかど うかを決める必要があ り ます。 7.3 ソフ ト ウェアで以前のバージ ョ ンのアプリ ケーシ ョ ンを引き続き実行するこ とはできますが、その場合はアプリ ケーシ ョ ンの新機能を使用できません。

以前のバージ ョ ンと現在のバージ ョ ンを相互運用できる場合は、 以前のバージ ョ ンを新しいバージ ョ ンと同時に実行するか、 またはバージ ョ ンを切り替えて使用するかも決める必要があり ます。 たとえば、新しいバージ ョ ンをインス トールする と きに以前と同じポート番号と Web の別名を使用する と、 エンド ユーザーが新しい別名を指定する必要はあ り ません。 ただし、一度に実行できるバージ ョ ンは 1 つだけになり ます。 この場合、 目的のバージ ョ ンが動作していて他のサービスが停止しているかど うかを確認する必要があ り、 サービス とプロセスの管理に多少のコス トがかかり ます。

製品によっては、 両方のバージ ョ ンを同時に実行する場合、 別々のポート を選択し、 Web の別名をも う 1 セッ ト作成して、 データ ス ト アに別の名前を使用する必要があ り ます。 つま り、別のサーバー設定ファイル (.csx) を管理する必要があ り ます。 以前の環境と同じサーバー設定でコンピュータに対してアップグレードを行う場合は、 若干の変更を加えるだけで既存の設定情報を再使用できるこ とがあ り ます。 たとえば、 以前の環境と同じプラ ッ ト フォームを使用し、 コンポーネン ト を同じ方法で配布し、 同じサーバー グループを設定する場合は、 若干の変更を加えるだけで既存の設定スク リプ ト (.ccp) およびサーバー設定ファイル (.csx) を再使用できます。 Configuration Manager のコマンド ラ イン インターフェイスを使用して設定情報をアップグレードする方法については、 『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』 の 「Upgrade コマンド」 を参照して ください。

アップグレードの際に新しいサーバー設定に移行する場合、 たとえば Windows から UNIX に移行する場合や、 サーバー グループを別の方法で設定する場合は、 アップグレードする製品に応じて、 設定内容の大幅な変更が必要になる場合があ り ます。 この場合、 既存の設定ファイルは再使用できません。

必要な手順の記載場所

ソフ ト ウェア アップグレードを完了する方法については、 「アップグレードのためのソフ トウェアのインス トール」 (p. 85) を参照して ください。

カスタム インス トールと同様に、 インス トール チェッ ク リ ス ト を使用して、 使用する予定のすべての設定を記録するこ とを推奨します。 同時に両方のバージ ョ ンのソフ ト ウェアを実行する予定がある場合には、 ソフ ト ウェアをインス トールする前に 「バージ ョ ンの混在する環境」を参照して ください。 アップグレードに伴って ト ポロジを変更する場合は、 『高度なインストールの計画ガイ ド』 および 『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』 を参照して ください。

16 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 17: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 1 章 : インス トールのタイプ

完全アップグレード - この方法が適する場合

新しいバージ ョ ンのソフ ト ウェアをインス トールし、 アプリ ケーシ ョ ンをそのバージ ョ ンにアップグレードするには、 完全アップグレードを行います。

アプ リ ケーシ ョ ンを 1 つずつアップグレードする場合は、 しばら くの間は古いバージ ョ ンと新しいバージ ョ ンの両方を維持する と便利です。 新しいソフ ト ウェアをインス トールする と きには、 両方のバージ ョ ンを同時に実行できるよ うに設定するこ とを推奨します。

段階的にアップグレードを行う場合は、 元の環境からアップグレードする環境にアプリ ケーシ ョ ンを移行する必要があ り ます。 アプリ ケーシ ョ ンのアップグレードを 1 つずつ行い、 バージ ョ ンの混在する環境でアプリ ケーシ ョ ンを実行するには、 サーバー アプリ ケーシ ョ ンをアップグレード し、 その後ク ライアン ト アプ リ ケーシ ョ ンをアップグレードする必要があ ります。

必要な手順の記載場所

完全なアップグレードでは、 新しいバージ ョ ンのソフ ト ウェアをインス トールしてからアプリケーシ ョ ンをアップグレード します。

新しいバージ ョ ンのソフ ト ウェアのインス トールの詳細については、 「ソフ ト ウェア アップグレード - この方法が適する場合」 を参照して ください。

アプ リ ケーシ ョ ンのアップグレードについては、 「アプ リ ケーシ ョ ンのアップグレード」 を参照して ください。

その他のインス トール タイプ

また、 不在モード インス トールなどの他のインス トール方法を選択するこ と もできます。 この方法では、 すべてのインス トール タスクが自動的に実行され、 ユーザーが途中で操作する必要はあ り ません。 それぞれのコンピュータを個別に設定する代わりに、 同じ設定を持つコンピュータのグループに対して同じインス トール スク リプ ト を使用できます。

詳細については、 「その他のインス トール タイプ」 (p. 141) を参照して ください。

インス トール ガイ ド 17

Page 18: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 1 章 : インス トールのタイプ

18 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 19: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 2 章 : Cognos Series 7 のコンポーネン ト

デフォルト インス トールを選択する場合、 このセクシ ョ ンで説明されているすべてのコンポーネン トが選択され、 デフォルトの設定値で設定されます。 カスタム インス トールを選択する場合、 インス トールするコンポーネン トだけを選択して設定を完了するこ とができます。いずれの場合も、 インス トールを実行する前に、 システム要件や他のサードパーティ要件に注意してください。

次に示すコンポーネン トの一部は Windows のみで動作しま

す。 Cognos Series 7 OLAPCognos Series 7 OLAP を使用する と、 LAN、 WAN、 または Web ベース ネッ ト ワークでキューブおよびレポートのデータにアクセスできます。 PowerPlay Enterprise Server は、 任意のクライアン ト タイプからの要求を同時に処理できます。 ユーザーは、 Web ブラウザを使用して、Upfront または PowerPlay Enterprise Server に格納されているレポート またはキューブを開く ことができます。 さ らに、 PowerPlay for Windows または PowerPlay for Excel を使用してサーバー上の任意のレポート またはキューブにアクセスするこ と もできます。

注 : 小インス トール オプシ ョ ンは UNIX では使用できません。

PowerPlay Enterprise Server ゲート ウェイ

ゲート ウェイ コンポーネン トは、 デフォルトで Web リ クエス トのみを処理する Common Gateway Interface (CGI) プログラムです。 PowerPlay Enterprise Server には、 オプシ ョ ンの ISAPI、 NSAPI、 および Apache モジュールの各ゲート ウェイ も含まれています。 PowerPlay Enterprise Server ゲート ウェイは、 サーバー設定ファイル (.csx) を使用して、 各リ クエス ト を渡す PowerPlay ディ スパッチャを識別します。

PowerPlay Enterprise Server ディ スパッチャ

ディ スパッチャ コンポーネン トは、 Windows または Web ク ラ イアン トから PowerPlay リ クエス ト を直接受け取り ます。 ディ スパッチャはリ クエス ト キューを管理し、 リ クエス ト をクエリー プロセッサまたはレポート プロセッサに転送します。

PowerPlay Enterprise Server のクエ リー プロセッサおよびレポート プロセッサ

クエ リー プロセッサおよびレポート プロセッサによって、 すべての PowerPlay リ クエス トの結果が返されます。 クエ リー プロセッサはキューブ リ クエス トの結果を返し、 レポート プロセッサはレポート リ クエス トの結果を返します。

PowerPlay Enterprise Server Windows Launch AgentWindows Launch Agent を使用する と、 Upfront に発行されたレポート を PowerPlay for Windows で開く こ とができます。

PowerPlay Enterprise Server Cleanup ServicePowerPlay Enterprise Server Cleanup ユーティ リ ティが必要となるのは、 ディ スパッチャのないコンピュータに PowerPlay Enterprise Server ゲート ウェイがインス トールされている場合のみです。 Cleanup ユーティ リ ティによって、 一時リ ソース (/ppwb) の場所から古くなった一時ファイルが削除されます。

インス トール ガイ ド 19

Page 20: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 2 章 : Cognos Series 7 のコンポーネン ト

Upfront サーバー

Upfront サーバーは、 Upfront NewsIndex の管理と表示を行う リ クエス ト を処理します。 Upfront サーバーには、 キューを管理して リ クエス ト を Upfront サーバーに転送するディ スパッチャが含まれます。

Upfront サーバーは、 小インス トールではインス トールされません。

Upfront ゲート ウェイ

ゲート ウェイ コンポーネン トは、 デフォルトでは Web リ クエス トのみを処理する Common Gateway Interface (CGI) プログラムです。 Upfront には、 オプシ ョ ンの ISAPI、 NSAPI、 および Apache モジュールの各ゲート ウェイ も含まれています。 Upfront ゲート ウェイは、 サーバー設定ファイル (.csx) を使用して、 各リ クエス ト を渡す Upfront サーバーを識別します。PowerPlay Enterprise Server と Upfront は、 ゲート ウェイを介して相互に通信します。

Upfront ゲート ウェイは、 小インス トールではインス トールされません。

Upfront データ ス ト ア

Upfront データ ス ト アは、 Upfront で管理する NewsBox や NewsItem などの Upfront リ ソースが格納されるデータベースです。

Upfront データ ス ト アは、 小インス トールではインス トールされません。

Upfront イベン ト サーバー

PowerPlay Enterprise Server で使用するために Cognos NoticeCast がインス トールされている場合、 Upfront イベン ト サーバーは NewsBox および NewsItem に対する変更について Upfront データ ス ト アをモニタし、 変更に関する情報を Cognos NoticeCast Server に転送します。 ユーザーが変更時の通知を指定している場合は、 Cognos NoticeCast によって通知が生成され、 関連する電子メール リ ス トのメンバーに送信されます。 Upfront イベン ト サーバーは、 Upfront サーバーと同じコンピュータにあ り ます。

Upfront File ManagerUpfront を使用して、 Cognos ドキュ メ ン ト以外のドキュ メン ト を管理できます。 たとえば、ユーザーのタイムシートや経費レポート を Upfront NewsItem と してアップロードできます。Upfront にアップロード した後で、 これらの非 Cognos ドキュ メン ト を配布および保護できます。 たとえば、 管理者のみがアクセスできるよ うに経費レポート を保護できます。 アップロード したドキュ メン トの複数のバージ ョ ンを保持できます。 たとえば、 タイムシート を毎月 1 つずつ保持して、 どのタイムシート を使用するかを選択できます。

Access Manager ServerAccess Manager Server は、 次の 2 つのサービスを管理する Cognos セキュ リ ティ コンポーネントです。 - Ticket サービス

Web ベースの Cognos アプ リ ケーシ ョ ン ユーザーのシングル サインオンを管理する と きに使用するチケッ ト を発行するサービス。 このチケッ トは、 ユーザーが認証データを再入力しなくても複数の Cognos アプ リ ケーシ ョ ンにアクセスできるよ うに一定の期間にわたって発行されます。

- Authentication サービス

Web ベースの Cognos アプ リ ケーシ ョ ン ユーザーの認証に使用するサービス。 デフォルトでは、 このサービスは無効になっています。

Access Manager Server は、 Ticket サービスまたは Authentication サービスのいずれか、 あるいはその両方を行う よ うに設定できます。

20 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 21: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 2 章 : Cognos Series 7 のコンポーネン ト

Cognos アプリ ケーシ ョ ンごとに、 1 つ以上の Access Manager Server が必要です。 Access Manager Server はディ レク ト リ サーバーと同じコンピュータにインス トールするこ とを推奨します。 Access Manager Server のフェイルオーバーと負荷分散を実装するには、 Access Manager Server を追加してインス トールし、 Configuration Manager で負荷分散を設定します。

Windows 共通ログオン サーバー

Windows 共通ログオン サーバーでは、 Windows でユーザーがそれぞれの Cognos 製品と コンポーネン トの間を容易に移動できるよ うに、 サインオン情報を保持します。 このコンポーネントは、 Access Manager と統合されます。

Access Manager AdministrationAccess Manager Administration は、 すべての Cognos 製品の認証サービスである Access Manager でのセキュ リ ティの設定と維持に使用するツールです。 Access Manager は、 ディ レク ト リ サーバーに含まれているセキュ リ ティ構造と と もに機能します。 Access Manager Administration には、 信用サービス プラグインの作成に使用する Access Manager 信用サービス プラグイン Software Development Kit (SDK) が含まれています。 このプラグインを使用する と、 Access Manager で既存のセキュ リ テ ィ インフラス ト ラ クチャを使用できます。

小インス トールでは、 Access Manager Administration と関連ツールは使用できません。

Cognos Server AdministrationCognos Server Administration は、 次の管理ツールにアクセスするためのユーザー インターフェイスです。

- PowerPlay Enterprise Server AdministrationPowerPlay Enterprise サーバーの管理に使用します。

- Upfront Server AdministrationUpfront サーバーの管理に使用します ( 小インス トールではインス トールされません)。

- Access Manager Administration全 Cognos 製品の認証サービスである Access Manager でセキュ リ ティを設定および管理するために使用します ( 小インス トールではインス トールされません)。

- Deployment Manager別の Cognos サーバー環境に配布できるよ うに、 Cognos アプリ ケーシ ョ ン データ(PowerPlay レポート など) を転送可能なメディアに格納するために使用します。Deployment Manager は、 データのバッ クアップには使用しないでください。 ( 小インストールではインス トールされません)。

PowerPlay Enterprise Server ツール

PowerPlay Enterprise Server には次の Cognos ツールが含まれています。

- Configuration Manager任意の Cognos Series 7 コンポーネン ト を設定するか、 複数のコンポーネン ト を一度に設定するために使用します。 たとえば、 すべての Cognos Series 7 サービスを同時に停止できます。

- Access Manager Batch MaintenanceAccess Manager のセキュ リ ティ管理に必要なメンテナンス タスクを自動化するために使用します。

- Access Manager Registration WizardAccess Manager に信用サービス プラグインを登録するために使用します。

- ユーザー定義関数 Software Development Kit (SDK)

レポート環境用にカスタムのビジネス関数を作成するために使用します。

- PowerPlay Connectサードパーティ製品を使用して構築した OLAP キューブに接続するために使用します。

インス トール ガイ ド 21

Page 22: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 2 章 : Cognos Series 7 のコンポーネン ト

PowerPlay UserCognos PowerPlay は、 OLAP データの分析およびレポート作成を行う Windows 版ツールです。PowerPlay Transformer または他のサードパーティ OLAP サーバーで作成されたキューブを表示するには、 PowerPlay を使用します。

PowerPlay for ExcelMicrosoft Excel 環境で OLAP の分析とレポート作成を行うには、 PowerPlay for Excel を使用します。

PowerPlay Transformer (Personal Edition)PowerPlay Transformer は、 元データから多次元モデルを作成するための OLAP のモデル作成ツールです。 各モデルは、 PowerPlay で表示できるキューブを作成するために使用されます。 PowerPlay と と もに提供される PowerPlay Transformer の Personal Edition は、 デフォルトでインス トールされませんが、 カスタム インス トールを実行する と きに選択できます。

PowerPlay User ツール

PowerPlay User には次の Cognos ツールが含まれています。

- Configuration Manager任意の Cognos Series 7 コンポーネン ト を設定するか、 複数のコンポーネン ト を一度に設定するために使用します。 たとえば、 すべての Cognos Series 7 サービスを同時に停止できます。

- Access Manager Registration WizardAccess Manager に信用サービス プラグインを登録するために使用します。

- Scheduler指定した時間にレポート とマクロを実行するために使用します。

- Script EditorCognosScript 言語のマクロを記述、 コンパイル、 および実行するために使用します。CognosScript Dialog Editor を使用する と、 マク ロ アプリ ケーシ ョ ン用のユーザー インターフェイスを作成できます。

- ユーザー定義関数 Software Development Kit (SDK)

レポート環境用にカスタムのビジネス関数を作成するために使用します。

ブッ ク

Cognos Series 7 OLAP を使用する、 インス トール担当者、 ユーザー、 および管理者が参照できるよ うに、 完全な PDF マニュアル セッ トが提供されています。

ク イ ッ ク ツアー

クイ ッ ク ツアーは、 Cognos 製品のオンライン版入門用ツールです。 PowerPlay for Windows と PowerPlay for Excel のクイ ッ ク ツアーは、 デフォルトで Cognos Series 7 PowerPlay User と共にインス トールされます。

サンプル

サンプルには代表的なデータが含まれており、 チュート リ アルやインス トールのテス トに使用できます。 特に以前のリ リースで作成した独自のデータがない場合に役立ちます。

サンプルの詳細については、 『Installation Testing and Samples Setup Guide』 を参照して ください。

22 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 23: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 2 章 : Cognos Series 7 のコンポーネン ト

Cognos Series 7 PowerPlay Transformer EditionCognos Series 7 PowerPlay Transformer Edition によ り、 PowerPlay 管理者は PowerPlay 製品シ リーズ用の多次元モデルの作成、 変換、 抽出、 分析、 およびレポートのためのツールを使用することができます。

UNIX 版 PowerPlay Transformer (rsserver)UNIX 版 PowerPlay Transformer を使用する と、 サポート されている任意の UNIX システムでモデルとキューブを作成できます。 UNIX 版 PowerPlay Transformer を使用してサーバー モデルやキューブを作成する場合、 カテゴ リ生成時およびキューブ作成時のデータ処理がサーバー上で直接行われます。 UNIX 版 PowerPlay Transformer の実行可能ファイルの名前は、 「rsserver」 です。

注 : PowerPlay Transformer を Windows コンピュータで使用する場合は、 PowerPlay Transformer Edition ソフ ト ウェアが UNIX にインス トールされている と きでも、Windows CD の 「PowerPlay Transformer Edition Client for UNIX」 を使用して ください。

PowerGridPowerGrid は、 Cognos のネッ ト ワーク サポート ソフ ト ウェアです。 このソフ ト ウェアは、Windows 版 PowerPlay Transformer と UNIX 版 PowerPlay Transformer 間など、 Cognos のク ライアン ト / サーバー アプ リ ケーシ ョ ン間で使用する基本的なネッ ト ワーク サービスを提供します。 PowerGrid ネッ ト ワーク デーモン (udanetd) を開始して、 ク ラ イアン ト / サーバー アプリケーシ ョ ンからの要求に応答できるよ うに、 永続的に起動しておく必要があ り ます。

NetinfoNetinfo は Windows のユーティ リ ティで、 Cognos ク ラ イアン ト / サーバー製品のネッ ト ワーク接続の定義、 編集、 およびテス トに使用できます。

PowerPlay TransformerPowerPlay Transformer は、 元データからの多次元モデルの作成に使用する、 OLAP のモデリ ング ツールです。 各モデルは、 PowerPlay で表示できるキューブを作成するために使用されます。

PowerPlay UserPowerPlay User は、OLAP データの分析およびレポート用の Windows 版ツールです。 PowerPlay Transformer または他のサードパーティ OLAP サーバーで作成されたキューブを表示するには、PowerPlay を使用します。

PowerPlay for ExcelMicrosoft Excel 環境で OLAP の分析とレポート を行うには、 PowerPlay for Excel を使用します。

Windows 共通ログオン サーバー

Windows 共通ログオン サーバーは、 Windows 上でユーザーがそれぞれの Cognos 製品と コンポーネン トの間を容易に移動できるよ うに、 サインオン情報を保持します。 このコンポーネントは、 Access Manager と統合されます。

Access Manager Administration小インス トールでは、 Access Manager Administration と関連ツールは使用できません。

Access Manager Administration は、 すべての Cognos 製品の認証サービスである Access Manager でのセキュ リ ティの設定と維持に使用するツールです。 Access Manager は、 ディ レク ト リ サーバーに含まれているセキュ リ ティ構造と と もに機能します。 Access Manager Administration には、 信用サービス プラグインの作成に使用する Access Manager 信用サービス プラグイン Software Development Kit (SDK) が含まれています。 このプラグインを使用する と、 Access Manager で既存のセキュ リ テ ィ インフラス ト ラ クチャを使用できます。

インス トール ガイ ド 23

Page 24: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 2 章 : Cognos Series 7 のコンポーネン ト

PowerPlay Transformer Edition ツール

PowerPlay Transformer Edition には、 次の Cognos ツールがあ り ます。

- Configuration Manager任意の Cognos Series 7 コンポーネン ト を設定するか、 複数のコンポーネン ト を一度に設定するために使用します。 たとえば、 すべての Cognos Series 7 サービスを同時に停止できます。

- Scheduler指定した時間にレポート とマクロを実行するために使用します。

- Access Manager Batch MaintenanceAccess Manager のセキュ リ ティ管理に必要なメンテナンス タスクを自動化するために使用します。

- Access Manager Registration WizardAccess Manager に信用サービス プラグインを登録するために使用します。

- CognosScript EditorCognosScript 言語のマクロを記述、 コンパイル、 および実行するために使用します。CognosScript Dialog Editor を使用する と、 マク ロ アプリ ケーシ ョ ン用のユーザー インターフェイスを作成できます。

- ユーザー定義関数 SDKレポート環境用にカスタムのビジネス関数を作成するために使用します。

ブッ ク

Cognos Series 7 PowerPlay Transformer Edition の製品を使用する、 インス トール担当者、 ユーザー、 および管理者が参照できるよ うに、 完全な PDF マニュアル セッ トが提供されています。

ク イ ッ ク ツアー

クイ ッ ク ツアーは、 Cognos 製品のオンライン版入門用ツールです。 PowerPlay User と PowerPlay for Excel のクイ ッ ク ツアーは、 Cognos Series 7 PowerPlay Transformer Edition から利用できます。 ク イ ッ ク ツアーをインス トールする場合は、 カスタム インス トールでク イ ッ ク ツアーを選択する必要があ り ます。

サンプル

サンプルは、 チュート リ アルと と もに、 またインス トールをテス トするために使用できる代表的なデータで、 特に以前のリ リースで作成した独自のデータがない場合に役立ちます。

Cognos Series 7 Alerts/NotificationsCognos Series 7 Alerts/Notifications では、 Cognos NoticeCast のク ライアン トおよびサーバーを使用して、 ビジネス アプリ ケーシ ョ ン内の緊急を要するイベン ト を検出および管理できます。ユーザーは NoticeCast エージェン ト を作成します。 これは規則駆動型のビジネス オブジェク トで、 イベン ト を監視して関係者に電子メールで通知を送信します。

NoticeCast ServerNoticeCast Server では、 オーサリ ング ツールによって作成されたクエ リーが実行され、 結果の通知が電子メールで送信されます。 NoticeCast と統合されている他の Cognos Series 7 製品(PowerPlay Enterprise Server など) をインス トールしている場合は、 これらの製品で作成されたクエ リーも NoticeCast Server で処理できます。

24 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 25: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 2 章 : Cognos Series 7 のコンポーネン ト

Upfrontエージェン トの作成者は、 Upfront を使用してエージェン トおよび通知を作成して管理します。Notifications で、 NewsItems と NewsBoxes に対する変更を追跡します。 ユーザーはエージェント を作成して、 PowerPlay Web または Cognos Query のリ レーシ ョナル データベースの重要なデータを追跡します。

Upfront サーバー

Upfront サーバーでは、 Upfront NewsIndex の管理と表示を行う リ クエス ト を処理します。Upfront サーバーには、 キューを管理して リ クエス ト を Upfront サーバーに転送するディ スパッチャが含まれます。

Upfront ゲート ウェイ

ゲート ウェイ コンポーネン トは、 デフォルトで Web リ クエス トのみを処理する Common Gateway Interface (CGI) プログラムです。 Upfront には、 オプシ ョ ンの ISAPI、 NSAPI、 および Apache モジュールの各ゲート ウェイ も含まれています。 Upfront ゲート ウェイは、 サーバー設定ファイル (.csx) を使用して、 各リ クエス ト を渡す Upfront サーバーを識別します。 Cognos サーバー製品では、 これらのゲート ウェイを通じて Upfront との通信が行われます。

Upfront データ ス ト ア

Upfront データ ス ト アは、 Upfront で管理する NewsBox や NewsItem などの Upfront リ ソースを格納するデータベースです。 また、 Cognos NoticeCast では、 サードパーティ データベースを使用する NoticeCast データ ス ト アという別のデータ ス ト アが必要です。

Upfront イベン ト サーバー

Upfront イベン ト サーバーでは、 NewsBox および NewsItem に対する変更について Upfront データ ス ト アをモニタし、 変更に関する情報を Cognos NoticeCast Server に転送します。 ユーザーが変更時の通知を指定している場合は、 Cognos NoticeCast によって通知が生成され、 関連する電子メール リ ス トのメンバーに送信されます。 Upfront イベン ト サーバーは、 Upfront サーバーと同じコンピュータにあ り ます。

Upfront File ManagerUpfront を使用して、 Cognos ドキュ メ ン ト以外のドキュ メン ト を管理できます。 たとえば、ユーザーのタイムシートや経費レポート を Upfront NewsItem と してアップロードできます。Upfront にアップロード した後で、 これらの非 Cognos ドキュ メン ト を配布および保護できます。 たとえば、 管理者のみがアクセスできるよ うに経費レポート を保護できます。 アップロード したドキュ メン トの複数のバージ ョ ンを保持できます。 たとえば、 タイムシート を毎月 1 つずつ保持して、 どのタイムシート を使用するかを選択できます。

NoticeCast データ ス ト ア

Cognos NoticeCast では、 情報がサードパーティ RDBMS ( リ レーシ ョナル データベース管理システム) のデータ ス ト アに保存されます。 Cognos NoticeCast では、 Oracle、 Microsoft SQL Server、 Informix、 または IBM DB2 にあるデータ ス ト アがサポート されています。

インス トール ガイ ド 25

Page 26: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 2 章 : Cognos Series 7 のコンポーネン ト

Access Manager ServerAccess Manager Server は、 次の 2 つのサービスを管理する Cognos セキュ リ ティ コンポーネントです。 - Ticket サービス

Web ベースの Cognos アプ リ ケーシ ョ ン ユーザーのシングル サインオンを管理する と きに使用するチケッ ト を発行するサービス。 このチケッ トは、 ユーザーが認証データを再入力しなくても複数の Cognos アプ リ ケーシ ョ ンにアクセスできるよ うに一定の期間にわたって発行されます。

- Authentication サービス

Web ベースの Cognos アプ リ ケーシ ョ ン ユーザーの認証に使用するサービス。 デフォルトでは、 このサービスは無効になっています。

Access Manager Server は、 Ticket サービスまたは Authentication サービスのいずれか、 あるいはその両方を行う よ うに設定できます。

Cognos アプリ ケーシ ョ ンごとに、 1 つ以上の Access Manager Server が必要です。 Access Manager Server はディ レク ト リ サーバーと同じコンピュータにインス トールするこ とを推奨します。 Access Manager Server のフェイルオーバーと負荷分散を実装するには、 Access Manager Server を追加してインス トールし、 Configuration Manager で負荷分散を設定します。

Windows 共通ログオン サーバー

Windows 共通ログオン サーバーでは、 Windows でユーザーがそれぞれの Cognos 製品と コンポーネン トの間を容易に移動できるよ うに、 サインオン情報を保持します。 このコンポーネントは、 Access Manager と統合されます。

Cognos Server AdministrationCognos Server Administration は、 次の管理ツールにアクセスするためのユーザー インターフェイスです。

- Alerts および NotificationsNoticeCast 環境の管理に使用します。

- ポータル

Upfront サーバーの管理に使用します。

- セキュ リ ティ

全 Cognos 製品の認証サービスである Access Manager でセキュ リ ティを設定および管理するために使用します。

- Deployment Manager別の Cognos サーバー環境に配布できるよ うに、 Cognos アプリ ケーシ ョ ン データ(PowerPlay レポート など) を転送可能なメディアに格納するために使用します。Deployment Manager は、 データのバッ クアップには使用しないでください。

Access Manager AdministrationAccess Manager Administration は、 すべての Cognos 製品の Authentication サービスおよび Authorization サービスである Access Manager でのセキュ リ ティの設定と管理に使用するツールです。 Access Manager は、 ディ レク ト リ サーバーに含まれているセキュ リ ティ構造と と もに機能します。 Access Manager Administration には、 信用サービス プラグインの作成に使用する Access Manager 信用サービス プラグイン Software Development Kit (SDK) が含まれています。このプラグインを使用する と、 Access Manager で既存のセキュ リ ティ インフラス ト ラ クチャを使用できます。

26 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 27: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 2 章 : Cognos Series 7 のコンポーネン ト

NoticeCast ツール

NoticeCast には次の Cognos ツールが含まれています。

- Configuration Manager任意の Cognos Series 7 コンポーネン ト を設定するか、 複数のコンポーネン ト を一度に設定するために使用します。 たとえば、 すべての Cognos Series 7 サービスを同時に停止できます。

- Access Manager Batch MaintenanceAccess Manager のセキュ リ ティ管理に必要なメンテナンス タスクを自動化するために使用します。

- Access Manager Registration WizardAccess Manager に信用サービス プラグインを登録するために使用します。

ブッ ク

NoticeCast、 Upfront、 および関連のある管理ツールを使用する、 インス トール担当者、 ユーザー、 および管理者が参照できるよ うに、 完全な PDF マニュアル セッ トが提供されています。

サンプル

サンプルにはいくつかの代表的なデータが含まれており、 チュート リ アルやインス トールのテス トに使用できます。 Access Manager および Upfront のサンプルは、 Cognos Series 7 Alerts/Notifications と共に提供されています。

サンプルの詳細については、 『Installation Testing and Samples Setup Guide』 を参照して ください。

Cognos Support Accelerator Cognos Support Accelerator はセキュ リ ティ保護された Web ベースのサポート サービスで、 サポート されている Cognos アプ リ ケーシ ョ ンに関する診断情報の収集と送信のプロセスが自動化されます。 Cognos サポートに新しい事例を送信する と、 Cognos サポートの分析担当者が診断情報に基づいて問題をすばやく評価して解決します。 Cognos Support Accelerator のインストールについては、 『Cognos Series 7 Supplementary Software インス トール ガイ ド』 を参照してください。

Cognos 付属ソフ ト ウェア

Cognos 付属ソフ ト ウェア CD には、 Sun Java System Directory Server インス トール キッ トが含まれています。 Sun Java System Directory Server は、 Access Manager によって管理されるセキュリ ティ情報の保存用の Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) データベースです。

複数のユーザーに対してセキュ リ ティ を実装する場合は、 『Cognos Series 7 Supplementary Software インス トール ガイ ド』 に記載されている説明に従って、 Sun Java System Directory Server または同等の製品 (Microsoft Active Directory など) をインス トールして設定する必要があ り ます。

また、 単一ユーザー インス トールの実装またはデモ環境用に、 ディ レク ト リ サーバーではなく ローカル認証エクスポート (.lae) フ ァ イルを使用するこ と もできます。 .lae ファ イルを使用する場合は、 ディ レク ト リ サーバーをインス トールする必要はあ り ません。

インス トール ガイ ド 27

Page 28: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 2 章 : Cognos Series 7 のコンポーネン ト

サポート ファ イル

インス トール メニューでは、 その他のサードパーティ製品を指定できます。 これらは、 本書の以降で記載されている説明に従って、 インス トールして設定する必要があ り ます。 既にこれらの製品のいくつかがコンピュータにインス トールされている場合や、 このソフ ト ウェアを必要とする Cognos 製品をユーザーがインス トールしない場合もあ り ます。 これらのサードパーティ製品と して、 次のものがあ り ます。

- Adobe Acrobat Reader。 オンライン ブッ クを表示するために使用します。

- Microsoft Data Access Components (MDAC) 2.7。 Windows 上でいくつかの製品サンプルを使用するために必要とな り ます。

デフォルト設定デフォルト設定を適用するか、 Configuration Manager を使用して設定をカスタマイズするこ とができます。

デフォルト設定には、 ユーザー ID、 パスワード、 デフォル ト ネームスペース、 およびポート番号があ り ます。 デフォルト設定を使用しない場合は、 Configuration Manager を使用してこれらのプロパティを設定する必要があ り ます。 次のセクシ ョ ンは、 Cognos のデフォルト設定の一覧です。

ユーザー ID およびパスワード

次の表は、 デフォルト インス トール時に設定される、 デフォルトのユーザー ID とパスワードです。 デフォルトの Cognos ユーザーは、 Access Manager によってユーザーのネームスペースに作成されます。

ログオン先 説明 ユーザー ID パスワード

Sun Java System Directory Server Administration (Sun ONE Console 経由)

Sun Java System Directory Server を管理する目的で、管理者と して Sun ONE Console にログオンする ときに使用する。

admin admin1234

Sun Java System Directory Server Administration (Sun ONE Console 経由)

権限が制限されるこ となく、 Sun Java System Directory Server にアクセスする目的で、 制限のないユーザーと して Sun ONE Console にログオンする と きに使用する。

cn=Directory Manager

admin1234

Access Manager Administration

実行時アド ミ ニス ト レータ識別名と して Sun Java System Directory Server に接続する目的で、 Access Manager Administration へのログオンに使用する。

cn=Directory Manager

admin1234

Cognos 製品 Cognos 製品への 初のログオンに使用する。

これは、 ネームスペースのデフォルト Cognos ユーザーです。

Administrator パスワードなし

28 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 29: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 2 章 : Cognos Series 7 のコンポーネン ト

ネームスペース

デフォルト インス トールでは、 Sun Java System Directory Server に “Default” とい うネームスペースが作成され、 ディ レク ト リ サーバーに接続するために次の設定が使用されます。

- ディレク ト リ サーバー ポート : 1389- 制限のないユーザー / 実行時アド ミニス ト レータ識別名 :

cn=Directory Manager- ディレク ト リ サフ ィ ッ クス : o=Cognos, c=CA

ポート

ヒン ト : コンピュータで使用されているポート を確認するには、 netstat -a | more コマンドを使用します。

Cognos Series 7 OLAP で使用されるデフォルトのポートは次のとおりです。

コンポーネン ト デフォルト ポート

Sun Java System Directory Server 1389

Access Manager Server Ticket サービス 9010

Access Manager Server Authentication サービス

8070

Web サーバー 80

PowerPlay Enterprise Server 8010

Upfront 検索エンジン 4455

Upfront イベン ト サーバー 5000

Upfront ディ スパッチャ 8030

Upfront Server Administration 8031

Upfront リモート ト レース 8032

Upfront データ ス ト ア 8150

Upfront File Manager 8030

インス トール ガイ ド 29

Page 30: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 2 章 : Cognos Series 7 のコンポーネン ト

Cognos Series 7 Alerts/Notifications で使用されるデフォルトのポートは次のとおりです。

Cognos Series 7 PowerPlay Transformer Edition uses the following ports by default.

プロセス

デフォルト インス トールの後、 Cognos Series 7 の次に示すプロセスが自動的に起動します。 いくつかのプロセス とサービスは複数の Cognos 製品で共有されます。

ヒ ン ト : コンピュータで実行されているプロセスを確認するには、 ps -ef | more コマンドを使用します。

Cognos 製品をインス トールした UNIX コンピュータを再起動する と、 Cognos プロセスがすべて停止します。 起動スク リプ トにプロセスを追加して、 コンピュータを起動するたびにそれらのプロセスを再起動するよ うに設定していない場合は、 Configuration Manager を使用してプロセスを手動で再起動する必要があ り ます。

コンポーネン ト デフォルト ポート

Sun Java System Directory Server 1389

Access Manager Server Ticket サービス 9010

Access Manager Server Authentication サービス

8070

Web サーバー 80

NoticeCast ディ スパッチャ 10998 (RMI)、 5020 (Cogx2)

NoticeCast server 10999

RMI Firewall 10997

Upfront 検索エンジン 4455

Notification サーバー 5020

Upfront ディ スパッチャ 8030

Upfront Server Administration 8031

Upfront リモート ト レース 8032

Upfront データ ス ト ア 8150

Upfront File Manager 8030

Component Default Port

Sun Java System Directory Server 1389

PowerGrid 1526

30 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 31: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 2 章 : Cognos Series 7 のコンポーネン ト

Cognos Series 7 OLAP が正し く動作するには、次のプロセスが実行されている必要があ り ます。

Cognos Series 7 Alerts/Notifications が正し く動作するには、 次のプロセスが実行されている必要があ り ます。

サービス プロセス

Sun Java System Directory Server ns-slapdslapd

Sun Java System Administration Server ns-httpduxwdog

Access Manager Server amserver

PowerPlay Enterprise Server ppserver

Upfront 検索エンジン UpfSearchEngine

Upfront Administration サービス UpfAdmin

Upfront データ ス ト ア upfdbsrv および rds

Upfront ディ スパッチャ UpfDispatcherService

Upfront File Manager UpfFMServer

サービス プロセス

Sun Java System Directory Server ns-slapdslapd

Sun Java System Administration Server

ns-httpduxwdog

Access Manager Server amserver

NoticeCast ディ スパッチャ java -classpath ncadmin.jar:noticecast.jar...

NoticeCast データ ス ト ア java -classpath ncadmin.jar:noticecast.jar...

Upfront 検索エンジン UpfSearchEngine

Upfront Administration サービス UpfAdmin

Upfront データ ス ト ア upfdbsrv および rds

Upfront ディ スパッチャ UpfDispatcherService

Upfront サーバー UpfServer

Upfront イベン ト サーバー UpfEventServer

Upfront File Manager UpfFMServer

インス トール ガイ ド 31

Page 32: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 2 章 : Cognos Series 7 のコンポーネン ト

Cognos Series 7 PowerPlay Transformer Edition が正し く動作するには、 次のプロセスが実行されている必要があ り ます。

本書で使用する命名規則

本書には、 Cognos 製品に関連のあるパス名とレンディシ ョ ンの記述が含まれています。 パス名とレンディシ ョ ンは、 インス トールする Cognos 製品や、 インス トール時にデフォルト値を変更するかど うかによって異なるこ とがあるため、 本書では次の一般的な参照形式を使用します。

- <インス トール場所>は Cognos コンポーネン ト またはフォルダの場所を表す。

たとえば、 Windows では、 PowerPlay Enterprise Server 7.3 で使用する一時ファイルのデフォルトの場所は “\ProgramFiles\Cognos\cer4\ppserver” です。 このパスの一般的な参照形式は、 “<インス トール場所> \ppserver” です。

- “cern” は Cognos コンポーネン トのレンディシ ョ ンを表す。

たとえば、 Cognos Series 7 Version 3 のサーバー設定ファイルは “cer4.csx” です。 サーバー設定ファイルの一般的な参照形式は、 “cern.csx” です。

サービス プロセス

Sun Java System Directory Server ns-slapdslapd

Sun Java System Administration Server ns-httpduxwdog

PowerGrid udanetd

32 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 33: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 3 章 : バージ ョ ンの混在する環境

バージ ョ ンの混在する環境では、 アップグレードの管理など、 多くのインス トールの考慮事項をよ り柔軟に制御できます。

バージ ョ ンの混在する環境には、 独立した環境と して動作する Cognos Series 7 製品の複数のバージ ョ ンが含まれています。 たとえば、 7.0 または 7.1 製品を 7.3 製品から独立した環境と して実行できます。 ネームスペースのスキーマ バージ ョ ンは、 両方のバージ ョ ンでの互換性が必要なこ とに注意して ください。

Cognos Series 7 Version 3 には Cognos Series 7 Version 2 のリ リース との相互運用性があ り ます。 バージ ョ ンの混在するこれらの環境では、 Upfront や Cognos セキュ リ ティ コンポーネン ト などの共通のコンポーネン ト を共有する 1 つのアプリ ケーシ ョ ンと して、 異なるバージ ョ ンが連動するよ うに設定するこ と もできます。 異なるバージ ョ ンのコンポーネン トは 1 台のコンピュータに配置するか、 互いに相互作用するコンピュータに分散して配置できます。

たとえば、 PowerPlay Enterprise Server 7.1 と PowerPlay Enterprise Server 7.3 で、 同じ Upfront 7.3 NewsIndex と同じネームスペースを共有できます。 ユーザーは、 PowerPlay Enterprise Server 7.1 と PowerPlay Enterprise Server 7.3 でド リルスルーしてシングル サインオンを使用できます。

通常、 バージ ョ ンの混在する環境は、 複数回に分けて異なる製品をアップグレードする計画のために利用されます。 サーバーのコンポーネン トは一度に 1 つずつアップグレードできます。この手順では、 7.0 と 7.3 のコンポーネン ト または 7.1 と 7.3 のコンポーネン ト を組み合わせて実行する とい う中間的な状態が生じます。 相互運用性は、 7.1 と 7.3 のバージ ョ ンが混在する環境でのみサポート されています。

アップグレードが完了した後でも、 新しい環境をテス ト している間などの一定期間であれば、以前のバージ ョ ンの Cognos Series 7 アプリ ケーシ ョ ンを継続して実行できます。 7.3 環境に完全に切り替える準備が整ったら、 以前のバージ ョ ンのコンポーネン ト をアンインス トールし、ネームスペースをアップグレードするなど、 今後永続的に必要となる変更作業をいくつか行います。 サーバー グループの複数のサーバーで要求の負荷を分散している場合は、 サーバー グループのすべてのコンポーネン トが同じバージ ョ ンである必要があ り ます。 異なるバージ ョ ンのサーバーを実行して同じ要求を負荷分散するこ とはできません。

インス トール ガイ ド 33

Page 34: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 3 章 : バージ ョ ンの混在する環境

共有コンポーネン ト を使用して同じコンピュータにインス トールされた、 バージ ョ ンの混在する環境

同じコンピュータに混在したバージ ョ ンをインス トールできます。 共有コンポーネン トは、 同じコンピュータか、 1 つ以上の別のコンピュータにインス トールできます。 Cognos Series 7 の以前のバージ ョ ンと現在のバージ ョ ンのコンポーネン トが 1 つのアプリ ケーシ ョ ンと して設定されている場合は、 Upfront 7.3 を使用する必要があ り ます。 この例では、 Windows、 UNIX、またはプラ ッ ト フォームの混在環境を使用できます。

別のアプリ ケーシ ョ ンと して管理された、 バージ ョ ンの混在する環境

同じコンピュータに混在したバージ ョ ンをインス トールできます。 異なるバージ ョ ンは別のアプリ ケーシ ョ ンと して存在できます。 この例では、 Windows、 UNIX、 またはプラ ッ ト フォームの混在環境を使用できます。

PowerPlay Enterprise Server 7.3Cognos NoticeCast 7.3

Upfront 7.3

ディ レク ト リ サーバー

PowerPlay Enterprise Server 7.1Cognos NoticeCast 7.1

PowerPlay Enterprise Server 7.3Cognos NoticeCast 7.3

Upfront 7.3

ディ レク ト リ サーバー

PowerPlay Enterprise Server 7.1Cognos NoticeCast 7.1

Upfront 7.1

ディ レク ト リ サーバー

34 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 35: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 3 章 : バージ ョ ンの混在する環境

各バージ ョ ンに別のコンピュータを使用した、 バージ ョ ンの混在する環境

別のコンピュータに異なるバージ ョ ンをインス トールできます。 共有コンポーネン トは、 同じコンピュータか、 1 つ以上の別のコンピュータにインス トールできます。 異なるバージ ョ ン間でのド リルスルー アクセスを設定できますが、 すべてのド リルスルー先は同じ NewsIndex にある必要があ り ます。 この例では、 Windows、 UNIX、 またはプラ ッ ト フォームの混在環境を使用できます。

バージ ョ ンの混在する環境の設定

同じコンピュータに混在したバージ ョ ンをインス トールする場合、 または単一のアプリ ケーシ ョ ンと してバージ ョ ンの混在する環境を設定する場合、 特別な設定が必要になり ます。 これらの設定には、 デフォルトのポート番号の変更など、 比較的簡単な設定もあ り ますが、 よ り複雑な設定もあ り ます。 たとえば、 1 つのバージ ョ ンから別のバージ ョ ンにド リルスルーできるよ うにするには、 Configuration Manager の以前のバージ ョ ンと現在のバージ ョ ンの両方を使用してサーバー設定を管理する必要があ り ます。

別のコンピュータに異なるバージ ョ ンがインス トールされており、 両方が相互作用していない場合、 インス トールおよび設定の手順は単一バージ ョ ンのインス トールと類似したものとな ります。

バージ ョ ンの混在する環境では、 次のすべてまたは特定の設定タスクを実行しなければならない場合があ り ます。

❑ 一意のポート番号を指定する

同じコンピュータに同じ Cognos 製品の 2 つのバージ ョ ンをインス トールする場合は、 競合を回避するために、 各インス トールに対して一意のポート番号を指定する必要があ り ます。

❑ Web の別名を追加で設定する

ほとんどのバージ ョ ンの混在する環境では、 Web サーバーを追加で設定する必要があ り ます。

❑ 設定ファイルを管理する

バージ ョ ンの混在する環境では、 各バージ ョ ンに対して別の設定ファ イルを管理しなければならない場合があ り ます。 たとえば、 単一バージ ョ ン環境では、 1 つの .csx ファ イルを使用してサーバー設定を管理できます。 バージ ョ ンの混在する環境では、 異なるバージ ョンが適切に相互作用するよ うに、 各バージ ョ ンに 1 つずつ、 合計 2 つのサーバー設定ファイルを管理しなければならない場合があ り ます。

PowerPlay Enterprise Server 7.3Cognos NoticeCast 7.3

Upfront 7.1

ディ レク ト リ サーバー

PowerPlay Enterprise Server 7.1Cognos NoticeCast 7.1 ド リルスルー

PowerPlay ク ラ イアン ト 7.1 (Windows)

インス トール ガイ ド 35

Page 36: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 3 章 : バージ ョ ンの混在する環境

❑ Access Manager、 Upfront、 Access Manager Server などの共有コンポーネン ト を管理する

Cognos Series 7 Version 3 では、 Access Manager Server は、 Ticket サービスを管理します。Ticket Server は、 以前、 Ticket Server という スタンドアローン コンポーネン トでした。 Access Manager Server Ticket サービスでは、 Ticket Server と同じ機能を提供し、 同じポート番号 (9010) を使用します。 バージ ョ ンの混在する環境では、 以前のバージ ョ ンの Ticket Server をアンインス トールして ください。 その場合は、 Cognos Series 7 Version 3 のインストールを完了した後で Access Manager Server を初めて起動する前に、 Ticket Server をアンインス トールする必要があ り ます。

36 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 37: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 2 部 : Cognos Series 7 のインス トールおよびテ

ス ト

インス トール ガイ ド 37

Page 38: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

38 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 39: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 4 章 : UNIX コンポーネン トの分散インス トー

本章には、 カスタム インス トールや分散インス トールを実行する場合にのみ使用する情報が記載されています。

すべてのコンポーネン トのデフォルト インス トールを実行し、 標準デフォルト設定を使用するよ うにコンポーネン ト を設定するこ と もできます。 手順については、 「デフォル ト設定を使用した UNIX コンポーネン トのインス トール」 (p. 59) を参照して ください。

Cognos Series 7 の以前のバージ ョ ンを使用している環境から Cognos Series 7 Version 3 にアップグレードするこ と もできます。 手順については、 「アップグレードのためのソフ ト ウェアのインス トール」 (p. 85) を参照して ください。

カスタム インス トールや分散インス トールを行う場合は、 あらかじめ計画を立てるこ とが非常に重要です。 インス トールの概略図を作成し、 使用予定のカスタム設定をすべて記録してから、 実際にソフ ト ウェアのインス トールを開始するこ とを推奨します。 参考と して、 本書に付属のチェッ ク リ ス ト を使用して ください。 また、 『高度なインス トールの計画ガイ ド』 を参照するこ と も推奨します。

Cognos Series 7 を完全にインス トールするには、 UNIX コンピュータ と Windows コンピュータの両方にコンポーネン ト をインス トールする必要があ り ます。 本書では、 コンポーネン トが UNIX と Windows の両方で利用できる場合に、 UNIX へのインス トールを選択するものと想定しています。 ただし、 混在インス トールもサポート されています。 ゲート ウェイなどのサーバー コンポーネン トは、 UNIX と Windows が混在したプラ ッ ト フォームに配置するこ とができます。 このタイプのインス トールには、 本書および 『Cognos Series 7 Version 3 インス トール ガイ ド (Windows)』 の情報が必要です。

カスタム インス トールの 初の段階では、 作業環境を準備し、 必要なソフ ト ウェア コンポーネン ト を 1 つ以上のコンピュータにコピーします。 カスタム インス トールの実行プロセスは、デフォルト インス トールの場合とほぼ同じです。 次のよ うに、 同様の準備タスク と インストール タスクを実行する必要があ り ます。

❑ システム要件を確認する

❑ インス トールを準備する

❑ ディレク ト リ サーバーをインス トールする (必要な場合)

❑ Cognos コンポーネン ト をコピーする

カスタム インス トールでは、 インス トールするコンポーネン ト を指定し、 インス トール先を選択できます。 このため、 インス トールの第 2 段階では、 各コンポーネン トの必須設定を行います。 サーバー コンポーネン ト を複数台のコンピュータに分散する場合は、 サーバーおよびゲート ウェイ コンポーネン トの位置を指定し、 サーバー設定ファ イル (.csx) を各コンピュータ上で管理する必要があ り ます。 サーバー設定ファイルにはサーバー設定情報がすべて含まれているため、 ゲート ウェイ コンポーネン トは関連付けられたサーバーと通信できます。 分散サーバー環境の設定の詳細については、 『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』 を参照してください。

システム要件の確認Cognos Series 7 をインス トールする前に、 インス トール先のコンピュータがソフ ト ウェアおよびハードウェアの要件を満たしているこ とを確認して ください。

インス トール ガイ ド 39

Page 40: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 4 章 : UNIX コンポーネン トの分散インス トール

Cognos 製品でサポート されているソフ ト ウェア環境の 新リ ス トについては、 Cognos サポート サイ ト (http://cognos.com/jp/) を参照して ください。 サポート サイ トには、 オペレーティング システム、 システム要件、 パッチ、 Web ブラウザ、 Web サーバー、 ディ レク ト リ サーバー、データベース サーバー、 OLAP サーバーなどの情報があ り ます。

データベース環境変数の設定

アプリ ケーシ ョ ンで リ レーシ ョナル データベースまたは OLAP データ ソースを使用する場合は、 Cognos プロセスを開始する前に、 ユーザー用のデータベース環境変数を設定する必要があ り ます。 デフォルト インス トールを行う場合は、 インス トールを開始する前に、 データベース環境変数を設定してエクスポート したこ とを確認して ください。 データベース環境変数によ り、 Cognos 製品をデータベース と接続できます。 これらのコマンドは、 Cognos サービスを開始するユーザーの .profile または .login スク リプ トに含めるこ と もできます。

次の表では、 さまざまなデータベースの値の例を示します。 お使いのシステムの正しい値については、 データベース管理者かネッ ト ワーク管理者に問い合わせてください。

データベース 環境変数 説明

Oracle ORACLE_HOME データベース ク ラ イアン ト ソフ ト ウェアまたはデータベースのインス トール全体が格納されている 上位レベルのディレク ト リ 。

例 : /usr/oracle

注 : データベース ベンダーから提供されたスク リプ ト を使用して環境変数を作成するこ ともできます。 詳細については、 Oracle のマニュアルを参照して ください。

例 : /usr/local/bin/coraenv

TNS_ADMIN Oracle の “tnsnames.ora” フ ァ イルが格納されているディ レク ト リ 。 このファ イルによって Oracle データベースを呼び出し、 必要なサーバー接続を識別できます。

例 : $ORACLE_HOME/network/admin

40 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 41: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 4 章 : UNIX コンポーネン トの分散インス トール

Oracle 10G クライアン ト

ロード ラ イブラ リ パス。

Solaris の場合 :LD_LIBRARY_PATH

AIX の場合 :LIBPATH

HP-UX の場合 :SHLIB_PATH

データベース ベンダーによっては 32 ビッ ト と 64 ビッ トの両方のデータベース ク ラ イアン ト ラ イブラ リが提供される場合があ り ます。 64 ビッ トの UNIX オペレーティング システムを使用している場合、 デフォルトのロード ライブラ リ パスは一般的に 64 ビッ トのク ラ イアント ラ イブラ リ を参照しています。 Oracle 9.2 クラ イアン ト を使用している場合は、 32 ビッ トのデータベース ク ラ イアン ト ラ イブラ リがインス トールされているこ と と、 Cognos 製品で 32 ビッ トのデータベース ク ラ イアン ト バージ ョ ンが使用できるよ うに適切な環境変数が設定されているこ とを確認して ください。

例 :

Solaris の場合 :LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOME/lib32:$LD_LIBRARY_PATH

AIX の場合 :LIBPATH=$ORACLE_HOME/lib32:$LIBPATH

HP-UX の場合 :SHLIB_PATH=$ORACLE_HOME/lib32:$SHLIB_PATH

データベース 環境変数 説明

インス トール ガイ ド 41

Page 42: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 4 章 : UNIX コンポーネン トの分散インス トール

NLS_LANG

NLS_LANG 環境変数は次の形式を使用します。

NLS_LANG format = < 言語 >_< 地域 >.<文字セッ ト >

Oracle の NLS_LANG 環境変数と Configuration Manager で指定されているロケールのプロパティに互換性があるこ とを確認して ください。互換性がない場合は、 予期しない結果になるこ とがあ り ます。

インス トールが完了したら、 Configuration Manager の [ロケール] プロパティに互換性のある値を設定して ください。 たとえば、 環境変数が NLS_LANG French_France.WE8ISO8859P1 に設定されている場合、 互換性のある Configuration Manager の[ロケール] プロパティは次のよ うにな り ます。

UNIX の場合

ロケール fr-fr

(AIX の場合) ネイティブ ロケール fr_FR.ISO8859-15

(HP-UX の場合) ネイティブ ロケール fr_FR.iso88591

(Solaris の場合) ネイティブ ロケール fr

エンコード iso-8859-1

Windows の場合

ロケール fr-fr

ネイティブ ロケール fra_fra.28591

エンコード iso-8859-1

詳細については、 Oracle のマニュアルと、『Configuration Manger ユーザー ガイ ド』 の [ロケール] プロパティの項目を参照して ください。

Sybase Adaptive Server Enterprise(ASE) 12 クライアン ト

SYBASE データベース ク ラ イアン ト ソフ ト ウェアまたはデータベースのインス トール全体が格納されている 上位レベルのディレク ト リ 。

例 : /usr/sybase

SYBASE_OCS インス トールしたク ライアン トのバージ ョ ン用の Open Client (OC/S) インス トール ディ レク ト リ 。

例 :

OCS-12_5OCS-12_0

データベース 環境変数 説明

42 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 43: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 4 章 : UNIX コンポーネン トの分散インス トール

ロード ラ イブラ リ パス。

Solaris の場合 :LD_LIBRARY_PATH

AIX の場合 :LIBPATH

HP-UX の場合 :SHLIB_PATH

OCS ド ラ イバをロード ラ イブラ リ パスに追加する必要があ り ます。

例 :

Solaris の場合 :LD_LIBRARY_PATH=$SYBASE/$SYBASE _OCS/lib: $LD_LIBRARY_PATH

AIX の場合 :LIBPATH=$SYBASE/$SYBASE_OCS/lib: $LIBPATH

HP-UX の場合 :SHLIB_PATH=$SYBASE/$SYBASE_OCS/lib: $SHLIB_PATH

DSQUERY デフォルトのデータベース サーバー接続。

例 : mySybaseInstance

Informix INFORMIXDIR データベース ク ラ イアン ト ソフ ト ウェアまたはデータベースのインス トール全体が格納されている 上位レベルのディレク ト リ 。

例 : /usr/informix

ロード ラ イブラ リ パス。

Solaris の場合 :LD_LIBRARY_PATH

AIX の場合 :LIBPATH

HP-UX の場合 :SHLIB_PATH

ド ラ イバの場所をロード ラ イブラ リ パスに追加する必要があ り ます。

例 :

Solaris の場合 :LD_LIBRARY_PATH=$INFORMIXDIR/lib:$INFORMIXDIR/lib/esql: $LD_LIBRARY_PATH

AIX の場合 :LIBPATH=$INFORMIXDIR/lib:$INFORMIXDIR/lib/esql: $LIBPATH

HP-UX の場合 :SHLIB_PATH=$INFORMIXDIR/lib:$INFORMIXDIR/lib/esql: $SHLIB_PATH

INFORMIXSERVER デフォルトのデータベース サーバー接続。

例 : myInformixInstance

DB2 DB2DIR データベース ク ラ イアン ト ソフ ト ウェアまたはデータベースのインス トール全体が格納されている 上位レベルのディレク ト リ 。

例 : /usr/db2

注 : データベース ベンダーから提供されたスク リプ ト を使用して環境変数を作成するこ ともできます。 詳細については、 DB2 のマニュアルを参照して ください。

例 : db2profile または db2cshrc

データベース 環境変数 説明

インス トール ガイ ド 43

Page 44: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 4 章 : UNIX コンポーネン トの分散インス トール

UNIX インス トールの準備

すべての Cognos プロセスは、 「Cognos」 などの同一ユーザーと してインス トールおよび実行するこ とを推奨します。 このユーザーにはルート権限は不要です。

ロード ラ イブラ リ パス。

Solaris の場合 :LD_LIBRARY_PATH

AIX の場合 :LIBPATH

HP-UX の場合 :SHLIB_PATH

ド ラ イバの場所をロード ラ イブラ リ パスに追加する必要があ り ます。

例 :

Solaris の場合 :LD_LIBRARY_PATH=$DB2DIR/lib: $LD_LIBRARY_PATH

AIX の場合 : LIBPATH=$DB2DIR/lib: $LIBPATH

HP-UX の場合 : SHLIB_PATH=$DB2DIR/lib: $SHLIB_PATH

DB2INSTANCE デフォルトのデータベース サーバー接続。

例 : myDB2Instance

Teradata TERADATA データベース ク ラ イアン ト ソフ ト ウェアまたはデータベースのインス トール全体が格納されている 上位レベルのディレク ト リ 。

例 : /usr/teradata

ODBCINI Teradata の “.odbc.ini” フ ァ イルが格納されているディ レク ト リ 。

例 : /usr/teradata/.odbc.ini

ロード ラ イブラ リ パス。

Solaris の場合 :LD_LIBRARY_PATH

AIX の場合 :LIBPATH

HP-UX の場合 :SHLIB_PATH

ド ラ イバの場所をロード ラ イブラ リ パスに追加する必要があ り ます。

例 :

Solaris の場合 :LD_LIBRARY_PATH=$TERADATA/lib: $LD_LIBRARY_PATH

AIX の場合 : LIBPATH=$TERADATA/lib: $LIBPATH

HP-UX の場合:SHLIB_PATH=$TERADATA/lib: $SHLIB_PATH

Essbase ARBORPATH データベース ク ラ イアン ト ソフ ト ウェアまたはデータベースのインス トール全体が格納されている 上位レベルのディレク ト リ 。

例 : /usr/essbase

注 : データベース ベンダーから提供されたスク リプ ト を使用して環境変数を作成するこ ともできます。 詳細については、 Essbase のマニュアルを参照して ください。

例 : essbaseenv.csh

データベース 環境変数 説明

44 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 45: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 4 章 : UNIX コンポーネン トの分散インス トール

Cognos 製品のインス トール場所を示す環境変数 COGNOS_HOME を作成します。 以前のリリースからアップグレードする場合は、 新しいインス トール場所を示すよ うに既存の環境変数を変更できます。

Cognos 製品のインス トールまたは設定にはルート権限は不要です。

「1024」 以降のポート を使用して Sun Java System Directory Server をインス トールまたは設定する場合、 ルート権限は不要です。 「1024」 未満のポート を使用する場合は、 ルート権限が必要です。

注 : Cognos NoticeCast ではシステム要件を必ず確認してください。 たとえば、 データベース インスタンス と適切な JDBC ド ライバが必要です。 Cognos Series 7 Alert/Notification には JSQL Connect がデフォルトで提供されており、 Microsoft SQL Server と共に使用できます。 また、Web サーバーがインス トールされて起動しているこ と と、 メール サーバーへのアクセス権が必要です。

Cognos NoticeCast 用のデータベース とデータベース ユーザーの作成

Cognos Series 7 Alerts/Notifications をインス トールしていない場合は、 このタスクを実行する必要はあ り ません。 次のセクシ ョ ンに進んでください。

Microsoft SQL Server を使用している場合は、 セキュ リ ティ プロパティが、 Cognos NoticeCast データ ス ト アを保存するデータベース インスタンスに対して SQL Server および Windows 認証に設定されているこ とを確認する必要があ り ます。 これらの設定は、 すべての Windows オペレーティング システムで使用します。 Cognos NoticeCast では JDBC を使用してデータ ス ト アに接続するため、 デフォルトの Microsoft Windows 認証では不十分です。 そのため、 データ スト アにログオンしたと きに接続不能メ ッセージが表示されるこ とがあ り ます。 詳細については、 Microsoft の Web サイ ト を参照して ください。

UNIX でのディ レク ト リ サーバーのインス トール

Sun Java System Directory Server (以前の Sun ONE Directory Server) のインス トールは、 すべての Cognos Series 7 製品に適用されます。 Sun Java System Directory Server は、 Windows または UNIX にインス トールできます。 いずれかのプラ ッ ト フォームへのインス トールについては、『Cognos Series 7 Supplementary Software インス トール ガイ ド』 を参照して ください。

ディレク ト リ サーバーのインス トールが完了したら、 このマニュアルに戻って次のいずれかを実行します。

- Cognos インス トーラ プログラムでディ レク ト リ サーバーをインス トールして設定した場合は、 Cognos コンポーネン トのインス トールを続行する。

- ディレク ト リ サーバーをインス トールした後、 データ ディレク ト リ サーバーを作成した場合は、 ディ レク ト リ サーバーを設定する。 このタスクについては、 「Cognos Series 7 の設定」 (p. 48) で説明します。

Sun Java System Directory Server の代わりに Windows Active Directory を使用する場合は、 「その他の製品とサービス」 (p. 169) を参照して ください。

ディ レク ト リ サーバーを既にインス トールしている場合は、 ディ レク ト リ サーバーをインストールまたは設定する必要はあ り ません。 その代わりに、 ディ レク ト リ サーバーに接続するすべてのコンピュータに対して、 既存のディ レク ト リ サーバーを認証ソース と して指定する必要があ り ます。 詳細については、 「認証ソースの指定」 (p. 53) を参照して ください。

Cognos Series 7 コンポーネン トのコピー

Cognos CD から 1 台以上のコンピュータにソフ ト ウェア コンポーネン ト をコピーします。Cognos Series 7 を完全にインス トールするには、 UNIX および Windows の両方のコンピュータにコンポーネン ト をコピーする必要があ り ます。

インス トール ガイ ド 45

Page 46: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 4 章 : UNIX コンポーネン トの分散インス トール

複数のコンピュータにコンポーネン ト をコピーする場合は、 まず分散インス トール オプシ ョンについて十分に理解してください。 一部のコンポーネン トは、 同じコンピュータ上にインストールする必要があ り ます。 詳細については、 『高度なインス トールの計画ガイ ド』 を参照して ください。

注- Cognos Series 7 コンポーネン トは任意の順序でインス トールできます。

- 次の手順でコンポーネン ト をコピーしたら、 Cognos Series 7 の設定手順 (p. 48) に従います。

- インス トールは、 設定を適用し (p. 57)、 サービスを開始する (p. 57) までは、 完了したとはいえません。 サービスを開始する場合は、 共有データ ス ト アなどの依存関係に注意してください。

- 異なるコンピュータにコンポーネン ト をインス トールする場合は、 サーバーおよびク ライアン ト コンポーネン トに同じロケールと文字セッ ト を選択する必要があ り ます。 ロケールと文字セッ トの設定がサーバー コンポーネン ト と ク ラ イアン ト コンポーネン トで異なっている と、 データの一貫性が保たれないこ とがあ り ます。

プロセスの停止

Cognos コンポーネン ト をインス トールするたびに、 1 つ以上の Cognos プロセスが開始します。Cognos の別のコンポーネン ト をインス トールまたはアンインス トールする前には、 Cognos プロセスをすべて停止する必要があ り ます。

手順

1. Configuration Manager を実行するには、 “<インス トール場所> /bin” ディ レク ト リに移動します。 “<インス トール場所>” は、 Cognos ソフ ト ウェアをコピーした場所です。

2. 「configure」 と入力します。 コマンド ラ イン プロンプ ト “configcp-->” が表示されます。

3. 1 つ以上のプロセスを停止します。

- すべてのプロセスを同時に停止するには、 「stop <コンピュータ名>」 と入力します。<コンピュータ名>の部分には、 ローカル コンピュータの名前を入れます。 停止するプロセス数によって異なり ますが、 この処理には数分かかる場合があ り ます。

- 特定のプロセスを停止するには、 そのプロセスを含むオブジェク ト階層の場所に移動して、 「stop」 と入力します。

HP-UX での Rock Ridge 拡張のサポート

HP-UX 用の Cognos CD は、 Rock Ridge ファ イル システムでフォーマッ ト されています。HP-UX へのインス トールを確実に行うには、 次の説明に従ってルート ユーザーと して CD-ROM ド ラ イブをマウン トする必要があ り ます。 CD-ROM ド ラ イブが正し くマウン ト されていない場合は、 インス トールされたファイルに正しいファイル権限が割り当てられず、 インス トールが失敗します。

手順

1. 使用しているパスに pfs_mount ディレク ト リ を追加します。

たとえば、 次のよ うに入力します。PATH=/usr/sbin/:$PATHexport PATH

2. 必要な NFS デーモンを開始してバッ クグラウンドで実行するには、 「bg pfs_mountd」 と入力し、 次に 「bg pfsd」 と入力します。

46 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 47: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 4 章 : UNIX コンポーネン トの分散インス トール

3. ド ラ イブをマウン トするには、「pfs_mount -t rrip < デバイス >< マウン トするディ レク ト リ > -o xlat=unix」 と入力します。

たとえば、 次のよ うに入力します。pfs_mount /dev/dsk/c0t2d0 /cdrom -o xlat=unix

これで、 このド ラ イブから Cognos CD を使用し、 ルート ユーザー以外と してインス トールを行えるよ うにな り ます。

4. インス トールが完了したら、 「pfs_umount /cdrom」 と入力し、 pfsd デーモンと pfs_mountd デーモンを終了して CD-ROM ド ラ イブのマウン ト を解除します。

UNIX コンポーネン トのコピー

Cognos サーバー コンポーネン ト を UNIX コンピュータにコピーするには、 次の手順に従います。 この手順は、 コピーするコンポーネン ト ごとに繰り返します。 ファ イルのコピーが終了したら Configuration Manager を開始せずに終了し、 次の CD のコンポーネン ト をコピーしてからコンポーネン ト を設定するこ とを推奨します。 すべてのコンポーネン トのコピーが終了したら、 設定を完了する必要があ り ます (p. 48)。 場合によっては、 次の Cognos コンポーネン ト を追加する前に Cognos サービスを停止しなければならないこ とがあ り ます。

Cognos NoticeCast Server をインス トールしている場合は、 インス トール プロセスによ り自動的に Configuration Manager が開かれたと きに、 コマンド ラ インで 「exit」 と入力して Configuration Manager を終了します。 Cognos NoticeCast コンポーネン ト を設定するには、 さ らに手順を完了する必要があ り ます (p. 53)。

手順

1. システム要件や、 準備タスクを完了しているかど うかなど、 すべての必要条件を再確認します。

2. 必要な CD を用意します。

3. UNIX コンピュータに、 使用する UNIX システムに応じた Cognos CD を挿入します。 注 : HP-UX にインス トールする場合は、 Rock Ridge 拡張をサポートするために CD ド ラ イブをマウン トする必要があ り ます。 前のセクシ ョ ンを参照して ください。

4. 「./install」 と入力して、 インス トールを開始します。 [インス トール手順] ページが表示されます。

5. インス トール ウ ィザードを開始するには、 「2」 を入力します。 [サイズ要件] ページに、 製品のインス トールに必要な推奨サイズ要件が示されます。

6. 使用するシステムがこの推奨サイズ要件を満たしている場合は、 Enter キーを押して処理を続行します。

7. インス トール ウ ィザードの [よ う こそ] ページで、 メ ッセージを読んだ後、 Enter キーを押して処理を続行します。

ヒ ン ト : 項目の選択と ウ ィザード ページ間の移動について別の方法を確認するには、 操作のヒン ト を参照します。

8. [ソフ ト ウェア使用許諾契約] ページで契約内容を確認し、 Tab キーを押して [はい] オプシ ョ ンに移動し、 Space キーを押して契約内容に同意します。

ヒ ン ト : ウ ィザードの次のページに移動するには、 Tab キーを押して [次へ] オプシ ョ ンに移動し、 Enter キーを押します。 項目を選択するには、 Tab キーを押してそのオプシ ョ ンに移動し、 Space キーを押します。

9. [インス トール タイプ] ページで、 [カスタム] を選択します。

10. インス トールするコンポーネン ト を選択します。

11. [文字セッ トの選択] ページで、 使用する一連のロケールを選択します。

12. [言語の選択] ページで、 使用する言語を選択します。

インス トール ガイ ド 47

Page 48: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 4 章 : UNIX コンポーネン トの分散インス トール

13. [アプ リ ケーシ ョ ン保存先フォルダ] ページで、 デフォルト インス トール パスをそのまま使用するか、 または変更して指定します。

[インス トールの概要] ページが表示され、 カスタム インス トールでインス トールされるすべてのコンポーネン トが一覧表示されます。

14. Enter キーを押して、 コンポーネン ト をインス トールします。

これによ り、 コンピュータのインス トール場所に、 必要なファ イルがコピーされます。

15. Configuration Manager をすぐに開き、 インス トールしたコンポーネン トの設定を開始する場合は、 [転送の完了] ダイアログ ボッ クスの [はい] を選択します。 コンポーネン トの設定の詳細については、 『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』 を参照して ください。

[いいえ] を選択する と、 すべてのコンポーネン ト を設定するために、 後から Configuration Manager を実行する必要があ り ます。

16. [終了] ページで、 [終了] を選択します。

17. Enter キーを押して続行します。

18. 「99」 と入力して、 インス トール ウ ィザードを閉じます。

Cognos Series 7 の設定

カスタム インス トール プロセスの次の段階では、 サード パーティのソフ ト ウェアを含むすべてのコンポーネン ト を設定します。 この設定は Cognos Series 7 の実行前に完了する必要があ ります。

注- 一覧にある Web サーバーの設定は、 次のコンポーネン ト をインス トールしている場合にの

み実行します。

Cognos Series 7 OLAP または Cognos Series 7 Alerts/Notifications- Cognos Series 7 Alerts/Notifications をインス トールしている場合は、 次の一覧に加えて、

Cognos NoticeCast コンポーネン ト も設定する必要があ り ます (p. 53)。

次の設定を行う必要があ り ます。 ❑ Web サーバー。 このタスクはすべての Cognos Series 7 製品で 1 回だけ実行します。

❑ ディレク ト リ サーバー。 このタスクはすべての Cognos Series 7 製品で 1 回だけ実行しま

す。

❑ 認証ソース。 Cognos コンポーネン ト をインス トールしたすべてのコンピュータに対して、

このタスクを実行する必要があ り ます。

❑ 環境に応じて変更する任意のコンポーネン ト設定。 このタスクには、 コンピュータ上のコ

ンポーネン トに設定を適用するこ と も含まれます。 ❑ 各サーバー コンポーネン トの場所。 このタスクには、 すべてのコンポーネン トの相互の通

信を可能にするための、 サーバー設定ファイルの更新も含まれます。 このタスクを実行する必要があるのは、 サーバー コンポーネン ト を複数のコンピュータに分散した場合のみです。

注 : コンポーネン ト をコピーしたと きにデフォルト設定を使用し、 設定をまったく変更しない場合でも、 コンピュータ上のコンポーネン トに設定を適用する必要があ り ます。

設定をすべて完了し、 その設定を適用したら、 すべてのサービス とプロセスを開始する必要があ り ます。

カスタム インス トールまたは分散インス トールの方法に応じて異な り ますが、 場合によってはこれらのタスクの一部を繰り返し実行する必要があ り ます。

48 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 49: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 4 章 : UNIX コンポーネン トの分散インス トール

Configuration Manager の使用

Cognos コンポーネン ト を設定するには、 Configuration Manager を使用します。 Configuration Manager は、 グラフ ィ ッ ク ユーザー インターフェイス と コマンド ラ イン インターフェイスの 2 つのインターフェイスを備えています。 Windows で Cognos コンポーネン ト を設定するにはどちらのインターフェイスも使用できます。 UNIX で使用できるのはコマンド ラ イン インターフェイスのみです。 グラフ ィ ッ ク ユーザー インターフェイスでは、 オブジェク ト階層が[Explorer] ウ ィ ンド ウにフォルダ構造と して表示されます。 コマンド ライン インターフェイスでオブジェク ト階層を移動するには、 select コマンド と list コマンドを使用します。 一連のオブジェク トは、 ピ リオド (.) 演算子で区切って指定します。

Cognos コンポーネン ト を設定する方法はいくつかあ り ます。 設定を直接変更して 1 つ以上のコンポーネン トに適用するか、 スク リプ ト を作成して実行できます。

Configuration Manager の使用方法の詳細については、 『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』を参照して ください。

Web サーバーの設定

以前にインス トールしたいずれかのサポート対象 Web サーバーを、 Cognos 製品と共に使用するために設定する必要があ り ます。 Web サーバーを設定するには、 Cognos 製品の HTML および Web ファ イルが保存されているディ レク ト リに対して、 仮想ディ レク ト リ (Web の別名)を設定する必要があ り ます。 また、 “default.htm” を Web サーバーのデフォルト ドキュ メ ン トと して設定するこ と も必要です。

次の表の 「別名」 列に示す仮想ディレク ト リは、 すべての Web サーバーに必要です。 別名の「cognos」 の代わりに異なる名前を使用できます。 この場合でも、 別名の 2 つ目の部分には「cgi-bin」 と 「help」 を使用する必要があ り ます。 たとえば、 “your_name/cgi-bin” と“your_name/help” のよ うにな り ます。 「場所」 列の<インス トール場所>を Cognos 製品をインス トールした場所に置き換えます。 デフォルトの<インス トール場所>は “/usr/cognos/cer4”です。

次の手順では、 新しい Web の別名を作成します。 既存のインス トールについて Web の別名を変更するには、 『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』 を参照して ください。 また、 Web 製品でデフォルトの CGI プログラムの代わりに NSAPI などの代替ゲート ウェイを使用している場合は、 『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』 を参照して ください。

Apache 2.0 の設定手順

1. “< Apache インス トール ディレク ト リ> /conf” ディ レク ト リに移動し、 テキス ト エディタで “httpd.conf” ファ イルを開きます。

2. 次の情報をファイルの終わりに追加して、 “cgi” ディ レク ト リ を作成します。

ScriptAlias /cognos/cgi-bin "<インストール場所> /cgi-bin"

<Directory "<インストール場所> /cgi-bin">AllowOverride NoneOptions None</Directory>

別名 場所 権限

cognos <インス トール場所> /webcontent 読み取り

cognos/cgi-bin <インス トール場所> /cgi-bin 実行

cognos/help <インス トール場所>/documentation

読み取り

インス トール ガイ ド 49

Page 50: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 4 章 : UNIX コンポーネン トの分散インス トール

3. 次の情報をファイルの終わりに追加して、 ドキュ メン ト ディ レク ト リ を作成します。

Alias /cognos/help "<インストール場所> /documentation"

<Directory "<インストール場所> /documentation">Options NoneAllowOverride NoneOrder Allow,DenyAllow from All</Directory>

Alias /cognos "<インストール場所> /webcontent"

<Directory "<インストール場所> /webcontent">Options NoneAllowOverride NoneOrder Allow,DenyAllow from All</Directory>

4. ” httpd.conf” ファ イルを保存して閉じます。

5. Web サーバーを再起動します。

IBM HTTP Web Server 2.0 の設定手順

1. “< IBM HTTP インス トール ディレク ト リ> /conf” ディ レク ト リに移動し、 テキス ト エディ タで “httpd.conf” フ ァ イルを開きます。

2. 次の情報をファイルの終わりに追加して、 “cgi” ディ レク ト リ を作成します。

ScriptAlias /cognos/cgi-bin "<インストール場所> /cgi-bin"

<Directory "<インストール場所> /cgi-bin">AllowOverride NoneOptions None</Directory>

3. 次の情報をファイルの終わりに追加して、 ドキュ メン ト ディ レク ト リ を作成します。

Alias /cognos/help "<インストール場所> /documentation/"

<Directory "<インストール場所> /documentation/">Options NoneAllowOverride NoneOrder Allow,DenyAllow from All</Directory>

Alias /cognos "<インストール場所> /webcontent/"

<Directory "<インストール場所> /webcontent/">Options NoneAllowOverride NoneOrder Allow,DenyAllow from All</Directory>

4. “httpd.conf” フ ァ イルを保存して閉じます。

5. Web サーバーを再起動します。

Sun Java System Web Server 6.1 の設定手順

1. [Administration サーバー] にログオンします。

2. Web サーバーを選択して [Manage] をク リ ッ ク します。

3. 右上隅にある [Class Manager] リ ンクをク リ ッ ク します。

50 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 51: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 4 章 : UNIX コンポーネン トの分散インス トール

4. ドキュ メ ン ト ディレク ト リ を設定するには、 [Content Mgmt] タブをク リ ッ ク して、 左側の [Additional Document Directories] をク リ ッ ク します。

5. [URL Prefix] ボッ クスに 「cognos」 と入力します。

6. [Map To Directory] ボッ クスに “<インス トール場所> /webcontent” ディ レク ト リの完全パスを入力します。

7. [OK] をク リ ッ ク し、 も う一度 [OK] をク リ ッ ク します。

8. [URL Prefix] ボッ クスに 「cognos/help」 と入力します。

9. [Map To Directory] ボッ クスに “<インス トール場所> /documentation” ディ レク ト リの完全パスを入力します。

10. [OK] をク リ ッ ク し、 も う一度 [OK] をク リ ッ ク します。

11. 右上隅にある [Apply] リ ンクをク リ ッ ク し、 変更を適用します。

12. Web サーバーを再起動するかど うかを選択します。

13. CGI ディ レク ト リ を設定するには、 [Programs] タブをク リ ッ ク します。

14. [URL Prefix] ボッ クスに 「cognos/cgi-bin」 と入力します。

15. [CGI Directory] ボッ クスに “<インス トール場所> /cgi-bin” フォルダの完全パスを入力します。

16. [OK] をク リ ッ ク し、 も う一度 [OK] をク リ ッ ク します。

17. 右上隅にある [Apply] リ ンクをク リ ッ ク し、 変更を適用します。

18. Web サーバーを再起動するかど うかを選択します。

19. “default.htm” をデフォルト ドキュ メン ト と して設定するには、 [Content Mgmt] タブをクリ ッ ク し、 [Document Preferences] をク リ ッ ク します。

20. [Index Filenames] ボッ クスで、 “default.htm” を一覧に追加します。

21. [OK] をク リ ッ ク し、 も う一度 [OK] をク リ ッ ク します。

22. 右上隅にある [Apply] リ ンクをク リ ッ ク し、 変更を適用します。

23. Web サーバーを再起動するかど うかを選択します。

ディ レク ト リ サーバーの設定

ディレク ト リ サーバーのインス トールでは、 ポートや基本識別名などのいくつかの初期設定を行いました。 Cognos 製品をすべてコンピュータにコピーした後は、 Cognos 製品とディ レクト リ サーバーが通信できるよ うに追加の設定が必要になり ます。

注 : ディ レク ト リ サーバーを別のインス トール方法 (Cognos のデフォルト設定) でインストールした場合は、 ディ レク ト リ サーバーが既に設定済みであるため、 このセクシ ョ ンの手順を行う必要はあ り ません。

この追加設定は 1 回だけ行います。 この設定は、 ディ レク ト リ サーバーがあるコンピュータまたは Cognos コンポーネン ト をインス トールしたコンピュータから行う こ とができます。

設定する必要があるのは、 すべての Cognos 製品で使用する 1 つのディレク ト リ サーバーだけです。

設定方法は、 Sun Java System Directory Server と Windows Active Directory のどちらをインス トールしている場合でも同じです。 この追加設定では、 次のこ とを行います。

- Cognos 製品に準拠するよ うに、 ディ レク ト リ サーバーのスキーマを拡張する。

- Cognos セキュ リ ティ データを格納する、 ディ レク ト リ サーバーのネームスペースを作成する。 使用するネームスペースが既に存在する場合は、 作成する必要はあ り ません。

- ディレク ト リ サーバーと Ticket サービスの通信を有効にする。

インス トール ガイ ド 51

Page 52: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 4 章 : UNIX コンポーネン トの分散インス トール

UNIX コンピュータの Configuration Manager を使用してディ レク ト リ サーバーを設定する場合は、 これらの手順を行います。 これらの処理は、 ローカルと リモートの両方の設定に適用されます。 UNIX コンピュータ と Windows コンピュータのどちらにディ レク ト リ サーバーがインストールされているかに関係なく、 どちらのコンピュータからも Sun Java System Directory Server を設定できます。

注 : Cognos 製品で使用する Windows Active Directory を設定するには、 Windows コンピュータの Configuration Manager を使用する必要があ り ます。 手順については、 「その他の製品とサービス」 (p. 169) を参照して ください。

このセクシ ョ ンでは、 ディ レク ト リ サーバーと Cognos Series 7 製品のインス トールが完了しているこ とを想定しています。

手順

1. Configuration Manager を実行するには、 “<インス トール場所> /bin” ディ レク ト リに移動します。 “<インス トール場所>” は、 Cognos ソフ ト ウェアをコピーした場所です。

2. 「configure」 と入力します。 コマンド ラ イン “configcp-->” が表示されます。

3. オブジェク ト階層の適切な場所に移動するには、「select "Services.Access Manager - Directory Server.General"」 と 1 行で入力します。

4. “General” カテゴ リのプロパティ をすべて一覧表示するには、 「ls」 と入力します。

Configuration Manager によって、 Cognos 製品が Sun Java System Directory Server で使用するすべてのプロパティ値が表示されます。 ディ レク ト リ サーバーのインス トール時に別の設定を使用した場合は、 対応するよ うにそれらの設定を変更する必要があ り ます。 設定を変更する必要がない場合は、 手順 9 に進みます。

5. 設定を変更するには、「set "Are you sure you want to configure this directory server?"=Yes」 と 1 行で入力します。 イコールの前後にはスペースを入力しません。

6. Cognos 製品で使用するネームスペースがまだない場合やデフォルト値を変更する場合は、「set "Default Namespace Name"= <名前>」 と入力します。

7. バージ ョ ン 15.2 のネームスペースを持つ既存のディレク ト リ サーバーからアップグレードする場合に、 新しいディ レク ト リ サーバーにディレク ト リ サーバーのデータを復旧する必要がある と きは、 「set "Schema Version"=Compatible with Series 7.0 and earlier versions」と入力します。

8. その他のプロパティ を必要に応じて変更するには、 「set " <プロパティ名> "= <新しい値>」 のよ うに入力します。

リモート ディ レク ト リ サーバーを設定している場合は特に、 [コンピュータ] プロパティにディ レク ト リ サーバーの正しい場所が含まれているこ とを確認します。

9. 「apply」 と入力します。 この手順によ り、 “General” カテゴ リのすべてのプロパティが適用されます。

10. Configuration Manager を閉じるには、 「exit」 と入力します。

オプシ ョ ンのディ レク ト リ サーバーの設定

ネームスペースに多くのユーザーが定義されている場合は、 インデッ クスを使用する と Access Manager Administration と Access Manager Runtime のパフォーマンスが向上するこ とがあ り ます。

詳細については、 ディ レク ト リ サーバーに付属のマニュアルと、 Cognos サポート サイ ト(http://support.cognos.com) から入手できる 『Access Manager Advanced Security Options』 を参照して ください。

52 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 53: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 4 章 : UNIX コンポーネン トの分散インス トール

認証ソースの指定

Cognos 製品で、 実行時にユーザー ID やパスワードなどのセキュ リ ティ情報に使用する認証ソースの情報を指定する必要があ り ます。

Cognos コンポーネン ト をインス トールしたすべてのコンピュータに対して、 このタスクを完了する必要があ り ます。 このタスクは、 Configuration Manager を使用していつでも実行できます。 詳細については、 『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』 を参照して ください。

使用するディ レク ト リ サーバーを識別するための情報は、 システム管理者から入手できます。

コンポーネン トの設定

カスタム インス トールで Cognos コンポーネン ト をコンピュータにコピーする と、 Cognos インス トール ウ ィザードによ り、 コンポーネン ト をすぐに設定するか後で設定するかを尋ねられます。 コンポーネン ト をすぐに設定するよ うに選択した場合は、 Configuration Manager が起動し、 必要なプロパティを変更できます。 コンポーネン ト を後で設定するよ うに選択した場合は、 後で Configuration Manager を起動して設定を行う必要があ り ます。 分散環境では、 別のコンピュータにすべてのコンポーネン ト をインス トールした後に、設定を行う こ と もできます。

ユーザーの環境によっては、 次の共通設定タスクが必要になる場合があ り ます。

- デフォルト以外のポート番号を指定する。

バージ ョ ン混在インス トールや、 同じコンピュータ上に Cognos Series 7 Version 3 製品の複数のインスタンスがあるインス トールでは、 デフォルトのポート番号が適切でない場合があ り ます。

- Web の別名に関連のあるプロパティ を設定する。

異なるコンピュータに Web サーバーがある場合や、 Web サーバーでデフォルト以外の Web の別名を使用するよ うに設定した場合は、 追加の設定を行う必要があ り ます。

- 分散環境を設定する。

現在のインス トールが分散環境の一部である場合は、 すべてのコンポーネン トが正し く相互作用するよ うに追加の設定を行う必要があ り ます。

詳細については、 『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』 を参照して ください。

次の項目については、 『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』 を参照して ください。

- 分散環境で、 各コンピュータのサーバー設定ファ イル (cern.csx) を管理する

- 特定のコンポーネン トの設定を変更する

Cognos NoticeCast コンポーネン トの設定

Cognos Series 7 Alerts/Notifications をインス トールしていない場合は、 このセクシ ョ ンの手順を実行する必要はあ り ません。 「設定の適用」 (p. 57) に進んでください。

インス トールの準備 (p. 45) では、NoticeCast データ ス ト アにアクセスするためのデータベース ユーザー ID とパスワードを作成しました。 こ こでは、 インス トールしたいくつかの NoticeCast コンポーネン ト を設定する必要があ り ます。

インス トールでは、 NoticeCast データ ス ト アに使用するデータベースのタイプ (Oracle、 DB2、Microsoft SQL Server、 または Informix) や、 ユーザーが使用する メール サーバーなどの情報を自動的に特定できないため、 Cognos NoticeCast の設定は完了しません。

この場合、 適切なコンピュータで Configuration Manager を実行して次の設定を行います。Configuration Manager の使用方法の詳細については、 『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』を参照して ください。

インス トール ガイ ド 53

Page 54: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 4 章 : UNIX コンポーネン トの分散インス トール

NoticeCast サーバーの設定

デフォルト インス トールでは、 NoticeCast データ ス ト アに使用するデータベースのタイプ(Oracle、 DB2、 Informix、 または Microsoft SQL Server) や、 ユーザーが使用する メール サーバーを特定できないため、 Cognos NoticeCast の設定は完了しません。 Configuration Manager を使用して次の設定を行います。 Configuration Manager の使用方法の詳細については、『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』 を参照して ください。

NoticeCast サーバーを起動する前に、 次のこ とを行う必要があ り ます。

- 通知の送信に使用されている メール サーバーの情報を指定する

- NoticeCast データ ス ト アに使用されているサードパーティ データベースの情報を指定する

- NoticeCast データ ス ト アを作成する

NoticeCast サーバーの設定手順

1. Cognos Series 7 Alerts/Notifications がインス トールされているコンピュータの “<インストール場所> /bin” フォルダに移動します。

2. 「configure」 と入力します。 プロンプ トが “configcp ->” に変わり、 Configuration Manager を使用しているこ とが示されます。

3. 「select "Cognos NoticeCast.NoticeCast Server.Mail Server"」 と 1 行で入力します。

4. 「ls」 と入力し、 プロパティ と現在の値を確認します。

5. 次のコマンドを入力します。 <サーバー名>の部分には NoticeCast でメ ッセージの送信に使用する SMTP メール サーバーの名前を入れます。 set "SMTP Server Name"= <サーバー名>

6. 次のコマンドを入力します。 <ログイン名>の部分には電子メールの送信に必要なログイン名を入れます。

set "SMTP Login Name"= <ログイン名>

7. 「encrypt "SMTP Login Password"」 と入力します。 新しい値の入力を求めるプロンプ トが表示されます。

8. 電子メールの送信に必要なパスワードを入力します。

新しい値の確認を求めるプロンプ トが表示されます。

9. パスワードをも う一度入力します。

これでパスワードが変更されました。

10. 次のコマンドを入力します。 <電子メール >の部分には Cognos NoticeCast メ ッセージの送信元と して表示される電子メール アドレスを入れます。

set "Email Address of Sender "= <電子メール>

こ こでは信頼できる電子メール アドレスを使用し、 NoticeCast 管理者がこのアドレスを監視できるよ うにするこ とを推奨します。 これによ り、 受信者からの返信が適切に処理されます。

NoticeCast データ ス ト アの設定手順

注 : NoticeCast データ ス ト アの設定値を記録しておいてください。 この情報は Windows コンピュータにインス トールした NoticeCast コンポーネン ト を設定する際に必要になり ます。

1. Oracle、 Informix、 または DB2 を NoticeCast データ ス ト アに使用している場合は、 データベースの JDBC ド ライバ ファ イルを “<インス トール場所> /bin” フォルダにコピーします。 注 : Microsoft SQL Server データベースを使用している場合は、 デフォルトで適切な場所に“JSQLConnect.jar” フ ァ イルがインス トールされます。

54 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 55: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 4 章 : UNIX コンポーネン トの分散インス トール

2. 「select "Cognos NoticeCast.NoticeCast Data Store.General"」 と 1 行で入力します。 ヒ ン ト : Configuration Manager では、 設定階層にあるオブジェク ト名の自動入力機能がサポート されています。 オブジェク ト名の 初の 2 ~ 3 文字を入力して Esc キーまたは Tab キーを押すと、 Configuration Manager によ り、 入力内容と候補オブジェク ト名が比較されます。 一致するものが 1 つのみの場合は、 そのオブジェク ト名が自動的に入力されます。一致するものが複数ある場合は、 オブジェク ト名の一覧が表示され、 次に共通のプレフ ィ ッ クスがある場合はプレフ ィ ッ クスの一覧が表示されます。

3. 「ls」 と入力し、 プロパティ と現在の値を確認します。

4. Microsoft SQL Server を NoticeCast データ ス ト アと して使用している場合は、 この手順を省略できます。

Microsoft SQL Server 以外を使用する場合は、 データ ス ト アの接続設定を記述しているファ イルの名前を次のよ うに設定します。

- Oracle の場合 :「set "Data Store Connection File"=ora_connection.conf」 と入力します。

- DB2 の場合 :「set "Data Store Connection File"=db2_connection.conf」 と入力します。

- Informix の場合 :「set "Data Store Connection File"=ifx_connection.conf」 と入力します。

5. 「select ..」 と入力して、 NoticeCast データ ス ト アに戻り ます。

6. 「ls」 と入力して、 データ ス ト アのデータベース設定の一覧を確認します。

7. データ ス ト ア設定を選択するには、 次の手順に従います。

- Oracle の場合 : 「select "Oracle Data Store Configuration"」 と入力します。

- DB2 の場合 :「select "DB2 Data Store Configuration"」 と入力します。

- Microsoft SQL Server の場合 :「select "Microsoft SQL Server Data Store Configuration"」 と入力します。

- Informix の場合 :「select "Informix Data Store Configuration"」 と入力します。

8. 「ls」 と入力し、 プロパティ と現在の値を確認します。

9. 次に示すデフォルトのド ラ イバを使用している場合は、 この手順を省略できます。

- Microsoft SQL Server の場合 : “JSQLConnect.jar”

- Oracle データベースの場合 : “classes12.zp”

- DB2 データベースの場合 : “db2java.zip”

- Informix データベースの場合 : “ifxjdbc.jar”デフォルト以外のド ライバを使用する場合は、 次のコマンドを入力します。 <ド ラ イバ名>の部分には NoticeCast データ ス ト アへの接続に使用する JDBC ド ラ イバの内部名を入れます。 この値は、 JDBC ド ラ イバのマニュアルを参照して入力して ください。

set "JDBC Driver Name"= <ド ライバ名>

インス トール ガイ ド 55

Page 56: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 4 章 : UNIX コンポーネン トの分散インス トール

10. 次のコマンドを入力します。 < URL >の部分には JDBC ド ラ イバで NoticeCast データ スト アの場所の特定に使用する接続文字列を入れます。

set "Database URL"= < URL >

< URL >の部分には使用しているデータベースを入れます。

- Oracle をデータ ス ト アと して使用している場合は、「jdbc:oracle:thin:@ < OracleServer > : <ポート番号> : < SID >」 と入力します(例 : jdbc:oracle:thin:@OracleServer:1521:ORCL)。

- Microsoft SQL Server をデータ ス ト アと して使用している場合は、「jdbc:JSQLConnect:// < dbServerName > / < NCDataStoreName >」 と入力します。

- DB2 をデータ ス ト アと して使用している場合は、「jdbc:DB2:// < DB2ServerName > : <ポート番号> / < NCDataStoreName >」 と入力します。

- Informix をデータ ス ト アと して使用している場合は、「jdbc:informix-sqli:// < ServerName > : <ポート番号> / < NCDataStoreName >」 と入力します(例 : jdbc:informix-sqli://ServerName:1906/dbName:informixserver=InformixServerName)。

11. 次のコマンドを入力します。 <ログオン ID >の部分には NoticeCast データ ス ト アにログオンするために NoticeCast サーバーで使用されるユーザー名を入れます。

set "Data Store Logon ID"= <ログオン ID >

12. 「encrypt "Data Store Logon Password"」 と入力します。 新しい値の入力を求めるプロンプ トが表示されます。

13. NoticeCast データ ス ト アにログオンするために NoticeCast サーバーで使用されるパスワードを入力します。

新しい値の確認を求めるプロンプ トが表示されます。

14. パスワードをも う一度入力します。

これでパスワードが変更されました。

15. 次のコマンドを入力します。 <ディ レク ト リおよびファ イル名>の部分には NoticeCast データ ス ト アへの接続に使用される JDBC ド ラ イバのディ レク ト リ と ファ イル名、 <データベース>の部分には NoticeCast データ ス ト アに使用するデータベースのタイプを入れます。

set " <データベース> JDBC Driver File"= <ディ レク ト リおよびファイル名>

- Microsoft SQL Server データベースで “JSQLConnect.jar” を使用している場合は、 [MS SQL JDBC Driver File] プロパティで既に JDBC ド ラ イバ ファ イルのデフォルトのディレク ト リが指定されています。

- Oracle のデフォルトの JDBC ド ラ イバを使用している場合は、 [Oracle JDBC Driver File] プロパティで“<インス トール場所> /bin/classes12.zip” が指定されています。

- DB2 のデフォルトの JDBC ド ラ イバを使用している場合は、 [DB2 JDBC Driver Files]プロパティで“<インス トール場所> /bin/db2java.zip” が指定されています。

- NoticeCast データ ス ト アでデフォルトの JDBC ド ラ イバ以外を使用している場合は、[database JDBC Driver File] プロパティで JDBC ド ラ イバのマニュアルに記載されている値が指定されているこ とを確認して ください。

- Informix のデフォルトの JDBC ド ラ イバを使用している場合は、 [Informix JDBC Driver Files] プロパティで “<インス トール場所> /bin/ifxjdbc.zip” が指定されています。

16. 「select ..」 と入力して、 NoticeCast データ ス ト アに戻り ます。

56 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 57: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 4 章 : UNIX コンポーネン トの分散インス トール

NoticeCast データ ス ト アの作成手順

1. 「select General」 と入力します。

2. 「ls」 と入力し、 プロパティ と現在の値を確認します。

3. 新しいデータ ス ト アを作成するには、「set "Data Store Administration Action"=install」 と入力します。 ヒ ン ト : describe コマンドを使用して、 設定プロパティの説明を確認できます。

4. 「select ..」 と入力して、 NoticeCast サーバー レベルに戻り ます。

5. 「apply」 と入力して、 NoticeCast サーバー設定を適用し、 データ ス ト アを作成します。

注 : 変更を適用する前に、 Access Manager が設定され、 ディ レク ト リ サーバー用のサービスを含む関連サービスが実行されているこ とを確認して ください。

6. 「start」 と入力して、 NoticeCast プロセスを起動します。

これで NoticeCast サーバーが設定されプロセスが起動しました。 Cognos NoticeCast のインストールを完了するには、 Windows コンポーネン ト をインス トールして設定して ください。

設定の適用

デフォルト設定を使用するか、 設定を変更するかに関係なく、 使用する予定のすべての設定を適用する必要があ り ます。 次の手順では、 設定に対して必要なすべての変更が終了し、 その設定をサーバー環境に適用する準備が整ったと想定しています。

手順

1. Configuration Manager を実行するには、 “<インス トール場所> /bin” ディ レク ト リに移動します。 “<インス トール場所>” は、 Cognos ソフ ト ウェアをコピーした場所です。

2. 「configure」 と入力します。 コマンド ラ イン “configcp-->” が表示されます。

3. 「validate」 と入力します。 設定が有効であるこ とがシステムによって確認されます。 設定が無効な場合は、 変更するよ うに要求されます。

4. 「apply <コンピュータ名>」 と入力します。

この手順では、 コンピュータにインス トールされている全コンポーネン トにすべての設定が適用されます。

5. Configuration Manager を閉じるには、 「exit」 と入力します。

プロセスの開始

インス トールと設定がすべて終了したら、 Cognos Series 7 製品に関連するすべてのプロセスを開始する必要があ り ます。

分散インス トールの場合は、 次の順序でコンポーネン ト を起動するこ とを推奨します。

- Access Manager Server- ディレク ト リ サーバー

- Upfront サービス

- 任意の共有データ ス ト ア

- アプ リ ケーシ ョ ン サーバー

インス トール ガイ ド 57

Page 58: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 4 章 : UNIX コンポーネン トの分散インス トール

次の表は、 Cognos のサービスおよびプロセスの一覧と、 Configuration Manager のオブジェク ト階層内での位置を示しています。

手順

1. Configuration Manager を実行するには、 “<インス トール場所> /bin” ディ レク ト リに移動します。 “<インス トール場所>” は、 Cognos ソフ ト ウェアをコピーした場所です。

2. 「configure」 と入力します。 コマンド ラ イン “configcp-->” が表示されます。

3. 1 つ以上のプロセスを開始します。

- すべてのプロセスを同時に開始するには、 「start <コンピュータ名>」 と入力します。<コンピュータ名>は、 ローカル コンピュータの名前です。 開始するプロセス数によって異なり ますが、 この処理には数分かかる場合があ り ます。

- 特定のプロセスを開始するには、 そのプロセスを含むオブジェク ト階層の場所に移動して、 「start」 と入力します。

4. Configuration Manager を閉じるには、 「exit」 と入力します。

さ らに作業するにはCognos Series 7 UNIX コンポーネン トの分散インス トールが完了しました。 インス トールを完了するには、 Windows コンポーネン ト をインス トールする必要があ り ます (p. 77)。

サービスまたはプロセス オブジェク ト階層の場所

Cognos PowerPlay Enterprise Server

Cognos PowerPlay Enterprise Server.ディ スパッチャ

Cognos NoticeCast Dispatcher Cognos Noticecast.Noticecast Server

Cognos NoticeCast Data Store Cognos Noticecast.Noticecast. データ スト ア

Cognos Upfront Administration Service

Upfront. 共有 . サーバー管理

Cognos Upfront Data Store Upfront. データ ス ト ア

Cognos Upfront Dispatcher Upfront. サーバー

Access Manager Server Services.Access Manager - Server

PowerGrid Services.Powergrid

58 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 59: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 5 章 : デフォルト設定を使用した UNIX コン

ポーネン トのインス トール

Cognos Series 7 ソ リ ューシ ョ ンのデフォルト インス トールでは、 1 台のサーバー上での Cognos Series 7 の実行に必要な、 すべての Cognos 製品およびコンポーネン トがインス トールされます。 Cognos によって行われるインス トールの選択を使用する場合は、 コンポーネン トの選択と設定の両方についてデフォルト設定でインス トールします。 また、 コンポーネン トの選択を使用する と きにデフォルト設定を使用した後、 そのデフォルト設定を部分的に調整するこ と もできます。 いずれの場合も、 コンピュータを選択し、 サードパーティ製品のインス トールを含むすべての必要条件が満たされているこ とを確認する必要があ り ます。

Cognos Series 7 を完全にインス トールするには、 UNIX コンピュータ と Windows コンピュータの両方にコンポーネン ト をインス トールする必要があ り ます。 本書では、 コンポーネン トが UNIX と Windows の両方で利用できる場合に、 UNIX へのインス トールを選択するものと想定しています。

このインス トールでは、 必須の設定事項に標準のデフォルト値が自動的に設定されます。 インス トール時にコンポーネン ト を選択した り、 インス トール後に設定を変更した りする必要はあり ません。 Cognos Series 7 Alerts/Notifications に関してのみ、 デフォルト インス トールの一部の設定を変更する必要があ り ます。 これは、 使用しているサードパーティ データベースによって一部の設定が異なり、 それらを自動的に設定できないためです。

また、 デフォルト インス トールを行った後に、 自分の環境に合わせて設定を部分的に変更するこ と もできます。 よ くある変更は、 ディ レク ト リ サーバーに Cognos コンポーネン ト をインス トールする と きの設定に関するものです。 手順については、 「Cognos コンポーネン トのインス トール」 (p. 67) を参照して ください。

また、 必要なコンポーネン トだけをインス トールして、 必要な設定を行う こ と もできます。 手順については、 「UNIX コンポーネン トの分散インス トール」 (p. 39) を参照して ください。

Cognos Series 7 の以前のバージ ョ ンを使用している環境から ソフ ト ウェアを Cognos Series 7 Version 3 にアップグレードするこ と もできます。 手順については、 「アップグレードのためのソフ ト ウェアのインス トール」 (p. 85) を参照して ください。

次のチェッ ク リ ス トは、 デフォル ト インス トールを完了するためのタスクの確認に使用できます。 この章では、 これらの各タスクで行う手順を順番に説明していきます。

❑ システム要件を確認する

❑ インス トールを準備する

❑ ディレク ト リ サーバーをインス トールする

❑ 各製品の CD をインス トールする ❑ インス トールを完了する

このチェッ ク リ ス トのタスクが終了する と、 デフォル トの UNIX インス トールが完了します。 次に、 Windows のコンポーネン ト をインス トールする必要があ り ます (p. 77)。

インス トールのテス ト方法については、 「インス トールのテス ト 」 (p. 107) を参照して ください。

インス トール ガイ ド 59

Page 60: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 5 章 : デフォルト設定を使用した UNIX コンポーネン トのインス トール

UNIX システム要件の確認

Cognos Series 7 をインス トールする前に、 インス トール先のコンピュータがソフ ト ウェアおよびハードウェアの要件を満たしているこ とを確認して ください。

Cognos 製品でサポート されているソフ ト ウェア環境の 新リ ス トについては、 Cognos サポート サイ ト (http://cognos.com/jp/) を参照して ください。 サポート サイ トには、 オペレーティング システム、 システム要件、 パッチ、 Web ブラウザ、 Web サーバー、 ディ レク ト リ サーバー、データベース サーバー、 OLAP サーバーなどの情報があ り ます。

データベース環境変数の設定

アプリ ケーシ ョ ンで リ レーシ ョナル データベースまたは OLAP データ ソースを使用する場合は、 Cognos プロセスを開始する前に、 ユーザー用のデータベース環境変数を設定する必要があ り ます。 デフォルト インス トールを行う場合は、 インス トールを開始する前に、 データベース環境変数を設定してエクスポート したこ とを確認して ください。 データベース環境変数によ り、 Cognos 製品をデータベース と接続できます。 これらのコマンドは、 Cognos サービスを開始するユーザーの .profile または .login スク リプ トに含めるこ と もできます。

次の表では、 さまざまなデータベースの値の例を示します。 お使いのシステムの正しい値については、 データベース管理者かネッ ト ワーク管理者に問い合わせてください。

データベース 環境変数 説明

Oracle ORACLE_HOME データベース ク ラ イアン ト ソフ ト ウェアまたはデータベースのインス トール全体が格納されている 上位レベルのディレク ト リ 。

例 : /usr/oracle

注 : データベース ベンダーから提供されたスク リプ ト を使用して環境変数を作成するこ ともできます。 詳細については、 Oracle のマニュアルを参照して ください。

例 : /usr/local/bin/coraenv

TNS_ADMIN Oracle の “tnsnames.ora” フ ァ イルが格納されているディ レク ト リ 。 このファ イルによって Oracle データベースを呼び出し、 必要なサーバー接続を識別できます。

例 : $ORACLE_HOME/network/admin

60 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 61: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 5 章 : デフォルト設定を使用した UNIX コンポーネン トのインス トール

Oracle 10G クライアン ト

ロード ラ イブラ リ パス。

Solaris の場合 :LD_LIBRARY_PATH

AIX の場合 :LIBPATH

HP-UX の場合 :SHLIB_PATH

データベース ベンダーによっては 32 ビッ ト と 64 ビッ トの両方のデータベース ク ラ イアン ト ラ イブラ リが提供される場合があ り ます。 64 ビッ トの UNIX オペレーティング システムを使用している場合、 デフォルトのロード ライブラ リ パスは一般的に 64 ビッ トのク ラ イアント ラ イブラ リ を参照しています。 Oracle 9.2 クラ イアン ト を使用している場合は、 32 ビッ トのデータベース ク ラ イアン ト ラ イブラ リがインス トールされているこ と と、 Cognos 製品で 32 ビッ トのデータベース ク ラ イアン ト バージ ョ ンが使用できるよ うに適切な環境変数が設定されているこ とを確認して ください。

例 :

Solaris の場合 :LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOME/lib32:$LD_LIBRARY_PATH

AIX の場合 :LIBPATH=$ORACLE_HOME/lib32:$LIBPATH

HP-UX の場合 :SHLIB_PATH=$ORACLE_HOME/lib32:$SHLIB_PATH

データベース 環境変数 説明

インス トール ガイ ド 61

Page 62: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 5 章 : デフォルト設定を使用した UNIX コンポーネン トのインス トール

NLS_LANG

NLS_LANG 環境変数は次の形式を使用します。

NLS_LANG format = < 言語 >_< 地域 >.<文字セッ ト >

Oracle の NLS_LANG 環境変数と Configuration Manager で指定されているロケールのプロパティに互換性があるこ とを確認して ください。互換性がない場合は、 予期しない結果になるこ とがあ り ます。

インス トールが完了したら、 Configuration Manager の [ロケール] プロパティに互換性のある値を設定して ください。 たとえば、 環境変数が NLS_LANG French_France.WE8ISO8859P1 に設定されている場合、 互換性のある Configuration Manager の[ロケール] プロパティは次のよ うにな り ます。

UNIX の場合

ロケール fr-fr

(AIX の場合) ネイティブ ロケール fr_FR.ISO8859-15

(HP-UX の場合) ネイティブ ロケール fr_FR.iso88591

(Solaris の場合) ネイティブ ロケール fr

エンコード iso-8859-1

Windows の場合

ロケール fr-fr

ネイティブ ロケール fra_fra.28591

エンコード iso-8859-1

詳細については、 Oracle のマニュアルと、『Configuration Manger ユーザー ガイ ド』 の [ロケール] プロパティの項目を参照して ください。

Sybase Adaptive Server Enterprise(ASE) 12 クライアン ト

SYBASE データベース ク ラ イアン ト ソフ ト ウェアまたはデータベースのインス トール全体が格納されている 上位レベルのディレク ト リ 。

例 : /usr/sybase

SYBASE_OCS インス トールしたク ライアン トのバージ ョ ン用の Open Client (OC/S) インス トール ディ レク ト リ 。

例 :

OCS-12_5OCS-12_0

データベース 環境変数 説明

62 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 63: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 5 章 : デフォルト設定を使用した UNIX コンポーネン トのインス トール

ロード ラ イブラ リ パス。

Solaris の場合 :LD_LIBRARY_PATH

AIX の場合 :LIBPATH

HP-UX の場合 :SHLIB_PATH

OCS ド ラ イバをロード ラ イブラ リ パスに追加する必要があ り ます。

例 :

Solaris の場合 :LD_LIBRARY_PATH=$SYBASE/$SYBASE _OCS/lib: $LD_LIBRARY_PATH

AIX の場合 :LIBPATH=$SYBASE/$SYBASE_OCS/lib: $LIBPATH

HP-UX の場合 :SHLIB_PATH=$SYBASE/$SYBASE_OCS/lib: $SHLIB_PATH

DSQUERY デフォルトのデータベース サーバー接続。

例 : mySybaseInstance

Informix INFORMIXDIR データベース ク ラ イアン ト ソフ ト ウェアまたはデータベースのインス トール全体が格納されている 上位レベルのディレク ト リ 。

例 : /usr/informix

ロード ラ イブラ リ パス。

Solaris の場合 :LD_LIBRARY_PATH

AIX の場合 :LIBPATH

HP-UX の場合 :SHLIB_PATH

ド ラ イバの場所をロード ラ イブラ リ パスに追加する必要があ り ます。

例 :

Solaris の場合 :LD_LIBRARY_PATH=$INFORMIXDIR/lib:$INFORMIXDIR/lib/esql: $LD_LIBRARY_PATH

AIX の場合 :LIBPATH=$INFORMIXDIR/lib:$INFORMIXDIR/lib/esql: $LIBPATH

HP-UX の場合 :SHLIB_PATH=$INFORMIXDIR/lib:$INFORMIXDIR/lib/esql: $SHLIB_PATH

INFORMIXSERVER デフォルトのデータベース サーバー接続。

例 : myInformixInstance

DB2 DB2DIR データベース ク ラ イアン ト ソフ ト ウェアまたはデータベースのインス トール全体が格納されている 上位レベルのディレク ト リ 。

例 : /usr/db2

注 : データベース ベンダーから提供されたスク リプ ト を使用して環境変数を作成するこ ともできます。 詳細については、 DB2 のマニュアルを参照して ください。

例 : db2profile または db2cshrc

データベース 環境変数 説明

インス トール ガイ ド 63

Page 64: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 5 章 : デフォルト設定を使用した UNIX コンポーネン トのインス トール

UNIX インス トールの準備

すべての Cognos プロセスは、 「Cognos」 などの同一ユーザーと してインス トールおよび実行するこ とを推奨します。 このユーザーにはルート権限は不要です。

ロード ラ イブラ リ パス。

Solaris の場合 :LD_LIBRARY_PATH

AIX の場合 :LIBPATH

HP-UX の場合 :SHLIB_PATH

ド ラ イバの場所をロード ラ イブラ リ パスに追加する必要があ り ます。

例 :

Solaris の場合 :LD_LIBRARY_PATH=$DB2DIR/lib: $LD_LIBRARY_PATH

AIX の場合 : LIBPATH=$DB2DIR/lib: $LIBPATH

HP-UX の場合 : SHLIB_PATH=$DB2DIR/lib: $SHLIB_PATH

DB2INSTANCE デフォルトのデータベース サーバー接続。

例 : myDB2Instance

Teradata TERADATA データベース ク ラ イアン ト ソフ ト ウェアまたはデータベースのインス トール全体が格納されている 上位レベルのディレク ト リ 。

例 : /usr/teradata

ODBCINI Teradata の “.odbc.ini” フ ァ イルが格納されているディ レク ト リ 。

例 : /usr/teradata/.odbc.ini

ロード ラ イブラ リ パス。

Solaris の場合 :LD_LIBRARY_PATH

AIX の場合 :LIBPATH

HP-UX の場合 :SHLIB_PATH

ド ラ イバの場所をロード ラ イブラ リ パスに追加する必要があ り ます。

例 :

Solaris の場合 :LD_LIBRARY_PATH=$TERADATA/lib: $LD_LIBRARY_PATH

AIX の場合 : LIBPATH=$TERADATA/lib: $LIBPATH

HP-UX の場合:SHLIB_PATH=$TERADATA/lib: $SHLIB_PATH

Essbase ARBORPATH データベース ク ラ イアン ト ソフ ト ウェアまたはデータベースのインス トール全体が格納されている 上位レベルのディレク ト リ 。

例 : /usr/essbase

注 : データベース ベンダーから提供されたスク リプ ト を使用して環境変数を作成するこ ともできます。 詳細については、 Essbase のマニュアルを参照して ください。

例 : essbaseenv.csh

データベース 環境変数 説明

64 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 65: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 5 章 : デフォルト設定を使用した UNIX コンポーネン トのインス トール

Cognos 製品のインス トール場所を示す環境変数 COGNOS_HOME を作成します。 以前のリリースからアップグレードする場合は、 新しいインス トール場所を示すよ うに既存の環境変数を変更できます。

Cognos 製品のインス トールまたは設定にはルート権限は不要です。

「1024」 以降のポート を使用して Sun Java System Directory Server をインス トールまたは設定する場合、 ルート権限は不要です。 「1024」 未満のポート を使用する場合は、 ルート権限が必要です。

注 : システム要件を必ず確認してください。 たとえば、 Cognos NoticeCast にはデータベース インスタンス と適切な JDBC ド ライバが必要です。 Cognos Series 7 Alerts/Notifications には JSQL Connect がデフォルトで提供されており、 Microsoft SQL Server と共に使用できます。 また、 Web サーバーがインス トールされて起動しているこ と と、 メール サーバーへのアクセス権が必要です。

Cognos NoticeCast 用のデータベース とデータベース ユーザーの作成

このタスクは Cognos Series 7 Alerts/Notifications をインス トールしている場合にのみ当てはま ります。 この製品をインス トールしていない場合は、 タスクを実行する必要はあ り ません。 次のセクシ ョ ンに進んでください。

Microsoft SQL Server を使用している場合は、 セキュ リ ティ プロパティが、 Cognos NoticeCast データ ス ト アを保存するデータベース インスタンスに対して SQL Server および Windows 認証に設定されているこ とを確認する必要があ り ます。 これらの設定は、 すべての Windows オペレーティング システムで使用します。 Cognos NoticeCast では JDBC を使用してデータ ス ト アに接続するため、 デフォルトの Microsoft Windows 認証では不十分です。 そのため、 データ スト アにログオンしたと きに接続不能メ ッセージが表示されるこ とがあ り ます。 詳細については、 Microsoft の Web サイ ト を参照して ください。

UNIX での Directory Server のインス トール

Sun Java System Directory Server (以前の Sun ONE Directory Server) のインス トールは、 すべての Cognos Series 7 製品に適用されます。 Sun Java System Directory Server は、 Windows または UNIX にインス トールできます。 いずれかのプラ ッ ト フォームへのインス トールについては、『Cognos Series 7 Supplementary Software インス トール ガイ ド』 を参照して ください。

Sun Java System Directory Server の代わりに Windows Active Directory を使用する場合は、 「その他の製品とサービス」 (p. 169) を参照して ください。

ディ レク ト リ サーバーを既にインス トールしている場合は、 Sun Java System Directory Server をインス トールする必要はあ り ません。 代わりに、 既存のディ レク ト リ サーバーを使用するように Cognos Series 7 製品を設定できます。 詳細については、 「Cognos コンポーネン トのインストール」 (p. 67) を参照して ください。

Cognos Series 7 UNIX コンポーネン トのインス トール

Cognos 製品は、 Cognos Series 7 に付属の CD からインス トールします。

UNIX に Cognos Series 7 を完全にインス トールするには、 UNIX と Windows の両方にコンポーネン ト をインス トールする必要があ り ます。

注- Cognos Series 7 製品は任意の順序でインス トールできます。

インス トール ガイ ド 65

Page 66: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 5 章 : デフォルト設定を使用した UNIX コンポーネン トのインス トール

プロセスの停止

Cognos コンポーネン ト をインス トールするたびに、 1 つ以上の Cognos プロセスが開始します。Cognos の別のコンポーネン ト をインス トールまたはアンインス トールする前には、 Cognos プロセスをすべて停止する必要があ り ます。

手順

1. Configuration Manager を実行するには、 “<インス トール場所> /bin” ディ レク ト リに移動します。 “<インス トール場所>” は、 Cognos ソフ ト ウェアをコピーした場所です。

2. 「configure」 と入力します。 コマンド ラ イン プロンプ ト “configcp-->” が表示されます。

3. 1 つ以上のプロセスを停止します。

- すべてのプロセスを同時に停止するには、 「stop <コンピュータ名>」 と入力します。<コンピュータ名>の部分には、 ローカル コンピュータの名前を入れます。 停止するプロセス数によって異なり ますが、 この処理には数分かかる場合があ り ます。

- 特定のプロセスを停止するには、 そのプロセスを含むオブジェク ト階層の場所に移動して、 「stop」 と入力します。

HP-UX での Rock Ridge 拡張のサポート

HP-UX 用の Cognos CD は、 Rock Ridge ファ イル システムでフォーマッ ト されています。HP-UX へのインス トールを確実に行うには、 次の説明に従ってルート ユーザーと して CD-ROM ド ラ イブをマウン トする必要があ り ます。 CD-ROM ド ラ イブが正し くマウン ト されていない場合は、 インス トールされたファイルに正しいファイル権限が割り当てられず、 インス トールが失敗します。

手順

1. 使用しているパスに pfs_mount ディレク ト リ を追加します。

たとえば、 次のよ うに入力します。PATH=/usr/sbin/:$PATHexport PATH

2. 必要な NFS デーモンを開始してバッ クグラウンドで実行するには、 「bg pfs_mountd」 と入力し、 次に 「bg pfsd」 と入力します。

3. ド ラ イブをマウン トするには、「pfs_mount -t rrip < デバイス >< マウン トするディ レク ト リ > -o xlat=unix」 と入力します。

たとえば、 次のよ うに入力します。pfs_mount /dev/dsk/c0t2d0 /cdrom -o xlat=unix

これで、 このド ラ イブから Cognos CD を使用し、 ルート ユーザー以外と してインス トールを行えるよ うにな り ます。

4. インス トールが完了したら、 「pfs_umount /cdrom」 と入力し、 pfsd デーモンと pfs_mountd デーモンを終了して CD-ROM ド ラ イブのマウン ト を解除します。

66 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 67: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 5 章 : デフォルト設定を使用した UNIX コンポーネン トのインス トール

Cognos コンポーネン トのインス トール

複数の Cognos 製品のデフォルト インス トールは、 次の 2 つの方法で実行できます。

- 次に示す手順を実行して、 ファ イルがコピーされたら Configuration Wizard を終了してから次の CD のコンポーネン ト をインス トールし、 複数の Cognos 製品のデフォルト インストールを完了する (推奨)。 後の CD からのインス トールが完了したら、 すべての製品に対して一度にすべてのデフォルト設定を適用し、 サービスを開始するこ とができます(p. 57)。 このオプシ ョ ンでは、 初にすべての製品のすべてのファイルをコピーした後、すべての製品に対して一度にデフォルト設定を適用し、 サービスを開始します。

- 各 CD につき 1 回ずつ次に示す手順を実行し、 Configuration Wizard を使用してコンポーネン トのインス トール後毎回デフォルト設定を適用する。 次の CD をインス トールする前にサービスを停止しなければならない場合があ り ます。 このオプシ ョ ンでは、 一度に 1 つの製品に対してすべてのファイルをコピーし、 コンポーネン トにデフォルト設定を適用し、サービスを開始します。

手順

1. システム要件や、 準備タスクを完了しているかど うかなど、 すべての必要条件を再確認します。

2. 必要な Cognos CD を用意します。

3. UNIX コンピュータに、 使用する UNIX システムに応じた Cognos CD を挿入します。 注 : HP-UX にインス トールする場合は、 Rock Ridge 拡張をサポートするために CD ド ラ イブをマウン トする必要があ り ます。 前のセクシ ョ ンを参照して ください。

4. 「./install」 と入力して、 インス トールを開始します。 [インス トール手順] ページが表示されます。

5. インス トール ウ ィザードを開始するには、 「2」 を入力します。 [サイズ要件] ページに、 製品のインス トールに必要な推奨サイズ要件が示されます。

6. 使用するシステムがこの推奨サイズ要件を満たしている場合は、 Enter キーを押して処理を続行します。

7. インス トール ウ ィザードの [よ う こそ] ページで、 メ ッセージを読んだ後、 Enter キーを押して処理を続行します。

ヒ ン ト : 項目の選択と ウ ィザード ページ間の移動について別の方法を確認するには、 操作のヒン ト を参照します。

8. [ソフ ト ウェア使用許諾契約] ページで契約内容を確認し、 Tab キーを押して [はい] オプシ ョ ンに移動し、 Space キーを押して契約内容に同意します。

ヒ ン ト : ウ ィザードの次のページに移動するには、 Tab キーを押して [次へ] オプシ ョ ンに移動し、 Enter キーを押します。 項目を選択するには、 Tab キーを押してそのオプシ ョ ンに移動し、 Space キーを押します。

9. [インス トール タイプ] ページで、 [デフォルト ] を選択します。

10. [文字セッ トの選択] ページで、 必要な一連のロケールを選択します。

11. [言語の選択] ページで、 必要な言語を選択します。

12. [インス トール先のパス] ページで、 デフォルト インス トール パスをそのまま使用するか、 または変更します。

[インス トールの概要] ページが表示され、 デフォルトでインス トールされるすべてのコンポーネン トが一覧表示されます。

13. Enter キーを押して、 コンポーネン ト をインス トールします。

これによ り、 コンピュータのインス トール場所に、 必要なファ イルがコピーされます。

Configuration Manager が実行されているこ とを示すメ ッセージが表示された後、Configuration Wizard が起動します。

インス トール ガイ ド 67

Page 68: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 5 章 : デフォルト設定を使用した UNIX コンポーネン トのインス トール

14. [Configuration Wizard へよ う こそ] ページで、 次のいずれかの操作を行います。

- [キャンセル] を選択します。 このオプシ ョ ンを選択する と、 この時点でコンポーネントの設定は行わず、 インス トールを終了します。 コンポーネン トのインス トールが完了したら、 インス トール後に Configuration Manager を開始してコンポーネン ト を設定し、 設定を適用してサービスを開始できます。 複数の製品をインス トールする場合は、このオプシ ョ ンを使用するこ とを推奨します。

- 注 : 2 つのディレク ト リ サーバーを使用して異なるバージ ョ ンの Cognos Series 7 製品を個別に実行している場合は、 新しいディ レク ト リ サーバーの設定時に異なるポートを使用しているこ とを確認して ください。

- [次へ] を選択します。 このオプシ ョ ンを選択する と、 Configuration Wizard を使用して、 既存のディレク ト リ サーバーを使用している場合に特定のプロパティ を変更できます。 Configuration Wizard で、 その他のデフォルト設定と共に変更内容が適用され、サービスが開始されます。

15. [次へ] を選択して Cognos コンポーネン ト を既存のディ レク ト リ サーバーで使用するよ うに設定する場合は、 次の操作を行います。

- [Configuration Wizard へよ う こそ] ページで、 「n」 を入力するか、 Enter キーを押します。

- [認証ソース] ページで、 [ディ レク ト リ サーバー] オプシ ョ ンの横の数字を入力し、「n」 を入力するか、 Enter キーを押します。

- [Configuration Wizard へよ う こそ] ページで、 「n」 を入力するか、 Enter キーを押します。

- [認証ソース] ページで、 [ディ レク ト リ サーバー] オプシ ョ ンの横の数字を入力し、「n」 を入力するか、 Enter キーを押します。

- [ディ レク ト リ サーバーの認証] ページで、 次に示すプロパティのデフォルト設定を変更するには、 横の数字を入力してプロパティ を選択し、 Enter キーを押します。 新しい値の入力を求めるプロンプ トが表示されたら、 プロパティの新しい値を入力し、Enter キーを押します。 新しい値を入力する前にデフォルト設定を削除して ください。

- [コンピュータ]。 ディ レク ト リ サーバーがインス トールされているコンピュータの名前または IP アド レスです。

- [ポート ]。 ディ レク ト リ サーバーに接続するポート番号です。 デフォルトのポートは「1389」 です。

- [基本識別名]。 ディ レク ト リ ツ リーの 初のエン ト リになる識別名 (DN) です。 この下に使用するデータのディ レク ト リ構造を作成します。 Sun Java System Directory Server に使用されるデフォルトの DN は、 「o= <組織名>、 c= <国コード>」 です。

- [デフォル ト ネームスペース]。 デフォル ト ディ レク ト リ サーバーのネームスペースの名前です。 デフォルトのネームスペース名は 「default」 です。

- ディレク ト リ サーバーの設定で必要な変更を加えたら、 Enter キーを押します。

- ディレク ト リ サーバーの設定を求めるプロンプ トが表示されたら、 横の数字を入力して [いいえ] を選択し、 Enter キーを押します。 Cognos 製品で使用するディ レク ト リ サーバーは既に設定されています。

- [サーバー環境を設定] ページで、 Enter キーを押して [デフォル ト設定] を選択します。

- Configuration Wizard を閉じるには、 「f」 を入力して [終了] を選択します。

コンポーネン トの設定方法の詳細については、 『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』を参照して ください。

16. [終了] ページで、 [終了] を選択します。

17. Enter キーを押して続行します。

18. 「99」 と入力して、 インス トール ウ ィザードを閉じます。

68 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 69: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 5 章 : デフォルト設定を使用した UNIX コンポーネン トのインス トール

注- Cognos NoticeCast Server の場合は、 [Open Configuration Manager to Customize Component

Configurations] オプシ ョ ンを示すプロンプ トが表示されます。 Cognos NoticeCast Server は NoticeCast データ ス ト アに使用するデータベースのタイプを特定できないため、 自動的に設定されません。 [終了] を選択した後、 NoticeCast の設定を続行する必要があ り ます。 手順については、 「Cognos Series 7 Alerts/Notifications の設定の完了」 (p. 72) を参照して ください。

Cognos Series 7 のインス トールを完了するには、 Windows コンポーネン ト も インス トールする必要があ り ます。 これについては次の章 (p. 77) で説明します。 まず次の手順を完了して ください。

UNIX インス トールの終了

インス トールを完了するには、 次のタスクに進みます。 - Cognos Series 7 OLAP および Cognos Series 7 Alerts/Notifications に対して Web サーバーを設

定する (必須)。

- Cognos Series 7 Alerts/Notifications に対して Cognos NoticeCast の設定を完了する (必須)。

Web サーバーの設定

以前にインス トールしたいずれかのサポート対象 Web サーバーを、 Cognos 製品と と もに使用するために設定する必要があ り ます。 Web サーバーを設定するには、 Cognos 製品の HTML および Web ファ イルが保存されているディ レク ト リに対して、 仮想ディ レク ト リ (Web の別名)を設定する必要があ り ます。 また、 “default.htm” を Web サーバーのデフォルト ドキュ メ ン トと して設定するこ と も必要です。

次の表の 「別名」 列に示す仮想ディレク ト リは、 すべての Web サーバーに必要です。 別名の「cognos」 の代わりに異なる名前を使用できます。 この場合でも、 別名の 2 つ目の部分には「cgi-bin」 と 「help」 を使用する必要があ り ます。 たとえば、 “your_name/cgi-bin” と“your_name/help” のよ うにな り ます。 「場所」 列の<インス トール場所>を Cognos 製品をインス トールした場所に置き換えます。 デフォルトの<インス トール場所>は “/usr/cognos/cer3”です。

次の手順では、 新しい Web の別名を作成します。 既存のインス トールについて Web の別名を変更するには、 『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』 を参照して ください。 また、 Web 製品でデフォルトの CGI プログラムの代わりに NSAPI などの代替ゲート ウェイを使用している場合は、 『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』 を参照して ください。

別名 場所 権限

cognos <インス トール場所> /webcontent 読み取り

cognos/cgi-bin <インス トール場所> /cgi-bin 実行

cognos/help <インス トール場所>/documentation

読み取り

インス トール ガイ ド 69

Page 70: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 5 章 : デフォルト設定を使用した UNIX コンポーネン トのインス トール

Apache 2.0 の設定手順

1. “< Apache インス トール ディレク ト リ> /conf” ディ レク ト リに移動し、 テキス ト エディタで “httpd.conf” ファ イルを開きます。

2. 次の情報をファイルの終わりに追加して、 “cgi” ディ レク ト リ を作成します。

ScriptAlias /cognos/cgi-bin "<インストール場所> /cgi-bin"

<Directory "<インストール場所> /cgi-bin">AllowOverride NoneOptions None</Directory>

3. 次の情報をファイルの終わりに追加して、 ドキュ メン ト ディ レク ト リ を作成します。

Alias /cognos/help "<インストール場所> /documentation"

<Directory "<インストール場所> /documentation">Options NoneAllowOverride NoneOrder Allow,DenyAllow from All</Directory>

Alias /cognos "<インストール場所> /webcontent"

<Directory "<インストール場所> /webcontent">Options NoneAllowOverride NoneOrder Allow,DenyAllow from All</Directory>

4. “httpd.conf” フ ァ イルを保存して閉じます。

5. Web サーバーを再起動します。

IBM HTTP Web Server 2.0 の設定手順

1. “< IBM HTTP インス トール ディレク ト リ> /conf” ディ レク ト リに移動し、 テキス ト エディ タで “httpd.conf” フ ァ イルを開きます。

2. 次の情報をファイルの終わりに追加して、 “cgi” ディ レク ト リ を作成します。

ScriptAlias /cognos/cgi-bin "<インストール場所> /cgi-bin"

<Directory "<インストール場所> /cgi-bin">AllowOverride NoneOptions None</Directory>

70 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 71: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 5 章 : デフォルト設定を使用した UNIX コンポーネン トのインス トール

3. 次の情報をファイルの終わりに追加して、 ドキュ メン ト ディ レク ト リ を作成します。

Alias /cognos/help "<インストール場所> /documentation/"

<Directory "<インストール場所> /documentation/">Options NoneAllowOverride NoneOrder Allow,DenyAllow from All</Directory>

Alias /cognos "<インストール場所> /webcontent/"

<Directory "<インストール場所> /webcontent/">Options NoneAllowOverride NoneOrder Allow,DenyAllow from All</Directory>

4. “httpd.conf” フ ァ イルを保存して閉じます。

5. Web サーバーを再起動します。

Sun Java System Web Server 6.1 の設定手順

1. [Administration サーバー] にログオンします。

2. Web サーバーを選択して [Manage] をク リ ッ ク します。

3. 右上隅にある [Class Manager] リ ンクをク リ ッ ク します。

4. ドキュ メ ン ト ディレク ト リ を設定するには、 [Content Mgmt] タブをク リ ッ ク して、 左側の [Additional Document Directories] をク リ ッ ク します。

5. [URL Prefix] ボッ クスに 「cognos」 と入力します。

6. [Map To Directory] ボッ クスに “<インス トール場所> /webcontent” ディ レク ト リの完全パスを入力します。

7. [OK] をク リ ッ ク し、 も う一度 [OK] をク リ ッ ク します。

8. [URL Prefix] ボッ クスに 「cognos/help」 と入力します。

9. [Map To Directory] ボッ クスに “<インス トール場所> /documentation” ディ レク ト リの完全パスを入力します。

10. [OK] をク リ ッ ク し、 も う一度 [OK] をク リ ッ ク します。

11. 右上隅にある [Apply] リ ンクをク リ ッ ク し、 変更を適用します。

12. Web サーバーを再起動するかど うかを選択します。

13. CGI ディ レク ト リ を設定するには、 [Programs] タブをク リ ッ ク します。

14. [URL Prefix] ボッ クスに 「cognos/cgi-bin」 と入力します。

15. [CGI Directory] ボッ クスに “<インス トール場所> /cgi-bin” フォルダの完全パスを入力します。

16. [OK] をク リ ッ ク し、 も う一度 [OK] をク リ ッ ク します。

17. 右上隅にある [Apply] リ ンクをク リ ッ ク し、 変更を適用します。

18. Web サーバーを再起動するかど うかを選択します。

19. “default.htm” をデフォルト ドキュ メン ト と して設定するには、 [Content Mgmt] タブをクリ ッ ク し、 [Document Preferences] をク リ ッ ク します。

20. [Index Filenames] ボッ クスで、 “default.htm” を一覧に追加します。

21. [OK] をク リ ッ ク し、 も う一度 [OK] をク リ ッ ク します。

インス トール ガイ ド 71

Page 72: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 5 章 : デフォルト設定を使用した UNIX コンポーネン トのインス トール

22. 右上隅にある [Apply] リ ンクをク リ ッ ク し、 変更を適用します。

23. Web サーバーを再起動するかど うかを選択します。

Cognos Series 7 Alerts/Notifications の設定の完了

Cognos Series 7 Alerts/Notifications をインス トールしていない場合は、 このセクシ ョ ンの手順を実行する必要はあ り ません。

インス トールの準備 (p. 65) では、NoticeCast データ ス ト アにアクセスするためのデータベース ユーザー ID とパスワードを作成しました。 こ こでは、 インス トールしたいくつかの NoticeCast コンポーネン ト を設定する必要があ り ます。

インス トールでは、 NoticeCast データ ス ト アに使用するデータベースのタイプ (Oracle、 DB2、Microsoft SQL Server、 または Informix) や、 ユーザーが使用する メール サーバーなどの情報を自動的に特定できないため、 Cognos NoticeCast の設定は完了しません。

この場合、 適切なコンピュータで Configuration Manager を実行して次の設定を行います。Configuration Manager の使用方法の詳細については、 『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』を参照して ください。

NoticeCast サーバーの設定

デフォルト インス トールでは、 NoticeCast データ ス ト アに使用するデータベースのタイプ(Oracle、 DB2、 Informix、 または Microsoft SQL Server) や、 ユーザーが使用する メール サーバーを特定できないため、 Cognos NoticeCast の設定は完了しません。 Configuration Manager を使用して次の設定を行います。 Configuration Manager の使用方法の詳細については、『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』 を参照して ください。

NoticeCast サーバーを起動する前に、 次のこ とを行う必要があ り ます。

- 通知の送信に使用されている メール サーバーの情報を指定する

- NoticeCast データ ス ト アに使用されているサードパーティ データベースの情報を指定する

- NoticeCast データ ス ト アを作成する

NoticeCast サーバーの設定手順

1. Cognos Series 7 Alerts/Notifications がインス トールされているコンピュータの “<インストール場所> /bin” フォルダに移動します。

2. 「configure」 と入力します。 プロンプ トが “configcp ->” に変わり、 Configuration Manager を使用しているこ とが示されます。

3. 「select "Cognos NoticeCast.NoticeCast Server.Mail Server"」 と 1 行で入力します。

4. 「ls」 と入力し、 プロパティ と現在の値を確認します。

5. 次のコマンドを入力します。 <サーバー名>の部分には NoticeCast でメ ッセージの送信に使用する SMTP メール サーバーの名前を入れます。 set "SMTP Server Name"= <サーバー名>

6. 次のコマンドを入力します。 <ログイン名>の部分には電子メールの送信に必要なログイン名を入れます。

set "SMTP Login Name"= <ログイン名>

7. 「encrypt "SMTP Login Password"」 と入力します。 新しい値の入力を求めるプロンプ トが表示されます。

8. 電子メールの送信に必要なパスワードを入力します。

新しい値の確認を求めるプロンプ トが表示されます。

9. パスワードをも う一度入力します。

これでパスワードが変更されました。

72 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 73: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 5 章 : デフォルト設定を使用した UNIX コンポーネン トのインス トール

10. 次のコマンドを入力します。 <電子メール >の部分には Cognos NoticeCast メ ッセージの送信元と して表示される電子メール アドレスを入れます。

set "Email Address of Sender "= <電子メール>

こ こでは信頼できる電子メール アドレスを使用し、 NoticeCast 管理者がこのアドレスを監視できるよ うにするこ とを推奨します。 これによ り、 受信者からの返信が適切に処理されます。

NoticeCast データ ス ト アの設定手順

注 : NoticeCast データ ス ト アの設定値を記録しておいてください。 この情報は Windows コンピュータにインス トールした NoticeCast コンポーネン ト を設定する際に必要になり ます。

1. Oracle、 Informix、 または DB2 を NoticeCast データ ス ト アに使用している場合は、 データベースの JDBC ド ライバ ファ イルを “<インス トール場所> /bin” フォルダにコピーします。 注 : Microsoft SQL Server データベースを使用している場合は、 デフォルトで適切な場所に“JSQLConnect.jar” フ ァ イルがインス トールされます。

2. 「select "Cognos NoticeCast.NoticeCast Data Store.General"」 と 1 行で入力します。 ヒ ン ト : Configuration Manager では、 設定階層にあるオブジェク ト名の自動入力機能がサポート されています。 オブジェク ト名の 初の 2 ~ 3 文字を入力して Esc キーまたは Tab キーを押すと、 Configuration Manager によ り、 入力内容と候補オブジェク ト名が比較されます。 一致するものが 1 つのみの場合は、 そのオブジェク ト名が自動的に入力されます。一致するものが複数ある場合は、 オブジェク ト名の一覧が表示され、 次に共通のプレフ ィ ッ クスがある場合はプレフ ィ ッ クスの一覧が表示されます。

3. 「ls」 と入力し、 プロパティ と現在の値を確認します。

4. Microsoft SQL Server を NoticeCast データ ス ト アと して使用している場合は、 この手順を省略できます。

Microsoft SQL Server 以外を使用する場合は、 データ ス ト アの接続設定を記述しているファ イルの名前を次のよ うに設定します。

- Oracle の場合 :「set "Data Store Connection File"=ora_connection.conf」 と入力します。

- DB2 の場合 :「set "Data Store Connection File"=db2_connection.conf」 と入力します。

- Informix の場合 :「set "Data Store Connection File"=ifx_connection.conf」 と入力します。

5. 「select ..」 と入力して、 NoticeCast データ ス ト アに戻り ます。

6. 「ls」 と入力して、 データ ス ト アのデータベース設定の一覧を確認します。

7. データ ス ト ア設定を選択するには、 次の手順に従います。

- Oracle の場合 : 「select "Oracle Data Store Configuration"」 と入力します。

- DB2 の場合 :「select "DB2 Data Store Configuration"」 と入力します。

- Microsoft SQL Server の場合 :「select "Microsoft SQL Server Data Store Configuration"」 と入力します。

- Informix の場合 :「select "Informix Data Store Configuration"」 と入力します。

8. 「ls」 と入力し、 プロパティ と現在の値を確認します。

インス トール ガイ ド 73

Page 74: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 5 章 : デフォルト設定を使用した UNIX コンポーネン トのインス トール

9. 次に示すデフォルトのド ラ イバを使用している場合は、 この手順を省略できます。

- Microsoft SQL Server の場合 : “JSQLConnect.jar”

- Oracle データベースの場合 : “classes12.zp”

- DB2 データベースの場合 : “db2java.zip”

- Informix データベースの場合 : “ifxjdbc.jar”デフォルト以外のド ライバを使用する場合は、 次のコマンドを入力します。 <ド ラ イバ名>の部分には NoticeCast データ ス ト アへの接続に使用する JDBC ド ラ イバの内部名を入れます。 この値は、 JDBC ド ラ イバのマニュアルを参照して入力して ください。

set "JDBC Driver Name"= <ド ライバ名>

10. 次のコマンドを入力します。 < URL >の部分には JDBC ド ラ イバで NoticeCast データ スト アの場所の特定に使用する接続文字列を入れます。

set "Database URL"= < URL >

< URL >の部分には使用しているデータベースを入れます。

- Oracle をデータ ス ト アと して使用している場合は、「jdbc:oracle:thin:@ < OracleServer > : <ポート番号> : < SID >」 と入力します(例 : jdbc:oracle:thin:@OracleServer:1521:ORCL)。

- Microsoft SQL Server をデータ ス ト アと して使用している場合は、「jdbc:JSQLConnect:// < dbServerName > / < NCDataStoreName >」 と入力します。

- DB2 をデータ ス ト アと して使用している場合は、「jdbc:DB2:// < DB2ServerName > : <ポート番号> / < NCDataStoreName >」 と入力します。

- Informix をデータ ス ト アと して使用している場合は、「jdbc:informix-sqli:// < ServerName > : <ポート番号> / < NCDataStoreName >」 と入力します(例 : jdbc:informix-sqli://ServerName:1906/dbName:informixserver=InformixServerName)。

11. 次のコマンドを入力します。 <ログオン ID >の部分には NoticeCast データ ス ト アにログオンするために NoticeCast サーバーで使用されるユーザー名を入れます。

set "Data Store Logon ID"= <ログオン ID >

12. 「encrypt "Data Store Logon Password"」 と入力します。 新しい値の入力を求めるプロンプ トが表示されます。

13. NoticeCast データ ス ト アにログオンするために NoticeCast サーバーで使用されるパスワードを入力します。

新しい値の確認を求めるプロンプ トが表示されます。

14. パスワードをも う一度入力します。

これでパスワードが変更されました。

74 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 75: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 5 章 : デフォルト設定を使用した UNIX コンポーネン トのインス トール

15. 次のコマンドを入力します。 <ディ レク ト リおよびファ イル名>の部分には NoticeCast データ ス ト アへの接続に使用される JDBC ド ラ イバのディ レク ト リ と ファ イル名、 <データベース>の部分には NoticeCast データ ス ト アに使用するデータベースのタイプを入れます。

set " <データベース> JDBC Driver File"= <ディ レク ト リおよびファイル名>

- Microsoft SQL Server データベースで “JSQLConnect.jar” を使用している場合は、 [MS SQL JDBC Driver File] プロパティで既に JDBC ド ラ イバ ファ イルのデフォルトのディレク ト リが指定されています。

- Oracle のデフォルトの JDBC ド ラ イバを使用している場合は、 [Oracle JDBC Driver File] プロパティで“<インス トール場所> /bin/classes12.zip” が指定されています。

- DB2 のデフォルトの JDBC ド ラ イバを使用している場合は、 [DB2 JDBC Driver Files]プロパティで“<インス トール場所> /bin/db2java.zip” が指定されています。

- NoticeCast データ ス ト アでデフォルトの JDBC ド ラ イバ以外を使用している場合は、[database JDBC Driver File] プロパティで JDBC ド ラ イバのマニュアルに記載されている値が指定されているこ とを確認して ください。

- Informix のデフォルトの JDBC ド ラ イバを使用している場合は、 [Informix JDBC Driver Files] プロパティで “<インス トール場所> /bin/ifxjdbc.zip” が指定されています。

16. 「select ..」 と入力して、 NoticeCast データ ス ト アに戻り ます。

NoticeCast データ ス ト アの作成手順

1. 「select General」 と入力します。

2. 「ls」 と入力し、 プロパティ と現在の値を確認します。

3. 新しいデータ ス ト アを作成するには、「set "Data Store Administration Action"=install」 と入力します。 ヒ ン ト : describe コマンドを使用して、 設定プロパティの説明を確認できます。

4. 「select ..」 と入力して、 NoticeCast サーバー レベルに戻り ます。

5. 「apply」 と入力して、 NoticeCast サーバー設定を適用し、 データ ス ト アを作成します。

注 : 変更を適用する前に、 Access Manager が設定され、 ディ レク ト リ サーバー用のサービスを含む関連サービスが実行されているこ とを確認して ください。

6. 「start」 と入力して、 NoticeCast プロセスを起動します。

これで NoticeCast サーバーが設定されプロセスが起動しました。 Cognos NoticeCast のインストールを完了するには、 Windows コンポーネン ト をインス トールして設定して ください。

さ らに作業するにはCognos Series 7 UNIX コンポーネン トのデフォルト インス トールが完了しました。 すべてのインス トールを終了するには、 Windows コンポーネン ト をインス トールする必要があ り ます(p. 77)。

インス トール ガイ ド 75

Page 76: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 5 章 : デフォルト設定を使用した UNIX コンポーネン トのインス トール

76 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 77: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 6 章 : Windows コンポーネン トのインス トール

本章には、 UNIX インス トールを完了するための Windows コンポーネン トのインス トールとアップグレードに使用する情報のみが記載されています。

Cognos Series 7 で提供される Windows コンポーネン トは、 すべてのコンポーネン ト用の管理ツールと、 次に示すコンポーネン トです。

- PowerPlay Transformer Edition 用 Cognos PowerPlay Transformer Edition ク ラ イアン ト

- PowerPlay Enterprise Server 用 PowerPlay User

Cognos Series 7 を完全にインス トールするには、 UNIX コンピュータ と Windows コンピュータの両方にコンポーネン ト をインス トールする必要があ り ます。 本書では、 コンポーネン トが UNIX と Windows の両方で利用できる場合に、 UNIX へのインス トールを選択するものと想定しています。 ただし、 混在インス トールもサポート されています。 ゲート ウェイなどのサーバー コンポーネン トは、 UNIX と Windows が混在したプラ ッ ト フォームに配置するこ とができます。 このタイプのインス トールには、 本書および 『Cognos Series 7 Version 3 インス トール ガイ ド (Windows)』 の情報が必要です。

次の章を参照して ください。

- UNIX コンポーネン ト をインス トールする場合は、 「デフォル ト設定を使用した UNIX コンポーネン トのインス トール」 (p. 59) または 「UNIX コンポーネン トの分散インス トール」 (p. 39) を参照。

- 現在のバージ ョ ンの Cognos 製品を 7.3 にアップグレードするには、 「アップグレードの手順」 (p. 115) および 「アップグレードのためのソフ ト ウェアのインス トール」 (p. 85) を参照。場合によっては、 Cognos Series 7 のインス トール前にいくつか作業を完了しておく必要があ り ます。

次のチェッ ク リ ス トは、 インス トールを完了するためのタスクの確認に使用できます。 この章では、 次の各タスクで行う手順を説明します。

❑ システム要件を確認する

❑ インス トールを準備する

❑ 各 CD をインス トールする

❑ インス トールを完了する

システム要件の確認Cognos Series 7 をインス トールする前に、 インス トール先のコンピュータがソフ ト ウェアおよびハードウェアの要件を満たしているこ とを確認して ください。

Cognos 製品でサポート されているソフ ト ウェア環境の 新リ ス トについては、 Cognos サポート サイ ト (http://cognos.com/jp/) を参照して ください。 サポート サイ トには、 オペレーティング システム、 システム要件、 パッチ、 Web ブラウザ、 Web サーバー、 ディ レク ト リ サーバー、データベース サーバー、 OLAP サーバーなどの情報があ り ます。

Windows インス トールの準備

インス トールを始める前に、 現在実行しているすべてのプログラムを終了するこ とを推奨します。 これによ り、 インス トール プログラムによって、 すべての必要なファイルがよ り確実にコンピュータにコピーされるよ うにな り ます。

インス トール ガイ ド 77

Page 78: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 6 章 : Windows コンポーネン トのインス トール

すべての Cognos サービスは、 「Cognos」 などの同一ユーザーと してインス トールおよび実行するこ とを推奨します。

管理者権限の確認

インス トールする場合、 インス トール先の Windows コンピュータの管理者権限を持っているかど うかを事前に確認する必要があ り ます。 管理者権限がない場合は、 システム管理者に連絡し、 コンピュータの管理者グループに追加するよ うに依頼して ください。

TEMP システム変数の作成

インス トールする場合、 一時ファイルを格納するフォルダを指定する TEMP システム環境変数がコンピュータに設定されているこ とを事前に確認します。 インス トール時には、 CD のファイルが一時的にこのフォルダにコピーされます。

Cognos Series 7 Windows コンポーネン トのインス トール

Windows コンポーネン トは、 Cognos Series 7 に付属の CD からインス トールします。 Cognos Series 7 を完全にインス トールするには、 UNIX と Windows の両方にコンポーネン ト をインストールする必要があ り ます。 UNIX コンポーネン トのインス トールについては、 「デフォルト設定を使用した UNIX コンポーネン トのインス トール」 (p. 59) または 「UNIX コンポーネン トの分散インス トール」 (p. 39) を参照して ください。 UNIX コンポーネン トのアップグレードについては、 「アップグレードのためのソフ ト ウェアのインス トール」 (p. 85) を参照して ください。

- 注 : 異なるコンピュータにコンポーネン ト をインス トールする場合は、 サーバーおよびクライアン ト コンポーネン トに同じロケールと文字セッ ト を選択する必要があ り ます。 ロケールと文字セッ トの設定がサーバー コンポーネン ト と ク ラ イアン ト コンポーネン トで異なっている と、 データの一貫性が保たれないこ とがあ り ます。

サービスの停止

他の Cognos 製品がインス トールされている場合は、 他の Cognos コンポーネン ト をインス トールまたはアンインス トールする前に、 すべての Cognos サービスを停止する必要があ り ます。

手順

1. Configuration Manager を起動します。

2. [よ う こそ] ページの、 [開始] タブをク リ ッ ク します。

3. [現在の設定を開く] をク リ ッ ク します。

4. [Explorer] ウ ィ ンド ウの一番上で、 コンピュータ名をク リ ッ ク します。

5. [操作] メニューの [サービスを停止] をク リ ッ ク します。

コンピュータで実行されているすべての Cognos サービスが停止します。

Windows コンポーネン トのインス トール

この手順では、 [デフォルト ] インス トールを選択します。 インス トールで、 サンプルやマニュアルなどの特定の項目を選択して外す場合は、 [デフォル ト ] の代わりに [カスタム] も選択できます。

Windows コンピュータにインス トールするコンポーネン ト ご とに、 この手順を繰り返します。

Cognos NoticeCast Server をインス トールしている場合は、 多少手順が異な り ます。 手順 10 では Configuration Manager を開く よ うにプロンプ トが表示されますが、 この代わりに、 [コンポーネン トの設定を行わずにインス トール ウ ィザードを終了] を選択します。 NoticeCast サーバーの設定については、 次のセクシ ョ ンで説明します。

78 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 79: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 6 章 : Windows コンポーネン トのインス トール

手順

1. システム要件や、 準備タスク (ディ レク ト リ サーバーのインス トールを含む) を完了しているかど うかなど、 すべての必要条件を再確認します。

2. Cognos CD からインス トール メニューを開きます。

- CD を挿入する と、 インス トール メニューが表示されます。 リ ンクをク リ ッ ク して特定の製品をインス トールします。

- インス トール メニューが表示されない場合は、 CD のルート ディレク ト リにある“Setup.exe” をダブルク リ ッ ク します。

- ネッ ト ワークからインス トールする場合は、 管理者がインス トール ファ イルをコピーしたフォルダの “Setup.exe” をダブルク リ ッ ク します。

3. インス トール ウ ィザードの [よ う こそ] ページで、 メ ッセージを確認して [次へ] をクリ ッ ク します。

4. [使用許諾契約] ページで契約内容を確認して、 [同意する] をク リ ッ ク し、 [次へ] をクリ ッ ク します。

5. [ユーザー情報] に値を入力し、 [次へ] をク リ ッ ク します。

6. [セッ ト アップ方法の選択] ページで [デフォル ト ] をク リ ッ ク して、 [次へ] をク リ ッ クします。

7. [文字セッ トの選択] ページが表示された場合は、 必要なロケール セッ ト を選択して、 [次へ] をク リ ッ ク します。

8. [言語の選択] ページが表示された場合は、 使用する言語を選択して、 [次へ] をク リ ッ クします。

9. [インス トール先] ページで、 デフォルトのインス トール先のまま [次へ] をク リ ッ クするか、 コンポーネン トのインス トール先を変更して [次へ] をク リ ッ ク します。

10. 新しいフォルダを作成するプロンプ トが表示された場合は、 [はい] をク リ ッ ク します。

11. [シ ョー ト カッ ト フォルダ] ページで、 [次へ] をク リ ッ ク してすべての Cognos Series 7 製品がインス トールされるデフォルトのプログラム フォルダを使用するか、 フォルダを変更して [次へ] をク リ ッ ク します。

[インス トールの概要] が表示され、 デフォルトでインス トールされるすべてのコンポーネン トが一覧表示されます。

12. [次へ] をク リ ッ ク します。 これによ り、 ファ イルの転送が開始され、 ファ イルが CD からインス トール先にコピーされます。

13. [コンポーネン トの設定] ページで、 [コンポーネン ト をデフォルトの値で設定] オプシ ョンを選択します。 デフォルト インス トールを実行した場合は、 このオプシ ョ ンが事前に選択されています。 これは、 ファ イルの転送が成功し、 デフォルト値でのコンポーネン トの設定を続行できるこ とを表します。

注 : ファ イルの転送が正常に終了しなかった場合は、 [Configuration Manager を開いてコンポーネン トの設定をカスタマイズ] オプシ ョ ンが事前に選択されているこ とがあ り ます。詳細については、 付録 「 ト ラブルシューティング」 を参照して ください。

14. [次へ] をク リ ッ ク します。

Configuration Wizard が表示されます。

15. [次へ] をク リ ッ ク します。

インス トール ガイ ド 79

Page 80: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 6 章 : Windows コンポーネン トのインス トール

16. [認証ソース] ページで、 次のいずれかのオプシ ョ ンを選択します。

- [なし] - インス トールしている製品で認証ソースが必要ないと きに使用できます。

- [ディ レク ト リ サーバー] - 既存のディレク ト リ サーバーへの接続を設定するために使用します。 Configuration Wizard の次のページで、 [コンピュータ]、 [ポート ]、 [基本識別名]、 および [デフォルト ネームスペース名] のプロパティ設定を指定します。

- [LAE] - ローカル認証エクスポート (.lae) フ ァ イルを認証ソース と して選択するために使用します。 単一サーバー インス トールの実装またはデモ環境用に、 ディ レク ト リ サーバーではなく .lae ファ イルを使用するこ と もできます。 Configuration Wizard の次のページで、 [LAE ファ イル名] および [デフォル ト ネームスペース] のプロパティ設定を指定します。

17. [次へ] をク リ ッ ク して、 続いて表示されるページでデフォルト設定を使用します。

[サーバー環境を設定] ページでは、 デフォルト インス トールに適用可能な [デフォルト設定] が既に選択されています。

18. [終了] をク リ ッ ク します。

これによ り設定が開始され、 デフォルトの設定値でインス トールされたコンポーネン トが有効になり ます。

19. [OK] をク リ ッ ク して、 設定が正常に終了したこ とを確認します。

20. コンピュータの再起動を求めるプロンプ トが表示された場合は、 [はい] をク リ ッ ク します。

21. [終了] をク リ ッ ク して、 インス トール ウ ィザードを閉じます。

22. CD のインス トール メニューを閉じます。

注 : インス トール中に問題が発生した場合は、 Configuration Manager を起動して、 各種コンポーネン トのデフォルト設定を確認できます。 詳細については、 『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』 を参照して ください。

インス トールの完了Windows インス トールの残りの操作は、 このコンピュータの管理ツールで共通のセキュ リ ティを使用する場合に、 認証ソースを指定するこ とだけです。

Cognos Series 7 Alerts/Notifications をインス トールしている場合は、 サードパーティ製ソフ トウェアを含む、 すべてのコンポーネン ト を設定する必要があ り ます。 この設定は Cognos Series 7 Alerts/Notifications の実行前に完了する必要があ り ます。

認証ソースの指定

Cognos 製品で、 実行時にユーザー ID やパスワードなどのセキュ リ ティ情報に使用する認証ソースの情報を指定する必要があ り ます。

Cognos コンポーネン ト をインス トールしたすべてのコンピュータに対して、 このタスクを完了する必要があ り ます。 このタスクは、 Configuration Manager を使用していつでも実行できます。 詳細については、 『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』 を参照して ください。

使用するディ レク ト リ サーバーを識別するための情報は、 システム管理者から入手できます。

Cognos NoticeCast Administration の設定

Cognos Series 7 Alerts/Notifications をインス トールしていない場合は、 このセクシ ョ ンの手順を実行する必要はあ り ません。 「さ らに作業するには」 (p. 83) に進んでください。

80 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 81: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 6 章 : Windows コンポーネン トのインス トール

Configuration Manager を使用して、 NoticeCast Administration の次の設定を行います。 詳細については、 『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』 を参照して ください。

次の手順を開始する前に、 UNIX で NoticeCast サーバーを設定した際に記録したデータ ス ト アの設定値を入手しておいてください。 Windows にインス トールされている NoticeCast Administration のデータ ス ト ア設定値は、 UNIX にインス トールされている NoticeCast サーバーの設定に使用されている値と一致する必要があ り ます。

NoticeCast Administration の設定手順

1. Oracle、 DB2、 または Informix を NoticeCast データ ス ト アに使用している場合は、 データベースの JDBC ド ライバ ファ イルを “<インス トール場所> /bin” フォルダにコピーします。 注 : Microsoft SQL Server データベースを使用している場合は、 デフォルトで適切な場所に“JSQLConnect.jar” フ ァ イルがインス トールされます。

2. [スタート ] メニューから、 [プログラム]、 [Cognos Series 7 Version 3]、 [ツール]、[Configuration Manager] の順にク リ ッ ク します。

3. [開始] タブで、 [現在の設定を開く] をク リ ッ ク します。

Configuration Manager が開きます。

4. [Explorer] ウ ィ ンド ウで、 [Cognos NoticeCast] を展開します。

5. [NoticeCast Data Store] コンポーネン ト を展開します。

“Connection File”、 “General” カテゴ リの他に、 サポート されるデータベースのタイプに対応する 4 つのデータ ス ト ア カテゴ リが表示されます。

6. “Connection File” カテゴ リ をク リ ッ ク します。

[Connection File - プロパティ] ウ ィ ンド ウに、 このカテゴ リに現在設定されているプロパティが表示されます。

7. [Data Store Connection File] プロパティで [値] ボッ クスをク リ ッ ク し、 NoticeCast データ ス ト アに適切な接続ファイルを選択します。 たとえば、 Oracle データベースの場合は“ora_connection.conf” を選択します。

8. [Explorer] ウ ィ ンド ウで、 使用しているデータベースのタイプに適切なカテゴ リ をク リ ック します。 たとえば NoticeCast データ ス ト アに Oracle を使用している場合は、 [Oracle Data Store Configuration] をク リ ッ ク します。

インス トール ガイ ド 81

Page 82: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 6 章 : Windows コンポーネン トのインス トール

9. [Database URL] プロパティで、 URL 内のサーバー名の部分を NoticeCast データ ス ト アが配置されているサーバーの名前に変更します。 URL にはデフォルト ポート番号とデータベース ID も含まれていますが、 デフォルト値を使用している場合は変更の必要はあ り ません。 使用しているデータベースに応じて、 次のいずれかの設定を行います。

- [Oracle Data Store Configuration] の [Database URL] プロパティで、 < OracleServer >をデータベース サーバーの名前に変更します。 このと き、 UNIX の NoticeCast データ ス ト アの設定と同じ形式を使用します。 例 :jdbc:oracle:thin:@ < OracleServer > :1521:ORCL

- [Microsoft SQL Server Data Store Configuration] の [Database URL] プロパティで、 <dbServerName >をデータベース サーバーの名前に、 < NCDataStoreName >をデータベースの名前に変更します。 例 :jdbc:JSQLConnect:// < ServerName > / < NCDataStoreName >

- [DB2 Data Store Configuration] の [Database URL] プロパティで、 < DB2ServerName>をデータベース サーバーの名前に、 < NCDataStoreName >をデータベースの名前に変更します。 例 :jdbc:DB2:// < DB2ServerName > : <ポート番号> / < dbName >

- [Informix Data Store Configuration] の [Database URL] プロパティで、 < ServerName>をデータベース サーバーの名前に、 < dbName >をデータベースの名前に、 <InformixServerName >を Informix Server インスタンスの名前に変更します。 例 :jdbc:informix-sqli:// < ServerName > : <ポート番号> / < dbName > :informixserver=< InformixServerName >

10. [Data Store Logon ID] プロパティに、 NoticeCast ユーザーのユーザー ID を入力します。

11. [Data Store Logon Password] プロパティに、 NoticeCast ユーザーのパスワードを入力します。 プロンプ トが表示されたら、 パスワードを確認します。

12. [JDBC Driver File] プロパティの値を、 使用している ド ラ イバ ファ イルのディ レク ト リ と名前に変更します。

- Microsoft SQL Server データベースで “JSQLConnect.jar” を使用している場合は、 [MS SQL Server JDBC Driver File] プロパティで既に .jar ファ イルのデフォルトのディ レクト リが指定されています。

- Oracle のデフォルトの JDBC ド ラ イバを使用している場合は、 [Oracle JDBC Driver File] プロパティで“<インス トール場所> /bin/classes12.zip” が指定されています。

- DB2 のデフォルトの JDBC ド ラ イバを使用している場合は、 [DB2 JDBC Driver File]プロパティで“<インス トール場所> /bin/db2java.zip” が指定されています。

- Informix のデフォルトの JDBC ド ラ イバを使用している場合は、 [Informix JDBC Driver File] プロパティで“<インス トール場所> /bin/ifxjdbc.jar” が指定されています。

13. [Explorer] ウ ィ ンド ウで、 [Cognos NoticeCast] を選択します。

14. [操作] メニューの [選択項目を適用] をク リ ッ ク した後、 操作を確認します。

15. [Explorer] ウ ィ ンド ウで [Administration] コンポーネン ト を展開し、 [NoticeCast Administration] コンポーネン ト を展開します。

16. “NoticeCast Administration” カテゴ リ を選択します。

[プロパティ] ウ ィ ンド ウに、 このカテゴ リに現在設定されているプロパティが表示されます。

17. [NoticeCast Server Name] プロパティの [値] ボッ クスをク リ ッ ク し、 NoticeCast サーバーが実行されているコンピュータの名前を入力します。

18. [Explorer] ウ ィ ンド ウで、 [NoticeCast Administration] コンポーネン ト を選択します。

82 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 83: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 6 章 : Windows コンポーネン トのインス トール

19. [操作] メニューの [選択項目を適用] をク リ ッ ク した後、 操作を確認します。

この操作によ り、 コンピュータで新しい設定が行われます。

さ らに作業するにはこれで、 Windows コンポーネン トのインス トールが完了しました。 Cognos Series 7 製品の使用を開始する前に、 デフォルトのインス トール方法 (p. 59)、 コンポーネン トの分散 (p. 39)、 またはアップグレードのいずれかによ り、 UNIX コンポーネン ト をインス トールする必要があ り ます。

すべてのコンポーネン トが設定されたら、 コンポーネン ト をテス ト して、 各コンポーネン トが正常に機能し、 相互に通信できるこ とを確認します。 テス トの説明については、 「インス トールのテス ト 」 (p. 107) を参照して ください。

インス トール ガイ ド 83

Page 84: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 6 章 : Windows コンポーネン トのインス トール

84 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 85: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 7 章 : アップグレードのためのソフ ト ウェアのインス トール

本章には、 以前のバージ ョ ンの Cognos Series 7 から ソフ ト ウェアをアップグレードするために必要な情報のみが記載されています。 Series 7 よ り前のバージ ョ ンからアップグレードする場合、 初に、 少なく と もバージ ョ ン 7.0 にアップグレードする必要があ り ます。

ソフ ト ウェアをアップグレード しない場合は、 すべてのコンポーネン トのデフォルト インストールを実行し (p. 59)、 標準デフォルト設定を使用するよ うにコンポーネン ト を設定できます。 また、 必要なコンポーネン トだけをインス トールして (p. 39)、 必要な設定を行う こ と もできます。

アップグレードを行う場合は、 あらかじめ計画を立てるこ とが非常に重要です。 初にアップグレードの概略図を作成するこ とを推奨します。 Cognos Series 7 製品が現在インス トールされているすべての場所と、 新し く追加されるすべての場所を書き出して ください。 この概略図の他にも、 アップグレード作業に利用できる以前のバージ ョ ンに関する情報ソース と して、 インス トールのチェッ ク リ ス トや Configuration Manager レポート などがあ り ます。 また、 7.3 環境を設定するために以前のバージ ョ ンの設定スク リプ ト を使用できます。 詳細については、『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』 を参照して ください。

アップグレード タスクの順序の計画については、 「アップグレードの手順」 (p. 115) および「バージ ョ ンの混在する環境」 (p. 33) を参照して ください。

アップグレードを行う と きに、 インス トールするコンポーネン ト と インス トール先を指定します。 次に、 各コンポーネン トに必要な設定を行います。

サーバー コンポーネン ト を複数台のコンピュータに分散する場合は、 サーバーおよびゲートウェイ コンポーネン トの位置を指定し、 サーバー設定ファ イル (.csx) を各コンピュータ上で管理する必要があ り ます。 サーバー設定ファイルにはサーバー設定情報がすべて含まれているため、 ゲート ウェイ コンポーネン トは関連付けられたサーバーと通信できます。 分散サーバー環境の設定の詳細については、 『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』 を参照して ください。

Cognos Series 7 の複数のバージ ョ ンを実行する場合は、 追加の設定が必要です。 詳細については、 本書の 「バージ ョ ンの混在する環境」 の章と 『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』 を参照して ください。

古いバージ ョ ンの Cognos Series 7 のインス トールは、 UNIX コンピュータ と Windows コンピュータの両方にインス トールされます。 本書には、 UNIX 上のコンポーネン ト をアップグレードする方法が記載されています。 Windows のコンポーネン ト をアップグレードするには、「Windows コンポーネン トのインス トール」 (p. 77) を参照して ください。

アップグレードの 初の段階では、 次のタスクを実行して作業環境を準備します。

❑ システム要件を確認する

❑ インス トールを準備する

❑ 必要に応じてディ レク ト リ サーバーをアップグレードする (『Supplementary Software イン

ス トール ガイ ド』 を参照して ください)

このチェッ ク リ ス トのタスクを終了する と、 Cognos コンポーネン トのアップグレード (p. 91)、コンポーネン トの設定 (p. 94)、およびインス トールのテス ト (p. 107) を行う準備が完了します。 完全なアップグレードを行う場合、 これでアプリ ケーシ ョ ンをアップグレードできるよ うになり ます (p. 113)。

インス トール ガイ ド 85

Page 86: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 7 章 : アップグレードのためのソフ ト ウェアのインス トール

システム要件の確認Cognos Series 7 をインス トールする前に、 インス トール先のコンピュータがソフ ト ウェアおよびハードウェアの要件を満たしているこ とを確認して ください。 一括アップグレードでは、 使用しているコンピュータが、 アップグレードする製品の新しいバージ ョ ンと古いバージ ョ ンの両方のシステム要件を満たしている必要があ り ます。

Cognos 製品でサポート されているソフ ト ウェア環境の 新リ ス トについては、 Cognos サポート サイ ト (http://cognos.com/jp/) を参照して ください。 サポート サイ トには、 オペレーティング システム、 システム要件、 パッチ、 Web ブラウザ、 Web サーバー、 ディ レク ト リ サーバー、データベース サーバー、 OLAP サーバーなどの情報があ り ます。

データベース環境変数の設定

アプリ ケーシ ョ ンで リ レーシ ョナル データベースまたは OLAP データ ソースを使用する場合は、 Cognos プロセスを開始する前に、 ユーザー用のデータベース環境変数を設定する必要があ り ます。 データベース環境変数によ り、 Cognos 製品をデータベース と接続できます。 これらのコマンドは、 Cognos サービスを開始するユーザーの .profile または .login スク リプ トに含めるこ と もできます。

一括アップグレードでは、 古いバージ ョ ンの Cognos Series 7 用にデータベースの環境変数が既に設定されているため、 このセクシ ョ ンを省略できます。

段階的アップグレードでは、 新しいコンピュータにコンポーネン ト をインス トールするため、このセクシ ョ ンを完了する必要があ り ます。

次の表では、 さまざまなデータベースの値の例を示します。 お使いのシステムの正しい値については、 データベース管理者かネッ ト ワーク管理者に問い合わせてください。

データベース 環境変数 説明

Oracle ORACLE_HOME データベース ク ラ イアン ト ソフ ト ウェアまたはデータベースのインス トール全体が格納されている 上位レベルのディ レク ト リ 。

例 : /usr/oracle

注 : データベース ベンダーから提供されたスク リプ ト を使用して環境変数を作成するこ と もできます。 詳細については、 Oracle のマニュアルを参照してください。

例 : /usr/local/bin/coraenv

TNS_ADMIN Oracle の “tnsnames.ora” フ ァ イルが格納されているディ レク ト リ 。 このファイルによって Oracle データベースを呼び出し、 必要なサーバー接続を識別できます。

例 : $ORACLE_HOME/network/admin

86 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 87: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 7 章 : アップグレードのためのソフ ト ウェアのインス トール

Oracle ク ラ イアン ト

ロード ラ イブラ リ パス。

Solaris の場合 :LD_LIBRARY_PATH

AIX の場合 :LIBPATH

HPUX の場合 : SHLIB_PATH

データベース ベンダーによっては 32 ビッ ト と 64 ビッ トの両方のデータベース ク ラ イアン ト ラ イブラ リが提供される場合があ り ます。 64 ビッ トの UNIX オペレーティング システムを使用している場合、 デフォルトのロード ラ イブラ リ パスは一般的に 64 ビッ トのク ライアン ト ラ イブラ リ を参照しています。 Oracle 9.2 ク ラ イアン ト を使用している場合は、 32 ビッ トのデータベース ク ラ イアン ト ラ イブラ リがインス トールされているこ と と、Cognos 製品で 32 ビッ トのデータベース ク ラ イアン ト バージ ョ ンが使用できるよ うに適切な環境変数が設定されているこ とを確認して ください。

例 :

Solaris の場合 :LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOME/lib32:$LD_LIBRARY_PATH

AIX の場合 :LIBPATH=$ORACLE_HOME/lib32:$LIBPATH

HPUX の場合 :SHLIB_PATH=$ORACLE_HOME/lib32:$SHLIB_PATH

Sybase Adaptive Server Enterprise(ASE) 12 クライアン ト

SYBASE データベース ク ラ イアン ト ソフ ト ウェアまたはデータベースのインス トール全体が格納されている 上位レベルのディ レク ト リ 。

例 : /usr/sybase

SYBASE_OCS インス トールしたク ライアン トのバージ ョ ン用の Open Client (OC/S) インストール ディレク ト リ 。

例 :

OCS-12_5OCS-12_0

データベース 環境変数 説明

インス トール ガイ ド 87

Page 88: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 7 章 : アップグレードのためのソフ ト ウェアのインス トール

ロード ラ イブラ リ パス。

Solaris および Tru64 の場合 :LD_LIBRARY_PATH

AIX の場合 : LIBPATH

HPUX の場合 : SHLIB_PATH

OCS ド ラ イバをロード ラ イブラ リ パスに追加する必要があ り ます。

例 :

Solaris の場合 :LD_LIBRARY_PATH=$SYBASE/$SYBASE _OCS/lib: $LD_LIBRARY_PATH

AIX の場合 :LIBPATH=$SYBASE/$SYBASE_OCS/lib: $LIBPATH

HPUX の場合 :SHLIB_PATH=$SYBASE/$SYBASE_OCS/lib: $SHLIB_PATH

DSQUERY デフォルトのデータベース サーバー接続。

例 : mySybaseInstance

Informix INFORMIXDIR データベース ク ラ イアン ト ソフ ト ウェアまたはデータベースのインス トール全体が格納されている 上位レベルのディ レク ト リ 。

例 : /usr/informix

ロード ラ イブラ リ パス。

Solaris および Tru64 の場合 :LD_LIBRARY_PATH

AIX の場合 : LIBPATH

HPUX の場合 : SHLIB_PATH

ド ラ イバの場所をロード ラ イブラ リ パスに追加する必要があ り ます。

例 :

Solaris の場合 :LD_LIBRARY_PATH=$INFORMIXDIR/lib:$INFORMIXDIR/lib/esql: $LD_LIBRARY_PATH

AIX の場合 :LIBPATH=$INFORMIXDIR/lib:$INFORMIXDIR/lib/esql: $LIBPATH

HPUX の場合 :SHLIB_PATH=$INFORMIXDIR/lib:$INFORMIXDIR/lib/esql: $SHLIB_PATH

INFORMIXSERVER デフォルトのデータベース サーバー接続。

例 : myInformixInstance

データベース 環境変数 説明

88 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 89: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 7 章 : アップグレードのためのソフ ト ウェアのインス トール

DB2 DB2DIR データベース ク ラ イアン ト ソフ ト ウェアまたはデータベースのインス トール全体が格納されている 上位レベルのディ レク ト リ 。

例 : /usr/db2

注 : データベース ベンダーから提供されたスク リプ ト を使用して環境変数を作成するこ と もできます。 詳細については、 DB2 のマニュアルを参照して ください。

例 : db2profile または db2cshrc

ロード ラ イブラ リ パス。

Solaris および Tru64 の場合 :LD_LIBRARY_PATH

AIX の場合 : LIBPATH

HPUX の場合 : SHLIB_PATH

ド ラ イバの場所をロード ラ イブラ リ パスに追加する必要があ り ます。

例 :

Solaris の場合 :LD_LIBRARY_PATH=$DB2DIR/lib: $LD_LIBRARY_PATH

AIX の場合 : LIBPATH=$DB2DIR/lib: $LIBPATH

HPUX の場合 :SHLIB_PATH=$DB2DIR/lib: $SHLIB_PATH

DB2INSTANCE デフォルトのデータベース サーバー接続。

例 : myDB2Instance

Teradata TERADATA データベース ク ラ イアン ト ソフ ト ウェアまたはデータベースのインス トール全体が格納されている 上位レベルのディ レク ト リ 。

例 : /usr/teradata

ODBCINI Teradata の “.odbc.ini” フ ァ イルが格納されているディ レク ト リ 。

例 : /usr/teradata/.odbc.ini

データベース 環境変数 説明

インス トール ガイ ド 89

Page 90: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 7 章 : アップグレードのためのソフ ト ウェアのインス トール

UNIX インス トールの準備

すべての Cognos プロセスは、 「Cognos」 などの同一ユーザーと してインス トールおよび実行するこ とを推奨します。 このユーザーにはルート権限は不要です。

Cognos 製品のインス トール場所を示す環境変数 COGNOS_HOME を作成します。 以前のリリースからアップグレードする場合は、 新しいインス トール場所を示すよ うに既存の環境変数を変更できます。

Cognos 製品のインス トールまたは設定にはルート権限は不要です。

「1024」 以降のポート を使用して Sun Java System Directory Server をインス トールまたは設定する場合、 ルート権限は不要です。 「1024」 未満のポート を使用する場合は、 ルート権限が必要です。

注 : Cognos NoticeCast ではシステム要件を必ず確認してください。 たとえば、 データベース インスタンス と適切な JDBC ド ライバが必要です。 Cognos Series 7 Alert/Notification には JSQL Connect がデフォルトで提供されており、 Microsoft SQL Server と共に使用できます。 また、Web サーバーがインス トールされて起動しているこ と と、 メール サーバーへのアクセス権が必要です。

Cognos NoticeCast のデータベースの作成

一括アップグレードでは、 データベースが、 以前のバージ ョ ンの Cognos Series 7 Alerts/Notifications 用に既に作成されています。 そのため、 このセクシ ョ ンを省略できます。

段階的なアップグレードでは、 管理者が既存の NoticeCast データ ス ト アをコピーする必要があり ます。 データ ス ト アのコピーについては、 データベースに付属しているツールおよびマニュアルを参照して ください。

ロード ラ イブラ リ パス。

Solaris および Tru64 の場合 :LD_LIBRARY_PATH

AIX の場合 : LIBPATH

HPUX の場合 : SHLIB_PATH

ド ラ イバの場所をロード ラ イブラ リ パスに追加する必要があ り ます。

例 :

Solaris の場合 :LD_LIBRARY_PATH=$TERADATA/lib: $LD_LIBRARY_PATH

AIX の場合 :LIBPATH=$TERADATA/lib: $LIBPATH

HPUX の場合 :SHLIB_PATH=$TERADATA/lib: $SHLIB_PATH

Essbase ARBORPATH データベース ク ラ イアン ト ソフ ト ウェアまたはデータベースのインス トール全体が格納されている 上位レベルのディ レク ト リ 。

例 : /usr/essbase

注 : データベース ベンダーから提供されたスク リプ ト を使用して環境変数を作成するこ と もできます。 詳細については、 Essbase のマニュアルを参照してください。

例 : essbaseenv.csh

データベース 環境変数 説明

90 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 91: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 7 章 : アップグレードのためのソフ ト ウェアのインス トール

Microsoft SQL Server を使用している場合は、 セキュ リ ティ プロパティが、 Cognos NoticeCast データ ス ト アを保存するデータベース インスタンスに対して SQL Server および Windows 認証に設定されているこ とを確認する必要があ り ます。 これらの設定は、 すべての Windows オペレーティング システムで使用します。 Cognos NoticeCast では JDBC を使用してデータ ス ト アに接続するため、 デフォルトの Microsoft Windows 認証では不十分です。 そのため、 データ スト アにログオンしたと きに接続不能メ ッセージが表示されるこ とがあ り ます。 詳細については、 Microsoft の Web サイ ト を参照して ください。

Sun Java System Directory Server へのアップグレード

Cognos Series 7 のこのバージ ョ ンと共に既存のディレク ト リ サーバーを継続して使用できる場合があ り ます。 たとえば、 Microsoft Active Directory を継続して使用できます。 ただし、Netscape Directory Server 4.12 など、 以前のバージ ョ ンのディ レク ト リ サーバーには、 Cognos Series 7 のこのバージ ョ ンでサポート されないものもあ り ます。 Cognos 製品でサポート されているディ レク ト リ サーバーの 新リ ス トについては、 Cognos サポート Web サイ ト(http://support.cognos.com/jp/) を参照して ください。

Sun Java System Directory Server をインス トールする と、 新しい機能を使用したり、 適なパフォーマンスを得るこ とができます。 Sun Java System Directory Server へのアップグレードについては、 『Cognos Series 7 Supplementary Software インス トール ガイ ド』 を参照して ください。

ディレク ト リ サーバーのアップグレードが完了したら、 本書に戻って新しい Cognos Series 7 コンポーネン トのインス トールを続行します。

Cognos Series 7 コンポーネン トのアップグレード

アップグレードのプロセスは、 コンポーネン ト を新たにインス トールする場合のプロセス と同じです。 新しいバージ ョ ンのコンポーネン トは、 “cer4” ディ レク ト リの下位に作成される新しい場所にデフォルトでインス トールされます。

複数の Cognos 製品をアップグレードする場合は、 本章の説明に従い、 次の一般的なガイ ド ラインを守ってください。

- 以前のバージ ョ ンの Ticket Server を、 インス トールを行う コンピュータで実行している場合、 以前のバージ ョ ンの Ticket Server を停止する。 ObjectStore をインス トールする場合、インス トールを開始する前に Impromptu Web Reports サービスも停止する必要があ り ます。

- 初に共有の Cognos コンポーネン ト をインス トールする (Access Manager、 Access Manager Server、 Upfront)。 以降に表示されるインス トール メニューを使用すれば、 これらのコンポーネン トの選択を解除できます。

- 複数のコンピュータにコンポーネン ト をコピーする場合は、 まず分散インス トール オプシ ョ ンについて十分に理解する。 一部のコンポーネン トは、 同じコンピュータにま とめてインス トールする必要があ り ます。 詳細については、 『高度なインス トールの計画ガイ ド』を参照して ください。

- インス トールの 後に設定を行うかど うかを問い合わせるプロンプ トが表示されたら、[コンポーネン トの設定を行わずにインス トール ウ ィザードを終了] オプシ ョ ンを選択して、 コンポーネン ト を設定する前に次の CD からコンポーネン ト をコピーする。

- Cognos Series 7 Version 3 に付属の Access Manager Server をインス トールする場合は、 以前のバージ ョ ンの Ticket Server をアンインス トールする。 新しいバージ ョ ンをインス トールした後で Access Manager Server を初めて起動する前に、 Ticket Server をアンインス トールする必要があ り ます。

インス トール ガイ ド 91

Page 92: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 7 章 : アップグレードのためのソフ ト ウェアのインス トール

- すべての Cognos コンポーネン ト をコピーしたら、 設定手順を完了し (p. 104)、 サービスを開始する (p. 105)。 サービスを開始する場合は、 共有データ ス ト アなどの依存関係に注意してください。

- 異なるコンピュータにコンポーネン ト をインス トールする場合は、 サーバーおよびク ライアン ト コンポーネン トに同じロケールと文字セッ ト を選択する必要があ り ます。 ロケールと文字セッ トの設定がサーバー コンポーネン ト と ク ラ イアン ト コンポーネン トで異なっている と、 データの一貫性が保たれないこ とがあ り ます。

- アップグレードを完了し、 以前のバージ ョ ンとの互換性を維持する必要がなくなるまで、ネームスペースのディ レク ト リ サーバー スキーマ (p. 137) をアップグレード しない。

プロセスの停止

他の Cognos 製品がインス トールされているため、 他の Cognos コンポーネン ト をインス トールまたはアンインス トールする前に、 すべての Cognos プロセスを停止する必要があ り ます。

手順

1. Configuration Manager を実行するには、” <インス トール場所> /bin” ディ レク ト リに移動します。” <インス トール場所>>” は、 古いバージ ョ ンの Cognos ソフ ト ウェアをコピーした場所です。

2. 「configure」 と入力します。

コマンド ラ イン” configcp-->” が表示されます。

3. 1 つ以上のプロセスを停止します。

- すべてのプロセスを同時に停止するには、 「stop <コンピュータ名>」 と入力します。<コンピュータ名>の部分には、 ローカル コンピュータの名前を入れます。 停止するプロセス数によって異なり ますが、 この処理には数分かかる場合があ り ます。

- 特定のプロセスを停止するには、 そのプロセスを含むオブジェク ト階層の場所に移動して、 「stop」 と入力します。

HP-UX での Rock Ridge 拡張のサポート

HP-UX 用の Cognos CD は、 Rock Ridge ファ イル システムでフォーマッ ト されています。HP-UX へのインス トールを確実に行うには、 次の説明に従ってルート ユーザーと して CD-ROM ド ラ イブをマウン トする必要があ り ます。 CD-ROM ド ラ イブが正し くマウン ト されていない場合は、 インス トールされたファイルに正しいファイル権限が割り当てられず、 インス トールが失敗します。

手順

1. 使用しているパスに pfs_mount ディレク ト リ を追加します。

たとえば、 次のよ うに入力します。PATH=/usr/sbin/:$PATHexport PATH

2. 必要な NFS デーモンを開始してバッ クグラウンドで実行するには、 「bg pfs_mountd」 と入力し、 次に 「bg pfsd」 と入力します。

3. ド ラ イブをマウン トするには、「pfs_mount -t rrip < デバイス >< マウン トするディ レク ト リ > -o xlat=unix」 と入力します。

たとえば、 次のよ うに入力します。pfs_mount /dev/dsk/c0t2d0 /cdrom -o xlat=unix

これで、 このド ラ イブから Cognos CD を使用し、 ルート ユーザー以外と してインス トールを行えるよ うにな り ます。

4. インス トールが完了したら、 「pfs_umount /cdrom」 と入力し、 pfsd デーモンと pfs_mountd デーモンを終了して CD-ROM ド ラ イブのマウン ト を解除します。

92 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 93: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 7 章 : アップグレードのためのソフ ト ウェアのインス トール

UNIX コンポーネン トのコピー

Cognos サーバー コンポーネン ト を UNIX コンピュータにコピーするには、 次の手順に従います。 この手順は、 コピーするコンポーネン ト ごとに繰り返します。 ファ イルのコピーが終了したら Configuration Manager を開始せずに終了し、 次の CD のコンポーネン ト をコピーしてからコンポーネン ト を設定するこ とを推奨します。 すべてのコンポーネン トのコピーが終了したら、 設定を完了する必要があ り ます (p. 94)。 場合によっては、 次の Cognos コンポーネン ト を追加する前に Cognos サービスを停止しなければならないこ とがあ り ます。

Cognos NoticeCast Server をインス トールしている場合は、 インス トール プロセスによ り自動的に Configuration Manager が開いたと きに、 コマンド ラインで 「exit」 と入力して Configuration Manager を終了します。 Cognos NoticeCast コンポーネン ト を設定するには、 さ らに手順を完了する必要があ り ます (p. 100)。

手順

1. システム要件や、 準備タスクを完了しているかど うかなど、 すべての必要条件を再確認します。

2. 必要な CD を用意します。

3. UNIX コンピュータに、 使用する UNIX システムに応じた Cognos CD を挿入します。 注 : HP-UX にインス トールする場合は、 Rock Ridge 拡張をサポートするために CD ド ラ イブをマウン トする必要があ り ます。 前のセクシ ョ ンを参照して ください。

4. 「./install」 と入力して、 インス トールを開始します。 [インス トール手順] ページが表示されます。

5. インス トール ウ ィザードを開始するには、 「2」 を入力します。 [サイズ要件] ページに、 製品のインス トールに必要な推奨サイズ要件が示されます。

6. 使用するシステムがこの推奨サイズ要件を満たしている場合は、 Enter キーを押して処理を続行します。

7. インス トール ウ ィザードの [よ う こそ] ページで、 メ ッセージを読んだ後、 Enter キーを押して処理を続行します。

ヒ ン ト : 項目の選択と ウ ィザード ページ間の移動について別の方法を確認するには、 操作のヒン ト を参照します。

8. [ソフ ト ウェア使用許諾契約] ページで契約内容を確認し、 Tab キーを押して [はい] オプシ ョ ンに移動し、 Space キーを押して契約内容に同意します。

ヒ ン ト : ウ ィザードの次のページに移動するには、 Tab キーを押して [次へ] オプシ ョ ンに移動し、 Enter キーを押します。 項目を選択するには、 Tab キーを押してそのオプシ ョ ンに移動し、 Space キーを押します。

9. [インス トール タイプ] ページで、 [カスタム] を選択します。

10. インス トールするコンポーネン ト を選択します。

11. [文字セッ トの選択] ページで、 使用する一連のロケールを選択します。

12. [言語の選択] ページで、 使用する言語を選択します。

13. [アプ リ ケーシ ョ ン保存先フォルダ] ページで、 デフォルト インス トール パスをそのまま使用するか、 または変更して指定します。

[インス トールの概要] ページが表示され、 アップグレードでインス トールされるすべてのコンポーネン トが一覧表示されます。

14. Enter キーを押して、 コンポーネン ト をインス トールします。

これによ り、 コンピュータのインス トール場所に、 必要なファ イルがコピーされます。

インス トール ガイ ド 93

Page 94: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 7 章 : アップグレードのためのソフ ト ウェアのインス トール

15. Configuration Manager をすぐに開き、 インス トールしたコンポーネン トの設定を開始する場合は、 [転送の完了] ダイアログ ボッ クスの [はい] を選択します。 コンポーネン トの設定の詳細については、 『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』 を参照して ください。

[いいえ] を選択する と、 すべてのコンポーネン ト を設定するために、 後から Configuration Manager を実行する必要があ り ます。

16. [終了] ページで、 [終了] を選択します。

17. Enter キーを押して続行します。

18. 「99」 と入力して、 インス トール ウ ィザードを閉じます。

Cognos Series 7 の設定

アップグレード インス トール プロセスの次の段階では、 サードパーティ製ソフ ト ウェアを含むすべてのコンポーネン ト を設定します。 この設定は、 新しいバージ ョ ンの Cognos Series 7 の実行前に完了する必要があ り ます。

注- Cognos Series 7 OLAP または Cognos Series 7 Alerts/Notifications をインス トールしている場

合のみ、 Web サーバーを設定する必要があ り ます。

- Cognos Series 7 Alerts/Notifications をインス トールしている場合は、 次の一覧に加えて、Cognos NoticeCast コンポーネン ト も設定する必要があ り ます (p. 100)。

次の設定を行う必要があ り ます。

❑ Web サーバー。 このタスクは、 すべての Cognos Series 7 製品に対して 1 回だけ行います。

❑ 新しいディ レク ト リ サーバー (デフォルト設定を使用できない場合)。 ディ レク ト リ を

アップグレードする場合は、 デフォルトのスキーマ バージ ョ ンを変更する必要があ り ます。 スキーマ バージ ョ ンの詳細については、 「ディ レク ト リ サーバーの設定」 (p. 98) を参照して ください。

❑ 認証ソース。 このタスクは、 Cognos コンポーネン ト をインス トールした各コンピュータで

実行する必要があ り ます。 アップグレード処理をサポートする場合、 または以前のバージ ョ ンと現在のバージ ョ ンの両方を維持する場合、 両方のバージ ョ ンと互換性があるネームスペース スキーマを使用する必要があ り ます。 詳細については、 「ディ レク ト リ サーバーの設定」 (p. 98) を参照して ください。

❑ 環境に応じて変更する任意のコンポーネン ト設定。 このタスクには、 コンピュータ上のコ

ンポーネン トに設定を適用するこ と も含まれます。 ❑ 各サーバー コンポーネン トの場所。 このタスクには、 すべてのコンポーネン トの相互の通

信を可能にするための、 サーバー設定ファイルの更新も含まれます。 このタスクを実行する必要があるのは、 サーバー コンポーネン ト を複数のコンピュータに分散した場合のみです。

注 : コンポーネン ト をコピーしたと きにデフォルト設定を使用し、 設定をまったく変更しない場合でも、 コンピュータ上のコンポーネン トに設定を適用する必要があ り ます。

すべての設定を完了し、 その設定を適用したら、 すべてのサービス とプロセスを開始する必要があ り ます。

アップグレードの設定方法によって異なり ますが、 場合によってはこれらのタスクの一部を繰り返し実行する必要があ り ます。

94 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 95: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 7 章 : アップグレードのためのソフ ト ウェアのインス トール

Configuration Manager の使用

Cognos コンポーネン ト を設定するには、 Configuration Manager を使用します。 Configuration Manager は、 グラフ ィ ッ ク ユーザー インターフェイス と コマンド ラ イン インターフェイスの 2 つのインターフェイスを備えています。 Windows で Cognos コンポーネン ト を設定するには、どちらのインターフェイスも使用できます。 UNIX で使用できるのはコマンド ラ イン インターフェイスのみです。 グラフ ィ ッ ク ユーザー インターフェイスでは、 オブジェク ト階層がフォルダ構造と して [Explorer] ウ ィ ン ド ウに表示されます。 コマンド ラ イン インターフェイスでオブジェク ト階層を移動するには、 select コマンド と list コマンドを使用します。 一連のオブジェク トは、 ピ リオド (.) 演算子で区切って指定します。

Cognos コンポーネン ト を設定するには、 いくつかの方法があ り ます。 設定を直接変更して 1 つ以上のコンポーネン トに適用するか、 スク リプ ト を作成するこ とができます。

Configuration Manager の使用方法の詳細については、 『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』を参照して ください。

Web サーバーの設定

現在、 Web サーバーには、 以前のバージ ョ ンの Cognos Series 7 Web 製品で使用できるよ うに、3 つの仮想ディレク ト リ (Web の別名) が定義されています。 次の表に、 以前のバージ ョ ンに推奨されるデフォルトの別名と場所を示します。 7.0 製品の場合、 デフォルトの<インス トール場所>は、 “/usr/cognos/cer2” です。 7.1 製品の場合、 デフォルトの<インス トール場所>は、“/usr/cognos/cer3” です。 たとえば 7.1 の場合、 cognos の別名のデフォルトの場所は、“/usr/cognos/cer3/webcontent” です。

7.0 製品と 7.1 製品のバージ ョ ンが混在する環境を維持している場合、 一方のバージ ョ ンの別名がこの表に示すデフォルトの別名と異なり ます。

Cognos Series 7 Version 3 の別名を作成して、 アップグレード した Cognos 環境で動作するよ うに Web サーバーを設定する必要があ り ます。 Web サーバーのデフォルトのドキュ メン ト と して、 “default.htm” も設定する必要があ り ます。

Cognos Series 7 Version 3 に作成する別名は、 以前のバージ ョ ンを引き続き使用するかど うかによって異なり ます。 次の 2 つの場合があ り ます。

- Cognos Series 7 Version 3 だけを使用する場合。 既存の別名を再利用できます。 各別名のデフォルトのインス トール場所を更新する必要があ り ます。 Cognos Series 7 Version 3 のデフォルトのインス トール場所は、 “/usr/cognos/cer4/” です。

- バージ ョ ンの混在する環境を維持する場合。 以前のバージ ョ ン用に定義されていた別名とは別の別名を使用して、 Cognos Series 7 Version 3 に新しい一連の別名を作成します。 既存の別名は、 以前のバージ ョ ンの Cognos Series 7 で引き続き使用できるよ うに、 現在の場所に残します。

別名 場所 権限

cognos <インス トール場所> /webcontent 読み取り

cognos/cgi-bin <インス トール場所> /cgi-bin 実行

cognos/help <インス トール場所>/Documentation

読み取り

インス トール ガイ ド 95

Page 96: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 7 章 : アップグレードのためのソフ ト ウェアのインス トール

次の表に、 バージ ョ ンの混在する環境における Cognos Series 7 Version 3 の別名の例を示します。 別名に cognos を含める必要はあ り ませんが、 “/cgi-bin” と “/help” を含める必要があ り ます。 たとえば、 “<ユーザー名> /cgi-bin” や “<ユーザー名> /help” などです。

次の手順では、 新しい Web の別名を作成します。 既存のインス トールについて Web の別名を変更するには、 『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』 を参照して ください。 また、 Web 製品でデフォルトの CGI プログラムの代わりに NSAPI などの代替ゲート ウェイを使用している場合は、 『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』 を参照して ください。

Apache 2.0 の設定手順

1. “< Apache インス トール ディレク ト リ> /conf” ディ レク ト リに移動し、 テキス ト エディタで “httpd.conf” ファ イルを開きます。

2. 次の情報をファイルの終わりに追加して、 “cgi” ディ レク ト リ を作成します。

ScriptAlias /cognos/cgi-bin "<インストール場所> /cgi-bin"

<Directory "<インストール場所> /cgi-bin">AllowOverride NoneOptions None</Directory>

3. 次の情報をファイルの終わりに追加して、 ドキュ メン ト ディ レク ト リ を作成します。

Alias /cognos/help "<インストール場所> /documentation"

<Directory "<インストール場所> /documentation">Options NoneAllowOverride NoneOrder Allow,DenyAllow from All</Directory>

Alias /cognos "<インストール場所> /webcontent"

<Directory "<インストール場所> /webcontent">Options NoneAllowOverride NoneOrder Allow,DenyAllow from All</Directory>

4. “httpd.conf” フ ァ イルを保存して閉じます。

5. Web サーバーを再起動します。

別名 場所 権限

cognosv3 /usr/cognos/cer4/webcontent 読み取り

cognosv3/cgi-bin /usr/cognos/cer4/cgi-bin 実行

cognosv3/help /usr/cognos/cer4/Documentation 読み取り

96 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 97: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 7 章 : アップグレードのためのソフ ト ウェアのインス トール

IBM HTTP Web Server 2.0 の設定手順

1. “< IBM HTTP インス トール ディレク ト リ> /conf” ディ レク ト リに移動し、 テキス ト エディ タで “httpd.conf” フ ァ イルを開きます。

2. 次の情報をファイルの終わりに追加して、 “cgi” ディ レク ト リ を作成します。

ScriptAlias /cognos/cgi-bin "<インストール場所> /cgi-bin"

<Directory "<インストール場所> /cgi-bin">AllowOverride NoneOptions None</Directory>

3. 次の情報をファイルの終わりに追加して、 ドキュ メン ト ディ レク ト リ を作成します。

Alias /cognos/help "<インストール場所> /documentation/"

<Directory "<インストール場所> /documentation/">Options NoneAllowOverride NoneOrder Allow,DenyAllow from All</Directory>

Alias /cognos "<インストール場所> /webcontent/"

<Directory "<インストール場所> /webcontent/">Options NoneAllowOverride NoneOrder Allow,DenyAllow from All</Directory>

4. “httpd.conf” フ ァ イルを保存して閉じます。

5. Web サーバーを再起動します。

Sun Java System Web Server 6.1 の設定手順

1. [Administration サーバー] にログオンします。

2. Web サーバーを選択して [Manage] をク リ ッ ク します。

3. 右上隅にある [Class Manager] リ ンクをク リ ッ ク します。

4. ドキュ メ ン ト ディレク ト リ を設定するには、 [Content Mgmt] タブをク リ ッ ク して、 左側の [Additional Document Directories] をク リ ッ ク します。

5. [URL Prefix] ボッ クスに 「cognos」 と入力します。

6. [Map To Directory] ボッ クスに “<インス トール場所> /webcontent” ディ レク ト リの完全パスを入力します。

7. [OK] をク リ ッ ク し、 も う一度 [OK] をク リ ッ ク します。

8. [URL Prefix] ボッ クスに 「cognos/help」 と入力します。

9. [Map To Directory] ボッ クスに “<インス トール場所> /documentation” ディ レク ト リの完全パスを入力します。

10. [OK] をク リ ッ ク し、 も う一度 [OK] をク リ ッ ク します。

11. 右上隅にある [Apply] リ ンクをク リ ッ ク し、 変更を適用します。

12. Web サーバーを再起動するかど うかを選択します。

13. CGI ディ レク ト リ を設定するには、 [Programs] タブをク リ ッ ク します。

14. [URL Prefix] ボッ クスに 「cognos/cgi-bin」 と入力します。

インス トール ガイ ド 97

Page 98: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 7 章 : アップグレードのためのソフ ト ウェアのインス トール

15. [CGI Directory] ボッ クスに “<インス トール場所> /cgi-bin” フォルダの完全パスを入力します。

16. [OK] をク リ ッ ク し、 も う一度 [OK] をク リ ッ ク します。

17. 右上隅にある [Apply] リ ンクをク リ ッ ク し、 変更を適用します。

18. Web サーバーを再起動するかど うかを選択します。

19. “default.htm” をデフォルト ドキュ メン ト と して設定するには、 [Content Mgmt] タブをクリ ッ ク し、 [Document Preferences] をク リ ッ ク します。

20. [Index Filenames] ボッ クスで、 “default.htm” を一覧に追加します。

21. [OK] をク リ ッ ク し、 も う一度 [OK] をク リ ッ ク します。

22. 右上隅にある [Apply] リ ンクをク リ ッ ク し、 変更を適用します。

23. Web サーバーを再起動するかど うかを選択します。

ディ レク ト リ サーバーの設定

ディレク ト リ サーバーのアップグレードでは、 次のいずれかを行いました。

- 古いバージ ョ ンをアンインス トールして新しいバージ ョ ンをインス トールし、 ディ レク トリ サーバーのデータを新しいディ レク ト リ サーバーに復旧した。 この場合、 このセクシ ョンの手順を行う必要はあ り ません。

- 古いバージ ョ ンの Cognos Series 7 で使用するために古いバージ ョ ンのディ レク ト リ サーバーを残したまま、 2 番目のディ レク ト リ サーバーをインス トールした。 この場合は、 新しい Cognos 製品とディ レク ト リ サーバーが通信できるよ うに、 2 番目のディレク ト リ サーバーを追加設定する必要があ り ます。

注 : ディ レク ト リ サーバーを 『Cognos Series 7 Supplementary Software インス トール ガイド』 に記載されている Cognos インス トーラ プログラムを使用してインス トールした場合は、 ディ レク ト リ サーバーが既に設定済みであるため、 このセクシ ョ ンの手順を行う必要はあ り ません。 混在環境のディ レク ト リ サーバーに関する考慮事項については、 「バージ ョ ンの混在する環境」 (p. 33) を参照して ください。

ディ レク ト リ サーバーは 1 回だけ設定します。 この設定は、 ディ レク ト リ サーバーがあるコンピュータまたは Cognos コンポーネン ト をインス トールしたコンピュータから行う こ とができます。

設定する必要があるのは、 すべての 7.3 製品で使用する 1 つのディ レク ト リ サーバーだけです。 Cognos 7.0 以前の製品またはネームスペース バージ ョ ンが 15.2 の Cognos 7.1 製品で使用したディ レク ト リ サーバーをアップグレードする場合は、 スキーマ バージ ョ ンに使用した [現在] のデフォルト設定を使用できません。 [Series 7.0 以前のバージ ョ ン互換] を選択する必要があ り ます。 アップグレードを完了した後に、 すべての Cognos 製品が 低でもバージ ョ ン 7.1 であれば、 スキーマ バージ ョ ンを [現在] に変更できます。

設定方法は、 Sun Java System Directory Server と Microsoft Active Directory のどちらをインストールしている場合でも同じです。 この追加設定では、 次のこ とを行います。

- Cognos 製品に準拠するよ うに、 ディ レク ト リ サーバーのスキーマを拡張する。

- Cognos セキュ リ ティ データが格納されるディ レク ト リ サーバーのネームスペースを作成する (ネームスペースがまだ存在していない場合)。

- ディレク ト リ サーバーと Ticket サービスの通信を有効にする。

Sun Java System Directory Server が UNIX と Windows のどちらのコンピュータにインス トールされていても、 UNIX または Windows コンピュータからディ レク ト リ サーバーを設定できます。Cognos 製品で使用できるよ うに Microsoft Active Directory を設定するには、 Windows コンピュータで Configuration Manager を使用する必要があ り ます。 Microsoft Active Directory の設定方法の詳細については、 「その他の製品とサービス」 (p. 169) を参照して ください。

UNIX コンピュータで Configuration Manager を使用してディ レク ト リ サーバーを設定する場合、 次の手順を実行します。 これらの処理は、 ローカルと リモートの両方の設定に適用されます。

98 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 99: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 7 章 : アップグレードのためのソフ ト ウェアのインス トール

手順

1. Configuration Manager を実行するには、 “<インス トール場所> /bin” ディ レク ト リに移動します。 “<インス トール場所>” は、 Cognos ソフ ト ウェアをコピーした場所です。

2. 「configure」 と入力します。 コマンド ラ イン “configcp-->” が表示されます。

3. オブジェク ト階層内の適切な場所に移動するには、「select "Services.Access Manager - Directory Server.General"」 と 1 行で入力します。

4. “全般” カテゴ リのすべてのプロパティを一覧表示するには、 「ls」 と入力します。

Configuration Manager に、 Cognos 製品で必要な Sun Java System Directory Server のプロパティ値がすべて一覧表示されます。

5. 1 行で「set "Are you sure you want to configure this directory server?"=Yes」 と入力します。 プロパティ を変更する必要がない場合でも、 この値を 「Yes」 に設定する必要があ り ます。

ディ レク ト リ サーバーをインス トールする際に別の設定を使用した場合は、 残りの手順を実行して、 デフォルトのプロパティをその設定に変更します。

プロパティ を変更する必要がない場合は、 手順 9 に進んで設定を適用し、 Configuration Manager を終了します。

6. Cognos 製品に使用するネームスペースがまだない場合、 またはデフォルト値を変更する場合は、「set "Default Namespace Name"= <名前>」 と入力します。

7. Cognos 7.0 以前の製品、 またはネームスペース バージ ョ ンが 15.2 の Cognos 7.1 製品で使用していたディ レク ト リ サーバー ソフ ト ウェアをアップグレードする場合は、「set "Schema Version"=Compatible with Series 7.0 and earlier versions」 と入力して、 エクスポート した .ldif からディ レク ト リ サーバー データを復元できるよ うにします。

8. 必要に応じてその他のプロパティ を変更するには、「set " <プロパティ名> "= <新しい値>」 と入力します。

リモート ディ レク ト リ サーバーを設定する場合は特に、 [コンピュータ] プロパティにディ レク ト リ サーバーの正しい場所が含まれているこ とを確認します。

9. 「apply」 と入力します。 この手順によ り、 “全般” カテゴ リ内のすべてのプロパティに適用されます。

10. Configuration Manager を閉じるには、 「exit」 と入力します。

認証ソースの指定

Cognos 製品で、 実行時にユーザー ID やパスワードなどのセキュ リ ティ情報に使用する認証ソースの情報を指定する必要があ り ます。

Cognos コンポーネン ト をインス トールしたすべてのコンピュータに対して、 このタスクを完了する必要があ り ます。 このタスクは、 Configuration Manager を使用していつでも実行できます。 詳細については、 『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』 を参照して ください。

使用するディ レク ト リ サーバーを識別するための情報は、 システム管理者から入手できます。

コンポーネン トの設定

アップグレード インス トールで Cognos コンポーネン ト をコンピュータにコピーした後、Cognos Series 7 の新しいバージ ョ ンを使用する前にコンポーネン トの設定を行う必要があ り ます。

インス トール ガイ ド 99

Page 100: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 7 章 : アップグレードのためのソフ ト ウェアのインス トール

アップグレード後に以前のバージ ョ ンの Cognos コンポーネン ト を継続して実行する場合、 新しいバージ ョ ンのコンポーネン トが同じコンピュータに存在する と きは、 次の操作を行う必要があ り ます。

- 新しいバージ ョ ンのコンポーネン トのポート番号を変更する。 デフォルトのポート番号は、 以前のバージ ョ ンのコンポーネン トで既に使用されています。

- Cognos Series 7 の 2 つのバージ ョ ンで Upfront 7.3 を共有するのではなく、 Upfront の以前のバージ ョ ンを Upfront 7.3 と と もに使用する場合は、 Upfront データ ス ト アに一意の名前を使用する。

- 以前のバージ ョ ンの環境のサーバー グループと同等のサーバー グループを 7.3 環境で作成し、 これらのサーバー グループの設定を同じ設定にする。

変更が必要になる と考えられるその他の設定については、 (p. 33) と、 『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』 の混在環境の設定に関するセクシ ョ ンを参照して ください。

分散環境で各コンピュータのサーバー設定ファイル (cern.csx) を管理する方法については、『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』 を参照して ください。

特定のコンポーネン トの設定を変更する方法については、 『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』 を参照して ください。

Cognos NoticeCast コンポーネン トの設定

インス トールでは、 NoticeCast データ ス ト アに使用するデータベースのタイプ (Oracle、 DB2、Microsoft SQL Server、 または Informix) や、 使用する メール サーバーなどの情報を自動的に特定できないため、 Cognos NoticeCast の設定は完了しません。

この場合、 適切なコンピュータで Configuration Manager を実行して次の設定を行います。Configuration Manager の使用方法の詳細については、 『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』を参照して ください。

NoticeCast Server の設定

NoticeCast Server を開始する前に、 次の作業を行う必要があ り ます。

- 通知の配信に使用される メール サーバーに関する情報の入力

- NoticeCast データ ス ト アに使用されるサードパーティ データベースに関する情報の入力

- NoticeCast データ ス ト アのアップグレード

NoticeCast Server を設定する手順

1. Cognos Series 7 Alerts/Notifications をインス トールしたコンピュータの “<インス トール場所> /bin” フォルダに移動します。

2. 「configure」 と入力します。 プロンプ トが configcp -> に変わり、 Configuration Manager に切り替わったこ とを示します。

3. 「select "Cognos NoticeCast.NoticeCast Server.Mail Server"」 と 1 行で入力します。

4. 「ls」 と入力して、 プロパティ と現在の値を確認します。

5. 次のコマンドを入力します。 <サーバー名>には、 NoticeCast でメ ッセージの送信に使用する SMTP メール サーバーの名前を入力します。 set "SMTP Server Name"= <サーバー名>

6. 次のコマンドを入力します。 <ログイン名>には、 電子メールの送信に必要なログオン名を入力します。

set "SMTP Login Name"= <ログイン名>

7. 「encrypt "SMTP Login Password"」 と入力します。 新しい値の入力を求めるプロンプ トが表示されます。

100 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 101: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 7 章 : アップグレードのためのソフ ト ウェアのインス トール

8. 電子メールの送信に必要なパスワードを入力します。

新しい値の確認を求めるプロンプ トが表示されます。

9. パスワードをも う 1 回入力します。

これでパスワードが変更されます。

10. 次のコマンドを入力します。 <電子メール>には、 Cognos NoticeCast メ ッセージの送信元の電子メール アドレスを入力します。

set "Email Address of Sender "= <電子メール>

受信者からの返信が適切に処理されるよ うに、 正当な電子メール アドレスを使用し、NoticeCast 管理者がこのアドレスを監視するこ とを推奨します。

NoticeCast データ ス ト アを設定する手順

1. NoticeCast データ ス ト アと して Oracle、 Informix、 または DB2 を使用している場合は、データベースの JDBC ド ライバ ファ イルを “<インス トール場所> /bin” フォルダにコピーします。 注 : Microsoft SQL Server データベースを使用している場合、 “JSQLConnect.jar” ファ イルは、 デフォルトで適切な場所にインス トールされます。

2. 「select "Cognos NoticeCast.NoticeCast Data Store.Connection File"」 と 1 行で入力します。 ヒ ン ト : Configuration Manager では、 設定階層にあるオブジェク ト名の自動入力機能がサポート されています。 オブジェク ト名の 初の数文字を入力して Esc キーまたは Tab キーを押すと、 Configuration Manager によ り、 入力内容と候補のオブジェク ト名が比較されます。 一致するオブジェク ト名が 1 つの場合は、 そのオブジェク ト名が自動的に入力されます。 複数のオブジェク ト名と一致する場合は、 候補のオブジェク ト名が一覧表示され、 次に共通のプレフ ィ ッ クスがあればその一覧が表示されます。

3. 「ls」 と入力して、 プロパティ と現在の値を確認します。

4. Microsoft SQL Server を NoticeCast データ ス ト アと して使用している場合は、 この手順を省略できます。

それ以外の場合、 データ ス ト アの接続設定を記述するファ イルの名前を次のよ うに設定します。

- Oracle を NoticeCast データ ス ト アと して使用する場合は、「set "Data Store Connection File"=ora_connection.conf」 と入力します。

- DB2 を NoticeCast データ ス ト アと して使用する場合は、「set "Data Store Connection File"=db2_connection.conf」 と入力します。

- Informix を NoticeCast データ ス ト アと して使用する場合は、「set "Data Store Connection File"=ifx_connection.conf」 と入力します。

5. 「select ..」 と入力して、 NoticeCast データ ス ト アに戻り ます。

6. 「ls」 と入力して、 データ ス ト アのデータベース設定の一覧を確認します。

7. データ ス ト ア設定を選択するには、 次の手順を実行します。

- Oracle の場合 : 「select "Oracle Data Store Configuration"」 と入力します。

- DB2 の場合 :「select "DB2 Data Store Configuration"」 と入力します。

- Microsoft SQL Server の場合 :「select "Microsoft SQL Server Data Store Configuration"」 と入力します。

- Informix の場合 :「select "Informix Data Store Configuration"」 と入力します。

8. 「ls」 と入力して、 プロパティ と現在の値を確認します。

インス トール ガイ ド 101

Page 102: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 7 章 : アップグレードのためのソフ ト ウェアのインス トール

9. 次に示すデフォルトのド ラ イバを使用している場合は、 この手順を省略できます。

- Microsoft SQL Server の場合 : “JSQLConnect.jar”

- Oracle データベースの場合 : “classes12.zip”

- DB2 データベースの場合 : “db2java.zip”

- Informix データベースの場合 : “ifxjdbc.jar”デフォルト以外のド ライバを使用する場合は、 次のコマンドを入力します。 <ド ラ イバ名>は、 NoticeCast データ ス ト アへの接続に使用する JDBC ド ラ イバの内部名です。 この値は、 JDBC ド ラ イバのマニュアルを参照して入力して ください。

set "JDBC Driver Name"= <ド ライバ名>

10. 次のコマンドを入力します。 < URL >は、 JDBC ド ラ イバで NoticeCast データ ス ト アの場所の特定に使用する接続文字列です。

set "Database URL"= < URL >

< URL >は、 使用しているデータベースに対応します。

- Oracle をデータ ス ト アと して使用する場合は、「jdbc:oracle:thin:@OracleServer: <ポート番号> : < SID >」 と入力します。たとえば、 「jdbc:oracle:thin:@OracleServer:1521:ORCL」 と入力します。

- Microsoft SQL Server をデータ ス ト アと して使用する場合は、「jdbc:JSQLConnect:// < dbServerName > / < NCDataStoreName >」 と入力します。

- DB2 をデータ ス ト アと して使用する場合は、「jdbc:DB2:// < DB2ServerName > : <ポート番号> / < dbName >」 と入力します。

- Informix をデータ ス ト アと して使用する場合は、「jdbc:informix-sqli:// < ServerName > : <ポート番号> / < dbName > :informixserver=< InformixServerName >」 と入力します。

11. 次のコマンドを入力します。 <ログオン ID >は、 NoticeCast データ ス ト アにログオンするために NoticeCast Server で使用するユーザー名です。

set "Data Store Logon ID"= <ログオン ID >

12. 「encrypt "Data Store Logon Password"」 と入力します。 新しい値の入力を求めるプロンプ トが表示されます。

13. NoticeCast データ ス ト アにログオンするために NoticeCast Server で使用するパスワードを入力します。

新しい値の確認を求めるプロンプ トが表示されます。

14. パスワードをも う 1 回入力します。

これでパスワードが変更されます。

102 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 103: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 7 章 : アップグレードのためのソフ ト ウェアのインス トール

15. 次のコマンドを入力します。 <ディ レク ト リおよびファ イル名>は、 NoticeCast データ スト アへの接続に使用される JDBC ド ラ イバのディ レク ト リ と ファ イル名です。 <データベース>は、 NoticeCast データ ス ト アに使用しているデータベースのタイプです。

set " <データベース> JDBC Driver File"= <ディ レク ト リおよびファイル名>

- Microsoft SQL Server データベースで “JSQLConnect.jar” を使用している場合、 [MS SQL Server JDBC Driver File] プロパティで既に .jar ファ イルのデフォルトのディ レクト リが指定されています。

- Oracle のデフォルトの JDBC ド ラ イバを使用している場合は、 [Oracle JDBC Driver File] プロパティで“<インス トール場所> /bin/classes12.zip” が指定されています。

- DB2 のデフォルトの JDBC ド ラ イバを使用している場合は、 [DB2 JDBC Driver Files]プロパティで“<インス トール場所> /bin/db2java.zip” が指定されています。

- Informix のデフォルトの JDBC ド ラ イバを使用している場合は、 [Informix JDBC Driver Files] プロパティで“<インス トール場所> /bin/ifxjdbc.jar” が指定されています。

- NoticeCast データ ス ト アでデフォルト以外の JDBC ド ラ イバを使用している場合は、[database JDBC Driver File] プロパティで JDBC ド ラ イバのマニュアルに記載されている値が指定されています。

16. 「select ..」 と入力して、 NoticeCast データ ス ト アに戻り ます。

NoticeCast データ ス ト アをアップグレードする手順

1. 管理者が Cognos NoticeCast データ ス ト アのバッ クアップを完了しているこ とを確認してください。 アップグレード後は、 以前のバージ ョ ンの Cognos NoticeCast で NoticeCast 7.3 データ ス トアを使用できな くな り ます。

2. 段階的なアップグレードの場合は、 管理者が既存の NoticeCast データ ス ト アを 7.3 環境のコンピュータにコピーしたこ とを確認して ください。

3. 「select General」 と入力します。

4. 「ls」 と入力して、 プロパティ と現在の値を確認します。

5. データ ス ト アをアップグレードするには、「set "Data Store Administration Action"=update」 と入力します。 ヒ ン ト : describe コマンドを使用して、 設定プロパティの説明を確認できます。

6. 「select ..」 と入力して、 NoticeCast Server レベルに戻り ます。

7. 「apply」 と入力して、 NoticeCast Server 設定を適用し、 データ ス ト アを作成します。

8. 「start」 と入力して、 NoticeCast プロセスを開始します。

これで、 NoticeCast Server を設定し、 プロセスを開始しました。 Cognos NoticeCast のインストールを完了するには、 Windows コンポーネン ト をインス トールして設定します。

Access Manager Server の設定

Access Manager Server は、 次の 2 つのサービスを管理する Cognos セキュ リ ティ コンポーネントです。

- Ticket サービス。 Cognos 製品ユーザーのシングル サインオンを管理するために使用するチケッ ト を発行します。 指定した期間のチケッ トが発行され、 ユーザーは認証データを再入力せずに複数のアプリ ケーシ ョ ンにアクセスできるよ うにな り ます。

- Authentication サービス。 Web ベースの配布でユーザーを認証します。 デフォルトで、Authentication サービスは無効です。

インス トール ガイ ド 103

Page 104: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 7 章 : アップグレードのためのソフ ト ウェアのインス トール

各 Cognos アプリ ケーシ ョ ンに 1 つ以上の Access Manager Server が必要です。 Access Manager Server をディ レク ト リ サーバーと同じコンピュータにインス トールするこ とを推奨します。Access Manager Server フェイルオーバーおよび負荷分散を実装するには、 追加の Access Manager Server をインス トールし、 負荷分散を設定します。 詳細については、 『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』 を参照して ください。

以前のリ リースの Cognos Series 7 には、Ticket Server のみが含まれています。 この Ticket Server で、 Cognos Series 7 Version 3 の Access Manager Server の Ticket サービス と同じ機能を提供し、同じポート番号である 9010 を使用します。 バージ ョ ンの混在する環境では、 以前のバージ ョンの Ticket Server をアンインス トールして ください。 その場合は、 Cognos Series 7 Version 3 のインス トールを完了した後で Access Manager Server を初めて起動する前に、 Ticket Server をアンインス トールする必要があ り ます。

Cognos Series 7 Version 3 を以前のバージ ョ ンと同じコンピュータにインス トールした場合、 追加の設定は不要です。 デフォルトで、 以前のバージ ョ ンの Ticket Server では現在のバージ ョ ンの Access Manager Server の Ticket サービス と同じポート を使用します。

Cognos Series 7 Version 3 を以前のバージ ョ ンとは別のコンピュータにインス トールした場合、以前のバージ ョ ンのコンピュータの Ticket Server ではなく、 新しいバージ ョ ンのコンピュータの Access Manager Server の Ticket サービスを使用するよ うに、ディ レク ト リ サーバーを設定する必要があ り ます。 次の手順で、 Configuration Manager を使用した設定方法について説明します。 Access Manager Administration を使用して設定するこ と もできます。 Access Manager の Ticket Server を使用できるよ うに、 Access Manager Administration を使用してディ レク ト リ サーバーを設定する方法については、 Access Manager の 『管理者ガイ ド』 を参照して ください。

手順

1. Configuration Manager の以前のバージ ョ ンで、 [Services] コンポーネン ト を展開し、 次に“Access Manager - Directory Server. 全般” を展開します。

2. [このディ レク ト リ サーバーを設定しますか ?] プロパティ を選択し、 値を [はい] に変更します。

3. [プライマ リ Ticket サービス] プロパティで、 Access Manger Server Ticket サービスがインス トールされているコンピュータの名前を指定します。

4. 変更を適用します。

設定の適用

デフォルト設定を使用するか、 設定を変更するかに関係なく、 使用する予定のすべての設定を適用する必要があ り ます。 次の手順では、 設定に対して必要なすべての変更が終了し、 その設定をサーバー環境に適用する準備が整ったと想定しています。

手順

1. Configuration Manager を実行するには、 “<インス トール場所> /bin” ディ レク ト リに移動します。 “<インス トール場所>” は、 Cognos ソフ ト ウェアをコピーした場所です。

2. 「configure」 と入力します。 コマンド ラ イン “configcp-->” が表示されます。

3. 「validate」 と入力します。 設定が有効であるこ とがシステムによって確認されます。 設定が無効な場合は、 変更するよ うに要求されます。

4. 「apply <コンピュータ名>」 と入力します。

この手順では、 コンピュータにインス トールされている全コンポーネン トにすべての設定が適用されます。

5. Configuration Manager を閉じるには、 「exit」 と入力します。

104 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 105: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 7 章 : アップグレードのためのソフ ト ウェアのインス トール

プロセスの開始

インス トールと設定がすべて終了したら、 Cognos Series 7 製品に関連するすべてのサービス とプロセスを開始する必要があ り ます。 Cognos のサービス とプロセスはアップグレード時には登録されず、 それらを開始したと きに登録されます。

分散インス トールの場合は、 次の順序でコンポーネン ト を起動するこ とを推奨します。

- Access Manager Server- ディレク ト リ サーバー

- Upfront サービス

- 任意の共有データ ス ト ア

- アプ リ ケーシ ョ ン サーバー

次の表は、 Cognos のサービスおよびプロセスの一覧と、 Configuration Manager のオブジェク ト階層内での位置を示しています。

手順

1. Configuration Manager を実行するには、 “<インス トール場所> /bin” ディ レク ト リに移動します。 “<インス トール場所>” は、 Cognos ソフ ト ウェアをコピーした場所です。

2. 「configure」 と入力します。 コマンド ラ イン “configcp-->” が表示されます。

3. 1 つ以上のプロセスを開始します。

- すべてのプロセスを同時に開始するには、 「start <コンピュータ名>」 と入力します。<コンピュータ名>は、 ローカル コンピュータの名前です。 開始するプロセス数によって異なり ますが、 この処理には数分かかる場合があ り ます。

- 特定のプロセスを開始するには、 そのプロセスを含むオブジェク ト階層の場所に移動して、 「start」 と入力します。

4. Configuration Manager を閉じるには、 「exit」 と入力します。

サービスまたはプロセス オブジェク ト階層の場所

Cognos PowerPlay Enterprise Server

Cognos PowerPlay Enterprise Server.ディ スパッチャ

Cognos NoticeCast Dispatcher Cognos Noticecast.Noticecast Server

Cognos NoticeCast Data Store Cognos Noticecast.Noticecast. データ スト ア

Cognos Upfront Administration Service

Upfront. 共有 . サーバー管理

Cognos Upfront Data Store Upfront. データ ス ト ア

Cognos Upfront Dispatcher Upfront. サーバー

Access Manager Server Services.Access Manager - Server

PowerGrid Services.Powergrid

インス トール ガイ ド 105

Page 106: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 7 章 : アップグレードのためのソフ ト ウェアのインス トール

さ らに作業するにはUNIX コンポーネン トのアップグレードが完了しました。 次に、 Windows コンポーネン トの新しいバージ ョ ンをインス トールして (p. 77)、 ユーザーのアプリ ケーシ ョ ンをアップグレードする必要があ り ます (p. 113)。

また、 コンポーネン ト をテス ト して、 各コンポーネン トが正常に機能し、 相互に通信できることを確認します。 テス トの説明については、 「インス トールのテス ト 」 (p. 107) を参照して ください。

106 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 107: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 8 章 : インス トールのテス ト

インス トール プロセス全体が完了したら、 Cognos Series 7 のテス ト を選択できます。 テス トは、 次の場合に行う こ とができます。

- デフォルト インス トールの手順の完了直後 (p. 59)- カスタム インス トールの手順の完了直後 (p. 39)- ソフ ト ウェア (p. 121) およびデータ (p. 113) (オプシ ョ ン) をアップグレード した後

テス トにデータが必要な場合は、 以前のバージ ョ ンで作成したデータか、 製品サンプルを使用できます。 サンプルの使用については、 『Installation Testing and Samples Setup Guide』 を参照して ください。

Web サーバーのテス ト

Web ブラウザがインス トールされている UNIX または Windows コンピュータで Web サーバーをテス トできます。 このテス トでは、 前述のよ うに Web サーバーが設定されているこ とを想定します。

Web サーバーをテス トするには、 デフォルトの Web ページを開きます。

手順

1. Web サーバーが設定されているこ とを確認します。

2. Web ブラウザを起動します。

3. 設定した Web サーバーのデフォルト ページの URL を入力し、 Enter キーを押します。

URL は “http:// <サーバー名> /” です。

<サーバー名>には、 Web サーバーの名前を入力します (デフォル トでは、 コンピュータ名です)。

ディ レク ト リ サーバーのテス ト

Access Manager Administration は、 Cognos 製品のセキュ リ ティ情報の設定と管理を行う Windows ツールです。 ディ レク ト リ サーバーが動作し、 適切に設定されているこ とをテス トするには、 Windows コンピュータ上で Access Manager Administration を使用します。

下記の手順でディ レク ト リ サーバーをテス トできます。 Access Manager Administration を使用してテス ト を行う前に、 ディ レク ト リ サーバーに接続を追加しておく必要があ り ます。 また、Access Manager の実行時認証情報をテス ト し、 すべての接続情報を Cognos セキュ リ ティ管理(.csa) ファ イルに保存しておく と便利です。 こ うする と、 ユーザーまたは管理者が次に Access Manager Administration を開いたと きにこれらの情報をすぐに使用できます。 この手順は、 Sun Java System Directory Server を使用している場合も Microsoft Active Directory を使用している場合も同じです。

ユーザーまたは管理者が以前に Access Manager Administration でディ レク ト リ を設定しており、既に保存してある .csa ファ イルを使用できる場合は、 .csa ファ イルを開き、 ディ レク ト リ サーバーのプロパティ シートにアクセスして [テス ト ] をク リ ッ クするだけで、 テス ト を実行できます。 それ以外の場合は、 下記のタスクを完了したと きに .csa ファ イルも作成されます。

インス トール ガイ ド 107

Page 108: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 8 章 : インス トールのテス ト

ディ レク ト リ サーバーへの接続の追加手順

1. [スタート ] メニューから、 [プログラム]、 [Cognos Series 7 Version 3]、 [ツール]、 [Access Manager - Administration] をク リ ッ ク します。

2. [Explorer] ウ ィ ンド ウで、 “ディ レク ト リ サーバー” フォルダをク リ ッ ク します。

3. [操作] メニューの [接続の追加] をク リ ッ ク します。

4. [ホス ト ] ボッ クスに、 使用しているコンピュータの名前、 またはディ レク ト リ サーバーをインス トールしたと きに定義したサーバー識別子を入力します。

5. [ポート /SSL ポート ] ボッ クスに、 データ ディ レク ト リ サーバーで使用するポート を入力します。

6. [基本識別名 (DN)] ボッ クスに、 データ ディレク ト リ サーバーの作成時に定義した[ベース サフ ィ ッ クス] の値を入力します。

Sun Java System Directory Server に使用する Cognos のデフォルト値は 「o=Cognos, c=CA」です。

Microsoft Active Directory を使用している場合、 デフォルト値は 「o=company, dc=domain name」 です。

7. [テス ト ] をク リ ッ ク して接続を検証します。

ディ レク ト リ サーバーが応答しているこ とを示すメ ッセージが表示されます。

実行時認証情報のテス ト手順

1. [スタート ] メニューから、 [プログラム]、 [Cognos Series 7 Version 3]、 [ツール]、 [Access Manager - Administration] の順にク リ ッ ク します。

2. [Explorer] ウ ィ ンド ウで、 “ディ レク ト リ サーバー” フォルダを展開します。

3. 接続するディ レク ト リ サーバーを右ク リ ッ ク し、 [プロパティ] を選択します。

4. [実行時認証情報] タブをク リ ッ ク します。

[管理者アクセス] ダイアログ ボッ クスが表示されます。

5. [実行時管理者識別名 (DN)] ボッ クスに、 ディ レク ト リ サーバーにログオンする と きに管理者が使用する識別名を入力します。

Sun Java System Directory Server のデフォルト値は 「cn=Directory Manager」 です。 Microsoft Active Directory を使用している場合、 デフォルト値は 「cn=Administrator, cn=users, dc=domain name」 です。

6. [実行時管理者パスワード] ボッ クスに、 ユーザーが [実行時管理者識別名 (DN)] に指定したパスワードを入力します。

たとえば、 Sun Java System Directory Server に使用する Cognos のデフォルト値は「admin1234」 です。 Microsoft Active Directory を使用する場合、 デフォルト値は 「password」 です。

7. [ログオン] をク リ ッ ク し、 [テス ト ] をク リ ッ ク します。

認証情報が有効である とい う メ ッセージが表示されます。

接続情報の保存手順

1. [ファ イル] メニューの [名前を付けて保存] をク リ ッ ク します。

2. .csa ファ イルの名前を入力し、 フォルダに保存します (“<インス トール場所>\bin\cognos.csa” など)。

<インス トール場所>の部分には、 Cognos 製品をインス トールしたディ レク ト リ を入れます。

108 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 109: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 8 章 : インス トールのテス ト

3. Access Manager Administration を閉じます。

ヒ ン ト : 次回 Access Manager Administration を起動する と きは、 .csa ファ イルを開いて保存済みの接続情報をロードするか、 [ファ イル] メニューのデフォルト と してこのファ イルを設定します。

Ticket サービスのテス ト

Access Manager Administration は、 Cognos 製品のセキュ リ ティ情報の設定と管理を行う Windows ツールです。 Ticket サービスが動作し、 適切に設定されているこ とをテス トするには、 Windows コンピュータで Access Manager Administration を使用します。

次の手順を使用して、 Ticket サービス との接続をテス ト します。 次の手順では、 前のセクシ ョンで作成した .csa ファ イルを開きます。 .csa ファ イルには接続情報が保存されます。 このファイルは、 Access Manager Administration に情報を再ロードするために使用できます。

手順

1. ディレク ト リ サーバーのテス トが完了し、 .csa ファ イルが保存されているこ とを確認します。

2. [スタート ] メニューから、 [プログラム]、 [Cognos Series 7 Version 3]、 [ツール]、 [Access Manager - Administration] の順にク リ ッ ク します。

3. [ファ イル] メニューの [開く] をク リ ッ ク し、 以前作成した .csa ファ イルを選択して[開く] をク リ ッ ク します。

4. [Explorer] ウ ィ ンド ウで、 “ディ レク ト リ サーバー” フォルダを展開します。

5. ディレク ト リ サーバーがインス トールされているコンピュータの名前を右ク リ ッ ク し、[プロパティ] をク リ ッ ク します。 ディレク ト リ サーバーのプロパティのダイアログ ボッ クスが表示されます。

6. [Ticket サービス] タブをク リ ッ ク します。

[管理者アクセス] ダイアログ ボッ クスが表示されます。

7. [実行時管理者識別名 (DN)] ボッ クスに、 ディ レク ト リ サーバーにログオンする と きに管理者が使用する識別名を入力します。 これはデータ ディレク ト リ サーバーの作成時に定義したルート DN です。 推奨するデフォルト値は 「cn=Directory Manager」 です。

8. [実行時管理者パスワード] ボッ クスに、 [実行時管理者識別名 (DN)] にユーザーが指定したパスワードを入力します。

たとえば、 「admin1234」 です。

9. [ログオン] をク リ ッ ク します。

Configuration Manager を使用して 1 つ以上の Ticket サービスを設定した場合は、 [Ticket サービス接続] リ ス トに情報が表示されます。

10. 別の Ticket サービスに接続するには、 [追加] をク リ ッ ク し、 [プロンプ ト ] ボッ クスに「<ホス ト> : <ポート番号>」 の形式で名前または IP アドレス と Ticket サービス コンピュータのポート を入力します。

指定するポートは、 Configuration Manager で指定したポート と同じである必要があ り ます。デフォルトのポート番号は 「9010」 です。

11. [Ticket サービス接続] リ ス トの各 Ticket サービスについて、 Ticket サービスを 1 つ選択して [テス ト ] をク リ ッ ク します。

Ticket サービスが応答しているこ とを示すメ ッセージが表示されます。 エラー メ ッセージが表示されたら、 接続情報を確認します。

12. [OK] をク リ ッ ク してメ ッセージ ボッ クスを閉じます。

13. [OK] をク リ ッ ク して変更内容を保存し、 Access Manager - Administration を終了します。

インス トール ガイ ド 109

Page 110: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 8 章 : インス トールのテス ト

注 : [Ticket サービス接続] リ ス トのエン ト リは、 実行時に変更しないでください。 Ticket サービス接続の順序について追加、 削除、 または変更を行う場合は、 次のコンポーネン ト を再起動する必要があ り ます。 再起動しなかった場合、 認証に関する問題が発生するこ とがあ り ます。

- Cognos サーバー

- Access Manager Server (Authentication サービス と して構成されている場合、 または Authentication サービスおよび Ticket サービスの両方と して構成されている場合)

Upfront のテス ト

次の手順を実行して、 使用している Web ブラウザから Upfront にアクセスできるこ とを確認し、 Windows で Upfront Server Administration をテス ト します。 Upfront Server Administration を使用する と、 Upfront サーバーを管理できます。 詳細については、 Upfront のオンライン ヘルプを参照して ください。

Upfront の Web アクセスのテス ト手順

1. Web ブラウザを起動します。

2. 設定した Web サーバーの Upfront ページの URL を入力し、 Enter キーを押します。 URL は“http:// <サーバー名> /cognos/” です。<サーバー名>には Web サーバーの名前を入力します。 デフォルトでは、 これは使用しているコンピュータの名前です。

Windows での Upfront Server Administration のテス ト手順

1. ps -ef コマンドを使用して、 UNIX で次の Upfront プロセスが実行されているこ とを確認します。

- UpfAdmin

- upfdbsrv および rds

- UpfDispatcherService

- UpfServer

- UpfEventServer

- UpfFMServer

2. [スタート ] メニューから、 [プログラム]、 [Cognos Series 7 Version 3]、 [Cognos Server Administration] の順にク リ ッ ク します。

3. [Cognos Server Administration] ウ ィ ン ド ウで、 [ポータル] をダブルク リ ッ ク して Upfront Server Administration を開きます。

[接続] ダイアログ ボッ クスが表示されます。

4. [サーバー名] ボッ クスで、 Upfront サーバーの名前 (デフォルトは使用しているコンピュータ名) を入力し、 [接続] をク リ ッ ク します。

5. プロンプ トが表示されたら、 [Cognos 共通ログオン] にログオンします。 デフォルト値を使用するには、 [ユーザー ID] に 「Administrator」 と入力し、 [パスワード] ボッ クスは空白のままにします。

Upfront Server Administration が開きます。

6. [サーバー] メニューの [サーバーを追加] をク リ ッ ク し、 Upfront サーバーの完全修飾名を入力して [OK] をク リ ッ ク します。

使用している Upfront サーバーが Upfront サーバー グループに追加され、 Upfront Server Administration がそのサーバーを使用できるよ うにな り ます。

110 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 111: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 8 章 : インス トールのテス ト

Cognos Series 7 OLAP のテス ト

サンプル データを使用した、 次の各テス トの実行については、 『Installation Testing and Samples Setup Guide』 を参照して ください。

PowerPlay Enterprise Server をテス トするには、 PowerPlay Enterprise Server Administration を使用してレポート またはキューブを Upfront に発行します。次に、 Web ブラウザを使用して Upfront にアクセスし、 発行したレポート またはキューブを表示します。

PowerPlay for Windows から PowerPlay Enterprise Server への接続をテス トするには、 PowerPlay を起動してサーバー上のリモート キューブを開きます。

Transformer をテス トするには、 キューブ ファ イル (.pyi) またはキューブの構築に使用したモデル定義言語ファイル (.mdl) を開きます。

Windows での PowerPlay Enterprise Server Administration のテス ト

次の手順に従って、 PowerPlay Enterprise Server Administration をテス ト します。 このツールを使用して PowerPlay Enterprise サーバーを管理できます。

手順

1. ps -ef コマンドを使用して、 UNIX で ppserver プロセスが実行されているこ とを確認します。

2. [スタート ] メニューから、 [プログラム]、 [Cognos Series 7 Version 3]、 [Cognos Server Administration] の順にク リ ッ ク します。

3. [Cognos Server Administration] ウ ィ ン ド ウで、 [OLAP キューブおよびレポート ] をダブルク リ ッ ク して PowerPlay Enterprise Server Administration を開始します。

[サーバーに接続] ダイアログ ボッ クスが表示されます。

4. [サーバー名] ボッ クスで、 PowerPlay Enterprise Server の名前 (デフォルトは使用しているコンピュータ名) を確認または入力し、 [OK] をク リ ッ ク します。

これが 初のアクセスであるため、 サーバーの保護を求める メ ッセージがこ こで表示されます。

5. サーバーを保護する場合は、 [はい] をク リ ッ ク します。

6. プロンプ トが表示されたら、 [Cognos 共通ログオン] にログオンします。 デフォルト値を使用するには、 [ユーザー ID] に 「Administrator」 と入力し、 [パスワード] ボッ クスは空白のままにします。

PowerPlay Enterprise Server Administration が開きます。

7. [セキュ リ ティの設定] ダイアログ ボッ クスで、 [OK] をク リ ッ ク します。

[アイテム] の下に、 サンプルのキューブとレポートが既にいくつか表示されています。 注 : Upfront を使用する場合は、 この 後の手順は必須です。 また、 Upfront で使用するものと同じネームスペースを PowerPlay Enterprise Server で使用する必要があ り ます。

Cognos Series 7 PowerPlay Transformer Edition のテス ト

サンプル データを使用した、 次の各テス トの実行については、 『Installation Testing and Samples Setup Guide』 を参照して ください。

PowerPlay Transformer Edition のインス トールをテス トするには、 PowerPlay Transformer を使用してキューブ (.mdc ファ イル) を作成し、 そのキューブを PowerPlay で開きます。

PowerPlay for Windows または PowerPlay for Excel をテス トするために、 ローカル レポート またはキューブを開く こ とができます。

インス トール ガイ ド 111

Page 112: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 8 章 : インス トールのテス ト

Windows での Cognos Series 7 Alerts/Notifications のテス ト

NoticeCast Server Administration ツールを起動するだけで、 Cognos NoticeCast が NoticeCast データ ス ト アに接続されているかど うかをテス トできます。

手順

1. [スタート ] メニューから、 [プログラム]、 [Cognos Series 7 Version 3]、 [Cognos Server Administration] の順にク リ ッ ク します。

2. [Cognos Server Administration] ウ ィ ン ド ウで、 [Alerts and Notifications] をク リ ッ ク して NoticeCast Server Administration を起動します。

3. プロンプ トが表示されたら、 [Cognos 共通ログオン] にログオンします。 デフォルト値を変更しなかった場合は、 [ユーザー ID] に 「Administrator」 と入力し、 [パスワード] ボッ クスは空白のままにします。

NoticeCast Server Administration が開きます。

分散ソート処理のテス ト分散ソート処理を行った後に、 Cognos 製品でデータの読み込みやマージの処理を行う と、データの整合性に問題が発生する場合があ り ます。

この問題は、 次の条件がすべてそろった場合にのみ発生します。

- 1 つの論理 SQL クエ リーが複雑であるため、 2 つ以上の物理データベース クエ リーに分割されて処理され、 分散ソート後にマージされる場合。 たとえば、 移動平均や、 小計を累積していくケースなどの、 高度な合算を使用している小計でグループ化されている クエ リーが、 これにあたり ます。

- 特定のデータベースで 1 つ以上の物理クエ リーがソート され、 別のデータベース、 または Cognos 製品が実行されているコンピュータのオペレーティング システムで 1 つ以上の物理クエ リーがソート される場合。 または、 同じデータベースで 2 つ以上の物理クエ リーがソート され、 Cognos 製品が実行されているコンピュータのオペレーティング システムのソート順に基づいて、 データ結果がマージされる場合。 これは分散ソート処理とマージ処理と呼ばれます。 Cognos 製品に独自の処理ではあ り ません。

- こ う したソート順が異なる場合。

使用するすべてのデータベースおよびオペレーティング システムにおいて、 同じソート順でデータが処理される場合には、 データの整合性に問題は発生しません。 また、 同じ ソート順で処理を行っていない場合でも、 現在問題が発生している とは限り ません。

この問題は、 Cognos 製品に特有のものではあ り ません。 他のベンダーが提供する製品でも、同じ問題が発生するこ とがあ り ます。 現在または今後、 このよ う な問題が発生する可能性があるかど うかは、 Cognos で提供している次のものを使用して判定するこ とができます。

- Distributed Sorting Validation Kit (分散ソート処理検証キッ ト )

- Cognos 製品の潜在的な問題を解決するための、 新しい製品機能

詳細については、 製品の “Readme” ファ イルにある 「分散ソート処理の ト ラブルシュート 」の項目か、 または Cognos サポート Web サイ トの Advisories セクシ ョ ンにある 「Distributing Sorting」 の項目を参照して ください。

112 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 113: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 3 部 : アプリ ケーシ ョ ンのアップグレード

インス トール ガイ ド 113

Page 114: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

114 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 115: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 9 章 : アップグレードの手順

製品を完全にアップグレードするための作業には、 新しいソフ ト ウェアのインス トール、 サーバー アプリ ケーシ ョ ンのアップグレード、 およびク ライアン ト アプリ ケーシ ョ ンのアップグレードがあ り ます。 その後で、 インス トールをテス ト し、 オプシ ョ ンで新しいバージ ョ ンに移行するこ と もできます。 この章では、 完全なアップグレード手順の概要について説明します。

また、 この章では、 一括アップグレードの方法について説明し、 アップグレード処理に役立つチェッ ク リ ス ト も示します。

アップグレードの計画どのよ うな運用環境でも、 ユーザーに継続してサービスを提供するこ とは非常に重要です。サービスを維持しながらアップグレードを行うには、 十分に計画を立てるこ とが重要になり ます。

Cognos アプリ ケーシ ョ ンで使用するすべてのコンピュータを同時にアップグレードするこ とは可能でない場合があ り、 またその必要もあ り ません。 ただし、 一括アップグレード と段階的アップグレードの両方で、 7.3 アプ リ ケーシ ョ ンを実行する前に、 アプリ ケーシ ョ ン サーバーのすべてのコンポーネン ト をアップグレードする必要があ り ます。 たとえば、 PowerPlay Enterprise Server で必要となるすべてのコンポーネン トは、 7.3 アプリ ケーシ ョ ンを実行する前にアップグレードする必要があ り ます。

アップグレードは次のいずれかの方法で計画します。

- 一括アップグレードの計画

以前のバージ ョ ンのコンポーネン トが 1 台以上のコンピュータに存在し、 同じコンピュータに 7.3 コンポーネン ト をインス トールします。

- 段階的アップグレードの方法

以前のバージ ョ ンのコンポーネン トが 1 台以上のコンピュータに存在し、 7.3 コンポーネン ト を別のコンピュータにインス トールします。 7.3 コンポーネン ト をインス トールするコンピュータに Cognos 製品はインス トールされていません。

一括アップグレードの計画

一括アップグレードの説明は、 特定の Cognos コンポーネン ト を、 同じコンポーネン トの以前のバージ ョ ンがインス トールされているコンピュータでアップグレードするユーザーを対象としています。

初に、 使用している Cognos Series 7 製品と必要なサード パーティ製品が複数のコンピュータに分散している場合の一括アップグレードについて概要を説明します。 分散環境を変えずに保持し、 現在配置されている同じコンピュータ上にある各コンポーネン ト をアップグレードする場合にこの方法を使用します。

次に、 Cognos Series 7 製品と必要なサード パーティ製品が 1 台のコンピュータにインス トールされている場合の一括アップグレードについて概要を説明します。 Cognos Series 7 コンポーネン トの新しいバージ ョ ンと、 必要に応じて新しいバージ ョ ンのサード パーティ製品を使用して、 同じコンピュータをアップグレードする場合にこの方法を使用します。

アップグレードする必要があるアプリ ケーシ ョ ンは、 すべて同じコンピュータで使用できます。 アップグレードの完了後は、 あるコンポーネン トの 2 つのバージ ョ ンを同じコンピュータ上で実行するこ とができます。 2 つのバージ ョ ンは、 それぞれ独自に実行できます。 Cognos Series 7 Version 2 と Cognos Series 7 Version 3 の混在する環境では、 2 つのバージ ョ ンで同じコンポーネン ト を共有して同時に実行できます。

インス トール ガイ ド 115

Page 116: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 9 章 : アップグレードの手順

段階的アップグレードの計画

段階的アップグレードの説明は、 Cognos 製品を既にインス トールしているコンピュータをお使いのユーザーを対象と しています。 別のコンピュータに新しいソフ ト ウェアをインス トールしている間、 以前のバージ ョ ンのサービス とプロセスを継続して実行するこ とができます。

初に、 使用している Cognos Series 7 製品と必要なサード パーティ製品が複数のコンピュータに分散している場合の段階的アップグレードについて概要を説明します。 同じ分散環境を別の複数のコンピュータに複製し、 それぞれの新しいコンピュータで、 新しいバージ ョ ンの対応する Cognos Series 7 のコンポーネン ト をアップグレードする場合にこの方法を使用します。

次に、 Cognos Series 7 製品と必要なサード パーティ製品が 1 台のコンピュータにインス トールされている場合の段階的アップグレードについて概要を説明します。 すべてのコンポーネン トを別の 1 台のコンピュータでアップグレード して使用する場合にこの方法を使用します。

運用環境とは別にテス ト環境を使用する場合に、 段階的アップグレードの方法を使用するこ ともできます。 この場合、 アプリ ケーシ ョ ンを運用環境からテス ト環境に配置します。 その後、新しい環境のテス トが完了したら、 すべてのデータを運用環境に配置します。

アップグレードの完了後は、 あるコンポーネン トの 2 つのバージ ョ ンを同じコンピュータ上で実行するこ とができます。 2 つのバージ ョ ンは、 それぞれ独自に実行できます。 Cognos Series 7 Version 2 と Cognos Series 7 Version 3 の混在する環境では、 2 つのバージ ョ ンで同じコンポーネン ト を共有して同時に実行できます。

アップグレードの手順一括アップグレード と段階的アップグレードのどちら も同様の一般的な手順に従います。

ソフ ト ウェアのアップグレード

本章では、 ソフ ト ウェアのアップグレードが完了しているこ とを前提と して説明を進めます。手順については、 「アップグレードのためのソフ ト ウェアのインス トール」 を参照して ください。

サーバー アプ リ ケーシ ョ ンのアップグレード

ソフ ト ウェアをアップグレード した後、 Upfront から開始して、 1 回につき 1 つのサーバー アプリ ケーシ ョ ンを対話的にアップグレードできます。 手順については、 「サーバー アプ リケーシ ョ ンのアップグレード」 (p. 121) を参照して ください。

ク ラ イアン ト アプ リ ケーシ ョ ンのアップグレード

レポートおよびモデルは、 新しいバージ ョ ンに簡単にアップグレードできます。 詳細については、 「ク ラ イアン ト アプリ ケーシ ョ ンのアップグレード」 (p. 135) を参照して ください。

セキュ リ ティ情報のアップグレード (オプシ ョ ン)

すべての Cognos Series 7 コンポーネン ト をアップグレード し、 新しい環境に完全に移行する準備が整った後で、 この手順を完了します。 詳細については、 「新しいバージ ョ ンへの完全な切り替え」 (p. 137) を参照して ください。

開始前のバッ クアップについて

ロールバッ クが必要となった場合に備えて、 アップグレード処理を開始する前にバッ クアップ操作を実行するこ とを推奨します。

Cognos NoticeCast データ ス ト アはバッ クアップする必要があ り ます。 Alerts/Notifications 7.3 をインス トールする前に、 データベースの管理者は Cognos NoticeCast データ ス ト アのコピーを作成する必要があ り ます。 アップグレード後は、 Cognos NoticeCast データ ス ト アを、 以前のバージ ョ ンの Cognos NoticeCast で使用できな くな り ます。

116 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 117: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 9 章 : アップグレードの手順

また、 ディ レク ト リ サーバー ソフ ト ウェアを Sun Java System Directory Server にアップグレードする場合は、 ディ レク ト リ サーバーのセキュ リ ティ情報をバッ クアップする必要もあ り ます。

アップグレード中に、 一連の新しいディ レク ト リ とデータ ス ト アが作成されます。 以前のバージ ョ ンのアプ リ ケーシ ョ ンは元の場所に残り ます。 レポートのバッ クアップはアップグレードの要件ではあ り ませんが、 何らかの理由で以前のバージ ョ ンに戻す場合に便利です。 ほとんどの場合、 レポート を現在のバージ ョ ンにアップグレード した後、 そのレポートは以前のバージ ョ ンで開く こ とができな くな り ます。

アプ リ ケーシ ョ ンのバッ クアップについては、 Cognos Series 7 の 『バッ クアップおよび復旧ガイ ド』 を参照して ください。

アップグレード チェッ ク リ ス ト

次のチェッ ク リ ス ト を使用して、 アプ リ ケーシ ョ ンをアップグレードする準備が完了しているかど うかを確認します。 ❑ ロールバッ クの手段を使用できる。

少な く と も次のものをバッ クアップした。

- ネームスペースを含むディ レク ト リ サーバー データ

- Cognos NoticeCast データ ス ト ア

- ロールバッ クの手段に応じたその他のデータ ス ト ア

- Upfront カスタム テーマ

❑ Cognos 7.3 コンポーネン ト をインス トール、 設定し、 実行している。

❑ サービスが中断する可能性についてユーザーに通知した。

これは一括アップグレードの場合にだけ該当します。

❑ アップグレードに適切な時間が用意されている。

1 回に 1 つのアプリ ケーシ ョ ンのアップグレードを選択できます。

❑ UNIX 管理者やデータベース管理者など、 主な関係者の準備が整っている。

❑ ログオン情報とパスワード情報が使用できる。

❑ 次の作業を行った後でロールバッ クが不可能なこ とを主な関係者が認識している。

- ディレク ト リ サーバー ネームスペースに使用されているスキーマ バージ ョ ンのアップグレード

- Cognos NoticeCast データ ス ト アのアップグレード

必要なファイルのチェッ ク リ ス ト次の表は、 各製品のアプ リ ケーシ ョ ンのアップグレードを完了するために必要となるファ イルの一覧です。 これらのファ イルのほとんどは、 特定の製品のアプリ ケーシ ョ ンを編成する手順を完了した場合にのみ作成されます。 段階的アップグレードでは、 これらのファ イルを新しいコンピュータに配置する必要があ り ます。 一括アップグレードでは、 ファ イルの場所を把握しておく必要があ り ます。

ファ イルまたはフォルダ 一般的な場所 ファイル名と場所

Upfront:

テーマ フォルダ \cern\webcontent\upfront

\cern\templates\upfront

パッケージ ファ イル \cern\bin\UpfPackage.pkg

インス トール ガイ ド 117

Page 118: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 9 章 : アップグレードの手順

アップグレードの説明で使用されている規定アップグレード方法が明記されていない場合は、 一括アップグレード と段階的アップグレードの両方で手順を完了する必要があ り ます。

大文字と小文字の区別

以降のアップグレードの章では、 Windows または UNIX のコマンド ラ イン インターフェイスから実行するユーティ リ ティに関する記述が多くあ り ます。

UpfUpgrade などのユーティ リ ティの名前は、 UNIX では大文字と小文字が区別されますが、Windows では区別されません。

-database などのパラ メータ名、 または moveallreportset などのキーワードは大文字と小文字の区別があ り、 小文字で入力する必要があ り ます。

パラ メータの値がファイルまたはディ レク ト リ を示す場合は、 UNIX では大文字と小文字の区別があ り、 Windows では区別があ り ません。

デフォルトの場所とファ イル名

この手順は、 すべての Cognos 製品が次のデフォルトのインス トール場所に存在する と仮定しています。

別の場所を選択した場合は、 そのパス名でこれらのパス名を置き換えてください。 パス名にスペースが含まれている場合は、"D:\Program Files\Cognos\cer4" のよ うに、 パスを二重引用符で囲む必要があ り ます。

それぞれの例では、 デフォルトのファ イル名が使用されています。 デフォルトの設定を使用しない場合は、 ファ イル名を置き換えてください。

PowerPlay :

メ タデータ フォルダ \cern\ppserver\PPSRoot (主な方法)

\cern\ppserver (代替方法)

メ タデータ フォルダの外部にあるキューブ (.mdc) およびレポート (.ppx)

このコンテンツは、 指定した場所に格納されます。 Cognos Series 7 によって場所が指定されるこ とはあ りません。

ファ イルまたはフォルダ 一般的な場所 ファイル名と場所

製品のバージ ョ ン Windows での場所 UNIX での場所

7.0 C:\Program Files\Cognos\cer2 /usr/cognos/cer2

7.1 C:\Program Files\Cognos\cer3 /usr/cognos/cer3

7.3 C:\Program Files\Cognos\cer4 /usr/cognos/cer4

118 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 119: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 9 章 : アップグレードの手順

サービス名とプロセス名

アップグレード処理の手順の説明には、 一般的なサービス名が使用されています。 次の表に、一般的なサービス名と、 実際にソフ ト ウェアに表示される Windows サービス名と UNIX プロセス名を一覧で示します。

Cognos Series 7 サービス Windows サービス UNIX プロセス

Sun Java System Directory Server

ns-slapd.exeslapd.exe

ns-slapdslapd

Sun Java System Administration Server

ns-httpd.exehttpd.exe

ns-httpduxwdog

Cognos PowerPlay Enterprise Server

ppserver.exe ppserver

Access Manager Server amserver.exe amserver

Cognos Upfront Administration Service

UpfrontAdministration.exe

UpfAdmin

Cognos Upfront Data Store upfdbsrv.exe(“rds.exe” も開始)

upfdbsrv(“rds” も開始)

Cognos Upfront Dispatcher UpfDispatcherService.exe

UpfDispatcherService

Powergrid 該当なし udanetd

インス トール ガイ ド 119

Page 120: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 9 章 : アップグレードの手順

120 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 121: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 10 章 : サーバー アプ リ ケーシ ョ ンのアップグ

レード

製品を完全にアップグレードするための作業には、 新しいソフ ト ウェアのインス トール、 サーバー アプリ ケーシ ョ ンのアップグレード、 ク ラ イアン ト アプリ ケーシ ョ ンのアップグレードがあ り ます。 この章では、 サーバー アプリ ケーシ ョ ンをアップグレードする方法について説明します。 この章の手順を実行する前に、 新しいバージ ョ ンのソフ ト ウェアのインス トールおよび設定が完了している必要があ り ます。 新しいバージ ョ ンのインス トールの詳細については、本書の 「アップグレードのためのソフ ト ウェアのインス トール」 を参照して ください。 サーバー アプリ ケーシ ョ ンをアップグレード した後、 ク ラ イアン ト アプリ ケーシ ョ ンのアップグレード (p. 121)、 インス トールのテス ト、 および新しいバージ ョ ンへの移行 (オプシ ョ ン) を行う こ とができます。

サーバー コンポーネン ト を 1 つずつアップグレード しながら、 バージ ョ ンが混在する環境でソフ ト ウェアの実行を継続する場合は、 次の順序でアップグレードを行う必要があ り ます。

1. Upfront を使用するアプリ ケーシ ョ ンにセキュ リ テ ィを適用します。

2. Upfront をアップグレード します。

3. 7.1 と 7.3 の両方のサーバー グループを含むバージ ョ ンの混在する環境を実行する場合は、7.3 サーバー設定ファイル (cer4.csx) を更新します。

4. アップグレードするサーバー アプリ ケーシ ョ ンの Upfront の NewsItem ゲート ウェイの URL を更新します。

5. その他のアプリ ケーシ ョ ンをアップグレード します。

アプ リ ケーシ ョ ンは任意の順序でアップグレードできます。 ただし、 すべての段階でド リルスルー ナビゲーシ ョ ンが機能するよ うにするには、 次の順序でアップグレードを実行する必要があ り ます。

- Cognos NoticeCast

- PowerPlay Enterprise Server

セキュ リティの適用Cognos 管理ツールと と もに Upfront を使用する場合は、 セキュ リ ティ を使用する必要があ り ます。 Cognos NoticeCast および PowerPlay Enterprise Server 用の管理ツールが提供されています。

新しいバージ ョ ンのサーバー製品をインス トールした場合は、 アプリ ケーシ ョ ンをアップグレードする前に、 その管理ツールのセキュ リ ティを適用する必要があ り ます。 セキュ リ ティ を適用するには、 管理ツールを開き、 ログオンします。 製品によっては、 セキュ リ ティ を使用するかど うかを尋ねるプロンプ トが表示されます。

インス トールのテス ト を行った後では、 一部の管理ツールのセキュ リ ティ を既に適用している場合があ り ます。 セキュ リ ティの適用は 1 回だけ行う必要があ り ます。

手順

1. 管理ツールを起動します。

2. 管理ツールにログオンします。

3. プロンプ トが表示された場合は、 セキュ リ ティ を使用するこ とを選択します。

インス トール ガイ ド 121

Page 122: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 10 章 : サーバー アプリ ケーシ ョ ンのアップグレード

Upfront のアップグレード

新しいバージ ョ ンの Cognos Series 7 Web 製品をインス トールした場合、 初にアップグレードする必要のあるアプリ ケーシ ョ ンは Upfront です。 すべての Cognos Web 製品は Upfront のデータ ス ト アを共有するため、 Upfront のアップグレードは 1 回だけ行います。 新しいバージ ョ ンの Cognos Series 7 Web 製品をインス トールしていない場合は、 以前のバージ ョ ンの Upfront と共に Cognos Series 7 Web 製品を引き続き使用できます。

Cognos Series 7 Version 2 Web 製品の場合のみ、 Upfront 7.3 と共に使用できます。 たとえば、Upfront 7.3 を PowerPlay Enterprise Server 7.1 などの以前のバージ ョ ンのサーバー製品と同時に使用するこ と もできます。 NewsIndex をアップグレードする前に、 ソース環境と同等のサーバー グループを 7.3 環境に作成する必要があ り ます。 この作業は、 ソフ ト ウェアをアップグレードする際に必要な設定の一部と して既に行っている場合があ り ます。

このセクシ ョ ンの手順を実行する前に、 新しいバージ ョ ンのソフ ト ウェアのインス トールおよび設定が完了している必要があ り ます。 新しいバージ ョ ンのインス トールおよび設定の詳細については、 本書の 「アップグレードのためのソフ ト ウェアのインス トール」 を参照して ください。

Upfront をアップグレードするには、 次の作業を行います。

❑ UpfPack を使用して、 以前のバージ ョ ンの Upfront データ ス ト アを編成する

❑ UpfUpgrade を使用して Upfront データ ス ト アを展開する

❑ カスタム テーマをコピーする (オプシ ョ ン)

❑ Upfront セキュ リ ティを設定する (オプシ ョ ン)

❑ 必要に応じてユーザーへのテーマの割り当てを確認する (オプシ ョ ン)

Upfront データ ス ト アの編成

以前のバージ ョ ンの Upfront ディ スパッチャを実行しているコンピュータで、 各 Upfront インスタンスに対して UpfPack を実行する必要があ り ます。 分散環境で複数の Cognos Web 製品が Upfront を共有している場合は、 Upfront サーバーがインス トールされているコンピュータで、すべての製品で共有している Upfront のインスタンスに対して UpfPack を 1 回だけ実行します。

次の表では UpfPack のパラ メータについて説明します。

パラ メータ 説明

-un ユーザー名。 ユーザーは Upfront のセキュ リ ティ管理者である必要があ り ます。

-pw -un ユーザー名に対応するパスワード。

-d 前の環境で、 UpfPack ユーティ リ ティで生成されるファ イルを保存する場所。 フォルダが存在するこ とを確認して ください。 Windows でのデフォルトの場所は、“C:\Program Files\Cognos\cern\bin” です。

UNIX でのデフォルトの場所は、“/usr/cognos/cern/bin” です。

-p (Windows)-pn (UNIX)

Upfront パッケージ ファ イルの名前と場所。 デフォルトの場所は “bin\UpfPackage.pkg” です。

-h ヘルプ情報。

122 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 123: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 10 章 : サーバー アプ リケーシ ョ ンのアップグレード

編成処理を行う と、 後で Upfront データ ス ト アをアップグレードする際に使用する次の配布用パッケージ ファ イルが作成されます。

- Windows のデフォルトの場所 : “\cern\bin\UpfPackage.pkg” - UNIX のデフォルトの場所 : “/cern/bin/UpfPackage.pkg”

手順

1. [コン ト ロール パネル] の [サービス] ツールを使用して、 以前のバージ ョ ンの次のサービスまたは対応するプロセスが実行されているこ とを確認します。

- Cognos Upfront データ ス ト ア (cern)

- Cognos Upfront Administration Service (cern) UNIX では、 次のスク リプ ト を実行して、 “/usr/cognos/cern/bin” ディ レク ト リから以前のバージ ョ ンのプロセスを開始するこ と もできます。./start-dbserv./start-upfadmin

2. Cognos Upfront ディ スパッチャ (cern) サービス、 または以前のバージ ョ ンの対応するプロセスが停止しているこ とを確認します。

UNIX では、 次のスク リプ ト を実行してこのプロセスを停止するこ と もできます。

./stop-dispatcher

3. Access Manager Administration を使用して、 認証ソースが使用可能であ り、 1 つ以上の Ticket サービスが実行中であるこ とを確認します。

4. コマンド ウ ィンド ウまたは端末エミ ュレータ セッシ ョ ンを開き、 次の “bin” ディ レク トリに移動します。

- Windows のデフォルトの場所 : “C:\Program Files\Cognos\cern\bin”

- UNIX のデフォルトの場所 : “/usr/cognos/cern/bin”

5. UpfPack ユーティ リ ティを実行します。

Windows では次の構文を使用します。

UpfPack [-un <ユーザー名> ] [-pw <パスワード> ] [-d <場所> ][-p < Upfront の配布用パッケージ ファイルの名前> ]

たとえば、 次のよ うにな り ます。UpfPack -un Administrator -pw mypassword

デフォルトの場所は、 “\Cognos\cern\bin” です。 パスワードを含める必要はあ り ません。必要な場合はプロンプ トが表示されます。

UNIX では次の構文を使用します。

./run-upfpack [-un <ユーザー名> ] [-pw <パスワード> ] [-d <場所> ][-pn < Upfront の配布用パッケージ ファイルの名前> ]

たとえば、 次のよ うにな り ます。./run-upfpack -un Administrator -pw mypassword

デフォルトの場所は、 “/usr/cognos/cern/bin” です。

オプシ ョ ンの -d パラ メータで別の場所を指定しない限り、 UpfPack ユーティ リ ティで“UpfPackage.pkg” ファ イルと “UpfPGInstructions.htm” ファ イルが “bin” ディ レク ト リに作成されます。

6. コマンド ウ ィンド ウまたは UNIX セッシ ョ ンを閉じます。

Upfront データ ス ト アの展開

Upfront データ ス ト アを編成した後、 データ ス ト アを新しい環境に展開して、 NewsIndex をバージ ョ ン 7.3 にアップグレード します。

Access Manager Runtime で、 以前のバージ ョ ンの Upfront と同じネームスペース、 またはこのネームスペースの複製が使用されるこ とを確認します。

インス トール ガイ ド 123

Page 124: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 10 章 : サーバー アプリ ケーシ ョ ンのアップグレード

次の表では UpfUpgrade のパラ メータについて説明します。

手順

1. 段階的アップグレードでは、 編成の手順で作成した配布用パッケージ ファ イルが 7.3 コンピュータで使用可能で、 新しいデフォルトのファ イル名 “UpfUpgrade.pkg” に名前を変更する必要があ り ます。

- Windows では、 “UpfPackage.pkg” ファ イルを “\Cognos\cern\bin” から“\Cognos\cer4\bin” にコピーし、 名前を変更する。

- UNIX では、 任意の ftp ユーティ リ ティ (バイナリ モード) を使用して“UpfPackage.pkg” ファ イルを “/usr/cognos/cern/bin” から “/usr/cognos/cer4/bin” に転送し、 名前を変更する。

2. Cognos Upfront データ ス ト ア (cer4) サービスまたは対応するプロセスを実行していることを確認する。

UNIX では、 次のスク リプ ト を実行して 7.3 プロセスを開始するこ と もできます。

./start-dbserv

パラ メータ 説明

-database 以前のバージ ョ ンの Upfront から Upfront 7.3 にデータベースをアップグレードするパラ メータ。

-rollback アップグレード中に電源障害などの問題が発生した場合に、 以前のバージ ョ ンのデータ ス ト アを元の状態に復旧するためのオプシ ョ ン。 -rollback オプシ ョ ンでは、 アップグレード処理中に -d オプシ ョ ンで指定した場所に保存された情報が使用されます。 ロールバッ クを要求する場合は、 -p または -d オプシ ョ ンではなく -database オプシ ョ ンを指定する必要があ り ます。

-p Upfront パッケージのファイル名と場所。 デフォルトの場所とファ イル名は“\cer4\bin\UpfUpgrade.pkg” です。

-iまたは -un

ユーザー名。 ユーザーは Upfront のセキュ リ ティ管理者である必要があ り ます。

以前のバージ ョ ンで作成したスク リプ ト を引き続き使用する場合は、 「-i」 の代わりに 「-un」 を入力します。

-jまたは -pw

-un ユーザー名に対応するパスワード。

以前のバージ ョ ンで作成したスク リプ ト を引き続き使用する場合は、 「-j」 の代わりに 「-pw」 を入力します。

-d アップグレードを実行する前に、 既存の 7.3 データ ス ト ア情報がバッ クアップと してコピーされるディ レク ト リの場所。 このバッ クアップ情報を -rollback コマンドで使用するこ とができます。バッ クアップは、 指定した場所またはデフォルトの場所のいずれかに必ず作成されます。 デフォルトの場所は “Upfront\Backup73Dir” です。

-h ヘルプ情報。

124 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 125: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 10 章 : サーバー アプ リケーシ ョ ンのアップグレード

3. Access Manager Administration を使用して、 認証ソースが使用可能であ り、 1 つ以上の Ticket サービスが実行中であるこ とを確認します。

4. コマンド ウ ィンド ウまたは端末エミ ュレータ セッシ ョ ンを開き、 次の “bin” ディ レク トリに移動します。

- Windows のデフォルトの場所 : “C:\Program Files\Cognos\cer4\bin”

- UNIX のデフォルトの場所 : “/usr/cognos/cer4/bin”

5. Upfront アップグレード ユーティ リ ティ を実行します。

Windows では次の構文を使用します。

UpfUpgrade -database [-rollback] [-p <配布用パッケージ ファイルの名前> ][-i <ユーザー名> ] [-j <パスワード> ][-d <バックアップ ディ レク ト リ> ]

たとえば、 次のよ うにな り ます。UpfUpgrade -database -i Administrator -j mypassword

UNIX では次の構文を使用します。

./run-upfupgrade -database [-rollback] [-p <配布用パッケージ ファイルの名前> ] [-i <ユーザー名> ] [-j <パスワード> ] [-d <バックアップ ディ レク ト リ> ]

たとえば、 次のよ うにな り ます。./run-upfupgrade -database -i Administrator -j mypassword

カスタムの Upfront テーマのコピー (オプシ ョ ン)

以前のバージ ョ ンで Upfront テーマをカスタマイズしている場合は、 そのテーマをコピーするこ とができます。 Upfront のテーマの詳細については、 Upfront の 『開発者ガイ ド』 を参照してください。

カスタマイズしたテーマを Upfront 7.3 で使用する前に、 テンプレート を Upfront ディ スパッチャ コンピュータにコピーし、 スタイル シート と画像を Upfront ゲート ウェイ コンピュータにコピーする必要があ り ます。 Upfront ゲート ウェイ とディ スパッチャの両方を同じコンピュータで実行している場合は、 テンプレート、 スタイル シート、 および画像をこの 1 台のコンピュータにコピーします。

標準のテーマは Upfront 7.3 に新たに 1 セッ ト付属しているため、 コピーする必要はあ り ません。

The 7.3 テンプレートにはいくつかのプロパティが追加されています。 自分のカスタム テンプレート を 7.3 のテンプレート と比較し、 必要に応じて新しいプロパティ をカスタム テンプレートに追加するために、 時間をかけて配布を行う こ とをお勧めします。

7.3 テンプレートには、 以前のバージ ョ ンのテンプレートでは利用できなかった新しい機能も含まれています。 この機能をカスタム テンプレートで使用するには、 カスタマイズされたコンテンツを 7.3 テンプレートに追加する必要があ り ます。 この機能を、 以前のバージ ョ ン用に作成したカスタム テンプレートに追加するこ とはできません。

手順

1. Upfront ディ スパッチャ コンピュータでテンプレート ファ イルをコピーします。

- Windows では、“C:\Program Files\Cognos\cern\templates\upfront\language\theme”から“C:\Program Files\Cognos\cer4\templates\upfront” にファ イルをコピーします。

- UNIX では、 任意の ftp ユーティ リ ティを使用して、“/usr/cognos/cern/templates/upfront/language/theme”から“/usr/cognos/cer4/templates/upfront” にテンプレート を転送します。

インス トール ガイ ド 125

Page 126: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 10 章 : サーバー アプリ ケーシ ョ ンのアップグレード

2. Upfront ゲート ウェイ コンピュータで HTML スタイル シート をコピーします。

- Windows では、“C:\Program Files\Cognos\cern\webcontent\upfront”から“C:\Program Files\Cognos\cer4\webcontent\upfront” にファ イルをコピーします。

- UNIX では、 任意の ftp ユーティ リ ティを使用して、“/usr/cognos/cern/webcontent/upfront”から“/usr/cognos/cer4/webcontent/upfront” にテンプレート を転送します。

3. Upfront ゲート ウェイ コンピュータで画像ファイルをコピーします。

- Windows では、“C:\Program Files\Cognos\cern\webcontent\upfront”から“C:\Program Files\Cognos\cer4\webcontent\upfront\common\images” にファ イルをコピーします。

- UNIX では、 任意の ftp ユーティ リ ティを使用して、“/usr/cognos/cern/webcontent/upfront”から“/usr/cognos/cer4/webcontent/upfront\common\images” にファ イルを転送します。

以前のリ リースで、 標準のテーマとは異なるがその画像を参照するカスタム テーマを作成した場合は、 標準のテーマ画像について Cognos Series 7 Version 3 の場所を反映するよ うにカスタム テーマを編集できます。 カスタム テーマを作成した方法に応じて、 パスの場所またはテンプレート変数を編集する必要があ り ます。

Upfront セキュ リ ティの設定 (オプシ ョ ン)

以前のバージ ョ ンの環境と同じセキュ リ ティ を NewsBox、 管理者、 およびテーマに適用するこ とができます。 これを行うには、 Upfront Administration を使用してセキュ リ ティ設定をオンにします。 以前のバージ ョ ンで割り当てられたセキュ リ ティはアップグレード後も維持されますが、 7.3 製品で NewsIndex のセキュ リ テ ィ設定をオンにしなければ有効になり ません。 セキュ リ ティ設定の詳細については、 『Upfront サーバー管理者ガイ ド』 を参照して ください。

テーマがユーザーに割り当てられているこ との確認 (オプシ ョ ン)

ユーザーに対するテーマの割り当ては、 アップグレードを実行しても維持されます。 以前のバージ ョ ンの Upfront でカスタム テーマが割り当てられていたユーザーは、 アップグレード後も同じテーマが割り当てられます。 デフォルトの Upfront 7.0 テーマ (standard70) または Upfront 7.1 テーマ (standard71) が割り当てられていたユーザーには、 アップグレード後はデフォルトの Upfront 7.3 (standard73) テーマが割り当てられます。

以前のバージ ョ ンでカスタムのテーマが割り当てられていたユーザーは、新しいバージ ョ ンの Upfront の機能を利用できません。 これらのユーザーが新しい機能を利用できるよ うにするには、 新しいバージ ョ ンのテーマを割り当て、 必要に応じてカスタマイズする必要があ り ます。

Upfront 7.3 の Web ユーザー インターフェイスには、 “Administration NewsBox” 内に “ユーザー マネージャ - カスタマイズ設定” とい う名前の特別な NewsItem があ り ます。 管理者はこの NewsItem を使用して、 ユーザーに対するテーマの割り当てを確認または更新できます。

サーバー設定ファイルの更新7.1 と 7.3 の両方のサーバー グループを含むバージ ョ ンの混在する環境を実行する場合は、 7.3 サーバー設定ファイル (cer4.csx) を更新する必要があ り ます。 ファ イルを更新して、 Upfront 7.3 で使用する 7.1 製品の 7.1 サーバー グループを含めます。 更新方法を含むサーバー設定ファイルの管理の詳細については、 『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』 を参照して ください。

126 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 127: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 10 章 : サーバー アプ リケーシ ョ ンのアップグレード

すべての関連するサーバーに対する Upfront の NewsItem ゲート ウェイ URL の更新

NewsItem ゲート ウェイ URL は、 Cognos Web の別名を参照します。 この別名の設定の詳細については、 本書の 「アップグレードのためのソフ ト ウェアのインス トール」 を参照して ください。

各サーバー アプリ ケーシ ョ ンをアップグレードする前に、新しいバージ ョ ンの Cognos Series 7 の Web の別名を参照するよ うに、 その NewsItem ゲート ウェイ URL を更新する必要があ り ます。 NewsItem ゲート ウェイ URL は、 Upfront で更新します。

すべての Cognos NoticeCast NewsItem では Upfront ゲート ウェイが使用されます。エージェン トが関連付けられている製品のゲート ウェイは使用されないこ とに注意して ください。 たとえば PowerPlay Agent では、 Upfront のゲート ウェイ URL は次のよ うに Cognos NoticeCast 7.3 を指しています。

http:// <サーバー名> /cognosv3/cgi-bin/upfcgi.exe

手順

1. [コン ト ロール パネル] の [サービス] ツールを使用して、 次の 7.3 サービスまたは対応するプロセスが実行されているこ とを確認します。

- Cognos Upfront データ ス ト ア (cer4)

- Cognos Upfront Administration Service (cer4)

- Cognos Upfront ディ スパッチャ (cer4)UNIX では、 次のスク リプ ト を実行して、 “/usr/cognos/cer4/bin” ディ レク ト リから 7.3 プロセスを開始するこ と もできます。./start-dbserv./start-upfadmin./start-dispatcher

2. Access Manager Administration を使用して、 認証ソースが使用可能であ り、 1 つ以上の Ticket サービスが実行中であるこ とを確認します。

3. Web ブラウザから、 “http:// <サーバー名> /cognosv3” とい う URL を使用して Upfront 7.3 に接続します。

4. 管理者権限を持つユーザーと して Upfront にログオンします。

5. “Administration NewsBox” に移動します。

注 : この “Administration NewsBox” は、 管理者のパーソナル NewsBox とは異なり ます。

6. [NewsItem ゲート ウェイ マネージャ] エン ト リ を使用して、 以前のバージ ョ ンの各ゲートウェイへの参照をバージ ョ ン 7.3 の同等のものに置き換えます。

各ゲート ウェイへの参照は、 “http:// <サーバー名> /cognosv3/cgi-bin/ppdscgi.exe” のよ うな URL になり ます。

ゲート ウェイ エン ト リでは大文字と小文字が区別されます。

ヒ ン ト : ほとんどの NewsItem では、 [NewsItem ゲート ウェイ マネージャ] の [NewsItem]プロパティで正しいゲート ウェイ情報を確認できます。 Cognos NoticeCast エージェン トでは、 Configuration Manager で Cognos NoticeCast サーバー グループ用に定義された Upfront ゲート ウェイを使用します。

インス トール ガイ ド 127

Page 128: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 10 章 : サーバー アプリ ケーシ ョ ンのアップグレード

Cognos NoticeCast のアップグレード

このセクシ ョ ンの手順を実行する前に、 次の手順を完了している必要があ り ます。

- コンポーネン トのインス トール後に Cognos NoticeCast を設定する。 この設定では、 以前のバージ ョ ンのデータ ス ト アへのデータベース接続も指定します。 設定の段階で、 以前のバージ ョ ンの NoticeCast データ ス ト アは 7.3 にアップグレード されています。

- Upfront をアップグレードする (p. 122)。- Upfront で NoticeCast のゲート ウェイ URL を更新する (p. 127)。

また、 他のすべての Cognos Web 製品のインス トールおよび設定も完了している必要があ り ます。 したがって現在のサーバー設定ファイル (.csx) には、 すべての Cognos 製品のゲート ウェイ とディ スパッチャの位置に関する 新情報が含まれています。

Cognos NoticeCast のアップグレードを完了するには、 次の作業を行います。

❑ 以前のバージ ョ ンで作成した NoticeCast ク ラ イアン ト オブジェク ト をアップグレードする

❑ Cognos NoticeCast データ ス ト アの NewsItem ゲート ウェイ URL を更新する

❑ JDBC ド ラ イバ パスを更新する (使用している NoticeCast のバージ ョ ンが 7.0.811 よ り も前

で、 Cognos NoticeCast ク ラ イアン ト 7.0 でデータベース エージェン ト を作成した場合にのみ必要)

Cognos NoticeCast ク ラ イアン ト オブジェク トのアップグレード

Cognos NoticeCast 7.3 には、 以前のバージ ョ ンの NoticeCast にある Windows ベースのユーザー ク ラ イアン トはあ り ませんが、 代わりに、 ク ラ イアン ト機能が、 Upfront Web ポータルと NoticeCast Server Administration に分散されています。

以前のバージ ョ ンで作成したク ライアン ト オブジェク ト を新しいバージ ョ ンで使用するには、それらのオブジェク ト をアップグレードする必要があ り ます。 ク ラ イアン ト オブジェク トには、 エージェン ト、 受信先、 およびデータ ソースがあ り ます。 これらのオブジェク ト をアップグレード しな くても、 NoticeCast 7.3 にアップグレード した後も動作しますが、 新しいバージ ョ ンでこれらのオブジェク ト を受信停止、 変更、 または修正するこ とはできません。

以前のバージ ョ ンで作成した NoticeCast ク ラ イアン ト オブジェク ト をアップグレードするには、 次の作業を行います。

❑ Cognos NoticeCast 受信先をその Access Manager ID にマッピングする

❑ データ ソースを発行する

❑ エージェン ト を発行する

ク ライアン ト オブジェク トのアップグレードの詳細については、 『Cognos NoticeCast Administration Guide』 を参照して ください。

Cognos NoticeCast データ ス ト アの NewsItem ゲート ウェイ URL の更新

エージェン トが起動したと きに Cognos NoticeCast が適切なサーバーに接続するよ うに、Cognos NoticeCast データ ス ト アの NewsItem ゲート ウェイ URL 情報を更新する必要があ り ます。 URL は以前のバージ ョ ンで使用していたゲート ウェイを示したままです。

手順

1. [スタート ] メニューから、 [プログラム]、 [Cognos Series 7 Version 3]、 [Cognos Server Administration]、 [Alerts and Notifications] の順にク リ ッ ク します。

2. [Tools] メニューの [Maintain URLs] をク リ ッ ク します。

128 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 129: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 10 章 : サーバー アプ リケーシ ョ ンのアップグレード

3. [URL] タブをク リ ッ ク します。

左側のウ ィンド ウに、 現在 NoticeCast データ ス ト アで定義されているゲート ウェイ URL が表示されます。 右側のウ ィンド ウには、 Cognos サーバー設定ファイル (cer4.csx) で各サーバー グループに定義されたゲート ウェイ URL が表示されます。

ヒ ン ト : Cognos NoticeCast Server Administration をク ラ イアン ト コンピュータから実行している場合は、 “cer4.csx” ファ イルが存在しないこ とがあ り ます。 この場合、 右側のゲートウェイ URL のリ ス トは空にな り ます。 Cognos NoticeCast Server コンピュータから Cognos NoticeCast Administrator コンピュータに “cer4.csx” ファ イルをコピーします。

4. [URLs in database] 一覧で、 データベースで置き換える URL をク リ ッ ク します。

選択した URL が [URL to be replaced] ボッ クスに表示されます。

5. 通常はゲート ウェイ URL に属さない文字がパス情報に追加されている場合は、 URL を編集して文字を削除します。

6. [URLs from .csx file] 一覧で、 [URL to be replaced] ボッ クス内のエン ト リ を置き換えるサーバー グループ URL をク リ ッ ク します。 選択した URL が [Replace with] ボッ クスに表示されます。

7. [Replace] をク リ ッ ク します。

8. [Yes] をク リ ッ ク して URL を置き換えます。

9. [Exit] をク リ ッ ク して [Maintain URLs] ダイアログ ボッ クスを閉じます。

NoticeCast Server Administration での JDBC ド ラ イバ パスの更新

使用する NoticeCast のバージ ョ ンが 7.0.811 よ り も前で、 Cognos NoticeCast ク ラ イアン ト 7.0 でデータベース エージェン ト を作成した場合にのみ、 この手順を完了する必要があ り ます。Upfront でエージェン ト を作成した場合や、 バージ ョ ン 7.0.811 以降の NoticeCast からアップグレードする場合は、 この手順は必要あ り ません。

手順

1. Cognos NoticeCast Server Administration で、 [Tools] メニューの [Maintain Databases] をクリ ッ ク します。

2. 一覧の各データベース接続に対して次の作業を行います。

- データベース接続を選択し、 [File] メニューの [Edit] をク リ ッ ク します。

- [Path] ボッ クスで、 データベースの JDBC ド ラ イバの場所とファ イル名を入力するかコピーします。

ヒ ン ト : Configuration Manager を使用して、 [JDBC Driver File] プロパティから適切なパスをコピーします。 このプロパティは、 “NoticeCast Data Store” コンポーネン トの下位にある、 使用しているデータベースのカテゴ リにあ り ます。

- [Test] をク リ ッ ク して接続をテス ト します。

3. [OK] をク リ ッ ク して [Maintain Databases] ダイアログ ボッ クスを閉じます。

4. Cognos NoticeCast Server Administration を閉じます。

PowerPlay Enterprise Server のアップグレード

このセクシ ョ ンの手順を実行する前に、 次の手順を完了している必要があ り ます。

- ソフ ト ウェアのインス トールと設定

- PowerPlay Enterprise Server へのセキュ リ ティの適用 (p. 121)- Upfront のアップグレード (p. 122)- Upfront での PowerPlay Enterprise Server のゲート ウェイ URL の更新 (p. 127)

インス トール ガイ ド 129

Page 130: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 10 章 : サーバー アプリ ケーシ ョ ンのアップグレード

PowerPlay Enterprise Server をアップグレードするには、 次の作業を行います。

❑ 以前のバージ ョ ンの PowerPlay メ タデータを新しい環境に移動する (p. 130)❑ PowerPlay メ タデータを新しい環境でアップグレードする (p. 130)

PowerPlay メ タデータの移動

以前のバージ ョ ンのメ タデータを PowerPlay Enterprise Server 7.3 に移動するには、 以前のバージ ョ ンの “PPSRoot” ディ レク ト リ を 7.3 の場所にコピーします。 このディ レク ト リには、 ド リルスルー ターゲッ トであるすべてのレポート とキューブが含まれている必要があ り ます。 メ タデータを移動する と き、 “PPSRoot” ディ レク ト リに含まれていないレポートおよびキューブもコピーできます。

段階的アップグレードの場合は、 “PPSRoot” ディ レク ト リ を 7.3 コンピュータにコピーする とき、 可能であれば、 以前のバージ ョ ンのコンピュータの構造を再作成します。 たとえば、 以前のバージ ョ ンのコンピュータで、 “PPSRoot” ディ レク ト リが “C:\Program Files\Cognos\cer3\ppserver\PPSRoot” にある場合は、 このディ レク ト リ を 7.3 コンピュータの“C:\Program Files\Cognos\cer3\ppserver\PPSRoot” にコピーします。

追加のキューブおよびレポートについては、 同じ構造を 7.3 コンピュータに作成するか、 これらのキューブおよびレポート を “PPSRoot” ディ レク ト リに追加できます。

“PPSRoot” ディ レク ト リの構造を 7.3 コンピュータに再作成できない場合は、 追加の手順を 1 つ実行する必要があ り ます。 たとえば、 “C:\Program Files\Cognos\cer3\ppserver\PPSRoot” という Windows 構造は UNIX システム上に再作成できません。 追加の手順で、 XML ベースの設定ファイル (.cfx) とその関連ファ イル (.ppx) を更新して、 7.3 コンピュータの構造を指定します。

手順

1. 7.3 インス トールの “PPSRoot” ディ レク ト リの名前を “PPSRoot_backup” に変更します。

2. 段階的アップグレードでは、 “PPSRoot” ディ レク ト リの内容と追加のレポートおよびキューブを、 以前のバージ ョ ンのコンピュータから 7.3 コンピュータにコピーします。

以前のバージ ョ ンの “PPSRoot” ディ レク ト リのデフォルトの場所は次のとおりです。

- Windows の場合C:\Program Files\Cognos\cern\ppserver\PPSRoot

- UNIX の場合/usr/cognos/cern/ppserver/PPSRoot

段階的アップグレードで “PPSRoot” 構造を再作成できない場合の追加手順

- 7.3 コンピュータで、 ppserver コマンドを実行して、 XML ベースの設定ファイル (.cfx) とその関連ファイル (.ppx) を更新し、 7.3 コンピュータの構造を指定します。

以前のバージ ョ ンの構造を示す場所ごとに、 ppserver コマンドを一度ずつ実行します。 以前のバージ ョ ンの場所が 7.3 コンピュータ上の場所で置き換えられるよ うに、 コマンドを指定します。 ppserver コマンドおよびそのパラ メータの詳細については、 「PowerPlay メ タデータのアップグレード」 (p. 130) を参照して ください。

PowerPlay メ タデータのアップグレード

PowerPlay メ タデータのアップグレードでは、 次の情報を更新します。

- “PPSRoot” ディ レク ト リの設定ファイル (.cfx) の更新によるキューブおよびレポートの位置情報。 これらのファ イルには、 発行したオブジェク ト (フォルダ、 キューブ、 およびレポート ) の位置を定義するエン ト リが含まれています。

- 関連ファイル (.ppx) の更新によるサーバー情報。 これらのファ イルには、 サーバー名やポート番号など、 サーバー情報が含まれています。

130 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 131: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 10 章 : サーバー アプ リケーシ ョ ンのアップグレード

ppserver コマンドを使用してアップグレードを実行します。 Windows では、 ppserver を直接実行します。 UNIX では、 ppserver を起動する “upgrade_ppsrv.sh” ス ク リプ ト を実行します。

.cfx ファ イルをアップグレードする と き、 以前のバージ ョ ンのソースの場所を指定する文字列、 および 7.3 コンピュータで使用されるターゲッ トの場所を指定する文字列を入力します。 ppserver を実行する と、 .cfx ファ イル内でソースの場所を指定する文字列がターゲッ トの場所を指定する文字列で置き換えられます。 次の例は、 Windows から Windows へのアップグレードを行う コマンドを示します。

ppserver -m -un Administrator -pw mypassword "D:\Program Files\Cognos\cer3" "e:\Series7v3\cer4"

次の例は、 UNIX から UNIX へのアップグレードを行う コマンドを示します。

./upgrade_ppsrv.sh -un Administrator -pw mypassword /usr/cognos/cer3 usr/cognos/cer4

ppserver を使用して .cfx ファ イルを更新する と きは、 次のこ とに注意して ください。

- コマンドはレポート とキューブを含む場所ごとに 1 回ずつ実行する必要があ り ます。

- “cern” と “cer4” が別のド ライブに存在する場合は、 場所をフルパスで指定する必要があり ます。 パスにスペースが含まれる場合は、 パス名を二重引用符で囲む必要があ り ます。

- ターゲッ トの場所に、 ソースの場所を指定する文字列と同じ文字列を含めるこ とはできません。

- 以前のバージ ョ ンと現在のバージ ョ ンが同じディ レク ト リ構造の同じレベルにインス トールされている場合は、 次の構文を使用します。ppserver cern cer4

たとえば、 以前のインス トールがバージ ョ ン 7.1 の場合は、 次のよ うに入力します。

ppserver cer3 cer4

- PowerPlay メ タデータをアップグレードする際には、 UNIX で Windows のパス名の円記号(\) をエスケープする代わりに、 すべてのパスに通常のスラ ッシュを使用するこ とを推奨します。 たとえば、 Windows から UNIX へのアップグレードで Windows の “cern” パスを UNIX コンピュータで定義する場合は、 通常のスラ ッシュを使用して “D:/Program Files/Cognos/cern” と指定できます。

次の表では、 Windows および UNIX での ppserver のパラ メータについて説明します。

パラ メータ 説明

-d PPES サービスを実行する。

-k PPES サービスを停止する。

-v PPES サービスのバージ ョ ン情報を表示する。

-im PPES サービスを手動で開始するよ うに設定する。

-i PPES サービスを自動で開始するよ うに設定する。

-r PPES サービスがインス トールされているこ とを確認する。

-u PPES サービスをアンインス トールする。

インス トール ガイ ド 131

Page 132: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 10 章 : サーバー アプリ ケーシ ョ ンのアップグレード

Windows での手順

1. 以前のバージ ョ ンのメ タデータが 7.3 コンピュータで利用可能であるこ とを確認します(p. 130)。

2. [コン ト ロール パネル] の [サービス] ツールを使用して、 次の 7.3 サービスまたは対応するプロセスが実行されているこ とを確認します。

- Cognos Upfront データ ス ト ア (cer4)

- Cognos Upfront ディ スパッチャ (cer4)

- Cognos Upfront Administration Service (cer4)

3. [コン ト ロール パネル] の [サービス] ツールを使用して、 Cognos PowerPlay Enterprise Server (cer4) が停止しているこ とを確認します。

4. Access Manager Administration を使用して、 認証ソースが使用可能であ り、 1 つ以上の Ticket サービスが実行中であるこ とを確認します。

5. コマンド ウ ィンド ウまたは端末エミ ュレータ セッシ ョ ンを開き、 次の 7.3 の “bin” ディレク ト リに移動します。

デフォルトの場所は、 “C:\Program Files\Cognos\cer4\bin” です。

[-un username] [-pw password] [searchFor replaceWith]

“PPSRoot” の階層を現在のバージ ョ ンの Upfront に移行し、 各 cfx ファ イルの searchFor の文字列を replaceWith に置き換える。

アップグレードでは、 searchFor を使用して、 以前のバージ ョ ンのレポート とキューブのパスを指定します。 バージ ョ ン 7.3 のレポートおよびキューブを含むフォルダのパスを指定するには、replaceWith を使用します。 replaceWith で指定したターゲッ トの場所に、 ソースの場所を指定する文字列と同じ文字列が含まれていないこ とを確認します。

以前のバージ ョ ンとバージ ョ ン 7.3 でフォルダ構造を変更しない場合は、 searchFor と replaceWith の両方で文字列 「cern」 を使用できます。

-m ppserver で [searchFor replaceWith] パラ メータ と ともに使用する (Windows のみ)。

-un ユーザー名を指定する。

-pw パスワードを指定する。

-vm Upfront の現在のバージ ョ ンへの移行結果を確認する。

-ppx “MountAt” フォルダやコレクシ ョ ンなど、“PPSRoot” ディ レク ト リにあるすべての ppx ファ イルのサーバー名とポート番号を更新する。

? パラ メータの使用方法に関する情報を表示する。

パラ メータ 説明

132 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 133: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 10 章 : サーバー アプ リケーシ ョ ンのアップグレード

6. 次のコマンドを入力して ppserver を実行し、 cfx ファ イル内のキューブの場所の情報を更新します。

ppserver -m -un <ユーザー ID> -pw <パスワード> < 7.0/7.1 キューブの場所> <7.3 キューブの場所>

以下は Windows から Windows へのアップグレードの例です。

ppserver -m -un Administrator -pw mypassword "D:\Program Files\Cognos\cer3" "e:\Series7v3\cer4"

キューブを含む場所ごとに ppserver を実行する必要があ り ます。

キューブの場所は .cfx ファ イルで確認できます。

ヒ ン ト : ppserver コマンドでは Windows でも通常のスラ ッシュ (/) を使用できます。

7. 次のコマンドを入力して ppserver を実行し、 .ppx ファ イル内のサーバー情報を更新します。

ppserver -m -un <ユーザー ID> -pw <パスワード> -ppx

以下は Windows から Windows へのアップグレードの例です。

ppserver -m -un Administrator -pw mypassword -ppx

以前のバージ ョ ンの PowerPlay Enterprise Server のサーバー名と .ppx ファ イル内のポートが、 PowerPlay Enterprise Server 7.3 で使用するサーバー名とポートに置き換えられます。

ppserver を実行する必要があるのは 1 回だけです。

8. [コン ト ロール パネル] の [サービス] ツールを使用して、 Cognos PowerPlay Enterprise Server (cer4) が実行しているこ とを確認します。

UNIX での手順

1. 以前のバージ ョ ンのメ タデータが 7.3 コンピュータで利用可能であるこ とを確認します(p. 130)。

2. Configuration Manager のコマンド ラ インを使用して、 次のサービスに対応する 7.3 プロセスが実行中であるこ とを確認します。

- Cognos Upfront データ ス ト ア (cer4)

- Cognos Upfront ディ スパッチャ (cer4)

- Cognos Upfront Administration Service (cer4)また、 “/usr/cognos/cer4/bin” ディ レク ト リから次のスク リプ ト を実行して 7.3 プロセスを開始するこ と もできます。./start-dbserv./start-dispatcher./start-upfadmin

3. Cognos PowerPlay Enterprise Server (cer4) サービスに対応するプロセスが停止していることを確認します。

次のスク リプ ト を実行して、 この 7.3 プロセスを停止するこ と もできます。

./stop_ppsrv.sh

4. Access Manager Administration を使用して、 認証ソースが使用可能であ り、 1 つ以上の Ticket サービスが実行中であるこ とを確認します。

5. 7.3 の “bin” ディ レク ト リで、 次の コマンドを入力して Bourne シェルを実行中であることを確認します。

sh

インス トール ガイ ド 133

Page 134: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 10 章 : サーバー アプリ ケーシ ョ ンのアップグレード

6. ppserver を実行してキューブの場所の情報を更新し、 .cfx ファ イルを更新します。

- キューブが複数の場所に保存されている場合は、 このコマンドを複数回実行する必要がある。

- キューブの場所は .cfx ファ イルで確認できる。

次のコマンドを入力します。

./upgrade_ppsrv.sh -un <ユーザー ID> -pw <パスワード> < 7.0/7.1 キューブの場所> < 7.3 キューブの場所>

以下は UNIX から UNIX へのアップグレードの例です。

./upgrade_ppsrv.sh -un Administrator -pw mypassword /usr/cognos/cer3 usr/cognos/cer4

以下は Windows から UNIX へのアップグレードの例です。

./upgrade_ppsrv.sh -un Administrator -pw mypassword "D:/Program Files/Cognos/cer3" /usr/cognos/cer4

7. 次のコマンドを入力して ppserver を実行し、 サーバー情報を更新して、 .ppx ファ イルを更新します。 このコマンドを実行する必要があるのは 1 回だけです。

./upgrade_ppsrv.sh -un <ユーザー ID> -pw <パスワード> -ppx

たとえば、 次のよ うに入力します。./upgrade_ppsrv.sh -un Administrator -pw mypassword -ppx

以前のバージ ョ ンの PowerPlay Enterprise Server のサーバー名と .ppx ファ イル内のポートが、 PowerPlay Enterprise Server 7.3 で使用するサーバー名とポートに置き換えられます。

8. Cognos PowerPlay Enterprise Server (cer4) サービスを開始します。

9. “/usr/cognos/cer4/bin” ディ レク ト リから、 ス ク リプ ト “./start_ppsrv.sh” を実行します。

アップグレードの完了- キューブを Upfront に発行して、 PowerPlay Enterprise Server をテス ト します。 テス トの詳細

については、 『Installation Testing and Samples Setup Guide』 を参照して ください。

以前のバージ ョ ンの PowerPlay Transformer Edition で作成したキューブを引き続き使用するこ とができます。 PowerPlay Transformer Edition 7.3 の新機能を活用するために、 キューブをアップグレードするこ と もできます。 詳細については、 「ク ラ イアン ト アプリ ケーシ ョンのアップグレード」 の章を参照して ください。

Cognos Enterprise Planning の場所の確認

Cognos Series 7 Version 3 と Cognos Enterprise Planning は、 別の場所にインス トールされます。Cognos Enterprise Planning を使用する場合は、 その場所を Cognos Series 7 Version 3 に認識させる必要があ り ます。 Configuration Manager 7.3 の [OLAP データ アクセス] プロパティを使用して、 場所を設定します。 この場所の設定については、 『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』を参照して ください。

さ らに作業するにはこれで、 サーバー アプリ ケーシ ョ ンのアップグレードが完了しました。 続けて次章の手順を実行して、 ク ライアン ト アプリ ケーシ ョ ンをアップグレード します。

134 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 135: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 11 章 : ク ライアン ト アプリ ケーシ ョ ンのアッ

プグレード

製品を完全にアップグレードするための作業には、 新しいソフ ト ウェアのインス トール、 サーバー アプリ ケーシ ョ ンのアップグレード、 およびク ライアン ト アプリ ケーシ ョ ンのアップグレードがあ り ます。 ク ラ イアン ト アプ リ ケーシ ョ ンのアップグレードには、 ロケール情報のアップグレード も含まれます (オプシ ョ ン)。 本章に記載されている情報は、 初の 2 つの手順が完了しているこ とを前提と しています。 ク ラ イアン ト アプリ ケーシ ョ ンをアップグレード した後、 インス トールをテス ト し、 オプシ ョ ンで新しいバージ ョ ンに移行するこ と もできます。

一般的に、 以前のバージ ョ ンのオーサリ ング ツールとモデリ ング ツールを使用して作成した Cognos ク ラ イアン ト アプリ ケーシ ョ ンをアップグレードするには、 レポートおよびモデルを新しいバージ ョ ンで開いて保存する必要があ り ます。 こ こでは、 必要な追加ステップについて説明します。

レポートのバッ クアップはアップグレードの要件ではあ り ませんが、 何らかの理由で以前のバージ ョ ンに戻す場合に便利です。 ほとんどの場合、 レポート を現在のバージ ョ ンにアップグレード した後、 そのレポートは以前のバージ ョ ンで開く こ とができな くな り ます。

Cognos カスタマ サポートでは、 Cognos Report Upgrade Utility というユーティ リ ティが提供されています。 このユーティ リ ティによってレポートのフォルダを 1 回の操作でアップグレードできるので、 大量のレポート をアップグレードする場合に便利です。 アップグレードの前と後でのレポート出力の違いを比較するこ と もできます。

PowerPlay for Windows以前のバージ ョ ンの PowerPlay for Windows で作成されたレポートは、 PowerPlay for Windows 7.3 で開く こ とができます。 レポート を PowerPlay Windows 7.3 で保存する と、 レポートは 7.3 の形式で保存されます。

PowerPlay for Excel以前のバージ ョ ンの PowerPlay for Excel で作成されたレポートは、PowerPlay for Windows 7.3 または PowerPlay Excel 7.3 で開く こ とができます。 レポート を PowerPlay Excel 7.3 で保存する と、レポートは 7.3 の形式で保存されます。

PowerPlay TransformerPowerPlay Transformer 7.3 では、 以前のバージ ョ ンで作成されたモデルを開く こ とができます。このモデルの拡張子は .pyi または .mdl のいずれかになり ます。モデルを PowerPlay Transformer 7.3 にアップグレードするために必要な操作はあ り ません。 しかし、 推奨する方法は、 以前のバージ ョ ンのモデルを PowerPlay Transformer 7.3 で開き、 .mdl ファ イルと して保存するこ とです。 その後で、 .mdl ファ イルを .pyi ファ イルと して保存するこ と もできます。

PowerPlay Transformer 7.3 で使用される Impromptu Query Definition (.iqd) ファ イルをアップグレードするために必要な操作はあ り ません。

Web ブラウザ

PowerPlay Web などの Cognos コンポーネン トでは、 初のアクセスの際にダウンロード され各ブラウザ ユーザーのキャッシュに格納される JavaScript ファ イルが使用されます。

インス トール ガイ ド 135

Page 136: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 11 章 : ク ラ イアン ト アプリ ケーシ ョ ンのアップグレード

バージ ョ ン 7.3 のユーザーは、 バージ ョ ン 7.3 JavaScript ファ イルを使用する必要があ り ます。ブラウザによってファ イルの新しいバージ ョ ンが自動的にチェッ ク されますが、 チェ ッ クが行われる間隔はブラウザの調整オプシ ョ ンによ り異な り ます。 ブラウザ キャ ッシュを空にするこ とを推奨します。

ブラウザ キャ ッシュのク リ ア

ブラウザによ り若干の違いはあ り ますが、 こ こではブラウザ キャッシュをク リ アする一般的な手順を示します。

手順

1. ブラウザを開きます。

2. [ツール] メニューから [インターネッ ト オプシ ョ ン] を選択します。

3. [全般] タブで、 [ファ イルの削除] ボタンをク リ ッ ク します。

4. [OK] をク リ ッ ク してキャ ッシュをク リ アします。

キャ ッシュ内の一時ファイルがすべて削除されます。

カスタム マクロおよびその他のアプリ ケーシ ョ ン

Cognos Series 7 Version 3 製品は、 デフォルトで “cer4” ディ レク ト リにインス トールされます。Cognos 7.0 製品は “cer2” ディ レク ト リにインス トールされ、 Cognos 7.1 製品は “cer3” ディ レク ト リにインス トールされます。 Cognos 製品の呼び出しや参照を行うマクロまたはアプ リケーシ ョ ンを社内で開発している場合に、 一部またはすべての Cognos 製品をアップグレードする と きは、 ソースを編集して、 新しいディ レク ト リ構造に変更する必要があ り ます。

Cognos マクロ

Cognos マクロをアップグレードするために必要な操作はあ り ません。

ロケール情報のアップグレード

Cognos Series 7 Version 3 製品では、 情報は “cerlocale.xml” とい う ロケール形式設定ファイルに保存されます。 以前のバージ ョ ンの Cognos Series 7 では、 “locale.tab” とい う ファ イルを使用しています。 “cerlocale.xml” ファ イルは、 1 台のコンピュータでのインス トールや、 世界中のユーザーがアクセスするアプリ ケーシ ョ ンをサポートする複雑な分散型インス トールの両方において、 データ形式を管理するための多くのオプシ ョ ンを提供します。

以前の Series 7 リ リースからアップグレードする場合は、 一部のデータ形式が変更されます。 以前のリ リースのデフォルトのデータ形式を使用する場合は、 アップグレード ツールを実行して、 Series 7 Version 3 のロケール形式設定ファイルと同じ形式を実装できます。 アップグレード ツールの名前は convertloc です。

ロケール情報をアップグレードする必要はあ り ません。 この情報をアップグレードする場合は、 convertloc を実行する前に “cerlocale.xml” フ ァ イルをバッ クアップする必要があ り ます。 以前のリ リースのロケール情報のアップグレードに関する詳細については、 『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』 を参照して ください。

136 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 137: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 12 章 : 新しいバージ ョ ンへの完全な切り替え

サーバーと ク ライアン ト アプリ ケーシ ョ ンのアップグレードをすべて完了し、 使用する環境で新しいバージ ョ ンをテス ト したら、 新しいバージ ョ ンに永続的に切り替えるこ とができます。

この場合、 次の作業を実行できます。

- 以前のバージ ョ ンのコンポーネン ト をアンインス トールする。

- 使用しているディ レク ト リ サーバーのネームスペースをアップグレード して、 [現在] スキーマ バージ ョ ンを使用する。

次に、 Deployment Manager を使用して、 新しいバージ ョ ンを実働サーバーまたは新しいサーバー セッ トに実装できます。 詳細については、 Deployment Manager の 『ユーザー ガイ ド』 を参照して ください。

以前のバージ ョ ンのコンポーネン トのアンインス トール

アンインス トール方法については、 本書の 「アンインス トール」 セクシ ョ ンを参照して ください。

ネームスペースのアップグレード

Access Manager ディレク ト リ サーバーのネームスペースのスキーマを [現在] または [Series 7.0 以前のバージ ョ ン互換] に設定します。 7.3 のデフォルトのスキーマ バージ ョ ンは [現在]です。 [現在] スキーマ バージ ョ ンでは、 ネームスペースで UTF-8 フォーマッ トの拡張文字および ASCII 以外の文字を使用できます。 このスキーマ バージ ョ ンでは、 Access Manager の情報を保存する と きにすべての国際文字がサポート されます。 大規模な実装の場合は、 [現在]スキーマ バージ ョ ンを使用するこ とでパフォーマンスの向上も期待できます。 Access Manager のスキーマの詳細については、 「アップグレードのためのソフ ト ウェアのインス トール」 を参照して ください。

7.0 以前のバージ ョ ンの Cognos Series 7 製品、 またはネームスペース バージ ョ ンが 15.2 の Cognos 7.1 製品を使用している場合は、 スキーマ バージ ョ ンを [Series 7.0 以前のバージ ョ ン互換] に設定する必要があ り ます。 新しいバージ ョ ンへのアップグレード作業の 後に、 ネームスペースを [現在] スキーマ バージ ョ ンにアップグレード します。

すべての Cognos 製品をバージ ョ ン 7.1 以降にアップグレードするまで、 ネームスペースのディ レク ト リ サーバー スキーマを [現在] にアップグレード しないでください。 [現在] スキーマ バージ ョ ンは、 7.0 以前のバージ ョ ンの Cognos Series 7 製品と互換性があ り ません。

ネームスペースを [現在] スキーマ バージ ョ ンにアップグレードする前に、 ディ レク ト リ サーバーのデータをバッ クアップするこ とを推奨します。 データのバッ クアップには、 エクスポート した .ldif ファ イルを使用します。 ディレク ト リ サーバー データのバッ クアップの詳細については、 『Cognos Series 7 Supplementary Software インス トール ガイ ド』 を参照して ください。

手順

1. Configuration Manager で、 [Services] コンポーネン ト、 [Access Manager - Directory Server.全般] の順に展開します。

2. [このディ レク ト リ サーバーを設定しますか ?] プロパティ を選択し、 値を [はい] に変更します。

3. [スキーマ バージ ョ ン] プロパティを選択し、 値を [現在] に変更します。

インス トール ガイ ド 137

Page 138: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

第 12 章 : 新しいバージ ョ ンへの完全な切り替え

4. [操作] メニューの [選択項目を適用] をク リ ッ ク します。

5. [スタート ] メニューから、 [プログラム]、 [Cognos Series 7 Version 3]、 [ツール]、 [Access Manager - Administration] の順にク リ ッ ク します。

6. [認証情報] ウ ィ ンド ウで、 “ディ レク ト リ サーバー” フォルダを展開します。

7. ネームスペースをアップグレードするディ レク ト リ サーバーを右ク リ ッ ク し、 [全ネームスペースを現在のバージ ョ ンにアップグレード] をク リ ッ ク します。

ネームスペースを [現在] スキーマ バージ ョ ンにアップグレードする と 7.0 以前の製品バージ ョ ンとの互換性がなくなる という警告メ ッセージが表示されます。

8. [OK] をク リ ッ ク します。

9. [実行時管理者識別名 (DN)] ボッ クスに、 ディ レク ト リ サーバーへのログインに使用する名前を入力します。

10. [実行時管理者パスワード] ボッ クスにパスワードを入力します。

11. [ログオン] をク リ ッ ク します。

138 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 139: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 A: Cognos Series 7 のアンインス トール

Cognos Series 7 のアンインス トールでは、 1 つ以上のインス トールされているコンポーネン トをアンインス トールできます。 また、 個別にインス トールしたサードパーティ製品は、 他の Cognos 製品で使用されていない場合にアンインス トールできます。

分散環境でサーバー コンポーネン ト をアンインス トールする場合、 アンインス トールを完了するには、 すべてのコンピュータのサーバー設定ファイルを更新する必要があ り ます。 サーバー設定ファイルの管理については、 『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』 を参照して ください。

Cognos コンポーネン トのアンインス トール

Cognos Series7 のデフォルト インス トールでは、 UNIX コンピュータ と Windows コンピュータの両方にコンポーネン トがインス トールされます。 Cognos Series 7 をアンインス トールするには、 UNIX と Windows の両方のコンポーネン ト をアンインス トールする必要があ り ます。

アンインス トールする Cognos コンポーネン トが 後のコンポーネン トの場合、 またはすべての Cognos コンポーネン ト をアンインス トールする場合は、 インス トール ディレク ト リにあるすべてのフォルダとファ イルをアンインス トールするか、 インス トール プロセスで作成されたフォルダとファ イルのみをアンインス トールするかを選択するためのプロンプ トが表示されます。 すべてのフォルダとファ イルをアンインス トールするよ うに選択した場合は、 インストール後に対象フォルダに作成または移動されたファイルもアンインス トールされます。 保存しておきたいレポート またはその他の情報がインス トール ディレク ト リにある場合は、 アンインス トールの前にその情報を別のディ レク ト リにコピーするか、 インス トール時に作成されたフォルダとファ イルのみをアンインス トールするよ うに選択して ください。

注 : 本書では、 コンポーネン トが UNIX と Windows の両方のコンピュータで利用できる場合に、 インス トーラによって UNIX にコンポーネン トがインス トールされるものと します。

UNIX コンポーネン トのアンインス トール

他の Cognos 製品が共有コンポーネン ト を使用している場合は、 これらのコンポーネン ト を削除しないでください。 後でユーザーのセキュ リ ティ情報をエクスポート したい場合は、 Access Manager Administration (該当する場合) を削除しないでください。

UNIX コンピュータから Cognos Series 7 をアンインス トールする前に、 データ ス ト アのバッ クアップについて検討します。

アンインス トール ウ ィザードを使用して、 インス トール済みの Cognos コンポーネン ト をコンピュータから削除します。 アンインス トール ウ ィザードでは、 すべてのファイルを削除するよ うに指定しない限り、 レポート など、 インス トール後にコンポーネン トによって生成されたユーザー データまたはユーザー設定ファイルは削除されません。

手順

1. “<インス トール場所> /uninstall” ディ レク ト リ を特定します。

2. Uninstall Components Wizard を起動するには、 「./uninstall」 と入力します。

3. アンインス トールするコンポーネン ト を選択します。

インス トール ガイ ド 139

Page 140: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 A: Cognos Series 7 の アンインス トール

4. すべてのコンポーネン ト を選択した場合は、 インス トール時に作成されたファイルとフォルダのみをアンインス トールするか、 インス トール後に作成されたものを含むすべてのファイルとフォルダをアンインス トールするかを指定します。

5. F8 キーを押してアンインス トールを完了します。

“cognos_uninst_log.txt” とい う名前のアンインス トール ログが、 ユーザーのホーム ディレク ト リに作成されます。

Windows コンポーネン トのアンインス トール

ヒン ト : 特定のコンピュータにインス トールされているコンポーネン ト を確認するには、“cognos/n” フォルダの “cmplst.txt” を開きます。

Cognos Series 7 では、 管理ツール、 サーバー ツール、 および Windows ク ラ イアン ト コンポーネン ト を Windows コンピュータからアンインス トールできます。

注 : 本書では、 コンポーネン トが UNIX と Windows の両方のコンピュータで利用できる場合に、 インス トーラによって UNIX にコンポーネン トがインス トールされるものと します。 これ以外の場合は、 Windows コンピュータから追加のコンポーネン ト をアンインス トールする必要があ り ます。

Windows コンポーネン ト をアンインス トールする手順

コンピュータから Windows コンポーネン ト をアンインス トールするには、 Windows の [アプリ ケーシ ョ ンの追加と削除] ダイアログ ボッ クスを使用します。

手順

1. [スタート ] メニューの [設定] をク リ ッ ク し、 [コン ト ロール パネル] をク リ ッ ク します。

2. [アプ リ ケーシ ョ ンの追加と削除] をダブルク リ ッ ク します。

3. アンインス トールする Cognos コンポーネン ト を 1 つ選択し、 [変更 / 削除] をク リ ッ ク します。

アンインス トール ウ ィザードが表示されます。

4. [次へ] をク リ ッ ク します。

5. リ ス トの各コンポーネン トの横にあるチェッ ク ボッ クスを選択し、 [アンインス トール]をク リ ッ ク します。

6. すべてのコンポーネン ト を選択した場合は、 インス トール時に作成されたファイルとフォルダのみをアンインス トールするか、 インス トール後に作成されたものを含むすべてのファイルとフォルダをアンインス トールするかを指定します。

7. [はい] をク リ ッ ク してアンインス トールを確認します。

8. プロンプ トが表示された場合は、 [はい] をク リ ッ ク してコンピュータを再起動します。

Sun Java System Directory Server のアンインス トール

Sun Java System Directory Server のアンインス トール手順については、 『Cognos Series 7 Supplementary Software インス トール ガイ ド』 を参照して ください。

140 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 141: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 B: その他のインス トール タイプ

Cognos 製品は、 不在モードでインス トールするこ とができます。 この方法では、 すべてのインス トール タスクが自動的に実行され、 途中で操作する必要はあ り ません。 それぞれのコンピュータを個別に設定する代わりに、 同じ設定を持つコンピュータのグループに対して同じインス トール スク リプ ト を使用できます。

他のタイプのインス トールを実行するこ と もできます。 ネッ ト ワーク上にインス トール ファイルをセッ ト アップするこ とができます。 ユーザーは CD の代わりにこれらのインス トール ファ イルを使用して、 各自で製品をコンピュータにインス トールできます。 ネッ ト ワーク上に配置するインス トール パッケージには、 含めるファ イルのデフォルト セッ ト を指定できます。

同じコンピュータ上に、 Cognos Series 7 製品の複数のインスタンスをインス トールできます。各インスタンスが別の場所に確実にインス トールされるよ うに、 2 番目以降のインスタンスについてはインス トールの前に “altname.ini” ファ イルを変更する必要があ り ます。

不在モード インス トールの設定

インス トール プロセスを自動化し、 ユーザーのインス トール オプシ ョ ンを指定する場合は、不在モード インス トールを設定できます。 インス トール場所や実行するインス トール タイプなどの情報をユーザーに要求する代わりに、 不在モード インス トールではあらかじめ準備されたファイルからそれらの情報が読み取られます。 不在モード インス トールは、 同じ設定を持つ複数のコンピュータに対してインス トールする必要がある場合に便利です。

Cognos コンポーネン トの不在モード インス トールを、 複数のコンピュータに対して行う場合、初にインス トール ウ ィザード と Configuration Manager を使用して、 同じコンポーネン ト を 1

つのコンピュータにインス トールするこ とを推奨します。 これによ り、 不在モード インストールの入力と して生成されるファ イルを使用するこ とができます。

不在モード インス トールを実行する場合、 事前にコンピュータを選択し、 サードパーティ製品のインス トールを含む必要条件がすべて満たされているこ とを確認する必要があ り ます。

Cognos 製品の不在モード インス トールを行う ために、 次の操作を実行する必要があ り ます。

- 転送仕様ファイル (.ats) を使用して、 コンピュータに必要なコンポーネン ト をコピーする

- 環境スク リプ ト ファ イル (.ccp) を使用して、 環境に対するコンポーネン ト を設定する

不在モード インス トールが正常に完了した後に、 Cognos コンポーネン トがコンピュータにインス トールされます。

注- 不在モード設定を実行するには、 Configuration Manager のコマンド ラ イン インターフェイ

スを使用します。 実行する場合は、 事前に 『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』 を参照するこ とを推奨します。

- 不在モード インス トールを 1 つの手順で完了するには、 転送仕様ファイルおよび環境スクリプ ト ファ イルの両方を実行するスク リプ ト またはバッチ ファ イルを記述します。

Cognos コンポーネン トの不在モード コピーのセッ ト アップ

情報の要求が行われずにコンピュータにコンポーネン ト をコピーするには、 インス トール プログラムに転送仕様ファイル (.ats) が必要とな り ます。

インス トール ガイ ド 141

Page 142: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 B: その他のインス トール タイプ

同じコンポーネン ト を複数のコンピュータに対してコピーする場合、 コピー初回時にインストール ウ ィザードを使用するこ とを推奨します。 デフォルトでは、 ウ ィザードの設定画面を使用してコンピュータに Cognos コンポーネン ト をコピーするたびに、 選択したオプシ ョ ンが転送仕様ファイルに記録されます。 したがって、 既にコンポーネン トがコピーされている場合は、 別のコンピュータに同じコンポーネン ト をコピーする不在モード インス トールのテンプレート と して、 生成された転送仕様ファイルを使用できます。

インス トール ウ ィザードを使用しないでコンピュータにコンポーネン ト をコピーする場合は、製品の CD にある “response.ats” とい う名前のデフォルトの転送仕様ファイルを使用できます。 この “response.ats” ファ イルを不在モード インス トール用と して使用する前に、 使用する環境に応じてこのファ イルを変更する必要があ り ます。

前のインス トールからの転送仕様ファイル (.ats) を使用する手順

1. インス トール ウ ィザードを使用して、 コンピュータに必要なコンポーネン ト をコピーします。

2. “<インス トール場所> /instlog” ディ レク ト リに移動します。

3. 生成された転送仕様ファイル (.ats) の場所を特定します。 ファ イル名はコンポーネン トのログ ファ イルと同じ命名規則に従います。 ファ イル名の形式は次のとおりです。

ts- <製品> - <バージ ョ ン> - < yyyymmdd > - < hhmm > .ats

4. 手順 3 の転送仕様ファイルを、 不在モード コピーを実行するコンピュータにコピーします。

5. 不在モード コピーを実行する UNIX コンピュータで、 使用する UNIX システムに応じた Cognos CD を挿入します。

6. CD の “Cognos/ <製品>” ディ レク ト リに移動し、 次のコマンドを入力します。 <場所>の部分には、 転送仕様ファイルをコピーしたディ レク ト リ を入力します。

issetupcc -s <場所> /ts- <製品名> - <バージ ョ ン> - < yyyymmdd > - < hhmm > .atsこれで、 転送仕様ファイルで指定したコンポーネン トがコンピュータにコピーされます。

デフォルトの “response.ats” ファ イルの使用手順

1. 不在モード コピーを行う コンピュータに、 Cognos Windows CD を挿入します。

2. CD の “Cognos/ <製品>” ディ レク ト リに移動します。

3. テキス ト エディ タで “response.ats” ファ イルを開きます。 “response.ats” ファ イルの各セクシ ョ ンは、 インス トール ウ ィザードのダイアログ ボッ クスに対応しています。

4. “セッ ト アップ方法の選択” タイ トルの “Type” プロパティで、 インス トールのタイプを指定します。

「Default」 に指定する と、 インス トール プログラムによってすべてのコンポーネン トがインス トールされます。 「Custom」 に指定する と、 インス トール プログラムによって[Component List] セクシ ョ ンで指定したコンポーネン トがインス トールされます。

5. [Component List] とい うセクシ ョ ンで、 カスタム インス トールするコンポーネン ト を指定します。

- 「1」 はインス トールするコンポーネン ト を指定します。

- 「0」 はインス トールしないコンポーネン ト を指定します。

142 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 143: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 B: その他のインス トール タイプ

6. “文字セッ トの選択” タイ トルでは、 必要な文字セッ ト を指定します。

- 「RB_LATIN1_LOC」 を示す 「0」 を指定する と、 英語、 フランス語、 ド イツ語、 オランダ語、 スペイン語、 スウェーデン語、 イタ リ ア語、 フ ィンランド語、 ポルト ガル語、およびその他の西ヨーロ ッパ言語の文字セッ トがインス トールされます。

- 「RB_OTHER_LOC」 を示す 「1」 を指定する と、 英語の文字セッ トのみがインス トールされます。

7. “アプ リ ケーシ ョ ン保存先フォルダ” タイ トルの [APPDIR] プロパティで、 プログラム ファ イルをインス トールする場所を指定します。

8. [Language Selection] セクシ ョ ンに、 複数の異なる言語バージ ョ ンのコンポーネン トに対してインス トールする言語を指定します。

- 「1」 はインス トールする言語を指定します。

- 「0」 はインス トールしない言語を指定します。

9. 必要な変更を行った後、 ローカル ディレク ト リに “response.ats” ファ イルを保存します。

10. CD の “Cognos/ <製品>” ディ レク ト リに移動し、 次のコマンドを入力します。 <場所>の部分には、 転送仕様ファイルをコピーしたディ レク ト リ を入力します。

isetupcc -s <場所> /response.atsこれで、 転送仕様ファイルで指定したコンポーネン トがコンピュータにコピーされます。

不在モード コピーの実行時にエラーが発生した場合は、 “<インス トール場所> \instl”ディ レク ト リの [tl- <製品> - <バージ ョ ン> - < yyyymmdd > - < hhmm >_summary-error.txt] とい う名前のログ ファ イルにエラーが記録されます。

初期化が完全に終了する前に発生したエラーは、 Windows の “Temp” ディ レク ト リのログ ファ イルに出力されます。 ログ ファ イルの名前は転送仕様ファイルと同じ命名規則に従います。 ファ イル名の形式は次のとおりです。

tl- <製品> - <バージ ョ ン> - < yyyymmdd > - < hhmm > .txt

Cognos コンポーネン トの不在設定のセッ ト アップ ユーザーとの対話をせずにコンピュータにコンポーネン ト を設定するには、 Configuration Manager を使用して環境スク リプ ト ファ イル (.ccp) を作成する必要があ り ます。 これにより、 インス トールを開始する前に設定を指定でき、 複数のコンピュータに同じ設定を適用できます。

インス トールする Cognos コンポーネン トにデフォルト設定を使用する場合は、 環境スク リプト ファ イルを作成する必要はあ り ません。

不在設定用の環境スク リプ ト を使用する前に、 設定するコンポーネン トが既にインス トールされている必要があ り ます。

デフォルト設定を使用したコンポーネン トの設定手順

1. “installation_location/bin” ディ レク ト リに移動します。

2. 「configure -u」 と入力します。

これによって既存の全コンポーネン トに現在のプロパティ値が適用され、 さ らに新たに転送されたコンポーネン トにデフォルト プロパティ値が適用された後、 サービスが開始します。

インス トール ガイ ド 143

Page 144: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 B: その他のインス トール タイプ

カスタム設定を使用したコンポーネン トの設定手順

1. 設定をスク リプ ト と してエクスポートするコンピュータで Configuration Manager を開くには、 “<インス トール場所> /bin” ディ レク ト リから 「configure」 と入力します。

2. 設定を選択します。

- 「openfile <ファ イル名>」 と入力して、 保存済みの設定仕様ファイルを開きます。 <ファイル名>は、 保存済みの設定仕様ファ イル (.ccs) の名前です。

- 「opencurrent」 と入力して、 現在の設定を開きます。

3. 必要に応じてプロパティ値を変更します。

4. 環境スク リプ ト ファ イルに設定をエクスポートするには、 次のコマンドを入力します。 <サーバー名>の部分にはローカル サーバーの名前、<ファ イル名>の部分にはスク リプ ト ファ イルの名前と場所を入れます。script <サーバー名> <ファイル名>

現在の設定が環境スク リプ ト ファ イルに保存されます。 “Cognos 共有 . 実行時パラ メータ. サーバー設定” 内のカテゴ リは、 環境スク リプ ト ファ イルに含まれません。

5. スク リプ ト を実行するには、 “<インス トール場所> /bin” ディ レク ト リから次のコマンドを入力します。 <ファイル名>は、 スク リプ ト ファ イルの名前および場所です。configure -t <ファイル名>

Configuration Manager は、 環境スク リプ ト ファ イルの情報を使用して、 ローカル設定のプロパティ値を適用します。

ネッ ト ワークでのインス トール ファ イルの設定

CD の代わりにネッ ト ワークからインス トールできるよ うに、 ネッ ト ワークに Cognos Series 7 CD の内容をコピーできます。 ネッ ト ワークにファ イルをコピーする場合、 ディ レク ト リ構造は変更しないでください。

手順

1. インス トール CD の 1 つを挿入します。

2. ネッ ト ワークの展開先に、 CD のコンポーネン トのディ レク ト リ構造全体とファ イルをコピーします。

3. 製品で提供されている各 CD について、 上記の手順を繰り返します。

注 : ユーザーには、 共有 CD-ROM ド ラ イブへのアクセス権を指定するこ と もできます。

管理インス トールの設定管理者と して、 同時制御でネッ ト ワークにインス トール ファ イルをコピーするために、 管理インス トールを実行できます。

- デフォルト インス トールに含めるファ イル

- ユーザーがネッ ト ワークからインス トールする場合に、 カスタム インス トールで事前に選択されるファ イル

このタイプのインス トールは Windows 製品でのみ使用できます。

手順

1. コマンド プロンプ ト ウ ィンド ウを開きます。

2. CD の “Cognos\ <製品名>” フォルダに移動します。

3. 「issetup /a」 と入力して、 管理インス トールを開始します。

管理モードでインス トール ウ ィザードが開きます。

144 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 145: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 B: その他のインス トール タイプ

4. インス トール ウ ィザードの [よ う こそ] ダイアログ ボッ クスで、 メ ッセージを確認して[次へ] をク リ ッ ク します。

5. [使用許諾契約] ダイアログ ボッ クスで契約内容を確認して、 [同意する] をク リ ッ ク し、[次へ] をク リ ッ ク します。

6. [インス トール先] ダイアログ ボッ クスの [ネッ ト ワーク インス トール ポイン ト ] の下に表示されるインス トール先を確認します。 別のインス トール先を指定する場合は、 省略記号 (...) をク リ ッ ク して既存のネッ ト ワーク フォルダを参照するか、 新しいネッ ト ワーク フォルダを作成して、 [OK] をク リ ッ クします。

7. [ワークステーシ ョ ン インス トール] チェッ ク ボッ クスをオフにします。

8. [次へ] をク リ ッ ク します。

9. [ワークステーシ ョ ン インス トール] ダイアログ ボッ クスで、 デフォルト インス トールがユーザーによって実行される と きに含まれるコンポーネン ト を選択し、 [次へ] をク リ ック します。

10. [インス トールの概要] ダイアログ ボッ クスで、 [次へ] をク リ ッ ク します。

すべてのファイルが、 ネッ ト ワーク インス トール ポイン トにコピーされます。

ファ イルが正常にコピーされた後、 指定されたネッ ト ワーク インス トール ポイン トから製品をインス トールできます。 デフォルト インス トールは、 選択したコンポーネン トのみをインス トールします。

11. [完了] をク リ ッ ク します。

12. 「exit」 と入力して、 [コマンド プロンプ ト ] ウ ィ ンド ウを閉じます。

ワークステーシ ョ ン インス トールの設定

ワークステーシ ョ ン インス トールでは、 製品ソフ ト ウェアの大部分が中央の共有コンピュータに保持され、 製品ファイルのサブセッ トが Windows ク ラ イアン ト コンピュータにインストールされます。 このインス トール タイプを使用する と、 ソフ ト ウェアをネッ ト ワーク上のインス トール ポイン トから実行でき、 ク ラ イアン ト コンピュータのディ スク領域を少なくできる利点があ り ます。 ただし、 必然的によ り多くのネッ ト ワーク ト ラフ ィ ッ クが生成されます。

注- Windows ク ラ イアン ト製品のワークステーシ ョ ン インス トールを選択する場合、 通常のイ

ンス トール方法を使用して同じコンピュータに別の Cognos 製品をインス トールするこ とはできません。 ワークステーシ ョ ン インス トールではインス トール場所がリセッ ト されるため、 この 2 つのインス トール方法は相互に排他的です。

- PowerPlay ク ラ イアン ト製品のみでワークステーシ ョ ン インス トールがサポート されています。

管理者と して、 ユーザーがネッ ト ワークからインス トールを行う前に、 ワークステーシ ョ ン インス トールをセッ ト アップするための管理インス トールを完了しておく必要があ り ます。

手順

1. コマンド プロンプ ト ウ ィンド ウを開きます。

2. CD の “Cognos\ <製品名>” フォルダに移動します。

3. 「issetup /a」 と入力して、 管理インス トールを開始します。

管理モードでインス トール ウ ィザードが開きます。

4. インス トール ウ ィザードの [よ う こそ] ダイアログ ボッ クスで、 メ ッセージを確認して[次へ] をク リ ッ ク します。

インス トール ガイ ド 145

Page 146: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 B: その他のインス トール タイプ

5. [使用許諾契約] ダイアログ ボッ クスで契約内容を確認して、 [同意する] をク リ ッ ク し、[次へ] をク リ ッ ク します。

6. [インス トール先] ダイアログ ボッ クスの [ネッ ト ワーク インス トール ポイン ト ] の下に表示されるインス トール先を確認します。 別のインス トール先を指定する場合は、 省略記号をク リ ッ ク して既存のネッ ト ワーク フォルダを参照するか、 新しいネッ ト ワーク フォルダを作成して、 [OK] をク リ ッ ク します。

7. [ワークステーシ ョ ン インス トール] チェッ ク ボッ クスを選択します。

このオプシ ョ ンでは、 ファ イルの圧縮が解凍されてから、 ネッ ト ワークにコピーが行われます。

8. [次へ] をク リ ッ ク します。

9. [ワークステーシ ョ ン インス トール] ダイアログ ボッ クスで、 デフォルト インス トールがユーザーによって実行される と きに含まれるコンポーネン ト を選択し、 [次へ] をク リ ック します。

10. 残りの指示に従い、 ワークステーシ ョ ン インス トールのセッ ト アップを終了します。

ワークステーシ ョ ン インス トールの実行

管理者がワークステーシ ョ ン インス トールをセッ ト アップした後、 ユーザーは次の手順に従って使用するコンピュータにインス トールを実行できます。

手順

1. 管理者がインス トール ファ イルをコピーした “Cognos” フォルダで、 インス トールする製品の名前と一致する “setup.exe” フ ァ イルをダブルク リ ッ ク します。

インス トール ウ ィザードが開きます。

2. インス トール ウ ィザードの [よ う こそ] ダイアログ ボッ クスで、 メ ッセージを確認して[次へ] をク リ ッ ク します。

3. [使用許諾契約] ダイアログ ボッ クスで契約内容を確認して、 [同意する] をク リ ッ ク し、[次へ] をク リ ッ ク します。

4. ユーザー情報を入力し、 [次へ] をク リ ッ ク します。

5. [セッ ト アップ方法の選択] ダイアログ ボッ クスで、 [ワークステーシ ョ ン インス トール]をク リ ッ ク し、 [次へ] をク リ ッ ク します。

6. 残りの指示に従い、 ワークステーシ ョ ン インス トールを完了します。

ファ イルのサブセッ トがコンピュータにインス トールされ、 残りのファ イルがネッ ト ワーク インス トール ポイン トから実行されます。 Cognos 製品を使用するには、 ネッ ト ワークに接続する必要があ り ます。

同じコンピュータに対する Cognos 製品の複数のインスタン

スのインス トール同じコンピュータ上に、 Cognos Series 7 Version 3 製品の複数のインスタンスをインス トールできます。 この方法は、 複数のサーバー グループや、 サーバー グループ内の複数のサーバーを作成する場合、 または 1 つの Web サーバー上に複数のアプリ ケーシ ョ ンのゲート ウェイを同時に配置する場合に使用できます。 たとえば、 1 台のコンピュータ上に複数のサーバー グループを作成するため、 コンピュータに PowerPlay Enterprise Server 7.3 コンポーネン トの複数のインスタンスをインス トールできます。

146 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 147: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 B: その他のインス トール タイプ

Cognos 製品の複数のインスタンスをインス トールするには、 まず 初に他のカスタム インストールで行う よ うに、 インス トールするコンポーネン ト と インス トール先を選択して、 初のインスタンスをインス トールします。 それぞれの追加インスタンスをインス トールする前に、“altname.ini” ファ イルでパラ メータを変更して、 そのインスタンスのインス トール先とレンディシ ョ ンを指定します。

注 : Cognos 製品の複数のインスタンスを Windows にインス トールする場合は、 『Cognos Series 7 Version 2 インス トール ガイ ド (Windows)』 を参照して ください。

“altname.ini” の変更

“altname.ini” ファ イルは Cognos CD の “Cognos\ <製品>” フォルダに置かれています。 たとえば、 PowerPlay Enterprise Server の場合、 ファ イルは “Cognos\ppes” にあ り ます。

- 1 台のコンピュータに同じ製品の別のバージ ョ ンをインス トールする場合、 たとえば PowerPlay 7.1 と PowerPlay 7.1 をインス トールする場合は、 “altname.ini” のパラ メータを変更する必要はあ り ません。

- 次の手順では、 Cognos ソフ ト ウェアのすべてのインスタンスを 1 つのユーザー ID でインス トールするこ とを想定しています。 こ うする と 1 つのアカウン トですべてのインスタンスのサービスを管理できます。 それぞれのインスタンスを別のユーザー ID でインス トールする場合は、 “altname.ini” ファ イルを変更する必要はあ り ません。 それぞれのユーザーと してログオンし、 他のカスタム インス トールの場合と同様に CD からインス トールします。

デフォルトでは、 “altname.ini” には次のパラ メータが含まれています。

[Rendition]Name=cer4Base=cer4Description=Cognos Series 7 Version 3Folder=Cognos Series 7 Version 3

次の表に、 それぞれのパラ メータの説明と、 2 番目以降の Cognos 製品のインスタンスに必要な変更を示します。 次の手順での変更内容は、 この表を参照して指定して ください。

パラ メータ 指定内容 必要な変更

[Name] インス トール場所。

デフォルト :cognos/cer4

2 番目以降のそれぞれのインスタンスに対して変更し、 インスタンスのインス トール先ディ レク ト リ を指定します。 パラ メータには特殊文字を使用しないこ とを推奨します。 たとえば、 2 番目のインス トールでは「cer3」 を 「cer4a」 に、 3 番目のインス トールでは 「cer4a」 を 「cer4b」 に変更します。

[Base] インス トールの基本レンディシ ョ ン。

デフォルト :cer4

ソフ ト ウェアのレンディシ ョ ンを設定します。 この値は設定ファ イル(.csx) を含む複数のファ イルとプロセス名に使用されます。 この値は必ずデフォルトのまま使用して ください。

インス トール ガイ ド 147

Page 148: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 B: その他のインス トール タイプ

次の表に、 Cognos 製品の 3 つのインスタンスに対する “altname.ini” のパラ メータの例を示します。

手順

1. 製品の 初のインスタンスを他の分散インス トールの場合と同様にインス トールします。

2. Cognos CD から、 TEMP 環境変数で指定されているディ レク ト リに “altname.ini” ファ イルをコピーします。

TEMP 環境変数が定義されていない場合は、 “altname.ini” を “/tmp” ディ レク ト リ (AIX インス トールの場合) または “/var/tmp” ディ レク ト リ (その他のインス トールの場合)にコピーします。

3. “altname.ini” ファ イルの権限を変更し、 自分自身に対してファ イルへの書き込み権限を許可します。

4. “altname.ini” ファ イルの Name、 Description、 および Folder の各パラ メータを必要に応じて変更し (p. 147)、 ファ イルを保存します。

5. 製品の次のインスタンスを、 他の分散インス トールの場合と同様にインス トールします。

変更された “altname.ini” ファ イルが確実に使用されるよ うに、 インス トールで指定したインス トール先が “altname.ini” の Name パラ メータに指定された場所と一致しているこ とを確認します。 変更した値が表示されない場合は、 続行する前に “altname.ini” を TEMP ディレク ト リに保存したかど うかを確認して ください。

[Description] Windows の[スタート ] メニューに表示される名前。

Windows のみに当てはま り ます。UNIX の場合は、 変更せずそのまま使用します。

[Folder] Windows の[アプ リ ケーシ ョ ンの追加と削除] プログラムに表示される名前。

Windows のみに当てはま り ます。UNIX の場合は、 変更せずそのまま使用します。

パラ メータ インスタンス 1 インスタンス 2 インスタンス 3

[Name] cer4 cer4a cer4b

[Base] cer4 cer4 cer4

[Description] Cognos Series 7 Version 3

Cognos Series 7 Version 3

Cognos Series 7 Version 3

[Folder] Cognos Series 7 Version 3

Cognos Series 7 Version 3

Cognos Series 7 Version 3

パラ メータ 指定内容 必要な変更

148 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 149: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 B: その他のインス トール タイプ

6. Configuration Manager を使用して、 インス トールしたコンポーネン ト を設定します。

それぞれのインスタンスには、 Configuration Manager が個別にインス トールされています。複数のインス トールを設定する場合は、 正しい Configuration Manager のインスタンスを使用しているこ とを確認して ください。

複数のインス トールを設定する場合は、 ポート番号がコンピュータ上の Cognos 製品の他のインスタンス と競合しておらず、 PowerPlay の各インスタンスの一時ファ イルがそれぞれの場所に書き込まれているこ とを確認して ください。 各インスタンスの一時ファ イルの場所は、 Configuration Manager の “Cognos PowerPlay Enterprise Server. ゲート ウェイ . 全般 .一時リ ソース (/ppwb) の場所” に設定されます。

7. インス トールする後続の各インスタンスに対して、 手順 3 ~ 6 を繰り返します。

インス トール ガイ ド 149

Page 150: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 B: その他のインス トール タイプ

150 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 151: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 C: PowerPlay Enterprise Server の代替アップ

グレード

このセクシ ョ ンでは、 PowerPlay Enterprise Server をアップグレードするための代替方法について説明します。 この代替アップグレード方法では、 Cognos Deployment Manager を使用します。PowerPlay Enterprise Server をアップグレードする主な方法は、 ppserver アップグレード ユーティ リ ティ を使用する方法です。 主な方法の詳細については、 「サーバー アプリ ケーシ ョ ンのアップグレード」 (p. 121) を参照して ください。

代替アップグレード方法は、 次のアップグレードを実行する場合に使用します。

- 一括アップグレード

- 以前のバージ ョ ンのコンピュータ と同じディ レク ト リ構造を再作成できるコンピュータでの段階的アップグレード (Windows から Windows または UNIX から UNIX へのアップグレード)

これらの場合、 代替アップグレード方法の手順は主なアップグレード方法よ り少な くな り ます。

Windows から UNIX への段階的アップグレードなど、 以前のバージ ョ ンのコンピュータ と同じディ レク ト リ構造を新しいバージ ョ ンのコンピュータに再作成できない場合は、 代替アップグレード方法を使用しないでください。

PowerPlay Enterprise Server のアップグレード

このセクシ ョ ンの手順を実行する前に、 次の手順を完了している必要があ り ます。

- PowerPlay Enterprise Server へのセキュ リ ティの適用 (p. 121)- Upfront のアップグレード (p. 122)- Upfront での PowerPlay Enterprise Server のゲート ウェイ URL の更新 (p. 127)

このアップグレードを実行するには、 ソースおよびターゲッ ト環境の両方で同じ Access Manager スキーマを使用する必要があ り ます。 スキーマは、 [現在] または [Series 7.0 以前のバージ ョ ン互換] のいずれかに設定できます。 7.3 のデフォルト スキーマは、 [現在] です。アップグレードするアプ リ ケーシ ョ ンで [Series 7.0 以前のバージ ョ ン互換] を使用している場合は、 7.3 スキーマを [Series 7.0 以前のバージ ョ ン互換] に変更する必要があ り ます。Access Manager のスキーマの詳細については、 「アップグレードのためのソフ ト ウェアのインス トール」 を参照して ください。

PowerPlay Enterprise Server をアップグレードするには、 次の作業を行います。

❑ 段階的アップグレードの場合のみ、 以前のバージ ョ ンのコンテンツを 7.3 コンピュータに

コピーする (p. 152) ❑ Cognos Deployment Manager 7.3 を使用して、 以前のバージ ョ ンの PowerPlay Enterprise

Server アプリ ケーシ ョ ンを編成する (p. 152) ❑ Cognos Deployment Manager 7.3 を使用して、 編成したアプリ ケーシ ョ ンを新しい環境に展

開する (p. 156)

詳細については、 Deployment Manager の 『ユーザー ガイ ド』 の編成と展開の章を参照して ください。

インス トール ガイ ド 151

Page 152: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 C: PowerPlay Enterprise Server の代替アップグレード

段階的アップグレードでのコンテンツのコピー

Cognos Deployment Manager 7.3 を使用して、 以前のバージ ョ ンの PowerPlay Enterprise Server アプリ ケーシ ョ ンを編成します。 以前のバージ ョ ンは、 Cognos Deployment Manager から“ppserver” ディ レク ト リにアクセスできる場合にのみ編成できます。 段階的アップグレードの場合は、 Cognos Deployment Manager からアクセスできるよ うに、 以前のバージ ョ ンの“ppserver” ディ レク ト リ を 7.3 コンピュータにコピーする必要があ り ます。 同時に、 “ppserver”ディ レク ト リの外部にあるその他のレポートおよびキューブをコピーします。

“ppserver” ディ レク ト リ を 7.3 コンピュータにコピーする際は、 次の作業を行う必要があ り ます。

- 7.3 インス トールとは別の場所を選択する

- 以前のバージ ョ ンのコンピュータ と同じ “ppserver” ディ レク ト リの構造を 7.3 コンピュータで再作成する

たとえば、 以前のバージ ョ ンが Cognos Series 7 Version 2 で、 Windows のデフォルトのインストール場所にインス トールした場合、 “ppserver” ディ レク ト リは次の場所にあ り ます。

C:\Program Files\Cognos\cer3\ppserver

このディ レク ト リ を 7.3 コンピュータにコピーする と、 7.3 コンピュータには 2 つの “ppserver”ディ レク ト リがあるこ とにな り ます。

C:\Program Files\Cognos\cer3\ppserverC:\Program Files\Cognos\cer4\ppserver

段階的アップグレードでコンテンツをコピーする手順

1. “ppserver” ディ レク ト リ を以前のバージ ョ ンのコンピュータから 7.3 コンピュータにコピーします。

以前のバージ ョ ンの “ppserver” ディ レク ト リのデフォルトの場所は次のとおりです。

- Windows の場合は、 “C:\Program Files\Cognos\cern\ppserver” です。

- UNIX の場合は、 “/usr/cognos/cern/ppserver” です。 7.3 インス トールとは別の場所を選択し、 以前のバージ ョ ンの “ppserver” 構造を再作成してください。

2. その他のレポートおよびキューブを以前のバージ ョ ンのコンピュータから 7.3 コンピュータにコピーします。

PowerPlay Enterprise Server アプリ ケーシ ョ ンの編成

7.3 の管理コンピュータで、 Cognos Deployment Manager 7.3 を実行して PowerPlay Enterprise Server アプリ ケーシ ョ ンを編成します。

編成では、 編成定義ファイル (.dmd)、 編成設定ファイル (.dmi)、 配布用パッケージ ファ イル(.dmp)、 およびデータパッ クが作成されます。 これらのファ イルは、 展開時に必要になり ます。

Windows では、 デフォルトの場所は次のとおりです。

- \Cognos\cer4\packages\ <配布用パッケージ定義のフォルダ> \ <配布用パッケージのフォルダ>

- \Cognos\cer4\packlets\ <配布用パッケージ定義のフォルダ> \<配布用パッケージのフォルダ> \ppes

- \Cognos\cer4\packlets\ <配布用パッケージ定義のフォルダ> \<配布用パッケージのフォルダ> \upfront

152 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 153: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 C: PowerPlay Enterprise Server の代替アップグレード

UNIX では、 デフォルトの場所は使用するインターフェイスによって異なり ます。 Cognos Deployment Manager のグラフ ィ ッ ク ユーザー インターフェイスを使用して UNIX アプ リ ケーシ ョ ンを展開する場合、 配布用パッケージ ファ イルは Windows のコンピュータの Windows のデフォルトの場所に作成されます。 ただし、 データパッ クは UNIX の次のデフォルトの場所に作成されます。

- usr/cognos/cer4/packlets/ <配布用パッケージ定義フォルダ / 配布用パッケージ フォルダ>/ppes

- usr/cognos/cer4/packlets/ <配布用パッケージ定義フォルダ> / <配布用パッケージフォルダ> /upfront

コマンド ラ インを使用する場合は、 すべてのファイルとデータパッ クは UNIX のコンピュータの次のデフォルトの場所に作成されます。

- usr/cognos/cer4/packages/ <配布用パッケージ定義フォルダ> / <配布用パッケージ フォルダ>

- usr/cognos/cer4/packlets/ <配布用パッケージ定義フォルダ> / <配布用パッケージフォルダ> /ppes

- usr/cognos/cer4/packlets/ <配布用パッケージ定義フォルダ> / <配布用パッケージフォルダ> /upfront

Cognos サービスの実行を確認する手順

[コン ト ロール パネル] の [サービス] ツールを使用して、 次の 7.3 サービスまたは対応するプロセスが実行しているこ とを確認します。

- Cognos Upfront データ ス ト ア (cer4)- Cognos Upfront ディ スパッチャ (cer4)- Cognos Upfront Administration Service (cer4)- Cognos PowerPlay Enterprise Server (cer4)- Cognos Access Manager Server (cer4)

UNIX では、 次のスク リプ ト を実行して、 “/usr/cognos/cer4/bin” ディ レク ト リから 7.3 プロセスを開始するこ と もできます。./start-dbserv./start-dispatcher./start-upfadmin./start_ppsvr.sh

Windows でグラフ ィ ッ ク ユーザー インターフェイスを使用して編成を行う手順

1. 7.3 環境が、 適切な Access Manager Runtime に対して設定されているこ とを確認します。

2. [スタート ] メニューから、 [プログラム]、 [Cognos Series 7 Version 3]、 [Cognos Server Administration] の順にク リ ッ ク します。

3. [配布] をク リ ッ ク します。

4. ミ ラー サーバー上のレポート またはキューブをアップグレードする場合は、 [ファ イル]、[基本設定] の順にク リ ッ ク します。 [ ミ ラー サーバーの配布を可能にする] を選択します。 プロンプ トが表示されたら、 Cognos Server Administration と Deployment Manager を再起動します。

[ ミ ラー サーバーの配布を可能にする] の設定によ り、 サーバー上のすべてのレポート とキューブを編成するこ とが指定されます。

5. [ロードマップ] ウ ィ ンド ウで [編成] をク リ ッ ク します。

6. [ファ イル] メニューの [新規作成] をク リ ッ ク します。

7. [新規配布用パッケージ定義] ボッ クスに配布用パッケージ定義ファイルの名前を入力します。 たとえば、 「PPpkg」 などです。 ファ イル拡張子は付けないでください。 拡張子 「.dmd」 が自動的に追加されます。

インス トール ガイ ド 153

Page 154: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 C: PowerPlay Enterprise Server の代替アップグレード

8. デフォルトの [フォルダの場所] をそのまま使用するか、 フォルダを参照して選択します。 パスにはファイル名は含めないでください。

たとえば、 デフォルトの場所は “<インス トール場所> \packages\PPpack” にな り ます。

9. 7.3 環境で Upfront ディ スパッチャを実行しているコンピュータの名前とポート番号を入力します。 「<ホス ト> :port」 形式の IP アドレスで、 「< IP アドレス> :port」 を使用します。 デフォルトのポートは 「8030」 です。 ミ ラー サーバー上のレポートおよびキューブをアップグレードする場合は、 Upfront ディスパッチャを実行しているコンピュータではなく、 サーバーの名前とポート番号を指定します。

10. 接続をテス トする場合は、 [テス ト ]、 [OK] の順にク リ ッ ク します。

11. 必要であればログオンを行い、 [OK] をク リ ッ ク します。

Access Manager のルート ユーザー ク ラスのメンバーであるこ とが必要です。

12. “操作は正常に終了しました。” とい う メ ッセージが表示されるまで待ち、 [新規配布用パッケージ定義] ボッ クスを閉じます。

[配布用パッケージ定義エディ タ] が表示されます。 配布用パッケージ定義ファ イルとその親フォルダが、 [Explorer] ウ ィ ン ド ウに表示されます。 注 : インス トールに NoticeCast 7.0 が含まれている場合、 NoticeCast の操作エラーが表示されます。 このエラーは予期されているもので、 PowerPlay の編成には影響を与えません。

13. [配布用パッケージ定義] ツ リーで次の操作を行います。

- “依存しているコンポーネン ト ” を展開し、 “PPES” と “Access Manager セキュ リ ティ コンテンツ” 以外のすべてのコンポーネン ト を除外します。

- “NewsIndex” コンポーネン トはすべて選択したままにするか、 アップグレードする NewsBox を除外します。

14. [配布用パッケージ定義エディ タ] ウ ィ ンド ウで “PPES コンポーネン ト ” をク リ ッ ク します。

15. [PPES プロパティ] ウ ィ ンド ウで “PPES コンポーネン ト ” のプロパティ を変更します。

16. [編成処理] の [PowerPlay ディレク ト リ ] ボッ クスに、 “cern/ppserver” の場所を入力します。

17. [編成処理] の [タイプ] ボッ クスをク リ ッ ク し、 ド ロ ップダウン リ ス ト をク リ ッ ク して、[すべて編成] を選択します。

18. [配布用パッケージ定義エディ タ] ウ ィ ンド ウで [NewsIndex] をク リ ッ ク し、 7.3 にアップグレード しない NewsBox の選択を解除します。

19. [ファ イル] メニューの [保存] をク リ ッ ク し、 [編成] をク リ ッ ク します。

[新規配布用パッケージ] ダイアログ ボッ クスが表示されます。

20. 配布用パッケージ ファ イルの名前を入力します。 「PPpkg」 など、 配布用パッケージ定義ファイルと同じ名前を付けるこ とができます。

ファ イル拡張子は付けないでください。 拡張子 「.dmp」 が自動的に追加されます。

21. [OK] をク リ ッ ク します。

22. “操作は正常に終了しました。” とい う メ ッセージが表示されるまで待ち、 ダイアログ ボックスを閉じます。

次の場所を確認します。

- “Pppack” フォルダが、 7.3 コンピュータの “cer4” 内の “Packages” フォルダにあること。

- Upfront と PowerPlay Enterprise Server のデータパッ クが、 7.3 コンピュータの “cer4”内の “Packlets” フォルダにあるこ と。

154 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 155: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 C: PowerPlay Enterprise Server の代替アップグレード

Windows または UNIX でコマンド ラ インを使用して編成を行う手順

1. ミ ラー サーバー上のレポート またはキューブをアップグレードする場合、 Configuration Manager を使用して、 ミ ラー サーバーの配置に Upfront を使用しないよ うに Deployment Manager を設定します。

設定する Configuration Manager プロパティは、 [ ミ ラー サーバーの配布を可能にする] です。 このプロパティは、 オブジェク ト階層 “管理 .Deployment Manager. ミ ラー サーバー”にあ り ます。 このプロパティの詳細については、 『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』を参照して ください。

2. UNIX を使用する場合は、 次のよ うに入力して、 Borne シェルを確実に使用するよ うにします。sh

次のコマンドを入力して、 環境をセッ ト アップします。. ./setcdmvars.sh

3. “cer4/bin” ディ レク ト リに移動し、 コマンド ラ インに次のコマンドを入力して、 配布用パッケージ定義ファイル (.dmd) と編成設定ファイル (.dmi) を作成します。

cdmdefine -cd -d <配布用パッケージ定義の名前> [-dl <配布用パッケージ定義の場所> ] -u < Upfront サーバー> [:<ポート> ]

たとえば、 Windows または UNIX では、 次のコマンドでデフォルトの場所が使用されます。cdmdefine -cd -d PPpack -u UpfServ:8030

ポート番号を指定しないと、 7.3 Upfront サーバーのデフォルト ポート、 8030 が使用されます。

ミ ラー サーバー上のレポート またはキューブをアップグレードする場合は、 Upfront ディスパッチャを実行しているコンピュータではなく、 PowerPlay サーバーの名前とポート番号を指定します。

4. 必要であれば、 ログオンを行います。

Access Manager のルート ユーザー ク ラスのメンバーであるこ とが必要です。

ファ イルが作成されたこ とを告げる メ ッセージが表示されます。 この例では、“PPpack.dmd” ファ イルと “PPpack.dmi” ファ イルは、 Windows の “C:\Program Files\Cognos\cer4\packages\PPpack” ディ レク ト リ 、 または UNIX の“/usr/cognos/cer4/packages/PPpack” ディ レク ト リにあ り ます。

5. NewsBox やコンポーネン ト をク リ アする場合、 またはデータパッ クの場所を変更する場合は、 .dmi ファ イルをテキス ト エディ タで編集し、 次のコマンドを入力して、 編成設定ファイルで配布用パッケージ定義ファイルを変更します。

cdmdefine -md -d <配布用パッケージ定義の名前> [-dl <配布用パッケージ定義の場所> ]

たとえば、 Windows または UNIX では、 次のコマンドでデフォルトの場所が使用されます。cdmdefine -md -d PPpack

6. 未発行のコンテンツ、 サーバーのプロパティ、 レポートのバージ ョ ンなど、 以前のリ リースでは配布されなかった PowerPlay Enterprise Server のすべてのコンテンツを編成するには、 編成設定ファイル (.dmi) をテキス ト エディ タで開きます。

7. 編成設定ファイルに指定されている各編成ポ リシーに対し、 コ メン ト インジケータ (;)を追加または削除して、 希望する応答を選択します。 次の例では、 PowerPlay Enterprise Server の編成ポ リシーである編成のタイプが、 “Pack All” に設定されます。 [PPES]. . . ;Type;PPES.packOperationType choicesPPES.packOperationType=Pack All;PPES.packOperationType=Pack NewsItems

8. 編成設定ファイルを保存して、 閉じます。

インス トール ガイ ド 155

Page 156: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 C: PowerPlay Enterprise Server の代替アップグレード

9. “<インス トール場所> /bin” ディ レク ト リに移動し、 コマンド ラ インから次のよ うに入力します。

cdmdefine -md -d <名前>

配布用パッケージ定義が、 編成設定ファイルの情報で更新されます。

配布用パッケージ定義にデフォルト以外の場所を使用する場合は、 「-dl <パス名>」 でパスを指定します。たとえば、 「c:\deployment files\sales」 など と します。

10. 次のコマンドを入力して、 アプ リ ケーシ ョ ンを編成し、 配布用パッケージ ファ イル(.dmp) を作成します。

cdmpack -d <配布用パッケージ定義の名前> [-dl <配布用パッケージ定義の場所> ] -p <配布用パッケージの名前> [-pl <配布用パッケージの場所> ]

たとえば、 Windows または UNIX では、 次のコマンドでデフォルトの場所が使用されます。cdmpack -d PPpack -p PPpack

この例では、 “PPpack.dmp” ファ イルが、 Windows の “C:\Program Files\Cognos\cer4\packages\PPpack\PPpack” ディ レク ト リ または UNIX の“/usr/cognos/cer4/packages/PPpack/PPpack” ディ レク ト リに作成されます。

11. プロンプ トが表示された場合は、 再度ログオンします。

編成されるコンポーネン トが一覧表示されます。

12. プロンプ トに応答して続行します。

PowerPlay Enterprise Server アプリ ケーシ ョ ンの展開

7.3 の管理コンピュータで、 Cognos Deployment Manager を実行して、 PowerPlay Enterprise Server アプリ ケーシ ョ ンを編成した際に作成した配布用パッケージ ファ イル (.dmp) をロードし、 PowerPlay Enterprise Server アプ リケーシ ョ ンを展開します。

新しいバージ ョ ンのソフ ト ウェアをインス トールしたと き、 インス トールにサンプル キューブが含まれているこ とがあ り ます。 アプリ ケーシ ョ ンを展開する場合、 これらのサンプル キューブを上書きするこ とはできません。 展開処理中にキューブの上書き処理が発生する と、警告メ ッセージが表示されます。

Cognos サービスの実行を確認する手順

[コン ト ロール パネル] の [サービス] ツールを使用して、 次の 7.3 サービスまたは対応するプロセスが実行しているこ とを確認します。

- Cognos Upfront データ ス ト ア (cer4)- Cognos Upfront ディ スパッチャ (cer4)- Cognos Upfront Administration Service (cer4)- Cognos PowerPlay Enterprise Server (cer4)- Cognos Access Manager Server (cer4)

UNIX では、 次のスク リプ ト を実行して、 “/usr/cognos/cer4/bin” ディ レク ト リから 7.3 プロセスを開始するこ と もできます。

./start-dbserv

./start-dispatcher

./start-upfadmin

./start_ppsrv.sh

Windows でグラフ ィ ッ ク ユーザー インターフェイスを使用して展開を行う手順

1. [スタート ] メニューから、 [プログラム]、 [Cognos Series 7 Version 3]、 [Cognos Server Administration] の順にク リ ッ ク します。

2. [配布] をク リ ッ ク します。

156 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 157: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 C: PowerPlay Enterprise Server の代替アップグレード

3. ミ ラー サーバー上のレポート またはキューブをアップグレードする場合は、 [ファ イル]、[基本設定] の順にク リ ッ ク します。 [ ミ ラー サーバーの配布を可能にする] を選択します。 プロンプ トが表示されたら、 Cognos Server Administration と Deployment Manager を再起動します。

[ ミ ラー サーバーの配布を可能にする] の設定によ り、 サーバー上のすべてのレポート とキューブを編成するこ とが指定されます。

4. 配布用パッケージ ファ イル (.dmp) を見つけ (“C:\Program Files\Cognos\cer4\packages\ppserver\PPpack.dmp” など)、 [開く] をク リ ッ ク します。

5. [配布用パッケージ エディ タ] で [ターゲッ トの選択] をク リ ッ ク します。

6. 7.3 環境で Upfront Dispatcher を選択します。 「<ホス ト> :port 」 の形式を使用するか、 「<IP アドレス> :port」 の形式で IP アド レスを指定します。 デフォルトのポートは 「8030」です。

ミ ラー サーバー上のレポートおよびキューブをアップグレードする場合、 サーバーの名前とポート番号を指定します。

7. [テス ト ]、 [閉じる] の順にク リ ッ ク します。

8. [配布用パッケージ エディ タ] で “Access Manager” コンポーネン ト を展開し、 正しいネームスペースが表示されているこ とを確認します。 また、 “NewsIndex” コンポーネン トを展開し、 NewsBox を確認します。

9. [配布用パッケージ エディ タ] で [マッピングを編集] をク リ ッ ク します。

ボタンが表示されていない場合は、 >> 記号をク リ ッ ク します。

10. [マッピング エディ タ] で、 一覧の [< すべて >] を選択し、 [オート フ ィル] をク リ ッ クします。 以前に Upfront サーバーの接続情報を入力していない場合は、 この情報を入力するよ うに求められます。

11. プロンプ トに応えて、 認証ソースにログオンします。

12. [オート フ ィル] プロセスで、 “Replace current target values” とい う メ ッセージが表示されたら、 [はい] をク リ ッ ク し、 [閉じる] をク リ ッ ク します。

設定の一部は、 自動的にマップされない場合があ り ます。 これらの設定は、 手作業でマップする必要があ り ます。

13. 必要に応じて、 [ターゲッ ト ] 列の .ppx ファ イル、 ゲート ウェイ、 キューブ、 サーバーのターゲッ ト情報を 7.3 に変更します。

14. [保存] をク リ ッ ク し、 [マッピング エディ タ] で [閉じる] をク リ ッ ク します。

15. [配布用パッケージ エディ タ] で [検証] をク リ ッ ク します。

検証で発生したエラーや警告が [結果] ウ ィンド ウに表示されます。 エラーについては、『Cognos Deployment Manager ユーザー ガイ ド』 を参照して ください。

16. エラーがない場合は、 [展開] をク リ ッ ク します。

17. [閉じる] をク リ ッ ク して [Deployment Manager] ダイアログ ボッ クスを閉じ、 [配布用パッケージ エディ タ] で [閉じる] をク リ ッ ク します。

Windows または UNIX でコマンド ラ インを使用して展開を行う手順

1. ミ ラー サーバー上のレポート またはキューブをアップグレードする場合、 Configuration Manager を使用して、 ミ ラー サーバーの配置に Upfront を使用しないよ うに Deployment Manager を設定します。

設定する Configuration Manager プロパティは、 [ ミ ラー サーバーの配布を可能にする] です。 このプロパティは、 オブジェク ト階層 “管理 .Deployment Manager. ミ ラー サーバー”にあ り ます。 このプロパティの詳細については、 『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』を参照して ください。

インス トール ガイ ド 157

Page 158: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 C: PowerPlay Enterprise Server の代替アップグレード

2. UNIX では、 次のよ うに入力して、 Bourne シェルを確実に使用するよ うにします。

sh

次のコマンドを入力して、 環境をセッ ト アップします。. ./setcdmvars.sh

3. “cer4/bin” ディ レク ト リに移動し、 コマンド ラ インに次のコマンドを入力して、 展開設定ファイル (.dmu) を作成します。

cdmdefine -cp -p <配布用パッケージの名前> [-pl <配布用パッケージの場所> ] -u <Upfront サーバー> [:<ポート> ]

たとえば、 Windows または UNIX では、 次のコマンドでデフォルトの場所が使用されます。cdmdefine -cp -d PPpack -p PPPack -u UpfServ:8030

ポート番号を指定しないと、 Upfront サーバーのデフォルト ポート、 8030 が使用されます。

この例では、 “PPpack.dmu” ファ イルが、 Windows の “C:\Program Files\Cognos\cer4\packages\PPpack\PPpack” か、 UNIX の“/usr/cognos/cer4/packages/PPpack/PPpack” に作成されます。

4. 必要であれば、 ログオンを行います。

Access Manager のルート ユーザー ク ラスのメンバーであるこ とが必要です。

5. 展開設定ファイル (.dmu) をテキス ト エディ タで開き、 マッピングを変更します。

展開設定ファイルに指定されている各場所に対し、 TargetValue 属性に適切な値を入力して、 ファ イルを保存します。

6. 次のコマンドを入力して、 配布用パッケージ ファ イルを展開設定ファイルで更新します。

cdmdefine -mp -d <定義> -p <配布用パッケージの名前> [-pl <配布用パッケージの場所

> ]

たとえば、 Windows または UNIX では、 次のコマンドでデフォルトの場所が使用されます。cdmdefine -mp -d PPpack -p PPpack

7. 次のコマンドを入力して、 配布用パッケージを検証します。

cdmunpack -v 謀 <定義> -p <配布用パッケージの名前> [-pl <配布用パッケージの場所> ] -u < Upfront サーバー> [:<ポート> ]

たとえば、 Windows または UNIX では、 次のコマンドでデフォルトの場所が使用されます。cdmunpack -v -d PPpack -p PPpack -u UpfServ:8030

配布用パッケージのあるディ レク ト リに、 展開レポートが 1 つ作成されます。

8. 次のコマンドを入力して、 配布用パッケージを展開します。

cdmunpack -d <定義> -p <配布用パッケージの名前> [-pl <配布用パッケージの場所> ] -u < Upfront サーバー> [:<ポート> ]

たとえば、 Windows または UNIX では、 次のコマンドでデフォルトの場所が使用されます。cdmunpack -d PPpack -p PPpack -u UpfServ:8030

2 つめの展開レポートが作成されます。

PowerPlay ド リルスルー マッピングの更新が必要な場合があ り ます。 ド リルスルー マッピングは、 PowerPlay Enterprise Server Administration ツールを使用して更新できます。

これで、 7.3 環境をテス トするこ とができます。 詳細については、 『Installation Testing and Samples Setup Guide』 を参照して ください。

158 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 159: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 D: ト ラブルシューティング

この付録では、 Cognos Series 7 のインス トール中またはインス トール後に発生する可能性のある も一般的な問題と、 その解決方法について説明します。 すべてのログ ファ イルの説明も記載されています。

ト ラブルシューティングのリ ソース

Configuration Manager Configuration Manager を使用して、 コンポーネン トの設定に関連する問題を診断および修正できます。 Configuration Manager の使用方法の詳細については、 『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』 を参照して ください。

Access Manager - AdministrationAccess Manager - Administration を使用して、 ディ レク ト リ サーバーおよび Ticket サービスの設定と接続が正しいかど うかを確認できます。 ディレク ト リ サーバーの [プロパティ] ウ ィ ンドウから、 指定したサーバー名とポート番号にディレク ト リ サーバーおよび Ticket サービスが対応しているかど うかをテス トできます。

Windows イベン ト ビューア

Windows イベン ト ビューアは、 問題を診断するために役立つ情報を提供します。 Windows イベン ト ビューアを開くには、 次の操作を実行します。

- Windows 2000 および Windows 2003 の場合 : [コン ト ロール パネル] から、 [管理ツール]、[イベン ト ビューア] をク リ ッ ク します。

- Windows XP の場合 : [コン ト ロール パネル] から、 [パフォーマンス と メンテナンス]、[管理ツール]、 [イベン ト ビューア] をク リ ッ ク します。

ログ ファ イル

次のログ ファ イルには、 Cognos Series 7 製品のインス トールと設定に関する問題を修正するために役立つ情報が含まれています。

- 転送ログ ファ イル。 インス トール ウ ィザードによってファ イルの転送中に実行されたアクティ ビティの記録です。 転送ログ ファ イルは、 Windows および UNIX の “<インス トール場所> \instlog” フォルダに格納されています。 ファ イル名は、 製品名、 バージ ョ ン、ビルド番号で識別され、 タイム スタンプが付けられます。 次に、 ファ イル名の形式の例を示します。

tl-PP-7-0-517-0-20011104_0942.txt- 転送の概要ログとエラー ログ ファ イル。 インス トールされたコンポーネン ト、 ディ スク

領域情報、 転送ダイアログ ボッ クスで行った選択、 およびインス トール ウ ィザードによってコンポーネン トの転送中に検出されたエラーに関する記録です。 転送の概要ログとエラー ログは、 Windows および UNIX の “<インス トール場所> \instlog” フォルダに格納されています。 ファ イル名は、 製品名、 バージ ョ ン、 ビルド番号で識別され、 タイム スタンプが付けられます。 次に、 ファ イル名の形式の例を示します。

tl-PP-7-0-208-0-20011106_1122_summary-error.txt

インス トール ガイ ド 159

Page 160: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 D: ト ラブルシューティング

- 設定アクティ ビティ レポート ファ イル。 Configuration Manager で実行されるすべてのアクティ ビティの記録です。 設定アクティ ビティ レポート ファ イルは、 設定セッシ ョ ンごとに作成されます。 レポートは、 Windows および UNIX の “<インス トール場所> \instlog”フォルダに格納されています。 ファ イル名には、 タイム スタンプが付けられます。 次に、ファ イル名の形式の例を示します。

cfa-20011105_1652.txt- 設定エラー レポート ファ イル。 Configuration Manager によって設定中に検出された警告お

よびエラーの記録です。 レポート ファ イルは、 Windows および UNIX の “<インス トール場所> \instlog” フォルダに格納されています。 ファ イル名には、 タイム スタンプが付けられます。 次に、 ファ イル名の形式の例を示します。

cfe-20011106_1122.txt- コンポーネン ト リ ス ト ファ イル。 コンピュータにインス トールされたすべての Cognos コ

ンポーネン トの記録です。 ファ イルの各エン ト リは、 コンポーネン ト名とそのビルド番号で構成されています。 コンポーネン ト リ ス ト ファ イルは “cmplst.txt” とい う名前で、 “インス トール場所” フォルダに配置されます。

一般的な問題

設定値が適用されない

Configuration Manager を使用して設定値を変更し、 その値を適用しない場合は、 新しい値が反映されず、 いくつかのコンポーネン トが適切に動作しないこ とがあ り ます。

すべての設定値が確実に適用されるよ うにするには、 コンポーネン ト を設定した後、 コンピュータで apply コマンドを実行します。

サービスが実行されない

Configuration Manager を使用して設定値を変更し、 すべてのサービスを開始しない場合は、 いくつかのコンポーネン トが適切に動作しないこ とがあ り ます。

分散環境では、 サービスを開始した後に、 別のユーザーがそのサービスを停止する可能性があり ます。 たとえば、 サーバー管理者がアップグレードを実行するためにすべてのサービスを停止した後、 すべてのサービスの再起動に失敗した場合などです。

すべてのサービスを確実に実行するには、 コンピュータで apply コマンド と start コマンドを実行します。

ポート番号が一致しない

コンポーネン トのポート番号は、 一貫して定義する必要があ り ます。 コンポーネン トのポート番号がサービスを提供するコンピュータである値に定義され、 サービスにアクセスしよ う とするコンピュータでは別の値に定義されている場合、 その試行は失敗します。

Configuration Manager を使用して、 Cognos Series 7 コンポーネン トが実行されているすべてのコンピュータで、 コンポーネン トのポート番号が一貫して定義されているか確認します。

デフォルト値が変更できない

Cognos Series 7 製品をインス トールする場合、 一部の設定値はデフォルトで指定されます。 環境に合わせて、 ポート番号などいくつかの設定値の変更が必要になる場合があ り ます。 設定値を変更する必要があ り、 その値の変更に失敗した場合は、 いくつかのコンポーネン トが適切に動作しないこ とがあ り ます。

コンポーネン ト間の接続性がない

接続性の問題には、 ポート番号が一致しない、 サービスが実行されていない、 Cognos コンポーネン トやサードパーティ製品がインス トールできない、 基本的な接続性の障害 (ホス トが使用できないなど) 多くの原因が考えられます。

160 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 161: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 D: ト ラブルシューティング

サーバー設定ファイルのバージ ョ ンが複数存在する

サーバー設定ファイル (cern.csx) には、 ゲート ウェイ コンポーネン トで関連するディ スパッチャを検出するために必要なサーバー設定情報が含まれています。

分散インス トール内の各コンピュータに対して、 同じバージ ョ ンのサーバー設定ファイルを存在させるこ とを推奨します。

複数のファイル バージ ョ ンを使用する場合、 いくつかのコンポーネン トが他のサーバーのサービスにアクセスできな くなる可能性があ り ます。

相対 URL サポートのための Web プロ ト コル

ルーターやファイアウォールなどのプロキシ サーバーが HTTPS プロ ト コルを使用するよ うに設定されている場合は、 問題が発生するこ とがあ り ます。 ルーターやファイアウォールで高速 SSL 暗号化技術が使用されている場合などに問題が発生します。

この問題を回避するには、 次のいずれかを行います。

- プロキシ サーバーで HTTPS プロ ト コルが、 Web サーバーで HTTP プロ ト コルが使用されている場合は、 すべての Cognos 製品を相対 URL を使用するよ うに設定する

- Web サーバーとプロキシ サーバーで同じプロ ト コルを使用する

- プロキシ サーバーで HTTP プロ ト コルを、 Web サーバーで HTTPS プロ ト コルを使用する

ISO8859-15 エンコード

この リ リースでは、 ISO 8859-15 エンコードがサポート されています。 サーバーが ISO 8859-15 で動作している場合は、 サーバーにあるすべてのレポートが書き込み可能であるこ とを確認する必要があ り ます。

PowerPlay レポートは通常 PowerPlay for Windows で生成されます。 このと き、 レポート内に保存されるすべての文字は Windows-1252 でエンコード されます。 Windows-1252 と ISO 8859-15 ではユーロ コード ポイン トが異なるため、 レポート を 初に実行する と きに、 Windows-1252 から ISO 8859-15 に変換する必要があ り ます。

Rock Ridge 方式を使用した Cognos CD のマウン ト

HP-UX では、 Rock Ridge 方式で Cognos CD がマウン ト されていない場合、 または Rock Ridge の処理が正し く実行されなかった場合、 予期しない結果になるこ とがあ り ます。 たとえば、ファ イル名がすべて大文字または小文字で表示された り、 ファ イル名の 後にセミ コロン (;)やピ リオド (.) が表示されるこ とがあ り ます。

Rock Ridge 方式が適切に動作するためには、 次のこ とを確認します。

- 『Cognos Series 7 Version 3 インス トール ガイ ド』 の手順に従って CD をマウン ト している

- ネッ ト ワーク ループバッ クを含め、 ネッ ト ワークが適切に構成されている

- nfs.core および nfs.client サブシステムが実行されている

- PATH に PFS ユーティ リ ティが存在するディ レク ト リが指定されている

インス トール ガイ ド 161

Page 162: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 D: ト ラブルシューティング

共通の問題このセクシ ョ ンでは、 Cognos サンプルの使用時に発生する可能性がある問題など、 インストールおよび設定に関する一般的な問題を取り上げ、 その ト ラブルシューティング情報について説明します。 問題がこ こに記載されていない場合は、 『Installation Testing and Samples Setup Guide』 を参照して ください。 このマニュアルには、 インス トールと設定に関するさまざまな問題に対する ト ラブルシューティング情報が記載されています。

サンプル フォルダまたはファ イルが見つからない

サーバーで Cognos の “samples” フォルダまたはファイルが見つからない場合は、 Cognos サンプル ファ イルがインス トールされていません。 製品の Cognos サンプル ファ イルのカスタム インス トールを実行して、 次の手順を実行します。

解決法

1. [スタート ] メニューから、 [プログラム]、 [Cognos Series 7 Version 3]、 [ツール]、[Configuration Manager] の順にク リ ッ ク します。

2. [Sample Databases] で apply コマンドを実行します。

サンプル ファ イルを開けない

Cognos サンプル ファ イルまたは独自のファ イルの 1 つが開けない場合、 次のいずれかが原因である可能性があ り ます。

- ファ イルのアクセス権によって Cognos サンプル ファ イルを開く こ とが許可されていない

- サンプル ファ イルが適切にインス トールされていないか、 読み取れない

- ファ イルが前のバージ ョ ンで作成されている

- データベース ド ラ イバが正し くない

- データ サーバーとの接続性がない

ファ イルのアクセス権によって Cognos サンプル ファ イルを開く こ とが許可されていない

Cognos サンプル ファ イルがインス トールされていても開けない場合は、 Cognos サンプル ファイルへのアクセス権を持つユーザー ク ラス (Windows の場合) またはユーザー グループ(UNIX の場合) のメンバーに含まれていない可能性があ り ます。

解決法

サーバー管理者に問い合わせて、 Cognos サンプル ファ イルのアクセス権に自分が含まれているこ とを確認します。

サンプル ファ イルが適切にインス トールされていないか、 読み取れない

Cognos サンプル ファ イルがインス トールされていても開けない場合は、 Cognos サンプル ファイルのインス トール時に、 インス トール ウ ィザードで問題が発生している可能性があ り ます。

転送ログ エラー ファ イルで、 コンピュータへの Cognos サンプル ファ イルの転送に関する問題を示すエン ト リ を探すこ とができます。 転送ログ ファ イルは、 インス トール場所に格納されています。 ファ イル名には、 製品名、 ビルド番号、 および日付スタンプが含まれています。次に、 ファ イル名の形式の例を示します。

tl-PP-7-0-517-0-20011104_0942.txt

解決法

製品の Cognos サンプル ファ イルのカスタム インス トールを実行します。

162 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 163: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 D: ト ラブルシューティング

ファ イルが前のバージ ョ ンで作成されている

ファイルが Cognos ソフ ト ウェアの前のバージ ョ ンで作成されている場合は、 互換性がない可能性があ り ます。

解決法

インス トール ガイ ドのアップグレード手順に従って、 データ ファ イルとモデル ファ イルが Cognos Series 7 製品と互換性を持つよ うにします。

データベース ド ラ イバが正し くない

Windows でサンプル データベースを使用するには、 適切なデータベース ド ラ イバが必要です。正しいデータベース ド ラ イバは Microsoft Access Driver (.mdb) で、 ファ イル名は“odbcjt32.dll” です。 このド ラ イバは、 Microsoft Data Access Component (MDAC) 2.7 でインストールされます。

解決法

1. 適切なデータベース ド ラ イバがインス トールされているこ とを確認します。

インス トール ガイ ドの指示に従ってデフォルト インス トールを実行した場合は、 MDAC 2.7 をインス トールするためのシステム要件は既に確認済みです。

2. 必要に応じて、 Cognos のインス トール CD から MDAC 2.7 をインス トールします。 このサードパーティ製品のインス トールについては、 『インス トール ガイ ド』 の 「その他の製品とサービス」 の章を参照して ください。

3. Configuration Manager を使用して、 apply コマンド と start コマンドを実行します。

データ サーバーとの接続性がない

コンピュータ とデータ サーバー間の接続に問題が発生している可能性があ り ます。 可能性のある問題と しては、 不正なポート番号およびネッ ト ワーク接続の問題などがあ り ます。

解決法

1. 使用しているコンピュータ名でサーバーを ping します。

ping が正常に実行された場合は、 手順 3 に進みます。

2. 使用しているコンピュータの IP アド レスでサーバーを ping します。

この ping が正常に実行されなかった場合は、 ネッ ト ワークの問題が発生しているか、 サーバーが起動していません。

この ping が正常に実行され、 コンピュータ名を使用した ping に失敗した場合は、 サーバー名による接続の問題が発生しています。 手順 1 で ping したサーバー名が存在し、 実行されている場合、 Domain Name System (DNS) がサーバー名を正しい IP アドレスに変換できなかった可能性があ り ます。 この問題を解決するには、 ホス ト ファ イルを編集しなければならない場合があ り ます。

3. Configuration Manager を使用して、 ポート番号やサーバー名などの設定値が正しいかど うかを確認します。

4. 変更が必要なと きは、 サービスを停止して必要な変更を行った後、 コンピュータで apply コマンド と start コマンドを実行します。

Ticket サービスが応答しない

Access Manager - Administration を使用している場合、 Ticket サービスが応答しないこ とを通知する メ ッセージが表示されるこ とがあ り ます。

この問題は、 Ticket サービスの設定値が正し くないか、 Access Manager Server が実行されていないか、 Access Manager Server の Ticket サービスに ping できない場合に発生します。

インス トール ガイ ド 163

Page 164: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 D: ト ラブルシューティング

解決法

1. [スタート ] メニューから、 [プログラム]、 [Cognos Series 7 Version 3]、 [ツール]、[Configuration Manager] の順にク リ ッ ク します。

2. [Services.Access Manager - Server. 全般 .Ticket サービス] を展開します。

3. 設定値が正しいかど うかを確認し、 必要に応じて更新します。

Ticket サービスのデフォルト ポートは 「9010」 です。

4. [Access Manager - Server] で apply コマンド と start コマンドを実行します。

5. 設定をアップグレード した後に、 Access Manager - Administration を使用して Ticket サービスをテス ト します。

Access Manager サービスの失敗と、 認証またはアクセス権に関する問題

Access Manager にエラーが発生した場合、 2 つのメ ッセージのうちの 1 つが表示されるこ とがあ り ます。

PowerPlay Enterprise Server Administration を使用している場合は、 Access Manager のサービスに関するエラー メ ッセージが表示されるこ とがあ り ます。

Upfront または PowerPlay Enterprise Server Administration のリモート インス トールを使用している場合は、 管理サーバーが以前に認証されていないか、 適切なアクセス権がないこ とを示すエラー メ ッセージが表示されるこ とがあ り ます。

これらの問題は、 次の原因のう ちの 1 つによって発生します。

- Ticket サービスの設定値が正し くない。

- Access Manager Server がインス トールされていない。

- Access Manager Server が実行されていない。

Ticket サービスの設定値が正し くない

Ticket サービスの設定値が適切に設定されていない場合、 Ticket サービスはディ スパッチャ と通信できません。

解決法

Configuration Manager を使用して、 Ticket サービスの設定値が正しいかど うかを確認します。

1. Ticket サービスがインス トールされているコンピュータで、 Configuration Manager を起動します。

2. [Services]、 [Access Manager - Server. 全般] の順に展開します。

3. [Ticket サービス] を選択して、 設定値が正しいかど うかを確認し、 必要に応じて更新します。

Ticket サービスのデフォルト ポートは 「9010」 です。

4. 変更する場合は、 [Access Manager - Server] で、 apply コマンド と start コマンドを実行します。

5. [Services]、 [Access Manager - Directory Server] の順に展開し、 [全般] をク リ ッ ク します。

6. プライマ リ Ticket サービスのポート番号が [Access Manager - Server. 全般 .Ticket サービス]のポート番号と同じであるこ とを確認します。

7. プライマ リ Ticket サービスのコンピュータ名が、 Access Manager Server がインス トールされているコンピュータの名前であるこ とを確認します。

8. 変更する場合は、 [Access Manager - Directory Server] で apply コマンドを実行します。

164 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 165: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 D: ト ラブルシューティング

Access Manager Server がインス トールされていない

Access Manager および PowerPlay Enterprise Server Administration で作業するには、 Access Manager Server がインス トールされている必要があ り ます。

解決法

Access Manager Server をインス トールします。

1. Access Manager Server のカスタム インス トールを実行します。

2. Ticket サービスの設定値が正しいかど うかを確認し、 必要に応じて更新します。

3. [Access Manager - Server] で apply コマンド と start コマンドを実行します。

Access Manager Server が実行されていない

Access Manager で作業するには Access Manager Server を実行する必要があ り ます。

Windows での解決法

1. Access Manager Server がインス トールされているコンピュータで、 [コン ト ロール パネル]の [サービス] ツールを使用し、 Cognos Access Manager Server が実行されているかど うかを確認します。

注 : Access Manager Server が実行されているよ うに見えても、 適切に実行されていない場合があ り ます。

2. Access Manager Server が実行されている場合は、 停止します。

3. [スタート ] メニューから、 [プログラム]、 [Cognos Series 7 Version 3]、 [ツール]、[Configuration Manager] の順にク リ ッ ク します。

4. [Services] にある [Access Manager - Server] で、 start コマンドを実行します。

UNIX での解決法

1. 次のコマンドを使用して、 Ticket サービスが実行されているかど うかを確認します。

ps -ef | grep amserver注 : Ticket サービスが実行されているよ うに見えても、 適切に実行されていない場合があり ます。

2. Configuration Manager を起動します。

3. [Services.Access Manager - Server] が実行されている場合は、 停止します。

4. [Access Manager - Server] で start コマンドを実行します。

デフォルト設定を適用した後に NoticeCast データ ス ト アへの接続を確立できない

デフォルト を適用する と きに NoticeCast でエラーが発生した場合は、 データ ス ト アへの接続に関する問題が発生しています。 この問題は、 次の原因のう ちの 1 つによって発生します。

- データ ス ト アのユーザー ID またはパスワードが正し くない

- データベースのデータベース URL が正し くない

- データベース コンピュータが実行されていないか、 ネッ ト ワークが使用できない

- データベースが NoticeCast データ ス ト アを含むよ うに設定されていない

インス トール ガイ ド 165

Page 166: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 D: ト ラブルシューティング

データ ス ト アのユーザー ID またはパスワードが正し くない

データベース データ ス ト アにアクセスするために使用したユーザー ID およびパスワードが認識されませんでした。

解決法

1. データ ス ト アにアクセスするユーザー ログオン ID およびパスワードをデータベース管理者に確認します。

2. [スタート ] メニューから、 [プログラム]、 [Cognos Series 7 Version 3]、 [ツール]、[Configuration Manager] の順にク リ ッ ク します。

3. “Cognos NoticeCast.NoticeCast Data Store. <データベース> Data Store Configuration” に移動します。

4. [Data Store Logon ID] プロパティで、 ユーザー ID を変更します。

5. [Data Store Logon Password] プロパティで、 ユーザー ログオン パスワードを変更します。

データベースのデータベース URL が正し くない

データベース コンピュータが実行され、 ネッ ト ワーク接続も動作している場合は、 “Cognos NoticeCast.NoticeCast Data Store. < データベース > Data Store Configuration” の [Database URL] プロパティに指定されている URL が正し く あ り ません。

解決法

1. データベース管理者に URL を確認します。

2. [スタート ] メニューから、 [プログラム]、 [Cognos Series 7 Version 3]、 [ツール]、[Configuration Manager] の順にク リ ッ ク します。

3. “Cognos NoticeCast.NoticeCast Data Store. <データベース> Data Store Configuration” を展開します。

4. [Database URL] プロパティで、 データベースの URL を変更します。

データベース コンピュータが実行されていないか、 ネッ ト ワークが使用できない

データベースが配置されているコンピュータが実行されていないか、 ネッ ト ワークに問題がある場合、 NoticeCast Server は接続を確立できません。

解決法

1. データベース コンピュータ名を使用して、 サーバーを ping します。

2. データベース コンピュータが応答している場合、 そのコンピュータで必要なサービスが実行されているこ とを確認します。

3. データベース コンピュータが応答していない場合、 コンピュータの IP アドレスを使用して ping します。

4. データベース コンピュータが応答していない場合、 ネッ ト ワーク接続の問題を解決し、 接続を再テス ト します。

5. データベース コンピュータが、 データベース コンピュータ名ではなく IP アドレスで応答している場合、 ネッ ト ワークではデータベース コンピュータ と IP アドレスの関係を認識しません。 ネッ ト ワーク管理者と と もにこの問題を解決し、 接続をテス ト します。

166 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 167: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 D: ト ラブルシューティング

データベースが NoticeCast データ ス ト アを含むよ うに設定されていない

NoticeCast Server がデータ ス ト アに接続できるよ うにするには、 NoticeCast データ ス ト アがデータベース内に定義されている必要があ り ます。

解決法

データベースが NoticeCast データ ス ト アを含むよ うに設定されているこ とを確認します。

デフォルト設定の後に、 JDBC ド ラ イバがク ラス パスに含まれていない

NoticeCast 設定プロパティを適用する と、 定義した JDBC ド ラ イバがク ラス パスに含まれていないこ とを示すエラーが発生します。 NoticeCast では、 Java Database Connectivity (JDBC) を使用してデータ ス ト アに接続します。 NoticeCast データ ス ト アが SQL サーバー データベース内にある場合は、 既に適切なド ライバがインス トールされています。 データ ス ト アが Oracle、Informix、 または DB2 内にある場合は、 ド ラ イバをインス トール ディレク ト リに配置し、 この場所が Configuration Manager プロパティで指定されているこ とを確認する必要があ り ます。

Java では、 大文字と小文字が区別されます。

解決法

1. Configuration Manager で、 “Cognos NoticeCast.NoticeCast Data Store.General” を展開します。

2. [Data Store Connection File] プロパティが正しいデータベース タイプに設定されていることを確認します。

3. “Cognos NoticeCast.NoticeCast Data Store. <データベース> Data Store Configuration” を展開します。 <データベース>は使用しているデータベースのタイプを示します。

4. [JDBC Driver File] プロパティが、 JDBC ド ラ イバの正しい場所とファ イル名に設定されているこ とを確認します。 UNIX では、 パスおよびファイル名は大文字と小文字が区別されます。

en_US 以外のロケールを使用して DataDirect ODBC Driver Manager を UNIX で使用する際のエラー

UNIX への DataDirect ODBC Driver Manager のデフォルト インス トールを行う と、 LANG 環境値は en_US である と見なされます。 ロケールが en_US に設定されていない場合、 ド ラ イバはデータベースに接続されません。 次のよ うなエラー メ ッセージが表示されます。

The driver returned invalid (or failed to return) SQL_DRIVER_ODBC_VER:

または[DataDirect][ODBC lib] Driver does not support this function

プロセスで setlocale を呼び出してロケールを明示的に定義した値に設定し、 その値が en_US 以外の場合は、 同じエラーが発生します。

解決法

エラーを修正するには、 LANG 環境設定と同じ値を持つ “<インス トール場所> /locale” ディレク ト リにシンボ リ ッ ク リ ンクを作成します。 この リ ンクは “<インス トール場所>/locale/en_US” ディ レク ト リ を示す必要があ り ます。 Cognos 製品の場合、 このリ ンクには、Configuration Manager の [Cognos 共有 . ロケール . ネイティブ ロケール] プロパティ と同じ値を使用する必要があ り ます。

詳細については、 ド ライバのインス トール ディ レク ト リに格納されている ODBCREAD.ME ドキュ メ ン ト を参照して ください。

インス トール ガイ ド 167

Page 168: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 D: ト ラブルシューティング

携帯端末の電子メールで、 文字が正し く表示されない

PDA や携帯電話などの携帯端末でサポート されていない文字セッ トがあ り ます。 たとえば、 一部の携帯端末では Shift JIS 文字セッ トだけをサポート しています。 携帯端末に警告や通知を表示する場合、 携帯端末と Cognos NoticeCast インス トール間にエンコード方式の競合が発生して一部の文字が正し く表示されないこ とがあ り ます。 一般的な例と して、 文字が疑問符 (?)で表示される という問題があ り ます。

解決法

文字を正し く表示するには、 Cognos NoticeCast Server によって生成される電子メールで使用される、 デフォルトのエンコード方式を変更します。 電子メールの送信に使用されるデフォルトのエンコード方式は UTF-8 です。

手順

1. Cognos NoticeCast Server がインス トールされたコンピュータで、 Configuration Manager を起動します。

2. “Cognos NoticeCast.NoticeCast Server.Mail Server” を選択します。

3. [SMTP Mail Content Encoding] プロパティ をサポート されている文字セッ トに変更します。

4. [NoticeCast Server] を右ク リ ッ ク し、 [選択項目を適用] をク リ ッ ク します。

Cognos NoticeCast の設定方法の詳細については、 『Configuration Manager ユーザー ガイ ド』 を参照して ください。 サポート されている文字セッ トの詳細については、 Cognos サポート Web サイ ト を参照して ください。

168 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 169: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 E: その他の製品とサービス

Cognos Series 7 と共に稼動するサードパーティ製品をインス トールして設定しなければならない場合があ り ます。 これらの製品が既にインス トールされ、 設定されている場合があ り ます。また、 Sun Java System Directory Server の代わりに Microsoft Active Directory などの他の製品を使用するこ と もできます。

この付録には、 Windows コンピュータへの追加の製品およびサービスのインス トールに関する手順のみが記載されています。

Microsoft Data Access コンポーネン トのインス トール

Cognos 製品サンプルを使用している場合にのみ、 Microsoft Data Access Components (MDAC)が適用されます。

MDAC には、 さまざまなデータ ソースにアクセスするためにオペレーティング システムによって必要と される、 ActiveX、 OLE DB、 ODBC の各ド ライバがあ り ます。 Cognos 製品と ともに提供されているサンプルのいくつかには、 それらのサンプルを使用するためにコンピュータにデータベース ド ラ イバが備わっている必要があ り ます。

MDAC は多くのアプ リ ケーシ ョ ンによって必要と され、 通常はコンピュータに既にインストールされています。 まず、 インス トールされているバージ ョ ンを確認して、 ユーザーの Cognos 製品でアップグレードが必要かど うかを把握します。

MDAC の現在のバージ ョ ンを確認する手順

1. Windows エクスプローラで、 オペレーティング システムがインス トールされている ド ライブにある、 MDAC に関連付けられた 2 つの .dll ファ イル (“Msdadc.dll” および“Oledb32.dll”) を検索します。

2. ファ イル名を右ク リ ッ ク し、 [プロパティ] をク リ ッ ク します。

3. [バージ ョ ン情報] タブをク リ ッ ク して、 ファ イルのバージ ョ ン番号を記録します。

4. Microsoft の Web サイ トにアクセスし、 Web サイ トにある参照用の表を使用して、 このファ イル バージ ョ ン番号を、 対応する MDAC バージ ョ ンと比較します。

MDAC のインス トール手順

1. Cognos CD からインス トール メニューを開きます。

- CD を挿入する と、 インス トール メニューが表示されます。 [サポート ファ イルをインス トール] をク リ ッ ク し、 “Microsoft” フォルダ、 “MDAC” フォルダ、“mdac_typ.exe” の順にダブルク リ ッ ク します。

- インス トール メニューが表示されない場合、 CD の “Support Files\Microsoft\MDAC”フォルダに移動し、 “mdac_typ.exe” をク リ ッ ク します。

- ネッ ト ワークからインス トールする場合は、 管理者がサードパーティのサポート ファイルをコピーした “MDAC” フォルダの “mdac_typ.exe” をダブルク リ ッ ク します。

2. インス トール ウ ィザードの指示に従います。

3. インス トールが終了したら、 他のソフ ト ウェアをインス トールする前にコンピュータを再起動します。

インス トール ガイ ド 169

Page 170: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 E: その他の製品とサービス

Microsoft Active Directory の設定

Sun Java System Directory Server ではなく Microsoft Active Directory を使用する場合は、 まず Microsoft Active Directory をインス トールし、 次に Cognos 製品をインス トールして Microsoft Active Directory で使用できるよ うに設定します。 この設定では、 Cognos 製品が使用できるディ レク ト リ サーバーにネームスペースを追加します。 この設定を行うには、 Configuration Manager を使用します。 この設定は、 ディ レク ト リ サーバーにアクセスするすべてのコンピュータに対してではなく、 ディ レク ト リ サーバーに対して 1 回だけ行う必要があ り ます。

Windows Server 2003 の場合は、 Cognos 製品で使用するディ レク ト リ サーバーを設定する前に、ディ レク ト リ サーバーに対する匿名バインドを有効にする必要があ り ます。 詳細については、Microsoft Knowledge Base アーティ クル 326690 を参照して ください。

手順

1. [スタート ] メニューから、 [プログラム]、 [Cognos Series 7 Version 3]、 [ツール]、[Configuration Manager] の順にク リ ッ ク します。

2. [よ う こそ] ページから、 [開始] タブをク リ ッ ク します。

3. [現在の設定を開く] をク リ ッ ク します。

Configuration Manager に、 使用しているコンピュータの現在の設定が表示されます。

4. [Explorer] ウ ィ ンド ウで、 “Services”、 “Access Manager - Directory Server” の順に展開します。

5. “全般” カテゴ リ をク リ ッ ク します。

6. 対応する “全般” のプロパティに次の値を入力します。

プロパティ 値

[このディ レク ト リ サーバーを設定しますか ?]

デフォルト値は [いいえ] です。

このプロパティを [はい] に変更しない場合、 他のプロパティの変更は適用されません。

[スキーマ バージ ョン]

Access Manager のデフォルト を保存するためにディ レク ト リ サーバーで使用するスキーマ バージ ョ ン フォーマッ ト。

デフォルト値は [現在] です。

Cognos 7.0 以前の製品またはネームスペース バージ ョ ンが 15.2 の Cognos 7.1 製品で使用したディ レク ト リ サーバー ソフ ト ウェアをアップグレードする場合は、 値を [Series 7.0 以前のバージ ョ ン互換] に変更する必要があ り ます。 これによって、 エクスポート した .ldif からディレク ト リ サーバーのデータを復旧することができます。

ディ レク ト リ サーバー ソフ ト ウェアを初めてインス トールして Cognos Series 7 Version 3 製品で使用する場合は、 値を[現在] に設定するこ とを推奨します。

170 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 171: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 E: その他の製品とサービス

[サーバー タイプ] サポート されているディ レク ト リ サーバーの一覧。

デフォルト値は [Auto Detect] です。

プロパティ を [Active Directory] に変更します。

[コンピュータ] ディ レク ト リ サーバーがインス トールされているコンピュータの名前または IP アドレス。

[ポート ] ディ レク ト リ サーバーに接続されているポート。

デフォルト ポートは 「389」 です。

[基本識別名 (DN)] ディ レク ト リ ツ リーの 初のエン ト リになる識別名 (DN)。 この下に使用するデータ用のディレク ト リ構造を作成します。

Active Directory によって使用されるデフォルト基本 DN は、 次のとおりです。

o= <会社名> , dc= <ド メ イン名>

基本 DN の定義に使用する値を指定します。 たとえば、 会社名が 「mycompany」でド メ イン名が 「thisplanet.com」 の場合、 DN は次のよ うにな り ます。

o=mycompany, dc=thisplanet, dc=com

[制限のないユーザー識別名 (DN)]

制限なしの権限でディレク ト リ サーバーの内容を管理する と きに管理者が使用する識別名 (DN)。

Active Directory によって使用されるデフォルト値は 「cn=Administrator, cn=users, dc=domain name」 です。

制限のないユーザー DN の定義に使用する値を指定します。 ド メ イン名が「thisplanet.com」 の場合、 “dc” の値は次のよ うにな り ます。

dc=thisplanet, dc=com

[制限のないユーザー パスワード]

制限のないユーザーのパスワード。

プロパティ 値

インス トール ガイ ド 171

Page 172: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 E: その他の製品とサービス

7. [Explorer] ウ ィ ンド ウで “全般” カテゴ リ をク リ ッ ク し、 [操作] メニューの [選択項目を検証] をク リ ッ ク します。

メ ッセージが表示され、 プロパティが正常に検証されたかど うかが示されます。 エラーが発生した場合は、 変更を行って検証を再試行してください。

8. [操作] メニューの [適用] をク リ ッ ク します。

[プライマ リ Ticket サービス]

設定するディ レク ト リ サーバーに関連付けられているプライマ リ Access Manager コンピュータの名前と Ticket サービス ポート。

ポート番号は、 プライマ リ Access Manager Server コンピュータの[Service.Access Manager - Server. 全般.Ticket サービス] で指定したポート番号と同じである必要があ り ます。

プライマ リ Ticket サービスを指定する必要があ り ます。

[セカンダ リ Ticket サービス (1、 2、 3、4)]

設定するディ レク ト リ サーバーに関連付けられているセカンダ リ Ticket サービスのコンピュータ とポート (<コンピュータ名> : <ポート番号>)。

セカンダ リ Ticket サービスはオプシ ョ ンです。

[Ticket サービスの負荷分散を有効にする]

複数の Ticket サービス間で負荷分散を行う場合は、 1 つ以上のセカンダ リ Ticket サービスを指定して [はい] を選択します。

[デフォル ト ネームスペース名]

Cognos 製品によって使用されるデフォルトのネームスペース名。 このネームスペースは、 1 つの Access Manager の参照です。

デフォルト名は 「Default」 です。

[デフォル ト ネームスペース管理者名]

管理者が使用する名前。

デフォルト名は 「Administrator」 です。

[デフォル ト ネームスペース管理者サインオン]

デフォルトのネームスペースにアクセスする と きに管理者が使用するサインオン。

デフォルト値は 「Administrator」 です。

[デフォル ト ネームスペース管理者パスワード]

管理者が使用するパスワード。

デフォルトのパスワードはあ り ません。

プロパティ 値

172 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 173: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 E: その他の製品とサービス

9. [Access Manager - Runtime. 認証ソース . ディレク ト リ サーバー] を展開します。

プロパティ 値

[コンピュータ] ディ レク ト リ サーバーがインス トールされているコンピュータの名前または IP アドレス。

[ポート /SSL ポート ] ディ レク ト リ サーバーに接続されているポート。

デフォルト ポートは 「389」 です。

[基本識別名 (DN)] ディ レク ト リ ツ リーの 初のエン ト リになる識別名 (DN)。 この下に使用するデータ用のディレク ト リ構造を作成します。

Active Directory によって使用されるデフォルト DN は 「o= <会社名> , dc= <ド メ イン名>」 です。

基本 DN の定義に使用する値を指定します。 たとえば、 会社名が 「mycompany」でド メ イン名が 「thisplanet.com」 の場合、 DN は次のよ うにな り ます。

o=mycompany, dc=thisplanet, dc=com

[タ イムアウ ト ] ディ レク ト リ サーバーのタイムアウ ト値。

デフォルト値は 「0」 です。

[デフォル ト ネームスペース]

デフォルトのネームスペースの名前。

デフォルト名は 「Default」 です。

[ローカル キャッシュ使用可能]

ローカル コンピュータにローカル認証キャ ッシュ ファ イルを保存するかど うかを指定する。

デフォルトは [はい] または [いいえ]です。 これはインス トールによって異なり ます。

このコンピュータに Cognos アプリ ケーシ ョ ン サーバーがインス トールされている場合は、 この値を [いいえ] に設定する必要があ り ます。

[ローカル キャ ッシュ ファ イル]

ローカル キャ ッシュ ファ イルの場所と名前。

デフォルトの名前は “default.lac” で、 このファ イルは、 Cognos 製品がインス トールされている<インス トール場所>の下の “bin” フォルダに保存されています。

インス トール ガイ ド 173

Page 174: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 E: その他の製品とサービス

10. [Explorer] ウ ィ ンド ウで “ディ レク ト リ サーバー” カテゴ リ をク リ ッ ク し、 [操作] メニューの [選択項目を検証] をク リ ッ ク します。

メ ッセージが表示され、 プロパティが正常に検証されたかど うかが示されます。 エラーが発生した場合は、 変更を行って検証を再試行してください。

11. [OK] をク リ ッ ク します。

12. [Explorer] ウ ィ ンド ウで “Services” コンポーネン ト をク リ ッ ク し、 [操作] メニューの[選択項目を適用] をク リ ッ ク します。

13. Configuration Manager を閉じます。

Adobe Acrobat Reader のインス トール

PDF ファ イルを表示するには、 Adobe Acrobat Reader が必要です。

注 : Adobe Acrobat Reader は、 UNIX 環境または Windows 環境のどちらにも インス トールできます。 Windows でのインス トール手順については、 Windows のインス トール ガイ ドを参照して ください。

手順

1. Cognos 製品の CD で “Adobe/Acrobat” フォルダを探し、 使用するプラ ッ ト フォームに対応する Adobe Acrobat Reader のインス トール ファ イルを UNIX コンピュータにバイナリ転送モードでコピーします。

2. 手順 1 でファイルをコピーしたディ レク ト リに移動し、 インス トール ファ イルの圧縮を解凍します。 ファ イルの圧縮解凍には、 CD に収録されている gzip または他のユーティ リ ティを使用できます。

3. ファ イルの圧縮を解凍したディ レク ト リに移動します。

4. インス トール ファ イルに実行可能権限を追加するには、 「chmod +x INSTALL」 と入力します。

5. インス トール ディレク ト リで、 「./INSTALL」 と入力します。

6. 「accept」 と入力して使用許諾契約に同意します。

7. インス トールの場所を指定するか、 Enter キーを押してデフォルトの設定値を使用します。

パスにはスペースを含めないでください。

指定したインス トールの場所が存在しない場合は、 メ ッセージが表示されます。 「y」 と入力する と、 新しいディ レク ト リが作成されます。

8. インス トールが完了したら、 Acrobat Reader アプリ ケーシ ョ ンを起動します。 “<インストール場所> /bin” ディ レク ト リに移動し、 「acroread」 と入力します。

[SSL 使用可能] ディ レク ト リ サーバーが Secure Sockets Layer を使用可能にしているかど うかを指定する。

デフォルト値は [いいえ] です。

[SSL 証明書データベース]

SSL が有効の場合に使用する証明書データベース。

デフォルト値は空です。

プロパティ 値

174 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 175: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 F: UNIX 用インス トール チェッ ク リ ス ト

❑ システム要件を確認する

❑ Windows の管理者権限があるかど うかを検証する (すべての製品)

❑ インス トール内容によって異なる、 UNIX の適切なレベル権限を検証する (すべての製品)

❑ TEMP システム変数を作成する (すべての製品)

❑ ディレク ト リ サーバーをインス トールする (ほとんどの製品。 ただし 小インス トールま

たはク ライアン ト製品では不要)

❑ Cognos Series 7 製品をインス トールする

❑ 設定タスクを完了する

❑ インス トールをテス トする

システム要件の確認

オペレーティング システム、 システム要件、 パッチ、 Web ブラウザ、 Web サーバー、 ディ レク ト リ サーバー、 データベース サーバー、 OLAP サーバーなど、 Cognos 製品によってサポート されているソフ ト ウェア環境の 新の一覧については、 Cognos サポート Web サイ ト を参照して ください。

次のチェッ ク リ ス ト を使用して、 ユーザーの仕様を記録して ください。

その他のシステム要件の確認

Windows または UNIX へのインス トールの場合

コンピュータ / サーバー名 : _____________

オペレーティング システム _____________

RAM _____________MB

CPU _____________

ディレク ト リ サーバーに必要なディスク容量 ( 小インス トールの場合は不要)

_____________MB

すべての Cognos Series 7 製品に必要なディ スク容量

_____________GB

サーバーを ping できる はい / いいえ

サーバー IP を ping できる はい / いいえ

Web ブラウザ (Cognos Series 7 OLAP および Alerts/Notifications 用) がインス トールされている

はい / いいえ

データベース接続が設定されている はい / いいえ

インス トール ガイ ド 175

Page 176: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 F: UNIX 用インス トール チェッ ク リ ス ト

Windows にのみインス トールする場合

UNIX にのみインス トールする場合

Oracle、 Informix、 DB2、 Microsoft SQL Server などのサードパーティ製データベースがインス トールされている (Cognos Series 7 Alerts/Notifications での NoticeCast 用)

はい / いいえ

データベースの種類

_____________

Adobe Acrobat Reader がインス トールされている

(CD のインス トール メニューの [サポート ファ イル] からインス トールできます)

はい / いいえ

MDAC Service Pack がインス トールされている (製品サンプルにのみ必要です)

(CD のインス トール メニューの [サポート ファ イル] からインス トールできます)

はい / いいえ

プリ ンタ ド ラ イバがインス トールされている はい / いいえ

Web サーバーがインス トールされている (デフォルト ポートは「80」) (Cognos Series 7 OLAP および Alerts/Notifications 用)

はい / いいえ

JDBC ド ラ イバがインス トールされている (Cognos Series 7 Alerts/Notifications での NoticeCast 用)

ド ラ イバのファイル名

_____________

電子メール サーバーにアクセスできる (Cognos Series 7 Alerts/Notifications での NoticeCast 用)

SMTP サーバー名

_____________

SMTP ログオン名

_____________

SMTP ログオン パスワード

_____________

SMTP サーバー ポート

_____________

POP3 サーバー名

_____________

POP3 サーバー ポート

_____________

POP3 ログイン名

_____________

POP3 ログイン パスワード

_____________

176 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 177: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 F: UNIX 用インス トール チェッ ク リ ス ト

管理者権限の確認

Windows の TEMP システム変数の作成

Windows および UNIX へのディ レク ト リ サーバーのインス トール

この手順は、 ほとんどの Cognos Series 7 製品に対応します。 ク ラ イアン ト製品および 小インス トールの場合は当てはま り ません。 Sun Java System Directory Server または Microsoft Active Directory がインス トールされていない場合は、 Cognos 製品に付属の CD からインス トールします。 Sun Java System Directory Server の場合は 『Supplementary Software インス トール ガイ ド』の手順に従ってください。 Microsoft Active Directory の場合は、 『インス トール ガイ ド』 の付録「その他の製品とサービス」 の手順に従ってください。

❑ ド メ イン ネーム システム (DNS) を設定する デフォルト DNS : yourcompany.com ____________________

❑ デフォルト設定を使用して、 設定ディ レク ト リ と して使用できるよ うに Sun Java System Directory Server をインス トールする

❑ データ ディレク ト リ と して使用する 2 番目のディ レク ト リ サーバーを作成する

Sun Java System Directory Server の設定 - 設定ディ レク ト リ

Windows コンピュータの管理者権限がある はい / いいえ

UNIX コンピュータの適切な権限がある

インス トール ガイ ドの 「インス トールの準備」 を参照して ください。

はい / いいえ

TEMP システム変数が作成されている はい / いいえ

TEMP ディレク ト リの場所 ____________

オプシ ョ ン Cognos デフォルト値 設定した値

[サーバー ID](サーバー名)

コンピュータ名 _____________

[サーバー ポート ] 使用できる任意のポート(ポート 「1389」 はデータ ディレク ト リに使用するこ とを推奨します)

_____________

[サフ ィ ッ クス](データベース サフ ィ ックス)

o=Cognos, c=CA _____________

[設定ディ レク ト リ管理者 ID]

admin _____________

[パスワード] admin1234 _____________

[管理ド メ イン] yourcompany.com _____________

[ディ レク ト リ マネージャ DN]

cn=Directory Manager _____________

インス トール ガイ ド 177

Page 178: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 F: UNIX 用インス トール チェッ ク リ ス ト

Sun Java System Directory Server の設定 - データ ディ レク ト リ

Cognos Series 7 OLAP❑ 次の CD から製品をインス トールする

❑ 次のサービスが開始されているかど うかを確認する

[パスワード] admin1234 _____________

[管理ポート ] 20000 _____________

オプシ ョ ン Cognos デフォルト値 設定した値

オプシ ョ ン Cognos デフォルト値 設定した値

[サーバー ID](サーバー名)

コンピュータ名に数字を追加した名前 (インターフェイスに表示される)

_____________

[ネッ ト ワーク ポート ] ポート 「1389」 _____________

[ベース サフ ィ ッ クス](データベース サフ ィ ックス)

o=Cognos, c=CA _____________

[ルート DN]

(ディ レク ト リ管理者)

cn=Directory Manager _____________

[ルート DN のパスワード]

admin1234 _____________

HP-UX、 IBM AIX、 または Sun Solaris 対応の PowerPlay Enterprise Server

はい / いいえ

PowerPlay Enterprise Server Administration はい / いいえ

PowerPlay User はい / いいえ

サービス プロセス 開始の確認

Sun Java System Directory Server

ns-slapdslapd

はい / いいえ

はい / いいえ

Sun Java System Administration Server

ns-httpduxwdog

はい / いいえ

はい / いいえ

Access Manager Server amserver はい / いいえ

PowerPlay Enterprise Server ppserver はい / いいえ

Upfront 検索エンジン UpfSearchEngine はい / いいえ

Upfront Administration サービス

UpfAdmin はい / いいえ

178 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 179: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 F: UNIX 用インス トール チェッ ク リ ス ト

❑ デフォルト インス トールで使用されるポートの一覧については、 インス トール ガイ ドの

「Cognos Series 7 のコンポーネン ト 」 を参照して ください。

Cognos Series 7 PowerPlay Transformer Edition❑ 次の CD から製品をインス トールする

❑ 次のサービスが開始されているかど うかを確認する

Cognos Series 7 Alerts/Notifications❑ 次の CD から製品をインス トールする

❑ 次のサービスが開始されているかど うかを確認する

Upfront データ ス ト ア upfdbsrv および rds はい / いいえ

Upfront ディ スパッチャ UpfDispatcherService はい / いいえ

サービス プロセス 開始の確認

HP-UX、 IBM AIX、 または Sun Solaris 対応の PowerPlay Transformer Edition

はい / いいえ

PowerPlay Transformer Edition Client for UNIX はい / いいえ

サービス プロセス 開始の確認

Sun Java System Directory Server ns-slapdslapd

はい / いいえ

はい / いいえ

Sun Java System Administration Server

ns-httpduxwdog

はい / いいえ

はい / いいえ

PowerGrid udanetd はい / いいえ

HP-UX、 IBM AIX、 または Sun Solaris 用の Cognos NoticeCast

はい / いいえ

Cognos NoticeCast Server Administration はい / いいえ

サービス プロセス 開始の確認

Sun Java System Directory Server

ns-slapdslapd

はい / いいえ

はい / いいえ

Sun Java System Administration Server

ns-httpduxwdog

はい / いいえ

はい / いいえ

Access Manager Server amserver はい / いいえ

NoticeCast ディ スパッチャ java -classpath ncadmin.jar:noticecast.jar...

はい / いいえ

インス トール ガイ ド 179

Page 180: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 F: UNIX 用インス トール チェッ ク リ ス ト

❑ デフォルト インス トールで使用されるポートの一覧については、 インス トール ガイ ドの

「Cognos Series 7 のコンポーネン ト 」 を参照して ください。

Web サーバーの設定

この手順は次の製品を対象と しています。

- Cognos Series 7 OLAP- Cognos Series 7 Alerts/Notifications

インス トール ガイ ドの説明に従って、 特定の Web サーバーに対して Web の別名を作成します。

次の表の 「別名」 列に示す仮想ディレク ト リは、 すべての Web サーバーに必要です。 「場所」列の<インス トール場所>の部分は Cognos 製品をインス トールした場所に置き換えてください。 たとえば、 “/usr/cognos/cern” とな り ます。

製品ごとに必要な設定の完了

すべてのコンポーネン ト をデフォルト値でインス トールし、 Cognos 製品をすべてデフォルト値で設定した場合でも、 Cognos NoticeCast に対してさ らに設定が必要です。

❑ NoticeCast の設定の完了

インス トール ガイ ドの 「インス トールの完了」 の説明に従います。

注 : このインス トール チェ ッ ク リ ス トの残りの部分は、 カスタム インス トールを選択した場合にのみ必要です。

NoticeCast データ ス ト ア java -classpath ncadmin.jar:noticecast.jar...

はい / いいえ

Upfront 検索エンジン UpfSearchEngine はい / いいえ

Upfront Administration サービス

UpfAdmin はい / いいえ

Upfront データ ス ト ア upfdbsrv および rds はい / いいえ

Upfront ディ スパッチャ UpfDispatcherService はい / いいえ

Upfront サーバー UpfServer はい / いいえ

Upfront イベン ト サーバー UpfEventServer はい / いいえ

サービス プロセス 開始の確認

別名 場所 権限

cognos <インス トール場所> /webcontent 読み取り

cognos/cgi-bin <インス トール場所> /cgi-bin 実行

cognos/help <インス トール場所>/documentation

読み取り

180 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 181: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 F: UNIX 用インス トール チェッ ク リ ス ト

ディ レク ト リ サーバーの設定

この手順は、 次に示す製品で Sun Java System Directory Server または Microsoft Active Directory を使用し、 カスタム インス トールを選択した場合にのみ適用されます。

- Cognos Series 7 OLAP- Cognos Series 7 Alerts/Notifications

このタスクでは、 Configuration Manager のグラフ ィ ッ ク ユーザー インターフェイスまたはコマンド ラ イン インターフェイスを使用して、 “Services”、 “Access Manager - Directory Server” コンポーネン トの [全般] プロパティを設定します。 Cognos 製品がディ レク ト リ サーバーと通信できるよ うに、 ディ レク ト リ サーバーのインス トール時に使用した設定を指定します。

注 : この手順を完了する と、 ディ レク ト リ サーバー内にネームスペースが自動的に作成されます。

認証ソースの設定

この手順は、 次に示す製品で Sun Java System Directory Server と Microsoft Active Directory のどちらを使用するかにかかわらず、 カスタム インス トールを選択した場合にのみ適用されます。

- Cognos Series 7 OLAP- Cognos Series 7 Alerts/Notifications

このタスクでは、 Configuration Manager のグラフ ィ ッ ク ユーザー インターフェイスまたはコマンド ラ イン インターフェイスを使用して、 “Services”、 “Access Manager - Runtime” コンポーネン トにある “認証ソース” の [ディ レク ト リ サーバー] プロパティを設定します。 Cognos 製品でセキュ リ ティ情報の検索に使用する認証ソース (ディ レク ト リ サーバー ネームスペース) を指定します。

注 : Cognos コンポーネン ト をインス トールしたすべてのコンピュータに対して、 このタスクを完了する必要があ り ます。

分散インス トールでのサーバーの場所の設定

この設定タスクは 2 つの部分で構成され、 分散インス トールを実行する場合はすべての製品に当てはま り ます。 各コンピュータに共通してインス トールするコンポーネン トは、 ディ レク トリ サーバー、 Access Manager Server、 サーバー ゲート ウェイの 3 つです。

❑ Configuration Manager のグラフ ィ ッ ク ユーザー インターフェイスまたはコマンド ラ イン インターフェイスを使用して、 これらの分散コンポーネン トの場所を指定できます。 これによ り通信が可能になり ます。

本書の手順に従って、 オブジェク ト階層に使用可能なプロパティ値を設定します。

❑ このサーバー環境の各コンピュータには、 同じ Server Configuration ファ イル (cern.csx) の

コピーを置く必要があ り ます。

本書の手順に従ってファイルを管理します。

製品固有の設定に対するデフォル ト値の適用または変更

Cognos 製品の設定は、 デフォルト値を適用するだけで完了できます。 また、 設定を適用する前に任意で設定を変更するこ と もできます。 たとえば、 特定のコンポーネン トに関連するデフォルトのポート番号を変更できます。

本書の手順に従ってコンポーネン ト を設定します。

すべてのサービス とプロセスの開始

必須設定と適用するオプシ ョ ン設定がすべて完了したら、 Configuration Manager を使用して Windows でのサービスをすべて開始し、 コマンド ラ イン インターフェイスを使用して UNIX でのプロセスをすべて開始します。

本書の手順に従ってサービス とプロセスを開始します。 デフォルト インス トールでは、 サービス とプロセスは自動的に開始します。

インス トール ガイ ド 181

Page 182: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 F: UNIX 用インス トール チェッ ク リ ス ト

注 : テス ト作業は任意ですが、 デフォルト インス トールとカスタム インス トールのどちらを選択した場合でも完了できます。

インス トールのテス ト

インス トール ガイ ドの 「インス トールのテス ト 」 の説明に従います。

182 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 183: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 G: UNIX リ ファレンス

この付録は、 ディ レク ト リ構造内の移動、 ファ イルのコピー、 ファ イルの権限の変更、 man ページの読み取り、 プロセスの開始および停止などの UNIX の重要なタスクに関する基本リファレンスです。

UNIX で Cognos 製品を正し く インス トールして設定するために必要な情報が記載されています。

UNIX の使用経験がない場合や UNIX のスキルが不十分な場合は、 システム管理者に問い合わせてください。 また、 他の UNIX 関連書籍をお読みになるこ とを推奨します。 また、 システムの man ページで調べるこ と もできます。

注 : 本書では、 Bourne (sh、 standard) シェルの使用を想定しています。 別のシェルを使用する場合は、 該当するマニュアルを参照して ください。

catファ イルを表示します。

cdディレク ト リ を変更します。

chmodファ イルの権限を変更します。

cpファ イルをコピーします。

ファ イルを繰り返しコピーする (ディ レク ト リ と、 そのディ レク ト リに含まれているファ イルをコピーする) には、 「cp -r source target」 と入力します。

du -s指定ディレク ト リのディ スク使用量を表示します。

dfディ スクの空き容量とマウン ト されたド ラ イブを判別します。

ディ スクの空き容量を確認するには、 「df -b」 または 「df- k」 と入力します。

echo引数をエコーします。

環境変数の値を表示するには、 「echo $ <変数>」 と入力します。 <変数>の部分には表示する変数を入れます。 たとえば、 「echo $HOME」 と入力する と、 ホーム ディレク ト リが表示されます。

env現在の環境を表示し、 引数に従って変更します。 「printenv」 についても参照して ください。

exit現在のシェルを終了します。

インス トール ガイ ド 183

Page 184: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 G: UNIX リ ファレンス

findファ イルを検索します。

たとえば、 特定のパスで 「Cognos」 とい う名前のファ イルを検索するには、「find / <場所> -name Cognos」 と入力します。

ftpファ イル転送プロ ト コルのプログラムを開始します。

grepパターンでファイルを検索します。

groupsユーザーが属するグループを判別します。

killプロセスを終了します。

時間のかかるプロセスを終了するには、 「kill -9 <プロセス ID >」 と入力します。

locale現在のロケール環境についての情報を標準出力に書き出します。

lsディレク ト リの内容を表示します。

ディレク ト リの内容を、 ファ イルの権限などを含む長い形式で表示するには、 「ls -l」 と入力します。

man特定のコンポーネン トの man ページを表示 (ヘルプを取得) します。

たとえば、 grep コマンドのヘルプを表示するには、 「man grep」 と入力します。

コマンド 説明

help 使用可能なコマンドを一覧表示したり、特定のコマンドに関するヘルプを表示する

open host [port] 指定されたホス ト FTP サーバーへの接続を確立する

get remote-file リ モート ファ イルを取得する

mget remote-files リ モート コンピュータの リモート ファイルを展開し、 各ファ イルを取得する

bye ファ イル転送プロ ト コルを終了する

184 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 185: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 G: UNIX リ ファレンス

mkdirディレク ト リ を作成します。

more1 つのファイルの内容を 1 画面ずつ表示します。

mvファ イルを移動します。

netstatシステムで使用するポートの情報を表示します。

newgrp新規グループにログオンします。

passwdパスワードを変更します。

printenv現在設定されている環境変数を表示します。 「env」 についても参照して ください。

ps実行中のプロセスについてレポート します。

システムで実行中のプロセスをすべて表示するには、 「ps -ef」 と入力します。

pwd作業ディレク ト リ名を表示します。

rmファ イルまたはディ レク ト リ を削除します。

ファ イルを繰り返し削除する (ディ レク ト リおよびディ レク ト リに含まれているファ イルを削除する) には、 「rm -r <ファイル名>」 と入力します。

ファ イルを削除する と きに確認メ ッセージを表示しない場合は、 「rm -f <ファイル名>」 と入力します。

rmdirディレク ト リ を削除します。

Rock Ridge のファイル拡張

Rock Ridge のファ イル拡張では、 CD フォーマッ トの詳細なオプシ ョ ンを使用できます。 Rock Ridge ファ イル拡張では、 8.3 形式でないファイル名、 シンボ リ ッ ク リ ンク、 ファ イルの所有権、 グループ、 および権限の設定をサポート します。 Rock Ridge ファ イル形式の CD は、UNIX および Windows のすべてのマシンで読み取りが可能です。

showver -pインス トールされているオペレーティング システムのパッチに関する詳細を表示します。

stty端末の設定をレポート または変更します。

suスーパー ユーザーまたはその他のユーザーに変更できます。

インス トール ガイ ド 185

Page 186: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 G: UNIX リ ファレンス

引数なしでこのコマンドを使用する とスーパー ユーザーにな り ます。 または、 切り替えるユーザーのユーザー ID を引数と して渡します。

tar複数のファイルを tar ファ イルと呼ばれる 1 つのファイルにアーカイブしたり、 ファ イルの追加や抽出を行います。

telnetリ モート コンピュータに対して telnet セッシ ョ ンを開きます。

touch新しいファイルを作成するか、 既存ファイルの変更日時を更新します。

umaskファ イルやディ レク ト リに対するデフォルトの権限を表示または設定します。

権限を設定するには、 「umask < nnn >」 と入力します。 < nnn >の部分には 8 進数の値を入れます。

uptimeネッ ト ワーク稼動時間を判別します。

vivi テキス ト エディ タを使用します。 vi テキス ト エディ タは、 コマンド駆動型の非常に強力なテキス ト エディ タです。 vi コマンドの一部を次に示します。

コマンド 説明

vi <ファイル名> vi テキス ト エディ タでファ イルを開くか、 作成する。

i 挿入モードに入る。

挿入モードでは、 文字はすべてテキス ト と してファ イルに追加されます。

挿入モードを終了するには、 Esc キーを使用します。

a コマンド モードで、 カーソル位置の後にテキス ト を追加する。

Esc vi エディ タでは、 Esc キーを使用してコマンド モードに入る。

コマンド モードでは、 文字はすべてコマンドと して解釈されます。

4x コマンド モードで 4 文字削除する。

dd コマンド モードで 1 行削除する。

:w コマンド モードでファ イルを保存する (ファイルに書き込む)。

186 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 187: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 G: UNIX リ ファレンス

who現在ログインしているユーザーをレポート します。

whoami現在のユーザー ID を表示します。

vi .profilevi テキス ト エディ タを使用してデフォルトの環境設定を変更します。 “.profile” ファ イルにエン ト リ を追加できます。 これによ り、 ログイン シェルで指定したオプシ ョ ンを変更します。

Back Space キーを有効にするには、 “.profile” ファ イルに “stty erase ^H” を追加します。

Control Cプロセスを中断します。

Ctrl-Z現在のフォアグラウンド プロセスを中断します。

中断したプロセスは、 「fg」 と入力する とフォアグラウンド プロセスに戻り、 「bg」 と入力するとバッ クグラウンド プロセスにな り ます。

:wq コマンド モードで、 ファ イルを保存して vi セッシ ョ ンを終了する。

:q! コマンド モードで、 ファ イルを保存せずに vi セッシ ョ ンを終了する。

コマンド 説明

インス トール ガイ ド 187

Page 188: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

付録 G: UNIX リ ファレンス

188 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 189: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

索引

記号.ats, 142.ccp, 143.cfx、 「設定ファイル」 を参照.csa, 108.csx、 「サーバー設定ファイル」 を参照.pkg、 「配布用パッケージ ファ イル」 を参照.ppx, 130.txt, 159

AAccess Manager

ト ラブルシューティング , 164Access Manager Administration

Cognos Series 7 Alerts/Notifications, 26Cognos Series 7 OLAP, 21Cognos Series 7 PowerPlay Transformer Edition, 23Ticket サービス接続をテス トする , 109接続を追加する , 108ト ラブルシューティング , 159

Access Manager ServerMicrosoft Active Directory での Ticket サービスの設定 ,

172アップグレードする , 103バージ ョ ン混在インス トール , 103

Acrobat、 「Adobe Acrobat Reader」 を参照Active Directory

アップグレード時に設定する , 98Adobe Acrobat Reader

インス トールする , 174Alerts/Notifications

UNIX のデフォルト ポート , 30プロセス , 31

Apache 2.0.47設定する , 49, 70, 96

Apache モジュール ゲート ウェイUpfront, 25PowerPlay Enterprise Server, 19Upfront, 20

BBourne シェル コマンド リ ファレンス , 183-187

Ccat コマンド , 183cdmdefine

PowerPlay Enterprise Server の代替アップグレード , 155, 158

cdmpackPowerPlay Enterprise Server の代替アップグレード , 156

cdmunpackPowerPlay Enterprise Server の代替アップグレード , 158

cd コマンド , 183cern.csx ファ イル , 161cfa-nnn.txt, 160cfe-nnn.txt, 160chmod コマンド , 183Cleanup ユーティ リ ティ

PowerPlay Enterprise Server, 19cmplst.txt, 160Cognos, 75Cognos Deployment Manager

.csx ファ イル、 アップグレード , 126Cognos NoticeCast

JDBC ド ライバ パスをアップグレードする , 129アップグレード時にセキュ リティを適用する , 121アップグレードする , 128, 129ク ライアン ト オブジェク ト をアップグレードする , 128ゲート ウェイ URL をアップグレードする , 128

Cognos OLAPUNIX のデフォルト ポート , 29プロセス , 31

Cognos Series 7バージ ョ ンを永続的に切り替える , 137

Cognos Server Administration ツールCognos Series 7 Alerts/Notifications, 26Cognos Series 7 OLAP, 21

Cognos Support Acceleratorインス トールする , 27

Cognos Visualizer.csx ファ イル、 アップグレード , 126

Cognos Windows 共通ログオン サーバー , 21Cognos コンポーネン ト

アップグレードする , 91コピーする , 91サービス , 58, 105設定する , 94

Cognos サービス、 「サービス」 を参照Cognos セキュ リティ管理ファイル (.csa) , 108Cognos 付属ソフ ト ウェア CD, 27Configuration Manager

使用する , 49, 95ト ラブルシューティング , 159プロパティ値を変更する , 52, 99

convertloc, 136cp コマンド , 183Ctrl-C コマンド , 187Ctrl-Z コマンド , 187

DDB2

環境変数 , 43, 63, 89Deployment Manager

PowerPlay Enterprise Server をアップグレードする , 151, 158

インス トール ガイ ド 189

Page 190: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

索引

df コマンド , 183du -s コマンド , 183

Eecho コマンド , 183env コマンド , 183Essbase

環境変数 , 44, 64, 90exit コマンド , 183

Ffind コマンド , 184ftp コマンド , 184

Ggrep コマンド , 184groups コマンド , 184

HHP-UX

CD ド ラ イブをマウン トする , 92

IIBM HTTP 2.0.47

設定する , 50, 70, 97Informix

環境変数 , 43, 63, 88ISAPI ゲート ウェイ

PowerPlay Enterprise Server, 19Upfront, 20, 25

ISO 8859-15 エンコードPowerPlay, 161

JJava Database Connectivity (JDBC) ド ラ イバ

ト ラブルシューティング , 167Java Database Connectivity (JDBC) ド ラ イバ パス

NoticeCast でアップグレードする , 129JavaScript

アップグレードする , 135JDBC、 「Java Data Base Connectivity」 を参照

Kkill コマンド , 184

Llocale コマンド , 184ls コマンド , 184

Mman コマンド , 184MDAC、 「Microsoft Data Access Components」 を参照Microsoft Active Directory

設定する , 170Microsoft Data Access Components (MDAC)

インス トールする , 169

mkdir コマンド , 185more コマンド , 185mv コマンド , 185

NNetinfo, 23netstat コマンド , 185newgrp コマンド , 185NewsIndex、 Upfront をアップグレードする , 123, 126NoticeCast

管理ツール , 26コンポーネン ト を設定する , 100サンプル , 27設定する , 80ツール , 27データ ス ト アへの接続をテス トする , 112

NoticeCast ServerCognos Series 7 Alerts/Notifications, 24設定する , 100

NoticeCast サーバー設定する , 54, 72

NoticeCast データ ス ト アCognos Series 7 Alerts/Notifications, 25カスタム インス トールの NoticeCast データ ス ト アを作

成する , 103カスタム インス トール用に作成する , 57, 75カスタム インス トール用に設定する , 54, 73ト ラブルシューティング , 165

NSAPI ゲート ウェイ , 49, 69, 96PowerPlay Enterprise Server, 19Upfront, 20, 25

OOracle

環境変数 , 40, 60, 86

Ppasswd コマンド , 185ports

PowerPlay Transformer default in UNIX, 30PowerGrid, 23PowerPlay

Cognos Series 7 OLAP, 22Cognos Series 7 OLAP のクイ ッ ク ツアー , 22Cognos Series 7 PowerPlay Transformer Edition, 23Cognos Series 7 PowerPlay Transformer Edition のクイ ッ ク

ツアー , 24ISO 8859-15 エンコード , 161サンプル , 22ツール , 22

PowerPlay Enterprise Server.csx ファ イル、 アップグレード , 126CDM を使用してデータを展開する , 156CDM を使用してデータを編成する , 152Cleanup ユーティ リ ティ , 19Windows Launch Agent, 19アップグレード時にセキュ リティを適用する , 121アップグレードする , 129, 134クエ リー プロセッサおよびレポート プロセッサ , 19ゲート ウェイ , 19代替アップグレード方法 , 151-158

190 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 191: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

索引

PowerPlay Enterprise Server ...ツール , 21ディ スパッチャ , 19テス トする , 111メ タデータをアップグレードする , 130

PowerPlay Enterprise Server Administrationテス トする , 111

PowerPlay for ExcelCognos Series 7 OLAP, 22Cognos Series 7 PowerPlay Transformer Edition, 23アップグレードする , 135テス トする , 111

PowerPlay Transformer, 23default ports in UNIX, 30Personal Edition, 22UNIX 版 , 23アップグレードする , 135サンプル , 24ツール , 24テス トする , 111プロセス , 32

PowerPlay UserPowerPlay Enterprise Server への接続をテス トする , 111アップグレードする , 135

ppserverPowerPlay Enterprise Server のアップグレード , 130

PPSRoot ディレク ト リファ イルをコピーする , 130

printenv コマンド , 185ps -ef | more コマンド , 30ps コマンド , 185pwd コマンド , 185

Rrmdir コマンド , 185rm コマンド , 185Rock Ridge

ファ イル拡張 , 185ファ イル システム , 92

root 権限アップグレード , 90

SSeries 7.0 以前のスキーマ バージ ョ ン互換

「スキーマ バージ ョ ン」 を参照 , 137showver コマンド , 185stty コマンド , 185Sun Java System Directory Server

アップグレード時に設定する , 98アップグレードする , 91インス トール キッ ト , 27インス トールする , 45, 65

Sun Java System directory server設定する , 51

Sun Java System Web Server 6.1設定する , 50, 71, 97

Sun ONE Directory Server、 「Sun Java System Directory Server」を参照

su コマンド , 185Sybase

環境変数 , 42, 62, 87

Ttar コマンド , 186telnet コマンド , 186Teradata

環境変数 , 44, 64, 89Ticket サービス

接続をテス トする , 109ト ラブルシューティング , 159

tl-nnn.txt, 159tl-nnn_summary-error.txt, 159touch コマンド , 186types of installations

custom, 15

Uumask コマンド , 186UNIX

Alerts/Notifications のデフォルト ポート , 30Cognos OLAP のデフォルト ポート , 29default ports in PowerPlay Transformer, 30インス トール チェッ ク リ ス ト , 175, 182コマンド リ ファレンス , 183-187コンピュータを再起動する , 30コンポーネン ト をインス トールする , 65

UpfPack、 Upfront データ ス ト アを編成する , 122UpfPackage.pkg, 123Upfront

NewsIndex をアップグレードする , 123, 126アップグレードする , 122ゲート ウェイ URL を更新する , 127データ ス ト アを展開する , 123, 126データ ス ト アを編成する , 122テーマをアップグレードする , 125

Upfront File ManagerCognos Series 7 Alerts/Notifications, 25Cognos Series 7 OLAP, 20

Upfront Server Administrationテス トする , 110

Upfront イベン ト サーバーCognos Series 7 Alerts/Notifications, 25Cognos Series 7 OLAP, 20

Upfront ゲート ウェイCognos Series 7 Alerts/Notifications, 25Cognos Series 7 OLAP, 20

Upfront サーバーCognos Series 7 Alerts/Notifications, 25Cognos Series 7 OLAP, 20

Upfront データ ス ト アCognos Series 7 Alerts/Notifications, 25Cognos Series 7 OLAP, 20

Upfront の Web アクセステス トする , 110

UpfUpgrade、 Upfront データ ス ト アを展開する , 123UpfUpgrade.pkg、 Upfront をアップグレードする , 124upgrade_ppsrv.sh, 134uptime コマンド , 186

Vvi .profile コマンド , 187vi コマンド , 186

インス トール ガイ ド 191

Page 192: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

索引

WWeb アクセス

Upfront をテス トする , 110Web サーバー

Apache 2.0.47 を設定する , 49, 70, 96IBM HTTP 2.0.47 を設定する , 50, 70, 97Sun Java System Web Server 6.1 を設定する , 50, 71, 97アップグレード時に Web サーバーを設定する , 95カスタム インス トール後に設定する , 49仮想ディ レク ト リ , 95テス トする , 107デフォルト インス トール後に設定する , 69デフォルト インス トール時に設定する , 69

Web の別名作成する , 95バージ ョ ンの混在する環境で設定する , 35

whoami コマンド , 187who コマンド , 187Windows Launch Agent

PowerPlay Enterprise Server, 19Windows イベン ト ビューア

ト ラブルシューティング , 159Windows インス トール

コンポーネン ト , 78準備する , 77セキュ リティ , 80

Windows 共通ログオン サーバーCognos Series 7 Alerts/Notifications, 26Cognos Series 7 PowerPlay Transformer Edition, 23, 26

Windows コンポーネン トアンインス トールする , 140

あアップグレード

.csx ファ イルを更新する , 126アップグレードする

Access Manager Server, 103Cognos Series 7 コンポーネン ト , 91NoticeCast, 128NoticeCast JDBC ド ラ イバ パス , 129NoticeCast ゲート ウェイ URL, 128PowerPlay Enterprise Server, 129PowerPlay Enterprise Server、 代替方法 , 151-158PowerPlay for Excel, 135PowerPlay Transformer, 135PowerPlay User, 135Sun Java System Directory Server, 91Upfront, 122, 126Upfront NewsIndex, 123Upfront テーマ , 125Web サーバー , 95一度に 1 つの製品をアップグレードする , 33一括アップグレードの計画 , 115インス トール , 85インス トール タイプの説明 , 15カスタム マクロ , 136ク ライアン ト アプリ ケーシ ョ ン , 135異なるバージ ョ ン間での負荷分散 , 33使用されている規定 , 118その他のアプリ ケーシ ョ ン , 136段階的アップグレードの計画 , 116

アップグレードする ...チェッ ク リ ス ト , 117データ ス ト ア , 103手順を計画する , 115ネームスペースから現在のスキーマ バージ ョ ンへアッ

プグレード , 137バージ ョ ンの混在する環境 , 33必要なファイル , 117ブラウザ ユーザー , 135マクロ , 136ロケール情報 , 136

アンインス トールするCognos Series 7 コンポーネン ト , 139UNIX コンポーネン ト , 139Windows コンポーネン ト , 140共有コンポーネン ト , 139

い一意のポート番号 , 35一括アップグレード

定義 , 115インス トール , 67

HP-, 92UNIX のアップグレードを準備する , 90アップグレードする , 85インス トール タイプを決定する , 7カスタム , 14, 39カスタム インス トールで準備する , 44管理 , 144完了する , 69小インス トール , 13

タスク , 77チェッ ク リ ス ト , 175-182デフォルト , 13, 67デフォルト インス トールを準備する , 64ネッ ト ワーク , 144複数 , 67不在モード , 17, 141プロセスを停止する , 92ワークステーシ ョ ン , 145

インス トール キッ トSun Java System Directory Server, 27

インス トールするAdobe Acrobat Reader, 174Cognos Support Accelerator, 27Cognos コンポーネン ト , 65Microsoft Data Access Components (MDAC) , 169Sun Java System Directory Server, 45, 65

インス トール タイプアップグレード , 15デフォルト , 13

インス トールを完了する , 69

う運用環境

カスタム インス トール , 14

えエラー メ ッセージ、 「 ト ラブルシューティング」 を参照 ,

159

192 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 193: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

索引

お応答ファイル .ats, 142

か確認する

管理者権限 , 78システム要件 , 86

カスタム インス トール , 14, 39NoticeCast を設定する , 53, 100UNIX コンピュータにサーバー コンポーネン ト をインス

トールする , 47, 93コンポーネン ト を設定する , 48, 94チェッ ク リ ス ト , 175-182ディ レク ト リ サーバーを設定する , 51

仮想ディ レク ト リ , 95Web サーバー , 95Web サーバーに設定する , 49, 69

環境サポート対象 , 86バージ ョ ン混在 , 33

環境変数DB2, 43, 63, 89Essbase, 44, 64, 90Informix, 43, 63, 88Oracle, 40, 60, 86Sybase, 42, 62, 87Teradata, 44, 64, 89データベース , 40, 60, 86

管理インス トール、 設定する , 144管理ツール

Cognos Series 7 OLAP の Cognos Server Administration, 21NoticeCast, 26

き規定

アップグレードの説明で使用されている規定 , 118共有コンポーネン ト

アンインス トールする , 139

くクイ ッ ク ツアー

Cognos Series 7 OLAP の PowerPlay, 22Cognos Series 7 PowerPlay Transformer Edition の

PowerPlay, 24クエ リー プロセッサ

PowerPlay Enterprise Server, 19ク ライアン ト アプリ ケーシ ョ ン

アップグレードする , 135

け計画する

アップグレード , 85, 115ゲート ウェイ

NoticeCast の URL を更新する , 128NSAPI, 49, 69, 96PowerPlay Enterprise Server, 19Upfront の URL を更新する , 127

現在のスキーマ バージ ョ ン「スキーマ バージ ョ ン」 を参照

こコピーする

Cognos コンポーネン ト , 91アップグレード時にコンポーネン ト をコピーする , 93カスタム インス トールのコンポーネン ト , 45

コマンド、 UNIX、 「UNIX コマンド リ ファレンス」 を参照混在したバージ ョ ン

Access Manager Server を管理する , 103コンポーネン ト

Cognos Series 7 をアップグレードする , 91Windows インス トール , 78アップグレード時にコンポーネン ト をコピーする , 93アンインス トールする , 139一括アップグレード , 115カスタム インス トール用にコピーする , 45共有 , 35サービス , 58, 105設定する , 94設定を適用する , 57, 104段階的アップグレード , 116リ ス ト ファ イル , 160ワークステーシ ョ ン インス トール , 145

さサードパーティ製品

Adobe Acrobat Reader, 174Microsoft Active Directory を設定する , 170Microsoft Data Access Components (MDAC) をインス

トールする , 169必要なサポート ファ イル , 28

サーバーCognos Windows 共通ログオン サーバー , 21NoticeCast, 24NoticeCast を設定する , 100Upfront, 20Windows 共通ログオン サーバー , 23, 26複数のグループを設定する , 13

サーバー設定ファイル (cern.csx)NoticeCast をアップグレードする , 128アップグレードのために更新する , 126ゲート ウェイ URL を表示する , 129ト ラブルシューティング , 161

サービスト ラブルシューティング , 160名前 , 119

再起動するUNIX コンピュータ , 30小インス トール , 13

作成するTEMP システム変数 , 78

サポート されているソフ ト ウェア環境 , 86サポート ファ イル

Adobe Acrobat Reader をインス トールする , 174Microsoft Active Directory を設定する , 170Microsoft Data Access Components (MDAC) をインス

トールする , 169サードパーティ製品で必要 , 28

サンプルNoticeCast, 27PowerPlay, 22PowerPlay Transformer, 24

インス トール ガイ ド 193

Page 194: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

索引

サンプル ...ト ラブルシューティング , 162バージ ョ ンの混在する環境 , 34, 35

しシステム要件

UNIX コンポーネン ト , 39, 60, 86Windows コンポーネン ト , 77チェッ ク リ ス ト , 175

照合順序、 テス トする , 112

すスキーマ バージ ョ ン

ネームスペースをアップグレードする , 137スキーマ バージ ョ ンのプロパティ

Microsoft Active Directory を設定する , 170スク リプ ト

.ats, 142

.ccp, 143

せ製品

バージ ョ ン , 2セキュ リティ

Upfront アップグレードの後に設定する , 126Windows コンポーネン トのインス トール時に認証ソース

を指定する , 80アップグレード時に適用する , 121アップグレード時に認証ソースを指定する , 99インス トール , 80オプシ ョ ン , 27カスタム インス トール時に認証ソースを指定する , 53ネームスペースをアップグレードする , 137

接続性の問題、 ト ラブルシューティング , 160設定

Microsoft Active Directory, 170Web サーバー , 49, 69アクティビティ レポート , 160エラー レポート , 160設定する , 99データベース環境変数 , 40, 60, 86ト ラブルシューティング , 160

設定する , 49, 69NoticeCast Server, 100NoticeCast コンポーネン ト , 100NoticeCast の設定 , 80Web サーバー , 95アップグレード時に Web サーバーを設定する , 95アップグレード時にディ レク ト リ サーバーを設定する ,

98インス トール時のコンポーネン トの設定 , 53カスタム インス トール後に Web サーバーを設定する ,

49, 51カスタム インス トール時に Web サーバーを設定する ,

49カスタム インス トールのコンポーネン ト , 48, 94コンポーネン トの設定 , 99設定を適用する , 57, 104相対 URL, 13ディ レク ト リ サーバー , 51

設定する ...デフォルト インス トール後に Web サーバーを設定する ,

69, 72デフォルト インス トール時に Web サーバーを設定する ,

69ネッ ト ワーク インス トール , 144バージ ョ ンの混在する環境 , 13, 35複数のインスタンス , 53複数のサーバー グループ , 13不在モード インス トール , 141, 143

設定ファイル (.cfx)バージ ョ ンの混在する環境 , 35PowerPlay Enterprise Server のアップグレード , 130アップグレードする , 130

選択するセッ ト アップ方法の選択 , 13

そ相対 URL

設定する , 13ト ラブルシューティング , 161

た段階的アップグレード

PowerPlay Enterprise Server、 ク ロスプラ ッ ト フォーム , 130

定義 , 116

ちチェッ ク リ ス ト

アップグレードの準備をする , 117アップグレードを完了するために必要なファイル , 117インス トール , 175-182

著作権 , 2

つツール

Cognos Series 7 OLAP の Cognos Server Administration, 21NoticeCast, 26, 27PowerPlay, 22PowerPlay Enterprise Server, 21PowerPlay Transformer, 24

て停止する

プロセス , 66, 92ディ スパッチャ

PowerPlay Enterprise Server, 19ディ レク ト リ サーバー , 91

Microsoft Active Directory, 170アップグレード時に設定する , 98接続を追加する , 108設定する , 51テス トする , 107ト ラブルシューティング , 159ネームスペースをアップグレードする , 137

データアップグレードする , 135アップグレードの前にバッ クアップする , 116

194 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX

Page 195: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

索引

データ ス ト アNoticeCast, 103NoticeCast ゲート ウェイ URL をアップグレードする ,

128Upfront で編成する , 122Upfront を展開する , 123, 126

データベース環境変数を設定する , 40, 60, 86

テーマUpfront をアップグレードする , 125ユーザーに割り当てる , 126

テーマをユーザーに割り当てる , 126適用する

設定 , 57, 104テス トする

PowerPlay Enterprise Server, 111, 134PowerPlay Enterprise Server Administration, 111PowerPlay for Excel, 111PowerPlay Transformer, 111PowerPlay User 接続 , 111Ticket サービス接続 , 109Upfront Server Administration, 110Upfront の Web アクセス , 110Web サーバー , 107照合順番 , 112ディ レク ト リ サーバー , 107データ ス ト アへの NoticeCast の接続をテス トする , 112分散ソート処理 , 112

デフォルト “response.ats” ファ イル , 142デフォルト インス トール , 13

NoticeCast を設定する , 72管理ツール , 78実行する , 59準備する , 64

デフォルト設定ネームスペース , 29ユーザー ID およびパスワード , 28

デフォルト値を変更するWeb の別名 , 95ト ラブルシューティング , 160

展開するUpfront のデータ ス ト ア , 123, 126

転送仕様ファイル (.ats)設定する , 141

転送する、 「コピーする」 を参照転送の概要ログとエラー ログ , 159転送ログ , 159

とドキュ メン ト

バージ ョ ン , 2ト ラブルシューティング

Access Manager のサービス エラー , 164JDBC ド ラ イバがク ラス パスに含まれていない , 167NoticeCast データ ス ト アに接続できない , 165Ticket サービスがインス トールされていない , 165Ticket サービスが実行されていない , 165Ticket サービスの設定値が正し くない , 164Windows イベン ト ビューアを使用する , 159管理サーバーが認証されない , 164管理サーバーにアクセス権がない , 164サーバー設定ファイル , 161

ト ラブルシューティング ...サービス , 160サンプルが見つからない , 162接続性の問題 , 160設定 , 160相対 URL のサポート , 161デフォルト値を変更する , 160ファ イルを開けない , 162ポート番号 , 160リ ソース , 159ログ ファ イルを使用する , 159

ねネームスペース

現在のスキーマ バージ ョ ンにアップグレードする , 137デフォルト設定 , 29

ネッ ト ワーク インス トール、 設定する , 144

はバージ ョ ン

永続的に切り替える , 137製品 , 2

バージ ョ ンの混在する環境アップグレードする , 33インス トールする , 33設定する , 13, 35例 , 34, 35

配布用パッケージ定義ファイル (.dm d )PowerPlay Enterprise Server の代替アップグレード , 152

配布用パッケージ ファ イル (.dmp)PowerPlay Enterprise Server の代替アップグレード , 152Upfront データ ス ト ア , 123

パスワードデフォルト設定 , 28

バッ クアップするアップグレードする , 116ネームスペースをアップグレードする前にディ レク ト リ

サーバーをバッ クアップする , 137パラ メータ

convertloc, 136ppserver, 131UpfPack, 122UpfUpgrade, 124

ふファイル

アップグレードを完了するために必要なファイル , 117ト ラブルシューティング , 162

ファ イル拡張Rock Ridge, 185

負荷分散アップグレード時の異なるバージ ョ ン間での負荷分散 ,

33複数のインスタンス , 53不在モード インス トール , 17

コンポーネン ト を設定する , 143設定する , 141

プライマ リ Ticket サービスプロパティ

Microsoft Active Directory を設定する , 172プロセス

Alerts/Notifications, 31

インス トール ガイ ド 195

Page 196: IBMpublic.dhe.ibm.com/.../ja/s7common/7.3/ebi_inst_unix.pdfインストール ガイド 3 はじめに7 Cognos Series 7 7 その他のマニュアル9 第1 部: インストール方法の決定

索引

プロセス ...Cognos OLAP, 31PowerPlay Transformer, 32停止する , 66, 92名前 , 119

プロパティ値を変更する , 52プロパティ値を変更する , 99

分散インス トール、 「カスタム インス トール」 を参照

分散ソート処理テス トする , 112

へ別名 , 49, 69

アップグレード時に別名を作成する , 95カスタム インス トール時に作成する , 49デフォルト インス トール時に作成する , 69

編成するUpfront のデータ ス ト ア , 122

編成設定ファイル (.dmi)PowerPlay Enterprise Server の代替アップグレード , 152

ほポート

UNIX の Alerts/Notifications のデフォルト ポート , 30UNIX の Cognos OLAP のデフォルト ポート , 29複数のインスタンスを設定する , 53ポート番号のト ラブルシューティング , 160

ポート番号指定する , 35

まマクロ

アップグレードする , 136

め命名規則 , 32メ タデータ

PowerPlay Enterprise Server をアップグレードする , 130, 134

メ ッセージ、 エラー、 「 ト ラブルシューティング」 を参照

も問題、 「 ト ラブルシューティング」 を参照 , 159

ゆユーザー

テーマを割り当てる , 126ユーザー ID

デフォルト設定 , 28

るルート権限

カスタム インス トール , 44デフォルト インス トール , 64

れレポート プロセッサ

PowerPlay Enterprise Server, 19

ろログ ファ イル

ト ラブルシューティング リ ソース , 159ロケール

アップグレードする , 136

わワークステーシ ョ ン インス トール

設定する , 145

196 Cognos Series 7 Version 3 for UNIX