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1002 2011.9 2012.8 インバータ 結線図 運転順序 制御 パラメータ 制動抵抗 及び 周辺機器 保護機能と トラブル シューティング 基本仕様 インバータ インバータ・リレー 仮7002 ●IG5A基本仕様 制御 制御方式 V/F制御、センサーレスベクトル制御 周波数設定分解能 デジタル指令:0.01Hz アナログ指令:0.06Hz(最大周波数:60Hz) 周波数程度 デジタル指令運転:最大出力周波数の0.01% アナログ指令運転:最大出力周波数の0.1% V/Fパターン リニア、2乗低減、使用者V/F 過負荷耐量 150%、1分 トルクブースト 受動トルクブースト、自動トルクブースト 回生制動 トルク 最大制御 時間/使用量 20% 注1) 別途設置型制動抵抗使用の際150% 注2) 運転 運転方式 ローダ/端子台/通信運転/リモートローダの中で選択 アナログ方式:0~10(V)、-10~10(V)、0~20(mA)、4~20(mA) デジタル方式:ローダ 運転機能 PID制御、アップ-ダウン運転、3ワイヤ運転 入力 多機能端子 (8点)P1~P8 NPN/PNP選択可能 機能:正方向運転、逆方向運転、非常停止、故障の再解体、ジョグ運転 自己診断機能、多段速周波数-上、中、下、多段過減速-上、中、下 停止中直流制動、第2電動機選択、周波数増加、周波数減少、3ワイヤ運転 外部トリップA、B、PI運転中一般運転に切替、オプション運転中本体運転に切替 アナログ指令周波数固定、過減速中止選択 出力 多機能 オープンコレクタ端子 故障出力及びインバータ 運転状態出力 DC24V 100mA以下 多機能リレー端子 (NO,NC)AC250V 1A以下、DC30V 1A以下 アナログ出力(AM) 0~10Vdc(100mA以下)、出力周波数、出力電流、出力電圧 インバータ直流電圧の中選択可能 保護機能 トリップ 過電圧、過電流、低電圧、地絡電流検出、インバータ過熱、電動機過熱 出力欠相、過負荷保護、通信エラー、周波数指令異常、ハードウェア異常 冷却ファン異常 警報 ストール防止、過負荷 瞬時停電 15msec以下:運転継続(定格入力電圧、定格出力以内であること) 15msec以上:自動再始動運転可能 保護構造 開放型(IP20) 周囲温度 -10~+50℃ 保存温度 -20~+65℃ 周囲湿度 相対湿度90%RH以下(結露のないこと) 標高、振動 1,000m以下、5.9m/sec (0.6G)以下 周囲気圧 70~106kPa 周囲環境 室内に腐食性ガス、引火性ガス、オイルミスト、ほこりなどがないこと 注1) 回生制動トルク20%は減速停止時モータの損失による平均制動トルクを意味します。 注2) 制動抵抗器の仕様は下記を参照ください。 電圧 インバータ容量(kW) 100%制動 注3) 150%制動 注3) 抵抗値(Ω) 電力(W) 抵抗値(Ω) 電力(W) 200V 0.4 400 50 300 100 0.75 200 100 150 150 1.5 100 200 60 300 2.2 60 300 50 400 3.7 40 500 33 600 注3) 上記電力の使用率は5%、連続時間は15秒です。 ●制動抵抗器仕様 ●設定ソフト ホームページより、無料の設定ソフトがダウンロード出来ます。各種設定値やモニタリングも可能です。 パソコンのUSBポートからRS-485変換コンバータに接続し、通信を行います。(システム条件:Windows98/Me/XP) RS-485変換コンバータは、 a9741ページのPNUIC-UPORT1130-Rとなります。 S+ R+(D+) USBポート S- R-(D-) インバータ RS-485コンバータ PC RS-485コンバータ a9741ページ 1002_3.indd 1002 11.7.5 5:14:25 PM
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リレー インバータ・リレー1002 リレーインバータ インバータ 2011.9 2012.8 インバータ 結線図 運転順序 制御 パラメータ 制動抵抗 及び 周辺機器

Apr 26, 2020

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Page 1: リレー インバータ・リレー1002 リレーインバータ インバータ 2011.9 2012.8 インバータ 結線図 運転順序 制御 パラメータ 制動抵抗 及び 周辺機器

1002

インバータ

リレー

インバータ

2011.9▼

2012.8

インバータ

結線図

運転順序

制御パラメータ

制動抵抗及び周辺機器

保護機能とトラブルシューティング

基本仕様

インバータ

インバータ・リレー

仮7002

●IG5A基本仕様

制御

制御方式 V/F制御、センサーレスベクトル制御

周波数設定分解能デジタル指令:0.01Hz

アナログ指令:0.06Hz(最大周波数:60Hz)

周波数程度デジタル指令運転:最大出力周波数の0.01%

アナログ指令運転:最大出力周波数の0.1%

V/Fパターン リニア、2乗低減、使用者V/F

過負荷耐量 150%、1分

トルクブースト 受動トルクブースト、自動トルクブースト

回生制動トルク

最大制御時間/使用量

20% 注1)

別途設置型制動抵抗使用の際150% 注2)

運転

運転方式

ローダ/端子台/通信運転/リモートローダの中で選択

アナログ方式:0~10(V)、-10~10(V)、0~20(mA)、4~20(mA)

デジタル方式:ローダ

運転機能 PID制御、アップ-ダウン運転、3ワイヤ運転

入力 多機能端子(8点)P1~P8

NPN/PNP選択可能

機能:正方向運転、逆方向運転、非常停止、故障の再解体、ジョグ運転

自己診断機能、多段速周波数-上、中、下、多段過減速-上、中、下

停止中直流制動、第2電動機選択、周波数増加、周波数減少、3ワイヤ運転

外部トリップA、B、PI運転中一般運転に切替、オプション運転中本体運転に切替

アナログ指令周波数固定、過減速中止選択

出力

多機能オープンコレクタ端子 故障出力及びインバータ

運転状態出力DC24V 100mA以下

多機能リレー端子 (NO,NC)AC250V 1A以下、DC30V 1A以下

アナログ出力(AM)0~10Vdc(100mA以下)、出力周波数、出力電流、出力電圧

インバータ直流電圧の中選択可能

保護機能

トリップ

過電圧、過電流、低電圧、地絡電流検出、インバータ過熱、電動機過熱

出力欠相、過負荷保護、通信エラー、周波数指令異常、ハードウェア異常

冷却ファン異常

警報 ストール防止、過負荷

瞬時停電15msec以下:運転継続(定格入力電圧、定格出力以内であること)

15msec以上:自動再始動運転可能

保護構造 開放型(IP20)

周囲温度 -10~+50℃

保存温度 -20~+65℃

周囲湿度 相対湿度90%RH以下(結露のないこと)

標高、振動 1,000m以下、5.9m/sec2(0.6G)以下

周囲気圧 70~106kPa

周囲環境 室内に腐食性ガス、引火性ガス、オイルミスト、ほこりなどがないこと

注1) 回生制動トルク20%は減速停止時モータの損失による平均制動トルクを意味します。注2) 制動抵抗器の仕様は下記を参照ください。

電圧 インバータ容量(kW) 100%制動 注3) 150%制動 注3)抵抗値(Ω) 電力(W) 抵抗値(Ω) 電力(W)

200V

0.4 400 50 300 1000.75 200 100 150 1501.5 100 200 60 3002.2 60 300 50 4003.7 40 500 33 600

注3) 上記電力の使用率は5%、連続時間は15秒です。

●制動抵抗器仕様

●設定ソフトホームページより、無料の設定ソフトがダウンロード出来ます。各種設定値やモニタリングも可能です。パソコンのUSBポートからRS-485変換コンバータに接続し、通信を行います。(システム条件:Windows98/Me/XP)RS-485変換コンバータは、a9741ページのPNUIC-UPORT1130-Rとなります。

S+ R+(D+)USBポート

S- R-(D-)インバータ RS-485コンバータ PC

関連商品

RS-485コンバータ

a9741ページ

1002_3.indd 1002 11.7.5 5:14:25 PM

Page 2: リレー インバータ・リレー1002 リレーインバータ インバータ 2011.9 2012.8 インバータ 結線図 運転順序 制御 パラメータ 制動抵抗 及び 周辺機器

インバータ

リレー

1003

インバータ

2011.9▼

2012.8

インバータ

リレー

仮7003

インバータ

インバータ・リレー

●センサーレスベクトル制御で低速でも優秀なトルク性能を確保。●運転中でも地絡保護機能ができ、事故の予防が可能です。●±10V入力でインバータ速度指令及び正逆運転制御が可能です。●PID機能により流量、流圧、レベルなどの目標制御が可能です。●RS485通信機能を内蔵しています。●専用の設定ソフト(日本語版)により各種設定が一括で行えます。 詳細はa1002ページ参照。●0.4~3.7KWまでのモータ制御が可能です。

モータ制御に最適。コンパクト高機能インバータです。

・ ご使用の際は、製品に添付されている取扱説明書をお読みになってからお使いください。

出荷日1~5台 翌日(当日)6台~ 都度見積

当日出荷は、17時までに都度お申し付けください。

在庫品

1台から注文OK!

型式基準単価 スライド単価1~2台 3~5台 6台~

SV004-IG5A-2 ¥9,400 ¥9,200 ¥8,900

SV008-IG5A-2 ¥10,500 ¥10,200 ¥9,900

SV015-IG5A-2 ¥12,400 ¥12,100 ¥11,700

SV022-IG5A-2 ¥13,500 ¥13,200 ¥12,800

SV037-IG5A-2 ¥14,500 ¥14,200 ¥13,700

型式 モータ容量(KW) 定格入力電圧(V)

定格入力周波数(Hz)

定格出力容量(KVA)

定格出力電流(A)

定格出力周波数(Hz) 重量(Kg) 冷却方式

SV004-IG5A-2 0.4

三相200~230(+10%、-15%) 50~60

0.95 2.5

0.1~400

0.76 自然冷却SV008-IG5A-2 0.75 1.9 5 0.77

強制冷却SV015-IG5A-2 1.5 3 8 1.12SV022-IG5A-2 2.2 4.5 12 1.84SV037-IG5A-2 3.7 6.1 16 1.89

仕様

外形図

結線図、運転順序、パラメータについてはb1004~1007を参照ください。

SV004-IG5A-2/SV008-IG5A-2W

B

W1

W1

AH1

A

φ

DH

SV015-IG5A-2

H1

A1

A

φ

B

HD

W1

W1W

SV022-IG5A-2/SV037-IG5A-2

H1

A

B

φ

W1

C L

BHD

W

(単位:mm)

型式 モータ容量(KW) W(mm) W1(mm) H(mm) H1(mm) D(mm) φ A(mm) B(mm)

SV004-IG5A-2 0.4 70 65.5 128 119 130 4.0 4.5 4.0 SV008-IG5A-2 0.75 70 65.5 128 119 130 4.0 4.5 4.0 SV015-IG5A-2 1.5 100 95.5 128 120 130 4.5 4.5 4.5 SV022-IG5A-2 2.2 140 132 128 120.5 155 4.5 4.5 4.5 SV037-IG5A-2 3.7 140 132 128 120.5 155 4.5 4.5 4.5

UL CE対応ネジ取付

PID制御三相RS

485省スペースモーター

型式

SV004-IG5A-2

RoHS

1003_3.indd 1003 11.7.24 2:38:53 PM

Page 3: リレー インバータ・リレー1002 リレーインバータ インバータ 2011.9 2012.8 インバータ 結線図 運転順序 制御 パラメータ 制動抵抗 及び 周辺機器

1004

インバータ

リレー

インバータ

2011.9▼

2012.8

インバータ

結線図

運転順序

制御パラメータ

制動抵抗及び周辺機器

保護機能とトラブルシューティング

基本仕様

インバータ

仮7004

インバータ・リレー

結線図

3相交流入力(入力定格電圧)

接地端子

24 24V出力

P1 FX(正方向運転指令)

P2 RX(逆方向運転指令)

CM 入力信号共通端子

P3 EST(非常停止)

P4 RST(トリップ解除信号)

CM 入力信号共通端子

CM 入力信号共通端子

S+

S-

P6 多段速周波数-下

P7 多段速周波数-中

P5 JOG(ジョグ周波数運転)

P8 多段速周波数-上

VR ボリューム抵抗用10V出力端子

MO 多機能オープンコレクタ 出力端子

3B B接点出力

3C 接点共通端子

3A A接点出力

多機能アナログ出力信号端子(0~10V)

MG MO共通端子

RS485通信信号連結端子

V1 周波数設定用電圧信号入力: -10V~10V

I 周波数設定用電流信号入力: 0~20mA

R

B1 B2

S

T

U

V

W

AM

CM

G

制動抵抗(オプション)

可変抵抗:1~5[Kohm]     1/2W以上

端子種類 端子名称電線の太さ(mm2)

端子ネジ 締付トルク(Nm) 電気的仕様

単線 撚線

P1~P8 多機能入力端子1-8

1.0 1.5 M2.6 0.4

CM 接地共通端子

VR 外部ボリューム抵抗用電源端子出力電圧:12V最大出力電流:100mAボリューム抵抗:1~5KΩ

V1 電圧運転用入力端子 最大入力電圧-12~+12V入力

I 電流運転用入力端子 0~20mA入力内部抵抗:500Ω

AM 多機能アナログ出力端子 最大出力電圧:11(V)最大出力電流:100mA

MO 多機能端子(オープンコレクタ) DC26V,100mA以下

MG 外部電源用設置端子

24 外部24V電源 最大出力電流:100mA

3A 多機能リレー出力A接点 AC250V,1A以下

3B 多機能リレー出力B接点 DC30V.1A以下

3C 多機能リレー接点共通端子

制御回路端子

MO

3A 3B 3C P5 CM P6 P7 P8 VR V1 I AM

MG 24 P1 P2 CM P3 P4 S- S+

端子記号 端子名称 内容説明

R,S,T 交流入力電源 商用交流電源を供給します

B1,B2 制動抵抗 制動抵抗を接続します(オプション)

U,V,W インバータ出力 3相誘導電動機を接続します

インバータ容量 電線の太さ 端子ネジ 接地

0.4~0.75KW

2mm2M3.5

第3種接地1.5KW

2.2KWM4

3.7KW 3.5mm2

主回路端子

R S T B1 B2 R S T B1 U V W

U V W

B2

・0.4~1.5kW(200V/400V) ・2.2~4.0kW(200V/400V)

注) ネジ止めする際は刃先の幅2.5mm以下のドライバーをご使用ください。

1004_3.indd 1004 11.7.5 6:11:05 PM

Page 4: リレー インバータ・リレー1002 リレーインバータ インバータ 2011.9 2012.8 インバータ 結線図 運転順序 制御 パラメータ 制動抵抗 及び 周辺機器

インバータ

リレー

1005

インバータ

2011.9▼

2012.8

インバータ

リレー

仮7005

インバータ

インバータ・リレー

運転順序 設定項目 コード番号 機能説明 出荷値 変更後

1 最大周波数変更(FU1グループ) F21 最大周波数を変更します。 60Hz 80Hz

2 低速設定(DRVグループ) st1 低速(多段1速)の周波数を設定します。 10Hz 20Hz

3 中速設定(DRVグループ) st2 中速(多段1速)の周波数を設定します。 20Hz 30Hz

4 高速設定(I/Oグループ) I30 高速(多段1速)の周波数を設定します。 30Hz 80Hz

5 正方向運転設定(P1:FX) I17 初期値はFX(正運転)になっていて、必要によって他の機能に選択できます。(取扱説明書参照) Fx(正運転) Fx(正運転)

6 逆方向運転設定(P2:RX) I18 初期値はRX(逆運転)になっていて、必要によって他の機能に選択できます。(取扱説明書参照) Rx(逆運転) Rx(逆運転)

パラメータ設定法

試運転順序■多段3速+端子台運転[Fx(P1)/Rx(P2)]+最大周波数変更運転条件 指令周波数:運転指令:端子台(Fx/Rx)を利用したRun/Stop 端子台を利用して低速(20)中速(30)高速(80)で運転

最大周波数変更:最大周波数を60Hzより80Hzに変更注)最大周波数を定格以上で使用する場合モータの寿命に影響を与える恐れがあります。

結線方法

S1

R

S/W

U

V

W

S

T

G

P1(FX)正運転

電動機可動信号

電動機速度調節スイッチ

P2(RX)逆運転

P6(低速)

P7(中速)

P8(高速)

S2

S3

S4

S5

CM

P1(FX)正運転P2(RX)逆運転

P6(低速)P7(中速)P8(高速)CM

VR

V1

CM

リレー、スイッチなど

結線図

3相交流入力

1. 結線図を参照し、配線をします。入力電源:R,S,T 出力電源:U,V,Wを必ず確認して下さい。誤配線した場合、インバータが焼損する恐れがあります。

2. 電源を投入し、説明書に従って設定を変更してください。(ローダ操作法を熟知して下さい)

3. 速度を選択してください。(ex:P6(低速)のスイッチをオンにします)

4. P1端子台をOnにすると正方向で加速時間によって運転されます。P1端子台をOff にするとモータは減速時間によって減速し、停止します。

5. P2端子台をOnにすると逆方向で加速時間によって運転されます。P2端子台をOff にするとモータは減速時間によって減速し、停止します。

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Page 5: リレー インバータ・リレー1002 リレーインバータ インバータ 2011.9 2012.8 インバータ 結線図 運転順序 制御 パラメータ 制動抵抗 及び 周辺機器

1006

インバータ

リレー

インバータ

2011.9▼

2012.8

インバータ

結線図

運転順序

制御パラメータ

制動抵抗及び周辺機器

保護機能とトラブルシューティング

基本仕様

仮7006

インバータ

インバータ・リレー

関連商品

電磁開閉器

a1404ページ

運転順序 設定項目 コード番号 機能説明 出荷値 変更後

1 運転指令設定(DRVグループ) Drv 端子台をOn,Off して電動機の運転を制御します。 1(FX/RX-1)

(端子台運転-1)1(FX/RX-1)(端子台運転-1)

2 アナログ入力設定(DRVグループ) Frq 可変抵抗で周波数が調節できるように変更します。 0(Keypad-1)

(キーパッド指令)0(Keypad-1)(キーパッド指令)

3 過減速時間設定 ACCdEC

加速時間はACCで10(sec)に設定し、減速時間はDecで20(sec)に設定します。

5sec(加速)10sec(減速)

10sec(加速)20sec(減速)

4 正方向運転設定(P1:FX) I17 初期値はFX(正運転)になっていて、必要によって他の機能に選択できます。(取扱説明書参照) Fx(正運転) Fx(正運転)

5 逆方向運転設定(P2:RX) I18 初期値はRX(逆運転)になっていて、必要によって他の機能に選択できます。(取扱説明書参照) Rx(逆運転) Rx(逆運転)

パラメータ設定法

試運転順序■可変抵抗(ボリューム)+端子台運転[Fx(P1)/Rx(P2)]+過減速時間変更運転条件 指令周波数:運転指令:端子台(Fx/Rx)を利用したRun/Stop 可変抵抗を使用して0~60Hz調整

過減速時間:加速時間10(sec)、減速時間20(sec)に設定

結線方法

可変抵抗1~5[kohm], 1/2W

0~60Hz速度調節可能

3相交流入力

VR

12

3 R

P1(FX)正運転P2(FX)逆運転

CM

モータ

可変抵抗1~5[kohm], 1/2W

U

V

W

S

TG

V1

CM

VRV1CM

結線図

1. 結線図を参照して配線をします。入力電源:R,S,T 出力電源:U,V,Wを必ず確認して下さい。誤配線した場合、インバータが焼損する恐れがあります。制御端子台を配線する場合、可変抵抗の配線を正確にしてください。誤配線をすると、誤動作します。

2. 電源を投入して、説明書に従って設定を変更してください。(使用説明書のローダ操作法を熟知してください)

3. P1端子台をOnにすると正方向で加速時間によって運転されます。P1端子台をOff にするとモータは減速時間によって減速し、停止します。

4. P2端子台をOnにすると逆方向で加速時間によって運転されます。P2端子台をOff にするとモータは減速時間によって減速し、停止します。

5. 可変抵抗(ボリューム)で電動機の速度を制御します。(0~60Hz調節ができない場合や誤動作する場合、パラメータや配線をご確認ください)

1006_3.indd 1006 11.7.5 5:54:34 PM

Page 6: リレー インバータ・リレー1002 リレーインバータ インバータ 2011.9 2012.8 インバータ 結線図 運転順序 制御 パラメータ 制動抵抗 及び 周辺機器

インバータ

リレー

1007

インバータ

2011.9▼

2012.8

インバータ

リレー

仮7007

●制御パラメータグループ  インバータの円滑な運転のため運転状況に合うパラメータに設定します。パラメータグループは4つのグループに分けられます。このグループの名称及び主要内容は以下の通りです。

右シフトキー(→)を利用する場合 左シフトキー(←)を利用する場合

グループ間の移動は以下の図のように各グループの一番目コードだけで移動できます。

加速時間を5.0秒から16.0秒に変更する場合

1 ・運転グループの一番目コードの情報を表示します。・アップキー(↑)を押します。

2 ・運転グループの二番目のコードである加速時間ACCを表示します。・エンターキー(●)を押します。

3 ・5.0の0の明るさが5.より明るく表示されます。・左シフトキー(←)を押します。

4 ・5.0の0の明るさが薄くなり、5.の値が変更できることを表します。・アップキー(↑)を押します。

5 ・6.0に値が変わります。・左シフトキー(←)を押します。

6 ・6.0の明るさが薄くなり、06.0を表示します。・アップキー(↑)を押します。

7・16.0を表示します。・エンターキー(●)を押します。・16.0が点滅します。注)・エンターキー(●)を押します。

8 ・ACCを表示します。加速時間が16.0秒に変更されます。

注) パラメータ変更の際、点滅するのは変更された値を確認するためです。この状態でエンターキー(●)を押すと確定します。もし、変更された値をキャンセルする場合はエンターキー(●)以外の左、右、アップ、ダウンキー(←)、(→)、(↑)、(↓)を押すとキャンセルできます。

運転グループ内のコード

1 ・運転グループの一番目コードである0.00を表示します。・アップキー(↑)を押します。

2 ・運転グループの二番目のコードであるACCを表示します。・アップキー(↑)を押します。

3 ・運転グループの三番目のコードであるdECを表示します。・アップキー(↑)を押します。

4 ・運転グループの最後のコードであるdrcを表示します。・運転グループの最後のコードでアップキー(↑)を押します。

5 ・運転グループの一番目コードに戻ります。

グループ名称 主要内容

運転グループ 目標周波数、加減速時間など運転に必要な最も基本的なパラメータ

機能グループ1 出力周波数及び電圧調整ができる基本機能パラメータ

機能グループ2 PID運転及び第2電動機設定など応用機能パラメータ

入出力グループ 多機能端子設定などシーケンス構成に必要なパラメータ

インバータ

インバータ・リレー

1007_3.indd 1007 11.7.5 5:55:32 PM

Page 7: リレー インバータ・リレー1002 リレーインバータ インバータ 2011.9 2012.8 インバータ 結線図 運転順序 制御 パラメータ 制動抵抗 及び 周辺機器

1008

インバータ

リレー

インバータ

2011.9▼

2012.8

インバータ

結線図

運転順序

制御パラメータ

制動抵抗及び周辺機器

保護機能とトラブルシューティング

基本仕様

電圧 インバータ容量100%制動 150%制動

抵抗値(Ω) 電力(W) 抵抗値(Ω) 電力(W)

200V

0.4KW 400 50 300 100

0.75KW 200 100 150 150

1.5KW 100 200 60 300

2.2KW 60 300 50 400

3.7KW 40 500 33 600

上記電力の使用率は5%、連続運転時間は15秒です。

●制動抵抗器仕様

インバータ型式AC入力ヒューズ

ACリアクタ電流 電圧

SV004-IG5A-210A

500V

4.20mH 3.5A

SV008-IG5A-2 2.13mH 5.7A

SV015-IG5A-2 15A 1.20mH 10A

SV022-IG5A-2 25A 0.88mH 14A

SV037-IG5A-2 30A 0.56mH 20A

●ヒューズ・リアクタ仕様

インバータ型式遮断器

電流 電圧

SV004-IG5A-2

30A 220V

SV008-IG5A-2SV015-IG5A-2SV022-IG5A-2SV037-IG5A-2

●配線用遮断器仕様

制動抵抗及び周辺機器

インバータ・リレー

新商品のご案内

待望のサーキットプロテクタを発売!

定格遮断容量5kAPSE、CCCを取得。更にCEにも対応しているので信頼性の高い設計となっています。

30Aまで全品在庫、即日出荷可能です。是非一度お試しください。

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Page 8: リレー インバータ・リレー1002 リレーインバータ インバータ 2011.9 2012.8 インバータ 結線図 運転順序 制御 パラメータ 制動抵抗 及び 周辺機器

インバータ

リレー

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インバータ

2011.9▼

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インバータ

リレー

保護機能とトラブルシューティング

インバータ・リレー

安川電機・三菱電機のインバーターも豊富な取扱い! V1083 ページ V1083 ページ V1083 ページ

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※上記商品はVONAカタログ掲載商品です

保護機能 異常原因 対策

過電流

注意:過電流による故障の場合には、インバータ内部にあるパワー半導体素子の破損の恐れがあるので、必ず原因を除去した後に運転を再開してください。

・負荷の慣性(GD2)に比べて過減速時間が早すぎる。 ⇒ 過減速時間を大きく設定します。

・インバータの負荷が定格より大きい。

・ 電動機がフリーラン中にインバータ出力が印加された。

⇒ 容量が大きいインバータに交換してください。⇒ 電動機が停止した後に運転を再開するか、インバータ機能グループ2の速度サーチ機能(H22)を使用してください。

・出力短絡及び地絡が発生した。 ⇒ 出力配線を確認してください。

・電動機の機械ブレーキ動作が速い。 ⇒ 機械ブレーキを確認してください。

地絡電流・インバータの出力線が地絡された。 ⇒ インバータの出力端子配線を点検してください。

・電動機の絶縁が劣化した。 ⇒ 電動機を交換してください。

インバータ過負荷 ・インバータの負荷が定格より大きい。

・トルクブースト量が大きすぎる。⇒ 電動機とインバータの容量を大きくしてください。⇒トルクブースト量を減らしてください。過負荷

トリップ

冷却ピン過熱

・冷却系統に異常がある。 ⇒ 空気吸入口及び排出口など通風口に異物がないか確認してください。

・ インバータの冷却ピンを交換周期以上に長期間使用した。 ⇒ インバータ冷却ファンを交換してください。

・周囲温度が高い。 ⇒ インバータ周囲温度を50℃以下に維持してください。

出力欠相・出力側電磁接触器の接続不良。 ⇒ インバータ出力側の電磁接触器を確認します。

・出力配線不良。 ⇒ 出力配線を確認してください。

冷却ファン異常

・インバータの通風口に異物吸入。 ⇒ 空気吸入口及び排出口を点検してください。

・ インバータの冷却ファンを交換周期以上に長期間使用した。 ⇒ インバータ冷却ファンを交換してください。

過電圧

・負荷GD2に比べ減速時間が短すぎる。 ⇒ 減速時間を大きく設定します。

・回生負荷がインバータ出力側にある。 ⇒ 制動抵抗器を使用します。

・電源電圧が高い。 ⇒ 電源電圧が規定値以内であるか確認してください。

低電圧

・電源電圧が低い。 ⇒ 電源電圧が規定値以上であるか確認してください。

・電源に電源容量より大きい負荷が接続された。(溶接機または電動機直入など) ⇒ 電源容量を大きくしてください。

・電源側電磁接触器の不良など。 ⇒ 電磁接触器を交換してください。

電子  サーマル

・電動機が過熱した。 ⇒ 負荷または運転頻度を減らしてください。

・インバータの負荷が定格より大きい。 ⇒ インバータ容量を大きくしてください。

・電子サーマルレベルを低めに設定した。 ⇒ 電子サーマルレベルを適切に設定してください。

・インバータ容量設定を間違えた。 ⇒ インバータ容量を正しく設定してください。

・低速で長時間運転した。 ⇒ 電動機冷却ファンの電源が別に供給できる電動機に交換してください。

A 接点故障信号入力

・ 入出力グループの多機能入力端子機能選択(Ⅰ17~Ⅰ24)をⅠ18番(外部トリップ信号入力:A接点)に設定した端子がオン状態であるか、19番(B接点)に設定した端子がオフの状態。

⇒ 外部故障端子に連結された回路異常及び外部故障の原因を除去します。

B 接点故障信号入力

・ インバータ端子台のV1及びⅠ端子に周波数指令がない。 ⇒ V1及びⅠ端子の配線及び指令レベルを確認します。

リモートローダ通信エラー

・ インバータ本体にあるローダとリモートローダ間の通信線に異常がある。

⇒ 通信線連結コネクタに通信線が正しく接続されているか確認してください。

・EEP:パラメータ保存異常

⇒ 当社までご連絡ください。・HWT:ハードウェア異常

・Err:ローダとインバータ間の通信エラー

・COM:ローダ異常

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