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負荷設備/小ホール
ライトバトンウォールコンセント[1]
ウォールコンセント[2]
ギャラリーウォールコンセント[上・下・後]
キャットウォークウォールコンセントフォロースポットライト
C型20A×12個×5列C型20A×3個C型30A×4個C型20A×8個×3列ニ型15A×8個×3列C型20A×1個×3列C型20A×10個1kw×1台
30回路3回路直4回路
各4回路
各直1回路直5回路, 切替5回路
エンドステージタイプ、センターステージタイプ等に自由に舞台設定できます
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大ホール
大ホールホワイエ
エントランスホール
中庭
カフェ
事務室
サブエントランスホール
会議室
講義室
和室
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中ホールホワイエ
中ホール
展示ギャラリー
リハーサル室
ミキサー室
音楽練習室
小ホール
小ホールホワイエ
演劇練習室 所 在 地
施 主設計・監理
〒981-1224宮城県名取市増田字柳田520番地Tel. 022-384-8900宮城県 名取市株式会社 槇総合計画事務所
敷地面積建築面積延床面積構 造
工事期間O P E N .
27,556.4㎡ 5,831.3㎡13,652.9㎡鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造地上4階, 地下1階1995年3月~1997年3月1997年10月
建築概要
16.35m
■小ホール 断面図
収 容 人 員面 積電 源 容 量演出調光器客席調光器負荷回路数
200席程度まで (スタッキング席を設置)
間口 10.9m, 奥行 15.2m, 天井高 8.1m(一部10m)
100KVA(MCCB 4P 400AF/350AT)2kw×48台2kw×24台調光75回路, 直7回路, 切替5回路
小ホール 概要
名取市文化会館は、地方都市における市民のさまざ
まな文化活動の活性化を目指し、施設全体をワークシ
ョップとして位置づけることにより、市民の日常的な
文化活動をサポートする事を意図して計画されまし
た。
敷地は、文化会館だけでなく体育館、市役所も含め
た公共ゾーンとして整備されている一角にあり、景観
だけでなく機能的にも、開放性と親近感が求められて
います。そのため、この公共ゾーンを南北に伸びる帯
状の公園として構想し、文化の森を作り出すことを考
えました。文化会館は、この文化の森のパビリオンと
して位置づけられています。
施設は、大中小3つのホールと楽屋群、リハーサル
室、練習室、講義室などから構成されています。施設は
単に鑑賞する場としてだけではなく、市民による積極
的な利用ができるよう、おのおのの機能が弾力的に相
互利用されるよう計画されています。大中小3つのホ
ールは1、2、3階のそれぞれのレベルに分けて配置
され、遮音性能が立体的に確保されています。環境の
良い南側には、1階に楽
屋としても利用できる講義室、和室、2階にリハーサ
ル室、音楽練習室、3階に小ホール、演劇練習室など市
民が日常的に利用する機能を配置する一方で、大・中
ホールが市民のパフォーマンスのハレの場となって
います。
大ホールは、走行式音響反射板や各種の舞台機構を
備えた本格的な音楽用/演劇用の多機能ホールであ
り、950席のシューボックス型の平面形に、400
席の囲み型のバルコニー席をのせることにより、コン
サートホールとしての聴き易さと劇場としての見や
すさの両方の良さを組み合わせた形を採用し、客席か
ら見ても舞台から見ても親近感の感じられる落ち着
いた木のホールとなっています。十分な大きさを持つ
後舞台、フライタワーに加え舞台用のエレベータ、ス
タッフ用の控室の設置など、舞台に携わる人たちにと
っても使いやすいホールを目指しています。
中ホールは、450席の音楽専用ホールで、室内楽
に適した響きの豊かなホールで、舞台と客席は親密さ
を持った一体の明るい木の空間です。
小ホールは音楽、演劇、イベント、展示など多用途に
使える平土間型ホールであり、そのときどきの催し物
に応じて舞台位置を設定し、スタッキングチェア(最
大200席)を配置します。
株式会社
槇
総合計画事務所
担当
上西
明
さんに伺いました。
120.3㎡基本定員30人ピアノあり
30畳襖により2分割可能
小ホール
調光操作卓 F101タイプ
● 調光操作卓 F101タイプ
メモリー容量 250キュー/割込記憶 9キュー/フェード・ウエイトタイム 0.1~999秒/チェイス機能 8パターン×32ステップ(0.1~9.9秒)
メモリー操作部プリセットフェーダ修正フェーダチェイス/修正フェーダA/Bクロスフェーダ
1式48本48本48本
1組
IN/OUTフェーダ客席自動調光操作スイッチホワイエ一括/分割切替スイッチホワイエフェーダLCD表示器
1組1式1式3本1式
NO.190
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第1ボーダーライト(ブリッジ埋込)
第2・3・4ボーダーライト
第1サスペンションライト(ブリッジ埋込)
第2・3・4・5サスペンションライト
プロセニアムサスペンションライト
アッパーホリゾントライト
ロアーホリゾントライト
フットライト
ライトタワー[上手・下手 20基]
ギャラリーライト[上手・下手 2列]
花道フットライト用フロアーコンセント
花道ウォールコンセント
走行式反射板ライト
フロアーコンセント[前]
フロアーコンセント[袖]
フロアーコンセント[奥]
客席フロアーコンセント
オーケストラピットウォールコンセント
第1・2・3・4・5美術バトンコンセント
フロントサイドスポットライト[上手・下手]
第1シーリングスポットライト
第2シーリングスポットライト
第3シーリングスポットライト
センターフォロースポットライト
200w×88灯<4色配線/上下・中区分>
200w×88灯×3列<4色配線/上下・中区分>
C型30A×60個
C型30A×40個×4列
C型30A×16個
500w×132台
300w×90灯<3色配線>
75w×96灯 <4色配線>
C型30A×120個
C型30A×16個
C型60A×2個
C型30A×2個
C型30A×2個
500w×54台
C型30A×9個
C型30A×62個
C型60A×8個
C型30A×9個
C型30A×4個
C型30A×8個
C型30A×4個×5列
1.5kw×24台×2
C型30A×1個×2
1.5kw×24台
C型30A×2個
2kw×24台(12回路)
4P30A×4個
2kwクセノン×3台
8回路
各8回路
30回路
各20回路
8回路
24回路
18回路
4回路
60回路
8回路
直2回路
2回路
2回路
フロアーコンセントから給電
9回路
24回路
直4回路
9回路
直4回路
6回路, 直2回路
各切替4回路
各12回路
各直1回路
12回路
直2回路
12回路
フォロースポット用分電盤から分岐
【主幹】 MCCB 3P 100AF/60AT
【分岐】 MCCB 3P 50AF/30AT×8
負荷設備/大ホール
負荷設備/中ホール
フロアーコンセントフロントサイドライト
シーリングスポットライト
センターフォロースポットライト
C型30A×12個C型20A×12個1kw×8台C型20A×24個1kw×14台C型30A×2個500wクセノン×2台
12回路4回路
7回路
直1回路
客 席舞 台電 源 容 量舞台調光器客席調光器負荷回路数
固定席 450席間口 10.9m, 奥行 7.0m100KVA(MCCB 4P 400AF/350AT)3kw×23台2kw×36台調光23回路, 直1回路
中ホール 概要
46m
■大ホール 断面図
7.0m
■中ホール 断面図
客 席舞 台
電 源 容 量舞台調光器客席調光器負荷回路数
固定席 1,350席間口 12.7m~17.7m, 奥行 19.4m,高さ 7.2m~12.0m500KVA(MCCB 4P 2000AF/1800AT)3kw×292台, 4kw×48台, 6kw×12台2kw×60台調光364回路, 直17回路, 切替20回路
大ホール 概要
中ホール
調光操作卓 MD-36Cタイプ
大ホール 舞台から客席
大ホール 客席から舞台
全景(夜景)
ホワイエ
大ホール バルコニー席
●調光操作卓 F151 タイプ
・メモリー容量 1000キュー・割込記憶 9キュー・フェード・ディレイタイム 0~999.9秒・ウエイトタイム 0.1~999.9秒・サブページ 50ページ・チェイス機能 50パターン×99ステップ (トータル1000ステップ)×2系統・チェイスタイム 0.05~9.99秒
メモリー操作部コントロールCHプリセットフェーダA/Bクロスフェーダ段マスタフェーダサブフェーダムーブフェーダチェイスフェーダ客席自動調光操作スイッチ3.5インチフロッピーディスク14型カラーディスプレイ
1式120CH
100本×3段1組3本
20本1組2本1式2式1台
●回路選択接続DG6タイプ
【機能】直/調仕込み、調仕込み、PP仕込み、GRP仕込み、ND仕込み、プレビュー、負荷チェック、CHシフトと交換
CH:DIM場面数3.5インチフロッピーディスク14型カラーディスプレイ
120:3526場面
1式1台
●調光操作卓 MD-36C タイプ
プリセットフェーダA/Bクロスフェーダグループフェーダ回路スイッチPFG切替スイッチ客席手動フェーダ客席自動調光操作スイッチ
36本×3段1組4本
36個36個
7本1式
豊かな自然の中で遥かなる歴史を刻んできた名取
今、時代は、来るべき世紀に向けて豊かな自然の中で遥かなる歴史を刻んできた名取
今、時代は、来るべき世紀に向けて
新しい地域文化を求めています。
大ホール フロントサイドスポットライトは、吊パイプフレームごと可動、開閉。
大・中ホールの客席灯は、開演前・中・後と照明操作卓にメモリーされています。
平成9年10月1日、「名取市文化会館」がオープンしました。昭和58年に発表された名取市新総合計画での文化会館建設推進の発表以来、名取市が待望していた芸術文化活動の拠点がここに完成しました。設計は日本を代表する建築家の槇 文彦氏です。その斬新な外観もさることながら、コンクリート打ちっ放しの柱は、秋田杉の型枠を使ってコンクリートを流し込み、樹液を柱の表面に着色させ独特の絞様と色合いを実現させるなど、細部に渡ってのこだわりをこめた建物です。 施設面としては、各種舞台設備を備えた本格的な音楽用/演劇用の大ホール(1,350席)、音響に優れた音楽専用の中ホール(450席)、平土間式の小規模な多用途なイベントに使える小ホール(平土間200席程度まで)、そしてリハーサル室や音楽練習室、演劇練習室、会議室、講義室、和室など芸術文化活動の一大拠点にふさわしいハードを備えています。 ソフト面では、舞台芸術の企画や制作に興味のある方向けに『舞台芸術未来工房なとり』を開催しています。事業の企画立案から事業運営、管理とその実際などを学ぶ、アートプロデュースコース、舞台監督の仕事や照明理論、舞台音響理論と
その実施などを学ぶ裏方コースがあり、第一線で活躍中の方を講師に招き、シリーズで受講していただこうという企画です。 また、「大人のためのピアノ教室」の開催、受付やチケットテイクを行う市民レセプショニストの募集や、会館の文化事業を一緒に楽しむための友の会組織である「シーパインズ」のメンバー募集など、市民参加型の会館運営を推進しています。
会館は、使っていただいてこそ価値があります。大ホールなどに限らず、各種練習室やギャラリーなど、どんどん利用してもらいたいものです。これからも多彩な企画で、市民の方と一緒にこの会館を盛り上げていきたいと思っています。
(財)名取市文化振興財団 事務局次長 川村 益男 さんに伺いました。
ライトタワー
調光操作卓 F151タイプ