PROGRAM はじまり 朝靄の中 ゆっくりと 声に導かれて 歩いて行く - 大沼由紀 1 文 化 のプライド 懐かしさを蹴散らす 誇り高 い 足 の 音 土埃が舞う リズム 、リズム 、リズム - 大沼由紀フラメンコ舞踊団 3 置いてきた自分 置いてきぼりを食らった片 割れは 居 場 所を探している 自分の半分は 憧れを追って行ってしまった 音楽-長屋和哉 舞踏-David 5 置いて来た自分と、それを消したい自分 おや、片割れが こんなところに転 がってる 私の武器は 私を守り、あいつを消 せるだろう 音楽-長屋和哉 舞踏-David 踊り-大沼由紀 6 遠い記憶の踊り 知らないはずの響きが 遠い記憶を連れて来る ギターの音は 踊る涙 Granaína (Niño Ricardo) - 大沼由紀 2 憧れへのいざない 声 が 響く 誇りに 満 ち た スタイルと 独自の美学に裏打ちされた 踊りの 力 Fandango de Huelva - 大沼由紀フラメンコ舞踊団 7 憧れの成就 深く揺 れ るリズム ¡Compás! (フラメンコ特有の拍子) 未知の場所が今 私に喜びを与える ¡Ole! Villancico - 大沼由紀 8 暗闇の場所 片割れの気配は 私を不安にする 憧れは喜びを与えるけれど 自分を満たしてくれない Siguiriya - 大沼由紀フラメンコ舞踊団 10 光-音の波動 何が自分を踊らせるんだ いま あることを ただ おどることだ - 大沼由紀 12 置いて来た自分Ⅱ 喜びの裏側に 置いて来た自分が潜む 消したと思った記憶の中で 密かに息している 音楽-長屋和哉 舞踏-David 9 空(くう) - 大沼由紀 11 葛藤の渦 畏れを抱きながら 近付いて行く 懐 かしさを 捨 て リズムと同化しなくてはいけない - 大沼由紀フラメンコ舞踊団 - 大沼由紀 4 -完- 「 FABULAE 」 舞踊詩 フラメンコへ のオマージュ フラメンコに魅せられた日本人 舞踏を踊るスペイン人 “アンビバレント” その先の、光の物語