Explore コマンドの更新 Explore 関数では、現在のドキュメントやワークシート内に対話型のアプリケーションを作成するための使いやすいツールを提供します。M a p l e 2 0 1 5 では、次 のような大幅な更新と追加が行われています。 2 次元プロットでのカスタマイズ可能な対話型マーカーコントロール 再生/一時停止/繰り返しアニメーションコントロールの画像 スライダコントロールのあるパラメータの 2-D Math 縦方向のスライダコントロールのサポート true および false の値となるパラメータの CheckBox コントローラ リストからの値となるパラメータの ListBox コントローラ 新規ドキュメントとして起動する場合のスタートアップコード の割り当て 新規ドキュメントとして起動する場合のドキュメントのプロパティ 追加の詳細と実例は、Explore のワークシート例 を参照してください。 アニメーションコントロールの画像、パラメータ名の 2 D M a t h [再生/一時停止] ボタンおよび [繰り返し] ボタンに、画像が作成されました。スライダコントロールの横のパラメータ名は、2-D Math を使用して表示されます。
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マーカーの外観をカスタマイズするには、m a r k e r s オプションシーケンスで、プロットオプション c o l o r、s y m b o l、および symbols ize を使用します。デフォルトでは、すべてのマーカーが同じようにカスタマイズされますが、個別のマーカーをカスタマイズすることで、デフォルトのカスタマイズをオーバーライドできます。たとえば、以下の E x p l o r e コマンドコールでは、1 番目と 番目のマーカーを除き (ここでは c o l o r = r e d オプションが c o l o r = b l u e オプションをオーバーライドしている)、すべてのマーカーの外観が c o l o r = b l u e、s y m b o l = s o l i d c i r c l e、および s y m b o l s i z e = 2 5 に設定されています。E r r o r , ` = `u n e x p e c t e d
C h e c k B o x コントローラt r u e および f a l s e の値となるパラメータとして、CheckBox コントローラを作成できるようになりました。これは、t r u e および f a l s e エントリを含む 2 つの要素リストによって指定されたパラメータ値のデフォルトです。
以下の例では、ラベル gr id l ines のパラメータ t f は CheckBox コンポーネントで制御されています。アニメーションの再生中でも gr id l ines のチェックボックスを選択または選択解除できます。
gridlines
a1.0 4.0 7.0 10.0
1
パラメータ t f に c o n t r o l l e r = c o m b o b o x を設定して同じ例を構築することはできますが、CheckBox コンポーネントのようにアニメーションの再生中にgrid l ines の値を変更することはできません。
gridlines true
a1.0 4.0 7.0 10.0
1
コントローラを c h e c k b o x に指定した場合は、値のリストを与える必要はありません。
gridlines
a1.0 4.0 7.0 10.0
1
L i s t B o x コントローラ特定のリストから値を取得するパラメータとして、ListBox コントローラを作成できるようになりました。
a linestyle
5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
dotdashdashdot
1
新規ドキュメントにおけるスタートアップコードの定義
E x p l o r e の n e w s h e e t オプションによって、現在のドキュメントではなく新規ドキュメントでエクスプローラを開始することができます。これは、アプリケーションや代入文の作成時に便利です。旧バージョンの Maple では、Maple で定義されていない名前にエクスプローラが依存する場合 (たとえば自分で書いたプロシージャまたはモジュール)、これらの名前のコードを新規ドキュメントにコピーし、エクスプローラを実行する前にコードを実行する必要がありました。このプロセスは、新しい s ta r tupde f in i t i ons オプションによって、簡単化されています。
sta r tupde f in i t i ons オプションでは、新規ドキュメントのスタートアップコードに代入文を挿入します。新規ドキュメントを開くと、これらの代入文が自動的に実行され、エクスプローラを開始できるようになります。以下のセクションでは、この操作方法を表す 2 つの例をあげます。最初の例は、新しいドキュメントのスタートアップコード領域にプロシージャを挿入する方法を示しています。2 番目の例は、スタートアップコード領域に未評価のモジュールを挿入する方法を示しています。
プロシージャの挿入
以下の例では、C o b w e b プロシージャによって、ロジスティック写像 のくもの巣プロットが生成されます。
n e w s h e e t オプションによって、新規ドキュメントでエクスプローラが開始されます。sta r tupde f in i t i ons オプションでは、C o b w e b プロシージャを Cobweb 名に割り当てるコードを、新規ドキュメントのスタートアップコード領域に挿入します。これにより、新規ドキュメントの起動後すぐにエクスプローラを開始することができます。
r3.42.72.0
2.8
n2001
100
x01.00.670.330.0
0.1
Cobweb plot for r*x*(1-x)
ソースとモジュールの挿入
以下の例で、現在のワークシートにおける名前 R G B o v e r l a p に対する代入文には、モジュールの定義が含まれています。
この特定のモジュールには、ワークスペースとして動作する R というローカルメンバーがあります。この適用モジュールが最初に引数付きで呼び出されると、ワークスペースは初期化され、R には大きな配列が割り当てられます。これにより、モジュールは初回の呼び出しによって修正されます。
ただし、より小さな、未修正かつ初期化されていないモジュールを作成する、以下のオリジナルのステートメントは、エクスプローラで開かれる新規ドキュメントのスタートアップコード領域に引き続き配置することができます。これは、オリジナルの代入文の右辺を非評価引用符で囲むことで実現できます。以下の代入文で、右辺が一重右引用符 (') で囲まれている点と、E x p l o r e の s t a r tupde f in i t i ons オプション内で名前 R G B o v e r l a p を指定するために使用される後続の方程式の形式に注意してください。
Red1.00.670.330.0
0.6
Green1.00.670.330.0
0.7
Blue1.00.670.330.0
0.7
The additive RGB color space
ドキュメントのプロパティ新規ドキュメントでエクスプローラを開始するために n e w s h e e t オプションを使用するときは、d o c u m e n t p r o p e r t i e s オプションによってドキュメントのDocument P roper t i e s メタデータが設定されます。
たとえば、以下のコマンドによって新しいドキュメントでエクスプローラを開始できます。d o c u m e n t p r o p e r t i e s オプションによって、新しいドキュメントのA u t h o r および S u b j e c t 属性のメタデータ値をそれぞれ「John Smith」と「Fracta l explorat ions」に設定できます。