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Experiment Q1-1 Japanese (Japan) 玙トランゞスタ10 点 珟代瀟䌚の電⌊技術はすべおシンプルか぀匷⌒な玠⌊であるトランゞスタによっお✀えられおいる。トラ ンゞスタはスむッチや増幅などの機胜を持぀がデゞタル情報の蚘憶や凊理にはスむッチの機胜が✀いられ る。 ここでは 2 ぀のタむプの電界効果トランゞスタ (FET)すなわち接合電界効果トランゞスタ (JFET) ず薄膜ト ランゞスタ (TFT) を解析しよう。 FET がどのように動䜜するか、簡単に説明する。FET は 3 端⌊の⟮線圢玠⌊ (端⌊の名前をゲヌト (G)゜ヌ ス (S)ドレむン (D) ずする) であり、ゲヌトず゜ヌスの間に加えられた電圧によっお゜ヌスずドレむンの間 に流れる電流を制埡するこずができる。FET は✔道の蛇⌝からでる✔に䟋えるこずができる。この䟋では 蛇⌝による✔流の制埡がゲヌトによる電流制埡に察応しおいる。 図 1. n チャンネル接合型電界効果トランゞスタの暡匏図 (å·Š)✔流によるむメヌゞ図 (䞭倮), 電⌊ 回路の蚘号 (右)巊図の✮印は゜ヌス (S) ずドレむン (D) の間を流れる電流を✰す。電流経路の幅 はゲヌト (G) ず゜ヌス (S) の間に加えられた電圧に䟝存する。 接合型電界効果トランゞスタ (JFET) は、p 型ドヌプシリコン-n 型ドヌプシリコンなどの 2 皮の半導䜓を接觊 させお぀くった接合の性質を利✀しおいる。JFET では、゜ヌスずドレむンの間を流れる電流は现い電流経路 を通り抜けるようにできおおり、n チャンネル FET ではこの電流経路は n 型半導䜓でできおいる。この電流 経路の幅は、ゲヌトず゜ヌスの間の負の電圧 GS = G − S によっお正確に制埡するこずができる。 GS を⌀ 定に保ったずき、゜ヌスずドレむンの間を流れる電流は、ドレむン-゜ヌス間の電圧 DS = D − S の⟮線圢 関数ずなる。しかし、ドレむン-゜ヌス間の電圧 DS が〈さいずきは、電流は DS に✐䟋し、JFET はオヌムの 法則に埓う。出⌒抵抗 DS = DS / DS はゲヌト-゜ヌス間の電圧 GS に匷く䟝存し、次のような法則に埓う: DS = 0 DS 1− GS / P , (1) ここで 0 DS は GS =0 での出⌒抵抗であり、 P (< 0) はピンチオフ電圧ず呌ばれる JFET のパラメヌタであ る。匏から明らかなように、ピンチオフ電圧においお FET は電流を完党に遮断する。 ここで GS > P の範囲で GS の倀を固定し DS を増やすず゜ヌス-ドレむン間の電流は DS ずの✐䟋関係 からずれはじめあるずころでほが⌀定倀に飜和するようになる。飜和領域 ( GS が⌀きい領域) で、飜和電 流は GS に次のように䟝存する: DS = DSS (1 − GS / P ) 2 . (2) ここで JFET に特城的な 2 ぀の重芁な性質を匷調しおおく。出⌒抵抗を制埡するゲヌト-゜ヌス電圧は⟮垞に 〈さいが、⌊⌒抵抗 ( GS = GS / GS ) は極めお⌀きく、兞型的に 10 9 Ω 皋床であるため、この玠⌊は⟮垞に〈 さな⌊⌒電圧で動䜜する。たた、〈さい JFET では電気容量は⟮垞に〈さくなるので、玠⌊の動䜜をずおも 早くでき、スむッチのオン・オフ切り替えを MHz のレヌトよりすばやく⟏うこずができる。 ここで、もう⌀぀のタむプの FET である TFT(薄膜トランゞスタ) がどのように動䜜するかを説明しよう。
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Experiment - Paper transistor...Experiment Q1-7 Japanese (Japan) A.1 出 電圧𝑉outを𝑉inず抵抗𝑅xおよび𝑅yの関数ずしお曞け。0.2pt A.2...

Jul 19, 2020

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Page 1: Experiment - Paper transistor...Experiment Q1-7 Japanese (Japan) A.1 出 電圧𝑉outを𝑉inず抵抗𝑅xおよび𝑅yの関数ずしお曞け。0.2pt A.2 玙のシヌトの䞋の郚分にある3぀の詊隓抵抗噚(𝑅T1,𝑅T2および𝑅T3)の抵抗をマ

Experiment

Q1-1Japanese (Japan)

玙トランゞスタ10点珟代瀟䌚の電⌊技術はすべおシンプルか぀匷⌒な玠⌊であるトランゞスタによっお✀えられおいる。トランゞスタはスむッチや増幅などの機胜を持぀がデゞタル情報の蚘憶や凊理にはスむッチの機胜が✀いられる。ここでは 2぀のタむプの電界効果トランゞスタ (FET)すなわち接合電界効果トランゞスタ (JFET) ず薄膜トランゞスタ (TFT) を解析しよう。FETがどのように動䜜するか、簡単に説明する。FETは 3端⌊の⟮線圢玠⌊ (端⌊の名前をゲヌト (G)゜ヌス (S)ドレむン (D) ずする)であり、ゲヌトず゜ヌスの間に加えられた電圧によっお゜ヌスずドレむンの間に流れる電流を制埡するこずができる。FET は✔道の蛇⌝からでる✔に䟋えるこずができる。この䟋では蛇⌝による✔流の制埡がゲヌトによる電流制埡に察応しおいる。

図1. nチャンネル接合型電界効果トランゞスタの暡匏図 (å·Š)✔流によるむメヌゞ図 (䞭倮), 電⌊回路の蚘号 (右)巊図の✮印は゜ヌス (S) ずドレむン (D) の間を流れる電流を✰す。電流経路の幅はゲヌト (G)ず゜ヌス (S) の間に加えられた電圧に䟝存する。

接合型電界効果トランゞスタ (JFET) は、p型ドヌプシリコン-n型ドヌプシリコンなどの2皮の半導䜓を接觊させお぀くった接合の性質を利✀しおいる。JFETでは、゜ヌスずドレむンの間を流れる電流は现い電流経路を通り抜けるようにできおおり、nチャンネル FETではこの電流経路はn型半導䜓でできおいる。この電流経路の幅は、ゲヌトず゜ヌスの間の負の電圧 𝑉GS = 𝑉G − 𝑉Sによっお正確に制埡するこずができる。𝑉GSを⌀定に保ったずき、゜ヌスずドレむンの間を流れる電流は、ドレむン-゜ヌス間の電圧 𝑉DS = 𝑉D − 𝑉Sの⟮線圢関数ずなる。しかし、ドレむン-゜ヌス間の電圧 𝑉DSが〈さいずきは、電流は 𝑉DSに✐䟋し、JFETはオヌムの法則に埓う。出⌒抵抗𝑅DS = 𝑉DS/𝐌DSはゲヌト-゜ヌス間の電圧 𝑉GSに匷く䟝存し、次のような法則に埓う:

𝑅DS = 𝑅0DS

1 − 𝑉GS/𝑉P, (1)

ここで 𝑅0DS は 𝑉GS = 0での出⌒抵抗であり、𝑉P(< 0)はピンチオフ電圧ず呌ばれる JFET のパラメヌタであ

る。匏から明らかなように、ピンチオフ電圧においおFETは電流を完党に遮断する。ここで 𝑉GS > 𝑉Pの範囲で 𝑉GSの倀を固定し𝑉DSを増やすず゜ヌス-ドレむン間の電流は 𝑉DSずの✐䟋関係からずれはじめあるずころでほが⌀定倀に飜和するようになる。飜和領域 (𝑉GSが⌀きい領域)で、飜和電流は 𝑉GSに次のように䟝存する:

𝐌DS = 𝐌DSS (1 − 𝑉GS/𝑉P)2 . (2)

ここで JFETに特城的な 2぀の重芁な性質を匷調しおおく。出⌒抵抗を制埡するゲヌト-゜ヌス電圧は⟮垞に〈さいが、⌊⌒抵抗 (𝑅GS = 𝑉GS/𝐌GS) は極めお⌀きく、兞型的に 109 Ω皋床であるため、この玠⌊は⟮垞に〈さな⌊⌒電圧で動䜜する。たた、〈さい JFET では電気容量は⟮垞に〈さくなるので、玠⌊の動䜜をずおも早くでき、スむッチのオン・オフ切り替えをMHzのレヌトよりすばやく⟏うこずができる。ここで、もう⌀぀のタむプのFETであるTFT(薄膜トランゞスタ)がどのように動䜜するかを説明しよう。

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Experiment

Q1-2Japanese (Japan)

他のFETず同様、TFTはゲヌト電極に加える電圧によっお゜ヌスずドレむンの間の電流を制埡するこずができる。ゲヌト電極ず半導䜓局の間は絶瞁䜓によっお物理的に仕切られおおり垂盎✅向の電堎によっお半導䜓に存圚する⟃由な電荷キャリアを制埡するこずができる (電界効果)。誘電䜓局はむオンが動くこずのできる電解質膜に眮き換えるこずが可胜であり䟋えば玙などに眮き換えるこずができる。ゲヌトに加えられた電圧により、荷電むオンを半導䜓界⟯の✅に抌し出しむオン電荷膜を䜜っお半導䜓䞭の⟃由電荷キャリア密床を倉調させる (電解質ゲヌトトランゞスタ)。新リスボン⌀孊の研究者は2008幎に開発された「玙トランゞスタ」研究の先駆者でありこの分野で䞖界のリヌダヌずなっおいる。

図 2. 本問題で䜿われる玙薄膜トランゞスタ (TFT) の暡匏図。S: ゜ヌスD: ドレむンG: ゲヌトA: 箙 (誘電䜓)B: 基板C: 半導䜓局 (ガリりム・むンゞりム・亜鉛の酞化物)X: ⟊属。✮印は電流の流れを✰す。

JFET ず同様にTFT トランゞスタは線圢モヌドず飜和モヌドの 2 ぀の基本䜜動モヌドによっお動䜜する。JFETず異なり、TFTの内郚電気容量は玠⌊性胜にずっお重芁なパラメヌタずなる。この実隓問題ではn-チャンネルJFETず玙でできたTFTがどのように動䜜するかを調べる。ゲヌト G(𝑉GS) ずドレむン D(𝑉DS) に異なる電圧を加えたずきの゜ヌスずドレむン間の電流 (𝐌DS) を枬るこずで、これらの玠⌊の特性曲線を決定する。2぀の最も重芁な特性曲線が出⌒曲線ず䌝達曲線である出⌒曲線: この曲線は、𝑉GSを⌀定に保ちながら 𝑉DSを0Vから +3Vたで掃匕しお、゜ヌス-ドレむン間の電流(𝐌DS) を゜ヌス-ドレむン間の電圧 (𝑉DS) の関数ずしお枬定し、プロットを⟏っお䜜成する。䌝達曲線: この曲線は𝐌DS を 𝑉GS に察しお枬定し、プロットを⟏っお䜜成する。𝑉DS はトランゞスタが垞に飜和モヌドずしお動䜜するよう適圓な倀をずり、その倀を固定しながら、𝑉GSを-3 V から 0 Vたで掃匕する。

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Experiment

Q1-3Japanese (Japan)

実隓装眮

この実隓問題に察しおは次の実隓装眮のセット図3が䞎えられおいる。1. マルチメヌタテスタヌ2. JFETトランゞスタラベルの付いたビニヌル袋の䞭に⌊っおいる3. ワニ⌝クリップの付いたケヌブル (10)4. 平らなワニ⌝クリップ4,ビニヌル袋の䞭に⌊っおいる5. 也電池パック1.5Vが 4぀6. 也電池ホルダヌ7. ミニブレッドボヌド8. ミニブレッドボヌドに接続するゞャンパヌ線 (3)9. HB鉛筆10. 銀の導電むンクペン回路曞き蟌み✀11. ストップりォッチ12. 回路が印刷され玙を誘電局に✀いたTFTが埋め蟌たれた玙✚図413. 筆蚘✀具の⌊ったバッグ (ペン 1鉛筆1消しゎム/鉛筆削り1定芏1

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Experiment

Q1-4Japanese (Japan)

図3. 実隓装眮のセット

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Experiment

Q1-5Japanese (Japan)

図4. 巊図実隓装眮に含たれおいる回路の印刷された玙✚。(1)玙(2)銀の導電郚(3)カヌボン抵抗郚(4) 玙トランゞスタ(𝑅1ず 𝑅2) 電圧分割✀抵抗。右図電圧分割✀抵抗の⌚法各分割郚分の段差は0.5mmで⌀定

重芁な泚意点回路がプリントされトランゞスタの埋め蟌たれた玙✚は簡単に傷぀くので折り曲げないこず。最良の結果を埗るためには実隓の間できるだけ平らな状態に保぀ようにせよ。

実隓においおは次の重芁な情報を考慮に⌊れるこずが⌀切である。

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Experiment

Q1-6Japanese (Japan)

• マルチメヌタは垞に DCモヌドで䜿✀するこず。• マルチメヌタはオヌトレンゞずせず実隓に最適な枬定レンゞを慎重に遞ぶべきである。オヌバヌフロヌが起きるずディスプレむには正たたは負の倀に察しおそれぞれ巊詰で”1” たたは”-1”が衚✰される。その時には異なるレンゞに倉曎すべきである。• 䜎い電流のレンゞは 315mAのヒュヌズで保護されおいる。⌀電流によりヒュヌズが⟶んでしたうため電池ずマルチメヌタをショヌトさせるこずは絶察に避けるこず。• 電圧蚈ずしお䜿✀するずきのマルチメヌタの内郚抵抗は10MΩである。• 電流蚈ずしお䜿✀するずきマルチメヌタの内郚抵抗は次の衚に✰されるようにレンゞに䟝存する

レンゞ 𝑅int/Ω

200 mA 1.0

20 mA 10

2mA 100è¡š 1: 電流蚈ずしお䜿✀したずきのマルチメヌタの内郚抵抗

埓っおマルチメヌタをDC電流蚈のモヌドで䜿✀する堎合DCの 3぀のレンゞ党おにおいおレンゞの最⌀電流倀では端⌊間に最⌀200mVの電圧降䞋がある。

Part A. 回路のディメンゞョニング2.5点必芁な 𝑉DSず 𝑉GSの電圧を埗るために玙に印刷された2぀のカヌボン抵抗 (𝑅1および𝑅2, 図 4を⟒よ)ず電圧分割回路を✀いる。𝑅1ず 𝑅2は電圧分割回路の党抵抗 (𝑅tot) ずなる。䟋えば⌀定の電圧この堎合には電池の 3Vを 𝑅1の䞡端に加えたずきその䞡端に 3 V (𝑉in, 電池の正の端⌊から接地端⌊ (0 V; ; 今埌接地端⌊ずいう堎合には 2぀のバッテリヌパックの䞭間の共通端⌊を指すぞの電圧降䞋が⟒られ𝑅totは実質的に2぀の抵抗 (𝑅x and𝑅y) に分割され必芁な 𝑉outを埗るこずができる (図 5)。

図 5. 電圧分割回路

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Experiment

Q1-7Japanese (Japan)

A.1 出⌒電圧 𝑉outを 𝑉inず抵抗𝑅xおよび𝑅yの関数ずしお曞け。 0.2pt

A.2 玙のシヌトの䞋の郚分にある 3぀の詊隓抵抗噚 (𝑅T1, 𝑅T2 および 𝑅T3) の抵抗をマルチメヌタで枬定せよ。銀の端⌊の異なる堎所で必芁な回数枬定するこず。それらの倀を解答✀玙に蚘⌊せよ。それぞれの詊隓抵抗噚の抵抗に察しお平均倀を蚈算し誀差を⟒積もれ。

0.5pt

A.3 正✅圢の薄膜の抵抗は⌀蟺の⻑さに䟝存しないこずを✰せ。このサむズに䟝存しない抵抗はシヌト抵抗ず呌ばれ𝑅□ず曞かれる。

0.3pt

A.4 A.2 のデヌタからカヌボン薄膜のシヌト抵抗の平均倀を蚈算しカヌボン薄膜の抵抗率 𝜌を求め誀差を評䟡せよカヌボンフィルムの厚さ 𝑡を 20 ± 1 𝜇mず考えるこず。

0.4pt

A.5 抵抗 𝑅1ず 𝑅2の理論的な倀が 𝑅1 = 𝑅2 = 𝜅𝑅□, 𝜅 ∌ 14.2897であるこずを✰せ。𝑅1ず𝑅2を枬定し解答✀玙に倀を曞け。𝜅の実隓倀を決定し理論倀ず✐范せよ。

0.5pt

䞎えられた銀の導電むンクペンを✀い図 6に䟋✰されたように䞎えられた抵抗噚のそれぞれに沿っお7本の銀の導電線を等間隔で描け。これらのそれぞれの線を電圧分割噚の接觊端⌊ずしお✀いる。

図6. 銀の導電線の曞き✅の䟋ず接觊端⌊の名前の付け✅

A.6 党おの接觊端⌊に぀いお抵抗𝑅𝑥ず𝑅𝑊を枬定せよ。𝑅𝑥は接觊端⌊ずV抵抗1の堎合もしくはW抵抗 2の堎合ずの間の抵抗ず定矩され𝑅𝑊は接觊端⌊ずZずの間の抵抗ず定矩される。解答✀玙に䞎えられた衚を埋めよ。

0.3pt

也電池を也電池ホルダヌに⌊れよ。也電池の極を泚意しお芳察し短絡が起きないようにせよ。それから図7に✰されおいるように也電池パックを物理的に接続せよ。ワニ⌝クリップで銀の配線を傷぀けないように泚意せよ。

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Experiment

Q1-8Japanese (Japan)

図7. 也電池の接続

A.7 それぞれの接觊端⌊での 𝑉outを枬定せよ。𝑉outはZに察しお枬定した電圧であり解答✀玙に䞎えられた衚に倀を蚘⌊せよ。

0.3pt

これで回路のディメンゞョニングの郚分を終えおJFETトランゞスタのCC特性曲線の枬定ぞ進むこずができる。

Part B. JFETトランゞスタの特性曲線 (4.0点)JFETトランゞスタの特性を調べるために図8に✰されたセットアップを✀いる。たず䞎えられたJFETトランゞスタの3぀の端⌊S, DおよびGがどれになるか確認せよ。トランゞスタ玠⌊は察称ではないのでよく泚意しお端⌊を正しく確認するこず。JFETを取り付けるのに䞎えられたミニブレッドボヌドを✀いおよい。䞎えられたゞャンパヌ線はミニブレッドボヌドで䜿✀できる。䞎えられたケヌブルを✀いトランゞスタのゲヌトず゜ヌスを接地端⌊回路のZの点を 0 Vずするに接続せよ。問題のこのパヌト党䜓でJFETの゜ヌスは垞に接地端⌊に接続し続けるこず。

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Experiment

Q1-9Japanese (Japan)

図. JFETの特性曲線を決定するための装眮。砎線で囲たれたTFTを含む郚分はパヌトBでは䜿われれない。右䞊の挿⌊図はJFETトランゞスタのゲヌト (G)゜ヌス (S)ドレむン (D) の⟒分け✅を✰しおいる。右䞋の挿⌊図は〈型ブレッドボヌドの✳の結線を✰しおいる。番号付けされた列のすべおの✳は内郚で結線されおおり他の列の✳ずは絶瞁しおいる。マルチメヌタの図は簡略化されたものである。適切な枬定モヌドず枬定レンゞをマルチメヌタの回転スむッチで遞択するこず。

B.1 トランゞスタのゲヌトを接地端⌊に接続せよ𝑉GS = 0。次に盎流電流DCcurrentモヌドにしたマルチメヌタの⌀本のケヌブルをトランゞスタのドレむンに接続せよ。もう⌀✅のケヌブルで電圧分割噚の最も⟌い電圧が埗られるポむントに觊れよ。電流 𝐌DSの倀を解答✀玙に蚘⌊せよ。

0.2pt

B.2 𝑉GS = 0に保ったたた異なる正の電圧をドレむンに䞎えた堎合の電流 𝐌DSを枬定せよ。次に負の電圧をトランゞスタの゜ヌス-ゲヌト間に䞎える𝑉GS < 0ように回路を倉曎し𝐌DS をドレむン-゜ヌス間に䞎えた正の電圧の関数ずしお求める枬定を繰り返せ。解答✀玙の衚に枬定結果を曞き蟌め。

0.8pt

電圧分割噚の回路が抵抗の〈さなの負荷に接続されおいるずき図9は電圧分割噚で䞎えられる電圧 𝑉 Loutはむンピヌダンスの⌀きな電圧蚈のように抵抗の⌀きな負荷に接続された堎合の公称電圧 𝑉outず異なっおいる。

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Experiment

Q1-10Japanese (Japan)

図負荷を接続した電圧分割噚

B.3 電圧分割噚が抵抗 𝑅L の負荷に接続されおいる堎合を考える。補正係数 𝑓 =𝑉 Lout/𝑉outを𝑅L,𝑅x,𝑅yの関数ずしお求めよ。

0.2pt

JFETトランゞスタは𝑉GS = 0すなわち𝑅0DS ∌ 50 Ωのずき〈さい出⌒抵抗をも぀。しかしゲヌトが゜

ヌスに察しお負の電圧になるずこの抵抗は⌀幅に増加する。𝑉GS < 0に察しおは出⌒抵抗は匏 (1) で䞎えられた法則にほが埓う。

B.4 適切な補正係数を✀いお𝑉DSすなわちドレむン-゜ヌス間の電圧降䞋をB.2で枬定したすべおのドレむン点に぀いお蚈算せよ。この課題で✀いた JFET の公称倀𝑅0

DS = 50 Ω, 𝑉P = −1.4 Vを考慮するこず。

1.2pt

B.5 ✀いたJFETトランゞスタの出⌒曲線 𝐌DS(𝑉DS)をすべお描け。 0.5pt

B.6 トランゞスタが〈さい 𝑉DS で動䜜しおいる堎合を考える。異なる 𝑉GS に察する✀いたJFETの実隓倀𝑅DSを異なる 𝑉GSに察しお求め結果の図を描け。

0.5pt

B.7 ✀いたJFETの 𝑉DS ∌ +3 Vにおける䌝達曲線を描け。 0.3pt

JFETトランゞスタが飜和モヌドで動䜜しおいるずき電流 𝐌DSは匏 (2) で衚される法則にほが埓う。

B.8 枬定結果から✀いた玠⌊の 𝐌DSSずピンチオフ電圧 𝑉Pを求めよ。公称倀ずしお䞎えられた 𝑉Pず✐范せよ。

0.4pt

JFETトランゞスタを増幅噚ずしお✀いる堎合の重芁なパラメヌタはいわゆるトランゞスタの盞互コンダクタンス 𝑔であり以䞋の匏で䞎えられる。

𝑔 = 𝜕𝐌DS𝜕𝑉GS

. (3)

⌆぀の倉数をも぀関数 𝑓(𝑥, 𝑊)にたいしお𝜕𝑓𝜕𝑥 は 𝑊を⌀定に保ったずきの 𝑓 の 𝑥による埮分を衚す。

Page 11: Experiment - Paper transistor...Experiment Q1-7 Japanese (Japan) A.1 出 電圧𝑉outを𝑉inず抵抗𝑅xおよび𝑅yの関数ずしお曞け。0.2pt A.2 玙のシヌトの䞋の郚分にある3぀の詊隓抵抗噚(𝑅T1,𝑅T2および𝑅T3)の抵抗をマ

Experiment

Q1-11Japanese (Japan)

B.9 枬定した䌝達曲線から✀いた玠⌊の 𝑉GS = −0.50 Vにおける盞互コンダクタンスを求めよ。結果を匏 (2) から埗られる蚈算結果ず✐范せよ。

0.4pt

Part C. 玙薄膜トランゞスタ (2.0点)ここからはJFETは䜿わない。以䞋のすべおの実隓問題は印刷された回路の䞊偎の⟓にある玙薄膜トランゞスタ (TFT)に぀いおのものである。TFTのゲヌト (G)、゜ヌス (S)、ドレむン (D)は図10に✰されおいる。TFTのゲヌトず゜ヌスを接地端⌊に接続せよ。この課題でも図 10に✰すように玙 TFTの゜ヌスは也電池パックの共通端⌊぀たり 0 Vに垞に接続される。電圧分割噚の⌀぀を✀いおトランゞスタを 𝑉DS > 0の状態にせよ図10。電流が電流蚈を流れおいるこずを確認せよ。

図 10.  箙 TFTの枬定装眮。マルチメヌタの図は簡略化されたものである。適切な枬定モヌドず枬定レンゞをマルチメヌタの回転スむッチで遞択するこず。

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Experiment

Q1-12Japanese (Japan)

C.1 𝑉DS = +3.0 V を䞎えよ。𝑉GS = −3.0 V を䞎えおトランゞスタを遮断せよ。トランゞスタが遮断されるたで 1分間埅぀こず。残留した電流 𝐌closedの倀を解答✀玙に曞け。次に 𝑉DS = +3.0 V を保ったたた 𝑉GS = 0ずしおトランゞスタを開け。電流を時間の関数ずしお枬定せよ。トランゞスタを開いた盎埌に開始し少なくずも5分間は枬定せよ。𝐌DS(𝑡)のデヌタを解答✀玙に集蚈せよ。

0.8pt

C.2 𝐌DS(𝑡)を図✰せよ。この時間特性は⌀✅の時定数𝜏2が他✅𝜏1より⟮垞に⌀きい⌆぀の指数関数珟象の重ね合わせになっおいる。短い✅の時定数 𝜏1を決定せよ。

1.2pt

Part D. 反転回路 (1.5点)電⌊回路で最も重芁な回路の⌀぀はデゞタル⌊⌒を逆転するこずができる反転回路である。䟋えばもし𝑉in = highの堎合は 𝑉out=lowでありその逆でもある。今⌀床⟔うがトランゞスタは回路の基瀎である。最も単玔なデザむンは図11に✰す共通゜ヌス増幅噚ず呌ばれものでありトランゞスタず負荷抵抗𝑅Lを✀いる。この堎合は 𝑉in=𝑉GSで𝑉outはトランゞスタのドレむン電極の電圧を枬定する。このようにこの課題では 𝑉GSを-3 Vから 0 Vたで倉化させたずきに𝑉outに䜕が起こるかを調べる。

図11. 共通゜ヌス増幅噚ず反転回路

図11の装眮ではトランゞスタは玙TFTであり𝑅Lはこれから⌿䜜業で付け加える負荷である。図12に✰すようにゲヌト端⌊ず接続しお 𝑉in端⌊ずする端⌊ずドレむン端⌊ずの間に鉛筆で負荷𝑅Lを曞く。鉛筆で曞くこずにより導電性黒鉛の薄い局を蓄積させる。そのためより倚くの局を描くほどより䜎い抵抗が埗られる。𝑅Lを描く間はその抵抗を継続的に確認するこず。𝑉outをできるだけ0 Vに近づけるためには負荷抵抗は⌗分に⌀きい必芁がある。そのため、抵抗を描いおいる間は𝑅L = 200 kΩを達成するこずを✬的ずせよ。鉛筆を✀いお 𝑅Lを枛少させるだけでなく消しゎムで増加させるこずもできる。✬的ずする倀からの差が10%以䞋であるこずを✬暙ずせよ。

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Experiment

Q1-13Japanese (Japan)

図12. 反転∕共通゜ヌス増幅噚装眮の配眮

反転回路図12参照を䜜るために玙TFTの負荷抵抗に✀いる𝑅L ≃ 200 kΩの炭玠抵抗を付属のHB鉛筆を✀いお⌿で描け。

D.1 䜜成した𝑅Lの枬定倀を解答✀玙に曞け。炭玠抵抗ず玙TFTを✀いお反転回路図12を䜜成せよ。枬定前にトランゞスタを完党にオフにするために 𝑉GS = −3 Vを䞎えお玄分間埅぀こずを忘れないこず。次に 𝑉GSを −3 V から 0 V たで倉化させお 𝑉outを枬定する。各点で最⌀100秒間の安定化時間をおいおから 𝑉outを読み取るこず。枬定結果を解答✀玙に曞け。

0.5pt

D.2 枬定した 𝑉out(𝑉in) 電圧䌝達曲線を描け。デヌタ点の傟向を✰す滑らかな曲線を描け。

0.5pt