株式会社シーファイブ http://www.ccccc5.com 2011年5月 直下型地震対応 イーキューリポーター 『気象庁緊急地震速報利用・地震防災システム』
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1. 緊急地震速報とは
緊急地震速報は地震の発生直後に、震源に近い地震計でとらえた観測データを解析して震源や地震の規模(マグニチュード)を直ちに推定し、これに基づいて各地での主要動の到達時刻や震度を推定し、可能な限り素早く知らせる情報です。
本情報は我が国の最大リスクの一つである『大地震』から災害を減らすべく最新技術を駆使してスタートした情報であり、2007年10月から本運用、12月1日からは予報・警報として施行され、一般住宅、企業、鉄道など公共機関等多岐にわたって導入が順調に進んでおります。
気象庁資料より抜粋
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2. 緊急地震速報の提供形態
□ 一般利用向け → 不特定多数テレビ・ラジオによる放送 防災行政無線による放送 携帯電話による配信
□ 高度利用者向け → 特定利用者 ( ※集客施設などは例外)
緊急地震速報を受信する専用端末を建物に設置
非常放送設備からの音声発報 エレベータの制御・ガス・電気など事前遮断 製造ラインの制御 など
一般利用と高度利用の違いをお客様にご理解頂くことが重要です。
シーファイブ緊急地震速報は高度利用向けサービスです
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3. 緊急地震速報の限界
緊急地震速報には、情報を発表してから主要動が到達するまでの時間は、長くても十数秒から数十秒と極めて短く、震源に近いところでは情報が間に合わないことがあります。また、ごく短時間のデータだけを使った情報であることから、予測された震度に誤差を伴うなどの限界もあります。緊急地震速報を適切に活用するためには、このような特性や限界を十分に理解する必要があります。
(気象庁HPより抜粋)
44<内蔵型地震計による発報>地震波と生活ノイズの自動判別アルゴリズムを搭載。緊急地震速報受信装置はノイズ・地震波識別機能を保有した地震計を内蔵。この機能により緊急地震速報の弱点であった直下型地震の事前通報を比較的精度高く実現しました。ビルは生活ノイズ(地震波以外の振動)のレベルと頻度が高く、地震波との区別が困難でしたが、この機能により不要な警報を防ぐことが出来るようになり、1秒でも早く地震が来ることをお知らせします。(注)内蔵地震計による通報は事前通報を保証するものではありません。 誤報および通報が間に合わないことがあります。
シーファイブ緊急地震速報は気象庁高度利用者向け緊急地震速報を利用し、大きな地震の揺れが来る前に通報、同時に様々な事業所設備と連動し人命安全確保・設備損壊防止・二次災害防止を実現することができる最新の地震防災システムです。さらに緊急地震速報では間に合わない可能性がある近隣発生地震では内蔵地震計が初期微動を検知し通報する独自の直下型地震対応機能を持っています。弊社は気象庁実証実験から参画し業界実績No.1(新築マンション220棟強)の導入稼働実績を持っています。
気象庁
シーファイブデータセンター
地震発生
地震計(約1,000ヵ所)
気象庁緊急地震速報 シーファイブ緊急地震速報サービス
シーファイブデータセンター インターネット
緊急地震速報
緊急地震速報受信装置(地震計)
P波検知
地震発生
※各種ビル設備との連動可能、開発も行います。ご相談ください
⑤その他連動サービス④直下型地震対応サービス
地震
①音声通報サービス ②エレベータ事前停止サービス③オートドア事前開扉サービス
内蔵地震計
サービスメニュー
4. シーファイブ緊急地震速報とは
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気象庁
光ケーブル
緊急地震速報
インターネット
直下型地震波検出
ビル内イメージ
ネットワーク機器
【音声発報 各階スピーカー 】
【エレベーター事前停止】
【防災(管理)室・センター】非常業務兼用
放送設備
エレベータ制御盤
エレベータ制御盤
エレベータ集中監視盤
多拠点予測サービス
(例) 地震! 震度7!
20 19 18・・・
音声通報!
シーファイブデータセンター
シーファイブデータセンター
5. システムイメージ
【オートドア事前開扉】
①
②
③④ 【直下型地震対応サービス】
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♪ 震度610 9 8 ・・
緊急地震速報 余裕5秒以上 警告音 - 「地震」 - 「震度6」 - カウントダウン - 「安全確保」- 「落ち着いて身の安全を確保してください」
- 「最終予測結果」「震度6」「余裕時間14秒」
緊急地震速報 余裕4秒以内 警告音 - 「地震」 - 「震度6」 - 警報音 - 「危険」「安全確保」- 「落ち着いて身の安全を確保してください」
- 「最終予測結果」「震度6」「余裕時間4秒」
緊急地震速報 震度拡大 警告音- 「地震」- 「震度5」-カウントダウン-警告音- 「震度拡大」- 「安全確保」
- 「落ち着いて身の安全を確保してください」 - 「最終予測結果」「震度7」「余裕時間14秒」
内蔵地震計 直下型地震 警告音 - 「直下型地震」「すぐ揺れます」
緊急地震速報 キャンセル報 警告音 - 「先程の地震はキャンセルされました」
緊急地震速報 訂正報 警告音 - 「先程の地震は震度7に訂正されました」
テスト報 警告音- 「これからEQ-Reporterの試験放送を始めます」-「これは本当の地震ではありません」- <緊急地震速報発報>- 「これでEQ-Reporter の試験放送を終了します」
訓練報 警告音- 「これからEQ-Reporterの訓練放送を始めます」- 「これは本当の地震ではありません」- <緊急地震速報発報>- 「これでEQ-Reporter の訓練放送を終了します」
<音声アナウンス例>※音声変更可能
6. 音声通報サービス
音声通報
※設定震度<変更可能> 2 3 4 5弱 5強 6弱 6強 7
★既設放送設備/非常業務放送設備との連動可能 (機種により連動できない場合もありますのでお問い合わせください)
★館内放送設備と連動し 、音声で地震が来ることを事前に
通報します。
※日本語、英語、中国語より選択可
大きな揺れの事前通報による危険回避
80㏈
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エレベータ事前停止による閉じ込め防止★ 大地震による閉じ込めが発生した場合、内部からの脱出が不可能になります。保守員による 閉じ込め復旧作業には数日を要する可能性が高いため多数の閉じ込め被害が予想されます。
★ 主要動(S波)が到達する前に緊急地震速報により、エレベータを最寄階へ止めることで、 従業員様の閉じ込めを防ぎ二次災害を防止します。
★ 日本エレベータ協会は緊急地震速報/P波/S波センサーの併設を推奨しています。
★ 全メーカー連動可能。 (機種により連動できない場合もありますのでお問い合わせください)
エレベータ事前停止
※設定震度<メーカーにより変更> 2 3 4 5弱 5強 6弱 6強 7
7. エレベータ事前停止サービス
★閉じ込め事例 2005年7月23日千葉県北西部地震(M6.0)
保有台数 停止台数 閉じ込め台数 閉じ込め率
地震時管制運転装置あり 144,000 73 0.05%
地震時管制運転装置なし 83,000 5 0.01%
合計 227,000 64,000 78 0.03%
*数値は関東地区内(東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県)合計
首都直下地震では最大9,161台の
閉込め発生予想H18年5月 東京防災会議
「首都直下地震による東京の被害想定報告書」から
シーファイブは9割以上導入済
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オートドアの強制開扉による避難路の確保
★大型地震が発生した場合、オートドアの変形や破損によりオートドアの開扉ができなく
なる場合があります。主要動(S波)が到達する前に緊急地震速報により強制開扉する
ことで、 避難路及び救助隊の侵入路を確保致します。
★NABCO TERAOKA連動可能 (詳細はお問い合わせください)
オートドア事前開扉
※設定震度<変更可能> 2 3 4 5弱 5強 6弱 6強 7
8. オートドア事前開扉サービス
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内蔵地震計による直下型地震の速報
★ビルに設置した受信機(EQ-ReporterⅡ)には高精度フイルターリング機能を搭載した地震計を
内蔵しており、震源地によっては緊急地震速報では間に合わない直下型地震を瞬時に 検出、
通報します。
わずかな時間ですが危険回避やエレベータ閉じ込めなどを防止することができます。
直下型地震対応
※設定震度<変更可能> 2 3 4 5弱 5強 6弱 6強 7
9. 直下型地震対応サービス
緊急地震速報受信装置(地震計)
P波検知
地震発生
日本では大地震の約7割が海溝型地震のため時間的に余裕があると言われていますが、現実は2007年7月16日発生 新潟県中越沖地震 (マグニチュード6.6 最大震度6強 新潟県柏崎市他)のように直下型地震も多数発生しています。EQ-ReporterⅡは中越沖地震発生直後、現地にて直下型余震の事前検知を実証済。
緊急地震速報のほうが直下型対応サービスよりも優先されます。
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事業所単位の地震予測情報をスピーディに取得
10. 多拠点予測サービス
登録事業所ごとの地震予測情報、『予測震度』『予測余裕時間』『緊急地震速報詳細』をインターネットを介してスピーディに取得、本社のパソコンで一元管理が可能です。画面表示と音声通報でお知らせします。
● カメラと連動すれば、
ワンクリックで現地映像の確認
が可能
● 地震発生で画面全体が点滅
● 最新100件の緊急地震速報受信履歴を表示
● 過去の履歴がダウンロード可能
システム画面イメージ
●地震発生を画面全体の点滅
と音声でお知らせ
● 登録の事業所の状況が、ひと目でわかる画面構成
●『予測震度』が大きい順に上位表示され、優先順位がすぐにわかる表示
●『予測余裕時間』をはじめ、連動機器の状況も同時に確認可能
●緊急性の高い事業所がひと目でわかる、わかりやすい画面表示
●事業所設置のカメラとの連動でリアルタイムに現地状況を確認可能
●過去データのダウンロード可能
●手軽に導入できるASPサービス月額費用は0円
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各種ビル設備との連動を実現します。
★EQ-ReporterⅡには 複数の接点端子やデジタルインターフェイスを持っており、様々なビル設備との連動を可能としています。
今現在連動していない設備とも連動開発を行います。是非ご相談ください。
11. その他連動サービス
貯水槽 給水弁
(漏水防止)
各種警報機 大型表示装置 入退室管理システム
地震発生後、ビル内での漏水被害を最小限に抑えることにより、飲水確保や早期復旧が可能となります。
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12. サービス特徴
1.ビル設備としての確実性と信頼性
□ 確実な緊急地震速報の受信と制御
二重化データセンターからの確実配信
□ 発報対象物毎の個別震度設定が可能
音声発報、エレベータの最寄階停止、オートドア開扉等それぞれに震度設定が可能
□ チップ化による高信頼性と小型化を実現
駆動部分をなくしチップ化したことにより故障箇所を排除。MTBF10年の信頼性。設置場所を選びません。
2. 各種ビル設備との連動発展性□ エレベータをはじめ各種ビル特有設備との連動可能
□ 柔軟な開発体制
3. 充実の保守体制□ 24時間365日の監視システム
□ リモートアップデート機能
□ 全国保守体制
□ 防災訓練支援(H260×W150×D30)
東京・神戸の2ヶ所にデータセンターを設けることで、
片方のデータセンターが災害に遭ってももう片方のデータセンターより確実に配信される仕組みを取っております。
機器やシステムの安定性の指標として用いられ、値が大きいほど故障間隔が長く、安定したシステム。
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13. 導入メリット
□ 死亡事故・二次災害事故の回避■ エレベータ内閉じ込め回避
■ 火災発生回避、避難路確保
■ 漏水回避、安否確認システム
□ 全国の物件設備連動状況を即時把握可能■ 全国の所有(管理)物件の設備連動状態を指定のパソコンに通報 (多拠点予測サービスによる)
□ 震災による特別出費の防止■ 事故による訴訟等回避
■ ビル設備の故障回避
□ テナント企業への付加価値向上■ テナント独自設備投資不要
テナント独自導入の場合、テナントエリアの音声発報のみとなり、エレベーター等の機器連動は不可
■ 緊急地震速報対応ビルとして高い付加価値をアピール (管理費を頂くことも可)
□ 地震後の即時通常サービス復旧