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市民の皆さまへ 今所沢は・・・・・
米軍所沢通信基地 東西連絡道路建設
市負担が4億円から17億円に 何故? 市と国の負担は70億円に 何のため?
米軍所沢通信基地に、基地を縦断する東西連絡道路が建設されます。道路建設用地は返還され、
基地周辺住民にとっては、基地周辺を大回りすることなく東西を行き来することができるようにな
ります。
ところがこの道路建設・返還にあたり、所沢市の負担は4億円、国の負担は13億円だったもの
が、今年市議会で報告された計画では、所沢市の負担は約17億円に、国の負担は53億円と、
70億円もの計画になってしまっています。基地機能が強化されるのではと不安が募ります。
所沢市はこのことについて、すでに予算が通過したものと、詳しい報告を私たち所沢市民におこ
なっていません。北朝鮮のミサイル問題が報道され続ける昨今、不安はさらに募ります。所沢市は
市民にこのことについての詳細を知らせ、詳細の分からない国の負担分については国に問いただし
てほしいと願います。
基地全面返還は市民の願いです。平和に安全に暮らして行きたいです。
政治を変えよう!埼玉8区市民が手をつなぐ会
北朝鮮のミサイル
に狙われないの?
私たちの税金が
使われる!
基地機能が強化さ
れるのでは?!
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【今、何が?米軍所沢通信基地 3団体共催 学習・意見交換の会】
8月27日、埼玉8区市民が手をつなぐ会、野党共闘8区の会、所沢平和委員会共催で学習・意見交換の会が開催
され、70名ほどの方たちが参加して意見交換をした。
埼玉県平和委員会の二橋氏から、「安保法制具体化の実態と所沢通信基地」の報告
2015年4月27日、日米両政府によって「新たな日米防衛協力のための指針」(新ガイドライン)が合意され
た。これは、核戦力を含むあらゆる種類の能力を通じ、日本に対して核抑止を提供し、米国は、アジア太平洋地域に
おいて即応態勢にある戦力を前方展開するとともに、戦力を迅速に増強する能力を維持するというもの。
このもとで米軍横田基地は輸送拠点から戦闘機の中継拠点へと変化し、今後は CV22オスプレイの配備によって特殊
作戦の拠点とされる恐れも生じている。米軍所沢基地の駐車場問題は横田基地の変化との関係で見て行く必要がある。
所沢基地対策協議会副会長の平井氏からの説明・報告
2011年、所沢通信基地の東西連絡道路は返還合意された。その当時は11億と提示されたが「軍事施設の移転
費用を自治体が負担した事例はない」との国の答弁を引用し、基地対策協議会の一致した意見として国と交渉し4億
円まで引き下げた。しかし今回は予算が約17億円まで膨らみ、国の予算はかつて13億円がなんと53億円にもな
っている。これは基地機能強化につながる大問題だ。基地対策協議会としては8月10日、10年ぶりに「これ以上
の市の負担はやめてほしい」という要望書を作成し北関東防衛局に申し入れ行動をおこなった。
また6月議会では、米軍が米軍基地内の約2万㎡の空き地に、ソーラーパネル付の駐車場を設置する計画があるこ
とが分かった。市にも議会にも知らせず黙って駐車場の設置をする事は、自治権を侵害するものとして米軍に抗議を
求め、市も「抗議に値する」と答弁した。しかし議会終了後、「計画の中止」が市に伝えられた。この間の米軍の動
きから、米軍は返還合意の時から東西連絡道路設置と同時に、市に知らせぬまま駐車場計画があったのではないか。
まさに「基地強化」であり許されない。
市議の矢作氏からは、「このところ所沢基地で夜間、ヘリがホバリングして飛行訓練が行われている。通信基地で
の訓練、特に夜間訓練は中止すべきではないか?」という指摘あり。市民が主役の市政をつくる会からは、7月11
日付で「東西連絡道路事業費高騰問題に関する要望書」を出し、さらに、8月18日付で「事業費高騰問題に関する
質問状」を提出し、「8月末日までの回答を求めている」という発言があった。
意見交換の中では、「米軍施設のために、所沢のお金を使うとはどういうことか?」という意見や、「市はこの問
題について市民に広く知らせる必要がある」「市は、国に説明を求めて行く必要がある」という意見が出された。ま
た、「基地対策協議会の会議へ多くの人たちが傍聴したり、市民の中でいろんな運動を起こしたりすることが、基地
対策協議会を動かすことになる」「所沢は、軍事都市から住宅都市と変わった。所沢の町をどう作って行くのか?と
いう観点も重要」という意見も出た。
元衆議院議員の小野塚氏からは、基地返還問題は一部返還ではなく全面返還が目的。そのための「アリの一穴」と
して東西連絡道路用地返還に取り組んだ。当初、防衛省をはじめ各官庁は消極的であったが、後に協力的になってく
れた。道路用地返還に関連して、所沢市の負担は当初11億円が提示されたが、4億円まで減額することが出来た。
本来ならばこの4億円でさえ、国か米軍に負担してもらいたいところ。国や米軍と比べ圧倒的に財政規模の小さい所
沢市の実情を踏まえるべき。国は、米国に強いことを言えないため、そのしわ寄せが所沢市にきている状況。このよ
うなところも正していく必要があるという発言があった。
つなぐ会からは、このような会が3団体共催で行われたことは素晴らしい。今後もともに協力しあって行きたいと
発言した。
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