◆新規コースへ旧コースの内容をインポート(輸入)する方法 新年度の新しいコースに,旧コースや他コースのコンテンツをインポート(輸入)することができます。ここでは 新年度のまっさらなコースを「輸入する側のコース」であるとし,コンテンツのある旧コースを「輸出する側のコース」 であるとして説明します。まず,インポートの「1. 概要」を説明し,その後「2. 具体的な作業」を説明します。 1.概要 ■インポートを利用して,コンテンツを再利用する 「インポート」は,教師ロールをもつ他のコースのコンテンツを現 在利用しているコースに追記する機能です。インポートを利用するこ とで,簡単に前年度コースのコンテンツを再利用することができます。 ■インポートできる内容は,トピックと配置されたリソースや 活動です 「トピック」とは,コースのホーム画面に文章を表示させたり,そ れを見出しとして,教材ファイルやページ,画像などのリソースや, 課題・小テストなどの活動を配置したエリアのことです。これらから 選択してインポートします。 ■インポートできない内容は,学生の情報や活動内容です。 学生の登録情報や活動内容(課題で提出したファイル,小テストの受験結果,フォーラムへの投稿文やアップロー ドファイル,Wiki の編集など)は,インポートされません。 ■「まっさらなコースでインポートを実行する」……インポート初心者に推奨する方法です。 輸入する側のコースのトピックが空の状態でインポートを行うと,混乱なくコピーできるので,まっさらなコース の状態でインポートすることをおすすめします。 ① コース内で「インポート」の操作をすると,教師ロールで登録されているコースリストがはじめに表示されます。 このリストには, Moodle2018のコースだけでなく,前年度のMoodle2017のコースも含まれています。2017のコー ス省略名には「2017-」がつけられているので区別できます。 ② ①のコースリスト中から,輸出する側のコースを 1 つ選びます。すると,輸出する側のコースに含まれるトピッ ク,リソース,活動の一覧が表示されます。 ③ ②で表示された必要な項目にチェックを入れます(図の左側)。例として,2 番目のトピックとその中の活動や リソースにチェックを入れたものとしましょう(図の左側)。(実際に実行するときには全部にチェックを入れても よいでしょう)。 ④ インポートを実行すると,図 の右側に示すように,トピック の見出し(概要のテキストも含 む),リソース,活動が,輸入 する側のコース内の空(内容な し)のトピックに複製されます。 ⑤ 輸入する側のコースのどこに インポートされるかに注意して ください。トピックが上から何 番目であるかの位置を見ると, 輸出する側のコースと同じ位置 にインポートされています。 第 2 回の授業 資料 2 課題 フォーラム 輸出する側のコース ガイダンス アンケート 資料 1 トピック 1 空(内容なし) 資料 2 課題 フォーラム トピック1輸入する側のコース (インポート前) 同じ位置のトピック内にインポートされる トピックの 見出しや概要 リソースや活動 インポートしたい ものにチェックを 入れる ▲まっさらなコースへインポートする(推奨) 第 1 回の授業 トピック 1 空(内容なし) (インポート後) トピック 2 空(内容なし) 第 2 回の授業 トピック2トピックトピックに配置された リソースや活動 ▲トピックとは? トピックトピックの 見出しと概要 千葉大学 Moodle「インポート」教職員用マニュアル 2019 年 8 月 19 日版