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中期経営計画(2011-2015) “For Tomorrow 2015”の進捗 2013年5月27日 旭化成株式会社 代表取締役社長 藤原 健嗣
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中計ローリングのポイント - IR Webcasting2013/05/27  · 中期経営計画(2011-2015) “For Tomorrow 2015”の進捗 2013年5月27日 旭化成株式会社 代表取締役社長

Jul 07, 2020

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中期経営計画(2011-2015) “For Tomorrow 2015”の進捗

2013年5月27日

旭化成株式会社代表取締役社長

藤原

健嗣

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1. “For Tomorrow 2015”の基本戦略の進捗

2. 事業戦略の進捗と今後の展開

3. “For Tomorrow 2015”の今後の進展

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3

1. “For Tomorrow 2015”の基本戦略の進捗

2. 事業戦略の進捗と今後の展開

3. “For Tomorrow 2015”の今後の進展

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“For Tomorrow 2015”の戦略の枠組み

4

メガトレンド旭化成の理念、価値観

「健康で快適な生活」

「環境との共生」の視点で、

グループをあげて

昨日まで世界になかったものを提供する

【oneAK経営の推進】

(1)グローバル展開推進策

(2)新事業開発推進策

(3)理念、価値観、ビジョンの徹底

(4)人材施策

(5)経営管理、資源配分

【成長の追求】

(1)グローバルリーディング事業の展開

(2)新しい社会価値の創出

「健康で快適な生活」「環境との共生」の

視点での事業推進

①環境・エネルギー関連事業の拡大

②住・くらし関連事業の拡大

③医療関連事業の拡大

【基本戦略】 2.制度 ・仕組みの革新1.事業戦略

【収益構造改善強化】

(2012年度追加施策)

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2011年度、2012年度の進捗状況

5

・世界経済、日本経済、市場構造の変化を受け、ボラティ リティの高い事業(汎用ケミカル、エレクトロニクス関連製品等)

が苦戦したことなどにより、業績は計画未達

・この間、基本戦略を堅持・推進し成長の土台を形成

グローバルリーディング事業の展開

積極的に投資・拡大施策を実行 (2013年度以降、収益に貢献)

新しい社会価値の創出

-全事業が「3つの社会価値創出」を通じた拡大に向かい行動開始

(ZOLL Medical社買収により、ヘルスケア領域を当社の成長牽引

領域へ)

-社内外との融合による“これからプロジェクト”の推進

収益構造改善強化

全社プロジェクト(SL200プロジェクト)を発足

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環境・エネルギー

6

2011年度、2012年度の主要成長施策

グループ横断的施策

・アクリロニトリル(AN)

・ベンベルグ™

増設決定(延岡)プロパン法工場新設(タイ)・増設(韓国)

・ロイカ™

アジア拠点強化・溶液重合SBR(S-SBR)(シンガポール)

・LSI

海外展開強化工場新設・増設決定

収益力向上プロジェクト

SL200開始成長市場のインフラ整備(旭化成(中国)投資有限公司の設立・旭化成インディアの設立)

・ハイポア™海外加工・販売拠点の拡充・日向工場増設

・DFR™(感光性ドライフィルムレジスト)工場新設(中国常熟) ・技術センター開設(中国蘇州)

・不織布

工場新設(タイ)・断熱材

工場増設(境)

・紫外発光ダイオード(UV-LED)-米国Crystal IS社子会社化

-パイロットライン建設(富士)・リチウムイオンキャパシタ(LIC)

合弁会社設立・増資

住・くらし

・ヘーベルハウス™、ヘーベル

メゾン™商品の充実-2.5世帯住宅-母力(BORIKI)-&NiCO(アンド

ニコ)-そらのま+(プラス)

・旭化成不動産レジデンス設立・新しい住まい方の提案

実証棟「HH2015」の開設

ヘルスケア

・旭化成ファーマアメリカ設立リコモジュリン™の海外臨床推進

・ZOLL Medical社の買収-救命救急医療領域への参入

-日本法人の設立・ファムビル™適用拡大・過活動膀胱治療薬の販売権取得

・細胞・再生医療共同研究開発

(青字は完成・完了した施策)

グローバルリーディング事業

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2011年度、2012年度の業績の概要と 2013年度の見通し

7

事業領域 状 況(2011年、2012年が黒字、2013年が青字)

ケミカル繊維

○ケミカルのポリマー系事業・高付加価値系事業、繊維は順調に拡大も、ケミカルの

モノマー系事業が新興国需要低迷等で苦戦。2期連続減益。◎円高の是正、拡大施策の収益貢献開始で大幅増益へ。

住宅

建材○“新しい住まい方”の提案で、2011年、2012年と過去最高益を更新。◎消費増税前の駆け込み需要取り込みで更に成長。反動減への対応策の推進。

エレクトロニクス

○超円高と国内顧客の不調・空洞化加速で大幅計画未達。2期連続減益。◎円高の是正、海外強化で収益回復。成長軌道への復帰策を推進。

ヘルスケア○自社新薬の当初計画以上の拡大で急成長。ZOLL社も期待通りの拡大。◎医薬・クリティカルケア:収益拡大継続。

医療:円高の是正に伴う海外事業の収益改善。拡大施策の推進。

○2011年度、2012年度:

グローバル型事業が苦戦し、計画未達

-環境変化(超円高、欧州危機、中国経済成長減速)の影響を受け、ケミカルのモノマー(AN等)、エレクトロニクス等が苦戦

-他は、住宅・医薬をはじめ、期待通り・期待を超える順調な業績で推移◎2013年度

成長施策の成果実現、環境好転で過去最高益(営業利益)1,300億円へ。

成長軌道へ復帰。

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386582 655

7088

15920573

82686 476

500

482

270

143

64 28

100

1,229 1,043 920 1,300

(400)

(200)

0

200

400

600

800

1,000

1,200

1,400

1,600

1,800

2010実績 2011実績 2012実績 2013予算

8

営業利益の推移

順調な住宅・建材、医薬・医療

エレクトロニクスの構造変化AN市場成長停滞で市況悪化

エレクトロニクス

ケミカル・繊維

医薬・医療

クリティカルケア*

(のれん償却費等外数)

住宅・建材

その他、消去又は全

社、のれん償却費等*

:営業利益合計

(億円)

「クリティカルケア」の数値はのれん等償却前の事業利益。本表では、ZOLL社の買収にかかるのれん償却費等は、「その他、消去又は

全社、のれん償却費等」に含めている。

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1. “For Tomorrow 2015”の基本戦略の進捗

2. 事業戦略の進捗と今後の展開

3. “For Tomorrow 2015”の今後の進展

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DFR™

(プリント配線板材料)

・中国展開推進(蘇州)技術センター開設(常熟)工場新設

13年秋

稼動予定

→1.2億㎡/年の能力拡大・市場の成長を取り込み、拡大継続

AN

(ABS樹脂・アクリル繊維原料)

・タイ

プロパン法工場商業運転開始(13年1月)

・韓国

増設ライン商業運転開始(13年2月)

・アジアトップサプライヤーの地位強化

ハイポア™

(リチウムイオン電池用セパレータ)

・韓国

加工能力増強

・中国

加工拠点完成(12年9月)

・日向新ライン

13年上期商業運転開始予定

→5千万㎡/年の能力拡大・車載市場立ち上げに向け、海外体制構築

グローバルリーディング事業(1) 2011年度、2012年度の進捗

10

2010 2012 2013

総生産能力(年産)

タイ20万トン

韓国24.5万トン

75万トン

96.5万トン

121万トン

S-SBR

(高性能省燃費タイヤ用合成ゴム)

・シンガポール工場

第1系列

5万トン/年

完成(13年4月)

第2系列

5万トン/年

建設中

・順調に拡販、計画を上回るペースで成長

当社生産能力と推定市場規模

13万トン

5万トン

2010 2013

国内

シンガポール第1系列

シンガポール第2系列

建設中推定市場規模

49万トン

当社能力

6.2万トン

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グローバルリーディング事業(2) 2013年度以降の展開

11

成長・拡大投資の着実な遂行

・2013年度以降の竣工予定-DFR™

中国常熟工場

13年秋稼働

-S-SBR

シンガポール第2系列5万トン

15年稼働

-ベンベルグ™

延岡増強

14年稼動

-ハイポア™

主要消費地(中国・韓国)設備の逐次強化

竣工設備の迅速な収益寄与

・商品力の向上

S-SBR展開・ハイポア™車載対応品の展開

・マーケティング力の向上積極投資を行ったAN、DFR™の販売・マーケティング力強化

グローバルリーディング事業のキャッシュ・フロー

11-15年での営業キャッシュ・フロー:約3,000億円

10-15年での拡大投資(キャッシュ・アウト):約1,800億円

*1 ブテンガスからブタジエンを製造する技術

検討中の案件(15年度以降の収益寄与)

-AN

中東合弁事業:生産能力世界No.1へ(141万t/年)

-S-SBR海外第2拠点検討:成長市場の取り込みBB-FLEX*1実証設備

-プラノバ™

、LSI、ハイポア™の拡大

-透析事業の海外展開

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新しい社会価値の創出:ヘルスケア(1) クリティカルケアの2011年度、2012年度の進捗

12

・ZOLL社の順調な成長(12年4月末買収)

-買収時に目がけたラインで成長

2012年度(12ヶ月ベース):前年比18%の増収

-成長ドライバーLifeVest™*1の増収

2012年度(12ヶ月ベース):前年比57%の増収

・2012年度の施策・トピックス

-旭化成グループへの順調な統合

-成長加速のための先行的な資源投入

-日本での展開

旭化成ゾールメディカル㈱設立(12年10月)

サーモガードシステム™*2の薬事承認取得、販売開始(13年2月)

0

200

400

600

800

1,000

2010 2011 2012 2013予算

ZOLL社の売上推移

LifeVest™の売上推移

0

100

200

300

400

2010 2011 2012 2013予算

年率50%以上の成長実績

*3月期に換算して表記

*1 着用型自動除細動器

*2 中心静脈留置型経皮的体温調節装置システム

*3月期に換算して表記

(million $)

(2010年を100とし

た指数で表示)

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新しい社会価値の創出:ヘルスケア(2) 医薬・医療の2011年度、2012年度の進捗

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

2010 2011 2012 2013予算

0

50

100

150

200

250

売上高(左軸)

営業利益(右軸)

13

・医薬-骨粗鬆症治療剤テリボン™の拡大-血液凝固阻止剤リコモジュリン™拡大と

海外での第3相臨床試験開始-過活動膀胱治療薬ネオキシ™テープの販売権取得

-パイプラインの強化策を推進

・医療 -超円高で透析事業の海外向けが苦戦

-選択と集中による海外展開強化

((NxStage社との戦略的提携と出資等)

旭化成ファーマ・旭化成メディカル・ZOLL社の3社による 「ヘルスケア協議会」を設置、当領域での拡大戦略を推進

テリボン™上市以来売上推移

累積売上高:約190億円

医薬・医療の業績推移

3月

(億円)

(2011年11月を1とし

た指数で表示)

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14

医薬 ・骨粗鬆症分野の拡大:ロコモ*1領域のリーディングカンパニーへ

-テリボン™パッチ製剤の開発推進

-ゾレドロン酸(開発コード:AK-156注)の開発推進

(年1回投与のビスフォスフォネート製剤)

・リコモジュリン™の海外展開推進⇒欧州・米国・アジアへの拡大

・CVC*2等活用によるパイプライン強化

医療 ・海外展開の強化:性能・コスト両面の競争力向上

クリティカルケア ・Chain of Survival*3の基盤強化

-長期的視点で事業の種のM&A推進

・非連続な成長策の推進

ヘルスケア領域のシナジー追求 ・欧州、米国、日本の事業基盤、知見の共有による事業拡大加速

当社の成長牽引領域として重点拡大ヘルスケア3事業のシナジー創出(ヘルスケア協議会で推進)

提携・技術導入・M&A等による成長を追求

新しい社会価値の創出:ヘルスケア(3) 2013年度以降の展開

*1 主に加齢による運動機能障害の為、移動能力の低下を来たす症候群

*2 Corporate Venture Capitalの略。事業会社自らがベンチャー企業への出資・投資活動を行う取り組み。

*3 救命救急措置の為に必要な一連のアクション

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新しい社会価値の創出:住・くらし(1) 2011年度、2012年度の進捗

・建築請負(戸建・集合住宅)

-2年連続過去最高の業績更新(受注額・売上高・営業利益)

-新しい住まい方の発信継続

(へーベルハウス™

2.5世帯住宅、へーベルハウス™

&NiCO、

へーベルメゾン™

BORIKI(母力)

等)

・住宅周辺事業

-ストックの活用、人員配置強化によるリフォーム事業・不動産事業の拡大

・融合-実証棟「HH2015」の開設

社内外のさまざまなノウハウを融合し、これからの社会ニーズに応える事業を生み出す

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

2010 2011 2012 2013予算

0

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200

300

400

500

600

700売上高

営業利益

15

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200

400

600

800

1,000

1,200

1,400

1,600

2010 2011 2012 2013年予算

リフォーム事業

不動産事業

リフォーム・不動産事業の売上高

住・くらし領域の業績推移

(億円)

(億円)

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・建築請負事業ハード・ソフト両面からの価値創出-社会状況の変化を反映した「住ソフト提案型商品」-いつまでも変らない安心・快適を実現する「ロングライフ住宅」

・住宅周辺事業

-リフォーム約30万戸の既存ヘーベルハウス™のフォロー

“60年点検システム”で蓄積した、様々なライフステージ・社会環境に対応する提案力・対応力深化

-不動産開発:合意形成型マンション事業の推進賃貸:へーベルROOMS™ブランドで管理戸数を拡大

(12年度末約5万戸)

・融合-「HH2015」を活用し、社内外の技術・事業融合による新しい住まい方の提案を推進

(在宅医療、防犯・見守りシステムの研究等)16

当社の収益基盤として安定成長推進消費増税後の市場縮小への対応、住宅周辺事業拡大で、領域の拡幅推進他事業と融合し事業範囲拡大の場としての機能を発現

新しい社会価値の創出:住・くらし(2) 2013年度以降の展開

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・電子部品・材料-超円高・新興国の成長鈍化で苦戦

戦略・体制の立直し

部品:海外強化・車載用途等への展開

電源IC製造体制の再構築材料:ハイポア™海外強化・

車載対応グレードの開発

・省エネ・環境関連-S-SBR能力増強-高性能フェノールフォーム断熱材ネオマ™フォーム能力増強-水処理用ろ過膜マイクローザ™海外展開推進-電流センサー/IRセンサー展開推進-プロパン法によるANの生産開始

・これからプロジェクト-LIC*1

FDK㈱との合弁会社(旭化成FDKエナジーデバイス㈱)への増資、開発加速

-UV-LED*2

Crystal IS社の技術を元に、窒化アルミニウム(AIN)基板を用いた

UV-LEDで省エネルギーデバイス分野への展開を目指す→結晶成長技術の向上により、LED出力の世界最高レベルを達成

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

2010 2011 2012 2013予算

0

50

100

150

200

250売上高

営業利益

17

新しい社会価値の創出:環境・エネルギー(1) 2011年度、2012年度の進捗

環境・エネルギー領域の業績推移

*1 リチウムイオンキャパシタの略。LICは電力の高効率利用を可能にする次世代の蓄電デバイス。*2 紫外発光ダイオードの略。

(億円)

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・電子部品

蓄積した化合物半導体・ミクスドシグナルLSI設計技術を、民生用途から産業機械・車載用途等に展開

・電子材料

-ハイポア™

中国・韓国の拠点を逐次増強

-DFR™

中国(常熟)工場の新設

・水処理-マイクローザ™

拡大する欧州、米国、中国市場での拡販

-UV-LED

用途展開推進(飲料水の殺菌等)パイロットライン建設決定(2014年下期完成、初期量産に対応)

・LIC

2015年以降の市場立ち上がりに向け開発・用途展開推進用途:電力アシスト・電力回生・負荷平準化・バックアップ

・環境対応車関連

S-SBR海外第2拠点の検討、コンパウンドビジネスの拡大

18

総合化学企業としての真価を発揮融合展開で、柱となる事業を早期に創出個別事業展開から、旭化成グループとしての展開へ

新しい社会価値の創出:環境・エネルギー(2) 2013年度以降の展開

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収益力向上施策の進捗と展開

SL200プロジェクトの発足専任推進組織を設置、収益力向上策の推進・定着

事業軸での推進

定量指標で把握、進捗を継続測定(2012年を基点)全社軸での推進グループ横断の機能軸での効率化・高度化推進有利購買の推進・費用構造見直しなど、グループ全体の

筋肉質化

目標効果2013年度

100億円以上

2013~2015年度

200億円以上

構造改善強化不採算事業の整理、効率化を継続推進

・国内石化事業の需要減退への対応19

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120

108

104100

90

100

110

120

2010 2011 2012 2015目標

グループ理念実現の定量指標の進捗 社会市民の一員としての貢献

医薬・医療貢献人数

LCA・CO2

削減量*/当社CO2

排出量

2015年目標:2010年比20%増のお客様に当社住宅を提供2015年目標:2010年比40%増の皆様に当社医薬・医療機器を提供(ZOLL Medical社買収により当初目標30%を40%に改定)

140

122107

100

0

50

100

150

2010 2011 2012 2015目標

へーベルハウス™居住者数(累積)

健康で快適な生活

環境との共生

目標:「LCA・CO2削減量/当社CO2排出量」を2020年までに2010年の3.2から8.0に改善

→2012年実績

6.3

高性能省燃費タイヤ用S-SBR、ホール素子等の販売増によりLCAが継続改善

*原材料、製造から廃棄まで、製品のライフサイクルすべてにおける

CO2

削減量20

1,596

2,2582,418

505 447 3780

1,000

2,000

3,000

2010年 2011年 2012年

LCA・CO2削減量

CO2排出量

(2010年実績を100とした指数)(2010年実績を100とした指数)

(万t/年)

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1. “For Tomorrow 2015”の基本戦略の進捗

2. 事業戦略の進捗と今後の展開

3. “For Tomorrow 2015”の今後の進展

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22

前提とした経営環境の基本トレンドに変化なし(=目がけるべき成長領域に変化なし)

(基本トレンド=新興国の成長、日本経済の成熟、地球の限界、高齢化)

2012年度までの戦略実施(投資・施策)により 強い土台を形成

“For Tomorrow 2015”の今後の進展

For Tomorrow 2015(2011-2015年度)(2006-2010年度)

Growth Action–2010

戦略投資の実行(成長へのギアチェンジ)

拡大・成長への事業

ポートフォリオ転換●グローバルリーディング事業

の展開+

●新しい社会価値の創出

「健康で快適な生活」「環境との共生」

ISHIN2000(1999-2002)

選択と集中

負の遺産の整理

ISHIN-05(2003-2005)

選び抜かれた

多角化

キャッシュフロー

を稼ぐ

基本戦略を堅持し、成長と変化を志向する

今後も欧州危機のような変動は頻繁に起きうるが、収益力向上施策“SL200プロジェクト”に

より変動への耐性を高めつつ、基本戦略を推進

これまでの投資成果の実現とともに、基本戦略を加速

2つの軸で成長へ

Page 23: 中計ローリングのポイント - IR Webcasting2013/05/27  · 中期経営計画(2011-2015) “For Tomorrow 2015”の進捗 2013年5月27日 旭化成株式会社 代表取締役社長

「昨日まで世界になかったもの」

を提供し、変革をもたらす

「昨日まで世界になかったもの」

を提供し、変革をもたらす

旭化成は変化を

通じて成長

旭化成は変化を

通じて成長

“For Tomorrow 2015”の事業戦略

旭化成の目指す成長

23

世界で主導権を取れる事業をグローバルに展開し、

成長を取り込む

AN、S-SBR、ハイポア™、DFR™・・・

社内外の融合により“新しい社会価値”を生む

成長事業を創出する

ヘーベルハウス™、ネオマ™フォーム、LIC、

UV-LED、電子コンパス、テリボン™、

S-SBR、LifeVest™

・・・

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健全な財務体質を維持しつつ成長戦略投資を実行

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拡大投資の方針

既存事業5,500億円

新規・M&A、既存事業

の非連続的拡大4,500億円

“For Tomorrow 2015”投資構想:1兆円

2012年度までの意思決定

・ZOLL社買収

・Crystal IS社買収

UV-LEDのパイロットライン

建設

・LIC合弁会社設立

総計

約2,000億円

更なる成長の原資

2011年度意思決定

・シンガポールS-SBR増設

・韓国アセト二トリル増設

・断熱材工場増設

・医薬研究棟建設

総計

約1,000億円

2012年度意思決定

・過活動膀胱治療薬販売権取得

・ベンベルグ™増設

・ハイポア™海外増強等

総計

約1,000億円

→1兆円投資後の2015年度末D/Eレシオ:0.5

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476270

500700

482582

65550088 232

287 350

64 28

100200

1,043 920

1,300

(250)

0

250

500

750

1,000

1,250

1,500

1,750

2,000

2011実績 2012実績 2013予算 2015年

見通し

2016年以降

25

その他、消去又は

全社、のれん償却等*

1,600

:営業利益合計

2,000(億円)

2010年 2012年

ROE 9% 7% 10% 以上ROIC 7% 5% 7% 以上

2016年以降の目標

*

ヘルスケアは、従来の医薬・医療セグメントに12年度よりクリティカルケアののれん償却前の事業利益を加算。本表では、ZOLL社の買収にかかるのれん償却費等は、「その他、消去又は全社、のれん償却等」に含めている。

“For Tomorrow 2015”の今後の進展

2015年度以降数年で営業利益2,000億円へ①ケミカル・繊維→グローバルリーディング事業の拡大(投資効果の具現化)②住宅・建材→2014年、2015年の消費税増税前駆け込み需要反動への対応③ヘルスケア(医薬・医療・クリティカルケア)→拡大加速④エレクトロニクス→市場・顧客構造の変化への迅速な対応

ケミカル・繊維

ヘルスケア*

住宅・建材

エレクトロニクス

配当性向:3割を目安

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0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

2011 2012 2013予算 2015

見通し

2015

当初計画

環境・

エネルギー

住・くらし

ヘルスケア

その他

0

500

1,000

1,500

2,000

2011 2012 2013予算 2015見通し

2015当初計画26

売上高(億円)

営業利益*(億円)

グローバルリーディング事業

目標2/3以上73%

新しい社会価値の創出

住・くらし

ヘルスケア

その他

環境・

エネルギー0

5,000

10,000

15,000

20,000

2011 2012 2013予算 2015見通し

2015当初計画

*各事業の営業利益にAN持分法利益を加えて算出

売上高(億円)

営業利益(億円)

グローバルリーディング事業・ 新しい社会価値の創出の業績見通し

0

200

400

600

800

1,000

1,200

2011 2012 2013予算 2015

見通し

2015

当初計画

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昨日まで世界になかったものを。

私たち旭化成グループの使命。

それは、いつの時代でも世界の人びとが“いのち”を育み、

より豊かな“くらし”を実現できるよう、最善を尽くすこと。

創業以来変わらぬ人類貢献への想いを胸に、

次の時代へ大胆に応えていくために

私たちは、“昨日まで世界になかったものを”創造し続けます。

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