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乾式吹付耐震補強工法 ㈱クリテック・ジャパン
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乾式吹付耐震補強工法乾式吹付耐震補強工法 補強鉄筋を設置し、ポリマーセメントモルタル (PCM)を乾式吹付けにて巻立てることで、巻立

Aug 26, 2020

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Page 1: 乾式吹付耐震補強工法乾式吹付耐震補強工法 補強鉄筋を設置し、ポリマーセメントモルタル (PCM)を乾式吹付けにて巻立てることで、巻立

『 乾式吹付耐震補強工法 』

㈱クリテック・ジャパン

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はじめに

現在、古い耐震基準に基づいて設計・建設された道路橋において耐震補強が進められている。

国土交通省をはじめとして各自治体においても、数年前から道路橋の耐震補強プログラムを実施し、被災時に甚大な被害を受けないよう、橋脚等の耐震補強を進めてきた。

東日本大震災を受け、道路橋橋脚の耐震補強は増々、喫緊の課題となってきている。

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RC巻立て工法

鋼板巻立て工法 炭素繊維巻立て工法

PCM巻立て工法

橋脚の耐震補強の例

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現 況 ①

標準的な道路橋橋脚の耐震補強工法は、 RC(鉄筋コンクリート)巻立て工法

既設の橋脚周囲に補強鉄筋を配置し、型枠を組み立てコンクリートを打設する工法。

巻立て厚 250㎜程度

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現 況 ②

河積阻害や建築限界などの問題で、巻立て厚をRC巻立て工法よりも薄く抑える必要がある橋脚が多い。

巻立て厚の薄い耐震補強工法

鋼板巻立て 工法

繊維材(シート)巻立て工法

ポリマーセメント モルタル巻立て工法

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RC巻立て工法

鋼板巻立て工法 炭素繊維巻立て工法

PCM巻立て工法

橋脚の耐震補強の例

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主な橋脚の耐震補強工法

耐震補強工法

RC巻立て工法

PCM巻立て工法

鋼板巻立て工法

繊維材巻立て工法

左官塗り

湿式吹付

乾式吹付

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乾式吹付耐震補強工法

補強鉄筋を設置し、ポリマーセメントモルタル(PCM)を乾式吹付けにて巻立てることで、巻立て厚を薄く抑えた耐震補強が可能。

耐久性に優れたPCMを、型枠を使用せず高速度の吹付により巻立てるため、巻立て厚を抑えられる。

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補強鉄筋を(SD345)D22とD16にした場合

高速度の吹付けにて締め固めを行うことから、コンクリートを充填するためのあきを設ける必要がなく、接触配筋に出来るため巻立て厚を薄くできる。

250㎜ 54㎜

既設RC橋脚

既設RC橋脚

SD345 D22

SD345 D16

PCM吹付 コンクリート打設

耐久性が高いためかぶり厚は最小

RC巻立て工法 乾式吹付 耐震補強工法

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乾式吹付耐震補強工法 動画

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<乾式吹付システム 概要>

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乾式吹付け ノズル先端部の状況

時速 約200㎞

乾燥 ポリマーセメント

W/C 約40%

粉 体

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圧縮空気

水とミキシングされたポリマーセメント

固 体

W/C 約55%

湿式吹付け ノズル先端部の状況

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乾式吹付耐震補強工法の特徴(品質)

高速度の吹付けにより鉄筋裏など狭所への充填性、既存コンクリートとの付着性に優れる。

単位水量が抑えられるため、中性化や塩害、凍害などの劣化要因に対する耐久性に優れる。

プレミックスモルタルのため、均一な品質が得られる。

高密度・高品質な断面形成が可能なため耐久性に優れ、既設橋脚の長寿命化が図れる。

( 圧縮強度:62.5 N/mm2、付着強度:2.2 N/mm2 )

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母材との界面の状況

左官工法

母材との界面に空隙が視られる。

母材との界面に空隙が全く視られない。

乾式吹付工法

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乾式吹付耐震補強工法の特徴(施工)

乾燥材料のため圧送ホース内の抵抗が少なく、長距離搬送(水平200m、垂直150m以上)が可能。また、管内閉塞も生じにくい。

プライマーが不要で、一層50㎜(部分的に最大100㎜)の厚付けが可能。

型枠が不要で、吹付けで様々な形状に仕上げることができる。また、コテによる仕上げも可能。

施工性が良く、日当たり施工量が多いため工期の短縮が可能である。また、施工コストも抑えられる。

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<乾式吹付システム 概要>

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乾式吹付耐震補強工法 動画

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まとめ

充填性や付着力に優れ、また単位水量が抑えられる。

⇒既設橋脚に補強鉄筋を接着させ、密な配筋になっ

ても高密度・高品質な断面形成が可能。

長距離搬送、厚付けが可能

⇒広範囲施工が可能で、施工スピードが早いことか

ら、工期の短縮やコストの縮減が可能。

巻立て厚を抑えた橋脚の耐震補強に最適な工法

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ご清聴ありがとうございました。